JP3756179B2 - トランスポンダ動作用の車両機器 - Google Patents
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Description
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4213881号公報によりすでに、トランスポンダ方式に従ってマイクロ波領域で動作し、交通管理技術において定置されたビーコンとのデータ交換のために用いられる車両機器が公知である。この場合、ビーコンから車両機器へのデータ伝送(ダウンリンク)は振幅変調により行われる。逆方向(アップリンク)ではトランスポンダ方式に応じて、変調されない搬送波信号がビーコンから送信され、この搬送波信号は車両機器により変調されてビーコンへ送り戻される。ビーコンと車両との間の信号伝送に際して、電波はダイレクトな経路で伝播するだけでなく、反射たとえば路面やボンネットないしは前を通過する他の車両における反射によって伝播することもある。このような多経路伝播により受信場所で個々の電波の重なり合いが発生し、その結果、個々の電波の位相位置に応じて、得られる全電界強度が大きくなったり小さくなったりする。干渉フェージングないしフェージングと呼ばれるこのような既知の作用は、伝送信頼性に悪影響を及ぼすおそれがある。このことは殊にアップリンク動作に対してあてはまる。それというのはアップリンクの場合には伝送区間を2回、通り抜けなければならないからである。従来技術ではこの問題を解決するために、少なくとも2つのアンテナ素子を車両機器に設けるスペースダイバーシティないしアンテナダイバーシティにより、アップリンク動作での変調のために最大信号レベルを受信するアンテナを選択するようにしている。しかしこの手法はあらゆる動作状態に関して十分に信頼性のあるものではなく、したがってそれにもかかわらず伝送障害の生じるおそれがある。
発明の利点
これに対し、請求項1の特徴部分に記載の構成を備えた本発明による車両機器の有する利点は、干渉フェージングまたはフェージングの影響を受ける受信信号はまずはじめに高周波増幅器により増幅されてから復調される点にある。このことにより受信信号の著しいレベル変動を補償することができ、その結果、このことでデータ伝送がいっそう確実なものとなる。さらに別の利点は、受信信号の増幅により伝送区間の到達距離が拡大される点にあり、これによって車両速度が速い場合でもすべてのデータを伝送するのに十分な時間が得られる。
殊に有利であるのは、アップリンク信号用の増幅器をダウンリンク動作時にも、信号区間に整合可能な所定のアルゴリズムにしたがって調整可能なことである。本発明によれば、車両機器は少なくとも1つの増幅器を有しており、この増幅器はダウンリンク信号もアップリンク信号も高周波増幅するために使用され、これらの増幅器はダウンリンク信号およびアップリンク信号を所定のアルゴリズムすなわち2次式VUL=VDL×VDLにしたがって増幅し、ここでVULはアップリンクでの増幅度でありVDLはダウンリンクでの増幅度である。
従属請求項に記載の構成により、請求項1に記載の車両機器の有利な実施形態が可能である。
増幅された高周波信号は後置接続された復/変調器回路へ導かれ、この復/変調器回路により、ダウンリンク動作時には受信したダウンリンク信号が復調され、アップリンク動作時には受信した搬送波が変調される。
この場合に有利であるのは、部分的に同じコンポーネントがダウンリンク動作時には復調のために用いられ、アップリンク動作時には変調のために用いられることである。
増幅器の使用により、ダウンリンク信号の受信ないしアップリンク動作時の変調されていない搬送波信号の受信のためにただ1つのアンテナ素子で十分であり、このことで車両機器を構成することもできる。
構成が単純化されることでコンパクトな構造形態が助長され、その結果、車両機器をたとえばフロントガラスやリアウィンドウガラスの領域に取り付けることができるようになる。この車両機器をビーコンの受信範囲内で、交通管理データやナビゲーションデータの伝送ために、あるいは料金徴収のために利用できる。
図面
図面には本発明の2つの実施例が示されており、次にそれらの実施例について詳細に説明する。
図1にはデータ伝送の基本図が描かれており、図2には第1の実施例のブロック図が示されている。さらに図3には第2の実施例のブロック図が、図3aには第2の実施例の変形例が示されており、また、図4には復/変調器回路の第1の構成が、図5には復/変調器の第2の構成が示されており、さらに図6には第3の復/変調器回路が示されている。
実施例の説明
図1には車両1が示されており、この車両はビーコン3の送/受信範囲内の道路上に位置している。ビーコン3は定置された送/受信装置として構成されており、この装置を交通信号機支柱あるいは交通標識橋に取り付けるのが有利である。図1の左側には、ビーコン3と車両機器2との間のダウンリンク動作での基本的なデータ伝送の様子が示されている。車両のフロントガラスまたはリアウィンドウガラスに車両機器2を取り付けるのが有利であり、そのアンテナはビーコンに向かって配向されている。ビーコン機器3も車両機器2もそれ自体周知であるので、それらについて詳細に説明する必要はない。この場合、データ伝送のために5.8GHzの周波数領域を用いるのが有利であって、この領域はCEPT勧告によれば標準周波数範囲として所期値とされているものである。当然ながら、他のいかなる周波数でも伝送を行える。ダウンリンク動作時、データ伝送は有利には振幅変調(ASK)により行われる。図1の右側には、車両1からビーコン3へのアップリンク動作でのデータ伝送の様子が略示されている。この場合にはトランスポンダ方式が用いられ、これによればビーコンは変調されていない搬送波信号(CW搬送波)4を送信し、この搬送波信号が車両機器2により受信される。変調されていないこの搬送波信号は、車両機器2により伝送すべきデータで変調されてビーコン3へ送り戻される。有利には、これは副搬送波の周波数変調(FSK)または位相変調(PSK)により行われ、この副搬送波自体が搬送波を変調する。そしてビーコン3はその信号を復調し、相応のデータを復号する。
図2には、第1の実施例の第1のブロック図が示されている。車両機器に対して必要とされる回路の複雑さをできるかぎりわずかに抑える目的で、アップリンク動作時にもダウンリンク動作時にも利用されるただ1つの増幅器13しか用いられない。したがって図2のブロック図には、増幅器13の入力側と接続されたアンテナ素子11が示されている。増幅器13の出力側は復/変調器14と接続されており、これはたとえばダイオードにより構成されている。この回路部分14によりダウンリンク動作時には受信信号が復調される一方、アップリンク動作時には受信した搬送波信号が変調される。ダウンリンク動作時、復調された信号は判定器15へ導かれ、これにより後続の評価のためにダウンリンクデータDLが得られる。さらにアップリンク動作のために信号発生器16が設けられており、これにより所望の変調形式に応じて周波数変調または位相変調された副搬送波が生成される。信号発生器16の出力側は変調器14の対応する入力側へ導かれており、これによりアップリンク動作が制御される。この場合、伝送すべきアップリンク情報は、搬送波信号の上側波帯または下側波帯中にFSK信号またはPSK信号として含まれている。変調器14は第2のアンテナ素子12と接続されており、アップリンク動作時にはこのアンテナを介して変調された信号がビーコン3へ送り戻される。
図3には、本発明による第2の実施例のブロック図が示されている。ここでは多経路伝播での伝送特性を改善する目的でそれ自体周知のダイバーシティ手法が採用されており、その際、本発明によれば車両機器に付加的な高周波信号増幅器13,23が設けられている。両方の増幅器13,23は有利には同じ形式の2つの増幅器として構成されており、また、これらの増幅器は集積された構造形態でモノリシックに集積されたマイクロ波増幅用回路として構成されている。
図2による第1の実施例をもとにして、図3では第1のアンテナ11が第1の増幅器13と接続されている。第1の増幅器13は第1の復/変調器14と接続されている。受信した信号レベルを求める目的で、復調器14の出力側は第1の整流器30の入力側と接続されている。第1の整流器30の出力側は第1の低域通過フィルタ31を介して比較器27の一方の入力側と接続されている。変調動作時、アップリンクデータはFSKないしPSK発生器16へ導かれる。この信号発生器16はスイッチ28と接続されており、このスイッチは比較器27による選択に依存して、信号発生器16を第1の復/変調器14の制御入力側と接続する。
さらに第1の復/変調器14の出力側は第3のアンテナ素子12と接続されており、アップリンク動作時にはこのアンテナを介してアップリンクデータがビーコン3へ送信される。同様に、この回路の第2の部分は次のように構成されている。第2のアンテナ素子21は第2の増幅器23と接続されている。第2の増幅器23の出力側は第2の復/変調器24の入力側と接続されている。そしてアップリンク動作時、所定の条件のもとでは信号発生器16はスイッチ28を介して復/変調器24と接続される。さらに第2の復/変調器24の出力側は第4のアンテナ素子22と接続されており、アップリンク動作時にはこのアンテナを介してアップリンクデータがビーコン3へ送信される。第2の復/変調器24は第2の整流器25および後置接続された第2の低域通過フィルタ26を介して比較器27の第2の入力側と接続されている。比較器27によりその両方の入力側における入力レベルに依存してスイッチ28が制御される。このスイッチは有利には半導体スイッチとして構成されている。ダウンリンク動作とアップリンク動作は交互に相前後して生じ、その際、アップリンク動作の期間がダウンリンク動作の期間よりも短いことが多い。比較器27はダウンリンク動作中に信号レベルの評価を行い、後続のアップリンク動作のための設定を記憶する。このようにしてアップリンク動作時のデータ伝送は常に、先行のダウンリンク動作時に高い方の入力レベルを導いた分岐を介して行われる。その際に比較器27は復/変調器14ないし24の出力側における両方の復調器信号の出力レベルを評価して、最大の受信レベルを有する回路へそのつどスイッチ28を切り換えるようにする。
後続のアップリンク動作時には信号発生器16とは接続されない低い方の受信レベルを有する回路内の復/変調器は、それと接続されたアンテナ素子を介してその受信分岐から電波が放射されないように接続される。
ダウンリンク動作時、ダウンリンクデータは以下のようにして評価される。第1および第2のアンテナ素子21により受信された信号は、両方の復調器14ないし24により復調され、加算器29において加算される。その後、ダウンリンクデータは判定器15へ導かれ、その出力側においてダウンリンクデータが得られる。見やすくするためここにはベースバンド増幅器は書き込まれていないが、必要に応じてそのような増幅器を設けることができる。個々のコンポーネントそれ自体は周知であるので、それらについての詳細な説明は不要である。
次に、図4および図5に基づきこれら両方の実施例の動作について詳細に説明する。復/変調回路14ないし24は車両機器2の重要なコンポーネントを成している。まずはじめに変調回路について考察する。車両機器全体を低コストにしたいため、回路技術的に簡単な解決手段が有利である。したがってアップリンク動作時、変調方式として振幅キーイング(0/1)または位相キーイング(1/−1ないし0°および180°の位相)が有利であり、その際、位相キーイングの場合には受信した搬送波信号の全信号エネルギーが再び放射されるのに対し、振幅キーイングの場合にはエネルギーの半分だけしか放射されない(−3dB)。このことから、位相キーイングの方が効果的であるのがわかる。図4には、位相キーイングまたは振幅キーイングのための簡単な実施例が示されている。この場合、変調電圧UMにより両方のスイッチS1およびS2が制御される。スイッチS1は入線および出線LEおよびLAを有しており、これらはスイッチS1のスイッチ接点のそれぞれ一方の側と接続されている。さらにこのスイッチ接点には、導体L1およびL2の一方の端部がそれぞれ接続されている。これら両導体の他方の端部は、まとめられてスイッチS2の一方の接点と接続されている。スイッチS2の他方の接点はアースと接続されている。特徴的なのは、導体L1とL2はλ/4(λ=搬送波周波数における波長)の電気距離を有しており、したがって設計周波数に対しそれぞれ90°の位相シフトを成すことである。また、λ/4の奇数倍(たとえば3/4λ,4/5λ)の電気距離を有する導体L1とL2を用いることも可能である。両方のスイッチS1およびS2が閉じられていると、信号は入力側から出力側へダイレクトに導かれる。この場合、λ/4長の導体L1およびL2の端部には短絡点が存在する。端部で短絡されたλ/4長の導体の入力インピーダンスZEは無負荷であるので(ZEは無限大へ向かう)、両方の導体L1およびL2は信号に作用しない。これに対し両方のスイッチS1およびS2が開放されていると、導体L1とL2は信号経路中に存在し、したがって先に述べた事例に対し180°の位相シフトが生じる。
この回路は振幅キーイングにも適している。この場合には信号の消去を行う必要があり、これは両方のスイッチS1とS2を逆の位置にすることで達成される。S2が閉じられS1が開かれていれば、信号は直接的にも間接的にも導体L1とL2を介して出力側へは到達しない。また、スイッチS2が開かれスイッチS1が閉じられていれば、信号は同じ配分でS1を介した直接的な経路と導体L1およびL2を介した間接的な経路とに分配される。この場合、180°の位相のずれを有する同じ大きさの両方の信号成分が信号出力側で重なり合い、したがってそれらは消えてしまう。
図5には、既述の方法で動作する復/変調器のための第2の実施例が示されている。この場合、導線LEとLAは導体部53,54と55,56に置き換えられていて、その際、各導体部53,54と55,56との間にそれぞれ1つのコンデンサCが接続されている。さらにスイッチS1の代わりにダイオードD1が接続されている。ダイオードD1はアノード側で、直流電圧の入力結合のためにインダクタンスLと接続されている。また、カソード側には別のインダクタンスLが接続されており、その第2の端部は切替スイッチを介して切替位置1,2,3と接続されている。切替位置1においてこのスイッチは抵抗R1を介してアースと接続され、切替位置2および3ではこのスイッチは開放状態におかれる。この第1の切替スイッチ51の制御は、図4に関してすでに説明したやり方と同じように変調電圧UMにより行われる。導体L1とL2双方のそれぞれ第2の端部もコンデンサCを介して相互に接続されており、その際、コンデンサCの一方の側にはダイオードD2がアノード側で接続されている。さらにカソード側ではこのダイオードはコンデンサC1を介してアースと接続されている。他方、このダイオードは第2の切替スイッチ52と接続されており、このスイッチも切替位置1,2,3を有している。切替位置1は抵抗R2を介してアースと接続されており、切替位置2は開放状態におかれており、切替位置3は抵抗R3を介してアースと接続されている。さらに、ダイオードD2のカソードにおいて復調電圧UDを取り出すことができる。
この回路の実際の構成ではコンデンサCとC1は、それらが搬送波周波数に対しほぼ短絡されるよう選定されている。これに対し直流電流入力結合のために用いられる両方のインダクタンスLは、搬送波周波数に対し無負荷となる。アップリンク動作時、位相キーイングの場合には両方の切替スイッチは段1と2との間で同じ設定で切り替えられる。段1ではダイオードD1とD2は導通され、段2ではそれらが阻止される。抵抗R1とR2は、ダイオードD1とD2を導通させるのに十分に高い電流が流れるよう選定されている。振幅キーイングの場合、たとえば切替スイッチ51は固定的に段1に設定され、切替スイッチ52が段1と2の間で切り替えられる。これらのスイッチは、図2および図3に関して先に述べたようにFSKないしPSK発生器により制御される。
ダイオードD2を適切に選定することで、この回路をASK変調されたダウンリンク信号の復調のために用いることもできる。この目的でダイオードD2は、たとえばできるかぎり高い感度を保持するために、その非線形の特性曲線における適切な範囲内で作動される。しばしば必要とされるのは、僅かな電流をダイオードD2に流すことである。この電流の調整は、復調動作時には切替段3において抵抗R3を介して行われる。この場合、ダイオードD2は検出器として動作する。ダイオード電流を介して、必要に応じてダイオードのインピーダンスを変えることもできる。復調されたデータ電流はコンデンサC1に対し並列である。切替スイッチ51は、ダイオードD1が阻止されるよう、やはり切替段3におかれる。
ダイオードは一般に理想的な切替特性を有していないので、場合によってはこの回路を整合および補償構成で補う必要がある。本発明の別の構成によれば、正の電圧を導く抵抗、向きの変えられたダイオード、あるいは変調された信号のその他のタップを備えた別の回路変形も考えられる。
図3aには、図3によるブロック図の変形例が示されている。図3による回路とは異なり図3aによる回路では、2つの送信アンテナ素子12,22の代わりに1つの送信アンテナ素子12しか必要としない。この場合、復/変調器14,24の各出力側が結合されて送信アンテナ12と接続されている。この結合は次のように構成されている。すなわち、目下変調を行っていない復/変調器が変調を行っている変調器からアンテナ素子への分岐の信号経路に作用しないよう接続されている。
図6には、両方の送信分岐を結合するための実施例が示されている。復/変調器14,24のために、図4で示した基本回路がそれぞれ用いられる。この回路は対称に構成されている。図6に示されている実例の場合、復/変調器14が変調を行い、復/変調器24はこれが変調も行わないし信号経路に対しても作用しないよう接続されている。見やすくするため、この回路状態に必要としない回路素子は省略した。
回路構成において特徴的なのは、スイッチS11の出力接点(63)とスイッチS21の出力接点(64)が互いに接続されていることである。この統合は、ダイレクトに行われて導体65と66が長さゼロを有するか、あるいはm*λ/2の電気長を有する導体を介して行われる(λ=設計周波数での波長、mεN)。結合点67に出線LAが接続されている。さらにこの回路実例についても、導体L11,L12,L21,L22がλ/4の奇数倍((2n−1)*λ/4,nεN)の電気長を有することが成り立つ。
アップリンクの期間にわたり遮断される復/変調器のスイッチは固定的に設定されている。アップリンクの期間にわたり変調を行う復/変調器のスイッチは、データ内容と変調に応じて切り替えられる。図6に示されている実例の場合、S21は開かれS22は閉じられて、S11とS12がスイッチングされる。S21は開かれており、このことで理想の場合には出力側64において無負荷状態(高インピーダンス)となる。導体L22の端部には閉じられたスイッチS22が位置し、このスイッチは理想の場合には短絡点を成して、λ/4長の導体L22を介して変換されて導体始端部でも無負荷状態となる。S21とS22の切替位置は出力側64において高い入力インピーダンスを成すため、復/変調器14と信号出力側との間の信号経路は復/変調器24によっても影響を受けない。
対称構造ゆえに、この考察は逆の事例についても有効である。
Claims (11)
- ビーコンから車両機器への伝送信号(ダウンリンク)はたとえば振幅変調(ASK)され、逆に車両機器からビーコンへの伝送信号(アップリンク)はビーコンから送信された搬送波信号であり、該信号は車両機器により副搬送波を介して周波数変調または位相変調可能であり(FSK信号またはPSK信号)、該信号はビーコンへ送り戻されるように構成されている、
定置されたビーコンに対するトランスポンダ方式による双方向データ伝送用の少なくとも1つの受信および送信アンテナを備えた車両機器において、
車両機器(2)は少なくとも1つの増幅器(13,23)を有しており、該増幅器はダウンリンク信号(ASK)もアップリンク信号(FSK/PSK)も高周波増幅するために使用され、
前記増幅器(13,23)はダウンリンク信号(ASK)およびアップリンク信号(4)を所定のアルゴリズムすなわち2次式VUL=VDL×VDLにしたがって増幅し、ここでVULはアップリンクでの増幅度でありVDLはダウンリンクでの増幅度であることを特徴とする、
双方向データ伝送用の少なくとも1つの受信および送信アンテナを備えた車両機器。 - 少なくとも1つの増幅器(13,23)に復/変調器(14,24)が後置接続されており、共通の回路によりダウンリンク動作時には受信した信号が復調され、アップリンク動作時には搬送波信号が変調される、請求項1記載の車両機器。
- 前記復/変調器(14,24)は2つの導体部(LE,L1,LA,L2)の間に2つの制御可能なスイッチ(S1,S2)を有しており、該スイッチは変調電圧(UM)よりに同期して制御可能であり、一方のスイッチ(S2)により2つの導体部(L1,L2)の一方の端部がアースと接続され、他方のスイッチ(S1)により2つの導体部(L1,L2)の他方の各端部が短絡される、請求項1または2記載の車両機器。
- 制御可能な両方のスイッチ(S1,S2)はたとえば2つのダイオード(D1,D2)により構成されており、該ダイオードの動作点は制御電流または制御電圧により、たとえば直列に接続可能な抵抗(R1,R2,R3)によって調整可能である、請求項3記載の車両機器。
- 少なくとも1つのダイオード(D2;25,30)はダウンリンクにおいて受信した信号の復調に用いられる、請求項4記載の車両機器。
- 同じ復/変調器回路においてアップリンク動作時に搬送波信号が選択的に振幅キーイングまたは位相キーイングされる、請求項1〜5のいずれか1項記載の車両機器。
- 少なくとも2つの受信アンテナと少なくとも1つの送信アンテナを備えた車両機器において、先行のダウンリンク動作時にいっそう高い受信レベルを有していた復/変調器によりアップリンク動作時に変調が行われる、請求項1記載の車両機器。
- 車両機器に比較器/判定器(15)が設けられており、該比較器/判定器により、いっそう高い受信レベルを有する復/変調器が確定されてアップリンク動作のために選択される、請求項7記載の車両機器。
- アップリンク動作時に2つの復/変調器(14,24)の1つの共通の送信アンテナと接続可能である、請求項1〜8のいずれか1項記載の車両機器。
- 車両機器(2)はただ1つのアンテナ素子しか有しておらず、該アンテナ素子はダウンリンク信号およびアップリンク動作時の変調されていない搬送波を受信するために構成されている、請求項1〜9のいずれか1項記載の車両機器。
- 車両機器(2)を交通技術での適用のためのデータの伝送に用いることができ、たとえばナビゲーションデータ、乗り入れ資格のチェックまたは料金徴収のために使用可能である、請求項1〜10のいずれか1項記載の車両機器。
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