JP3755568B2 - 開閉器制御端末 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電子回路等を収納する収納機構と、この収納機構を用いた配電自動化システムの開閉器制御端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は電力系統の配電自動化システムの一例を示す図、図8は従来およびこの発明の開閉器制御端末ユニットの内部回路構成図、図9は従来の配電自動化システムにおける開閉器制御端末の電子回路収納機構を示す図で、例えば特開平4−162798号公報にも近似の構成が示されている。
【0003】
図7において、1は制御センタ、2は計算機システム、3は中央制御ユニット、4は変電所、5は変圧器、6は遮断器、7は送電線、8,9は配電線、10,10,10…は開閉器、11は電柱、13は変電所子局、14,16,17は通信線、15は開閉器制御端末である。
【0004】
図8において、15は開閉器制御端末、21は通信ボ−ド、22は演算制御ボ−ド、23は雷等のサージを防止するサ−ジ保護ボ−ド、25は通信処理を司るCPU、26はディジタル入力回路(DI)、27はディジタル出力回路(DO)、28は通信回路、31はメモリ回路、32はアナログ入力回路(AI)、33は開閉器を流れる電流・電圧を演算し、また、開閉器に開閉制御情報を送出するCPU、35は開閉器10の開閉状態を監視する開閉器監視情報、36は開閉器の開閉を行う開閉器制御情報、37はPT/CT情報(開閉器の電圧値・電流値)である。
【0005】
次に動作を説明する。
(1)各開閉器制御端末15,15…は対応開閉器10の開閉情報、開閉器を流れる電流、電圧の情報を変電所子局13に送り、変電所子局13は各開閉器制御端末15,15…からの情報を制御センタ1に送る。
(2)制御センタ1では、変電所子局13経由の各開閉器制御端末15,15…からの情報により、例えば、配電線に於ける故障点を検出し故障点の両側の開閉器10を開放する指示を変電所子局13経由で該当開閉器制御端末15,15に送る。
(3)該当開閉器制御端末15,15は前記制御センタ1からの指示に従って管轄開閉器10,10を開放する。
【0006】
上記の動作中、開閉器制御端末の動作は図8に示すように、
(1)PT/CT情報37をアナログ入力回路32でディジタル値に変換し、CPU33で開閉器10の電流・電圧のディジタル値を算出する。算出結果はメモリ回路31に記憶し通信回路28から送信する。
(2)また、制御センタ1からの開閉器制御情報を通信回路28で受け、その情報内容に応じてディジタル出力回路27から出力し開閉器を制御する。
(3)一方、開閉監視情報35をディジタル入力回路26で受けて開閉器の開閉状態を常時監視している。
【0007】
図8に示すように、開閉器制御端末15は通信ボ−ド21、演算制御ボ−ド、サ−ジ保護ボ−ド等の各種ボ−ドを有し、図示しないが上記各種ボードに所定電圧の電力を供給する電源装置を有している。このような各種ボ−ドを搭載した従来の電子回路収納機構を図9に示す。
【0008】
図9において、15は開閉器制御端末、41はマザ−ボ−ド、42は前記各種ボ−ド、43は交流/直流変換機能及び降圧機能を有し前記ボ−ドに給電する電源、44はボ−ド挿入コネクタ、45は外皮ケ−ス、46はコネクタである。
【0009】
このような構造で屋外用の開閉器制御端末とする場合は、筐体である外皮ケース45を風雨に耐える頑丈なものとしている。しかし、マザーボードと各種ボードとが直角をなす角度でつながり、且つ、各種ボード間は放熱のため所定距離を必要とするため全体構造が大きくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電力系統の配電自動化システムにおいて、屋外設置の開閉器制御端末に用いる電子回路収納機構は前述のような構成であるため、次の問題点があった。
(1)マザ−ボ−ド41を設けた構成であると、放熱効果を低下せずに小型化ができ難く、外皮ケース45も大きくなるので、受ける風圧も大きくなり重量も増大する。
(2)各種ボ−ドの冷却はボ−ド搭載の電子部品に装着された放熱フィンからの熱放散に依存しているため、外皮ケ−ス45内の温度が高くなり、更に外皮ケ−ス45の直射日光による温度上昇の影響もあり、また、前述の如く外皮ケ−ス45が大きいので、充分な熱放散ができない。また、雨水対策も十分に行い難い等の問題があった。
【0011】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、次の目的を有する電子回路等の収納機構およびこの機構を用いた開閉器制御端末を提供する。
(1)小型で冷却効果を大きくする。
(2)雨水対策を十分に行う。
(3)ノイズ対策機能を向上する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1に係る開閉器制御端末の発明は、外皮ケース、この外皮ケースの底部に取り付けられ下面が露出した底部放熱板、この底部放熱板の上面に上記外皮ケースにより空間を介して密閉されるように並設され開閉器制御端末機能を司る複数の電子部品ボード、及び上記底部放熱板の上面に上記外皮ケースにより空間を介して密閉されるように各電子部品ボードと並設され上記各電子部品ボードに電源を供給する電源装置を備えたものである。
【0013】
(2)請求項2に係る発明は、上記(1)の開閉器制御端末において、上記外皮ケースの下部を上記底部放熱板より下方に延在させてスカート部を形成したものである。
【0014】
(3)請求項3に係る発明は、上記(1)または(2)において、上記底部放熱板は、この底部放熱板の電子部品ボード取付け面より下方に水溜めを設けた放熱板としたものである。
【0015】
(4)請求項4に係る発明は、上記(1)〜(3)の何れか一において、上記電子部品ボードの互いのボード面が対向するよう並べたものである。
【0016】
(5)請求項5に係る発明は、上記(1)〜(4)の何れか一において、上記電子部品ボードの各々に電磁シールド機能と熱伝導機能とを併せもつ周壁部を設けて、上記各周壁部同士を熱的に接続すると共に上記底部放熱板に装着したものである。
【0017】
(6)請求項6に係る発明は、上記(1)〜(4)の何れか一において、上記電子部品ボードの各々に電磁シールドと熱伝導機能を併せもつ周壁部を設けて、上記各周壁部同士を熱的に接続すると共に、任意の上記各電子部品ボード間、および隣接する電子部品ボードの無い上記電子部品ボードの場合はその隣接する電子部品ボードの無い側に、電磁シールド機能と熱伝導機能とを併せもつシールド板を上記周壁部と熱的に接続されるよう設けたものである。
【0018】
(7)請求項7に係る発明は、上記(6)において、電子部品ボードに取付けた任意の電子部品とこの電子部品に対応するシールド板とを熱的に接続する熱伝導部材を設け、この熱伝導部材は熱伝導機能をもつ素材または熱伝導機能と電磁シールド機能とを併せもつ素材を用いたものである。
【0019】
(8)請求項8に係る発明は、上記(4)〜(7)のいずれか一において、互いに隣接する電子部品ボード同士を嵌合して互いの位置決めを確実にする嵌合機構を設けたものである。
【0020】
(9)請求項9に係る発明は、上記(4)〜(8)のいずれか一において、互いに隣接する電子部品ボード間で、このボードのコネクタ相互を嵌合して信号や供給電力の授受を行うようにすると共に、上記電装置に隣接する電子部品ボードとの間で、コネクタ相互を嵌合して供給電力を授受するようにしたものである。
【0021】
(10)請求項10に係る発明は、上記(4)〜(9)のいずれか一において、電子部品ボードがCPU等のノイズに弱い電子部品を搭載した第1の電子部品ボードと、それ以外の比較的ノイズに強い第2の電子部品ボードで構成され、且つ、上記電源装置の一方の側に上記第1の電子部品ボードを配設すると共に、他方の側に上記第2の電子部品ボードとを配設したものである。
【0022】
(11)請求項11に係る発明は、上記(10)において、電子部品ボードの一つを雷サージ吸収ボードとし、第1の電子部品ボードから最も遠くなるような位置に上記雷サード吸収ボードを配設し、または/および、外部からの引き込んだ電源線が上記電源装置に接続される間の上記引き込み位置と上記電源装置への接続位置との距離が短くなるよう配置すると共にその間に上記雷サード吸収ボードを配置したものである。
【0023】
(12)請求項12に係る開閉器制御端末の発明は、上記(1)〜(11)のいずれか1項において、開閉器制御端末が、配電線の電圧・電流を監視して、この配電線に設けた開閉器の開閉制御を行う配電自動化システムの開閉器制御端末であることを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は一部を断面で示す全体構造図、図2は各種ボ−ドの組合せ構成概念図、図3は各種ボ−ドの分解斜視図、図4は各種ボ−ドの分解状態の詳細断面図、図5は各種ボ−ド組立状態の詳細断面図、図6は熱放散経路の部分図である。
なお、図7の開閉器制御端末ユニットの内部回路構成図は本発明においても同様であり説明を省略する。
【0025】
図1において、51は各種ボ−ドを組み立てて構成された開閉器制御端末ユニット、52はユニット支持板(底部放熱板)、53は金属製外皮ケース、54はこの外皮ケース53の下端部に設けられたスカ−ト部、55はパッキン、56は取付け脚、57は水溜め、58は信号・供給電力を授受するコネクタ、59はコネクタ58に接続されるケ−ブルである。なお、コネクタ58の代わりにユニット支持板52にケーブル貫通部を設けてケーブル58を貫通させるようにしてもよい。
【0026】
図1のように構成することにより、開閉器制御端末ユニット51の発熱に対しては、直接、ユニット支持板(底部放熱板)52から外部に放熱できるので非常に放熱効率が改善される。また、太陽熱が外皮ケース53に当たって温度上昇しても外皮ケース53と開閉器制御端末ユニット51との間に空間を形成しているので、開閉器制御端末ユニット51への影響が少なくなる。
【0027】
また、外皮ケース53の下方をユニット支持板52より下方に延在させてスカート部54を設けることにより、風雨によるユニット支持板52の露出している部分への雨水や塵埃の影響を少なくしている。
【0028】
また、ユニット支持板52に開閉器制御端末ユニット51の取付け面より下方に水溜め57を設けることで、内部で発生した結露水などの水分を電子部品に影響のないように溜めることができる。
【0029】
次に開閉器制御ユニット51内の構成を説明する。
図2において、52は金属製の熱伝導性をもつユニット支持板(底部放熱板)、58は開閉器制御端末を電気的に接続するためのコネクタ、60は電源引き込み線、61は電源装置、62はCPUボ−ド(図8の演算制御ボード22相当)、63は通信ボ−ド(図8の通信ボード21相当)、64は雷サ−ジ等をア−スに流すサ−ジ保護ボ−ド(図8のサージ保護ボード23相当)である。
【0030】
図2のようにCPUボード62や通信ボード63等のノイズに弱いボードを電源装置の一方の側に配置し、サージ保護ボード64や図示しないが入出力ボード等のノイズに強いボードは電源装置61の他方の側に配置することで、ノイズに強い電子回路を形成することができる。
また、電源装置61と電源を引き込むコネクタ58とをできるだけ最短距離になるよう配置すると共に、この両者の間にサージ保護ボード64を配置することで、ノイズの影響を少なくすることができる。
【0031】
次にCPUボード62、通信ボード63等の各種ボードの構成を説明する。
図3において、65は金属製の熱伝導性フレ−ムで、電子部品ボ−ド66の周壁部を形成する。66は電子部品を取り付けた電子部品ボードで、図2のCPUボード62、通信ボード63等の各種ボードを構成する。67は金属製の熱伝導性シ−ルド板、68はスペ−サ、69はネジで、金属製の熱伝導性フレ−ム65と電子部品ボ−ド66と金属製の熱伝導性シ−ルド板67とを結合するものである。81はコネクタ貫通孔で、コネクタ82を隣接するボードの相手コネクタと結合させるためのコネクタを通す孔である。
なお、このようにして組み立てたものが1個のユニットボード(図4、図5に図示)を形成する。
【0032】
図3のように構成すると、熱伝導性のシールド板67とフレーム65により、電子部品ボード66の発熱を後述する図6の放熱方法と相まって外部へ放熱することができる。
また、フレーム65とシールド板67により電子部品ボードを電磁シールドすることができる。
【0033】
次に図3のユニットボードを複数個組み立てた状態を図4、図5で説明する。 図4および図5において、61は交流/直流変換機能及び降圧機能を有し前記ボ−ドに給電する電源装置、65は金属製の熱伝導性フレ−ム、66は電子部品ボ−ド、73はCPUチップ等の電子部品、67は金属製の熱伝導性シ−ルド板、68はスペ−サ、69はネジで、金属製の熱伝導性フレ−ム65と電子部品ボ−ド66と金属製の熱伝導性シ−ルド板67とを結合するものである。
70は前記金属製の熱伝導性フレ−ム65、電子部品ボ−ド66、CPUチップ等の電子部品73、金属製の熱伝導性シ−ルド板67、スペ−サ68、ネジ69で構成されたボ−ドユニットである。
【0034】
71はフレ−ム65の外周部に形成された大径部、72はフレ−ム71の外周部に形成された小径部である。そして、一方のボ−ドユニット70の小径部72は、他方のボ−ドユニット70の大径部71に印籠嵌合される。
82,83は電子部品ボード70と電源装置61に取り付けた各々雌側、雄側のコネクタで、ボードを組み立てることにより嵌合され、信号・作動電力がマザーボード等を経由することなく直接伝達される。
【0035】
図4,図5の構成とすることにより、任意の数の電子部品ボードを直接結合することができ、電源装置からも電子部品ボードに直結接続して作動電力を供給することができる。
また、各電子部品ボードはフレームが周壁部となってシールドされ、且つ、各周壁部は熱的に接続されるので、優れたシールド効果と熱放散効果を実現することができる。また、マザーボードが無いので全体を小型化できる。
【0036】
次に放熱効果および電磁シールド効果を更に高める手段を説明する。
図6において、66は電子部品ボ−ド、67はシ−ルド板、77は発熱電子部品であるCPU、78は熱伝導性ゴム等の熱伝導部材で、前記一方のボ−ドユニット70の小径部72が、他方のボ−ドユニット70の大径部71に印籠嵌合された状態下で、その一端面が前記CPU77に、他端面が前記シ−ルド板67に圧接されている。
【0037】
図6のように構成すると電子部品の発熱を効率よく伝達できるので、放熱効果が大きくなり、電子部品ボード66間の距離を小さくでき、マザーボードを使用する場合に較べて小型化することができる。
【0038】
また、熱伝導部材には電磁シールド効果を併せもつものがあるので、それを使用することによりCPU等のノイズに弱い電子部品に対してノイズ保護の効果をもたせることができる。
【0039】
なお、前述の図1〜図6の実施形態は、電力系統の配電自動化システムにおける開閉器制御端末への適用以外に、継電器等の他の配電機器や電子機器以外の電気機器等にも適用しても同等の効果を奏する。
【0040】
【発明の効果】
(1)請求項1に係る発明は、外皮ケース、この外皮ケースの底部に取り付けられ下面が露出した底部放熱板、この底部放熱板の上面に上記外皮ケースにより空間を介して密閉されるように並設され開閉器制御端末機能を司る複数の電子部品ボード、及び上記底部放熱板の上面に上記外皮ケースにより空間を介して密閉されるように各電子部品ボードと並設され上記各電子部品ボードに電源を供給する電源装置を備えた開閉器制御端末としたので、開閉器制御端末機能を司る複数の電子部品ボード、及び上記各電子部品ボードに電源を供給する電源装置の何れも、温度の低い、共通の底部放熱板から放熱できると共に雨水から保護でき、放熱効果が大きく、各電子部品ボード及び電源装置を小型に構成でき、外皮ケースも小型にできる開閉器制御端末を実現できる
また外皮ケースと各電子部品ボード及び電源装置との間の空間により太陽熱による外皮ケースの温度上昇が各電子部品ボード及び電源装置に影響し難い。
【0041】
(2)請求項2に係る発明は、請求項1に記載の開閉器制御端末において、上記外皮ケースの下部を上記底部放熱板より下方に延在させてスカート部を形成したので、請求項1に係る発明の上記効果に加え、コネクタを風雨から保護できる。
【0042】
(3)請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の開閉器制御端末において、上記底部放熱板は、この底部放熱板の電子部品ボード取付け面より下方に水溜めを設けた放熱板としたので、請求項1または請求項2に記載の発明の上記効果に加え、結露水は水溜めに溜まり、内部回路・端子等を水から保護できる。
【0043】
(4)請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、上記電子部品ボードの互いのボード面が対向するよう並べたので、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明の上記効果に加え、部品点数が少ない上小型化できる。
【0044】
(5)請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか一に記載の開閉器制御端末において、上記電子部品ボードの各々に電磁シールド機能と熱伝導機能とを併せもつ周壁部を設けて、上記各周壁部同士を熱的に接続すると共に共通の上記底部放熱板に装着したので、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明の上記効果に加え、電子回路全体の電磁シ−ルド、温度の最も低い支持板への熱伝導、補強の3機能を併せ持たせることが出来る。
【0045】
(6)請求項6に係る発明は、請求項1〜4の何れか一に記載の開閉器制御端末において、上記電子部品ボードの各々に電磁シールドと熱伝導機能を併せもつ周壁部を設けて、上記各周壁部同士を熱的に接続すると共に、任意の上記各電子部品ボード間、および隣接する電子部品ボードの無い上記電子部品ボードの場合はその隣接する電子部品ボードの無い側に、電磁シールド機能と熱伝導機能とを併せもつシールド板を上記周壁部と熱的に接続されるよう設けたので、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明の上記効果に加え、電子回路全体の電磁シ−ルド、ボ−ド間の電磁シ−ルド、温度の最も低い支持板への熱伝導、補強の4機能を併せ持たせることが出来る。
【0046】
(7)請求項7に係る発明は、請求項6記載の開閉器制御端末において、電子部品ボードに取付けた任意の電子部品とこの電子部品に対応するシールド板とを熱的に接続する熱伝導部材を設け、この熱伝導部材は熱伝導機能をもつ素材または熱伝導機能と電磁シールド機能とを併せもつ素材を用いたので、請求項6に記載の発明の上記効果に加え、電子部品の発生熱を温度の最も低い底部放熱板へ熱伝導出来る。
【0047】
(8)請求項8に係る発明は、請求項4〜7の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、互いに隣接する電子部品ボード同士を嵌合して互いの位置決めを確実にする嵌合機構を設けたので、請求項4〜7の何れか一項に記載の発明の上記効果に加え、ボ−ド相互の結合が容易で大型の機構を用いることなく実現できる。
【0048】
(9)請求項9に係る発明は、請求項4〜8の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、互いに隣接する電子部品ボード間で、このボードのコネクタ相互を嵌合して信号や供給電力の授受を行うようにすると共に、上記電装置に隣接する電子部品ボードとの間で、コネクタ相互を嵌合して供給電力を授受するようにしたので、請求項4〜8の何れか一項に記載の発明の上記効果に加え、マザーボードを不要にし、ボ−ド間の電気的接続を単純化し接続の信頼性が向上し、また全体の小型化に寄与する。
【0049】
(10)請求項10に係る発明は、請求項4〜9の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、電子部品ボードがCPU等のノイズに弱い電子部品を搭載した第1の電子部品ボードと、それ以外の比較的ノイズに強い第2の電子部品ボードで構成され、且つ、上記電源装置の一方の側に上記第1の電子部品ボードを配設すると共に、他方の側に上記第2の 電子部品ボードとを配設したので、つまり、ノイズに弱い第1の電子部品ボードと、それ以外の比較的ノイズに強い第2の電子部品ボードを電源装置を挟んで配置したので、請求項4〜9の何れか一項に記載の発明の上記効果に加え、コンパクトな構成でノイズの低減ができる。
【0050】
(11)請求項11に係る発明は、請求項10に記載の開閉器制御端末において、電子部品ボードの一つを雷サージ吸収ボードとし、第1の電子部品ボードから最も遠くなるような位置に上記雷サード吸収ボードを配設し、または/および、外部からの引き込んだ電源線が上記電源装置に接続される間の上記引き込み位置と上記電源装置への接続位置との距離が短くなるよう配置すると共にその間に上記雷サード吸収ボードを配置したので、つまり、雷サージ吸収ボードと第1の電子部品ボードとを離した配置とし、また、電源線の引き込み位置と電源への接続位置との距離が短くなるよう配置し、その間に上記雷サード吸収ボードを配置したので、請求項10に記載の発明の上記効果に加え、雷サージから確実に保護できる。
【0051】
(12)請求項12に係る発明は、請求項1〜11の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、当該開閉器制御端末が、配電線の電圧・電流を監視して、この配電線に設けた開閉器の開閉制御を行う配電自動化システムの開閉器制御端末であるので、配電自動化システムの開閉器制御端末において、柱上設置等の屋外で使用する場合に耐候性の大きな小型で信頼性の高い開閉器制御端末を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による配電自動化システムの開閉器制御端末を一部断面で示した全体構造図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による開閉器制御端末の要部の側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるボードユニットの分解斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による各種ボードの分解状態の断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による各種ボードの組立状態の断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による電子部品の熱放散状態を説明する部分図である。
【図7】 従来およびこの発明の配電自動化システムの構成図である。
【図8】 従来およびこの発明の閉器制御端末の回路構成図である。
【図9】 従来の開閉器制御端末の構成図である。
【符号の説明】
15 開閉器制御端末、 51 開閉器制御端末ユニット、
52 ユニット支持板(底部放熱板)、 53 外皮ケース、
54 スカート部、 55 パッキン、
56 取付け脚、 57 水溜め、
58 コネクタ、 59 ケーブル、
60 電源引き込み線、 61 電源装置、
62 CPUボード、 63 通信ボード、
64 サージ保護ボード、 65 フレーム(周壁部)、
66 電子部品ボード、 67 シールド板、
68 スペーサ、 69 ネジ、
70 ボードユニット、 71 大径部、
72 小径部、 73 電子部品、
77 CPU、 78 熱伝導部材、
81 コネクタ貫通孔、 82,83 コネクタ。

Claims (12)

  1. 外皮ケース、この外皮ケースの底部に取り付けられ下面が露出した底部放熱板、この底部放熱板の上面に上記外皮ケースにより空間を介して密閉されるように並設され開閉器制御端末機能を司る複数の電子部品ボード、及び上記底部放熱板の上面に上記外皮ケースにより空間を介して密閉されるように各電子部品ボードと並設され上記各電子部品ボードに電源を供給する電源装置を備えた開閉器制御端末
  2. 請求項1に記載の開閉器制御端末において、上記外皮ケースの下部を上記底部放熱板より下方に延在させてスカート部を形成したことを特徴とする開閉器制御端末
  3. 請求項1または請求項2記載の開閉器制御端末において、上記底部放熱板は、この底部放熱板の電子部品ボード取付け面より下方に水溜めを設けた放熱板としたことを特徴とする開閉器制御端末
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、上記電子部品ボードの互いのボード面が対向するよう並べたことを特徴とする開閉器制御端末。
  5. 請求項1〜4の何れか一に記載の開閉器制御端末において、上記電子部品ボードの各々に電磁シールド機能と熱伝導機能とを併せもつ周壁部を設けて、上記各周壁部同士を熱的に接続すると共に上記底部放熱板に装着したことを特徴とする開閉器制御端末
  6. 請求項1〜4の何れか一に記載の開閉器制御端末において、上記電子部品ボードの各々に電磁シールドと熱伝導機能を併せもつ周壁部を設けて、上記各周壁部同士を熱的に接続すると共に、任意の上記各電子部品ボード間、および隣接する電子部品ボードの無い上記電子部品ボードの場合はその隣接する電子部品ボードの無い側に、電磁シールド機能と熱伝導機能とを併せもつシールド板を上記周壁部と熱的に接続されるよう設けたことを特徴とする開閉器制御端末
  7. 請求項6記載の開閉器制御端末において、電子部品ボードに取付けた任意の電子部品とこの電子部品に対応するシールド板とを熱的に接続する熱伝導部材を設け、この熱伝導部材は熱伝導機能をもつ素材または熱伝導機能と電磁シールド機能とを併せもつ素材を用いたことを特徴とする開閉器制御端末
  8. 請求項4〜7の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、互いに隣接する電子部品ボード同士を嵌合して互いの位置決めを確実にする嵌合機構を設けたことを特徴とする開閉器制御端末
  9. 請求項4〜8の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、互いに隣接する電子部品ボード間で、このボードのコネクタ相互を嵌合して信号や供給電力の授受を行うようにすると共に、上記電装置に隣接する電子部品ボードとの間で、コネクタ相互を嵌合して供給電力を授受するようにしたことを特徴とする開閉器制御端末
  10. 請求項4〜9の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、電子部品ボードがCPU等のノイズに弱い電子部品を搭載した第1の電子部品ボードと、それ以外の比較的ノイズに強い第2の電子部品ボードで構成され、且つ、上記電源装置の一方の側に上記第1の電子部品ボードを配設すると共に、他方の側に上記第2の電子部品ボードとを配設したことを特徴とする開閉器制御端末
  11. 請求項10に記載の開閉器制御端末において、電子部品ボードの一つを雷サージ吸収ボードとし、第1の電子部品ボードから最も遠くなるような位置に上記雷サード吸収ボードを配設し、または/および、外部からの引き込んだ電源線が上記電源装置に接続される間の上記引き込み位置と上記電源装置への接続位置との距離が短くなるよう配置すると共にその間に上記雷サード吸収ボードを配置したことを特徴とする開閉器制御端末
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載の開閉器制御端末において、当該開閉器制御端末が、配電線の電圧・電流を監視して、この配電線に設けた開閉器の開閉 制御を行う配電自動化システムの開閉器制御端末であることを特徴とする開閉器制御端末。
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