JP3755274B2 - 同期信号分離装置及び同期信号分離方法 - Google Patents

同期信号分離装置及び同期信号分離方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号と複合同期信号とが一体化された複合映像信号からこの同期信号を分離する同期分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この映像信号とこの複合同期信号とが一体化された複合映像信号からこの同期信号を分離する同期信号分離装置として図5〜図8に示す如きものが提案されている。尚この複合同期信号は水平同期信号と垂直同期信号とより構成される。
【0003】
図5は、従来の同期信号分離装置の要部を示したブロック図で、図5において50は同期信号分離装置全体を示し、同期分離装置50は複合映像信号入力端子51、高域周波数遮断型周波数フィルタ(以下の説明ではLPFと称する)53、クランプ回路部55、レベル比較回路部57、固定レベル信号生成部61及び複合同期信号出力端子59で構成される。
【0004】
複合映像信号入力端子51に図6にS1として示した複合映像信号を入力し、複合映像信号S1を入力端子51からLPF53の入力側に供給し、複合映像信号S1中の複合同期信号S11を複合映像信号S1から分離するうえで不要なクロマ信号成分及び高域周波数のノイズ信号成分をLPF53において除去した複合映像信号S3を生成し、複合映像信号S3をクランプ回路55に供給し複合映像信号S3のシンクチップレベルを図6に示した所定のシンクチップレベルにクランプして複合映像信号S3の直流レベル変動を除去した複合映像信号S7を生成し、複合映像信号S7をレベル比較回路部57の一方の信号入力端57aに供給する。
【0005】
そして、固定レベル信号生成部61から図5にS9で示した比較基準レベル信号を生成し、比較基準レベル信号S9をレベル比較回路部57の他方の信号入力端57bに供給し、レベル比較回路部57で複合映像信号S7と比較基準レベル信号S9とのレベルの大小を比較し、複合映像信号S7の内で比較基準レベル信号S9レベルよりも小さいレベルの部分を分離して、複合同期信号出力端子59から図6にS11で示した複合同期信号を得る。
【0006】
尚、比較基準レベル信号S9は、図6に破線で示した如く複合映像信号S7から複合同期信号S11を分離する為に最適なレベル設定し固定した信号とする。また図6には複合同期信号S11として水平同期信号の部分のみ図示したが、この複合同期信号は水平同期信号と垂直同期信号とを複合化した周知の複合同期信号である。これら水平同期信号及び垂直同期信号の夫々を利用する場合は、この複合同期信号から水平同期信号と垂直同期信号を周知の方法で分離して利用する。
【0007】
図5に示した従来の同期分離装置による同期信号分離は、標準テレビジョン方式の基準に合致した波形の複合同期信号を備えた複合映像信号からこの複合同期信号を分離する場合には問題がない。
【0008】
しかしながら、アナログ信号の状態で記録/再生を行う方式のビデオテープレコーダを使用し、テープダビング作業を複数回繰り返して制作したビデオテープを信号ソースとして記録したビデオテープから再生した複合映像信号、或いは弱電界地域等の電波状況の悪い地域で受信したテレビジョン放送電波を復調して生成した複合映像信号の場合は、ノイズ信号成分をLPF53において除去しても波形歪みが多い乱れた波形の複合映像信号となり、且つシンクチップ部の波高値レベルが変動した複合映像信号となる。
【0009】
このレベルが変動を除去するためにクランプ回路部55においてこの複合映像信号のシンクチップ部にクランプを掛けシンクチップレベルをクランプレベルに揃えるようにするが、このシンクチップでクランプの誤動作を防止する必要上クランプ動作速度を遅くしている為、クランプ回路部55の出力側からは、図7にS7Nで示した如く複合同期信号のシンクチップレベルの変動が残存した複合映像信号が出力される。
【0010】
このように複合同期信号のシンクチップレベルの変動が残存した複合映像信号S7Nをレベル比較回路部57に供給し、このシンクチップレベルの変動が残存した複合映像信号S7Nと比較基準レベル信号S9とのレベルの大小をレベル比較回路部57で比較し、比較基準レベル信号S9レベルよりも小さいレベルの部分をこの信号S7Nから分離して複合同期信号を得るようにした場合は、図7に信号S11Nとして示したごとく同期信号が欠落した複合同期信号がレベル比較回路部57から出力される問題がある。
【0011】
また、図8にSLで示した如く複合同期信号の波高値が縮減した映像信号S1sが複合映像信号入力端子51に入力される場合がある。尚以下の説明では、この縮減をシンクチップ縮みと称する。
【0012】
このようにシンクチップ縮みを生じている映像信号S1sをレベル比較回路部57の一方の信号入力端57a供給し、比較基準レベル信号S9を他の信号入力端57bに供給し、複合映像信号S1sの内で比較基準レベル信号S9レベルよりも小さいレベルの部分を分離して、レベル比較回路部57の出力側から複合同期信号を得るようにした場合は、図8に比較基準レベルS9で示した如く、比較基準レベル信号S9のレベルが映像信号S1sレベルとなってしまい、複合同期信号出力端子59から複合同期信号を得ることができなくなる問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
斯る従来の同期信号分離装置では、弱電界地域で受信したテレビ放送の復調ビデオ信号、或いはダビングを重ねたビデオテープから再生したビデオ信号に於ける複合映像信号のシンクチップ部の波高値レベルの変動、或いはシンクチップ縮みの発生は避けることが困難な問題であり、従ってテレビジョン放送信号を弱電界地域で受信し復調した信号をテレビジョン受像機で放映したり、アナログ記録/再生方式でダビングを重ねた記録テープをビデオテープレコーダで再生してモニターで放映した場合は、複合同期信号の欠落による映像再生時の再生画像の乱れを起こす不都合があった。
【0014】
本発明は斯る点に鑑み、複合映像信号から同期信号を分離する同期信号分離装置の同期信号分離機能の向上を図ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明による復号映像信号から同期信号を分離する同期信号分離装置は、復号映像信号と比較基準信号を比較して同期信号を分離するレベル比較回路と、このレベル比較回路で分離された同期信号から水平同期信号を分離し、復号映像信号の1フィールド周期毎における水平同期信号の欠落の有無を判別する水平同期信号分離/判別回路と、レベル比較回路で分離された同期信号から垂直同期信号を分離し、復号映像信号の1フィールド周期毎における垂直同期信号の欠落の有無を判別する垂直同期信号分離/判別回路と、水平同期信号分離/判別回路及び前記垂直同期信号分離/判別回路の判別結果に基づいて、予め設定されている比較基準信号の上限値と下限値の間で比較基準信号のレベル値を1フィールド周期毎に可変させて最適値を決定する比較基準レベルコントロール回路を備え、この比較基準レベルコントロール回路は、水平同期信号分離/判別回路及び垂直同期信号分離/判別回路の双方から同期信号有りの情報を受信すると、可変させていた比較基準信号のレベル値をその受信時点におけるレベル値に固定し、その固定されたレベル値の比較基準信号をレベル比較回路に入力し、同期信号のレベル変動、波高値の縮小、波形の劣化等の同期信号分離阻害要因の有無に拘わらず同期信号の欠落のない同期信号分離を行う。
【0016】
また本発明による復号映像信号から同期信号を分離する同期信号分離方法は、復号映像信号と所定の設定値の比較基準信号を比較して同期信号を分離し、この分離された同期信号から水平同期信号を分離し、復号映像信号の1フィールド周期毎における水平同期信号の欠落の有無を判別し、また分離された同期信号から垂直同期信号を分離し、復号映像信号の1フィールド周期毎における垂直同期信号の欠落の有無を判別し、予め設定されている比較基準信号の上限値と下限値の間で比較基準信号のレベル値を1フィールド周期毎に可変させ、水平同期信号及び垂直同期信号の双方について同期信号有りの情報が得られると、可変させていた比較基準信号のレベル値をその受信時点におけるレベル値に固定し、その固定されたレベル値を比較基準信号の最適な設定値とし、同期信号のレベル変動、波高値の縮小、波形の劣化等の同期信号分離阻害要因の有無に拘わらず同期信号の欠落のない同期信号分離を行う。
【0017】
図1は本発明による同期信号分離装置の要部を示した回路ブロック図である。図1において1は同期分離装置全体を示し、同期分離装置1は水平同期信号分離回路部3、水平同期信号欠落検出回路部5、垂直同期信号分離回路部7、水平同期信号欠落検出回路部9、比較基準レベルコントロール回路11、複合映像信号入力端子51、LPF53、クランプ回路部55、レベル比較回路部57及び複合同期信号出力端子59で構成される。
【0018】
複合映像信号入力端子51に複合映像信号S1を入力し、複合映像信号S1をLPF53の入力側に供給し、LPF53において複合映像信号S1中のこの複合同期信号をこの複合映像信号S1から分離するうえで不要なクロマ信号成分及び高域周波数のノイズ信号成分をLPF53において除去した複合映像信号S3を生成し、この複合映像信号S3をクランプ回路55に供給し複合映像信号S3のシンクチップレベルを図6に示した所定のシンクチップレベルにクランプして直流レベル変動を除去した複合映像信号S7を生成し、複合映像信号S7をレベル比較回路部57の一方の信号入力端57aに供給する。
【0019】
後に説明する比較基準レベル信号S9bをレベル比較回路部57の他方の信号入力端57bに供給し、レベル比較回路部57で複合映像信号S7と比較基準レベル信号S9bとのレベルの大小を比較し、複合映像信号S7の内で比較基準レベル信号S9bのレベルよりも小さいレベルの部分を分離して複合同期信号S11 を得、複合同期信号S11 を複合同期信号出力端子59、水平同期信号分離回路部3及び垂直同期信号分離回路部7に供給する。
【0020】
水平同期信号分離回路部3において複合同期信号S11 から水平同期信号を分離し、この水平同期信号を水平同期信号分離回路部3から水平同期信号欠落検出回路部5に供給し、垂直同期信号分離回路部7において複合同期信号S11 から垂直同期信号を分離し、この垂直同期信号を垂直同期信号欠落検出回路9に供給する。尚、水平同期信号分離回路部3は周知の構成の水平同期信号分離回路、垂直同期信号分離回路部7は周知の構成の垂直同期信号分離回路である。
【0021】
複合映像信号の各1フィールド周期毎に所定の期間を定め、この所定の期間中の水平同期信号数を各1フィールド周期毎にカウントするカウンタ(図示せず)で水平同期信号欠落検出回路部5を構成し、このカウンタのカウント数により各1フィールド周期毎の水平同期信号の欠落の有無を検出する。
【0022】
垂直同期信号分離回路部7から供給した垂直同期信号の繰り返し周期を検出する周知の検出回路で垂直同期信号欠落検出回路9を構成し、この検出回路により垂直同期信号の欠落の有無を検出する。
【0023】
比較基準レベルコントロール回路11の動作について図2を参照して説明する。
【0024】
図2において、水平方向に延長した軸Xは時間軸、時間軸Xと直交する方向に上に向かって延長した軸Yは信号レベル軸を表している。X軸に直交する方向に一定の間隔を置いて配列されている複数の点線y1は、これらの間隔でこの複合映像信号の1フィールド周期を表し、複数の点線y1下半分の部分に於て複数の点線y1の夫々と直交する方向に間隔x1を置いて配列された2本の1点鎖線y3,y5の内1点鎖線y3は比較基準レベル信号S9b下限値を示し、1点鎖線y5は比較基準レベル信号S9b上限値を示している。
【0025】
尚、これら下限値y3及び状限値y5夫々の値は、図6〜図8に示した複合同期信号の同期信号部分のシンクチップレベル及び波高値データに基づき実験的に定める。
【0026】
2本の1点鎖線y3,y5の間に於て1点鎖線y3,y5の間を変動している状態として図2に示した階段状の線は、比較基準レベル信号S9bのレベルが変化する状態を表し、この状態から分かるように比較基準レベル信号S9bのレベルは各1フィールド期間の夫々では一定のレベル状態に維持されている。
【0027】
X軸に直交する方向に一定の間隔x1を置いて配列されている複数の点線y1のこれら間隔の夫々の下側に於てX軸に平行に間隔を置いて配列された2本の○X線y7及びy9の内、○X線y7は水平同期信号欠落検出回路部5による水平同期信号欠落検出結果を、○X線y9は垂直同期信号欠落検出回路部7による垂直同期信号欠落検出結果を夫々1フィールド周期で表している。
【0028】
そして、○X線y7によりXが示されている1フィールド期間は水平同期信号が欠落していることを表し、○X線y7により○示されている1フィールド期間は水平同期信号が欠落していないことを表し、○X線y9によりXが示されている1フィールド期間は垂直同期信号が欠落していることを表し、○X線y9により○が示されている1フィールド期間は垂直同期信号が欠落していないことを表している。
【0029】
2本の○X線y7及びy9で表されるこれら水平同期信号が欠落の有無情報及び垂直同期信号の有無情報を、比較基準レベルコントロール回路11に供給する。
【0030】
水平同期信号欠落検出回路部5による水平同期信号欠落検出結果を表すy7が水平同期信号が欠落していることを表すX印であり、垂直同期信号欠落検出回路部9による垂直同期信号欠落検出結果を表すy9が垂直同期信号が欠落していることを表すX印である場合には、基準レベル信号S9bが図2に示す如く基準値レベルの上限値y5と基準値レベルの下限値y3との間をスイープする状態として比較基準レベルコントロール回路11において生成し、このスイープする状態の基準レベル信号S9bをレベル比較回路部57の他方の信号入力端57bに供給する。
【0031】
そして図2に示す如く、基準レベル信号S9bを基準値レベルの上限値y5と基準値レベルの下限値y3との間をスイープする状態で比較基準レベルコントロール回路11で生成し、この基準レベル信号S9bをレベル比較回路部57の他方の信号入力端57bに供給しているときに、水平同期信号欠落検出回路部5及び垂直同期信号欠落検出回路部9の双方から、同期信号あり(図2においてy3=○,y5=○の状態)を示す信号が比較基準レベルコントロール回路11に供給されると、比較基準レベルコントロール回路11は、基準レベル信号S9bの信号レベルをこれら同期信号ありの情報が比較基準レベルコントロール回路11に供給された時のスイープレベルに固定し、この固定されたレベル値の基準レベル信号S9bを他方の信号入力端57bに供給する。
【0032】
よって図1及び図2に示して説明した同期信号分離装置によれば、図7に示して説明した従来の同期信号分離装置では水平同期信号が分離できない波形状態の水平同期信号の複合映像信号に対して、図3に示したように比較基準レベル信号S9の信号レベルをこのような波形状態の複合映像信号から全ての水平同期信号を分離する為の最適レベルに設定することができる。
【0033】
さらにまた図1及び図2に示して説明した同期信号分離装置によれば、図8に示して説明した従来の同期信号分離装置では水平同期信号が分離できないシンク縮み波形状態の複合映像信号S1sであっても、図4に示したように、このような波形状態の複合映像信号から全ての水平同期信号を分離する為の最適レベルに比較基準レベル信号S9の信号レベルを設定することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、複合映像信号から同期信号を分離するときに、この複合映像信号の同期信号部の信号レベルに対して同期信号を分離するレベル値を可変しながら比較し、この同期信号を分離するレベルの最適値を見つけ出して、この最適値の同期信号分離レベル値でこの複合映像信号から同期信号を分離するようにしたので、同期信号のレベル変動、同期信号の波高値の縮小、同期信号の波形の劣化等の同期信号分離阻害要因の有無に拘わらず同期信号の欠落のない同期信号分離を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同期信号分離装置の要部を示した回路ブロック図である。
【図2】本発明の同期信号分離装置の動作を示す波形図である。
【図3】本発明の同期信号分離装置の同期信号分離動作を説明する波形図である。
【図4】本発明の同期信号分離装置の同期信号動作分離を説明する他の波形図である。
【図5】従来の同期信号分離装置の要部を示した回路ブロック図である。
【図6】従来の同期信号分離装置の同期信号分離動作を説明する波形図である。
【図7】従来の同期信号分離装置の同期信号分離動作を説明する他の波形図である。
【図8】従来の同期信号分離装置の同期信号分離動作を説明する更に他の波形図である。
【符号の説明】
1‥‥同期分離装置、3‥‥水平同期信号分離回路部、5‥‥水平同期信号欠落検出回路部、7‥‥垂直同期信号分離回路部、9‥‥水平同期信号欠落検出回路部、11‥‥比較基準レベルコントロール回路部、51‥‥複合映像信号入力端子、53‥‥LPF、55‥‥クランプ回路部、57‥‥レベル比較回路部、59‥‥複合同期信号出力端子

Claims (4)

  1. 復号映像信号から同期信号を分離する同期信号分離装置において、
    前記復号映像信号と比較基準信号を比較して同期信号を分離するレベル比較回路と、
    前記レベル比較回路で分離された同期信号から水平同期信号を分離し、前記復号映像信号の1フィールド周期毎における水平同期信号の欠落の有無を判別する水平同期信号分離/判別回路と、
    前記レベル比較回路で分離された同期信号から垂直同期信号を分離し、前記復号映像信号の1フィールド周期毎における垂直同期信号の欠落の有無を判別する垂直同期信号分離/判別回路と、
    前記水平同期信号分離/判別回路及び前記垂直同期信号分離/判別回路の判別結果に基づいて、予め設定されている比較基準信号の上限値と下限値の間で比較基準信号のレベル値を1フィールド周期毎に可変させて最適値を決定する比較基準レベルコントロール回路を備え、
    前記比較基準レベルコントロール回路は、前記水平同期信号分離/判別回路及び前記垂直同期信号分離/判別回路の双方から同期信号有りの情報を受信すると、前記可変させていた比較基準信号のレベル値をその受信時点におけるレベル値に固定し、その固定されたレベル値の比較基準信号を前記レベル比較回路に入力する
    ことを特徴とする同期信号分離装置。
  2. 前記水平同期信号分離/判別回路は、前記復号映像信号の各1フィールド周期毎の所定の期間中の水平同期信号数をカウントし、そのカウント数により各1フィールド周期毎の水平同期信号の欠落の有無を判別し、
    前記垂直同期信号分離/判別回路は、前記垂直同期信号の繰り返し周期を検出することにより各1フィールド周期毎の垂直同期信号の欠落の有無を判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の同期信号分離装置。
  3. 前記比較基準信号の上限値と下限値は、前記復号映像信号の同期信号部分におけるシンクチップレベル及び波高値に基づいて決定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の同期信号分離装置。
  4. 復号映像信号から同期信号を分離する同期信号分離方法において、
    前記復号映像信号と所定の設定値の比較基準信号を比較して同期信号を分離し、
    前記分離された同期信号から水平同期信号を分離し、前記復号映像信号の1フィールド周期毎における水平同期信号の欠落の有無を判別し、
    前記分離された同期信号から垂直同期信号を分離し、前記復号映像信号の1フィールド周期毎における垂直同期信号の欠落の有無を判別し、
    予め設定されている比較基準信号の上限値と下限値の間で比較基準信号のレベル値を1フィールド周期毎に可変させ、前記水平同期信号及び前記垂直同期信号の双方について同期信号有りの情報が得られると、前記可変させていた比較基準信号のレベル値をその受信時点におけるレベル値に固定し、その固定されたレベル値を比較基準信号の最適な設定値とする
    ことを特徴とする同期信号分離方法。
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