JP2534900B2 - Ｆｍ変調映像信号の記録方式を判別する装置 - Google Patents
Ｆｍ変調映像信号の記録方式を判別する装置Info
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- JP2534900B2 JP2534900B2 JP63240861A JP24086188A JP2534900B2 JP 2534900 B2 JP2534900 B2 JP 2534900B2 JP 63240861 A JP63240861 A JP 63240861A JP 24086188 A JP24086188 A JP 24086188A JP 2534900 B2 JP2534900 B2 JP 2534900B2
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の要約 FM変調映像信号を記録媒体から読取り，その垂直同期
信号を抽出し，この垂直同期信号の中央付近であってか
つ水平同期信号によって影響されない所定期間を設定
し，記録媒体から読取ったFM変調映像信号のシンク・チ
ップ周波数をもつ信号成分の周波数を上記の所定期間に
わたって計数し，この計数値にもとづいて記録媒体への
映像信号の記録方式を判別する。
信号を抽出し，この垂直同期信号の中央付近であってか
つ水平同期信号によって影響されない所定期間を設定
し，記録媒体から読取ったFM変調映像信号のシンク・チ
ップ周波数をもつ信号成分の周波数を上記の所定期間に
わたって計数し，この計数値にもとづいて記録媒体への
映像信号の記録方式を判別する。
発明の背景 この発明は，映像信号を記録媒体に記録するときに異
なる周波数の被変調波を用いてFM変調する複数種類の記
録方式に対して，記録媒体から読取った映像信号がどの
種類の記録方式によるものであるかを判別する装置，た
とえばスチル映像信号のノーマルバンド記録方式とハイ
バンド記録方式とを自動的に判別する装置に関する。
なる周波数の被変調波を用いてFM変調する複数種類の記
録方式に対して，記録媒体から読取った映像信号がどの
種類の記録方式によるものであるかを判別する装置，た
とえばスチル映像信号のノーマルバンド記録方式とハイ
バンド記録方式とを自動的に判別する装置に関する。
電子スチル・カメラ（スチル・ビデオ・カメラ），そ
の他の記録装置によってスチル映像信号を高密度磁気フ
ロッピィ・ディスクに記録する場合の記録方式にはノー
マルバンド記録方式とハイバンド記録方式とがある。
の他の記録装置によってスチル映像信号を高密度磁気フ
ロッピィ・ディスクに記録する場合の記録方式にはノー
マルバンド記録方式とハイバンド記録方式とがある。
スチル映像信号は輝度信号（Ｙ信号）と色信号（Ｃ信
号）（一般には色差信号R-YとB-Y）とからなる。ノーマ
ルバンド記録方式では，輝度信号Ｙによって中心周波数
7MHzの搬送波をFM変調し（このFM変調波をY-RF信号と略
称する），色差信号R-Y,B-Yによってそれぞれ周波数1.2
MHz,1.3MHzの搬送波をFM変調し（これらのFM変調波をC-
RF信号と略称する），これらのY-RF,C-RF信号を混合し
てビデオ・フロッピィのトラックに記録している。これ
らのY-RF信号,C-RF信号の周波数アロケーションが第５
図（Ａ）に示されている。Y-RF信号のシンク・チップ
（同期先端）周波数は6MHz,ホワイト・ピーク（白ピー
ク）周波数は7.5MHz,周波数デビエーションは1.5MHzで
ある。
号）（一般には色差信号R-YとB-Y）とからなる。ノーマ
ルバンド記録方式では，輝度信号Ｙによって中心周波数
7MHzの搬送波をFM変調し（このFM変調波をY-RF信号と略
称する），色差信号R-Y,B-Yによってそれぞれ周波数1.2
MHz,1.3MHzの搬送波をFM変調し（これらのFM変調波をC-
RF信号と略称する），これらのY-RF,C-RF信号を混合し
てビデオ・フロッピィのトラックに記録している。これ
らのY-RF信号,C-RF信号の周波数アロケーションが第５
図（Ａ）に示されている。Y-RF信号のシンク・チップ
（同期先端）周波数は6MHz,ホワイト・ピーク（白ピー
ク）周波数は7.5MHz,周波数デビエーションは1.5MHzで
ある。
高解像度のスチル映像信号を記録するためのハイバン
ド記録方式では輝度信号ＹのFM変調のための搬送波の中
心周波数は9MHzに設定されている。第５図（Ｂ）に示す
ようにY-RF信号のシンク・チップ周波数は7.7MHz,ホワ
イト・ピーク周波数は9.7MHz,周波数デビエーションは2
MHzである。C-RF信号はノーマルバンドの場合と同じで
ある。
ド記録方式では輝度信号ＹのFM変調のための搬送波の中
心周波数は9MHzに設定されている。第５図（Ｂ）に示す
ようにY-RF信号のシンク・チップ周波数は7.7MHz,ホワ
イト・ピーク周波数は9.7MHz,周波数デビエーションは2
MHzである。C-RF信号はノーマルバンドの場合と同じで
ある。
このようにスチル映像信号の記録方式が異なるとその
再生方式，とくにFM復調回路の構成もまた異なってい
る。したがって，ノーマルバンドおよびハイバンドの両
方の再生が可能な装置では，ノーマルバンド用FM復調回
路とハイバンド用FM復調回路が設けられる。再生装置に
装着されるビデオ・フロッピィまたはそのビデオ・フロ
ッピィの各トラックにはどちらの方式でスチル映像信号
が記録されているか明示されていないので，再生装置に
おいてビデオ・フロッピィから読取った映像信号から記
録方式を判別し，この判別結果に基づいて復調回路等の
切換えを行なう必要がある。RF映像信号の記録方式の自
動判別が必要となる所以である。
再生方式，とくにFM復調回路の構成もまた異なってい
る。したがって，ノーマルバンドおよびハイバンドの両
方の再生が可能な装置では，ノーマルバンド用FM復調回
路とハイバンド用FM復調回路が設けられる。再生装置に
装着されるビデオ・フロッピィまたはそのビデオ・フロ
ッピィの各トラックにはどちらの方式でスチル映像信号
が記録されているか明示されていないので，再生装置に
おいてビデオ・フロッピィから読取った映像信号から記
録方式を判別し，この判別結果に基づいて復調回路等の
切換えを行なう必要がある。RF映像信号の記録方式の自
動判別が必要となる所以である。
上述のようにノーマルバンドとハイバンドとではFM変
調の搬送波の周波数が異なるので，これらのRF映像信号
を復調したときに復調電圧に差が生じる。この復調電圧
の差を利用して記録方式の判別を行なうことが考えられ
るが，この方式では判別のためのしきい値電圧の調整が
必要であるとともに，比較的安定した復調電圧を得るま
でに時間がかかるので判別処理が遅くなるという問題が
ある。
調の搬送波の周波数が異なるので，これらのRF映像信号
を復調したときに復調電圧に差が生じる。この復調電圧
の差を利用して記録方式の判別を行なうことが考えられ
るが，この方式では判別のためのしきい値電圧の調整が
必要であるとともに，比較的安定した復調電圧を得るま
でに時間がかかるので判別処理が遅くなるという問題が
ある。
発明の概要 この発明は，比較的高速でかつ正確にFM変調映像信号
の記録方式を判別できる装置を提供することを目的とす
る。
の記録方式を判別できる装置を提供することを目的とす
る。
この発明によるFM変調映像信号の記録方式の判別装置
は,FM変調映像信号を記録媒体から読取る読取ヘッド，
上記読取ヘッドによって読取られたFM変調映像信号を復
調する復調回路，上記復調回路によって復調された映像
信号から垂直同期信号を取出す同期分離回路，上記同期
分離回路から出力される垂直同期信号の中央部付近であ
ってかつ水平同期信号に関係するパルスによって影響さ
れない所定期間を設定する期間設定手段，上記読取ヘッ
ドによって読取られたFM変調映像信号中のシンク・チッ
プ周波数成分をもつ信号を上記設定手段によって設定さ
れた所定期間にわたって計数する計数手段，および上記
計数手段による計数結果に基づいて記録方式を判定する
手段を備えていることを特徴とする。
は,FM変調映像信号を記録媒体から読取る読取ヘッド，
上記読取ヘッドによって読取られたFM変調映像信号を復
調する復調回路，上記復調回路によって復調された映像
信号から垂直同期信号を取出す同期分離回路，上記同期
分離回路から出力される垂直同期信号の中央部付近であ
ってかつ水平同期信号に関係するパルスによって影響さ
れない所定期間を設定する期間設定手段，上記読取ヘッ
ドによって読取られたFM変調映像信号中のシンク・チッ
プ周波数成分をもつ信号を上記設定手段によって設定さ
れた所定期間にわたって計数する計数手段，および上記
計数手段による計数結果に基づいて記録方式を判定する
手段を備えていることを特徴とする。
記録方式によってシンク・チップ周波数が異なるので
この周波数を測定することによって記録方式を判別する
ことができる。しかもこの発明ではシンク・チップ周波
数の測定期間を上記のように垂直同期信号の中央部付近
であってかつ水平同期信号に関するパルス発生位置を除
く期間に設定しているので，垂直同期信号のエッジ部分
や水平同期信号による信号の乱れの影響を受けることな
く正確な判別が可能となる。さらにこの発明によると遅
くとも0.5H（約32μｓ）以下（実施例では3.5μｓ）で
記録方式の判別が可能となり，自動判別の高速化が可能
となる。
この周波数を測定することによって記録方式を判別する
ことができる。しかもこの発明ではシンク・チップ周波
数の測定期間を上記のように垂直同期信号の中央部付近
であってかつ水平同期信号に関するパルス発生位置を除
く期間に設定しているので，垂直同期信号のエッジ部分
や水平同期信号による信号の乱れの影響を受けることな
く正確な判別が可能となる。さらにこの発明によると遅
くとも0.5H（約32μｓ）以下（実施例では3.5μｓ）で
記録方式の判別が可能となり，自動判別の高速化が可能
となる。
以下この発明をスチル映像信号の上述したノーマルバ
ンド記録とハイバンド記録の判別に適用した実施例につ
いて詳述するが，この発明はスチル映像信号のみなら
ず，ビデオ・テープに記録されるムービィの映像信号の
記録方式の判別にも提供できるのはいうまでもない。
ンド記録とハイバンド記録の判別に適用した実施例につ
いて詳述するが，この発明はスチル映像信号のみなら
ず，ビデオ・テープに記録されるムービィの映像信号の
記録方式の判別にも提供できるのはいうまでもない。
実施例の説明 第１図はビデオ・フロッピィに記録されているスチル
映像信号の再生装置の一部，とくに記録方式判別回路の
部分を示すブロック図である。第２図は第１図に示す回
路の主要な動作，とくに垂直帰線期間における動作を示
すものであり，第３図は第２図に示すタイム・チャート
の時間軸を引延してさらに詳しく示すものであり，第４
図は逆に第２図に示すタイム・チャートの時間軸を圧縮
し,1V以上の期間にわたる動作の様子を示すものであ
る。
映像信号の再生装置の一部，とくに記録方式判別回路の
部分を示すブロック図である。第２図は第１図に示す回
路の主要な動作，とくに垂直帰線期間における動作を示
すものであり，第３図は第２図に示すタイム・チャート
の時間軸を引延してさらに詳しく示すものであり，第４
図は逆に第２図に示すタイム・チャートの時間軸を圧縮
し,1V以上の期間にわたる動作の様子を示すものであ
る。
ビデオ・フロッピィ（磁気記録媒体）（図示略）にFM
変調されて記録されているスチル映像信号（以下RF信号
という）は磁気ヘッド10で読取られた後ヘッド増幅器11
に与えられる。増幅された再生RF信号は一方では増幅器
12に与えられてさらに増幅され，他方ではリミッタ21に
与えられてその振幅が制限される。
変調されて記録されているスチル映像信号（以下RF信号
という）は磁気ヘッド10で読取られた後ヘッド増幅器11
に与えられる。増幅された再生RF信号は一方では増幅器
12に与えられてさらに増幅され，他方ではリミッタ21に
与えられてその振幅が制限される。
増幅器12によって増幅された再生RF信号は高域通過フ
ィルタ13に与えられる。
ィルタ13に与えられる。
記録方式の判別処理は垂直同期信号が現われる期間内
の非常にわずかな期間（後述する期間T2）で行なわれ
る。この期間では再生RF信号にはY-RF信号のシンク・チ
ップ周波数成分と,C-RF信号の中心周波数成分と，同期
信号成分とが含まれている。高域通過フィルタ13はY-RF
信号のシンク・チップ周波数成分のみを通過させるもの
で，たとえばそのカットオフ周波数は1.5MHz程度に設定
されている。
の非常にわずかな期間（後述する期間T2）で行なわれ
る。この期間では再生RF信号にはY-RF信号のシンク・チ
ップ周波数成分と,C-RF信号の中心周波数成分と，同期
信号成分とが含まれている。高域通過フィルタ13はY-RF
信号のシンク・チップ周波数成分のみを通過させるもの
で，たとえばそのカットオフ周波数は1.5MHz程度に設定
されている。
高域通過フィルタ13を通過した信号はシュミット・イ
ンバータ14に与えられ，ゼロ・レベルのしきい値でレベ
ル弁別されることによりパルス信号（または方形波信
号）に整形される。このパルス信号はカウンタ15に入力
する。後述するようにカウンタ15は期間T2の間のみ動作
して入力パルス信号を計数する。この期間T2におけるカ
ウンタ15の入力パルス信号（ノーマルバンド・シンク・
チップ成分，ハイバンド・シンク・チップ成分）および
カウンタ15の出力信号が第３図に示されている。
ンバータ14に与えられ，ゼロ・レベルのしきい値でレベ
ル弁別されることによりパルス信号（または方形波信
号）に整形される。このパルス信号はカウンタ15に入力
する。後述するようにカウンタ15は期間T2の間のみ動作
して入力パルス信号を計数する。この期間T2におけるカ
ウンタ15の入力パルス信号（ノーマルバンド・シンク・
チップ成分，ハイバンド・シンク・チップ成分）および
カウンタ15の出力信号が第３図に示されている。
リミッタ21に与えられたRF信号はFM復調回路22で復調
され，ディエンファシス回路23を経て同期分離回路24に
入力する。同期分離回路24からは垂直同期信号Vsyncお
よび水平同期信号Hsyncが出力される。同期信号はＹ信
号に加えられているので，ここではＹ信号のみを取扱え
ば足りる。したがって，厳密には増幅器11の出力RF信号
がY/C分離回路（図示略）に与えられ，この回路から出
力されるY-RF信号がリミッタ21を経て復調回路22に入力
する。
され，ディエンファシス回路23を経て同期分離回路24に
入力する。同期分離回路24からは垂直同期信号Vsyncお
よび水平同期信号Hsyncが出力される。同期信号はＹ信
号に加えられているので，ここではＹ信号のみを取扱え
ば足りる。したがって，厳密には増幅器11の出力RF信号
がY/C分離回路（図示略）に与えられ，この回路から出
力されるY-RF信号がリミッタ21を経て復調回路22に入力
する。
上述したようにノーマルバンドとハイバンドの兼用再
生装置にはノーマルバンド用復調回路とハイバンド用復
調回路とが設けられ，ノーマルバンドかハイバンドかの
判別結果に応じてこれらの２種類の復調回路が切換えら
れる。第１図の復調回路22はこれら２種類の復調回路と
その切換回路とを含むものである。記録方式判別回路の
動作のために必要な信号は垂直同期信号Vsyncであり，
再生RF信号がノーマルバンドのものであろうとハイバン
ドのものであろうと，上記の２種類の復調回路のいずれ
で復調しても垂直同期信号Vsyncを取出すことは充分に
可能である。実際には，ノーマルバンドかハイバンドか
の判別処理が完了するまでの間は，ノーマルバンド用復
調回路とハイバンド用復調回路のうち先の判別結果によ
って選択されたものが動作するように上記切換回路が制
御されるであろう。
生装置にはノーマルバンド用復調回路とハイバンド用復
調回路とが設けられ，ノーマルバンドかハイバンドかの
判別結果に応じてこれらの２種類の復調回路が切換えら
れる。第１図の復調回路22はこれら２種類の復調回路と
その切換回路とを含むものである。記録方式判別回路の
動作のために必要な信号は垂直同期信号Vsyncであり，
再生RF信号がノーマルバンドのものであろうとハイバン
ドのものであろうと，上記の２種類の復調回路のいずれ
で復調しても垂直同期信号Vsyncを取出すことは充分に
可能である。実際には，ノーマルバンドかハイバンドか
の判別処理が完了するまでの間は，ノーマルバンド用復
調回路とハイバンド用復調回路のうち先の判別結果によ
って選択されたものが動作するように上記切換回路が制
御されるであろう。
第２図には復調された映像信号のうち混成同期信号C
syncが抽出されて示されている。この混成同期信号C
syncの垂直同期パルスの部分は3Hの幅をもち，その間，
水平同期信号が無くなるのを防ぐために，これを0.07H
幅のパルス部分で0.43Hごとに６つに区切ってある。こ
の0.07H幅のパルス部分を区切りパルス部分ａというこ
とにする。
syncが抽出されて示されている。この混成同期信号C
syncの垂直同期パルスの部分は3Hの幅をもち，その間，
水平同期信号が無くなるのを防ぐために，これを0.07H
幅のパルス部分で0.43Hごとに６つに区切ってある。こ
の0.07H幅のパルス部分を区切りパルス部分ａというこ
とにする。
同期分離回路24には種々のタイプのものがあるが，こ
の実施例ではこの回路24は混成同期信号Csync中の垂直
同期パルス部分からほぼ1H遅れた垂直同期信号Vsyncを
出力するものである。この垂直同期信号Vsyncは第１の
単安定マルチバイブレータ（MM1）25に与えられる。単
安定マルチバイブレータ25の出力信号は垂直同期信号V
syncの立上りに同期して立上り，所定時間T1（この実施
例では16μｓ）の間Ｈレベルに保持される。この出力信
号はカウンタ15のクリア端子および第２の単安定マルチ
バイブレータ（MM2）26に与えられる。
の実施例ではこの回路24は混成同期信号Csync中の垂直
同期パルス部分からほぼ1H遅れた垂直同期信号Vsyncを
出力するものである。この垂直同期信号Vsyncは第１の
単安定マルチバイブレータ（MM1）25に与えられる。単
安定マルチバイブレータ25の出力信号は垂直同期信号V
syncの立上りに同期して立上り，所定時間T1（この実施
例では16μｓ）の間Ｈレベルに保持される。この出力信
号はカウンタ15のクリア端子および第２の単安定マルチ
バイブレータ（MM2）26に与えられる。
第２の単安定マルチバイブレータ26は第１の単安定マ
ルチバイブレータ25の出力の立下がりに同期して立上
り，その後所定時間T2（この実施例では3.5μｓ）の間
Ｈレベルを保つ信号を出力し，この出力信号はカウンタ
15のイネーブル端子に与えられる。したがって，カウン
タ15はこの期間T2の間動作することになる。
ルチバイブレータ25の出力の立下がりに同期して立上
り，その後所定時間T2（この実施例では3.5μｓ）の間
Ｈレベルを保つ信号を出力し，この出力信号はカウンタ
15のイネーブル端子に与えられる。したがって，カウン
タ15はこの期間T2の間動作することになる。
カウンタ15が動作する期間T2は混成同期信号Csyncに
おける垂直同期パルス部分のほぼ中央付近，好ましくは
第２番目と第３番目の区切りパルス部分ａの間，または
第２図に図示のように第３番目と第４番目の区切りパル
ス部分ａの間になるように設定される。カウンタ15に入
力するシンク・チップ周波数成分の信号は垂直同期パル
ス部分のエッジで乱れることがあるが，垂直同期パルス
部分の中央付近ではこの乱れが少ないと考えられるから
である。またこの期間T2は隣接する区切りパルス部分ａ
のほぼ中央部に位置するように設定される。これも信号
の乱れのできるだけ少ない部分でシンク・チップ周波数
の計測動作を行なうためである。
おける垂直同期パルス部分のほぼ中央付近，好ましくは
第２番目と第３番目の区切りパルス部分ａの間，または
第２図に図示のように第３番目と第４番目の区切りパル
ス部分ａの間になるように設定される。カウンタ15に入
力するシンク・チップ周波数成分の信号は垂直同期パル
ス部分のエッジで乱れることがあるが，垂直同期パルス
部分の中央付近ではこの乱れが少ないと考えられるから
である。またこの期間T2は隣接する区切りパルス部分ａ
のほぼ中央部に位置するように設定される。これも信号
の乱れのできるだけ少ない部分でシンク・チップ周波数
の計測動作を行なうためである。
第２図に鎖線で示すように混成同期信号Ccync中の垂
直同期パルス部分からほとんど遅れることなく立上る垂
直同期信号Vsyncを発生する同期分離回路を用いた場合
には，第１の単安定マルチバイブレータ25には期間T1よ
りもほぼ1H長い時間T12のワンショット・パルスを出力
するものが採用されるであろう。
直同期パルス部分からほとんど遅れることなく立上る垂
直同期信号Vsyncを発生する同期分離回路を用いた場合
には，第１の単安定マルチバイブレータ25には期間T1よ
りもほぼ1H長い時間T12のワンショット・パルスを出力
するものが採用されるであろう。
カウンタ15は第１の単安定マルチバイブレータ25の出
力信号によってクリアされ，その後第２の単安定マルチ
バイブレータ26の出力がＨレベルとなっている間計数動
作を行ない，シュミット・インバータ13から出力される
シンク・チップによって作成された周波数信号をこの実
施例では1/16分周する。上述したようにノーマルバンド
記録とハイバンド記録とではシンク・チップ周波数が異
なるため同じ比率で分周を行なっても分周後の周波数は
異なる。この実施例ではカウンタ15の計数動作期間T2を
3.5μｓに設定してあるので，第３図に示すように，入
力信号が6MHzの信号の場合には期間T2が終了した時点で
カウンタ15の出力はＬレベルになり,7.7MHzの信号の場
合にはＨレベルになりそのレベルに保持される。したが
って，期間T2が経過した時点におけるカウンタ15の出力
信号のレベルによってノーマルバンド記録かハイバンド
記録かを判別することができる。
力信号によってクリアされ，その後第２の単安定マルチ
バイブレータ26の出力がＨレベルとなっている間計数動
作を行ない，シュミット・インバータ13から出力される
シンク・チップによって作成された周波数信号をこの実
施例では1/16分周する。上述したようにノーマルバンド
記録とハイバンド記録とではシンク・チップ周波数が異
なるため同じ比率で分周を行なっても分周後の周波数は
異なる。この実施例ではカウンタ15の計数動作期間T2を
3.5μｓに設定してあるので，第３図に示すように，入
力信号が6MHzの信号の場合には期間T2が終了した時点で
カウンタ15の出力はＬレベルになり,7.7MHzの信号の場
合にはＨレベルになりそのレベルに保持される。したが
って，期間T2が経過した時点におけるカウンタ15の出力
信号のレベルによってノーマルバンド記録かハイバンド
記録かを判別することができる。
カウンタ15の出力信号は低域通過フィルタ16に与えら
れる。低域通過フィルタ16の出力はインバータ17を経て
出力端子18に現われる。
れる。低域通過フィルタ16の出力はインバータ17を経て
出力端子18に現われる。
第４図のタイム・チャートにおいて，出力端子18の出
力信号がＬレベルのときその記録方式はハイバンド,Hレ
ベルのときノーマルバンド記録と判断される。
力信号がＬレベルのときその記録方式はハイバンド,Hレ
ベルのときノーマルバンド記録と判断される。
このようにして磁気記録媒体の記録がノーマルバンド
記録またはハイバンド記録と判別されるとそれぞれの記
録方式に応じた再生処理，たとえば上述した復調回路の
切換え等が行なわれる。
記録またはハイバンド記録と判別されるとそれぞれの記
録方式に応じた再生処理，たとえば上述した復調回路の
切換え等が行なわれる。
この実施例では作成されたパルス波をカウンタ15によ
って分周し，カウンタ15の動作終了時点のレベルによっ
てノーマルバンド記録とハイバンド記録とを判別してい
るが，この発明はこのような判別の仕方に限らず他のや
り方，たとえばシンク・チップ周波数信号をCPUによっ
て所定期間計数し，この計数値に基づいてノーマルバン
ド記録とハイバンド記録とを判別するようにしてもよ
い。
って分周し，カウンタ15の動作終了時点のレベルによっ
てノーマルバンド記録とハイバンド記録とを判別してい
るが，この発明はこのような判別の仕方に限らず他のや
り方，たとえばシンク・チップ周波数信号をCPUによっ
て所定期間計数し，この計数値に基づいてノーマルバン
ド記録とハイバンド記録とを判別するようにしてもよ
い。
第１図はこの発明の実施例を示すブロック図，第２図は
第１図に示す回路の主要な動作を示すタイム・チャー
ト，第３図は第２図に示すタイム・チャートの時間を引
延して詳しく示すもので，第４図は第２図に示すタイム
・チャートの時間を圧縮して1V以上の期間の動作を示す
ものである。 第５図（Ａ），（Ｂ）は周波数アロケーションを示す図
で，（Ａ）はノーマルバンド記録を，（Ｂ）はハイバン
ド記録をそれぞれ示している。 10……磁気ヘッド,14……シュミット・インバータ,15…
…カウンタ,22……FM復調回路,24……同期分離回路,25,
26……単安定マルチバイブレータ,CL……クリア端子,EN
A……イネーブル端子。
第１図に示す回路の主要な動作を示すタイム・チャー
ト，第３図は第２図に示すタイム・チャートの時間を引
延して詳しく示すもので，第４図は第２図に示すタイム
・チャートの時間を圧縮して1V以上の期間の動作を示す
ものである。 第５図（Ａ），（Ｂ）は周波数アロケーションを示す図
で，（Ａ）はノーマルバンド記録を，（Ｂ）はハイバン
ド記録をそれぞれ示している。 10……磁気ヘッド,14……シュミット・インバータ,15…
…カウンタ,22……FM復調回路,24……同期分離回路,25,
26……単安定マルチバイブレータ,CL……クリア端子,EN
A……イネーブル端子。
Claims (1)
- 【請求項１】映像信号を記録媒体に記録するときに異な
る周波数の被変調波を用いてFM変調する複数種類の記録
方式があり，記録媒体から読取った映像信号がどの種類
の記録方式によるものであるかを判別する装置であり， FM変調映像信号を記録媒体から読取る読取ヘッド， 上記読取ヘッドによって読取られたFM変調映像信号を復
調する復調回路， 上記復調回路によって復調された映像信号から垂直同期
信号を取出す同期分離回路， 上記同期分離回路から出力される垂直同期信号の中央部
付近であってかつ水平同期信号に関係するパルスによっ
て影響されない所定期間を設定する期間設定手段， 上記読取ヘッドによって読取られたFM変調映像信号中の
シンク・チップ周波数成分をもつ信号を上記設定手段に
よって設定された所定期間にわたって計数する計数手
段，および 上記計数手段による計数結果に基づいて記録方式を判定
する手段， を備えたFM変調映像信号の記録方式を判別する装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63240861A JP2534900B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | Ｆｍ変調映像信号の記録方式を判別する装置 |
| US07/407,309 US5113265A (en) | 1988-09-28 | 1989-09-14 | Apparatus for determining recording mode of frequency-modulated video signal |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63240861A JP2534900B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | Ｆｍ変調映像信号の記録方式を判別する装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0291856A JPH0291856A (ja) | 1990-03-30 |
| JP2534900B2 true JP2534900B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=17065802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63240861A Expired - Fee Related JP2534900B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | Ｆｍ変調映像信号の記録方式を判別する装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2534900B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0317864A (ja) * | 1989-06-14 | 1991-01-25 | Sony Corp | 映像信号の記録モード判別装置 |
-
1988
- 1988-09-28 JP JP63240861A patent/JP2534900B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0291856A (ja) | 1990-03-30 |
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