JP3754543B2 - 自動販売機用リモコンキーボード - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動販売機内部の各種電気機器をリモートコントロールする際に使用する自動販売機用リモコンキーボードに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図４は、従来の自動販売機用リモコンキーボードのスライドスイッチ部分を示す説明断面図である。
自動販売機の機体内部には、加温冷設備が配備してある。この加温冷設備により、販売機内の販売商品をシーズンに合わせて加冷・加温している。その際、リモコンキーボードが使用され、リモコンキーボードのスライドスイッチにより加温冷設備の運転を切り換えるようになっている。
従来のリモコンキーボードに配備されるスライドスイッチは、図４で示すように、スライドスイッチ本体１１が回路基板４１に実装され、スイッチ本体１１から上方へ突出する操作用スライドノブ１２の上部は、表面に化粧シート２ａを備えた表面パネル板２の窓孔２１から上方へ突出して配備されている。
【０００３】
販売商品の冷・温切換えに際しては、表面パネル板の上面より上方へ突出する操作用スライドノブを指先で移動させ、加温冷設備のスイッチ切換えを行う。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来の自動販売機用リモコンキーボードでは、スイライドスイッチの操作ノブ（操作用スライドノブ）が、表面パネル板より上方へ突出している。従って、スイッチ操作ノブが容易に移動操作し得るような構成となっている。
ところが、リモコンキーボードのスライドスイッチは、商品の冷・温切換えのためのものであり、日常、頻繁に操作（使用）するものではない。従って、スライドスイッチの操作ノブが、表面パネル板より上方に突出していると、意に反して操作ノブが移動することがある。例えば、他のスイッチを操作する際、誤ってスライドスイッチの突出ノブに物があたる、或いは不用意に突出ノブに手指が触れることで、意図せずに操作ノブが移動し、不知の間に冷・温切換えが実行されてしまう虞れがあった。
【０００５】
また、表面パネル板の面内には、スライドスイッチの操作ノブを移動させるための窓孔が開設されている。このため、表面パネル板の窓孔から回路基板に実装する各電子部品が外観し得る不利が有る許かりでなく、窓孔から塵、埃等が内部に侵入すると共に、雨滴が内部に侵入し電子部品を傷める不利があった。
【０００６】
この発明は、以上のような課題を解消させ、スライドスイッチの意に反する不容易な操作を防止し、しかも窓孔より表面パネル板の内部を外観し得ず、且つ塵、埃及び雨滴の侵入を防止し得る自動販売機用リモコンキーボードを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び作用】
この目的を達成させるために、この発明の自動販売機用リモコンキーボードでは、次のような構成としている。
自動販売機用リモコンキーボードは、回路基板上にスライドスイッチ本体を配備し、表面パネル板の面内にスライドスイッチ本体から上方へ突出する操作用スライドノブを臨出させる窓孔を開口した自動販売機用リモコンキーボードであって、上記操作用スイライドノブの上端を、表面パネル板より低く設定すると共に、窓孔を塞ぐ柔軟性を有する半透明の防水防塵兼用シートを配備したことを特徴としている。
【０００８】
このような構成を有する自動販売機用リモコンキーボードでは、スライドスイッチの操作ノブ（操作用スライドノブ）の上端を、表面パネル板より高さ位置が低くなるように設定してあり、且つ窓孔を塞ぐ半透明で且つ柔軟性を有する防水防塵兼用シートが配備してある。
従って、スライドスイッチの操作ノブは、表面パネル板より一段下がった高さ位置にあり、且つ半透明シートによってほぼ目隠し状態とされている。このため、リモコンキーボードの操作中に、スライドスイッチの操作ノブを誤って操作することを防止でき、意に反する商品の冷・温切換えミスを防止し得る。
【０００９】
また、半透明のシートが窓孔を目隠しするため、表面パネル板の内部、つまり回路基板に実装される各電子部品を外観される虞れがなく、しかも窓孔を塞ぐシートにより塵、埃及び雨滴が窓孔内に侵入する虞れも解消できる。
【００１０】
スライドスイッチの操作ノブを操作する際は、半透明の防塵防水兼用シートに対し操作者の指先を押し付けることで、柔軟性を有する防塵防水兼用シートが伸縮して凹む。操作者は、凹んだシートを介して指先で操作ノブを移動させることが出来、操作において何らの問題もない。また、操作ノブの上端面に標印マークを施すことで、スライドスイッチの操作ノブの現在位置を半透明シートを介して目視し得る。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明に係る自動販売機用リモコンキーボードの具体的な実施の形態を説明する。
【００１２】
図１は、この発明に係る自動販売機用リモコンキーボードを示す斜視図である。
自動販売機用リモコンキーボードＡは、上面開口有底のケース体４とケース体４の上開口面を塞ぐ表面パネル板２とから成る。
ケース体４には、図３で示すように、内部に回路基板４１を配備し、この回路基板４１上に各種の電子部品を実装している。また、回路基板４１上には、複数のスイッチ及び各スイッチに対応するスイッチ操作部５が配備してある。更に、表面パネル板２には、面内に各スイッチ操作部５に対応して複数の窓孔２１が開設されている。
【００１３】
図１において、スライドスイッチ１は、リモコンキーボードＡの一端部側に三つ並列配備されている。このスライドスイッチ１は、自動販売機の内部に配備される各種販売商品をシーズンによって冷・温切換えするための切換えスイッチである。
【００１４】
図２及び図３で示すように、スライドスイッチ１はスライドスイッチ本体１１と、スイッチ本体１１から上方へ突出する操作用スライドノブ１２とから成る。
【００１５】
一方、表面パネル板２の窓孔２１は、実施の形態では表面パネル板２を陥没させ、下方向へ凹む皿状受け部２２を形成し、この皿状受け部２２の底面に開口部２３を開設して構成している。スイッチ本体１１から上方へ突出する操作ノブ（操作用スライドノブ）１２は開口部２３を貫通し、上部１２ａが窓孔２１内に位置している。そして、スライドスイッチ本体１１の操作ノブ１２の上端は、表面パネル板２の高さ位置より一段下がった高さ位置に設定され、表面パネル板２より上方へ突出しないように設定されている。つまり、操作ノブ１２の上端は、表面パネル板２に対し陥没状に配備されている。
【００１６】
表面パネル板２の窓孔２１の周縁には、凹み状の受け段部２４が周設してあり、この受け段部２４に表面パネル板２と面一状となる半透明で柔軟性を有する防塵防水兼用シート３が貼着されている。このシート３は、実施の形態では例えばシリコンゴムシートが使用されている。
このシート３の貼着により、シート３とスライドスイッチ１の操作ノブ１２上端面との間には、高さ方向へ僅かな空間が開いている。
また、表面パネル板２の上面には、表面化粧シート２ａが貼着され、この表面化粧シート２ａの端部が上記シート３の端部に重合している。
【００１７】
また、上記スライドスイッチ１の操作ノブ１２の上部１２ａ（例えば上端面）には、マーカーによる標印、例えば上端面を鮮明な色（赤色等）で着色してある。この操作ノブ１２の位置確認用標印部１３により、半透明シート３で目隠し状となる操作ノブ１２の現在位置が一層明瞭となる。
【００１８】
このような構成を有する自動販売機用リモコンキーボードにより、商品の冷・温切換えを実行する際は、操作者の指先を窓孔２１を覆うシート３に押し付ける。この押圧動作により、シリコンゴムシート３は操作ノブ１２の上部（上端部）１２ａ位置よりも更に凹む。これにより、指先で表面パネル板１より僅かに下がった位置にあるスライドスイッチ１の操作用ノブ１２を簡単に移動させ得る。
【００１９】
この発明では、スライドスイッチ１の操作用ノブ１２の上端を、表面パネル板２より高さ位置が低くなるように設定してあり、且つ窓孔１２を塞ぐ半透明で且つ柔軟性を有するシート３が配備してある。
従って、スライドスイッチ１の操作ノブ１２の上端は、表面パネル板２より一段低い下がった位置にあり、且つ半透明（防塵防水兼用）シート３によって、ほぼ目隠しされている。これにより、リモコンキーボードＡの操作中に、スライドスイッチ１の操作用ノブ１２を誤って不用意に操作する虞れを防止でき、意に反する商品の冷・温切換えミスを防止し得る。
【００２０】
また、半透明のシート３が窓孔（開口部２３）２１を目隠しするため、表面パネル板２の内部、つまり回路基板３１に実装される各電子部品等を外観される虞れがなく、しかも窓孔（開口部２３）２１を塞ぐシート３により塵、埃及び雨水が窓孔２１内に侵入する虞れも解消できる。
【００２１】
【発明の効果】
この発明では、以上のように、操作用スライドノブが位置する窓孔を、半透明で柔軟性を有する防水防塵兼用シートで塞ぎ、スライドノブを含む窓孔内部をほぼ目隠し状に設定すると共に、上記シートに対し僅かな隙間を開いて下方に位置するスライドノブの上部に位置確認用標印部を配備し、上記シートを介して目隠し状態下にあるスライドノブ位置のみを外観し得るようにしたから、柔軟なシートは下方へ押すだけで操作ノブの上部（標印部）位置より更に凹むから、容易な作業で操作ノブを移動させることができる。
また、窓孔は半透明シートでほぼ目隠し状に塞がれているため、従来のように窓孔を介して表面パネル板内の実装電子部品が外観される等の不利が解消できる許かりでなく、半透明シートによって窓孔から塵・埃及び雨滴などの内部への侵入を阻止し得、内部の電子部品を保護し得る。
更に、スライドノブの上部に位置確認標印部を配備することで、ほぼ目隠し状態のもとでスライドノブの上部、つまり標印部の位置のみが、近接する半透明シートの上から確認し得、スイッチ操作が容易となる等、発明目的を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】リモコンキーボードの実施の形態を示す斜視図である。
【図２】リモコンキーボードのスイライドスイッチを示す要部拡大斜視図である。
【図３】リモコンキーボードのスライドスイッチを示す断面図である。
【図４】従来のスライドスイッチを示す断面図である。
【符号の説明】
１ スライドスイッチ
２ 表面パネル板
３ 防塵防水シート
１１ スライドスイッチ本体
１２ 操作用スライドノブ
１３ 位置確認用マーカー標印部
２１ 窓孔
２２ 皿状受け部
２３ 開口部
２４ 受け段部
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動販売機内部の各種電気機器をリモートコントロールする際に使用する自動販売機用リモコンキーボードに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図４は、従来の自動販売機用リモコンキーボードのスライドスイッチ部分を示す説明断面図である。
自動販売機の機体内部には、加温冷設備が配備してある。この加温冷設備により、販売機内の販売商品をシーズンに合わせて加冷・加温している。その際、リモコンキーボードが使用され、リモコンキーボードのスライドスイッチにより加温冷設備の運転を切り換えるようになっている。
従来のリモコンキーボードに配備されるスライドスイッチは、図４で示すように、スライドスイッチ本体１１が回路基板４１に実装され、スイッチ本体１１から上方へ突出する操作用スライドノブ１２の上部は、表面に化粧シート２ａを備えた表面パネル板２の窓孔２１から上方へ突出して配備されている。
【０００３】
販売商品の冷・温切換えに際しては、表面パネル板の上面より上方へ突出する操作用スライドノブを指先で移動させ、加温冷設備のスイッチ切換えを行う。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来の自動販売機用リモコンキーボードでは、スイライドスイッチの操作ノブ（操作用スライドノブ）が、表面パネル板より上方へ突出している。従って、スイッチ操作ノブが容易に移動操作し得るような構成となっている。
ところが、リモコンキーボードのスライドスイッチは、商品の冷・温切換えのためのものであり、日常、頻繁に操作（使用）するものではない。従って、スライドスイッチの操作ノブが、表面パネル板より上方に突出していると、意に反して操作ノブが移動することがある。例えば、他のスイッチを操作する際、誤ってスライドスイッチの突出ノブに物があたる、或いは不用意に突出ノブに手指が触れることで、意図せずに操作ノブが移動し、不知の間に冷・温切換えが実行されてしまう虞れがあった。
【０００５】
また、表面パネル板の面内には、スライドスイッチの操作ノブを移動させるための窓孔が開設されている。このため、表面パネル板の窓孔から回路基板に実装する各電子部品が外観し得る不利が有る許かりでなく、窓孔から塵、埃等が内部に侵入すると共に、雨滴が内部に侵入し電子部品を傷める不利があった。
【０００６】
この発明は、以上のような課題を解消させ、スライドスイッチの意に反する不容易な操作を防止し、しかも窓孔より表面パネル板の内部を外観し得ず、且つ塵、埃及び雨滴の侵入を防止し得る自動販売機用リモコンキーボードを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び作用】
この目的を達成させるために、この発明の自動販売機用リモコンキーボードでは、次のような構成としている。
自動販売機用リモコンキーボードは、回路基板上にスライドスイッチ本体を配備し、表面パネル板の面内にスライドスイッチ本体から上方へ突出する操作用スライドノブを臨出させる窓孔を開口した自動販売機用リモコンキーボードであって、上記操作用スイライドノブの上端を、表面パネル板より低く設定すると共に、窓孔を塞ぐ柔軟性を有する半透明の防水防塵兼用シートを配備したことを特徴としている。
【０００８】
このような構成を有する自動販売機用リモコンキーボードでは、スライドスイッチの操作ノブ（操作用スライドノブ）の上端を、表面パネル板より高さ位置が低くなるように設定してあり、且つ窓孔を塞ぐ半透明で且つ柔軟性を有する防水防塵兼用シートが配備してある。
従って、スライドスイッチの操作ノブは、表面パネル板より一段下がった高さ位置にあり、且つ半透明シートによってほぼ目隠し状態とされている。このため、リモコンキーボードの操作中に、スライドスイッチの操作ノブを誤って操作することを防止でき、意に反する商品の冷・温切換えミスを防止し得る。
【０００９】
また、半透明のシートが窓孔を目隠しするため、表面パネル板の内部、つまり回路基板に実装される各電子部品を外観される虞れがなく、しかも窓孔を塞ぐシートにより塵、埃及び雨滴が窓孔内に侵入する虞れも解消できる。
【００１０】
スライドスイッチの操作ノブを操作する際は、半透明の防塵防水兼用シートに対し操作者の指先を押し付けることで、柔軟性を有する防塵防水兼用シートが伸縮して凹む。操作者は、凹んだシートを介して指先で操作ノブを移動させることが出来、操作において何らの問題もない。また、操作ノブの上端面に標印マークを施すことで、スライドスイッチの操作ノブの現在位置を半透明シートを介して目視し得る。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明に係る自動販売機用リモコンキーボードの具体的な実施の形態を説明する。
【００１２】
図１は、この発明に係る自動販売機用リモコンキーボードを示す斜視図である。
自動販売機用リモコンキーボードＡは、上面開口有底のケース体４とケース体４の上開口面を塞ぐ表面パネル板２とから成る。
ケース体４には、図３で示すように、内部に回路基板４１を配備し、この回路基板４１上に各種の電子部品を実装している。また、回路基板４１上には、複数のスイッチ及び各スイッチに対応するスイッチ操作部５が配備してある。更に、表面パネル板２には、面内に各スイッチ操作部５に対応して複数の窓孔２１が開設されている。
【００１３】
図１において、スライドスイッチ１は、リモコンキーボードＡの一端部側に三つ並列配備されている。このスライドスイッチ１は、自動販売機の内部に配備される各種販売商品をシーズンによって冷・温切換えするための切換えスイッチである。
【００１４】
図２及び図３で示すように、スライドスイッチ１はスライドスイッチ本体１１と、スイッチ本体１１から上方へ突出する操作用スライドノブ１２とから成る。
【００１５】
一方、表面パネル板２の窓孔２１は、実施の形態では表面パネル板２を陥没させ、下方向へ凹む皿状受け部２２を形成し、この皿状受け部２２の底面に開口部２３を開設して構成している。スイッチ本体１１から上方へ突出する操作ノブ（操作用スライドノブ）１２は開口部２３を貫通し、上部１２ａが窓孔２１内に位置している。そして、スライドスイッチ本体１１の操作ノブ１２の上端は、表面パネル板２の高さ位置より一段下がった高さ位置に設定され、表面パネル板２より上方へ突出しないように設定されている。つまり、操作ノブ１２の上端は、表面パネル板２に対し陥没状に配備されている。
【００１６】
表面パネル板２の窓孔２１の周縁には、凹み状の受け段部２４が周設してあり、この受け段部２４に表面パネル板２と面一状となる半透明で柔軟性を有する防塵防水兼用シート３が貼着されている。このシート３は、実施の形態では例えばシリコンゴムシートが使用されている。
このシート３の貼着により、シート３とスライドスイッチ１の操作ノブ１２上端面との間には、高さ方向へ僅かな空間が開いている。
また、表面パネル板２の上面には、表面化粧シート２ａが貼着され、この表面化粧シート２ａの端部が上記シート３の端部に重合している。
【００１７】
また、上記スライドスイッチ１の操作ノブ１２の上部１２ａ（例えば上端面）には、マーカーによる標印、例えば上端面を鮮明な色（赤色等）で着色してある。この操作ノブ１２の位置確認用標印部１３により、半透明シート３で目隠し状となる操作ノブ１２の現在位置が一層明瞭となる。
【００１８】
このような構成を有する自動販売機用リモコンキーボードにより、商品の冷・温切換えを実行する際は、操作者の指先を窓孔２１を覆うシート３に押し付ける。この押圧動作により、シリコンゴムシート３は操作ノブ１２の上部（上端部）１２ａ位置よりも更に凹む。これにより、指先で表面パネル板１より僅かに下がった位置にあるスライドスイッチ１の操作用ノブ１２を簡単に移動させ得る。
【００１９】
この発明では、スライドスイッチ１の操作用ノブ１２の上端を、表面パネル板２より高さ位置が低くなるように設定してあり、且つ窓孔１２を塞ぐ半透明で且つ柔軟性を有するシート３が配備してある。
従って、スライドスイッチ１の操作ノブ１２の上端は、表面パネル板２より一段低い下がった位置にあり、且つ半透明（防塵防水兼用）シート３によって、ほぼ目隠しされている。これにより、リモコンキーボードＡの操作中に、スライドスイッチ１の操作用ノブ１２を誤って不用意に操作する虞れを防止でき、意に反する商品の冷・温切換えミスを防止し得る。
【００２０】
また、半透明のシート３が窓孔（開口部２３）２１を目隠しするため、表面パネル板２の内部、つまり回路基板３１に実装される各電子部品等を外観される虞れがなく、しかも窓孔（開口部２３）２１を塞ぐシート３により塵、埃及び雨水が窓孔２１内に侵入する虞れも解消できる。
【００２１】
【発明の効果】
この発明では、以上のように、操作用スライドノブが位置する窓孔を、半透明で柔軟性を有する防水防塵兼用シートで塞ぎ、スライドノブを含む窓孔内部をほぼ目隠し状に設定すると共に、上記シートに対し僅かな隙間を開いて下方に位置するスライドノブの上部に位置確認用標印部を配備し、上記シートを介して目隠し状態下にあるスライドノブ位置のみを外観し得るようにしたから、柔軟なシートは下方へ押すだけで操作ノブの上部（標印部）位置より更に凹むから、容易な作業で操作ノブを移動させることができる。
また、窓孔は半透明シートでほぼ目隠し状に塞がれているため、従来のように窓孔を介して表面パネル板内の実装電子部品が外観される等の不利が解消できる許かりでなく、半透明シートによって窓孔から塵・埃及び雨滴などの内部への侵入を阻止し得、内部の電子部品を保護し得る。
更に、スライドノブの上部に位置確認標印部を配備することで、ほぼ目隠し状態のもとでスライドノブの上部、つまり標印部の位置のみが、近接する半透明シートの上から確認し得、スイッチ操作が容易となる等、発明目的を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】リモコンキーボードの実施の形態を示す斜視図である。
【図２】リモコンキーボードのスイライドスイッチを示す要部拡大斜視図である。
【図３】リモコンキーボードのスライドスイッチを示す断面図である。
【図４】従来のスライドスイッチを示す断面図である。
【符号の説明】
１ スライドスイッチ
２ 表面パネル板
３ 防塵防水シート
１１ スライドスイッチ本体
１２ 操作用スライドノブ
１３ 位置確認用マーカー標印部
２１ 窓孔
２２ 皿状受け部
２３ 開口部
２４ 受け段部
Claims (1)
- リモコンキーボードにおいて、操作用スライドノブが位置する窓孔を、半透明で柔軟性を有する防水防塵兼用シートで塞ぎ、スライドノブを含む窓孔内部をほぼ目隠し状に設定すると共に、上記シートに対し僅かな隙間を開いて下方に位置するスライドノブの上部に位置確認用標印部を配備し、上記シートを介して目隠し状態下にあるスライドノブ位置のみを外観し得るようにしたことを特徴とする自動販売機用リモコンキーボード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30493497A JP3754543B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 自動販売機用リモコンキーボード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30493497A JP3754543B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 自動販売機用リモコンキーボード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11119886A JPH11119886A (ja) | 1999-04-30 |
| JP3754543B2 true JP3754543B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=17939082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30493497A Expired - Fee Related JP3754543B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 自動販売機用リモコンキーボード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3754543B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002008480A (ja) | 2000-06-21 | 2002-01-11 | Nec Corp | 操作装置 |
| JP5296177B2 (ja) * | 2011-10-28 | 2013-09-25 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
-
1997
- 1997-10-20 JP JP30493497A patent/JP3754543B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11119886A (ja) | 1999-04-30 |
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