JP3752576B2 - 軌道作業機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は軌道作業機、特に枕木の新旧交換作業に適用して有用な軌道作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は先に枕木の新旧交換作業に適用できる軌道作業機を提案した(例えば実開平3−34967号、同平5−10505号公報参照)。
【0003】
上記作業機によれば従来の人手作業に比べ作業能率を大幅に向上することが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
最近、枕木としてPC製のものが使用される傾向にある。このPC枕木は木製の旧枕木に比べ上下幅が少し大きく、これを旧枕木の引き抜き跡に入れるためには、引き抜き跡を少し深くするなどの整形作業を必要とする。従来一般にこのような引き抜き跡の整形は、手作業や掘削バケット適用により行っているが、前者は多大の人手と時間を要し、後者は小回りが利かないためにこのような整形作業には不向きであり、その改善が望まれていた。
【0005】
本発明は上記要望に鑑みなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、枕木の新旧交換作業に供される軌道作業機であって、軌道レール上を走行できる作業台車と、該台車上に軌道レールと直交する方向に水平設置されていて軸方向に伸縮できる支持腕とを備え、該支持腕は、基端部において上記台車に枢支された固定腕部と該腕部に対し軸方向にスライド可能に接合された可動腕部とから構成され、固定腕部は第1駆動装置の作動をして基端枢支部を回動支点として上下方向に傾回動可能であり、可動腕部は第2駆動装置の作動をして固定腕部を出発点として軌道レールより外側方へ枕木の長さを超える位置まで突出が可能であり、可動腕部の先端部には、第3駆動装置の作動をして開閉操作が可能で上記支持腕の水平位置で既設の旧枕木を掴むことができるチャック装置が備えられていることを特徴とする軌道作業機に係る。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の1実施形態を添付図面に基づき説明すると次の通りである。
【0008】
図1、2に示す全体図から明らかなように、本発明作業機は、作業台車1、支持腕2及びチャック装置3を構成要素として備えている。
【0009】
作業台車1は軌道レールa,a上を走行可能であり、該台車1上には液体式ショベル系掘削機4が搭載されている。
【0010】
上記掘削機4は先端アタッチメントとして掘削バケット5を備え、該バケット5の両側部の縁部5a、5aにはそれぞれ咥持部材6が備えられている。咥持部材6は第4駆動装置7の作動をして基端枢支部6aを支点として開閉動作をとることが出来き、閉時には図1に示すように上記バケット5の縁部5aとの間で枕木b′を咥持し得るようになっている。このような構成の掘削バケット5は公知であり、例えば本出願人が先に提案した実開平3−34967号、同平5−10505号公報に記載の構成のものを用い得る。
【0011】
作業台車1としては、踏切の箇所で一般道路から軌道レールa、a上に乗り入れ出来るタイプのものが好ましい。図2において、符号16は一般道路走行用の車輪を示し、該車輪16は踏切の箇所で軌道レールa、a走行用の車輪8と適宜切り替えることが出来るようになっている。
【0012】
支持腕2は、図1、2に示すように、基端部において上記台車1の前端部に固設のブラケット9(図1参照)を介し枢支された固定腕部2aと、該腕部2aに対し軸方向にスライド移動可能に接合された可動腕部2bとから構成されている。
【0013】
固定腕部2aは、図2に概略的に示すように、基端側(図2では左側)は既設の枕木bの左端より僅かに外方へ突出し、先端側は上記枕木bの右端とほぼ一致している。
【0014】
固定腕部2aは通常は基端枢支部10と第1駆動装置11、例えばシリンダ・プランジャ装置との2点で水平に支持されているが、必要時には上記駆動装置11の作動をして基端枢支部10を回動支点として傾回動し俯仰動作をとり得るようになっている。
【0015】
固定軸部2aは角形筒状で内部に可動腕部2bが回り止め状態下に挿装され、該腕部2bは油圧制御により固定腕部2aを出発点として進退操作され、進出位置においては、その先端は図3に示すように右側軌道レールaより外方へ枕木bの長さを少し超える位置まで突出している。
【0016】
可動腕部2bを油圧制御により進退操作するための第2駆動装置12として、図示の実施形態では、プランジャが可動腕部2b、またシリンダが固定腕部2aからそれぞれ構成されたプランジャ・シリンダ装置が示されている。
【0017】
チャック装置3は上記可動腕部2bの先端部に、該腕部2bの水平位置で枕木bをチャックすることが出来るように、取り付け固定されている。
【0018】
チャック装置3は第3駆動装置13例えばプランジャ・シリンダ装置の作動をして枢着部14を支点に開閉される挟咥部15、15を備え、該挟咥部15、15の開閉動作により、枕木bをチャックし又はチャック状態から解放し得るようになっている。
【0019】
以下に、木製旧枕木bからPC製新枕木b′への交換作業を本発明作業機を適用して実施した場合につき説明すると次の通りである。
【0020】
本発明作業機は図2に示す状態より支持腕2を第1駆動装置11の作動をして上方へ俯仰させチャック装置3(開状態)を軌道面より上方に位置させた状態で軌道レールa、a上を走行され、交換対象の旧枕木bとチャック装置3(開状態)とが一致した位置で停止され、且つ図外のブレーキ装置の作動をしてこの位置で拘束される。
【0021】
次に、第1駆動装置11の作動をして支持腕2が水平位置に戻され、これによりチャック装置3の挟咥部材15、15の間が旧枕木bの図2において右端部に上側から嵌入し、該枕木bを掴み得る態勢となり、この状態で第3作動装置13の作動をして挟咥部材15、15を閉じることにより、図2に示すように枕木bの右端部をしっかりと掴むことが出来る。
【0022】
次に、図2に示す状態で第2駆動装置12の作動をして退去位置にある可動腕部2bを右方へ進出させて行くと、これにつれ旧枕木bは右方へ水平に従ってスムーズ引き抜かれて行き、この引き抜きは可動腕2bが伸びきった時点、即ち旧枕木bの左端が右側軌道レールaから外方へ外れた時点で終了する。この状態が図3に示されている。
【0023】
次に図3に示す状態から第3駆動装置13の作動をして挟咥腕15、15を開き枕木bを解放した後に、第1駆動装置11の作動をして固定腕部2aを可動腕部2bと共に上方へ俯仰させ、更に旧、新枕木b、b′の入れ替えを、例えば掘削機4に備えた咥持部材6付き掘削バケット5を使用して行う。この入れ替え操作の間、支持腕2が障害になる場合には一時的に作業台車1を少し移動してもよい。
【0024】
新旧枕木b、b′の入れ替え作業を終えた後は、第1駆動装置11の作動をして固定腕2a並びに可動腕2bを再び水平の位置に戻すと共に第3駆動装置13の作動をして挟咥部材15、15を閉じ、新枕木b′の右端部をしっかりと掴み、掴んだ後は、第1駆動装置11の作動をして上記腕2a、2bひいては枕木b′を上方へ所定角度俯仰させる。この状態が図4に示されている。
【0025】
この図4に示す状態では、俯仰状態にある新枕木b′の左端の下端角部は抜き跡cの底部c′に接地し、この接地点eより右側の抜き跡底部c′は、新旧枕木の上下幅のギャップ分dだけ予め掘削バケット5または手作業等により掘り下げ整形しておく。
【0026】
次に図4に示す状態で、第2駆動装置12の作動をして可動腕2bを退去方向に移動すると、枕木b′は俯仰状態での移動となるため、枕木b′の左端側の下端角部が枕木の引き抜き跡cの底部c′を掘り下げ整形する働きをなし、この掘り下げで新旧枕木b、b′の上下幅のギャップ分dが修正される。
【0027】
而して、枕木b′の左端が右端側の軌道レールaの外側近傍に至った後は、図6に示すように第1駆動装置11の作動をして腕部2a、2b並びに枕木b′を水平位置に戻し、更に引き続き第2駆動装置12の作動をして可動腕2bを図2に示す位置まで退去させて行くと、新枕木b′はこの退去による水平移動の間枕木先端でギャップ分dのバラストを押し除けて行き、茲に新旧枕木の交換作用を終了する。
【0028】
交換作業を終えた後は、チャック装置3を枕木から解放し更に支持腕2を第1駆動装置11の作動をして俯仰させチャック装置3を軌道面より上方に退去させた後に、作業台車1を移動することにより次の枕木の交換作業に備えることが出来る。
【0029】
【発明の効果】
本発明作業機によれば、新旧枕木の交換作業をこれら枕木の上下幅に差があるような場合であっても迅速確実に行うことが可能となり、交換作業能率を従来装置に比べ更に一層向上できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態を概略的に示す全体の側面図である。
【図2】同、正面図である。
【図3】同、可動腕が伸び切った状態を示す正面図である。
【図4】同、新枕木を俯仰させた状態を示す正面図である。
【図5】俯仰させた新枕木による引き抜き跡修正状況を示す正面図である。
【図6】新枕木の水平押入状況を示す正面図である。
【符号の説明】
1 作業台車
2 支持腕
2a 固定腕
2b 可動腕
3 チャック装置
4 掘削機
5 掘削バケット
6 咥持部材
6a 縁部
7 第4駆動装置
8 軌道レール走行用車輪
9 ブラケット
10 基端枢支部
11 第1駆動装置
12 第2駆動装置
13 第3駆動装置
14 枢着部
15 挟咥部
16 一般道路走行用車輪

Claims (2)

  1. 枕木の新旧交換作業に供される軌道作業機であって、軌道レール上を走行できる作業台車と、該台車上に軌道レールと直交する方向に水平設置されていて軸方向に伸縮できる支持腕とを備え、該支持腕は、基端部において上記台車に枢支された固定腕部と該腕部に対し軸方向にスライド可能に接合された可動腕部とから構成され、固定腕部は第1駆動装置の作動をして基端枢支部を回動支点として上下方向に傾回動可能であり、可動腕部は第2駆動装置の作動をして固定腕部を出発点として軌道レールより外側方へ枕木の長さを超える位置まで突出が可能であり、可動腕部の先端部には、第3駆動装置の作動をして開閉操作が可能で上記支持腕の水平位置で既設の旧枕木を掴むことができるチャック装置が備えられていることを特徴とする軌道作業機。
  2. 作業台車が液体式ショベル系掘削機を備え、該掘削機は先端アタッチメントとして枕木の咥持機構を具備する掘削バケットを備えていることを特徴とする請求項1記載の軌道作業機。
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