JP3752034B2 - 薄片の処理容器及び熱処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハーや液晶基盤等の薄片で面積の大きい処理物の表面酸化、特定元素拡散、表面膜成長、アニール、付着物分解除去、プラズマエッチング等の処理を行うための薄片の処理容器に関し、特に処理雰囲気を特定雰囲気に保つ為に一時的に素早く減圧にすることを必要とする処理に好適に使用される薄片の処理容器に関し、また当該薄片の処理容器を利用して、ウエハーや液晶基盤等の薄片を高速で熱処理するために好適な枚葉式の熱処理装置に関し、さらに当該薄片の処理容器の製造方法に関する。
【0002】
【関連技術】
従来、半導体ウエハーや液晶基盤などの薄片で面積の大きい処理物の表面酸化、特定元素拡散、表面膜成長、アニール、付着物分解除去、プラズマエッチング等の処理は、複数横向きあるいは縦向きに積層して円筒状の容器内で熱処理するバッチ方式の処理装置や、一枚毎又は数枚毎に容器内で処理する枚葉式の装置を用いて行なわれている。
【0003】
バッチ方式の処理装置を用いる場合、近年の処理物の大型化に伴い、積層薄片の中央部と外周部での加熱源からの熱の加わり方の不均一や処理雰囲気の不均一を発生することが多く、被処理物の歩留まりの低下などを招いていた。
【0004】
また、枚葉式の装置を用いる場合においては、バッチ処理のような不均一が発生しずらいなどの利点があるが、処理物の大型化に伴い容器も大型化し、加熱、冷却や雰囲気調整(減圧化、置換)等に時間がかかり、薄片の処理のスループットが異常に遅くなるなどの問題があった。特に、雰囲気調整の際の急激な減圧の時に容器が耐えられず、大気圧により破損するなどの問題があった。
【0005】
この対策として、従来様々な工夫がなされている。その一つは、容器の肉厚化で外圧に耐えるようにしたり、部分的にはちまき状のリブを設けて補強するなどの方策が提案されている(特開平2−299225号公報)。しかしながら、肉厚を厚くすることやよけいなリブを設けることは容器の熱容量を増し、加熱冷却時間を著しく遅延させ、さらにリブにおいては、リブのある部分と無い部分で輻射熱の透過や吸収が異なり処理物の処理不均一の原因になるという問題があった。
【0006】
また、一方で円弧状の円筒の一部と内部リブを組み合わせた容器が提案されている(特公平6−9193号公報)が、これは、熱容量や温度不均一を押さえる意味で効果的であったが、先の厚肉やはちまき状のリブも同様であるが構造が複雑なため製作が困難で、コストが高い等の問題があった。また、内部構造がリブなどにより複雑な為、ガスの流れが悪く、しかも処理副生成物などが堆積しやすく、洗浄などによる除去にも問題があった。
【0007】
ちなみに、温度の不均一があると薄片の反りや薄片が結晶物で有った場合のスリップ等の欠陥の原因になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、▲1▼急激な減圧に破損しない、▲2▼熱容量が小さい、▲3▼加熱源からの輻射熱が被処理物の薄片に均一に届く、▲4▼ガスが均一に流れる、▲5▼容器の内部構造が単純で、副生成物の堆積が少なく、洗浄しやすい、▲6▼加工製作等が容易である工業的に優れた薄片の処理容器を提供すること、及び当該処理容器を利用した高スループットが可能な枚葉式の熱処理装置を提供すること、並びに当該処理容器を容易に製作することを可能とした処理容器の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の薄片の処理容器の第 1 の態様は、相対向する一対の略平面形状の主壁と該主壁を接続する側壁とからなる略方形の断面形状を有する容器本体内にセットされた単枚又は2〜5枚の薄片を該容器本体内部の特定の雰囲気にて処理する薄片の処理容器であって、該容器本体が石英ガラスからなり、該一対の主壁の一部が容器本体の内側又は外側に楕円又は円形の略ドーム状に突出しドーム状突出部となっており、該薄片が略円形又は略方形をしており、該主壁と該容器本体内にセットされた薄片とが該ドーム状突出部を除いて平行であり、該ドーム状突出部が該薄片より大きな平面範囲を有し、かつ該ドーム状突出部の外縁部が該薄片の平面範囲より外側にあると共に、該容器本体に薄片の挿入用開口部、薄片の取り出し用開口部、処理ガス導入部及び処理ガス排出部を設け、該薄片の挿入用開口部及び取り出し用開口部の周縁に2つのフランジ部を別々に設けたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の薄片の処理容器の第2の態様は、相対向する一対の略平面形状の主壁と該主壁を接続する側壁とからなる略方形の断面形状を有する容器本体内にセットされた単枚又は2〜5枚の薄片を該容器本体内部の特定の雰囲気にて処理する薄片の処理容器であって、該容器本体が石英ガラスからなり、該一対の主壁の一部が容器本体の内側又は外側に楕円又は円形の略ドーム状に突出しドーム状突出部となっており、該薄片が略円形又は略方形をしており、該主壁と該容器本体内にセットされた薄片とが該ドーム状突出部を除いて平行であり、該ドーム状突出部が該薄片より大きな平面範囲を有し、かつ該ドーム状突出部の外縁部が該薄片の平面範囲より外側にあると共に、該容器本体に薄片の挿入及び取り出し用の開口部、処理ガス導入部及び処理ガス排出部を設け、該薄片の挿入及び取り出し用の開口部の周縁にフランジ部を設けたことを特徴とする。
【0011】
相対向する一対の略平面形状の主壁が有るために、該主壁を通して、加熱源(ランプ等)からの輻射によって、薄片を表裏均等に加熱できる。該主壁の一部がドーム状に突出している部分が有るために、急激な減圧(例えば5分で大気圧→10-2torr)にしたときにも、ドーム部分が主壁のそりを押さえる補強効果を発揮し破損しない。
【0012】
前記薄片が、略円形又は略方形をしており、前記主壁と前記容器本体内にセットされた薄片とが前記ドーム状突出部を除いて平行である構成が採用される。
【0013】
ドーム状の突出部を有する主壁が薄片と平行であるため、主壁(ドーム状部分も含む)を通して、薄片に到達する加熱源(ランプ等)からの輻射が薄片全面に均一にとどき、急激に加熱しても加熱時の温度分布が一定になる(ここでいう急激とは、たとえば常温→1000℃を2分間で昇温させることをいう)。
【0014】
前記ドーム状突出部が、前記薄片より大きな平面範囲を有し、かつ該ドーム状突出部の外縁部が該薄片の平面範囲より外側に有るように構成するのが好ましい。
【0015】
薄片の平面範囲よりドーム状突出部が広くしかも主壁の平面部分との境界部が外にあるので、主壁の平面部分とドーム状突出部の屈曲する部分が加熱源から見て薄片の表面にかからないためにドーム状突出部と平面部分とが接続する屈曲部分で輻射熱の屈折等によるレンズ効果での部分的な加熱や減衰がないので、薄片が急激な加熱にも均一に加熱される利点がある。
【0016】
前記容器本体が、石英ガラスからなり、かつ前記主壁の少なくともドーム状突出部の肉厚方向の平均OH基含有量の最大と最小の偏差の範囲が、Δ50ppm以内であり、かつ肉厚の偏差がΔ1mm以内であるように設定するのが好適である。
【0017】
OH基は、2.7μm付近での赤外線の吸収があり、石英ガラス中の輻射の通過に影響する。このため、濃度や肉厚にバラツキがあると吸収される赤外線輻射にもバラツキが発生し、均一な加熱が困難となるため、OH基及び肉厚のバラツキの幅を上記範囲に限定することにより影響を最小限に出来る。
【0018】
前記ドーム状突出部の少なくとも前記薄片を覆う範囲のドーム曲率半径がR150mmより小さくならない。
【0019】
薄片を覆うドーム状の突出部の曲率半径がR150mmより大きくすることにより、通過する輻射の通過経路が部分的に増して減衰したり、レンズ効果で収束したりする事が無く均一に加熱できる有利さがある。
【0020】
前記容器本体に薄片の挿入及び取り出し用の開口部、処理ガス導入部及び処理ガス排出部を設けることにより、本発明の処理容器を用いた熱処理装置への適用が可能となる。該開口部は挿入用開口部と取り出し用開口部とを別々に2個設けてもよいし、挿入用と取り出し用とを兼用として1個の開口部としてもよい。これらの開口部はフランジ部を介して設けるのが好適である。
【0021】
少なくとも一方のドーム状突出部の頂上部に薄片保持柱挿入口を設けることにより、薄片保持柱を設けた処理装置への適用が可能となる。
【0022】
本発明の熱処理装置の第1の態様は、単枚又は2〜5枚の略円形又は方形の薄片を特定の雰囲気にて熱処理する熱処理装置であって、薄片挿入用開口部と薄片取り出し用開口部とを有する薄片の処理容器と、前記薄片の挿入用開口部を介して薄片を該処理容器内へ挿入する第1薄片搬送手段と、前記薄片の取り出し用開口部を介して、薄片を該処理容器外へ取り出す第2薄片搬送手段と、該処理容器の一対の主壁の外側に配置された加熱手段と、からなる。
【0023】
本発明の熱処理装置の第2の態様は、単枚又は2〜5枚の略円形又は方形の薄片を特定の雰囲気にて熱処理する熱処理装置であって、薄片挿入用開口部と薄片取り出し用開口部と薄片保持柱挿入口とを有する薄片の処理容器と、前記薄片の挿入用開口部を介して薄片を該処理容器内へ挿入する第1薄片搬送手段と、前記薄片の取り出し用開口部を介して、薄片を該処理容器外へ取り出す第2薄片搬送手段と、前記薄片保持柱挿入口から容器本体内部に貫通挿入されかつ上端部に薄片保持部を設けた薄片保持柱と、該処理容器の一対の主壁の外側に配置された加熱手段と、からなる。
【0024】
前記第1薄片搬送手段は、一端に開口を有する略C型アームを有し、該アーム又はアームから突出した受け部上に薄片を載置し、前記薄片の挿入用開口部を介して該薄片を該処理容器内へ挿入する構成を有し、かつ前記第2薄片搬送手段が、一端に開口を有する略C型アームを有し、該アーム又はアームから突出した受け部上に薄片を載置し、前記薄片の取り出し用開口部を介して該薄片を該処理容器外へ取り出すように構成するのが好ましい。
【0025】
本発明の熱処理装置の第3の態様は、単枚の略円形又は方形の薄片を特定の雰囲気にて熱処理する熱処理装置であって、薄片の挿入用及び取り出し用の1個の開口部を有する薄片の処理容器と、該薄片の挿入用及び取り出し用開口部を介して薄片を処理容器内へ挿入又は該処理容器外へ取り出す作用をする薄片搬送手段と、該処理容器の一対の主壁の外側に配置された加熱手段と、からなる。
【0026】
本発明の熱処理装置の第4の態様は、単枚の略円形又は方形の薄片を特定の雰囲気にて熱処理する熱処理装置であって、薄片の挿入用及び取り出し用の1個の開口部と薄片保持柱挿入口とを有する薄片の処理容器と、該薄片の挿入用及び取り出し用開口部を介して薄片を処理容器内へ挿入又は該処理容器外へ取り出す作用をする薄片搬送手段と、前記薄片保持柱挿入口から容器本体内部に貫通挿入されかつ上端部に薄片保持部を設けた薄片保持柱と、該処理容器の一対の主壁の外側に配置された加熱手段と、からなる。
【0027】
前記薄片搬送手段は、一端に開口を有する略C型アームを有し、該アーム又はアームから突出した受け部上に薄片を載置し、前記薄片の挿入用及び取り出し用開口部を介して該薄片を該処理容器内へ挿入し又は該薄片を該処理容器外へ取り出すことができるように構成されている。
【0028】
本発明の薄片の処理容器の製造方法は、石英ガラス板の一部をドーム状のカーボン型にて押しながら加熱し、その一部を突出させ一対の主壁を形成する工程と、該一対の主壁の相対向する端部と側壁となる石英ガラス板の端部とを互いに溶接して接続し箱形に組み立てる工程とからなることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一つの実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0030】
図中、12は本発明に係る薄片の熱処理装置(図6及び図7)で、薄片の処理容器14を有している。該処理容器14は、図1及び図2に示すごとく、相対向する一対の略平面形状の主壁16,17と、該主壁16,17を接続する側壁18とからなる略方形の断面形状を有する容器本体20を具備している。
【0031】
薄片W(例えば、半導体ウエハーや液晶基盤など)は、該容器本体20内に単枚又は2〜5枚ずつセットされ、特定の雰囲気にて、表面酸化、特定元素拡散、表面膜成長、アニール、付着物分解除去、プラズマエッチング等の処理がなされる。該薄片Wは、通常、略円形又は略方形の形状を有している。
【0032】
該一対の主壁16,17の一部(図示例では中央部)が容器本体20の内側又は外側に楕円又は円形の略ドーム状に突出し、ドーム状突出部16a,17aとなり、残りの非突出部は平坦部16b,17bとなっている。このドーム状突出部16a,17aの突出の方向は、図示の例ではいずれも外方、即ち上部ドーム状突出部16aは図面上では上方に突出し、下部ドーム状突出部17aは図面上では下方に突出している場合を示した。
【0033】
しかし、このドーム状突出部16a,17aの突出方向は外方に限定されるものではなく、両方とも内方に突出してもよく、いずれか一方が外方に残りの他方が内方に突出するように構成することもできる。
【0034】
該主壁16,17と、該容器本体20内にセットされた薄片Wとは、該ドーム状突出部16a,17aを除いた部分、即ち平坦部16b,17bにおいて平行となっている。
【0035】
該ドーム状突出部16a,17aの平面範囲αは、図5によく示されるごとく、該薄片Wの平面範囲βよりも大きく、かつ該ドーム状突出部16a,17aの外縁部16c,17cは、該薄片Wの平面範囲よりも外側に位置するように構成されている。このような構成とすると、該外縁部16c,17c、即ち主壁16,17の平面部分16b,17bとドーム状突出部16a,17aの屈曲する部分が後述する加熱手段Rから見て薄片Wの表面にかからないために該外縁部16c,17cで輻射熱の屈折等によるレンズ効果での部分的な加熱や減衰がないので、薄片Wが急激な加熱にも均一に加熱される利点がある。
【0036】
該容器本体20は石英ガラスによって形成されている。そして、該主壁16,17の少なくともドーム突出部16a,17aの肉厚方向の平均OH基含有量の最大と最小の偏差の範囲は、Δ50ppm以内とし、かつ肉厚の偏差はΔ1mm以内となるように設定されている。
【0037】
該ドーム状突出部16a,17aの少なくとも前記薄片Wを覆う範囲のドーム曲率半径はR150mmより小さくならないように形成されている。
【0038】
22,24は一対のフランジ部で、該容器本体20の相対向する一対の側端部に設けられている。該フランジ部22,24には、薄片Wの挿入用開口部26及び取り出し用開口部28がそれぞれ開穿されている。
【0039】
30は第1薄片搬送手段で、該挿入用開口部26を介して薄片Wを処理容器14の容器本体20内へ挿入する作用を行なう。該第1薄片搬送手段30は基板32を有している。34,36は該基板32から側方に突設された一対の略C型アームである。
【0040】
該略C型アーム34,36は、一対のベースアーム38,40と該ベースアーム38,40の先端部分に相対向して突出する2本のロッド部42,42及び44,44を有する略C字状受け部46,48とから構成されている。該ロッド部42,44の先端部には受け突部42a,44aが突設されている。薄片Wは、図示したように、受け突部42a,44a上に載置されて搬送される。50は該一対のベースアーム38,40間に横架された補強部材である。
【0041】
52は前記薄片Wの取り出し用開口部28を開閉自在に閉塞する蓋体である。54は第2薄片搬送手段で、該取り出し用開口部28を介して薄片Wを処理容器14の容器本体20外へ取り出す作用を行なう。該第2薄片搬送手段54は前記した第1薄片搬送手段30と同様の構成を有しているので詳細図を用いての説明は省略する。図示の例では、該取り出し用開口部28を閉塞する作用は行なわないので、第1薄片搬送手段30に設けられている基板は第2薄片搬送手段54には設ける必要はない。
【0042】
56は前記容器本体20に設けられた処理ガス導入部で、図1及び図2に示した例では、上部ドーム状突出部16aの頂上部に開口された導入孔に導入管が連設された構造となっている。
【0043】
58は該容器本体20に同様に設けられた処理ガス排出部で、図1及び図2に示した例では、下部ドーム状突出部17aの頂上部に開口された導入孔に導入管が連設された構造となっている。
【0044】
図1及び図2に示した薄片の処理容器14は、上部ドーム状突出部16aの頂上部に処理ガス導入部56を設け、下部ドーム状突出部17aの頂上部に処理ガス排出部58を設けた場合を例示したが、処理ガス導入部56及び処理ガス排出部58は必要に応じて所望位置に設けることができる。
【0045】
例えば、図3の例では、処理ガス排出部58は図2と同様に設けられているが、処理ガス導入部56は上部ドーム状突出部16aの頂上部には設けられておらず、不図示の適宜位置に設けられているものである。
【0046】
また、図4及び図5の例では、処理ガス導入部56及び処理ガス排出部58のいずれも上部ドーム状突出部16a及び下部ドーム状突出部17aの頂上部に設けられていない。この場合、処理ガス導入部56及び処理ガス排出部58のいずれもが、不図示の適宜位置に設けられているものである。
【0047】
図6及び図7において、Rはランプ等の加熱手段で、該処理容器の一対の主壁16,17の外側に所定間隔をおいて配置されている。本発明の薄片の熱処理装置12は、上記した処理容器14と、第1薄片搬送手段30と、第2薄片搬送手段54と、該加熱手段Rとから構成される。
【0048】
上記した熱処理装置12を用いて薄片Wを熱処理する場合の作用について図6にしたがって説明する。まず、薄片取り出し用開口部28を蓋体52によって閉塞し、一方、薄片挿入用開口部28は開放状態としておく。薄片Wを第1薄片搬送手段30の受け部に載置する〔図6(a)〕。
【0049】
該第1薄片搬送手段30を処理容器14の容器本体20内に挿入することによって薄片Wが該容器本体20内に挿入される。薄片Wは該受け部上に載置されたまま熱処理を受ける。この熱処理中には処理ガス導入部56から処理ガスが導入され、また処理ガス排出部58から当該処理ガスが排出され、必要な処理ガス雰囲気が形成される〔図6(b)〕。
【0050】
上記熱処理が終了すると、薄片取り出し用開口部28を閉塞していた蓋体52を取り外し、該取り出し用開口部28から第2薄片搬送手段54を該容器本体20内に入れて、第1薄片搬送手段30の受け部上で熱処理された薄片Wを該第2薄片搬送手段54の受け部上に移し変える〔図6(c)〕。
【0051】
続いて、該第2薄片搬送手段30を外方に取り出すことにより、薄片Wを外部に取り出す。そして、薄片取り出し用開口部28を蓋体52によって閉塞する〔図6(d)〕。
【0052】
上記した熱処理において、ドーム状突出部16a,17aを設けた処理容器12を用いているため、容器の割れを心配することなく短時間で減圧でき、したがって短時間で均一加熱を行なうことができ、薄片Wの短時間での均一な連続熱処理を行なうことができる。
【0053】
なお、図6の例では、薄片挿入用開口部と薄片取り出し用開口部を設け、第1及び第2薄片搬送手段を用いて薄片の挿入と取り出しを別々の開口部を介して行う場合を示したが、図7の例と同様に薄片挿入及び取り出し用開口部を一つ設け一つの薄片搬送手段によって薄片の挿入及び取り出しを行うこともできる。
【0054】
上記した熱処理装置12による熱処理の例としては、処理容器14内に薄片Wを保持する手段として第1薄片搬送手段30をそのまま利用した場合を示したが、この場合薄片Wは熱処理中、第1薄片搬送手段30の受け部に載置されたままで不動状態である。
【0055】
該薄片Wの熱処理にあたって、該薄片Wを回転させつつ加熱をすれば、その加熱状態はさらに均一化されることとなる。このように薄片Wを回転させつつ加熱するには、薄片Wを回転可能に保持することのできる薄片保持柱を用いるが、この場合の実施の形態について図7に基づいて説明する。図7において、図6の例と同一又は類似部材については同一の符号を用いる。
【0056】
図7に示した熱処理装置13と図6の熱処理装置12との違いは、薄片の処理容器15が下部ドーム状突出部17aの頂上部に設けられた薄片保持柱挿入口60を有していることである。図6の例では、下部ドーム状突出部17aの頂上部には処理ガス排出部58が設けられている。図7の例の場合にも処理ガス排出部58を設ける必要があるが、図示の例では該薄片保持柱挿入口60を処理ガス排出部58として兼用する場合が示されている。該処理ガス排出部58を該薄片保持柱挿入口60とは別に設けることも勿論可能である。
【0057】
62は薄片保持柱で、該薄片保持柱挿入口60から該容器本体20内に挿入貫通せしめられている。該薄片保持柱62の上端部には、薄片保持部64が形成されている。該薄片保持柱62は、回転可能とされており、熱処理時に薄片Wを回転させる必要がある場合には回転せしめられる。
【0058】
該処理容器15の容器本体21には薄片挿入用及び取り出し用開口部66が設けられ、一つの開口部66によって薄片Wの挿入及び取り出しを行なうようになっている。
【0059】
68は薄片搬送手段で、図1に示した第1薄片搬送手段30と同様の構成を有するので、図示による再度の詳細な説明は省略する。該薄片搬送手段68は、上記開口部66を介して容器本体21内へ薄片Wを挿入しかつ取り出す作用を行なうものである。なお、図6の例においては、薄片取り出し用開口部28は熱処理後の薄片Wを取り出すために用いられるが、図7の例では、薄片Wの取り出しも開口部66で行なわれるため、図6において用いられた薄片取り出し用開口部28は閉塞されたままとされている。
【0060】
上記した熱処理装置13を用いて薄片Wを熱処理する場合の作用について図7にしたがって説明する。薄片挿入及び取り出し用開口部66は開放状態とされている。薄片Wを薄片搬送手段68の受け部に載置する〔図7(a)〕。
【0061】
該薄片搬送手段68を処理容器15の容器本体21内に挿入することによって薄片Wが該容器本体21内の薄片保持部64の位置まで挿入される〔図7(b)〕。
【0062】
該薄片保持柱62を上方に移動することによって、該薄片Wは該薄片搬送手段68から離れて薄片保持柱62の上端部の薄片保持部64上に載置され、該薄片Wはその状態で熱処理を受ける。この熱処理中には処理ガス導入部56から処理ガスが導入され、また薄片保持柱挿入口60と薄片保持柱62との間の間隙から当該処理ガスが排出され、必要な処理ガス雰囲気が形成される。さらに、この熱処理中には、該薄片保持柱62が回転することによって、薄片Wも回転してより均一な熱処理を受けることができる〔図7(c)〕。
【0063】
上記熱処理が終了すると、薄片保持柱62を下方に移動することによって、熱処理された薄片Wは該薄片保持部64から離れて該薄片搬送手段68上に再び載置される〔図7(d)〕。
【0064】
続いて、該薄片搬送手段68を開口部66を介して再び外方に取り出すことにより、薄片Wを外部に取り出す〔図7(e)〕。
【0065】
上記した熱処理において、ドーム状突出部16a,17aを設けた処理容器13を用いているため、容器の割れを心配することなく短時間で減圧でき、したがって短時間で均一加熱を行なうことができ、薄片Wの短時間での均一な連続熱処理を行なうことができる。図7の場合には、熱処理中、薄片Wは回転させられるため、図6の場合に比べてより高い均一加熱が可能となる。
【0066】
なお、図7の例では、薄片挿入及び取り出し用開口部を一つ設け、一つの薄片搬送手段によって薄片の挿入及び取り出した行う場合を示したが、図6の例と同様に薄片挿入用開口部と薄片取り出し用開口部を別々に設け、第1及び第2搬送手段を用いて薄片の挿入と取り出しを別々の開口部を介して行うこともできる。
【0067】
本発明の薄片の処理容器の製造方法は、石英ガラス板の一部をドーム状のカーボン型に押しながら電気炉などで加熱し、その一部を突出させ一対の主壁16,17を形成する工程と、該一対の主壁16,17の相対向する端部と、側壁18となる石英ガラス板の端部とを互いに酸素−水素バーナー等で加熱溶接して接続し、箱形に組み立てる工程とからなり、その製作作業は容易なものである。
【0068】
これらの工程に加えて、前述した処理容器14に形成される処理ガス導入部56、処理ガス排出部58及び薄片保持柱挿入口60を設ける工程やフランジ部22,24、薄片挿入用開口部26、薄片取り出し用開口部28及び薄片挿入及び取り出し用開口部66を設ける工程を適宜追加実施するものである。
【0069】
本発明の薄片の処理容器14,15においては、全て肉厚の薄い石英ガラス部材を使うため、溶接の時の加熱による歪みが発生しにくく、補強材としてリブを用いた従来の薄片の処理容器に比較すればはるかに容易に製作できるものである。
【0070】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明の薄片の処理容器及び熱処理装置によれば、▲1▼減圧が短時間で出来る、▲2▼均一加熱により、薄片の反りや欠陥を押さえ処理の均一化が出来る、▲3▼加熱を短時間に均一に出来る、▲4▼構造が簡単なので、熱容量が小さく、容器に熱吸収される量が小さいので急加熱しても容器内の温度が早く安定する、▲5▼内部に補強リブなどがないのでガスの流れがスムーズであり、薄片全体の均一な処理が出来る、▲6▼短時間で、均一な薄片の連続処理が可能となる、▲7▼構造が簡単であるので副生成物が堆積しにくく、洗浄が容易でメンテナンスもやりやすく、製造も容易である、という優れた効果が達成される。
【0071】
本発明の処理容器の製造方法は、全て肉厚の薄い石英ガラス部材を使うので、溶接の時の加熱による歪みが発生しにくく、従来のリブを使うものに比較して製作が容易であるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄片の処理容器の一つの実施の形態を第1薄片搬送手段の1例とともに示す斜視説明図である。
【図2】本発明の薄片の処理容器の1例を示す縦断面図である。
【図3】本発明の薄片の処理容器の他の例を示す縦断面図である。
【図4】本発明の薄片の処理容器の別の例を示す縦断面図である。
【図5】図4の薄片の処理容器に薄片を挿入し略C型アーム上に載置した状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の薄片の熱処理装置の1例を用いて薄片の熱処理を行なう場合の作動順を示す構成的説明図である。
【図7】本発明の薄片の熱処理装置の他の例を用いて薄片の熱処理を行なう場合の作動順を示す模式的説明図である。
【符号の説明】
12,13 熱処理装置
14,15 処理容器
16,17 主壁
16a,17a ドーム状突出部
16b,17b 平坦部
20,21 容器本体
22,24 フランジ部
26 挿入用開口部
28 開口部
30 第1薄片搬送手段
32 基板
34,36 略C型アーム
38,40 ベースアーム
42,44 ロッド部
42a,44a 受け突部
46,48 略C字状受け部
50 補強部材
52 蓋体
54 第2薄片搬送手段
56 処理ガス導入部
58 処理ガス排出部
60 薄片保持柱挿入口
62 薄片保持柱
64 薄片保持部
66 開口部
68 薄片搬送手段
R 加熱手段
W 薄片

Claims (15)

  1. 相対向する一対の略平面形状の主壁と該主壁を接続する側壁とからなる略方形の断面形状を有する容器本体内にセットされた単枚又は2〜5枚の薄片を該容器本体内部の特定の雰囲気にて処理する薄片の処理容器であって、該容器本体が石英ガラスからなり、該一対の主壁の一部が容器本体の内側又は外側に楕円又は円形の略ドーム状に突出しドーム状突出部となっており、該薄片が略円形又は略方形をしており、該主壁と該容器本体内にセットされた薄片とが該ドーム状突出部を除いて平行であり、該ドーム状突出部が該薄片より大きな平面範囲を有し、かつ該ドーム状突出部の外縁部が該薄片の平面範囲より外側にあると共に、該容器本体に薄片の挿入用開口部、薄片の取り出し用開口部、処理ガス導入部及び処理ガス排出部を設け、該薄片の挿入用開口部及び取り出し用開口部の周縁に2つのフランジ部を別々に設けたことを特徴とする薄片の処理容器。
  2. 前記主壁の少なくともドーム状突出部の肉厚方向の平均OH基含有量の最大と最小の偏差の範囲が、Δ50ppm以内であり、かつ肉厚の偏差がΔ1mm以内であることを特徴とする請求項記載の薄片の処理容器。
  3. 前記ドーム状突出部の少なくとも前記薄片を覆う範囲のドーム曲率半径がR150mmより小さくならないことを特徴とする請求項1又は2記載の薄片の処理容器。
  4. 相対向する一対の略平面形状の主壁と該主壁を接続する側壁とからなる略方形の断面形状を有する容器本体内にセットされた単枚又は2〜5枚の薄片を該容器本体内部の特定の雰囲気にて処理する薄片の処理容器であって、該容器本体が石英ガラスからなり、該一対の主壁の一部が容器本体の内側又は外側に楕円又は円形の略ドーム状に突出しドーム状突出部となっており、該薄片が略円形又は略方形をしており、該主壁と該容器本体内にセットされた薄片とが該ドーム状突出部を除いて平行であり、該ドーム状突出部が該薄片より大きな平面範囲を有し、かつ該ドーム状突出部の外縁部が該薄片の平面範囲より外側にあると共に、該容器本体に薄片の挿入及び取り出し用の開口部、処理ガス導入部及び処理ガス排出部を設け、該薄片の挿入及び取り出し用の開口部の周縁にフランジ部を設けたことを特徴とする薄片の処理容器。
  5. 前記主壁の少なくともドーム状突出部の肉厚方向の平均OH基含有量の最大と最小の偏差の範囲が、Δ50ppm以内であり、かつ肉厚の偏差がΔ1mm以内であることを特徴とする請求項4記載の薄片の処理容器。
  6. 前記ドーム状突出部の少なくとも前記薄片を覆う範囲のドーム曲率半径がR150mmより小さくならないことを特徴とする請求項4又は5記載の薄片の処理容器。
  7. 少なくとも一方のドーム状突出部の頂上部に薄片保持柱挿入口を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか 1 記載の薄片の処理容器。
  8. 少なくとも一方のドーム状突出部の頂上部に薄片保持柱挿入口を設けたことを特徴とする請求項4〜6のいずれか 1 記載の薄片の処理容器。
  9. 単枚又は2〜5枚の略円形又は方形の薄片を特定の雰囲気にて熱処理する熱処理装置であって、請求項1〜3のいずれか 1 記載の薄片の処理容器と、前記薄片の挿入用開口部を介して薄片を該処理容器内へ挿入する第1薄片搬送手段と、前記薄片の取り出し用開口部を介して薄片を該処理容器外へ取り出す第2薄片搬送手段と、該処理容器の一対の主壁の外側に配置された加熱手段と、からなることを特徴とする熱処理装置。
  10. 単枚の略円形又は方形の薄片を特定の雰囲気にて熱処理する熱処理装置であって、請求項記載の薄片の処理容器と、前記薄片の挿入用開口部を介して薄片を該処理容器内へ挿入する第1薄片搬送手段と、前記薄片の取り出し用開口部を介して薄片を該処理容器外へ取り出す第2薄片搬送手段と、前記薄片保持柱挿入口から容器本体内部に貫通挿入されかつ上端部に薄片保持部を設けた薄片保持柱と、該処理容器の一対の主壁の外側に配置された加熱手段と、からなることを特徴とする熱処理装置。
  11. 前記第1薄片搬送手段が、一端に開口を有する略C型アームを有し、該アーム又はアームから突出した受け部上に薄片を載置し、前記薄片の挿入用開口部を介して該薄片を該処理容器内へ挿入する構成を有し、かつ前記第2薄片搬送手段が、一端に開口を有する略C型アームを有し、該アーム又はアームから突出した受け部上に薄片を載置し、前記薄片の取り出し用開口部を介して該薄片を該処理容器外へ取り出す構成を有することを特徴とする請求項9又は10記載の熱処理装置。
  12. 単枚又は2〜5枚の略円形又は方形の薄片を特定の雰囲気にて熱処理する熱処理装置であって、請求項4〜6のいずれか 1 記載の薄片の処理容器と、前記薄片の挿入用及び取り出し用開口部を介して薄片を該処理容器内へ挿入又は該処理容器外へ取り出す作用をする薄片搬送手段と、該処理容器の一対の主壁の外側に配置された加熱手段と、からなることを特徴とする熱処理装置。
  13. 単枚又は2〜5枚の略円形又は方形の薄片を特定の雰囲気にて熱処理する熱処理装置であって、請求項記載の薄片の処理容器と、前記薄片の挿入用及び取り出し用開口部を介して薄片を該処理容器内へ挿入又は該処理容器外へ取り出す作用をする薄片搬送手段と、前記薄片保持柱挿入口から容器本体内部に貫通挿入されかつ上端部に薄片保持部を設けた薄片保持柱と、該処理容器の一対の主壁の外側に配置された加熱手段と、からなることを特徴とする熱処理装置。
  14. 前記薄片搬送手段が、一端に開口を有する略C型アームを有し、該アーム又はアームから突出した受け部上に薄片を載置し、前記薄片の挿入用及び取り出し用開口部を介して該薄片を該処理容器内へ挿入し又は該薄片を該処理容器外へ取り出す構成を有することを特徴とする請求項12又は13記載の熱処理装置。
  15. 石英ガラス板の一部をドーム状のカーボン型にて押しながら加熱し、その一部を突出させ一対の主壁を形成する工程と、該一対の主壁の相対向する端部と、側壁となる石英ガラス板の端部とを互いに溶接して接続し、箱形に組み立てる工程とからなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の薄片の処理容器の製造方法。
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