JP3751259B2 - 符号分割多重接続移動通信システムでのデータ送/受信装置及び方法 - Google Patents

符号分割多重接続移動通信システムでのデータ送/受信装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は符号分割多重接続移動通信システムでのデータ送/受信装置及び方法に関するもので、特に伝送されるデータビットの信頼度を向上させるデータ送/受信装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常的に通信システムで送信された信号を受信する時、歪みや雑音が混じらない信号を受信するのは現実的に不可能である。特に無線網を通じて信号を送/受信する場合には、有線網を通じる場合より歪みや雑音の影響がより深刻である。
【0003】
従って、歪みや雑音の影響を最小化するための多くの研究が遂行されている。その中の代表的なものが、エラーコントロールコーディング技法である。前記エラーコントロールコーディング技法に使用されるコードは、メモリレス(memory less)コードとメモリ(memory)コードなどに大別される。前記メモリレスコードには線形ブロックコードなどがあり、前記メモリコードには畳み込み(Convolutional)コードとターボ(Turbo)コードなどがある。このようなコードを生成する装置をチャネルエンコーダとし、その出力は使用するエラーコントロールコーディング技法に応じてシステマテック(systematic)ビットとパリティ(parity)ビットに区別されることができる。前記システマテック(systematic)ビットとパリティ(parity)ビットに区別して出力するエラーコントロールコーディング技法に使用される代表的なコードがターボコードである。勿論、前記ターボコード以外にも前記エラーコントロールコーディング技法に使用されるコードとして、畳み込みコード中、システマテック畳み込みコードが存在する。
【0004】
ここで、前記システマテック(systematic)ビットは情報信号それ自体を意味し、前記パリティ(parity)ビットは伝送中に発生したエラーをデコーディングする場合に補正するために追加される信号である。しかし、このようにエラーコントロールコーディングされた信号であってもシステマテック(systematic)ビット、またはパリティ(parity)ビットにバーストエラー(Burst Error)が発生する場合、これを克服することは難しい。このような現状はフェーディング(fading)チャネルを通過しながら頻繁に発生し、この現状を防止する技法中の一つとして、インタリービング(interleaving)という技術がある。前記インタリービング技術は損傷される部分を一所に集中させず、多所に分散させることによりエラーコントロールコーディングに克服するために使用される。
【0005】
前記のようにインタリービング(interleaving)された信号は、ディジタル変調器(Digital Modulation)でシンボル単位にマッピング(mapping)される。この時、変調器の次数(order)が増加すると、前記一つのシンボルが含むビット(bit)数は増加するようになる。特に、16QAM以上の高次(high order)変調方式の場合、一つのシンボルが4ビット(bits)以上の情報を含むようになり、それぞれのビット(bits)は信頼度(reliability)によって分類されることができる。ここで、信頼度とは伝送中にその値が変質される確率として表現されることができる。例えば、前記16QAMによる一つの変調シンボルを座標上にマッピングする時、前記一つのシンボルにおいて先行二ビットの情報は、前記シンボルがマッピングされる前記座標の四分面を決定することにより、高い信頼度を有する。これは先行される二ビットの情報は伝送中に値が変質される確率が低いことを意味する。一方、前記一つのシンボルにおいて残りの二ビットの情報は、決定された四分面を4個の領域に区分する時、前記区分された4個の領域中の一つを決定することにより、相対的に伝送中に値が変質される確率が高いので、低い信頼度を有するということができる。即ち、一つのシンボルに含まれる少なくとも3個のビット中、広い領域を決定するビットであるほど信頼度が増加し、狭い領域を決定するビットであるほど信頼度が減少する。
【0006】
通常的に高速下向パケットアクセス(High Speed Downlink Packet Access、以下、HSDPA)無線通信システムを構成する送信器の概略的な構造は図1で示しているように、チャネルエンコーダ、インタリーバ(interleaver)、及び変調器に構成される。
【0007】
前記図1を参照すると、N個の伝送ブロック(N Transport Blocks)はテイルビット発生器(Tail Bits)110に提供され、前記N個の伝送ブロックそれぞれに対応したテイルビットが追加される。前記テイルビットが追加された前記N個の伝送ブロックはチャネル符号器112に入力され、前記チャネル符号器112により前記N個の伝送ブロックを構成するビットは所定符号化を通じて符号化シンボルに出力される。前記チャネル符号器112は前記N個の伝送ブロックを符号化するために、少なくとも一つの符号化率を有する。前記符号化率は1/2、3/4などになることができる。また、前記チャネル符号器112が1/6または1/5母符号器(mother encoder)を有し、コードシンボル穿孔、またはシンボル反復を通じて複数の符号化率を支援する場合には、支援する複数の符号化率中、使用する符号化率を決定する動作が必要である。前記図1では、前記チャネル符号器112が制御部120の制御下に符号化率を決定する構成を示している。
【0008】
一方、前記符号化シンボルはレートマッチング部(Rate Matching)114に入力され、前記レートマッチング部114によりレートマッチングが遂行される。前記レートマッチングは、通常的にトランスポートチャネルマルチプレクシングがあるか、前記符号器の出力シンボルの数が無線上で伝送されるシンボルの数と不一致する場合に前記符号化シンボルに対する反復(Repetition)、穿孔(Puncturing)などの動作により遂行される。前記レートマッチング部114によりレートマッチングされた符号化シンボルはインタリーバ(Interleaver)116に入力され、前記インタリーバ116により前記レートマッチングされた符号化シンボルはインタリービングされ出力される。前記インタリービング動作は伝送中にデータ損失が発生してもデータ損失を最小化する。前記インタリービングされた符号化シンボルは変調部(M_ary Modulator)118に入力され、前記変調部118により前記インタリービングされた符号化シンボルはQPSK、8PSK、16QAM、64QAMなど変調方式によってシンボルマッピングされ送信される。一方、制御部120は現在無線チャネルの状態に従って前記ターボ符号器112の符号化動作と前記変調部118の変調方式などを制御する。前記HSDPA無線通信システムの場合、無線環境に従って変調方式にQPSK、8PSK、16QAM、64QAMを選択的に使用するために、AMCS(Adaptive Modulation and Coding Scheme)を前記制御部120に使用する。上述した図では示されていないが、符号分割多重接続方式を使用する移動通信システムは、伝送するためのデータをウォルシュ符号(W)、直交符号(PN)などを使用して拡散することにより、該当移動端末機が前記データを送信するチャネルと基地局を区分できるようにする。
【0009】
一方、上述した送信器の構造においては、システマテック(systematic)ビットとパリティ(parity)ビットを区分せず、符号化シンボルとして統合して表現している。しかし、前記送信器を構成するターボ符号器112から出力された符号化シンボルは、システマテック(systematic)ビットとパリティ(parity)ビットに区分されることができる。一方、前記チャネル符号器112から出力されたシステマテック(systematic)ビットとパリティ(parity)ビットの重要度(priority)は当然に異なる。言い換えれば、伝送するデータに所定比率にエラーが発生する場合、システマテックビットよりはパリティビットにエラーが発生されるのが相対的に正確な復号(decoding)を遂行することができる。その理由は、上述したように、事実的なデータビットはシステマテック(systematic)ビットであり、パリティ(parity)ビットは伝送中に発生したエラーを復号時に補正するために追加されるビットであるためである。
【0010】
しかし、従来の無線通信システムの送信器を構成するインタリーバ116は前記システマテック(systematic)ビットと前記パリティ(parity)ビットの重要度に関係なくインタリービングを遂行する。即ち、従来の送信器は前記システマテック(systematic)ビットと前記パリティ(parity)ビットを区別せず、シンボルマッピングを遂行する。
【0011】
これによって、従来の無線通信システムではデータが無線網を通じて伝送される場合、前記システマテック(systematic)ビットと前記パリティ(parity)ビットの重要度とは無関係なエラー発生確率を有する。従って、パリティビットより相対的に重要なシステマテックビットのエラー発生確率を低減することにより、システム性能を向上させる技術が必要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述した問題点を解決するための本発明の目的は、無線通信システムの性能を向上させるデータ送/受信装置及び方法を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、無線通信システムでより信頼度が高いデータ送/受信装置及び方法を提供することにある。
【0014】
本発明のさらに他の目的は、無線通信システムの受信器で相対的に高い受信確率により重要度が高いビットを受信することができるデータ送/受信装置及び方法を提供することにある。
【0015】
本発明のさらに他の目的は、伝送されるデータビットの重要度に従って相異なる信頼度を有するシンボルのビット位置にデータビットをマッピングするデータ送/受信装置及び方法を提供することにある。
【0016】
本発明のさらに他の目的は、伝送されるデータビットの重要度に従って相異なる信頼度を有するシンボルのビット位置にマッピングされたデータビットを受信するデータ受信装置及び方法を提供することにある。
【0017】
本発明のさらに他の目的は、重要度が高いデータビットはシンボルの信頼度が高いビット位置にマッピングし、重要度が低いデータビットはシンボルの信頼度が低いビット位置にマッピングするデータ送信装置及び方法を提供することにある。
【0018】
本発明のさらに他の目的は、システマテック(systematic)ビットをシンボルの信頼度が高いビット位置にマッピングし、パリティ(parity)ビットをシンボルの信頼度が低いビット位置にマッピングするデータ送信装置及び方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための第1見地による本発明は、送信器で伝送しようとするデータビットを重要度が高いビットと重要度が低いビットに区分した後、前記重要度が高いビットをシンボルの信頼度が高いビット位置にマッピングし、前記重要度が低いビットはシンボルの信頼度が低いビット位置にマッピングするデータ送信装置及び方法を具現する。
【0020】
また、上述した目的を達成するための第2見地による本発明は、受信器で受信された変調シンボルを復調し、前記復調した符号化ビットを重要度により二つの符号化ビットのグループに分離して相異なるデインタリーバを利用してデインタリービングした後、復号するデータ受信装置及び方法を具現する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の望ましい実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の発明において、本発明の要旨のみを明瞭にする目的で、関連した公知機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。
【0022】
本発明の実施形態による詳細な説明ではチャネル符号器が符号化率1/2と3/4を支援し、変調方式にはQPSK、8PSK、16QAM、64QAMをすべてサービスすると仮定する。上述した仮定を適用する時、本発明の実施形態による符号化動作は下記<表1>のように区分されることができる。
【表1】
Figure 0003751259
【0023】
前記符号化率が対称である1/2の場合、チャネル符号器は1ビットを受信して2ビットを出力する。前記出力ビット中、1ビットは実質的なデータビットであるシステマテックビットであり、残りの1ビットはエラーを感知するか、補償するためのパリティビットである。前記符号化率が非対称である3/4の場合、チャネル符号器は3ビットを受信して4ビットを出力する。前記出力ビットは3ビットのシステマテックビットと1ビットのパリティビットに構成される。
【0024】
一方、前記<表1>での変調方式中、16QAMによるシンボルパターンは[H、H、L、L]に表現することができ、64QAMによるシンボルパターンは[H、H、M、M、L、L]に表現することができる。前記シンボルパターンにおいて、“H”は信頼度が高い(High)ビット位置であり、“L”は相対的に信頼度が低い(Low)ビット位置であり、“M”は信頼度が中間(Medium)であるビット位置である。本発明の目的は符号化されたビットを所定シンボルパターンによりシンボルマッピングさせる場合、相対的に重要なビット(例:システマテックビット、テイルビット)は信頼度が高いビット位置にマッピングさせ、相対的に重要度が低いビット(例:パリティビット)は信頼度が低いビット位置にマッピングさせるものである。
【0025】
以下、前記それぞれの符号化率と前記16QAM、64QAM変調方式による本発明の実施形態に従うシンボルマッピングを概略的に説明すると、次のようである。
【0026】
一番目に、1/2符号化率と16QAM変調方式を使用する場合、送信器では2ビットのシステマテックビットは前記シンボルパターンにおいて、二つの“H”ビット位置にマッピングし、2ビットのパリティビットは前記シンボルパターンにおいて、二つの“L”ビット位置にマッピングする。この時は、長さが固定されたインタリーバを使用するものが望ましい。
【0027】
二番目に、3/4符号化率と16QAM変調方式を使用する場合、送信器では固定長を有するインタリーバを使用するか、可変長を有するインタリーバを使用することができる。前記固定長を有するインタリーバを使用する場合、システマテックビットをインタリービングするためのインタリーバの長さとパリティビットをインタリービングするためのインタリーバの長さは同一である。しかし、前記可変長を有するインタリーバを使用する場合、システマテックビットをインタリービングするためのインタリーバの長さとパリティビットをインタリービングするためのインタリーバの長さは相異なることができる。
【0028】
先ず、前記固定長を有するインタリーバを使用する場合には、2ビットのシステマテックビットをインタリービングして前記シンボルパターンにおいて二つの“H”ビット位置にマッピングし、残りの1ビットのシステマテックビットと1ビットのパリティビットはインタリービングして前記シンボルパターンにおいて、二つの“L”ビット位置にマッピングする。従って、前記インタリーバの長さを固定する場合には、それぞれのインタリーバに入力されるビットの数を一致させるための別の構成が要求される。一方、上述した説明では2ビットのシステマテックビットのみをインタリービングすることについて説明しているが、これはインタリーバの長さに応じて変わることができる。即ち、後述される本発明では説明の容易のため、2ビットの入力に限定して説明しているが、4ビット、8ビットなどのようにそれ以外のビットを対象にして具現することができるのは自明であろう。
【0029】
しかし、可変長を有するインタリーバを使用する場合には、入力されるシステマテックビット数とパリティビット数によりインタリーバの長さを可変する。即ち、3ビットのシステマテックビットをインタリービングして前記シンボルパターンにおいて、二つの“H”ビット位置と一つの“L”ビット位置にマッピングし、1ビットのパリティビットは前記シンボルパターンにおいて、残りの一つの“L”ビット位置にマッピングする。一方、上述した説明では入力されるビットに3ビットのシステマテックビットと1ビットのパリティビットのみをインタリービング対象に限定して説明しているが、前記インタリーバの長さにより前記ビットの数は変わることができる。即ち、前記インタリーバの長さが8ビットである場合には、8ビットをその対象にして具現することができるのは自明であろう。
【0030】
三番目に、1/2符号化率と64QAM変調方式を使用する場合、送信器では2ビットのシステマテックビットを前記シンボルパターンにおいて、二つの“H”ビット位置にマッピングし、残りの1ビットのシステマテックビットは前記シンボルパターンにおいて、一つの“M”ビット位置にマッピングする。2ビットのパリティビットは前記シンボルパターンにおいて、二つの“L”ビット位置にマッピングし、残りの1ビットは前記シンボルパターンにおいて、残りの一つの“M”ビット位置にマッピングする。この時は、長さが固定されたインタリーバを使用するのが望ましい。
【0031】
四番目に、3/4符号化率と64QAM変調方式を使用する場合、送信器では固定長を有するインタリーバを使用するか、可変長を有するインタリーバを使用することができる。前記固定長を有するインタリーバを使用する場合にはシステマテックビットが前記シンボルパターンにおいて、信頼度が高いビット位置に最大にマッピングされるように前記システマテックビットとパリティビットの伝送比率を決定して伝送する。
【0032】
《第1実施形態》
図2は本発明の第1実施形態による符号分割多重接続移動通信システムの送信器構成を示している図である。
【0033】
先ず、前記図2を参照して本発明の第1実施形態による送信器構成を説明すると、チャネル符号器210は伝送のためのデータを受信し、前記受信されるデータを所定コードを利用して符号化する。前記所定コードは前記受信されるデータを符号化することにより伝送しようとするビットと前記ビットのエラー制御ビットを出力するようにするコードを通称する。一例として前記伝送しようとするビットはシステマテックビット(S)であり、前記エラー制御ビットはパリティビット(P)になることができる。前記所定コードには上述したようにターボコード、システマテック畳み込みコードなどが存在する。
【0034】
分配器(Distributor)212は前記チャネル符号器210から前記システマテックビットと前記パリティビットを受信し、前記システマテックビットと前記パリティビットを複数のインタリーバに分配する。例えば、二つのインタリーバ214、216が存在する場合、前記分配器212は前記システマテックビットと前記パリティビットが同一のビット数を有するように二つのビットグループに分配する。例えば、3/4を符号化率に使用し、16QAMを変調方式に使用する場合、二つのSビットは第1インタリーバ214に分配し、残りの一つのSビットと一つのPビットを第2インタリーバ216に分配する。従って、前記二つのビットグループ(ビット列)中、一つのビットグループ(ビット列)は第1インタリーバ(Interleaver)214に提供し、他の一つのビットグループ(ビット列)は第2インタリーバ(Interleaver)216に提供する。しかし、送信器で1/2のように対称符号率を使用する場合、前記分配器212は本発明の第1実施形態による必須構成ではない。その理由は1/2のように対称符号率を使用する場合において、前記システマテックビットと前記パリティビットが同一のビット数に提供されることによって、前記システマテックビットは前記第1インタリーバ214に提供され、前記パリティビットは前記第2インタリーバ216に提供されると十分であるためである。これは3/4のように非対称符号率を使用しても前記第1インタリーバ214と前記第2インタリーバ216が固定長ではない可変長を支援する場合にも同一に適用される。即ち、前記分配器212は非対称符号率と固定長を支援する前記第1インタリーバ214と前記第2インタリーバ216を使用する場合のみに必須構成として要求される。
【0035】
前記第1インタリーバ214と前記第2インタリーバ216は前記分配器212、または前記チャネル符号器210から符号化ビットを受信し、前記受信された符号化ビットをインタリービングする。前記符号化ビットは前記システマテックビット、または前記パリティビット、または前記システマテックビットと前記パリティビットが混合されたビットになることができる。前記システマテックビットと前記パリティビットが混合されたビットが受信される場合は、前記分配器212が必須構成として要求される場合である。この場合、前記システマテックビットと前記パリティビットが混合されたビットを受信するインタリーバは、インタリービングを遂行する前に重要度が高いシステマテックビットが常に一定の位置に存在するようにすべきである。これは受信器で遂行される復号動作を容易に遂行できるようにするためであり、前記システマテックビットの一定の位置は前記送信器により前記受信器に通報されるべきである。
【0036】
前記第1インタリーバ214の長さと前記第2インタリーバ216の長さの和は、2(QPSK)、3(8PSK)、4(16QAM)及び6(64QAM)に分けられるべきである。上述した条件の一例として、総合(Ltot)が144ビットと仮定する時、下記の<数1>の条件を満足すべきである。
【数1】
Figure 0003751259
ここで、Lsys は第1インタリーバの長さであり、Lparは第2インタリーバの長さを示す。
【0037】
並/直列変換部(P/S変換部)218は前記第1インタリーバ214からインタリービングされ出力される符号化ビットと前記第2インタリーバ216からインタリービングされ出力される符号化ビットを並列に受信して、前記二つの符号化ビットを直列に出力する。例えば、前記第1インタリーバ214により重要度が高い符号化ビットがインタリービングされ、前記第2インタリーバ216により相対的に重要度が低い符号化ビットがインタリービングされる場合、前記P/S変換器218は前記第1インタリーバ214から受信された符号化ビットを出力した後、前記第2インタリーバ216から受信された符号化ビットを出力することができる。これは、以後遂行される変調動作で前記重要度が高いシステマテックビットを信頼度が高いビット位置にマッピングするためである。前記P/S変換部218からの出力形態は図6のようである。前記図6で“H PART”は一般的に重要度が高いビットであり、“L PART”は相対的に重要度が低いビットを示す。前記“H PART”と前記“L PART”は固定長を有するインタリーバの場合には対称になり、可変長を有するインタリーバの場合には非対称になる。
【0038】
変調部220は前記P/S変換器218からの符号化ビットを所定シンボルパターンによりシンボルマッピングさせる。例えば、前記変調部220の変調方式が16QAMである場合、前記符号化ビットは[H、H、L、L]との構造のシンボルパターンによりシンボルマッピングされ、変調方式が64QAMである場合、前記符号化ビットは[H、H、M、M、L、L]との構造のシンボルパターンによりシンボルマッピングされる。
【0039】
一方、前記図2では示されていないが、符号分割多重接続移動通信システムの送信器では前記チャネル符号器210からの符号化ビットに対して反復(Repetition)、穿孔(Puncturing)などの動作を通じてレートマッチングを遂行するレートマッチング部をさらに設けることができる。
【0040】
図3は前記図2で示している送信器に対応した本発明の第1実施形態による受信器構成を示している図である。
【0041】
前記図3を参照して本発明の第1実施形態による受信器の構成を説明すると、復調部310は送信器から伝送されるデータを受信し、前記受信されるデータを前記送信器の変調部220で使用した変調方式に対応する復調方式により復調を遂行する。
【0042】
直/並列変換部(S/P変換部)312は前記復調部310から復調された符号化ビットを直列に受信し、前記受信された符号化ビットをスイッチングして並列に出力する。一例として前記送信器の変調部220が16QAM変調方式を使用する場合、前記S/P変換部312は2ビット単位にスイッチングして最初2ビットは第1デインタリーバ314に出力し、次の2ビットは第2デインタリーバ316に出力する。一方、前記送信器の変調部220が64QAM変調方式を使用する場合、前記S/P変換部312は3ビット単位にスイッチングして最初3ビットは前記第1デインタリーバ314に出力し、次の3ビットは前記第2デインタリーバ316に出力する。しかし、前記S/P変換部312は前記送信器が非対称の符号化率と可変長さを有するインタリーバを使用する場合には前記可変長さを分かるべきである。これは前記S/P変換部312が前記送信器の第1インタリーバ214の長さだけの符号化ビットを第1デインタリーバ314に出力し、前記送信器の第2インタリーバ216の長さだけの符号化ビットを第2デインタリーバ316に出力するようにするためである。
【0043】
前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316は前記S/P変換部312からの符号化ビットを入力にし、前記符号化ビットに対するデインタリービング動作を遂行する。前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316のデインタリービング動作は、前記送信器の第1及び第2インタリーバ214、216で遂行されるインタリービング動作に対応すべきである。即ち、前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316は前記送信器の第1及び第2インタリーバ214、216が遂行するインタリービングパターンを予め分かるべきであるので、前記インタリービングパターン情報は前記送信器と前記受信器が事前に約束すべきである。一例として前記送信器が前記インタリービングパターン情報をシステム情報として通信が遂行される前に予め前記受信器に知らせることができる。
【0044】
分類器(Classifier)318は前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316からのデインタリービングされた符号化ビットを入力にし、前記符号化ビットを一つの出力に出力する。前記符号化ビットはシステマテックビット、またはパリティビット、または前記システマテックビットと前記パリティビットが混合されたビットになることができる。前記システマテックビットと前記パリティビットが混合されたビットが入力される場合は、前記分類器318が必須構成として要求される場合である。この場合、前記システマテックビットと前記パリティビットが混合されたビットを入力にしてデインタリービングを遂行するデインタリーバから出力される符号化ビットは、重要度が高いシステマテックビットが常に一定の位置に存在するようにすべきである。前記システマテックビットの位置は上述したインタリービングパターン情報のように前記送信器と受信器により事前に約束されるべきである。一例として前記送信器が前記システマテックビット位置情報をシステム情報として通信が遂行される前に予め前記受信器に知らせることができる。例えば、前記第1デインタリーバ314により重要度が高い符号化ビットがデインタリービングされ、前記第2デインタリーバ316により相対的に重要度が低い符号化ビットがインタリービングされる場合、前記分類器318は前記第1デインタリーバ314からの入力を出力した後、前記第2デインタリーバ316からの入力を出力することができる。しかし、前記分類器318は前記送信器が1/2のように対称の符号化率を使用する場合には必ず要求される構成ではない。
【0045】
チャネル復号部320は前記分類器318、または前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316から符号化ビットを受信し、前記受信された符号化ビットを所定復号化方式により復号化して、所望する復号化ビットを出力する。この時、前記所定復号化方式にはシステマテックビットとパリティビットを受信して前記システマテックビットを復号する方式を使用し、前記送信器の符号化方式により決定される。
【0046】
以下、前記図2と前記図3により説明した構成を参照して本発明の第1実施形態による動作を詳細に説明すると、次のようである。
【0047】
前記図2を参照して送信器の動作を詳細に説明すると、次のようである。
【0048】
本発明の第1実施形態による送信器の動作は符号化率と固定長を有するインタリーバを使用するか、可変長を有するインタリーバを使用するかにより三つの動作に大別されることができる。一番目動作が対称符号化率を使用する場合であり、二番目動作が非対称符号化率と固定長を有するインタリーバを使用する場合であり、三番目動作が非対称符号化率と可変長を有するインタリーバを使用する場合である。従って、後述される本発明の第1実施形態による詳細な動作は、上述した三つの動作を区分して説明する。
【0049】
〈第1動作例(送信器)〉
以下、対称符号化率を使用する送信器の動作を詳細に説明する。
【0050】
伝送しようとするデータはチャネル符号器210に入力され所定コードにより符号化が遂行される。即ち、前記チャネル符号器210は符号化を通じて前記伝送しようとするデータであるシステマテックビット(Sビット)と、前記伝送しようとするデータのエラーコントロールのためのパリティビット(Pビット)を出力する。この時、前記チャネル符号器210は1/2のように対称の符号化率を使用するので、前記Sビットと前記Pビットを同一の比率に出力する。前記チャネル符号器210からの前記Sビットは第1インタリーバ214に提供され、前記Pビットは第2インタリーバ216に提供される。
【0051】
従って、前記Sビットは前記第1インタリーバ214によりインタリービングされ、前記Pビットは前記第2インタリーバ216によりインタリービングされる。前記第1インタリーバ214と前記第2インタリーバ216のインタリービングパターンは予め設定され、前記設定されたインタリービングパターンは受信器も分かるべき情報である。
【0052】
前記第1インタリーバ214と前記第2インタリーバ216からの前記インタリービングされたSビットと前記インタリービングされたPビットは並/直列変換部218に提供される。前記並/直列変換部218に提供された前記インタリービングされたSビットと前記インタリービングされたPビットは一つの出力に出力される。望ましくは前記インタリービングされた所定ビット数のSビットが優先的に出力された後、前記インタリービングされた所定ビット数のPビットが出力されるようにする。
【0053】
前記並/直列変換部218からの前記インタリービングされたPビットと前記インタリービングされたSビットは変調部220に提供され所定シンボルパターンによりシンボルマッピングされ受信器に伝送される。例えば、前記変調部220の変調方式が16QAMである場合、前記所定シンボルパターンが[H、H、L、L]との構造を有するので、インタリービングされた2ビットのSビットを前記シンボルパターンにおいて、“H”のビット位置にマッピングし、インタリービングされた2ビットのPビットを前記シンボルパターンにおいて、“L”のビット位置にマッピングして受信器に伝送する。一方、前記変調部220の変調方式が64QAMである場合、前記所定シンボルパターンが[H、H、M、M、L、L]との構造を有するので、インタリービングされた3ビットのSビットを前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“H”のビット位置と一つの“M”のビット位置にマッピングし、インタリービングされた3ビットのPビットを前記所定シンボルパターンにおいて、一つの“M”ビット位置と二つの“L”ビット位置にマッピングして受信器に伝送する。
【0054】
〈第1動作例(受信器)〉
以下、対称符号化率を使用する受信器の動作を詳細に説明する。
【0055】
送信器から受信されるデータは復調部310に入力され、前記受信されるデータは前記送信器の変調部220で使用した変調方式に対応する復調方式により復調され符号化ビットが出力される。前記復調部310からの復調された符号化ビットは直/並列変換部(S/P変換部)312に直列に入力され、前記符号化ビットは前記直/並列変換部(S/P変換部)312により並列に出力される。一例として前記送信器の変調部220が16QAM変調方式を使用する場合、前記S/P変換部312は、最初2ビットは第1デインタリーバ314に出力し、次の2ビットは第2デインタリーバ316に出力する。一方、前記送信器の変調部220が64QAM変調方式を使用する場合、前記S/P変換部312は、最初3ビットは前記第1デインタリーバ314に出力し、次の3ビットは前記第2デインタリーバ316に出力する。
【0056】
前記S/P変換部312からの符号化ビットは分類され前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316それぞれに入力され、前記符号化ビットに対するデインタリービング動作を遂行する。前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316のデインタリービング動作は、前記送信器の第1及び第2インタリーバ214、216で遂行されるインタリービング動作に対応すべきである。即ち、前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316は前記送信器の第1及び第2インタリーバ214、216が遂行するインタリービングパターンによりデインタリービングを遂行する。
【0057】
前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316それぞれからのデインタリービングされた符号化ビットは復号器320に提供され、前記符号化ビットを所定復号化方式により復号化して所望する受信ビットを出力する。この時、前記所定復号化方式にはSビットとPビットを受信して前記Sビットを復号する方式を使用し、前記送信器の符号化方式により決定される。
【0058】
〈第2動作例(送信器)〉
以下、非対称符号化率と固定長を有する二つのインタリーバを使用する送信器の動作を詳細に説明する。
【0059】
伝送しようとするデータはチャネル符号器210に入力され所定コードにより符号化が遂行される。即ち、前記チャネル符号器210は符号化を通じて前記伝送しようとするデータであるシステマテックビット(Sビット)と、前記伝送しようとするデータのエラーコントロールのためのパリティビット(Pビット)を出力する。この時、前記チャネル符号器210は3/4のように非対称の符号化率を使用するので、前記Sビットと前記Pビットを前記符号化率による比率に出力する。即ち、前記チャネル符号器210は3ビットのSビットと1ビットのPビットを出力する。
【0060】
前記チャネル符号器210からの前記Sビットと前記Pビットは分配器212に提供され、前記分配器212により前記Sビットと前記Pビットは同一のビット数に両分され出力される。即ち、16QAM変調方式を使用する場合、前記分配器212は2ビットのSビットを第1インタリーバ214に提供し、残りの1ビットのSビットと1ビットのPビットを第2インタリーバ216に提供する。
【0061】
前記分配器212で発生することができる二つの場合に対する方法は、下記のようである。
【0062】
一番目の場合として、システマテックビット数がパリティビット数より多い場合、前記分配器212は第1インタリーバ214をシステマテックビットで満たし、第2インタリーバ216を前記パリティビットと共に残りのシステマテックビットで満たす。二番目の場合として、システマテックビット数がパリティビット数より少ない場合、前記分配器212は第1インタリーバ214をシステマテックビットで満たし、該第1インタリーバ214の残りの部分をパリティビットで満たし、第2インタリーバを残りのパリティビットで満たす。
【0063】
従って、前記2ビットのSビットは前記第1インタリーバ214によりインタリービングされ、前記残りの1ビットのSビットと前記1ビットのPビットは前記第2インタリーバ216によりインタリービングされる。前記第1インタリーバ214と前記第2インタリーバ216のインタリービングパターンは予め設定され、前記設定されたインタリービングパターンは受信器も分かるべき情報である。また、前記第2インタリーバ216は前記分配器212からSビットとPビットを受信して、インタリービングする前に前記Sビットの位置を予め決定することにより、受信器で復号時、SビットとPビットの分類が効率的に遂行されるようにする。例えば、前記第2インタリーバ216でインタリービングするSビットは先に位置するようにしてインタリービングを遂行することにより、受信器ではデインタリービング後、先に位置するビットをSビットに推定することができる。
【0064】
前記第1インタリーバ214によりインタリービングされたSビットと前記第2インタリーバ216によりSビットとPビットがインタリービングされたビットは並/直列変換部218に提供される。前記並/直列変換部218に提供された前記インタリービングされたSビットと、前記PビットとSビットがインタリービングされたビットは一つの出力に出力される。望ましくは、前記第1インタリーバ214からの出力が優先的に出力された後、前記第2インタリーバ216からの出力が連続して出力されるようにする。
【0065】
前記並/直列変換部218からの前記インタリービングされたSビットと、前記SビットとPビットがインタリービングされたビットは変調部220に提供され所定シンボルパターンによりシンボルマッピングされ受信器に伝送する。例えば、前記変調部220の変調方式が16QAMである場合、前記所定シンボルパターンが[H、H、L、L]との構造を有することで、インタリービングされた2ビットのSビットを前記所定シンボルパターンにおいて、“H”のビット位置にマッピングし、前記Sビットと前記Pビットがインタリービングされた2ビットを、“L”ビット位置にマッピングして受信器に伝送する。一方、前記変調部220の変調方式が64QAMである場合、前記所定シンボルパターンが[H、H、M、M、L、L]との構造を有するので、前記第1インタリーバ214によりインタリービングされた3ビットのSビットを前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“H”ビット位置と一つの“M”ビット位置にマッピングし、前記第2インタリーバ216によりインタリービングされた3ビットを前記所定シンボルパターンにおいて、一つの“M”ビット位置と二つの“L”ビット位置にマッピングして受信器に伝送する。
【0066】
上述した固定式とは二つのインタリーバの大きさを固定させる方式であり、符号化率に応じてインタリーバの長さを変動する必要がないので、具現が簡単であるとの利点がある。しかし、64QAM以上の高次変調(high order modulation)の場合のように、信頼度が3段階以上存在する場合、最適の条件を違反する場合が発生することがある。前記最適の条件は、重要度が高いビットは重要度が低いビットより常に高い信頼度ビットにマッピングされる条件を意味する。その理由はSがPより多くの場合、残りのSは第2インタリーバ216に入力されPと共にインタリービングされるためである。これによって第1インタリーバ214によりインタリービングされるSは問題ないが、前記第2インタリーバ216に入力されたSは低い信頼度ビットにマッピングされることができる。これを防止するために、インタリーバの数を増加させ、3段階信頼度によってその担当を分ける方法がある。しかし、インタリーバの数を増加させるのは、この発明の拡張された概念であるので、より詳細な説明は省略する。しかし、固定長を有する二つのインタリーバを使用しても従来の送信器よりは良い性能を示す。
【0067】
〈第2動作例(受信器)〉
以下、非対称符号化率と固定長を有するデインタリーバを使用する受信器の動作を詳細に説明する。
【0068】
送信器から受信されるデータは復調部310に入力され、前記入力されるデータは前記送信器の変調部220で使用した変調方式に対応する復調方式により復調され符号化ビットが出力される。前記復調部310からの復調された符号化ビットは直/並列変換部(S/P変換部)312に直列に入力され、前記符号化ビットは前記直/並列変換部(S/P変換部)312により並列に出力される。一例として前記送信器が16QAM変調方式を使用する場合には、前記S/P変換部312は、最初2ビットは第1デインタリーバ314に出力し、次の2ビットは第2デインタリーバ316に出力する。ここで最初2ビットはSビットのみに構成され、前記次の2ビットはSビットとPビットが混合された形態に構成される。また、64QAMの場合には最初3ビットは第1デインタリーバ314に出力し、次の3ビットは第2デインタリーバ316に出力する。
【0069】
前記S/P変換部312からの符号化ビットは分類され前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316それぞれに入力され、前記符号化ビットに対するデインタリービング動作を遂行する。前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316のデインタリービング動作は、前記送信器の第1及び第2インタリーバ214、216で遂行されるインタリービング動作に対応すべきである。即ち、前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316は前記送信器の第1及び第2インタリーバ214、216が遂行するインタリービングパターンによりデインタリービングを遂行する。
【0070】
前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316それぞれからのデインタリービングされた符号化ビットは、分類器(Classifier)318に提供されSビットとPビットが区分され出力される。この時、前記第2デインタリーバ316から出力されるビットはSビットとPビットが混合されているので、前記分類器318は前記デインタリービングされたビット中、どの位置のビットがSビットであるかを分かるべきである。
【0071】
前記分類器318からの符号化ビットは復号器320に提供され、前記符号化ビットは前記復号器320により所定復号化方式により復号化して所望する受信ビットを出力する。この時、前記所定復号化方式にはSビットとPビットを受信して前記Sビットを復号する方式を使用し、前記送信器の符号化方式により決定される。
【0072】
〈第3動作例(送信器)〉
以下、非対称符号化率と可変長を有するインタリーバを使用する送信器の動作を詳細に説明する。
【0073】
伝送しようとするデータはチャネル符号器210に入力され所定コードにより符号化が遂行される。即ち、前記チャネル符号器210は符号化を通じて前記伝送しようとするデータをシステマテックビット(Sビット)に出力し、前記伝送しようとするデータのエラーコントロールのためのパリティビット(Pビット)を出力する。この時、前記チャネル符号器210は3/4のように非対称の符号化率を使用するので、前記Sビットと前記Pビットを相異なる比率に出力する。即ち、前記チャネル符号器210は3ビットのシステマテックビットと1ビットのパリティビットを出力する。前記チャネル符号器210からの前記Sビットは第1インタリーバ214に提供され、前記Pビットは第2インタリーバ216に提供される。
【0074】
従って、前記Sビットは前記第1インタリーバ214によりインタリービングされ、前記Pビットは前記第2インタリーバ216によりインタリービングされる。前記第1インタリーバ214と前記第2インタリーバ216のインタリービングパターンと長さは予め設定され、前記設定されたインタリービングパターンと長さは受信器も分かるべき情報である。前記予め設定される長さは前記Sビットと前記Pビットの比により決定することができる。
【0075】
前記第1インタリーバ214と前記第2インタリーバ216からの前記インタリービングされたSビットと前記インタリービングされたPビットは、並/直列変換部218に提供される。前記並/直列変換部218に提供された前記インタリービングされたSビットと前記インタリービングされたPビットは、一つの出力に出力される。望ましくは、前記並/直列変換部218は前記インタリービングされたSビットが最大限信頼度の高いビット位置にマッピングされることができるように、前記インタリービングされたSビットと前記インタリービングされたPビットを出力すべきである。
【0076】
前記並/直列変換部218からの前記インタリービングされたPビットと前記インタリービングされたSビットは、変調部220に提供され所定ビット位置にマッピングされ受信器に伝送する。例えば、前記Sビットを受信する第1インタリーバ214の長さは18ビットであり、これに対応したPビットを受信する第2インタリーバ216の長さは6ビットである場合、前記変調部220で所定シンボルパターンにより遂行するシンボルマッピング動作は下記のようである。
【0077】
先ず、前記変調部220の変調方式が16QAMである場合、前記所定シンボルパターンが[H、H、L、L]との構造を有することで、インタリービングされた2ビットのSビットを前記所定シンボルパターンにおいて、“H”ビット位置にマッピングし、残りの1ビットのSビットと1ビットのパリティビットは前記所定シンボルパターンにおいて、“L”ビット位置にマッピングして受信器に伝送する。
【0078】
次に、前記変調部220の変調方式が64QAMである場合、前記所定シンボルパターンが[H、H、M、M、L、L]との構造を有することで、一番目変調で4:2の比率により前記Sビットと前記Pビットを前記所定シンボルパターンに対応してシンボルマッピングし、二番目変調では5:1の比率により前記Sビットと前記Pビットを前記所定シンボルパターンに対応してシンボルマッピングする。三番目変調で、4:2の比率により前記Sビットと前記Pビットを前記所定シンボルパターンに対応してシンボルマッピングし、四番目変調では、5:1の比率により前記Sビットと前記Pビットを前記所定シンボルパターンに対応してシンボルマッピングする。従って、4:2の比率を有する一番目と三番目変調では2ビットのSビットを前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“H”ビット位置にマッピングし、残りの2ビットのSビットは前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“M”ビット位置にマッピングし、2ビットのPビットは前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“L”ビット位置にマッピングして受信器に伝送する。一方、5:1の比率を有する二番目と四番目変調では2ビットのSビットを前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“H”ビット位置にマッピングし、残りの2ビットのSビットは前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“M”ビット位置にマッピングし、最終1ビットのSビットと1ビットのPビットは前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“L”ビット位置にマッピングして受信器に伝送する。
【0079】
上述した非対称符号化率と64QAMの変調方式を使用する例を表として示すと、下記<表2>のようである。
【表2】
Figure 0003751259
【0080】
上述したように、インタリーバの長さを可変する場合は、二つのインタリーバの大きさを符号化率に応じて制御(control)すべきである短所がある。しかし、符号化率、または変調部の次数に関係なく常に最適の条件にシンボルマッピングを遂行することができる。また、特別の量に前記Sと前記Pを前記二つのインタリーバに配分する必要がないので、分配器212なしで動作ができるようになる。
【0081】
〈第3動作例(受信器)〉
以下、非対称符号化率と可変長を有するデインタリーバを使用する受信器の動作を詳細に説明する。
【0082】
送信器から受信されるデータは復調部310に入力され、前記入力されるデータは前記送信器の変調部220で使用した変調方式に対応する復調方式により復調され符号化ビットが出力される。前記復調部310からの復調された符号化ビットは直/並列変換部(S/P変換部)312に直列に入力され、前記符号化ビットは前記直/並列変換部(S/P変換部)312により並列に出力される。この時、前記送信器が非対称の符号化率と可変長さを有するインタリーバを使用する場合には、前記可変長さを前記S/P変換部312が分かるべきである。これは前記S/P変換部312が前記送信器の第1インタリーバ214の長さだけの符号化ビットを第1デインタリーバ314に出力し、前記送信器の第2インタリーバ216の長さだけの符号化ビットを第2デインタリーバ316に出力するようにするためである。
【0083】
前記送信器の変調部220が16QAM変調方式を使用する場合、前記S/P変換部312は、最初3ビットは第1デインタリーバ314に出力し、次の1ビットは第2デインタリーバ316に出力する。一方、前記送信器の変調部220が64QAM変調方式を使用する場合、前記S/P変換部312は前記送信器の並/直列変換部218でPビットとSビットを直列に出力するために使用されたSビットとPビットの比率により、前記復調部310からの符号化ビットを分離して出力する。前記比率は前記送信器の第1インタリーバ214と第2インタリーバ216により分かることができる。
【0084】
例えば、前記送信器の並/直列変換部218でSビットとPビットの比率、即ち、第1インタリーバ214と前記第2インタリーバ216の長さに4:2、5:1、4:2、5:2を使用した場合、S/P変換器312は一番目と三番目では最初4ビットを第1デインタリーバ314に出力し、次の2ビットを第2デインタリーバ316に出力する。一方、二番目と四番目では最初5ビットを前記第1デインタリーバ314に出力し、次の1ビットは前記第2デインタリーバ316に出力する。
【0085】
前記S/P変換部312からの符号化ビットは分類され前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316それぞれに入力され、前記符号化ビットに対するデインタリービング動作を遂行する。前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316のデインタリービング動作は、前記送信器の第1及び第2インタリーバ214、216で遂行されるインタリービング動作に対応すべきである。即ち、前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316は前記送信器の第1及び第2インタリーバ214、216が遂行するインタリービングパターンによりデインタリービングを遂行する。
【0086】
前記第1デインタリーバ314と前記第2デインタリーバ316それぞれからのデインタリービングされた符号化ビットは、すでに前記S/P変換部312によりSビットとPビットに分離されているので、復号器320に提供され、前記符号化ビットを所定復号化方式により復号化して所望する受信ビットを出力する。この時、前記所定復号化方式にはSビットとPビットを受信して前記Sビットを復号する方式を使用し、前記送信器の符号化方式により決定される。
【0087】
《第2実施形態》
図4は本発明の第2実施形態によるHSDPA移動通信システムの送信器構成を示している図である。
【0088】
先ず、前記図4を参照して本発明の第2実施形態による送信器構成を説明すると、テイルビット発生器(Tail Bits)410は伝送のためのデータを受信し、前記受信されたデータに前記受信されるデータに対応したテイルビットを追加する。チャネル符号器412は制御部(AMCS)426の制御下に、前記テイルビットが追加されたデータを受信し、前記受信されるデータを所定コードを利用して符号化する。前記所定コードは前記受信されるデータを符号化することにより、伝送しようとするビットと前記ビットのエラー制御ビットを出力するようにするコードを通称する。一例として前記伝送しようとするビットはシステマテックビット(S)であり、前記エラー制御ビットはパリティビット(P)になることができる。前記所定コードには上述したようにターボコード、システマテック畳み込みコードなどが存在する。
【0089】
レートマッチング部414は前記チャネル符号器412からの符号化ビットに対して反復(Repetition)、穿孔(Puncturing)などの動作を通じてレートマッチングを遂行する。分配器(Distributor)416は前記制御部426の制御下に、前記レートマッチング部414からの前記システマテックビットと前記パリティビットを受信し、前記システマテックビットと前記パリティビットを複数のインタリーバに分配する。
【0090】
第1インタリーバ418と第2インタリーバ420は、前記分配器416からの符号化ビットを受信し、前記受信される符号化ビットをインタリービングする。前記符号化ビットは前記システマテックビット、または前記パリティビット、または前記システマテックビットと前記パリティビットが混合されたビットになることができる。前記システマテックビットと前記パリティビットが混合されたビットが受信される場合は、前記分配器416が必須構成として要求される場合である。この場合、前記システマテックビットと前記パリティビットが混合されたビットを受信するインタリーバは、インタリービングを遂行する前に重要度が高いシステマテックビットが常に一定の位置に存在するようにすべきである。これは受信器で遂行される復号動作が容易に遂行できるようにするためであり、前記システマテックビットの一定の位置は前記送信器により前記受信器に通報されるべきである。一方、前記第1インタリーバ418と前記第2インタリーバ420が可変長を有する場合には、前記制御部426からの制御により動作する。即ち、前記第1インタリーバ418と前記第2インタリーバ420が可変長を有する場合には、前記制御部426の制御下に、前記第1インタリーバ418と前記第2インタリーバ420の長さが決定される。
【0091】
並/直列変換部(P/S変換部)422は前記制御部426の制御下に、前記第1インタリーバ418からインタリービングされ出力される符号化ビットと前記第2インタリーバ420からインタリービングされ出力される符号化ビットを並列に受信して、前記二つの符号化ビットを直列に出力する。例えば、前記第1インタリーバ418により重要度が高い符号化ビットがインタリービングされ、前記第2インタリーバ420により重要度が低い符号化ビットがインタリービングされる場合、前記P/S変換器422は前記第1インタリーバ418から受信された符号化ビットを出力した後、前記第2インタリーバ420から受信された符号化ビットを出力する。これは以後に遂行される変調動作で前記重要度が高いシステマテックビットを、シンボルを構成するビット中、信頼度が高いビット位置にマッピングするためである。
【0092】
変調部424は前記P/S変換器422からの符号化ビットを所定シンボルパターンによりシンボルマッピングさせ前記受信器に伝送する。例えば、前記変調部424が16QAM変調方式を使用する場合、前記符号化ビットは[H、H、L、L]との構造のシンボルパターンによりシンボルマッピングされ、変調方式が64QAMである場合、前記符号化ビットは[H、H、M、M、L、L]との構造のシンボルパターンによりシンボルマッピングされる。
【0093】
前記制御部426は本発明の第2実施形態による送信器の各構成の全般的な動作を制御する。先ず、前記制御部426は現在の無線チャネル状態により使用する符号化率と変調方式を決定する。前記制御部426は前記決定した前記使用する符号化率により前記ターボ符号器412の符号化率を制御し、前記決定した変調方式により前記変調部424を制御する。また、前記制御部426は前記決定した符号化率と変調方式により前記分配器416の分配パターンを制御する。例えば、前記制御部426は複数のインタリーバに二つのインタリーバ214、216が存在する場合、前記分配器416を制御して前記システマテックビットと前記パリティビットが同一のビット数を有するように二つのビットグループ(ビット列)に分配する。従って、前記二つのビットグループ(ビット列)中、一つのビットグループ(ビット列)は第1インタリーバ(Interleaver)418に提供し、他の一つのビットグループ(ビット列)は第2インタリーバ(Interleaver)420に提供する。もし、前記複数のインタリーバに3個のインタリーバが存在する場合、前記制御部426は前記分配器416を制御して前記システマテックビットと前記パリティビットを3個のビットグループ(ビット列)に分配する。しかし、送信器で1/2のように対称符号率を使用する場合、前記分配器416は本発明の実施形態による必須構成ではない。その理由は1/2のように対称符号率を使用する場合において、前記システマテックビットと前記パリティビットが同一のビット数に提供されるので、前記システマテックビットは前記第1インタリーバ418に提供し、前記パリティビットは前記第2インタリーバ420に提供すると十分であるためである。これは3/4のように非対称符号率を使用しても前記第1インタリーバ418と前記第2インタリーバ420が固定長ではなく可変長を支援する場合にも同一に適用される。即ち、前記分配器416は非対称符号率と可変長を支援する前記第1インタリーバ418と前記第2インタリーバ420を使用する場合のみに必須構成として要求される。
【0094】
《第3実施形態》
図5は本発明の第3実施形態による符号分割多重接続移動通信システムの送信器構成を示している図である。前記図5で示している送信器は別の並/直列変換部を設けないで、インタリーバにより符号化シンボルが直列に出力される構成である。
【0095】
前記図5を参照すると、伝送しようとするデータはチャネル符号器510に入力され所定コードにより符号化が遂行される。即ち、前記チャネル符号器510は符号化を通じて前記伝送しようとするデータをシステマテックビット(Sビット)に出力し、前記伝送しようとするデータのエラーコントロールのためのパリティビット(Pビット)を出力する。前記チャネル符号器510からのSビットとPビットはインタリーバ512を構成する制御部514に提供される。前記制御部514は前記チャネル符号器510から提供されたSビットに所定アドレスを加えてメモリ516に割り当てられたS領域に順次的に貯蔵する。また、前記制御部514は前記チャネル符号器510から提供されたPビットに所定アドレスを加えて前記メモリ516に割り当てられたP領域に順次的に貯蔵する。
【0096】
また、前記制御部514は前記メモリ516に貯蔵されたSビットとPビットを伝送するために制御を遂行する。先ず、前記制御部514は前記メモリ516に貯蔵されたSビットとPビットを伝送するために、前記チャネル符号器510で使用した符号化率と変調部518で使用する変調方式を検査する。前記検査により前記符号化率と変調方式が決定されると、前記決定された符号化率と変調方式により前記メモリ516に貯蔵されたSビットとPビットを読み出す。
【0097】
例えば、前記決定された符号化率が1/2のように対称であり、16QAM、または64QAM変調方式を使用すると、前記制御部514は前記メモリ516のS領域とP領域を同一の比率に反復的にアクセスして、同一のビット数のSビットとPビットを出力する。即ち、最初には前記S領域をアクセスして2ビット、または3ビットのSビットを読み出し、次には前記P領域をアクセスして2ビット、または3ビットのPビットを読み出す。この場合、前記制御部514から出力される2ビットのSビットと2ビットのPビットは変調部518に提供され、前記変調部518により16QAM変調が遂行される。即ち、前記2ビットのSビットは前記16QAM変調のための所定シンボルパターンである[H、H、L、L]の二つのHにマッピングされ、前記2ビットのPビットは二つのLにマッピングされる。
【0098】
しかし、前記決定した符号化率が3/4のように非対称であり、16QAM変調方式を使用すると、前記制御部514は前記メモリ516のS領域を3度アクセスする時、前記P領域を1度アクセスすることにより、SビットとPビットを3:1の比率に出力する。この場合、前記制御部514から出力される3ビットのSビットと1ビットのPビットは前記変調部518に提供され、前記変調部518により16QAM変調が遂行される。即ち、前記2ビットのSビットは前記16QAM変調のための所定シンボルパターンである[H、H、L、L]において、二つの“H”ビット位置にマッピングされ、残りの1ビットのSビットと前記1ビットのPビットは二つの“L”ビット位置にマッピングされる。
【0099】
最後に、前記決定した符号化率が3/4のように非対称であり、64QAM変調方式を使用すると、前記制御部514は前記メモリ516のS領域と前記P領域を所定比率によりアクセスすることにより、SビットとPビットを出力する。この時、前記メモリ516のアクセス回数は2(QPSK)、3(8PSK)、4(16QAM)及び6(64QAM)に分けられるべきである。上述した条件の簡単な例に、総アクセス回数(Atot)が144回と仮定する時、下記の<数2>の条件を満足すべきである。
【数2】
Figure 0003751259
ここで、AsysはS領域のアクセス回数であり、Apar はP領域のアクセス回数を示す。
【0100】
従って、64QAM変調方式で一つのシンボルは6ビットに構成され、Asys:par=3:1であるので、二つのシンボル(12ビット)を構成するためには、9ビットのSビットと3ビットのPビットが要求される。即ち、一つのシンボル当たり4.5ビットのSビットと1.5ビットのPビットを出力すべきであるが、定数値ではないので一つのシンボル周期に出力ビット数を変更する。例えば、一度は4ビットのSビットと2ビットのPビットを出力し、次には5ビットのSビットと1ビットのPビットを出力する。
【0101】
この場合、前記制御部514から出力されるSビットとPビットは前記変調部518に提供され、前記変調部518により64QAM変調が遂行される。前記制御部514から4ビットのSビットと2ビットのPビットが出力される場合には、2ビットのSビットは前記64QAM変調のための所定シンボルパターンである[H、H、M、M、L、L]において、二つの“H”ビット位置にマッピングされ、残りの2ビットのSビットは前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“M”ビット位置にマッピングされる。一方、2ビットのPビットは前記所定シンボルパターンである[H、H、M、M、L、L]において、二つの“L”ビット位置にマッピングされる。一方、前記制御部514から5ビットのSビットと1ビットのPビットが出力される場合には、2ビットのSビットは前記64QAM変調のための所定シンボルパターンである[H、H、M、M、L、L]において、二つの“H”ビット位置にマッピングされ、残りの2ビットのSビットは前記所定シンボルパターンにおいて、二つの“M”ビット位置にマッピングされる。一方、1ビットのSビットと1ビットのPビットは前記所定シンボルパターンである[H、H、M、M、L、L]において、二つの“L”ビット位置によりマッピングされる。
【0102】
図7は本発明の実施形態による64QAM変調方式の符号器と復号器を使用して実験した場合の実験結果値を示している図であり、図8は本発明の実施形態による16QAM変調方式の符号器と復号器を使用して実験した場合の実験結果値を示している図である。前記図7と前記図8は本発明の効果を証明する実験結果である。前記実験は制限された条件で実行されたが、その効果を示すには十分であると判断される条件下で遂行された。前記図7と前記図8での結果は、ビット当たり雑音比(Eb/No)を増加させながら、ビットエラー率(BER)が比較された。前記実験では従来に比べて16QAMと64QAMがすべて約0.4dB以上の利得を示した。
【0103】
前記図7と前記図8の実験値を得るための実験条件としては、AWGN、ターボエンコーダ入力ブロック大きさ=5114ビット、コーディング率(coding rate)=1/2、固定式インタリーバを使用した。
【0104】
【発明の効果】
上述したような本発明は、重要度が高いビットを高い信頼度のビット位置に対応してシンボルマッピングすることにより、エラーコントロールコーディング(error-control-coding)と変復調技術及びデータ伝送分野で優れた伝送効率を得ることができる。また、本発明は有/無線通信などすべての送/受信装置に応用できるだけではなく、現在進行中である3世代無線通信(IMT−2000)に活用されると、システム全般の性能を向上することができる。これは重要度が高いビットは雑音や環境に相対的に少ない影響を受ける高い信頼度ビットに変調することにより得られる。即ち、既存のシステムよりビットエラー率(BER)を低くすると共に、システム全般の性能を改善する効果を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の符号分割多重接続移動通信システムの送信器構造を示している図である。
【図2】 本発明の第1実施形態による符号分割多重接続移動通信システムの送信器構造を示している図である。
【図3】 図2で示している送信器に対応する受信器の構造を示している図である。
【図4】 本発明の第2実施形態による符号分割多重接続移動通信システムの送信器構造を示している図である。
【図5】 本発明の第3実施形態による符号分割多重接続移動通信システムの送信器構造を示している図である。
【図6】 本発明の実施形態による送信器を構成する並/直列変換器の出力の一例を示している図である。
【図7】 本発明の実施形態による64QAM変調方式を使用した実験結果を示している図である。
【図8】 本発明の実施形態による16QAM変調方式を使用した実験結果を示している図である。
【符号の説明】
210 チャネル符号器
212 分配器
214 第1インタリーバ
216 第2インタリーバ
218 並/直列変換部(P/S変換部)
220 変調部
310 復調部
312 直/並列変換部(S/P変換部)
314 第1デインタリーバ
316 第2デインタリーバ
318 分類器
320 復号器
410 テイルビット発生器
412 チャネル符号器
414 レートマッチング部
416 分配器
418 第1インタリーバ
420 第2インタリーバ
422 並/直列変換部(P/S変換部)
424 変調部
426 制御部
510 チャネル符号器
512 インタリーバ
514 制御部
516 メモリ
518 変調部

Claims (16)

  1. 少なくとも3ビットに構成されたビット列が一つのシンボルを示し、前記ビット列は信頼度が高い第1ビット部分と信頼度が低い第2ビット部分に構成される高次変調器を使用して、符号器から発生される重要度が高いビットと重要度が低いビットに構成されたデータを伝送する方法において、
    符号器の出力ビットを、前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットに区分する過程と、
    前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットが同一のビット数を有するように、前記重要度が低いビットに対する前記重要度が高いビットの比率に基づいて、前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットを分配する過程と、
    前記重要度が高いビットを先に出力し、前記重要度が低いビットを次に出力する過程と、
    前記区分した重要度が高いビットは前記第1ビット部分に位置され、前記区分した重要度が低いビットは前記第2ビット部分に位置されるように、前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットを変調する過程と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記重要度が高いビットはシステマテックビットであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記重要度が低いビットはパリティビットであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットの比率は、前記符号器の符号化率である1/2であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットの比率は、前記符号器の符号化率である3/4であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記一つのシンボルにマッピングするビット列のビット数は、無線チャネルの状態に対応した変調方式に従って決定する過程をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 所定符号化率により符号器から発生される重要度が高いビットと重要度が低いビットに構成されたデータを伝送する移動通信システムのデータ送信装置において、
    前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットを受信し、第1ビット列のビット数が第2ビット列のビット数と同一であるように、前記重要度が高いビットに構成された第1ビット列と、前記第1ビット列に含まれない重要度が高いビットと前記重要度が低いビットに構成された第2ビット列に分配した後、前記第1ビット列と前記第2ビット列とを出力する分配器と、
    前記第1ビット列をインタリービングする第1インタリーバと、
    前記第2ビット列をインタリービングする第2インタリーバと、
    前記第1インタリーバの第1出力ビットと前記第2インタリーバの第2出力ビットとを連続して出力する並/直列変換部と、
    前記第1出力ビットを第1ビット部分にマッピングし、前記第2出力ビットを第2ビット部分にマッピングすることによって、信頼度が高い第1ビット部分と信頼度が低い第2ビット部分に構成された少なくとも3ビットを含むビット列を一つのシンボルにする変調部と、を含むことを特徴とする装置。
  8. 無線チャネルの状態に対応して変調方式を決定し、前記決定した変調方式により前記一つのシンボルにマッピングするビット列のビット数を制御する制御部を含むことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記重要度が高いビットはシステマテックビットであることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  10. 前記重要度が低いビットはパリティビットであることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットの比率は、前記符号器の符号化率である3/4であることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  12. 前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットの比率は、前記符号器の符号化率である3/4であることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  13. 重要度が高いビットが位置する信頼度が高い第1ビット部分と重要度が低いビットが位置する信頼度が低い第2ビット部分に構成される少なくとも3ビットになされたビット列が示す一つのシンボルのデータを受信する方法において、
    前記第1ビット部分に位置する前記重要度が高いビットと前記第2ビット部分に位置する前記重要度が低いビットを復調する過程と、
    前記復調された重要度が高いビットと前記復調された重要度が低いビットとを受信し、受信されたビットを2つのビット列に区分する過程と、
    前記区分された重要度が高いビットをデインタリービングする過程と、
    前記区分された重要度が低いビットをデインタリービングする過程と、
    前記デインタリービングされた重要度が高いビットと前記デインタリービングされた重要度が低いビットとを受信し、受信されたビットを前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットとに分類し、分類されたビットを1つのビット列として出力する過程と、
    分類されたビットを復号する過程と、を含むことを特徴とする方法。
  14. 前記重要度が高いビットはシステマテックビットであることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記重要度が低いビットはパリティビットであることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 重要度が高いビットが位置する信頼度が高い第1ビット部分と重要度が低いビットが位置する信頼度が低い第2ビット部分に構成される少なくとも3ビットになされたビット列が示す一つのシンボルのデータを受信する装置において、
    前記第1ビット部分に位置する前記重要度が高いビットと前記第2ビット部分に位置する前記重要度が低いビットを復調する復調器と、
    前記復調された重要度が高いビットと前記復調された重要度が低いビットとを前記復調器から受信し、受信されたビットを二つのビット列に区分する直/並列変換器と、
    前記区分された重要度が高いビットをデインタリービングする第1デインタリーバと、
    前記区分された重要度が低いビットをデインタリービングする第2デインタリーバと、
    前記デインタリービングされた重要度が高いビットを前記第1デインタリーバから受信し、前記デインタリービングされた重要度が低いビットを前記第2デインタリーバから受信し、受信されたビットを前記重要度が高いビットと前記重要度が低いビットとに分類し、分類されたビットを1つのビット列として出力する分類器と、
    前記分類されたビットを復号する復号器と、を含むことを特徴とする装置。
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