JP3750654B2 - 通信システムとこれに用いる通信アダプタ装置 - Google Patents

通信システムとこれに用いる通信アダプタ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、それぞれに無線通信手段を具備した少なくとも2つの電気機器を備え、これらの電気機器間でデータをフレーム単位で相互に交換するようにした通信システムおよびこの通信システムに用いられる通信アダプタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガス給湯器、エアコン等の住宅用設備としての電気機器と、これらを制御するために家の中及び家の周辺に設置され電池で駆動される複数個のセンサ手段あるいは遠隔制御手段等の制御用電気機器とから構成された例えば住宅用設備の通信システムにおいては、各センサ手段あるいは遠隔制御手段と設備用電気機器とが周期的に通信動作を行う無線回線により結ばれ、センサ手段あるいは遠隔制御手段からの制御情報に基づき、電気機器の運転を制御するようにしている。このように2つの電気機器を結ぶ通信システムは、ある周期で定期的に電波を発射する定期送信手段を備え、複数個のセンサ手段、遠隔制御手段あるいは住宅用電気機器は、それぞれに受信手段と、定期送信手段の電波発射周期の整数分の1に同期した時間タイミングで受信手段を動作状態にする時計手段と、受信手段によって受信された定期送信手段から定期的に発射される電波からの情報に基づき時計手段と定期送信手段との時計のずれを算出し時計手段が定期送信手段と同期するように補正する時計補正手段と、送信の必要が生じた時、時計手段より制御され定期送信手段の電波発射周期の整数分の一に同期した時間タイミングで送信を行う送信手段を備えるように構成されていた。(特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平08−130785号公報(2頁―6頁、第1図―第5図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の通信システムは以上のように構成されており、センサ手段や遠隔制御手段や住宅設備用電気機器などの送受信タイミングを一致させるために、定期的に電波を送信する定期送信手段を設け、これをシステムが稼働している間、ずっと動作させなければならなかった。この結果、システム全体の消費電力が大きく、また定期送信手段が故障するとシステム全体の通信が不能になるという課題があった。
【0005】
本発明は係る課題を解決するためになされたもので、定期的な電波の送信を不要にすることにより、省エネ性に優れた通信システム及びこの通信システムに用いられるアダプタ装置を提供することを目的にしている。併せて定期送信手段の故障に起因するシステム上の不具合を排除することも目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信システムは、それぞれに無線通信手段を具備した少なくとも2つの電気機器を備え、これら電気機器間でデータをフレーム単位で相互に交換するようにした通信システムであって、第1の電気機器は、無線通信手段を特定周期にて特定時間だけ動作状態にするとともに、第2の電気機器は無線通信手段が特定周期にて動作を立上げたときに、動作立上げ情報を含む通知フレームを作成して第1の電気機器に送信し、この通知フレームを受信した第1の電気機器は直ちに受信した時点を起点として自己の無線通信手段が次に動作状態となるまでの時間と、前記特定周期および前記特定時間の各情報を含んだ応答フレームを作成して第2の電気機器に送信し、第2の電気機器は該応答フレームを受信すると、直ちに前記通知フレームの送信を停止するとともに、前記応答フレームに基づき無線通信手段の動作条件を変更して第1の電気機器との同期をとるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信システムのブロック図である。図において、通信アダプタ装置1は、第1の電気機器である例えばエアコン等の電気機器2とインタフェース手段3を介してデータをフレーム単位で交換する第1の通信手段4と、有線LANに設けられた無線アクセスポイント8とアンテナ7を介してデータをフレーム単位で交換する第2の通信手段9と、この通信アダプタ装置の全ての動作を制御する制御手段6と、計時手段14と、第2の通信手段9を駆動する電源手段5と、この電源手段5による第2の通信手段9への給電をリレーなどの電流開閉手段10を介して制御する電源制御手段11とから構成されている。
【0008】
一方、第2の電気機器である例えばセンサ手段や遠隔制御手段のような制御用電気機器2´は、電気機器2を制御するためのデータを創生して発信するもので、通信アダプタ装置1と同じ内部構成を有する通信アダプタ装置1´に接続されている。なお、以下、説明上電気機器2側の通信アダプタ装置を主アダプタ装置1と称し、制御用電気機器2´側の通信アダプタ装置を従アダプタ装置1´と称する。
【0009】
また、ネットワークは、各通信アダプタ装置間でやり取りされるBluetoothやIEEE 802.11b、802.11aなどの無線LAN(Local Area Networkの略)と、コントローラ12が接続されたイーサネット(登録商標)などの有線LAN13と、有線LAN13に接続され無線LANとの間で信号を相互に変換して中継する無線アクセスポイント8とから構成されている。
【0010】
以上のような構成のもと、主アダプタ装置1を基準として、従アダプタ装置1´の送受信タイミングを主アダプタ装置1の送受信タイミングに同期させる場合の動作について説明する。図2は、従アダプタ装置1´による送信タイミングを主アダプタ装置1の送受信タイミングに同期させるための通信シーケンスを示したものである。
【0011】
まず、主アダプタ装置1の動作を説明する。図2に示すように主アダプタ装置1の制御手段6は、計時手段14の計時に基づく周期Tsにて電源制御手段11により電流開閉手段10を開閉して第2の通信手段9への給電時期と給電時間を制御する。なお、一周期(Ts)中、第2の通信手段9が給電され、動作できる状態にある時間(以下、「ON時間」と称する)はTaであり、残りの時間(=Ts―Ta)は給電されない、いわゆる動作をしない時間(以下、「OFF時間」と称する)である。
【0012】
次に、通信システムが電気機器に組込まれて設置され、動作が最初に立上がる過程において、図2に示すように、従アダプタ装置1´は、制御手段6が、動作立上げ後、直ちに主アダプタ装置1の周期Tsよりも短い周期Ts´と、同じくそのON時間Taよりも短いON時間Ta´にて、電源制御手段11が第2の通信手段9への給電を制御する。
【0013】
そして制御手段6は、給電された第2の通信手段9に対し、従アダプタ装置1´の動作が立上った旨の情報を含む通知フレームを作成し、送信するように指示する。この一連の動作は、通知フレームが相手側の主アダプタ装置1の第2の通信手段9に受信されるまで継続される。つまり、従アダプタ装置1´は自らが送信する通知フレームが主アダプタ装置1に受信されるまでの間、通知フレームを周期Ts´にて送信し続ける。
【0014】
そして、主アダプタ装置1における第2の通信手段9のON時間中に、通知フレームの送信が行われると、通知フレームが主アダプタ装置1に受信され、制御手段6は従アダプタ装置1´が新規に動作が立上ったことを判定する。この判定結果に基づき、主アダプタ装置1の制御手段6は、直ちに自己の「周期Ts」と、「ON時間Ta」と、さらに、次に第2の通信手段9に給電するまでの「待ち時間Tr」の各情報を含んだ応答フレームを作成し、従アダプタ装置1´へ向けて返信する。
【0015】
この応答フレームを従アダプタ装置1´が受信すると、その制御手段6は、応答フレームに含まれる「待ち時間Tr」を計時手段14にセットすると共に、周期Ts´とON時間Ta´の代わりに、新たに取得した「周期Ts」と「ON時間Ta」をセットする。そして直ちに、電源制御手段11に対し、第2の通信手段9への給電を停止させることを指示し、電源制御手段11は電流開閉手段10を制御して給電を停止する。
【0016】
そして、従アダプタ装置1´の計時手段14が、待ち時間Trの計時を終了すると、制御手段6は第2の通信手段9に対し、ON時間Taだけ給電を開始する。以降は、主アダプタ装置1と同期し、周期Ts毎にON時間Taの間だけ、第2の通信手段に給電するため、主アダプタ装置1との通信が可能になる。この結果、例えば主アダプタ装置1および従アダプタ装置1´に接続された電気機器がそれぞれエアコンとエアコンを制御するためのセンサモジュールであるとすると、両者間で同期がとれているため、非同期の場合のようにどちらか一方のアダプタ装置に属する第2の通信手段を常時ON状態に保つ必要はなくなり、待機電力が削減された省エネ性に優れた通信アダプタ装置及び通信システムが得られることになる。
【0017】
以上のように本実施の形態では、従アダプタ装置が、動作立上げ情報を含み、かつ、主アダプタ装置の周期より短い周期での動作開始情報を含む通知フレームを繰り返し送信し、主アダプタ装置との間で相互の通信が成立した時に、主アダプタ装置と同期をとるために必要な情報を取得するようにしたので、設備設置後の最初の動作開始過程で同期をとることができる。この結果、どちらか一方のアダプタ装置に属する第2の通信手段を常時ON状態に保つ必要がなくなる他、時間合わせのための電波を定期的に送信し続ける必要はなくなり、省エネ性に優れた通信アダプタ装置及び通信システムが得られる効果がある。また、定期送信手段を不要としたので、定期送信手段の故障に起因するシステム上の不具合は、排除される。
【0018】
なお、本実施の形態では、両アダプタ装置間で直接通信が成立する場合について説明したが、Bluetoothのような小電力無線では、例えば両者が離れ過ぎてしまい、直接通信できないケースもある。このようなケースでは、無線アクセスポイント8を中継してフレームを交換しても良い。その際、「待ち時間Tr」は、無線アクセスポイント8で中継される時間分だけ補正する必要がある。
【0019】
そしてこの場合、無線アクセスポイント8は、常時ON状態に保つようにしても良いが、両アダプタ装置が同期をとる際のフレームのやりとりを受信し、一緒に同期をとるようにしても良い。このようにすれば無線アクセスポイント8においても待機電力を削減することができ、一層省エネ性に優れた通信システムを得ることができる。
【0020】
実施の形態2.
本実施の形態2では、従アダプタ装置1´の動作の立上り時から、従アダプタ装置が主アダプタ装置1の「周期Ts」と、「ON時間Ta」の各情報を取得するまでの間、第2の通信手段9へ給電し続けるようにしたものである。
【0021】
システム構成は、実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
図3は、本実施の形態2における主アダプタ装置1と従アダプタ装置1´との間の通信シーケンスを示した図である。
図1、3を参照しながら動作を説明する。
まず、主アダプタ装置1は実施の形態1と同様、周期Ts、ON時間Taにて動作する。
【0022】
次に、従アダプタ装置1´が、動作を立上る過程での動作を説明する。
図3に示すように、従アダプタ装置1´の制御手段6は、動作立上げ後、直ちに電源制御手段11に第2の通信手段9への給電を指示する。それと同時に、自己の動作が立上ったことを含む通知フレームを作成し、この通知フレームを第2の通信手段9とアンテナ7を介してネットワークへ送信し続ける。この通知フレームの送信は、従アダプタ装置1´が動作を立上げてから、通知フレームが主アダプタ装置1の第2の通信手段9に受信されるまでの間、続けられる。
【0023】
ここで、主アダプタ装置1において、最初に通知フレームが受信されると、制御手段6は従アダプタ装置1´の動作が新規に立上ったことを判定する。この判定結果に基いて、制御手段6は主アダプタ装置の持つ「周期Ts」と、「ON時間Ta」と、さらに、次に第2の通信手段9に給電するまでの「待ち時間Tq」の各情報を含んだ応答フレームを作成し、従アダプタ装置1´へ向けて返信する。
【0024】
この応答フレームは、従アダプタ装置1´のアンテナ7を経由して第2の通信手段9で受信され、制御手段6によって判断される。従アダプタ装置1´の制御手段6は応答フレームに含まれる「待ち時間Tq」をもとに、計時手段14´に対して待ち時間Tqをセットすると共に、取得した「周期Ts」と「ON時間Ta」の各情報をもとに、制御手段6に格納されている周期とON時間をそれぞれTs、Taに変更する。同時に、電源制御手段11に対して第2の通信手段9への給電を停止するように指示する。この指示に基づき、電源制御手段11は電流開閉手段10を開状態に保ち、給電を停止する。
【0025】
そして計時手段14が待ち時間Tqの計時を完了すると、制御手段6は第2の通信手段9に対し、ON時間Taだけ給電する。以降は、主アダプタ装置1と同期し、周期Ts毎にON時間Taの間だけ通信が可能になる。
【0026】
このように本実施の形態2では、従アダプタ装置1´が動作を立上た際に、従アダプタ装置1´から動作立上げの情報を含む通知フレームを送信し続け、主アダプタ装置1との間で通信が成立した時に、主アダプタ装置1と同期をとるために必要な情報を取得するようにしたので、動作が立上る過程で同期をとることができる。この結果、どちらか一方のアダプタ装置に属する第2の通信手段を常時ON状態に保つ必要がなくなる他、時間合わせのための電波を定期的に送信し続ける必要はなくなり、省エネ性に優れた通信アダプタ装置及び通信システムが得られる効果がある。また、定期送信手段を不要としたので、定期送信手段の故障に起因するシステム上の不具合は、排除される。
【0027】
なお、主アダプタ装置1と従アダプタ装置1´が離れ過ぎて、直接通信できないケースでは、無線アクセスポイント8を中継してフレームを交換するようにすれば良いこと、及び無線アクセスポイント8を主局、従局と同期させるようにすれば、待機電力を削減することができ、一層省エネ性に優れた通信システムが得られる点については、実施の形態1と同じである。
【0028】
実施の形態3.
図4は本発明の実施の形態3に係る通信システムのブロック図である。
図1と同一もしくは相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。図1の通信システムとは新たに記憶手段15が追加されている点が異なる。この記憶手段15は、ネットワークに接続された他の通信アダプタ装置の属性や時間情報を記憶するためのものである。
また図5は、本実施の形態に係る従アダプタ装置1´が主アダプタ装置1の送受信タイミングに合わせる場合の通信シーケンスを示したものである。
【0029】
以下、図1、5を参照しながら動作について説明する。
まず、従アダプタ装置1´が、主アダプタ装置1と同期をとるために必要な情報(周期Ts、ON時間Ta、待ち時間Tp)を、主アダプタ装置1から応答フレームとして受け取るまでの動作は、実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
従アダプタ装置1´が応答フレームを受け取ってから後の動作について説明する。
【0030】
応答フレームを受けとった後、従アダプタ装置1´の制御手段6は、計時手段14に応答フレームに含まれる待ち時間Tpをセットすると共に、取得した周期Tsを自己の新たな周期としてセットする。
【0031】
ここで従アダプタ装置1´は、自身が連続して通信できる通信有効時間Tbを主アダプタ装置1のON時間Taと比較する。通信有効時間Tbが主アダプタ装置1のON時間Taより大きい場合は、通信有効時間Tbを主アダプタ装置1のON時間Taに合わせれば良い。
しかしながら、例えば、従アダプタ装置1´の通信有効時間Tbが、電力事情などの理由により主アダプタ装置1のON時間Taより短い場合には、主アダプタ装置1のON時間Taを変更する必要がある。
【0032】
この場合、従アダプタ装置1´の制御手段6は「通信有効時間Tb」の情報を含む第2の通知フレームを作成し、第2の通信手段9に対して主アダプタ装置1へ向けて送信するように指示する。同時に制御手段6は、電源制御手段11に対し、第2の通信手段9への給電停止を指示する。この指示により電源制御手段11は、電流開閉手段10を制御し、給電を停止する。
【0033】
ここで、主アダプタ装置1において「通信有効時間Tb」の情報を含む第2の通知フレームを受信すると、制御手段6は直ちに、従アダプタ装置1´の「通信有効時間Tb」の情報を属性情報と共に、記憶手段15へ格納する。そして補正時間(Ta−Tb)だけOFF時間として待機した後、周期はTsのままに、ON時間をTaからTbに変更して、以降の動作を繰り返す。
【0034】
一方、従アダプタ装置1´の方は、計時手段14が待ち時間Tpに補正時間(Ta−Tb)を加算した時間の計時を完了すると、制御手段6は第2の通信手段9に対して通信有効時間Tbだけ給電する。以降、周期Ts毎にON時間Tbの間だけ通信が可能になるよう動作する。そして新しい周期Tsは、記憶手段15に格納される。
【0035】
このように、本実施の形態3では、従アダプタ装置が、動作立上げの際に、従アダプタ装置から動作立上げの情報を含む通知フレームを送信し続け、主アダプタ装置との間で通信が成立した時に、両者の通信有効時間を比較し、小さい方に合わせると共に、同期をとるために必要な情報を交換するようにしたので、動作が立上る過程で同期をとることができる。この結果、どちらか一方のアダプタ装置に属する第2の通信手段を常時ON状態に保つ必要がなくなる他、時間合わせのための電波を定期的に送信し続ける必要はなくなり、省エネ性に優れた通信アダプタ装置及び通信システムが得られる効果がある。また、定期送信手段を不要としたので、定期送信手段の故障に起因するシステム上の不具合は、排除される。
【0036】
また、主アダプタ装置もしくは従アダプタ装置は、自身の通信有効時間を、ネットワークを介して第三のアダプタ装置へ伝えるように構成すると共に、第三のアダプタ装置の通信有効時間を記憶手段15へ格納するように構成すると、最も通信有効時間の短いアダプタ装置で決定した時間でネットワークシステムを運用することができ、省エネ性を更に改善することができる。
【0037】
なお、ここでは従アダプタ装置1´が、主アダプタ装置1から応答フレームとして情報(周期Ts、ON時間Ta、待ち時間Tp)を受け取るまでの動作は、実施の形態1と同じである場合について説明したが、これが実施の形態2で説明した動作と同じである場合も同様である。
【0038】
また、従アダプタ装置1´の通信有効時間Tbが主アダプタ装置1のON時間Taより短い場合について説明したが、例えば従アダプタ装置1´において、充電に要する時間的な制約などにより第2の通信手段9が送信を繰り返せる最小周期Ttが主アダプタ装置1の周期Tsより長い場合も同様である。この場合は、第2の通知フレームに最小周期Ttが周期Tsより長い旨の内容を盛り込み、これを受信した主アダプタ装置1は、周期TsをTtに変更すれば良い。そしてこの新しい周期Ttは、記憶手段15に格納される。
【0039】
さらに、主アダプタ装置1と従アダプタ装置1´が離れ過ぎてしまい、直接通信できないケースでは、無線アクセスポイント8を中継してフレームを交換するようにすれば良いこと、及び無線アクセスポイント8を主アダプタ装置、従アダプタ装置と同期させるようにすれば、待機電力を削減することができ、一層省エネ性に優れた通信システムが得られる点については、実施の形態1と同じである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、従アダプタ装置の動作が立上がる際に、主アダプタ装置の周期より短い周期の動作立上げ情報を含む通知フレームを繰り返し送信し、主アダプタ装局との間で通信が成立した時に、主アダプタ装置から同期をとるために必要な情報を取得するようにしたので、動作の立上る過程で同期をとることができる。この結果、時間合わせのための電波を定期的に送信し続ける必要がなくなり、省エネ性に優れた通信アダプタ装置及び通信システムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る通信システムのブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る通信システムの通信シーケンスを示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る通信システムの通信シーケンスを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態3に係る通信システムのブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る通信システムの通信シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 通信アダプタ装置(主アダプタ装置)
1´ 通信アダプタ装置(従アダプタ装置)
2 電気機器
2´ 電気機器
3 インタフェース手段
4 第1の通信手段
5 電源
6 制御手段
7 アンテナ
8 無線アクセスポイント
9 第2の通信手段
10 電流開閉手段
11 電源制御手段
12 コントローラ
13 有線LAN
14 計時手段
15 記憶手段

Claims (6)

  1. それぞれに無線通信手段を具備した少なくとも2つの電気機器を備え、この電気機器間でデータをフレーム単位で相互に交換するようにした通信システムであって、
    第1の電気機器は、無線通信手段を特定周期で、かつ特定時間だけ動作状態にするとともに、第2の電気機器は無線通信手段が特定周期にて動作を立上げたときに、動作立上げ情報を含む通知フレームを作成して第1の電気機器に送信し、この通知フレームを受信した第1の電気機器は直ちに受信した時点を起点として自己の無線通信手段が次に動作状態となるまでの時間と、前記特定周期および前記特定時間の各情報を含んだ応答フレームを作成して第2の電気機器に送信し、第2の電気機器は該応答フレームを受信すると、直ちに前記通知フレームの送信を停止するとともに、前記応答フレームに基づき自己の無線通信手段の動作条件を変更して第1の電気機器との同期をとるようにしたことを特徴とする通信システム。
  2. それぞれに無線通信手段を具備した少なくとも2つの電気機器を備え、この電気機器間でデータをフレーム単位で相互に交換するようにした通信システムであって、
    第1の電気機器は、無線通信手段を特定周期にて特定時間だけ動作状態にするとともに、第2の電気機器は無線通信手段が特定周期にて動作を立上げたときに、動作立上げ情報を含む通知フレームを作成して第1の電気機器に送信し、この通知フレームを受信した第1の電気機器は直ちに受信した時点を起点として自身の無線通信手段が次に動作状態となるまでの時間と、前記特定周期および前記特定時間の各情報を含んだ応答フレームを作成して第2の電気機器に送信し、第2の電気機器は該応答フレームを受信すると、直ちに前記通知フレームの送信を停止するとともに、自身が連続して通信できる有効時間及びこれを繰り返せる周期と、前記特定時間及び前記特定周期とを比較し、それぞれ小さい方を新特定時間及び新特定周期とし、この新特定時間及び新特定周期と前記応答フレームに基づいて、以降の無線通信手段の動作条件を変更すると共に、前記新特定時間及び新特定周期の情報を含んだ第2の通知フレームを作成して送信し、該第2の通知フレームを受信した前記第1の電気機器が、受信内容に基づいて自己の無線通信手段の動作条件を変更し、前記第2の電気機器と同期をとるようにしたことを特徴とする通信システム。
  3. 前記第2の電気機器は、無線通信手段が動作を立上げたときに、その動作立上げの情報を含む通知フレームを作成するとともに、該無線通信手段を第1の電気機器の特定周期よりも短い周期で、かつその特定時間より短い時間だけ動作状態とすることにより前記通知フレームを送信することを特徴とする請求項1もしくは2に記載の通信システム。
  4. 前記第2の電気機器は、無線通信手段が動作を立上げたときに、その動作立上げの情報を含む通知フレームを作成するとともに、該無線通信手段を連続的に動作状態とすることにより、前記通知フレームを連続的に送信することを特徴とする請求項1もしくは2に記載の通信システム。
  5. 請求項1乃至4項に記載された通信システムを構成する通信アダプタ装置であって、
    コマンドや属性やセンサ出力などの情報を含むフレームを交換するための接続端子を有する電気機器に接続されるインタフェース手段と、
    該電気機器と該インタフェース手段を介して該フレームの交換を行う第1の通信手段と、
    無線通信手段を介して他の電気機器との間で前記フレームの交換を行う第2の通信手段と、
    該第2の通信手段へ電力を供給する電源と、
    該電源による前記第2の通信手段への電力供給をON/OFFする電源制御手段と、
    前記電源をON/OFFする時間等を設定する制御手段と、
    該制御手段の制御時間を計時する計時手段と、から構成されたことを特徴する通信アダプタ装置。
  6. 他の電気機器の属性や時間に関する情報を格納する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の通信アダプタ装置。
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