JP3749977B2 - 宝飾品のリフォームシミュレーションシステム、宝飾品のリフォームシミュレーションプログラム、宝飾品のリフォームシミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体および宝飾品のリフォームシミュレーション方法 - Google Patents

宝飾品のリフォームシミュレーションシステム、宝飾品のリフォームシミュレーションプログラム、宝飾品のリフォームシミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体および宝飾品のリフォームシミュレーション方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既に保有している宝飾品をリフォームする場合に、その宝飾品に使用されている宝石に適した空枠を多数の空枠から抽出し、その抽出された空枠にその宝石を石留めしたときに予定される宝飾品のイメージを、画像により確認できる宝飾品のリフォームシミュレーションシステムに関するものである。
また、その宝飾品のリフォームシミュレーションプログラムとそのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
宝飾品はファッション性が高いため、その時々の流行等に応じてデザインが変遷し、保有している宝飾品のデザイン的が時代遅れとなったり、また、自分の好みや年齢の変化によって、宝飾品のデザインを変更したい場合もある。
ところで、指輪やネックレス等の宝飾品の多くは、宝石とそれを留める空枠との組合わせからなる。この宝飾品を価格の観点から見ると、やはり、主体となる宝石の価格が大きなウエイトを占めるのが一般的であるが、宝飾品をデザインの観点から見ると、空枠のデザインが宝飾品全体に及す影響が大きい。
そこで、従来から、主体となる宝石はそのまま使用して、宝飾品全体のデザインに大きな影響を与える空枠を変更する宝飾品のリフォームが行われてきた。リフォームすれば、自分の保有している宝石を無駄にすることなく、新しいデザインの宝飾品を、安価に入手することが可能となる。
【0003】
ところが、市場に出ているか、または、空枠のメーカが保有している空枠の種類や数は膨大なものであり、また、日々、新しいデザインの空枠が多数製造されている。そして、従来の各宝飾品店が多数の空枠在庫をもったり、空枠に関する情報をリアルタイムに把握する事は非常に困難でもある。そこで、通常は、ある程度の製品在庫を店頭におき、残りは宝飾品製造業者等により作成されたデザインカタログを顧客の趣向に応じて商談中に検索し、顧客にデモンストレートすることで、不足在庫を補いつつ、リフォームに応じていることが多かった。
しかし、デザインカタログといっても、多種多様でかつ多数あるため、顧客の好みにあった空枠を見つけ出すのは容易でない。しかも、宝飾品はファッション性が高いため、流行により季節毎に多くの空枠が発表されることも多く、デザインカタログ自体もすぐに時代遅れとなってしまう。また、地金相場等に対応して空枠の価格も変動するものであるにも拘らず、デザインカタログには、空枠に使用した貴金属の重量が明示されているに過ぎず、商談の度に、製品価格の確認をしなければならず、現実には顧客に正確な販売価格の見積りをすることが難しかった。
このように、デザインカタログ等による販売では、自分の保有している宝石にマッチする空枠を抽出すること自体に非常に多くの工数と時間とを要し、また、抽出したとしても、その空枠の在庫状況の確認やその最新価格を素早く知ることは困難であった。また、抽出できる空枠の範囲も制限的であるため、ある程度妥協したデザインの空枠を選ばざるおえないことも起り得た。
【0004】
このような問題を解決するために、空枠に関する在庫情報を一元的に管理する「画像情報検索システム」が、特開平10−91646号公報に開示されている。
この公報に記載のシステムは、その請求項1にも記載されているように、「貴金属宝飾品(空枠)の画像情報群と、少なくとも各画像情報に対応する貴金属宝飾品の重量情報群を含む検索情報群が格納されたメモリを備えるホストコンピュータと、該ホストコンピュータと通信路を介して接続され、検索条件を入力する入力装置と、表示装置とを備え、入力された検索条件に従って、前記ホストコンピュータのメモリから所望の画像情報を抽出して、前記表示装置に出力可能に構成される端末とからなる、画像情報検索システムであって、前記ホストコンピュータは、貴金属の地金相場値情報を記録可能なレジスタと、前記抽出に係る画像情報に対応する重量情報及び、前記レジスタに記録された地金相場値情報に基づき、抽出に係る貴金属宝飾品、の価格情報を算出する演算手段とを有して、前記端末は、前記画像情報の出力に際して又は別途に、前記価格情報をも前記表示装置に出力可能に構成されていることを特徴とする」ものである。
つまり、端末から希望の空枠に関する情報を入力すると、通信路により接続されたホストコンピュータのメモリに記憶されていた空枠に関する情報群から該当する空枠に関する情報を抽出し、その画像と地金相場に連動した価格とを表示装置に表示するものである。
【0005】
さらに、その公報中の請求項4には、「前記ホストコンピュータのメモリには貴金属からなる宝飾品空枠の画像情報群と、少なくとも各画像情報に対応する宝飾品空枠の重量情報群と加工賃情報群、及び前記宝飾品空枠に石留めされる宝石のカット形状に対応する石座形状情報群、該宝石寸法に対応する石座寸法情報群を含む検索情報群が格納されている場合であって、前記検索条件には、前記宝石の価格情報と完成宝飾品の予算価格情報が含められ、前記ホストコンピューターは、前記端末から入力された宝石の価格情報と、前記レジスタに記録された地金相場値情報、前記重量情報と加工賃情報とに基づき、抽出に係る宝飾品空枠に宝石を石留め加工してなる完成宝飾品の実価格情報を算出する演算手段と、前記完成宝飾品の予算価格情報と、前記演算手段より算出された完成宝飾品の実価格情報とを比較する比較器とを備え、前記比較の結果に応じて、完成宝飾品に利用可能な宝飾品空枠のみを選択して、該宝飾品空枠の画像情報を前記表示装置に出力可能に構成されていることを特徴とする画像情報検索システム。」が開示されている。
つまり、ホストコンピュータは、空枠の重量情報と加工賃情報、レジスタに記録された地金相場値情報および端末から入力された宝石の価格情報とから、完成宝飾品の実価格情報を算出する。そして、端末から入力された完成宝飾品の予算価格情報と、演算した実価格情報とを比較して、完成宝飾品として利用可能な空枠のみを抽出して表示装置に画像表示するものである。
【0006】
なお、その画像情報検索システムが、ホストコンピュータに、空枠に石留めされる宝石のカット形状や宝石寸法に関する情報(石座形状情報群、石座寸法情報群)を格納しているのは、請求項4の記載からでは明かではないが、発明の詳細な説明には、「石座形状情報群、石座寸法情報群がメモリに格納されているので、予め宝石が用意されている場合の検索において、該宝石に利用可能でかつ顧客趣向に合った宝飾品空枠をその価格と共に瞬時に参照できる。」とあり、既にある宝石を考慮して空枠の検索が行えることが解る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、その公報に開示されている発明は、あくまでも、空枠の在庫管理システムであり、空枠の検索に価格情報、石座形状情報または石座寸法情報を利用しているとしても、その結果得られるのは、空枠単体の画像とその価格程度に過ぎない。言換えるなら、従来から行われてきた種々の在庫管理システムを、宝飾品の空枠に適用しただけである。
リフォームを依頼する者にとり最も重要なのは、自分の持っている宝石と抽出した空枠とを組合わせたときに、全体としてどのようなイメージの宝飾品ができあがるのか、ということである。にも拘らず、その画像情報検索システムによれば、空枠に関する情報が画像付きで得られたとしても、空枠に関する情報のみでは、自分の宝石を組込んだとき得られる宝飾品がどのようなイメージになるのかを把握することはできない。このため、時として、完成した宝飾品が予想したイメージと異なるといったことが起り得る。
【0008】
さらに、これまでなら、宝飾品のリフォームを希望する者がいたとしても、その者は、リフォームの検討段階であるにも拘らず、いずれかの宝飾品店に出向かなければ空枠や価格に関する情報を得ることができず、非常に不便であった。また、多くの人は、宝飾品にさほど詳しくないため、どの宝飾品店を選択して良いのかわからなかったり、高価な商品を取扱う宝飾品店への入店を躊躇したり、店員に自分の好みを巧く伝えられなかったりすることが多かった。このように、従来は、宝飾品のリフォームに関する潜在需要があるにも拘らず、それが顕在化し難い状況であった。
【0009】
ところで、インターネットによる電子商取引が発達してきたため、従来のように、各宝飾品店に陳列された既製品の宝飾品を購入する形態の加えて、ネット上でセミオーダーメード品を購入する形態も行わつつある。例えば、消費者が、自宅の端末コンピュータ等を使用して、その画面に表示された宝石や空枠を適宜選択して組合わせ、完成予定の宝飾品の画像を確認した上で、宝飾品の購入を決定するものである。
しかし、そのようなネット販売されている宝飾品は比較的低価格のものであり、高価な宝飾品まで完全にネット販売することは、信用面等から困難であるといった事情も存在する。
それに、そのようなネット販売は、宝飾品に限らず種々の製品に関して行われていることであり、特に目新しさはないし、技術上の困難性もない。なぜなら、組合わせ可能な宝石と空枠とが予め用意されているため、完成された宝飾品の画像も予め用意しておくことができるからである。仮に、宝石と空枠との画像を合成処理して完成予定の宝飾品の画像を生成しているとしても、予め用意され、かつ、その大きさの解った画像同士を組合わせて合成することは、容易なことである。
【0010】
ところが、宝飾品のリフォームの場合、リフォーム希望者が所有している宝石は、種類も大きさも様々であり、その宝石の画像情報も基本的にはないため、前述のネット販売のように、完成予定の宝飾品の画像を予め用意しておいたり、宝石画像と空枠画像とを簡単に合成処理することはできない。
勿論、リフォームする宝石と組合わせる空枠に関する画像情報を予め用意しておき、特殊な装置を用いて、専門のスタッフが多くの工数をかけ、リフォーム対象の宝石画像と抽出した空枠画像とを、一件々々個別に画像合成してリフォームシミュレーションを行うことは可能である。しかし、このような方法では、リフォームシミュレーションに要するコストや時間がかかり過ぎるし、また、誰でも容易にできるのもでないため、一般の消費者にはなじまず、宝飾品のリフォーム需要を掘り起すことはできなかった。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。つまり、本発明は、前述したような単なる在庫管理システムやインターネットによるセミオーダーシステムとは異なり、既に保有している宝飾品の宝石を利用して宝飾品のリフォームを行うことを前提に、その宝石に適する空枠を抽出すると共に、保有している宝石とその抽出された空枠とを組合わせて完成される宝飾品の予想画像を容易に、かつ、迅速に確認できるリフォームシミュレーションシステムに関するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、リフォーム対象とするリフォーム宝石ごとに個別の画像情報を設けずに、そのリフォーム宝石を代替できる標本宝石を仮想的に用意し、その標本宝石の画像情報を用いて、リフォーム宝石と抽出した空枠とを組み合わせたときにできる宝飾品の予想画像を表示することを思い付き、本発明の宝飾品のリフォームシミュレーションシステムを完成させるに到ったものである。
すなわち、本発明の宝飾品のリフォームシミュレーションシステムは、リフォーム対象とするリフォーム宝石を特定するために少なくとも該リフォーム宝石の宝石形状と宝石サイズとに関する情報を含むリフォーム宝石形態情報を入力可能な入力手段と、該リフォーム宝石と組合わせ得る空枠を特定するために必要となる少なくとも空枠の石座形状と石座サイズとに関する情報を含む空枠形態情報と空枠画像情報とからなる空枠情報群を格納する空枠情報記憶手段と、該リフォーム宝石の代替となる標本宝石を特定するために必要となる少なくとも標本宝石の宝石形状に関する情報を含む標本宝石形態情報と標本宝石画像情報とからなる標本宝石情報群を格納する標本宝石情報記憶手段と、該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該空枠情報記憶手段に格納された空枠形態情報とを対比して該リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を該空枠情報記憶手段から抽出する空枠情報抽出手段と、該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該標本宝石情報記憶手段に格納された標本宝石形態情報とを対比して該リフォーム宝石の代替となる標本宝石に関する情報を該標本宝石情報記憶手段から抽出する標本宝石情報抽出手段と、該空枠情報抽出手段により抽出された空枠画像情報と該標本宝石情報抽出手段により抽出された標本宝石画像情報とを合成処理して該リフォーム宝石と該空枠画像情報に対応する空枠とを組合わせたときに予想される宝飾品の宝飾品画像情報を生成する画像合成処理手段と、該画像合成処理手段により得られた宝飾品画像情報に基づいて宝飾品の画像を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の宝飾品のリフォームシミュレーションシステムによると、少なくとも宝石形状と宝石サイズとに関する情報に基づいてリフォーム対象であるリフォーム宝石を特定することにより、そのリフォーム宝石に適した空枠情報が抽出される。そして、その特定されたリフォーム宝石の代替となる標本宝石の画像情報を用いることにより、リフォーム宝石の画像を直接的に用いることなく、抽出された空枠とそのリフォーム宝石とを組合わせたときに完成が予想される宝飾品画像がシミュレーションされる。この結果、従来は困難であった宝飾品のリフォームシミュレーションを、容易に、素早く行うことができるようになった。
よって、この本発明のシステムを用いると、その手軽さ故に、宝飾品リフォームの需要増大や市場拡大を図れ、また、そのリフォームシミュレーションを行うに際して、設備的にも工数的にも低コスト化を達成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、宝飾品のリフォームシミュレーションシステムに係る実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
(1)基本的なシステム構成
基本的なシステム構成を図1にブロック図で示した。この図を参考にしつつ、本発明の宝飾品のリフォームシミュレーションシステムについて、順を追って説明する。
▲1▼リフォーム宝石の特定
本発明では、リフォーム宝石の画像を直接的には必要とはしないが、当然ながらリフォーム宝石がどのような宝石であるかを特定する必要がある。本発明では、そのためにリフォーム宝石形態情報を入力手段から入力する。このリフォーム宝石形態情報は、少なくとも、宝石形状と宝石サイズとに関する情報である。宝石形状と宝石サイズとに着目した第1の理由は、少なくとも宝石形状と宝石サイズとが決ると、その宝石を石留めできる石座の形態が決り、引いては、そのリフォーム宝石と組合わせ可能な空枠の抽出が可能となるからである。第2理由は、少なくともその宝石形状が決ると、リフォーム宝石の代替となる標本宝石も特定できるからである。
【0015】
ところで、宝石の場合、他の商品や製品と異なり、その形状に関して特殊な事情がある。つまり、宝石形状、例えば、カット形状は、特殊なものでもない限り実質的に規格化されており、一般的にカット形状の種類は限られている。本発明のリフォーム宝石形態情報では、必須情報ではないが、宝石の種別が決ると、さらに、その宝石形状は限定的なものとなる。
このように、宝石形状の種類は限定的であるために、多くの場合、リフォーム宝石の形状を詳細に特定する必要はなく、そのカット形状名等を入力手段から入力するのみでその宝石形状を特定できることとなる。例えば、カット形状として、ラウンド、オーバル、エメラルド、球状、オーバルカボッション、マーキース、ペアシェイプ、スクエア、ラウンドカボッション、ハート等を特定すれば良い。
また、宝石形状が限定的であるため、宝石サイズの特定も容易で、多くの詳細は寸法を必要としない。例えば、カット形状が決定されると、宝石の縦および/または横の長さが決ると全体のサイズも決ってしまう。
さらに、この宝石サイズは、寸法による特定に限らず、重量による特定でも良い。例えば、カット形状が決ると、一義的にその種別が決定される宝石(例えば、ダイヤモンド)があり、その場合は重量を入力することで、宝石サイズが自ずと決ることになる。従って、本発明でいう宝石サイズに関する情報は、寸法に関する情報のみならず、重量に関する情報でも良い。
なお、入力手段は、キーボード、マウス、タッチパネル、携帯電話のボタン等種々のものがあり、入力方法も、文字入力、図形や画像の選択等のいずれでも良く、特に限定されるものではない。これは、後述の選択手段についても同様である。
【0016】
▲2▼空枠の抽出
リフォーム宝石に適した空枠を抽出するための情報として、先ず、空枠形態情報を空枠情報記憶手段に記憶させておく。この空枠形態情報は、少なくとも石座形状と石座サイズとに関する情報である。この情報に基づいて、空枠情報抽出手段がリフォーム宝石を石留めできる空枠の情報(以降、適宜「空枠」ともいう。)を、空枠情報記憶手段から抽出する。
こうして抽出された空枠情報には、空枠画像情報が含まれ、宝飾品の画像合成に利用される。この空枠画像情報は、単なる空枠画像を表示できるだけのものではなく、後述の画像合成処理手段により標本宝石画像情報と合成処理ができる情報を含むものである。これは標本宝石画像情報についても同様である。
【0017】
▲3▼標本宝石の特定
リフォーム宝石の代替となる標本宝石を抽出するための情報として、先ず、標本宝石形態情報を標本宝石情報記憶手段に記憶させておく。この標本宝石形態情報は少なくとも宝石形状に関する情報である。この情報に基づいて、標本宝石情報抽出手段がリフォーム宝石とほぼ相似形をした標本宝石の情報(以降、適宜「標本宝石」ともいう。)を、標本宝石情報記憶手段から抽出する。なお、標本宝石形態情報に宝石サイズに関する情報を含める必要がないのは、標本宝石が宝飾品画像情報を得るための仮想的なものであり、現実に空枠に石留めされるものではないからである。
こうして抽出された標本宝石情報には、標本宝石画像情報が含まれ、宝飾品の画像合成に利用される。
【0018】
▲4▼画像合成処理
入力手段から入力されたリフォーム宝石形態情報により、リフォーム宝石に組み合わせ可能な空枠情報(空枠画像情報)が空枠情報抽出手段により抽出されると共に、リフォーム宝石の代替となる標本宝石情報(標本宝石画像情報)が標本宝石情報抽出手段により抽出される。それらの抽出された空枠画像情報と標本宝石画像情報が画像合成処理手段により処理されて宝飾品画像情報が生成される。そして、この宝飾品画像情報に基づいて、表示手段で宝飾品画像が表示される。これにより、リフォーム希望者は、自分の保有している宝石に適合する空枠が見つかるのみならず、その空枠にそのリフォーム宝石を組込んだときに予想される宝飾品のイメージを視覚的に確認できる、つまりリフォームシミュレーションができる。
【0019】
なお、表示手段は、少なくとも宝飾品画像を画面や紙等に表示するためのものである。もっとも多くの場合はパソコン、携帯端末、携帯電話のデイスプレイ、双方向通信テレビ等である。また、上述してきた本発明のシステムの場合、色彩については限定していないため、そのデイスプレイはカラー表示できるものには限られず、白黒表示やその他2色表示等を行うものでも良い。
【0020】
ところで、その画像合成処理に際して、単純にそれぞれの画像を重ねても完成予定の宝飾品の画像が得られるとは限らない。そこで、前述したように、空枠画像情報と標本宝石画像情報とは、合成処理に必要となる各画像に対応した位置(座標)やサイズ等に関する情報も併せ持つものである。
例えば、前記空枠画像情報は、空枠画像データと該空枠画像データに対応して設けられた空枠座標データとからなり、前記標本宝石画像情報は、標本宝石画像データと該標本宝石画像データに対応して設けられた標本宝石座標データとからなり、前記画像合成処理手段は、該空枠画像データと該標本宝石画像データとを該空枠座標データと該標本宝石座標データとに基づいて伸縮処理を行い宝飾品画像データを生成するものであると、好適である。
【0021】
▲5▼ホストコンピュータと端末機器
上述の各手段は、本発明のシステムを機能させる上で必要なものであるが、各手段が単一装置として構成されている必要はない。
例えば、前記標本宝石情報記憶手段と前記空枠情報記憶手段と前記標本宝石情報抽出手段と前記空枠情報抽出手段と前記画像合成処理手段とは、ホストコンピュータに備えられ、前記入力手段と前記表示手段とは、該ホストコンピュータと通信可能な端末機器に備えられていても良い。
通信環境の発達により、ホストコンピュータと端末機器との機能分化が進んでいる。つまり、標本宝石情報記憶手段、空枠情報記憶手段、標本宝石情報抽出手段、空枠情報抽出手段および画像合成処理手段は、大容量のデータベースや高速処理が可能な演算装置を備えるホストコンピュータに設け、条件入力や結果表示を行う入力手段や表示手段は端末機器に設けることが広く行われている。このように機能を分化させると、データベースの更新もホスト側一箇所で行えば良く、システムの効率的な運営ができると共に、各端末機器でも、データベース等を容易する必要がなく、気軽に、多くの人がリフォームシミュレーションを行うことができる。しかも、ホスト側の更新された新しい情報に基づいてリフォームシミュレーションを行うことができる。
【0022】
また、リフォーム希望者は、わざわざ宝飾品店に出向かずして、素早く容易にリフォームシミュレーションを行え、いわば、ゲーム感覚でリフォームシミュレーションを楽しむことができる。そして、このことが宝飾品のリフォームに興味を持たせ、宝飾品のリフォーム需要増大に役立つ。
なお、ホストコンピュータは、サーバや大型計算機等であり、端末機器は、パソコン、携帯情報端末または携帯電話、双方向通信テレビ等であり、それらの通信は有線でも無線でも良く、また、通信網はインターネットに限らず、従来のオンラインやLAN等でも良い。なお、端末機器の保有者は、一般のリフォーム希望者に限らず、宝飾品業関係者でも良い。
【0023】
(2)詳細なシステム構成
詳細なシステム構成を図2にブロック図で示した。この図を参考に上述の説明を補足して、本発明の宝飾品のリフォームシミュレーションシステムについて、さらに詳しく説明する。
▲1▼リフォーム宝石形態情報と標本宝石形態情報
リフォーム宝石形態情報と標本宝石形態情報とは、前述した宝石形状や宝石サイズに関する情報の他、宝石の種別や色彩に関する情報を含むと好ましい。これらは、空枠の抽出に必須な情報ではないが、種別や色彩が特定されると、リフォーム宝石により中実な標本宝石を利用してシミュレーションが為されるため、よりリアル感のある宝飾品画像が得られる。
なお、言うまでもないが、入力されるリフォーム宝石の種別や色彩に対応した情報が標本宝石情報記憶手段に格納されており、入力手段から入力された情報に基づいて、標本宝石情報抽出手段が標本宝石情報記憶手段から適した標本宝石情報を抽出する。
【0024】
よって、前記リフォーム宝石形態情報は、さらに、前記リフォーム宝石の種別および/または色彩に関する情報を含み、前記標本宝石形態情報は、さらに、前記標本宝石の種別および/または色彩に関する情報を含むと、好適である。
ここで宝石の種別には、例えば、ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、パール、ヒスイ、サファイヤ、オパール、キャッツアイ、アレキサンドライト、ブルートパーズ、ガーネット、トルマリン、アクアマリン、ペリドット、アメジスト、シトリン、ゾイサイト、トルコ石、サンゴ、ラピス・ラズリ等がある。また、宝石の色彩は、それらの種別の代替として、またはそれらの種別と共に用いられ、宝石の色相、彩度、明度などを特定するものである。特に、宝石によっては、同種別であっても、さらに多種多様な色彩が存在することがあるの。このような場合、種別と色彩との両面からリフォーム宝石とその代替となる標本宝石とを特定すると、シミュレーションの精度が向上し、よりリアル感の宝飾品画像が得られる。
【0025】
なお、シミュレーションにより得られた宝飾品画像が一層のリアル感をもつためには、宝石等の質感や色彩が重要となるので、表示手段はカラー表示できるものが好ましく、特に、表示色豊かなものが好ましい。
【0026】
▲2▼リフォーム宝石の希望空枠情報と空枠形態情報
希望空枠情報は、空枠の抽出に必須ではないが、この希望空枠情報を入力すると、希望する空枠をさらに絞り込むことができる。勿論この場合、その希望空枠情報に対応した情報(空枠形態情報)が空枠情報抽出手段に格納されていることが前提となる。空枠情報抽出手段が入力された希望空枠情報に基づいて空枠を抽出することは、リフォーム宝石形態情報の場合と同様である。
よって、前記入力手段は、さらに、希望する空枠の種別、リングサイズ、脇石および地金のいずれか一つ以上に関する情報からなる希望空枠情報を入力でき、前記空枠形態情報は、さらに、前記空枠の種別、リングサイズ、脇石および地金のいずれか一つ以上に関する情報を有し、前記空枠情報抽出手段は、さらに、該希望空枠情報の少なくとも一部と該空枠形態情報とを対比して前記リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を前記空枠情報記憶手段から抽出するものであると、好適である。
【0027】
ここで、空枠の種別とは、リング、婚約リング、結婚リング、メンズリング、ペンダント、ブローチ、イヤリング、ピアス等である。
リングサイズは、空枠の種別としてリング系を選択したときの指サイズであり、例えば、5号〜25号までの各リングサイズである。希望空枠情報の入力には、各リングサイズを単一指定または範囲指定しても良い。
一方、空枠情報記憶手段に格納される空枠形態情報としては、一つの空枠に対して単一のリングサイズ情報のみとしても、一つの空枠に対してある範囲内のリングサイズ情報としても良い。空枠の場合、通常は、ある程度の範囲でリングサイズの調整が可能だからである。
【0028】
脇石に関する情報は、空枠を飾る脇石のボリューム情報(例えば、スモール、ミディアム、ラージ等)、デザインテイスト情報(例えば、シンプル、デコラティブ、アンティーク、ゴージャス等)または脇石として使用する宝石の種別情報(通常は、ダイヤモンド)等である。地金に関する情報は、地金の種別情報(例えば、プラチナ、ゴールド、ホワイトゴールド等)などである。
【0029】
それらの内でいずれの情報を用いるかはシステムの構成に依るが、希望空枠情報と空枠形態情報(石座情報を除く)との各項目は対応している必要がある。もっとも、空枠形態情報に対応した情報を入力手段から必ずしも入力する必要はない。例えば、いずれかの情報を入力しなかったり、特に指定しなかったとしても、その情報に対応する空枠の絞り込みが空枠情報抽出手段で行わないだけである。
【0030】
▲3▼空枠の材料情報と価格情報
空枠の材料情報は、脇石や地金の種別と重量とに関する情報である。材料情報は、前述の空枠形態情報と一部重複する部分もあるから、その空枠形態情報に含めて考えることもできるが、ここでは便宜的に区別して説明する。
脇石の種別は、例えば、脇石の種類(例えば、ダイヤモンド)やランク(例えば、Aランク)等であり、脇石の重量はカラット数(ダイヤモンドの場合)やグラム数等である。地金の種別はその種類(例えば、ゴールド)や純度・規格(例えば、18K)等であり、地金の重量はグラム数等である。
【0031】
空枠の価格情報は、各空枠ごとに設定されている価格に関する情報であるが、通常、この価格は地金や脇石の相場により変動する。従って、価格情報を固定せずに、前記材料情報と相場情報とに基づいてリアルタイムに価格を算出して、価格情報を最新のものに更新することが望ましい。この価格情報の演算と更新とを行うのが、空枠価格情報更新手段である。
よって、前記空枠情報群は、前記空枠の価格情報と該空枠に使用される脇石と地金との少なくとも種別と重量とに関する材料情報とを有し、さらに、該材料情報と変動する該脇石と該地金との相場情報とに基づいて該空枠の価格情報を算出し更新する空枠価格情報更新手段を備えると、好適である。
なお、この空枠の価格情報には、空枠単体の純粋な価格のみならず、空枠やリフォーム宝石の流通費用、各宝飾品店や本システムの運営費用等の雑費を含めたものとしても良い。
【0032】
▲4▼予算情報と費用情報
これまでは、リフォーム宝石や空枠の形態に基づいて空枠を抽出する場合を中心に説明したが、リフォーム希望者にとり、空枠価格やリフォームに要する全体的な費用も重要である。そこで、入力手段から予算情報を入力し、その予算にあった空枠を抽出できるようにしておくことが好ましい。
つまり、前記入力手段は、さらに、前記宝飾品のリフォームに要する予算情報を入力でき、前記空枠情報群は、さらに、前記空枠の価格情報を含めた宝飾品の完成に必要な費用情報を有し、前記空枠情報抽出手段は、さらに、該予算情報と該費用情報とを対比して前記リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を前記空枠情報記憶手段から抽出するものであると、好適である。
【0033】
入力する予算情報は、具体的な金額を明示してその金額以下とする場合の他、ある金額からある金額までといった範囲指定するものでも良い。
費用情報は、空枠の価格情報の他に、石留め代金(加工代金)、リングサイズの修正代金、鑑定・鑑別の代金等に関する情報である。ここで、リングサイズの修正代金は、空枠の種別により不要であったり、リングサイズの修正が不要な場合もあり、抽出された空枠によって異なる。鑑定・鑑別は、リフォーム宝石がリフォームする価値のあるものかを、予め判断しておくために行うものである。その他、輸送費用や手数料等に関する情報を費用情報に含めても良いし、前述したように、それらの諸経費については空枠の価格情報に含めても良い。
【0034】
なお、言うまでもないが、その費用情報は、空枠価格情報更新手段により更新された空枠の価格情報に基づいて演算されるものである。この費用情報は、図示していないが、費用情報算出手段により求めることができる。また、費用情報算出手段を空枠価格情報更新手段に併合させても良い。
【0035】
▲5▼空枠画像の選択と宝飾品画像情報
上述してきたように、入力手段から入力する情報を増やすことで、より的確な空枠の抽出が可能となる。しかし、通常、空枠情報記憶手段に登録される空枠数は膨大であるため、抽出される空枠数も複数であることが多い。そこで、そのように抽出(一次抽出)されたな空枠を表示手段に一度表示してから、それらの空枠画像を見てさらに希望の空枠を選択可能にすると、リフォームシミュレーションを効率よく行うことができる。
【0036】
また、画像合成処理手段による宝飾品画像情報の生成は、前述したように、空枠画像情報と標本宝石画像情報とに基づいてなされるが、通常の空枠は宝石を石留めする爪が伸びた状態(または起きた状態)であるため、その状態の空枠画像をそのまま使用して画像合成すると、シミュレーションされた宝飾品画像のリアル感が薄れる。そこで、画像合成に使用する空枠画像は、空枠の爪が屈曲した状態の空枠画像を用いることが好ましい。
従って、本発明のシステムは、前記空枠画像情報が、前記リフォーム宝石を石座に石留めする爪が伸びた状態である第1空枠画像データと該爪の先端が屈曲した状態である第2空枠画像データとからなり、前記表示手段が、前記空枠情報抽出手段により抽出された該第1空枠画像データに基づいて前記表示手段に第1空枠画像を表示でき、さらに、該表示手段に表示された該第1空枠画像に基づいて希望の空枠を選択できる選択手段を有し、前記画像合成処理手段は、該選択手段により選択された空枠に対応する第2空枠画像データを用いて合成処理するものであると、好適である。
【0037】
なお、空枠画像情報を第1空枠画像データと第2空枠画像データに分けずに、簡略化していずれか一方のみの空枠画像データを用いて、リフォームシミュレーションを行っても本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
また、空枠画像を選択式としたのと同様に、標本宝石画像についても選択手段(前記選択手段と別でも可)により選択可能としても良い。つまり、リフォーム宝石の代替となる標本宝石画像を表示手段に多数表示しておき、自分の保有しているリフォーム宝石に最も近いものを選択できるようにしても良い。
【0038】
▲6▼見積り作成
本発明のシステムは、さらに、前記空枠の価格情報に基づいて前記宝飾品のリフォームに要する費用を算出し見積りを作成する見積作成手段を有すると、好適である。
リフォームに要する費用の見積が得られると、リフォーム希望者は価格面で安心でき、リフォームするか否かを判断し易い。
この見積りは、表示手段に表示させるのみでも良いが、見積書として印刷可能としても良い。さらに、後述の紹介状作成手段により作成される紹介状の一部とすれば、以降の商談をスムーズに進められる。
【0039】
▲7▼宝飾品店情報と紹介状の作成
上述してきた宝飾品のリフォームシミュレーションを行った人が、リフォームを決意した場合、保有しているリフォーム宝飾品(リフォーム宝石と旧空枠)を宝飾品業者に預けてリフォームを依頼することになる。
一般的なインターネット販売では、宅配便等を利用して個別に指定業者に品物を送付することもあるが、高価な宝飾品の場合、その方法は必ずしも最適な方法ではない。
そこで、リフォームを取扱う宝飾品店に関する情報が必要となるが、信用できるリフォーム取扱店を自ら検索することは、多くの工数が掛り、また、検索困難な場合も多い。そこで、信用できるリフォーム取扱店をリフォーム希望者に紹介できると、本システムをより効率的に活用できることになる。
【0040】
よって、本発明のシステムは、さらに、宝飾品のリフォームを取扱う宝飾品店に関する宝飾品店情報を格納した宝飾品店情報記憶手段と、宝飾品のリフォーム希望者に適した該宝飾品店情報を該該宝飾品店情報記憶手段から抽出する宝飾品店情報抽出手段と、を備えると好適である。
この宝飾品店情報抽出手段により抽出された宝飾品店情報は、例えば、表示手段に表示される。また、その宝飾品店情報には、例えば、宝飾品店の所在地、地図、店舗雰囲気、経歴等が含まれる。
また、宝飾品店情報抽出手段がリフォーム希望者に適した宝飾品店情報を抽出する際に必要となる比較情報として、リフォーム希望者自身の所在地情報や宝飾品の所在地情報等を利用できる。なお、そのような比較情報は、リフォーム希望者が前記入力手段から新たに入力または選択したものでも良いし、リフォーム希望者に関する情報が予め登録されている場合は、その情報を利用したものでも良い。
【0041】
本発明のシステムは、さらに、前記宝飾品店情報抽出手段により抽出された前記宝飾品店情報と前記宝飾品のリフォームシミュレーションを行った結果情報とに基づいて宝飾品のリフォーム希望者に紹介状を作成する紹介状作成手段を備えると、好適である。
リフォーム希望者は紹介状があることにより、シミュレーション後のリフォームに関する商談をスムーズに進めることができ、また、宝飾品店へも出向き易くなる。
その紹介状の掲載事項は、宝飾品店情報とシミュレーションの結果情報である。例えば、宝飾品店情報として宝飾品店名や所在地、結果情報として空枠の価格情報、費用情報、見積り等やリフォームシミュレーションを行った結果(つまり、宝飾品画像)等がある。
【0042】
(3)宝飾品のリフォームシミュレーションに係るプログラム、記録媒体または方法
これまでは、本発明をシステムと考えた場合について説明してきたが、本発明はシステムに限られるものではない。つまり、同様の機能をコンピュータに実現させることができるかぎり、そのコンピュータにおいて実行されるプログラムでも良いし、さらには、そのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であっても良いし、さらには、宝飾品のリフォームシミュレーションを実行するための方法であっても良い。
すなわち、本発明を宝飾品のリフォームシミュレーションプログラムと考えた場合、本発明は、リフォーム対象とするリフォーム宝石を特定するために少なくとも該リフォーム宝石の宝石形状と宝石サイズとに関する情報を含むリフォーム宝石形態情報を入力可能な入力手段と、該リフォーム宝石と組合わせ得る空枠を特定するために必要となる少なくとも空枠の石座形状と石座サイズとに関する情報を含む空枠形態情報と空枠画像情報とからなる空枠情報群を格納する空枠情報記憶手段と、該リフォーム宝石の代替となる標本宝石を特定するために必要となる少なくとも標本宝石の宝石形状に関する情報を含む標本宝石形態情報と標本宝石画像情報とからなる標本宝石情報群を格納する標本宝石情報記憶手段と、該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該空枠情報記憶手段に格納された空枠形態情報とを対比して該リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を該空枠情報記憶手段から抽出する空枠情報抽出手段と、該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該標本宝石情報記憶手段に格納された標本宝石形態情報とを対比して該リフォーム宝石の代替となる標本宝石に関する情報を該標本宝石情報記憶手段から抽出する標本宝石情報抽出手段と、該空枠情報抽出手段により抽出された空枠画像情報と該標本宝石情報抽出手段により抽出された標本宝石画像情報とを合成処理して該リフォーム宝石と該空枠画像情報に対応する空枠とを組合わせたときに予想される宝飾品の宝飾品画像情報を生成する画像合成処理手段と、該画像合成処理手段により得られた宝飾品画像情報に基づいて宝飾品の画像を表示する表示手段と、してコンピュータを機能させることを特徴とする宝飾品のリフォームシミュレーションプログラムとなる。
【0043】
また、本発明を宝飾品のリフォームシミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体と考えた場合、本発明は、リフォーム対象とするリフォーム宝石を特定するために少なくとも該リフォーム宝石の宝石形状と宝石サイズとに関する情報を含むリフォーム宝石形態情報を入力可能な入力手段と、該リフォーム宝石と組合わせ得る空枠を特定するために必要となる少なくとも空枠の石座形状と石座サイズとに関する情報を含む空枠形態情報と空枠画像情報とからなる空枠情報群を格納する空枠情報記憶手段と、該リフォーム宝石の代替となる標本宝石を特定するために必要となる少なくとも標本宝石の宝石形状に関する情報を含む標本宝石形態情報と標本宝石画像情報とからなる標本宝石情報群を格納する標本宝石情報記憶手段と、該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該空枠情報記憶手段に格納された空枠形態情報とを対比して該リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を該空枠情報記憶手段から抽出する空枠情報抽出手段と、該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該標本宝石情報記憶手段に格納された標本宝石形態情報とを対比して該リフォーム宝石の代替となる標本宝石に関する情報を該標本宝石情報記憶手段から抽出する標本宝石情報抽出手段と、該空枠情報抽出手段により抽出された空枠画像情報と該標本宝石情報抽出手段により抽出された標本宝石画像情報とを合成処理して該リフォーム宝石と該空枠画像情報に対応する空枠とを組合わせたときに予想される宝飾品の宝飾品画像情報を生成する画像合成処理手段と、該画像合成処理手段により得られた宝飾品画像情報に基づいて宝飾品の画像を表示する表示手段と、してコンピュータを機能させることを特徴とする宝飾品のリフォームシミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体となる。
【0044】
なお、このようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として、例えば、半導体メモリ、ハードディスク、フロッピーディスク、データカード、光ディスクなどがある。
ちなみに、空枠情報記憶手段や標本宝石情報記憶手段として使用される記憶装置には、前述した半導体メモリ、ハードディスク、フロッピーディスク、データカード、光ディスクの他、超大容量記憶装置(MSS)等でも良い。
【0045】
さらに、本発明を宝飾品のリフォームシミュレーション方法と考えた場合、本発明は、リフォーム対象とするリフォーム宝石を特定するために少なくとも該リフォーム宝石の宝石形状と宝石サイズとに関する情報を含むリフォーム宝石形態情報を入力手段から入力する入力ステップと、コンピュータが、該リフォーム宝石と組合わせ得る空枠を特定するために必要となる少なくとも空枠の石座形状と石座サイズとに関する情報を含む空枠形態情報と空枠画像情報とからなる空枠情報群を格納する空枠情報記憶手段から、該空枠形態情報と該入力ステップで入力された該リフォーム宝石形態情報の少なくとも一部とを対比して該リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を抽出する空枠情報抽出ステップと、コンピュータが、該リフォーム宝石の代替となる標本宝石を特定するために必要となる少なくとも標本宝石の宝石形状に関する情報を含む標本宝石形態情報と標本宝石画像情報とからなる標本宝石情報群を格納する標本宝石情報記憶手段から、該標本宝石形態情報と該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部とを対比して該リフォーム宝石の代替となる標本宝石に関する情報を該標本宝石情報記憶手段から抽出する標本宝石情報抽出ステップと、コンピュータが、該空枠情報抽出ステップにより抽出された空枠画像情報と該標本宝石情報抽出手段により抽出された標本宝石画像情報とを合成処理して該リフォーム宝石と該空枠画像情報に対応する空枠とを組合わせたときに予想される宝飾品の宝飾品画像情報を生成する画像合成処理ステップと、コンピュータが、該画像合成処理手段により得られた宝飾品画像情報に基づいて宝飾品の画像を表示する表示ステップと、からなることを特徴とする宝飾品のリフォームシミュレーション方法となる。
なお、本明細書中でいう「コンピュータ」には、一般的な計算機という意味の他、前述したホストコンピュータや端末機器も含む意味である。
【0046】
【実施例】
次に、実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。
(システム構成)
本発明の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム(以降、単に「システム」という。)の装置構成の概要を図3に示した。
このシステムは、運営会社が管理するサーバS(ホストコンピュータ)と、複数の端末コンピュータC(端末機器)と、それらをインターネットによって接続するネットワークとからなる。
これらのサーバSと各端末コンピュータCとは、コンピュータとしての基本構造と基本性能とを備えている。さらに、端末コンピュータCは、ディスプレー(表示手段)と、図示していないがキーボードおよびマウスとを備える。なお、キーボードとマウスは、入力手段でもあり選択手段でもある。
【0047】
サーバSと端末コンピュータCとは、内部的にCPU、RAM、ROM等からなる制御部を備えると共に、サーバSは、各種情報を記憶しておくハードディスク(固定記憶装置)等からなるデータベースを備える。また、両者は、通信用インターフェース(電気通信装置)I/Fを備え、双方向通信可能となっている。このようなサーバSと端末コンピュータCとの関係は、一般に使用されている周知の構成であり詳細説明は省略する。
(リフォームシミュレーションの流れ)
【0048】
ところで、本実施例のシステムを用いてリフォームシミュレーションを行う場合の流れ図を図4〜6に示す。
先ず、リフォーム希望者がインターネットに接続する(ステップS0)。すると、図7に示すような、宝飾品のリフォームシミュレーションシステムに関する概略を説明したホームページが端末コンピュータCのディスプレー(以降、単に「ディスプレー」という。)に表示される。そして、「シミュレーションの実行」ボタンをクリックすると、リフォームシミュレーションが始まり、図8〜14に示すようなページが表示される。
【0049】
(a)先ず、保有しているリフォーム宝石の形状(宝石形状)にマッチするものを、図8に表示された形状から選択(クリック)する(ステップS1)。この選択が本発明でいう入力手段による入力(入力ステップ)に該当する。以下同様である。
(b)リフォーム宝石の種別(種類)を図9に表示されたものの中から選択する(ステップS2)。
なお、図示していないが、選択した宝石の種類によっては、さらに、詳細な色彩を選択できる画面が表示され、リフォーム宝石により近い色彩を選択できるようになっている。
(c)リフォーム宝石のサイズ(宝石サイズ)を、図10に表示されたボックス(空欄)に入力する(ステップS3)。ダイヤモンドの場合は、そのカラット数を入力し、それ以外の宝石では縦と横のサイズをmm単位で入力する。
【0050】
(d)リフォームを希望する宝飾品タイプを図11に表示されたものの中から選択する(ステップS4)。ここで選択する情報は、空枠の種別に該当する。列挙されているもの以外のタイプを選択する際は、「その他」にあるプルダウン形式の候補の中からさらに選択する。なお、ここでリング系を選択したときは、リングサイズ(号数)もプルダウン形式の候補の中から選択する。
(e)リフォームを希望する空枠の地金の種類を図12に表示されたものの中から選択する(ステップS5)。
(f)リフォームに要する総予算を図13に表示されたものの中から選択する(ステップS6)。
【0051】
(g)リフォームを希望する空枠の好み、つまり空枠に使用する脇石のタイプ(量)を図14に表示されたものの中から選択する(ステップS7)。なお、図14ではデザインテイストとして各項目が表示されているが、その表示をスモール、ミィデアム、ラージ等のデザインボリュームの表示に変更しても良い。
以上のステップS1〜S7により、リフォーム宝石形態情報、希望空枠情報および予算情報の入力が終了する。そして、「検索」ボタンをクリックすると、その情報がサーバSに送信される。
【0052】
(h)端末コンピュータCから各種情報を受信したサーバSの制御部は、データベース(空枠情報記憶手段および標本宝石情報記憶手段を構成)に格納されている多数の空枠情報群と標本宝石情報群とから、入力されたリフォーム宝石情報に適した空枠情報と標本宝石情報とを検索して抽出する(ステップS8)。ここで、サーバSの制御部が、本発明でいう空枠情報抽出手段と標本宝石情報抽出手段とを構成し、その空枠情報抽出手段による空枠情報の抽出ステップが本発明でいう空枠情報抽出ステップであり、その標本宝石情報抽出手段による標本宝石情報の抽出ステップが本発明でいう標本宝石情報抽出ステップである。
その後、サーバSの制御部は、抽出された空枠情報群に含まれる第1空枠画像データを端末コンピュータCに送信する。また、抽出された標本宝石情報群は、後述の画像合成処理に利用される。
【0053】
(i)端末コンピュータCは、その第1空枠画像データを受信して、図15に示すように、抽出された空枠画像をデイスプレイに表示する。なお、この空枠画像は、爪の起きた状態である第1空枠画像である(ステップS9−1)。
そして、リフォーム宝石と組合わせを希望する空枠が表示されているときは、その空枠画像をクリックして、「確定」ボタンを押す。なお、空枠は、複数選択可能である。一方、希望の空枠が表示されていないときは、「再検索」ボタンを押して、ステップS4に戻り、空枠情報を変更して再入力する(ステップS9−2)。
【0054】
(j)サーバSの制御部は、端末コンピュータCら空枠の選択信号を受信すると、その選択された空枠に該当する第2空枠画像データとステップS8で抽出されていた標本宝石情報群中の標本宝石画像データとを合成して、完成予定の宝飾品画像をシミュレーションする(ステップS10)。この第2空枠画像データは、空枠の爪の先端が屈曲している空枠画像データである。そして、サーバSは、得られた宝飾品画像データを端末コンピュータCに送信する。
なお、このときのサーバSの制御部が本発明でいう画像合成処理手段となり、また、このステップが本発明でいう画像合成処理ステップとなる。
【0055】
(k)端末コンピュータCは、受信した宝飾品画像データに基づいて、デイスプレイにリフォーム宝石と選択した空枠とを組みせたときに完成が予想される宝飾品の画像を、図16に示すように表示する。
なお、図16では、シミュレーション後の宝飾品画像のみならず、組み合わせ条件と見積りとを併せて表示してある。ここの見積りは、サーバSの制御部(見積作成手段)が、空枠の価格情報や費用情報に基づいて作成したものである。
なお、ステップS9−2で複数の空枠を選択したときは、図16のような宝飾品画像のシミュレーション結果を複数表示させることができる。もっとも、本実施例のシステムでは、図16の中頃に表示されている「select」の選択ボタンをクリックすると、他の空枠とリフォーム宝石とを組合わせた場合のリフォームシミュレーションが行えるようになっている。
【0056】
(l)デイスプレイに表示されたシミュレーション結果に満足なときは、「決定」ボタンをクリックすると、次のステップに進む。一方、その結果に不満足なときは、「再検索」ボタンをクリックすると、ステップS4に戻り、空枠情報を変更して再入力すれば、再度シミュレーションを行うことができる(ステップS12)。
(m)シミュレーション結果に満足して、図16に示す「決定」ボタンをクリックすると、サーバSは、宝飾品のリフォームを取扱う宝飾品店をオペレータに紹介するページを端末コンピュータCに送信し、端末コンピュータCのデイスプレイに、図17に示すような都道府県で区切られた日本地図が表示される(ステップS13)。
【0057】
(n)リフォーム希望者が、リフォームを依頼する宝飾品店の所在地(都道府県)をクリックすると、サーバSの制御部は当該地に属する宝飾品店情報を宝飾品店情報の格納されたデータベース(宝飾品店情報記憶手段)から検索する(ステップS14)。
(o)その検索結果を受けて、端末コンピュータCは当該地に登録されている宝飾品店の一覧情報をデイスプレイに表示する(ステップS15)。
(p)リフォーム希望者がその一覧情報から、希望する宝飾品店を選択すると、サーバSの制御部は該当する宝飾品店情報を抽出して端末コンピュータCに送信する(ステップS16)。
(q)その抽出された宝飾品店情報は、図18に示すように、端末コンピュータCのデイスプレイに表示される(ステップS17)。
【0058】
(r)図18に示すページで「紹介状の作成」ボタンをクリックすると、サーバSの制御部は、これまでに入力された入力情報、抽出された空枠情報、見積りの算出結果、宝飾品店情報等に基づいて紹介状に関する情報を生成し(紹介状作成手段)、その情報を端末コンピュータCに送信する(ステップS18)。
(s)その紹介状情報を受信した端末コンピュータCは、図19に示すようなリフォーム紹介状をデイスプレイに表示する。
こうして一連の宝飾品のリフォームシミュレーションが終了するが、リフォームを実際に行う場合は、さらに、そのリフォーム希望者が、図19に示す画面の「印刷」ボタンをクリックして、紹介状を印刷し、宝飾品店名の記載された紹介状を持参してその宝飾品店に行く必要がある。但し、紹介状を持参しているため、宝飾品店は直ぐにそのリフォーム内容を理解し、電子メール等で発注を行い、リフォーム希望者と宝飾品店との間の手続や商談を素早く進めることができる。
【0059】
以上説明した内容は、一般のリフォーム希望者が自宅のパソコン等を使用してリフォームシミュレーションを行う場合であり、基本的にインターネットに接続できる環境があれば誰でも行うことができる。従って、前述の登録済の宝飾品店(以降、「会員店」という。)であっても、状況は同じである。
但し、会員店は宝飾品のリフォームシミュレーションを行える以外に、リフォームシミュレーションした宝飾品の発注等も電子メールにより行えるようになっっている。さらに、現物の宝飾品自体は宅配便等で輸送する必要があるものの、リフォーム工程管理、請求業務、リフォーム希望者や会員店向けの進行状況報告電子メールの発行等は、サーバSで管理される。
【0060】
(t)ここで、サーバSの制御部(空枠価格情報更新手段)による空枠の価格情報更新について補足しておく。空枠の価格は、その地金と脇石との相場により変動するものである。そこで、地金や脇石の種別・重量等と相場とに基づいてサーバSの制御部が演算を行い、データベースの空枠情報群中にある価格情報を定期的に更新するようになっている。この相場情報は、例えば、サーバSの管理者がその日ごとに入力するようにしても良いし、相場情報をサーバSがインターネット経由で入手し、定期的にかつ自動的に変更するようにもできる。なお、相場情報は、データベースに格納されず、レジスタやRAMに記憶させておけば良い。
また、サーバSの制御部は、地金種類、地金重量、脇石カラット数、脇石ダイヤランク、空枠代金、石留め代、サイズ直し代等のリフォームに必要な費用を集計して、費用情報も算出する。
【0061】
(画像処理)
次に、サーバSの制御部が行う一連の画像処理について説明する。
▲1▼図20に示すように、空枠ごとにデジタルカメラで撮影した第1空枠画像データ(同図(a))を用いて、マスキング処理を行う(同図(b))。これにより得られたマスキングデータから石座の4点の座標位置を設定して、空枠座標データを生成する。なお、この4点の座標位置の設定は、マウス等を使用して行うことができる。例えば、空枠の石座の形状に応じてマウスをドラッグさせながら、正方形、長方形、平行四辺形等を描くようにして、4点の座標を設定できる。本実施例では、空枠画像データの4点の座標位置を手動で設定したが、画像処理により空枠の爪の位置を認識させて空枠座標データを自動的に生成するようにもできる。
【0062】
▲2▼同様に、図21に示すように、見本となる種々の宝石をデジタルカメラで撮影して得た標本宝石画像データ(同図(a))を用いて、マスキング処理を行う(同図(b))。これにより得られたマスキングデータから標本宝石の位置を割出して標本宝石座標データを生成する。
なお、本実施例では、空枠座標データも標本宝石座標データも、標準座標に対して4点の座標を登録するようにした。
▲3▼次に、第1空枠画像データのマスキングデータを利用して、第1空枠画像データとは別に、爪の先端が屈曲した状態の第2空枠画像データを用意する。従って、その爪の部分を除けば、第1空枠画像データと第2空枠画像データとで得られる画像は基本的に同じである。
【0063】
▲4▼そして、図22に示すように、空枠座標データに関連付された第2空枠画像データと標本宝石座標データに関連付けられた標本宝石画像データとを合成処理する(画像合成処理手段)。
この合成処理は、空枠画像に標本宝石画像を伸縮処理して合成するものである。つまり、同図(a)に示した空枠座標データである4点座標(x1、y1)、(x2、y2)、(x3、y3)、(x4、y4)に、標本宝石座標データである4点座標(x7、y7)、(x5、y5)、(x6、y6)、(x8、y8)を、それぞれ順番に対応させ、標本宝石画像を伸縮処理して空枠画像に合成するものである。
▲5▼こうして、図23に示すような空枠画像に標本宝石画像が伸縮合成された宝飾品画像が得られる。
なお、この画像合成処理は、空枠情報記抽出手段により抽出された空枠画像データに対して行われるため、標本宝石画像の伸縮のみで、得られる宝飾品画像は、リフォーム宝石の形態、特に宝石サイズを反映したものとなっている。
【0064】
【発明の効果】
本発明の宝飾品のリフォームシミュレーションシステムによれば、保有しているリフォーム宝石と空枠とを実際に組み合わることなく、リフォーム後に完成が予定される宝飾品のイメージを容易に把握できることができる。
特に、インターネット等の通信環境を利用すれば、リフォーム希望者は自宅等に居ながらにして宝飾品のリフォームシミュレーションが行え、非常に便利である。また、リフォーム宝石自体の画像を必要としないため、シミュレーション操作も手軽である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシステムの基本構成を説明するブロック図である。
【図2】そのシステムの詳細な構成を説明したブロック図である。
【図3】本実施例のシステムに係る装置構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例に係るリフォームシミュレーションの流れを示すフローチャートである。
【図5】図4に続くフローチャートである。
【図6】図5に続くフローチャートである。
【図7】本実施例に係るリフォームシミュレーションを行った場合のホームページを示す図である。
【図8】リフォーム宝石形状の入力画面を示す図である。
【図9】リフォーム宝石種別の入力画面を示す図である。
【図10】リフォーム宝石サイズの入力画面を示す図である。
【図11】希望する空枠の種別の入力画面を示す図である。
【図12】希望する空枠の地金の入力画面を示す図である。
【図13】リフォームに要する予算の入力画面を示す図である。
【図14】希望する空枠の好みを入力する入力画面を示す図である。
【図15】空枠の抽出結果を画面表示した様子を示す図である。
【図16】シミュレーション結果を画面表示した様子を示す図である。
【図17】希望の宝飾品店情報を検索する画面を示す図である。
【図18】希望の宝飾品店情報が画面表示された様子を示す図である。
【図19】紹介状が画面表示された様子をを示す図である。
【図20】第1空枠画像データ内容とそのマスキングデータ内容とを示す図である。
【図21】標本宝石画像データ内容とそのマスキングデータ内容とを示す図である。
【図22】空枠座標データ内容と標本宝石座標データ内容とを示す図である。
【図23】第2空枠画像データと標本宝石画像データとを合成処理して得た宝飾品画像を示す図である。

Claims (13)

  1. リフォーム対象とするリフォーム宝石を特定するために少なくとも該リフォーム宝石の宝石形状と宝石サイズとに関する情報を含むリフォーム宝石形態情報を入力可能な入力手段と、
    該リフォーム宝石と組合わせ得る空枠を特定するために必要となる少なくとも空枠の石座形状と石座サイズとに関する情報を含む空枠形態情報と空枠画像情報とからなる空枠情報群を格納する空枠情報記憶手段と、
    該リフォーム宝石の代替となる標本宝石を特定するために必要となる少なくとも標本宝石の宝石形状に関する情報を含む標本宝石形態情報と標本宝石画像情報とからなる標本宝石情報群を格納する標本宝石情報記憶手段と、
    該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該空枠情報記憶手段に格納された空枠形態情報とを対比して該リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を該空枠情報記憶手段から抽出する空枠情報抽出手段と、
    該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該標本宝石情報記憶手段に格納された標本宝石形態情報とを対比して該リフォーム宝石の代替となる標本宝石に関する情報を該標本宝石情報記憶手段から抽出する標本宝石情報抽出手段と、
    該空枠情報抽出手段により抽出された空枠画像情報と該標本宝石情報抽出手段により抽出された標本宝石画像情報とを合成処理して該リフォーム宝石と該空枠画像情報に対応する空枠とを組合わせたときに予想される宝飾品の宝飾品画像情報を生成する画像合成処理手段と、
    該画像合成処理手段により得られた宝飾品画像情報に基づいて宝飾品の画像を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  2. 前記空枠画像情報は、空枠画像データと該空枠画像データに対応して設けられた空枠座標データとからなり、
    前記標本宝石画像情報は、標本宝石画像データと該標本宝石画像データに対応して設けられた標本宝石座標データとからなり、
    前記画像合成処理手段は、該空枠画像データと該標本宝石画像データとを該空枠座標データと該標本宝石座標データとに基づいて伸縮処理を行い宝飾品画像データを生成するものである請求項1記載の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  3. 前記空枠画像情報は、前記リフォーム宝石を石座に石留めする爪が伸びた状態である第1空枠画像データと該爪の先端が屈曲した状態である第2空枠画像データとからなり、
    前記表示手段は、前記空枠情報抽出手段により抽出された該第1空枠画像データに基づいて前記表示手段に第1空枠画像を表示でき、
    さらに、該表示手段に表示された該第1空枠画像に基づいて希望の空枠を選択できる選択手段を有し、
    前記画像合成処理手段は、該選択手段により選択された空枠に対応する第2空枠画像データを用いて合成処理するものである請求項1記載の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  4. 前記リフォーム宝石形態情報は、さらに、前記リフォーム宝石の種別および/または色彩に関する情報を含み、
    前記標本宝石形態情報は、さらに、前記標本宝石の種別および/または色彩に関する情報を含む請求項1記載の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  5. 前記入力手段は、さらに、希望する空枠の種別、リングサイズ、脇石および地金のいずれか一つ以上に関する情報からなる希望空枠情報を入力でき、
    前記空枠形態情報は、さらに、前記空枠の種別、リングサイズ、脇石および地金のいずれか一つ以上に関する情報を有し、
    前記空枠情報抽出手段は、さらに、該希望空枠情報の少なくとも一部と該空枠形態情報とを対比して前記リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を前記空枠情報記憶手段から抽出するものである請求項1記載の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  6. 前記空枠情報群は、前記空枠の価格情報と該空枠に使用される脇石と地金との少なくとも種別と重量とに関する材料情報とを有し、
    さらに、該材料情報と変動する該脇石と該地金との相場情報とに基づいて該空枠の価格情報を算出し更新する空枠価格情報更新手段を備える請求項1記載の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  7. 前記入力手段は、さらに、前記宝飾品のリフォームに要する予算情報を入力でき、
    前記空枠情報群は、さらに、前記空枠の価格情報を含めた宝飾品の完成に必要な費用情報を有し、
    前記空枠情報抽出手段は、さらに、該予算情報と該費用情報とを対比して前記リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を前記空枠情報記憶手段から抽出するものである請求項6記載の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  8. さらに、前記空枠の価格情報に基づいて前記宝飾品のリフォームに要する費用を算出し見積りを作成する見積作成手段を有する請求項6記載の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  9. さらに、宝飾品のリフォームを取扱う宝飾品店に関する宝飾品店情報を格納した宝飾品店情報記憶手段と、
    宝飾品のリフォーム希望者に適した該宝飾品店情報を該該宝飾品店情報記憶手段から抽出する宝飾品店情報抽出手段と、
    を備える請求項1記載の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  10. 前記標本宝石情報記憶手段と前記空枠情報記憶手段と前記標本宝石情報抽出手段と前記空枠情報抽出手段と前記画像合成処理手段とは、ホストコンピュータに備えられ、
    前記入力手段と前記表示手段とは、該ホストコンピュータと通信可能な端末機器に備えられる請求項1記載の宝飾品のリフォームシミュレーションシステム。
  11. リフォーム対象とするリフォーム宝石を特定するために少なくとも該リフォーム宝石の宝石形状と宝石サイズとに関する情報を含むリフォーム宝石形態情報を入力可能な入力手段と、
    該リフォーム宝石と組合わせ得る空枠を特定するために必要となる少なくとも空枠の石座形状と石座サイズとに関する情報を含む空枠形態情報と空枠画像情報とからなる空枠情報群を格納する空枠情報記憶手段と、
    該リフォーム宝石の代替となる標本宝石を特定するために必要となる少なくとも標本宝石の宝石形状に関する情報を含む標本宝石形態情報と標本宝石画像情報とからなる標本宝石情報群を格納する標本宝石情報記憶手段と、
    該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該空枠情報記憶手段に格納された空枠形態情報とを対比して該リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を該空枠情報記憶手段から抽出する空枠情報抽出手段と、
    該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該標本宝石情報記憶手段に格納された標本宝石形態情報とを対比して該リフォーム宝石の代替となる標本宝石に関する情報を該標本宝石情報記憶手段から抽出する標本宝石情報抽出手段と、
    該空枠情報抽出手段により抽出された空枠画像情報と該標本宝石情報抽出手段により抽出された標本宝石画像情報とを合成処理して該リフォーム宝石と該空枠画像情報に対応する空枠とを組合わせたときに予想される宝飾品の宝飾品画像情報を生成する画像合成処理手段と、
    該画像合成処理手段により得られた宝飾品画像情報に基づいて宝飾品の画像を表示する表示手段と、
    してコンピュータを機能させることを特徴とする宝飾品のリフォームシミュレーションプログラム。
  12. リフォーム対象とするリフォーム宝石を特定するために少なくとも該リフォーム宝石の宝石形状と宝石サイズとに関する情報を含むリフォーム宝石形態情報を入力可能な入力手段と、
    該リフォーム宝石と組合わせ得る空枠を特定するために必要となる少なくとも空枠の石座形状と石座サイズとに関する情報を含む空枠形態情報と空枠画像情報とからなる空枠情報群を格納する空枠情報記憶手段と、
    該リフォーム宝石の代替となる標本宝石を特定するために必要となる少なくとも標本宝石の宝石形状に関する情報を含む標本宝石形態情報と標本宝石画像情報とからなる標本宝石情報群を格納する標本宝石情報記憶手段と、
    該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該空枠情報記憶手段に格納された空枠形態情報とを対比して該リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を該空枠情報記憶手段から抽出する空枠情報抽出手段と、
    該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部と該標本宝石情報記憶手段に格納された標本宝石形態情報とを対比して該リフォーム宝石の代替となる標本宝石に関する情報を該標本宝石情報記憶手段から抽出する標本宝石情報抽出手段と、
    該空枠情報抽出手段により抽出された空枠画像情報と該標本宝石情報抽出手段により抽出された標本宝石画像情報とを合成処理して該リフォーム宝石と該空枠画像情報に対応する空枠とを組合わせたときに予想される宝飾品の宝飾品画像情報を生成する画像合成処理手段と、
    該画像合成処理手段により得られた宝飾品画像情報に基づいて宝飾品の画像を表示する表示手段と、
    してコンピュータを機能させることを特徴とする宝飾品のリフォームシミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  13. リフォーム対象とするリフォーム宝石を特定するために少なくとも該リフォーム宝石の宝石形状と宝石サイズとに関する情報を含むリフォーム宝石形態情報を入力手段から入力する入力ステップと、
    コンピュータが、該リフォーム宝石と組合わせ得る空枠を特定するために必要となる少なくとも空枠の石座形状と石座サイズとに関する情報を含む空枠形態情報と空枠画像情報とからなる空枠情報群を格納する空枠情報記憶手段から、該空枠形態情報と該入力ステップで入力された該リフォーム宝石形態情報の少なくとも一部とを対比して該リフォーム宝石と組合わせ可能な空枠に関する情報を抽出する空枠情報抽出ステップと、
    コンピュータが、該リフォーム宝石の代替となる標本宝石を特定するために必要となる少なくとも標本宝石の宝石形状に関する情報を含む標本宝石形態情報と標本宝石画像情報とからなる標本宝石情報群を格納する標本宝石情報記憶手段から、該標本宝石形態情報と該入力手段により入力されたリフォーム宝石形態情報の少なくとも一部とを対比して該リフォーム宝石の代替となる標本宝石に関する情報を該標本宝石情報記憶手段から抽出する標本宝石情報抽出ステップと、
    コンピュータが、該空枠情報抽出ステップにより抽出された空枠画像情報と該標本宝石情報抽出手段により抽出された標本宝石画像情報とを合成処理して該リフォーム宝石と該空枠画像情報に対応する空枠とを組合わせたときに予想される宝飾品の宝飾品画像情報を生成する画像合成処理ステップと、
    コンピュータが、該画像合成処理手段により得られた宝飾品画像情報に基づいて宝飾品の画像を表示する表示ステップと、
    からなることを特徴とする宝飾品のリフォームシミュレーション方法。
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