JP3748342B2 - 摺動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンクリート吹付車等の作業車両に装備されたスライドブームに用いられる摺動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート吹付車等の作業車両としては、例えば図4に示したものが知られている。
当該作業車両50は、車体51と、これに設けられてエンジンや車輪等から成る走行装置52と、車体51の前寄りに設けられた運転席53と、車体51の前側に旋回可能に設けられた旋回体54と、車体51に対して旋回体54を旋回させる旋回駆動機(図示せず)と、旋回体54に俯仰可能に設けられたブーム55と、旋回体54に対してブーム55を俯仰させるブームシリンダ56と、ブーム55に俯仰可能に設けられた俯仰体57と、ブーム55に対して俯仰体57を俯仰させる俯仰シリンダ58と、俯仰体57に前後方向に移動可能に設けられた移動体59と、俯仰体57に対して移動体59を移動させる移動シリンダ60と、移動体59に設けられてコンクリート等の被吹付物を吹付ける為の吹付装置61等を備えている。
【0003】
ブーム55は、スライドブームつまり伸縮ブームにしてあり、旋回体54に俯仰可能に設けられたアウタブーム62と、これに前後方向にスライド可能に嵌挿されたインナブーム63と、アウタブーム62に対してインナブーム63をスライドさせるスライドシリンダ(図示せず)と、アウタブーム62の前側に設けられてインナブーム63を摺動可能に支持する摺動装置64とから成っている。
【0004】
摺動装置64は、図5に示す如く、アウタブーム62の前側の上下左右に設けられている。上下の摺動装置64は、アウタブーム62の内部に於ける前側上下に配されるシュー(上側は一つで下側は左右二つ)65と、これをアウタブーム62の内側から取付ける為の締結具(ボルト・ナット)66とから構成されている。左右の摺動装置64は、アウタブーム62の内部に於ける前側左右に配される夫々上下一対のシュー67と、これを外側から左右方向に調整移動可能に取付ける調整締結具(ボルト・ナット)68とから構成されている。
而して、とりわけ下側の摺動装置64は、インナブーム63の荷重が直接掛るので、シュー65の減り方が大きく、ガタが出易いので、頻繁に交換せねばならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この様なものは、長尺なインナブームやスライドシリンダを取外した後に、アウタブームの内側から取付られていた締結具を外してシューを交換せねばならなかったので、消耗部品であるシューの交換作業が煩雑で手間が掛る難点があった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、消耗部品の交換作業が簡単に行なえる様にした摺動装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の摺動装置は、基本的には、アウタブーム内の前側下部に前方から挿入される板状のガードと、アウタブームの外側からガードを固定する為の締結具と、ガードに形成されて少なくとも上方が開放した受穴と、受穴に挿入されてその上面がインナブームの下面に当合される板状のブッシュと、から構成した事に特徴が存する。
【0007】
組立てる場合は、ガードに形成された受穴にブッシュが挿入されると共に、これらがアウタブームとインナブームの前側下部間に挿入された後、締結具に依りガードがアウタブームの外側からこれに固定される。分解する場合は、組立てとは逆の手順に依り行なう。
ブッシュの交換の際には、アウタブームからインナブームを抜いたりスライドシリンダを取外す必要がないので、交換作業が容易に行なえ、作業性やメンテナンス性を向上させる事ができる。
【0008】
受穴には、ブッシュの高さを調節する為のシムが挿入されているのが好ましい。この様にすれば、厚みの異なるシムを適宜用意するだけでブッシュの高さ調整が簡単に行なえる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の摺動装置を示す斜視図。図2は、図1の縦断正面図。図3は、図1の縦断側面図である。
【0010】
摺動装置1は、ガード2、締結具3、受穴4、ブッシュ5とからその主要部が構成されて居り、コンクリート吹付車等の作業車両50に装備されたスライドブーム55に適用される。
【0011】
ガード2は、アウタブーム62内の前側下部に前方から挿入される板状のもので、この例では、アウタブーム62の内部に於ける前側下部に前方(図3に於て左が前)から挿入される方形板状の水平片6と、これの前端から下方に垂下する垂直片7とから成っている。
アウタブーム62の前側には、角丸のフランジ69が形成されている。フランジ69は、ゴミの侵入を防ぐゴム板製のスクレーパ70とこれを押えるスクレーパ押え71とを取付ける為のもので、スクレーパ70とスクレーパ押え71は、フランジ69の略四分の一に呼応した形状にされて居り、フランジ69とスクレーパ70とスクレーパ押え71には、夫々連通するボルト穴72が穿設されている。
而して、ガード2の垂直片7は、アウタブーム62のフランジ69の前側に位置されてスクレーパ70やスクレーパ押え71と略同形状を呈して居り、ボルト穴72に連通するボルト穴8が穿設されている。
【0012】
締結具3は、アウタブーム62の外側からガード2を固定する為のもので、この例では、スクレーパ70とスクレーパ押え71とをアウタブーム62のフランジ69に取付ける為のボルト9とこれに螺合するナット10を利用して居り、ボルト9がスクレーパ押え71のボルト穴72とスクレーパ70のボルト穴72とガード2のボルト穴8とフランジ69のボルト穴72に挿通されると共に、これにナット10が螺合される事に依りガード2がアウタブーム62の外側からこれに固定される。
【0013】
受穴4は、ガード2に形成されて少なくとも上方が開放したもので、この例では、ガード2の水平片6に穿設されて上下に貫通した角穴にされている。
【0014】
ブッシュ5は、受穴4に挿入されてその上面がインナブーム63の下面に当合される板状のもので、この例では、受穴4に呼応した方形板状を呈し、中程には、上面に開放してグリスを貯溜する為の貯溜溝11と、これと下面とを連通する連通穴12とが形成されている。
受穴4には、必要に応じてブッシュ5の高さを調節する為のシム13が挿入される。シム13は、ブッシュ5と略同形状の方形板状を呈して厚みが所定の厚さ(例えば0.5mmや1mm等)にしてあり、中程には、グリスを流通させる為の貫孔14が穿設されている。貫孔14は、アウタブーム62の下壁73に穿設されてグリスニップル74に依り閉塞された供給穴75に連通されている。
【0015】
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
ガード2に形成された受穴4にシム13とブッシュ5が順次挿入された後、これらがアウタブーム62とインナブーム63の前側下部間に挿入される。この場合、アウタブーム62に対してインナブーム63をクレーン等で持上げて置くと、これらの下部間に空間が形成されるので、挿入が容易に行なえる。そうすると、ガード2の水平片6とシム13がアウタブーム62の下壁73の前側上面に当合されると共に、ガード2の垂直片7がアウタブーム62のフランジ69の前側に重合される。そして、ガード2の垂直片7の前側には、スクレーパ70とスクレーパ押え71が順次重合された後、締結具3のボルト9がスクレーパ押え71のボルト穴72とスクレーパ70のボルト穴72とガード2のボルト穴8とフランジ69のボルト穴72に挿通されると共に、これにナット10が螺合される事に依りこれらが締結されて摺動装置1が組立てられる。組立て後のブッシュ5は、ガード2の水平片6に依り前後左右に移動不能に保持されていると共に、その上面がインナブーム63の下面に当合され、その下面がシム13を介してアウタブーム62の下壁73に当合されている。
分解する場合は、組立てる場合とは逆の手順に依り行なう。
【0016】
消耗部品であるブッシュ5を交換する際には、アウタブーム62からインナブーム63を抜いたりスライドシリンダを取外す必要がないので、交換作業が容易に行なえ、作業性やメンテナンス性を向上させる事ができる。
【0017】
厚みが異なるシム13や複数のシム13を受穴4に挿入してアウタブーム62の下壁73とブッシュ5との間に介在させたならば、ブッシュ5の高さつまりガード2の水平片6に対するブッシュ5の上突量を容易に調節する事ができ、インナブーム63との摺動状態を調整できる。
【0018】
尚、締結具3は、先の例では、ガード2の垂直片7とアウタブーム62のフランジ69とを締結するものであったが、これに限らず、例えばガード2の水平片6とアウタブーム62の下壁73とを締結するものでも良い。この場合、締結具3は、ガード2の水平片6に形成された螺孔とアウタブーム62の下壁73を貫通して螺孔に螺合するボルトとで構成するのが好ましい。
【0019】
【発明の効果】
以上、既述した如く、本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) アウタブーム内の前側下部に前方から挿入される板状のガードと、アウタブームの外側からガードを固定する為の締結具と、ガードに形成されて少なくとも上方が開放した受穴と、これに挿入されてその上面がインナブームの下面に当合される板状のブッシュとで構成したので、消耗部品の交換作業が簡単に行なう事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摺動装置を示す斜視図。
【図2】図1の縦断正面図。
【図3】図1の縦断側面図。
【図4】作業車両を示す側面図。
【図5】従来の摺動装置を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1…摺動装置、2…ガード、3…締結具、4…受穴、5…ブッシュ、6…水平片、7…垂直片、8…ボルト穴、9…ボルト、10…ナット、11…貯溜溝、12…連通穴、13…シム、14…貫孔、50…作業車両、51…車体、52…走行装置、53…運転席、54…旋回体、55…ブーム(スライドブーム)、56…ブームシリンダ、57…俯仰体、58…俯仰シリンダ、59…移動体、60…移動シリンダ、61…吹付装置、62…アウタブーム、63…インナブーム、64…摺動装置、65…シュー、66…締結具、67…シュー、68…調整締結具、69…フランジ、70…スクレーパ、71…スクレーパ押え、72…ボルト穴、73…下壁、74…グリスニップル、75…供給穴。

Claims (1)

  1. アウタブーム内の前側下部に前方から挿入される板状のガードと、アウタブームの外側からガードを固定する為の締結具と、ガードに形成されて上下に貫通した受穴と、受穴に挿入されてその上面がインナブームの下面に当合される板状のブッシュとから構成し、受穴には、ブッシュの高さを調節する為のシムが挿入され、ブッシュは、上面に開放してグリスを貯溜する為の貯溜溝と、これと下面とを連通する連通穴とが形成され、シムは、ブッシュと略同形状を呈してグリスを通流させる為の貫孔が穿設され、貫孔は、アウタブームの下壁に穿設されてグリスニップルに依り閉塞された供給穴に連通されている事を特徴とする摺動装置。
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