JP3744871B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に画像形成装置における給紙搬送機構は、以下のようなものが広く知られている。即ち、用紙を収納した給紙トレイと、該給紙トレイの上部に配置され該給紙トレイ内の用紙を給紙するための給紙コロと、該給紙トレイの搬送方向下流側に設けられ該給紙コロによって給紙された用紙のうち最上位の1枚の用紙のみ搬送するように分離する分離手段と、該分離手段の搬送方向下流側に設けられた送り手段と、該送り手段の搬送方向下流側に設けられたレジストローラとによって主に構成されている。
【0003】
このように構成された給紙搬送機構によって、給紙トレイ内の用紙は給紙コロによって給紙され、分離手段によって最上位の用紙のみ分離されて搬送され、送り手段、レジストローラを経由して画像形成部へ搬送されていき、該用紙に所望の印刷がされることとなる。
【0004】
上記分離手段は、用紙搬送幅(用紙搬送方向と直角の方向であり、用紙搬送路での最大用紙サイズが通過する領域である。以下、本明細書では単に用紙搬送幅という。)中央部のみに配置された上下一対のローラからなり、このうち上側のローラは用紙を搬送する方向に回転し、下側のローラは回転停止しているかあるいは用紙を搬送する方向とは逆の方向に回転させることによって、例えば2、3枚の用紙が給紙されたとしても、用紙を分離して最上位の用紙のみを搬送するような構成となっている。
【0005】
また、上記送り手段は、近年コストダウンや装置の軽量化等の理由から、用紙搬送幅全域に設けるのではなく、用紙搬送幅に間隔を置いて複数個設けるものが知られている。例えば、用紙搬送幅方向に見て外側に設けられた一対の外側コロ対と内側に設けられた一対の内側コロ対とからなる一組の送りコロ対を用紙搬送幅の中央部から線対称の位置にそれぞれ1つづつ配置させているものがある。これら外側コロ対と内側コロ対は、それぞれ用紙を挟持搬送できるようコイルバネ等により互いに圧接されており、また外側コロ対と内側コロ対とが略均等なニップ圧を得るように構成されている。
【0006】
また、レジストローラ対を構成するそれぞれのローラは用紙幅方向略全域に設けられている関係から、該ローラの軸両端部にコイルバネ等の付勢手段によって適正なニップ圧を得るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、レジストローラ対がほぼ用紙幅方向全域に設けられ、該ローラ軸の両端部から適正なニップ圧を得るために付勢されていることにより、搬送速度がレジストローラの端部と中央部とで異なるという現象が発生する。これは前記付勢手段による加圧によるローラ軸の撓みと、レジストローラの材質であるゴムのつぶれ量が用紙幅方向で異なるためと考えられる。また、レジストローラにより用紙を搬送する際には、前記分離手段が搬送負荷となる。この分離手段は前述のとおり、一般に用紙幅方向中央部のみに設けられている。
【0008】
したがって、レジストローラでは両端部の搬送力が強く、その上流側では分離手段による用紙搬送幅中央部の搬送負荷が発生するような状況になる。このような状況になると、レジストローラから分離手段の間で用紙にたわみが発生する。よって、用紙にたわみができた状態で各ローラ対によりニップされることにより、用紙にしわや折り目が発生するという問題が発生することとなる。
【0009】
本発明は、このような問題点を解決することを目的としたものであり、用紙にしわや折り目等が発生することのない給紙搬送機構を備えた画像形成装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、給紙トレイ内に収納された用紙を給紙する給紙手段と、該給紙手段の搬送方向下流側であり、該給紙手段から給紙された用紙のうち最上位の用紙を搬送方向下流側へ向けて搬送するための分離手段と、該分離手段の搬送方向下流側であり、該分離手段から搬送されてきた用紙を搬送方向下流側へ向けて搬送するための送り手段と、該送り手段の搬送方向下流側であり、該送り手段から搬送されてきた用紙の先端を停止させた後、所定のタイミングで搬送方向下流側へ搬送するためのレジスト手段とを備えた画像形成装置であって、該分離手段は、用紙搬送幅の中央部に設けられており、該レジスト手段は、用紙搬送幅の略全域にわたって設けられており、該送り手段は、用紙搬送幅方向に見て外側に設けられた一対の外側コロ対と内側に設けられた一対の内側コロ対とからなる一組の送りコロ対を用紙搬送幅の中央部から線対称の位置にそれぞれ1つづつ配置され、前記外側コロ対のうちの一方の外側コロと前記内側コロ対のうちの一方の内側コロとは同軸上に設けられており、該軸の内側コロよりに付勢手段を設けて前記一組の送りコロ対のうちの一方の送りコロを他方の送りコロに押圧するようにして、該一組の送りコロ対の用紙に対する押圧力は、外側コロ対の用紙への押圧力に比べ内側コロ対の用紙への押圧力を強くしたことを特徴とする画像形成装置である。
【0011】
この発明によれば、一組の送りコロ対の用紙に対する押圧力は、外側コロ対の用紙への押圧力に比べ内側コロ対の用紙への押圧力を強くしたので、レジストローラ付近で用紙が中央部へ向かって寄って行こうとする力が働いても、レジストローラの手前にある送り手段では、外側へ寄って行こうとする力が働くので、これらの力が相殺されることとなる。このため、分離手段によって中央部に搬送負荷がかかったとしてもレジストローラと分離手段との間で用紙にたわみが発生することがない。よって、用紙にしわや折り目が発生するということを防止できる。
また、コロそれぞれにコイルバネ等の付勢手段を設けるのではなく、外側コロと内側コロとを設けた軸に付勢手段を設けるようにしたので、極めて簡単な構成にて本発明を実現することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る複写機の概略断面図である。
【0015】
まず図1を参照して、この複写機60は、複写機本体の下部に配設された給紙部200と、この給紙部200の上方に配設された画像形成部300と、この画像形成部300よりも排出側に配設された定着部400と、この定着部400の上方に配置された排出部600、並びに複写機本体の上部に配設された画像読取部500を備え、そして上記給紙部200,上記画像形成部300,上記定着部400,及び上記排出部600を繋ぐ用紙搬送部100を備えている。
【0016】
上記画像形成部300は、電子写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された感光体ドラム301と、この感光体ドラム301の周囲にその回転方向(矢印A)に沿って、帯電ユニット302、露光ユニット303、現像ユニット304、転写ユニット305、クリーナー306を備えている。
【0017】
上記帯電ユニット302は、帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体ドラム301の表面に所定電位を与えるものである。露光ユニット303は、上記画像読取部500によって読み取られた原稿の画像データに基づいて、レーザ光を感光体ドラム301に照射することにより、感光体ドラム301表面の電位を選択的に減衰させて、この感光体ドラム301の表面に静電潜像を形成するものである。現像ユニット304は、上記静電潜像をトナーにより現像して、感光体ドラム301の表面にトナー像を形成するものである。転写ローラ305は、感光体ドラム301の表面のトナー像を用紙上に転写するものである。クリーナー306は、転写後の感光体ドラム301の表面に残留しているトナーを除去するものである。
【0018】
上記定着部400は、上記画像形成部300の用紙搬送方向の下流側に配置され、上記画像形成部300においてトナー像が転写された用紙を、一対のローラ(加熱ローラ401及び加圧ローラ402)によって挟んで加熱し、用紙上にトナー像を定着させるものである。
【0019】
画像読取部500は、コンタクトガラス上に載置された原稿に、露光ランプから光を照射し、その反射光を反射鏡を介して光電変換部に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るものである。
【0020】
上記給紙部200は、複写機の下部に位置する第1の給紙部210と、この第1の給紙部210の上側側方に位置する第2の給紙部220の2種類からなる。上記第1の給紙部210は更に2つの給紙カセット201,202を備え、2種類の用紙を収納可能となっている。上記第2の給紙部(バイパストレイ)220は引出/収納可能なトレイ部221と、このトレイ部221を収納したときに複写機側壁を閉じる蓋部222からなり、複写機60の側面から用紙を補充できる様になっている。
【0021】
上記第1の給紙部210の2つの給紙カセット201、202には、それぞれの給紙カセットに収納された用紙を給紙するための給紙手段としての給紙ローラ231、232がそれぞれ配設されており、さらにその搬送方向下流側には該給紙ローラから給紙された用紙が複数枚であった場合に、最上位の用紙のみを搬送方向上流側へ向けて搬送するための分離手段241、242がそれぞれ配設されている。該分離手段241、242は用紙搬送幅の中央部のみに設けられ、上下一対のコロによって構成されている。
【0022】
また、第2の給紙部220にも上記と同様の給紙ローラ(給紙手段)233及び分離手段243が配設されている。即ち、トレイ部221上に載置された用紙を給紙するため、該トレイ部221の先端部に給紙ローラ233が配設され、該給紙ローラ233の搬送方向下流側で用紙搬送幅の中央部のみに上下一対のコロによって構成される分離手段243が配設されている。
【0023】
上記第1の給紙部210のそれぞれの給紙カセット201,202や第2の給紙部220のトレイ部221には用紙搬送路が接続されており、このうち最も下に位置する給紙カセット201から上記画像形成部300に向かう第1の用紙搬送路110に対し、上記給紙カセット201の上に位置する給紙カセット202からの第3の用紙搬送路130が合流し、更に上記トレイ部221から導出される第2の用紙搬送路120が合流している。
【0024】
上記第1の用紙搬送路110には、搬送方向上流側から順に、上述した分離手段241、第1の送り手段251、第2の送り手段252、レジストローラ対(レジスト手段)260が配設されている。また、第2の用紙搬送路120には、搬送方向上流側から順に、上述した分離手段243、第3の送り手段253、第4の送り手段254が配設されている。また、第3の用紙搬送路130には、上述した分離手段242が配設されている。したがって、下側の給紙カセット201から給紙された用紙は、分離手段241、第1の送り手段251、第2の送り手段252、レジストローラ対260を通過して画像形成部300に搬送されていくこととなる。また、上側の給紙カセット202から給紙された用紙は、分離手段242、第2の送り手段252、レジストローラ対260を通過して画像形成部300に搬送されていくことになる。また、トレイ部221から給紙された用紙は、分離手段243、第3の送り手段253、第4の送り手段254、レジストローラ対260を通過して画像形成部300へ搬送されていくこととなる。
【0025】
上記分離手段241、242、243、第1乃至第4の送り手段251、252、253、254及びレジストローラ対の構成について、図2及び図3を参照しながら、さらに詳述する。尚、分離手段241、242、243は基本的に同様の構成であり、また第1乃至第4の送り手段251、252、253、254は基本的に同じ構成であるので、以下、分離手段242及び第2送り手段252の構成について説明し、その他の構成については省略する。図2は、上側の給紙カセット202から画像形成部300までの用紙搬送路を模式的に描いた図であり、図3は送り手段の取りつけ状況を示す拡大断面図であり、図4は送り手段のとり付け状態を示す分解斜視図である。図2乃至図4を参照して、給紙ローラ232は、搬送方向際上流側に設けられ、用紙搬送幅の中央部のみに設けられている。その搬送方向下流側に設けられた分離手段242も用紙搬送幅の中央部のみに設けられている。
【0026】
その搬送方向下流側には送り手段252が設けられている。該送り手段252は、用紙搬送幅方向に見て外側に設けられた一対の外側コロ対252a、252a´、252d、252d´(図2及び図4は一対の外側コロ対のうちの一方の外側コロ252a、252dのみを記載している。)と内側に設けられた一対の内側コロ対252b、252b´、252c、252c´(図2及び図4は一対の内側コロ対のうちの一方の内側コロ252b、252cのみを記載している。)とからなる一組の送りコロ対252x、252yを用紙搬送幅の中央部から線対称の位置(図2の一点鎖線で示す中央線から線対称の位置)にそれぞれ1つづつ配置されることによって構成されている(以下、便宜上外側コロ対及び内側コロ対については、252a´、252b´、252c´、252d´の番号を省略して記載することがある)。尚、それぞれの送りコロ対252x、252yは用紙搬送幅方向に見て略同一線上に位置している。さらに、該外側コロ対252a、252a´のうちの一方の外側コロ252aと前記内側コロ対252b、252b´のうちの一方の内側コロ252bとは同軸上に設けられ、該外側コロ252d、252d´のうちの一方の外側コロ252dと前記内側コロ252c、252c´のうちの一方の内側コロ252cとは同軸上に設けられ、それぞれ軸252i、252jの内側コロ252b、252cよりに付勢手段(例えば、コイルバネ、板バネ等)252g、252hを設けて前記一組の送りコロ対252x、252yのうちの一方の送りコロ(図3より、例えば252b)を他方の送りコロ(例えば252b‘)に押圧するよう構成されている。即ち、付勢手段252g、252hは、一組の送りコロ対252x、252yのそれぞれの中央線X、Y(図2参照)よりも内側コロ対252b、252c寄りに配置することにより、外側コロ対252a、252dに比べて内側コロ対252b、252cの押圧力を強くしている。
【0027】
尚、前記一組の送りコロ対252x、252yのうちの一方の送りコロは第1の用紙搬送路110への取りつけは、第1用紙搬送路110の一方のガイド部111に形成された嵌合部112a、112bに、それぞれ前記軸252i、252jを嵌合させることで行われる。また、嵌合部112a、112bには、該嵌合された軸252i、252jの中央部よりも内側よりに対応する位置に付勢手段252g、252hが設けられている。尚、第1用紙搬送路110の他方のガイド部については図示していないが、付勢手段が設けられていないだけで前記と同様に嵌合部に軸を嵌合させるような構成となっており、付勢手段が設けられていないのは、駆動側であるため、軸を揺動させる構成が好ましくないからである。
【0028】
上記送り手段の搬送方向下流側に配設されたレジストローラ対は、用紙搬送幅の略全域にわたって形成されており、図外のコイルバネ等により適正なニップ圧を得ることができるように、一方のローラに対し他方のローラを押圧するように構成している。
【0029】
尚、図示していないが、給紙ローラ231、233及び分離手段241、243についても、上記給紙ローラ232、分離手段243と同様用紙搬送幅の中央部のみに設けられており、第1の送り手段251、第3の送り手段253、第4の送り手段254については、上述した第2の送り手段252と同様の構成である。
【0030】
そして、画像形成部300に向かった上記第1の用紙搬送路110は、更に上記画像形成部300から定着部400を経て排出部600に向かっている。尚、これらの用紙搬送路により上記用紙搬送部100が構成されている。また複写が完了した用紙は、排出部600の排出ローラ605から排出トレイ610上に排出される。
【0031】
図1から分かる様にこの複写機60は縦搬送型であり、複写機全体がコンパクトになっている。またこのバイパストレイ収納タイプの複写機60では、バイパストレイ221に用紙を積載したままトレイ221を閉じることができるから、積載用紙の吸湿を防ぐことができ、また防塵にもなるという利点を有する。
【0032】
続いて、本実施形態における作用について説明する。上側の給紙カセット202に収納された用紙が、給紙ローラ232の回転により搬送方向下流側に向けて給紙される。給紙された用紙が複数枚であったとしても、分離手段242により、最上位の用紙のみが休止され、2枚目以降の用紙は留められる。分離手段242を通過した用紙は、第2の送り手段252を通過しレジストローラ対260に達する。該レジストローラ対260で用紙の先端は一端停止、先端タイミングが図られて再給紙を行う。
【0033】
このとき、発明が解決しようとする課題の欄で記載したように、レジストローラ対260のローラ軸が撓む等によって、レジストローラ対260の両端部の搬送力が強くなり、、その上流側では分離手段による用紙搬送幅中央部の搬送負荷が発生するような状況になったとしても、本実施形態では上述したように、一組の送りコロ対252x、252yの用紙に対する押圧力は、外側コロ対252a、252dの用紙への押圧力に比べ内側コロ対252b、252cの用紙への押圧力を強くしたので、レジストローラ対260付近で用紙が中央部へ向かって寄って行こうとする力が働いても、レジストローラ対260の手前にある第2の送り手段252では、外側へ寄って行こうとする力が働くので、これらの力が相殺されることとなる。このため、分離手段242によって中央部に搬送負荷がかかったとしてもレジストローラ対260と分離手段242との間で用紙にたわみが発生することがない。よって、用紙にしわや折り目が発生するということを防止できる。
【0034】
また、下側の給紙カセット201から給紙された用紙、あるいはトレイ部221から給紙された用紙についても、上記上側の給紙カセット202から給紙された用紙と同様の作用をなし、同様の効果を得ることができる。このとき、第1の送り手段251及び第3の送り手段253については、外側コロ対の用紙への押圧力に比べ内側コロ対の用紙への押圧力を強くするのではなく、外側コロ対と内側コロ対とを均等な押圧力で押圧するようにしてもかまわない。
【0035】
尚、上記実施形態では、外側コロ対の用紙への押圧力に比べ内側コロ対の用紙への押圧力を強くする構成として、同軸上に外側コロと内側コロを設け、付勢手段を内側コロよりに配置しているが、これに代えて、外側コロと内側コロのそれぞれに付勢手段を設け、外側コロに比べて内側コロの押圧力が強くなるようにしてもかまわない。
【0036】
また、本発明は以上説明したものに限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一組の送りコロ対の用紙に対する押圧力は、外側コロ対の用紙への押圧力に比べ内側コロ対の用紙への押圧力を強くしたので、レジストローラ付近で用紙が中央部へ向かって寄って行こうとする力が働いても、レジストローラの手前にある送り手段では、外側へ寄って行こうとする力が働くので、これらの力が相殺されることとなる。このため、分離手段によって中央部に搬送負荷がかかったとしてもレジストローラと分離手段との間で用紙にたわみが発生することがない。よって、用紙にしわや折り目が発生するということを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る複写機の概略断面図。
【図2】上側の給紙カセットから画像形成部までの用紙搬送路を模式的に描いた図。
【図3】送り手段の取りつけ状況を示す拡大断面図。
【図4】送り手段の取りつけ状況を示す分解斜視図。
【符号の説明】
231,232、233…給紙ローラ
241、242、243…分離手段
251…第1の送り手段
252…第2の送り手段
252a、252d…外側ローラ対
252b、252c…内側ローラ対
252g、252h…付勢手段
252i、252j…軸
253…第3の送り手段
254…第4の送り手段
レジストローラ対…260
Claims (1)
- 給紙トレイ内に収納された用紙を給紙する給紙手段と、
該給紙手段の搬送方向下流側であり、該給紙手段から給紙された用紙のうち最上位の用紙を搬送方向下流側へ向けて搬送するための分離手段と、
該分離手段の搬送方向下流側であり、該分離手段から搬送されてきた用紙を搬送方向下流側へ向けて搬送するための送り手段と、
該送り手段の搬送方向下流側であり、該送り手段から搬送されてきた用紙の先端を停止させた後、所定のタイミングで搬送方向下流側へ搬送するためのレジスト手段とを備えた画像形成装置であって、
該分離手段は、用紙搬送幅の中央部に設けられており、
該レジスト手段は、用紙搬送幅の略全域にわたって設けられており、
該送り手段は、用紙搬送幅方向に見て外側に設けられた一対の外側コロ対と内側に設けられた一対の内側コロ対とからなる一組の送りコロ対を用紙搬送幅の中央部から線対称の位置にそれぞれ1つづつ配置され、前記外側コロ対のうちの一方の外側コロと前記内側コロ対のうちの一方の内側コロとは同軸上に設けられており、該軸の内側コロよりに付勢手段を設けて前記一組の送りコロ対のうちの一方の送りコロを他方の送りコロに押圧するようにして、該一組の送りコロ対の用紙に対する押圧力は、外側コロ対の用紙への押圧力に比べ内側コロ対の用紙への押圧力を強くしたことを特徴とする画像形成装置。
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