JP3743996B2 - 配管部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管部材に関し、特に基礎と土台との間に配設されて建物の外部の機器と建物の内側の機器又は器具とを配管や電線で接続可能で、外部の機器又は器具を支持するブラケットを設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、給湯器等の建物の外部(屋外)の機器と、暖房器具等の建物の内側(屋内)の機器又は器具との間で、湯、水等の流体を流通させるために、屋外の機器と屋内の機器等は複数の配管で接続される。また、屋外の機器は、電線により屋内の電源等と接続される。屋外の機器と屋内の機器又は器具とを配管や電線で接続するためには、建物の基礎もしくは外壁に複数の挿通孔を設け、これらの穴に夫々配管や電線を挿通して行うのが一般的である。
【0003】
一方、近年、建物の基礎において、基礎コンクリートと土台との間に、高強度プラスチックもしくは硬質ゴム製のプレート状の複数のパッキンを所定間隔を空けて挟み込み、これら複数のパッキンにより基礎と土台との間に複数個所の隙間(厚さ約20〜30mm)を確保するように構成された構造も採用されつつある。このような構造では、前記の複数の隙間を利用して床下の換気を促進することができ、基礎の一部を切り欠いたりして換気孔を設ける必要がないため、基礎の一部に応力が集中することもなく、基礎の強度が不足することがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように建物の基礎を構成した場合には、基礎と土台との間にパッキンを配設することで、基礎に応力集中を生じさせることなく床下の換気を促進することができるが、屋外の機器と屋内の機器又は器具とを配管や電線で接続するために、基礎に配管や電線を挿通する為の挿通孔を設けてしまうと、結局はこの挿通孔の部分に応力集中が生じることになり、基礎の強度が不足する虞がある。
【0005】
また、外壁に挿通孔を設けた場合には、この挿通孔から外壁内部に湿気が侵入する虞もあり、この湿気は、特に、木造建築物において柱の耐久性を低下させるなどの悪影響を及ぼす。また、外壁に挿通孔を設けることにより建物の外観上の美観も損なわれる。さらに、基礎や外壁に挿通孔を設ける作業や、外壁に挿通孔を設けた場合のシール作業に手間がかかり、配管や配線の施工期間が長くなって施工コスト的に不利である。
本発明の目的は、基礎や外壁に穴を設けることなく屋外の機器と屋内の機器又は器具とを配管や電線で接続すること、建物の外観上の美観を保つこと、配管作業や配線作業を簡略化すること、等が可能な配管部材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の配管部材は、建物の外部の機器と建物の内側の機器又は器具との間で流体を流通させる為の配管系の配管部材であって、前記建物の基礎と建物の土台との間に配設される本体部材と、この本体部材に設けられた1又は複数の流体通路とを備え、前記本体部材には、前記屋外の機器を支持する為のブラケットが設けられたことを特徴とするものである。
【0007】
建物の基礎と土台との間には複数の高強度プラスチックもしくは硬質ゴムなどで構成された複数のパッキンが所定の間隔を空けて挟み込まれ、これらのパッキンにより、基礎と土台の間には床下換気用の隙間が形成されている。本体部材は、パッキンと同じく高強度プラスチックもしくは硬質ゴムなどで構成されてパッキンとほぼ同じ厚さを有するものであり、この本体部材は、前記の複数の隙間の何れか1つに配設される。本体部材には、1又は複数の流体通路が設けられており、これら流体通路には、水、湯等の液体、天然ガス等の気体など、種々の流体を流通させることが可能である。これら流体通路を介して屋外の機器と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができるため、基礎もしくは外壁に配管挿通用の穴を設けることなく、屋外の機器と屋内の機器又は器具とを配管で接続することができる。
前記本体部材には、前記屋外の機器を支持する為のブラケットが設けられたことを特徴とするものである。従って、屋外の機器をこのブラケットに取り付けることができるため、機器を外壁に取り付ける必要がない。
請求項2の配管部材は、建物の外部の機器と建物の内側の機器又は器具との間で流体を流通させる為の配管系の配管部材であって、前記建物の基礎と建物の土台との間に配設される本体部材と、この本体部材に設けられた1又は複数の流体通路とを備え、前記本体部材と密着状に前記基礎と土台間に配設される金属製のベース板部材であって、前記屋外の機器を支持する為のブラケットを有するベース板部材を設けたことを特徴とするものである。本体部材と、1又は複数の流体通路の作用については請求項1の作用と同様である。前記本体部材と密着状に前記基礎と土台間に配設される金属製のベース板部材であって、前記屋外の機器を支持する為のブラケットを有するベース板部材を設けたため、このベース板部材に異なる用途毎にユニット化した複数の本体部材を、必要に応じて選択して配設 すると共に、ベース板部材に設けられたブラケットに屋外の機器を取り付けることができる。
【0008】
請求項の配管部材は、請求項1又は2の発明において、前記流体通路は、本体部材に貫通状に一体的に組み込まれた管部材でもって構成されたことを特徴とするものである。従って、本体部材に組み込まれた1又は複数の管部材を介して、屋外の機器と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができる。
請求項の配管部材は、請求項1又は2の発明において、前記流体通路は、本体部材に形成した配管挿通孔に貫通させた管部材でもって構成されたことを特徴とするものである。従って、本体部材の配管挿通孔を貫通する1又は複数の配管部材を介して、屋外の機器と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができる。
【0009】
請求項の配管部材は、請求項1又は2の発明において、前記流体通路は、本体部材自体に形成した流体通路孔でもって形成されたことを特徴とするものである。従って、本体部材自体に形成された1又は複数の流体通路孔を介して屋外の機器と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができる。
請求項の配管部材は、請求項の発明において、管部材の少なくとも外側端部には、管継手又は管継手接続部が設けられていることを特徴とするものである。従って、管継手又は管継手接続部により屋外の機器と管部材とを配管で容易に接続することができる。
【0010】
請求項の配管部材は、請求項の発明において、前記流体通路孔の少なくとも外側端部には、管継手又は管継手接続部が設けられていることを特徴とするものである。従って、管継手又は管継手接続部により屋外の機器と流体通路孔とを配管で容易に接続することができる。
請求項の配管部材は、請求項1又は2の発明において、前記本体部材は、1又は複数の電線を配線する為の電線通路を有することを特徴とするものである。従って、電線を電線通路に配線して、基礎もしくは外壁に電線挿通用の穴を設けることなく、屋外の機器と屋内の機器又は器具を接続することができる。
【0011】
請求項の配管部材は、請求項1又は2の発明において、前記本体部材は、建物の屋外に臨むように配設したコンセントを有することを特徴とするものである。従って、このコンセントに屋外の機器を接続して屋外の機器に電力を供給することができる。
請求項10の配管部材は、請求項1又は2の発明において、前記流体通路は、本体部材内部で分岐する分岐流体通路に構成されたことを特徴とするものである。従って、本体部材内部にヘッダーを形成して、流体を本体部材内部で合流もしくは分流させることができる。
【0012】
請求項11の配管部材は、請求項1又は2の発明において、前記流体通路は、本体部材内部で偏平な断面形状に形成されたことを特徴とするものである。従って、本体部材の厚さが比較的薄い場合でも、本体部材内部で十分な流路面積を確保でき、流動抵抗を小さくすることができる
【0013】
【0014】
請求項12の配管部材は、請求項1又は2の発明において、前記本体部材は、前記基礎と土台間に取り外し可能に装着されることを特徴とするものである。従って、本体部材を交換したり、本体部材の装着位置を変えて屋外の機器の設置場所を変更したりすることができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、屋外の給湯器と、暖房機器、風呂用給湯器具、台所や洗面台等の給湯器具等の屋内の機器又は器具との間で流体を流通させる為の配管系の配管部材に本発明を適用したものである。
図1に示すように、建物の基礎1と土台2との間には、高強度プラスチック製で、厚さが20mm程度のプレート状のパッキン3が適当な間隔を空けて複数個配設されている。これらのパッキン3により、基礎と土台との間には複数の隙間4が形成され、これら隙間4は建物の床下の換気を行う為の換気口と同様の役割を果たす。従って、換気口を形成するために基礎1に開口又は切欠部を設ける必要がなく、基礎1に応力集中が生じないため、基礎1の強度が不足することがない。
【0018】
図2、図3に示すように、前記の複数の隙間4の内の1つにおいて、屋外の給湯器7と暖房機器等の屋内の機器又は器具との間で流体を流通させる為の配管系の配管部材5が設けられる。この配管部材5は、プレート状の本体部材10を備え、この本体部材10はパッキン3とほぼ同じ厚さを有し、本体部材10もパッキン3と同様に高強度プラスチックで構成されている。基礎1と土台2との間で、本体部材10は基礎1と土台2とを連結するボルト6により固定されている。本体部材10には、給湯器7を支持する支持部材8を取り付ける為の後述のブラケット26が一体的に設けられている。このブラケット26に支持部材8がボルト9により固定され、支持部材8を介して給湯器7が本体部材10に取り付けられる。
【0019】
次に、配管部材5について説明する。
図4に示すように、配管部材5は、本体部材10と、この本体部材10に貫通状に一体的に組み込まれた5本の管部材11〜15とを備えている。
本体部材10には2つのボルト穴20が上下に貫通状に形成され、これらボルト穴20に前述のボルト6が挿通されて、本体部材10は基礎1と土台2との間に固定的に配設される。本体部材10の左右方向ほぼ中央部には、前方(屋外側)へ突出する突出部21が形成され、この突出部21の内部には管部材11の前側部分が配設されている。突出部21の右側にも前方へ突出する突出部22が形成され、この突出部22の内部には突出部22の下面から屋外に臨むコンセント23が配設されている。このコンセント23に給湯器7の電源コード(図示略)が接続され、給湯器7に電力が供給される。
【0020】
本体部材10において突出部22の右側には、本体部材10を前後に貫通して電線通路27を構成する電線挿通孔24が形成され、この電線挿通孔24には、例えば、給湯器7に付属する機器に電源を供給したりする為の電線25が挿通される。本体部材10の左右両端側部分には、2つの金属製のL字形のブラケット26が夫々下向きに設けられ、これらブラケット26には、夫々2本のボルトにより支持部材8が固定される。
【0021】
管部材11は、屋内の給湯器具に給湯する為のものであり、管部材12,13は、給湯器7と屋内の暖房機器との間で湯又は水を流通させる為のものであり、管部材14,15は、屋内の風呂用給湯器具との間で湯又は水を流通させる為のものである。これら管部材11〜15は、夫々金属で構成されている。
管部材11は、本体部材10の左右方向ほぼ中央部において、前後に貫通状に配設され、管部材11の内部には流体通路30が形成されている。管部材11の前側部分は突出部21の内部において下方へ折れ曲がるように配設されている。管部材11の前端部(外側端部)には、突出部21の下面から下方へ突出した管継手11aが設けられている。この管継手11aには、給湯器7と接続された給湯配管(図示略)が螺合可能である。管部材11の後側部分は本体部材10から後方へ突出し、管部材11の後端部には、屋内の給湯器具と接続された配管(図示略)が接続可能である。
【0022】
管部材12,13は、本体部材10において管部材11の左側で夫々前後に貫通状に配設され、管部材12,13の内部には夫々流体通路31,32が形成されている。管部材12,13の前側部分は夫々本体部材10から前方へ突出し、管部材12,13の前端部には下方へ折れ曲がるように形成された管継手12a,13aが夫々設けられている。これら管継手12a,13aには、給湯器7と接続された暖房機器用の配管(図示略)が夫々螺合可能である。管部材12,13の後側部分は本体部材10から後方へ夫々突出し、管部材12,13の後端部には、屋内の暖房機器用の配管(図示略)が夫々接続可能である。
【0023】
管部材14,15は、本体部材10において管部材13の左側に配設され、管部材14,15の内部には夫々流体通路33,34が形成されている。管部材14,15の前端部には下方へ折れ曲がるように形成された管継手14a,15aが夫々設けられ、これら管継手14a,15aには、給湯器と接続された風呂用の配管(図示略)が夫々螺合可能である。管部材14,15の後端部には、屋内の風呂用の配管(図示略)が夫々接続可能である。
【0024】
次に、配管部材5の作用について説明する。
図2に示すように、基礎1と土台2をボルト6で連結する前に、本体部材10をボルト6に外嵌させ、その後、図3に示すように、基礎1と土台2とをボルト6で連結して本体部材10を基礎1と土台2との間に固定する。本体部材10を基礎1と土台2の間に固定した後、ブラケット26に支持部材8をボルト9で固定し、給湯器7を支持部材8に取付ける。
【0025】
給湯器7の取付け後、屋外の給湯器7と、屋内の給湯器具、暖房機器、風呂用給湯器具とを管部材11〜15を介して夫々配管で接続する。同時に、給湯器7の電源コードをコンセント23に接続して給湯器7に電力を供給する。つまり、基礎1や建物の外壁に配管や電線の挿通孔を設けることなく、配管部材5を介して給湯器7と屋内の機器又は器具が接続される。
【0026】
以上説明した配管部材5によれば、次のような効果が得られる。
1)本体部材10が基礎1と土台2の間に配設され、この本体部材10に組み込まれた管部材11〜15を介して、屋外の給湯器7と屋内の種々の機器又は器具との間で流体を流通させることができるため、建物の基礎1もしくは外壁に配管挿通用の穴を設ける必要がない。従って、基礎1に応力集中が生じず、基礎1の強度が不足することがない。また、外壁に穴を設けないために、外観上の美観を損なうこともないし、外壁内部に湿気が侵入して柱の耐久性が低下することもない。さらに、基礎1や外壁に挿通孔を設ける作業や、外壁に挿通孔を設けた場合のシール作業が不要であるため、配管の施工期間を短縮でき、施工コスト的に有利である。
【0027】
2)本体部材10に流体通路30〜34を構成する管部材11〜15が組み込まれているため、現地での配管施工時には、本体部材10を基礎1と土台2との間に配設して給湯器7と管部材11〜15、管部材11〜15と屋内の機器や器具とを夫々配管で接続するだけで、給湯器7と屋内の機器又は器具とを接続できるため、施工作業が容易になり、施工期間を短縮することができる。
3)管部材11〜15の前端部には管継手11a〜15aが設けられているため、給湯器7と管部材11〜15を配管で容易に接続することができる。
【0028】
4)本体部材10に、コンセント23、電線挿通孔24を設けたので、給湯器7をコンセント23と接続して給湯器7に電力を供給することができるし、電線通路27を構成する電線挿通孔24に種々の電線25を挿通して、例えば、給湯器7に付属する機器に電源を供給したりすることもできる。
5)本体部材10に、給湯器7を支持する為のブラケット26が設けられているので、給湯器7をこのブラケット26を介して本体部材10に取り付けることができ、給湯器7を外壁に取り付ける必要がないため、給湯器7の振動が建物に伝達しにくくなる。また、給湯器7を建物の外壁に取り付ける際には、強度的に問題の生じる場合もあるため、従来は内部に柱が通っている強度の高い位置にしか取り付けることができなかったが、本実施形態においては、給湯器7が取り付けられる本体部材10の位置を自由に選択することができるため、給湯器7の設置面での自由度が広がる。さらに、このブラケット26により給湯器7を取付けることで、給湯器7と本体部材10との間の相対位置が決まるため、給湯器7と本体部材10とを接続する配管として、同じサイズのものを量産したり又は一括して発注することができ、配管資材のコストを削減することができる。また更に、施工現場での現物合わせの配管作成作業が不要となる。
【0029】
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。尚、前記実施形態と同じものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1〕変更形態1・・・図5参照
図5に示すように、配管部材5Aの本体部材10Aにおいて、基礎1と土台2とを連結するボルト6を挿通する為のボルト穴20Aを、後方へ開放状且つ断面コの字状に形成してもよい。本体部材10Aが基礎1と土台2の間に配設されている状態では、ボルト穴20Aにボルト6が挿通されているため、本体部材10Aは基礎1に対して左右に移動することはないが、本体部材10Aを前方へ移動させることはできる。従って、給湯器7の仕様を変更したり、別の機器を追加したりして異なる種類の本体部材10Aが必要になった場合に、本体部材10Aを取り外したり、別の本体部材10Aと交換することができる。
【0030】
2〕変更形態2・・・図6参照
図6に示すように、配管部材5Bの本体部材10Bの左右両端部に、2枚の金属製の連結板40を設け、これら連結板40により本体部材5Bと土台2とを連結するように構成してもよい。もしくは、これら連結板40により本体部材5Bと基礎1とを連結するように構成してもよい。この場合、連結板40を取り外して本体部材5Bと基礎1又は本体部材5Bと土台2との連結を解除して、前記変更形態1と同様に本体部材5Bを取り外したり、別の本体部材5Bと交換することができる。また、この配管部材5Bにおいては、本体部材5Bを連結板40により基礎1又は土台2に固定するため、基礎1と土台2とを連結するボルト6の位置に本体部材5Bを配設する必要がなく、基礎1と土台2との間の任意の隙間4に本体部材5Bを配設することができるため、配管部材5B、さらには給湯器7の設置面での自由度が広がる。
【0031】
3〕変更形態3・・・図7参照
図7に示すように、配管部材5Cの本体部材10C内部に、本体部材10Cに一体的に組み込まれ本体部材10C内部で複数(例えば3本)に分岐する分岐管部材41により分岐流体通路42を構成してもよい。このように分岐流体通路42を構成することで、本体部材10C内部にヘッダーを形成することができる。この為、給湯ヘッダー等を配管部材と別に設置する必要がなく、設置スペース的に有利である。尚、分岐流体通路42は、屋外側、屋内側何れの側の通路部分を分岐させてもよい。
【0032】
4〕変更形態4・・・図8、図9参照
図8、図9に示すように、配管部材5Dの本体部材10D内部に設けられた流体通路43を、本体部材10D内部で偏平な断面形状に形成された偏平部44aを有する管部材44で構成してもよい。偏平部44aの両端部と偏平部44aの前後両側の継手44b,44cとは滑らかに一体的に接続されている。このように流体通路43を構成することで、本体部材10Dの厚さが比較的薄く、そのような本体部材10Dに相当流量の流体を流通させる必要があるときでも、偏平部44aの内部で十分な流路面積を確保できるため、流体通路43における流動抵抗を小さくすることができる。また、本体部材10Dの厚さよりも径の大きい配管を接続することもできる。尚、偏平部44aの前後何れかの端部を分岐させて、偏平部44aの内部をヘッダーとして利用することも可能である。
【0033】
5〕変更形態5・・・図10参照
図10に示すように、配管部材5Eにおいて、基礎1と土台2との間に金属製のベース板部材45を設け、例えば2種類の本体部材46,47をベース板部材45に密着状に配設してもよい。ベース板部材45の左右両端部の前側部分には、給湯器7を支持する為の2つのブラケット48が設けられている。2種類の本体部材46,47は夫々異なる用途に供するものであり、右側の本体部材46,47には、屋内の給湯器具に給湯する為の分岐管部材49が組み込まれ、左側の本体部材47には、給湯器7と屋内の暖房機器との間で流体を流通させる為の管部材50が組み込まれている。
【0034】
この配管部材5Eによれば、異なる用途毎に種々の管部材が設けられてユニット化された本体部材46,47を2種類以上準備し、取付ける機器又は器具の種類に応じて必要な種類の本体部材46,47を選択してベース板部材45に配設することができるため、本体部材46,47の設計の自由度が広がる。また、ブラケット48を介して給湯器7をベース板部材45に取り付けることができるため、前記実施形態と同様の効果が得られる。
【0035】
また、図5の変更形態1と同様に本体部材46,47のボルト穴を構成したり、図6の変更形態2と同様に複数の連結板により本体部材46,47と基礎1もしくは土台2とを連結したりして、本体部材46,47を取り外し可能に構成することもできる。この場合には、給湯器7の取り替えや、屋内の機器又は器具の追加・変更に応じて、不要な本体部材46,47を取り外したり、別の本体部材46,47に取り替えたりすることが可能になる。
【0036】
6〕変更形態6・・・図11参照
図11に示すように、配管部材5Fにおいて、本体部材10Fには、例えば4つの配管挿通孔51が形成され、これら配管挿通孔51に夫々貫通させた管部材52でもって、本体部材10F内部に流体通路53を構成してもよい。この配管部材10Fによれば、管部材52を介して給湯器7と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができる。また、本体部材10Fを基礎1と土台2との間に配設してから、配管挿通孔51に管部材52を挿通して給湯器7と屋内の機器又は器具とを接続するので、配管の施工が容易になり、施工期間を短縮することができる。
【0037】
7〕変更形態7・・・図12参照
図12に示すように、配管部材5Gにおいて、本体部材10G自体に、例えば4つの流体通路孔54が形成され、これら流体通路孔54により本体部材10G内部に流体通路55を構成してもよい。4つの流体通路孔54の前端部(外側端部)には夫々雌ネジ部54a(管継手接続部)が形成され、4つの流体通路孔54の内、右側の2つの流体通路孔54の雌ネジ部54aには、夫々下方へ折れ曲がるように形成されたL字形の管継手56が螺合されている。この配管部材1Gによれば、流体通路孔54を介して給湯器7と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができ、これら流体通路孔54には管継手56又は管継手接続部54aが設けられているので、給湯器7と流体通路孔54とを配管で容易に接続することができる。
【0038】
8〕本体部材10を硬質ゴム、或いは金属で構成してもよい。また、本体部材10の厚さは20mm程度に限らず、基礎1と土台2の間に配設されるパッキン3の厚さ以下であれば種々の厚さのものを採用できる。例えば、図6の変更形態2のように、連結板40等により本体部材10Bが基礎1に対して相対的にずれないように構成すれば、本体部材10Bの厚さをパッキン3の厚さとほぼ等しくする必要はない。また、本体部材10を2個のパッキン3の間の隙間4に配設することに限定する必要はなく、本体部材自身をパッキン3の代用として配設してもよい。
【0039】
9〕前記実施形態においては、管部材11〜15の前端部にのみ管継手11a〜15aが設けられているが、勿論、管部材11〜15の後端部に管継手を設けてもよい。
10〕ブラケット26と支持部材8との間に、合成ゴム製の防震部材を設けることで、給湯器7の振動が建物に伝達するのをさらに抑えることができる。
11〕屋外の機器には、空調機の室外機等、屋内の機器又は器具との間で流体を流通させるものであれば種々の機器を適用できる。
【0040】
【0041】
【0042】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、本体部材が建物の基礎と土台との間に配設され、この本体部材には1又は複数の流体通路が設けられているので、流体通路を介して屋外の機器と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができるため、建物の基礎もしくは外壁に配管挿通用の穴を設ける必要がない。従って、基礎に応力集中が生じず、基礎の強度が不足することがない。また、外壁に穴を設けないために外観上の美観を損なわず、外壁内部に湿気が侵入することがなく、柱の耐久性が低下することもない。さらに、基礎や外壁に挿通孔を設けたり、外壁に挿通孔を設けた場合のシール作業をする必要もないため、配管の施工期間を短縮でき、施工コスト的に有利である。
しかも、本体部材に、屋外の機器を支持するためのブラケットが設けられたので、屋外の機器をこのブラケットに取り付けることができるため、機器を外壁に取り付ける必要がなく、機器の振動が建物に伝達しにくくなる。また、機器が取り付けられる本体部材の位置を自由に選択することができるため、機器の設置面での自由度が広がる。さらに、このブラケットにより機器を取付けることで、機器と本体部材との間の相対位置が決まるため、機器と本体部材とを接続する配管として同サイズのものを量産したり又は一括して発注することができ、配管資材のコストを削減することができる。
請求項2の発明によれば、本体部材と1又は複数の流体通路については、請求項1と同様である。本体部材と密着状に基礎と土台間に配設される金属製のベース板部材であって、屋外の機器を支持する為のブラケットを有するベース板部材を設けたので、このベース板部材に1又は複数の本体部材を配設すると共に、ベース板部材に設けられたブラケットに屋外の機器を取り付けることができる。従って、異なる用途毎に種々の流体通路や管継手、電線通路等が設けられてユニット化された複数の本体部材を数種類準備し、取付けられる機器又は器具の種類に応じてこれら本体部材を選択してベース板部材に配設することができるため、本体部材の設計の自由度が広がる。
また、屋外の機器をブラケットに取り付けることができるため、機器を外壁に取り付ける必要がなく機器の振動が建物に伝達しにくくなる。また、機器が取り付けられる本体部材の位置を自由に選択することができるため、機器の設置面での自由度が広がる。さらに、このブラケットにより機器を取付けることで、機器と本体部材との間の相対位置が決まるため、機器と本体部材とを接続する配管として、同サイズのものを量産したり又は一括して発注することができ、配管資材のコストを削減することができる。
【0043】
請求項の発明によれば、流体通路が本体部材に貫通状に一体的に組み込まれた管部材でもって構成されたので、これら管部材を介して屋外の機器と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができる。また、本体部材を基礎と土台との間に配設して屋外の機器と管部材、管部材と屋内の機器又は器具とを夫々接続するだけで、屋外の機器と屋内の機器又は器具とを接続することができるので、施工作業が容易になり、施工期間を短縮することができる
【0044】
請求項の発明によれば、流体通路が本体部材に形成した配管挿通孔に貫通させた管部材でもって構成されたので、これら管部材を介して屋外の機器と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができる。また、本体部材を基礎と土台との間に配設してから、配管挿通孔に管部材を挿通して屋外の機器と屋内の機器又は器具とを接続することができるので、配管の施工が容易になり、施工期間を短縮することができる
【0045】
請求項の発明によれば、流体通路が本体部材自体に形成した流体通路孔でもって形成されたので、これら流体通路孔を介して屋外の機器と屋内の機器又は器具との間で流体を流通させることができる
請求項の発明によれば、管部材の少なくとも外側端部に、管継手又は管継手接続部が設けられているので、これら管継手又は管継手接続部により屋外の機器と管部材とを配管で容易に接続することができる。
【0046】
請求項の発明によれば、流体通路孔の少なくとも外側端部に、管継手又は管継手接続部が設けられているので、これら管継手又は管継手接続部により屋外の機器と流体通路孔とを配管で容易に接続することができる
請求項の発明によれば、本体部材は、1又は複数の電線を配線する為の電線通路を有するので、電線を電線通路に配線して屋外の機器と屋内の機器又は器具とを接続することができる
【0047】
請求項の発明によれば、本体部材は、建物の屋外の臨むように配設したコンセントを有するので、このコンセントに屋外の機器を接続して屋外の機器に電力を供給することができる
請求項10の発明によれば、流体通路が、本体部材内部で分岐する分岐流体通路に構成されたので、本体部材内部にヘッダーを形成して流体を本体部材内部で合流もしくは分流させることができる。また、ヘッダーを配管部材と別に設置する必要もないため、設置スペース的に有利である
【0048】
請求項11の発明によれば、流体通路が、本体部材内部で偏平な断面形状に形成されたので、本体部材の厚さが比較的薄く、そのような本体部材に相当流量の流体を流通させる必要があるときでも、偏平部において十分な流路面積を確保できるため、流体通路における流動抵抗を小さくすることができる
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
請求項12の発明によれば、本体部材は、前記基礎と土台間に取り外し可能に装着されるので、取付けられる機器又は器具の追加・変更に応じて本体部材を交換したり、本体部材の装着位置を変えることにより屋外の機器の設置場所を変更したりすることができる
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る基礎と土台の斜視図である。
【図2】配管部材と基礎と土台との関係(配管部材組付け前)を示す説明図である。
【図3】配管部材と基礎と土台との関係(配管部材組付け状態)を示す説明図である。
【図4】配管部材の斜視図である。
【図5】変更形態1の図4相当図である。
【図6】変更形態2の図4相当図である。
【図7】変更形態3の図4相当図である。
【図8】変更形態4の図4相当図である。
【図9】変更形態4の配管部材の縦断面図である。
【図10】変更形態5の配管部材の斜視図である。
【図11】変更形態6の図4相当図である。
【図12】変更形態7の図4相当図である。
【符号の説明】
1 基礎
2 土台
5,5A〜5G 配管部材
7 給湯器
10,10A〜10D,10F,10G,46,47 本体部材
11〜15,50 管部材
11a〜15a 管継手
23 コンセント
27 電線通路
25 電線
26,48 ブラケット
30〜34,43,53,55 流体通路
42 分岐流体通路
45 ベース板部材
51 配管挿通孔
52 管部材
54 流体通路孔

Claims (12)

  1. 建物の外部の機器と建物の内側の機器又は器具との間で流体を流通させる為の配管系の配管部材であって、
    前記建物の基礎と建物の土台との間に配設される本体部材と、この本体部材に設けられた1又は複数の流体通路とを備え、
    前記本体部材には、前記屋外の機器を支持する為のブラケットが設けられたことを特徴とする配管部材。
  2. 建物の外部の機器と建物の内側の機器又は器具との間で流体を流通させる為の配管系の配管部材であって、
    前記建物の基礎と建物の土台との間に配設される本体部材と、この本体部材に設けられた1又は複数の流体通路とを備え、
    前記本体部材と密着状に前記基礎と土台間に配設される金属製のベース板部材であって、前記屋外の機器を支持する為のブラケットを有するベース板部材を設けた、
    ことを特徴とする配管部材。
  3. 前記流体通路は、本体部材に貫通状に一体的に組み込まれた管部材でもって構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の配管部材。
  4. 前記流体通路は、本体部材に形成した配管挿通孔に貫通させた管部材でもって構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の配管部材。
  5. 前記流体通路は、本体部材自体に形成した流体通路孔でもって形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の配管部材。
  6. 前記管部材の少なくとも外側端部には、管継手又は管継手接続部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の配管部材。
  7. 前記流体通路孔の少なくとも外側端部には、管継手又は管継手接続部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の配管部材。
  8. 前記本体部材は、1又は複数の電線を配線する為の電線通路を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の配管部材。
  9. 前記本体部材は、建物の屋外に臨むように配設したコンセントを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の配管部材。
  10. 前記流体通路は、本体部材内部で分岐する分岐流体通路に構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の配管部材。
  11. 前記流体通路は、本体部材内部で偏平な断面形状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の配管部材。
  12. 前記本体部材は、前記基礎と土台間に取り外し可能に装着されることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管部材。
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