JP3743871B2 - 密閉容器と収納トレーとの組合せ - Google Patents

密閉容器と収納トレーとの組合せ Download PDF

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JP3743871B2 JP00452897A JP452897A JP3743871B2 JP 3743871 B2 JP3743871 B2 JP 3743871B2 JP 00452897 A JP00452897 A JP 00452897A JP 452897 A JP452897 A JP 452897A JP 3743871 B2 JP3743871 B2 JP 3743871B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々な食品等を密閉して収納するための密閉容器と、これを複数支持して、冷蔵庫等に対する出入れを容易にするための収納トレーとの組合せに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
容器本体と、その開口を密閉状態で覆蓋する密閉蓋とからなる密閉容器は、中に収納した例えば食材や食品等の乾燥を防止したり、雑菌の混入や臭いの出入を防止したりすることができるものであり、近年では家庭で利用する物として重宝されているものの1つとなってきている。また、このような密閉容器は、通常はそのまま冷蔵庫に入れて、中味を保存することが一般的に行われている。
【0003】
一方、冷蔵庫についてみてみると、その効率を上げるために庫内の構造や棚の構成を種々工夫することがなされてきているが、これらのものにどのような工夫を凝らしても、庫内を物で一杯にしてしまえば、効率の良い冷蔵を行うことはできない。何故なら、冷却作用は、冷気の流れによって行うものであるため、この冷気の流れを遮断してしまうような物の詰め方をすれば、当然冷却を行うことができないからである。
【0004】
このような冷蔵庫内に上述した密閉容器を多数収納してその冷蔵を行う場合、庫内の冷気の流れを十分行えるようにしなければならないことは前述した通りである。また多数の密閉容器を庫内に入れた場合、必要な密閉容器が奥の方にあれば、手前の密閉容器を退けなければならないし、再度庫内に入れるときにも注意を払わなければならない。
【0005】
換言すれば、多数の密閉容器を冷蔵庫内に収納する場合には、次のようなことが行えると便利かつ有利である。
(1)各密閉容器を積み重ねた場合、相互の位置決めが確実になされれば、庫内を整理しかつ安定した収納ができるだけでなく、密閉容器の個別の取り出しの際に他の密閉容器をひっくり返して位置ズレさせたりすることがなくなる。
(2)積み重ねた密閉容器間を冷気が十分通過し得るようになっていれば、各容器の冷却を効率良く行うことができる。
(3)複数の密閉容器を規格化されたトレーによって支持するようにしておけば、このトレーによって複数の密閉容器の出入れを安全かつ簡単に行うことができる。
(4)上記トレーについての冷気の流れを良くする工夫があれば、各密閉容器の冷蔵を効率良く行うことができる。
【0006】
そこで、本発明者等は、上記(1)〜(4)の点を改善すべく、従来の技術資料を検討してみたところ、例えば各種の調味料入れを1つのトレー上に載置しておく技術的思想はあるものの、冷気の通しを良好にしながら密閉容器を冷蔵庫内に収納するという技術的思想は特にはないことを見い出し、本発明を完成したのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この種の密閉容器における上記要望を満たすべくなされたもので、その解決しようとする課題は、この種の密閉容器を冷蔵庫内に収納するにあたっての、収納の効率化と冷気の流通の確実化である。
【0008】
すなわち、本発明の目的とするところは、複数のものを積み上げて冷蔵庫内に収納したとき、その位置ズレ防止を図ることができて、周囲への冷気の通しを良好にすることのできる密閉容器と、複数の密閉容器を位置ズレしないように冷蔵庫内に収納できるだけでなく、その取り出しも各密閉容器間に位置ズレを生じさせることなく行え、しかも冷気の流通を阻害することのない密閉容器のための収納トレーとからなる組合せを簡単な構造によって提供することにある。
【0009】
(削除)
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段は、後述の実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「1つの収納トレー20a・20bと、この収納トレー20a・20bまたは他の密閉容器10a・10b・10c側の密閉蓋12上に載置される容器本体11と、これらの容器本体11の開口を密閉状態で覆蓋する密閉蓋12とからなる、密閉容器10a・10b・10cとトレー20a・20bとの組合せであって、
密閉容器10a・10b・10cの容器本体11の底面に複数の脚突起13を形成するとともに、これらの各脚突起13が係合される係合段部14を、各脚突起13の高さよりも浅い状態で密閉蓋12上に形成し、かつ各脚突起13の表面またはこれが当接する密閉蓋12側の表面部分の少なくともいずれか一方に、滑り止め機能を発揮するシボ加工15を施して、
1つの密閉容器10a・10b・10cを他の密閉容器10a・10b・10c上に載置したとき、各脚突起13と係合段部14との係合により相互の位置決めを行うとともに、上下の密閉容器10a・10b・10c間に隙間30を形成できるようにし、かつシボ加工15によって相互の滑り止めを行うようにし、
さらに、トレー20a・20bを、密閉容器10a・10b・10cの内の最小のものの大きさの整数倍の長さを有する底面21と、この底面21の外周に立ち上がる支持壁22と、これらの支持壁22と底面21との境界部分に形成した多数の通気孔23と、底面21の少なくとも一方端に形成した指掛け部24と、密閉容器10a・10b・10c側の係合段部14と同様に底面21上に形成した係合段部とを備えたことを特徴とする密閉容器10a・10b・10cと収納トレー20a・20bとの組合せ
である。
【0011】
すなわち、この請求項1に係る密閉容器10a・10b・10cと収納トレー20a・20bとの組合せは、例えば図10または図12に示すように、複数のものをセット化して販売・使用されるものであるが、密閉容器10a・10b・10cのみで冷蔵庫内に収納されることもあり、また、図1及び図2に示すように、後述する収納トレー20a・20b上に載置して冷蔵庫内に収納されることもあるものである。そして、まず、各密閉容器10a・10b・10cは、図3〜図5に示すように、合成樹脂を主な原料として一体成型した容器本体11及び密閉蓋12をそれぞれ備えているものである。
【0012】
容器本体11は、成形後に所定の剛性を有するポリプロピレン等の合成樹脂を材料として、十分な気密性を有するものと一体成形したものであり、その上端開口を形成する部分は、後述する密閉蓋12を気密的に嵌合できるように、外方に僅かに拡開したものとしてある。
【0013】
また、各容器本体11の底面には、図1〜図5に示したように、複数の脚突起13が突出形成してあり、これら脚突起13の形成位置は、当該容器本体11に嵌合されるべき密閉蓋12の上面に形成してある係合段部14の外周縁に係合するように決定してある。
【0014】
密閉蓋12は、図7に示すように、容器本体11の上端開口に嵌合し易くかつ密閉性を良くするために、外周部分を軟質合成樹脂材料を使用して形成した周縁部12aとしてあり、この周縁部12aの内側を透明性の高い合成樹脂材料によって形成した透視部12bとしてある。そして、この透視部12b上面に、容器本体11側の各脚突起13を周縁に係合できるようにするための係合段部14が形成してあり、この係合段部14の厚さは各脚突起13の高さよりも薄くなるようにしてある。
【0015】
なお、図3に示した密閉容器10aは所謂丸型のものであり、図4に示した密閉容器10bは小判型のものであり、この密閉容器10bはさらに図12に示すような角型のものともされる。また、図4に示した密閉容器10bの係合段部14は、ひょうたん型の形状のものとしてあったが、この係合段部14は、図5に示すように、丸型のものを2つにすることも考えられる。さらに、図6に示すような角型の密閉容器10aまたは10bについては、この係合段部14を分銅型にして実施することも考えられる。
【0016】
以上のように構成した各密閉容器10a・10b・10cは、同じ形状のものであれば、図1及び図2に示したように、それぞれの積み上げができることは当然として、例えば図4に示した密閉容器10bの上に、図3に示した2つの密閉容器10aを同時に積み上げることができるものである。
【0017】
各密閉容器10a・10b・10cを互いに積み上げたときは、図1にも示したように、上側になる容器本体11側の各脚突起13が、下側の密閉容器10a・10b・10cの密閉蓋12の上面に形成してある係合段部14にそれぞれ係合することになるから、各密閉容器10a・10b・10c間の位置決めがなされるとともに、積み上げた複数の密閉容器10a・10b・10cを冷蔵庫内に対して出入れする際に、互いの位置ズレが防止されるのである。なお、実施形態で示す各脚突起13は、図1及び図2に示したように、半球状のものとしてあるから、これら各脚突起13の係合段部14に対する位置決めや係合を簡単に行えるものとなっている。
【0018】
また、各密閉容器10a・10b・10cを積み上げたときは、図1に示したように、各密閉容器10a・10b・10c間に隙間30が形成されるが、これは、密閉蓋12側の係合段部14の厚さを容器本体11側の各脚突起13の高さよりも薄くしたからである。各密閉容器10a・10b・10c間に隙間30が形成されれば、この隙間30を通して各密閉容器10a・10b・10cから生ずる熱気や、冷蔵庫内の冷気の流通がなされるから、各密閉容器10a・10b・10cの冷蔵庫内での冷蔵を効率良く行うことができるのである。勿論、これらの密閉容器10a・10b・10c以外の収納物に対しても、各密閉容器10a・10b・10c間の隙間30を通して冷気が供給されるから、各密閉容器10a・10b・10cを収納することによる冷蔵庫の効率を防げることはないのである。
【0019】
そして、これら各密閉容器10a・10b・10cについては、図2〜図5に示したように、滑り止め機能を発揮するシボ加工15が、各脚突起13の表面またはこれが当接する密閉蓋12側の表面部分の少なくともいずれか一方に施してあるため、各密閉容器10a・10b・10cを積み上げたときは、各シボ加工15によって各密閉容器10a・10b・10c相互の滑り止めがなされることになる。すなわち、このシボ加工15は、各密閉容器10a・10b・10cの複数を積み上げたときに、各相互間の位置ズレ防止を一層確実なものとしているのである。
【0020】
勿論、各密閉容器10a・10b・10cは、次に述べる収納トレー20a・20b内に載置することにより、冷蔵庫に対するまとめ収納を行えることは言うまでもなく、その場合には、後述するように、各脚突起13によって安定的な載置または積み上げがなされるものである。
【0021】
て、以上の密閉容器10a・10b・10cが載置される収納トレー20a・20bは、
「密閉容器10a・10b・10cの内の最小のものの大きさの整数倍の長さを有する底面21と、この底面21の外周に立ち上がる支持壁22と、これらの支持壁22と底面21との境界部分に形成した多数の通気孔23と、底面21の少なくとも一方端に形成した指掛け部24と、密閉容器10a・10b・10c側の係合段部14と同様に底面21上に形成した係合段部とを備えた」
ものである。
【0022】
すなわち、この収納トレー20a・20bは、前述の密閉容器10a・10b・10cをまとめて載置し、その全体を冷蔵庫内に収納する場合に使用されるものであるが、底面21の外周に一体的に形成してある支持壁22によって、底面21上に直接載置された各密閉容器10a・10b・10cの動きを規制するようにしたものである。また、この収納トレー20a・20bに形成してある指掛け部24は、使用者の指を掛けられるようにしたものであり、各密閉容器10a・10b・10cを載置した収納トレー20a・20b全体の冷蔵庫に対する出入れ作業を容易に行えるようにしたものである。
【0023】
また、収納トレー20a・20bの底面21と支持壁22との境界部分に、多数の通気孔23が形成してあるが、これらの通気孔23は、上記位置に形成したことによって、当該収納トレー20a・20b内に各密閉容器10a・10b・10cを収納載置したとしても、これによって塞がれることはない。従って、図1に示したような状態にしたものを冷蔵庫内に入れても、当該収納トレー20a・20bが受け取った冷気は各通気孔23から通り抜けて下方に流れることになるから、収納トレー20a・20bの存在によって冷気の流れが遮断されることはないのである。
【0024】
勿論、この収納トレー20a・20bは、その上面に各密閉容器10a・10b・10cを収納載置するものであるから、複数の密閉容器10a・10b・10cを一まとめにして冷蔵庫内に収納するのに有利なものであることは言うまでもない。また、各収納トレー20a・20bの底面21上には、上記密閉容器10a等の係合段部14と同様な係合段部が形成してあり、この係合段部に上記密閉容器10a等の各脚突起13を係合させることができて、当該収納トレー20a・20bに対する密閉容器10a等の載置・固定を確実なものとすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以上のように構成した各発明を、図面に示した実施の形態に従って説明すると次の通りである。
【0026】
図1及び図2には、収納トレー20a・20bの上に、図3に示した丸型密閉容器10aを3段に、また図4に示した小判型密閉容器10bを2段に積み上げて収納した状態が示してある。各密閉容器10a・10b・10cの各収納トレー20a・20bに対する収納・積み上げは、例えば図10または図12に示したように、種々変更してなされるものであり、それぞれの形態に応じた密閉容器10a・10b・10c及び収納トレー20a・20bがまとめて販売されることになるものである。
【0027】
密閉容器10a・10b・10cは、それぞれ所定の合成樹脂材料によって一体成形した容器本体11と密閉蓋12とを備えたものであるが、その底面下面には、図3及び図4の各(ロ)に示したように、複数の半球状の脚突起13が一体的に形成してある。一方、密閉蓋12の上面には、図3及び図4の各(イ)と、図5に示したように、各脚突起13が係合されるべき係合段部14がそれぞれ形成してある。
【0028】
なお、図4に示した小判型の密閉容器10bは、丸型密閉容器10aの直径の2倍の長さを有しているものであり、この密閉容器10bの上に2つの密閉容器10aを載置することができるようにしてある。つまり、図4の密閉容器10b側の係合段部14をひょうたん型にして、2つの密閉容器10aを載置したときに、その各脚突起13が係合段部14に確実に係合できるようにしてあるのである。
【0029】
各密閉蓋12の係合段部14は、各脚突起13の高さよりも薄いものとして形成してあるが、これは、各密閉容器10a・10b・10cを図1等に示したように、積み上げたとき、これら密閉容器10a・10b・10c間に隙間30を形成するためである。
【0030】
また、係合段部14の具体的形状としては、図3の(イ)に示したように、円形のものとしてもよく、図4の(イ)に示したように、ひょうたん型のものとしてもよいし、図5に示したように、円形のものを2つにして実施してもよい。さらには、係合段部14の具体的形状としては、図6に示したような角型の密閉容器10aまたは10bについては、分銅型にして実施してもよい。いずれにしても、各係合段部14の周囲には、図1に示したように、上側の密閉容器10a・10b・10cが有している各脚突起13が係合されればよいものであり、各係合段部14は各脚突起13の配列状況によって自由に変更して形成すればよいものである。
【0031】
そして、これら各密閉容器10a・10b・10cについては、図2〜図5に示したように、滑り止め機能を発揮するシボ加工15が、各脚突起13の表面またはこれが当接する密閉蓋12側の表面部分の少なくともいずれか一方に施してある。このシボ加工15は、所謂「梨地」とするための凹凸加工をいい、本実施形態の各密閉容器10a・10b・10cにおいては、図示したように、各脚突起13の表面と、これが当接する密閉蓋12側の表面部分(各係合段部14の周囲に位置する部分)の両方に形成してあるが、いずれか一方に形成すれば、その所望の機能は発揮できるものである。
【0032】
密閉蓋12は、容器本体11の開口に気密的に嵌合して、容器本体11内を気密的にするものであるから、本実施形態では図7に示したように構成してある。すなわち、この密閉蓋12は、容器本体11の上端線に嵌合される嵌合溝を有した軟質の周縁部12aと、この周縁部12aの内側に位置して周縁部12aと気密的に一体成形される透視部12bとからなるものである。
【0033】
なお、本実施形態の周縁部12aは、容器本体11の開口への気密的嵌合を確実なものするために、ポリプロピレンとエラストマーとの混成合成樹脂材料を採用して形成したものであり、一方、透視部12bは透明または半透明のポリプロピレンを代表とする合成樹脂材料を使用して形成したものである。これらの周縁部12a及び透視部12bは、上記材料を略同時に金型内に射出させて、各材料の同時固化によって一体的に接合されているものである。つまり、実施形態の密閉蓋12は、その周縁部12aと透視部12bとが一体物になったものとして、一体成形されたものなのである。
【0034】
また、密閉蓋12の容器本体11に対する嵌合時の一体化を確実に維持させるために、容器本体11の上端開口を形成する部分は、図7に示したように、僅かに外方に拡開するものとしてある。
【0035】
一方、収納トレー20a・20bは、図8または図11に示すような平面形状を有するものであり、各密閉容器10a・10b・10cをまとめて載置するのに適した大きさのものとしてある。例えば、図8に示した収納トレー20aは、図1及び図10に示したように、それぞれ大きさの異なる丸型の密閉容器10a・10b・10cを載置するのに適したものとしたものであり、1つの円形型密閉容器10aと、1つの小判型密閉容器10bとを同時に載置できるようにしたものである。すなわち、この収納トレー20a・20bの底面21の長さは、円形型密閉容器10aの直径の整数倍(3倍)の長さを有したものとしてあるのである。なお、図11に示した収納トレー20bは、図12に示したように、角型の密閉容器10a・10b・10cを載置するのに適したものとしてある。
【0036】
各収納トレー20a・20bは、その底面21上に各密閉容器10a・10b・10cを載置するだけでなく、各密閉容器10a・10b・10cの収納をも行うものであるから、底面21の外周に各密閉容器10a・10b・10cより高さの低い支持壁22が一体的に形成してあり、全体的には「舟型」のものとしてある。そして、各底面21と支持壁22との境界部分には、多数の通気孔23が形成してあり、これらの各通気孔23を通して当該収納トレー20a・20bが受け取った冷気が流れるようにしてある。
【0037】
また、各収納トレー20a・20bの底面21上には、上記密閉容器10a等の係合段部14と同様な係合段部が形成してあり、この係合段部に上記密閉容器10a等の各脚突起13を係合させることができて、当該収納トレー20a・20bに対する密閉容器10a等の載置・固定を確実なものとすることができる。
【0038】
さらに、本実施形態の収納トレー20a・20bでは、図8または図11に示したように、その両側に指掛け部24が形成してあるが、これらの指掛け部24はいずれか一方だけであってもよいものである。
【0039】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、本発明においては、
「1つの収納トレー20a・20bと、この収納トレー20a・20bまたは他の密閉容器10a・10b・10c側の密閉蓋12上に載置される容器本体11と、これらの容器本体11の開口を密閉状態で覆蓋する密閉蓋12とからなる、密閉容器10a・10b・10cとトレー20a・20bとの組合せであって、
密閉容器10a・10b・10cの容器本体11の底面に複数の脚突起13を形成するとともに、これらの各脚突起13が係合される係合段部14を、各脚突起13の高さよりも浅い状態で密閉蓋12上に形成し、かつ各脚突起13の表面またはこれが当接する密閉蓋12側の表面部分の少なくともいずれか一方に、滑り止め機能を発揮するシボ加工15を施して、
1つの密閉容器10a・10b・10cを他の密閉容器10a・10b・10c上に載置したとき、各脚突起13と係合段部14との係合により相互の位置決めを行うとともに 、上下の密閉容器10a・10b・10c間に隙間30を形成できるようにし、かつシボ加工15によって相互の滑り止めを行うようにし、
さらに、トレー20a・20bを、密閉容器10a・10b・10cの内の最小のものの大きさの整数倍の長さを有する底面21と、この底面21の外周に立ち上がる支持壁22と、これらの支持壁22と底面21との境界部分に形成した多数の通気孔23と、底面21の少なくとも一方端に形成した指掛け部24と、密閉容器10a・10b・10c側の係合段部14と同様に底面21上に形成した係合段部とを備えたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、複数のものを積み上げて冷蔵庫内に収納したとき、その位置ズレ防止を図ることができて、周囲への冷気の通しを良好にすることのできる密閉容器10a・10b・10cと収納トレー20a・20bとの組合せを簡単な構造によって提供することができるのである。
【0040】
すなわち、この組合せを構成している密閉容器10a・10b・10cによれば、
(1)各密閉容器を積み重ねた場合、相互の位置決めを確実に行うことができて、冷蔵庫内を整理することができ、かつ安定した収納ができるだけでなく、密閉容器の個別の取り出しの際に、他の密閉容器をひっくり返して位置ズレさせたりすることがなくなる。
(2)積み重ねた密閉容器間では冷気が十分通過し得るから、冷蔵庫内における各容器の冷却を効率良く行うことができる。
といった効果を発揮することができるのである。
【0041】
た、収納トレー20a・20bにおいては、その底面21と支持壁22との境界部分に多数の通気孔23を形成するとともに、その少なくとも一部分に指掛け部24を形成したことにその構成上の特徴があり、これにより複数の密閉容器を位置ズレしないように冷蔵庫内に収納できるだけでなく、その取り出しも各密閉容器間に位置ズレを生じさせることなく行え、しかも冷気の流通を阻害することのない密閉容器のための収納トレーを簡単な構造によって提供することができるのである。
【0042】
さらに、この組合せを構成している密収納トレー20a・20bによれば、
(3)複数の密閉容器を規格化されたトレーによって支持することができ、このトレーによって複数の密閉容器の出入れを安全かつ簡単に行うことができる。
(4)上記トレーについて冷気の流れを良くすることができて、各密閉容器の冷蔵を効率良く行うことができる。
といった効果を発揮することができるのである。
【0043】
そして、以上の収納トレー20a・20bに各密閉容器10a・10b・10cを収納・載置して組合せたものを冷蔵庫内に入れるようにすれば、その全体の冷蔵庫に対する出入れを容易に行えることは当然として、冷蔵庫内の整理を効率良く行うことができて、冷蔵庫の冷蔵効果を低下させることを防止することができるのである。また、この組合せによれば、各収納トレー20a・20bの底面21上に密閉容器10a等の係合段部14と同様な係合段部が形成してあったから、この係合段部に上記密閉容器10a等の各脚突起13を係合させることができて、当該収納トレー20a・20bに対する密閉容器10a等の載置・固定を確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納トレー上に複数の密閉容器を収納・載置した組合せ状態を示す部分破断面正面図である。
【図2】図1に示したものの平面図である。
【図3】型の密閉容器を示すもので、(イ)は一部に底面を示した平面図、(ロ)は部分破断面正面図である。
【図4】同小判型の密閉容器を示すもので、(イ)は一部に底面を示した平面図、(ロ)は部分破断面正面図である。
【図5】図4に示した係合段部の他の形状例を示し、かつ一部に底面を示した密閉容器の平面図である。
【図6】角型の密閉容器について形成した係合段部の形状例を示すもので、(イ)は正方形型の密閉容器の平面図、(ロ)は長方形型の密閉容器の平面図である。
【図7】本発明に係る組合せを構成している密閉容器の容器本体と密閉蓋との嵌合状態を示す部分拡大縦断面図である。
【図8】納トレーを示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は底面図である。
【図9】同収納トレーを示すもので、(イ)は拡大正面図、(ロ)は図8中の1−1線に沿ってみた拡大断面図である。
【図10】丸型の密閉容器とこれに応じた収納トレーとの具体的適用例を示す平面図である。
【図11】角型の密閉容器に対応した収納トレーを示すもので、右側半分を底面とした平面図である。
【図12】角型密閉容器とこれに応じた収納トレーとの具体的適用例を示す平面図である。
【符号の説明】
10a 密閉容器
10b 密閉容器
10c 密閉容器
11 容器本体
12 密閉蓋
12a 周縁部
12b 周縁部
13 脚突起
14 係合段部
15 シボ加工
20a 収納トレー
20b 収納トレー
21 底面
22 支持壁
23 通気孔
24 指掛け部
30 隙間

Claims (1)

  1. 1つの収納トレーと、この収納トレーまたは他の密閉容器側の密閉蓋上に載置される容器本体と、これらの容器本体の開口を密閉状態で覆蓋する密閉蓋とからなる、密閉容器と収納トレーとの組合せであって、
    記密閉容器の容器本体の底面に複数の脚突起を形成するとともに、これらの各脚突起が係合される係合段部を、前記各脚突起の高さよりも浅い状態で前記密閉蓋上に形成し、かつ前記各脚突起の表面またはこれが当接する前記密閉蓋側の表面部分の少なくともいずれか一方に、滑り止め機能を発揮するシボ加工を施して、
    1つの密閉容器を他の密閉容器上に載置したとき、前記各脚突起と係合段部との係合により相互の位置決めを行うとともに、上下の密閉容器間に隙間を形成できるようにし、かつ前記シボ加工によって相互の滑り止めを行うようにし、
    さらに、前記密閉トレーを、前記密閉容器の内の最小のものの大きさの整数倍の長さを有する底面と、この底面の外周に立ち上がる支持壁と、これらの支持壁と底面との境界部分に形成した多数の通気孔と、前記底面の少なくとも一方端に形成した指掛け部と、前記密閉容器側の係合段部と同様に前記底面上に形成した係合段部とを備えたものとしたことを特徴とする密閉容器と収納トレーとの組合せ
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