JP3743744B2 - 電池ケース用表面処理鋼板、その製造方法、該電池ケース用表面処理鋼板を用いた電池ケースおよびそれを用いた電池 - Google Patents

電池ケース用表面処理鋼板、その製造方法、該電池ケース用表面処理鋼板を用いた電池ケースおよびそれを用いた電池 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電池ケースに用いられる表面処理鋼板、その製造方法、および前記の電池ケース用表面処理鋼板を用いた電池ケースおよびそれを用いた電池に関する。より詳細には絞り加工などの成形法を用いて有底筒状に加工する電池ケースに適した表面処理鋼板、その製造方法、および前記の電池ケース用表面処理鋼板を用いた電池ケースおよびそれを用いた電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アルカリマンガン電池やニッケルカドミウム電池など、特に強アルカリ性の電解液を封入する電池ケースとしては、
(1)冷延鋼板を深絞り加工などにより有底筒状の電池ケースに成形し、その後ニッケルをバレルめっきするいわゆる後めっき法、
(2)ニッケルめっきを施した冷延鋼板を深絞り加工などにより有底筒状の電池ケースに成形するいわゆる前めっき法
のいずれかにより、製造されている。
電池ケースにニッケルめっきが施される理由としては、アルカリ性の電解液を封入する電池ケースにおいて、ニッケルが水酸化カリウムなどの強アルカリに対して優れた耐食性を有していること、電池を外部端子に接続する場合に接触抵抗が安定していることなどが挙げられる。
【0003】
冷延鋼板を電池ケースに成形した後ニッケルをバレルめっきする後めっき法は、ケースの各部位におけるめっき厚さ、特に電池ケース内面側に施されるニッケルめっきを均一な厚さで最低厚さを安定して確保することが困難であるため、最近では予めニッケルめっきを施した冷延鋼板を電池ケースに成形するいわゆる前めっき法が主流となってきている。
【0004】
これらのニッケルめっきを施した電池ケースにおいては、電池の短絡電流や放電特性などの各特性を向上させることを目的として
(1)電池ケース内面にカーボンなどの導電物質を塗布する、
(2)電池ケース内面に微細な凹凸を設け、正極合剤との接触を向上させる
などの工夫がなされている。
【0005】
また、冷延鋼板上に施すめっきについても様々な工夫が行われている。例えば特開平7−122246号公報は、電池ケース内面に相当する鋼板表面に 0.15〜3μmの厚さのニッケル−錫合金層を形成させ、電池内の強アルカリ環境下においても接触電気抵抗を安定して低く保持できることを開示している。さらに、特開平8−150501号公報は、電池ケース内面に相当する鋼板表面に 0.5〜5μmの厚さのニッケルめっきを施し、次いで1〜10重量%の酸溶液中で陽極処理を施した後に陰極処理、または陰極処理を施した後に陽極処理を施してニッケルめっき表面を粗面化して電池性能を向上させることを開示している。
【0006】
しかし、最近では携帯電話をはじめとして、各種の携帯電気機器の急速な普及により、それに使用する電池の容量や出力などの特性の一層の向上が求められており、これらの特性向上に関して、電池ケース内面の表面状態に基づく接触抵抗は大きく影響する。しかし、上記の改善では必ずしも十分な特性向上をもたらすことができない。すなわち、特開平7−122246号公報の方法は、めっき鋼板を電池ケースに成形加工する際に硬質のニッケル−錫合金層にクラックを生じることにより、電池ケース内面に微細な凹凸を設けるものであるが、加工方法、加工程度により生じるクラックの大きさや密度が異なり、安定した電池性能が得られ難い。特開平8−150501号公報の方法は、ニッケルめっき層自体を陽極処理により表層溶解させて粗面化するものであり、粗面化の程度が小さく、正極合剤との接触を向上させるために必要な程度の凹凸が得られ難い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、電池ケースに成形した場合に安定した低い接触抵抗をもたらし、電池特性を向上させることが可能な電池ケース用表面処理鋼板、その製造方法、および前記の電池ケース用表面処理鋼板を用いた電池ケース、ならびにそれを用いた電池を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の電池ケース用表面処理鋼板は、低炭素鋼板の少なくとも片面に不連続なニッケルめっき層を形成させた後、酸性溶液中で陽極電解し、露出鋼板部分を溶解することにより多数の微小ピットを生成させ、次いでその上層にニッケルめっきを施してニッケルめっき層を形成させ、さらにその上層に黒鉛分散ニッケルめっき層を形成させてなることを特徴とする。請求項2の電池ケース用表面処理鋼板は、低炭素鋼板の少なくとも片面に不連続なニッケルめっき層を形成させた後、酸性溶液中で陽極電解し、露出鋼板部分を溶解することにより多数の微小ピットを生成させ、次いでその上層に直接黒鉛分散ニッケルめっき層を形成させてなることを特徴とする。これらの表面処理鋼板は、黒鉛分散ニッケルめっき層中の黒鉛含有率が0.1〜25%でありことが望ましく、前記不連続なニッケルめっき層の下層に拡散層が形成されてなることが望ましい。
【0009】
請求項5の電池ケース用表面処理鋼板の製造方法は、低炭素鋼板の少なくとも片面に、不連続ニッケルめっきを施し、次いでpH2〜5の酸性溶液中で陽極電解し露出鋼板部分を溶解して多数の微小ピットを生成させた後、ニッケルめっきを施し、次いで黒鉛分散ニッケルめっきを施すことを特徴とする。
請求項6の電池ケース用表面処理鋼板の製造方法は、低炭素鋼板の少なくとも片面に、不連続ニッケルめっきを施し、次いでpH2〜5の酸性溶液中で陽極電解し露出鋼板部分を溶解して多数の微小ピットを生成させた後、直接黒鉛分散ニッケルめっきを施すことを特徴とする。
請求項7の電池ケース用表面処理鋼板の製造方法は、低炭素鋼板の少なくとも片面に、不連続ニッケルめっきを施し、次いでpH2〜5の酸性溶液中で陽極電解し露出鋼板部分を溶解して多数の微小ピットを生成させた後、ニッケルめっきを施し、次いで非酸化雰囲気中で450〜700℃の温度範囲に加熱してニッケルと鉄を拡散させ、その後黒鉛分散ニッケルめっきを施すことを特徴とする。
請求項8の電池ケース用表面処理鋼板の製造方法は、低炭素鋼板の少なくとも片面に、不連続ニッケルめっきを施し、次いでpH2〜5の酸性溶液中で陽極電解し露出鋼板部分を溶解して多数の微小ピットを生成させた後、非酸化雰囲気中で450〜700℃の温度範囲に加熱してニッケルと鉄を拡散させ、その後黒鉛分散ニッケルめっきを施すことを特徴とする。
これらの製造方法は、前記不連続ニッケルめっきの付着量が0.05〜0.50g/m でありことが望ましい。
これらの製造方法は、前記ニッケルめっきを施した場合のニッケルめっき付着量が0g/m を超え36g/m 未満であり、前記黒鉛分散ニッケルめっきの付着量がニッケルとして9〜45g/m であり、かつ前記ニッケルめっきと前記黒鉛分散ニッケルめっきの付着量の総和がニッケルとして9〜45g/m であることが望ましい。
これらの製造方法は、前記不連続ニッケルめっきを施した後、直接黒鉛分散ニッケルめっきを施した場合の黒鉛分散ニッケルめっき付着量がニッケルとして9〜45g/m であることが望ましい。
【0010】
本発明の電池ケースは、上記の電池ケース用表面処理鋼板を、前記多数の微小ピットを有する片面が内面側となるようにして、有底筒状に成形加工して得られることを特徴とする。そして本発明の電池は、この電池ケースを用いて製造することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
まず本発明の電池ケース用表面処理鋼板の基板となる鋼板としては、通常のアルミキルド低炭素鋼、または炭素含有量が 0.003重量%以下の極低炭素鋼にニオブ、チタンなどを微量添加した非時効性の極低炭素鋼を用いる。基板となる冷延鋼板は、これらの低炭素鋼からなる熱延鋼板を、酸洗、冷間圧延、電解脱脂、焼鈍、調質圧延を施して得られる。
【0012】
次いで、上記のようにして得られた冷延鋼板の片面に、微量の不連続なニッケルめっきを施す。まず定法により熱アルカリ水溶液中で電解脱脂し、表面に残存する油脂分を除去した後、塩酸または硫酸水溶液中で電解処理または浸漬処理し、表面の鉄酸化物を除去する。このように表面を清浄化した鋼板の片面に、0.05〜0.50g/mの付着量でニッケルめっきを施す。このニッケルめっきはワット浴、塩化物浴、スルファミン酸浴などの公知のニッケルめっき浴を用いる。
ニッケルめっきは無光沢めっき、または前記めっき浴に有機光沢剤を添加しためっき浴を用いた半光沢めっき、もしくは光沢めっきのいずれでも差し支えない。
【0013】
めっき付着量を 0.05〜0.50g/mと規定するのは、この程度の付着量では鋼板表面の全体が完全に被覆されずに不連続めっきとなり、多数の鋼板露出部が鋼板表面に存在するようになる。このように鋼板表面に多数の露出部を設けることにより、次の酸性溶液中における陽極処理により鋼板露出部のみを溶解させて、微小なピットを生成させることが可能となる。めっき付着量が 0.05g/m 未満の場合は鋼板の露出面積が大きすぎて微小なピットが得られ難い。一方、めっき付着量が0.50g/mを超えると鋼板の露出部分が少なくなり、多数の微小ピットが得られ難くなる。このようにして、図1に示すように鋼板表面が局部的に露出した不連続なニッケルめっき層が鋼板表面に形成される。
【0014】
次いで、この不連続ニッケルめっきを施した面をpH2〜5の酸性溶液中で陽極電解する。pHが2未満の場合は、鋼とともにニッケルも溶解してしまい、目的とする微小ピットを形成させることができない。一方、pHが5を超えるとニッケルは殆ど溶解せず、鋼の溶解も進行せず、明瞭なピットが形成されなくなる。酸性溶液の種類としては溶液のpHが上記の範囲にある限り特に限定されないが、塩酸や硫酸などの酸を希釈するのみではpHを上記の範囲に安定して管理することが困難であるので、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウムなどの塩や、さらにこれらの塩にホウ酸や酢酸などの弱酸を適宜添加した液を用いることが好ましい。
上記のようにpHを調整し、浴温を30〜60℃にとした酸性溶液を用い、電流密度10〜60A/dm、通電時間0.3〜5秒の条件で陽極電解する。
【0015】
図2(a)は上記の条件で鋼板に不連続ニッケルめっきを施した場合の模式断面図である。鋼板3上に多数の鋼板露出部分2を残して不連続ニッケルめっき1が形成された状態を示す。図2(b)はさらに陽極電解を施した場合の模式断面図である。鋼板露出部分が陽極電解により優先的に溶解し、多数の微小ピット4が形成された状態を示す。
【0016】
このようにして、少なくとも片面に多数の微小ピットが形成された鋼板の両面に、0g/mを超え36g/m未満の付着量でニッケルめっきを施す。ニッケルめっき浴としては上記の不連続めっきに用いためっき浴をそのまま適用できる。すなわち、公知のワット浴、塩化物浴、スルファミン酸浴などの無光沢めっき用のめっき浴や、さらにこれらのめっき浴に有機光沢剤を添加した半光沢めっき、もしくは光沢めっき用のめっき浴のいずれを用いても差し支えない。
【0017】
上記のようにして作成されるニッケルめっき表面の少なくとも片面(電池ケースとして成形した時、内面側に相当する面)に、ニッケルとしての付着量が9〜45g/m の黒鉛分散ニッケルめっきを施し、ニッケルめっきと黒鉛分散ニッケルめっきの付着量の総和がニッケルとして9〜45g/m となるようにする。 黒鉛分散ニッケルめっきの役割は、めっき層の電導性、潤滑性の向上に寄与していると推定される。ニッケルめっきと黒鉛分散ニッケルめっきの付着量の総和は、ニッケルとして9g/m 以上あればよい。黒鉛分散ニッケルめっきは浴は、高価な黒鉛粉末、分散剤を添加しており、通常のニッケルめっきに比較して遥かに高価である。めっき付着量の総和の上限は、製造工程能力、コストから適宜決定すればよい。
【0018】
電池ケース内面となる側のめっき付着量の総和が9g/m 未満の場合は、電池ケースに充填される強アルカリ性の電解液に対する耐食性が不十分で素地鋼板から鉄イオンが溶解するので好ましくない。一方、めっき付着量の総和が45g/m を超える場合は、耐食性などの電池特性に関しては問題を生じることはないが、生産性およびコストの面から有利でなくなる。
上記のように不連続ニッケルめっきを施し、次いでニッケルめっきを施した後、黒鉛分散ニッケルめっきを施してもよいし、不連続ニッケルめっきを施した後、直接その上層に黒鉛分散ニッケルめっきを施してもよい。
電池ケース外面となる側のめっき付着量は使用雰囲気に対して十分な耐食性が得られる程度のものでよく、内面側と同一の付着量、もしくは内面側より少ない付着量でも差し支えない。
【0019】
上記の黒鉛分散ニッケルのめっき浴としては、ニッケルめっきをベースとするか、その他ニッケル以外の他金属、例えばコバルト、マンガン、鉄、リン、ビスマスなどとニッケルからなる合金めっきに用いるめっき浴をベースとして、それらのめっき浴中に黒鉛を分散させためっき浴を用いる。但し、モリブデン、アンチモン、砒素、クロムなどの金属または半金属は、電池内部においてガスを発生させる恐れがあるため、あるいは端子電圧を降下させる恐れがあるため、それらの金属類を含有するめっき浴の使用は避ける方が好ましい。
【0020】
優れた導電剤である黒鉛を分散させためっき浴を用いることにより、めっき層を生成させるとともに黒鉛をめっき層中に分散共析させ、めっき表面にも露出点在させ、電池正極活物質との電気接触抵抗の改良を図ることが出来る。また、潤滑性を有する黒鉛が電池ケース用のめっき鋼板上に存在することによって、缶成形性を向上させる効果もある。
【0021】
本発明で用いる黒鉛は天然黒鉛または人造黒鉛のいずれでもよいが、50%累積径が10μm以下の微粉砕黒鉛を使用することが好ましい。また、50%累積径が5μm以下の超微細黒鉛を使用することが更に好ましい。めっき層の厚さに比べて粒度があまりにも大きい黒鉛を用いた場合、付着した黒鉛が脱落しやすくなるからである。
【0022】
また、黒鉛化カーボンブラックを用いることも好ましい。黒鉛化カーボンブラックはカーボンブラックを黒鉛化したものであり、その平均粒度は 0.1μm前後またはそれ以下であり、大変微細だからである。
【0023】
黒鉛は表面が疎水性であるために、そのままめっき浴中で攪拌しても分散させるのは容易ではない。そのため、界面活性剤(黒鉛分散剤)を用いて強制分散させる。使用する黒鉛分散剤は、カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両性のいずれの分散材も用いることができるが、被めっき板とめっき層の密着性が良好で、かつ、めっき層の脆化現象が少ないという点を考慮した場合には、アニオン系の界面活性剤を本発明の黒鉛分散剤として用いることが好ましい。この中でも、アニオン系ベンゼンスルホン酸系または硫酸エステル系の活性剤、例えば硫酸アルキルソーダ、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、αオレフィンスルホン酸ソーダ、アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ、2スルホコハク酸ジアルキルソーダなどが本発明の黒鉛分散剤としてさらに好ましい。
【0024】
黒鉛分散剤のめっき液中への分散方法としては、黒鉛粉末と一定量の水で希釈した黒鉛分散剤とを混練し、最後にホモジナイザーまたは超音波を利用した乳化混合機を使用して分散状態にする。この場合、黒鉛粉末を少量のアルコールなどで湿潤させておく方法も分散を向上させる上で有効である。
【0025】
このように、充分に黒鉛を分散させた後に、めっき液中に攪拌しつつ添加していく。分散剤の配合割合は黒鉛に対して、0.5〜10重量% 程度であることが好ましい。黒鉛の配合量は、最終的にめっき液に対し1〜100g/lの添加量となるように調節することが好ましい。1g/l未満の配合量では皮膜中の黒鉛含有率が少なすぎて電池ケースの接触性の改良が不十分であり、一方100g/lを超えるとめっき液の流動性が悪化したり、黒鉛粉末がめっき装置周辺に付着して種々のトラブルが生じやすくなる。また、黒鉛粒子の凝集を抑制するため、予めめっき液中にも分散剤を2〜10ml/l程度添加しておくことが好ましい。
黒鉛を分散させた分散めっき浴中のめっき液は、循環タンクのポンプを使用してめっき液を電解槽の下部に循環させるとともに、電解槽下部に設けた細孔から空気を吹き込んで攪拌する両方の方法により、めっき浴中で黒鉛粉末が常に分散状態にあるようにしておくことが好ましい。分散状態を良好に維持することができれば、含有率で 0.1〜25%の黒鉛をめっき層中に分散させることが出来る。中でも、1〜10%程度の含有率で分散させることが好ましい。なお、黒鉛分散ニッケルめっき層の形成において、黒鉛含有率を向上させようとする場合は電流密度を低くした方が好ましい。
【0026】
上記のようにして不連続ニッケルめっきを施した鋼板上にニッケルめっきおよび黒鉛分散ニッケルめっきを施しためっき鋼板、または不連続ニッケルめっきを施した鋼板上に直接黒鉛分散ニッケルめっきを施しためっき鋼板はそのまま加工して電池ケースに成形加工することも可能であるが、上記の前者のめっき鋼板の場合はニッケルめっきを施した直後に非酸化雰囲気中で450〜700℃に加熱して、ニッケルめっき層と鋼板の間にニッケル−鉄拡層を形成させ、その後に前記の黒鉛分散ニッケルめっきを施すことも出来る。また上記の後者のめっき鋼板の場合は不連続ニッケルめっきを施した直後に上記の熱処理を施して不連続めっき層と鋼板の間にニッケル−鉄拡層を形成させるか、もしくは不連続めっき層全体をニッケル−鉄拡層とした後、前記の黒鉛分散ニッケルめっきを施すことも出来る。
【0027】
上記のいずれの製造方法を用いるにせよ、ニッケル−鉄拡散層を形成させることにより、ニッケルめっき層と鋼板の耐食性および密着性、特に電池ケースに成形加工する際の加工密着性を向上させることができる。加熱温度が450℃未満の場合は、拡散層の形成に長時間を要し、一方、加熱温度が700℃を超えると軟化の程度が著しくなり、再圧延して強度を回復させる必要が生じる。上記の拡散熱処理を施した後、1〜2%程度の軽度の圧下率で調質圧延を施し、ストレッチャーストレインの発生を抑制させることが、実用上好ましい。
【0028】
このようにして得られた本発明の電池ケース用表面処理鋼板を、有底筒状に成形加工して電池ケースとする。有底筒状に成形する加工方法としては、絞り加工、絞りしごき加工(DI加工)、絞り加工時に曲げ戻し加工を行って薄肉化する薄肉化絞り加工(DTR加工)、さらに曲げ戻し加工時にしごき加工を併用して薄肉化させる加工法など、いずれも適用できる。このような加工方法を用いて成形された有底筒状に成形加工した電池ケースに、極板、活物質、セパレータ等を電解液とともに充填し、蓋をかしめて密封して電池とする。
【0029】
【実施例】
以下、実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例)
[試料の作成]
C:0.04重量%、Mn:0.21重量%、Si:0.01重量%、P:0.013重量%、S:0.010重量%、Al:0.064重量%、N:0.003 重量%、残部:Feからなる板厚:0.25mm の低炭素鋼板を冷間圧延し焼鈍した後、濃度:30g/l、温度:85℃の水酸化ナトリウム水溶液中で、電流密度: 5A/dm、通電時間:5秒で陰極電解して脱脂し、水洗した後、濃度:50g/l、温度:30℃の硫酸水溶液中に5秒間浸漬して酸洗し水洗して鋼板表面を清浄化した。次いでその片面に下記のめっき浴(ワット浴)を用い、下記の条件で通電時間を変化させ、
に示す付着量でニッケルめっきを施し、片面不連続めっき鋼板を得た。
Figure 0003743744
【0030】
次に、ニッケルの不連続めっきを施した試料の片面に、下記に示す基本組成の酸性溶液に、塩(硫酸ナトリウム)または弱酸(ホウ酸)を添加して表1に示すpHを有する酸性溶液を作成し、下記の条件で通電時間を変化させて陽極電解し、微小ピットを形成させた。
Figure 0003743744
【0031】
以上のようにして片面に微小ピットを形成させた不連続ニッケルめっき鋼板は、一部はその両面に、他の一部は電池缶とした場合に外面となる側の面のみに、上記と同一のめっき浴を用い、通電時間以外は上記と同一のめっき条件で表1に示す付着量でニッケルめっきを施した。
【0032】
このようにして得られたそれぞれの試料の一部を、水素:5.5体積% と残部が窒素からなり、露点が−35℃の非酸化性雰囲気中で、表1に示す条件で加熱しニッケル−鉄拡散層を形成させた。
【0033】
さらに上記の拡散処理を施さない試料、および拡散処理を施した試料に、黒鉛分散ニッケルめっき浴を用い、下記の条件で黒鉛分散ニッケルめっきを施した。この黒鉛分散ニッケルめっきにおいて、めっき時間、めっき浴中の黒鉛添加量を変えてめっき厚さおよびめっき層中に分散する黒鉛含有率を変化させた。
Figure 0003743744
・黒鉛分散条件
市販のベンゼンスルホン酸ソーダ(黒鉛分散剤)4mlを1lの脱塩水に希釈した希釈液をつくり、その希釈液中に微粉末黒鉛1kgを混合した(混合液)。そして、その混合液の流動性を向上させるため、さらに脱塩水を1l追添加し、超音波分散機を使用して、充分に攪拌混合した希釈混合液を作製した。この希釈混合液を上記のめっき浴中に攪拌添加し、黒鉛分散めっき浴を作製した。微粉末黒鉛は、日本黒鉛工業(株)製黒鉛粉末ASSP50%、累径6μmのものを使用した。
【0034】
めっき浴中への黒鉛添加量と、黒鉛分散ニッケルめっき層中の黒鉛含有率との関係について調査した結果、めっき液中への分散剤添加量を一定にした場合、これらの間にはほぼ正比例の関係が存在することを確認した。すなわち、めっき浴中の黒鉛添加量5〜100g/lの黒鉛分散ニッケルめっき浴を用いた場合、黒鉛分散ニッケルめっき層中の黒鉛含有率は1〜25%であった。なお、めっき液中の分散剤添加量が10ml/lまでは、その添加量と黒鉛分散ニッケルめっき層中の黒鉛含有量とは比例関係にある。めっき液中に分散剤をそれ以上添加しても黒鉛分散ニッケルめっき層中の黒鉛含有量は飽和に達する。
上記の黒鉛分散ニッケルめっき条件にて表2に示す種々の量の黒鉛分散ニッケルめっきを施した。
【0035】
次に、これらのめっき鋼板を用い、ブランク径:58mmの円板に打ち抜き、10段の絞り加工及び曲げ曲げ戻し加工(DTR加工)により、外径:13.8 mm、ケース壁厚さ:0.20mm、高さ 45mmのLR−6型電池用のケースに成形加工した。この後、最終的に上部をトリミングして高さ: 49.3mmのLR−6型電池ケースを作製した。このようにして作製した電池ケースの内面を電子顕微鏡で拡大観察し、黒鉛が点状に付着していることを確認した。
【0036】
[黒鉛含有率の測定]
めっき皮膜中の黒鉛含有率は、赤外線吸収法(JIS G 1211)により測定した。めっきを施した鋼板1g中の炭素量を測定し、さらにめっきを施さない同一の鋼板の炭素量を測定し、その差をめっき皮膜中の黒鉛含有率(%)とする。なお、黒鉛粒子の50%累積径は、レーザー回折式粒度分布測定機を用いて測定した。
【0037】
[微小ピットの評価]
めっき鋼板の表面に形成された微小ピットの状態は、走査型電子顕微鏡を用いて下記に示す条件で観察し、下記に示す基準で評価した。
(観察条件)
観察部位: 各試料5個所
観察視野面積:5cm×6cm(拡大倍率:500倍)
(評価基準)
◎:40個を超える微小ピットの形成が認められる。
○:20〜40個の微小ピットの形成が認められる。
△:10〜20個の微小ピットの形成が認められる。
×:10個未満の微小ピットの形成が認められる。
【0038】
[電池特性の評価]
(電池ケースの作成)
表1および表2に示す試料をブランク径:58mmの円板に打ち抜き、10段の絞り加工及び曲げ曲げ戻し加工(DTR加工)により、外径:13.8 mm、ケース壁厚さ:0.20mm、高さ 45mmのLR−6型電池用のケースに成形加工した。次いで黒鉛80重量部とエポキシ樹脂20重量部をメチルエチルケトンで希釈し、電池ケース内面にスプレーし、150℃で15分乾燥し、導電性皮膜を形成させた。黒鉛の付着量は乾燥後の缶の重量とスプレー塗装前の缶の重量の差を測定し、約20mg/缶とした。
【0039】
(電池の作成)
上記のようにして作成した電池ケースを用い、以下に示すようにしてアルカリマンガン電池を作成した。
まず、二酸化マンガンと黒鉛を10:1の割合で採取し、これに濃度8モルの水酸化カリウムを添加混合して正極合剤を作成した。次いでこの正極合剤を金型中で加圧プレスして、所定寸法のドーナッツ形状の正極合剤ペレットを作成し、内面に導電性皮膜を形成させた電池ケース内に加圧挿入した。次に、負極集電棒をスポット溶接した負極板を電池ケースに装着した。
次いでビニロン製不織布からなるセパレータを電池ケースに圧着したペレットの内周に沿って挿入し、亜鉛粒と酸化亜鉛を飽和させた水酸化カリウムからなる負極ゲルを電池ケース内に挿入した。さらに、負極板に絶縁体のガスケットを装着し、これを電池ケース内に装着した後、かしめ加工して図3に示すアルカリマンガン電池とした。
【0040】
(内部抵抗の測定)
上記のようにして作成した電池の特性は、内部抵抗を測定して評価した。電池作成後、20℃で1時間放置し、次いで60℃で20日間保存経時した後、正極と負極の間に交流ミリオームテスターを接続し、交流インピーダンス法(周波数:1kHz)を用いて内部抵抗値(mΩ)を測定した。
また、上記の期間経時後、電池に電流計を接続して閉回路を設け、電池の電流値(短絡電流)を測定した。
さらに、上記の期間経時後、電池に2Ωの抵抗を接続して閉回路を作成し、電圧が 0.9Vに達するまでの時間(連続放電時間)を測定した。測定結果は試料番号23(比較例)の測定値を100とした場合の指数で表示した。本発明品は全て128以上の値を示し、優れた特性を有していることが分かる。これらの結果を表3に示す。
【0041】
【表1】
Figure 0003743744
【0042】
【表2】
Figure 0003743744
【0043】
【表3】
Figure 0003743744
【0044】
【発明の効果】
本発明の電池ケース用表面処理鋼板は、電池内面となる面に多数の微小ピットを有しており、電池ケース内面に導電性皮膜を形成させる際にアンカー効果が発揮され、かつめっき層にも黒鉛が含有されているために、この電池ケース用表面処理鋼板を電池ケースに成形加工し、電池を作成した場合に内部抵抗が小さく、優れた電池特性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼板表面が局部的に露出した、不連続なニッケルめっき層が形成された鋼板表面を示す倍率100倍の顕微鏡写真である。
【図2】(a)は、鋼板に不連続ニッケルめっきを施しためっき鋼板の模式断面図であり、(b)は、不連続ニッケルめっき鋼板に、さらに陽極電解を施し、微小ピットを形成させた鋼板の模式断面図である。
【図3】本発明の電池ケース用表面処理鋼板を成形加工した電池ケースを用いて作成したアルカリマンガン電池の概略断面図である。
【符号の説明】
1:ニッケルめっき層
2:鋼板露出部
3:鋼板
4:微小ピット
5:アルカリマンガン電池
6:電池ケース
7:正極合剤
8:負極集電棒
9:負極板
10:ガスケット
11:セパレータ
12:負極ゲル

Claims (13)

  1. 低炭素鋼板の少なくとも片面に不連続なニッケルめっき層を形成させた後、酸性溶液中で陽極電解し、露出鋼板部分を溶解することにより多数の微小ピットを生成させ、次いでその上層にニッケルめっきを施してニッケルめっき層を形成させ、さらにその上層に黒鉛分散ニッケルめっき層を形成させてなることを特徴とする電池ケース用表面処理鋼板。
  2. 低炭素鋼板の少なくとも片面に不連続なニッケルめっき層を形成させた後、酸性溶液中で陽極電解し、露出鋼板部分を溶解することにより多数の微小ピットを生成させ、次いでその上層に黒鉛分散ニッケルめっき層を形成させてなることを特徴とする電池ケース用表面処理鋼板。
  3. 前記黒鉛分散ニッケルめっき層中の黒鉛含有率が0.1〜25%である請求項1または2に記載の電池ケース用表面処理鋼板。
  4. 前記不連続なニッケルめっき層の下層に拡散層が形成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の電池ケース用表面処理鋼板。
  5. 低炭素鋼板の少なくとも片面に、不連続ニッケルめっきを施し、次いでpH2〜5の酸性溶液中で陽極電解し露出鋼板部分を溶解して多数の微小ピットを生成させた後、ニッケルめっきを施し、次いで黒鉛分散ニッケルめっきを施すことを特徴とする電池ケース用表面処理鋼板の製造方法。
  6. 低炭素鋼板の少なくとも片面に、不連続ニッケルめっきを施し、次いでpH2〜5の酸性溶液中で陽極電解し露出鋼板部分を溶解して多数の微小ピットを生成させた後、黒鉛分散ニッケルめっきを施すことを特徴とする電池ケース用表面処理鋼板の製造方法。
  7. 低炭素鋼板の少なくとも片面に、不連続ニッケルめっきを施し、次いでpH2〜5の酸性溶液中で陽極電解し露出鋼板部分を溶解して多数の微小ピットを生成させた後、ニッケルめっきを施し、次いで非酸化雰囲気中で450〜700℃の温度範囲に加熱してニッケルと鉄を拡散させ、その後黒鉛分散ニッケルめっきを施すことを特徴とする電池ケース用表面処理鋼板の製造方法。
  8. 低炭素鋼板の少なくとも片面に、不連続ニッケルめっきを施し、次いでpH2〜5の酸性溶液中で陽極電解し露出鋼板部分を溶解して多数の微小ピットを生成させた後、非酸化雰囲気中で450〜700℃の温度範囲に加熱してニッケルと鉄を拡散させ、その後、黒鉛分散ニッケルめっきを施すことを特徴とする電池ケース用表面処理鋼板の製造方法。
  9. 前記不連続ニッケルめっきの付着量が0.05〜0.50g/mである、請求項5〜8のいずれかに記載の電池ケース用表面処理鋼板の製造方法。
  10. 前記ニッケルめっきの付着量が0g/mを超え36g/m未満であり、前記黒鉛分散ニッケルめっきの付着量がニッケルとして9〜45g/mであり、かつ前記ニッケルめっきと前記黒鉛分散ニッケルめっきの付着量の総和がニッケルとして9〜45g/mである、請求項5または7に記載の電池ケース用表面処理鋼板の製造方法。
  11. 前記黒鉛分散ニッケルめっきの付着量がニッケルとして9〜45g/mである、請求項6または8に記載の電池ケース用表面処理鋼板の製造方法。
  12. 請求項1〜4のいずれかに記載の電池ケース用表面処理鋼板を、前記多数の微小ピットを有する片面が内面側となるようにして、有底筒状に成形加工してなる電池ケース。
  13. 請求項12に記載の電池ケースを用いた電池。
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