JP3741876B2 - 弾性表面波アクチュエータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾性表面波アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から弾性表面波モータは、高速、高推力、高速応答な小型リニアモータとして期待され、優れた動作特性が実現されている。移動速度としては、1m/秒以上が実現しており、極めて大きな推力を発生できることが実験で示されている。この弾性表面波モータは、厚さ数mmでアクチュエータを実現することができ、薄型で推力が大きな高速応答が可能なモータである。
【0003】
これまでは、弾性表面波モータのステータ振動子に進行波を励振して、ステータ振動子上のスライダーを移動子として用いるモータが提案されてきた。例えば、本願発明者によって既に提案されている弾性表面波モータ(特願平9−304068号)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した弾性表面波モータは、小さなスライダーを移動するとともに、その移動距離がステータ振動子の寸法で決まってしまい、移動範囲の制限が大きいことと、様々なアクチュエータへの応用に制限があること、また、運動の自由度としては、平面内の一次元か二次元の運動に限られているなどの問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を除去し、弾性表面波素子を有する駆動素子により制限をなくして、しかも、より大型の被駆動体をも移動させることができる弾性表面波アクチュエータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕弾性表面波アクチュエータにおいて、エネルギー補填用櫛型電極と、このエネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極と摩擦駆動面とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する駆動素子と、前記摩擦駆動面が接触するともに、前記駆動素子により駆動される被駆動体と、前記駆動素子と前記被駆動体間に圧力を付与する手段とを具備するようにしたものである。
【0007】
〔2〕上記〔1〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記駆動素子は一軸方向への進行波を生成するようにしたものである。
【0008】
〔3〕上記〔1〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記駆動素子は二軸方向への進行波を生成するようにしたものである。
【0009】
〔4〕上記〔1〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記駆動素子は平行した二軸方向への進行波を生成するようにしたものである。
【0010】
〕上記〔〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記摩擦駆動面は複数の突起群からなるようにしたものである。
【0011】
〕上記〔1〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記駆動素子は、前記被駆動体への接触面に前記摩擦駆動面を介してエネルギー補填用櫛型電極と振動を電力に変換する一方向性電極とを具備するようにしたものである。
【0012】
〕弾性表面波アクチュエータにおいて、V溝の側面に配置されるとともに、エネルギー補填用櫛型電極と、このエネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極と摩擦駆動面とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する駆動素子と、前記摩擦駆動面が接触するともに、前記V溝に嵌合するV突起を有する被駆動体と、前記駆動素子と前記被駆動体間に圧力を付与する手段とを具備するようにしたものである。
【0013】
〕弾性表面波アクチュエータにおいて、エネルギー補填用櫛型電極と、このエネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第1の駆動素子と、エネルギー補填用櫛型電極と、このエネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第2の駆動素子と、前記第1の駆動素子と第2の駆動素子間に挟まれるように配置される被駆動軸と、前記第1の駆動素子と第2の駆動素子と前記被駆動軸間に圧力を付与する手段とを具備するようにしたものである。
【0014】
〕上記〔〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを2組配置し、#状に構成するようにしたものである。
【0015】
10〕上記〔〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを3組以上配置するようにしたものである。
【0016】
11〕弾性表面波アクチュエータにおいて、エネルギー補填用櫛型電極と、このエネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により、振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第1の駆動素子と、エネルギー補填用櫛型電極と、このエネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第2の駆動素子と、前記第1の駆動素子と第2の駆動素子間に挟まれるように配置される被駆動円筒状体と、前記第1の駆動素子と第2の駆動素子と前記被駆動円筒状体間に圧力を付与する手段とを具備するようにしたものである。
【0017】
12〕上記〔11〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを前記被駆動円筒状体の周面に配置するようにしたものである。
【0018】
13〕上記〔11〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを前記被駆動円筒状体の上部面と下部面に配置するようにしたものである。
【0019】
14〕上記〔11〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記被駆動円筒状体の周面に山形テーパを形成し、この山形テーパに対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを配置するようにしたものである。
【0020】
15〕上記〔11〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記被駆動円筒状体の中央部に出力軸を備えるようにしたものである。
【0021】
16〕弾性表面波アクチュエータにおいて、エネルギー補填用櫛型電極と、このエネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第1の駆動素子と、エネルギー補填用櫛型電極と、このエネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第2の駆動素子と、前記第1の駆動素子と第2の駆動素子により駆動される被駆動球状体と、前記第1の駆動素子と第2の駆動素子と前記被駆動球状体間に圧力を付与する手段とを具備するようにしたものである。
【0022】
17〕上記〔16〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記被駆動球状体に出力軸を備えるようにしたものである。
【0023】
18〕上記〔17〕記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記第1の駆動素子と第2の駆動素子にはX軸及びY軸方向の進行波が生成され、前記被駆動球状体の出力軸を揺動又は回転可能に構成してなるようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら詳細に説明する。
【0025】
図1は本発明の第1実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図、図2はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図であり、図2(a)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の平面図、図2(b)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の正面図、図2(c)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の側面図、図3はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電源側の構成図であり、図3(a)はその平面図、図3(b)はその電極接続状態を示す斜視図である。
【0026】
図3に示すように、駆動素子の電源側1の内側には外部電源であるEO sinωt,EO cosωtが接続されるエネルギー補填用櫛型電極(IDT)3,4が配置され、その外側には外部電源に接続されない電気・機械変換を行う一方向性電極(IDT)5,7:6,8が配置される。ここで、この一方向性電極には変換素子としての櫛型電極(IDT)5,6とそれらの外側に配置される反射電極7,8を含んでいる。
【0027】
一方、図2に示すように、駆動素子21の中央部に摩擦駆動面23が形成され、その外側には、前記した駆動素子の電源側1の一方向性電極の櫛型電極(IDT)5,6に一方向性電極の櫛型電極(IDT)24,25が接続される。つまり、一方向性電極の櫛型電極(IDT)5,6の電線9,10と一方向性電極の櫛型電極(IDT)24,25の電線28,29で接続される。また、最も外側には一方向性電極の反射電極26,27が配置されている。
【0028】
なお、図1において、30は平面が形成される被駆動体である。ここで、駆動素子21の摩擦駆動面23は、スパッタ等を用いて絶縁膜もしくは金属膜などを着け、図2(b)に示すように、摩擦駆動面23が一方向性電極(IDT)24,26:25,27よりも高くなるようにする。
【0029】
このように構成することにより、駆動素子21を圧力付与手段(バネ)により被駆動体30に押し付けた時、被駆動体30に、一方向性電極(IDT)24,26:25,27は接触せずに、摩擦駆動部23のみがその平面と接することになり、図1に示すように、弾性表面波アクチュエータとしての動作を実現することができる。
【0030】
なお、この実施例では、駆動素子の電源側1と駆動素子21は別体となっており、例えば、駆動素子の電源側1は駆動素子21とは別の位置に固定するようにしているが、駆動素子21の上に電源側1を搭載して一体化するようにしてもよい。その場合には、表面側に設けられる電源側1の主要部分を避けた周辺部分をバネなどにより押さえて、駆動素子21を介して被駆動体30に対して圧力を付与するようにする。
【0031】
上記した弾性表面波アクチュエータは、厚さ1〜2mm程度以下、幅数mm〜数cm程度の寸法で実現することができ、小型のリニアアクチュエータを提供することができる。
【0032】
次に、本発明の第2実施例について説明する。
【0033】
図4は本発明の第2実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図、図5はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図であり、図5(a)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の正面図、図5(b)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の平面図、図5(c)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の側面図、図5(d)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の裏面図である。
【0034】
この実施例では、駆動素子101の表面側の内側には、外部電源であるEO sinωt,EO cosωtが接続されるエネルギー補填用櫛型電極(IDT)103,104が配置され、その外側に、外部電源に接続されない一方向性電極(IDT)105,107:106,108が配置されてる。つまり、一方向性電極として、櫛型電極(IDT)105,106と、それらの外側に接続される反射電極107,108が配置されている。
【0035】
一方、駆動素子101の裏面側の中央部には摩擦駆動面109が形成され、その外側に前記した駆動素子101の表面に搭載された一方向性電極の櫛型電極(IDT)105,106にスルホール114,115,116,117を介して接続される一方向性電極の櫛型電極(IDT)110,111が配置され、最も外側に一方向性電極の反射電極112,113が配置されている。なお、図4において、121は平板状の被駆動体である。
【0036】
このように構成したので、被駆動体121を制限無く広範囲に駆動させることができる。また、被駆動体121を長尺にすることにより、被駆動体121を長い距離駆動させることができる。
【0037】
図6は本発明の弾性表面波アクチュエータの駆動素子の摩擦駆動面の変形例を示す図である。
【0038】
例えば、第2実施例に示す摩擦駆動面109を、この実施例では複数の突起109Aを有する表面形状とすることにより、効率よく大きな摩擦力を取り出すことができる。摩擦駆動部109の全体の面積を5mm角とすると、10N程度の力を取り出すことができ、無負荷時の速度は1m/sec以上となる。移動可能な範囲は、用意できる平坦なガイド面の長さで決まる。
【0039】
なお、上記した突起は駆動素子側に付いている実施例について説明したが、これとは反対に駆動素子面を平らにして、被駆動体側の表面に突起を形成するようにしてもよい。
【0040】
従来は弾性表面波の基板の大きさ(最大で10cm)の半分程度の移動距離しかとれなかったが、本発明によれば、数10cmの移動が可能となる。この方法では、弾性表面波素子が駆動素子となることができるだけでなく、駆動素子を固定することにより、長尺の被駆動体上を移動することが可能であり、移動距離の制約が取り除かれる。
【0041】
次に、本発明の第3実施例について説明する。
【0042】
図7は本発明の第3実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図、図8はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図であり、図8(a)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の正面図、図8(b)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の表面図、図8(c)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の側面図、図8(d)はその弾性表面波アクチュエータの裏面図、図9はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電源側の構成図である。これらの図において、第1実施例と同じ部分については、同じ番号を付してそれらの説明は省略する。
【0043】
図9に示すように、駆動素子の電源側11の内側には外部電源であるEO sinωt,EO cosωtが接続されるエネルギー補填用櫛型電極(IDT)3,4が配置され、その外側には外部電源に接続されない電気・機械変換を行う一方向性電極(IDT)5,7:6,8が配置されている。ここで、この一方向性電極には変換素子としての櫛型電極(IDT)5,6とそれらの外側に配置される反射電極7,8を含んでいる。
【0044】
一方,スライド側は、図8に示すように、201は駆動素子、202は摩擦駆動面、203,204は前記した一方向性電極の櫛型電極(IDT)5,6に電線9,10,28,29によって接続される一方向性電極の櫛型電極である。またその外側には一方向性電極の反射電極205,206が配置されている。
【0045】
また、これとは直角方向に、前記した一方向性電極の櫛型電極(IDT)5,6が電線などによって接続される一方向性電極の櫛型電極(IDT)207,208が、その外側には一方向性電極の反射電極209,210が配置されている。
【0046】
このように、駆動素子の裏面にはXとYの2方向への一方向性電極が配置されるので、図7に示すように、被駆動体をXとYの2方向へ移動させることができる弾性表面波アクチュエータが実現される。なお、図7において、211は平板状の被駆動体である。
【0047】
次に、本発明の第4実施例について説明する。
【0048】
図10は本発明の第4実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図、図11はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図であり、図11(a)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の正面図、図11(b)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の表面図、図11(c)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の側面図、図11(d)はその弾性表面波アクチュエータの駆動素子の裏面図である。
【0049】
図11において、301は駆動素子、302,303,304,305は摩擦駆動面、306,307,310,311,314,315,318,319は一方向性電極の櫛型電極(IDT)、308,309,312,313,316,317,320,321は一方向性電極の反射電極である。
【0050】
上記した一方向性電極の櫛型電極には、図示しないが、図9と同様の駆動素子が設けられ、各一方向性電極の櫛型電極(IDT)306,307:310,311:314,315:318,319に電線等により接続される。
【0051】
そこで、例えば、一方向性電極の櫛型電極(IDT)306,307と310,311間に互いに逆方向の進行波を発生させると、予圧が付与された駆動素子301の中心点を中心にして、被駆動体331に回転トルクが生じて被駆動体331を回転させることができる。
【0052】
このように、一方向電極である櫛型電極を4組〔(306,307)、(310,311)、(314,315)、(318,319)〕として、隣合う組(A−A′、B−B′:C−C′、D−D′)で逆向きの進行波を励振することで被駆動体321を回転させることもできる。
【0053】
次に、本発明の第5実施例について説明する。
【0054】
図12は本発明の第5実施例を示す弾性表面波アクチュエータの斜視図である。
【0055】
この図に示すように、この実施例においては、固定側に第3実施例(図8)で示した、摩擦駆動面202、x方向に配置される一方向性電極の櫛型電極(IDT)203,204、一方向性電極の反射電極205,206と、y方向に配置される一方向性電極の櫛型電極(IDT)207,208、一方向性電極の反射電極209,210等とを備えた駆動素子201を4つ使用する。
【0056】
これらの4つの駆動素子201上にセットされる小さなテーブル250の4つの足のところの駆動素子201を別々にあるいは協調的に駆動することにより、小さなテーブル250をx軸方向、y軸方向、回転(θ)方向に駆動することができ、x,y,θテーブルを得ることができる。
【0057】
次に、本発明の第6実施例について説明する。
【0058】
図13は本発明の第6実施例を示す弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図であり、図13(a)はその弾性表面波素子の正面図、図13(b)はその弾性表面波素子の表面図、図13(c)はその弾性表面波素子の側面図、図14はその駆動素子の要部拡大表面図、図15は本発明の第6実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図である。
【0059】
これらの図において、401は駆動素子(弾性表面波素子)、402,403,404は外部電源であるEO sinωtが接続されるエネルギー補填用櫛型電極(IDT)、405,406,407は外部電源であるEO cosωtが接続されるエネルギー補填用櫛型電極(IDT)、408,409は外部電源に接続されない一方向性電極の櫛型電極、410,411は一方向性電極の反射電極、412はエネルギー補填用櫛型電極(IDT)402〜407上に形成される摩擦駆動面である。
【0060】
圧電材料のコストの問題から、弾性表面波素子はなるべく小さくすることが重要である。また、アクチュエータの応答性を高める必要から、弾性波の伝搬路は短くする必要がある。
【0061】
以上の要求から、摩擦駆動面412とエネルギー補填用櫛型電極(IDT)402〜407を同じ領域上に形成することは、極めて効果的である。
【0062】
このように構成することにより、図15に示すように、被駆動体415上に予圧により接触するコンパクトな弾性表面波素子を有する駆動素子を提供することができる。
【0063】
特に、レイリー波の励振を短い時間で定常状態の振動振幅に持っていくには、伝搬経路を短くして、駆動電極が分布した構造が有利である。そのため駆動電極は、図1〜図11に示したように、2相の駆動電極(励振電極)が分かれているのではなく、一体となった構成として摩擦駆動部の下部に分布していることが好ましい。
【0064】
このように構成することにより、振動励振が早くなり、弾性表面波アクチュエータの過渡応答特性も改善することができる。
【0065】
次に、本発明の第7実施例について説明する。
【0066】
図16は本発明の第7実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図、図17はその要部断面図である。
【0067】
これらの図に示すように、ステータ501にはV溝502が形成されており、一方、被駆動体504には、上記したV溝502に嵌まるように形成されたV突起505が形成されている。そして、V突起505には第6実施例で示された進行波を生成する弾性表面波素子を有する駆動素子503をステータ501に固定して、被駆動体504をV溝502に沿って駆動させるようにしている。
【0068】
このように構成したので、被駆動体504に働く重力Nと、ステータ501に働く予圧N′の関係は、図18に示すようになる。つまり、Nが小さくても、θを小さくすることで予圧N′=N/2sinθを大きくすることができる。予圧N′を大きくすることで、アクチュエータの推力を大きくとることができる。
【0069】
次に、本発明の第8実施例について説明する。
【0070】
図19は本発明の第8実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(その1)の断面図、図20は本発明の第8実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(その2)の断面図、図21は本発明の第8実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(その3)の断面図である。
【0071】
まず、図19に示すように、弾性表面波素子(駆動素子)401(図13参照)を被駆動軸711を挟むように配置し、弾性表面波素子401と被駆動軸711間には予め圧力が付加されるように構成する。
【0072】
そこで、駆動素子401をそれぞれ駆動することにより、被駆動軸711を回転させたり、並進させることができる。すなわち、各駆動素子401に生成される進行波の方向を同じ向きにする。つまり、被駆動軸711に働く駆動力を両方の駆動素子401で同じ向きとすると被駆動軸711は並進運動し、被駆動軸711に働く駆動力を両方の駆動素子401で逆向きにすると、被駆動軸711に回転運動を行わせることができる。
【0073】
また、図20に示すように、更に90°回転させるように、もう1組の弾性表面波素子(駆動素子)431を#状に付加するように構成することができる。その場合には、被駆動軸721に対する駆動力を大きくすることができる。
【0074】
更に、図21に示すように、図20に示したものに、更に45°回転させるように、1組の弾性表面波素子(駆動素子)451を付加するように構成することができる。
【0075】
この場合には、更に、被駆動軸731に対する駆動力を向上させることができる。
【0076】
次に、本発明の第9実施例について説明する。
【0077】
図22は本発明の第9実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(回転型モータその1)を示す斜視図、図23は本発明の第9実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(回転型モータその2)を示す斜視図、図24は本発明の第9実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(回転型モータその3)を示す断面図である。
【0078】
まず、図22に示すように、回転円筒状体801の外周面801Aに予圧が付与された固定側の弾性表面波素子を有する駆動素子401(図13参照)を回転円筒状体801の外周面801Aに押し付けることにより、駆動素子401の進行波により、回転円筒状体801を駆動することができる。なお、802は回転円筒状体801の中央部に設けられる被駆動軸である。
【0079】
また、図23に示すように、回転円筒状体801の上部面801Bと回転円筒状体801の下部面801Cにそれぞれ予圧が付与された固定側の弾性表面波素子を有する駆動素子401(図13参照)を配置し、駆動素子401の進行波により、回転円筒状体801の回転を起こせる。この例でも、被駆動軸802が設けられる。
【0080】
更に、図24に示すように、回転円筒状体801の外周面には山型のテーパ面803を形成し、その山型のテーパ面803に駆動素子401(図13参照)A、401(図13参照)Bを介して予圧を付加して配置する。この例でも、被駆動軸802が設けられる。すると、駆動素子401A、401Bの進行波により、回転円筒状体801は回転を生じる。
【0081】
また、この第9実施例においては、適宜、駆動素子の数を増加させることにより、回転駆動力を向上させることができる。
【0082】
更に、この実施例の構成では、軸受を兼ねることが可能である。
【0083】
次に、本発明の第10実施例について説明する。
【0084】
図25は本発明の第10実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図であり、この実施例では、3軸の運動を実現することができる。
【0085】
この図に示すように、被駆動球状体901の球面901Aに弾性表面波素子からなる駆動素子201A,201B(図8参照)を介して予圧を付して、固定側に配置している。
【0086】
そこで、駆動素子201A,201BはX又はY方向に進行波を発生させることができるので、それらの進行波の方向を選択することにより、被駆動球状体901から延びる被駆動軸902を揺動したり、回転させるように構成することができる。
【0087】
したがって、この実施例によれば、3軸周りの回転が可能なアクチュエータを構成することができる。特に、互いの回転軸が干渉しない(動きを妨げない)ため、効率の良い被駆動軸の動作を実現することができる。
【0088】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0089】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0090】
(A)弾性表面波素子を有する駆動素子により被駆動体を円滑に、かつ制限をなくして、しかも、より大型の被駆動体をも駆動させることができる。
【0091】
(B)振動励振が早くなり、弾性表面波アクチュエータの過渡応答特性も改善することができる。
【0092】
(C)摩擦駆動面とエネルギー補填用櫛型電極を一緒に形成することにより、コンパクトな駆動素子を提供することができる。
【0093】
(D)ステータにV溝、被駆動体にV突起を設けて、互いに嵌合させ、そのV突起又はV溝に弾性表面波素子を設けるようにしたので、被駆動体に働く重力Nが小さくても、V溝の形成角度θを小さくすることで予圧を大きくすることができる。また、予圧を大きくすることで、アクチュエータの推力を大きくとることができる。
【0094】
(E)被駆動軸に作用する駆動素子の進行波により、被駆動軸の並進又は回転駆動を行わせることができる。
【0095】
(F)被駆動円筒状体に作用する駆動素子の進行波により、被駆動円筒状体の回転駆動を行わせることができる。
【0096】
(G)3軸周りの回転が可能なアクチュエータを構成することができる。特に、互いの回転軸が干渉しない(動きを妨げない)ため、効率の良い被駆動軸の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図である。
【図2】 本発明の第1実施例を示す弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図である。
【図3】 本発明の第1実施例を示す弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電源側の構成図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図である。
【図5】 本発明の第2実施例を示す弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図である。
【図6】 本発明の弾性表面波アクチュエータの駆動素子の摩擦駆動面の変形例を示す図である。
【図7】 本発明の第3実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図である。
【図8】 本発明の第3実施例を示す弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図である。
【図9】 本発明の第3実施例を示す弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電源側の構成図である。
【図10】 本発明の第4実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図である。
【図11】 本発明の第4実施例を示す弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図である。
【図12】 本発明の第5実施例を示す弾性表面波アクチュエータの斜視図である。
【図13】 本発明の第6実施例を示す弾性表面波アクチュエータの駆動素子の電極構造を示す図である。
【図14】 本発明の第6実施例を示す弾性表面波アクチュエータの駆動素子の要部拡大表面図である。
【図15】 本発明の第6実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図である。
【図16】 本発明の第7実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図である。
【図17】 本発明の第7実施例を示す弾性表面波アクチュエータの要部断面図である。
【図18】 本発明の第7実施例を示す弾性表面波アクチュエータのV溝による予圧の説明図である。
【図19】 本発明の第8実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(その1)の断面図である。
【図20】 本発明の第8実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(その2)の断面図である。
【図21】 本発明の第8実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(その3)の断面図である。
【図22】 本発明の第9実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(回転型モータその1)を示す斜視図である。
【図23】 本発明の第9実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(回転型モータその2)を示す斜視図である。
【図24】 本発明の第9実施例を示す弾性表面波アクチュエータ(回転型モータその3)を示す断面図である。
【図25】 本発明の第10実施例を示す弾性表面波アクチュエータの模式図である。
【符号の説明】
1,11 駆動素子の電源側
3,4,103,104,402,403,404,405,406,407 エネルギー補填用櫛型電極(IDT)
(5,7),(6,8),(24,26),(25,27),(105,107),(106,108) 一方向性電極(IDT)
5,6,24,25,105,106,110,111,203,204,207,208,306,307,310,311,314,315,318,319,408,409 一方向性電極の櫛型電極(IDT)
7,8,26,27,107,108,112,113,205,206,209,210,308,309,312,313,316,317,320,321,410,411 一方向性電極の反射電極
9,10,28,29 電線
21,101,201,201A,201B,301,401,401A,401B,431,451,503 駆動素子
23,109,202,302,303,304,305,412 摩擦駆動面
30,331,415,504 被駆動体
109A 複数の突起
114,115,116,117 スルホール
121,211 平板状の被駆動体
250 小さなテーブル
501 ステータ
502 V溝
505 V突起
711,721,731,802,902 被駆動軸
801 回転円筒状体
801A 回転円筒状体の外周面
801B 回転円筒状体の上部面
801C 回転円筒状体の下部面
803 山型のテーパ面
901 被駆動球状体
901A 被駆動球状体の球面

Claims (18)

  1. (a)エネルギー補填用櫛型電極と、該エネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極と摩擦駆動面とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する駆動素子と、
    (b)前記摩擦駆動面が接触するともに、前記駆動素子により駆動される被駆動体と、
    (c)前記駆動素子と前記被駆動体間に圧力を付与する手段とを具備することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記駆動素子は一軸方向への進行波を生成することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  3. 請求項1記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記駆動素子は二軸方向への進行波を生成することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  4. 請求項1記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記駆動素子は平行した二軸方向への進行波を生成することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  5. 請求項記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記摩擦駆動面は複数の突起群からなることを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  6. 請求項1記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記駆動素子は、前記被駆動体への接触面に前記摩擦駆動面を介してエネルギー補填用櫛型電極と振動を電力に変換する一方向性電極とを具備することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  7. (a)V溝の側面に配置されるとともに、エネルギー補填用櫛型電極と、該エネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極と摩擦駆動面とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する駆動素子と、
    (b)前記摩擦駆動面が接触するともに、前記V溝に嵌合するV突起を有する被駆動体と、
    (c)前記駆動素子と前記被駆動体間に圧力を付与する手段とを具備することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  8. (a)エネルギー補填用櫛型電極と、該エネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第1の駆動素子と、
    (b)エネルギー補填用櫛型電極と、該エネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第2の駆動素子と、
    (c)前記第1の駆動素子と第2の駆動素子間に挟まれるように配置される被駆動軸と、
    (d)前記第1の駆動素子と第2の駆動素子と前記被駆動軸間に圧力を付与する手段とを具備することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  9. 請求項記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを2組配置し、#状に構成することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  10. 請求項記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを3組以上配置することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  11. (a)エネルギー補填用櫛型電極と、該エネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第1の駆動素子と、
    (b)エネルギー補填用櫛型電極と、該エネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第2の駆動素子と、
    (c)前記第1の駆動素子と第2の駆動素子間に挟まれるように配置される被駆動円筒状体と、
    (d)前記第1の駆動素子と第2の駆動素子と前記被駆動円筒状体間に圧力を付与する手段とを具備することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  12. 請求項11記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを前記被駆動円筒状体の周面に配置することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  13. 請求項11記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを前記被駆動円筒状体の上部面と下部面に配置することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  14. 請求項11記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記被駆動円筒状体の周面に山形テーパを形成し、該山形テーパに対になる第1の駆動素子と第2の駆動素子とを配置することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  15. 請求項11記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記被駆動円筒状体の中央部に出力軸を備えることを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  16. (a)エネルギー補填用櫛型電極と、該エネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第1の駆動素子と、
    (b)エネルギー補填用櫛型電極と、該エネルギー補填用櫛型電極からのエネルギー供給により振動を電力に変換する一方向性電極とを備え、弾性表面波を励振して駆動する弾性表面波素子を有する第2の駆動素子と、
    (c)前記第1の駆動素子と第2の駆動素子により駆動される被駆動球状体と、
    (d)前記第1の駆動素子と第2の駆動素子と前記被駆動球状体間に圧力を付与する手段とを具備することを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  17. 請求項16記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記被駆動球状体に出力軸を備えることを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
  18. 請求項17記載の弾性表面波アクチュエータにおいて、前記第1の駆動素子と第2の駆動素子にはX軸及びY軸方向の進行波が生成され、前記被駆動球状体の出力軸を揺動又は回転可能に構成してなることを特徴とする弾性表面波アクチュエータ。
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