JP3741579B2 - 洗浄路付き配管用接続装置および当該接続装置を利用した開閉弁装置 - Google Patents

洗浄路付き配管用接続装置および当該接続装置を利用した開閉弁装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体圧力が作用する際に離脱しないように機械的機構により保持している状態において封止部(シール部)内を洗浄できるようにした洗浄路付き配管用接続装置および当該接続装置を利用した開閉弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の封止部(シール部)内を洗浄可能とした洗浄路付きの配管用接続装置としては、例えば特公平8−11994号等によって次のような形式のものが開示されている。すなわち、雄管と雌管とを結合させる配管継手であって、雄管の先端に近い方に第1シール手段を、その後方に第2シール手段を設け、さらに雄管を雌管に完全に嵌挿した時に機能する溝部と当該溝部に出入するロック用ボールと押さえ用スリーブと戻し用バネ等により構成された両者の第1段固定手段および、雄管を若干抜き出した状態の時に機能する溝部と当該溝部に出入するロック用ボールと押さえ用スリーブと戻し用バネ等により構成された両者の第2段固定手段をそれぞれ設け、第1段固定手段に対して第1シール手段が働き、第2段固定手段により固持する時に前方の第1シール手段が開放されて第2シール手段が働くように構成され、且つ第1シール手段が完全開放の状態から完全閉止の状態に変わる途中または逆に完全閉止の状態から完全開放の状態に変わる途中において、処理液の流路と洗浄液の流路とが連通(開放)の状態を呈するように構成されている形式。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術において述べた従来形式は、第1段固定手段および第2段固定手段が、両者ともに、溝部と当該溝部に出入するロック用ボールと押さえ用スリーブと戻し用バネ等により構成され、そして、残存物による汚染、腐敗物の混入等が生じないように比較的頻繁に分解・洗浄される食品・飲料加工装置の配管に多く使用されている。
【0004】
しかし乍ら、上記従来形式の洗浄路付き配管用接続装置は、溝部と当該溝部に出入するロック用ボールと押さえ用スリーブと戻し用バネ等により構成された第1段固定手段および第2段固定手段を有していて、このために、分解・再組立し易いこと、当該分解・再組立に対して耐久性が高いこと、作動の確実性・信頼性が高いこと、等の要望に充分に応え切れているとは言えないところがあり、また第1シール手段が完全開放の状態から完全閉止の状態に変わる途中または逆に完全閉止の状態から完全開放の状態に変わる途中において、処理液の流路と洗浄液の流路とが連通(開放)の状態を呈してしまうような構成であるので、当該連通(開放)状態中に過少ではあるが洗浄液が処理液の流路側にまたは処理液が洗浄液の流路側に流出して混合してしまうという問題があり、これを回避するために処理液の方を洗浄液よりも高圧とする液圧コントロールが必要であり、この液圧コントロール用の装置が必要にあり、またこの液圧コントロールの際には通常、洗浄液が処理液の方に混入しないようにするが、このためには処理液を洗浄液の流路側に強制的に無駄を承知で比較的多量に廃棄する必要があった等の不都合があった。
【0005】
本考案は、上記現状に鑑み、上記要求に尚一層より充分に応えることのできるようにする工夫、上記不都合を解消する工夫およびその他の優れた工夫を施した新規の配管用接続装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係る洗浄路点き配管用接続装置は、A側配管1a、41aのA側接続口2、42およびB側配管1b、41bのB側接続口3、43に設けたこれ等両口を気密の継ぎ状態とする継ぎ用弁体部13、53および継ぎ用弁座部14、54と、A側接続口2、42に摺動可能の状態且つ抜出不能の状態且つ気密の状態として設けた雌側管状部11、51と、当該雌側管状部11、51に気密な状態の挿入および抜出の自在な状態としてB側接続口3、43部に設けた雄側管状部12、52と、雌・雄側管状部11、51、12、52の挿入状態時において当該雄側管状部12、52を継ぎ用弁座部14、54が着座の位置に存する状態として保持するための保持装置18、58と、保持装置18,58が保持の状態にあるときに継ぎ用弁体部13、53を着座した位置または離座した位置とする往復動装置と、当該往復動装置によって継ぎ用弁体部13,53が着座の状態にある時に継ぎ用弁体部13,53と継ぎ用弁座部14,54間の外周にスチームや無菌エアー等シール料をまた継ぎ用弁体部13、53が離座の状態にある時に継ぎ用弁体部13,53と継ぎ用弁座部14,54間に温水や洗剤等洗浄料を供給・排出するために設けた供給口22、62・排出口23、63と、を備えたものであり、
【0007】
また、洗浄路付き配管用接続装置を利用した開閉弁装置は、A側配管1a、41aのA側接続口2、42およびB側配管1b、41bのB側接続口3、43に設けた各口を開閉するA側弁体6、46およびB側弁体7、47と、A側接続口2、42およびB側接続口3、43の口縁部に設けたこれ等両口を気密の継ぎ状態とする継ぎ用弁体部13、53および継ぎ用弁座部14、54と、A側接続口2、42に摺動可能の状態且つ抜出不能の状態且つ気密の状態として設けた雌側管状部11、51と、雌・雄側管状部11、51、12、52の挿入状態時において当該雄側管状部12、52を継ぎ用弁座部14、54が着座の位置に存する状態として保持するための保持装置18、58と、保持装置18,58が保持の状態にあるときに継ぎ用弁体部13、53を着座した位置または離座した位置とする往復動装置と、当該往復動装置によって継ぎ用弁体部13,53が着座の状態にある時に継ぎ用弁体部13,53と継ぎ用弁座部14,54間の外周にスチームや無菌エアー等シール料をまた継ぎ用弁体部13、53が離座の状態にある時に継ぎ用弁体部13,53と継ぎ用弁座部14,54間およびA側弁体6、46とB側弁体7、47間に温水や洗剤等洗浄料を供給・排出するために設けた供給口22、62・排出口23、63と、を備えたものである。
【0008】
【実施例】
図1〜図3に示す本発明の第1実施例は、A側配管1aのA側接続口2およびB側配管1bのB側接続口3の口縁にA側弁座4およびB側弁座5を設けると共にA側接続口2およびB側接続口3内にA側弁座4およびB側弁座5へ各々着座・離座するA側弁体6およびB側弁体7を装入し、これ等A側弁体6、B側弁体7の弁棒8、9を外に貫出してこれ等各弁棒8、9の貫出部にA側弁体6、B側弁体7の開閉用として機能するエアシリンダ、手動シリンダ等往復装置(図示せず)を連結する。
【0009】
更に、A側接続口2の外周に摺動可能とし且つ当該摺動部を気密の状態として雌側管状部11を連結し、またB側接続口3の外周に雄側管状部12を一体に設けて、これ等雌側管状部11、雄側管状部12を気密の状態で挿入・抜出自在とすると共にA側接続口2の口縁面とB側接続口3の口縁面に、雄側管状部12を雌側管状部11に挿入されたときに着座してA側接続口2とB側接続口3を気密な継ぎ状態とする継ぎ用弁体部13・継ぎ用弁座部14を設ける。
【0010】
また、雌側管状部11のまわりに雌・雄管状部11、12の挿入状態時において継ぎ用弁座部14が着座の位置から離座する位置までのストロークで動くピストン15が内蔵されたシリンダ16を設けると共に当該ピストン15によって雌側管状部11の周面に沿って軸方向に摺動する連結用管17を雌側管状部11のまわりに被着し、この連結用管17の先端部をA側接続口2に固定(一体化)する。
【0011】
更に、雌側管状部11および雄側管状部12の側傍に、これ等雌・雄側管状部11、12の挿入状態時に当該雄側管状部12を継ぎ用弁座部14が着座の位置にある状態として保持するための保持装置18を装備する。尚、この保持装置18は、エアシリンダ(図示せず)により作動する係合片19を雌側管状部11および雄側管状部12の上部に対設したスリット20および係合溝21に対して抜挿することによって行うようにしてある。
【0012】
また、雌側管状部11の壁面に上記継ぎ用弁座部14と継ぎ用弁体部13間に温水や洗剤等洗浄料もしくはスチームや無菌エアー等シール料を供給・排出する供給口22および排出口23を設けたものである。
【0013】
尚、上記A側配管1aは、伸縮シリンダ25、26を介して取付けられたスライド部材27に固定されていて、当該伸縮シリンダ25、26により昇降して雌側管状部11と雄側管状部12との嵌合・離脱をなすように構成され、またB側配管1bは配管架台(図示せず)に固定されている。
【0014】
また、図中において符号30、31はピストン15を作動させるためのエアの入口・出口、32はA側弁体6とA側弁座4間を封止する第1シールリング、33はB側弁体7とB側弁座5間を封止する第2シールリング、34は雄側管状部12と雌側管状部11間を封止する第3シールリング、35は雌側管状部11と継ぎ用弁座部14間を封止する第4シールリング、36は継ぎ用弁体部13と継ぎ用弁座部14間を封止する第5シールリングを示す。
【0015】
すなわち、上記第1実施例は、A側配管1aとB側配管1bを接続状態として処理液を流したり止めたりしたいときには、先ず、雌・雄側管状部11、12を嵌合の状態とし且つ保持装置18を保持の状態とし更にピストン15を上方に作動して継ぎ用弁体部13と継ぎ用弁座部14を着座状態としてから、A側弁体6およびB側弁体7の開閉操作をなすことにより可能となり、
【0016】
A側配管1aとB側配管1bの接続を切り離したいときには、A側弁体6およびB側弁体7を完全に閉じてから、保持装置18による保持の解消操作および雌・雄側管状部11、12の嵌合の解消操作をなすことにより可能となり、
【0017】
A側配管1aとB側配管1bの接続状態においてA側弁体6とB側弁体7の間すなわち接続面間(封止部(シール部)内)を洗浄したいときには、A側弁体6およびB側弁体7を完全に閉じた状態としてから、ピストン15を作動して継ぎ用弁座部14およびA側弁体6を下方に移動することにより継ぎ用弁座部14の離座状態およびA側弁体6とB側弁体7の離し状態を確保し、然るのち温水や洗剤等洗浄料を供給口22・排出口23を介して供給・排出することにより可能になり、また継ぎ用弁体部13が着座の状態にある時にシールしたい場合には継ぎ用弁体部13と継ぎ用弁座部14間の外周にスチームや無菌エアー等シール料を供給口22・排出口23を介して供給・排出することにより可能になるようにしたものである。
【0018】
図4〜図6に示す本発明の第2実施例は、A側配管41aのA側接続口42に同口用口金65を備え、このA側接続口用口金65およびB側配管41bのB側接続口43の口縁にA側弁座44およびB側弁座45を設けると共にA側接続口42およびB側接続口43内にA側弁座44およびB側弁座45へ各々着座・離座するA側弁体46およびB側弁体47を装入し、これ等A側弁体46、B側弁体47の弁棒48,49を外に貫出し、A側弁体46の弁棒48の貫出部に支軸66を支点として手動操作レバー67を、当該手動操作レバー67がA側弁体46を開・閉方向に作動する状態としておよびA側弁体46の開作動直前から継ぎ用弁体部53と継ぎ用弁座部54との継ぎ動作を確保する初動期をもつ状態として連結すると共にA側弁体46の弁棒48の中間部にA側接続口用口金65(継ぎ用弁座部54)を常時継ぎ用弁体部53に向って押圧するA側バネ装置68を装備し、またB側弁体47の弁棒49の外端部には同B側弁体47に対して常時閉方向の押圧力を賦与するB側バネ装置69を装備する。
【0019】
更に、A側接続口用口金65の外周に当該口金65が摺動可能となるようにして且つ当該摺動部を気密の状態を維持するようにして雌側管状部51を配してこれをA側配管41aの先端に連結し、またB側接続口43の外周に雄側管状部52を一体に設けて、これ等雌側管状部51、雄側管状部52を気密の状態で挿入・抜出自在とすると共にA側接続口42の口縁面とB側接続口43の口縁面に、雄側管状部52を雌側管状部51に挿入されたときに着座してA側接続口用口金65とB側接続口43を気密な継ぎ状態とする継ぎ用弁体部53・継ぎ用弁座部54を設ける。
【0020】
また、雌側管状部51側および雄側管状部52側に、これ等雌・雄側管状部51、52の挿入状態時に当該雄側管状部52を継ぎ用弁座部54が着座の位置にある状態として保持するための手動係止用クランプ式保持装置58を装備する。
【0021】
また、雌側管状部51の壁面に上記継ぎ用弁座部54と継ぎ用弁体部53間に温水や洗剤等洗浄料もしくはスチームや無菌エアー等シール料を供給・排出する供給口62および排出口63を設けたものである。
【0022】
また、図中において符号72はA側弁体46とA側弁座44間を封止する第1シールリング、73はB側弁体47とB側弁座45間を封止する第2シールリング、74はA側接続口用口金65と雌側管状部51間を封止する第3シールリング、75は雌側管状部51と雄側管状部52間を封止する第4シールリング、76は継ぎ用弁体部53と継ぎ用弁座部54間を封止する第5シールリングを示す。
【0023】
すなわち、上記第2実施例は、A側配管41aとB側配管41bを接続状態として処理液を流したり止めたりしたいときには、先ず、雌・雄側管状部51、52を嵌合の状態とし且つ保持装置58を保持の状態とし更に手動操作レバー67を操作して継ぎ用弁体部53と継ぎ用弁座部54を着座状態としてから、A側弁体46およびB側弁体47の開閉操作をなすことにより可能となり、
【0024】
A側配管41aとB側配管41bの接続を切り離したいときには、A側弁体46およびB側弁体47を完全に閉じてから、保持装置58による保持の解消操作および雌・雄側管状部51、52の嵌合の解消操作をなすことにより可能となり、
【0025】
A側配管41aとB側配管41bの接続状態においてA側弁体46とB側弁体47の間すなわち接続面間(封止部(シール部)内)を洗浄したいときには、A側弁体46およびB側弁体47を完全に閉じた状態としてから、手動操作レバー67を操作して継ぎ用弁座部54およびA側弁体46を下方に移動することによって継ぎ用弁体部53の離座状態およびA側弁体46とB側弁体47の離し状態を確保し、然るのち温水や洗剤等洗浄料を供給口62・排出口63を介して供給・排出することにより可能になり、また継ぎ用弁体部53が着座の状態にある時にシールしたい場合には継ぎ用弁体部53と継ぎ用弁座部54間の外周にスチームや無菌エアー等シール料を供給口62・排出口63を介して供給・排出することにより可能となるようにしたものである。
【0026】
すなわち、上記第2実施例に係る洗浄路付き配管用接続装置を利用した開閉弁装置は、A側配管41aと、B側配管41bとを有し、上記A側配管41aには、上記B側配管41bと接続しうる雌側管状部51が設けられ、上記雌側管状部51には、内方に形成されたA側接続口42と、上記A側接続口42に設けられた継ぎ用弁座部54とを有し、上記A側接続口42を開閉しうるA側弁体46が設けられ、上記B側配管41bには、上記雌側管状部51と接続しうる雄側管状部52が設けられ、上記雄側管状部52には、内方に形成されたB側接続口43と、上記B側接続口43に設けられた継ぎ用弁体部53とを有し、上記B側接続口43を開閉しうるB側弁体47が設けられ、上記雄側管状部52が上記雌側管状部51に挿入された状態において、上記継ぎ用弁体部53と上記継ぎ用弁座部54とが当接して着座状態を形成し、上記雄側管状部52が上記雌側管状部51に挿入された状態において、上記継ぎ用弁体部53と上記継ぎ用弁座部54とが離間して離座状態を形成し、上記着座状態の場合には、上記継ぎ用弁体部53と上記継ぎ用弁座部54の当接部位の外周に、スチームや無菌エアー等シール料を供給・排出すると共に、上記離座状態の場合には、上記継ぎ用弁体部53と上記継ぎ用弁座部54及び上記A側弁体46と上記B側弁体47に、温水や洗剤等洗浄料を供給・排出しうるように設けた供給口62・排出口63とを備えた洗浄路付き配管用接続装置を利用した開閉弁装置において、上記供給口62・排出口63を開閉しうるように構成された上記継ぎ用弁座部54と、上記A側弁体46側に設けられると共に、上記継ぎ用弁座部54を上記供給口62・排出口63の閉方向へ常時付勢しうるA側バネ装置68と、上記B側接続口43を閉鎖する方向へ常時付勢しうるB側バネ装置69と、上記A側弁体46をB側配管41b方向へ駆動して、上記供給口62・排出口63を閉作動すると共に、上記A側弁体46を上記B側弁体47に当接させ、上記B側バネ装置69の付勢力に抗してB側弁体47をB側配管41b方向へ押圧して、A側配管41aとB側配管41bを連通させうる操作手段とを有している。
【0027】
したがって、上記第2実施例に係る洗浄路付き配管用接続装置を利用した開閉弁装置は、
以下のように作用する。
図5に示すように、雄管状部52が雌管状部51に挿入された場合には、継ぎ用弁体部53と継ぎ用弁座部54が離間して配置され、離座状態を形成している。
B側弁体47のB側配管41b方向には、B側弁体47をA側配管41a方向及びB側配管41b方向に移動させうる弁棒49が設けられ、上記離座状態にあっては、その弁棒49の外周面に設けられたB側バネ装置69によりA側配管41a方向に付勢されるように配置され、上記B側弁体47の周面部に取付けられた第2シールリング73とB側弁座45が当接し、B側接続口43がB側弁体47により閉鎖された状態を形成している。
【0028】
A側弁体46のA側配管41a方向には、A側弁体46をA側配管41a方向及びB側配管41b方向に移動させうる弁棒48が設けられ、上記離座状態にあっては、上記弁棒48の外周面に設けられたA側バネ装置68により、上記継ぎ用弁座部54がB側配管41b方向に付勢されると共に、上記A側弁体46の外周側面部に取付けられた第1シールリング72とA側弁座44が当接し、A側接続口42がA側弁体46により閉鎖された状態を形成している。
【0029】
上記離座状態にあっては、継ぎ用弁体部53と継ぎ用弁座部54が離間して配置されることから、供給口62及び排出口63は連通するが、A側接続口42がA側弁体46により閉鎖され、B側接続口43がB側弁体47により閉鎖されることから、A側配管41a及びB側配管41bは非連通状態にある。
【0030】
上記A側弁体46側における上記弁棒48の端部には、上記A側弁体46をB側配管41b方向に往復動させうる手動操作レバー67が設けられている。
上記手動操作レバー67は、先端部が上記弁棒48に軸支されると共に、中間部が支軸66により上記A側配管41aから延設された延設部81に軸支され、他端部に設けられた把持部82を把持することにより、上記支軸66を回動中心として回動させ、上記弁棒48及び上記A側弁体46をB側配管41b方向へ進退動させうるように構成されている。
【0031】
上記手動操作レバー67を開方向(図中、支軸66を支点として時計方向)に操作した場合には、A側弁体46がB側配管41b方向に移動し、継ぎ用弁座部54は、上記A側バネ装置68の付勢力により、A側弁体46に当接した状態で一体的に移動し、継ぎ用弁座部54は、継ぎ用弁体部53に取付けられた第5シールリング76と当接し、着座状態を形成する。
【0032】
図6に示すように、上記着座状態から、さらに、上記手動操作レバー67を開方向に操作した場合には、A側弁体46及び継ぎ用弁座部54が、一体的にB側配管41b方向に移動しようとするが、継ぎ用弁座部54は、第5シールリング76と当接した状態で停止する。
一方、A側弁体46は、継ぎ用弁座部54と離間してさらにB側配管41b方向に移動する。
【0033】
そして、A側弁体46とB側弁体47が当接し、A側弁体46とB側弁体47が上記B側バネ装置69の付勢力に抗して一体的にB側配管41b方向に移動することにより、B側弁体47がB側接続口43から離間し、A側配管41aとB側配管41bが連通した状態を形成する。この状態で、A側配管41aとB側配管41bとは供給口62と排出口63が継ぎ用弁座部54により閉鎖され、気密状態により連結され、内部を液体が流通しうる状態となる。
【0034】
図6に示す上記の状態から、上記手動操作レバー67を閉方向(図中、支軸66を支点として反時計方向)に操作した場合には、図5に示すように、A側弁体46は、A側配管41a方向に移動し、B側弁体47は、上記B側バネ装置69の付勢力により、A側弁体46と一体的にA側配管41a方向に移動する。
【0035】
A側配管41a方向に移動した上記B側弁体47は、上記第2シールリング73がB側弁座45と当接した状態で停止する。
一方、A側弁体46は、B側弁体47と離間してさらにA側配管41a方向に移動する。
【0036】
上記B側弁体47と離間した上記A側弁体46は、上記A側接続口42を閉鎖する位置までA側配管41a方向に移動し、さらに、上記手動操作レバー67を閉方向に操作した場合には、A側弁体46がA側配管41a方向に移動することにより、継ぎ用弁座部54が、上記A側バネ装置68の付勢力に抗して、A側弁体46と一体的にA側配管41a方向に移動し、離座状態を形成する。
【0037】
【作用】
本発明に係る洗浄路付き配管用接続装置および当該接続装置を利用した開閉弁装置は、上記のような構成であるので、上記第1・第2実施例において説明したような用法を行うことによって、接続・分離を容易に行うことが可能になり且つ洗浄もシールも容易に行うことが可能になる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、上記の通り、溝部と当該溝部に出入するロック用ボールと押さえ用スリーブと戻し用バネ等により構成された固定手段を採用しなくともよくなるものであるので、上記要望に尚一層より充分に応えることのできるものであり、たとえば分解・再組立がし易く当該分解・再組立に対して耐久性が高く作動の確実性・信頼性が高い等の利点を備えていることを要求されている食品・飲料加工装置等の提供が可能になるものであり、またA側弁体およびB側弁体が開作動・閉作動するときには常に継ぎ用弁体部13、53が継ぎ用弁座部14,54に着座している構成となっているので、当該開作動・閉作動中に、処理液の流路と洗浄液の流路とが連通(開放)の状態を呈してしまうようなことがないものであって、上記問題点、不都合を完全に解消することができるものであり、更に請求項2および5に係る洗浄路付き配管用接続装置および当該接続装置を利用した開閉弁装置は、処理液の流し中には継ぎ用弁体部と継ぎ用弁座部間の外周にスチームや無菌エアー等シール料を供給するようにしたので液漏を起し難いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を切離の状態で示す全体の断面図である。
【図2】同じく洗浄液流し時の状態で示す断面略図である。
【図3】同じく処理液流し時の状態で示す断面略図である。
【図4】本発明の第2実施例を切離の状態で示す全体の断面図である。
【図5】同じく洗浄液流し時の状態で示す断面略図である。
【図6】同じく処理液流し時の状態で示す断面略図である。
【符号の説明】
1a、41a A側配管
1b、41b B側配管
2、42 A側接続口
3、43 B側接続口
4、44 A側弁座
5、45 B側弁座
6、46 A側弁体
7、47 B側弁体
8、9、48、49 弁棒
11、51 雌側管状部
12、52 雄側管状部
13、53 継ぎ用弁体部
14、54 継ぎ用弁座部
15 ピストン
16 シリンダ
17 連結用管
18、58 保持装置
19 係合片
20 スリット
21 係合溝
22、62 供給口
23、63 排出口
25、26 伸縮シリンダ
27 スライド部材
30、31 エアの入口・出口
32、72 第1シールリング
33、73 第2シールリング
34、74 第3シールリング
35、75 第4シールリング
36、76 第5シールリング
65 A側接続口用口金
66 支軸
67 手動操作レバー
68 A側バネ装置
69 B側バネ装置
81 延設部
82 把持部

Claims (1)

  1. A側配管と、B側配管とを有し、
    上記A側配管には、上記B側配管と接続しうる雌側管状部が設けられ、
    上記雌側管状部には、内方に形成されたA側接続口と、上記A側接続口に設けられた継ぎ用弁座部とを有し、上記A側接続口を開閉しうるA側弁体が設けられ、
    上記B側配管には、上記雌側管状部と接続しうる雄側管状部が設けられ、
    上記雄側管状部には、内方に形成されたB側接続口と、上記B側接続口に設けられた継ぎ用弁体部とを有し、上記B側接続口を開閉しうるB側弁体が設けられ、
    上記雄側管状部が上記雌側管状部に挿入された状態において、上記継ぎ用弁体部と上記継ぎ用弁座部とが当接して着座状態を形成し、
    上記雄側管状部が上記雌側管状部に挿入された状態において、上記継ぎ用弁体部と上記継ぎ用弁座部とが離間して離座状態を形成し、
    上記着座状態の場合には、上記継ぎ用弁体部と上記継ぎ用弁座部の当接部位の外周に、シール料を供給・排出すると共に、
    上記離座状態の場合には、上記継ぎ用弁体部と上記継ぎ用弁座部及び上記A側弁体と上記B側弁体に、洗浄料を供給・排出しうるように設けた供給口・排出口とを備えた洗浄路付き配管用接続装置を利用した開閉弁装置において、
    上記供給口・排出口を開閉しうるように構成された上記継ぎ用弁座部と、
    上記A側弁体側に設けられると共に、上記継ぎ用弁座部を上記供給口・排出口の閉方向へ常時付勢しうるA側付勢手段と、
    上記B側接続口を閉鎖する方向へ常時付勢しうるB側付勢手段と、
    上記A側弁体をB側配管方向へ駆動して、上記供給口・排出口を閉作動すると共に、上記A側弁体を上記B側弁体に当接させ、上記B側付勢手段の付勢力に抗してB側弁体をB側配管方向へ押圧して、A側配管とB側配管を連通させうる操作手段とを有していることを特徴とする洗浄路付き配管用接続装置を利用した開閉弁装置。
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