JP3739248B2 - 圧力スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力スイッチに関し、特に、高圧、具体的には、100MPa程度の高圧の圧力流体の圧力設定を行うための圧力スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、作動油等の圧力流体にて作動する機器においては、機器の種類や加工内容に応じて適正圧力を設定し、この設定された圧力の範囲内で機器を駆動するようにすることにより、機器の保護と適正加工を行うようにしているが、これには、通常、圧力スイッチが用いられている。
【0003】
この圧力スイッチは、圧力流体の圧力が設定圧力を越えると、これを検知して作業者に報知したり、機器を保護するために緊急停止信号を発したり、さらには、一旦機器を停止した後、圧力流体の圧力が設定圧力以下まで低下したときに再び機器を駆動する機能を有している。
【0004】
この種の圧力スイッチとしては、例えば、C型ブルドン管を用い、圧力の変動によりC型ブルドン管を変形させ、その変位量を機械的機構を介して拡大し、目盛りに表示し、かつ付設したリミットスイッチを作動させるように構成したものがある。
しかしながら、このC型ブルドン管を用いた圧力スイッチは、検出対象の圧力流体の圧力が高くなると大形となり、また、これに伴って変位量も大きくなり、圧力変動が頻繁に繰り返えされる流体の場合、C型ブルドン管に材料疲労が生じ、破損しやすくなり、耐久性の点で問題があった。
【0005】
この問題点を改善するため、C型ブルドン管に代えて、圧力流体の圧力をシリンダ内で受け、このシリンダ内に嵌挿したピストンを移動させることにより、付設のリミットスイッチを作動させるようにしたシリンダ式のものが汎用されるようになっている。
しかしながら、このシリンダ式の圧力スイッチは、その構造上の理由から高い寸法精度が要求されるとともに大形となり、流体の漏れ等の事故が起こりやすく、また、設定圧力の調節や設定圧力の表示の確認が行いにくいという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、C型ブルドン管を用いた圧力スイッチやシリンダ式の圧力スイッチの有する問題点に鑑み、圧力変動に対してブルドン管の単位長さ当たりの変位量を小さく抑えながら、ブルドン管の先端部での変位量を大きくし、これにより、材料疲労をなくし、かつ設定圧力の調節や設定圧力の表示の確認を行いやすくしたコイル状のブルドン管を用いた圧力スイッチを提案した(例えば、特公昭63−41179号公報参照)。
【0007】
このコイル状のブルドン管を用いた圧力スイッチは、ブルドン管の変位を、カム機構を介して拡大して表示し、圧力設定を行うようにしているので、ブルドン管の材料疲労を抑制できる利点を有していた。
【0008】
しかしながら、この圧力スイッチは、圧力設定の目盛りの範囲が、つまみを固定したカムの回転角度によって規制され、圧力設定の目盛りを大きくすることが困難で、また、小形の機器が求められるようになっている現状においては、圧力スイッチの小形化にも限度があった。
【0009】
本発明は、従来の圧力スイッチの有する問題点に鑑み、高圧の圧力流体の圧力設定を、小形かつ簡単な構造の耐久性を有する圧力スイッチによって実現するとともに、圧力設定を正確に、かつその範囲を大きく、さらに、設定圧力の調節や設定圧力の表示の確認を行いやすくした圧力スイッチを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の圧力スイッチは、基端を本体に取り付け、導入される圧力流体の圧力変動により変形するコイル状のブルドン管と、該ブルドン管の先端に取り付けた押圧片と、本体に摺動可能に配設した摺動枠と、該摺動枠に前記押圧片により押圧操作されるように押圧片と対向して取り付けたリミットスイッチと、摺動枠をばねの付勢力に抗して摺動させて前記押圧片とリミットスイッチの間隔を調節する本体に螺合したねじ部材とからなり、摺動枠には、摺動枠の脚片間を連接する頂片に円錐形状の孔を形成し、この孔の内周面をねじ部材と当接する当接面とし、この孔にねじ部材を挿通するとともに、ねじ部材と摺動枠の当接面を、円錐形状に形成したことを特徴とする。
【0011】
この圧力スイッチは、コイル状のブルドン管の先端に取り付けた押圧片と、リミットスイッチの間隔を、リミットスイッチを取り付けた、本体に摺動可能に配設した摺動枠を、本体に螺合したねじ部材を操作することにより、ばねの付勢力に抗して摺動させて、直接調節するようにしているため、コイル状のブルドン管の有する耐久性に優れているという特性を生かしながら、高圧の圧力流体の圧力設定を、小形かつ簡単な構造でもって実現することができる。
【0012】
そして、ねじ部材と摺動枠の当接面を、円錐形状に形成することにより、円錐形状の当接面の調心作用によって、ねじ部材と摺動枠の中心軸を一致させて摺動枠の摺動を円滑かつ正確に行うことができ、これにより、押圧片とリミットスイッチの相対的な位置関係を高精度に保持することができる。
【0013】
また、ねじ部材と摺動枠の円錐形状に形成した当接面間に、その周回方向に沿って複数のボールを介在させることができる。
【0014】
これにより、ねじ部材を回動可能に保持した摺動枠との摺動抵抗が小さくなり、ねじ部材を高圧設定側又は低圧設定側に回動操作する際のリミットスイッチを取り付けた摺動枠のねじ部材の回動に伴う共回りを抑制し、高精度の圧力設定ができる。
【0015】
また、ねじ部材に左ねじを刻設することができる。
【0016】
これにより、設定圧力を高くするときはねじ部材を右回転するように、逆に、設定圧力を低くするときはねじ部材を左回転するようにすることができ、これにより、圧力スイッチの操作性を向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の圧力スイッチの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1〜図4に、本発明の圧力スイッチの一実施例を示す。
【0019】
この圧力スイッチは、基端を本体(「株」とも称せられる。)1に取り付け、導入される圧力流体の圧力変動により変形するコイル状のブルドン管2と、このブルドン管の先端に取り付けた押圧片5と、本体1に摺動可能に配設した摺動枠3と、この摺動枠3に押圧片5により押圧操作されるように押圧片5と対向して取り付けたリミットスイッチ4と、摺動枠3をばね7の付勢力に抗して摺動させて押圧片5とリミットスイッチ4の間隔Cを調節する本体1に螺合したねじ部材6とから構成され、全体が所定の形状をした筐体(図示省略)内に納められ、ビス等を用いて固定されるとともに、本体の開口端を作動油等の圧力流体が流通する配管(図示省略)に接続して用いられる。
【0020】
本体1に接続することにより圧力流体が導入されるコイル状のブルドン管2は、ステンレス鋼等の金属製パイプ材を、楕円形になるよう扁平させ、これを螺旋形に複数回、巻回して構成するようにする。
本体1とコイル状のブルドン管2との接続は、ブルドン管2の直線状とした基端を本体1の一部に挿入し、溶着等により水密的に接続するものとし、また、このブルドン管2の先端は、圧潰して閉鎖するか、又は閉鎖具21を溶着することにより閉鎖し、これにより、圧力流体が流通する配管に接続される本体1に流入する圧力流体を、ブルドン管2へ導き、この圧力流体の圧力変動により、ブルドン管2を変形させるようにする。
この場合、ブルドン管2が変形して所要の変位量が得られるように、対象となる圧力流体の圧力に応じて、ブルドン管2を構成する金属製パイプ材の径、肉厚、材質、巻回数等を定めるようにする。
【0021】
本体1には、その対向する2側面、望ましくは、本体1の軸と平行となる側面に、浅い溝状のガイド溝11,11を対向するように形成し、このガイド溝11,11に沿って摺動するように摺動枠3を配設するようにする。
【0022】
この摺動枠3は、ステンレス鋼等の金属製板材を略コ字形断面に屈曲形成し、対向する両脚片31,31を、ガイド溝11,11に本体1に対して接離方向の直線方向にのみ摺動可能に嵌合し、かつ一方の脚片31の外側にリミットスイッチ(マイクロスイッチ)4をボルト等の取付具Bを介して取り付けるようにする。
これにより、摺動枠3が摺動することにより、リミットスイッチ4の位置が移動するようにする。
【0023】
コイル状のブルドン管2の閉鎖した先端、例えば、閉鎖具21に、リミットスイッチ4の操作ボタン41を押圧操作するための押圧片5を取り付ける。
この押圧片5は、ステンレス鋼等の金属製板材を略L字形に屈曲形成し、その基端部を取付片とし、この取付片を閉鎖具21の端面に沿わせ、ボルト等の固定具51を介して取り付けるか、あるいは直接溶着等により固定し、一方、先端部をリミットスイッチ4の操作ボタン41と対峙するようにし、これにより、ブルドン管2の変形により押圧片5をリミットスイッチ4に対して接離方向に変位させて、リミットスイッチ4の操作ボタン41を押圧操作できるようにする。
【0024】
この押圧片5とリミットスイッチ4の位置関係は、一般的には、通常は、リミットスイッチ4の操作ボタン41が常に押圧片5によって押圧された状態となるようにし、圧力流体の圧力変動に追従してブルドン管2が変形し、圧力流体の圧力が設定圧力を越えると、押圧片5によるリミットスイッチ4の操作ボタン41の押圧状態が解除され、この信号により、作業者に報知したり、機器を保護するために緊急停止信号を発したり、さらには、一旦機器を停止した後、圧力流体の圧力が設定圧力以下まで低下したときに再び機器を駆動する動作を行うようにする。
【0025】
この押圧片5とリミットスイッチ4の位置関係を図を用いて説明すると、押圧片5とリミットスイッチ4の間隔Cは、圧力流体の圧力が設定圧力未満の場合には、図3(A)に示すように、リミットスイッチ4の操作ボタン41が押圧片5によって押圧され、リミットスイッチ4がオンになる小さな間隔C1となるように、また、圧力流体の圧力が設定圧力以上になった場合には、図3(B)に示すように、押圧片5によるリミットスイッチ4の操作ボタン41の押圧が解除され、リミットスイッチ4がオフになる大きな間隔C2となるように、各部材を設定するようにする。
【0026】
ところで、リミットスイッチ4としてマイクロスイッチを用いる場合には、スイッチの作動距離が、0.1mm程度であるため、これに対応できるようにする必要がある。
【0027】
このため、摺動枠3には、図3に示すように、脚片31,31間を連接する頂片32に円錐形状の孔を形成し、この孔の内周面をねじ部材6と当接する当接面33とし、この孔にねじ部材6を挿通する。
【0028】
ねじ部材6は、その下部に雄ねじを刻設したねじ杆61として、本体1に形成したねじ孔12に螺合し、ねじ部材6を回動操作することにより、その回動方向によって、ねじ部材6の中間に形成した大径の鍔部62の位置が昇降するようにする。
この鍔部62は、摺動枠3の頂片32に形成した円錐形状の当接面33に当接する下面を、円錐形状の当接面63に形成し、円錐形状の当接面33,63同士で摺動可能に当接するようにする。
【0029】
これにより、円錐形状の当接面33,63同士の調心作用によって、摺動枠3とねじ部材6の中心軸を一致させて摺動枠3の摺動を円滑かつ正確に行うことができ、これにより、押圧片5とリミットスイッチ4の相対的な位置関係を高精度に保持することができることから、例えば、ねじ部材6のねじピッチを0.5mm程度の小さなピッチに設定するリミットスイッチ4のオン、オフの作動範囲が0.1mm程度の僅かな変位で作動するマイクロスイッチを用いた圧力スイッチにおいても、安定した動作を行わせることができるものとなる。
【0030】
なお、摺動枠3の当接面33とねじ部材6の当接面63は、本実施例においては、図4(A)に示すように、同一角度の円錐形状に形成したが、円錐形状の角度を異ならせ、ねじ部材6の当接面63の角度を、摺動枠3の当接面33の角度より小さくすることもできる。
【0031】
このほか、摺動枠3内を嵌通して摺動可能に保持されるねじ部材6と、摺動枠3との摺動抵抗を小さくするため、摺動枠3の当接面33とねじ部材6の当接面63を、図4(B)に示すように、同一角度の円錐形状に形成するとともに、円錐形状の当接面33,63間に、かつこのねじ部材6の周回方向に沿って、複数のボール9を介在させることができる。
この場合、円錐形状に形成した摺動枠3の当接面33とねじ部材6の当接面63間に直接ボール9を嵌挿することもできるが、図4(B)に示すように、軸受部材34を摺動枠3の上面に取り付け、この軸受部材34に円錐形状とした当接面33を形成することにより、ボール9を安定して介在させることができる。
【0032】
これにより、摺動枠3の当接面33とねじ部材6の当接面63とは、ボール9を介して摺動可能に保持されるため、ねじ部材6を回動させる場合の摺動枠3との摺動抵抗を小さくすることができ、圧力設定を、高圧から低圧あるいは低圧から高圧に設定し直す場合において、摺動枠3内を嵌通して摺動可能に保持されるねじ部材6を回動させても、摺動枠3との摺動抵抗が小さいため、ねじ部材6の回動によるリミットスイッチ4を取り付けた摺動枠3の揺動、特に、ねじ部材6の回動による摺動枠3の共回りを抑制し、高精度の圧力設定が可能となる。
【0033】
ねじ部材6に嵌挿し、摺動枠3の頂片32と本体1に形成したばね嵌合穴13間に配設することにより、摺動枠3を本体1から離間する方向に付勢するばね7は、特に限定されるものではないが、本実施例においては、コイルばねを使用するようにしている。
【0034】
そして、ねじ部材6の先端には、つまみ8を固定し、つまみ8を操作することにより、ねじ部材6を回動させて、摺動枠3をばね7の付勢力に抗して摺動させて押圧片5とリミットスイッチ4の間隔Cを調節するようにする。
【0035】
ところで、特に限定されるものではないが、本実施例においては、ねじ部材6に左ねじを刻設することにより、設定圧力を高くするときはねじ部材6のつまみ8を右回転するように、逆に、設定圧力を低くするときはねじ部材6のつまみ8を左回転するようにすることにより、圧力設定を行うことができるようにしている。
これにより、通常の機器の操作と違和感がなくなり、圧力スイッチの操作性を向上することができる。
【0036】
以下、本発明の作用について説明する。
この圧力スイッチは、上記のとおり、ねじ部材6に左ねじを刻設することにより、設定圧力を高くするときはねじ部材6のつまみ8を右回転するようにし、これにより、ねじ部材6が弛み、摺動板3が本体1から離間して、押圧片5とリミットスイッチ4の間隔Cが小さく設定される。
また、逆に、設定圧力を低くするときはねじ部材6のつまみ8を左回転するようにし、これにより、ねじ部材6が締まり、摺動板3が本体1に接近して、押圧片5とリミットスイッチ4の間隔Cが大きく設定される。
【0037】
この圧力設定は、押圧片5とリミットスイッチ4の位置関係が、一般的には、リミットスイッチ4の操作ボタン41が常に押圧片5によって押圧された状態となるようにし、圧力流体の圧力変動に追従してブルドン管2が変形し、圧力流体の圧力が設定圧力を越えると、押圧片5とリミットスイッチ4の間隔Cが大きくなり、押圧片5によるリミットスイッチ4の操作ボタン41の押圧状態が解除されるように、ねじ部材6のつまみ8を回動操作して、押圧片5とリミットスイッチ4の初期状態の間隔Cの設定を行うようにする。
【0038】
このように圧力設定を行って、機器を駆動すると、押圧片5とリミットスイッチ4の間隔Cは、圧力流体の圧力が設定圧力未満の場合には、図3(A)に示すように、リミットスイッチ4の操作ボタン41が押圧片5によって押圧され、リミットスイッチ4がオンになり、また、圧力流体の圧力が設定圧力以上になった場合には、図3(B)に示すように、圧力流体の圧力変動に追従してブルドン管2が変形し、押圧片5によるリミットスイッチ4の操作ボタン41の押圧が解除され、リミットスイッチ4がオフになる。
そして、このリミットスイッチ4がオフになった信号により、作業者に報知したり、機器を保護するために緊急停止信号を発したり、さらには、一旦機器を停止した後、圧力流体の圧力が設定圧力以下まで低下したときに再び機器を駆動する動作を行うようにする。
【0039】
【発明の効果】
本発明の圧力スイッチによれば、コイル状のブルドン管の先端に取り付けた押圧片と、リミットスイッチの間隔を、リミットスイッチを取り付けた、本体に摺動可能に配設した摺動枠を、本体に螺合したねじ部材を操作することにより、ばねの付勢力に抗して摺動させて、直接調節するようにしているため、コイル状のブルドン管の有する耐久性に優れているという特性を生かしながら、高圧の圧力流体の圧力設定を、小形かつ簡単な構造でもって実現することができる。
そして、圧力設定の目盛りを、ねじ部材の回転に応じて付すことができるので、圧力設定を正確に、かつその範囲を大きく、さらに、設定圧力の調節や設定圧力の表示の確認を行いやすくすることができる。
【0040】
また、ねじ部材と摺動枠の当接面を、円錐形状に形成することにより、円錐形状の当接面の調心作用によって、ねじ部材と摺動枠の中心軸を一致させて摺動枠の摺動を円滑かつ正確に行うことができ、これにより、押圧片とリミットスイッチの相対的な位置関係を高精度に保持することができることから、例えば、ねじ部材のねじピッチを0.5mm程度の小さなピッチに設定するリミットスイッチのオン、オフの作動範囲が0.1mm程度の僅かな変位で作動するマイクロスイッチを用いた圧力スイッチにおいても、安定した動作を行わせることができる。
【0041】
また、ねじ部材と摺動枠の円錐形状に形成した当接面間に、その周回方向に沿って複数のボールを介在させることにより、ねじ部材を回動可能に保持した摺動枠との摺動抵抗が小さくなり、ねじ部材を高圧設定側又は低圧設定側に回動操作する際のリミットスイッチを取り付けた摺動枠のねじ部材の回動に伴う共回りを抑制し、高精度の圧力設定ができる。
【0042】
また、ねじ部材に左ねじを刻設することにより、設定圧力を高くするときはねじ部材を右回転するように、逆に、設定圧力を低くするときはねじ部材を左回転するようにすることができ、これにより、圧力スイッチの操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧力スイッチの一実施例を示す平面図である。
【図2】 同側面断面図である。
【図3】 作動状態を示す説明図で、(A)はリミットスイッチがオンの状態を、(B)はリミットスイッチがオフの状態を、それぞれ示す。
【図4】 ねじ部材と摺動枠の拡大した当接面を示し、(A)は双方の当接面を円錐形状に形成した場合を、(B)は円錐形状に形成した当接面間の周回方向に複数のボールを介在させた場合をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 本体
11 ガイド溝
12 ねじ孔
13 ばね嵌挿穴
2 ブルドン管
3 摺動枠
31 脚片
32 頂片
33 当接面
34 軸受部材
4 リミットスイッチ
41 操作ボタン
5 押圧片
6 ねじ部材
61 ねじ杆
62 鍔部
63 当接面
7 ばね
8 つまみ
9 ボール
Claims (3)
- 基端を本体に取り付け、導入される圧力流体の圧力変動により変形するコイル状のブルドン管と、該ブルドン管の先端に取り付けた押圧片と、本体に摺動可能に配設した摺動枠と、該摺動枠に前記押圧片により押圧操作されるように押圧片と対向して取り付けたリミットスイッチと、摺動枠をばねの付勢力に抗して摺動させて前記押圧片とリミットスイッチの間隔を調節する本体に螺合したねじ部材とからなり、摺動枠には、摺動枠の脚片間を連接する頂片に円錐形状の孔を形成し、この孔の内周面をねじ部材と当接する当接面とし、この孔にねじ部材を挿通するとともに、ねじ部材と摺動枠の当接面を、円錐形状に形成したことを特徴とする圧力スイッチ。
- ねじ部材と摺動枠の円錐形状に形成した当接面間に、その周回方向に沿って複数のボールを介在させたことを特徴とする請求項1記載の圧力スイッチ。
- ねじ部材に左ねじを刻設したことを特徴とする請求項1又は2記載の圧力スイッチ。
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