JP3739015B2 - カード式弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、封入球循環機構が設けられた島設備に配置され、前記封入球循環機構との間で封入球が循環されるカード式弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今、弾球遊技機(パチンコ遊技機)の多様化に伴い、磁気カードやICカード等のカード状記憶媒体を用いて、遊技者の持玉数や賞球数等を磁気的あるいは電気的なデータとして記憶保存し、遊技客自身が実際に遊技球(貸玉や賞品球等)に接触することのない所謂カード式弾球遊技機が提案されている。
【0003】
このカード式弾球遊技機によれば、景品交換時にもデータを記憶したカードのみを携帯すればよいので、遊技客が多量の賞品球を交換台へ運ぶ手間が不要となり、また遊技店側も交換台で賞品球を計数したり、その賞品球を再び遊技機側へ戻す必要もなくなるという利点がある。
【0004】
ところで、このカード式弾球遊技機においては、遊技球を賞品球等として遊技機の外へ放出する必要がないことから、所定数の遊技球を各遊技機内に封入してしまうというアイデアが出されている。即ち、各遊技機毎に所定数の遊技球を封じ込め、その遊技球を遊技機内部で循環させて繰り返し使用するというものである。
【0005】
この封入球方式を採用したカード式弾球遊技機は、賞品球の排出が不要であるため遊技球の補充が不要となり、管理装置等システムの負担を軽減できるとともに、遊技店で準備する遊技球の数を大幅に減らすことができるなどのメリットがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記封入球方式を採用した遊技機であっても、定期的な球磨き等の保守点検などを行なう場合には、遊技球を全て抜き取る必要がある。そのため、点検終了後に遊技球を再び遊技機内に補給しなければならないが、その際に遊技球の数が封入されるべき所定数となるように正確に計数する必要があり、作業が煩雑となって時間もかかるという問題点がある。
【0007】
また、各遊技機内に封入した遊技球は、常時あるいは定期的に研磨する必要があるが、各遊技機毎に研磨手段を設けるようにすると構造が複雑となり、また製造コストも嵩んでしまう。そこで、所定時間経過毎に各遊技機から封入された遊技球を抜き出して外部の研磨装置で別途研磨を行なう方法も考えられるが、従来の封入球方式の遊技機にあっては、上述したような球の抜き取り作業が必要となり、また遊技球を遊技機に戻す際には上記と同様に遊技球を正確に計数しなければならず、手間がかかるという難点がある。
【0010】
この発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは保守点検や球磨きを容易に行なうことができるカード式弾球遊技機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、封入球循環機構が設けられた島設備に配置され、前記封入球循環機構との間で封入球が循環されるカード式弾球遊技機において、
前記封入球循環機構の補給樋を介して封入球が補給されるタンクと、
前記タンクの下方に設けられ、一端側に傾斜してタンクからの封入球を流下させる導出シュートと、
前記導出シュートの一端に接続され、導出シュートの封入球を下方に導く誘導樋と、
前記誘導樋の下端と接続されて終端部に設けられた打球供給装置に向けて下り傾斜した誘導シュートと、
前記打球供給装置により供給される封入球を弾発する打球発射装置と、
前記打球発射装置により弾発された封入球が放出される遊技部を備えた遊技盤と、
前記遊技部に放出された封入球のうち入賞を果たしたセーフ球を検出するセーフ球検出センサを備えたセーフ球樋と、
前記遊技部に放出された封入球のうち入賞を果たさなかったアウト球を検出するアウト球センサを備えたアウト球樋と、
ファール球を検出するファール球センサを備えたファール球樋と、
を備え、
前記誘導樋は、複数の湾曲部を有する蛇行経路が形成され、
前記セーフ球、アウト球、ファール球の各検出信号が入力されて、持玉数の演算指令を出力し、
前記セーフ球樋、アウト球樋、ファール球樋は、該セーフ球樋、アウト球樋、ファール球樋をそれぞれ流下するセーフ球、アウト球、ファール球を、前記封入球循環機構の研磨手段により研磨させるために、前記封入球循環機構の回収樋に排出して該封入球循環機構に回収させる。
【0014】
【作用】
請求項1記載の発明によれば、セーフ球、アウト球、ファール球の各検出信号が入力されて、持玉数の演算指令を出力し、セーフ球樋、アウト球樋、ファール球樋は、該セーフ球樋、アウト球樋、ファール球樋をそれぞれ流下するセーフ球、アウト球、ファール球を、封入球循環機構の研磨手段により研磨させるために、封入球循環機構の回収樋に排出して該封入球循環機構に回収させるので,封入球が循環する間に研磨が自動的に行われ、従来のように各パチンコ機毎に遊技球が封入されていた場合に比して、封入球の研磨作業を行なう際の面倒な球抜きが不要となり、遊技店の作業員の負担の軽減を図ることができる。
また、終端部に打球供給装置が設けられた誘導シュートに下端が接続された誘導樋に複数の湾曲部を有する蛇行経路が形成されるので、打球供給装置の構成部材等に過大な圧力が加わっての破損や異常摩耗などの不具合の発生を未然に防止することができる。
【0017】
【実施例】
図1に、本発明に係る遊技球循環方法を適用した代表的な例としてのカード式パチンコ遊技機の島設備の一実施例を示す。
【0018】
ここに、図1は、カード式パチンコ遊技機の島設備の一部切欠き断面を示す正面図である。
【0019】
同図において、符号1は複数のカード式パチンコ遊技機を列設した島設備(所謂パチンコ島)を示し、この島設備1は、複数台のカード式弾球遊技機としてのカード式パチンコ遊技機(以下、単にパチンコ機という)100,100・・・と、各パチンコ機100の特定遊技状態等を表示する表示ユニット200,200・・・等が、支柱301,載置台302,天板303等から構成される島本体300の枠内に横方向に並んで設置され、互いに背中合わせで配置された2列のパチンコ機群で1つの島設備が構成されている。
【0020】
また、島設備1内には、島設備1全体に封入される遊技球(以下、封入球という)を循環させる封入球循環機構400が設けられている。
【0021】
この封入球循環機構400は、島設備1の上方において左右に延設されて各パチンコ機100,100・・・に封入球を供給する供給経路としての補給樋401,401と、島設備1の下方において左右に延設されて各パチンコ機100,100・・・から排出される封入球を回収する回収経路としての回収樋402,402と、島設備1の略中央の下方に設けられ前記回収樋402と連結された回収タンク403aを備えた基台403と、島設備1の中央上方に設けられ前記補給樋401と連結された配球ボックス404と、前記基台403と前記配球ボックス404間に設けられて基台403側から配球ボックス404側へ封入球を送り揚げる揚送装置405等とから構成されている。
【0022】
前記補給樋401,401は、それぞれ配球ボックス404から島設備1の左右両端側へ向けてそれぞれ下り勾配で延設され、各パチンコ機100,100・・・へは、補給樋401,401の途中から分岐するように設けられた補給シュート406,406・・・を介して接続されている。
【0023】
前記回収樋402,402は、島設備1の左右両端側から中央の基台403に向けてそれぞれ下り勾配で延設され、その途中から分岐するようにそれぞれ設けられる回収樋分岐部402a,402a・・・によって、各パチンコ機100,100・・・の下部にそれぞれ設けられている回収ボックス130,130・・・に接続されている。
【0024】
前記揚送装置405は、例えば、配球ボックス404の上方に設けられた電動モータ405aと、これによって駆動されるスクリューコンベア405bなどから構成され、スクリューコンベア405bの回転に伴って基台403の回収タンク403aに回収された封入球が順次上方へ送り揚げられて配球ボックス404内に一時的に貯留されるようになっている。
【0025】
また、揚送装置405は、その揚送装置405内に多数の球磨き用ペレットを混入することにより封入球の研磨手段を兼ねるようになっており、スクリューコンベア405bの回転に伴って封入球と球磨き用ペレットが混在して送り揚げられる際に、その球磨き用ペレットが封入球と擦り合わさることによって研磨が行われるようになっている。
【0026】
なお、揚送装置405の上部排出口の付近には、封入球と球磨き用ペレットとをふるい分ける篩(図示せず)が設けられており、ふるい分けられた球磨き用ペレットは、ペレット送給管407を介して基台403内に戻され、配球ボックス404内には封入球のみが貯留されるように構成されている。また、配球ボックス404内には、封入球の貯留量を検知して揚送装置405を適宜オン/オフする駆動・停止センサ408が設けられている。
【0027】
封入球循環機構400は概略上記のように構成されており、この封入球循環機構400及びこの循環機構に接続されるパチンコ機100,100・・・は、通常時において、遊技球が外部へ脱漏したり、或いは外部から遊技球が流入することのないように密封された閉経路を形成しており、島設備1全体内に充分な数の遊技球が封じ込まれる構成となっている。したがって、島設備1全体に対する遊技球の補充は原則として不要となるため遊技店側の作業負担を軽減でき、また、賞品球として島設備の外へ排出される遊技球がないため遊技店側が用意する遊技球の数も大幅に低減することができる。
【0028】
次に、図2を参照して、前記島設備1に配置されるカード式弾球遊技機としてのパチンコ機100の裏機構の一例構成を説明する。
【0029】
ここに、図2はパチンコ機100の裏機構の概略を示す背面図である。
【0030】
まず、パチンコ機100の裏面側には、裏機構セット盤と称される裏機構ユニット101が着脱自在に取り付けられている。
【0031】
尚、図示は省略するが、裏機構ユニット101の所定部位には、発射球,セーフ球,アウト球,ファール球の各検出信号等が入力され、持玉数の演算指令を出力したり、電動役物の作動を制御する役物回路、及び打球発射装置,打球供給装置,球抜き機構等の作動を制御する発射回路等がそれぞれ設けられている。
【0032】
この裏機構ユニット101の上方には、前記封入球循環機構400の補給樋401及び補給シュート406を介して供給される封入球をパチンコ機100内に補給する補給装置102が設けられており、この補給装置102は補給指令に従って裏機構ユニット101の上部に設けられる予備タンク103に所定量の封入球を補給可能に構成されている。
【0033】
予備タンク103の下端側の一側部に沿って、リミットスイッチ等で構成される予備タンク検出センサ104が設けられており、予備タンク103が空になって検出センサ104がオフすると、補給装置102に対して補給指令が出され、所定量補給すると前記補給装置102の動作を停止するようになっている。
【0034】
予備タンク103の下方には、予備タンク103から流下する封入球をパチンコ機100の下部の打球発射装置107へ誘導する最初の誘導手段としての導出シュート105が、図中、右下方に緩やかに傾斜して延設され、その導出シュート105の一端は、封入球を一列状に整列してさらに下方に導く誘導樋106に接続されている。
【0035】
誘導樋106の垂直部には、流下する封入球の流下圧力を緩和させる減圧部106aが設けられ、その減圧部106bは、第1の減圧手段500Aと、第2の減圧手段500Bとから構成されている。
【0036】
本実施例においては、第1の減圧手段500Aと、第2の減圧手段500Bとはそれぞれ蛇行経路510および520で構成されている。特に、第2の減圧手段500Bは図3に示すように、多数の湾曲部520a,520a・・・を有する蛇行経路520で形成されており、前記第1の減圧手段500Aによって若干減圧された封入球は、さらに第2の減圧手段500Bを流下して、蛇行経路520の湾曲部520a,520a・・・でその流下圧力がさらに吸収されるようになっている。
【0037】
したがって、この減圧部106aによって、封入球の流下圧力を効率よく低減することができるため、後述する打球供給装置110等の部材に加わる圧力負荷が軽減され、部材の破損および球の刻印(遊技店名等)による異常磨耗等の不具合の発生を未然に防止することができる。
【0038】
また、減圧部106aの下端には左下方に向かって緩やかに下り傾斜して封入球を打球発射装置107まで誘導する誘導シュート106bが設けられている。
【0039】
また、誘導シュート106bの所定箇所には、図4に示すように、鉤状のストッパ部材108が回動自在に設けられ、そのストッパ部材108が矢印方向に回動された際に、その先端部108aが誘導シュート106bに形成された溝穴106cを通して誘導シュート106b内に突出して封入球FQの流下を阻止するようになされており、打球供給装置110の微調整や、裏機構ユニット101の保守点検等を行なう場合などに余分の封入球が流下するのを防ぐことができるようになっている。
【0040】
また、誘導シュート106bの途中には、近接センサ等で構成される封入球不足検出手段109が設けられており、その封入球不足検出手段109の位置に封入球FQが存在しない場合には流下すべき封入球が不足していると判断して、パチンコ機100の表側の所定の警告灯を点灯させたり、管理装置へ封入球不足を示す信号を送ったりするようになっている。
【0041】
誘導シュート106bの終端部には、封入球を打球発射装置107側に供給する打球供給装置110が一体的に設けられている。なお、この打球供給装置110の詳細は後述する。
【0042】
この打球供給装置110に臨んで発射レール112が図上、右側上方に傾斜して延設されており、打球供給装置110によって発射レール112の端部上に一個ずつ送り出される封入球FQは、前記打球発射装置107の発射杆107aが所定のタイミングと強さで動作することによって弾撥され、発射レール112上を滑走して遊技盤前面の遊技部内に放出されるようになっている。
【0043】
裏機構ユニット101の略中央には遊技部内に放出された封入球の内、入賞等を果たしたセーフ球をまとめて回収するセーフ球集合樋113が設けられている。
【0044】
そのセーフ球集合樋113の直下には、セーフ球集合樋113から流下するセーフ球を受けて図上左側に流下させる傾斜面を有したセーフ球案内棚114が設けられている。セーフ球案内棚114の左側下部にはセーフ球通過孔114aが形成されており、この通過孔114aの直下には、流下して来たセーフ球を一個ずつ検出して計数するセーフ球検出装置115を備えたセーフ球樋116が下方に延設されており、パチンコ機100の下端部に設けられた回収ボックス130内にセーフ球を放出するようになっている。なお、前記セーフ球検出装置115の詳細については後述する。
【0045】
一方、セーフ球案内棚114の下方には、入賞を果たさなかったアウト球を回収するアウト穴117が設けられており、このアウト穴117には、下方に延設されるアウト球樋118が連結され、アウト球を前記回収ボックス130内に放出するようになっている。なお、アウト球樋118の途中には、アウト球を検出するアウト球センサ119が取り付けられている。
【0046】
また、前記発射レール112の途中には、遊技盤面まで到達しなかったファール球を回収するファール球受入口112aが形成されており、このファール球受入口112aには、下方に延設されて前記アウト球樋116に連通するファール球樋120が連結されており、ファール球がアウト球樋116を経由して回収ボックス130内に放出されるようになっている。なお、ファール球樋120の途中には、ファール球を検出するファール球センサ121が取り付けられている。
【0047】
また、前記打球供給装置110には、該打球供給装置110の故障による交換作業時および保守点検時等に誘導シュート106b上の封入球を抜く球抜き機構140(詳細は後述する)が設けられており、その球抜き機構140の下方には抜球樋122が延設されていて、抜かれた球が回収ボックス130内に放出されるようになっている。
【0048】
なお、上記球抜き機構140によって球抜きを行なう際に、誘導シュート106bの途中に設けられた前述のストッパ部材108を回動させておけば、そのストッパ部材108より先に位置する封入球のみを抜き、それ以降に続く封入球をストッパ部材108によって誘導樋106内に止めておくことができる。したがって、保守点検後には、前記ストッパ部材108を元の位置に戻して、止めてあった封入球を流下させるだけで球の補充が完了し、効率的な作業を行なうことができる。
【0049】
以上がパチンコ機100の裏機構ユニット101の概略構成であり、続いて図5を参照して前記打球供給装置110の構成を説明する。
【0050】
まず、封入球FQの案内樋110aが、前記誘導シュート106bの終端部に形成された球通過孔106dに臨むようにして、前記発射杆107a側(図面左側)に向かって緩やかに傾斜して延設されている。その案内樋110aの開放端110b側には、案内樋110a上の封入球FQ,FQ・・・を一個ずつ分離して流下せしめる球送り機構111が上下に揺動可能に取り付けられている。
【0051】
球送り機構111は、断面コの字状の揺動部材111aと、その揺動部材111aを回動自在に支持するピン111bと、揺動部材111aの駆動源としてのソレノイド111cとから構成されており、揺動部材111aの上部には、ソレノイド111cからの吸引力を受ける鉄片111dが固着されている。
【0052】
揺動部材111aの上端部は、ソレノイド111cの非吸引時(自重で下がった状態)において案内樋110a上の先頭の封入球FQ1の流下を阻止し、ソレノイド111cの吸引時には上方に偏移して封入球FQ1を通過させるストッパ片111eとなっている。
【0053】
また、上記ストッパ片111eの近傍には、そのストッパ片111eが上方に偏移して通過させた封入球FQを発射球として一つずつ検出する近接センサ等からなる発射センサ111fが固着されている。さらに、この球送り機構111に臨んで、発射球保持部112bを有する発射レール112が図上、右側上方に傾斜して延設されている。前記発射球保持部112bの後端面には、前記打球発射装置107の発射杆107aの先端部107bが挿通して球FQを発射レール112上に弾発するための挿通孔112cが穿設されている。
【0054】
また、前記案内樋110aの開放端110bの下方には球抜き用の開口部110cが形成されており、この開口部110cを開閉する球抜き機構140が組み込まれている。
【0055】
この球抜き機構140は、開口部110cの下方に沿って矢印方向に摺動するスライド部材140aと、アクチュエータとしてのソレノイド140bと、ソレノイド140bの直線運動をスライド部材140aの摺動運動に変換するリンク140cとから構成されており、前記開口部110cの直下には、抜き球を回収ボックス130へ流下させる抜球樋122が設けられている。
【0056】
そして、この球抜き機構140は、ソレノイド140bが所定の制御信号に基づいて駆動されると、ソレノイド140bのプランジャが伸長され、その伸長に伴ってスライド部材140aが矢印方向に摺動して球抜き用の開口部110cが開放され、案内樋110aおよび誘導シュート106b上の封入球FQ、FQ・・・が開口部110cを通して抜球樋122に流下し、前記回収ボックス130内に放出される。これにより、保守点検時等に必要に応じて封入球FQの球抜きを行なうことができる。
【0057】
次に、図6を参照して前記セーフ球検出装置115の構成を説明する。
【0058】
セーフ球検出装置115は、前記セーフ球案内棚114のセーフ球通過孔114aから流下するセーフ球SQ,SQ・・・を検出装置115内に導く導入樋115aと、前記セーフ球樋116に接続されて検出後のセーフ球を送出する送出樋115bと、セーフ球SQを導入樋114a側から送出樋115b側に一個ずつ送り出す回転式の球送り装置115cと、導入樋115aの球送り装置115c側の端部に設けられる第1のセーフ球検出センサSS1と、送出樋115bの球送り装置115c側の端部に設けられる第2のセーフ球検出センサSS2とから構成されている。
【0059】
また、球送り装置115cは、90°毎に4つの球受け部U,U・・・を設けた回転部材(スプロケット)115dと、その回転部材115dを矢印方向(図上時計方向)に所定速度で回転させるモータMとから構成されている。
【0060】
しかして、セーフ球検出装置115では、セーフ球案内棚114からセーフ球SQが導入樋115aに流下してくると、まず、第1のセーフ球検出センサSS1によってそのセーフ球SQが検出され、その後そのセーフ球SQは回転部材115dの球受け部Uに係合して送出樋115b側に移送され、第2のセーフ球検出センサSS2によって再度検出されてからセーフ球樋116を流下して回収ボックス130に至る。そして、第1のセーフ球検出センサSS1からの検出信号と第2のセーフ球検出センサSS2からの検出信号は制御装置(詳細は省略する)に入力されており、制御装置は2つの検出信号が所定の時間差で入力された場合にのみ正常にセーフ球の通過があったものと判定してセーフ球のカウントが加算されるようになっている。これにより、一つのセーフ球検出センサでセーフ球の通過を検出する場合に比して、ノイズや静電気によるセーフ球の誤検出や、遊技者や遊技店の店員等の不正行為によるニセの検出信号の発生を防止することができる。
【0061】
次に、本実施例に係るカード式弾球遊技機島設備の遊技球循環方法を適用した島設備1の封入球循環機構400の動作を簡単に説明する。
【0062】
まず、各パチンコ機100,100・・・において、各打球発射装置107によって遊技盤の遊技部内に打ち込まれた封入球FQ,FQ・・・は、それぞれセーフ球,アウト球,ファール球として、各パチンコ機100内の裏機構ユニット101のセーフ球樋116,アウト球樋118,ファール球樋120をそれぞれ経由して各回収ボックス130内に放出される。また、保守点検時等に球抜きされた封入球は、抜球樋122を経由して各回収ボックス130内に放出される。
【0063】
各回収ボックス130内に貯められた封入球FQは、その自重によって順次回収樋402内を流下し、基台403の回収タンク403aに一時的に貯留される。
【0064】
回収タンク403a内の封入球FQは、揚送装置405によって順次配球ボックス404側に送り揚げられ、その際に、揚送装置405内では、封入球FQと研磨用ペレットが擦り合わさって封入球FQの研磨が行われる。
【0065】
配球ボックス404内で、研磨用ペレットからふるい分けられた封入球FQは、配球ボックス404に一時的に貯留された後、順次、補給樋401および補給シュート406を介して各パチンコ機100,100・・・に供給される。
【0066】
補給装置102によって各パチンコ機100の裏機構ユニット101内に導入された封入球FQは、予備タンク103,導出シュート105を経由して誘導樋106を流下する。
【0067】
誘導樋106の減圧部106aに流下した封入球FQは、第1の減圧手段500Aおよび第2の減圧手段500Bの働きによって流下圧力が低減された後、誘導樋106の下方部106bを流下して、打球供給装置110に到達する。この際、上記のように封入球FQの流下圧力は低減されているため、打球供給装置110の構成部材等に過大な圧力が加わっての破壊や異常磨耗等の不具合を生じることがない。
【0068】
そして、打球供給装置110の作動によって一個ずつに分離された封入球FQは、再び打球発射装置107の発射杆107aによって弾発されて、発射レール112を滑走して遊技部内に放出され、再び上述の一連の循環サイクルに従って島設備1内の移動が行われることとなる。
【0069】
以上述べたように、本発明にかかるカード式弾球遊技機島設備の遊技球循環方法を適用した島設備1によれば、島設備1全体に封じ込まれた封入球FQ,FQ・・・が、島設備1全体で循環されて各パチンコ機100,100・・・で繰り返し使用される。したがって、島設備1全体に対する遊技球の補充は原則的に不要となって管理装置等システムの負担が軽減され、また、封入球FQが賞品球等として島設備1の外に大量に放出されることもないので、遊技店が準備する遊技球の数を大幅に低減することができる。
【0070】
また、封入球の揚送装置405には、予め研磨用ペレットが封入されていて揚送装置405が封入球の研磨手段を兼ねるようになっているため、封入球は島設備1を循環する間に研磨が自動的に行われる。その結果、従来のように各遊技機毎に遊技球が封入されていた場合に比して、封入球の研磨作業を行なう際の面倒な球抜きが不要となり、また当然に、抜き取った遊技球を遊技機に戻す際の手間のかかる計数も不要となって、遊技店の作業員の負担の軽減を図ることができる。
【0071】
なお、本実施例では、研磨手段として、揚送装置405内に研磨用ペレットを混入する場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば、補給樋401や回収樋402内に研磨用ペレットを混入する場合や、或は、別途専用の球研磨装置を封入球循環機構400内に組み込むような場合であってもよい。
【0072】
また、本実施例では、揚送手段として電動のスクリューコンベア405bを用いる場合について述べたが、これに限らず、回収樋402側から補給樋401側に封入球を送り揚げられるものであれば如何なる構成のものであってもよい。
【0073】
また、本実施例では、封入球の誘導樋106に、流下圧力を緩和させる減圧部(蛇行経路510,520)106aを設けてあるので、遊技機内の部材等が封入球の流下圧力によって破損したりする不具合の発生を未然に防止することができる。
【0074】
なお、封入球の減圧手段は、本実施例のように誘導樋内に蛇行経路を設ける場合に限定されるものではなく、封入球の流下圧力を低減できる構成であれば如何なるものであっても適用できる。
【0075】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、セーフ球、アウト球、ファール球の各検出信号が入力されて、持玉数の演算指令を出力し、セーフ球樋、アウト球樋、ファール球樋は、該セーフ球樋、アウト球樋、ファール球樋をそれぞれ流下するセーフ球、アウト球、ファール球を、封入球循環機構の研磨手段により研磨させるために、封入球循環機構の回収樋に排出して該封入球循環機構に回収させるので,封入球が循環する間に研磨が自動的に行われ、従来のように各パチンコ機毎に遊技球が封入されていた場合に比して、封入球の研磨作業を行なう際の面倒な球抜きが不要となり、遊技店の作業員の負担の軽減を図ることができる。
また、終端部に打球供給装置が設けられた誘導シュートに下端が接続された誘導樋に複数の湾曲部を有する蛇行経路が形成されるので、打球供給装置の構成部材等に過大な圧力が加わっての破損や異常摩耗などの不具合の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されたカード式弾球遊技機の島設備1の全体構成を示す一部切欠き正面図である。
【図2】図2は、本発明が適用されたカード式弾球遊技機100の裏機構ユニット101の概略構成を示す背面図である。
【図3】図3は、誘導樋106の第2の減圧手段500Bの構成を示す正面図である。
【図4】図4は、誘導シュート106bの構成を示す断面図である。
【図5】図5は、打球供給装置110の構成例を示す構成図である。
【図6】図6は、セーフ球検出装置115の構成例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 島設備
100 パチンコ機(カード式弾球遊技機)
101 裏機構ユニット(裏機構セット盤)
102 補給装置
103 予備タンク
105 導出シュート
106 誘導樋
106a 減圧部
106b 誘導シュート
107 打球発射装置
108 ストッパ部材
110 打球供給装置
111 球送り機構
112 発射レール
115 セーフ球検出装置
122 抜球樋
130 回収ボックス
140 球抜き機構
300 島本体
400 封入球循環機構
401 補給樋(供給経路)
402 回収樋(回収経路)
403 基台
403a 回収タンク
404 配球ボックス
405 揚送装置(研磨手段)
406 補給シュート
407 ペレット送給管
500A 第1の減圧手段
500B 第2の減圧手段
510,520 蛇行経路
FQ 封入球
SQ セーフ球

Claims (1)

  1. 封入球循環機構が設けられた島設備に配置され、前記封入球循環機構との間で封入球が循環されるカード式弾球遊技機において、
    前記封入球循環機構の補給樋を介して封入球が補給されるタンクと、
    前記タンクの下方に設けられ、一端側に傾斜してタンクからの封入球を流下させる導出シュートと、
    前記導出シュートの一端に接続され、導出シュートの封入球を下方に導く誘導樋と、
    前記誘導樋の下端と接続されて終端部に設けられた打球供給装置に向けて下り傾斜した誘導シュートと、
    前記打球供給装置により供給される封入球を弾発する打球発射装置と、
    前記打球発射装置により弾発された封入球が放出される遊技部を備えた遊技盤と、
    前記遊技部に放出された封入球のうち入賞を果たしたセーフ球を検出するセーフ球検出センサを備えたセーフ球樋と、
    前記遊技部に放出された封入球のうち入賞を果たさなかったアウト球を検出するアウト球センサを備えたアウト球樋と、
    ファール球を検出するファール球センサを備えたファール球樋と、
    を備え、
    前記誘導樋は、複数の湾曲部を有する蛇行経路が形成され、
    前記セーフ球、アウト球、ファール球の各検出信号が入力されて、持玉数の演算指令を出力し、
    前記セーフ球樋、アウト球樋、ファール球樋は、該セーフ球樋、アウト球樋、ファール球樋をそれぞれ流下するセーフ球、アウト球、ファール球を、前記封入球循環機構の研磨手段により研磨させるために、前記封入球循環機構の回収樋に排出して該封入球循環機構に回収させることを特徴とするカード式弾球遊技機
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