JP3738569B2 - Manufacturing information management method - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の製造工程を有する製造ラインにおける製造情報管理方法に関するものであり、製品の品質の確保と安定化、品質トラブルへの対応の迅速化のために利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、製品の品質トラブルに対応するために、資材情報と加工情報をリンクして収集し、部材起因トラブルに対応する製造履歴収集システムが特開平4−266012号に開示されているが、このシステムは、半導体装置の製造工程における単一工程のみを対象工程とし、また、部材起因トラブルのみを対象トラブルとするものであった。
【0003】
また、特開平5−282329号には鉄管製造ラインにおける品質履歴管理方法として、ホストシーケンサを介して品質データを収集する手法が提案されているが、ここに開示されたホストシーケンサは単なるデータバッファであった。
さらに、特開平6−68101号には生産履歴情報作成・物流管理方式として、絶対時刻・製品番号とともに生産情報を収集し、アフター管理・物流管理に利用することが提案されており、この方式では製品番号とともに生産情報が複数工程分収集できるが、前工程の生産情報を利用して自工程の条件を変更するなどの収集データの活用機能が欠如していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、複数工程をまたがるワークのワークデータトラッキング、ワーク製造情報トレーサビリティを実現することを課題とするものである。また、工程毎のワークの流し方(1個ずつ/複数個並行/パレットなどに複数個積載してパレット毎/複数パレット並行など)に対応して、ワーク製造情報をワークの流し方の単位で管理すること、さらに、使用材料・部品起因の品質トラブルだけでなく、途中工程での設備設定値・設備周辺環境状況・放置時間などの製造条件起因や、設備稼働状態などの設備起因の品質トラブルにも対応可能とすることを課題とする。また、ワークの自工程への到着時点で、そのワークの前工程までの製造情報が参照でき、それに応じて自工程の条件を変更できるようにすることを課題とする。さらに、製造条件(材料・部品・設定値など)と製造結果(検査結果など)とを対比して、品質確保・安定化のための製造条件を標準化することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記の課題を解決するために、複数の製造工程を通過する複数のワークの製造情報を収集して各ワーク毎に保存管理する方法であって、複数のワークの詳細な製造情報を各ワーク毎に保存管理するための大容量の保存管理手段と、この保存管理手段に比べて記憶容量は小さいがワークの近傍に位置して各ワークに対応する小容量のワークデータを保持し得る複数の追跡管理手段とを通信可能に配置し、各製造工程において設備動作の制御を行う設備動作制御手段を前記追跡管理手段として用いて各追跡管理手段により前記小容量のワークデータをワークの移動とともに各工程内で追跡管理し、複数ワークがまとめて移動する大工程毎にワークデータを一時蓄積しておくための一時蓄積手段を設け、大工程間を複数ワークがまとめて移動する際に、複数のワークデータを一時蓄積手段の間でまとめて転送し、ワークが各工程を通過する際に取得した詳細な製造情報を該ワークのワークデータと紐付けた上で保存管理手段に格納することを特徴とするものである(請求項1)。
【0006】
追跡管理手段から保存管理手段に送信されて保存管理されるべき詳細な製造条件情報群はひとまとめにしてその情報群を管理する新規番号を付加するとともに、同じ製造条件で製造される複数のワークのワークデータ内には同じ番号を製造条件番号として付加する(請求項2)。同様に、ワーク毎の検査結果情報群をひとまとめにして、ワーク固有の識別番号であるワーク番号を含むワークデータを付加して収集管理する(請求項3)。
【0007】
保存管理手段では詳細製造条件情報群と詳細検査結果情報群をワーク番号またはワークデータと紐付けして収集し保存管理する(請求項)。さらに、製造条件または検査規格の基準マスタデータを有し、ワーク毎に基準マスタデータと収集した実績データとの相違を求める(請求項)。
【0008】
ワークデータは、複数の工程における複数の検査装置での検査判定結果群を示す複数のフラグで構成されるワーク状態データ、及び複数の工程における複数の設備の稼働状況又は複数の作業の作業状況を示す複数のフラグで構成される設備稼働状態データを含み、これらのフラグはワークが移動するにつれて順次記録していくようにする(請求項、請求項)。
【0009】
複数のワークがパレットに積載されてパレット単位で同じ処理をされる場合又はパレット単位で仕掛り状態でラインオフされて放置される場合には、複数のワークデータと積載されたパレット番号とを紐付け管理しておいて、詳細製造情報または仕掛り情報はパレット単位で収集する(請求項)。そのほか、生産量管理または自動棚卸し管理のためのワークの計数結果はワークデータを利用して分類集計する(請求項)。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は本発明を適用されるシステムの概要を示すブロック図である。図中、Hは詳細製造情報の保存管理手段であり、大容量の記憶装置(例えば固定ディスク装置や光磁気ディスク装置など)を備える汎用のコンピュータで構成されている。この保存管理手段Hは、複数のデータベースを含んでおり、例えば生産計画を格納するための計画データベースDB1、生産量実績情報を格納するための生産実績データベースDB2、棚卸し情報を格納するための棚卸し実績データベースDB3、各工程から収集した製造条件情報を格納するための製造条件実績データベースDB4、製造条件実績値と比較するための製造条件基準値を格納するための製造条件基準マスタデータベースDB5、各工程から収集した検査結果情報を格納するための検査結果データベースDB6、検査計測実績値と比較するための検査計測基準値を格納するための検査規格基準マスタデータベースDB7、バッチ製造情報やオフライン仕掛り情報を格納するためのロット履歴データベースDB8、生産仕掛りデータベースDB9を少なくとも含んで構成されている。
【0011】
また、保存管理手段Hは、製造条件実績データベースDB4及び検査結果データベースDB6に格納される製造条件実績値や検査計測実績値を各工程から自動収集するための通信インターフェイス手段や、これらを手動で入力するための画面入力手段を備えている。この画面入力手段は、さらに、製造条件基準マスタデータベースDB5及び検査規格基準マスタデータベースDB7に格納される基準値を手動設定するためにも使用される。これらの基準値は自動設定される場合もある。
【0012】
さらに、保存管理手段Hは、製造条件実績データベースDB4に格納された製造条件実績値と、検査結果データベースDB6に格納された検査計測実績値とを対比して原因系(製造条件)と結果系(検査計測値)の関連を解析するための解析支援手段を備えている。
【0013】
次に、S1,S2,…,Si,…,Skは設備動作制御手段であり、複数の工程の各々を実行するための設備に付帯されて、その動作を制御するために使用される簡易なハードウェアであり、データ保存量は小さいがリアルタイム処理ができる手段である。例えば、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)がこの用途には最も適しているが、必ずしもPLCに限定されるものではない。設備動作制御手段は本来は設備の動作を制御するために使用されるものであるが、小容量のメモリと簡単なデータ通信手段(シリアル通信手段など)を備えているので、このメモリに必要最小限のワークデータを格納しておき、各ワークの移動に伴ってワークデータの追跡(トラッキング)管理をリアルタイムで行うものである。
【0014】
ここで、設備動作制御手段のメモリに格納される「必要最小限」のワークデータとは、ワークの種類・前工程でのロット・前工程までの製造履歴・現在の状態といった自工程で必要となる情報を保存管理手段Hに問い合わせるためと、自工程で新たに収集する大量の詳細製造情報がどのワークの情報かを識別できるようにするために、最低でも必要となるデータ量を指す。実施例では、ワークデータは、計画番号、ロット番号、製造条件番号、ワーク状態データ、設備稼働状態データ、ワーク番号(ワーク固有の識別番号)で構成される。このワークデータの詳細については後述する。
【0015】
次に、Mは一時蓄積手段であり、設備動作の制御機能は有していないが、製造工程の途中で設備から一時的に離れて待機状態となっているワークについて、設備動作制御手段がそれまで保持していたワークデータを一時的に蓄積しておくために使用される中規模のメモリであり、ワークが再び設備に投入されると、一時蓄積手段のデータは再び設備動作制御手段のメモリに戻されるものである。なお、一時蓄積手段から保存管理手段Hに対してはバッチ製造情報、オフライン仕掛り情報が収集され管理される。
【0016】
W1,W2,W3,…,Wnは複数のワーク(製造される対象物品)である。d1,d2,d3,…,dnは複数のワークデータであり、個々のワークにそれぞれ対応している。実施例では、ワークとして樹脂成型品の板材を製造する場合について説明する。この場合、製造工程は、材料の投入、混合、混練、押出、養生、塗装、乾燥、梱包という複数の工程から成り、これら複数の工程の各々はさらに多数の小さな工程を含む。また、製造条件は、代表的なものだけでも、混合時間、攪拌羽根回転数・負荷電流、押出速度、押出圧力、冷却循環水温度、金型締まり状態、引取比率、シート厚、シート切断長、養生庫温度、塗布量・液圧・液温、乾燥温度/湿度など非常に多数であり、検査項目は、板厚、直線度、目地間ピッチ、含水率(乾燥前・乾燥後)、裏面状態、色調検査など多数である。実際には、ここに例示したものよりも遥かに多数の製造条件、検査項目が存在し、このほか、使用材料、設備稼働状況などが各ワークの製造情報に含まれる。
【0017】
このように、保存管理手段Hにより管理される製造情報は、非常に詳細で大量なものであるが、複数の製造工程を移動するワークの移動に伴って設備動作制御手段により追跡管理されるワークデータは必要最小限のデータ量となっており、このワークデータと紐付けて大量の詳細製造情報を収集するものである。すなわち、複数の製造工程にまたがってワークが移動する際に、各工程の各ポイントで使用材料・製造条件・検査結果・設備稼働状況などのそのワークの詳細製造情報を収集して、収集した使用材料・製造条件・検査結果・設備稼働状況などの各ワークの詳細製造情報を各ワークデータと紐付けた上で、(ワークデータ追跡管理手段としての)設備動作制御手段とは別の大量データ保存容量を持つ保存管理手段で管理することで、ワークの使用材料・部品、製造履歴、検査結果、出荷後のクレーム状況などに関する一連の詳細製造情報を各ワーク毎に保存管理し、各ワークの製造条件と製造結果とを対比管理できるようにしたのが本発明の製造情報管理方法の特徴である。
【0018】
【表1】

Figure 0003738569
【0019】
表1は本実施例で用いるワークデータの説明図であり、ワークデータの取り得る値、ワークデータの発生時点、発生単位、ワークデータの意味と紐付けられる情報を示している。本実施例では、追跡管理するワークデータ内に、計画番号、ロット番号、製造条件番号、ワーク状態データ、設備稼働状態データ、及びワーク番号を持たせている。このうち、計画番号は、ワークの種類(品種・品番・品名など)及び生産予定日及び生産予定量の計画などの情報群の管理番号として生産計画立案時点に決定された番号であり、生産計画単位毎に1〜9999の値を割り当てている。次に、ロット番号は、自工程の製造ロット(材料ロット・パレット積載作業の場合はパレット番号など)を示す番号として、材料投入時点、パレット積載時点に決定され、材料ロット毎、パレット毎に1〜9999の値を割り当てている。次に、製造条件番号は、使用材料・使用部品・使用工具(金型・刃物など)・設備設定値・設備周辺環境状況・放置時間などの情報群の管理番号として製造条件情報収集時点に決定され、情報収集毎に1〜30000の値を割り当てている。これらの計画番号、ロット番号、製造条件番号はサイクリックに使用されるが、日付とともに管理するので番号が一巡しても識別は可能である。次に、ワーク状態データは、自工程の製造状態判定結果(検査結果判定情報など)を前工程までのものに加えて記録することで、複数工程を移動してきた際の一連の製造状態判定結果情報群としたものであり、各検査工程の検査結果判定時点に発生する1ビットの情報を検査項目数分集めたビットパターンデータである。このワーク状態データの詳細については後述するが、要するに、検査結果がOK(良好)であるかNG(不良)であるかに応じて1又は0のデータを記録したものである。次に、設備稼働状態データは、ワーク通過時点の各設備のタクト・異常発生状況などの稼働・作業状態判定結果情報を作業毎、設備毎の処理完了時点において記録したものである。この設備稼働状態データの詳細についても後述するが、要するに、作業異常の有無、設備異常の有無に応じて1又は0のデータを記録したものであり、そのデータ長は作業項目数、設備台数に応じて決まる。次に、ワーク番号は、ワーク固有の識別番号であり、材料・部品からワークが生成された時点でワーク生成毎に1〜30000の値を割り当てている。このワーク番号はサイクリックに使用されるが、日付・ロットとともに管理するので番号が一巡しても識別は可能である。
【0020】
以上のように、ワークデータはメモリ使用量を必要最小限に抑えることのできるデータ構成であり、ワークが多数の工程を移動しても各ワークの移動とともにワークデータをリアルタイムに追跡管理することができる。そして、このワークデータをキーとして、大容量の保存管理手段と設備動作制御手段とが交信することにより、移動するワークの直ぐ近傍に位置する設備動作制御手段がその場で取得した情報を保存管理手段に吸い上げて保存管理することができ、また、設備動作制御手段がその場で必要とする詳細な製造情報を保存管理手段Hから引き出して使用することができる。例えば、追跡管理するワークデータ内のロット番号または製造条件番号またはワーク状態データまたは設備稼働状態データで保存管理手段に問い合わせることで、そのワークの前工程までの製造ロットまたは製造条件または製造結果または設備稼働状態の詳細情報を検索して、設備動作制御手段までダウンロードできるようにすることにより、対象ワークの前工程までの詳細製造情報が作業場所で参照でき、それに応じた自工程の作業ができる。
【0021】
この動作の一例を図2に示す。この例では、設備動作制御手段が自工程に到達したワークの製造条件番号から詳細な製造条件情報を保存管理手段に問い合わせる場合の動作を示している。まず、設備動作制御手段によりワークデータ内の製造条件番号を取得する。次に、設備動作制御手段は保存管理手段に対する自己のステータスデータのうち、製造条件を要求するためのフラグをONにする。このフラグを検出して、保存管理手段は設備動作制御手段から製造条件番号を読み取る動作を行い、読み取った製造条件番号を検索キーとして、詳細な製造条件情報を検索する。そして、検索した製造条件情報を保存管理手段から設備動作制御手段に送信する。すべての製造条件情報の送信を完了すると、保存管理手段は設備動作制御手段に対する自己のステータスデータのうち製造条件送信完了フラグをONにする。このフラグを検出して、設備動作制御手段は保存管理手段に対するステータスデータのうち、製造条件を要求するためのフラグをOFFに戻す。このフラグを検出して、保存管理手段は設備動作制御手段に対する自己のステータスデータのうち、製造条件送信完了フラグをOFFに戻す。以上により一連の交信動作が終了し、設備動作制御手段は自工程で必要とする詳細な製造条件情報を取得することができる。
【0022】
(実施例2)
図3は複数のワークデータを工程間通信ネットワークにより一括転送できるようにした実施例である。図中、工程1、工程2は大工程であり、それぞれ小さな工程を複数含んで構成されている。これらの複数の工程において設備の動作を制御するための設備動作制御手段が大工程毎に複数個設けられており、大工程内をワークを移動する間、各ワークのワークデータはこれらの複数の設備動作制御手段により追跡管理される。このワークデータを追跡管理する設備動作制御手段とは別に、設備動作制御を行わないワークデータ一時蓄積手段を大工程毎に設けており、大工程間を複数ワークがまとめて移動する際、例えばパレットに積載して移動する際などに、複数のワークデータを一時蓄積手段の間でまとめて転送する。これにより、複数ワークの同時移動の際にもワークデータの追跡管理ができるようになる。
【0023】
図4はワークデータの流れを一例として示している。図示された例では、工程1,2,…,Kにより番号1〜853のワークが製造されつつあり、各ワークに対応するワークデータ1〜853が発生している。工程1はN1個の設備1−1、1−2、…、1−N1を含み、これらの設備の動作を制御する設備動作制御手段により、ワーク番号801〜853のワークデータが追跡管理されている。工程1を終了したワークは、パレット上に積載されており、一時蓄積手段により、ワーク番号715〜800のワークデータが一時蓄積されて、工程2への投入を待っている。工程2はN2個の設備2−1、2−2、…、2−N2を含み、これらの設備の動作を制御する設備動作制御手段により、ワーク番号551〜714のワークデータが追跡管理されている。工程2を終了したワークは、パレット上に積載されており、一時蓄積手段により、ワーク番号28〜550のワークデータが一時蓄積されて、工程Kへの投入を待っている。工程KはNK個の設備K−1、K−2、…、K−NKを含み、これらの設備の動作を制御する設備動作制御手段により、ワーク番号27〜1のワークデータが追跡管理されている。
【0024】
このように、設備動作の制御を行わない一時蓄積手段を大工程間に設け、大工程間を複数ワークがまとめて移動する際に、複数のワークデータを一時蓄積手段の間でまとめて転送することにより、複数ワークの同時移動の際にもワークデータの追跡管理ができる。
【0025】
(実施例3)
図5は製造条件情報を製造条件番号付きで収集する実施例の概要を示している。この実施例では、収集した使用材料・使用部品・使用工具(金型・刃物など)・設備設定値・設備周辺環境状況・放置時間などの製造条件情報群をひとまとめにして、その情報群を管理する新規番号(図示された例では製造条件No.=100)を付加するとともに、その番号を、通過中のワークのワークデータ内の製造条件番号部にも付加するようにし、ワーク固有の識別番号であるワーク番号とともにワークデータを追跡管理するようにしたものである。このようにすれば、製造条件情報群としては、製造条件No.100のひとまとまりを保存しておくだけで良い。図示された例では、製造条件No.100で製造されたワークは、同じ製造条件No.100を持つワークを検索することで、ワークNo.1000〜1097であることが分かる。
【0026】
なお、本実施例において、製造条件情報群をひとまとめにして、その情報群を管理する新規番号を付加するタイミングは、任意に変更可能なある周期毎、または、製造条件に変動があったときとすることが好ましい。そのタイミングで設備動作制御手段から保存管理手段に対して製造条件番号、収集時刻に続けて、製造条件情報群が送信される。保存管理手段では、受信された情報を製造条件番号を検索キーとして製造条件情報群を検索できるような形態で保存管理するものである。
【0027】
(実施例4)
図6は検査結果情報をワークデータ付きで収集する実施例の処理の流れを示している。本実施例では、ワーク毎の検査結果情報群をひとまとめにして、ワーク固有の識別番号であるワーク番号を含むワークデータを付加して保存管理手段により収集管理することで、ワークとそのワークの検査結果情報群が紐付けできるようにしたことを特徴とするものである。設備動作制御手段は検査装置から検査完了フラグを受信すると、検査結果情報群を検査装置から読み取り、そのとき該検査装置において検査対象となっていたワークのワークデータを取得し、検査結果情報群にワークデータを付加する。次に、設備動作制御手段は保存管理手段に対するステータスデータのうち検査結果情報読取要求フラグをONにする。保存管理手段はこのフラグを検知して、設備動作制御手段から検査結果情報を読み取る。読み取られた検査結果情報にはワークデータが付加されている。検査結果情報の読み取りを完了すると、保存管理手段は設備動作制御手段に対するステータスデータのうち検査結果情報読取完了フラグをONにする。設備動作制御手段はこのフラグを検知して、保存管理手段に対する読取要求フラグをOFFに戻す。保存管理手段はこのフラグを検知して、読取完了フラグをOFFに戻す。以上により一連の交信動作が終了し、保存管理手段は検査結果情報群をワークデータと共に収集することができる。
【0028】
なお、実施例3と実施例4を同時に実施すれば、保存管理手段は製造条件情報群と検査結果情報群をワークデータと関連させて収集管理することができ、後述するように、原因系のデータ(製造条件情報群)と結果系のデータ(検査結果情報群)を対比させて、その関連を解析することが可能となるものである。
【0029】
(実施例5)
図7は、ワークデータ内のワーク状態データに検査結果判定情報を付加する実施態様を一例として示している。この例では、ワークデータ内のワーク状態データとして、複数の工程における複数の検査装置での検査判定結果群を示す複数のフラグを設け、検査装置毎の判定結果フラグを全工程分記録するようにしたものである。フラグの個数は検査項目数に応じて決めるものであり、各検査項目毎に、検査済みか否かを記録するためのフラグと、検査結果がNG(不良)であったか否かを記録するためのフラグを有している。図示された検査項目(ワークの有・無、板幅の良・否、含水率の良・否等)は例示であり、これらに限定されるものでないことは言うまでもない。
【0030】
(実施例6)
図8は、ワークデータ内の設備稼働状態データに稼働状態判定情報を付加する実施態様を一例として示している。この例では、ワークデータ内の設備稼働状態データとして、複数の工程における複数の設備の稼働状況を示すフラグ、あるいは複数の工程における複数の作業の作業状況を示すフラグを設け、設備毎・作業毎のそのワークの通過時の稼働・作業状況フラグを全工程分記録するようにしたものである。フラグの個数は作業項目数・設備台数に応じて決めるものであり、各項目毎に、作業済みか否かを記録するためのフラグと、作業状況がNG(不良)であったか否かあるいは設備異常の有無を記録するためのフラグを有している。図示された作業項目(材料投入作業不良、養生キャップ取付け不良等)や、設備異常項目(ミキサー異常、押出機異常、搬送コンベア異常、…等々)は例示であり、これらに限定されるものでないことは言うまでもない。
【0031】
(実施例7)
図9はパレット単位で製造情報や仕掛り情報を収集する実施態様の概要を示している。複数のワークがパレットなどに積載されてパレット単位で同じ処理をされる場合に、複数のワークデータと積載されたパレット番号とを紐付け管理しておいて、詳細製造情報はパレット単位で収集するようにしたものである。図示された例では、1枚のパレットに1〜66のワークが積載されており、各ワークはワークデータとして、それぞれ計画番号、配合ロット番号、押出条件番号、ワーク番号、ワーク状態データ、設備稼働状態データを有している。これらの一連のワークデータは、積載されたパレットのパレット番号と紐付け管理されており、そのパレット番号と対応付けて詳細製造情報が収集保存管理されている。詳細製造情報としては、養生庫の養生パターン、乾燥時間などが例示として図示されているが、これらに限定されるものではない。
【0032】
また、同様の手法で工程間オフライン仕掛り情報をパレット単位で収集することもできる。すなわち、複数のワークがパレットなどに積載されてパレット単位で仕掛り状態でラインオフされて放置される場合に、複数のワークデータと積載されたパレット番号とを紐付け管理しておいて、そのパレットのラインオフ場所・ラインオフ時刻・次工程への投入(再ラインイン)場所・投入時刻・放置場所・放置時間などの情報をパレット単位で収集し保存管理するものである。
【0033】
(実施例8)
【表2】
Figure 0003738569
【0034】
表2はワークデータを利用して生産量管理を行う実施態様の概要を示している。この例では、日毎/勤務直毎/工程毎/設備毎/品番毎/パレット毎などに生産量(良品/不良品/保留品など)を計数して管理する場合に、追跡管理しているワークデータの計数場所の通過数を、計画番号毎/ロット番号毎/ワーク状態データ毎に積み重ねることで、個数を分類集計できるようにするものである。例えば、不良品が無いと仮定した場合、ワーク番号を日毎に計数して、本日最後のワーク番号から本日最初のワーク番号を差し引いて1を足せば、本日のトータル生産数が算出できる。このうち、不良品の数については、ワーク状態データから検査項目毎の要因別不良数が分かり、設備稼働状態データから作業項目毎・設備毎の要因別不良数が分かるから、これらをトータル生産数から差し引けば良品の生産数が分かる。また、計画番号を集計すれば、計画単位毎の通過数が分かり、投入実績、生産実績、消費展開が把握できる。ロット番号を集計すれば、ロット毎の通過数が分かり、パレット毎の投入・生産実績、材料ロット毎の生産実績などが把握できる。さらに、製造条件番号を集計すれば、製造条件毎の通過数が分かり、要因別不良数との相関を取れば、製造条件による品質への影響を分析できる。
【0035】
また、工程内あるいは工程外の仕掛り品置場などの特定の範囲に存在するワークデータを用いて、その範囲内のワークデータ個数を計画番号毎に集計することで、必要なときにその瞬間の場所毎の数量を把握して自動棚卸し管理ができる。すなわち、ワークの種類(品種・品番・品名)毎に工程内のワーク数、仕掛り状態のワーク数を把握することができる。
【0036】
(実施例9)
本実施例は上述の実施例3と実施例4を併用したものであり、さらに、ワークデータをキーに製造条件情報群と検査結果情報群を紐付けするものである。すなわち、ワーク固有の識別番号であるワーク番号とともにワークデータを追跡管理して、詳細製造情報をワーク番号またはワークデータと紐付けして収集しておくことで、ワーク番号をキーにして、そのワークの全工程分の詳細製造条件情報群と詳細検査結果情報群とが参照できるようにするものである。これにより、各製造条件情報が各検査結果にどう影響するかを解析しやすくなる。
【0037】
(実施例10)
本実施例は、保存管理手段において、ワークの種類(品種・品番・品名)/設備/工具(金型・刃物など)/検査装置/時期(季節など)毎の製造条件基準マスタデータと検査規格基準マスタデータとを持たせたことを特徴とするものである。また、ワーク毎の製造条件の基準マスタデータと収集した実績データとの相違と、検査結果の基準マスタデータと収集した実績データとの相違とを対比できるようにしたことを特徴とする。これにより、実績データと基準データとの相違がどのように品質に影響するかの相関性を把握でき、また、製造作業の標準化により品質を安定化できるものである。
【0038】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、データ保存量は小さいがリアルタイム処理ができる追跡管理手段と、リアルタイム性は低いが大量データ保存ができる保存管理手段との併用により、追跡管理がワークの移動と正確に一致してリアルタイムに実施でき、且つ、各ワークそのものの正確な大量詳細製造情報が収集管理できる。また、各工程の各ポイントで収集する詳細製造情報がワークデータと紐付いているので、ワークデータをキーにしてそのワークの全工程の履歴が明確に分かり、設備トラブル等でのワーク移動の異常時でもワークデータの修正がその場でできる。
【0039】
また、ワークデータとして計画番号を持たせれば、ワークが移動してきた時点で、そのワークの種類・計画内容を把握して、対応する作業ができる。さらに、ワークデータとしてロット番号、製造条件番号、ワーク状態データを持たせれば、前工程までの製造ロット、製造条件、製造結果が参照でき、それに応じた自工程の作業ができる。さらにまた、ワークデータとして、製造条件番号、設備稼働状態データを持たせれば、製造条件、設備の稼働状況が及ぼす品質への影響が把握できる。
【0040】
さらにまた、請求項の発明によれば、大工程間でワークデータを一括転送するための一時蓄積手段を有することにより、ワークがいったんまとめてラインオフされるような大工程間の複数ワーク同時移動時にもワークデータを正確に追跡管理できる。また、複数ワークがパレットなどにまとめて積載されるような場合にも複数のワークデータを一時蓄積手段により蓄積管理できる。
【0041】
請求項の発明によれば、製造条件はワーク個々には変動しない場合もあるため、同じ製造条件ならば詳細な製造条件情報群を全ワーク分も保存しなくて良い点に着目し、詳細な製造条件情報群をひとまとめにしてその情報群を管理する製造条件番号を付加するようにしたので、ワーク毎の製造条件情報群の保存を効率化できる。また、同じ製造条件でどのワークが製造されたかを検索し易いという利点もある。
【0042】
請求項の発明によれば、ワーク毎の検査結果情報を、ワークデータをキーにして紐付けできるので、ワーク毎に製造条件情報と検査結果情報を対比する作業が容易に行える。
請求項の発明によれば、ワークの複数工程を通しての検査結果履歴がその場で分かるという利点があり、このフラグの組み合わせで、良品/不良品の自動選別も可能になる。
【0043】
請求項の発明によれば、ワーク通過時の複数工程を通しての設備の稼働状況履歴がその場で分かるという利点があり、設備の稼働状況が及ぼす品質への影響を把握しやすいという効果がある。
請求項の発明によれば、複数のワークがパレット単位で処理または放置される場合に、パレット単位で製造情報や仕掛り情報を収集するようにしたので、製造情報保存や仕掛り情報保存の効率化が可能になる。また、あるワークの品質トラブル検出時にそのワークと同じパレット上で同じ製造条件で処理されたワークあるいは同じ放置状態にされていたワークが検索しやすいという利点もある。
【0044】
請求項の発明によれば、生産量管理あるいは棚卸し管理のためのワーク数の計数にワークデータを利用したことにより、単なる総数の計数のみならず分類して集計できるので、生産量管理工数あるいは棚卸し工数を大幅に削減できる。
請求項の発明によれば、収集される詳細製造条件情報群と検査結果情報群が、ワーク番号やワークデータと紐付いているので、それらをキーにして、そのワークの全工程の製造履歴・検査履歴が明確に分かるという利点があり、また、各製造条件情報が各検査結果にどのように影響するかが分かり易い。
【0045】
請求項の発明によれば、実績データと基準データとの相違がどのように品質に影響するかの相関性を把握でき、また、製造作業の標準化で品質を安定化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用されるシステムの概要を示すブロック図である。
【図2】 図1のシステムにおける設備動作制御手段から保存管理手段への製造条件情報参照の動作を示すフローチャートである。
【図3】 複数のワークデータを工程間通信ネットワークにより一括転送できるようにした請求項の実施例を示す説明図である。
【図4】 図3の実施例におけるワークデータの流れを一例として示す説明図である。
【図5】 製造条件情報を製造条件番号付きで収集する請求項の実施例の概要を示す説明図である。
【図6】 検査結果情報をワークデータ付きで収集する請求項の実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 ワークデータ内のワーク状態データに検査結果判定情報を付加する請求項の実施例を示す説明図である。
【図8】 ワークデータ内の設備稼働状態データに稼働状態判定情報を付加する請求項の実施例を示す説明図である。
【図9】 パレット単位で製造情報や仕掛り情報を収集する請求項の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
H 保存管理手段
M 一蓄積手段
S1,S2,…,Sk 設備動作制御手段(追跡管理手段)
d1,d2,…,dn ワークデータ
W1,W2,…,Wn ワーク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a manufacturing information management method in a manufacturing line having a plurality of manufacturing processes, and is used for ensuring and stabilizing the quality of products and speeding up the response to quality troubles.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to cope with product quality troubles, a manufacturing history collection system that collects material information and processing information in a linked manner and copes with member-induced troubles is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-266012. In the manufacturing process of a semiconductor device, only a single process is a target process, and only a member-induced trouble is a target trouble.
[0003]
Japanese Patent Laid-Open No. 5-282329 proposes a method of collecting quality data via a host sequencer as a quality history management method in an iron pipe production line, but the host sequencer disclosed here is a simple data buffer. there were.
Further, JP-A-6-68101 proposes that production information is collected together with absolute time and product number as a production history information creation / distribution management method and used for after-sales management / distribution management. Production information can be collected for multiple processes along with product numbers, but there is a lack of a function to use collected data, such as changing the conditions of its own process using production information from the previous process.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to realize work data tracking and work manufacturing information traceability of a work that spans a plurality of processes. Corresponding to the method of flowing workpieces for each process (one by one / multiple parallel / multiple pallets, etc. and each pallet / multiple pallets in parallel), the workpiece manufacturing information is in units of workpiece flow. In addition to quality troubles caused by materials and parts used, quality troubles caused by manufacturing conditions such as equipment setting values, equipment surrounding environment conditions and standing time in the middle of the process, and equipment-related quality troubles It is an issue to be able to cope with the situation. It is another object of the present invention to make it possible to refer to manufacturing information up to the previous process of the workpiece when the workpiece arrives at the own process, and to change the conditions of the own process accordingly. Furthermore, it is an object to standardize manufacturing conditions for quality assurance / stabilization by comparing manufacturing conditions (materials, parts, set values, etc.) and manufacturing results (inspection results, etc.).
[0005]
[Means for Solving the Problems]
  According to the present invention, in order to solve the above-described problem, a method of collecting manufacturing information of a plurality of workpieces passing through a plurality of manufacturing steps and storing and managing each piece of workpieces, the details of the plurality of workpieces being detailed. A large-capacity storage management means for storing and managing manufacturing information for each work, and a small-capacity work data corresponding to each work located in the vicinity of the work, although the storage capacity is smaller than that of the storage management means. A plurality of tracking management means that can be held are arranged to be able to communicate,Equipment operation control means for controlling equipment operation in each manufacturing process is used as the tracking management means.The small amount of work data is moved along with the movement of the work by each tracking management means.Within each processTrack and manageTemporary storage means is provided to temporarily store work data for each large process in which multiple workpieces move together. When multiple workpieces move together between large processes, multiple work data are stored in the temporary storage means. Transfer them together,The detailed manufacturing information acquired when the work passes through each process is stored in the storage management means after being associated with the work data of the work (claim 1).
[0006]
  Detailed manufacturing condition information groups to be stored and managed from the tracking management means to the storage management means are added together with a new number for managing the information group, and a plurality of workpieces manufactured under the same manufacturing conditions are added. The same number is added as a manufacturing condition number in the work data (claim 2). Similarly, the inspection result information group for each work is collected and work data including a work number that is an identification number unique to the work is added and collected and managed (claim 3).
[0007]
The storage management means collects and manages the detailed manufacturing condition information group and the detailed inspection result information group in association with the work number or the work data (claims).8). Furthermore, it has reference master data of manufacturing conditions or inspection standards, and obtains a difference between the reference master data and the collected actual data for each workpiece (claims)9).
[0008]
  The workpiece data includes workpiece status data composed of a plurality of flags indicating a group of inspection determination results in a plurality of inspection apparatuses in a plurality of processes, and operating statuses of a plurality of facilities or a plurality of operations in a plurality of steps. Equipment operation state data composed of a plurality of flags shown, and these flags are sequentially recorded as the workpiece moves (claims)4, Claims5).
[0009]
  When multiple workpieces are loaded on a pallet and the same processing is performed for each pallet, or when the line is turned off and left unfinished for each pallet, multiple workpiece data and the loaded pallet number are linked. Detailed manufacturing information or in-process information is collected on a pallet basis.6). In addition, work counting results for production volume management or automatic inventory management are categorized and aggregated using work data.7).
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Example 1)
FIG. 1 is a block diagram showing an outline of a system to which the present invention is applied. In the figure, H is a storage management means for detailed manufacturing information, and is composed of a general-purpose computer equipped with a large-capacity storage device (for example, a fixed disk device or a magneto-optical disk device). The storage management means H includes a plurality of databases. For example, a plan database DB1 for storing production plans, a production record database DB2 for storing production volume record information, and an inventory record for storing inventory information. From the database DB3, the manufacturing condition result database DB4 for storing the manufacturing condition information collected from each process, the manufacturing condition reference master database DB5 for storing the manufacturing condition reference value for comparison with the manufacturing condition actual value, from each process Inspection result database DB6 for storing collected inspection result information, inspection standard standard master database DB7 for storing inspection measurement reference values for comparison with actual inspection measurement results, batch manufacturing information and offline in-process information are stored Lot history database DB8, production in-process data And it is configured to include at least a base DB9.
[0011]
In addition, the storage management means H is a communication interface means for automatically collecting the manufacturing condition result values and the inspection measurement result values stored in the manufacturing condition result database DB4 and the inspection result database DB6 from each process, and manually inputting these. Screen input means is provided. This screen input means is also used for manually setting reference values stored in the manufacturing condition reference master database DB5 and the inspection standard reference master database DB7. These reference values may be set automatically.
[0012]
Further, the storage management means H compares the cause system (manufacturing conditions) and the result system (the manufacturing system) by comparing the manufacturing condition results values stored in the manufacturing condition results database DB4 with the inspection measurement results values stored in the inspection results database DB6. An analysis support means for analyzing the relation of the inspection measurement value) is provided.
[0013]
Next, S1, S2,..., Si,..., Sk are equipment operation control means, which are attached to equipment for executing each of a plurality of processes and used for controlling the operation. It is a hardware and means for performing real-time processing with a small data storage amount. For example, a PLC (programmable logic controller) is most suitable for this application, but is not necessarily limited to the PLC. Equipment operation control means are originally used to control the operation of equipment, but are equipped with a small-capacity memory and simple data communication means (such as serial communication means). Limited work data is stored, and tracking (tracking) management of work data is performed in real time as each work moves.
[0014]
here,FacilityThe "minimum required" work data stored in the memory of the operation control means stores the information necessary for the own process, such as the type of work, the lot in the previous process, the manufacturing history up to the previous process, and the current status. In order to make an inquiry to the management means H and to identify which work information is a large amount of detailed manufacturing information newly collected in its own process, it indicates a data amount required at a minimum. In the embodiment, the work data is composed of a plan number, a lot number, a manufacturing condition number, work state data, equipment operation state data, and a work number (a work-specific identification number). Details of the work data will be described later.
[0015]
Next, M is a temporary storage means, which does not have a facility operation control function. However, the facility operation control means for a workpiece that is temporarily separated from the facility during the manufacturing process and is in a standby state. Is a medium-sized memory used to temporarily store the work data that has been stored until the work is input again into the equipment, the data in the temporary storage means is again stored in the memory of the equipment operation control means. Is returned to Note that batch production information and offline in-process information are collected and managed from the temporary storage means to the storage management means H.
[0016]
W1, W2, W3,..., Wn are a plurality of workpieces (objects to be manufactured). d1, d2, d3,..., dn are a plurality of work data, which correspond to individual works. In the embodiment, a case where a plate material of a resin molded product is manufactured as a workpiece will be described. In this case, the manufacturing process is composed of a plurality of processes such as material charging, mixing, kneading, extrusion, curing, painting, drying, and packaging, and each of the plurality of processes further includes a large number of small processes. In addition, the production conditions are representative only, mixing time, stirring blade rotation speed / load current, extrusion speed, extrusion pressure, cooling circulating water temperature, mold clamping state, take-up ratio, sheet thickness, sheet cutting length, There are numerous items such as curing chamber temperature, application amount / pressure / temperature, drying temperature / humidity, and inspection items are plate thickness, linearity, joint pitch, moisture content (before and after drying), back surface condition. There are many such as color inspection. Actually, there are far more manufacturing conditions and inspection items than those exemplified here, and in addition, the materials used, the equipment operation status, and the like are included in the manufacturing information of each workpiece.
[0017]
Thus, the manufacturing information managed by the storage management means H is very detailed and large in quantity, but the work tracked and managed by the equipment operation control means as the work moves through a plurality of manufacturing processes. The data is the minimum necessary data amount, and a large amount of detailed manufacturing information is collected in association with the work data. That is, when a workpiece moves across multiple manufacturing processes, detailed manufacturing information on the workpiece, such as materials used, manufacturing conditions, inspection results, and equipment operating status, is collected at each point of each process, and the collected usage A large amount of data is stored separately from the equipment operation control means (as a work data tracking management means) after associating the detailed manufacturing information of each work such as materials, manufacturing conditions, inspection results, and equipment operating status with each work data. By managing with a storage management means with capacity, a series of detailed manufacturing information related to workpiece materials and parts, manufacturing history, inspection results, post-shipment complaint status, etc. is stored and managed for each workpiece, and each workpiece is manufactured. The feature of the manufacturing information management method of the present invention is that the conditions and the manufacturing results can be managed in comparison.
[0018]
[Table 1]
Figure 0003738569
[0019]
Table 1 is an explanatory diagram of work data used in the present embodiment, and shows information associated with values that the work data can take, when the work data occurs, the unit of occurrence, and the meaning of the work data. In the present embodiment, the work number to be tracked and managed has a plan number, a lot number, a manufacturing condition number, a work state data, equipment operation state data, and a work number. Among these, the plan number is a number determined at the time of production planning as the management number of the information group such as the type of work (product type, product number, product name, etc.), planned production date and planned production volume, etc. A value of 1 to 9999 is assigned to each unit. Next, the lot number is determined at the time of material loading and pallet loading as a number indicating the manufacturing lot of the own process (in the case of material lot / pallet loading work, pallet number, etc.). A value of ~ 9999 is assigned. Next, the manufacturing condition number is determined at the time of collecting the manufacturing condition information as the management number of the information group such as materials used, parts used, tools used (molds, knives, etc.), equipment set values, environmental conditions around the equipment, and neglect time. A value of 1 to 30000 is assigned for each information collection. These plan number, lot number, and manufacturing condition number are used cyclically, but since they are managed together with the date, they can be identified even if the number goes round. Next, the workpiece state data is recorded in addition to the previous process's manufacturing state determination results (such as inspection result determination information), so that a series of manufacturing state determination results when moving multiple processes This is an information group, and is bit pattern data in which 1-bit information generated at the time of inspection result determination in each inspection process is collected for the number of inspection items. Although details of the work state data will be described later, in short, data of 1 or 0 is recorded depending on whether the inspection result is OK (good) or NG (bad). Next, the equipment operation state data is obtained by recording operation / work state determination result information such as tact / abnormality occurrence state of each equipment at the time of passing the work at the time when the processing is completed for each work and each equipment. The details of this equipment operating state data will be described later. In short, 1 or 0 data is recorded depending on whether there is work abnormality or equipment abnormality, and the data length is the number of work items and the number of equipment. It depends on it. Next, the workpiece number is an identification number unique to the workpiece, and a value of 1 to 30000 is assigned for each workpiece generation when the workpiece is generated from the material / part. This work number is used cyclically, but since it is managed together with the date and lot, it can be identified even if the number goes through.
[0020]
As described above, work data has a data structure that can minimize the memory usage, and even if a work moves through many processes, the work data can be tracked and managed in real time as each work moves. it can. Using this work data as a key, large-capacity storage management means and equipment operation control means communicate to save and manage information acquired on the spot by equipment operation control means located in the immediate vicinity of the moving work. It can be stored and managed by the means, and detailed manufacturing information required by the equipment operation control means on the spot can be extracted from the storage management means H and used. For example, by inquiring the storage management means with the lot number, manufacturing condition number, work status data, or equipment operation status data in the work data to be tracked and managed, the production lot, manufacturing conditions, manufacturing result or equipment up to the previous process of the work By retrieving the detailed information on the operating state and downloading it to the equipment operation control means, detailed manufacturing information up to the previous process of the target work can be referred to at the work place, and the work of the own process can be performed accordingly.
[0021]
An example of this operation is shown in FIG. In this example, the operation when the equipment operation control means inquires the storage management means of detailed manufacturing condition information from the manufacturing condition number of the workpiece that has reached its own process is shown. First, the manufacturing condition number in the work data is acquired by the equipment operation control means. Next, the equipment operation control means turns on a flag for requesting the manufacturing condition in its own status data for the storage management means. By detecting this flag, the storage management means performs an operation of reading the manufacturing condition number from the equipment operation control means, and searches for detailed manufacturing condition information using the read manufacturing condition number as a search key. Then, the searched manufacturing condition information is transmitted from the storage management means to the equipment operation control means. When the transmission of all manufacturing condition information is completed, the storage management means turns on the manufacturing condition transmission completion flag in its own status data for the equipment operation control means. By detecting this flag, the equipment operation control means returns the flag for requesting the manufacturing condition in the status data for the storage management means to OFF. Upon detecting this flag, the storage management means returns the manufacturing condition transmission completion flag to OFF in its own status data for the equipment operation control means. As described above, a series of communication operations is completed, and the equipment operation control means can acquire detailed manufacturing condition information required in its own process.
[0022]
(Example 2)
FIG. 3 shows an embodiment in which a plurality of work data can be transferred collectively through an inter-process communication network. In the figure, step 1 and step 2 are large steps, each including a plurality of small steps. A plurality of equipment operation control means for controlling the operation of the equipment in the plurality of processes are provided for each large process, and while moving the work in the large process, the work data of each work is a plurality of these work data. It is tracked and managed by equipment operation control means. Apart from the equipment operation control means for tracking and managing the work data, a work data temporary storage means that does not perform equipment operation control is provided for each large process, and when a plurality of works move together between large processes, for example, a pallet A plurality of work data are collectively transferred between the temporary storage means when, for example, being loaded on and moved. This makes it possible to track and manage work data even when a plurality of works are moved simultaneously.
[0023]
FIG. 4 shows an example of the work data flow. In the illustrated example, workpieces 1 to 853 are being manufactured by steps 1, 2,..., K, and workpiece data 1 to 853 corresponding to each workpiece is generated. Step 1 includes N1 pieces of equipment 1-1, 1-2,..., 1-N1, and work data of work numbers 801 to 853 are tracked and managed by equipment operation control means for controlling the operation of these equipments. Yes. The work that has completed the process 1 is loaded on the pallet, and the work data of work numbers 715 to 800 are temporarily accumulated by the temporary accumulation means, and waiting for the input to the process 2. Step 2 includes N2 pieces of equipment 2-1, 2-2,..., 2-N2, and work data of work numbers 551 to 714 are tracked and managed by equipment operation control means for controlling the operation of these equipments. Yes. The work that has completed the process 2 is loaded on the pallet, and the work data of the work numbers 28 to 550 are temporarily stored by the temporary storage means, and waiting for the input to the process K. The process K includes NK pieces of equipment K-1, K-2,..., K-NK, and work data of work numbers 27 to 1 are tracked and managed by equipment operation control means for controlling the operation of these equipments. Yes.
[0024]
As described above, the temporary storage means that does not control the operation of the equipment is provided between the large processes, and when a plurality of works move together between the large processes, a plurality of work data is transferred collectively between the temporary storage means. Thus, it is possible to track and manage work data even when a plurality of works are moved simultaneously.
[0025]
(Example 3)
FIG. 5 shows an outline of an embodiment in which manufacturing condition information is collected with manufacturing condition numbers. In this example, a collection of information on manufacturing conditions such as collected materials used, parts used, tools used (molds, blades, etc.), equipment set values, equipment surrounding environment conditions, neglect time, etc. are managed together. A new number (manufacturing condition No. = 100 in the illustrated example) is added, and the number is also added to the manufacturing condition number part in the workpiece data of the workpiece that is passing through. The work data is tracked and managed together with the work number. In this way, the manufacturing condition information group includes the manufacturing condition No. You only need to save a batch of 100. In the illustrated example, the manufacturing condition No. The workpiece manufactured in 100 has the same manufacturing condition no. By searching for a workpiece having 100, the workpiece No. It turns out that it is 1000-1097.
[0026]
In the present embodiment, the production condition information group is grouped together, and the timing for adding a new number for managing the information group is at every arbitrarily changeable period or when the production condition varies. It is preferable to do. At that timing, the manufacturing condition information group is transmitted from the equipment operation control means to the storage management means following the manufacturing condition number and the collection time. The storage management means stores and manages the received information in such a form that the manufacturing condition information group can be searched using the manufacturing condition number as a search key.
[0027]
(Example 4)
FIG. 6 shows a processing flow of an embodiment in which the inspection result information is collected with work data. In this embodiment, the inspection result information group for each work is collected, work data including a work number that is an identification number unique to the work is added, and collected and managed by the storage management means, thereby inspecting the work and the work. The result information group can be linked. When the equipment operation control means receives the inspection completion flag from the inspection device, it reads the inspection result information group from the inspection device, acquires the work data of the workpiece that was the inspection target in the inspection device, and stores it in the inspection result information group. Add work data. Next, the facility operation control means turns on the inspection result information read request flag in the status data for the storage management means. The storage management means detects this flag and reads the inspection result information from the equipment operation control means. Work data is added to the read inspection result information. When the reading of the inspection result information is completed, the storage management unit turns on the inspection result information reading completion flag in the status data for the equipment operation control unit. The facility operation control means detects this flag and returns the read request flag for the storage management means to OFF. The storage management means detects this flag and returns the reading completion flag to OFF. Thus, a series of communication operations is completed, and the storage management means can collect the inspection result information group together with the work data.
[0028]
If Example 3 and Example 4 are performed at the same time, the storage management means can collect and manage the manufacturing condition information group and the inspection result information group in association with the work data. It is possible to compare data (manufacturing condition information group) and result data (inspection result information group) and analyze the relationship.
[0029]
(Example 5)
FIG. 7 shows an embodiment in which the inspection result determination information is added to the work state data in the work data as an example. In this example, a plurality of flags indicating inspection determination result groups in a plurality of inspection apparatuses in a plurality of processes are provided as work state data in the work data, and determination result flags for each inspection apparatus are recorded for all processes. It is a thing. The number of flags is determined according to the number of inspection items. For each inspection item, a flag for recording whether or not the inspection has been completed, and whether or not the inspection result is NG (defective) are recorded. Has a flag. The illustrated inspection items (work presence / absence, plate width good / no good, moisture content good / no good, etc.) are merely examples, and it goes without saying that they are not limited to these.
[0030]
(Example 6)
FIG. 8 shows, as an example, an embodiment in which operating state determination information is added to equipment operating state data in work data. In this example, a flag indicating the operating status of a plurality of facilities in a plurality of processes or a flag indicating a working status of a plurality of operations in a plurality of processes is provided as equipment operating status data in the work data. The operation / working status flag when the workpiece passes is recorded for all processes. The number of flags is determined according to the number of work items and the number of equipment. For each item, a flag for recording whether the work has been completed, whether the work status is NG (defective), or equipment abnormality It has a flag for recording the presence or absence. The illustrated work items (material input work failure, curing cap attachment failure, etc.) and equipment abnormality items (mixer abnormality, extruder abnormality, conveyance conveyor abnormality, etc.) are examples, and are not limited to these. Needless to say.
[0031]
(Example 7)
FIG. 9 shows an outline of an embodiment for collecting manufacturing information and in-process information in units of pallets. When multiple workpieces are loaded on a pallet and the same processing is performed on a pallet basis, detailed management information is collected on a pallet basis by managing the association of multiple workpiece data and the loaded pallet number. It is what I did. In the illustrated example, 1 to 66 workpieces are loaded on one pallet, and each workpiece has a plan number, a compounding lot number, an extrusion condition number, a workpiece number, a workpiece status data, and equipment operation as workpiece data. Has state data. The series of work data is managed in association with the pallet number of the loaded pallet, and detailed manufacturing information is collected and stored in association with the pallet number. As detailed manufacturing information, the curing pattern of the curing cabinet, the drying time, and the like are illustrated as examples, but are not limited thereto.
[0032]
In addition, the in-process offline in-process information can be collected in units of pallets using the same method. That is, when a plurality of workpieces are loaded on a pallet or the like and are lined off in an in-process state for each pallet, the workpiece data and the loaded pallet number are linked and managed. Information such as pallet line-off location, line-off time, input to the next process (re-line-in) location, input time, neglected location, neglected time, etc. is collected and stored for each pallet.
[0033]
(Example 8)
[Table 2]
Figure 0003738569
[0034]
Table 2 shows an overview of an embodiment in which production volume management is performed using work data. In this example, the work that is tracked and managed when counting and managing the production volume (non-defective product / defective product / held product, etc.) for each day, every work, every process, every equipment, every product number, every pallet, etc. The number of data passing through the counting place is piled up for each plan number / each lot number / each work state data, so that the number can be classified and totaled. For example, when it is assumed that there is no defective product, the total number of productions for today can be calculated by counting the work numbers every day, subtracting the first work number for today from the last work number for today, and adding one. Of these, regarding the number of defective products, the number of defects by factor for each inspection item can be found from the work state data, and the number of defects by factor for each work item and facility can be found from the equipment operating state data. Subtract from to see how many good products are produced. Moreover, if the plan numbers are totaled, the number of passes for each plan unit can be known, and the input results, production results, and consumption development can be grasped. If the lot numbers are counted, the number of passes for each lot can be known, and the input / production results for each pallet, the production results for each material lot, etc. can be grasped. Furthermore, if the manufacturing condition numbers are tabulated, the number of passes for each manufacturing condition can be found, and if the correlation with the number of defects by factor is taken, the influence of the manufacturing conditions on quality can be analyzed.
[0035]
Also, by using work data that exists in a specific range, such as in-process or in-process work place storage, the number of work data within that range is aggregated for each plan number, so that the moment when needed Automatic inventory management can be performed by grasping the quantity at each location. That is, the number of workpieces in the process and the number of workpieces in process can be grasped for each type of workpiece (product type, product number, product name).
[0036]
Example 9
In this embodiment, the third embodiment and the fourth embodiment described above are used in combination, and the manufacturing condition information group and the inspection result information group are linked with the work data as a key. In other words, work data is tracked and managed together with a work number that is an identification number unique to the work, and detailed manufacturing information is collected in association with the work number or work data. The detailed manufacturing condition information group and the detailed inspection result information group for all the processes can be referred to. This allows each manufactureconditionsIt becomes easy to analyze how information affects each test result.
[0037]
(Example 10)
In this embodiment, in the storage management means, the manufacturing condition standard master data and the inspection standard for each type of workpiece (product type, product number, product name) / equipment / tool (mold, blade, etc.) / Inspection device / time (season etc.) It is characterized by having reference master data. Further, the present invention is characterized in that a difference between reference master data of manufacturing conditions for each workpiece and collected actual data can be compared with a difference between reference master data of inspection results and collected actual data. Thereby, the correlation of how the difference between the result data and the reference data affects the quality can be grasped, and the quality can be stabilized by standardizing the manufacturing work.
[0038]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the tracking management can be accurately performed with the movement of the work by using the tracking management means capable of performing real-time processing with a small data storage amount and the storage management means capable of storing a large amount of data with low real-time performance. Can be implemented in real time, and accurate mass detailed manufacturing information of each workpiece itself can be collected and managed. In addition, detailed manufacturing information collected at each point in each process is linked to the work data, so the history of all processes of the work can be clearly understood using the work data as a key, and when the movement of the work is abnormal due to equipment trouble etc. But work data can be modified on the spot.
[0039]
If a work number is assigned as a work data, when the work moves, the work type / plan contents can be grasped and the corresponding work can be performed. Furthermore, if a lot number, a manufacturing condition number, and a work state data are provided as work data, the manufacturing lot, manufacturing conditions, and manufacturing results up to the previous process can be referred to, and the work of the own process can be performed accordingly. Furthermore, if the manufacturing condition number and the equipment operating state data are given as the work data, the influence on the quality exerted by the manufacturing conditions and the operating state of the equipment can be grasped.
[0040]
  Furthermore,Claim1According to the invention, by having a temporary storage means for batch transferring work data between large processes, the work data can be transferred even when a plurality of works are simultaneously moved between large processes such that the work is once lined off collectively. It can be tracked accurately. Further, even when a plurality of workpieces are stacked on a pallet or the like, a plurality of workpiece data can be stored and managed by the temporary storage means.
[0041]
  Claim2According to the invention, since the manufacturing conditions may not vary for each workpiece, the detailed manufacturing conditions need not be stored for all workpieces if the manufacturing conditions are the same. Since the production condition numbers for managing the information groups are added together and added, the production condition information group for each work can be efficiently stored. There is also an advantage that it is easy to search which workpiece is manufactured under the same manufacturing conditions.
[0042]
  Claim3According to this invention, since the inspection result information for each work can be linked using the work data as a key, the work for comparing the manufacturing condition information and the inspection result information can be easily performed for each work.
  Claim4According to this invention, there is an advantage that the inspection result history through a plurality of processes of the workpiece can be known on the spot, and the combination of the flags enables automatic selection of non-defective / defective products.
[0043]
  Claim5According to the invention, there is an advantage that the operation status history of the equipment through a plurality of processes at the time of passing the workpiece can be known on the spot, and there is an effect that it is easy to grasp the influence on the quality exerted by the operation status of the equipment.
  Claim6According to the invention, when a plurality of workpieces are processed or left in units of pallets, manufacturing information and in-process information are collected in units of pallets, so that the efficiency of storing manufacturing information and in-process information can be improved. It becomes possible. There is also an advantage that when a quality trouble of a certain workpiece is detected, a workpiece processed under the same manufacturing conditions on the same pallet as that workpiece or a workpiece left in the same neglected state can be easily searched.
[0044]
  Claim7According to the invention, since the work data is used for counting the number of workpieces for production volume management or inventory management, it is possible to categorize and total as well as simply count the total number. It can be greatly reduced.
  Claim8According to the invention, since the collected detailed manufacturing condition information group and inspection result information group are linked to the work number and work data, the manufacturing history / inspection history of all processes of the work can be obtained using them as a key. There is an advantage that it can be clearly understood, and it is easy to understand how each manufacturing condition information affects each inspection result.
[0045]
  Claim9According to this invention, the correlation of how the difference between the result data and the reference data affects the quality can be grasped, and the quality can be stabilized by standardizing the manufacturing work.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an outline of a system to which the present invention is applied.
2 is a flowchart showing an operation of referring to manufacturing condition information from equipment operation control means to storage management means in the system of FIG.
FIG. 3 is a diagram in which a plurality of work data can be transferred collectively through an inter-process communication network.1It is explanatory drawing which shows the Example.
4 is an explanatory diagram showing an example of a work data flow in the embodiment of FIG. 3; FIG.
FIG. 5: Claims for collecting manufacturing condition information with manufacturing condition numbers2It is explanatory drawing which shows the outline | summary of the Example.
FIG. 6: Request for collecting inspection result information with work data3It is a flowchart which shows the flow of a process of the Example.
FIG. 7 is a diagram for adding inspection result determination information to work state data in work data;4It is explanatory drawing which shows the Example.
FIG. 8 is a diagram for adding operation state determination information to equipment operation state data in work data.5It is explanatory drawing which shows the Example.
FIG. 9 is a claim for collecting manufacturing information and in-process information on a pallet basis.6It is explanatory drawing which shows the Example.
[Explanation of symbols]
              H Storage management means
              MTimeAccumulation means
  S1, S2, ..., Sk Equipment operation control means (tracking management means)
  d1, d2, ..., dn Work data
  W1, W2, ..., Wn Workpiece

Claims (9)

複数の製造工程を通過する複数のワークの製造情報を収集して各ワーク毎に保存管理する方法であって、
複数のワークの詳細な製造情報を各ワーク毎に保存管理するための大容量の保存管理手段と、この保存管理手段に比べて記憶容量は小さいがワークの近傍に位置して各ワークに対応する小容量のワークデータを保持し得る複数の追跡管理手段とを通信可能に配置し、
各製造工程において設備動作の制御を行う設備動作制御手段を前記追跡管理手段として用いて各追跡管理手段により前記小容量のワークデータをワークの移動とともに各工程内で追跡管理し、複数ワークがまとめて移動する大工程毎にワークデータを一時蓄積しておくための一時蓄積手段を設け、大工程間を複数ワークがまとめて移動する際に、複数のワークデータを一時蓄積手段の間でまとめて転送し、ワークが各工程を通過する際に取得した詳細な製造情報を該ワークのワークデータと紐付けた上で保存管理手段に格納することを特徴とする製造情報管理方法。
A method of collecting manufacturing information of a plurality of workpieces passing through a plurality of manufacturing processes and storing and managing each workpiece,
A large-capacity storage management unit for storing and managing detailed manufacturing information of a plurality of workpieces for each workpiece, and a storage capacity smaller than that of the storage management unit, but located near the workpiece and corresponding to each workpiece A plurality of tracking management means capable of holding a small amount of work data are arranged to be able to communicate,
Track and managed in each step the workpiece data of the small capacity with the movement of the workpiece by the tracking means with the equipment operation control means for controlling the equipment operating in each manufacturing step as said tracking means, a plurality workpiece Summary Temporary storage means is provided to temporarily store work data for each large process that moves, and when multiple workpieces move together between large processes, a plurality of work data are collectively stored between the temporary storage means. A manufacturing information management method characterized in that detailed manufacturing information transferred and transferred when a workpiece passes through each process is stored in storage management means after being associated with the workpiece data of the workpiece.
追跡管理手段から保存管理手段に送信されて保存管理されるべき詳細な製造条件情報群をひとまとめにしてその情報群を管理する新規番号を付加するとともに、同じ製造条件で製造される複数のワークのワークデータ内に同じ番号を製造条件番号として付加するようにしたことを特徴とする請求項1記載の製造情報管理方法。    A group of detailed manufacturing condition information that is transmitted from the tracking management means to the storage management means and to be stored and managed is added together and a new number for managing the information group is added, and a plurality of workpieces manufactured under the same manufacturing conditions are added. 2. The manufacturing information management method according to claim 1, wherein the same number is added as a manufacturing condition number in the work data. ワーク毎の検査結果情報群をひとまとめにして、ワーク固有の識別番号であるワーク番号を含むワークデータを付加して収集管理するようにしたことを特徴とする請求項1記載の製造情報管理方法。    2. The manufacturing information management method according to claim 1, wherein a group of inspection result information for each work is collected and managed by adding work data including a work number that is an identification number unique to the work. ワークデータは、複数の工程における複数の検査装置での検査判定結果群を示す複数のフラグで構成されるワーク状態データを含み、ワークが各工程の検査装置を通過するたびに検査装置毎の判定結果フラグを順次記録するようにしたことを特徴とする請求項1記載の製造情報管理方法。    The work data includes work state data composed of a plurality of flags indicating a group of inspection determination results in a plurality of inspection apparatuses in a plurality of processes, and determination for each inspection apparatus every time the work passes the inspection apparatus in each process. 2. The manufacturing information management method according to claim 1, wherein result flags are sequentially recorded. ワークデータは、複数の工程における複数の設備の稼働状況又は複数の作業の作業状況を示す複数のフラグで構成される設備稼働状態データを含み、ワークが各設備、各作業を通過するたびに設備の稼働状況・作業状況を示すフラグを順次記録するようにしたことを特徴とする請求項1記載の製造情報管理方法。    Work data includes equipment operation status data composed of a plurality of flags indicating the operation status of a plurality of facilities in a plurality of processes or a work status of a plurality of operations, and each time a workpiece passes each facility, each work 2. The manufacturing information management method according to claim 1, wherein a flag indicating the operating status / working status is sequentially recorded. 複数のワークがパレットに積載されてパレット単位で同じ処理をされる場合又はパレット単位で仕掛り状態でラインオフされて放置される場合に、複数のワークデータと積載されたパレット番号とを紐付け管理しておいて、詳細製造情報又は仕掛り情報はパレット単位で収集するようにしたことを特徴とする請求項1記載の製造情報管理方法。    When multiple workpieces are loaded on a pallet and the same processing is performed on a pallet basis, or when the line is turned off and left unfinished in pallet units, multiple workpiece data and the loaded pallet number are linked. 2. The manufacturing information management method according to claim 1, wherein detailed manufacturing information or in-process information is collected on a pallet basis. 生産量管理または自動棚卸し管理のためのワークの計数結果をワークデータを利用して分類集計することを特徴とする請求項1記載の製造情報管理方法。    The manufacturing information management method according to claim 1, wherein the work counting results for production volume management or automatic inventory management are classified and totaled using work data. 追跡管理手段ではワーク固有の識別番号であるワーク番号とともにワークデータを追跡管理し、保存管理手段では詳細製造条件情報群と詳細検査結果情報群をワーク番号またはワークデータと紐付けして収集し保存管理するようにしたことを特徴とする請求項又はに記載の製造情報管理方法。The tracking management means tracks and manages the work data together with the work number which is the work identification number. The storage management means collects and stores the detailed manufacturing condition information group and the detailed inspection result information group in association with the work number or the work data. The manufacturing information management method according to claim 2 or 3 , wherein management is performed. 保存管理手段は製造条件または検査規格の基準マスタデータを有し、ワーク毎に基準マスタデータと収集した実績データとの相違を求めるようにしたことを特徴とする請求項1記載の製造情報管理方法。    2. The manufacturing information management method according to claim 1, wherein the storage management means has reference master data of manufacturing conditions or inspection standards, and obtains a difference between the reference master data and the collected actual data for each work. .
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