JP3738353B2 - 動画再生装置及び動画再生プログラム - Google Patents

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    • H04N9/8047Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components involving data reduction using transform coding

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の動画を同時に再生する動画再生装置及び動画再生プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、デジタルビデオカメラのみならず、デジタルスチルカメラにおいても、時系列に連続した複数の静止画からなる動画データファイルをフラッシュメモリ等でなるメモリカードに記録し、あるいは該メモリカードに記録されている動画データファイルを再生可能なものが数多く販売されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種のデジタルスチルカメラにあって、記録した静止画データを複数選択することで、カメラ背面に設けられた表示部に選択した複数の静止画データをマルチ画面表示で同時に再生させることが可能なものがある反面、記録した動画データを複数選択したとしても、それら選択した複数の動画データがすべて同一の再生時間であり、且つ同一のフレームレートを有するものでない限り、表示のタイミング制御が非常に複雑なものとなり、制御系の回路に多大な負担を強いるため、それら複数の動画データをマルチ画面で一括して再生表示させることはできなかった。
【0004】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、制御系の回路に大きく負担をかけることなく再生時間あるいはフレームレートの異なる複数の動画データをマルチ画面表示で再生させることが可能な動画再生装置及び動画再生プログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の動画データを記録した記録媒体と、この記録媒体に記録された動画データを表示するための表示部と、上記記録媒体に記録された複数の動画データを上記表示部でマルチ画面表示させる表示制御手段と、上記表示部に表示される複数の動画データの中で再生時間の最も長い動画データの再生終了時間に他の動画データの再生終了時間を合わせるために、他の動画データの再生開始時間を遅延させる調整手段とを具備したことを特徴とする。
【0006】
このような構成とすれば、動画データ中で最も再生時間の長いものに合わせて他の動画データの再生開始時間を遅延調整した上で、それら複数の動画データを一括してマルチ画面表示により再生させるようにしたので、制御系の回路に大きく負担をかけることなく再生時間の異なる複数の動画データを同時に終わるようにマルチ画面表示で再生させることが可能となる。
【0007】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記調整手段は、上記他の動画データの再生開始時間まで該他の動画データの開始フレームを静止画再生する手段を含むことを特徴とする。
【0008】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、該他の動画データ部分が動画としての再生を開始するまで静止画表示することで、マルチ画面表示の状態を保持できる。
【0009】
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明において、上記調整手段は、上記他の動画データの再生開始タイミングを算出する算出手段と、この算出手段により算出された再生開始タイミングを設定する設定手段とこの設定手段により設定された再生開始タイミングに基づき、上記他の動画データの再生を開始する再生制御手段とを含むことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明において、上記算出手段は、上記再生時間の最も長い動画データの再生時間と上記他の動画データの再生時間とに基づき、上記他の動画データの再生開始タイミングを算出する手段を含むことを特徴とする。
【0021】
請求項記載の発明は、請求項1乃至いずれか記載の発明において、上記記録媒体に記録された複数の動画データの中から任意の動画データを複数選択する選択手段を備え、上記表示制御手段は、この選択手段により選択された複数の動画データを上記表示部でマルチ画面表示させることを特徴とする。
【0022】
このような構成とすれば、上記請求項1乃至いずれかに記載の発明の作用に加えて、記録媒体に記録されている任意複数の動画データを選択してマルチ画面表示させることができる。
【0023】
請求項記載の発明は、上記請求項1乃至いずれかに記載の発明において、上記動画データ中の任意のフレームを指定する指定手段を備え、上記表示制御手段は、この指定手段により指定されたフレームからの動画データ、及び指定されたフレームまでの動画データの少なくとも一方を上記表示部で表示させることを特徴とする。
【0024】
このような構成とすれば、上記請求項1乃至いずれかに記載の発明の作用に加えて、マルチ画面表示させる動画データの任意のフレーム範囲を指定することができるため、必要なフレーム範囲を指定して複数の動画データの内容を相互比較するなど、マルチ画面表示をより有効に活用することができる。
請求項7記載の発明は、上記請求項1乃至6いずれかに記載の発明において、動画データを出力する動画撮影手段を備え、上記記録媒体は、この動画撮影手段から出力される複数の動画データを記録することを特徴とする。
【0025】
請求項記載の発明は、複数の動画データを記録した記録媒体と、この記録媒体に記録された動画データを表示するための表示部とを備えた動画再生装置のための動画再生プログラムであって、上記記録媒体に記録された複数の動画データを上記表示部でマルチ画面表示させる再生ステップと、上記表示部に表示される複数の動画データの中で再生時間の最も長い動画データの再生終了時間に他の動画データの再生終了時間を合わせるために、他の動画データの再生開始時間を遅延させる調整ステップとを有したことを特徴とする。
【0026】
このようなプログラム内容とすれば、動画データ中で最も再生時間の長いものに合わせて他の動画データの再生開始時間を遅延調整した上で、それら複数の動画データを一括してマルチ画面表示により再生させるようにしたので、制御系の回路に大きく負担をかけることなく再生時間の異なる複数の動画データを同時に終わるようにマルチ画面表示で再生させることが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0032】
図1はその回路構成を示すもので、10がデジタルカメラである。このデジタルカメラ10は、記録モードと再生モードとを設定可能であり、記録モードの状態においては、レンズ11の後方に配置されたCCD12は、タイミング発生器(TG)13、垂直ドライバ14によって走査駆動され、一定周期毎に光電変換出力を1画面分出力する。
【0033】
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド(S/H)回路15でサンプルホールドされ、A/D変換器16でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路17で画素補間処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct MemoryAccess)コントローラ18に出力される。
【0034】
DMAコントローラ18は、カラープロセス回路17の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、DRAMインタフェース(I/F)19を介してDRAM20のDMA領域にDMA転送を行なう。
【0035】
CPU21は、このデジタルカメラ10全体の動作制御を行なうもので、上記輝度及び色差信号のDRAM20のDMA領域へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース19を介してDRAM20のDMA領域より読出し、VRAMコントローラ22を介してVRAM23に書込む。
【0036】
デジタルビデオエンコーダ(以下「ビデオエンコーダ」と略称する)24は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ22を介してVRAM23より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部25に出力する。
【0037】
この表示部25は、例えばバックライト付のカラー液晶表示パネルとその駆動回路とで構成され、カメラ本体の背面側に配設されて、記録モード時にはEVF(Electronic View Finder:電子ビューファインダ)として機能するもので、ビデオエンコーダ24からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ22から取込んでいる画像情報に基づくスルー画像を表示することとなる。
【0038】
このように表示部25にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、記録保存を行ないたいタイミングでキー入力部26を構成する複数のキー中のシャッタキーを操作すると、トリガ信号を発生する。
【0039】
静止画撮影が設定されている場合、CPU21は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD12から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM20のDMA領域へのDMA転送の終了後、直ちにCCD12からのDRAM20への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
【0040】
この静止画データの記録保存の状態では、CPU21がDRAM20に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース19を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
【0041】
CPU21は、このデータ圧縮により得た符号データをデータファイルとして該JPEG回路27から読出し、このデジタルカメラ10の記憶媒体として着脱自在に装着される、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ28に書込む。
【0042】
また、動画撮影が設定されている場合、CPU21は上記シャッタキーの操作によるトリガ信号に対応し、CCD12からのDRAM20への経路を停止することなく、DRAM20に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース19を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
【0043】
CPU21は、このデータ圧縮により得た符号データを該JPEG回路27から読出し、DRAMインタフェース19を介してDRAM20の格納領域に一時格納する。
【0044】
このCCD12で撮像がなされてからDRAM20の格納領域に格納されるまでの一連の処理が動画を構成する1フレーム分の静止画像に対する処理となるもので、この処理を終了すると、CPU21はまだシャッタキーが続けて操作されていることを確認した上で、次のフレームの画像がCCD12から転送されてくるのを待つ。
【0045】
こうして、シャッタキーが操作されている間、各フレーム毎に同様の処理を継続し、該シャッタキーが離された(あるいはDRAM20が一杯になった)と判断した時点で、CPU21はDRAM20の格納領域に格納されている複数フレーム分の静止画データを予め定められているフォーマットの動画データに纏めて上記フラッシュメモリ28に転送し、所定のパラメータ値等の情報と共に記録させる。
【0046】
この動画データのフラッシュメモリ28への書込みに際してCPU21は、併せて動画ファイルを構成する複数の静止画データのうち先頭に位置するものの構成画素数を大幅に間引いた画像データを作成し、これをプレビュー画像として元の動画データに関連付けてフラッシュメモリ28に記憶させる。
【0047】
なお、上記実施の形態においてはJPEG回路27によりデータ圧縮された符号データをDRAM20の格納領域に順次格納していくようにしたが、非圧縮の輝度及び色差信号の状態の静止画像をDRAM20の格納領域に順次格納していいき、シャッタキーが離された(あるいはDRAM20が一杯になった)と判断した時点で、DRAM20の格納領域に格納されている複数の静止画データを順次JPEG回路27を用いてデータ圧縮し、フラッシュメモリ28に書込むようにしてもよい。
【0048】
また、動画データのフォーマットの中には、1つの動画データファイル中では一定のフレームレートしか設定できないものもある。そのため、シャッタキーの操作がなされた時点で、各フレーム毎の一連の処理に要する時間を予め算出し、各フレーム毎に静止画データの処理を行なっている間は、CCD12で得た画像データがサンプルホールド回路15、A/D変換器16を介してカラープロセス回路17へ転送されないようにCCD12の駆動を制限することで、一定のフレーム間隔で動画データを再生することが可能となる。
【0049】
その際に、CCD12からカラープロセス回路17へ画像データの転送要求を行なう時間間隔は、動画データのフラッシュメモリ28への記録を終了するまで変更できないものとする。
【0050】
なお、上記キー入力部26は、上述したシャッタキーの他に、記録(REC)モードと再生(PLAY)モードとを切換える録/再モード切換えキー、各種撮影モードを選択するためのモードキー、画像選択やホワイトバランスの画面中での重点調整位置の指定等のために上下左右各方向を指示するカーソルキーや選択内容を決定するための「Enter」キー等から構成され、キー操作に伴なう信号は直接CPU21へ送出される。
【0051】
また、再生モードでフラッシュメモリ28に記録した静止画データを再生する場合には、CPU21はCCD12からDRAM20への経路を停止し、キー入力部26の画像選択キー等の操作に応じてCPU21がフラッシュメモリ28から特定の1フレーム分の符号データを読出してJPEG回路27に書込み、JPEG回路27で伸長処理を行なって得られた縦8画素×横8画素の基本ブロック単位に、VRAMコントローラ22を介してVRAM23へ1フレーム分の輝度及び色差信号を展開記憶させる。
【0052】
これに対してビデオエンコーダ24は、VRAM23に展開記憶されている1フレーム分の輝度及び色差信号を元にビデオ信号を発生し、表示部25で表示させる。
【0053】
なお、CPU21は、CPU21を含むすべての回路に電力を供給する、このデジタルカメラ10の電源となる電池29の消耗状態を電圧値を検出することで常にチェックしており、その消耗が著しいと判断した場合には、一部の動作を制限するように制御するものとする。
【0054】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
【0055】
図2及び図3は、再生モード時にフラッシュメモリ28に記録されている複数の動画データを読出してマルチ画面表示により同時再生する際の主としてCPU21による処理内容を示すものである。
【0056】
同図で、まずフラッシュメモリ28に記録されている動画データの中から任意のものを複数選択すると(ステップA01)、選択した動画データの数nが設定される。
【0057】
これによりCPU21は、まず動画データのiに初期値「1」を設定し(ステップA02)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画データの各パラメータ値、具体的には「全再生時間」「フレームレート」を読出す(ステップA03)。
【0058】
次いで、その動画データを再生するフレーム範囲の設定として「開始フレーム番号」「終了フレーム番号」の指定を行なう(ステップA04)。これは、例えば動画データを構成する連続した静止画データを表示部25にマルチ画面表示した上で、キー入力部26でのカーソルキーと「Enter」キーの操作を受付けることで行なう。
【0059】
こうして動画データの再生表示するフレーム範囲を設定すると、それに従って再生時間の計算を、次式
再生時間=(終了フレーム番号−開始フレーム番号+1)×フレームレート
にて行なう(ステップA05)。
【0060】
次に動画データのポインタiが、選択した全動画データの数nではないことを確認した上で(ステップA06)、このポインタiの値を「+1」更新設定し(ステップA07)、再び上記ステップA03からの処理に戻る。
【0061】
こうしてステップA03〜A07の処理を繰返し実行することで、選択した複数の動画データ毎に同様の処理を行なっていく。
【0062】
図4(1)〜(3)は、フラッシュメモリ28に記録されている3つの動画1〜3に対し、それぞれ開始フレームと終了フレームとを指定することで、再生表示するフレーム範囲を設定した場合を例示しており、ここでは説明を容易にするために同一のフレームレートを有するものとすると、動画1、動画3、動画2の順で再生時間が長いことがわかる。
【0063】
選択したすべての動画データについての処理を終え、ステップA06で動画データのポインタiが選択した全動画データの数nになっていると判断すると、それぞれ算出した再生時間の中で最も長い動画データを選択し(ステップA08)、残る他の動画データに関しては最も長い再生時間の動画データと終了のタイミングが一致するように、各動画データの再生時間、フレーム数、フレームレート等に基づいて各動画の表示を開始するタイミングを算出し、その開始時間を設定する(ステップA09)。
【0064】
以上で再生の準備としての処理を終え、再生を開始するためにシャッタキーの操作がなされるのを待機する(ステップA10)。
【0065】
しかして、ステップA10で再生表示を開始させるべくシャッタキーが操作されるとこれを判断し、各動画データの再生フレームの初期設定として、それぞれ開始フレームとして指定されたフレーム番号を設定した上で(ステップA11)、その各フレーム番号の静止画データをフラッシュメモリ28から順次読出し、JPEG回路27で記録時とは逆の伸長処理を行なってデコードし、マルチ画面表示のために縮小してから、得られた複数の静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23へ展開記憶させ、ビデオエンコーダ24により対応するマルチ画面表示のためのビデオ信号を発生させて表示部25で表示させる(ステップA12)。
【0066】
この場合、選択した動画データの数nは「3」であるので、例えば表示部25では画面を縦2×横2の4つの領域に分割し、そのうちの3つを使用してマルチ画面表示を行なうものとする。
【0067】
表示を開始すると、CPU21が有する基本タイマーを再生タイマーとして起動し、以後1フレーム分の表示時間(フレームレート)に対応した時間間隔で割込み信号が得られるようにし(ステップA13)、以後その割込み信号が得られるのを待機する(ステップA14)。
【0068】
ステップA14で再生タイマーからの割込みが得られたと判断すると、その時点で動画データのポインタiを初期値「1」に設定した後(ステップA15)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画データの表示を開始するタイミングであるか否か、あるいは開始するタイミングを過ぎているか否か判断する(ステップA16)。
【0069】
この動画1は上述した如く最も再生時間が長く、当初から再生タイマーの割込みに対応して順次フレームを更新して動画再生を行なうため、ここでは表示を開始するタイミングであるものと判断し、次にフレームレートが異なる場合に対処して、その動画1のフレームを更新して表示する時間であることを確認する(ステップA17)。
【0070】
このステップA17は、フレームレートの異なる複数の動画データをマルチ画面表示する際に、各動画データの1フレーム当たりの表示時間間隔の最大公約数に相当する時間を上記再生タイマーに設定し、その再生タイマーからの割込みに対応してフレームレートが異なるそれぞれの動画データで表示フレームを更新するタイミングとなったか否かを判断するためのものである。
【0071】
ここで、動画1のフレームを更新して表示する時間であると判断すると、該当するフレーム、ここでは「2」の静止画データをフラッシュメモリ28から読出し(ステップA18)、JPEG回路27で伸長のためのデコードを行ない(ステップA19)、さらにマルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23の動画1の表示領域に展開記憶して(ステップA20)、マルチ画面中の動画1の表示フレームを更新設定する。
【0072】
次いで、ポインタiの値がまだ全動画データ数nではないことを確認した上で(ステップA21)、このポインタの値を「+1」更新設定して「2」とし(ステップA22)、今度は動画2に関して上記ステップA16からの処理を繰返し行なうことで、表示フレームの更新が必要であるか否か判断し、必要であればそのための処理を実行する。
【0073】
この場合、動画2は3つの動画データの中で最も再生時間が短く、ステップA16でまだ動画の再生を開始する時間ではないものと判断して、ステップA17〜A20の処理は実行せずに、ステップA21を介してステップA22で動画データのポインタiの値を「+1」更新設定して「3」とする。
【0074】
この時点で、動画3も同様にまだ動画の再生を開始する時間ではないものとしてステップA17〜A20の処理は実行せずに、ステップA21でポインタiの値が全動画データ数nとなっていると判断すると、次にその時点で表示している各動画データのフレームが終了フレームのものではないことを確認した上で(ステップA23)、再び次に上記ステップA14に戻って、次の再生タイマーからの割込み信号が得られるのを待機する。
【0075】
こうして再生タイマーからの割込みがある毎にステップA15以下の処理を繰返し実行することにより、すでに表示を開始している動画データに関してはマルチ画面中のその動画データに対してフレームを更新設定して表示内容を書換え、また表示を開始する時間となった動画データに対しては開始フレームの次のフレームに更新設定して表示内容を書換えるための処理を実行する。
【0076】
図4(4)〜(6)はこうして3つの動画1〜3をマルチ画面表示により表示部25で再生する際の表示タイミングを例示するもので、最も再生時間の長い動画1に合わせて、動画2と動画3がそれぞれ表示を開始するまでの間、先頭に位置している開始フレームを重複して表示し、表示を開始した後に、全動画1〜3が終了フレームを揃えて同時に表示を終えていることが分かる。
【0077】
しかして、上記ステップA21でポインタiの値がすでに全動画データ数nであり、且つステップA23でその時点で表示している各動画データのフレームが終了フレームのものであると判断した時点で、以上でこの図2及び図3の処理を終了する。
【0078】
このように、マルチ画面表示を行なう各動画データの終了するタイミングを一致させることにより、同時に表示させる複数の動画データ間でその内容を比較するような場合に、各動画データの終了フレーム付近での表示内容だけでなく、各動画の表示を開始するタイミングや動作途中での変化等を容易に認識することができるようになる。
【0079】
なお、終了タイミングを一致させるのではなく、各動画データ中の任意のフレーム位置を指定することで、そのフレーム位置を中心として、それより前の再生時間が最も長い動画データとそれより後の再生時間が最も長い動画データとを分けて算出し、それぞれ他の動画データの先頭フレームと終了フレームを重複させることでマルチ画面表示を行なわせるものとしてもよい。
【0080】
また、上記第1の実施の形態にあっては、動画の表示を開始するまでの間、先頭に位置している開始フレームを静止画表示させるようにしたが、動画の表示を開始するまでの間、画像の表示を行なわないようにしてもよい。
【0081】
こうして、選択した動画データ中、任意に指定したものの再生時間に合わせて他の動画データの再生時間を調整した上で、それら複数の動画データを一括してマルチ画面表示により再生させるようにしたので、制御系の回路に大きく負担をかけることなく再生時間やフレームレートの異なる複数の動画データをマルチ画面表示で再生させることが可能となる。
【0082】
(第2の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0083】
なお、その回路構成については、上記図1で示したものと基本的に同様であるので、同一部分には同一符号を用いることで、その図示及び説明は省略するものとする。
【0084】
図5及び図6は、再生モード時にフラッシュメモリ28に記録されている複数の動画データを読出してマルチ画面表示により同時再生する際の、主としてCPU21による処理内容を示すものである。
【0085】
同図で、まずフラッシュメモリ28に記録されている動画データの中から任意のものを複数選択すると(ステップB01)、選択した動画データの数nが設定される。
【0086】
これによりCPU21は、まず動画データのiに初期値「1」を設定し(ステップB02)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画データの各パラメータ値、具体的には「全再生時間」「フレームレート」を読出す(ステップB03)。
【0087】
次いで、その動画データを再生するフレーム範囲の設定として「開始フレーム番号」「終了フレーム番号」の指定を行なう(ステップB04)。これは、例えば動画データを構成する連続した静止画データを表示部25にマルチ画面表示した上で、キー入力部26でのカーソルキーと「Enter」キーの操作を受付けることで行なう。
【0088】
こうして動画データの再生表示するフレーム範囲を設定すると、それに従って再生時間の計算を、次式
再生時間=(終了フレーム番号−開始フレーム番号+1)×フレームレート
にて行なう(ステップB05)。
【0089】
次に動画データのポインタiが、選択した全動画データの数nではないことを確認した上で(ステップB06)、このポインタiの値を「+1」更新設定し(ステップB07)、再び上記ステップB03からの処理に戻る。
【0090】
こうしてステップB03〜B07の処理を繰返し実行することで、選択した複数の動画データ毎に同様の処理を行なっていく。
【0091】
図7(1)〜(3)は、フラッシュメモリ28に記録されている3つの動画1〜3に対し、それぞれ開始フレームと終了フレームとを指定することで、再生表示するフレーム範囲を設定した場合を例示しており、ここでは説明を容易にするために同一のフレームレートを有するものとすると、動画1、動画3、動画2の順で再生時間が長いことがわかる。
【0092】
選択したすべての動画データについての処理を終え、ステップB06で動画データのポインタiが選択した全動画データの数nになっていると判断すると、それら全動画データの中で最も再生時間の長い、すなわちフレーム数の多い動画データを選択する(ステップB08)。
【0093】
以上で再生の準備としての処理を終え、再生を開始するためにシャッタキーの操作がなされるのを待機する(ステップB09)。
【0094】
しかして、ステップB09で再生表示を開始させるべくシャッタキーが操作されるとこれを判断し、各動画データの再生フレームの初期設定として、それぞれ開始フレームとして指定されたフレーム番号を設定した上で(ステップB10)、そのフレーム番号の静止画データをフラッシュメモリ28から読出し、JPEG回路27で記録時とは逆の伸長処理を行なってデコードし、マルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23へ展開記憶させ、ビデオエンコーダ24により対応するマルチ画面表示のためのビデオ信号を発生させて表示部25で表示させる(ステップB11)。
【0095】
この場合、選択した動画データの数nは「3」であるので、例えば表示部25では画面を縦2×横2の4つの領域に分割し、そのうちの3つを使用してマルチ画面表示を行なうものとする。
【0096】
表示を開始すると、CPU21が有する基本タイマーを再生タイマーとして起動し、以後CPU21から一定の表示時間に対応した時間間隔で割込み信号が得られるようにし(ステップB12)、以後その割込み信号が得られるのを待機する(ステップB13)。
【0097】
ステップB13で再生タイマーからの割込みが得られたと判断すると、その時点で動画データのポインタiを初期値「1」に設定した後(ステップB14)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画1のフレームを更新して表示する時間であるか否かを判断する(ステップB15)。
【0098】
このステップB15は、フレームレートの異なる複数の動画データをマルチ画面表示する際に、各動画データの1フレーム当たりの表示時間間隔の最大公約数に相当する時間を上記再生タイマーに設定し、その再生タイマーからの割込みに対応してフレームレートが異なるそれぞれの動画データで表示フレームを更新するタイミングとなったか否かを判断するためのものである。
【0099】
ここで、動画1のフレームを更新して表示する時間であると判断すると、該当するフレーム、ここでは「2」の静止画データをフラッシュメモリ28から読出し(ステップB16)、JPEG回路27で伸長のためのデコードを行ない(ステップB17)、さらにマルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23の動画1の表示領域に展開記憶して(ステップB18)、マルチ画面中の動画1の表示フレームを更新設定する。
【0100】
次いで、ポインタiの値がまだ全動画データ数nではないことを確認した上で(ステップB19)、このポインタの値を「+1」更新設定して「2」とし(ステップB20)、今度は動画2に関して上記ステップB15からの処理を繰返し行なうことで、表示フレームの更新が必要であるか否か判断し、必要であればそのための処理を実行する。
【0101】
この場合、動画2に関してもステップB15で表示フレームの更新が必要であると判断し、ステップB16〜B18の処理により新たに表示フレームを読出して更新表示してから、ステップB19を介してステップB20で動画データのポインタiの値を「+1」更新設定して「3」とする。
【0102】
そして、動画3に関してもステップB15で表示フレームの更新が必要であると判断し、ステップB16〜B18の処理により新たに表示フレームを読出して更新表示してから、今度はステップB19でポインタiの値が全動画データ数nとなっていると判断すると、次の更新タイミングで読み出すべき新たなフレームの静止画データの数が複数あるか否かを判断し(ステップB21)、複数あると確認した上で、再び次に上記ステップB13に戻って、次の再生タイマーからの割込み信号が得られるのを待機する。
【0103】
こうして再生タイマーからの割込みがある毎にステップB14以下の処理を繰返し実行することにより、各動画データに関してマルチ画面中のその動画データに対してフレームを更新設定して表示内容を書換えるための処理を実行する。
【0104】
しかして、再生時間の最も短い動画2の終了フレーム「7」を表示した後、これを更新するタイミングとなった時点では、すでに指定したフレーム範囲の表示は終えており、読出すべき新たなフレームの静止画データはないため、そのまま動画2の表示データに関しては終了フレームの表示内容を書換ることなく、継続して行なう。もちろん、終了フレームの表示を継続せずに表示を終了するようにしてもよい。
【0105】
このとき、動画3のフレーム「10」への更新表示を終えた後、ステップB19でポインタiの値が全動画データ数nとなっていると判断してステップB21に進むと、その時点ではまだ動画1と動画3の表示は終えておらず、表示を終えていない動画データの数が複数あると判断して、表示は継続する。
【0106】
さらにその後、次に再生時間の短い動画3の終了フレーム「12」を表示し、ステップB19でポインタiの値が全動画データ数nとなっていると判断してステップB21に進むと、次に読出すべき動画1のフレーム「9」に対し、動画2及び3のいずれもすでに終了フレームを表示しており、新たに更新表示すべきフレームがなく、画像の比較を行なうことができないものとして、以上でこの図5及び図6の処理を終了する。
【0107】
図7(4)〜(6)はこうして3つの動画1〜3をマルチ画面表示により表示部25で再生する際の表示タイミングを例示するもので、上述した如く最も再生時間の短い動画2はその終了フレームの表示を終えた後にもまだ動画1と動画3の表示を終えていないために、終了フレーム「7」を静止画として表示を継続するものの、次に再生時間の短い動画3がその終了フレーム「12」の表示を終えた時点で、比較対象として複数の画像をマルチ表示することはできなくなる。
【0108】
そのため、動画1のフレーム「8」、動画2の終了フレーム「7」、及び動画3の終了フレーム「12」の表示タイミングを終えた時点で、それぞれ次のフレーム表示のための処理は行なわず、マルチ画面表示を終了する。
【0109】
したがって、動画1のフレーム「9」「10」に関しては、表示は行なわない。
【0110】
このように、複数の動画データの表示内容の比較を行なうことができなくなった時点で表示を停止させることにより、無駄な電源の消費を避け、容量に制限のある電源をより有効に利用することができる。
【0111】
なお、上記第2の実施の形態においては、複数の動画データの表示内容の比較を行なうことができなくなった時点で表示を停止させるようにしたが、表示を停止せずに複数の動画データの表示内容の比較を行なうことができなくなった時点のフレーム、すなわち動画1のフレーム「8」、動画2のフレーム「7」、動画3のフレーム「12」を静止画表示させるようにしてもよい。
【0112】
(第3の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0113】
なお、その回路構成については、上記図1で示したものと基本的に同様であるので、同一部分には同一符号を用いることで、その図示及び説明は省略するものとする。
【0114】
図8及び図9は、再生モード時にフラッシュメモリ28に記録されている複数の動画データを読出してマルチ画面表示により同時再生する際の、主としてCPU21による処理内容を示すものである。
【0115】
同図で、まずフラッシュメモリ28に記録されている動画データの中から任意のものを複数選択すると(ステップC01)、選択した動画データの数nが設定される。
【0116】
これによりCPU21は、まず動画データのiに初期値「1」を設定し(ステップC02)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画データの各パラメータ値、具体的には「全再生時間」「フレームレート」を読出す(ステップC03)。
【0117】
次いで、その動画データを再生するフレーム範囲の設定として「開始フレーム番号」「終了フレーム番号」の指定を行なう(ステップC04)。これは、例えば動画データを構成する連続した静止画データを表示部25にマルチ画面表示した上で、キー入力部26でのカーソルキーと「Enter」キーの操作を受付けることで行なう。
【0118】
こうして動画データの再生表示するフレーム範囲を設定すると、それに従って再生時間の計算を、次式
再生時間=(終了フレーム番号−開始フレーム番号+1)×フレームレート
にて行なう(ステップC05)。
【0119】
次に動画データのポインタiが、選択した全動画データの数nではないことを確認した上で(ステップC06)、このポインタiの値を「+1」更新設定し(ステップC07)、再び上記ステップC03からの処理に戻る。
【0120】
こうしてステップC03〜C07の処理を繰返し実行することで、選択した複数の動画データ毎に同様の処理を行なっていく。
【0121】
選択したすべての動画データについての処理を終え、ステップC06で動画データのポインタiが選択した全動画データの数nになっていると判断すると、それら全動画データの中で最も再生間隔の長い、すなわちフレームレートの低い動画データを選択する(ステップC08)。
【0122】
以上で再生の準備としての処理を終え、再生を開始するためにシャッタキーの操作がなされるのを待機する(ステップC09)。
【0123】
しかして、ステップC09で再生表示を開始させるべくシャッタキーが操作されるとこれを判断し、各動画データの再生フレームの初期設定として、それぞれ開始フレームとして指定されたフレーム番号を設定した上で(ステップC10)、そのフレーム番号の静止画データをフラッシュメモリ28から読出し、JPEG回路27で記録時とは逆の伸長処理を行なってデコードし、マルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23へ展開記憶させ、ビデオエンコーダ24により対応するマルチ画面表示のためのビデオ信号を発生させて表示部25で表示させる(ステップC11)。
【0124】
この場合、選択した動画データの数nは「3」であるので、例えば表示部25では画面を縦2×横2の4つの領域に分割し、そのうちの3つを使用してマルチ画面表示を行なうものとする。
【0125】
表示を開始すると、CPU21が上記ステップC08で選択した最も長い再生間隔を再生タイマーに設定した上でこの再生タイマーを起動し、以後CPU21がこの再生タイマーから一定の表示時間に対応した時間間隔で割込み信号が得られるようにした後(ステップC12)、その割込み信号が得られるのを待機する(ステップC13)。
【0126】
ステップC13で再生タイマーからの割込みが得られたと判断すると、その時点で動画データのポインタiを初期値「1」に設定した後(ステップC14)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画1のフレーム番号を更新して該当する新しい静止画データをフラッシュメモリ28から読出す(ステップC15)。
【0127】
この場合、読出すべき新しいフレーム番号は、演算
再生タイマーの計時値(現時点までの再生時間)/その動画のフレームレート(再生時間間隔)
を行なってその除算結果に一番近い数値のフレーム番号の静止画データを再生すべき静止画データとすることで、複数の動画中の最も再生間隔の長い動画のフレーム間隔に対応して、一番タイミングの近いフレーム番号を得るようにするものである。
【0128】
こうして読出した静止画データに対し、JPEG回路27で伸長のためのデコードを行ない(ステップC16)、さらにマルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23の動画1の表示領域に展開記憶して(ステップC17)、マルチ画面中の動画1の表示フレームを更新設定する。
【0129】
次いで、ポインタiの値がまだ全動画データ数nではないことを確認した上で(ステップC18)、このポインタの値を「+1」更新設定して「2」とし(ステップC19)、今度は動画2に関して上記ステップC15からの処理を繰返し行なうことで、表示フレームの更新のための処理を実行する。
【0130】
こうしてステップC15〜C19の処理を繰返し実行することで、動画データのポインタiの値を更新設定しながら、順次各動画データに対し、最も長い再生間隔に対応して最もタイミングの近いフレーム番号の静止画データに更新設定する処理を実行していく。
【0131】
そして、動画3の表示フレームの更新設定を行なった後、ステップC18でポインタiの値が全動画データ数nとなっていると判断すると、次にその時点で表示している最も再生間隔の長い動画3のフレーム画像が予め設定したフレーム範囲内の最終画像であるか否かにより、それ以上のフレーム更新が不可能かどうかを判断し(ステップC20)、まだ最終画像ではなく、フレーム更新が可能であると判断すると、再び上記ステップC13に戻って、次の再生タイマーからの割込み信号が得られるのを待機する。
【0132】
こうして再生タイマーからの割込みがある毎にステップC14以下の処理を繰返し実行することにより、各動画データに関してマルチ画面中のその動画データに対してフレームを更新設定して表示内容を書換えるための処理を実行する。
【0133】
しかして、ステップC20でその時点で表示しているフレーム画像が予め設定したフレーム範囲内の最終画像であり、更新すべき表示フレームがもうないと判断すると、以上でこの図8及び図9の処理を終了する。
【0134】
図10(1)〜(3)は、フラッシュメモリ28に記録されている3つの動画1〜3に対し、それぞれその先頭の第1フレームを開始フレームとして、再生表示するフレーム範囲を設定した場合を例示したものである。
【0135】
ここでは、各動画1〜3がそれぞれフレームレートを異ならせるものであるとし、そのうち図10(3)に示す動画3が最もフレームレートが低く、1フレーム毎の再生間隔が長いものとし、この動画3のフレーム更新に合わせて他の動画1,2も表示フレームを更新するものとしている。
【0136】
図10(1)′〜(3)′はそれぞれフレーム更新毎に再生表示に供されるフレーム番号を例示しており、ここでは上述した如く動画3のフレームレートが最も低いため、この動画3に関してはそのフレームレートに従って図10(3)′に示すように全フレームが順次更新され表示されている。
【0137】
これに対し、図10(1)′,(2)′に示す動画1,2では、動画3のフレームレートに合わせて最もタイミングの近いフレームの静止画データがその都度選択され、更新表示されていることがわかる。
【0138】
このように、指定した動画データ中の最もフレームレートの低いものを自動的に選択してマルチ画面表示に移行することができるため、CPU21その他制御系の回路にかける負担をより軽減しながら、複数の動画データをマルチ画面表示で実時間再生させることが可能となる。
【0139】
(第4の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0140】
なお、その回路構成については、上記図1で示したものと基本的に同様であるので、同一部分には同一符号を用いることで、その図示及び説明は省略するものとする。
【0141】
図11及び図12は、再生モード時にフラッシュメモリ28に記録されている複数の動画データを読出してマルチ画面表示により同時再生する際の、主としてCPU21による処理内容を示すものである。
【0142】
同図で、まずフラッシュメモリ28に記録されている動画データの中から任意のものを複数選択すると(ステップD01)、選択した動画データの数nが設定される。
【0143】
これによりCPU21は、まず動画データのiに初期値「1」を設定し(ステップD02)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画データの各パラメータ値、具体的には「全再生時間」「フレームレート」を読出す(ステップD03)。
【0144】
次いで、その動画データを再生するフレーム範囲の設定として「開始フレーム番号」「終了フレーム番号」の指定を行なう(ステップD04)。これは、例えば動画データを構成する連続した静止画データを表示部25にマルチ画面表示した上で、キー入力部26でのカーソルキーと「Enter」キーの操作を受付けることで行なう。
【0145】
こうして動画データの再生表示するフレーム範囲を設定すると、それに従って再生時間の計算を、次式
再生時間=(終了フレーム番号−開始フレーム番号+1)×フレームレート
にて行なう(ステップD05)。
【0146】
次に動画データのポインタiが、選択した全動画データの数nではないことを確認した上で(ステップD06)、このポインタiの値を「+1」更新設定し(ステップD07)、再び上記ステップD03からの処理に戻る。
【0147】
こうしてステップD03〜D07の処理を繰返し実行することで、選択した複数の動画データ毎に同様の処理を行なっていく。
【0148】
選択したすべての動画データについての処理を終え、ステップD06で動画データのポインタiが選択した全動画データの数nになっていると判断すると、それら全動画データの中で最も再生間隔の短い、すなわちフレームレートの高い動画データを選択する(ステップD08)。
【0149】
以上で再生の準備としての処理を終え、再生を開始するためにシャッタキーの操作がなされるのを待機する(ステップD09)。
【0150】
しかして、ステップD09で再生表示を開始させるべくシャッタキーが操作されるとこれを判断し、各動画データの再生フレームの初期設定として、それぞれ開始フレームとして指定されたフレーム番号を設定した上で(ステップD10)、そのフレーム番号の静止画データをフラッシュメモリ28から読出し、JPEG回路27で記録時とは逆の伸長処理を行なってデコードし、マルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23へ展開記憶させ、ビデオエンコーダ24により対応するマルチ画面表示のためのビデオ信号を発生させて表示部25で表示させる(ステップD11)。
【0151】
この場合、選択した動画データの数nは「3」であるので、例えば表示部25では画面を縦2×横2の4つの領域に分割し、そのうちの3つを使用してマルチ画面表示を行なうものとする。
【0152】
表示を開始すると、CPU21が上記ステップD08で選択した最も短い再生間隔を再生タイマーに設定した上でこの再生タイマーを起動し、以後CPU21がこの再生タイマーから一定の表示時間に対応した時間間隔で割込み信号が得られるようにした後(ステップD12)、その割込み信号が得られるのを待機する(ステップD13)。
【0153】
ステップD13で再生タイマーからの割込みが得られたと判断すると、その時点で動画データのポインタiを初期値「1」に設定した後(ステップD14)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画1のフレーム番号を更新して該当する新しい静止画データをフラッシュメモリ28から読出す(ステップD15)。
【0154】
この場合、読出すべき新しいフレーム番号は、演算
再生タイマーの計時値/その動画のフレームレート
を行なってその除算結果に一番近い数値のフレーム番号の静止画データを再生すべき静止画データとすることで、複数の動画中の最も再生間隔の短い動画のフレーム間隔に対応して、一番タイミングの近いフレーム番号を重複させるようにするものである。
【0155】
こうして読出した静止画データに対し、JPEG回路27で伸長のためのデコードを行ない(ステップD16)、さらにマルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23の動画1の表示領域に展開記憶して(ステップD17)、マルチ画面中の動画1の表示フレームを更新設定する。
【0156】
次いで、ポインタiの値がまだ全動画データ数nではないことを確認した上で(ステップD18)、このポインタの値を「+1」更新設定して「2」とし(ステップD20)、今度は動画2に関して上記ステップD15からの処理を繰返し行なうことで、表示フレームの更新のための処理を実行する。
【0157】
こうしてステップD15〜D19の処理を繰返し実行することで、動画データのポインタiの値を更新設定しながら、順次各動画データに対し、最も短かい再生間隔に対応して最もタイミングの近いフレーム番号の静止画データに更新設定する処理を実行していく。
【0158】
そして、動画3の表示フレームの更新設定を行なった後、ステップD18でポインタiの値が全動画データ数nとなっていると判断すると、次にその時点で表示している最も再生間隔の短かい動画1のフレーム画像が予め設定したフレーム範囲内の最終画像であるか否かにより、それ以上のフレーム更新が不可能かどうかを判断し(ステップD20)、まだ最終画像ではなく、フレーム更新が可能であると判断すると、再び上記ステップD13に戻って、次の再生タイマーからの割込み信号が得られるのを待機する。
【0159】
こうして再生タイマーからの割込みがある毎にステップD14以下の処理を繰返し実行することにより、各動画データに関してマルチ画面中のその動画データに対してフレームを更新設定して表示内容を書換えるための処理を実行する。
【0160】
しかして、ステップD20でその時点で表示しているフレーム画像が予め設定したフレーム範囲内の最終画像であり、更新すべき表示フレームがもうないと判断すると、以上でこの図11及び図12の処理を終了する。
【0161】
図13(1)〜(3)は、フラッシュメモリ28に記録されている3つの動画1〜3に対し、それぞれその先頭の第1フレームを開始フレームとして、再生表示するフレーム範囲を設定した場合を例示したものである。
【0162】
ここでは、各動画1〜3がそれぞれフレームレートを異ならせるものであるとし、そのうち図13(1)に示す動画1が最もフレームレートが高く、1フレーム毎の再生間隔が短いものとし、この動画1のフレーム更新に合わせて他の動画1,2も表示フレームを更新するものとしている。
【0163】
図13(1)′〜(3)′はそれぞれフレーム更新毎に再生表示に供されるフレーム番号を例示しており、ここでは上述した如く動画1のフレームレートが最も高いため、この動画1に関してはそのフレームレートに従って図13(1)′に示すように全フレームが順次更新され表示されている。
【0164】
これに対し、図13(2)′,(3)′に示す動画2,3では、動画1のフレームレートに合わせて最もタイミングの近いフレームの静止画データがその都度重複して選択されることで、更新表示されていることがわかる。
【0165】
このように、指定した動画データ中の最もフレームレートの高いものを自動的に選択してマルチ画面表示に移行することができるため、指定したすべての動画データの内容を欠落することなく実時間表示させることができる。
【0166】
なお、上記第3の実施の形態においては最もフレームレートの低い動画3の再生間隔に動画1、2の再生間隔を合わせ、上記第4の実施の形態においては最もフレームレートの高い動画1の再生間隔に動画2、3の再生間隔を合わせるようにしたが、動画1のフレームレートより低く動画3のフレームレートより高い動画2の再生間隔に動画1、3の再生間隔を合わせるようにしてもよい。この場合、動画2はそのフレームレートに従って全フレームが順次再生され、動画1は第3の実施の形態のように間引再生され、動画3は第4の実施の形態のように重複再生されることになる。
【0167】
また、上述したように動画1〜3のいずれかのフレームレート(再生間隔)に合わせずに、動画1〜3の各フレームレートに基づいて動画1〜3の各フレームレートとは異なる最適なフレームレートを算出し、このフレームレートに従って動画1〜3を間引再生あるいは重複再生するようにしてもよい。
【0168】
(第5の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第5の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0169】
なお、その回路構成については、上記図1で示したものと基本的に同様であるので、同一部分には同一符号を用いることで、その図示及び説明は省略するものとする。
【0170】
図14及び図15は、再生モード時にフラッシュメモリ28に記録されている複数の動画データを読出してマルチ画面表示により同時再生する際の、主としてCPU21による処理内容を示すものである。
【0171】
同図で、まずフラッシュメモリ28に記録されている動画データの中から任意のものを複数選択すると(ステップE01)、選択した動画データの数nが設定される。
【0172】
これによりCPU21は、まず動画データのiに初期値「1」を設定し(ステップE02)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画データの各パラメータ値、具体的には「全再生時間」「フレームレート」を読出す(ステップE03)。
【0173】
次いで、その動画データを再生するフレーム範囲の設定として「開始フレーム番号」「終了フレーム番号」の指定を行なう(ステップE04)。これは、例えば動画データを構成する連続した静止画データを表示部25にマルチ画面表示した上で、キー入力部26でのカーソルキーと「Enter」キーの操作を受付けることで行なう。
【0174】
こうして動画データの再生表示するフレーム範囲を設定すると、それに従って再生時間の計算を、次式
再生時間=(終了フレーム番号−開始フレーム番号+1)×フレームレート
にて行なう(ステップE05)。
【0175】
次に動画データのポインタiが、選択した全動画データの数nではないことを確認した上で(ステップE06)、このポインタiの値を「+1」更新設定し(ステップE07)、再び上記ステップE03からの処理に戻る。
【0176】
こうしてステップE03〜E07の処理を繰返し実行することで、選択した複数の動画データ毎に同様の処理を行なっていく。
【0177】
選択したすべての動画データについての処理を終え、ステップE06で動画データのポインタiが選択した全動画データの数nになっていると判断すると、それら全動画データの中で最も再生間隔の長い、すなわちフレームレートの低い動画データを選択する(ステップE08)。
【0178】
加えて、今度は全動画データの中で最も再生間隔の短い、すなわちフレームレートの高い動画データを併せて選択する(ステップE09)。
【0179】
以上で再生の準備としての処理を終え、再生を開始するためにシャッタキーの操作がなされるのを待機する(ステップE10)。
【0180】
しかして、ステップE10で再生表示を開始させるべくシャッタキーが操作されるとこれを判断し、各動画データの再生フレームの初期設定として、それぞれ開始フレームとして指定されたフレーム番号を設定した上で(ステップE11)、そのフレーム番号の静止画データをフラッシュメモリ28から読出し、JPEG回路27で記録時とは逆の伸長処理を行なってデコードし、マルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23へ展開記憶させ、ビデオエンコーダ24により対応するマルチ画面表示のためのビデオ信号を発生させて表示部25で表示させる(ステップE12)。
【0181】
この場合、選択した動画データの数nは「3」であるので、例えば表示部25では画面を縦2×横2の4つの領域に分割し、そのうちの3つを使用してマルチ画面表示を行なうものとする。
【0182】
表示を開始すると、CPU21は再生タイマーを起動した上で(ステップE13)、その時点で電池29から得られる電源電圧Vbattが予め設定された電圧のしきい値Vth以上であるか否かにより、電池29が消耗しているか否かを判断する(ステップE14)。
【0183】
ここで、電源電圧Vbattがしきい値Vth以上であると判断した場合には、まだ電池29はそれほど消耗していないものとして、上記ステップE09で選択した最も再生間隔の短い動画データのフレームレートで割込みをかけるように上記再生タイマーを設定する(ステップE15)。
【0184】
また、上記ステップE14で電源電圧Vbattがしきい値Vthより低いと判断した場合には、電池29が消耗しているものとして、上記ステップE08で選択した最も再生間隔の長い動画データのフレームレートで割込みをかけるように上記再生タイマーを設定する(ステップE16)。
【0185】
こうしてステップE15またはE16でCPU21が再生タイマーから設定した時間間隔で割込み信号が得られるように設定した後、実際にその割込み信号が得られるのを待機する(ステップE17)。
【0186】
ステップE17で再生タイマーからの割込みが得られたと判断すると、その時点で動画データのポインタiを初期値「1」に設定した後(ステップE18)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画1のフレーム番号を更新して該当する新しい静止画データをフラッシュメモリ28から読出す(ステップE19)。
【0187】
この場合、読出すべき新しいフレーム番号は、演算
再生タイマーの計時値/その動画のフレームレート
を行なってその除算結果に一番近い数値のフレーム番号の静止画データを再生すべき静止画データとすることで、複数の動画中の最も再生間隔の長いあるいは短い動画のフレーム間隔に対応して、一番タイミングの近いフレーム番号を得るようにするものである。
【0188】
こうして読出した静止画データに対し、JPEG回路27で伸長のためのデコードを行ない(ステップE20)、さらにマルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23の動画1の表示領域に展開記憶して(ステップE21)、マルチ画面中の動画1の表示フレームを更新設定する。
【0189】
次いで、ポインタiの値がまだ全動画データ数nではないことを確認した上で(ステップE22)、このポインタの値を「+1」更新設定して「2」とし(ステップE23)、今度は動画2に関して上記ステップE19からの処理を繰返し行なうことで、表示フレームの更新のための処理を実行する。
【0190】
こうしてステップE19〜E23の処理を繰返し実行することで、動画データのポインタiの値を更新設定しながら、順次各動画データに対し、設定したフレームレートで最もタイミングの近いフレーム番号の静止画データに更新設定する処理を実行していく。
【0191】
そして、動画3の表示フレームの更新設定を行なった後、ステップE22でポインタiの値が全動画データ数nとなっていると判断すると、次にその時点で表示している最も再生間隔の長いあるいは短かい動画のフレーム画像が予め設定したフレーム範囲内の最終画像であるか否かにより、それ以上のフレーム更新が不可能かどうかを判断し(ステップE24)、まだ最終画像ではなく、フレーム更新が可能であると判断すると、再び上記ステップE14に戻って、次の再生タイマーからの割込み信号が得られるのを待機する。
【0192】
こうして再生タイマーからの割込みがある毎にステップE14以下の処理を繰返し実行することにより、電源である電池29の消耗状態に応じたフレームレートで各動画データに関してマルチ画面中のその動画データに対してフレームを更新設定して表示内容を書換えるための処理を実行する。
【0193】
しかして、ステップE24でその時点で表示しているフレーム画像が予め設定したフレーム範囲内の最終画像であり、更新すべき表示フレームがもうないと判断すると、以上でこの図14及び図15の処理を終了する。
【0194】
図16(1)〜(3)は、フラッシュメモリ28に記録されている3つの動画1〜3に対し、それぞれその先頭の第1フレームを開始フレームとして、再生表示するフレーム範囲を設定した場合を例示したものである。
【0195】
ここでは、各動画1〜3がそれぞれフレームレートを異ならせるものであるとし、そのうち図16(1)に示す動画1が最もフレームレートが高く、1フレーム毎の再生間隔が短いものとし、反対に図16(3)に示す動画3が最もフレームレートが低く、1フレーム毎の再生間隔が長いものとする。
【0196】
図16(1)′〜(3)′はそれぞれフレーム更新毎に再生表示に供されるフレーム番号を例示しており、電池29の電圧Vbattが予め設定された電圧のしきい値Vth以上であり、まだ電池29はそれほど消耗していないと判断した場合には、CPU21は図16(1)に示す再生間隔の短い動画1のフレームレートに合わせて他の動画2,3も表示フレームを更新するものとしている。
【0197】
その後、電池29の電圧Vbattが予め設定された電圧のしきい値Vthより低くなったと判断した時点で、電池29が消耗していると判断すると、CPU21は図16(3)に示す再生間隔の長い動画3のフレームレートに合わせて他の動画1,2も表示フレームを更新するものとする。
【0198】
このように、電源である電池29が消耗したと判断した時点でフレームレートが高い動画データからフレームデータが低い動画データに切換えて選択し、その選択した動画データにフレームレートを合わせてマルチ画面表示を行なうように自動的に動作状態を切換えるようにすることで、無駄な電池29の消費を避け、容量に制限のある電池29の電力をより有効に利用することができる。
【0199】
なお、上記第5の実施の形態においては、電池29が消耗していない場合は最もフレームレートの高い動画の再生間隔に合わせ、電池29が消耗している場合は最もフレームレートの低い動画の再生間隔に合わせるようにしたが、電池29が消耗していない場合のフレームレートよりも電池29が消耗している場合のフレームレートが低ければよく、上記フレームレートに限定されない。
【0200】
(第6の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第6の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0201】
なお、その回路構成については、上記図1で示したものと基本的に同様であるので、同一部分には同一符号を用いることで、その図示及び説明は省略するものとする。
【0202】
ここで、上記第1乃至第5の実施の形態においては、動画データのフレームレートに比して、フラッシュメモリ28より動画データを構成する個々の静止画データを読出してから、JPEG回路27でデコードし、VRAM23へ縮小したものを展開記憶させて表示部25で表示させるまでの再生処理に要する時間が充分短く、次のフレームの表示タイミングに間に合うことを前提として説明したが、本実施の形態においては、比較的再生処理に時間を要する処理速度の低い回路を用いる場合について説明する。
【0203】
図17及び図18は、再生モード時にフラッシュメモリ28に記録されている複数の動画データを読出してマルチ画面表示により同時再生する際の、主としてCPU21による処理内容を示すものである。
【0204】
同図で、まずフラッシュメモリ28に記録されている動画データの中から任意のものを複数選択すると(ステップF01)、選択した動画データの数nが設定される。
【0205】
これによりCPU21は、まず動画データのiに初期値「1」を設定し(ステップF02)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画データの各パラメータ値、具体的には「全再生時間」「フレームレート」を読出す(ステップF03)。
【0206】
次いで、その動画データを再生するフレーム範囲の設定として「開始フレーム番号」「終了フレーム番号」の指定を行なう(ステップF04)。これは、例えば動画データを構成する連続した静止画データを表示部25にマルチ画面表示した上で、キー入力部26でのカーソルキーと「Enter」キーの操作を受付けることで行なう。
【0207】
こうして動画データの再生表示するフレーム範囲を設定すると、それに従って再生時間の計算を、次式
再生時間=(終了フレーム番号−開始フレーム番号+1)×フレームレート
にて行なう(ステップF05)。
【0208】
次に動画データのポインタiが、選択した全動画データの数nではないことを確認した上で(ステップF06)、このポインタiの値を「+1」更新設定し(ステップF07)、再び上記ステップF03からの処理に戻る。
【0209】
こうしてステップF03〜F07の処理を繰返し実行することで、選択した複数の動画データ毎に同様の処理を行なっていく。
【0210】
選択したすべての動画データについての処理を終え、ステップF06で動画データのポインタiが選択した全動画データの数nになっていると判断すると、以上で再生の準備としての処理を終え、再生を開始するためにシャッタキーの操作がなされるのを待機する(ステップF08)。
【0211】
しかして、ステップF08で再生表示を開始させるべくシャッタキーが操作されるとこれを判断し、各動画データの再生フレームの初期設定として、それぞれ開始フレームとして指定されたフレーム番号を設定した上で(ステップF09)、そのフレーム番号の静止画データをフラッシュメモリ28から読出し、JPEG回路27で記録時とは逆の伸長処理を行なってデコードし、マルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23へ展開記憶させ、ビデオエンコーダ24により対応するマルチ画面表示のためのビデオ信号を発生させて表示部25で表示させる(ステップF10)。
【0212】
この場合、選択した動画データの数nは「3」であるので、例えば表示部25では画面を縦2×横2の4つの領域に分割し、そのうちの3つを使用してマルチ画面表示を行なうものとする。
【0213】
また、このとき同時に、動画1〜3の3枚分の静止画データを順次フラッシュメモリ28から読出し、JPEG回路27でデコードし、VRAM23に転送記憶させて表示部25で表示させるまでに要する時間を基本タイマーにより計時しておく。
【0214】
表示を開始すると、CPU21は再生タイマーを起動した上で(ステップF11)、動画データのポインタiを初期値「1」に設定した後(ステップF12)、このポインタiの値「1」に従って動画1の次に表示すべき静止画データのフレーム番号の算出を行なう(ステップF13)。
【0215】
このフレーム番号の算出は、基本タイマーの計時値をその動画データ1のフレームレートで除算し、その除算結果をそれまで表示していたフレーム番号に加算することで、一番タイミングの近いフレーム番号を得るようにするものである(但し、基本タイマーの計時値(表示させるまでに要する時間)が動画1〜3の全てのフレームレートと同期している場合)。
【0216】
フレーム番号を算出した後、ポインタiの値がまだ全動画データ数nではないことを確認した上で(ステップF14)、このポインタの値を「+1」更新設定して「2」とし(ステップF15)、今度は動画2に関して上記ステップF13からの処理を繰返し行なうことで、次に表示すべき静止画データのフレーム番号の算出を行なう。
【0217】
こうしてステップF13〜F15の処理を繰返し実行することで、動画データのポインタiの値を更新設定しながら、順次各動画データに対し、次に表示すべき静止画データのフレーム番号の算出を行なっていく。
【0218】
そして、動画3のフレーム番号の算出を行なった後、ステップF14でポインタiの値が全動画データ数nとなっていると判断すると、今度は再び動画データのポインタiを初期値「1」に設定した後(ステップF16)、そのポインタiの値「1」に従って第1番目に選択した動画1の上記算出したフレーム番号の静止画データをフラッシュメモリ28から読出す(ステップF17)。
【0219】
読出した静止画データに対し、JPEG回路27で伸長のためのデコードを行ない(ステップF18)、さらにマルチ画面表示のために縮小してから、得られた静止画データをVRAMコントローラ22を介してVRAM23の動画1の表示領域に展開記憶して(ステップF19)、マルチ画面中の動画1の表示フレームを更新設定する。
【0220】
次いで、ポインタiの値がまだ全動画データ数nではないことを確認した上で(ステップF20)、このポインタの値を「+1」更新設定して「2」とし(ステップF21)、今度は動画2に関して上記ステップF17からの処理を繰返し行なうことで、表示フレームの更新のための処理を実行する。
【0221】
こうしてステップF17〜F21の処理を繰返し実行することで、動画データのポインタiの値を更新設定しながら、順次各動画データに対し、算出したフレーム番号の静止画データに更新設定する処理を実行していく。
【0222】
そして、動画3の表示フレームの更新設定を行なった後、ステップF20でポインタiの値が全動画データ数nとなっていると判断すると、次にその時点で表示しているフレーム画像が予め設定したフレーム範囲内の最終画像であるか否かにより、それ以上のフレーム更新が不可能かどうかを判断し(ステップF22)、まだ最終画像ではなく、フレーム更新が可能であると判断すると、再び上記ステップF12に戻って、次に表示すべき静止画データの表示フレームの算出に移行する。
【0223】
こうしてステップF12以下の処理を繰返し実行することにより、フラッシュメモリ28から静止画データを読出してデコードし、VRAM23に転送設定して表示部25で表示させるのに要する処理時間を勘案して複数の動画データを実時間でマルチ画面表示させていく。
【0224】
しかして、ステップF22でその時点で表示しているフレーム画像が予め設定したフレーム範囲内の最終画像であり、更新すべき表示フレームがもうないと判断すると、以上でこの図17及び図18の処理を終了する。
【0225】
図19(1)〜(3)は、フラッシュメモリ28に記録されている3つの動画1〜3に対し、それぞれその先頭の第1フレームを開始フレームとして、再生表示するフレーム範囲を設定した場合を例示したものである。
【0226】
ここでは、各動画1〜3がそれぞれフレームレートを異ならせるものであるとし、そのうち図19(1)に示す動画1が最もフレームレートが高く、1フレーム毎の再生間隔が短いものとし、反対に図19(3)に示す動画3が最もフレームレートが低く、1フレーム毎の再生間隔が長いものとする。
【0227】
図19(1)′〜(3)′はそれぞれ実際にフレーム毎の静止画データがフラッシュメモリ28から読出され、デコードされてからVRAM23に縮小転送設定されて表示に供されるまでの処理タイミングを示すもので、各動画毎に上記処理に要する時間に対応して最も近いタイミングのフレームを算出して選択し、順次表示することで、複数の動画データを実時間でマルチ画面表示させることが可能となる。
【0228】
このように、比較的再生処理に時間を要する処理速度の低い回路を用いる場合であっても、当該回路に大きな負担をかけることなく、その処理能力内で、フレームレートの異なる複数の動画データを実時間でマルチ画面表示により同時に再生させることが可能となる。
【0229】
なお、上記第1乃至第6の実施の形態にあっては、いずれも本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、デジタルカメラで使用したフラッシュメモリ28を装着することで、複数の動画データをマルチ画面表示で再生させることが可能な、例えば電子アルバム装置等にも適用可能であることは勿論である。
【0230】
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0231】
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0232】
【発明の効果】
本発明によれば、動画データ中で最も再生時間の長いものに合わせて他の動画データの再生開始時間を遅延調整した上で、それら複数の動画データを一括してマルチ画面表示により再生させるようにしたので、制御系の回路に大きく負担をかけることなく再生時間の異なる複数の動画データを同時に終わるようにマルチ画面表示で再生させることが可能となる。
【0233】
また、該他の動画データ部分が動画としての再生を開始するまで静止画表示することで、マルチ画面表示の状態を保持できる。
【0234】
また、複数の動画データのフレームレートを合わせてマルチ画面表示により再生させるようにしたので、制御系の回路に大きく負担をかけることなくフレームレートの異なる複数の動画データをマルチ画面表示で実時間再生させることが可能となる。
【0235】
また、フレームレートを最も高い動画データあるいは最も低い動画データのものに一律に合わせることで、制御系の回路の負担をより軽減させることが可能となる。
【0236】
また、動画データ中の簡単なフレーム操作によりフレームレートの調整を行なうため、制御系の回路の負担をより軽減することができる。
【0237】
また、電池の消耗状態を勘案し、限りのある電力を有効に活用してフレームレートを変更し、マルチ画面の実時間表示を実現することができる。
【0238】
また、複数の動画データの表示内容の比較を行なうことができなくなった時点で表示を停止させることにより、無駄な電源の消費を避け、容量に制限のある電源をより有効に利用することができる。
【0239】
また、制御系の回路に大きく負担をかけることなく、フレームレートの異なる複数の動画データを実時間でマルチ画面表示により同時に再生させることが可能となる。
【0240】
また、記録媒体に記録されている任意複数の動画データを選択してマルチ画面表示させることができる。
【0241】
また、マルチ画面表示させる動画データの任意のフレーム範囲を指定することができるため、必要なフレーム範囲を指定して複数の動画データの内容を相互比較するなど、マルチ画面表示をより有効に活用することができる。
【0242】
また、動画データ中で最も再生時間の長いものに合わせて他の動画データの再生開始時間を遅延調整した上で、それら複数の動画データを一括してマルチ画面表示により再生させるようにしたので、制御系の回路に大きく負担をかけることなく再生時間の異なる複数の動画データを同時に終わるようにマルチ画面表示で再生させることが可能となる。
【0243】
また、複数の動画データのフレームレートを合わせてマルチ画面表示により再生させるようにしたので、制御系の回路に大きく負担をかけることなくフレームレートの異なる複数の動画データをマルチ画面表示で実時間再生させることが可能となる。
【0244】
また、複数の動画データの表示内容の比較を行なうことができなくなった時点で表示を停止させることにより、無駄な電源の消費を避け、容量に制限のある電源をより有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの回路構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図3】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図4】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生状態を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカメラでの複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図6】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図7】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生状態を示す図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るデジタルカメラでの複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図9】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図10】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生状態を示す図。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係るデジタルカメラでの複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図12】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図13】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生状態を示す図。
【図14】本発明の第5の実施の形態に係るデジタルカメラでの複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図15】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図16】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生状態を示す図。
【図17】本発明の第6の実施の形態に係るデジタルカメラでの複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図18】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生時の処理内容を示すフローチャート。
【図19】同実施の形態に係る複数の動画データの同時再生状態を示す図。
【符号の説明】
10…デジタルカメラ
11…レンズ
12…CCD
13…タイミング発生器(TG)
14…垂直ドライバ
15…サンプルホールド回路(S/H)
16…A/D変換器
17…カラープロセス回路
18…DMAコントローラ
19…DRAMインタフェース(I/F)
20…DRAM
21…CPU
22…VRAMコントローラ
23…VRAM
24…(デジタル)ビデオエンコーダ
25…表示部
26…キー入力部
27…JPEG回路
28…フラッシュメモリ
29…電池

Claims (8)

  1. 複数の動画データを記録した記録媒体と、
    この記録媒体に記録された動画データを表示するための表示部と、
    上記記録媒体に記録された複数の動画データを上記表示部でマルチ画面表示させる表示制御手段と、
    上記表示部に表示される複数の動画データの中で再生時間の最も長い動画データの再生終了時間に他の動画データの再生終了時間を合わせるために、他の動画データの再生開始時間を遅延させる調整手段と
    を具備したことを特徴とする動画再生装置。
  2. 上記調整手段は、上記他の動画データの再生開始時間まで該他の動画データの開始フレームを静止画再生する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の動画再生装置。
  3. 上記調整手段は、
    上記他の動画データの再生開始タイミングを算出する算出手段と、
    この算出手段により算出された再生開始タイミングを設定する設定手段と、
    この設定手段により設定された再生開始タイミングに基づき、上記他の動画データの再生を開始する再生制御手段とを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の動画再生装置。
  4. 上記算出手段は、上記再生時間の最も長い動画データの再生時間と上記他の動画データの再生時間とに基づき、上記他の動画データの再生開始タイミングを算出する手段を含むことを特徴とする請求項3記載の動画再生装置。
  5. 上記記録媒体に記録された複数の動画データの中から任意の動画データを複数選択する選択手段を備え、
    上記表示制御手段は、この選択手段により選択された複数の動画データを上記表示部でマルチ画面表示させることを特徴とする請求項1乃至いずれかに記載の動画再生装置。
  6. 上記動画データ中の任意のフレームを指定する指定手段を備え、
    上記表示制御手段は、この指定手段により指定されたフレームからの動画データ、及び指定されたフレームまでの動画データの少なくとも一方を上記表示部で表示させることを特徴とする請求項1乃至いずれかに記載の動画再生装置。
  7. 動画データを出力する動画撮影手段を備え、
    上記記録媒体は、この動画撮影手段から出力される複数の動画データを記録することを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の動画再生装置。
  8. 複数の動画データを記録した記録媒体と、この記録媒体に記録された動画データを表示するための表示部とを備えた動画再生装置のための動画再生プログラムであって、
    上記記録媒体に記録された複数の動画データを上記表示部でマルチ画面表示させる再生ステップと、
    上記表示部に表示される複数の動画データの中で再生時間の最も長い動画データの再生終了時間に他の動画データの再生終了時間を合わせるために、他の動画データの再生開始時間を遅延させる調整ステップと
    を有したことを特徴とする動画再生プログラム
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