JP3738350B2 - 表示モジュール - Google Patents
表示モジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP3738350B2 JP3738350B2 JP2000292943A JP2000292943A JP3738350B2 JP 3738350 B2 JP3738350 B2 JP 3738350B2 JP 2000292943 A JP2000292943 A JP 2000292943A JP 2000292943 A JP2000292943 A JP 2000292943A JP 3738350 B2 JP3738350 B2 JP 3738350B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display panel
- edge
- liquid crystal
- cushion
- cushion material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、表示モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばノート型パーソナルコンピュータ、電子手帳、薄型テレビジョン受像機等の電子機器に用いられる表示モジュールは、一般に、モジュールケースの表示パネル収容部に液晶表示パネル等の表示パネルを収容するとともに、前記表示パネルの両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて、前記表示パネルの縁部の長さよりも僅かに短い長さの帯状クッション材を配置し、透明板により覆われた表示窓を有する前面カバーにより、前記クッション材を介して前記表示パネルを前記ケースに押え固定した構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の表示モジュールは、表示パネルの両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれ、前記表示パネルの縁部の長さよりも僅かに短い長さの帯状クッション材を配置したものであるため、隣り合うクッション材の間に隙間があり、そのために、塵等の異物が前記クッション材の間の隙間から表示パネルの前面と前面カバーとの間に侵入し、その異物の堆積により画面が汚れて見えるという問題をもっている。
【0004】
この発明は、表示パネルの前面と前面カバーとの間への異物の侵入を少なくすることができる表示モジュールを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の表示モジュールは、前面に表示パネル収容部が形成されたモジュールケースと、前記ケースの表示パネル収容部に収容された表示パネルと、前記表示パネルの両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された複数の帯状クッション材と、透明板により覆われた表示窓を有し、前記複数のクッション材を介して前記表示パネルを前記ケースに押え固定する前面カバーとを備え、前記ケースの前面に、前記表示パネル収容部の少なくとも1つのコーナー部に対応させて、前記表示パネル収容部内に連通するクッション材収容凹部が形成され、前記複数の帯状クッション材のうち、少なくとも前記表示パネルの1つの縁部に沿わせて配置されたクッション材の端部が、前記表示パネルの外方に突出されて前記クッション材収容凹部に押込まれていることを特徴とするものである。
【0006】
この表示モジュールによれば、表示パネルの両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された帯状クッション材のうち、少なくとも前記表示パネルの1つの縁部に沿わせて配置されたクッション材の端部を前記表示パネルの外方に突出させ、このクッション材の端部を、モジュールケースの前面に前記表示パネル収容部のコーナー部に対応させて形成されたクッション材収容凹部に押込んでいるため、そのクッション材と隣り合う他のクッション材との間の隙間をほとんど無くすことができ、したがって、前面カバーの周囲から入り込んだ異物を前記クッション材により効果的に塞き止め、前記表示パネルの前面と前面カバーとの間への異物の侵入を少なくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明の表示モジュールは、上記のように、表示パネルの両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された帯状クッション材のうち、少なくとも前記表示パネルの1つの縁部に沿わせて配置されたクッション材の端部を前記表示パネルの外方に突出させ、このクッション材の端部を、モジュールケースの前面に前記表示パネル収容部のコーナー部に対応させて形成されたクッション材収容凹部に押込むことにより、そのクッション材と隣り合う他のクッション材との間の隙間をほとんど無くし、前記表示パネルの前面と前面カバーとの間への異物の侵入を少なくするようにしたものである。
【0008】
この発明の表示モジュールは、前記モジュールケースの前面に、前記表示パネル収容部の4つのコーナー部にそれぞれ対応する4つのクッション材収容凹部が形成され、前記表示パネルの4つの縁部にそれぞれ沿わせて4本のクッション材が配置されるとともに、これらのクッション材のうち、少なくとも前記表示パネルの3つの縁部に沿わせて配置された3本のクッション材の両端部がそれぞれ、前記表示パネルの外方に突出されて前記クッション材収容凹部に押込まれている構成のものが好ましい。
【0009】
その場合、前記表示パネルの隣り合う2つの縁部の一方に沿わせて配置されたクッション材の端部と、他方の縁部に沿わせて配置されたクッション材の端部とが、前記モジュールケースのクッション材収容凹部内において互いに接しているのがより好ましい。
【0010】
また、端部をモジュールケースのクッション材収容凹部に押込まれるクッション材は、表示パネルの外方に突出する端部を除いて前記表示パネルの前面に貼付けられているのが好ましい。
【0011】
【実施例】
図1〜図14はこの発明の一実施例を示しており、図1は表示モジュールの平面図、図2および図3は図1のII部およびIII部の拡大図、図4および図5は図1のIV−IV線およびV−V線に沿う拡大断面図である。
【0012】
この実施例の表示モジュールは、図1〜図5に示すように、モジュールケース10と、前記ケース10に収容された矩形状の液晶表示パネル20と、前記液晶表示パネル20の両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された4本の帯状クッション材31,32,33,34と、前記表示パネル20の前側に配置され、前記クッション材31,32,33,34を介して前記表示パネル20を前記ケース10に押え固定する前面カバー40とからなっている。
【0013】
図6および図7は、前記液晶表示パネル20の平面図および拡大側面図である。この液晶表示パネル20は、単純マトリックス方式のTN(ツイステッドネマティック)型液晶表示パネルであり、その内部構造は図示しないが、周縁部を枠状シール材を介して接合された前後一対の透明基板21,22のうち、一方の基板、例えば表示の観察側である前側の基板21の内面に、列方向(画面の上下方向)に沿う透明な信号電極が複数本互いに平行に設けられ、他方の基板である後側基板22の内面に、行方向(画面の左右方向)に沿う透明な走査電極が複数本互いに平行に設けられるとともに、前記一対の基板21,22間の前記枠状シール材により囲まれた領域に、液晶分子が所定のツイスト角(例えばほぼ90度)でツイスト配向した液晶層が設けられ、さらに、前記一対の基板21,22の外面にそれぞれ偏光板23,24が貼付けられている。
【0014】
なお、この液晶表示パネル20の一端縁部の側面には、1つまたは複数(図では2つ)の液晶注入部25が設けられている。この液晶注入部25には、前記枠状シール材を部分的に欠落させて形成された液晶注入口(図示せず)を有しており、この液晶注入口は、前記一対の基板21,22間への液晶の注入後に封止26により封止されている。
【0015】
また、前記一対の基板21,22のうち、前側基板21の両側縁部(図6において上下の側縁部)は、後側基板22よりも僅かに外方に突出し、後側基板22の前記液晶注入部25が設けられた側とは反対側の端縁部は、前側基板21よりも僅かに外方に突出しており、前側基板21の両側の突出縁部のうちの一方の縁部の内面に、前記複数本の信号電極の端子が配列形成され、後側基板22の突出縁部の内面に、前記複数本の走査電極の端子が配列形成されている。
【0016】
そして、前側基板21の前記一方の突出縁部の内面には、信号側駆動回路(図示せず)が形成されたフレキシブル配線基板27が接続され、後側基板22の突出縁部の内面には、走査側駆動回路(図示せず)が形成されたフレキシブル配線基板28が接続されている。
【0017】
図8は前記モジュールケース10の平面図、図9および図10は図8のIX部およびX部の拡大図、図11および図12は図8のXI−XI線およびXII−VII線に沿う拡大断面図である。
【0018】
このモジュールケース10は、樹脂成形品からなる薄型ケースであり、その前面に、前記液晶表示パネル20を収容するための表示パネル収容部15が形成されるとともに、この表示パネル収容部15の4つのコーナー部にそれぞれ対応させて、前記表示パネル収容部15内に連通する4つのクッション材収容凹部16a,16bが形成されている。
【0019】
すなわち、このモジュールケース10は、前記液晶表示パネル20の表示領域に対応する開口11aが設けられるとともに両側縁の下面にそれぞれその長さ方向に沿わせて補強リブ11bが形成された矩形枠状の底板部11と、この底板部11上の一側縁および一端縁(図8において上側縁および右端縁)にその全長にわたって設けられた壁部12,13と、前記底板部11上の他端縁の両側にそれぞれ設けられた一対の柱部14とからなっている。
【0020】
前記壁部12,13のうち、一端縁の壁部13は、外壁板13aと、その内側に間隔をおいて形成された内壁板13bとからなっており、前記一側縁の壁部12と、前記一端縁の壁部13の内壁板13bと、前記一対の柱部14とにより囲まれた領域が、表示パネル収容部15となっている。
【0021】
なお、前記一端縁の壁部13の内壁板13bには、前記液晶表示パネル20の一端縁部の側面に設けられている液晶注入部25に対して逃げとなる凹入部13cが形成されている。
【0022】
また、前記一端縁の壁部13の内壁板13bは、その両側部を、前記外壁板13aの両側縁よりも若干内側において外面方向に屈曲させた形状に形成されており、その屈曲部が前記外壁板13aにつながっている。
【0023】
さらに、前記一端縁の壁部13の外壁板13aの両側縁にはそれぞれ、前記内壁板13bの両側縁部を間隔を存して外側から抱える形状の延長部が形成されており、この外壁板13aの両側の延長部と前記内壁板13bの両側の屈曲部との間の空間がそれぞれ、前記表示パネル収容部15の一端側の2つのコーナー部にそれぞれ対応するクッション材収容凹部16aとなっている。
【0024】
このクッション材収容凹部16aは、前記液晶表示パネル20の側縁部に沿わせて配置された帯状クッション材31,32の端部を収容する幅を有する溝状凹部である。
【0025】
また、前記一対の柱部14はそれぞれ、前記表示パネル収容部15の中心に対向する角部をその全長にわたって切除した形状の角筒状に形成されており、これらの柱部14内がそれぞれ、前記表示パネル収容部15の他端側の2つのコーナー部にそれぞれ対応するクッション材収容凹部16bとなっている。
【0026】
このクッション材収容凹部16bは、前記液晶表示パネル20の側縁部に沿わせて配置された帯状クッション材31,32と、前記液晶表示パネル20の液晶注入部15が設けられた側とは反対側の端縁部に沿わせて配置された帯状クッション材33との両方の端部を収容する面積を有している。
【0027】
なお、前記一側縁の壁部12と、一端縁の壁部13の外壁板13aおよび内壁板13bと、一対の柱部14は、同じ高さに形成されており、また、前記一端縁の壁部13の外壁板13aの一側の延長部と、前記一対の柱部14のうちの一側の柱部14はそれぞれ、前記一側縁の壁部12と連続させて形成されている。
【0028】
また、前記底板部11の両側と他端側の3辺の上面には、前記開口11aの縁部からある程度離間させて、前記液晶表示パネル20の後側基板22とその外面に貼付けられた後側偏光板24との両方の厚さよりも僅かに低い高さの突条17が形成されており、さらに、前記3辺の突条17の交差部にそれぞれ、前記液晶表示パネル20の前側基板21の両側の突出縁部の他端側(液晶注入部25が設けられた側とは反対側)の端縁と、後側基板22の突出縁部の両側の端縁とに当接する表示パネル位置決めピン18が、前記壁部12,13および柱部14と同じ高さに突設されている。
【0029】
また、このモジュールケース10の両端部の両側にはそれぞれ、電子機器の機器ケースに表示モジュールをビス止めするためのフランジ部19a,19bが設けられている。
【0030】
図13および図14は前記前面カバー40の平面図および拡大断面図であり、この前面カバー40は、液晶表示パネル20の表示領域に対応する表示窓42を有するフレーム41と、前記表示窓42を覆う透明板44とからなっている。
【0031】
前記フレーム41は、両側縁および両端縁に、前記モジュールケース10を外側から抱えるように折曲部41aが形成されたアルミニウム等からなる金属製フレームであり、その前面に前記表示窓42が設けられるとともに、両端部の両側にそれぞれ、前記ケース10の両端部の両側にそれぞれ設けられたビス止め用のフランジ部19a,19bにそれぞれ対応するビス止め用のフランジ部43a,43bが形成されている。
【0032】
また、前記透明板44は、前記フレーム41の前面の外形とほぼ同じ形状のアクリル樹脂板であり、前記フレーム41の前面に、前記表示窓42を覆って貼付けられている。なお、図では省略しているが、この透明板44の外面または内面の外周部には、前記液晶表示パネル20の表示領域の周縁部を覆い隠すための目隠し印刷(図示せず)が施されている。
【0033】
次に、前記液晶表示パネル20の4つの縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置される4本の帯状クッション材31,32,33,34について説明すると、このクッション材31,32,33,34は、発泡ウレタンまたは軟質ゴムからなっている。
【0034】
前記4本の帯状クッション材31,32,33,34のうち、液晶表示パネル20の液晶注入部25が設けられた端縁部を除く3つの縁部に配置される3本のクッション材、つまり液晶表示パネル20の両側縁と液晶注入部25が設けられた側とは反対側の端縁部とにそれぞれ沿わせて配置されるクッション材31,32,33は、液晶表示パネル20の側縁部または端縁部の長さよりも大きい長さを有しており、この3本のクッション材31,32,33はそれぞれ、図6に仮想線(二点鎖線)で示したように、前記液晶表示パネル20の両側縁の前面と液晶注入部25を有する側とは反対側の端縁の前面とに、両端部を液晶表示パネル20の外方に突出させた状態で貼付けられている。
【0035】
また、他の1本のクッション材、つまり液晶表示パネル20の液晶注入部25が設けられた端縁部に沿わせて配置されるクッション材34は、前記液晶表示パネル20の端縁部の長さよりも僅かに短い長さを有しており、このクッション材34は、図13および図14に示したように、前記前面カバー40のフレーム41に設けられた表示窓42内にその一端縁に沿わせて設けられ、前記透明板44の内面に貼付けられている。
【0036】
この実施例の表示モジュールは、図1〜図5に示したように、前側基板21の一方の突出縁部と後側基板22の突出縁部とにフレキシブル配線基板27,28が接続され、両側縁部の前面と液晶注入部25が設けられた側とは反対側の端縁部の前面とにそれぞれ前記帯状クッション材31,32,33がその両端部を外方に突出させて貼付けられた液晶表示パネル20を、前記モジュールケース10の表示パネル収容部15に収容し、前記クッション材31,32,33の液晶表示パネル20の外方に突出している両端部を、前記ケース10のクッション材収容凹部16a,16bに押込んだ状態で、前記ケース10の前側から前面カバー40を、その透明板44の内面に貼付けられた前記帯状クッション材34を前記液晶表示パネル20の液晶注入部25が設けられた端縁部の前面に対向させて嵌装し、この前面カバー40により前記クッション材31,32,33,34を介して前記液晶表示パネル20を前記ケース10の表示パネル収容部15の底板部11に押え固定することにより組立てられる。
【0037】
この表示モジュールの組立てにおいて、前記液晶表示パネル20は、モジュールケース10の一側縁の壁部12および一端縁の壁部13の内壁板13bと、前記ケース10の底板部11上に突設された位置決めピン18とにより位置決めされて前記ケース10の表示パネル収容部15に嵌込まれ、後側偏光板24の周縁部を前記表示パネル収容部15の底板部11により支持されるとともに、後側基板22が前記底板部11の上面に形成された突条17の内側に入り込み、前側基板21の両側の突出縁部がそれぞれ前記突条17の上側に突き出した状態で前記表示パネル収容部15に収容される。
【0038】
また、前記前面カバー40のフレーム41の両側縁および両端縁の折曲部41aのうち、モジュールケース10の壁部12,13が設けられた側とは反対側に対応する折曲部41aは、前記ケース10の側縁および端縁を間隔を存して外側から抱えるように形成されており、前記液晶表示パネル20に接続されたフレキシブル配線基板27,28は、前記前面カバー40の折曲部41aで押されて後方に折り曲げられ、前記ケース10の側縁および端縁と前面カバー40の折曲部41aとの隙間から後方に突出する。
【0039】
この表示モジュールは、例えば電子機器の機器ケース(図示せず)内に、モジュールケース10のフランジ部19a,19bを前記機器ケース内に設けられたモジュール固定部に支持させて収納され、前面カバー40に設けられたフランジ部29a,29bを前記ケース10のフランジ部19a,19bの上に重ねて前記モジュール固定部にビス止めすることにより、前記前面カバー40により液晶表示パネル20をモジュール10に押え固定した状態で実装される。
【0040】
また、図示しないが、この表示モジュールの背後にはバックライトが配置され、前記ケース10の側縁および端縁と前面カバー40の折曲部41aとの隙間から後方に突出したフレキシブル配線基板27,28は、前記バックライトの背面側に折り曲げられ、このバックライトの背面側のスペースに収容される。
【0041】
このように、前記表示モジュールは、前面に表示パネル収容部15が形成されたモジュールケース10と、前記ケース10の表示パネル収容部15に収容された液晶表示パネル20と、前記液晶表示パネル20の両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された4本の帯状クッション材31,32,33,34と、透明板44により覆われた表示窓42を有し、前記クッション材31,32,33,34を介して前記液晶表示パネル20を前記ケース10に押え固定する前面カバー40とを備え、且つ、前記ケース10の前面に、前記表示パネル収容部15の4つのコーナー部に対応させて、前記表示パネル収容部15内に連通するクッション材収容凹部16a,16bが形成され、前記4本のクッション材31,32,33,34のうち、前記液晶表示パネル20の液晶注入部25が設けられた端縁部を除く3つの縁部に沿わせて配置された3本のクッション材31,32,33の両端部がそれぞれ、前記液晶表示パネル20の外方に突出されて前記クッション材収容凹部16a,16bに押込まれているものである。
【0042】
この表示モジュールは、液晶表示パネル20の両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された4本のクッション材31,32,33,34のうち、前記液晶表示パネル20の注入部25を有する縁部を除く3つの縁部に配置された3本のクッション材31,32,33の両端部を前記液晶表示パネル20の外方に突出させ、これらのクッション材31,32,33の端部を前記ケース20の前面に前記表示パネル収容部15のコーナー部に対応させて形成されたクッション材収容凹部16a,16bに押込んだものであるため、これらのクッション材31,32,33の間の隙間をほとんど無くすことができ、したがって、前面カバー40の周囲から塵等の異物が入り込んでも、その異物を前記4本のクッション材31,32,33,34により効果的に塞き止め、前記液晶表示パネル20の前面と前面カバー40との間への異物の侵入を少なくすることができる。
【0043】
しかも、この実施例では、前記液晶表示パネル20の隣り合う2つの縁部(液晶表示パネル20の一側縁部または他側縁部と、液晶注入部25が設けられた側とは反対側の端縁部)の一方に沿わせて配置されたクッション材31,32の端部と、他方の縁部に沿わせて配置されたクッション材33の端部とが、図1および図2に示したように、前記クッション材収容凹部16b内において互いに接しているため、これらのクッション材31,33間および32,33間からの異物の侵入をほぼ完全に無くすことができる。
【0044】
なお、前記液晶表示パネル20の両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された4本のクッション材31,32,33,34のうち、前記液晶表示パネル20の液晶注入部25が設けられた端縁部に沿わせて配置されたクッション材34は、前記液晶表示パネル20の端縁部の長さよりも僅かに短い長さの帯状クッション材であり、このクッション材34は前記クッション材収容凹部16a,16bに押込まれていないため、このクッション材34と前記液晶表示パネル20の一側縁および他側縁に配置されたクッション材31,32との間には隙間があるが、前記液晶表示パネル20の両側縁部と液晶注入部25が設けられた側とは反対側の端縁部にそれぞれ沿わせて配置された前記3本のクッション材31,32の間にはほとんど隙間が無いため、この表示モジュールは、全てのクッション材の間に隙間がある従来の表示モジュールに比べて、高い防塵性をもっている。
【0045】
また、この実施例では、端部をモジュールケース10のクッション材収容凹部16a,16bに押込まれる前記3本のクッション材31,32,33を、液晶表示パネル20の外方に突出する端部を除いて液晶表示パネル20の前面に貼付けるとともに、前記液晶表示パネル20の注入部25を有する縁部に配置されるクッション材34を前面カバー40に貼付けているため、前記ケース20の表示パネル収容部15に液晶表示パネル20を嵌込み収容し、この液晶表示パネル20の前面に貼付けられている前記3本のクッション材31,32,33の両端部をそれぞれ前記クッション材収容凹部16a,16bに押込んだ後に、前面カバー40を装着することにより、前記液晶表示パネル20の両側縁および両端縁の前面にそれぞれ帯状31,32,33,34が配置された表示モジュールを容易に組立てることができ、しかも、前記クッション材31,32,33,34がずれ動いて前面カバー40の表示窓42の内側にはみ出のを防止することができる。
【0046】
なお、上記実施例では、液晶表示パネル20の液晶注入部25が設けられた端縁部に沿わせて配置されたクッション材34の長さを、前記液晶表示パネル20の端縁部の長さよりも僅かに短くしているが、このクッション材34を、その両端部が前記液晶表示パネル20の外方に突出する長さのものとするとともに、モジュールケース10の一端側のクッション材収容凹部16aを、他端側のクッション材収容凹部16bと同程度の面積に形成し、前記クッション材34の両端部も前記クッション材収容凹部16aに押込むようにしてもよく、このようにすることにより、防塵性をより高くすることができる。その場合は、前記クッション材34も、液晶表示パネル20の端縁部の前面に貼付けるのが好ましい。
【0047】
また、この発明の表示モジュールは、モジュールケース10の前面に、前記表示パネル収容部15の少なくとも1つのコーナー部に対応させて、前記表示パネル収容部内に連通するクッション材収容凹部を形成し、前記液晶表示パネルの両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された4本の帯状クッション材31,32,33,34のうち、少なくとも前記液晶表示パネル20の1つの縁部に沿わせて配置されたクッション材の端部を、前記液晶表示パネル20の外方に突出させて前記クッション材収容凹部に押込んだ構成のものでもよく、その場合でも、全てのクッション材の間に隙間がある従来の表示モジュールに比べて、高い防塵性を得ることができる。
【0048】
なお、上記実施例の表示モジュールは、単純マトリックス型の液晶表示パネル20を備えたものであるが、表示パネルは、アクティブマトリックス型の液晶表示パネルでも、あるいは、液晶以外の電気光学物質(例えば電気泳動またはエレクトロクロミック)を用いた表示パネルでもよい。
【0049】
【発明の効果】
この発明の表示モジュールは、前面に表示パネル収容部が形成されたモジュールケースと、前記ケースの表示パネル収容部に収容された表示パネルと、前記表示パネルの両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された複数の帯状クッション材と、透明板により覆われた表示窓を有し、前記複数のクッション材を介して前記表示パネルを前記ケースに押え固定する前面カバーとを備え、前記ケースの前面に、前記表示パネル収容部の少なくとも1つのコーナー部に対応させて、前記表示パネル収容部内に連通するクッション材収容凹部が形成され、前記複数の帯状クッション材のうち、少なくとも前記表示パネルの1つの縁部に沿わせて配置されたクッション材の端部が、前記表示パネルの外方に突出されて前記クッション材収容凹部に押込まれているものであるため、前面カバーの周囲から入り込んだ異物を前記クッション材により効果的に塞き止め、前記表示パネルの前面と前面カバーとの間への異物の侵入を少なくすることができる。
【0050】
この発明の表示モジュールは、前記モジュールケースの前面に、前記表示パネル収容部の4つのコーナー部にそれぞれ対応する4つのクッション材収容凹部が形成され、前記表示パネルの4つの縁部にそれぞれ沿わせて4本のクッション材が配置されるとともに、これらのクッション材のうち、少なくとも前記表示パネルの3つの縁部に沿わせて配置された3本のクッション材の両端部がそれぞれ、前記表示パネルの外方に突出されて前記クッション材収容凹部に押込まれている構成のものが好ましく、このような構成とすることにより、高い防塵性を得ることができる。
【0051】
その場合、前記表示パネルの隣り合う2つの縁部の一方に沿わせて配置されたクッション材の端部と、他方の縁部に沿わせて配置されたクッション材の端部とが、前記モジュールケースのクッション材収容凹部内において互いに接しているのがより好ましく、このようにすることにより、防塵性をより高くすることができる。
【0052】
また、端部をモジュールケースのクッション材収容凹部に押込まれるクッション材は、表示パネルの外方に突出する端部を除いて前記表示パネルの前面に貼付けられているのが好ましく、このようにすることにより、表示モジュールの組立てを容易にするとともに、前記クッション材がみだりにずれ動いて前面カバーの表示窓の内側にはみ出すのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す表示モジュールの平面図。
【図2】図1のII部の拡大図。
【図3】図1のIII部の拡大図。
【図4】図1のIV−IV線に沿う拡大断面図。
【図5】図1のV−V線に沿う拡大断面図。
【図6】液晶表示パネルの平面図。
【図7】前記液晶表示パネルの拡大側面図。
【図8】モジュールケースの平面図。
【図9】図8のIX部の拡大図。
【図10】図8のX部の拡大図。
【図11】図8のXI−XI線に沿う拡大断面図。
【図12】図8のXII−VII線に沿う拡大断面図。
【図13】前面カバーの平面図。
【図14】前記前面カバーの拡大断面図。
【符号の説明】
10…モジュールケース
15…表示パネル収容部
16a,16b…クッション材収容凹部
20…液晶表示パネル
25…液晶注入部
27,28…フレキシブル配線基板
31,32,33,34…帯状クッション材
40…前面カバー
41…フレーム
42…表示窓
44…透明板
Claims (4)
- 前面に表示パネル収容部が形成されたモジュールケースと、前記ケースの表示パネル収容部に収容された表示パネルと、前記表示パネルの両側縁部および両端縁部の前面にそれぞれその縁部に沿わせて配置された複数の帯状クッション材と、透明板により覆われた表示窓を有し、前記複数のクッション材を介して前記表示パネルを前記ケースに押え固定する前面カバーとを備え、
前記ケースの前面に、前記表示パネル収容部の少なくとも1つのコーナー部に対応させて、前記表示パネル収容部内に連通するクッション材収容凹部が形成され、前記複数の帯状クッション材のうち、少なくとも前記表示パネルの1つの縁部に沿わせて配置されたクッション材の端部が、前記表示パネルの外方に突出されて前記クッション材収容凹部に押込まれていることを特徴とする表示モジュール。 - モジュールケースの前面に、表示パネル収容部の4つのコーナー部にそれぞれ対応する4つのクッション材収容凹部が形成され、表示パネルの両側縁部および両端縁部にそれぞれ沿わせて配置された帯状クッション材のうち、少なくとも前記表示パネルの3つの縁部に沿わせて配置された3本のクッション材の両端部がそれぞれ、前記表示パネルの外方に突出されて前記クッション材収容凹部に押込まれていることを特徴とする請求項1に記載の表示モジュール。
- 表示パネルの隣り合う2つの縁部の一方に沿わせて配置されたクッション材の端部と、他方の縁部に沿わせて配置されたクッション材の端部とが、モジュールケースのクッション材収容凹部内において互いに接していることを特徴とする請求項2に記載の表示モジュール。
- 端部をモジュールケースのクッション材収容凹部に押込まれるクッション材は、表示パネルの外方に突出する端部を除いて前記表示パネルの前面に貼付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000292943A JP3738350B2 (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 表示モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000292943A JP3738350B2 (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 表示モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002108235A JP2002108235A (ja) | 2002-04-10 |
JP3738350B2 true JP3738350B2 (ja) | 2006-01-25 |
Family
ID=18775807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000292943A Expired - Fee Related JP3738350B2 (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 表示モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3738350B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101748704B1 (ko) | 2015-11-30 | 2017-07-04 | 엘지디스플레이 주식회사 | 아웃서트 몰드부재를 구비한 상부커버 및 이를 구비한 표시소자 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101012803B1 (ko) | 2003-11-18 | 2011-02-08 | 삼성전자주식회사 | Fpc 조립체 |
JP2007171460A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Citizen Holdings Co Ltd | 表示装置 |
JP5183075B2 (ja) * | 2007-02-08 | 2013-04-17 | 株式会社ジャパンディスプレイイースト | 液晶表示装置 |
JP2009198851A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置及び電子機器 |
US7952862B2 (en) | 2008-02-22 | 2011-05-31 | Epson Imaging Devices Corporation | Electro-optical device and electronic apparatus |
JP5688311B2 (ja) * | 2011-02-25 | 2015-03-25 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 液晶表示装置 |
JP2015052771A (ja) | 2013-08-06 | 2015-03-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 表示パネルの保持構造および撮像装置 |
JP6376898B2 (ja) * | 2013-08-28 | 2018-08-22 | キヤノン株式会社 | 表示装置 |
WO2016208528A1 (ja) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | シャープ株式会社 | バックライトユニット、及び表示装置 |
-
2000
- 2000-09-26 JP JP2000292943A patent/JP3738350B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101748704B1 (ko) | 2015-11-30 | 2017-07-04 | 엘지디스플레이 주식회사 | 아웃서트 몰드부재를 구비한 상부커버 및 이를 구비한 표시소자 |
US10048524B2 (en) | 2015-11-30 | 2018-08-14 | Lg Display Co., Ltd. | Top case having outsert molding member and display device having the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002108235A (ja) | 2002-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6515721B2 (en) | Liquid crystal display device including a spacer with adhesive between frame and a periphery of a principal surface of a substrate | |
US7528898B2 (en) | Liquid crystal display apparatus | |
KR100341095B1 (ko) | 평면표시장치 | |
US6501528B1 (en) | Stacked display device with folded substrate | |
US6177971B1 (en) | Slim type notebook personal computer | |
US7787071B2 (en) | Display device | |
KR101431154B1 (ko) | 표시 장치 및 이의 조립 방법 | |
JP3738350B2 (ja) | 表示モジュール | |
US20080291376A1 (en) | Liquid crystal panel having low-resistance common electrode layer | |
JPH11149251A (ja) | 平面表示装置 | |
JP2002072910A (ja) | 保持枠および画像表示装置 | |
JP2001337622A (ja) | Lcdパネルの固定構造 | |
CN107851405B (zh) | 显示装置 | |
US8203664B2 (en) | Electro-optical device and electronic apparatus | |
JP2007065855A (ja) | タッチパネル付き表示装置 | |
JP5458549B2 (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
JPH11338371A (ja) | 平面表示装置 | |
JP2002341318A (ja) | 平面表示装置 | |
JP3515429B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
US20020033925A1 (en) | Liquid crystal display device and electronic apparatus | |
JP5458550B2 (ja) | 電気光学装置および電子機器 | |
JP2003162375A (ja) | タッチパネル付き液晶表示装置 | |
JP2008026534A (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
JP3301848B2 (ja) | 液晶モジュール | |
KR101821539B1 (ko) | 액정표시장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081111 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091111 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101111 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101111 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121111 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131111 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |