JP3738139B2 - 生産管理装置及び生産管理方法 - Google Patents

生産管理装置及び生産管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品の生産情報の検索、処理装置への指示又は生産計画の登録等の生産管理、特に、刻々と変化する様々な情報を利用することによって半導体の製造に関わる情報を管理する生産管理装置及び生産管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の生産管理装置を図26(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0003】
従来の生産管理装置は、利用目体に応じて生産拠点に配置されている装置を管理する複数の実行システムであって、実行システムとしては、例えば図26(a)のブロック図に示す情報検索システム10(製品の生産情報の検索を行なう)、図26(b)のブロック図に示す装置指示システム20(処理装置への指示を行なう)又は図26(c)のブロック図に示す生産計画登録システム30(生産計画の登録を行なう)等が用いられてきている。
【0004】
図26(a)〜(c)に示すように、情報検索システム10、装置指示システム20及び生産計画登録システム30はそれぞれ機能設定手段(11、21、31)、機能実行手段(12、22、32)又は結果通知手段(13、23、33)を備えている。
【0005】
以下、情報検索システム10を用いて生産情報の検索を行なう方法を図26(a)を参照しながら説明する。
【0006】
まず、情報検索システム10を起動する。
【0007】
次に、機能設定手段11により、予め情報検索システム10に登録されている検索方法の一覧表等から検索方法を選択した後、検索開始ボタン等を押下することにより検索の実行を指示する。
【0008】
次に、機能実行手段21により、機能設定手段11で選択された検索方法に従って、例えばSQL文等を用いて検索を実行する。
【0009】
次に、SQL文等を用いた検索が完了し、検索結果が導き出された場合には、結果通知手段31により検索結果をプリンター等に出力する。
【0010】
以下、装置指示システム20を用いて製品を処理する処理装置に対して処理の中断を指示する方法を図26(b)を参照しながら説明する。
【0011】
まず、装置指示システム20を起動する。
【0012】
次に、機能設定手段21により、予め装置指示システム20に登録されている処理装置の一覧表等から処理を中断する処理装置を選択した後、処理を中断する理由をキーボードから入力して処理を中断するためのコマンドを設定し、その後、メニュー画面等において処理中断メニューを選択して処理の中断を指示する。
【0013】
次に、機能実行手段22により、機能設定手段21で設定された処理を中断するためのコマンドを処理装置に対して実行する。
【0014】
次に、コマンドの実行が完了し、処理装置からコマンドの実行結果が返ってきた場合には、結果通知手段23によりコマンドの実行結果をCRT等の装置指示システム20の専用画面に出力する。
【0015】
以下、生産計画登録システム30を用いて製品の生産計画の登録を行なう方法を図26(c)を参照しながら説明する。
【0016】
まず、生産計画登録システム30を起動する。
【0017】
次に、機能設定手段31により、マウス等を用いて製品の処理開始予定及び処理終了予定等を入力すると共に、バーコード等を用いて製品の納入先等を入力して生産計画を設定する。
【0018】
次に、機能実行手段32により、機能設定手段31で設定された生産計画を処理装置に送信する。
【0019】
次に、生産計画の送信が完了し、処理装置から送信結果が返ってきた場合には、結果通知手段33により送信結果を生産計画登録システム30が管理するテーブル等に登録する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の生産管理装置を用いて生産情報の検索、処理装置への指示及び生産計画の登録等を行なう際には、利用目的に応じて個別の実行システムを起動した後、実行システム毎に異なるユーザインターフェースを用いて情報の入力又は設定を行なう必要があるため、利用者にとっては、実行システム毎に操作方法が異なるので操作方法がわかりにくいと共に、実行システム毎に備えられている機能がわかりにくいという問題点がある。
【0021】
また、従来の生産管理装置を用いて生産情報の検索、処理装置への指示又は生産計画の登録等を行なった結果は、実行システム毎に異なるフォーマットで実行システム毎に異なる出力機器に出力されるため、利用者が出力された結果を誤解したり、結果が出力される出力機器を間違えたりするという問題点がある。
【0022】
従って、従来の生産管理装置を用いる場合、利用者は実行システム毎に複雑な操作方法及び機能に習熟する必要がある。
【0023】
また、従来の生産管理装置を用いて複数の生産拠点に配置されている装置に対して同じ生産情報の検索を行なう際には、各生産拠点の実行システムに対して別々に検索を行なう必要があるため、利用者にとっては検索のための操作に要する時間、すなわち情報を入手するまでの時間が長くなるという問題点がある。
【0024】
さらに、従来の生産管理装置を用いる場合には、情報の検索をタイムリーに行なうことができなかったり、処理装置への指示が遅れることにより製品の歩留りが低下したり、又は処理装置の運用状況が変化(トラブルの解消等)した際の生産計画の登録変更が遅れたりするという問題点がある。
【0025】
前記に鑑み、本発明は、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムの操作方法又は機能に習熟していなくても、生産拠点に配置されている装置を管理できるようにすることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明は、生産拠点に配置されている装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムから、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに実行機能の実行を指示するエージェントシステムを介して、生産拠点に配置されている装置を管理するものである。
【0027】
具体的には、本発明に係る第1の生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに装置を管理させるための生産管理装置を前提とし、装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、実行システム及び依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムとを備えており、依頼システムは、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定すると共に、実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、機能設定部に設定された機能名及び生産拠点並びに開始条件設定部に設定された実行開始条件を実行開始情報としてエージェントシステムに向けて送信する実行開始情報送信手段とを有し、エージェントシステムは、実行開始情報送信手段から送信された実行開始情報を受信する実行開始情報受信手段と、実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能実行手段と、結果返却部に保存されている実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有する。
【0028】
第1の生産管理装置によると、依頼システムにおいて実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件を設定すると、エージェントシステムは、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システムに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始するよう指示するので、実行システムは実行機能を実行開始する。
【0029】
従って、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムは、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始する。
【0030】
また、第1の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に出力するため、実行結果を共通のフォーマットで出力することができる。
【0031】
第1の生産管理装置において、開始条件設定手段は、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定すると共に、実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定することが好ましい。
【0032】
第1の生産管理装置において、開始条件設定手段は、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文を機能設定部に設定することが好ましい。
【0033】
本発明に係る第2の生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに装置を管理させるための生産管理装置を前提とし、装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、実行システム及び依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムとを備えており、依頼システムは、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定すると共に、実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、機能設定部に設定された機能名及び生産拠点並びに終了条件設定部に設定された実行終了条件を実行終了情報としてエージェントシステムに向けて送信する実行終了情報送信手段とを有し、エージェントシステムは、実行終了情報送信手段から送信された実行終了情報を受信する実行終了情報受信手段と、実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能終了手段と、結果返却部に保存されている実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有する。
【0034】
第2の生産管理装置によると、依頼システムにおいて実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行終了条件を設定すると、エージェントシステムは、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システムに、設定された機能名が示す実行機能を実行終了するよう指示するので、実行システムは実行機能を実行終了する。
【0035】
従って、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムは、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行終了する。
【0036】
また、第2の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に出力するため、実行結果を共通のフォーマットで出力することができる。
【0037】
第2の生産管理装置において、終了条件設定手段は、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定すると共に、実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定することが好ましい。
【0038】
第2の生産管理装置において、終了条件設定手段は、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文を機能設定部に設定することが好ましい。
【0039】
本発明に係る第3の生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに装置を管理させるための生産管理装置を前提とし、装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、実行システム及び依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムとを備えており、依頼システムは、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、開始条件設定部に設定された実行開始条件並びに終了条件設定部に設定された実行終了条件を実行情報としてエージェントシステムに向けて送信する実行情報送信手段とを有し、エージェントシステムは、実行情報送信手段から送信された実行情報を受信する実行情報受信手段と、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能実行手段と、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能終了手段と、結果返却部に保存されている実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有する。
【0040】
第3の生産管理装置によると、依頼システムにおいて実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を設定すると、エージェントシステムは、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システムに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するよう指示するので、実行システムは実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0041】
従って、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムは、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0042】
また、第3の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に出力するため、実行結果を共通のフォーマットで出力することができる。
【0043】
第3の生産管理装置において、機能設定手段は、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定することが好ましい。
【0044】
第3の生産管理装置において、開始条件設定手段は、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定することが好ましい。
【0045】
第3の生産管理装置において、終了条件設定手段は、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定することが好ましい。
【0046】
第3の生産管理装置において、機能設定手段は、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文を機能設定部に設定することが好ましい。
【0047】
第1又は第3の生産管理装置において、開始条件設定手段は、実行機能の実行開始条件として、実行機能又は該実行機能以外の他の機能の一時的な実行停止又は実行再開を開始条件設定部に設定することが好ましい。
【0048】
第2又は第3の生産管理装置において、終了条件設定手段は、実行機能の実行終了条件として、実行機能又は該実行機能以外の他の機能の一時的な実行停止又は実行再開を終了条件設定部に設定することが好ましい。
【0049】
本発明に係る第4の生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに装置を管理させるための生産管理装置を前提とし、装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、実行システム及び依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、依頼システムは、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、開始条件設定部に設定された実行開始条件並びに通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行開始情報としてエージェントシステムに向けて送信する実行開始情報送信手段とを有し、エージェントシステムは、実行開始情報送信手段から送信された実行開始情報を受信する実行開始情報受信手段と、実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能実行手段と、結果返却部に保存されている実行結果及び実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、回答システムは、結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有する。
【0050】
第4の生産管理装置によると、依頼システムにおいて実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件を設定すると、エージェントシステムは、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システムに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始するよう指示するので、実行システムは実行機能を実行開始する。
【0051】
従って、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムは、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始する。
【0052】
また、第4の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に、通知方法設定手段により設定された結果通知方法に基づいて出力することができるため、例えば通知方法設定手段が結果通知方法として通知先(所定の通報機器及びそのアドレス)を設定することにより、所定の通報機器に実行結果を確実に出力できると共に、実行結果を共通のフォーマットで出力することができる。
【0053】
第4の生産管理装置において、実行開始情報送信手段は、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報を送信することが好ましい。
【0054】
第4の生産管理装置において、実行開始情報送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報を送信することが好ましい。
【0055】
第4の生産管理装置において、実行開始情報送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報を送信することが好ましい。
【0056】
本発明に係る第5の生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに装置を管理させるための生産管理装置を前提とし、装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、実行システム及び依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、依頼システムは、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行終了情報としてエージェントシステムに向けて送信する実行終了情報送信手段とを有し、エージェントシステムは、実行終了情報送信手段から送信された実行終了情報を受信する実行終了情報受信手段と、実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能終了手段と、結果返却部に保存されている実行結果及び実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、回答システムは、結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有する。
【0057】
第5の生産管理装置によると、依頼システムにおいて実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行終了条件を設定すると、エージェントシステムは、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システムに、設定された機能名が示す実行機能を実行終了するよう指示するので、実行システムは実行機能を実行終了する。
【0058】
従って、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムは、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行終了する。
【0059】
また、第5の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に、通知方法設定手段により設定された結果通知方法に基づいて出力することができるため、例えば通知方法設定手段が結果通知方法として通知先(所定の通報機器及びそのアドレス)を設定することにより、所定の通報機器に実行結果を確実に出力できると共に、実行結果を共通のフォーマットで出力することができる。
【0060】
第5の生産管理装置において、実行終了情報送信手段は、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報を送信することが好ましい。
【0061】
第5の生産管理装置において、実行終了情報送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報を送信することが好ましい。
【0062】
第5の生産管理装置において、実行終了情報送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報を送信することが好ましい。
【0063】
本発明に係る第6の生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに装置を管理させるための生産管理装置を前提とし、装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、実行システム及び依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、依頼システムは、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、開始条件設定部に設定された実行開始条件、終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行情報としてエージェントシステムに向けて送信する実行情報送信手段とを有し、エージェントシステムは、実行情報送信手段から送信された実行情報を受信する実行情報受信手段と、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能実行手段と、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能終了手段と、結果返却部に保存されている実行結果及び実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、回答システムは、結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有する。
【0064】
第6の生産管理装置によると、依頼システムにおいて実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を設定すると、エージェントシステムは、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システムに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するよう指示するので、実行システムは実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0065】
従って、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムは、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0066】
また、第6の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に、通知方法設定手段により設定された結果通知方法に基づいて出力することができるため、例えば通知方法設定手段が結果通知方法として通知先(所定の通報機器及びそのアドレス)を設定することにより、所定の通報機器に実行結果を確実に出力できると共に、実行結果を共通のフォーマットで出力することができる。
【0067】
第6の生産管理装置において、実行情報送信手段は、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信することが好ましい。
【0068】
第6の生産管理装置において、実行情報送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信することが好ましい。
【0069】
第6の生産管理装置において、実行情報送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信することが好ましい。
【0070】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、通知方法設定手段は、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、結果通知方法を通知方法設定部に設定することが好ましい。
【0071】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、通知方法設定手段は、結果通知方法として、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する際の緊急度合いを示す通知レベルを通知方法設定部に設定し、結果通知手段は、通知レベルに基づき通報機器に実行結果を出力することが好ましい。
【0072】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、通知方法設定手段は、結果通知方法として、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する際に、該通報機器における実行結果の受け取りを確認するか否かを示す通知モードを通知方法設定部に設定し、結果通知手段は、通知モードが通報機器における実行結果の受け取りを確認するように設定されている場合に、通報機器における実行結果の受け取りを確認できるまで、通報機器に実行結果を繰り返し出力することが好ましい。
【0073】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、結果送信手段は、複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信することが好ましい。
【0074】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、結果送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信することが好ましい。
【0075】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、結果送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信することが好ましい。
【0076】
本発明に係る第1の生産管理方法は、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに装置を管理させるための生産管理方法を前提とし、装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムにおいて、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定工程と、依頼システムにおいて、実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を開始条件設定部又は終了条件設定部に設定する実行条件設定工程と、依頼システムが、機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、並びに開始条件設定部又は終了条件設定部に設定された実行開始条件又は実行終了条件を実行情報として、実行システム及び依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムに向けて送信する実行情報送信工程と、エージェントシステムが、実行情報送信工程において送信された実行情報を受信する実行情報受信工程と、エージェントシステムが、実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる実行開始条件又は実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始又は実行終了するように指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能制御工程と、エージェントシステムが、結果返却部に保存されている実行結果を通報機器に出力する結果通知工程とを備えている。
【0077】
第1の生産管理方法によると、依頼システムにおいて実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を設定すると、エージェントシステムは、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システムに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するよう指示するので、実行システムは実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0078】
従って、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムは、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0079】
また、第1の生産管理方法によると、結果通知工程において、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に出力するため、実行結果を共通のフォーマットで出力することができる。
【0080】
第1の生産管理方法において、機能設定工程は、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文を機能設定部に設定する工程を含むことが好ましい。
【0081】
第1の生産管理方法において、実行条件設定工程は、実行開始条件又は実行終了条件として、実行機能又は該実行機能以外の他の機能の一時的な実行停止又は実行再開を開始条件設定部又は終了条件設定部に設定する工程を含むことが好ましい。
【0082】
本発明に係る第2の生産管理方法は、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに装置を管理させるための生産管理方法を前提とし、装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムにおいて、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定工程と、依頼システムにおいて、実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を開始条件設定部又は終了条件設定部に設定する実行条件設定工程と、依頼システムにおいて、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定工程と、依頼システムが、機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、開始条件設定部又は終了条件設定部に設定された実行開始条件又は実行終了条件、並びに通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行情報として、実行システム及び依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムに向けて送信する実行情報送信工程と、エージェントシステムが、実行情報送信工程において送信された実行情報を受信する実行情報受信工程と、エージェントシステムが、実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる実行開始条件又は実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始又は実行終了するように指示すると共に、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存する機能制御工程と、エージェントシステムが、結果返却部に保存されている実行結果及び実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として、エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムに向けて送信する結果送信工程と、回答システムが、結果送信工程において送信された実行結果情報を受信する結果受信工程と、回答システムが、結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知工程とを備えている。
【0083】
第2の生産管理方法によると、依頼システムにおいて実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を設定すると、エージェントシステムは、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システムに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するよう指示するので、実行システムは実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0084】
従って、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムは、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0085】
また、第2の生産管理方法によると、結果通知工程において、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に、通知方法設定工程で設定された結果通知方法に基づいて出力することができるため、例えば通知方法設定工程において結果通知方法として通知先(所定の通報機器及びそのアドレス)を設定することにより、所定の通報機器に実行結果を確実に出力できると共に、実行結果を共通のフォーマットで出力することができる。
【0086】
第2の生産管理方法において、通知方法設定工程は、結果通知方法として、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する際の緊急度合いを示す通知レベルを通知方法設定部に設定する工程を含み、結果通知工程は、通知レベルに基づき通報機器に実行結果を出力する工程を含むことが好ましい。
【0087】
第2の生産管理方法において、通知方法設定工程は、結果通知方法として、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する際に、該通報機器における実行結果の受け取りを確認するか否かを示す通知モードを通知方法設定部に設定する工程を含み、結果通知工程は、通知モードが通報機器における実行結果の受け取りを確認するように設定されている場合に、通報機器における実行結果の受け取りを確認できるまで、通報機器に実行結果を繰り返し出力する工程を含むことが好ましい。
【0088】
第2の生産管理方法において、実行情報送信工程は、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信する工程を含むことが好ましい。
【0089】
第2の生産管理方法において、実行情報送信工程は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信する工程を含むことが好ましい。
【0090】
第2の生産管理方法において、実行情報送信工程は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信する工程を含むことが好ましい。
【0091】
第2の生産管理方法において、結果送信工程は、複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信する工程を含むことが好ましい。
【0092】
第2の生産管理方法において、結果送信工程は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信する工程を含むことが好ましい。
【0093】
第2の生産管理方法において、結果送信工程は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信する工程を含むことが好ましい。
【0094】
【発明の実施形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る生産管理装置について、図面を参照しながら説明する。
【0095】
図1は、第1の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【0096】
図1に示すように、第1の実施形態に係る生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システム100と、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システム110に実行機能の実行を指示するエージェントシステム120とから構成されており、依頼システム100又は実行システム110とエージェントシステム120とはコンピュータ・ネットワークを介して接続されている。
【0097】
依頼システム100は、実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件をファイル等に設定する開始条件設定手段101と、ファイル等に設定されている機能名、生産拠点及び実行開始条件を実行開始情報102としてエージェントシステム120に向けて送信する実行開始情報送信手段103とを備えている。
【0098】
また、エージェントシステム120は、実行開始情報送信手段103から送信された実行開始情報102を受信する実行開始情報受信手段121と、実行開始情報102に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行開始情報102に含まれる機能名が示す実行機能を、実行開始情報102に含まれる生産拠点において動作する実行システム110に実行開始するよう指示すると共に、実行システム110が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システム110から受信し、受信した実行結果をファイル等に保存する機能実行手段122と、ファイル等に保存されている実行結果を通報機器130に出力する結果通知手段123とを備えている。
【0099】
以下、依頼システム100及びエージェントシステム120における前記の各手段について、複数のLSI生産拠点において緊急度を有する高優先ロットが完了した時点で、LSIの歩留まり情報を集計する場合を例にとって説明する。
【0100】
〔開始条件設定手段101〕
開始条件設定手段101は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば図2(a)に示す機能設定形式に従って図2(b)に示す機能設定ファイルに実行機能の種類(本実施形態ではLSIの歩留まり情報の集計)を示す機能名を設定すると共に、例えば図3(a)に示す開始条件設定形式に従って図3(b)に示す開始条件設定ファイルに実行機能の実行開始条件(本実施形態ではLSIの歩留まり情報の集計を開始する条件)を設定する。
【0101】
図2(a)に示す機能設定形式においては、実行機能の種類を示す機能名として、以下に示す3種類のコマンドをそれぞれ複数設定することができると共に、異なる種類のコマンドを組み合わせることができる。
【0102】
(1)コンピュータが認識可能な実行コマンド(OS(オペレーティング・システム)が実行可能なものであれば実行コマンドの種類は特に限定されない。)
(2)データベースを操作するためのコマンド(SQLコマンド等であって、データベースを操作するためのコマンドの種類は特に限定されない。)
(3)HTTPアドレス(WWW(World Wide Web)が認識可能なフォーマットであればアドレスの指定方法は特に限定されない。)
また、機能設定形式において、実行機能の実行対象となる生産拠点である実行拠点を設定することができると共に、複数の実行拠点を設定することができる。尚、各生産拠点は、通常複数の実行システムを備えている。
【0103】
図2(b)に示す機能設定ファイルに設定された内容は、A工場、E工場及びF工場において歩留まり集計1コマンドの実行を開始することを示している。
【0104】
図3(a)に示す開始条件設定形式においては、以下に示す6つの条件を設定することができる。
【0105】
(1)特定の機能の実行状況(START:開始、END:終了、STOP:一時停止、Re−START:再開、RUNNING:実行中)
(2)ロットの状態(WAIT:処理待ち中、PROCESS:処理中、STOP:休止中、END:完了)
(3)装置の状態(PROCESS:ロット処理中、IDLE:アイドリング中、DOWN:ダウン中、MAINTENANCE:メンテナンス中、GO−ON:立ち上げ中、GO−DOWN:立ち下げ中)
(4)実行機能の実行開始時刻(時刻を直接に指定する………YY:年、MM:月、DD:日、HH:時,MM:分、SS:秒)
(5)実行機能の実行開始時刻(時刻を間接的に指定する………MM後:分後、MM前:分前)
(6)開始条件設定ファイルの番号
尚、開始条件設定形式において、前記の条件を組み合わせて用いるため、7番目の条件として組み合わせる条件((1)〜(6))を設定してもよい。
【0106】
図3(b)に示す開始条件設定ファイルに設定された内容は、高優先ロットが完了した直後に、実行機能を実行開始することを示している。
【0107】
機能設定ファイル又は開始条件設定ファイルへの情報の設定には、主として以下の3種類のユーザ・インターフェースを用いる。
【0108】
(1)コンピュータ上で動作するWebブラウザを特定アドレスに接続した後、情報を入力する(Webブラウザに情報を入力後、特定アドレスに接続してもよい)。
【0109】
(2)電子メールツールを用いて電子メール本文に情報を設定した後、特定アドレスに電子メールを送信する。
【0110】
(3)電話等を用いた音声合成ツールにより、入力された音声を文字に変換して情報を設定する。
【0111】
尚、機能設定ファイル又は開始条件設定ファイルへの情報の設定に、前記のユーザ・インターフェースに代えて、既存のエディター又はファイル情報設定アプリケーション・ソフト等を用いてもよい。
【0112】
また、機能設定ファイルに代えて、機能設定形式に従ったテーブル又はリスト構造等を用いてもよい。
【0113】
また、開始条件設定ファイルに代えて、開始条件設定形式に従ったテーブル又はリスト構造等を用いてもよい。
【0114】
〔実行開始情報送信手段103〕
実行開始情報送信手段103は、機能設定ファイルに設定されているコマンド及び実行拠点と開始条件設定ファイルに設定されている実行開始条件とを実行開始情報102としてエージェントシステム120に送信する。
【0115】
実行開始情報送信手段103において、エージェントシステム120に実行開始情報102つまり機能設定ファイル又は開始条件設定ファイルを送信する方法としては、RCP若しくはFTP等のプロトコルを用いたファイルコピー又は電子メールへのファイルの添付方式等を用いることができる。
【0116】
また、実行開始情報送信手段103において、前記のファイルを送信する方法に代えて、送信先で1つのファイルとして再構築できるように1つのファイルを複数のデータに分割して送信するソケット通信等を用いて実行開始情報102を送信してもよい。
【0117】
〔実行開始情報受信手段121〕
実行開始情報受信手段121は、実行開始情報送信手段103から送信された実行開始情報102を受信して、コンピューターが管理する記憶装置上に機能設定ファイル又は開始条件設定ファイルを蓄積する。
【0118】
〔機能実行手段122〕
まず、機能実行手段122は、機能設定ファイルからコマンド及び実行拠点を抽出すると共に、開始条件設定ファイルから実行開始条件を抽出した後、抽出されたコマンド及び実行拠点をキーとして、図4に示すコマンド変換テーブルからローカルコマンド、システム名及び問合せ方法を抽出されたコマンド及び実行拠点の数だけ繰り返し抽出する。
【0119】
尚、ローカルコマンドとは個別の実行システムにおいてのみ用いられる実行機能を指定するための独自のコマンドを意味し、システム名とはコマンドの実行対象の実行システムの名前を意味し、問合せ方法とは実行システムに情報を問い合わせる方法を意味する。
【0120】
また、図4に示すコマンド変換テーブルは、コンピュータが管理する記憶装置上における、実行拠点、コマンド、ローカルコマンド、システム名及び問合せ方法をアイテムとして持つテーブルであり、コマンド変換テーブルへの情報の登録は、SQL等のデータベース操作言語を用いて予め行なっておく。
【0121】
次に、機能実行手段122は、抽出されたシステム名を有する実行システム110が抽出された実行開始条件を満たしているか否かを抽出された問合せ方法を用いることにより定期的に検査し、実行システム110が実行開始条件を満たしている場合は、実行システム110に抽出されたローカルコマンドの実行開始を指示すると共に、実行システム110が指示されたローカルコマンドを実行することにより得た実行結果を実行システム110から受信し、受信した実行結果をコンピュータが管理する記憶装置上において図5に示す結果返却ファイルに保存する。尚、ローカルコマンドの実行開始の指示及び実行結果の結果返却ファイルへの保存は、抽出されたローカルコマンドの数だけ繰り返し行なう。
【0122】
図5に示す結果返却ファイルに保存された内容は、A工場の実行システムPRINCEにおいてローカルコマンドYIELD1(LSIの歩留まり情報の集計)の実行結果が76%であることを示している。
【0123】
また、コマンド変換テーブルに代えて、これと同一内容を有するファイル又はリスト構造等を用いてもよいと共に、結果返却ファイルに代えて、これと同一内容を有するテーブル又はリスト構造等を用いてもよい。
【0124】
また、機能実行手段122が、実行システム110が実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査したが、これに代えて、実行システム110が、該実行システム110が実行開始条件を満たしている場合に機能実行手段122にその旨の情報を送信してもよい。
【0125】
〔結果通知手段123〕
結果通知手段123は、結果返却ファイルに保存されている実行結果を通報機器130に出力する。
【0126】
通報機器130としては、電子メール、大型表示板、FAX、パーソナルコンピュータ、電話等を用いることができる。
【0127】
また、結果通知手段123において、通報機器130に実行結果を送信する方法としては、通報機器130に備わった送信ツール等を用いることができる。
【0128】
第1の実施形態によると、依頼システム100において実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件を設定すると、エージェントシステム120は、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システム110に、設定された機能名が示す実行機能を実行開始するよう指示するので、実行システム110は実行機能を実行開始する。
【0129】
従って、依頼システム100において、機能名、生産拠点及び実行開始条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システム110が、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始するので、実行システム110の操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始することができる。このため、依頼システム100において、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索等の開始を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、依頼システム100において、例えば実行機能として情報検索等を設定すると共に、実行開始条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索等の開始をタイムリーに行なうことができる。
【0130】
また、第1の実施形態によると、結果通知手段123が、実行システム110が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器130に出力するため、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0131】
また、第1の実施形態によると、開始条件設定手段101が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話等を用いるため、実行システム110の操作方法に習熟していなくても、機能名、生産拠点又は実行開始条件の設定を容易に行なうことができる。
【0132】
また、第1の実施形態によると、開始条件設定手段101が、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文等を設定するため、実行システム110の機能に習熟していなくても、機能名の設定を容易に行なうことができる。
【0133】
また、第1の実施形態によると、開始条件設定手段101が、実行機能の実行開始条件として、特定の機能の一時的な実行停止又は実行再開を開始条件設定ファイル等に設定するため、実行機能の実行開始をより一層タイムリーに行なうことができる。
【0134】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る生産管理装置について、図面を参照しながら説明する。
【0135】
図6は、第2の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【0136】
図6に示すように、第2の実施形態に係る生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システム200と、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システム210に実行機能の実行を指示するエージェントシステム220とから構成されており、依頼システム200又は実行システム210とエージェントシステム220とはコンピュータ・ネットワークを介して接続されている。
【0137】
依頼システム200は、実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行終了条件をファイル等に設定する終了条件設定手段201と、ファイル等に設定されている機能名、生産拠点及び実行終了条件を実行終了情報202としてエージェントシステム220に向けて送信する実行終了情報送信手段203とを備えている。
【0138】
また、エージェントシステム220は、実行終了情報送信手段203から送信された実行終了情報202を受信する実行終了情報受信手段221と、実行終了情報202に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行終了情報202に含まれる機能名が示す実行機能を、実行終了情報202に含まれる生産拠点において動作する実行システム210に実行終了するよう指示すると共に、実行システム210が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システム210から受信し、受信した実行結果をファイル等に保存する機能終了手段222と、ファイル等に保存されている実行結果を通報機器230に出力する結果通知手段223とを備えている。
【0139】
以下、依頼システム200及びエージェントシステム220における前記の各手段について、複数のLSI生産拠点において緊急度を有する高優先ロットが完了した時点で、高優先ロット専用処理及びロット投入数制限を終了する場合を例にとって説明する。
【0140】
〔終了条件設定手段201〕
終了条件設定手段201は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第1の実施形態と同じく図2(a)に示す機能設定形式に従って図2(c)に示す機能設定ファイルに実行機能の種類(本実施形態では高優先ロット専用処理及びロット投入数制限)を示す機能名を設定すると共に、例えば図7(a)に示す終了条件設定形式に従って図7(b)に示す終了条件設定ファイルに実行機能の実行終了条件(本実施形態では高優先ロット専用処理及びロット投入数制限を終了する条件)を設定する。
【0141】
図2(c)に示す機能設定ファイルに設定された内容は、C研究所において優先専用処理1コマンド及び投入数制限1コマンドの実行を終了することを示している。
【0142】
図7(a)に示す終了条件設定形式においては、以下に示す7つの条件を設定することができる。
【0143】
(1)特定の機能の実行状況(START:開始、END:終了、STOP:一時停止、Re−START:再開、RUNNING:実行中)
(2)ロットの状態(WAIT:処理待ち中、PROCESS:処理中、STOP:休止中、END:完了)
(3)装置の状態(PROCESS:ロット処理中、IDLE:アイドリング中、DOWN:ダウン中、MAINTENANCE:メンテナンス中、GO−ON:立ち上げ中、GO−DOWN:立ち下げ中)
(4)実行機能の実行終了時刻(時刻を直接に指定する………YY:年、MM:月、DD:日、HH:時,MM:分、SS:秒)
(5)実行機能の実行終了時刻(時刻を間接的に指定する………MM後:分後、MM前:分前)
(6)終了する実行システム名
(7)終了条件設定ファイルの番号
尚、終了条件設定形式において、前記の条件を組み合わせて用いるため、8番目の条件として組み合わせる条件((1)〜(7))を設定してもよい。
【0144】
図7(b)に示す終了条件設定ファイルに設定された内容は、高優先ロットが完了した直後に、実行機能を実行終了することを示している。
【0145】
機能設定ファイル又は終了条件設定ファイルへの情報の設定方法は、第1の実施形態における機能設定ファイル等への情報の設定方法と同様である。
【0146】
また、終了条件設定ファイルに代えて、終了条件設定形式に従ったテーブル又はリスト構造等を用いてもよい。
【0147】
〔実行終了情報送信手段203〕
実行終了情報送信手段203は、機能設定ファイルに設定されているコマンド及び実行拠点と終了条件設定ファイルに設定されている実行終了条件とを実行終了情報202としてエージェントシステム220に送信する。
【0148】
実行終了情報送信手段203において、エージェントシステム220に実行終了情報202つまり機能設定ファイル又は終了条件設定ファイルを送信する方法としては、RCP若しくはFTP等のプロトコルを用いたファイルコピー又は電子メールへのファイルの添付方式等を用いることができる。
【0149】
また、実行終了情報送信手段203において、前記のファイルを送信する方法に代えて、送信先で1つのファイルとして再構築できるように1つのファイルを複数のデータに分割して送信するソケット通信等を用いて実行終了情報202を送信してもよい。
【0150】
〔実行終了情報受信手段221〕
実行終了情報受信手段221は、実行終了情報送信手段203から送信された実行終了情報202を受信して、コンピューターが管理する記憶装置上に機能設定ファイル又は終了条件設定ファイルを蓄積する。
【0151】
〔機能終了手段222〕
まず、機能終了手段222は、機能設定ファイルからコマンド及び実行拠点を抽出すると共に、終了条件設定ファイルから実行終了条件を抽出した後、抽出されたコマンド及び実行拠点をキーとして、第1の実施形態と同じく図4に示すコマンド変換テーブルからローカルコマンド、システム名及び問合せ方法を抽出されたコマンド及び実行拠点の数だけ繰り返し抽出する。
【0152】
次に、機能終了手段222は、抽出されたシステム名を有する実行システム210が抽出された実行終了条件を満たしているか否かを抽出された問合せ方法を用いることにより定期的に検査し、実行システム210が実行終了条件を満たしている場合は、実行システム210に抽出されたローカルコマンドの実行終了を指示すると共に、実行システム210が指示されたローカルコマンドを実行することにより得た実行結果を実行システム210から受信し、受信した実行結果をコンピュータが管理する記憶装置上において図8に示す結果返却ファイルに保存する。尚、ローカルコマンドの実行終了の指示及び実行結果の結果返却ファイルへの保存は、抽出されたローカルコマンドの数だけ繰り返し行なう。
【0153】
図8に示す結果返却ファイルに保存された内容は、C研究所の実行システムSOLOMにおいてローカルコマンドPTC1(高優先ロット専用処理)の実行結果が正常終了であることを示している。
【0154】
また、機能終了手段222が、実行システム210が実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査したが、これに代えて、実行システム210が、該実行システム210が実行終了条件を満たしている場合に機能終了手段222にその旨の情報を送信してもよい。
【0155】
〔結果通知手段223〕
結果通知手段223は、第1の実施形態における結果通知手段123と同じく、結果返却ファイルに保存されている実行結果を通報機器230に出力する。
【0156】
第2の実施形態によると、依頼システム200において実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行終了条件を設定すると、エージェントシステム220は、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システム210に、設定された機能名が示す実行機能を実行終了するよう指示するので、実行システム210は実行機能を実行終了する。
【0157】
従って、依頼システム200において、機能名、生産拠点及び実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システム210が、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行終了するので、実行システム210の操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行終了することができる。このため、依頼システム200において、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において製品処理等の終了を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、依頼システム200において、例えば実行機能として製品処理等を設定すると共に、実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて製品処理等の終了をタイムリーに行なうことができる。
【0158】
また、第2の実施形態によると、終了条件設定手段201が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話等を用いるため、実行システム210の操作方法に習熟していなくても、機能名、生産拠点又は実行終了条件の設定を容易に行なうことができる。
【0159】
また、第2の実施形態によると、終了条件設定手段201が、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文等を設定するため、実行システム210の機能に習熟していなくても、機能名の設定を容易に行なうことができる。
【0160】
また、第2の実施形態によると、終了条件設定手段201が、実行機能の実行終了条件として、特定の機能の一時的な実行停止又は実行再開を終了条件設定ファイル等に設定するため、実行機能の実行終了をより一層タイムリーに行なうことができる。
【0161】
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る生産管理装置、生産管理方法、及び生産管理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体について、図面を参照しながら説明する。
【0162】
図9は、第3の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【0163】
図9に示すように、第3の実施形態に係る生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システム300と、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システム310に実行機能の実行を指示するエージェントシステム320とから構成されており、依頼システム300又は実行システム310とエージェントシステム320とはコンピュータ・ネットワークを介して接続されている。
【0164】
依頼システム300は、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点をファイル等に設定する機能設定手段301と、実行機能の実行開始条件をファイル等に設定する開始条件設定手段302と、実行機能の実行終了条件をファイル等に設定する終了条件設定手段303と、ファイル等に設定されている機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を実行情報304としてエージェントシステム320に向けて送信する実行情報送信手段305とを備えている。
【0165】
また、エージェントシステム320は、実行情報送信手段305から送信された実行情報304を受信する実行情報受信手段321と、実行情報304に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報304に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報304に含まれる生産拠点において動作する実行システム310に実行開始するよう指示すると共に、実行システム310が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システム310から受信し、受信した実行結果をファイル等に保存する機能実行手段322と、実行情報304に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報304に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報304に含まれる生産拠点において動作する実行システム310に実行終了するよう指示すると共に、実行システム310が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システム310から受信し、受信した実行結果をファイル等に保存する機能終了手段323と、ファイル等に保存されている実行結果を通報機器330に出力する結果通知手段324とを備えている。
【0166】
以下、第3の実施形態に係る生産管理装置を用いて行なう生産管理方法について、複数のLSI生産拠点において緊急度を有する高優先ロットが完了した時点で、LSIの歩留まり情報を集計すると共に、高優先ロット専用処理を終了する場合を例にとって、図10、図11(a)〜(d)及び図12(a)、(b)を参照しながら説明する。尚、図10は、第3の実施形態に係る生産管理方法の工程全体のフロー図を示しており、図11(a)〜(d)及び図12(a)、(b)は、第3の実施形態に係る生産管理方法の各工程のフロー図を示している。
【0167】
〔機能設定工程S11〕
図11(a)の機能設定工程のフロー図に示すように、機能設定手段301は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば図13(a)に示す機能設定形式に従って図13(b)に示す機能設定ファイルの機能実行部に実行開始の対象となる実行機能の種類(本実施形態ではLSIの歩留まり情報の集計)を示す機能名を設定すると共に、図13(b)に示す機能設定ファイルの機能終了部に実行終了の対象となる実行機能の種類(本実施形態では高優先ロット専用処理)を示す機能名を設定する。
【0168】
図13(a)に示す機能設定形式の機能実行部及び機能終了部においては、それぞれ実行機能の種類を示す機能名として、以下に示す3種類のコマンドをそれぞれ複数設定することができると共に、異なる種類のコマンドを組み合わせることができる。
【0169】
(1)コンピュータが認識可能な実行コマンド(OS(オペレーティング・システム)が実行可能なものであれば実行コマンドの種類は特に限定されない。)
(2)データベースを操作するためのコマンド(SQLコマンド等であって、データベースを操作するためのコマンドの種類は特に限定されない。)
(3)HTTPアドレス(WWW(World Wide Web)が認識可能なフォーマットであればアドレスの指定方法は特に限定されない。)
また、機能設定形式において、実行機能の実行対象となる生産拠点である実行拠点を設定することができると共に、複数の実行拠点を設定することができる。
【0170】
さらに、機能設定形式において、コマンドと実行拠点との組み合わせを複数指定することができると共に、複数の異なる実行拠点で異なるコマンドを実行開始又は実行終了することができる。
【0171】
図13(b)に示す機能設定ファイル351aの機能実行部に設定された内容は、A工場、E工場及びF工場において歩留まり集計1コマンドの実行を開始することを示し、図13(b)に示す機能設定ファイル351aの機能終了部に設定された内容は、C研究所において優先専用処理1コマンドの実行を終了することを示している。
【0172】
〔実行条件設定工程S12〕
図11(b)の実行条件設定工程における開始条件設定工程のフロー図に示すように、開始条件設定手段302は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第1の実施形態と同じく図3(a)に示す開始条件設定形式に従って図3(b)に示す開始条件設定ファイルに実行開始条件(本実施形態ではLSIの歩留まり情報の集計を開始する条件)を設定する。
【0173】
また、図11(b)の実行条件設定工程における終了条件設定工程のフロー図に示すように、終了条件設定手段303は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第2の実施形態と同じく図7(a)に示す終了条件設定形式に従って図7(b)に示す終了条件設定ファイルに実行終了条件(本実施形態では高優先ロット専用処理を終了する条件)を設定する。
【0174】
機能設定ファイル、開始条件設定ファイル又は終了条件設定ファイルへの情報の設定方法は、第1の実施形態における機能設定ファイル等への情報の設定方法と同様である。
【0175】
〔実行情報送信工程S13〕
図11(c)の実行情報送信工程のフロー図に示すように、実行情報送信手段305は、機能設定ファイルに設定されているコマンド及び実行拠点と、開始条件設定ファイル又は終了条件設定ファイルに設定されている実行開始条件又は実行終了条件とを実行情報304としてエージェントシステム320に送信する。
【0176】
実行情報送信手段305において、エージェントシステム320に実行情報304つまり機能設定ファイル又は開始条件設定ファイル若しくは終了条件設定ファイルを送信する方法としては、RCP若しくはFTP等のプロトコルを用いたファイルコピー又は電子メールへのファイルの添付方式等を用いることができる。
【0177】
また、実行情報送信手段305において、前記のファイルを送信する方法に代えて、送信先で1つのファイルとして再構築できるように1つのファイルを複数のデータに分割して送信するソケット通信等を用いて実行情報304を送信してもよい。
【0178】
〔実行情報受信工程S14〕
図11(d)の実行情報受信工程のフロー図に示すように、実行情報受信手段321は、実行情報送信手段305から送信された実行情報304を受信して、コンピューターが管理する記憶装置上に機能設定ファイル又は開始条件設定ファイル若しくは終了条件設定ファイルを蓄積する。
【0179】
〔機能制御工程S15〕
図12(a)の機能制御工程における機能実行工程のフロー図に示すように、機能実行手段322は、機能設定ファイルの機能実行部からコマンド及び実行拠点を抽出すると共に、開始条件設定ファイルから実行開始条件を抽出した後、抽出されたコマンド及び実行拠点をキーとして、第1の実施形態と同じく図4に示すコマンド変換テーブルからローカルコマンド、システム名及び問合せ方法を、抽出されたコマンド及び実行拠点の数だけ繰り返し抽出する。
【0180】
次に、機能実行手段322は、抽出されたシステム名を有する実行システム310が抽出された実行開始条件を満たしているか否かを抽出された問合せ方法を用いることにより定期的に検査し、実行システム310が実行開始条件を満たしている場合は、実行システム310に抽出されたローカルコマンドの実行開始を指示すると共に、実行システム310が指示されたローカルコマンドを実行することにより得た実行結果を実行システム310から受信し、受信した実行結果をコンピュータが管理する記憶装置上において第1の実施形態と同じく図5に示す結果返却ファイルに保存する。尚、ローカルコマンドの実行開始の指示及び実行結果の結果返却ファイルへの保存は、抽出されたローカルコマンドの数だけ繰り返し行なう。
【0181】
また、図12(a)の機能制御工程における機能終了工程のフロー図に示すように、機能終了手段323は、機能設定ファイルの機能終了部からコマンド及び実行拠点を抽出すると共に、終了条件設定ファイルから実行終了条件を抽出した後、抽出されたコマンド及び実行拠点をキーとして、第1の実施形態と同じく図4に示すコマンド変換テーブルからローカルコマンド、システム名及び問合せ方法を、抽出されたコマンド及び実行拠点の数だけ繰り返し抽出する。
【0182】
次に、機能終了手段323は、抽出されたシステム名を有する実行システム310が抽出された実行終了条件を満たしているか否かを抽出された問合せ方法を用いることにより定期的に検査し、実行システム310が実行終了条件を満たしている場合は、実行システム310に抽出されたローカルコマンドの実行終了を指示すると共に、実行システム310が指示されたローカルコマンドを実行することにより得た実行結果を実行システム310から受信し、受信した実行結果をコンピュータが管理する記憶装置上において第2の実施形態と同じく図8に示す結果返却ファイルに保存する。尚、ローカルコマンドの実行終了の指示及び実行結果の結果返却ファイルへの保存は、抽出されたローカルコマンドの数だけ繰り返し行なう。
【0183】
また、機能実行手段322又は機能終了手段323が、実行システム310が実行開始条件又は実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査したが、これに代えて、実行システム310が、該実行システム310が実行開始条件又は実行終了条件を満たしている場合に機能実行手段322又は機能終了手段323にその旨の情報を送信してもよい。
【0184】
〔結果通知工程S16〕
図12(b)の結果通知工程のフロー図に示すように、結果通知手段324は、第1の実施形態における結果通知手段123と同じく、結果返却ファイルに保存されている実行結果を通報機器330に出力する。
【0185】
第3の実施形態によると、依頼システム300において実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を設定すると、エージェントシステム320は、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システム310に、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するよう指示するので、実行システム310は実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0186】
従って、依頼システム300において、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システム310が、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するので、実行システム310の操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始又は実行終了することができる。このため、依頼システム300において、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索の開始又は製品処理の終了等を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、依頼システム300において、例えば実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると共に、実行開始条件又は実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索の開始又は製品処理の終了等をタイムリーに行なうことができる。
【0187】
また、第3の実施形態によると、機能設定手段301が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話等を用いるため、実行システム310の操作方法に習熟していなくても、機能名又は生産拠点の設定を容易に行なうことができる。
【0188】
また、第3の実施形態によると、開始条件設定手段302が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話等を用いるため、実行システム310の操作方法に習熟していなくても、実行開始条件の設定を容易に行なうことができる。
【0189】
また、第3の実施形態によると、終了条件設定手段303が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話等を用いるため、実行システム310の操作方法に習熟していなくても、実行終了条件の設定を容易に行なうことができる。
【0190】
また、第3の実施形態によると、機能設定手段301が、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文等を設定するため、実行システム310の機能に習熟していなくても、機能名の設定を容易に行なうことができる。
【0191】
また、第3の実施形態によると、開始条件設定手段302が、実行機能の実行開始条件として、特定の機能の一時的な実行停止又は実行再開を開始条件設定ファイル等に設定するため、実行機能の実行開始をより一層タイムリーに行なうことができる。
【0192】
また、第3の実施形態によると、終了条件設定手段303が、実行機能の実行終了条件として、特定の機能の一時的な実行停止又は実行再開を終了条件設定ファイル等に設定するため、実行機能の実行終了をより一層タイムリーに行なうことができる。
【0193】
従って、本実施形態に係る生産管理方法を実現する生産管理プログラムを作成すると共に、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に生産管理プログラムを記録しておけば、記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に装着することにより、本実施形態に係る生産管理プログラムがコンピュータの主記憶装置にロードされ、所定の動作タイミング(イベント)が発生したときに、コンピュータのCPUによって各手順の所定の機能が実行される。
【0194】
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態に係る生産管理装置について、図面を参照しながら説明する。
【0195】
図14は、第4の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【0196】
図14に示すように、第4の実施形態に係る生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システム400と、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システム410に実行機能の実行を指示するエージェントシステム420と、実行システム410が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報する通報機器430に該実行結果を出力する回答システム440とから構成されており、依頼システム400又は実行システム410とエージェントシステム420とはコンピュータ・ネットワークを介して接続されていると共に、エージェントシステム420と回答システム440とはコンピュータ・ネットワークを介して接続されている。
【0197】
依頼システム400は、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点をファイル等に設定する機能設定手段401と、実行機能の実行開始条件をファイル等に設定する開始条件設定手段402と、実行システム410が実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器430に出力する方法である結果通知方法をファイル等に設定する通知方法設定手段403と、ファイル等に設定されている機能名、生産拠点、実行開始条件及び結果通知方法を実行開始情報404としてエージェントシステム420に向けて送信する実行開始情報送信手段405とを備えている。
【0198】
また、エージェントシステム420は、実行開始情報送信手段405から送信された実行開始情報404を受信する実行開始情報受信手段421と、実行開始情報404に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行開始情報404に含まれる機能名が示す実行機能を、実行開始情報404に含まれる生産拠点において動作する実行システム410に実行開始するよう指示すると共に、実行システム410が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システム410から受信し、受信した実行結果をファイル等に保存する機能実行手段422と、ファイル等に保存されている実行結果及び実行開始情報404に含まれる結果通知方法を実行結果情報423として回答システム440に向けて送信する結果送信手段424とを備えている。
【0199】
また、回答システム440は、結果送信手段424から送信された実行結果情報423を受信する結果受信手段441と、実行結果情報423に含まれる結果通知方法に基づき、実行結果情報423に含まれる実行結果を通報機器430に出力する結果通知手段442とを備えている。
【0200】
以下、依頼システム400、エージェントシステム420及び回答システム440における前記の各手段について、複数のLSI生産拠点において緊急度を有する高優先ロットが完了した時点で、LSIの歩留まり情報を集計する場合を例にとって説明する。
【0201】
〔機能設定手段401〕
機能設定手段401は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第1の実施形態と同じく図2(a)に示す機能設定形式に従って図2(b)に示す機能設定ファイルに実行機能の種類(本実施形態ではLSIの歩留まり情報の集計)を示す機能名を設定する。
【0202】
〔開始条件設定手段402〕
開始条件設定手段402は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第1の実施形態と同じく図3(a)に示す開始条件設定形式に従って図3(b)に示す開始条件設定ファイルに実行機能の実行開始条件(本実施形態ではLSIの歩留まり情報の集計を開始する条件)を設定する。
【0203】
〔通知方法設定手段403〕
通知方法設定手段403は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば図15(a)に示す通知方法設定形式に従って図15(b)に示す通知方法設定ファイルに結果通知方法を設定する。
【0204】
図15(a)に示す通知方法設定形式においては、以下に示す4つの条件を設定することができる。
【0205】
(1)対象とするコマンド………機能設定手段401が実行機能の種類を示す機能名として設定するコマンドであって、複数設定することができる。
【0206】
(2)実行結果の通知先………通報機器とそのアドレスであって、複数の通報機器を設定できると共に、1つの通報機器に対して複数のアドレスを設定することができる。通報機器としては、電話(TEL)、電子メール(EMAIL)、ファクシミリ(FAX)、パーソナルコンピュータ(PC)、大型表示板(PANEL)、蛍光サインボード(SIGN)、テレビ(TV)、ビデオテープレコーダ(VTR)、Webページ(WEB)等が設定可能である。また、通報機器のアドレスの指定方法は以下の通りである。電話:電話番号、電子メール:電子メールアドレス、ファクシミリ:電話番号又はID番号、パーソナルコンピュータ:コンピュータアドレス、コンピュータ名称又はID番号、大型表示板:電話番号、コンピュータアドレス、コンピュータ名称又はID番号、蛍光サインボード:電話番号、コンピュータアドレス、コンピュータ名称又はID番号、テレビ:チャンネル番号、コンピュータアドレス、コンピュータ名称又はID番号、ビデオテープレコーダ:チャンネル番号、コンピュータアドレス、コンピュータ名称又はID番号、Webページ:HTTPアドレス、コンピュータアドレス、コンピュータ名称又はID番号。
【0207】
(3)通知レベル………実行結果を通報機器に出力する際の優先度であって、例えば、「緊急」又は「普通」の2種類の通知レベルを設定することができ、通知レベルとして「緊急」を設定している場合は、通知レベルとして「普通」を設定している場合よりも優先的に通報機器に実行結果を出力する。
【0208】
(4)通知モード………実行結果を通報機器に出力する際の出力方法であって、例えば、「必ず」又は「1度」の2種類の通知モードを設定することができ、通知モードとして「必ず」を設定している場合は、実行結果の出力先である通報機器において受信の確認が行なわれるまで実行結果の出力を繰り返し、通知モードとして「1度」を設定している場合は、実行結果の出力先である通報機器において受信の確認が行なわれるか否かに関係なく、1度だけ通報機器に実行結果を出力する。なお、「1度」の通知モードに加えて、「2度」、「3度」、………等の通知モードを設定することにより、複数回にわたって通報機器に実行結果を出力してもよい。
【0209】
図15(b)に示す通知方法設定ファイルに設定された内容は、歩留り集計1コマンドの実行結果を、電子メールでアドレスmatsumoto@krl.mec に、緊急通知レベルで、一度だけ送信することを示している。
【0210】
機能設定ファイル、開始条件設定ファイル又は通知方法設定ファイルへの情報の設定方法は、第1の実施形態における機能設定ファイル等への情報の設定方法と同様である。
【0211】
また、通知方法設定ファイルに代えて、通知方法設定形式に従ったテーブル又はリスト構造等を用いてもよい。
【0212】
〔実行開始情報送信手段405〕
実行開始情報送信手段405は、機能設定ファイルに設定されているコマンド及び実行拠点と、開始条件設定ファイルに設定されている実行開始条件と、通知方法設定ファイルに設定されている結果通知方法とを実行開始情報404としてエージェントシステム420に送信する。
【0213】
実行開始情報送信手段405において、エージェントシステム420に実行開始情報404つまり機能設定ファイル、開始条件設定ファイル又は通知方法設定ファイルを送信する方法としては、RCP若しくはFTP等のプロトコルを用いたファイルコピー又は電子メールへのファイルの添付方式等を用いることができる。
【0214】
また、実行開始情報送信手段405において、前記のファイルを送信する方法に代えて、送信先で1つのファイルとして再構築できるように1つのファイルを複数のデータに分割して送信するソケット通信等を用いて実行開始情報404を送信してもよい。
【0215】
また、実行開始情報送信手段405は、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先である最終エージェントシステムに実行開始情報404を送信してもよい。
【0216】
以下、前記の送信方法について、図16(a)を参照しながら説明する。
【0217】
図16(a)は、エージェントシステム1、2、3を経由して依頼システムから最終エージェントシステムに実行開始情報404が送信される様子を表している。このとき、実行開始情報送信手段405が最終エージェントシステムを直接認識していなくても、送信途中に経由するエージェントシステムが順次、次に経由するエージェントシステムを認識していれば、実行開始情報送信手段405は最終エージェントシステムに実行開始情報404を送信することができる。尚、認識可能なエージェントシステムの情報は、各エージェントシステムからアクセス可能な記憶装置上のファイル又はリスト構造等に蓄積しておく。
【0218】
また、実行開始情報送信手段405は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終エージェントシステムに実行開始情報404を送信してもよい。
【0219】
以下、前記の送信方法について、図16(b)を参照しながら説明する。
【0220】
図16(b)は、複数の経路、具体的には以下に示す5つの経路を経由して依頼システムから最終エージェントシステムに実行開始情報404が送信される様子を表している。
【0221】
(経路1)依頼システム→エージェントシステム1→エージェントシステム2→エージェントシステム3→最終エージェントシステム
(経路2)依頼システム→エージェントシステム1→エージェントシステム2→エージェントシステム5→最終エージェントシステム
(経路3)依頼システム→エージェントシステム4→エージェントシステム2→エージェントシステム3→最終エージェントシステム
(経路4)依頼システム→エージェントシステム4→エージェントシステム2→エージェントシステム5→最終エージェントシステム
(経路5)依頼システム→エージェントシステム6→最終エージェントシステム
図16(b)に示すように、複数の経路を経由して実行開始情報404を送信することができる場合、実行開始情報送信手段405は、例えば図17に示す負荷監視テーブルを用いることにより、経由先の各エージェントシステム間の負荷の総和が最小になる経路(図16(b)の場合は経路3)を選択して最終エージェントシステムに実行開始情報404を送信することができる。
【0222】
図17に示す負荷監視テーブルは、コンピュータが管理する記憶装置上における、起点、終点及び負荷をアイテムとして持つテーブルであり、実行開始情報転送手段405は負荷監視テーブルから経由先の各エージェントシステム間の負荷情報を抽出し、負荷の総和が最小になる経路を選択して最終エージェントシステムに実行開始情報404を送信する。
【0223】
また、実行開始情報送信手段405は、エージェントシステム間の負荷を考慮せずに、経由するエージェントシステムの数が最小となるように(図16(b)の場合は経路5)複数のエージェントシステムを経由して最終エージェントシステムに実行開始情報404を送信してもよい。
【0224】
〔実行開始情報受信手段421〕
実行開始情報受信手段421は、実行開始情報送信手段405から送信された実行開始情報404を受信して、コンピューターが管理する記憶装置上に機能設定ファイル、開始条件設定ファイル又は通知方法設定ファイルを蓄積する。
【0225】
〔機能実行手段422〕
まず、機能実行手段422は、機能設定ファイルからコマンド及び実行拠点を抽出すると共に、開始条件設定ファイルから実行開始条件を抽出した後、抽出されたコマンド及び実行拠点をキーとして、第1の実施形態と同じく図4に示すコマンド変換テーブルからローカルコマンド、システム名及び問合せ方法を抽出されたコマンド及び実行拠点の数だけ繰り返し抽出する。
【0226】
次に、機能実行手段422は、抽出されたシステム名を有する実行システム410が抽出された実行開始条件を満たしているか否かを抽出された問合せ方法を用いることにより定期的に検査し、実行システム410が実行開始条件を満たしている場合は、実行システム410に抽出されたローカルコマンドの実行開始を指示すると共に、実行システム410が指示されたローカルコマンドを実行することにより得た実行結果を実行システム410から受信し、受信した実行結果をコンピュータが管理する記憶装置上において図18に示す結果返却ファイルに保存する。尚、ローカルコマンドの実行開始の指示及び実行結果の結果返却ファイルへの保存は、抽出されたローカルコマンドの数だけ繰り返し行なう。
【0227】
図18に示す結果返却ファイルに保存された内容は、A工場の実行システムPRINCEにおいてローカルコマンドYIELD1(LSIの歩留まり情報の集計)の実行結果が76%であることを示している。
【0228】
また、結果返却ファイルに代えて、これと同一内容を有するテーブル又はリスト構造等を用いてもよい。
【0229】
また、機能実行手段422が、実行システム410が実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査したが、これに代えて、実行システム410が、該実行システム410が実行開始条件を満たしている場合に機能実行手段422にその旨の情報を送信してもよい。
【0230】
〔結果送信手段424〕
結果送信手段424は、結果返却ファイルに保存されている実行結果と通知方法設定ファイルに設定されている結果通知方法とを実行結果情報423として回答システム440に送信する。
【0231】
結果送信手段424において、回答システム440に実行結果情報423つまり結果返却ファイル又は通知方法設定ファイルを送信する方法としては、RCP若しくはFTP等のプロトコルを用いたファイルコピー又は電子メールへのファイルの添付方式等を用いることができる。
【0232】
また、結果送信手段424において、前記のファイルを送信する方法に代えて、送信先で1つのファイルとして再構築できるように1つのファイルを複数のデータに分割して送信するソケット通信等を用いて実行結果情報423を送信してもよい。
【0233】
また、結果送信手段424は、実行開始情報送信手段405と同じく、複数のエージェントシステムを経由して回答システム440に実行結果情報423を送信してもよい。
【0234】
また、結果送信手段424は、実行開始情報送信手段405と同じく、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システム440に実行結果情報423を送信してもよい。
【0235】
また、結果送信手段424は、実行開始情報送信手段405と同じく、エージェントシステム間の負荷を考慮せずに、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システム440に実行結果情報423を送信してもよい。
【0236】
〔結果受信手段441〕
結果受信手段441は、結果送信手段424から送信された実行結果情報423を受信して、コンピューターが管理する記憶装置上に結果返却ファイル又は通知方法設定ファイルを蓄積する。
【0237】
〔結果通知手段442〕
結果通知手段442は、通知方法設定ファイルから、通知先(通報機器及びそのアドレス)、通知レベル及び通知モードを抽出した後、通知情報番号を付加して図19に示す通知待ちテーブルに登録すると共に、通知情報番号を結果返却ファイルにも登録する。
【0238】
図19に示す通知待ちテーブルは、コンピュータが管理する記憶装置上における、通報機器、機器アドレス、通知情報番号、通知レベル及び通知モードをアイテムとして持つテーブルであり、通知待ちテーブルに通知情報番号を付加する場合、通知情報番号の重複を防止するため、例えば1、2、3………のように順次自然数を付加してもよい。
【0239】
次に、結果通知手段442は、通知待ちテーブルに基づいて、結果返却ファイルに保存されている実行結果を通報機器430に出力し、その後、通知待ちテーブルの該当レコードを削除する。
【0240】
具体的には、例えば電子メールに実行結果を出力する場合、結果通知手段442は、一定時間毎にEMAILを検索キーとして通知待ちテーブルから機器アドレス、通知情報番号、通知レベル及び通知モードを抽出した後、抽出された通知情報番号の小さな順に結果返却ファイルの情報を抽出された機器アドレスを有する電子メールに送信する。このとき、通知情報番号の大小に関わらず、通知レベルが「緊急」である情報を優先して送信すると共に、通知モードが「必ず」である情報は、通知先において受信確認が行なわれるまで繰り返し送信する。
【0241】
第4の実施形態によると、依頼システム400において実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件を設定すると、エージェントシステム420は、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システム410に、設定された機能名が示す実行機能を実行開始するよう指示するので、実行システム410は実行機能を実行開始する。
【0242】
従って、依頼システム400において、機能名、生産拠点及び実行開始条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システム410が、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始するので、実行システム410の操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始することができる。このため、依頼システム400において、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索等の開始を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、依頼システム400において、例えば実行機能として情報検索等を設定すると共に、実行開始条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索等の開始をタイムリーに行なうことができる。
【0243】
また、第4の実施形態によると、結果通知手段442が、実行システム410が実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器430に、通知方法設定手段403により設定された結果通知方法に基づいて出力することができるため、例えば通知方法設定手段403が結果通知方法として通知先(所定の通報機器及びそのアドレス)を設定することにより、所定の通報機器430に実行結果を確実に出力できると共に、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果を確実に受け取れると共に、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0244】
また、第4の実施形態によると、実行開始情報送信手段405が、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報404を送信することができるため、実行開始情報送信手段405が直接認識していないエージェントシステムに向けて実行開始情報404を送信することができる。
【0245】
また、第4の実施形態によると、実行開始情報送信手段405が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報404を送信することができるため、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報404を効率よく送信することができる。
【0246】
また、第4の実施形態によると、実行開始情報送信手段405が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報404を送信することができるため、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報404を簡易に送信することができる。
【0247】
また、第4の実施形態によると、通知方法設定手段404が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話等を用いるため、実行システム410の操作方法に習熟していなくても、結果通知方法の設定を容易に行なうことができる。
【0248】
また、第4の実施形態によると、通知方法設定手段404が、結果通知方法として、実行システム410が実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器430に出力する際の緊急度合いを示す通知レベルを設定すると共に、結果通知手段442が、通知レベルに基づき通報機器430に実行結果を出力するため、緊急度の高い実行結果の通報機器430への出力を優先的に行なうことができる。
【0249】
また、第4の実施形態によると、通知方法設定手段404が、結果通知方法として、実行システム410が実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器430に出力する際に、該通報機器430における実行結果の受け取りを確認するか否かを示す通知モードを設定すると共に、結果通知手段442が、通知モードが通報機器430における実行結果の受け取りを確認するように設定されている場合に、通報機器430における実行結果の受け取りを確認できるまで、通報機器430に実行結果を繰り返し出力するため、重要な実行結果の通報機器430への出力を確実に行なうことができる。
【0250】
また、第4の実施形態によると、結果送信手段424が、複数のエージェントシステムを経由して回答システム440に向けて実行結果情報423を送信することができるため、結果送信手段424が直接認識していない回答システム440に向けて実行結果情報423を送信することができる。
【0251】
また、第4の実施形態によると、結果送信手段424が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システム440に向けて実行結果情報423を送信することができるため、回答システム440に向けて実行結果情報423を効率よく送信することができる。
【0252】
また、第4の実施形態によると、結果送信手段424が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システム440に向けて実行結果情報423を送信することができるため、回答システム440に向けて実行結果情報423を簡易に送信することができる。
【0253】
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態に係る生産管理装置について、図面を参照しながら説明する。
【0254】
図20は、第5の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【0255】
図20に示すように、第5の実施形態に係る生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システム500と、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システム510に実行機能の実行を指示するエージェントシステム520と、実行システム510が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報する通報機器530に該実行結果を出力する回答システム540とから構成されており、依頼システム500又は実行システム510とエージェントシステム520とはコンピュータ・ネットワークを介して接続されていると共に、エージェントシステム520と回答システム540とはコンピュータ・ネットワークを介して接続されている。
【0256】
依頼システム500は、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点をファイル等に設定する機能設定手段501と、実行機能の実行終了条件をファイル等に設定する終了条件設定手段502と、実行システム510が実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器530に出力する方法である結果通知方法をファイル等に設定する通知方法設定手段503と、ファイル等に設定されている機能名、生産拠点、実行終了条件及び結果通知方法を実行終了情報504としてエージェントシステム520に向けて送信する実行終了情報送信手段505とを備えている。
【0257】
また、エージェントシステム520は、実行終了情報送信手段505から送信された実行終了情報504を受信する実行終了情報受信手段521と、実行終了情報504に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行終了情報504に含まれる機能名が示す実行機能を、実行終了情報504に含まれる生産拠点において動作する実行システム510に実行終了するよう指示すると共に、実行システム510が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システム510から受信し、受信した実行結果をファイル等に保存する機能終了手段522と、ファイル等に保存されている実行結果及び実行終了情報504に含まれる結果通知方法を実行結果情報523として回答システム540に向けて送信する結果送信手段524とを備えている。
【0258】
また、回答システム540は、結果送信手段524から送信された実行結果情報523を受信する結果受信手段541と、実行結果情報523に含まれる結果通知方法に基づき、実行結果情報523に含まれる実行結果を通報機器530に出力する結果通知手段542とを備えている。
【0259】
以下、依頼システム500、エージェントシステム520及び回答システム540における前記の各手段について、複数のLSI生産拠点において緊急度を有する高優先ロットが完了した時点で、高優先ロット専用処理及びロット投入数制限を終了する場合を例にとって説明する。
【0260】
〔機能設定手段501〕
機能設定手段501は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第1の実施形態と同じく図2(a)に示す機能設定形式に従って図2(c)に示す機能設定ファイルに実行機能の種類(本実施形態では高優先ロット専用処理及びロット投入数制限)を示す機能名を設定する。
【0261】
〔終了条件設定手段502〕
終了条件設定手段502は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第2の実施形態と同じく図7(a)に示す終了条件設定形式に従って図7(b)に示す終了条件設定ファイルに実行機能の実行終了条件(本実施形態では高優先ロット専用処理及びロット投入数制限を終了する条件)を設定する。
【0262】
〔通知方法設定手段503〕
通知方法設定手段503は、第4の実施形態における通知方法設定手段403と同じく、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば図15(a)に示す通知方法設定形式に従って図15(c)に示す通知方法設定ファイルに結果通知方法を設定する。
【0263】
図15(c)に示す通知方法設定ファイルに設定された内容は、優先専用処理1コマンド及び投入数制限1コマンドの実行結果を、電話で番号7−649−8040に、普通通知レベルで、一度だけ送信することを示している。
【0264】
機能設定ファイル、終了条件設定ファイル又は通知方法設定ファイルへの情報の設定方法は、第1の実施形態の機能設定ファイル等への情報の設定方法と同様である。
【0265】
〔実行終了情報送信手段505〕
実行終了情報送信手段505は、機能設定ファイルに設定されているコマンド及び実行拠点と、終了条件設定ファイルに設定されている実行終了条件と、通知方法設定ファイルに設定されている結果通知方法とを実行終了情報504としてエージェントシステム520に送信する。
【0266】
実行終了情報送信手段505において、エージェントシステム520に実行終了情報504つまり機能設定ファイル、終了条件設定ファイル又は通知方法設定ファイルを送信する方法としては、RCP若しくはFTP等のプロトコルを用いたファイルコピー又は電子メールへのファイルの添付方式等を用いることができる。
【0267】
また、実行終了情報送信手段505において、前記のファイルを送信する方法に代えて、送信先で1つのファイルとして再構築できるように1つのファイルを複数のデータに分割して送信するソケット通信等を用いて実行終了情報504を送信してもよい。
【0268】
また、実行終了情報送信手段505は、第4の実施形態における実行開始情報送信手段405と同じく、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先である最終エージェントシステムに実行終了情報504を送信してもよい。
【0269】
また、実行終了情報送信手段505は、第4の実施形態における実行開始情報送信手段405と同じく図17に示す負荷監視テーブルを用いることにより、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終エージェントシステムに実行終了情報504を送信してもよい。
【0270】
また、実行終了情報送信手段505は、第4の実施形態における実行開始情報送信手段405と同じく、エージェントシステム間の負荷を考慮せずに、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終エージェントシステムに実行終了情報504を送信してもよい。
【0271】
〔実行終了情報受信手段521〕
実行終了情報受信手段521は、実行終了情報送信手段505から送信された実行終了情報504を受信して、コンピューターが管理する記憶装置上に機能設定ファイル、終了条件設定ファイル又は通知方法設定ファイルを蓄積する。
【0272】
〔機能終了手段522〕
まず、機能終了手段522は、機能設定ファイルからコマンド及び実行拠点を抽出すると共に、終了条件設定ファイルから実行終了条件を抽出した後、抽出されたコマンド及び実行拠点をキーとして、第1の実施形態と同じく図4に示すコマンド変換テーブルからローカルコマンド、システム名及び問合せ方法を抽出されたコマンド及び実行拠点の数だけ繰り返し抽出する。
【0273】
次に、機能終了手段522は、抽出されたシステム名を有する実行システム510が抽出された実行終了条件を満たしているか否かを抽出された問合せ方法を用いることにより定期的に検査し、実行システム510が実行終了条件を満たしている場合は、実行システム510に抽出されたローカルコマンドの実行終了を指示すると共に、実行システム510が指示されたローカルコマンドを実行することにより得た実行結果を実行システム510から受信し、受信した実行結果をコンピュータが管理する記憶装置上において図21に示す結果返却ファイルに保存する。尚、ローカルコマンドの実行終了の指示及び実行結果の結果返却ファイルへの保存は、抽出されたローカルコマンドの数だけ繰り返し行なう。
【0274】
図21に示す結果返却ファイルに保存された内容は、C研究所の実行システムSOLOMにおいてローカルコマンドPTC1(高優先ロット専用処理)の実行結果が正常終了であることを示している。
【0275】
また、結果返却ファイルに代えて、これと同一内容を有するテーブル又はリスト構造等を用いてもよい。
【0276】
また、機能終了手段522が、実行システム510が実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査したが、これに代えて、実行システム510が、該実行システム510が実行終了条件を満たしている場合に機能終了手段522にその旨の情報を送信してもよい。
【0277】
〔結果送信手段524〕
結果送信手段524は、第4の実施形態における結果送信手段424と同じく、結果返却ファイルに保存されている実行結果と通知方法設定ファイルに設定されている結果通知方法とを実行結果情報523として回答システム540に送信する。
【0278】
〔結果受信手段541〕
結果受信手段541は、結果送信手段524から送信された実行結果情報523を受信して、コンピューターが管理する記憶装置上に結果返却ファイル又は通知方法設定ファイルを蓄積する。
【0279】
〔結果通知手段542〕
結果通知手段542は、第4の実施形態における結果通知手段442と同じく、通知方法設定ファイルから、通知先(通報機器及びそのアドレス)、通知レベル及び通知モードを抽出した後、通知情報番号を付加して、第4の実施形態と同じく図19に示す通知待ちテーブルに登録すると共に、通知情報番号を結果返却ファイルにも登録する。
【0280】
次に、結果通知手段542は、通知待ちテーブルに基づいて、結果返却ファイルに保存されている実行結果を通報機器530に出力し、その後、通知待ちテーブルの該当レコードを削除する。
【0281】
具体的には、例えば電話に実行結果を出力する場合、結果通知手段542は、一定時間毎にTELを検索キーとして通知待ちテーブルから機器アドレス、通知情報番号、通知レベル及び通知モードを抽出した後、抽出された通知情報番号の小さな順に結果返却ファイルの情報を抽出された機器アドレスを有する電話に送信する。このとき、通知情報番号の大小に関わらず、通知レベルが「緊急」である情報を優先して送信すると共に、通知モードが「必ず」である情報は、通知先において受信確認が行なわれるまで繰り返し送信する。
【0282】
第5の実施形態によると、依頼システム500において実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行終了条件を設定すると、エージェントシステム520は、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システム510に、設定された機能名が示す実行機能を実行終了するよう指示するので、実行システム510は実行機能を実行終了する。
【0283】
従って、依頼システム500において、機能名、生産拠点及び実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システム510が、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行終了するので、実行システム510の操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行終了することができる。このため、依頼システム500において、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において製品処理等の終了を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、依頼システム500において、例えば実行機能として製品処理等を設定すると共に、実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて製品処理等の終了をタイムリーに行なうことができる。
【0284】
また、第5の実施形態によると、実行終了情報送信手段505が、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報504を送信することができるため、実行終了情報送信手段505が直接認識していないエージェントシステムに向けて実行終了情報504を送信することができる。
【0285】
また、第5の実施形態によると、実行終了情報送信手段505が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報504を送信することができるため、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報504を効率よく送信することができる。
【0286】
また、第5の実施形態によると、実行終了情報送信手段505が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報504を送信することができるため、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報504を簡易に送信することができる。
【0287】
(第6の実施形態)
以下、本発明の第6の実施形態に係る生産管理装置、生産管理方法、及び生産管理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体について、図面を参照しながら説明する。
【0288】
図22は、第6の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【0289】
図22に示すように、第6の実施形態に係る生産管理装置は、生産拠点に配置されている装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システム600と、生産拠点に配置されている装置を管理する実行システム610に実行機能の実行を指示するエージェントシステム620と、実行システム610が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報する通報機器630に該実行結果を出力する回答システム640とから構成されており、依頼システム600又は実行システム610とエージェントシステム620とはコンピュータ・ネットワークを介して接続されていると共に、エージェントシステム620と回答システム640とはコンピュータ・ネットワークを介して接続されている。
【0290】
依頼システム600は、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点をファイル等に設定する機能設定手段601と、実行機能の実行開始条件をファイル等に設定する開始条件設定手段602と、実行機能の実行終了条件をファイル等に設定する終了条件設定手段603と、実行システム610が実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器530に出力する方法である結果通知方法をファイル等に設定する通知方法設定手段604と、ファイル等に設定されている機能名及び生産拠点、実行開始条件又は実行終了条件、並びに結果通知方法を実行情報605としてエージェントシステム620に向けて送信する実行情報送信手段606とを備えている。
【0291】
また、エージェントシステム620は、実行情報送信手段606から送信された実行情報605を受信する実行情報受信手段621と、実行情報605に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報605に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報605に含まれる生産拠点において動作する実行システム610に実行開始するよう指示すると共に、実行システム610が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システム610から受信し、受信した実行結果をファイル等に保存する機能実行手段622と、実行情報605に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断する場合に、実行情報605に含まれる機能名が示す実行機能を、実行情報605に含まれる生産拠点において動作する実行システム610に実行終了するよう指示すると共に、実行システム610が指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を実行システム610から受信し、受信した実行結果をファイル等に保存する機能終了手段623と、ファイル等に保存されている実行結果及び実行情報605に含まれる結果通知方法を実行結果情報624として回答システム640に向けて送信する結果送信手段625とを備えている。
【0292】
また、回答システム640は、結果送信手段625から送信された実行結果情報624を受信する結果受信手段641と、実行結果情報624に含まれる結果通知方法に基づき、実行結果情報624に含まれる実行結果を通報機器630に出力する結果通知手段642とを備えている。
【0293】
以下、第6の実施形態に係る生産管理装置を用いて行なう生産管理方法について、複数のLSI生産拠点において緊急度を有する高優先ロットが完了した時点で、LSIの歩留まり情報を集計すると共に、高優先ロット専用処理を終了する場合を例にとって、図23、図24(a)〜(c)及び図25(a)〜(c)を参照しながら説明する。尚、図23は、第6の実施形態に係る生産管理方法の工程全体のフロー図を示しており、図24(a)〜(c)及び図25(a)〜(c)は、第3の実施形態に係る生産管理方法の各工程のフロー図を示している。
【0294】
〔機能設定工程S21〕
第3の実施形態と同じく図11(a)の機能設定工程のフロー図に示すように、機能設定手段601は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第3の実施形態と同じく図13(a)に示す機能設定形式に従って図13(b)に示す機能設定ファイルの機能実行部に実行開始の対象となる実行機能の種類(本実施形態ではLSIの歩留まり情報の集計)を示す機能名を設定すると共に、図13(b)に示す機能設定ファイルの機能終了部に実行終了の対象となる実行機能の種類(本実施形態では高優先ロット専用処理)を示す機能名を設定する。
【0295】
〔実行条件設定工程S22〕
第3の実施形態と同じく図11(b)の実行条件設定工程における開始条件設定工程のフロー図に示すように、開始条件設定手段602は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第1の実施形態と同じく図3(a)に示す開始条件設定形式に従って図3(b)に示す開始条件設定ファイルに実行開始条件(本実施形態ではLSIの歩留まり情報の集計を開始する条件)を設定する。
【0296】
また、第3の実施形態と同じく図11(b)の実行条件設定工程における終了条件設定工程のフロー図に示すように、終了条件設定手段603は、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば第2の実施形態と同じく図7(a)に示す終了条件設定形式に従って図7(b)に示す終了条件設定ファイルに実行終了条件(本実施形態では高優先ロット専用処理を終了する条件)を設定する。
【0297】
〔通知方法設定工程S23〕
図24(a)の通知方法設定工程のフロー図に示すように、通知方法設定手段604は、第4の実施形態における通知方法設定手段403と同じく、コンピュータが管理する記憶装置上において、例えば図15(a)に示す通知方法設定形式に従って図15(b)に示す通知方法設定ファイルに歩留まり集計1コマンドの結果通知方法を設定すると共に、第5の実施形態と同じく図15(c)に示す通知方法設定ファイルに優先専用処理1コマンドの結果通知方法を設定する。
【0298】
機能設定ファイル、開始条件設定ファイル若しくは終了条件設定ファイル、又は通知方法設定ファイルへの情報の設定方法は、第1の実施形態における機能設定ファイル等への情報の設定方法と同様である。
【0299】
〔実行情報送信工程S24〕
図24(b)の実行情報送信工程のフロー図に示すように、実行情報送信手段606は、機能設定ファイルに設定されているコマンド及び実行拠点と、開始条件設定ファイル又は終了条件設定ファイルに設定されている実行開始条件又は実行終了条件と、通知方法設定ファイルに設定されている結果通知方法とを実行情報605としてエージェントシステム620に送信する。
【0300】
実行情報送信手段606において、エージェントシステム620に実行情報605つまり機能設定ファイル、開始条件設定ファイル若しくは終了条件設定ファイル、又は通知方法設定ファイルを送信する方法としては、RCP若しくはFTP等のプロトコルを用いたファイルコピー又は電子メールへのファイルの添付方式等を用いることができる。
【0301】
また、実行情報送信手段606において、前記のファイルを送信する方法に代えて、送信先で1つのファイルとして再構築できるように1つのファイルを複数のデータに分割して送信するソケット通信等を用いて実行情報605を送信してもよい。
【0302】
また、実行情報送信手段606は、第4の実施形態における実行開始情報送信手段405と同じく、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先である最終エージェントシステムに実行情報605を送信してもよい。
【0303】
また、実行情報送信手段606は、第4の実施形態における実行開始情報送信手段405と同じく図17に示す負荷監視テーブルを用いることにより、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終エージェントシステムに実行情報605を送信してもよい。
【0304】
また、実行情報送信手段606は、第4の実施形態における実行開始情報送信手段405と同じく、エージェントシステム間の負荷を考慮せずに、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終エージェントシステムに実行情報605を送信してもよい。
【0305】
〔実行情報受信工程S25〕
図24(c)の実行情報受信工程のフロー図に示すように、実行情報受信手段621は、実行情報送信手段606から送信された実行情報605を受信して、コンピューターが管理する記憶装置上に機能設定ファイル、開始条件設定ファイル若しくは終了条件設定ファイル、又は通知方法設定ファイルを蓄積する。
【0306】
〔機能制御工程S26〕
第3の実施形態と同じく図12(a)の機能制御工程における機能実行工程のフロー図に示すように、機能実行手段622は、機能設定ファイルの機能実行部からコマンド及び実行拠点を抽出すると共に、開始条件設定ファイルから実行開始条件を抽出した後、抽出されたコマンド及び実行拠点をキーとして、第1の実施形態と同じく図4に示すコマンド変換テーブルからローカルコマンド、システム名及び問合せ方法を、抽出されたコマンド及び実行拠点の数だけ繰り返し抽出する。
【0307】
次に、機能実行手段622は、抽出されたシステム名を有する実行システム610が抽出された実行開始条件を満たしているか否かを抽出された問合せ方法を用いることにより定期的に検査し、実行システム610が実行開始条件を満たしている場合は、実行システム610に抽出されたローカルコマンドの実行開始を指示すると共に、実行システム610が指示されたローカルコマンドを実行することにより得た実行結果を実行システム610から受信し、受信した実行結果をコンピュータが管理する記憶装置上において第4の実施形態と同じく図18に示す結果返却ファイルに保存する。尚、ローカルコマンドの実行開始の指示及び実行結果の結果返却ファイルへの保存は、抽出されたローカルコマンドの数だけ繰り返し行なう。
【0308】
また、第3の実施形態と同じく図12(a)の機能制御工程における機能終了工程のフロー図に示すように、機能終了手段623は、機能設定ファイルの機能終了部からコマンド及び実行拠点を抽出すると共に、終了条件設定ファイルから実行終了条件を抽出した後、抽出されたコマンド及び実行拠点をキーとして、第1の実施形態と同じく図4に示すコマンド変換テーブルからローカルコマンド、システム名及び問合せ方法を、抽出されたコマンド及び実行拠点の数だけ繰り返し抽出する。
【0309】
次に、機能終了手段623は、抽出されたシステム名を有する実行システム610が抽出された実行終了条件を満たしているか否かを抽出された問合せ方法を用いることにより定期的に検査し、実行システム610が実行終了条件を満たしている場合は、実行システム610に抽出されたローカルコマンドの実行終了を指示すると共に、実行システム610が指示されたローカルコマンドを実行することにより得た実行結果を実行システム610から受信し、受信した実行結果をコンピュータが管理する記憶装置上において第5の実施形態と同じく図21に示す結果返却ファイルに保存する。尚、ローカルコマンドの実行終了の指示及び実行結果の結果返却ファイルへの保存は、抽出されたローカルコマンドの数だけ繰り返し行なう。
【0310】
また、機能実行手段622又は機能終了手段623が、実行システム610が実行開始条件又は実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査したが、これに代えて、実行システム610が、該実行システム610が実行開始条件又は実行終了条件を満たしている場合に機能実行手段622又は機能終了手段623にその旨の情報を送信してもよい。
【0311】
〔結果送信工程S27〕
図25(a)の結果送信工程のフロー図に示すように、結果送信手段625は、第4の実施形態における結果送信手段424と同じく、結果返却ファイルに保存されている実行結果と通知方法設定ファイルに設定されている結果通知方法とを実行結果情報624として回答システム640に送信する。
【0312】
〔結果受信工程S28〕
図25(b)の結果受信工程のフロー図に示すように、結果受信手段641は、エージェントシステム620から送信された実行結果情報624を受信して、コンピューターが管理する記憶装置上に結果返却ファイル又は通知方法設定ファイルを蓄積する。
【0313】
〔結果通知工程S29〕
図25(c)の結果通知工程のフロー図に示すように、結果通知手段642は、第4の実施形態における結果通知手段442と同じく、通知方法設定ファイルから、通知先(通報機器及びそのアドレス)、通知レベル及び通知モードを抽出した後、通知情報番号を付加して、第4の実施形態と同じく図19に示す通知待ちテーブルに登録すると共に、通知情報番号を結果返却ファイルにも登録する。
【0314】
次に、結果通知手段642は、通知待ちテーブルに基づいて、結果返却ファイルに保存されている実行結果を通報機器630に出力し、その後、通知待ちテーブルの該当レコードを削除する。
【0315】
第6の実施形態によると、依頼システム600において実行機能の種類を示す機能名、実行機能の実行対象となる生産拠点及び実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を設定すると、エージェントシステム620は、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された生産拠点において動作する実行システム610に、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するよう指示するので、実行システム610は実行機能を実行開始又は実行終了する。
【0316】
従って、依頼システム600において、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システム610が、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するので、実行システム610の操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始又は実行終了することができる。このため、依頼システム600において、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索の開始又は製品処理の終了等を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、依頼システム600において、例えば実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると共に、実行開始条件又は実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索の開始又は製品処理の終了等をタイムリーに行なうことができる。
【0317】
また、第6の実施形態によると、実行情報送信手段606が、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報605を送信することができるため、実行情報送信手段606が直接認識していないエージェントシステムに向けて実行情報605を送信することができる。
【0318】
また、第6の実施形態によると、実行情報送信手段606が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報605を送信することができるため、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報605を効率よく送信することができる。
【0319】
また、第6の実施形態によると、実行情報送信手段606が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報605を送信することができるため、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報605を簡易に送信することができる。
【0320】
従って、本実施形態に係る生産管理方法を実現する生産管理プログラムを作成すると共に、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に生産管理プログラムを記録しておけば、記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に装着することにより、本実施形態に係る生産管理プログラムがコンピュータの主記憶装置にロードされ、所定の動作タイミング(イベント)が発生したときに、コンピュータのCPUによって各手順の所定の機能が実行される。
【0321】
【発明の効果】
第1の生産管理装置によると、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムが、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始するため、実行システムの操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始することができる。従って、依頼システムにおいて、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索等の開始を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、例えば実行機能として情報検索等を設定すると共に、実行開始条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索等の開始をタイムリーに行なうことができる。
【0322】
また、第1の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に出力するため、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0323】
第1の生産管理装置において、開始条件設定手段が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定すると共に、実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定すると、実行システムの操作方法に習熟していなくても、機能名、生産拠点又は実行開始条件の設定を容易に行なうことができる。
【0324】
第1の生産管理装置において、開始条件設定手段が、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文を機能設定部に設定すると、実行システムの機能に習熟していなくても、機能名の設定を容易に行なうことができる。
【0325】
第2の生産管理装置によると、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムが、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行終了するため、実行システムの操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行終了することができる。従って、依頼システムにおいて、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において製品処理等の終了を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、例えば実行機能として製品処理等を設定すると共に、実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて製品処理等の終了をタイムリーに行なうことができる。
【0326】
また、第2の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に出力するため、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0327】
第2の生産管理装置において、終了条件設定手段が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定すると共に、実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定すると、実行システムの操作方法に習熟していなくても、機能名、生産拠点又は実行終了条件の設定を容易に行なうことができる。
【0328】
第2の生産管理装置において、終了条件設定手段が、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文を機能設定部に設定すると、実行システムの機能に習熟していなくても、機能名の設定を容易に行なうことができる。
【0329】
第3の生産管理装置によると、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムが、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するため、実行システムの操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始又は実行終了することができる。従って、依頼システムにおいて、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索の開始又は製品処理の終了等を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、例えば実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると共に、実行開始条件又は実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索の開始又は製品処理の終了等をタイムリーに行なうことができる。
【0330】
また、第3の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に出力するため、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0331】
第3の生産管理装置において、機能設定手段が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の種類を示す機能名及び実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定すると、実行システムの操作方法に習熟していなくても、機能名及び生産拠点の設定を容易に行なうことができる。
【0332】
第3の生産管理装置において、開始条件設定手段が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定すると、実行システムの操作方法に習熟していなくても、実行開始条件の設定を容易に行なうことができる。
【0333】
第3の生産管理装置において、終了条件設定手段が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定すると、実行システムの操作方法に習熟していなくても、実行終了条件の設定を容易に行なうことができる。
【0334】
第3の生産管理装置において、機能設定手段が、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文を機能設定部に設定すると、実行システムの機能に習熟していなくても、機能名の設定を容易に行なうことができる。
【0335】
第1又は第3の生産管理装置において、開始条件設定手段が、実行機能の実行開始条件として、実行機能又は該実行機能以外の他の機能の一時的な実行停止又は実行再開を開始条件設定部に設定すると、実行機能の実行開始をより一層タイムリーに行なうことができる。
【0336】
第2又は第3の生産管理装置において、終了条件設定手段が、実行機能の実行終了条件として、実行機能又は該実行機能以外の他の機能の一時的な実行停止又は実行再開を終了条件設定部に設定すると、実行機能の実行終了をより一層タイムリーに行なうことができる。
【0337】
第4の生産管理装置によると、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムが、設定された実行開始条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始するため、実行システムの操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始することができる。従って、依頼システムにおいて、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索等の開始を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、例えば実行機能として情報検索等を設定すると共に、実行開始条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索等の開始をタイムリーに行なうことができる。
【0338】
また、第4の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に、通知方法設定手段により設定された結果通知方法に基づいて出力することができるため、例えば通知方法設定手段が結果通知方法として通知先(所定の通報機器及びそのアドレス)を設定することにより、所定の通報機器に実行結果を確実に出力できると共に、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果を確実に受け取れると共に、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0339】
第4の生産管理装置において、実行開始情報送信手段が、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報を送信すると、実行開始情報送信手段が直接認識していないエージェントシステムに向けて実行開始情報を送信することができる。
【0340】
第4の生産管理装置において、実行開始情報送信手段が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報を送信すると、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報を効率よく送信することができる。
【0341】
第4の生産管理装置において、実行開始情報送信手段が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報を送信すると、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行開始情報を簡易に送信することができる。
【0342】
第5の生産管理装置によると、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムが、設定された実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行終了するため、実行システムの操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行終了することができる。従って、依頼システムにおいて、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において製品処理等の終了を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、例えば実行機能として製品処理等を設定すると共に、実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて製品処理等の終了をタイムリーに行なうことができる。
【0343】
また、第5の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に、通知方法設定手段により設定された結果通知方法に基づいて出力することができるため、例えば通知方法設定手段が結果通知方法として通知先(所定の通報機器及びそのアドレス)を設定することにより、所定の通報機器に実行結果を確実に出力できると共に、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果を確実に受け取れると共に、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0344】
第5の生産管理装置において、実行終了情報送信手段が、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報を送信すると、実行終了情報送信手段が直接認識していないエージェントシステムに向けて実行終了情報を送信することができる。
【0345】
第5の生産管理装置において、実行終了情報送信手段が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報を送信すると、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報を効率よく送信することができる。
【0346】
第5の生産管理装置において、実行終了情報送信手段が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報を送信すると、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行終了情報を簡易に送信することができる。
【0347】
第6の生産管理装置によると、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムが、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するため、実行システムの操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始又は実行終了することができる。従って、依頼システムにおいて、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索の開始又は製品処理の終了等を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、例えば実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると共に、実行開始条件又は実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索の開始又は製品処理の終了等をタイムリーに行なうことができる。
【0348】
また、第6の生産管理装置によると、結果通知手段が、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に、通知方法設定手段により設定された結果通知方法に基づいて出力することができるため、例えば通知方法設定手段が結果通知方法として通知先(所定の通報機器及びそのアドレス)を設定することにより、所定の通報機器に実行結果を確実に出力できると共に、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果を確実に受け取れると共に、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0349】
第6の生産管理装置において、実行情報送信手段が、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信すると、実行情報送信手段が直接認識していないエージェントシステムに向けて実行情報を送信することができる。
【0350】
第6の生産管理装置において、実行情報送信手段が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信すると、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を効率よく送信することができる。
【0351】
第6の生産管理装置において、実行情報送信手段が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信すると、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を簡易に送信することができる。
【0352】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、通知方法設定手段が、Webブラウザ、電子メールソフト又は電話を用いることにより、結果通知方法を通知方法設定部に設定すると、実行システムの操作方法に習熟していなくても、結果通知方法の設定を容易に行なうことができる。
【0353】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、通知方法設定手段が、結果通知方法として、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する際の緊急度合いを示す通知レベルを通知方法設定部に設定し、結果通知手段が、通知レベルに基づき通報機器に実行結果を出力すると、緊急度の高い実行結果の通報機器への出力を優先的に行なうことができる。
【0354】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、通知方法設定手段が、結果通知方法として、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する際に、該通報機器における実行結果の受け取りを確認するか否かを示す通知モードを通知方法設定部に設定し、結果通知手段が、通知モードが通報機器における実行結果の受け取りを確認するように設定されている場合に、通報機器における実行結果の受け取りを確認できるまで、通報機器に実行結果を繰り返し出力すると、重要な実行結果の通報機器への出力を確実に行なうことができる。
【0355】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、結果送信手段が、複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信すると、結果送信手段が直接認識していない回答システムに向けて実行結果情報を送信することができる。
【0356】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、結果送信手段が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信すると、回答システムに向けて実行結果情報を効率よく送信することができる。
【0357】
第4、第5又は第6の生産管理装置において、結果送信手段が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信すると、回答システムに向けて実行結果情報を簡易に送信することができる。
【0358】
第1の生産管理方法によると、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムが、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するため、実行システムの操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始又は実行終了することができる。従って、依頼システムにおいて、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索の開始又は製品処理の終了等を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、例えば実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると共に、実行開始条件又は実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索の開始又は製品処理の終了等をタイムリーに行なうことができる。
【0359】
また、第1の生産管理方法によると、結果通知工程において、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に出力するため、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0360】
第1の生産管理方法において、機能設定工程が、実行機能の種類を示す機能名として、コンピュータが認識可能な実行コマンド、HTTPアドレス又はSQL文を機能設定部に設定する工程を含むと、実行システムの機能に習熟していなくても、機能名の設定を容易に行なうことができる。
【0361】
第1の生産管理方法において、実行条件設定工程が、実行開始条件又は実行終了条件として、実行機能又は該実行機能以外の他の機能の一時的な実行停止又は実行再開を開始条件設定部又は終了条件設定部に設定する工程を含むと、実行機能の実行開始又は実行終了をより一層タイムリーに行なうことができる。
【0362】
第2の生産管理方法によると、依頼システムにおいて、機能名、生産拠点及び実行開始条件又は実行終了条件を設定するだけで、設定された生産拠点において動作する実行システムが、設定された実行開始条件又は実行終了条件が満たされているときに、設定された機能名が示す実行機能を実行開始又は実行終了するため、実行システムの操作方法又は機能に習熟していなくても実行機能を実行開始又は実行終了することができる。従って、依頼システムにおいて、例えば複数の生産拠点と共に実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると、共通の依頼形式を用いて複数の生産拠点において情報検索の開始又は製品処理の終了等を同時に行なうことができるので、操作時間を短くすることができる。また、例えば実行機能として情報検索又は製品処理等を設定すると共に、実行開始条件又は実行終了条件としてロットの進行状況等を設定すると、ロットの進行状況等に応じて情報検索の開始又は製品処理の終了等をタイムリーに行なうことができる。
【0363】
また、第2の生産管理方法によると、結果通知工程において、実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を通報機器に、通知方法設定工程で設定された結果通知方法に基づいて出力することができるため、例えば通知方法設定工程において結果通知方法として通知先(所定の通報機器及びそのアドレス)を設定することにより、所定の通報機器に実行結果を確実に出力できると共に、実行結果を共通のフォーマットで出力することができるので、実行結果を確実に受け取れると共に、実行結果の内容が理解しやすくなる。
【0364】
第2の生産管理方法において、通知方法設定工程が、結果通知方法として、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する際の緊急度合いを示す通知レベルを通知方法設定部に設定する工程を含み、結果通知工程が、通知レベルに基づき通報機器に実行結果を出力する工程を含むと、緊急度の高い実行結果の通報機器への出力を優先的に行なうことができる。
【0365】
第2の生産管理方法において、通知方法設定工程が、結果通知方法として、実行システムが実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する際に、該通報機器における実行結果の受け取りを確認するか否かを示す通知モードを通知方法設定部に設定する工程を含み、結果通知工程が、通知モードが通報機器における実行結果の受け取りを確認するように設定されている場合に、通報機器における実行結果の受け取りを確認できるまで、通報機器に実行結果を繰り返し出力する工程を含むと、重要な実行結果の通報機器への出力を確実に行なうことができる。
【0366】
第2の生産管理方法において、実行情報送信工程が、複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信する工程を含むと、実行情報送信工程において直接認識されていないエージェントシステムに向けて実行情報を送信することができる。
【0367】
第2の生産管理方法において、実行情報送信工程が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信する工程を含むと、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を効率よく送信することができる。
【0368】
第2の生産管理方法において、実行情報送信工程が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を送信する工程を含むと、最終の送信先であるエージェントシステムに向けて実行情報を簡易に送信することができる。
【0369】
第2の生産管理方法において、結果送信工程が、複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信する工程を含むと、結果送信工程において直接認識されていない回答システムに向けて実行結果情報を送信することができる。
【0370】
第2の生産管理方法において、結果送信工程が、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信する工程を含むと、回答システムに向けて実行結果情報を効率よく送信することができる。
【0371】
第2の生産管理方法において、結果送信工程が、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して回答システムに向けて実行結果情報を送信する工程を含むと、回答システムに向けて実行結果情報を簡易に送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は本発明の第1、第2、第4又は第5の実施形態に係る生産管理装置において用いる機能設定形式を示す図であり、(b)は本発明の第1又は第4の実施形態に係る生産管理装置において用いる機能設定ファイルを示す図であり、(c)は本発明の第2又は第5の実施形態に係る生産管理装置において用いる機能設定ファイルを示す図である。
【図3】(a)は本発明の第1、第3、第4又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる開始条件設定形式を示す図であり、(b)は本発明の第1、第3、第4又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる開始条件設定ファイルを示す図である。
【図4】本発明の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いるコマンド変換テーブルを示す図である。
【図5】本発明の第1又は第3の実施形態に係る生産管理装置において用いる結果返却ファイルを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】(a)は本発明の第2、第3、第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる終了条件設定形式を示す図であり、(b)は本発明の第2、第3、第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる終了条件設定ファイルを示す図である。
【図8】本発明の第2又は第3の実施形態に係る生産管理装置において用いる結果返却ファイルを示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る生産管理方法のフロー図である。
【図11】(a)は本発明の第3の実施形態に係る生産管理方法における機能設定工程の各処理を説明するフロー図であり、(b)は本発明の第3の実施形態に係る生産管理方法における実行条件設定工程の各処理を説明するフロー図であり、(c)は本発明の第3の実施形態に係る生産管理方法における実行情報送信工程の各処理を説明するフロー図であり、(d)は本発明の第3の実施形態に係る生産管理方法における実行情報受信工程の各処理を説明するフロー図である。
【図12】(a)は本発明の第3の実施形態に係る生産管理方法における機能制御工程の各処理を説明するフロー図であり、(b)は本発明の第3の実施形態に係る生産管理方法における結果通知工程の各処理を説明するフロー図である。
【図13】(a)は本発明の第3又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる機能設定形式を示す図であり、(b)は本発明の第3又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる機能設定ファイルを示す図である。
【図14】本発明の第4の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【図15】(a)は本発明の第4、第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる通知方法設定形式を示す図であり、(b)は本発明の第4又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる通知方法設定ファイルを示す図であり、(c)は本発明の第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる通知方法設定ファイルを示す図である。
【図16】(a)は本発明の第4、第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置における、依頼システムからエージェントシステムに情報を送信する1つの経路を示す図であり、(b)は本発明の第4、第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置における、依頼システムからエージェントシステムに情報を送信する複数の経路を示す図である。
【図17】本発明の第4、第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる負荷監視テーブルを示す図である。
【図18】本発明の第4又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる結果返却ファイルを示す図である。
【図19】本発明の第4、第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる通知待ちテーブルを示す図である。
【図20】本発明の第5の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【図21】本発明の第5又は第6の実施形態に係る生産管理装置において用いる結果返却ファイルを示す図である。
【図22】本発明の第6の実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図である。
【図23】本発明の第6の実施形態に係る生産管理方法のフロー図である。
【図24】(a)は本発明の第6の実施形態に係る生産管理方法における通知方法設定工程の各処理を説明するフロー図であり、(b)は本発明の第6の実施形態に係る生産管理方法における実行情報送信工程の各処理を説明するフロー図であり、(c)は本発明の第6の実施形態に係る生産管理方法における実行情報受信工程の各処理を説明するフロー図である。
【図25】(a)は本発明の第6の実施形態に係る生産管理方法における結果送信工程の各処理を説明するフロー図であり、(b)は本発明の第6の実施形態に係る生産管理方法における結果受信工程の各処理を説明するフロー図であり、(c)は本発明の第6の実施形態に係る生産管理方法における結果通知工程の各処理を説明するフロー図である。
【図26】(a)は従来の生産管理装置の一例である情報探索システムの構成を示すブロック図であり、(b)は従来の生産管理装置の一例である装置指示システムの構成を示すブロック図であり、(c)は従来の生産管理装置の一例である生産計画登録システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 情報探索システム
11 機能設定手段
12 機能実行手段
13 結果通知手段
20 装置指示システム
21 機能設定手段
22 機能実行手段
23 結果通知手段
30 生産計画登録システム
31 機能設定手段
32 機能実行手段
33 結果通知手段
100 依頼システム
101 開始条件設定手段
102 実行開始情報
103 実行開始情報送信手段
110 実行システム
120 エージェントシステム
121 実行開始情報受信手段
122 機能実行手段
123 結果通知手段
130 通報機器
200 依頼システム
201 終了条件設定手段
202 実行終了情報
203 実行終了情報送信手段
210 実行システム
220 エージェントシステム
221 実行終了情報受信手段
222 機能終了手段
223 結果通知手段
230 通報機器
300 依頼システム
301 機能実行手段
302 開始条件設定手段
303 終了条件設定手段
304 実行情報
305 実行情報送信手段
310 実行システム
320 エージェントシステム
321 実行情報受信手段
322 機能実行手段
323 機能終了手段
324 結果通知手段
330 通報機器
400 依頼システム
401 機能実行手段
402 開始条件設定手段
403 通知方法設定手段
404 実行開始情報
405 実行開始情報送信手段
410 実行システム
420 エージェントシステム
421 実行開始情報受信手段
422 機能実行手段
423 実行結果情報
424 結果送信手段
430 通報機器
440 回答システム
441 結果受信手段
442 結果通知手段
500 依頼システム
501 機能実行手段
502 終了条件設定手段
503 通知方法設定手段
504 実行終了情報
505 実行終了情報送信手段
510 実行システム
520 エージェントシステム
521 実行終了情報受信手段
522 機能終了手段
523 実行結果情報
524 結果送信手段
530 通報機器
540 回答システム
541 結果受信手段
542 結果通知手段
600 依頼システム
601 機能実行手段
602 開始条件設定手段
603 終了条件設定手段
604 通知方法設定手段
605 実行情報
606 実行情報送信手段
610 実行システム
620 エージェントシステム
621 実行情報受信手段
622 機能実行手段
623 機能終了手段
624 実行結果情報
625 結果送信手段
630 通報機器
640 回答システム
641 結果受信手段
642 結果通知手段

Claims (16)

  1. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部に設定された実行開始条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行開始情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行開始情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行開始情報送信手段から送信された実行開始情報を受信する実行開始情報受信手段と、
    前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件が満たされていると判断する場合に、前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能実行手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記実行開始情報送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて前記実行開始情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  2. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部に設定された実行開始条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行開始情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行開始情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行開始情報送信手段から送信された実行開始情報を受信する実行開始情報受信手段と、
    前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件が満たされていると判断する場合に、前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能実行手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記実行開始情報送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて前記実行開始情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  3. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部に設定された実行開始条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行開始情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行開始情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行開始情報送信手段から送信された実行開始情報を受信する実行開始情報受信手段と、
    前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件が満たされていると判断する場合に、前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システ ムが前記実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能実行手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記結果送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して前記回答システムに向けて前記実行結果情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  4. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部に設定された実行開始条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行開始情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行開始情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行開始情報送信手段から送信された実行開始情報を受信する実行開始情報受信手段と、
    前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件が満たされていると判断する場合に、前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能実行手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行開始情報受信手段が受信した実行開始情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記結果送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して前記回答システムに向けて前記実行結果情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  5. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行終了情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行終了情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行終了情報送信手段から送信された実行終了情報を受信する実行終了情報受信手段と、
    前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能終了手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記実行終了情報送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて前記実行終了情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  6. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行終了情報として前 記エージェントシステムに向けて送信する実行終了情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行終了情報送信手段から送信された実行終了情報を受信する実行終了情報受信手段と、
    前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能終了手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記実行終了情報送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて前記実行終了情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  7. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行終了情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行終了情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行終了情報送信手段から送信された実行終了情報を受信する実行終了情報受信手段と、
    前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能終了手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行終了情報受信手段が受信した実 行終了情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記結果送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して前記回答システムに向けて前記実行結果情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  8. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行終了情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行終了情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行終了情報送信手段から送信された実行終了情報を受信する実行終了情報受信手段と、
    前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能終了手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行終了情報受信手段が受信した実行終了情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記結果送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して前記回答システムに向けて前記実行結果情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  9. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、
    前記実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部に設定された実行開始条件、前記終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行情報送信手段から送信された実行情報を受信する実行情報受信手段と、
    前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能実行手段と、
    前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能終了手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記実行情報送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて前記実行情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  10. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、
    前記実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部に設定された実行開始条件、前記終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行情報送信手段から送信された実行情報を受信する実行情報受信手段と、
    前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能実行手段と、
    前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能終了手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記実行情報送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて前記実行情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  11. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、
    前記実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部に設定された実行開始条件、前記終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行情報送信手段から送信された実行情報を受信する実行情報受信手段と、
    前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能実行手段と、
    前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能終了手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記結果送信手段は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して前記回答システムに向けて前記実行結果情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  12. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理装置であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムと、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムと、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムとを備えており、
    前記依頼システムは、
    前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定手段と、
    前記実行機能の実行開始条件を開始条件設定部に設定する開始条件設定手段と、
    前記実行機能の実行終了条件を終了条件設定部に設定する終了条件設定手段と、
    前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定手段と、
    前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部に設定された実行開始条件、前記終了条件設定部に設定された実行終了条件並びに前記通知方法設定部に 設定された結果通知方法を実行情報として前記エージェントシステムに向けて送信する実行情報送信手段とを有し、
    前記エージェントシステムは、
    前記実行情報送信手段から送信された実行情報を受信する実行情報受信手段と、
    前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行開始条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能実行手段と、
    前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行終了するよう指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能終了手段と、
    前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行情報受信手段が受信した実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として前記回答システムに向けて送信する結果送信手段とを有し、
    前記回答システムは、
    前記結果送信手段から送信された実行結果情報を受信する結果受信手段と、
    前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信手段が受信した実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知手段とを有し、
    前記結果送信手段は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して前記回答システムに向けて前記実行結果情報を送信することを特徴とする生産管理装置。
  13. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理方法であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムにおいて、前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定工程と、
    前記依頼システムにおいて、前記実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を開始条件設定部又は終了条件設定部に設定する実行条件設定工程と、
    前記依頼システムにおいて、前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定工程と、
    前記依頼システムが、前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部又は前記終了条件設定部に設定された実行開始条件又は実行終了条件、並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行情報として、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムに向けて送信する実行情報送信工程と、
    前記エージェントシステムが、前記実行情報送信工程において送信された実行情報を受信する実行情報受信工程と、
    前記エージェントシステムが、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる実行開始条件又は実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条 件又は前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始又は実行終了するように指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件又は前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件又は前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能制御工程と、
    前記エージェントシステムが、前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムに向けて送信する結果送信工程と、
    前記回答システムが、前記結果送信工程において送信された実行結果情報を受信する結果受信工程と、
    前記回答システムが、前記結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知工程とを備え、
    前記実行情報送信工程は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて前記実行情報を送信する工程を含むことを特徴とする生産管理方法。
  14. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理方法であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムにおいて、前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定工程と、
    前記依頼システムにおいて、前記実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を開始条件設定部又は終了条件設定部に設定する実行条件設定工程と、
    前記依頼システムにおいて、前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定工程と、
    前記依頼システムが、前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部又は前記終了条件設定部に設定された実行開始条件又は実行終了条件、並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行情報として、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムに向けて送信する実行情報送信工程と、
    前記エージェントシステムが、前記実行情報送信工程において送信された実行情報を受信する実行情報受信工程と、
    前記エージェントシステムが、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる実行開始条件又は実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件又は前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始又は実行終了するように指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件又は前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件又は前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能制御工程と、
    前記エージェントシステムが、前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答 システムに向けて送信する結果送信工程と、
    前記回答システムが、前記結果送信工程において送信された実行結果情報を受信する結果受信工程と、
    前記回答システムが、前記結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知工程とを備え、
    前記実行情報送信工程は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して最終の送信先であるエージェントシステムに向けて前記実行情報を送信する工程を含むことを特徴とする生産管理方法。
  15. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理方法であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムにおいて、前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定工程と、
    前記依頼システムにおいて、前記実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を開始条件設定部又は終了条件設定部に設定する実行条件設定工程と、
    前記依頼システムにおいて、前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定工程と、
    前記依頼システムが、前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部又は前記終了条件設定部に設定された実行開始条件又は実行終了条件、並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行情報として、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムに向けて送信する実行情報送信工程と、
    前記エージェントシステムが、前記実行情報送信工程において送信された実行情報を受信する実行情報受信工程と、
    前記エージェントシステムが、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる実行開始条件又は実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件又は前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始又は実行終了するように指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件又は前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件又は前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能制御工程と、
    前記エージェントシステムが、前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムに向けて送信する結果送信工程と、
    前記回答システムが、前記結果送信工程において送信された実行結果情報を受信する結果受信工程と、
    前記回答システムが、前記結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知工程とを備え、
    前記結果送信工程は、経由するエージェントシステムの負荷の総和が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して前記回答システムに向けて前記実行結果情報を送信する工程を含むことを特徴とする生産管理方法。
  16. 生産拠点に配置されている装置を管理する実行システムに前記装置を管理させるための生産管理方法であって、
    前記装置を管理するために実行しようとする実行機能が設定される依頼システムにおいて、前記実行機能の種類を示す機能名及び前記実行機能の実行対象となる生産拠点を機能設定部に設定する機能設定工程と、
    前記依頼システムにおいて、前記実行機能の実行開始条件又は実行終了条件を開始条件設定部又は終了条件設定部に設定する実行条件設定工程と、
    前記依頼システムにおいて、前記実行システムが前記実行機能を実行することにより得られる実行結果を通報機器に出力する方法である結果通知方法を通知方法設定部に設定する通知方法設定工程と、
    前記依頼システムが、前記機能設定部に設定された機能名及び生産拠点、前記開始条件設定部又は前記終了条件設定部に設定された実行開始条件又は実行終了条件、並びに前記通知方法設定部に設定された結果通知方法を実行情報として、前記実行システム及び前記依頼システムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されているエージェントシステムに向けて送信する実行情報送信工程と、
    前記エージェントシステムが、前記実行情報送信工程において送信された実行情報を受信する実行情報受信工程と、
    前記エージェントシステムが、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる実行開始条件又は実行終了条件が満たされているか否かを判断し、前記実行開始条件又は前記実行終了条件が満たされていると判断する場合に、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる機能名が示す実行機能を、前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる生産拠点において動作する実行システムに実行開始又は実行終了するように指示すると共に、前記実行システムが指示された実行機能を実行することにより得た実行結果を前記実行システムから受信し、受信した実行結果を結果返却部に保存し、前記実行開始条件又は前記実行終了条件が満たされていないと判断する場合に、前記実行システムが前記実行開始条件又は前記実行終了条件を満たしているか否かを定期的に検査する機能制御工程と、
    前記エージェントシステムが、前記結果返却部に保存されている実行結果及び前記実行情報受信工程において受信された実行情報に含まれる結果通知方法を実行結果情報として、前記エージェントシステムとコンピュータ・ネットワークを介して接続されている回答システムに向けて送信する結果送信工程と、
    前記回答システムが、前記結果送信工程において送信された実行結果情報を受信する結果受信工程と、
    前記回答システムが、前記結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる結果通知方法に基づき、前記結果受信工程において受信された実行結果情報に含まれる実行結果を通報機器に出力する結果通知工程とを備え、
    前記結果送信工程は、経由するエージェントシステムの数が最小となるように複数のエージェントシステムを経由して前記回答システムに向けて前記実行結果情報を送信する工程を含むことを特徴とする生産管理方法。
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