JP3735940B2 - 照明制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として劇場、各種ホール、宴会場などの舞台照明に用いられ、複数の照明負荷と各照明負荷の点灯状態を指示するための操作部との対応関係を変更可能とした照明制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に舞台照明では多数の照明負荷が用いられ、各照明負荷の点灯・消灯や光出力のレベルといった点灯状態を舞台のシーンに応じて変更するために照明制御装置が用いられている。照明制御装置には、複数個の操作部が設けられており、各操作部を操作するとあらかじめ対応関係が設定されている照明負荷の点灯状態が制御される。舞台照明では各シーンでどの照明負荷の点灯状態を制御するかを変える必要があるから、操作部と照明負荷との対応関係はパッチ関係として任意に設定可能になっている(特開平7−176387号公報)。つまり、各操作部には各別にチャンネルが設定されており、各照明負荷をいずれかのチャンネルに割り当てるようにパッチ関係を設定することによって各操作部で照明負荷を制御することができるのである。操作部には照明負荷の点灯・消灯を指示するもののほか、光出力のレベルを調節することができるものが用いられ、光出力のレベルを調節する操作部にはスライド式の可変抵抗器を用いることが多い。
【0003】
ところで、上述のようなパッチ関係を設定する構成としては、各チャンネルの操作部に対応付ける照明負荷を指定する必要がある。このような照明負荷の指定のために、従来は各照明負荷ごとに付与されている識別番号を数字キー(テンキー)から入力することで照明負荷を指定していた。すなわち、図5に示すように、0〜9の数字に対応する数字キーを備えたテンキーK1 と確定キーK2 および解除キーK3 とを備えるキーパッドを設けるとともに、マトリクス式の液晶表示器のように1行に複数文字を表示するとともに複数行の表示が可能な表示器DP1 を設けた操作卓を用いている。設定作業には、まずテンキーK1 により所望の照明負荷の識別番号を入力して確定キーK2 を操作し、次に、操作部のチャンネルをテンキーK1 により入力して確定キーK2 を操作する。このような操作によって、パッチ関係を指示することができるから、半導体メモリにより構成したパッチ記憶部に上記パッチ関係を登録すれば、操作部の操作時にパッチ関係が設定されている照明負荷を制御することができるのである。この構成では、照明負荷の識別番号をテンキーK1 から入力した後に解除キーK3 を操作すれば、上述のパッチ関係が解除されるようになっている。このようにパッチ関係を設定、解除するには照明負荷の識別番号をテンキーK1 によって入力することが要求される。
【0004】
パッチ関係を設定する構成としては、テンキーを用いる代わりに図6に示すようにアップキーK4 ,K5 およびダウンキーK6 ,K7 を用いるものも考えられている。また、図示例では照明負荷の識別番号と操作部のチャンネルとを各別の表示器DP2 ,DP3 に表示するようにしてあり、各表示器DP2 ,DP3 には3桁の表示が可能なセグメント式のものを用いている。この装置では、アップキーK4 とダウンキーK6 とを適宜に用いて表示器DP2 に表示される照明負荷の識別番号を指定し(アップキーK4 を1回押操作するたびに表示器DP2 に表示される数値が1ずつ増加し、ダウンキーK6 を1回押操作するたびに数値が1ずつ減少する)、次にアップキーK5 とダウンキーK7 とを適宜に用いて表示器DP3 に表示されるチャンネルを指定する。その後、確定キーK2 を押操作すればパッチ関係がパッチ記憶部に登録される。また、照明負荷の識別番号のみを指定し解除キーK3 を押操作すればパッチ関係は解除される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
パッチ設定部11として、図5や図6に示した構成のものを用いる場合には、照明負荷の識別番号と配置位置との対応関係を知る必要がある。照明負荷の識別番号と配置位置とは、照明負荷を用いる場所によって異なるから、照明負荷の識別番号と位置関係との対応表を見ながらパッチ関係を設定することになり、パッチ関係の設定作業に手間がかかるという問題がある。さらに、いずれの構成も照明負荷を識別番号により指定し操作部をチャンネルにより指定するものであるから、識別番号およびチャンネルの2種類の情報を表示するための表示器DP1 〜DP3 が必須であり、部品点数が多くなったり大型化するという問題がある。
【0006】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、パッチ関係の設定に際して照明負荷の識別番号と配置位置との対応表を用いる必要がなくパッチ関係を容易に設定することができるようにし、さらに表示器の個数を従来構成よりも少なくすることによって部品点数の削減および小型化を可能とした照明制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、それぞれチャンネルが割り当てられた複数個のレベル設定部と、各チャンネルのレベル設定部と各レベル設定部により調光制御される照明負荷との対応関係がパッチ関係として登録されるパッチ記憶部と、レベル設定部の操作時にパッチ記憶部を参照してパッチ関係の設定されている照明負荷の光出力を変化させる調光制御部と、パッチ記憶部にパッチ関係を登録するパッチ設定部と、照明負荷の光出力をレベル設定部の操作により調節する通常モードとパッチ関係をパッチ記憶部に登録させる設定モードとを選択するモード選択部とを備え、パッチ設定部は、操作毎に各照明負荷を順次個別に点灯させる点灯操作部と、設定モードにおいて各レベル設定部による設定値をそれぞれ所定周期で検出する設定レベル検出部と、設定レベル検出部で時系列的に検出される前後の値を比較し両値が異なっているチャンネルを検出するチャンネル検出部と、チャンネル検出部により検出したチャンネルを点灯操作部により選択されて点灯している照明負荷に対応付けてパッチ関係としてパッチ記憶部に登録する演算部とを備えるのである。
【0008】
この構成によれば、所望の照明負荷を点灯操作部により選択して点灯させるのであって、点灯操作部では操作毎に各照明負荷を順次点灯させるから作業者は照明負荷の識別番号を意識することなく所望の照明負荷を選択することができる。また、照明負荷の光出力を調節するためのレベル設定部をパッチ関係を設定するためのチャンネルの選択手段として兼用しているのであって、照明負荷を点灯させた状態でレベル設定部を操作することで照明負荷とレベル設定部とを対応付けることができるから、実際の操作に則して照明負荷とレベル設定部との関係が直観的に理解でき、パッチ関係の設定作業が非常に簡単になる。しかも、照明負荷の調光操作に用いるレベル設定部をパッチ関係の設定時にチャンネルを選択する手段として兼用しているから、チャンネルを選択する手段を別途に設ける必要がなく、部品点数が削減されるとともに小型化が可能になる。
【0009】
請求項2の発明は、それぞれチャンネルが割り当てられた複数個のレベル設定部と、各チャンネルのレベル設定部と各レベル設定部により調光制御される照明負荷との対応関係がパッチ関係として登録されるパッチ記憶部と、レベル設定部の操作時にパッチ記憶部を参照してパッチ関係の設定されている照明負荷の光出力を変化させる調光制御部と、パッチ記憶部にパッチ関係を登録するパッチ設定部と、照明負荷の光出力をレベル設定部の操作により調節する通常モードとパッチ関係をパッチ記憶部に登録させる設定モードとを選択するモード選択部とを備え、パッチ設定部は、操作毎に各照明負荷を順次個別に点灯させる点灯操作部と、設定モードにおいて各レベル設定部による設定値をそれぞれ所定周期で検出する設定レベル検出部と、設定レベル検出部で時系列的に検出される前後の値の大小関係を比較し変化の生じたチャンネルおよび変化の方向とを検出するチャンネル検出部と、チャンネル検出部により検出した変化の方向に応じて検出したチャンネルを点灯操作部により選択されて点灯している照明負荷に対応付けてパッチ関係としてパッチ記憶部に登録するか検出したチャンネルのパッチ関係をパッチ記憶部から削除する演算部とを備えるものである。
【0013】
この構成によれば、請求項1の構成と同様の作用を有するとともに、レベル設定部による設定値の変化の方向を利用してパッチ関係の設定と解除とが可能になるので、必要に応じてパッチ記憶部にパッチ関係を登録したり、パッチ記憶部に登録されているパッチ関係を解除したりすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態は、図2のように、操作卓1より出力される調光信号を受けて複数個の照明負荷2をそれぞれ調光制御する調光制御部としての調光盤3を備えている。調光盤3は図3に示すように複数個の調光器4を備え、各調光器4に調光信号が入力されることにより、各調光器4に接続した照明負荷2を個別に調光するのである。
【0015】
操作卓1は、スライド式の可変抵抗器を用いた複数個のレベル設定部11と、各レベル設定部11に割り付けてあるチャンネルと照明負荷2(すなわち調光器4)との対応関係をパッチ関係として登録してあるパッチ記憶部12と、パッチ記憶部12にパッチ関係を設定するためのパッチ設定部13とを備える。レベル設定部11を操作すればパッチ記憶部12に登録されているパッチ関係を用いて操作したレベル設定部11に対応する照明負荷2(調光器4)を検索し、その調光器4に対して調光信号を発生する。パッチ記憶部12にパッチ関係を登録したりパッチ記憶部12からパッチ関係を読み出して調光信号を発生したりする動作は制御部10が行なう。つまり、制御部10は負荷制御部ないし調光制御部としての機能を有する。
【0016】
制御部10はマイクロコンピュータ(メモリを含む)を主構成とするものであり、図1に示すように、操作毎に照明負荷2を1つずつ点灯させる点灯操作部としての点灯スイッチSW1 、レベル設定部11のチャンネルを選択するチャンネル入力部としてのアップスイッチSW2 およびダウンスイッチSW3 、照明負荷2とレベル設定部11のチャンネルとの対応関係をパッチ記憶部12に登録する際に操作される確定入力部としての確定キーSW4 とが接続される。さらに、アップスイッチSW2 およびダウンスイッチSW3 により選択されているチャンネルを表示するためのセグメント式(ここでは3桁の表示が可能なものを用いている)の表示器DPも制御部10に接続される。表示器DPの動作原理はどのようなものでもよいが、液晶表示器、発光ダイオードなど電力消費の比較的少ないものを用いるのが望ましい。後述するが、点灯スイッチSW1 、アップスイッチSW2 、ダウンスイッチSW3 、確定キーSW4 、制御部10はパッチ設定部13を構成し、これらの構成によってパッチ記憶部12にパッチ関係を登録することができる。
【0017】
いま、パッチ記憶部12にパッチ関係が登録されているものとする。このとき、レベル設定部11を操作すると制御部10はどのレベル設定部11が操作されたかを検出し、検出したレベル設定部11のチャンネルをパッチ記憶部12に照合することによって、パッチ関係として対応付けられている照明負荷2(調光器4)を求める。つまり、制御部10はレベル設定部11の出力を十分に短い適宜周期でサンプリングしてレベル設定部11の時間変化を検出する機能を有し、時系列的に得られるサンプリング値の前後の値に変化が生じると、変化の生じたチャンネルを検出するのである。このようにして求めた照明負荷2(調光器4)に対してレベル設定部11の操作に応じたレベルの調光信号を出力し、照明負荷2をレベル設定部11の操作に応じて調光するのである。このようにしてレベル設定部11を操作したときには、その操作に応じて照明負荷2の光出力を調節することができるのである。
【0018】
次に、パッチ記憶部12にパッチ関係を登録する動作について説明する。この説明のために、パッチ関係の設定に関連する構成のみを図1に示す。すなわち、パッチ記憶部12にパッチ関係を登録するパッチ設定部13は、図1(b)のように、制御部10、点灯スイッチSW1 、アップスイッチSW2 、ダウンスイッチSW3 、確定キーSW4 を備える。制御部10は点灯スイッチSW1 により選択された照明負荷2を所定の光出力レベルで点灯させる機能を有しており、制御部10から調光器4に対して所定の光出力レベルの調光信号を発生する。点灯スイッチSW1 、アップスイッチSW2 、ダウンスイッチSW3 、確定キーSW4 、表示器DPは、図1(a)に示すように、操作卓1の前面に配置される。
【0019】
次に、パッチ関係の設定手順を説明する。まず、点灯スイッチSW1は操作毎(押操作毎)に各照明負荷2を1個ずつ所定値で順次点灯させる用に制御部10に指示を与え、制御部10からは各照明負荷2の光出力を所定レベルに設定するような調光信号を各調光器4に出力する。したがって、各照明負荷2は点灯スイッチSW1の操作毎に所定の光出力レベルで順次点灯する。このようにして、いずれかの照明負荷2が点灯している状態において、アップスイッチSW2、ダウンスイッチSW3を操作することによって表示部DPに表示されるチャンネルを調節する。アップスイッチSW2は表示器DPに表示される数値を操作毎に1ずつ増加させる機能を有し、ダウンスイッチSW3は表示器DPに表示される数値を操作毎に1ずつ減少させる機能を有する。このようにして、所望の照明負荷2を点灯させた状態で、アップスイッチSW2とダウンスイッチSW3とを用いて、表示器DPに表示されるチャンネルを確認し、確定キーSW4を押操作すればそのときの照明負荷2とチャンネルとの組合せがパッチ関係としてパッチ記憶部12に登録されるのである。ここに、パッチ記憶部12はRAMのような書換可能なメモリを用いて構成される。
【0020】
また、パッチ記憶部12にパッチ関係を登録するから、照明負荷2(調光器4)には識別番号が各別に与えられているが、識別番号は内部処理として用いられるだけであり、作業者は照明負荷2の識別番号を意識する必要はない。つまり、作業者は点灯スイッチSW1 により所望の照明負荷2を点灯させ、どの照明負荷2が点灯しているかを認識すればよいだけであって、識別番号を知る必要はない。この状態で識別番号はパッチ記憶部12に一時的に格納され、またアップスイッチSW2 およびダウンスイッチSW3 によりチャンネルを選択すればチャンネルもパッチ記憶部12に一時的に記憶される。つまり、パッチ関係の確定前にも識別番号とチャンネルとの対応関係がパッチ記憶部12に一時的に格納されるのである。その後、確定キーSW4 を操作すれば、その時点での識別番号とチャンネルとの組み合わせがパッチ関係としてパッチ記憶部12に格納されるのである。
【0021】
上述の説明ではチャンネルの設定のためにアップスイッチSW2 とダウンスイッチSW3 との2個のスイッチを用いたが、チャンネルの設定にテンキーを用いることも可能である。なお、本実施形態ではレベル設定部11により各照明負荷2の光出力レベルを制御する例を示したが、レベル設定部11に代えて照明負荷12のオンオフのみを指示する操作部を設けている場合でも本実施形態の技術思想を提供することができる。また、本実施形態ではパッチ関係の登録を指示する確定キーSW4 のみを設けているが、パッチ関係の登録を解除する解除キーを付加してもよい。さらに、本実施形態ではレベル設定部11を操作すれば照明負荷2を調光することができ、点灯スイッチSW1 を操作すればパッチ関係の設定が可能になるから、調光制御を行なう通常モードとパッチ関係の設定を行なう設定モードとを切り換えるためのスイッチは不要になっている。
【0022】
(実施形態2)
実施形態1では、レベル設定部11のチャンネルをアップスイッチSW2およびダウンスイッチSW3と表示器DPとを用いて選択していたが、本実施形態ではレベル設定部11を用いてチャンネルを選択することができるようにした例を示す。すなわち、レベル設定部11を操作すると操作されたレベル設定部11のチャンネルを検出し、そのチャンネルをパッチ関係として照明負荷2に対応付けるチャンネルとして用いるのである。
【0023】
さらに具体的に説明すると、レベル設定部11の操作時にチャンネルを検出するために、図4(b)に示すように、レベル設定部11での設定値を検出する設定レベル検出部14を設けてある。設定レベル検出部14は、すべてのレベル設定部11の出力を十分に短い適宜周期でサンプリングしてアナログ−デジタル変換し、変換した値をメモリ(RAM)に記憶するものである。また、制御部10の主機能を受け持つ演算部10aでは設定レベル検出部14と同様にすべてのレベル設定部11の出力値を記憶保持することができる記憶領域を備え、この記憶領域に記憶した値と設定レベル検出部14に記憶された値とをチャンネル毎に比較する機能を有している。比較は設定レベル検出部14でのサンプリング毎に行なわれ、演算部10aの記憶領域に記憶保持された値と設定レベル検出部14に記憶された値とが異なるチャンネルがあると、演算部10aではそのチャンネルを抽出し、またそのチャンネルについて設定レベル検出部14に記憶されている値によって演算部10aに記憶保持された値を置き換える。要するに演算部10aはレベル設定部11の出力値が変化したチャンネルを抽出するとともに、そのチャンネルの変化後の出力値を記憶保持するのであって、チャンネル検出部として機能することになる。
【0024】
本実施形態では、レベル設定部11は照明負荷2を調光する通常モードにおいて用いられるものであり、これをパッチ関係を設定する設定モードにも兼用するのであるから、レベル設定部11を通常モードと設定モードとのどちらで用いるかを選択するためにモード選択部としてのモードスイッチSW0 を必要とする。モードスイッチSW0 により設定モードが選択されているときには、実施形態1と同様に点灯スイッチSW1 によって所望の照明負荷2を点灯させることができる。ここで、点灯中の照明負荷2に対応付けようとするレベル設定部11を操作すれば、照明負荷2の識別番号とレベル設定部11のチャンネルとを得ることができる。このようにして照明負荷2の識別番号とレベル設定部11のチャンネルとを知ることができるから、両者を対応付けてパッチ記憶部12に登録することにより、パッチ関係をパッチ記憶部12に登録することができる。
【0025】
制御部10は、モードスイッチSW0 と点灯スイッチSW1 (図4(a)参照)との入力を取り込むための入力検出部15を備え、入力検出部15の出力に基づいてモードスイッチSW0 と点灯スイッチSW1 とのどちらが操作されたかの情報を検出し、演算部10aにその情報を引き渡す。演算部10aでは、モードスイッチSW0 の操作によって通常モードが選択されたときには、実施形態1と同様に機能し、操作されたレベル設定部11のチャンネルをパッチ記憶部12に照合してパッチ関係の設定されている照明負荷2(調光器4)を制御する。また、モードスイッチSW0 により設定モードが選択されていると、点灯スイッチSW1 の操作毎に照明負荷2を所定順序で択一的に点灯させ、いずれかの照明負荷2が点灯しているときにレベル設定部11を操作すると、そのレベル設定部11のチャンネルと照明負荷2とを対応付けてパッチ関係をパッチ記憶部12に登録するのである。要するに、所望の照明負荷2を点灯させている状態で所望のレベル設定部11を操作すれば、操作したレベル設定部11と点灯中の照明負荷2とがパッチ関係として対応付けられるのである。本実施形態では確定キーを設けていないが、レベル設定部11の操作によりパッチ関係が確定されるようになっている。また、パッチ関係を解除する機能は持っていないが、新たなパッチ関係を設定すれば前に設定されていたパッチ関係は更新されるようにしてある。
【0026】
本実施形態の構成では、レベル設定部11を備える一般的な操作卓1に、モードスイッチSW0 と点灯スイッチSW1 とを付加し、操作卓1に設けてあるマイクロコンピュータのプログラムを一部変更すれば実現することが可能であり、操作卓1が大型化することがなく、しかもコストの増加も少ないものである。本実施形態において、設定モードで複数の照明負荷2に対して共通のレベル設定部11を対応付けた場合には、通常モードでそのレベル設定部11を操作したときに複数の照明負荷2の光出力を同時に調光することになる。つまり、1つのチャンネルに複数の照明負荷2を対応付けることも可能である。
【0027】
(実施形態3)
実施形態2の構成では、パッチ関係を解除する機能を持っていないが、本実施形態では実施形態2の構成にパッチ関係を解除する機能を付加したものである。すなわち、レベル設定部11は照明負荷2の光出力を増加させる方向と減少させる方向とに操作が可能であることを利用し、レベル設定部11の操作方向に応じてパッチ関係の設定と解除とを行なうようにしているのである。増減どちらの方向に設定と解除とを対応付けるかはとくに制限されるものではないが、減少を解除に結び付けるほうが直観的にわかりやすいので、以下では減少を解除に結び付けた例を示す。
【0028】
すなわち、演算部10aにおいてチャンネル毎に記憶保持している値と、設定レベル検出部14においてチャンネル毎に記憶している値とを比較する際に、実施形態2では変化の有無のみを検出していたが、本実施形態では変化の方向も検出し、変化の方向に応じてパッチ関係の設定と解除とを行なうのである。たとえば、モードスイッチSW0 により設定モードが選択されているときに、点灯スイッチSW1 で所望の照明負荷2を点灯させた後に、あるチャンネルについて演算部10aに記憶保持している値と設定レベル検出部14に記憶した値とを比較したところ、設定レベル検出部14に記憶した値のほうが大きかったとする。これはレベル設定部11を増加方向に操作したことに相当するから、そのチャンネルを点灯スイッチSW1 で選択されている照明負荷2に対応付けたパッチ関係をパッチ記憶部12に登録するのである。また、設定レベル検出部14に記憶した値が演算部10aに記憶保持されている値よりも小さいときには、レベル設定部11を減少方向に操作したことになるから、そのチャンネルについてパッチ記憶部12に登録されているパッチ関係を解除するのである。以上の動作によりパッチ関係の設定と解除とが可能になる。しかも、この構成は実施形態2の構成に対して演算部10aの動作を変更するだけであって、演算部10aのプログラムの一部変更のみで対応することができ、構成部品点数の増加がないのである。
【0029】
なお、上述の各実施形態においては、レベル設定部11としてスライド式の可変抵抗器を例示したが、操作卓1の前面にエンコーダに連動したホイールの周面の一部を露出させそのホイールの回転によってレベルを設定するものや、ピアノスイッチをアップ/ダウンスイッチに用いてレベルを設定するものなど、チャンネル毎に調光レベルを設定できるものであれば、どのような構成のものを用いてもよい。
【0030】
【発明の効果】
請求項1の発明は、それぞれチャンネルが割り当てられた複数個のレベル設定部と、各チャンネルのレベル設定部と各レベル設定部により調光制御される照明負荷との対応関係がパッチ関係として登録されるパッチ記憶部と、レベル設定部の操作時にパッチ記憶部を参照してパッチ関係の設定されている照明負荷の光出力を変化させる調光制御部と、パッチ記憶部にパッチ関係を登録するパッチ設定部と、照明負荷の光出力をレベル設定部の操作により調節する通常モードとパッチ関係をパッチ記憶部に登録させる設定モードとを選択するモード選択部とを備え、パッチ設定部は、操作毎に各照明負荷を順次個別に点灯させる点灯操作部と、設定モードにおいて各レベル設定部による設定値をそれぞれ所定周期で検出する設定レベル検出部と、設定レベル検出部で時系列的に検出される前後の値を比較し両値が異なっているチャンネルを検出するチャンネル検出部と、チャンネル検出部により検出したチャンネルを点灯操作部により選択されて点灯している照明負荷に対応付けてパッチ関係としてパッチ記憶部に登録する演算部とを備えるものであり、所望の照明負荷を点灯操作部により選択して点灯させるのであって、点灯操作部では操作毎に各照明負荷を順次点灯させるから作業者は照明負荷の識別番号を意識することなく所望の照明負荷を選択することができる。また、照明負荷の光出力を調節するためのレベル設定部をパッチ関係を設定するためのチャンネルの選択手段として兼用しているのであって、照明負荷を点灯させた状態でレベル設定部を操作することで照明負荷とレベル設定部とを対応付けることができるから、実際の操作に則して照明負荷とレベル設定部との関係が直観的に理解でき、パッチ関係の設定作業が非常に簡単になる。しかも、照明負荷の調光操作に用いるレベル設定部をパッチ関係の設定時にチャンネルを選択する手段として兼用しているから、チャンネルを選択する手段を別途に設ける必要がなく、部品点数が削減されるとともに小型化が可能になるという利点がある。
【0033】
請求項2の発明は、それぞれチャンネルが割り当てられた複数個のレベル設定部と、各チャンネルのレベル設定部と各レベル設定部により調光制御される照明負荷との対応関係がパッチ関係として登録されるパッチ記憶部と、レベル設定部の操作時にパッチ記憶部を参照してパッチ関係の設定されている照明負荷の光出力を変化させる調光制御部と、パッチ記憶部にパッチ関係を登録するパッチ設定部と、照明負荷の光出力をレベル設定部の操作により調節する通常モードとパッチ関係をパッチ記憶部に登録させる設定モードとを選択するモード選択部とを備え、パッチ設定部は、操作毎に各照明負荷を順次個別に点灯させる点灯操作部と、設定モードにおいて各レベル設定部による設定値をそれぞれ所定周期で検出する設定レベル検出部と、設定レベル検出部で時系列的に検出される前後の値の大小関係を比較し変化の生じたチャンネルおよび変化の方向とを検出するチャンネル検出部と、チャンネル検出部により検出した変化の方向に応じて検出したチャンネルを点灯操作部により選択されて点灯している照明負荷に対応付けてパッチ関係としてパッチ記憶部に登録するか検出したチャンネルのパッチ関係をパッチ記憶部から削除する演算部とを備えるものであり、レベル設定部による設定値の変化の方向を利用してパッチ関係の設定と解除とが可能になるので、必要に応じてパッチ記憶部にパッチ関係を登録したり、パッチ記憶部に登録されているパッチ関係を解除したりすることができるという利点がある。また、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)は要部正面図、(b)は要部ブロック図である。
【図2】実施形態1の概略構成図である。
【図3】実施形態1のブロック図である。
【図4】実施形態2を示し、(a)は要部正面図、(b)は要部ブロック図である。
【図5】従来例を示す要部正面図である。
【図6】他の従来例を示す要部正面図である。
【符号の説明】
1 操作卓
2 照明負荷
3 調光盤
4 調光器
10 制御部
10a 演算部
11 レベル設定部
12 パッチ記憶部
13 パッチ設定部
14 設定レベル検出部
15 入力検出部
SW0 モードスイッチ
SW1 点灯スイッチ
SW2 アップスイッチ
SW3 ダウンスイッチ
SW4 確定キー
Claims (2)
- それぞれチャンネルが割り当てられた複数個のレベル設定部と、各チャンネルのレベル設定部と各レベル設定部により調光制御される照明負荷との対応関係がパッチ関係として登録されるパッチ記憶部と、レベル設定部の操作時にパッチ記憶部を参照してパッチ関係の設定されている照明負荷の光出力を変化させる調光制御部と、パッチ記憶部にパッチ関係を登録するパッチ設定部と、照明負荷の光出力をレベル設定部の操作により調節する通常モードとパッチ関係をパッチ記憶部に登録させる設定モードとを選択するモード選択部とを備え、パッチ設定部は、操作毎に各照明負荷を順次個別に点灯させる点灯操作部と、設定モードにおいて各レベル設定部による設定値をそれぞれ所定周期で検出する設定レベル検出部と、設定レベル検出部で時系列的に検出される前後の値を比較し両値が異なっているチャンネルを検出するチャンネル検出部と、チャンネル検出部により検出したチャンネルを点灯操作部により選択されて点灯している照明負荷に対応付けてパッチ関係としてパッチ記憶部に登録する演算部とを備えることを特徴とする照明制御装置。
- それぞれチャンネルが割り当てられた複数個のレベル設定部と、各チャンネルのレベル設定部と各レベル設定部により調光制御される照明負荷との対応関係がパッチ関係として登録されるパッチ記憶部と、レベル設定部の操作時にパッチ記憶部を参照してパッチ関係の設定されている照明負荷の光出力を変化させる調光制御部と、パッチ記憶部にパッチ関係を登録するパッチ設定部と、照明負荷の光出力をレベル設定部の操作により調節する通常モードとパッチ関係をパッチ記憶部に登録させる設定モードとを選択するモード選択部とを備え、パッチ設定部は、操作毎に各照明負荷を順次個別に点灯させる点灯操作部と、設定モードにおいて各レベル設定部による設定値をそれぞれ所定周期で検出する設定レベル検出部と、設定レベル検出部で時系列的に検出される前後の値の大小関係を比較し変化の生じたチャンネルおよび変化の方向とを検出するチャンネル検出部と、チャンネル検出部により検出した変化の方向に応じて検出したチャンネルを点灯操作部により選択されて点灯している照明負荷に対応付けてパッチ関係としてパッチ記憶部に登録するか検出したチャンネルのパッチ関係をパッチ記憶部から削除する演算部とを備えることを特徴とする照明制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12068496A JP3735940B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 照明制御装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12068496A JP3735940B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 照明制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09306677A JPH09306677A (ja) | 1997-11-28 |
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