JP3732682B2 - ネットワーク育成ゲームシステム及びコンピュータ可読媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバに対してコンピュータネットワークを介してクライアント端末がアクセスすることによって、サーバが提供する仮想空間内にてユーザが仮想生物を育成するネットワーク育成ゲームシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルペットと称される育成ゲームが流行している。この育成ゲームは、携帯ゲーム機,家庭用ゲームコンピュータ及びパソコン等のコンピュータ上でプログラムを実行することによって、仮想空間をこのコンピュータの画面内に形成するとともにこの仮想空間内に仮想生物を生成し、プログラムによって予め定められた成長ルールに対してユーザによって適宜入力されるパラメータや時間パラメータや乱数を当てはめることによって、この仮想生物を仮想空間内で育成(成長,若しくは意に反した衰弱)させる種類のゲームである。このような育成ゲームが登場した当初は、仮想空間は個々のコンピュータ内のみで閉じていたが、遊技者の意図せぬパラメータを導入してゲームの意外性を高めるため、また、同好者同士で仮想空間を連結してゲームの広がりを持たせるために、同じ育成ゲームを実行しているコンピュータ間での通信を介して各種パラメータ(仮想生物の個性を定義するパラメータや、各種アイテムを定義するパラメータ)を交換可能にすることも、行われている。
【0003】
このような育成ゲームの流行を背景に、インターネット等のコンピュータネットワークを介してコンテンツサービスを提供している業者(以下、「コンテンツサービス提供者」という)がそのサーバ内に共通の仮想空間を定義し、コンテンツサービス受給者たる多数の会員ユーザがこの仮想空間内にて夫々自己の仮想生物を育成させる育成ゲームサービスも、提供され始められている。このようにネットワークを介して共通の仮想空間内で複数ユーザが夫々自己の仮想生物を育成することができる育成ゲームのシステムを、以下、「ネットワーク育成ゲームシステム」という。この種のネットワーク育成ゲームシステムとしては、本出願人によって提供されている「インターポット(商標)」が挙げられる。このネットワーク育成ゲームシステムでは、会員(ネットワーク育成ゲームシステムのサービスに入会したユーザ)は、夫々、所定期間毎に課金されることと引き替えに仮想空間内の一部の区画(仮想的な土地)の所有者になり、所定額の課金と引き替えに種を購入することにより、この区画上で仮想生物(植物)を育成する。そして、仮想生物を育成することによって果実(実際に課金される額とは交換性が無く、仮想空間内でのみ通用する仮想通貨)を獲得し、獲得した仮想通貨によって自己所有の区画内でのみ使用可能且つ保管可能(区画に関連付けられて保管可能)な仮想アイテムを購入することによって、ゲームを進行させて行く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のネットワーク育成システムでは、ゲームに参加できるユーザのレベルは、自ら区画を所有して仮想生物を育成する会員と、仮想空間内で他人の所有になる区画や仮想生物を観賞するゲストとに二分されているだけである。従って、長期にわたってネットワークにアクセスできない事情があるためにゲーム参加(仮想生物の育成)を中止したいと望む会員や、自分が元々所有している区画から別の区画に移りたいと望む会員がいたとしても、そのような会員は、一旦、サービスから退会することによって、区画を手放さなければならなかった。この場合、当該会員が保管されている仮想通貨及び仮想アイテムは、それを表すパラメータが区画に関連して定義されているが故に、その区画とともに消滅せざるを得なかった。
【0005】
しかしながら、このような場合には、当該会員は将来ゲーム参加(仮想生物の育成)を再開する意思を持っているのであるから、それまでに長らくゲーム参加(仮想生物の育成)を行うことによって折角獲得した大量の仮想通貨や仮想アイテムを消滅させてしまうのは、当該会員にとって酷である。その結果、将来ゲーム参加(仮想生物の育成)を再開する意思を持っていた会員がゲームシステムに失望して、将来のゲーム参加を取り止めてしまうことも、考えられ得る。また、仮想通貨や仮想アイテムが消滅してしまうのを嫌って会員の地位に留まり、所定期間毎の課金を受けつつも、区画を放置して荒れ放題にしてしまうことも、考えられ得る。前者の場合には、会員数の減少の原因にもなりかねず、また、後者の場合には、仮想空間の美観を損なうので、何れにしても好ましくない。
【0006】
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、仮想通貨や仮想アイテムのような持ち物を区画から切り離して保管可能とするとともに、これに伴ってゲームに参加できるユーザのレベルとして区画を所有してはいないが持ち物を保有することができるレベルを設けることにより、仮想生物の育成が行われていないで放置された区画の発生を防ぐとともに、一度区画を手放した会員が再び区画を所有することを促進することによって退会を抑止することができるネットワーク育成ゲームシステムの提供を、課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
【0008】
即ち、請求項1記載の発明は、サーバが定義する共通の仮想空間内にて、クライアント端末を介してこのサーバにアクセスして来るサービス会員に仮想生物を育成させるネットワーク育成ゲームシステムにおいて、前記サーバは、前記仮想空間の一部として論理的に定義される個々の区画毎に、少なくとも、その区画が割り当てられた前記サービス会員の識別情報,その区画にて育成される仮想生物の状態を定義する第1種パラメータ,クライアント端末がその区画に関して当該サーバに対して発行するコマンドの条件を定義する第2種パラメータを互いに関連付けて保持する区画データ部と、前記サービス会員の識別情報と関連付けて前記第2種パラメータを保存する保存部と、前記クライアント端末から特定区画についての前記第1種パラメータの要求があった場合には、該当する第1種パラメータを要求元のクライアント端末に送信し、前記クライアント端末から特定区画に関する前記コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記第2種パラメータが定義する条件に従って、前記コマンドに応じた処理を実行する区画制御部と、前記クライアント端末からの区画返却申請に応じて、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記区画データ部に保持された前記第2種パラメータを前記保存部に移動するとともに、前記オペレータの識別情報に関連付けて前記区画データ部に保持されたその他のデータを消去し、前記クライアント端末からの区画取得申請に応じて、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記保存部に保存された前記第2種パラメータを前記区画データ部に移動するとともに、当該第2種パラメータ及び当該識別情報に関連付けて前記第1種パラメータを作成して前記区画データ部に保持させる管理制御部とを、備えることを特徴とする。
【0009】
このように構成されると、任意のクライアント端末から任意の区画の第1種パラメータの要求があった場合、サーバの区画制御部は、その区画の第1種パラメータを要求元クライアント端末へ送信する。要求元クライアント端末は、受信した第1種パラメータに基づいて仮想生物の画像を合成することができる。また、特定区画に関してサーバの区画データ部に自己の識別情報が保持されているオペレータがクライアント端末を介してサーバにコマンドを送信した場合、サーバの区画制御部は、その特定区画に関して区画データ部に保持されている第2種パラメータが定義する条件に従って、その特定区画に対して上記コマンドに対応する処理を実行する。また、特定区画に関してサーバの区画データ部に自己の識別情報が保持されているオペレータがクライアント端末を介してサーバに区画返却申請を送信した場合、サーバの管理制御部は、当該オペレータの識別情報に関連付けて前記区画データ部に保持された前記第2種パラメータを前記保存部に移動するとともに、前記オペレータの識別情報に関連付けて前記区画データ部に保持されたその他のデータを消去する。従って、以後、区画制御部は、このオペレータからのコマンドに従っては、その区画に対してコマンドに従った処理を実行しない。その後、保存部に識別情報が保存されているオペレータがクライアント端末を介してサーバに区画取得申請を送信した場合、サーバの管理制御部は、当該オペレータの識別情報に関連付けて前記保存部に保存された前記第2種パラメータを前記区画データ部に移動するとともに、当該第2種パラメータ及び当該識別情報に関連付けて前記第1種パラメータを作成して前記区画データ部に保持させる。従って、このオペレータは、元々有していた第2種パラメータを維持しつつ、再度、何れかの区画に関して、その識別情報を区画データ部に保持させることができる。
【0010】
換言すれば、何らかの処理を可能とする仮想通貨や仮想アイテムの数に対応した第2種パラメータが、区画データ部によって管理される区画から切り離されて、保存部に保管可能となる。これにより、サービス会員は、第2種パラメータを維持しながら区画を手放すことが可能となるので、仮想生物を育成できない事情がある場合には、ネットワークゲームサービスから退会することなく、区画を手放すようになる。また、このようにして仮想生物が育成されない区画が手放されて、他のサービス会員が仮想生物を育成するためにこの区画を新たに保有すれば、仮想生物が育成されることなく放置された区画の発生が防がれる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1の区画データ部が、各区画毎に、前記第1種パラメータによってその状態が定義される前記仮想生物の育成条件の一部をなす第3種パラメータを保持するとともに、前記コマンドが、前記第3種パラメータを変更する処理を実行させるコマンドであり、前記第2種パラメータが定義する条件が、前記処理の実行可能回数であることで、特定したものである。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2の区画制御部が、所定の周期毎に、その時点で保持している前記第3種パラメータに基づいて、前記育成条件に従って前記第1種パラメータを更新することで、特定したものである。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1の区画データ部が、各区画毎に、前記区画に配置される仮想物体を定義する第4種パラメータを保持可能であり、前記区画制御部が、前記クライアント端末から特定区画についての前記第1種パラメータの要求があった場合には、前記特定区画についての前記第1種パラメータ及び前記第4種パラメータを要求元のクライアント端末に送信するとともに、前記コマンドが、前記第4種パラメータを増加する処理を実行させるコマンドであり、前記第2種パラメータが定義する条件が、前記処理の実行可能回数であることで、特定したものである。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項4の区画制御部が、前記クライアント端末から特定区画に配置された前記仮想物体を回収させる回収コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、前記第4種パラメータを減少させるとともに前記第2種パラメータを増加させる処理を実行することで、特定したものである。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項1のコマンド及び前記第2種パラメータの組が複数あり、そのうちの特定の一組が、他の組の前記第2種パラメータを増加する処理を実行させるコマンドと当該処理の実行可能回数を定義する第2種パラメータの組であることで、特定したものである。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項6の特定の一組をなす第2種パラメータが、前記育成条件に従って更新された前記第1種パラメータに基づいて増加可能であることで、特定したものである。
【0017】
請求項8記載の発明は、請求項1の管理制御部が、前記クライアント端末からの退会申請に応じて、前記第2種パラメータを前記保存部に移動することなく、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記区画データ部に保持された全てのデータを消去することで、特定したものである。
【0018】
請求項9記載の発明は、請求項1乃至3及び請求項6の何れかにおけるクライアント端末が、前記サーバから受信した前記第1種パラメータに基づいて前記仮想生物の画像を合成する画像合成部と、前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請及び前記区画取得申請を前記サーバへ送信する送信部とを備えることで、特定したものである。
【0019】
請求項10記載の発明は、請求項4のクライアント端末が、前記サーバから受信した前記第1種パラメータ及び前記第4種パラメータに基づいて前記仮想生物及び前記仮想物体の画像を合成する画像合成部と、前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請及び前記区画取得申請を前記サーバへ送信する送信部とを備えることで、特定したものである。
【0020】
請求項11記載の発明は、請求項5のクライアント端末が、前記サーバから受信した前記第1種パラメータ及び前記第4種パラメータに基づいて前記仮想生物及び前記仮想物体の画像を合成する画像合成部と、前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請,前記区画取得申請及び前記回収コマンドを前記サーバへ送信する送信部とを備えることで、特定したものである。
【0021】
請求項12記載の発明は、請求項7のサーバの区画制御部が、前記クライアント端末から特定区画に対する収穫コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、当該特定区画についての前記第1種パラメータに基づいて、当該特定区画についての前記第2種パラメータを増加させるとともに、前記クライアント端末が、前記サーバから受信した前記第1種パラメータに基づいて前記仮想生物の画像を合成する画像合成部と、前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請,前記区画取得申請及び前記収穫コマンドを前記サーバへ送信する送信部とを備えることで、特定したものである。
【0022】
請求項13記載の発明は、請求項8のクライアント端末が、前記サーバから受信した前記第1種パラメータに基づいて前記仮想生物の画像を合成する画像合成部と、前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請,前記区画取得申請及び前記退会申請を前記サーバへ送信する送信部とを備えることで、特定したものである。
【0023】
請求項14記載の発明は、請求項9乃至13の何れかにおけるサーバの区画制御部が、個々の区画に関して、その区画に関して前記区画データ部にその識別情報が保持されているオペレータのクライアント端末に対して、所有者である旨を通知し、前記クライアント端末の送信部が、前記所有者である旨が通知されている場合に限って、前記コマンドを前記サーバへ送信することで、特定したものである。
【0024】
請求項15記載の発明は、ネットワークを介してクライアント端末に接続されるコンピュータに対して、仮想空間を定義させるとともに、前記クライアント端末を介してこのコンピュータにアクセスして来るサービス会員に仮想生物を育成させるネットワーク育成ゲームを実行させ、前記仮想空間の一部として論理的に定義される個々の区画毎に、少なくとも、その区画が割り当てられた前記サービス会員の識別情報,その区画にて育成される仮想生物の状態を定義する第1種パラメータ,クライアント端末がその区画に関して当該コンピュータに対して発行するコマンドの条件を定義する第2種パラメータを互いに関連付けて第1の記憶領域に保持させ、前記サービス会員の識別情報と関連付けて前記第2種パラメータを第2の記憶領域に保存可能とさせ、前記クライアント端末から特定区画についての前記第1種パラメータの要求があった場合には、該当する第1種パラメータを要求元のクライアント端末に送信させ、前記クライアント端末から特定区画に関する前記コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、当該特定区画について前記第1記憶領域に保持された前記第2種パラメータが定義する条件に従って、前記コマンドに応じた処理を実行させ、前記クライアント端末からの区画返却申請に応じて、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記第1記憶領域に保持された前記第2種パラメータを前記第2記憶領域に移動させるとともに、前記オペレータの識別情報に関連付けて前記第1記憶領域に保持されたその他のデータを消去させ、前記クライアント端末からの区画取得申請に応じて、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記第2記憶領域に保存された前記第2種パラメータを前記第1記憶領域に移動させるとともに、当該第2種パラメータ及び当該識別情報に関連付けて前記第1種パラメータを作成させて前記第1記憶領域に保持させるプログラムを、格納したコンピュータ可読な記録媒体である。
【0025】
請求項16記載の発明は、請求項15のプログラムが、前記コンピュータに対して、各区画毎に、前記第1種パラメータによってその状態が定義される前記仮想生物の育成条件の一部をなす第3種パラメータを前記第1記憶領域に保持させるとともに、前記コマンドが、前記第3種パラメータを変更する処理を実行させるコマンドであり、前記第2種パラメータが定義する条件が、前記処理の実行可能回数であることで、特定したものである。
【0026】
請求項17記載の発明は、請求項16のプログラムが、前記コンピュータに対して、所定の周期毎に、その時点で保持している前記第3種パラメータに基づいて、前記育成条件に従って前記第1種パラメータを更新させることで、特定したものである。
【0027】
請求項18記載の発明は、請求項15のプログラムが、前記コンピュータに対して、各区画毎に、前記区画に配置される仮想物体を定義する第4種パラメータを前記第1記憶領域に保持可能とさせ、前記クライアント端末から特定区画についての前記第1種パラメータの要求があった場合には、前記特定区画についての前記第1種パラメータ及び前記第4種パラメータを要求元のクライアント端末に送信させ、前記コマンドが、前記第4種パラメータを増加する処理を実行させるコマンドであり、前記第2種パラメータが定義する条件が、前記処理の実行可能回数であることで、特定したものである。
【0028】
請求項19記載の発明は、請求項18のプログラムが、前記コンピュータに対して、前記クライアント端末から特定区画に配置された前記仮想物体を回収させる回収コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、前記第4種パラメータを減少させるとともに前記第2種パラメータを増加させる処理を実行させることで、特定したものである。
【0029】
請求項20記載の発明は、請求項15のコマンド及び前記第2種パラメータの組が複数あり、そのうちの特定の一組が、他の組の前記第2種パラメータを増加する処理を実行させるコマンドと当該処理の実行可能回数を定義する第2種パラメータの組であることで、特定したものである。
【0030】
請求項21記載の発明は、請求項20の特定の一組をなす第2種パラメータが、前記育成条件に従って更新された前記第1種パラメータに基づいて増加可能であることで、特定したものである。
【0031】
請求項22記載の発明は、請求項15のプログラムが、前記コンピュータに対して、前記クライアント端末からの退会申請に応じて、前記第2種パラメータを前記第2記憶領域に移動させることなく、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記第1記憶領域に保持された全てのデータを消去させることで、特定したものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照し、本発明によるネットワーク育成ゲームシステムの実施形態を説明する。本実施形態によるネットワーク育成ゲームシステムは、複数の地域から構成される仮想空間における各地域を夫々多数の区画に分割し、個々の区画を会員に分譲し、各会員は自己が購入した区画に仮想生物としての“木”を育成するというネットワーク育成ゲームのサービスを提供するものである。このネットワーク育成ゲームシステムにおいて、このネットワーク育成ゲームにアクセスするユーザのレベルは、月々一定金額(例えば100円/月)の課金を受けて何れかの区画を所有することによって自己所有の区画内で“木”を育成できるとともに他者所有の区画内の看板に書き込みができる「正会員」,会員所有の区画を観賞することができるが“木”の育成や看板書き込みは一切できない「ゲスト」,及び、過去において区画を所有していた間に保持していた持ち物を月々一定金額(例えば50円/月)の課金を受けて「トランクルーム」に預けている「トランクルーム会員」とに、分けられている。そして、「正会員」及び「トランクルーム会員」の総称が、「インターポット会員」である。
(全体構成)
図1は、本実施形態によるネットワーク育成ゲームシステムの概略構成を示す。本例のネットワーク育成ゲームシステムは、インターネット1を介して相互に接続される一台のサーバシステム2と多数台のクライアント端末3とから、構成される。このサーバシステム2は、インターネットによるコンテンツサービス提供者が管理運営するコンピュータであり、サーバプログラム231を実行することによってインターネットサーバ(その一部が後述するインターポット関連のサーバ群である)を展開するコンピュータである。また、クライアント端末3は、通信機能を備える任意のOS上で実行されるウェッブブラウザ321及びJava(米国サンマイクロ社の米国,日本等における登録商標)プラグインがインストールされたコンピュータである。これらサーバシステム2及びクライアント端末3を接続するインターネット1は、HTTPプロトコル,TCP/IPプロトコル等によってサポートされるコンピュータネットワークである。以下、サーバシステム2及びクライアント端末3について、夫々、そのハードウェア構成及びソフトウェア構成を、夫々説明する。
【0033】
先ず、サーバシステム2は、バス(データバス及びシステムバス)Bによって相互に接続されたCPU21,RAM22,ハードディスク23,及びモデム24を、有している。これらのうち、モデム24は、CPU21によって生成された通信情報を、インターネット1が構築された電話回線に流すのに適した信号形態(パルス信号やトーン信号)に変調したり、その逆に復調するための装置である。従って、インターネット1が構築されている物理回線の形態如何に依っては、このモデム24は、DSUやルータ等に置き換えられる。
【0034】
また、コンピュータ可読媒体としてのハードディスク23は、CPU21によって読み出されて実行される各種プログラムを格納している。このハードディスク23に格納されているプログラムには、後述するサーバプログラム231が含まれている。また、このハードディスク23には、クライアント端末3からの要求によって配信されるJavaアプレットのクラスファイル232が、格納されている。さらに、このハードディスク23には、図示は省略されているが、後述するインターポットサーバによって生成されて管理される各種のデータ(現在インターポット時刻,会員情報,天候設定パラメータ,ワールドマップ,ゾーンマップ,区画情報2224,トランクルーム情報,木条件リスト2223)が、物理的に格納されている。さらに、このハードディスク23には、所定のURLが付与された多数のhtml文書が、格納されている。
【0035】
CPU21は、ハードディスク23に格納されている各種プログラムを実行することによって各種の機能を生じる。このCPU21は、ハードディスク23に格納されている各種プログラムを実行する際には、プログラムファイルを順次RAM22上にページングする。サーバプログラム231が所定時間にわたってRAM22にページングされると、インターポットサーバを構成する複数の管理サーバ223,複数のインターポットサーブレット220,一つの世界サーバ221,並びに、多数の地域サーバ222が夫々同時にRAM22上に生成されてCPU21によってその機能が実現されるのと、等価になる。これら各管理サーバ223,各インターポットサーブレット220,世界サーバ221,並びに、各地域サーバ222が、仮想世界(以下、「インターポット世界」と称する)における様々な事象を生成し(実際には、このインターポット世界を定義する各種パラメータを管理し)、この仮想世界を用いたネットワーク育成ゲームのサービス(以下、「インターポットサービス」と称する)を、各クライアント端末3に対して提供する。
【0036】
世界サーバ221は、インターポット世界及びインターポットサービスの共通事項を管理するサーバである。そのために、この世界サーバ221は、時刻管理部2211,会員情報管理部2212,ワールドマップ保持部2213及びトランクルーム部2210を、含んでいる。
【0037】
この時刻管理部2211は、インターポット世界内で流れる時間(以下、「インターポット時間」)を管理するモジュールである。このインターポット時間の1年間は現実世界の4週間に相当し、1シーズン(3カ月)は現実世界の1週間に相当し、1週間は14時間に相当し、1日は現実世界の2時間に相当する。時刻管理部2211は、現実世界における30分毎に、上述したインターポット時間のルールに従って、パラメータ“現在インターポット時刻”を更新する。
【0038】
また、会員情報管理部2212は、インターポット会員毎に、そのID,パスワード,電子メールアドレス,ニックネーム及び会員のレベル(正会員であるかトランクルーム会員であるか)を、インターポット会員の識別情報として管理するモジュールである。このインターポットサービスは、コンテンツサービス提供者によるコンテンツサービスの一環として、このコンテンツサービスの会員(以下、「コンテンツサービス会員」という)に対して提供される。従って、この会員情報管理部2212によって管理されるID,パスワード及び電子メールアドレスとしては、このコンテンツサービスに関してインターポット会員に付与されていたものが、そのまま用いられる。一方、ニックネームは、コンテンツサービス会員のうちのインターポット会員に対してのみ付与される識別情報であり、インターポットサービス内部でのみ通用するものである。
【0039】
また、ワールドマップ保持部2213は、図2に示されるインターポットワールドマップ画面html文書に組み込まれるワールドマップ50を保持するモジュールである。このワールドマップ50は、インターポット世界の全体を示す地図であり、このインターポット世界を構成する各地域の位置を示している。具体的には、図2では、4つの地域(「バーヤン」,「コルトジュ」,「ケッケ」,「ジュンサイ」)の位置が、示されている。
【0040】
また、トランクルーム部2210は、会員情報管理部2212にそのID等が管理されているインターポット会員のうちのトランクルーム会員について、後述する「持ち物」を示す各種パラメータを、そのID及びニックネームに関連付けて保存する保存部(第2の記憶領域)としてのモジュールである。
【0041】
地域サーバ222は、インターポット世界を構成する各地域を、夫々、個別に定義し且つ管理するサーバである。従って、地域サーバ22は、インターポット世界を構成する各地域毎に生成されるので、図2に示されるインターポット世界においては、4つの地域サーバ222が生成される。各地域サーバ222は、上述した定義及び管理を行うために、一つのゾーンマップ保持部2221,一つの天候管理部2222,複数の木条件リスト2223,及び、複数の区画情報2224を、夫々含んでいる。
【0042】
ゾーンマップ保持部2221は、この地域サーバ222によって管理される地域の地形を定義したゾーンマップ51を保持する。図3は、このゾーンマップ51を組み込んだ区画選択画面html文書を、示している。一つの地域を示すゾーンマップは1080×720ピクセルの大きさをもっており、各ピクセルには、夫々、水,平地,山,砂漠,又は岩場の地形属性を示すパラメータが与えられている。図3に現れた濃淡は、その地形属性の分布を示している。また、ゾーンマップ51って示される一つの地域は、更に、18×18ピクセルの大きさを持つ区画(横方向に60区画,縦方向に40区画,計2400区画)に分割されている。そして、各区画が、夫々、インターポット会員(正会員)に分譲(入会時に付与)され、各インターポット会員は、自己の所有になる区画に対しては、あらゆる種類のアクセスを行うことができるのである。但し、各地域の中心に在る区画は、コミュニティハウスと称される仮想の公共施設に充てられているので、インターポット会員には分譲されない。なお、ゾーンマップ51内において、各区画は、そのヘッド位置(論理的に左上端に位置するピクセル)の座標によって特定される。
【0043】
天候管理部2222は、この地域サーバ222によって管理される地域独自に設定された天候ファイルに従って、地域内の天候を示す各天候設定パラメータを、現在インターポット時刻の更新と同時に変更する。この天候ファイルには、各月毎に12分割した時間帯の環境定義が、1年分スケジューリングされている。この環境定義には、気温,降水確率(0〜100%の範囲で指定),及び、降水量(その時間帯における月間降水量合計値)が含まれている。天候管理部2222は、変更時においては、その時点が含まれる時間帯についての環境定義に基づいて所定の演算を実行することによって、各天候設定パラメータを算出する。これら各種パラメータには、温度,天気(晴れ,曇り,雨,若しくは雪),降水量,及び風力が含まれている。なお、これら各種パラメータは、地域全体に共通に決定されても良いし、ゾーンマップによって定義されている地形属性の分布を考慮に入れて、各区画毎に決定されても良い。
【0044】
木条件リスト2223は、各区域において正会員によって育成される仮想生物としての“木”の成長を定義する情報(いわば、電子的な遺伝子情報)であり、各区域にて育成可能な木の種類毎に用意されている。図4は、各木の基本構造を示す概念図である。この図4に示されるように、木は、種から幹が生成され(幹の生成と同時に種は消滅する)、以後、幹から子部品(枝又は花)が生成され、各子部品から更に子部品が生成されるというツリー構造で、構成されている。一品種の木を構成する各部品の種類(部品名)毎に、その部品自身が成長又は衰弱する条件を規定する「成長方針」,及び、その部品から子部品が生成される条件を規定する「成長ルール」を図5に示すようなテーブル形式で定義したものが、木条件リスト2223である。なお、「成長方針」及び「成長ルール」を式化すると、下記式(1),(2)に夫々示すようになる。
【0045】
Figure 0003732682
ここで、「位置」とは、区画上空間内においてその部品が生え出している点の三次元座標を示し、「方向」とは、その部品の親部品からの生え出し方向及び角度を示し、「長さ」とは、その部品の全長を示し、「太さ」とは、その部品の最大径部における外径を示す。各部品には、基本的な画像が夫々用意されており、クライアント端末3内では、各部品の基本画像を太さ,長さ,及び色の各パラメータに従って変化させるとともに、位置及び方向のパラメータによって相互に結合することによって、木全体の画像を合成することができるのである。なお、「水」,「日当り」及び「肥料」は、その木の所有者が「世話」を行うによって任意に調整されるとともに環境変化によっても変化するパラメータである。
【0046】
区画データ部(第1の記憶領域)としての区画情報2224は、この地域サーバ22によって管理されている各区画のうち正会員に分譲されたものについて夫々作成されて、その区画についての情報(各種パラメータ,看板に描画された画像データ,等)を一括管理する。各区画情報2224によって管理される情報の詳細を、下記表1に一覧する。
【0047】
【表1】
・ゾーン名
・x座標
・y座標
・所有者のニックネーム
・区画を購入した時刻(インターポット時刻)
・現在の天候
・・温度
・・天気
・・降水量
・・風向き
・・風力
・木情報
・・植えられた時刻(インターポット時刻)
・・最終更新時刻(インターポット時刻)
・・最終アクセス時刻(インターポット時刻)
・・木状態
・・総収穫量
・・死神レベル
・水
・日当り
・肥料
・看板管理情報
・持ち物
・置物情報
ここで、「ゾーン名」とは、この区画情報2224が含まれている地域の名称である。また、「x座標」及び「y座標」は、夫々、当該区画区画の位置をゾーンマップ上で特定するための座標値である。また、「所有者のニックネーム」は、当該区画を所有する正会員について、世界サーバ221の会員情報管理部2212にて管理されている識別情報である。また、「区画を所有した時刻」とは、当該区画を所有している正会員がこの区画を購入した時刻である。また、「現在の天候」は、天候管理部2222によって当該区画について現に設定されている天候設定パラメータである。
【0048】
また、「木情報」は、この区画に植えられた種又は木に関する情報である。この「木情報」中の「木状態」を表形式で表現すると、図6に示す通りとなる。即ち、この「木状態」は、当該区画に植えられている種又は木の品種名を規定するとともに、その種又は木の現時点における形状を特定するために、現時点での種又は木を構成する全ての部品(種の場合には種一つのみ)について、その部品に付与されたid,その部品の部品名,並びに、その部品の位置,方向,長さ,太さ及び色を規定する第1種パラメータである。また、「木情報」中の「総収穫量」は、この木に成っている各実(これも部品の一つである)から収穫された種の総数を示す。また、「死神レベル」は、上述した成長方針と同様に定義された条件に従って増減する(一般的には、「水」,「日当り」,又は「肥料」が過多又は過小である場合には増加する傾向がある)値であり、これが4になると木が枯れたことを意味する。
【0049】
また、「水」,「日当り」,「肥料」は、上述した通り、仮想生物としての木の育成条件(成長方針,成長ルール)の一部をなす第2種パラメータである。
【0050】
また、「看板管理情報」は、当該区画に用意された看板に描かれた画像(落書きによるビットマップデータ)のイメージデータである。なお、このイメージデータは、初期状態においては表紙一枚分のみであるが、当該区画の所有者以外のインターポット会員が看板に書き込みを行うことによって、表紙の次の2頁目以降にイメージデータが追加される。
【0051】
また、「持ち物」は、当該区画の所有者によって任意に使用可能な仮想アイテムの種類及び数を規定するパラメータ(即ち、当該区画に関して発行するコマンドの条件を定義する第2種パラメータ)である。この仮想アイテムには、上述した「水」,「日当り」「肥料」を増減させるために使用されるアイテム,当該区画上に飾られる置物,仮想生物である木の果実を収穫して得られた仮想通貨が、含まれている。但し、これらのうちの置物については、当該区画の所有者によって区画上に飾られた場合には、この「持ち物」パラメータからはその数が減じられる。
【0052】
また、「置物情報」は、当該区画に飾られる仮想物体としての置物毎に、その種類及び区画内における座標を示す第4種パラメータである。
【0053】
なお、区画情報2224は、正会員に分譲された区画の他、コミュニティハウスに充てられた区画についても作成される。但し、コミュニティハウスに充てられた区画について作成された区画情報2224には、ゾーン名,x座標,y座標,現在の天候の他、その区画がコミュニティハウスである旨のみが記載される。
【0054】
各管理サーバ223は、各クライアント端末3がインターポットサーバのURLを送信して来た時に、そのURLを送信してきたクライアント端末3毎に夫々起動する。個々のインターポットサーブレット220は、そのクライアント端末2との間で直接データの授受を行い、各クライアント端末3が送信してきたURLに応じて、対応するハイパーテキストデータ(html文書)を返送したり、対応する処理を実行する。また、各管理サーバ223は、管理制御部として、クライアント端末3が後述する「区画返却申請」を送信してきた時には、そのクライアント端末3のオペレータのニックネームを含む区画情報2224から「持ち物」のパラメータをトランクルーム部2210へ移動させるとともに当該区画情報2224を消去する。また、クライアント端末3が後述する「区画取得申請」を送信してきた時には、区画情報2224を新規に作成するとともに、そのクライアント端末3のオペレータのニックネームに対応付けられてトランクルーム部2210に保存されている「持ち物」のパラメータを新規作成の区画情報2224へ移動する。また、クライアント端末3が後述する「退会申請」を送信してきた時には、そのクライアント端末3のオペレータのニックネームを含む区画情報224はトランクルーム部2210内の情報を消去するとともに、そのオペレータに関する会員情報を会員情報管理部2212から削除する。
【0055】
各インターポットサーブレット220は、何れかの管理サーバ223によって起動されて、クライアント端末3上で実行されているJavaアプレット322との間で、URLやhtml文書に制限されない高速なデータ交換を実行するとともに、区画制御部として、クライアント端末3から発行されたコマンドに応じて、各区画情報2224を更新する。具体的には、各インターポットサーブレット220は、クライアント端末3が何れかの区画情報2224を要求してきた時には対応する区画情報2224をクライアント端末3に送信する。また、クライアント端末3が育成コマンドを送信してきた時には、コマンドの対象となった区画情報2224中の「水」,「日当り」,「肥料」の値を変更する。また、クライアント端末3が置物コマンドを送信してきた時には、コマンドの対象となった区画情報2224中の「持ち物」における対応するパラメータを減じ、「置物情報」を作成する。また、クライアント端末3が回収コマンドを送信してきた時には、コマンドの対象となった区画情報2224中の「置物情報」における対応するパラメータを削除するとともに、「持ち物」における対応するパラメータを増加させる。また、クライアント端末3が収穫コマンドを送信してきた時には、コマンドの対象となった区画情報2224中の「木状態」から「実」を示すエントリ数を計数して、その数に対して所定定数を乗じた値を「持ち物」における仮想通貨のパラメータに加算するとともに、当該「実」のエントリを削除する。また、クライアント端末3が仮想取引コマンドを送信してきた時には、コマンドの対象となった区画情報2224中の「持ち物」における対応する育成アイテム又は置物のパラメータを増加するとともに、その価格に応じた値を仮想通貨のパラメータから減じる。
【0056】
次に、各クライアント端末3は、互いにバスBによって接続されたCPU31,RAM32,入力装置33,ディスプレイ34,CD−ROMドライブ35,モデム36及びハードディスク37から、構成されている。
【0057】
ハードディスク37には、CPU31によって実行されるオペレーティングシステム323,ウェッブブラウザ321,及びJavaプラグインが、予めインストールされている。また、このハードディスク37には、予め、サーバシステム2のハードディスク23内に格納されているJavaアプレットのクラスファイル232と同内容のクラスファイルが、CD−ROMドライブ35にロードされたCD−ROMからインストールされている場合もある。
【0058】
CPU31は、このクライアント端末3全体の制御を行うプロセッサであり、画像合成部及び送信部として機能する。また、RAM32は、CPU31の作業領域として用いられるメモリであり、CPU31がハードディスク37から読み出したオペレーティングシステムプログラム323,ウェッブブラウザ321,Javaプラグイン等が展開される。このCPU31は、ウェッブブラウザ321を実行することによって、サーバシステム2に格納されているハイパーテキストデータ(html文書)及びJavaアプレットのクラスファイル232をRAM32上にダウンロードして、このハイパーテキストデータの内容をディスプレイ34上に表示するとともに、Javaアプレットを実行する。なお、CPU31は、ハードディスク37内にJavaアプレットのクラスファイルがインストールされている場合には、Javaファイルのクラスファイルを、サーバシステム2からはダウンロードせずに、ハードディスク37から読み込む。
【0059】
モデム36は、サーバシステム2のモデム24と同機能を有する通信機器である。従って、インターネット1が構築されている物理回線の形態如何に依り、DSUやルータが代用される。
【0060】
入力装置33は、CPU31にコード情報を入力するキーボード及びCPU31にカーソル移動信号及びクリック信号を入力するマウスである。CPU31は、オペレーティングシステム323による制御に従って、ディスプレイ34上に表示されているカーソルをマウスによって入力されたカーソル移動信号に基づいて移動させ、クリック信号が入力された時にそのカーソルに重なって表示されている情報(ボタン,URL,等)に対応したコマンドを実行する。
(処理の流れ)
次に、以上のように構成されるネットワーク育成ゲームシステムにおいて、ネットワーク育成ゲームの進行のためにサーバシステム2のCPU21及びクライアント端末3のCPU31が夫々実行する処理の流れを、図7乃至図22のフローチャートに基づいて説明する。
【0061】
図7は、各地域サーバ222が夫々常時実行している処理である。この図7の処理を開始して最初のS001では、各地域サーバ222は、世界サーバ221の時刻管理部2211から、現在インターポット時刻を取得する。
【0062】
次のS002では、各地域サーバ222は、S001にて取得した現在インターポット時刻が、これまでにS001を実行した時に取得された現在インターポット時刻に比較して、更新されているか否かをチェックする。そして、現在インターポット時刻が更新されていない場合には、各地域サーバ222は、処理をS001に戻す。これに対して、現在インターポット時刻が更新されている場合には、各地域サーバ222は、処理をS003に進める。
【0063】
S003では、各地域サーバ222は、夫々の天候管理部2222による天候設定パラメータを、上述したように更新する。
【0064】
次のS004では、各地域サーバ222は、各区画の区画情報2224を、更新する。具体的には、各区画情報2224の「天候」を、S003にて更新された天候設定パラメータに基づいて変更する。また、「水」の値を、「天候」中の降水量パラメータに応じて調整する。即ち、降水量が高い場合には若干「水」の値を増加し、降水量が低い場合には若干「水」の値を減少する。また、「日当り」の値を、現在インターポット時刻に合わせて調整する。なお、後述するようにクライアント端末3から育成コマンドが実行されている場合には、その育成コマンドが有効である間は、これら「水」や「日当たり」の値は変更されない。
【0065】
次のS005では、各地域サーバ222は、各区画の木を成長(又は衰弱)させるための処理を実行する。図8は、このS005にて実行される各区画の木の成長処理サブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンに入って最初のS101では、地域サーバ222は、最初の区画情報2224を特定する。
【0066】
次に、地域サーバ222は、各区画情報2224毎にその木状態を更新するために、S102乃至S118のループ処理を実行する。このループ処理に入って最初のS102では、地域サーバ222は、特定した区画情報2224から、木状態,水,日当り,及び肥料の各値を読み出す。
【0067】
次のS103では、地域サーバ222は、S102にて読み出した木状態中の品種名に対応する木条件リスト2223を、読み出す。
【0068】
次のS104では、地域サーバ222は、S102にて読み出した木状態中の最初のidを特定する。
【0069】
次に、地域サーバ222は、各id毎にその部品の成長(パラメータの更新)を行うために、S105乃至S113のサブループ処理を実行する。このサブループに入って最初のS105では、地域サーバ222は、特定したidが木状態中において示す部品名に対応する成長ルールを、S103にて読み出した木条件リスト2223から読み出す。そして、特定したidが木状態中において示す位置,方向,長さ,太さ,色の各パラメータと、S102にて読み出した水,日当り,肥料の各パラメータとを、読み出した成長ルールに代入する。
【0070】
次のS106では、地域サーバ222は、S105での成長ルールの適用の結果、子部品を生成することが決定されたか否かをチェックする。そして、未だ子部品を生成する条件が満たされていなかった場合には、処理をS110に進める。これに対して、子部品を生成することが決定された場合には、S107において、この子部品用のエントリを木状態中に追加して、新規なidをこの新エントリに付与する。また、S105にて成長ルールに従って決定された子部品の部品名,位置,方向,長さ,太さ,色を、夫々、この新エントリに書き込む。
【0071】
次のS108では、地域サーバ222は、現に特定しているidが示す部品(即ち、親部品)の部品名が種であるか否かをチェックする。そして、親部品の部品名が種である場合には、S109において、この親部品(種)のエントリを木状態から削除した後に、処理をS114に進める。これに対して、親部品の部品名が種ではない場合には、地域サーバ222は、処理をS110に進める。
【0072】
S110では、地域サーバ222は、現に特定しているidが木状態中において示す部品名に対応する成長方針を、S103にて読み出した木条件リスト2223から読み出す。そして、特定したidが木状態中において示す位置,方向,長さ,太さ,色の各パラメータと、S102にて読み出した水,日当り,肥料の各パラメータとを、読み出した成長方針に代入する。
【0073】
次のS111では、地域サーバ222は、S110での成長方針の適用の結果得られた新たな太さ及び長さのパラメータを、木状態中の対応するエントリに上書きする。
【0074】
次のS112では、地域サーバ222は、木状態中に次のid(S107にて新規エントリに付与されたidを除く)があるか否かをチェックする。そして、次のidがある場合には、地域サーバ222は、S113において、次のidを特定した後に、このidに対する部品の成長を実行するために処理をS105に戻す。これに対して、以上のS105乃至S113のサブループ処理の実行を繰り返した結果、次のidが無くなった場合には、地域サーバ222は、処理をS112からS114に進める。
【0075】
S114では、地域サーバ222は、現に特定している区画情報2224の「死神レベル」を、所定のルールに従って算出する。
【0076】
次のS115では、地域サーバ222は、S114にて算出された「死神レベル」が4以上であるか否かをチェックするそして、「死神レベル」が4未満であれば処理をそのままS117に進めるが、「死神レベル」が4以上であると、S116において、現に特定している区画情報2224中の木状態を全て消去した後に、処理をS117に進める。
【0077】
S117では、地域サーバ222は、次の区画情報2224があるか否かをチェックする。そして、次の区画情報2224がある場合には、S118において次の区画情報2224を特定した後に、特定した次の区画情報2224に対する成長処理を実行するために、処理をS102に戻す。これに対して、次の区画情報2224がなくなった場合には、地域サーバ222は、このサブルーチンを終了して、処理を図7のメインルーチンに戻す。処理が戻されたメインルーチンにおいて、各地域サーバ222は、S005の完了後、処理をS001に戻す。このように、各地域サーバ222は、S001乃至S005のループ処理を、起動中常時繰り返している。
【0078】
一方、クライアント端末3においてブラウザ321が起動すると、図9のフローチャートに示される処理を実行する。この図9に示すように、ブラウザ321は、起動後最初のS201において、入力装置33からのデータ入力を待つ。そして、何らかの入力があると、S202において、入力された内容に応じたメッセージを、オペレーティングシステムプログラム323の通信機能を用いてサーバシステム2へ送信する。次のS203では、ブラウザ321は、S202にて送信したメッセージに対応して受信したhtml文書をディスプレイ34上に表示する。次のS204では、ブラウザ321は、受信したhtml文書内にJavaアプレットのクラスファイル指定があるか否かをチェックする。そして、Javaアプレットのクラスファイル指定がない場合には、処理をS201に戻して、次のデータ入力を待つ。
【0079】
これに対して、受信したhtml文書内にJavaアプレットのクラスファイル指定がある場合には、ブラウザ321は、次のS205において、指定されたクラスファイルがハードディスク37内にインストールされているか否かをチェックする。そして、インストールされている場合には、ブラウザ321は、S206においてハードディスク37内のクラスファイルを読み込んで、S207においてJavaアプレットを起動した後に、処理をS201に戻す。
【0080】
一方、指定されたクラスファイルがハードディスク37内にインストールされていない場合には、ブラウザ321は、S208において、サーバシステム2内で起動したインターポットサーブレット220に対して、指定されたJavaアプレットのクラスファイルを要求する。そして、次のS209において、ブラウザ321は、html文書内で指定された全クラスファイルを受信したか否かをチェックし、未だ全クラスファイルを受信していなければ処理をS208に戻す。これに対して、全クラスファイルを受信しておれば、ブラウザ321は、S207において、受信した全クラスファイルに基づいてJavaアプレットを起動した後に、処理をS201に戻す。
【0081】
上記S202にて送信されたメッセージがインターポットサーバのURL(図23に示すホームページのURL)である場合には、このURLを受信したサーバシステム2のCPU21は、図10乃至図15にその処理内容が示される管理サーバ223を起動する。この管理サーバ223は、URLを送信してきたクライアント端末3毎に作成されるので、以下、クライアント端末3とは、このURLを送信してきたクライアント端末3のみを指すものとする。
【0082】
管理サーバ223は、S301において、インターポットホームページのhtml文書を、クライアント端末3に送信する。このhtml文書を受信したクライアント端末は、図23に示すインターポットホームページをディスプレイ34上に表示する。このホームページには、「世界観光」,「正会員入口」,「入会手続」,「ニフティセンター」の各ボタンが含まれている。これら「世界観光」,「正会員入口」,「入会手続」,「ニフティセンター」の各ボタンがクリックされると(S201)、クライアント端末3は、夫々に対応したURLを、管理サーバ223へ送信する(S202)。
【0083】
次のS302では、管理サーバ223は、クライアント端末3からのURLを待ち、URLを受信すると、S303において、そのURLを解析する。そして、「入会手続」に対応したURLであった場合には処理をS304へ進め、「正会員入口」に対応したURLであった場合には処理をS305へ進め、「世界観光」に対応したURLであった場合には処理をS307へ進め、「ニフティセンター」に対応したURLであった場合には、処理をS310へ進める。
【0084】
S304では、管理サーバ223は、入会手続処理を実行する。図11及び図12は、このS304にて実行される入会手続処理サブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンに入って最初のS401では、管理サーバ223は、入会案内画面html文書をクライアント端末3へ送信する。図24は、この入会案内画面htmlに基づいて表示(S203)される入会案内画面を示す。この入会案内画面には、このサーバシステム2を運営するコンテンツサービス提供者によるコンテンツサービスに関してコンテンツサービス会員に付与されたID及びパスワードを入力させる欄が含まれている。クライアント端末3のオペレータがこれら欄に夫々自己のID及びパスワードを入力すると(S201)、これらが管理サーバ223に通知される(S202)。
【0085】
管理サーバ223は、次のS402において、図示せぬコンテンツサービス提供者の会員管理サーバに対して、クライアント端末3から通知されたID及びパスワードの組み合わせが登録されているか否かの照会を依頼する。
【0086】
次のS403では、管理サーバ223は、照会の結果に基づいて、これらID及びパスワードの組み合わせが登録されているか否かをチェックする。そして、この組み合わせが登録されていなかった場合には、管理サーバ223は、S404において、コンテンツサービスへの入会手続処理を実行した後に、処理をS402に戻す。なお、このコンテンツサービスへの入会手続処理においてクライアント端末3のオペレータが入会を拒否した場合には、管理サーバ223は、処理をそのまま終了する。
【0087】
これに対して、ID及びパスワードの組み合わせが登録されていた場合には、管理サーバ223は、S405において、ニックネーム及び電子メールアドレスの入力チェックを実行する。具体的には、管理サーバ223は、クライアント端末3に対して、ニックネーム及び電子メールアドレス入力画面html文書を送信する。図25は、このニックネーム及び電子メールアドレス入力画面html文書に基づいて表示(S203)される入力画面を示す。このニックネーム及び電子メールアドレス入力画面には、オペレータがニックネーム及び電子メールアドレスを書き込める欄が含まれている。クライアント端末3のオペレータがこれら欄に任意のニックネーム及び電子メールアドレスを書き込むと(S201)、これらが管理サーバ223に通知される(S202)。そして、管理サーバ223は、次のS406にておいて、通知されてきたニックネームが既存のインターポット会員のものとして会員情報管理部2212に登録されているか否かをチェックし、クライアント端末3から通知されたニックネームが既存のインターポット会員のものとして登録されていた場合には、処理をS405に戻し、再入力を行わしめる。これに対して、クライアント端末3から通知されたニックネームが既存のインターネット会員のものとして登録されていなかった場合には、管理サーバ223は、処理をS407に進める。
【0088】
次のS407では、管理サーバ223は、世界サーバ221のワールドマップ保持部2213からワールドマップ50を読み出し、このワールドマップ50を組み込んだインターポットワールドマップ画面html文書を、クライアント端末3へ送信する。クライアント端末3では、このhtml文書を受信すると、図2に示すインターポットワールドマップ画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。クライアント端末3のオペレータは、この画面中のワールドマップ50に示された何れかの地域名にカーソルを合わせて、クリックを行う(S201)。すると、この時のカーソルに重なっている地域名に対応するURLが、管理サーバ223に送信される(S202)。
【0089】
管理サーバ223は、次のS408において、何れかの地域名に対応したURLがクライアント端末3から通知されるのを待つ。そして、何れかのURLを受信すると、管理サーバ223は、次のS409において、受信したURLに対応した地域用地域サーバ222のゾーンマップ保持部2221からゾーンマップ51を読み出し、このゾーンマップ51を組み込んだ区画選択画面html文書を、クライアント端末3へ送信する。クライアント端末3では、このhtml文書を受信すると、図3に示す区画選択画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。クライアント端末3のオペレータは、この区画選択画面に含まれるゾーンマップ51内の任意の区画にカーソルを合わせて、クリックを行う(S201)。すると、この時のカーソルの位置を示すメッセージが、管理サーバ223に送信される(S202)。
【0090】
管理サーバ223は、次のS410において、このクリックに伴うメッセージがクライアント端末3から通知されるのを待つ。そして、メッセージが通知されると、管理サーバ223は、次のS411において、メッセージ中のカーソルの位置を示す情報に基づいて、クライアント端末3のオペレータが選択した区画の座標値を解析する。
【0091】
次のS412では、管理サーバ223は、S411にて解析した座標値(x座標及びy座標)を含む区画情報2224が同じ地域サーバ222内に格納されているか否かをチェックする。そして、当該座標値を含む区画情報2224が当該地域サーバ222内に格納されている場合には、管理サーバ223は、クライアント端末3のオペレータが選択した区画は既に他のインターポット会員に分譲されているものと判断し、S413において警告メッセージをクライアント端末3に送信した後に、処理をS410に戻す。これに対して、当該座標値を含む区画情報2224が当該地域サーバ222内に格納されていない場合には、管理サーバ223は、処理をS414に進める。
【0092】
S414では、管理サーバ223は、当該地域サーバ222内に区画情報2224を新規作成する。このとき、区画情報2224の「x座標」及び「y座標」にはS411にて解析されたx座標値及びy座標値が夫々設定され、「所有者のニックネーム」にはS405にて通知されたニックネームが設定され、「区画を購入した時刻」には時刻管理部2211が管理している現在インターポット時刻が設定され、「天候」には天候管理部2222が管理している天候設定パラメータが設定され、「木情報」は空白のままとされ、「看板管理情報」には図44に示す表紙の初期内容のみが書き込まれ、「水」には「天候」中の降水量パラメータに応じた値が設定され、「日当り」には現在インターポット時刻に対応した値が設定され、「肥料」には所定の初期値が設定される。また、「持ち物」及び「置物情報」には無しと設定される。
【0093】
次のS415では、管理サーバ223は、種選択画面html文書をクライアント端末3へ送信する。この種選択画面html文書を受信したクライアント端末3は、図26に示される種選択画面を表示する(S203)。この種選択画面は、各品種の木の見本画像を夫々含んでおり(図26の例では品種“Aka Geek”及び品種“くしだんご”の見本画像のみが示される)、オペレータが何れかの品種を選択できるようになっている。
【0094】
次のS416では、管理サーバ223は、オペレータが何れかの品種の種を選択した旨のメッセージがクライアント端末3から通知されて来るのを待つ。そして、このメッセージが通知されると、管理サーバ223は、次のS417において、S414にて作成した区画情報2224の木情報に、通知された品種名を書き込むとともに、id=1として、部品名=種を書き込む。
【0095】
次のS418では、管理サーバ223は、クライアント端末3から通知されたニックネーム,電子メールアドレス,ID及びパスワードを互いに対応させ且つ正会員のものとして会員情報管理部2212に登録することを、世界サーバ221に対して依頼する。
【0096】
次のS419では、管理サーバ223は、課金処理を実行する。即ち、インターポット会員となったクライアント端末3のオペレータに対して所定の金額(例えば¥100/月+¥200/種一粒)を課金することを、図示せぬコンテンツサービスの管理サーバに依頼する。
【0097】
次のS420では、管理サーバ223は、クライアント端末3に対して、入会手続完了画面html文書を送信する。この入会手続完了画面html文書を受信したクライアント端末3は、図27に示す入会手続完了画面をディスプレイ34上に表示する。この入会手続完了画面html文書を送信し終わると、管理サーバ223は、入会手続処理サブルーチンを終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。処理が戻された図10のメインルーチンでは、S304の完了後、管理サーバ223の処理が終了する。
【0098】
一方、「ニフティセンター」に対応したURLが通知された時に実行されるS310では、管理サーバ223は、図13乃至図15に示すニフティセンター処理サブルーチンを実行する。このサブルーチンに入って最初のS501では、管理サーバ223は、ニフティセンターメイン画面html文書をクライアント端末3へ送信する。このhtml文書を受信したクライアント端末は、図28に示すニフティセンターメイン画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。このニフティセンターメイン画面には、「土地の返却(退会)],「トランクルーム」,「タネの購入」,「インターポットフォーラム」の各ボタンが含まれている。これら「土地の返却],「トランクルーム」,「タネの購入」,「インターポットフォーラム」の各ボタンのうち何れかがクリックされると(S201)、クライアント端末3は、夫々に対応したURLを、管理サーバ223へ送信する(S202)。
【0099】
次のS502では、管理サーバ223は、クライアント端末3からのURLを待ち、URLを受信すると、S503において、そのURLを解析する。そして、「土地の返却(退会)」に対応したURLであった場合には処理をS504へ進め、「トランクルーム」に対応したURLであった場合には処理をS512へ進め、「タネの購入」に対応したURLであった場合には処理をS514へ進め、「インターポットフォーラム」に対応したURLであった場合には、処理をS552へ進める。
【0100】
S504では、管理サーバ223は、退会用認証画面html文書をクライアント端末3へ送信する。この退会用認証画面html文書を受信したクライアント端末3は、図29に示す退会用認証画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。この退会用認証画面には、会員情報管理部2212に登録されているID及びパスワードを入力させる欄が含まれている。クライアント端末3のオペレータがこれら欄に夫々自己のID及びパスワードを入力すると(S201)、これらが管理サーバ223に通知される(S202)。
【0101】
次のS505では、管理サーバ223は、クライアント端末3から通知されたID及びパスワードの組合せが正会員又はトランクルーム会員のものとして会員情報管理部2212に登録されているか否かをチェックする。そして、その組合せが登録されていない場合には、認証が失敗したものとして、S506において警告メッセージをクライアント端末3へ送信した後に、処理をS501へ戻す。これに対して、クライアント端末3から通知されたID及びパスワードの組合せが正会員又はトランクルーム会員のものとして会員情報管理部2212に登録されていた場合には、管理サーバ223は、認証が成功したものとして、処理をS507に進める。
【0102】
S507では、管理サーバ223は、退会意思確認画面html文書をクライアント端末3へ送信する。この退会意思確認画面html文書を受信したクライアント端末3は、図30に示す退会意思確認画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。この退会意思確認画面には、「インターポットから退会する」及び「やっぱりインターポットを続ける」の各ボタンが組み込まれており、何れかのボタンがクリックされると、それに対応したURLが管理サーバ223に送信される。
【0103】
次のS508では、管理サーバ223は、クライアント端末3からのURLを解析する。そして、「やっぱりインターポットを続ける」に対応したURLであった場合には、退会の意思がないものとして直ちにこのニフティセンター処理サブルーチンを終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0104】
これに対して、「インターポットから退会する」に対応したURL(即ち、退会申請に相当)であった場合には、管理サーバ223は、退会の意思があるとものみなす。そして、S509において、S504にてクライアント端末3から送信されてきたIDを含む区画情報2224を消去するか(正会員からのアクセスの場合)、若しくは、当該IDに関するトランクルーム部2210内のデータを削除する。そして、S510において、当該IDに関する情報を会員情報管理部2212から削除する。これらS509及びS510を完了すると、管理サーバ223は、図31に示すような退会手続完了案内画面を表示させるための案内画面html文書をクライアント端末3に送信した後に、このニフティセンター処理サブルーチンを終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0105】
一方、「トランクルーム」に対応したURLを受信した場合に実行されるS512では、管理サーバ223は、トランクルーム用認証画面html文書をクライアント端末3へ送信する。このトランクルーム用認証画面html文書を受信したクライアント端末3は、図32に示すトランクルーム用認証画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。このトランクルーム用認証画面には、会員情報管理部2212に登録されているID及びパスワードを入力させる欄が含まれている。クライアント端末3のオペレータがこれら欄に夫々自己のID及びパスワードを入力すると(S201)、これらが管理サーバ223に通知される(S202)。
【0106】
次のS513では、管理サーバ223は、クライアント端末3から通知されたID及びパスワードの組合せが正会員又はトランクルーム会員のものとして会員情報管理部2212に登録されているか否かをチェックする。そして、その組合せが登録されていない場合には、認証が失敗したものとして、S506において警告メッセージをクライアント端末3へ送信した後に、処理をS501へ戻す。これに対して、クライアント端末3から通知されたID及びパスワードの組合せが正会員又はトランクルーム会員のものとして会員情報管理部2212に登録されていた場合には、管理サーバ223は、認証が成功したものとして、処理をS523に進める。
【0107】
S523では、管理サーバ223は、クライアント端末3から通知されたIDに対応したニックネームを含む区画情報2224が何れかの地域サーバ2222内にあるかどうかをチェックする。そして、当該ニックネームを含む区画情報2224がある場合には、正会員によるアクセスであると判断して、処理をS524に進め、当該ニックネームを含む区画情報2224がない場合には、トランクルーム会員によるアクセスであると判断して、処理をS531に進める。
【0108】
S524では、管理サーバ223は、トランクルーム会員説明画面html文書をクライアント端末3へ送信する。このトランクルーム会員説明画面html文書を受信したクライアント端末3は、図33に示すトランクルーム会員説明画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。このトランクルーム会員説明画面には、トランクルーム会員の資格の説明文とともに「次ページへ進む」ボタンが組み込まれており、このボタンがクリックされると、それに対応したURLが管理サーバ223に送信される。
【0109】
この「次ページへ進む」ボタンに対応したURLを受信すると、管理サーバ223は、次のS525において、返却意思確認画面html文書をクライアント端末3へ送信する。この返却意思確認画面html文書を受信したクライアント端末3は、図34に示す返却意思確認画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。この返却意思確認画面には、クライアント端末3から通知されたIDに対応したニックネームを含む区画情報2224中の「ゾーン」,「区画(x座標及びy座標)」,「木の種類(品種名)」,「実の収穫量(総収穫量)」,等の各情報とともに「土地を返却する」及び「やっぱりインターポットを続ける」の各ボタンが組み込まれている。これらのボタンがクリックされると、それに対応したURLが管理サーバ223に送信される。
【0110】
次のS526では、管理サーバ223は、クライアント端末3からのURLを解析する。そして、「やっぱりインターポットを続ける」に対応したURLであった場合には、土地返却の意思がないものとして直ちにこのニフティセンター処理サブルーチンを終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0111】
これに対して、「土地を返却する」に対応したURL(即ち、区画返却申請に相当)であった場合には、管理サーバ223は、土地返却の意思があるとものみなす。そして、S527において、S512にてクライアント端末3から送信されてきたIDに対応したニックネームを含む区画情報2224中の「持ち物」のパラメータ(第2種パラメータ)を当該ID及びニックネームに関連付けてトランクルーム部2210に移動した後に、S528において、この区画情報2224を消去する。
【0112】
次のS529では、管理サーバ223は、クライアント端末3から送信されてきたIDに対応付けられて会員情報管理部2212内に登録されているインターポット会員のレベルを、正会員からトランクルーム会員へ変更する。また、このインターポット会員に対して課される月当たりの課金額を例えば¥100/月から¥50/月へ変更することを、図示せぬコンテンツサービスの管理サーバに依頼する。
【0113】
次のS530では、管理サーバ223は、図35に示すような土地返却手続完了案内画面を表示させるための案内画面html文書をクライアント端末3に送信する。管理サーバ223は、その後、このニフティセンター処理サブルーチンを終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0114】
これに対して、トランクルーム会員によってアクセスされた場合に実行されるS531では、管理サーバ223は、トランクルーム会員用選択画面html文書をクライアント端末3へ送信する。このトランクルーム会員用選択画面html文書を受信したクライアント端末3は、図36に示すトランクルーム会員用選択画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。このトランクルーム会員用選択画面には、「トランクルームを確認する」及び「新しく土地を取得する」の各ボタンが組み込まれている。これらのボタンがクリックされると、それに対応したURLが管理サーバ223に送信される。
【0115】
次のS532では、管理サーバ223は、クライアント端末3からのURLを解析する。そして、「トランクルームを確認する」に対応するURLであった場合には、管理サーバ223は、S533において、クライアント端末3から送信されてきたIDに基づいてトランクルーム部2210を検索して、このIDに関連付けられた「持ち物」のパラメータを読み出す。そして、次のS534において、S533にて読み出したパラメータに基づいて、「持ち物」の種類及び数を示す画像を組み込んだトランクルーム中身画面html文書を生成し、このhtml文書をクライアント端末3に送信する。このトランクルーム中身画面html文書を受信したクライアント端末3は、図37に示すトランクルーム中身画面をディスプレイ34に表示する。このS534を完了すると、管理サーバ223は、このニフティセンター処理サブルーチンを終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0116】
これに対して、「新しく土地を取得する」に対応するURL(即ち、区画取得申請に相当)を受信したとS532にて判定した場合には、管理サーバ223は、S535において、世界サーバ221のワールドマップ保持部2213からワールドマップ50を読み出し、このワールドマップ50を組み込んだインターポットワールドマップ画面html文書を、クライアント端末3へ送信する。クライアント端末3では、このhtml文書を受信すると、図2に示すインターポットワールドマップ画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。クライアント端末3のオペレータは、この画面中のワールドマップ50に示された何れかの地域名にカーソルを合わせて、クリックを行う(S201)。すると、この時のカーソルに重なっている地域名に対応するURLが、管理サーバ223に送信される。
【0117】
管理サーバ223は、次のS536において、何れかの地域名に対応したURLがクライアント端末3から通知されるのを待つ。そして、何れかのURLを受信すると、管理サーバ223は、次のS537において、受信したURLに対応した地域用地域サーバ222のゾーンマップ保持部2221からゾーンマップ51を読み出し、このゾーンマップ51を組み込んだ区画選択画面html文書を、クライアント端末3へ送信する。クライアント端末3では、このhtml文書を受信すると、図3に示す区画選択画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。クライアント端末3のオペレータは、この区画選択画面に含まれるゾーンマップ51内の任意の区画にカーソルを合わせて、クリックを行う(S201)。すると、この時のカーソルの位置を示すメッセージが、管理サーバ223に送信される(S202)。
【0118】
管理サーバ223は、次のS538において、このクリックに伴うメッセージがクライアント端末3から通知されるのを待つ。そして、メッセージが通知されると、管理サーバ223は、次のS539において、メッセージ中のカーソルの位置を示す情報に基づいて、クライアント端末3のオペレータが選択した区画の座標値を解析する。
【0119】
次のS540では、管理サーバ223は、S539にて解析した座標値(x座標及びy座標)を含む区画情報2224が同じ地域サーバ222内に格納されているか否かをチェックする。そして、当該座標値を含む区画情報2224が当該地域サーバ222内に格納されている場合には、管理サーバ223は、クライアント端末3のオペレータが選択した区画は既に他のインターポット会員に分譲されているものと判断し、S541において警告メッセージをクライアント端末3に送信した後に、処理をS538に戻す。これに対して、当該座標値を含む区画情報2224が当該地域サーバ222内に格納されていない場合には、管理サーバ223は、処理をS542に進める。
【0120】
S542では、管理サーバ223は、土地確認画面htmlをクライアント端末3へ送信する。この土地確認画面htmlを受信したクライアント端末3は、図38に示す土地確認画面をディスプレイ34上に表示する(S203)。この土地確認画面には、「土地を変更」及び「OK」の各ボタンが組み込まれている。これらのボタンがクリックされると、それに対応したURLが管理サーバ223に送信される。
【0121】
次のS543では、管理サーバ223は、クライアント端末3からのURLを解析する。そして、「土地を変更」に対応するURLであった場合には、管理サーバ223は、処理をS535に戻して、地域の選択から処理をやり直す。これに対して、「OK」に対応するURLであった場合には、管理サーバ223は、処理をS544に進める。
【0122】
S544では、管理サーバ223は、当該地域サーバ222内に区画情報2224を新規作成する。このとき、区画情報2224の「x座標」及び「y座標」にはS539にて解析されたx座標値及びy座標値が夫々設定され、「所有者のニックネーム」にはS512にて通知されたIDに対してトランクルーム部2210内で対応付けられているニックネームが設定され、「区画を購入した時刻」には時刻管理部2211が管理している現在インターポット時刻が設定され、「天候」には天候管理部2222が管理している天候設定パラメータが設定され、「木情報」及び「看板管理情報」は空白のままとされ、「水」には「天候」中の降水量パラメータに応じた値が設定され、「日当り」には現在インターポット時刻に対応した値が設定され、「肥料」には無しと設定される。また、「持ち物」及び「置物情報」には無しと設定される。
【0123】
次のS545では、管理サーバ223は、クライアント端末3から送信されてきたIDに関連付けられてトランクルーム部2210に格納されている「持ち物」のパラメータを、S542にて新規作成した区画情報2224の「持ち物」に移動する。
【0124】
次のS546では、管理サーバ223は、クライアント端末3から送信されてきたIDに対応付けられて会員情報管理部2212内に登録されているインターポット会員のレベルを、トランクルーム会員から正会員へ変更する。また、このインターポット会員に対して課される月当たりの課金額を例えば¥50/月から¥100/月へ変更することを、図示せぬコンテンツサービスの管理サーバに依頼する。
【0125】
次のS547では、管理サーバ223は、図39に示すような土地取得手続完了案内画面を表示させるための案内画面html文書をクライアント端末3に送信する。管理サーバ223は、その後、このニフティセンター処理サブルーチンを終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0126】
一方、「タネの購入」に対応したURLを受信した場合に実行されるS514では、管理サーバ223は、タネ購入用認証画面を表示させるhtml文書を、クライアント端末3へ送信する。このタネ購入用認証画面には、会員情報管理部2212に登録されているID及びパスワードを入力させる欄が含まれている。クライアント端末3のオペレータがこれら欄に夫々自己のID及びパスワードを入力すると(S201)、これらが管理サーバ223に通知される(S202)。
【0127】
次のS515では、管理サーバ223は、クライアント端末3から通知されたID及びパスワードの組合せが正会員のものとして会員情報管理部2212に登録されているか否かをチェックする。そして、その組合せが正会員のものとして登録されていない場合には、認証が失敗したものとして、S506において警告メッセージをクライアント端末3へ送信した後に、処理をS501へ戻す。これに対して、クライアント端末3から通知されたID及びパスワードの組合せが正会員のものとして会員情報管理部2212に登録されていた場合には、管理サーバ223は、認証が成功したものとして、処理をS516に進める。
【0128】
S516では、管理サーバ223は、クライアント端末3から通知されたIDに対応したニックネームを含む区画情報2224が何れかの地域サーバ2222内にあり且つその区画情報2224の木情報が空欄であるか否かをチェックする。そして、当該ニックネームを含む区画情報2224がない場合又は当該ニックネームを含む区画情報2224の木情報が空欄でない場合には、管理サーバ223は、S506において警告メッセージをクライアント端末3へ送信した後に、処理をS501へ戻す。これに対して、当該ニックネームを含む区画情報2224があり且つその木情報が空欄である場合には、管理サーバ223は、処理をS517に進める。
【0129】
S517では、管理サーバ223は、種選択画面html文書をクライアント端末3へ送信する。この種選択画面html文書を受信したクライアント端末3は、図26に示される種選択画面を表示する(S203)。
【0130】
次のS518では、管理サーバ223は、オペレータが何れかの品種の種を選択した旨のメッセージがクライアント端末3から通知されて来るのを待つ。そして、このメッセージが通知されると、管理サーバ223は、次のS519において、クライアント端末3から通知されたIDに対応したニックネームを含む区画情報2224の木情報に、通知された品種名を書き込むとともに、id=1として、部品名=種を書き込む。
【0131】
次のS520では、管理サーバ223は、課金処理を実行する。即ち、インターポット会員となったクライアント端末3のオペレータに対して所定の金額(例えば¥200/種一粒)を課金することを、図示せぬコンテンツサービスの管理サーバに依頼する。
【0132】
次のS521では、管理サーバ223は、クライアント端末3に対して、タネ購入手続完了画面html文書を送信する。管理サーバ223は、その後、このニフティセンター処理サブルーチンを終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0133】
一方、「インターポットフォーラム」に対応したURLを受信した場合に実行されるS522では、管理サーバ223は、それに対応した会議室用のhtml文書をクライアント端末3へ送信する等の処理を実行する。その後、管理サーバ223は、このニフティセンター処理サブルーチンを終了して、処理を図10のメインルーチンに戻す。
【0134】
処理が戻された図10のメインルーチンでは、管理サーバ223は、S310の完了後、処理を終了する。
【0135】
一方、S303において「正会員入口」に対応したURLを受信したと解析した場合には、管理サーバ223は、正会員入口画面html文書をクライアント端末3へ送信する。図40は、この正会員入口画面html文書に基づいて表示(S203)される正会員入口画面を示す。この図40に示されるように、正会員入口画面には、会員情報管理部2212に登録されているID及びパスワードを入力させる欄が含まれている。クライアント端末3のオペレータがこれら欄に夫々自己のID及びパスワードを入力すると(S201)、これらが管理サーバ223に通知される(S202)。
【0136】
次のS306では、管理サーバ223は、クライアント端末3から通知されたID及びパスワードの組合せが正会員のものとして会員情報管理部2212に登録されているか否かをチェックする。そして、その組合せが正会員のものとして登録されていない場合には、認証が失敗したものとして、S311において警告メッセージをクライアント端末3へ送信した後に、処理をS302へ戻す。これに対して、クライアント端末3から通知されたID及びパスワードの組合せが正会員のものとして会員情報管理部2212に登録されていた場合には、管理サーバ223は、認証が成功したものとして、処理をS307に進める。
【0137】
一方、S303において「世界観光」に対応したURLを受信したと解析した場合には、管理サーバ223は、ゲストによるアクセスであると判断して、そのまま処理をS307に進める。なお、トランクルーム会員も「正会員入口」ボタンをクリックした場合にはS311にて警告メッセージを受けてしまうので、ゲストとして、「世界観光」ボタンをクリックすることによってインターポット世界にアクセスすることになる。
【0138】
S307では、管理サーバ223は、何れかのインターポットサーブレット220を起動する。このインターポットサーブレット220の起動後、管理サーバ223は、次のS308において、一旦起動したインターポットサーブレット22が終了するのを待つ。そして、インターポットサーブレット220が終了した場合には、管理サーバ223は、次のS309において、出口画面を表示させるための出口画面html文書をクライアント端末3に送信した後に、処理を終了する。
【0139】
S307にて起動されたインターポットサーブレット220は、図16乃至図19の処理を実行する。起動後最初に実行されるS601では、インターポットサーブレット220は、Java起動用html文書をクライアント端末3へ送信する。このJava起動用html文書には、Javaアプレットのクラスファイル232の指定及びクライアント端末3においてJavaアプレット322を実行するのに必要な各種パラメータが定義されている。
【0140】
次のS602では、インターポットサーブレット220は、クライアント端末3からJavaアプレットのクラスファイル232を要求されているか否かをチェックする。そして、クラスファイル232を要求されている場合には、S603において、要求されたクラスファイル232をハードディスク23から読み出して、要求元のクライアント端末3へ送信した後に、処理をS604へ進める。これに対して、クラスファイル232を要求されていない場合には、インターポットサーブレット220は、処理をそのままS604へ進める。
【0141】
S604では、インターポットサーブレット220は、Javaアプレット322から起動完了通知を受信したか否かをチェックする。そして、未だ起動完了通知を受信していない場合には、処理をS602に戻す。これに対して、Javaアプレット322から起動完了通知を受信した場合には、インターポットサーブレット220は、次のS605において、自らの起動(S307)の際にID及びパスワードのチェック(S305,S306)を行っていたか否かを調べる。そして、ID及びパスワードの組合せが会員情報管理部2212に登録されている事がS306にて確認されている場合には、インターポットサーブレット220は、正会員によってアクセスされているものと判断して、処理をS606に進める。これに対して、ID及びパスワードのチェックが行われていない場合には、インターポットサーブレット220は、ゲストによってアクセスされているものと判断して、処理をS608に進める。
【0142】
S606では、インターポットサーブレット220は、S306にて会員情報管理部2212への登録が確認されたIDに対応するニックネームを含む区画情報2224及び時刻管理部2211が管理する現在インターポット時刻を、クライアント端末3へ送信する。次のS607では、インターポットサーブレット220は、クライアント端末3のオペレータがS606にて送信した区画情報2224に対応する区画の所有者である旨を、送信する。S607を完了すると、インターポットサーブレット220は、処理をS609に進める。
【0143】
一方、S608は、地域“パーヤン”の地域サーバ222から、その地域のコミュニティハウスに対応する区画情報2224を、クライアント端末3へ送信する。S608を完了すると、インターポットサーブレット220は、処理をS609に進める。
【0144】
S609では、インターポットサーブレット220は、クライアント端末3から何らかのコマンドが送信されて来るのを待つ。そして、何れかのコマンドを受信すると、インターポットサーブレット220は、S610において、そのコマンドを解析する。
【0145】
一方、S207においてクライアント端末3内で起動されたJavaアプレット322は、図20に示す処理を実行する。この処理がスタートして最初のS801では、Javaアプレット322は、S606又はS608(2回目以降に実行される場合にはS618又はS612)にてインターポットサーブレット220から送信されてくる区画情報2224を待ち、受信した区画情報2224及び現在インターポット時刻に基づいて、メインパネル4をディスプレイ34上に表示する。
【0146】
図41は、このメインパネル4を構成する各領域41〜45のフレーム構造を示し、図42は、メインパネル4の表示例を示す。図41に示すように、メインパネル4の左半分は、表示対象区画(送信されて来た区画情報2224が定義する区画)の情景を三次元的に表示するビュー領域41である。図42に示すように、このビュー領域41内において、表示対象区画410は、あたかも空中に浮いているように描画されている。この表示対象区画410の中央には、この区画410においてこの区画410の所有者によって育成されている仮想生物としての木411が、区画情報2224の「木状態」に基づいて合成されて、表示されている。また、表示対象区画410上には、仮想物体としての様々な置物412が、区画情報2224の「置物情報」に基づいて画像合成されて、表示されている。さらに、表示対象区画10上には、看板413が、表示されている。但し、受信した区画情報2224にコミュニティハウスである旨が示されていた場合には、表示対象区画410には、図43に示されるように、コミュニティハウス414のみが表示される。なお、このビュー領域41内に表示される各オブジェクトは、ポリゴン処理によって描画されてる。
【0147】
また、図41に示すように、メインパネル4の右半分は、上から順に、ステータス領域42,コマンド領域43,インフォメーション領域44,及びマップ領域45に、区分されている。
【0148】
ステータス情報42の左半分には季節クロック421が表示され、右半分にはコンディションメータ422が表示されている。この季節クロック421は、表示対象区画410にて育成されている木411の品種毎に異なる発芽時期,開花時期,結実時期等を、一年周期で示している。また、コンディションメータ422は、送信されて来た区画情報2224に含まれる「日当り」,「水」,「肥料」の値を夫々アナログ的に表示する領域である。
【0149】
また、コマンド領域43には、オペレータが入力可能なコマンドに対応したアイコンが、表示されている。図42の表示例においてコマンド領域43の上段左端に表示されているアイコンは、ゾーンマップボタン434という。また、図20の表示例においてコマンド領域43の下段に表示されているアイコンは、インターポット会員が自分の所有する区画を観察する場合にのみ表示されるアイコンであり、左側から順に、「ボックス」アイコン431,「回収」アイコン432,及び「収穫」アイコン433である。従って、これら「ボックス」アイコン431,「回収」アイコン432,及び「収穫」アイコン433は、S506では未だ表示されない。
【0150】
また、インフォメーション領域44には、表示対象区画の所有者のニックネーム,表示対象区画の住所(座標値),その区画を所有者が購入してからの経過年月日(インターポット時間),表示対象区画に育成されている木の樹齢(種を植えてからの経過時間),当該木から収穫された実の総量が、表示される。また、マップ領域45には、表示対象領域を中心として、ゾーンマップの一部が拡大表示される。
【0151】
なお、受信した区画情報2224にコミュニティハウスである旨が示されていた場合には、ステータス領域42には何も表示されない。また、インフォーメーション領域44には、コミュニティハウスである旨及び表示対象区画の住所(座標値)のみが表示される。
【0152】
次のS802では、Javaアプレット322は、インターポットサーブレット220から所有者である旨(S607,S614参照)が通知されているか否かをチェックする。そして、所有者である旨が通知されていない場合には、Javaアプレット322は、処理をそのままS804に進める。これに対して、所有者である旨が通知されている場合には、Javaアプレット322は、S803において、メインパネル4のコマンド領域43に、「ボックス」アイコン431,「収穫」アイコン433及び「回収」アイコン432を追加表示した後に、処理をS804に進める。
【0153】
S804では、Javaアプレット322は、所定時間が経過したか否かをチェックする。即ち、初めてこのS804の処理が実行されてからの経過時間,又は以前に実行されたこのS804の処理において所定時間が経過したと判定されてからの経過時間が、所定時間を越えているか否かを、チェックする。そして、所定時間が未だ経過していないと判定した場合には、Javaアプレット322は、S805において、何れかのアイコン又はゾーンマップがクリックされたか否かをチェックする。そして、何れのアイコンもゾーンマップもクリックされていないと判定した場合には、Javaアプレット322は、処理をS804に戻す。
【0154】
これらS804及びS805のループ処理を繰り返した結果、所定時間が経過したと判定した場合には、Javaアプレット322は、S815において、区画情報取得コマンドをインターポットサーブレット220へ送信し、S809において、インターポットサーブレット220が区画情報2224を送信して来るのを待つ。
【0155】
区画情報取得コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図17のS609からS610へ進め、このS610において区画情報取得コマンドであると判定し、処理をS618へ進める。このS618では、インターポットサーブレット220は、最新に送信したのと同じ区画についての区画情報2224及び現在インターポット時刻を、Javaアプレット322へ送信する。次のS613では、インターポットサーブレット220は、送信した区画情報2224にクライアント端末3のオペレータのニックネームが含まれているか否かをチェックする。そして、ニックネームが含まれていなかった場合には、処理をそのままS609に戻し、ニックネームが含まれていた場合には、S614において所有者である旨をJavaアプレット322へ送信した後に処理をS609に戻す。
【0156】
インターポットサーブレット220から送信された区画情報2224及び現在インターポット時刻を受信したJavaアプレット322は、処理を図20のS809からS801へ戻し、受信した区画情報2224及び現在インターポット時刻に基づいて、メインパネル4を表示する。
【0157】
これに対して、S805にて何れかのアイコン又はゾーンマップがクリックされたと判定した場合には、Javaアプレット322は、次のS806において、どのアイコン又はゾーンマップ中のどの区画がクリックされたのかを解析する。そして、マップ領域45に表示されているゾーンマップ中の何れかの区画がクリックされたと判定した場合、Javaアプレット322は、S807において、クリックされた区画のx座標及びy座標を解析する。次のS808では、Javaアプレット322は、S807にて解析されたx座標及びy座標,並びに現在の地域名を付した移動コマンドをインターポットサーブレット220へ送信し、S809において、インターポットサーブレット220が区画情報2224を送信して来るのを待つ。
【0158】
移動コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図10のS609からS610へ進め、このS610において移動コマンドであると判定し、処理をS611へ進める。このS618では、インターポットサーブレット220は、移動コマンドに付された地域名に対応した地域サーバ222から、同じ移動コマンドに付されたx座標及びy座標を含む区画情報2224を、読み出す。次のS612では、インターポットサーブレット220は、S611にて読み出した区画情報2224及び現在インターポット時刻を、インターポットサーブレット220へ送信する。次のS613では、インターポットサーブレット220は、送信した区画情報2224にクライアント端末3のオペレータのニックネームが含まれているか否かをチェックする。そして、ニックネームが含まれていなかった場合には、処理をそのままS609に戻し、ニックネームが含まれていた場合には、S614において所有者である旨をJavaアプレット322へ送信した後に処理をS609に戻す。
【0159】
インターポットサーブレット220から送信された区画情報2224及び現在インターポット時刻を受信したJavaアプレット322は、処理を図20のS809からS801へ戻し、受信した区画情報2224及び現在インターポット時刻に基づいて、メインパネル4を表示する。
【0160】
話変わって、Javaアプレット322は、図20のS806にて看板413がクリックされたと判定した時は、S811において、看板処理を実行する。図22は、このS806にて実行される看板処理サブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンに入って最初のS900では、Javaアプレット322は、看板起動コマンド(メッセージデータの要求)をインターポットサーブレット220へ送信する。
【0161】
この看板起動コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図17のS609からS610へ進め、このS610において看板起動コマンドであると判定し、S615の看板管理処理を実行する。図19は、このS615にて実行される看板管理処理サブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンに入って最初のS701では、インターポットサーブレット220は、最新にクライアント端末3に送信したのと同じ区画についての区画情報2224の看板管理情報から、表紙のイメージデータ(メッセージデータ)を抽出し、この表紙のイメージデータをJavaアプレット322へ送信する。なお、初期状態においては、この表紙のイメージデータは、図44に示されるように、サービス提供者によって描かれた説明文のイメージデータである。S701の完了後、インターポットサーブレット220は、インターポットサーブレット220が何れかのコマンドを送信して来るのをS702において待ち、何れかのコマンドを受信すると、S703においてそのコマンドの種類を解析する。
【0162】
表紙のイメージデータを受信したJavaアプレット322は、処理を図22のS901に進める。このS901では、Javaアプレット322は、メインパネル4のビュー領域41内に、図44に示すような看板枠4130を表示するとともに、その枠内に、インターポットサーブレット220から受信したイメージデータを表示する。この看板処理に入った直後にS901が実行される時には、表紙のイメージデータが看板枠4130内に表示されるが、それ以後においてこのS901が実行される場合には、2頁以降のイメージデータが表示される場合もある。なお、看板枠4130には、図44に示されるように多数のアイコン(「書き込み」アイコン4131,「前頁」アイコン4132,「後頁」アイコン4133,「戻る」アイコン4144,等)も、表示される。
【0163】
次のS902では、Javaアプレット322は、これらのアイコンのうちの何れかがクリックされるの待つ。そして、何れかのアイコンがクリックされると、S903において、どのアイコンがクリックされたかを解析する。そして、「書き込み」アイコン4131がクリックされたと判定した場合には、Javaアプレット322は、処理をS903からS904に進める。
【0164】
S904では、Javaアプレット322は、当該クライアント端末3のオペレータがゲスト又はトランクルーム会員であるか否かをチェックする。このチェックは、ブラウザ322上で「正会員入口」がクリックされることに基づいてこのJavaアプレット322がスタートしたのか「世界観光」がクリックされることに基づいてスタートしたのかの記録に基づいて行われる。そして、ブラウザ322上で「世界観光」がクリックされることに基づいてこのJavaアプレット322がスタートした場合,即ち、オペレータがゲスト又はトランクルーム会員である場合には、Javaアプレット322は、処理をそのままS901に戻す。これに対して、ブラウザ322上で「正会員入口」がクリックされることに基づいてこのJavaアプレット322がスタートした場合,即ち、オペレータが正会員である場合には、Javaアプレット322は、処理をS905へ進める。
【0165】
このS905では、Javaアプレット322は、メインパネル4のビュー領域41を図45に示す落書き描画モードに変更する。この落書き描画モードでは、クライアント端末3のオペレータは、マウスを用いて看板枠4130内に自由に線を描画することができるので、任意の文字を用いてメッセージを描くことができる。オペレータがこのようにしてビュー領域41に表示された看板枠4130内に描画を行うと、Javaアプレット322は、S906において、そのイメージデータを一旦RAM32内に保存する。そして、次のS907において、Javaアプレット322は、「キャンセル」ボタン4145がクリックされたか否かをチェックし、「キャンセル」ボタン4145がクリックされた場合には処理をそのままS901に戻し、「キャンセル」ボタン4145がクリックされていない場合には処理をS908に進める。このS908では、Javaアプレット322は、「保存」ボタン4146がクリックされたか否かをチェックし、「保存」ボタン4146が未だクリックされていない場合には処理をS906に戻し、「保存」ボタン4146がクリックされた場合には、処理をS909に進める。このS909では、Javaアプレット322は、最終的にRAM32内に残されたイメージデータを添付して、書き込みコマンドをインターポットサーブレット220へ送信する。S908の完了後、Javaアプレット322は、処理をS901に戻す。
【0166】
この書き込みコマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図19のS702からS703へ進め、このS703において書き込みコマンドであると判定して、処理をS704へ進める。このS704では、インターポットサーブレット220は、最新にクライアント端末4へ送信した区画情報2224がそのクライアント端末4のオペレータのニックネームを含んでいたか否かをチェックする。そして、ニックネームが含まれていたと判断した場合には、インターポットサーブレット220は、その区画情報2224が定義する区画の所有者自身による書き込みであると判断し、S705において、受信した書き込みコマンドに添付されたイメージデータを、当該区画情報2224の看板管理情報における表紙のイメージデータに上書きする。従って、以後、表紙のイメージデータ(メッセージデータ)として送信されるイメージデータは、この所有者によって描かれたイメージデータに置き換わる。S705の完了後、インターポットサーブレット220は、処理をS702に戻す。
【0167】
これに対して、最新にクライアント端末4へ送信した区画情報2224がそのクライアント端末4のオペレータのニックネームを含んでいなかったと判断した場合には、インターポットサーブレット220は、その区画情報2224が定義する区画の所有者以外の者(インターポット会員又は非会員)による書き込みであると判断し、S706において、クライアント端末4のオペレータのIDが会員情報管理部2212に正会員のものとして登録されているか否かをチェックする。そして、オペレータのIDが正会員のものとして登録されている場合には、インターポットサーブレット220は、正会員による書き込みであると判断し、S707において、受信した書き込みコマンドに添付されたイメージデータ(メッセージデータ)を、当該区画情報2224の看板管理情報における2頁目以降に追加登録する。これに対して、オペレータのIDが正会員のものとして登録されていない場合には、トランクルーム会員又は非会員による書き込みであると判断し、S708において、警告メッセージを送信する。何れの場合においても、インターポットサーブレット220は、その後、処理をS702に戻す。
【0168】
一方、Javaアプレット322は、「後頁」アイコン4133がクリックされたと図22のS903にて判定した場合には、S913において、パラメータ「後」を含む改頁コマンドをインターポットサーブレット220へ送信する(メッセージデータの要求)。また、Javaアプレット322は、「前頁」アイコン4132がクリックされたと図22のS903にて判定した場合には、S910において、パラメータ「前」を含む改頁コマンドをインターポットサーブレット220へ送信する(メッセージデータの要求)。S909又はS910を完了すると、Javaアプレット322は、処理をS901に戻す。
【0169】
何れかの改頁コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図19のS702からS703へ進め、このS703において改頁コマンドであると判定して、処理をS709に進める。このS709では、インターポットサーブレット220は、最新に送信した看板管理情報におけるイメージデータの次の頁として登録されているイメージデータ(パラメータ=後である場合)又は前の頁として登録されているイメージデータ(パラメータ=前である場合)を、Javaアプレット322へ送信する。このS709の完了後、インターポットサーブレット220は、処理をS702に戻す。
【0170】
一方、Javaアプレット322は、その他のアイコン(「戻る」アイコン4144を除く)がクリックされたと図22のS903にて判定した場合には、S911において、対応する処理を実行した後に処理をS901に戻す。
【0171】
一方、Javaアプレット322は、「戻る」アイコン4144がクリックされたと図22のS903にて判定した場合には、S912において、閉じるコマンドをインターポットサーブレット220へ送信して、ビュー領域41の表示内容を元に戻してから、この看板処理サブルーチンを終了し、図20のメインルーチンに処理を戻す。処理が戻されたメインルーチンにおいて、Javaアプレット322は、S811の完了後、処理をS804に戻す。
【0172】
閉じるコマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図19の702からS703へ進め、このS703において閉じるコマンドであると判定し、この看板管理処理を終了して、図17のメインルーチンに処理を戻す。処理が戻されたメインルーチンにおいて、インターポットサーブレット220は、S615の完了後、処理をS609に戻す。
【0173】
話変わって、Javaアプレット322は、「ボックス」アイコン431がクリックされたと図20のS806にて判定した場合には、S815において、図46に示すアイテム表示ウインドウを表示し、そのアイテム表示ウインドウ内に、インターポットサーブレット220から最新に受信した区画情報2224中の「持ち物」パラメータが示す種類のアイテムのイメージ及びその数を示すテキストを表示する。これらのアイテムには、各種の世話アイテム(パラメータ「水」の値を上げるアイテム,同じく下げるアイテム,パラメータ「日当り」の値を上げるアイテム,同じく下げるアイテム,パラメータ「肥料」の値を上げるアイテム,同じく下げるアイテム),各種の置物及び仮想通貨が、含まれている。Javaアプレット322は、次のS816において、何れかのアイテムがクリックされるのを待ち、何れかのアイテムがクリックされると、S817において、クリックされたアイテムの種類を解析する。
【0174】
Javaアプレット322は、何れかの世話アイテムがクリックされたとS817にて解析した場合には、S818において、そのアイテムに対応するアニメーションをメインパネル4のビュー領域41上で表示した後に、S819において、クリックされたアイテムの種類情報を付した世話コマンド(第3種パラメータを変更する処理を実行させるコマンド)をインターポットサーブレット220に送信する。その後、Javaアプレット322は、この世話コマンドに応じて木の状態がどのように変わったかを確認するために、処理をS815に進める。
【0175】
世話コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図17のS609からS610に進め、このS610において、世話コマンドを受信したと判定して、処理をS626に進める。このS626では、インターポットサーブレット220は、最新に送信した区画情報2224中の「持ち物」から、受信した世話コマンドに付された種類情報が示す世話アイテムのパラメータ(個数,即ち、第3種パラメータを変更する処理の実行可能回数を定義する第2種パラメータ)を読み出して、そのパラメータが1以上であるか否かをチェックする。そして、そのパラメータが0であれば、インターポットサーブレット220は、S632において、Javaアプレット332に対して警告メッセージを送信した後に、処理をS609に戻す。これに対してパラメータが1以上であれば、インターポットサーブレット220は、S627において、上記区画情報2224中の「水」,「日当り」又は「肥料」の値(即ち、第3種パラメータ)を、受信した世話コマンドに付された種類情報に応じて変更する。インターポットサーブレット220は、次のS628において、上記区画情報2224の「持ち物」における上記世話アイテムのパラメータを一つデクリメントした後に、処理をS609に戻す。
【0176】
また、Javaアプレット322は、何れかの置物がクリックされたとS817にて解析した場合には、S820において、区画410内でダブルクリックがなされるのを待つ。そして、区画410内でダブルクリックがなされた場合には、Javaアプレット322は、S821において、ダブルクリックがなされた位置の座標を解析した後に、S822において、S816にてクリックされた置物の種類情報及びS821にて解析された座標値を付した置物コマンド(第4種パラメータを増加する処理を実行させるコマンド)をインターポットサーブレット220に送信する。その後、Javaアプレット322は、この置物コマンドに応じて置物が飾られた状態を表示するために、処理をS815に進める。
【0177】
この置物コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図17のS609からS610に進め、このS610において、置物コマンドを受信したと判定して、処理をS629に進める。このS629では、インターポットサーブレット220は、最新に送信した区画情報2224中の「持ち物」から、受信した置物コマンドに付された種類情報が示す置物のパラメータ(個数,即ち、第4種パラメータを変更する処理の実行可能回数を定義する第2種パラメータ)を読み出して、そのパラメータが1以上であるか否かをチェックする。そして、そのパラメータが0であれば、インターポットサーブレット220は、S632において、Javaアプレット332に対して警告メッセージを送信した後に、処理をS609に戻す。これに対してパラメータが1以上であれば、インターポットサーブレット220は、S630において、上記区画情報2224中の「置物情報」に、置物コマンド中の種類及び座標値のパラメータの組合せを追加する。インターポットサーブレット220は、次のS631において、上記区画情報2224中の「持ち物」から当該置物のパラメータを一つデクリメントした後に、処理をS609に戻す。
【0178】
話変わって、Javaアプレット322は、「回収」アイコン432がクリックされたと図20のS806にて判定した場合には、S823において、ビュー領域41内に表示されている区画410内に飾られている置物412がダブルクリックされるのを待つ。そして、何れかの置物412がダブルクリックされると、Javaアプレット322は、次のS824において、ダブルクリックされた位置の座標を解析した後に、S825において、この座標値を付した回収コマンド(仮想物体を回収させるコマンド)をインターポットサーブレット220に送信する。その後、Javaアプレット322は、この回収コマンドに応じて置物がボックス内に表示された状態を表示するために、処理をS815に進める。
【0179】
この回収コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図17のS609からS610に進め、このS610において、回収コマンドを受信したと判定して、処理をS633に進める。このS633では、インターポットサーブレット220は、最新に送信した区画情報2224中の「置物情報」から、置物コマンド中の座標値と同じ座標値及び種類のパラメータの組合せを削除する(即ち、第4種パラメータを減少させる処理を実行する)。インターポットサーブレット220は、次のS634において、上記区画情報2224中の「持ち物」における当該置物のパラメータを一つインクリメントする(即ち、第2種パラメータを増加させる処理を実行する)。その後、インターポットサーブレット220は、処理をS609に戻す。
【0180】
話変わって、Javaアプレット322は、ゾーンマップボタン434がクリックされたと図20のS806にて解析した場合には、S810にてゾーンマップ表示処理を実行する。このゾーンマップ表示処理においてJavaアプレット322は、インターポットサーブレット220と通信を行い(S617)、現在の地域に対応している地域サーバ222のゾーンマップ保持部2221から上述したゾーンマップをダウンロードし、その全域及び図示せぬ「ワールド」ボタンをビュー領域41に表示する。そして、このビュー領域に表示されているゾーンマップ中の何れかの位置がクリックされると、その位置を中心とした部分を、拡大してマップ領域45に表示する。また、図示せぬ「ワールド」ボタンがクリックされると、インターポットサーブレット220と通信を行い(S617)、世界サーバ221のワールドマップ保持部2213から上述したワールドマップをダウンロードし、その全域をビュー領域41に表示する。そして、このビュー領域41に表示されているワールドマップ中の何れかの地名がクリックされると、その地名が示す地域に対応している地域サーバ222のゾーンマップ保持部2221から上述したゾーンマップをダウンロードして、上述したのと同様に、その全域及び図示せぬ「ワールド」ボタンをビュー領域41に表示する。そして、マップ領域45内に表示されている何れかの区画がクリックされると、S807乃至S809と同じ処理を実行して、処理をS810に戻す。
【0181】
話変わって、Javaアプレット322は、収穫アイコン433がクリックされたと図20のS806にて判定した場合には、S812において、インターポットサーブレット220に対して収穫コマンドを送信する。その後、Javaアプレット322は、この収穫コマンドによって得られた仮想通貨の値を確認するために、処理をS815に進める。
【0182】
この収穫コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図17のS609からS610に進め、このS610において、収穫コマンドを受信したと判定して、処理をS618に進める。このS618では、インターポットサーブレット220は、最新に送信した区画情報2224中の「木状態」から部品名「実」のエントリ数(第1種パラメータ)を数える。次のS618では、インターポットサーブレット220は、S618にて数えた「実」のエントリ数に一定比率を乗じた値を、当該区画情報2224中の「持ち物」における仮想通貨のパラメータ(特定の一組をなす第2種パラメータ)に加算する。次のS620では、インターポットサーブレット220は、当該区画情報2224における部品名「実」のエントリを全て削除する。このS620を完了すると、インターポットサーブレット220は、処理をS609に戻す。
【0183】
話変わって、Javaアプレット322は、図43に示すようにコミュニティハウス414がビュー領域41に表示されている状態において、このコミュニティハウス414の入り口414aがクリックされたと図20のS806にて判定した場合には、S830において、インターポットサーブレット220に対してコミュニティハウス開始コマンドを送信する。
【0184】
このコミュニティハウス開始コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理を図17のS609からS610に進め、このS610において、コミュニティハウス開始コマンドを受信したと判定して、処理をS622に進める。このS622では、インターポットサーブレット220は、S605と同様のチェックを行い、コミュニティハウス開始コマンドを送信してきたクライアント端末3のオペレータが正会員であるか否かをチェックする。そして、インターポットサーブレット220は、当該オペレータが正会員でない場合,即ち、非会員である場合又はトランクルーム会員である場合には、S625において、クライアント端末3へ警告メッセージを送信した後に、処理をS609に戻す。この警告メッセージを受信したJavaアプレット322は、処理をS831からS832に進め、この警告メッセージをディスプレイ34上に表示した後に、処理をS804に戻す。
【0185】
これに対して、コミュニティハウス開始コマンドを送信してきたクライアント端末3のオペレータが正会員であると判断した場合には、インターポットサーブレット220は、S623において、クライアント端末3へ許可通知メッセージを送信した後に、S624において仮想取引モードに入る。この許可通知メッセージを受信したJavaアプレット322は、処理をS831からS833に進め、仮想取引モードに入る。仮想取引モードにおいて、インターポットサーブレット220は、Javaアプレット322に対して、上述した世話アイテムや置物の種類及び値段(仮想通貨での価格)を通知する。Javaアプレット332は、通知された情報を表示して、オペレータの入力を待つ。そして、オペレータが何れかの世話アイテム又は置物を購入アイテムとして指定して、その購入数量を入力すると、Javaアプレット322は、その購入アイテムの種類及び購入数量の情報を付した仮想取引コマンド(特定の一組をなす第2種パラメータに基づいて他の組の第2種パラメータを増加する処理を実行させるコマンド)を、インターポットサーブレット220へ通知する。この仮想取引コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、当該オペレータ(正会員)のニックネームを含む区画情報2224を何れかの地域サーバ222から探し出し、その「持ち物」における購入アイテムのパラメータ(他の組の第2種パラメータ)を購入数量分加算するとともに、購入アイテムの購入数量にその値段を乗じた値を仮想通貨のパラメータ(特定の一組をなす第2種パラメータ)から減じる。このような仮想取引を繰り返した後でクライアント端末3のオペレータが仮装取引の終了を入力すると、Javaアプレット322及びインターポットサーブレット220は、ともに仮想取引モード(S833,S624)から抜ける。そして、Javaアプレット322は処理をS815に進め、インターポットサーブレット220は処理をS609に戻す。
【0186】
話変わって、Javaアプレット322は、その他のアイコン(ブラウザ321上に表示されている図示せぬ「閉じる」ボタンを除く)がクリックされたと図14のS806にて判定した場合には、S813において、クリックされたアイコンに対応する処理を実行する。この処理には、何れかのコマンドをインターポットサーブレット220へ送信する処理も含まれている。このS813を完了すると、Javaアプレット322は、処理をS804に戻す。
【0187】
S813によって送信された何れかのコマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理をS609からS610に進め、更にS617に進める。このS617において、インターポットサーブレット220は、受信したコマンドに対応する処理を実行する。このS617を完了すると、インターポットサーブレット220は、処理をS117に戻す。
【0188】
話変わって、Javaアプレット322は、「閉じる」ボタンがクリックされたと図20のS806にて判定した場合には、S814において、終了コマンドをインターポットサーブレット220へ送信する。このS814を完了すると、Javaアプレット322は全処理を終了して、RAM32上から削除される。
【0189】
終了コマンドを受信したインターポットサーブレット220は、処理をS609からS610へ進め、S610において終了コマンドを受信したと判定して、全処理を終了して、RAM22から削除される。
(実施形態による作用)
以上のように構成された本実施形態のネットワーク育成ゲームシステムによると、或る区画に関しては、その区画の所有者である正会員のみが、この区画への種まきや木の育成,この区画への置物の設置,看板(表紙)へのメッセージの書き込み,等、あらゆる形態のアクセスを全面的に行うことができる。その結果、正会員は、自己の所有する区画に種を蒔いて、木を育て、実を生らせることができる。そして、生った実を収穫することにより、その収穫量に応じた仮想通貨を得ることができる。このようにして得た仮想通貨により、正会員は、仮想取引モードにおいて、持ち物(育成アイテムや置物)を仮想購入することができる。このようにして育成アイテムや置物を仮想購入すると、当該正会員のニックネームを含む区画情報2224中の「持ち物」における育成アイテムや置物のパラメータが増加するとともに仮想通貨のパラメータが減少し、クライアント端末3上においてボックスの中身として表示される育成アイテムや置物の数が増加するとともに仮想通貨の額が減少する。
【0190】
このようにして仮想購入された持ち物のうち育成アイテムを使用して、所有者は自己の所有する区画において木の育成を続けることができ、置物を区画410上に飾ることができる。このように育成アイテムを使用したり置物を飾ると、当該正会員のニックネームを含む区画情報2224中の「持ち物」における育成アイテムや置物のパラメータが減少し、クライアント端末3上において持ち物ボックスの中身として表示される育成アイテムや置物の数が減少する。但し、区画410上に飾られた置物については、回収道具を用いて持ち物ボックス内に回収することが可能である。このようにして回収すると、当該正会員のニックネームを含む区画情報2224中の「持ち物」における置物のパラメータが増加する。
【0191】
なお、正会員は、他者所有の区画において種まきや木の育成,置物の設置をすることができないが、他者所有の区画をメインパネル4に表示させて看板(2頁目以降)にメッセージの書き込みを行うことはできる。従って、この看板を介して、その区画の所有者とコミュニケーションを行うことが可能である。
【0192】
以上のようにして正会員の資格でインターポットのネットワーク育成ゲームに参加している途中で、自己の区画で木の育成を実行することが不可能となる何らかの事情が発生すると、正会員は、直ちにインターポットから脱退することも可能である。その場合には、ニフティセンター処理(S310)において土地の返却(退会)の手続き(S504〜S508)を選択すると、自己の区画についての区画情報2224が消去されるとともに会員情報管理部2212から自己の会員情報が削除され、正会員としての資格を失うとともにそれ以降課金されることがなくなる。このようにして正会員としての資格を失ったユーザは、以後、ゲストとしての資格で、このインターポットのネットワーク育成ゲームに参加することができる。但し、この場合には、何れの区画をもメインパネル4に表示させることはできるが、そこでの種まきや木の育成,置物の配置や回収ができないのは勿論、看板にメッセージを書き込むこともできず、コミュニティハウス414で仮想取引をすることもできない。さらに、インターポットフォーラム処理(S522)を除いて、ニフティセンター処理S310を実行することも不可能である。
【0193】
非会員は、以前にインターポット会員(正会員,トランクルーム会員)であったか否かに拘わらず、入会手続(S304)を行えば、正会員となることができる。但し、新たに入会した正会員が以前正会員であったとしても、以前正会員であった間に得た「持ち物(育成アイテム,置物,仮想通貨)」は、一旦退会することによって消滅しているので、それらを引き継ぐことはできない。
【0194】
一方、正会員は、一定額の課金(維持費)を受けることを厭わなければ、自己の所有する区画を手放した上で、トランクルーム会員としてインターポット会員の資格に留まり、「持ち物」のみをトランクルームに預けることができる。この場合、区画を手放すことを望む正会員は、予め、回収コマンドを発行して、自己の所有している区画上に飾られた置物を持ち物ボックス内に回収し、当該区画についての区画情報2224の「持ち物」における置物のパラメータを増加させておく。そして、ニフティセンター処理(S310)においてトランクルームの手続き(S512〜S513,)を選択すると、自己の所有していた区画についての区画情報2224のうち、「持ち物」のパラメータのみがトランクルーム部2210に移動された後、この区画情報2224が消去されるとともに、会員情報管理部2212に登録されている自己の会員情報のレベルが「正会員」から「トランクルーム会員」へ書き換えられる(S529)。このようにしてトランクルーム会員となったインターポット会員には、以後、定期的に一定額の課金がなされるが、トランクルームに預けられた「持ち物」(即ち、トランクルーム部2210に登録された持ち物のパラメータ)は、そのまま維持される。トランクルーム会員は、随時、トランクルームに預けてある自己の持ち物を見ることができ(S534)、区画の再取得(S535〜S547)又は退会(S504〜S511)を行うことができるが、その他については非会員と同じ制限を受ける。
【0195】
トランクルーム会員が区画を再取得(S535〜S547)すると、トランクルームに預けられた「持ち物」は新たに取得された区画の持ち物ボックスに戻される。即ち、トランクルーム部2210に登録された持ち物のパラメータは、当該区画についての区画情報2224に移動される。従って、トランクルーム会員から正会員となったインターポット会員は、以前得ていた「持ち物」を引き続き使用することが可能となる。
【0196】
このように、本実施形態によると、インターポット会員が容易に区画を手放すことができるようになるので、手放された区画が木の育成を望む他者に分譲可能となり、もって、木の育成が行われていない「荒れ地」の発生を防止することができる。また、正会員であるインターポット会員は、木の育成ができない事情があっても将来的に再度正会員に復帰することを前提に区画を手放すので、インターポットからの大量の退会者の発生を防止することも可能となる。
【0197】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明によると、サーバが定義する共通の仮想空間内にてサービス会員に仮想生物を育成させるネットワーク育成ゲームシステムにおいて、或るサービス会員が育成している仮想生物に対するアクセスレベルを、他のサービス会員と非会員との間で差を付けることにより、非会員に対してサービスへの加入を促進し、もって、多数の個性ある仮想生物を仮想空間内にて生成させることによって、サービス自体の魅力を加速度的に増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であるネットワーク育成ゲームシステムの概略構成図
【図2】 図1に示すワールドマップ保持部に保持されたワールドマップを組み込んだインターポットワールドマップ画面
【図3】 図1に示すゾーンマップ保持部に保持されたゾーンマップを組み込んだ区画選択画面
【図4】 育成される木の構成を示すツリー図
【図5】 図1に示す木条件リストのデータ構成を示す表
【図6】 図1に示す区画情報に格納されている木状態のデータ構成を示す表
【図7】 図1に示す各地域サーバによる処理内容を示すフローチャート
【図8】 図6のS005にて実行される各区画の木の成長処理サブルーチンを示すフローチャート
【図9】 図1に示すブラウザによる処理内容を示すフローチャート
【図10】 図1に示す各管理サーバによる処理内容を示すフローチャート
【図11】 図10のS304にて実行される入会手続処理サブルーチンを示すフローチャート
【図12】 図10のS304にて実行される入会手続処理サブルーチンを示すフローチャート
【図13】 図10のS310にて実行されるニフティセンター処理サブルーチンを示すフローチャート
【図14】 図10のS310にて実行されるニフティセンター処理サブルーチンを示すフローチャート
【図15】 図10のS310にて実行されるニフティセンター処理サブルーチンを示すフローチャート
【図16】 図1に示す各インターポットサーブレットによる処理内容を示すフローチャート
【図17】 図1に示す各インターポットサーブレットによる処理内容を示すフローチャート
【図18】 図1に示す各インターポットサーブレットによる処理内容を示すフローチャート
【図19】 図17のS615にて実行される看板管理処理サブルーチンを示すフローチャート
【図20】 図1に示すJavaアプレットによる処理内容を示すフローチャート
【図21】 図1に示すJavaアプレットによる処理内容を示すフローチャート
【図22】 図20のS811にて実行される看板処理サブルーチンを示すフローチャート
【図23】 ホームページの画面
【図24】 入会案内画面
【図25】 ニックネーム及び電子メールアドレス入力画面
【図26】 種選択画面
【図27】 入力手続完了画面
【図28】 ニフティセンターメイン画面
【図29】 退会用認証画面
【図30】 退会意思確認画面
【図31】 退会手続完了案内画面
【図32】 トランクルーム用認証画面
【図33】 トランクルーム会員説明画面
【図34】 返却意思確認画面
【図35】 土地返却手続完了案内画面
【図36】 トランクルーム会員用選択画面
【図37】 トランクルーム中身画面
【図38】 土地確認画面
【図39】 土地返却手続完了案内画面
【図40】 正会員入口画面
【図41】 メインパネルのフレーム構造を示す図
【図42】 メインパネルでの区画表示例
【図43】 メインパネルでのコミュニティハウス表示例
【図44】 看板の表紙の画面
【図45】 落書き描画モードにおける看板の画面
【図46】 アイテム表示ウインドウの表示例
【符号の説明】
1 インターネット
2 サーバシステム
21 CPU
22 RAM
23 ハードディスク
31 CPU
32 RAM
33 入力装置
220 インターポットサーブレット
221 世界サーバ
222 地域サーバ
223 管理サーバ
231 サーバプログラム
232 Javaアプレットのクラスファイル
321 ブラウザ
322 Javaアプレット
2210 トランクルーム部
2212 会員情報管理部
2223 木条件リスト
2222 区画情報

Claims (22)

  1. サーバが定義する共通の仮想空間内にて、クライアント端末を介してこのサーバにアクセスして来るサービス会員に仮想生物を育成させるネットワーク育成ゲームシステムにおいて、
    前記サーバは、
    前記仮想空間の一部として論理的に定義される個々の区画毎に、少なくとも、その区画が割り当てられた前記サービス会員の識別情報,その区画にて育成される仮想生物の状態を定義する第1種パラメータ,クライアント端末がその区画に関して当該サーバに対して発行するコマンドの条件を定義する第2種パラメータを互いに関連付けて保持する区画データ部と、
    前記サービス会員の識別情報と関連付けて前記第2種パラメータを保存する保存部と、
    前記クライアント端末から特定区画についての前記第1種パラメータの要求があった場合には、該当する第1種パラメータを要求元のクライアント端末に送信し、前記クライアント端末から特定区画に関する前記コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記第2種パラメータが定義する条件に従って、前記コマンドに応じた処理を実行する区画制御部と、
    前記クライアント端末からの区画返却申請に応じて、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記区画データ部に保持された前記第2種パラメータを前記保存部に移動するとともに、前記オペレータの識別情報に関連付けて前記区画データ部に保持されたその他のデータを消去し、前記クライアント端末からの区画取得申請に応じて、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記保存部に保存された前記第2種パラメータを前記区画データ部に移動するとともに、当該第2種パラメータ及び当該識別情報に関連付けて前記第1種パラメータを作成して前記区画データ部に保持させる管理制御部と
    を備えることを特徴とするネットワーク育成ゲームシステム。
  2. 前記区画データ部は、各区画毎に、前記第1種パラメータによってその状態が定義される前記仮想生物の育成条件の一部をなす第3種パラメータを保持するとともに、
    前記コマンドは、前記第3種パラメータを変更する処理を実行させるコマンドであり、
    前記第2種パラメータが定義する条件は、前記処理の実行可能回数である
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  3. 前記区画制御部は、所定の周期毎に、その時点で保持している前記第3種パラメータに基づいて、前記育成条件に従って前記第1種パラメータを更新する
    ことを特徴とする請求項2記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  4. 前記区画データ部は、各区画毎に、前記区画に配置される仮想物体を定義する第4種パラメータを保持可能であり、
    前記区画制御部は、前記クライアント端末から特定区画についての前記第1種パラメータの要求があった場合には、前記特定区画についての前記第1種パラメータ及び前記第4種パラメータを要求元のクライアント端末に送信するとともに、
    前記コマンドは、前記第4種パラメータを増加する処理を実行させるコマンドであり、
    前記第2種パラメータが定義する条件は、前記処理の実行可能回数である
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  5. 前記区画制御部は、また、前記クライアント端末から特定区画に配置された前記仮想物体を回収させる回収コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、前記第4種パラメータを減少させるとともに前記第2種パラメータを増加させる処理を実行する
    ことを特徴とする請求項4記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  6. 前記コマンド及び前記第2種パラメータの組は複数あり、
    そのうちの特定の一組は、他の組の前記第2種パラメータを増加する処理を実行させるコマンドと当該処理の実行可能回数を定義する第2種パラメータの組である
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  7. 前記特定の一組をなす第2種パラメータは、前記育成条件に従って更新された前記第1種パラメータに基づいて増加可能である
    ことを特徴とする請求項6記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  8. 前記管理制御部は、また、前記クライアント端末からの退会申請に応じて、前記第2種パラメータを前記保存部に移動することなく、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記区画データ部に保持された全てのデータを消去する
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  9. 前記クライアント端末は、
    前記サーバから受信した前記第1種パラメータに基づいて前記仮想生物の画像を合成する画像合成部と、
    前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請及び前記区画取得申請を前記サーバへ送信する送信部とを備えることを特徴とする請求項1乃至3,請求項6の何れかに記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  10. 前記クライアント端末は、
    前記サーバから受信した前記第1種パラメータ及び前記第4種パラメータに基づいて前記仮想生物及び前記仮想物体の画像を合成する画像合成部と、
    前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請及び前記区画取得申請を前記サーバへ送信する送信部とを備えることを特徴とする請求項4記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  11. 前記クライアント端末は、
    前記サーバから受信した前記第1種パラメータ及び前記第4種パラメータに基づいて前記仮想生物及び前記仮想物体の画像を合成する画像合成部と、
    前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請,前記区画取得申請及び前記回収コマンドを前記サーバへ送信する送信部と
    を備えることを特徴とする請求項5記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  12. 前記サーバの前記区画制御部は、前記クライアント端末から特定区画に対する収穫コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、当該特定区画についての前記第1種パラメータに基づいて、当該特定区画についての前記第2種パラメータを増加させるとともに、
    前記クライアント端末は、
    前記サーバから受信した前記第1種パラメータに基づいて前記仮想生物の画像を合成する画像合成部と、
    前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請,前記区画取得申請及び前記収穫コマンドを前記サーバへ送信する送信部と
    を備えることを特徴とする請求項7記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  13. 前記クライアント端末は、
    前記サーバから受信した前記第1種パラメータに基づいて前記仮想生物の画像を合成する画像合成部と、
    前記オペレータによる操作に応じて、前記第1種パラメータの要求,前記コマンド,前記区画返却申請,前記区画取得申請及び前記退会申請を前記サーバへ送信する送信部と
    を備えることを特徴とする請求項8記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  14. 前記サーバの前記区画制御部は、個々の区画に関して、その区画に関して前記区画データ部にその識別情報が保持されているオペレータのクライアント端末に対して、所有者である旨を通知し、
    前記クライアント端末の前記送信部は、前記所有者である旨が通知されている場合に限って、前記コマンドを前記サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項9乃至13の何れかに記載のネットワーク育成ゲームシステム。
  15. ネットワークを介してクライアント端末に接続されるコンピュータに対して、
    仮想空間を定義させるとともに、前記クライアント端末を介してこのコンピュータにアクセスして来るサービス会員に仮想生物を育成させるネットワーク育成ゲームを実行させ、
    前記仮想空間の一部として論理的に定義される個々の区画毎に、少なくとも、その区画が割り当てられた前記サービス会員の識別情報,その区画にて育成される仮想生物の状態を定義する第1種パラメータ,クライアント端末がその区画に関して当該コンピュータに対して発行するコマンドの条件を定義する第2種パラメータを互いに関連付けて第1の記憶領域に保持させ、
    前記サービス会員の識別情報と関連付けて前記第2種パラメータを第2の記憶領域に保存可能とさせ、
    前記クライアント端末から特定区画についての前記第1種パラメータの要求があった場合には、該当する第1種パラメータを要求元のクライアント端末に送信させ、前記クライアント端末から特定区画に関する前記コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について人気区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、当該特定区画について前記第1記憶領域に保持された前記第2種パラメータが定義する条件に従って、前記コマンドに応じた処理を実行させ、
    前記クライアント端末からの区画返却申請に応じて、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記第1記憶領域に保持された前記第2種パラメータを前記第2記憶領域に移動させるとともに、前記オペレータの識別情報に関連付けて前記第1記憶領域に保持されたその他のデータを消去させ、前記クライアント端末からの区画取得申請に応じて、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記第2記憶領域に保存された前記第2種パラメータを前記第1記憶領域に移動させるとともに、当該第2種パラメータ及び当該識別情報に関連付けて前記第1種パラメータを作成させて前記第1記憶領域に保持させる
    プログラムを格納したコンピュータ可読な記録媒体。
  16. 前記プログラムは、前記コンピュータに対して、
    各区画毎に、前記第1種パラメータによってその状態が定義される前記仮想生物の育成条件の一部をなす第3種パラメータを前記第1記憶領域に保持させるとともに、
    前記コマンドは、前記第3種パラメータを変更する処理を実行させるコマンドであり、
    前記第2種パラメータが定義する条件は、前記処理の実行可能回数である
    ことを特徴とする請求項15記載のコンピュータ可読な記録媒体。
  17. 前記プログラムは、前記コンピュータに対して、
    所定の周期毎に、その時点で保持している前記第3種パラメータに基づいて、前記育成条件に従って前記第1種パラメータを更新させる
    ことを特徴とする請求項16記載のコンピュータ可読な記録媒体。
  18. 前記プログラムは、前記コンピュータに対して、
    各区画毎に、前記区画に配置される仮想物体を定義する第4種パラメータを前記第1記憶領域に保持可能とさせ、
    前記クライアント端末から特定区画についての前記第1種パラメータの要求があった場合には、前記特定区画についての前記第1種パラメータ及び前記第4種パラメータを要求元のクライアント端末に送信させ、
    前記コマンドは、前記第4種パラメータを増加する処理を実行させるコマンドであり、
    前記第2種パラメータが定義する条件は、前記処理の実行可能回数である
    ことを特徴とする請求項15記載のコンピュータ可読な記録媒体。
  19. 前記プログラムは、前記コンピュータに対して、
    前記クライアント端末から特定区画に配置された前記仮想物体を回収させる回収コマンドがあった場合には、当該クライアント端末のオペレータの識別情報が当該特定区画について前記区画データ部に保持された前記識別情報と一致する場合に限って、前記第4種パラメータを減少させるとともに前記第2種パラメータを増加させる処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項18記載のコンピュータ可読な記録媒体。
  20. 前記コマンド及び前記第2種パラメータの組は複数あり、
    そのうちの特定の一組は、他の組の前記第2種パラメータを増加する処理を実行させるコマンドと当該処理の実行可能回数を定義する第2種パラメータの組である
    ことを特徴とする請求項15記載のコンピュータ可読な記録媒体。
  21. 前記特定の一組をなす第2種パラメータは、前記育成条件に従って更新された前記第1種パラメータに基づいて増加可能である
    ことを特徴とする請求項20記載のコンピュータ可読な記録媒体。
  22. 前記プログラムは、前記コンピュータに対して、
    前記クライアント端末からの退会申請に応じて、前記第2種パラメータを前記第2記憶領域に移動させることなく、当該クライアント端末のオペレータの識別情報に関連付けて前記第1記憶領域に保持された全てのデータを消去させる
    ことを特徴とする請求項15記載のコンピュータ可読な記録媒体。
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