以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態の概要>
まず、本実施形態の概要について説明する。図1は、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム20の概要を示すブロック図である。本実施形態のライフログアプリケーションシステム20は、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200(位置アプリケーションサーバ201、食物アプリケーションサーバ202、施設アプリケーションサーバ203、睡眠アプリケーションサーバ204、喫煙アプリケーションサーバ205、メッセージアプリケーションサーバ206、運動アプリケーションサーバ207、写真アプリケーションサーバ208、・・・)と、ライフログアプリケーションサーバ300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。複数のアプリケーションサーバ200は異なるアプリケーションサービスを提供するものであるが、以下の説明において特に区別しない場合にはアプリケーションサーバ200として説明する。ここではそれぞれが異なるアプリケーションサービスを提供する8台のアプリケーションサーバ200を明示しているが、ネットワーク50には任意の数のアプリケーションサーバ200が接続されていてよい。
ネットワーク50は、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、専用回線、またはこれらの組み合わせによって構成される情報通信ネットワークである。
ユーザ端末100は、ユーザが利用するコンピュータ装置であり、例えば、スマートフォン等の携帯電話端末、タブレットPC(Personal Computer)、ゲーム機器、PC等のユーザ装置である。本実施形態では、ユーザ端末100はスマートフォンであるとして説明する。ユーザ端末100は、表示部101と、入力部102と、記憶部104と、制御部105と、通信部106と、測位部107と、撮像部108とを備えている。
表示部101は、画像や文字等の情報を画面に表示する表示デバイスである。
入力部102は、ユーザによる操作に応じて入力信号を生成する入力デバイスである。例えば、入力部102には、キーボードやボタン、マウス、タッチパネル等が適用できる。入力部102には、例えば、ユーザからの操作に応じたテキスト情報等が入力される。本実施形態では、表示部101と入力部102とは一体に構成されてユーザからの操作を受け付けるタッチパネル103を適用した例を説明する。
記憶部104は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体またはこれらの組合せを用いて構成され、ユーザ端末100が備える各部を制御するための各種プログラムや各種情報を記憶する。
制御部105は、ユーザ端末100の制御中枢として機能するCPU(Central Processing Unit)等の情報処理装置を備えており、ユーザ端末100が備える各部を制御する。
通信部106は、ネットワーク50を介して他のコンピュータ装置と通信する。
測位部107は、地球上におけるユーザ端末100の位置を測定する。例えば、測位部107は、GPS(Global Positioning System)のような衛星測位システムを用いて自装置の現在位置を測位し、現在位置を示す緯度、経度を示す位置情報を出力する。
撮像部108は、画像を撮像するカメラであり、撮像した画像情報を出力する。
複数のアプリケーションサーバ200は、ユーザ端末100と通信してライフログ情報を取得し、記憶し、閲覧させるアプリケーションサービスを提供する。ライフログ情報は、文字、画像、音声、位置などによりユーザの行動履歴を示す情報である。このようなアプリケーションサービスには、取得したライフログ情報を他のユーザと共有する、いわゆるSNS(social networking service)のような機能を備えるものも存在する。例えば、アプリケーションサーバ200は、このようなアプリケーションサービスを、ユーザ端末100が備えるいわゆるインターネットブラウザからのアクセスを受け付けてウェブサービスとして提供することもできるし、予めアプリケーションプログラムをユーザ端末100にインストールさせ、ユーザ端末100にインストールされたアプリケーションプログラムと通信することにより提供することもできる。本実施形態では、ユーザ端末100にアプリケーションプログラムを予めインストールさせるものとして説明する。
位置アプリケーションサーバ201は、ウォーキングやジョギング、バイク(自転車)等により移動しているユーザのユーザ端末100の現在位置を示す位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて運動記録をライフログ情報として記憶する。例えば、位置アプリケーションサーバ201は、取得した位置情報に基づく移動経路を地図上に対応付けたり、運動時間、移動距離、スピード、移動高度差等を算出したりしてライフログ情報として記憶する。
食物アプリケーションサーバ202は、ユーザからの操作に応じて食物に関する食物情報をライフログ情報として取得する。例えば、ユーザが食事をとる際に、ユーザ端末100の撮像部108は、ユーザからの操作に応じて、ユーザが食べる食物の画像を撮像する。ユーザ端末100は、撮像した食物の画像情報を食物アプリケーションサーバ202に送信する。食物アプリケーションサーバ202は、ユーザ端末100から送信された画像情報に基づいて食事に含まれる食物の内容を解析し、食物の内容に応じた分類や食事量を算出する。食物アプリケーションサーバ202は、算出した分類や食事量と、ユーザ端末100のユーザIDと、ユーザ端末100から送信された画像情報と、ユーザ端末100から画像情報を受信した日時とを対応付けた食物情報を記憶する。
例えば、食物アプリケーションサーバ202は、画像情報に含まれる食物を画像解析し、厚生労働省の食事バランスガイドに基づいて、主食(ごはん、パン、麺)、副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)、主菜(肉、魚、卵、大豆料理)、牛乳・乳製品、果物に分類する。また、食物アプリケーションサーバ202は、分類ごとの食事量や食事量の比率を算出する。食事量は、例えば厚生労働省の食事バランスガイドに基づく単位であるSV(サービング数)により算出する。
ただし、このような食物情報の取得方法は一例であり、食物アプリケーションサーバ202は食事量や食物の分類を取得するものであればよい。例えば、食物アプリケーションサーバ202は、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物等に分類した食物名をチェックボックスとともにリストにして表示する画面をユーザ端末100に表示させ、ユーザからチェックされた食物を、ユーザが摂取した食物を示し食物情報として取得することもできる。この際には、食物ごとに摂取量の入力を受け付けたり、摂取した食物に応じて所定のカロリー量を算出したりすることもできる。
施設アプリケーションサーバ203は、ユーザ端末100の位置を示す位置情報に基づいて、ユーザが訪れた施設を示す施設情報をライフログ情報として取得する。例えば、施設アプリケーションサーバ203は、建物や公園、店舗等の施設を識別する施設識別情報を、その施設が存在する緯度・経度を示す位置情報に対応付けて予め記憶しておく。施設アプリケーションサーバ203は、ユーザ端末100から、そのユーザ端末100の現在位置を示す位置情報を取得すると、取得した位置情報の付近に存在する施設名のリストをユーザ端末100に表示させる。そして、リストの中からいずれかの施設がユーザに選択されると、選択された施設に関する情報をユーザ端末100から受信し、ユーザが訪れた施設を示す施設情報として記憶する。施設情報には、施設を識別する施設識別情報(施設ID)と、その施設の施設名、その施設の位置情報等が含まれる。施設アプリケーションサーバ203は、このように、測位されたユーザ端末100の位置に応じた施設を示す施設情報を取得する。
睡眠アプリケーションサーバ204は、ユーザの睡眠に関する睡眠情報をライフログ情報として取得する。例えば、睡眠アプリケーションサーバ204は、ユーザ端末100に対するユーザからの操作に応じて、睡眠開始時刻(就寝時刻)と睡眠終了時刻(起床時刻)との情報を受信し、受信した時刻に基づいて睡眠時間を算出し、算出した睡眠時間をユーザに対応付けて記憶する。
喫煙アプリケーションサーバ205は、ユーザの喫煙に関する喫煙情報をライフログ情報として取得する。例えば、喫煙アプリケーションサーバ205は、ユーザ端末100に対するユーザからの操作に応じて、ユーザが喫煙した時刻や、喫煙したタバコの量である喫煙量等を示す喫煙情報を受信し、受信した喫煙情報をユーザに対応付けて記憶する。喫煙量は、例えば、喫煙本数、タール量、ニコチン量等によって表される。
メッセージアプリケーションサーバ206は、ユーザ端末100に入力されるメッセージを複数のユーザ間で共有するアプリケーションサービスを提供する。例えば、メッセージアプリケーションサーバ206は、予め登録された複数のユーザ間のうち、選択された所定のユーザを友達関係として対応付けておく。メッセージアプリケーションサーバ206は、ユーザ端末100からメッセージを受信すると、受信したメッセージをライフログ情報として記憶する。また、メッセージアプリケーションサーバ206は、受信したメッセージを、友達関係にある他のユーザのユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100は、例えば、そのユーザ端末100のユーザと友達関係にある1または複数の他のユーザのメッセージを時系列に表示する。
運動アプリケーションサーバ207は、ユーザの運動に関する運動情報をライフログ情報として取得する。例えば、運動アプリケーションサーバ207は、ユーザ端末100に対するユーザからの操作に応じて、ユーザが運動した時刻や、運動した時間、運動した種目、運動した回数等の運動量が含まれる運動情報を受信し、受信した運動情報をユーザに対応付けて記憶する。ここで、運動とは、例えば、腹筋や腕立て伏せ等の筋力トレーニングや、ヨガやストレッチでもよいし、上述したような位置情報により計測されるウォーキングやジョギング等でもよい。または、運動量は、例えばゴルフ、テニス、野球、サッカー等の球技を行った回数や時間でもよいし、ジムにいった回数や時間でもよい。
写真アプリケーションサーバ208は、ユーザ端末100の撮像部108により撮像された写真である画像情報をライフログ情報として取得する。例えば、写真アプリケーションサーバ208は、予め登録された複数のユーザ間のうち、選択された所定のユーザを友達関係として対応付けておく。写真アプリケーションサーバ208は、ユーザ端末100から画像情報を受信すると、受信した画像情報を、友達関係にある他のユーザのユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100は、例えば、そのユーザ端末100のユーザと友達関係にある1または複数の他のユーザの画像情報を時系列に表示する。
ライフログアプリケーションサーバ300は、1または複数のアプリケーションサーバ200によって取得されたユーザのライフログ情報を取得し、取得したライフログ情報に基づいて、仮想空間に何らかの変化を生じさせるアプリケーションサービスを提供する。例えば、ライフログアプリケーションサーバ300は、このようなアプリケーションサービスを、ユーザ端末100が備えるいわゆるインターネットブラウザからのアクセスを受け付けてウェブサービスとして提供することもできるし、予めアプリケーションプログラムをユーザ端末100にインストールさせ、ユーザ端末100にインストールされたアプリケーションプログラムと通信することにより提供することもできる。以下の説明では、特に説明がない限り、ライフログアプリケーションサーバ300は、ウェブサービスとしてアプリケーションサービスを提供するものとする。
図2は、ライフログアプリケーションサーバ300が提供する仮想空間の例を示す図である。
例えば、第1の実施形態では、ライフログアプリケーションサーバ300が、ライフログ情報に基づいて、このような仮想空間のうちユーザ端末100に表示させる領域を特定する例を説明する。
あるいは、ライフログアプリケーションサーバ300は、ライフログ情報に基づいて、このような仮想空間内のオブジェクトを更新する。
例えば、第2の実施形態では、ライフログ情報である位置情報に基づいて、仮想空間内のオブジェクトを更新する例を説明する。
第3の実施形態では、ライフログ情報である施設情報に基づいて、仮想空間内のオブジェクトを更新する例を説明する。
第4の実施形態では、ライフログ情報である食物情報に基づいて、仮想空間内のオブジェクトを更新する例を説明する。
第5の実施形態では、ライフログ情報である睡眠情報に基づいて、仮想空間内のオブジェクトを更新する例を説明する。
第6の実施形態では、ライフログ情報である喫煙情報に基づいて、仮想空間内の所定領域周辺のオブジェクトを更新する例を説明する。
第7の実施形態では、ライフログアプリケーションサーバ300が、ライフログ情報に基づいて、他のユーザのアバターを仮想空間に出現させる例を説明する。
第8の実施形態では、ライフログアプリケーションサーバ300が、ライフログ情報に基づいて、ユーザに対応するアバター画像を更新する例を説明する。
以下、このような各実施形態と、その変形例について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図3は、第1の実施形態によるライフログアプリケーションシステム1の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム1は、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200と、ライフログアプリケーションサーバ1300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。
ライフログアプリケーションサーバ1300は、概要において説明したライフログアプリケーションサーバ300であり、アプリケーション制御装置である。ライフログアプリケーションサーバ1300は、記憶部1310と、制御部1320とを備えている。
記憶部1310は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体またはこれらの組合せを用いて構成され、ライフログアプリケーションサーバ1300が備える各部を制御するための各種プログラムや各種情報を記憶する。記憶部1310は、ライフログアプリケーション記憶部1311を備えている。ライフログアプリケーション記憶部1311は、ユーザ情報記憶部1312と、区画情報記憶部1313と、付与情報記憶部1314とを備えており、ライフログアプリケーションに関する情報を記憶する。
ユーザ情報記憶部1312は、ライフログアプリケーションのユーザに関するユーザ情報を記憶する。図4は、ユーザ情報記憶部1312が記憶するユーザ情報のデータ例を示す図である。ユーザ情報には、ユーザID(Identifier)と、ユーザ名と、メールアドレスとが含まれる。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。ユーザ名は、対応するユーザの名称である。メールアドレスは、対応するユーザのメールアドレスである。ユーザ情報は、ユーザからの操作に応じて予め生成されて記憶される。ユーザ端末100がライフログアプリケーションサーバ1300と通信を行う際にはユーザ認証を行い、認証されたユーザ端末100のユーザIDは、通信中、ユーザ端末100とライフログアプリケーションサーバ1300との間で保持される。
区画情報記憶部1313は、仮想空間において定められた複数の区画に関する区画情報を記憶する。図5は、区画情報記憶部1313が記憶する区画情報のデータ例を示す図である。区画情報には、区画IDと、属性と、範囲位置情報と、隣接区画IDと、区画画像との情報が含まれる。
ここで、図面を参照して、仮想空間における区画について説明する。図6は、仮想空間における区画の例を示す図である。仮想空間の領域には、現実空間における緯度、経度と同様の座標が定められており、現実空間における緯度、経度を仮想空間における座標に変換することにより、現実空間における位置に対応する仮想空間の位置を特定することができる。このような仮想空間における領域は、範囲をもつ複数の区画により構成される。この図の例では、符号aに示される道の区画の領域と、符号bに示される土地の区画の領域と、符号cに示される道の区画の領域と、符号dに示される道の区画の領域と、符号eに示される土地の区画の領域とが示されている。ここでは、符号aに示される区画をP1といい、符号bに示される区画をP2といい、符号eに示される区画をP4という。
このような区画は、例えば、仮想空間の領域における区画の範囲の頂点を示す座標により特定することができる。例えば、区画P1は、点a1(x11、y11)と、点a2(x12、y12)と、点a3(x13、y13)と、点a4(x14、y14)との4点の座標により特定することができる。あるいは、区画P2は、点b1(x21、y21)と、点b2(x22、y22)と、点b3(x23、y23)と、点b4(x24、y24)との4点の座標により特定することができる。ここでは、区画P1とP2とは四角形の区画であるため4点の座標により範囲を特定するが、区画P4のような三角形の区画は3点の座標により範囲を特定することができる。あるいは、全ての区画を四角形として仮想空間を分割する場合は、3点の座標により区画の範囲を特定することもできる。ライフログアプリケーションサーバ1300は、仮想空間の領域を、このような区画に分割して制御する。
図5に戻り、区画情報に含まれる区画IDは、区画を識別する情報である。属性は、区画の属性を示す情報であり、例えば「道」や「土地」等の情報が対応付けられる。すなわち、仮想空間における複数の区画は、道を示す区画として設定された道区画と、道区画に隣接する領域(土地)を示す区画として設定された隣接区画とが含まれる。範囲位置情報は、仮想空間における区画の範囲を特定する情報であり、上述したように、例えば四角形の区画であれば4点の頂点の座標が対応付けられる。ここでは、4点の座標を「;」により連結した例を示している。隣接区画IDは、その区画に隣接する他の区画を識別する区画IDである。区画画像は、仮想空間におけるその区画を表す画像である。区画画像には、画像の情報そのものが対応付けられていてもよいし、画像が記憶されている位置を示すリンクが対応付けられていてもよい。
図3に戻り、付与情報記憶部1314は、仮想空間における複数の区画のうち、アプリケーションサーバ200から取得したライフログ情報に基づいてユーザに付与した区画に関する付与情報を記憶する。図7は、付与情報記憶部1314が記憶する付与情報のデータ例を示す図である。付与情報には、ユーザIDと、付与区画IDとが含まれる。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。付与区画IDは、仮想空間における複数の区画のうち、対応するユーザに付与した区画を識別する識別情報である。
本実施形態では、仮想空間における複数の区画のうち、ユーザに付与した区画のみの画像を表示する表示情報が生成され、そのユーザのユーザ端末100に送信されて表示される。図8は、ユーザに区画を付与していない状態でユーザ端末100に送信する仮想空間の表示情報の例を示す図である。すなわち、ユーザに区画を付与していない状態では、ユーザ端末100に区画の画像が表示されず、ユーザは仮想空間の画像をみることができない。ここでは、区画が付与されていない領域に升目を表示しているが、区画が付与されていない領域は黒塗りや白塗りの状態としてもよいし、例えば何もない原っぱのような画像を表示してもよい。更には、区画が付与されていない旨をテキストで表示したり、ユーザに区画を付与する所定のアプリケーションに誘導するためのリンク情報等を表示したりしてもよい。図9は、ユーザに特定の区画を付与した状態でユーザ端末100に送信する仮想空間の表示情報の例を示す図である。ここでは、仮想空間の区画のうち、付与情報記憶部1314においてユーザに対応付けられた付与区画IDに対応する区画の画像が含まれる表示情報を送信し、表示させる。このような区画は、ライフログ情報に基づいてユーザに付与される。すなわち、本実施形態では、仮想空間における複数の区画のうち、ライフログ情報に基づいてユーザに付与された区画の画像のみがユーザ端末100に表示される。これにより、ライフログ情報に基づいて仮想空間が変化するという新たな娯楽性、ゲーム性を提供することができる。
制御部1320は、ライフログアプリケーションサーバ1300の制御中枢として機能するCPU(Central Processing Unit)等の情報処理装置を備えており、ライフログアプリケーションサーバ1300が備える各部を制御する。制御部1320は、ライフログアプリケーション制御部1321を備えており、ライフログアプリケーション制御部1321は、ライフログ情報取得部1322と、ユーザ区画制御部1323と、表示情報生成部1324とを備えている。
ライフログ情報取得部1322は、アプリケーションサーバ200からライフログ情報を取得する。本実施形態では、ライフログ情報取得部1322は、位置アプリケーションサーバ201から、測位されたユーザ端末100の位置を示す位置情報を取得する。
ユーザ区画制御部1323は、仮想空間において定められた複数の区画のうち、ライフログ情報取得部1322が取得した位置情報に対応する仮想空間上の区画を識別する区画IDと、ユーザ端末100のユーザを識別するユーザIDとを対応付けて付与情報記憶部1314に記憶させる。本実施形態では、ユーザ区画制御部1323は、ライフログ情報取得部1322が取得した位置情報が示す現実空間上の位置に一致する仮想空間上の位置を含む道区画およびその道区画に隣接する隣接区画と、ユーザとを対応付けて付与情報記憶部1314に記憶させる。例えば、ユーザ区画制御部1323は、ライフログ情報取得部1322が取得したユーザ端末100の位置情報が示す位置が含まれる範囲位置情報に対応付けられた区画IDを、区画情報記憶部1313から読み出す。ユーザ区画制御部1323は、その区画IDの属性が道であれば、その区画IDと、ユーザIDとを対応付けて付与情報記憶部1314に記憶させる。また、ユーザ区画制御部1323は、その道区画の隣接区画IDを区画情報記憶部1313から読み出し、読み出した隣接区画IDと、ユーザIDとを対応付けて付与情報記憶部1314に記憶させる。このようにして、ユーザ区画制御部1323は、ライフログ情報取得部1322が取得したユーザ端末100の位置情報が示す位置が、特定の道区画の範囲に含まれる場合、その道区画とその隣接区画をユーザに付与する。このようにすれば、例えばライフログ情報取得部1322により取得された位置情報が、車道を挟んだ両側の歩道のいずれか片側の位置を示す場合でも、その位置を含む道区画全体をユーザに付与することができる。また、ユーザ端末100が取得する位置情報が、例えばGPSの精度により実際の位置とずれる場合であっても、その区画の範囲内であれば、その区画を付与することができる。
表示情報生成部1324は、仮想空間において定められた複数の区画のうち、ユーザに対応付けた区画を表示する表示情報を生成する。例えば、表示情報生成部1324は、ユーザを識別するユーザIDに対応付けられて付与情報記憶部1314に記憶されている区画IDを読み出す。また、表示情報生成部1324は、読み出した区画IDに対応する区画画像を区画情報記憶部1313から読み出し、読み出した区画画像を連結し、図9に示したような画像を表示するための表示情報を生成する。表示情報生成部1324は、生成した表示情報をユーザ端末100に送信する。
このようにすれば、仮想空間における複数の区画のうち、ユーザ端末100の位置情報に応じた区画のみの画像を含む表示情報がユーザ端末100に送信され、表示される。これにより、ライフログアプリケーションサーバ1300は、例えばユーザが自身のユーザ端末100から位置アプリケーションサーバ201に位置情報を送信させ続けている状態で現実空間を移動した場合、その移動経路に応じた仮想空間上の区画の画像をみせることができる。また、ライフログアプリケーションサーバ1300は、ユーザが自身のユーザ端末100から位置アプリケーションサーバ201に位置情報を送信させながら現実空間を移動することで、画像をみることのできる仮想空間上の区画が広がり、発展していくような楽しみを提供することができる。
また、ライフログアプリケーションサーバ1300は、例えば、このようにユーザに対応付けた区画に応じてユーザの仮想空間(仮想領域)を拡張させることで、新たな興趣を提供することができる。すなわち、例えば従来のゲーム等のアプリケーションに見られるような仮想空間は、アプリケーションの提供者によって領域や範囲が定められて提供されるものであった。これに対し、本実施形態のライフログアプリケーションサーバ1300によれば、ライフログ情報により仮想空間が拡張されるため、ユーザ自身の行動により仮想空間自体を拡張する楽しみを提供することができる。また、現実空間における複数のユーザの行動範囲はそれぞれに異なるものであると考えられるため、ユーザごとに異なる仮想空間が出来上がっていくことになる。また、ユーザがユーザ端末100を用いて、現実空間における全ての位置から位置情報を送信させて全ての区画を付与されるようなことは現実的にはほぼ不可能である。このため、ユーザに、仮想空間をまるで無限に拡張できるような感覚を与えることができる。本実施形態のライフログアプリケーションサーバ1300は、このような新たな興趣を提供することができる。
次に、図面を参照して、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム1の動作例を説明する。図10は、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム1の動作例を示す図である。
ユーザ端末100は、測位部107により自装置の現在位置を取得し、現在位置を示す位置情報を位置アプリケーションサーバ201に送信する(ステップS1)。位置アプリケーションサーバ201は、ユーザ端末100から受信した位置情報を、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けて記憶する。また、位置アプリケーションサーバ201は、ユーザ端末100から受信した位置情報を、ライフログアプリケーションサーバ1300に送信する。ライフログアプリケーションサーバ1300のライフログ情報取得部1322は、位置アプリケーションサーバ201から送信されたユーザ端末100の位置情報を受信する(ステップS2)。
ライフログアプリケーションサーバ1300のユーザ区画制御部1323は、位置アプリケーションサーバ201から受信した位置情報に対応する位置の道区画の区画IDと、その道区画に隣接する土地区画の区画IDとを区画情報記憶部1313から読み出し、読み出した区画IDと、ユーザ端末100のユーザIDとを対応付けて付与情報記憶部1314に記憶させる(ステップS3)。ライフログアプリケーションサーバ1300の表示情報生成部1324は、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けられて付与情報記憶部1314に記憶されている付与区画IDを読み出し、読み出した付与区画IDに対応する区画画像を区画情報記憶部1313から読み出して仮想空間の表示情報を生成する(ステップS4)。表示情報生成部1324は、生成した表示情報をユーザ端末100に送信する(ステップS5)。ユーザ端末100は、ライフログアプリケーションサーバ1300から送信された表示情報を表示部101に表示させる。
本実施形態では、ユーザ区画制御部1323は、ライフログ情報取得部1322が取得した位置情報が示す現実空間上の位置に一致する仮想空間上の位置の道区画およびその道区画に隣接する隣接区画と、ユーザとを対応付けて付与情報記憶部1314に記憶させる例を示した。ただし、道区画は対応付けずに、隣接区画のみを対応付けることもできる。
<第1の実施形態:変形例1A>
次に、第1の実施形態の変形例(変形例1A)を説明する。上述の実施形態では、位置アプリケーションサーバ201が取得するユーザの位置情報が示す位置は道区画に含まれる位置であることを想定して説明した。ただし、測位の精度によっては、ユーザ端末100が実際には、仮想空間上の道区画に相当する範囲に存在しても、仮想空間上の土地区画に相当する位置を示す位置情報が取得されることも考えられる。そこで、ユーザ区画制御部1323は、位置アプリケーションサーバ201によって取得された位置情報が示す現実空間の位置に一致する仮想空間上の位置が、道区画に隣接する土地区画に含まれる場合、ユーザに区画を対応付けないように制御することができる。
図11は、このようなライフログアプリケーションシステム1の動作例を示す図である。
ステップS1、ステップS2は、上述の処理と同様である。ライフログ情報取得部1322がユーザ端末100の位置情報を取得すると、ライフログアプリケーションサーバ1300のユーザ区画制御部1323は、位置アプリケーションサーバ201から取得した位置情報に対応する位置が含まれる区画情報を区画情報記憶部1313から読み出す。ユーザ区画制御部1323は、読み出した区画情報に含まれる属性が、道であるか否かを判定する(ステップS7)。ユーザ区画制御部1323は、読み出した区画情報に含まれる属性が、道であると判定すると(ステップS7:YES)、その道区画の区画IDと、その道区画に隣接する土地区画の区画IDとを区画情報記憶部1313から読み出し、読み出した区画IDと、ユーザ端末100のユーザIDとを対応付けて付与情報記憶部1314に記憶させ(ステップS8)、ステップS9に進む。一方、ユーザ区画制御部1323が、読み出した区画情報に含まれる属性は、道でないと判定すると(ステップS7:NO)、区画を付与せずにステップS9に進む。ステップS9、S10の処理は、上述したステップS4、5の処理と同様である。
なお、例えばユーザ端末100が位置アプリケーションサーバ201に位置情報を送信している状態でユーザが電車に乗ったような場合、移動中にも位置情報が取得され続けることが考えられる。ただし、電車が地下やトンネルに入った場合には通信が遮断されて位置情報が取得できない。このような場合、取得できなかった区間の位置情報は無視して、取得できた位置情報に対応する区画を付与するようにしてもよい。この場合は道で繋がっていない仮想空間の表示情報が生成されることになるが、このような仕様としてもよい。あるいは、遮断前の区画と、遮断区画経過後の区画との最短経路を通過したとみなして、その経路上の区画を付与するようにしてもよい。最短経路の算出方法は、例えばカーナビ等において用いられる技術を適用することができる。このようにすれば、道で繋がっていない仮想空間の表示情報は生成されない。
また、上記では位置情報に応じた区画を付与(ステップS3、ステップS8)した後、または道でないと判定(ステップS7:NO)した後、表示情報を生成して(ステップS4、ステップS9)、ユーザ端末100に表示情報を送信することとしているが(ステップS5、ステップS10)、表示情報の生成ステップ(ステップS4、ステップS9)と表示情報のユーザ端末100への送信ステップ(ステップS5、ステップS10)は、ユーザ端末100からの表示要求があった場合に行うこととしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。図12は、第2の実施形態によるライフログアプリケーションシステム2の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム2は、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200と、ライフログアプリケーションサーバ2300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。ユーザ端末100とアプリケーションサーバ200とは、第1の実施形態と同様の構成である。ライフログアプリケーションサーバ2300は、第1の実施形態におけるライフログアプリケーションサーバ1300と同様のアプリケーション制御装置である。
ライフログアプリケーションサーバ2300は、記憶部2310と、制御部2320とを備えている。記憶部2310は、ライフログアプリケーション記憶部2311を備えており、ライフログアプリケーション記憶部2311は、ユーザ情報記憶部2312と、区画情報記憶部2313と、付与情報記憶部2314と、オブジェクト情報記憶部2315とを備えている。制御部2320は、ライフログアプリケーション制御部2321を備えており、ライフログアプリケーション制御部2321は、ライフログ情報取得部2322と、ユーザ区画制御部2323と、表示情報生成部2324と、オブジェクト制御部2325とを備えている。
本実施形態における記憶部2310と、ライフログアプリケーション記憶部2311と、ユーザ情報記憶部2312と、区画情報記憶部2313と、付与情報記憶部2314と、制御部2320と、ライフログアプリケーション制御部2321と、ライフログ情報取得部2322と、ユーザ区画制御部2323と、表示情報生成部2324とは、第1の実施形態における記憶部1310と、ライフログアプリケーション記憶部1311と、ユーザ情報記憶部1312と、区画情報記憶部1313と、付与情報記憶部1314と、制御部1320と、ライフログアプリケーション制御部1321と、ライフログ情報取得部1322と、ユーザ区画制御部1323と、表示情報生成部1324と同様の構成であるため、以下、第1の実施形態と相違する点について説明する。
ライフログアプリケーションサーバ2300は、ライフログ情報に基づいて、仮想空間内のオブジェクトを更新する。オブジェクトとは、例えば仮想的な建物等の施設である。以下の説明において、仮想空間内のオブジェクトを更新するというときは、仮想空間内に新たなオブジェクトを対応付けることと、すでに対応付けているオブジェクトを他のオブジェクトに変更することとを含む。本実施形態においてオブジェクトを対応付ける仮想空間の区画は、第1の実施形態によりユーザに付与された区画であるとして例を説明するが、他の方法により設定された区画であってもよい。例えば、予めライフログアプリケーションサーバ2300の管理者等により設定された区画であってもよい。
オブジェクト情報記憶部2315は、仮想空間において定められた複数の区画のうち、ライフログ情報取得部2322が取得した位置情報に対応する仮想空間上の区画に対応付けるオブジェクトに関するオブジェクト情報を記憶する。図13は、オブジェクト情報記憶部2315が記憶するオブジェクト情報のデータ例を示す図である。オブジェクト情報には、オブジェクトIDと、オブジェクト画像とが含まれる。オブジェクトIDは、仮想空間に対応付けるオブジェクトを識別する識別情報である。オブジェクト画像は、仮想空間に対応付けるオブジェクトの画像である。オブジェクト画像には、画像の情報そのものが対応付けられていてもよいし、画像が記憶されている位置を示すリンクが対応付けられていてもよい。図14は、オブジェクト画像の例を示す図である。ここでは、建物であるオブジェクトのオブジェクト画像の例を示している。
このようなオブジェクトは、仮想空間における土地区画に対応付けられる。図15は、付与情報記憶部2314が記憶する付与情報のデータ例を示す図である。付与情報には、ユーザIDと、付与区画IDと、付与オブジェクトIDとが含まれる。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。付与区画IDは、仮想空間における複数の区画のうち、対応するユーザに付与した区画を識別する識別情報である。付与オブジェクトIDは、対応する区画に対して対応付けたオブジェクトを識別する識別情報である。データ例において、「−」は、データが対応付けられていないこと(NULL)を示す。
ライフログ情報取得部2322は、アプリケーションサーバ200からライフログ情報を取得する。本実施形態では、ライフログ情報取得部2322は、位置アプリケーションサーバ201から、測位されたユーザ端末100の位置を示す位置情報を取得する。
オブジェクト制御部2325は、仮想空間において定められた複数の区画のうち、ライフログ情報取得部2322が取得した位置情報に対応する仮想空間上の区画にオブジェクトを対応付ける。具体的には、例えば、オブジェクト制御部2325は、区画情報記憶部2313に記憶されている区画情報を参照して、ライフログ情報取得部1322が取得した位置情報が示す現実空間上の位置に一致する仮想空間上の位置を含む区画の隣接区画の区画IDを特定する。オブジェクト制御部2325は、ユーザ端末100に対応するユーザIDと、特定した隣接区画の区画IDと、オブジェクトIDとを対応付けて付与情報記憶部2314に記憶させる。ここで、対応付けるオブジェクトIDは、例えば区画ごとに付与するオブジェクトを示すオブジェクトIDを予め設定しておき、設定しておいたオブジェクトIDを適用してもよいし、ランダムに決定したオブジェクトIDを適用してもよい。
表示情報生成部2324は、仮想空間上に対応付けられたオブジェクトを表示する表示情報を生成する。例えば、表示情報生成部2324は、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けられて付与情報記憶部2314に記憶されている付与区画IDを読み出し、読み出した区画IDに対応する区画画像を区画情報記憶部1313から読み出して連結し、表示情報を生成する。また、表示情報生成部2324は、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けられて付与情報記憶部2314に記憶されている付与オブジェクトIDを読み出し、読み出した付与オブジェクトIDに対応するオブジェクト画像をオブジェクト情報記憶部2315から読み出す。また、表示情報生成部2324は、表示情報における対応する区画の区画画像にオブジェクト画像を重畳させた表示情報を生成する。これにより、区画画像が示す区画の土地の上に、例えばオブジェクト画像が示す建物が建っているような表示情報を生成する。表示情報生成部2324は、生成した表示情報を、ユーザ端末100に送信する。これにより、表示情報生成部2324は、例えば図9に示したような仮想空間の画像を生成し、ユーザ端末100に送信する。
このようにすれば、ユーザ端末100の位置情報に応じた隣接区画にオブジェクトが対応付けられた表示情報がユーザ端末100に送信され、表示される。これにより、ライフログアプリケーションサーバ2300は、例えばユーザが自身のユーザ端末100から位置アプリケーションサーバ201に位置情報を送信させ続けている状態で現実空間を移動した場合、移動した経路の隣接区画に建物が建てられていくような画像をみせることができる。これにより、ユーザ自身がユーザ端末100を用いてライフログを記録することで、仮想空間が発展していくような楽しみを提供することができる。
次に、図面を参照して、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム2の動作例を説明する。図16は、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム2の動作例を示す図である。
ユーザ端末100は、測位部107により自装置の現在位置を取得し、現在位置を示す位置情報を位置アプリケーションサーバ201に送信する(ステップS21)。位置アプリケーションサーバ201は、ユーザ端末100から受信した位置情報を、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けて記憶する。また、位置アプリケーションサーバ201は、ユーザ端末100から受信した位置情報を、ライフログアプリケーションサーバ2300に送信する。ライフログアプリケーションサーバ2300のライフログ情報取得部2322は、位置アプリケーションサーバ201から送信されたユーザ端末100の位置情報を受信する(ステップS22)。
ライフログアプリケーションサーバ2300のオブジェクト制御部2325は、位置アプリケーションサーバ201から取得した位置情報に対応する位置の区画に隣接する土地区画の区画IDを区画情報記憶部2313から読み出し、ユーザIDと、読み出した区画IDと、オブジェクトIDとを対応付けて付与情報記憶部2314に記憶させる(ステップS23)。ライフログアプリケーションサーバ2300の表示情報生成部2324は、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けられて付与情報記憶部2314に記憶されている付与区画IDと付与オブジェクトIDとを読み出し、読み出した付与区画IDに対応する区画画像を区画情報記憶部2313から読み出して連結して表示情報を生成する。また、表示情報生成部2324は、読み出した付与オブジェクトIDに対応するオブジェクト画像をオブジェクト情報記憶部2315から読み出し、表示情報において対応する区画の土地に重畳させた表示情報を生成する(ステップS24)。表示情報生成部2324は、生成した表示情報をユーザ端末100に送信する(ステップS25)。ユーザ端末100は、ライフログアプリケーションサーバ2300から送信された表示情報を表示部101に表示させる。
<第2の実施形態:変形例2A>
次に、第2の実施形態の変形例(変形例2A)を説明する。本変形例では、ライフログ情報に基づいて、区画に対応付けたオブジェクトを更新する。例えば、ユーザが自身のユーザ端末100から位置アプリケーションサーバ201に位置情報を送信させながら、仮想空間において建物であるオブジェクトが対応付けられた区画の前を通り過ぎるたびに、その建物が大きくなるようにオブジェクトを更新する。
図17は、本変形例のオブジェクト情報記憶部2315が記憶するオブジェクト情報のデータ例を示す図である。ここでは、オブジェクト情報には、オブジェクトIDと、成長度と、オブジェクト画像とが含まれる。オブジェクトIDは、オブジェクトを識別する識別情報である。成長度は、対応するオブジェクトの変化の度合いを示す情報であり、オブジェクトの成長段階として予め設定された順位を示す。オブジェクト画像は、仮想空間に対応付けるオブジェクトの画像である。ここでは、特定のオブジェクトについて、成長度ごとに異なるオブジェクト画像が対応付けられる。例えば、成長度の値が大きくなるほど、オブジェクトがより大きく、あるいはより装飾が増え、あるいはより精巧になったオブジェクト画像が対応付けられる。
図18、図19、図20は、オブジェクトIDが同一の建物であるオブジェクトについての異なる成長度のオブジェクト画像の例を示す図である。図18は、成長度が1である建物のオブジェクト画像の例を示す図である。図19は、成長度が2である建物のオブジェクト画像の例を示す図である。図20は、成長度が3である建物のオブジェクト画像の例を示す図である。このように、同じオブジェクトIDであっても、成長度が大きくなるほど、より大きく、階数の多い建物に変化するようなオブジェクト画像を対応付けることができる。
図21、図22、図22は、オブジェクトIDが同一の野球場であるオブジェクトについての異なる成長度のオブジェクト画像の例を示す図である。図21は、成長度が1である野球場のオブジェクト画像の例を示す図である。図22は、成長度が2である野球場のオブジェクト画像の例を示す図である。図23は、成長度が3である野球場のオブジェクト画像の例を示す図である。このように、成長度が1である場合は草野球場であり、成長度が2である場合は整備された野球場であり、成長度が3である場合はスタジアムであるようなオブジェクト画像を対応付けることができる。
図24は、本変形例の付与情報記憶部2314が記憶する付与情報のデータ例を示す図である。ここでは、付与情報には、ユーザIDと、付与区画IDと、付与オブジェクトIDと、成長度とが含まれる。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。付与区画IDは、仮想空間における複数の区画のうち、対応するユーザに付与した区画を識別する識別情報である。付与オブジェクトIDは、対応する区画に対して対応付けたオブジェクトを識別する識別情報である。成長度は、対応するオブジェクトの成長度を示す情報である。
本変形例では、オブジェクト制御部2325は、仮想空間において定められた複数の区画のうち、ライフログ情報取得部2322が取得した位置情報に対応する仮想空間上の区画に、所定条件に応じて更新可能なオブジェクトを対応付ける。すなわち、オブジェクト制御部2325は、上述したような成長度ごとに異なるオブジェクト画像が対応付けられたオブジェクトのオブジェクトIDを、区画に対応付ける。所定条件とは、例えば、同一のユーザのユーザ端末100からのライフログ情報を取得した回数である。
例えば、オブジェクト制御部2325は、ライフログ情報取得部2322からライフログ情報を取得した回数が1回目である場合、成長度に1を対応付けたオブジェクトIDを付与情報記憶部2314に記憶させる。また、オブジェクト制御部2325は、ライフログ情報取得部2322によって、同一のユーザのユーザ端末100から、同一の区画を示す位置情報が送信されるごとに、付与情報記憶部2314に記憶されているオブジェクトの成長度に1を加算して更新する。すなわち、オブジェクト制御部2325は、ライフログ情報取得部2322により位置情報を取得した回数を所定条件として、その回数に応じてオブジェクトの成長度を更新することで、位置情報を取得した回数が多いほど、オブジェクトが成長するように更新する。
表示情報生成部2324は、このように更新されたオブジェクトの成長度に応じたオブジェクト画像をオブジェクト情報記憶部2315から読み出し、読み出したオブジェクト画像を含む表示情報を生成して、ユーザ端末100に送信する。これにより、ライフログアプリケーションサーバ2300は、例えばユーザが同じ道を通るたびに、その道の隣接区画に対応付けられた建物等のオブジェクトを成長させることができ、ライフログを記録する楽しみをユーザに提供することができる。
図25は、本変形例によるライフログアプリケーションシステム2の動作例を示す図である。
ステップS21、ステップS22は、上述の処理と同様である。ステップS22においてライフログ情報取得部2322が位置アプリケーションサーバ201から送信された位置情報を受信すると、オブジェクト制御部2325は、同一のユーザのユーザ端末100から、同一の区画を示す位置情報が送信された回数に応じて、付与情報記憶部2314に記憶されている付与情報を更新する。上述したように、位置情報を取得した回数が1回目である場合は、成長度に1を対応付け、2回目以降である場合は、成長度に1を加算して更新する(ステップS26)。表示情報生成部2324は、成長度に応じたオブジェクト画像をオブジェクト情報記憶部2315から読み出し、読み出したオブジェクト画像を含む表示情報を生成して(ステップS27)、ユーザ端末100に送信する(ステップS28)。
上述の変形例では、ライフログアプリケーションサーバ2300は、位置情報を1回取得するごとに、成長度に1を加算する例を示したが、所定回数(例えば、3回)ごとに成長度を加算するようにしてもよい。あるいは、例えば1回で成長度を1にし、4回で成長度を2にし、9回で成長度を3にし、18回で成長度を4にし、27回で成長度を5にするといったように、回数に応じて定めた成長度により制御することもできる。
<第2の実施形態:変形例2B>
次に、第2の実施形態の変形例(変形例2B)を説明する。変形例2Aでは、オブジェクト制御部2325が、ライフログ情報取得部2322によって、同一のユーザのユーザ端末100から、同一の区画を示す位置情報が送信されるごとに、付与情報記憶部2314に記憶されているオブジェクトの成長度に1を加算して更新する例を示した。ただしこの場合、ユーザが同じ道を往復し続けたり、同じ区画の周辺を歩き回ったりすれば、一時に成長度が何度も加算され、ゲーム性を損なうことがあると考えられる。
そこで、本変形例のオブジェクト制御部2325は、所定期間内にライフログ情報取得部2322によって同じ区画に対応する位置情報が複数回取得された場合、位置情報を取得した回数を1回として、2回目以降の位置情報の取得を無視する。所定期間とは、例えばライフログ情報取得部2322が位置情報を取得した時から24時間を経過するまでの期間である。例えば、オブジェクト制御部2325は、付与情報記憶部2314に記憶されている付与オブジェクトIDごとに、その付与オブジェクトIDを対応付けた日時あるいは成長度を加算した日時を基準日時として記憶させておく。オブジェクト制御部2325は、基準日時以降に位置情報を取得した日時が基準日時から所定期間が経過したか否かを判定することにより、所定期間内において同じ区画に対応する位置情報が取得されたのが1回目であるか2回目以降であるかを判定することができる。オブジェクト制御部2325は、所定期間内にライフログ情報取得部2322によって同じ区画に対応する位置情報が複数回取得された場合、その区画に対応する付与オブジェクトIDがすでに付与情報記憶部2314に記憶されており、かつ所定期間内にその位置情報を取得したのが1回目であれば、その付与オブジェクトIDに対応付けられている成長度に1を加算する。一方、オブジェクト制御部2325は、所定期間内にその位置情報を取得したのが2回目以降であれば、付与情報記憶部2314に記憶されている成長度に1を加算しない。
図26は、本変形例によるライフログアプリケーションシステム2の動作例を示す図である。
ステップS21、ステップS22は、上述の処理と同様である。ステップS22においてライフログ情報取得部2322が位置アプリケーションサーバ201から送信された位置情報を受信すると、オブジェクト制御部2325は、その位置情報を取得した日時が、対応する基準日時から所定期間内であるか否かを判定することにより、所定期間内に同一の区画を示す位置情報を複数回取得したか否かを判定する(ステップS29)。オブジェクト制御部2325は、位置情報を取得した日時が、対応する基準日時から所定期間内でないと判定した場合(ステップS29:NO)、その区画に対応する付与オブジェクトIDが付与情報記憶部2314に記憶されていなければ成長度に1を対応付けた付与情報を新たに記憶させ、その区画に対応する付与オブジェクトIDがすでに付与情報記憶部2314に記憶されていればその成長度に1を加算して記憶させる(ステップS30)。
ステップS29において、オブジェクト制御部2325が、位置情報を取得した日時が、対応する基準日時から所定期間内であると判定した場合(ステップS29:YES)、付与情報記憶部2314に記憶されている成長度に加算せず、ステップS31に進む。表示情報生成部2324は、成長度に応じたオブジェクト画像をオブジェクト情報記憶部2315から読み出し、読み出したオブジェクト画像を含む表示情報を生成して(ステップS31)、ユーザ端末100に送信する(ステップS32)。
なお、上述の例では、所定期間とは、ライフログ情報取得部2322が位置情報を取得した時から24時間を経過するまでの期間である例を示したが、この時間は1時間でも12時間でもよく、管理者が定めた任意の時間であってよい。あるいは、所定期間とは、例えば0時から24時までといったような1日の期間であってもよいし、0時から1時、1時から2時など、時刻を1時間ごとに区切った期間であってもよい。
なお、上述の例では、オブジェクトは建物や野球場等の施設である例を説明したが、オブジェクトは、この他のものでもよく、例えば、植物や動物等でもよい。この場合でも、成長度に応じて異なるオブジェクト画像を対応付けるようにしてもよい。図27、図28、図29、図30は、植物であるオブジェクトのオブジェクト画像の例を示す図である。図27は、成長度が1である植物のオブジェクト画像の例を示す図である。図28は、成長度が2である植物のオブジェクト画像の例を示す図である。図29は、成長度が3である植物のオブジェクト画像の例を示す図である。図30は、成長度が4である植物のオブジェクト画像の例を示す図である。このように、同じオブジェクトIDの植物について、成長度が大きくなるほど、より大きく、より時間の経ったように変化するオブジェクト画像を対応付けることができる。この他にも、例えば成長度に応じて植物に花が咲いたような画像を対応付けることもできる。
図31は、動物(肉食動物)であるオブジェクトのオブジェクト画像の例を示す図である。図32は、動物(草食動物)であるオブジェクトのオブジェクト画像の例を示す図である。図33は、動物(雑食動物)であるオブジェクトのオブジェクト画像の例を示す図である。オブジェクトは、このような動物であってもよく、オブジェクト制御部2325は、このようなオブジェクトを、ライフログ情報に応じて区画に対応付けるようにすることができる。また、動物のオブジェクト画像を表示する場合、動きを伴うものとしてもよい。施設や植物のオブジェクト画像についても、動きを伴うものであってもよい。
図34は、様々な種別のオブジェクトを対応付けることが可能な場合のオブジェクト情報記憶部2315が記憶するオブジェクト情報のデータ例を示す図である。オブジェクト情報には、オブジェクトIDと、種別と、成長度と、成長度ごとのオブジェクト画像とが含まれる。種別には、例えば、「施設」、「植物」、「草食動物」、「肉食動物」、「雑食動物」等の情報が対応付けられる。
このようにすれば、オブジェクト制御部2325は、ライフログ情報に応じて種別の異なる様々なオブジェクトを区画に対応付けることができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。図35は、第3の実施形態によるライフログアプリケーションシステム3の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム3は、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200と、ライフログアプリケーションサーバ3300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。ユーザ端末100とアプリケーションサーバ200とは、上述の実施形態と同様の構成である。ライフログアプリケーションサーバ2300は、第2の実施形態におけるライフログアプリケーションサーバ2300と同様のアプリケーション制御装置である。
ライフログアプリケーションサーバ3300は、記憶部3310と、制御部3320とを備えている。記憶部3310は、ライフログアプリケーション記憶部3311を備えており、ライフログアプリケーション記憶部3311は、ユーザ情報記憶部3312と、区画情報記憶部3313と、付与情報記憶部3314と、オブジェクト情報記憶部3315と、施設オブジェクト情報記憶部3316とを備えている。制御部3320は、ライフログアプリケーション制御部3321を備えており、ライフログアプリケーション制御部3321は、ライフログ情報取得部3322と、ユーザ区画制御部3323と、表示情報生成部3324と、オブジェクト制御部3325とを備えている。
本実施形態における記憶部3310と、ライフログアプリケーション記憶部3311と、ユーザ情報記憶部3312と、区画情報記憶部3313と、付与情報記憶部3314と、オブジェクト情報記憶部3315と、制御部3320と、ライフログアプリケーション制御部3321と、ライフログ情報取得部3322と、ユーザ区画制御部3323と、表示情報生成部3324と、オブジェクト制御部3325とは、第2の実施形態における記憶部2310と、ライフログアプリケーション記憶部2311と、ユーザ情報記憶部2312と、区画情報記憶部2313と、付与情報記憶部2314と、オブジェクト情報記憶部2315と、制御部2320と、ライフログアプリケーション制御部2321と、ライフログ情報取得部2322と、ユーザ区画制御部2323と、表示情報生成部2324と、オブジェクト制御部2325と同様の構成であるため、以下、第2の実施形態と相違する点について説明する。
本実施形態のライフログアプリケーションサーバ3300は、施設アプリケーションサーバ203から取得する施設情報に基づいて、仮想空間内のオブジェクトを更新する。
施設オブジェクト情報記憶部3316は、施設アプリケーションサーバ203から送信される施設情報に応じて仮想空間上に対応付けるオブジェクトに関する施設オブジェクト情報を記憶する。図36は、施設オブジェクト情報記憶部3316が記憶する施設オブジェクト情報のデータ例を示す図である。施設オブジェクト情報には、施設IDと、施設名と、区画IDと、オブジェクトIDとが含まれる。施設IDは、施設アプリケーションサーバ203から送信される施設情報が示す施設を識別する識別情報である。施設名は、対応する施設の名称である。区画IDは、対応する施設を対応付ける仮想空間上の区画を識別する識別情報である。オブジェクトIDは、対応する施設のオブジェクトを識別する識別情報である。本実施形態では、オブジェクト情報記憶部3315には、施設オブジェクト情報に含まれるオブジェクトに関するオブジェクト情報が記憶されているものとする。
ライフログ情報取得部3322は、施設アプリケーションサーバ203から、測位されたユーザ端末100の位置に応じた施設を示す施設情報を取得する。
オブジェクト制御部3325は、仮想空間において定められた複数の区画のうち、ライフログ情報取得部3322によって取得された施設情報に対応する仮想空間上の区画に、オブジェクトを対応付ける。具体的には、オブジェクト制御部3325は、ライフログ情報取得部3322が取得した施設情報に含まれる施設IDに対応付けられて施設オブジェクト情報記憶部3316に記憶されている施設オブジェクト情報を読み出す。また、オブジェクト制御部3325は、ユーザ端末100のユーザIDと、読み出した施設オブジェクト情報に含まれる区画IDと、読み出した施設オブジェクト情報に含まれるオブジェクトIDとを対応付けた付与情報を付与情報記憶部3314に記憶させる。
表示情報生成部3324は、仮想空間上に対応付けられたオブジェクトを表示する表示情報を生成する。
次に、図面を参照して、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム3の動作例を説明する。図37は、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム3の動作例を示す図である。
ユーザ端末100は、ライフログ情報である施設情報を施設アプリケーションサーバ203に送信する(ステップS41)。施設アプリケーションサーバ203は、ユーザ端末100から受信した施設情報を、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けて記憶する。また、施設アプリケーションサーバ203は、ユーザ端末100から受信した施設情報を、ライフログアプリケーションサーバ3300に送信する。ライフログアプリケーションサーバ3300のライフログ情報取得部3322は、施設アプリケーションサーバ203から送信された施設情報を受信する(ステップS42)。
ライフログアプリケーションサーバ3300のオブジェクト制御部3325は、施設アプリケーションサーバ203から取得した施設情報に対応する区画IDとオブジェクトIDとを施設オブジェクト情報記憶部3316から読み出し、ユーザIDと、読み出した区画IDと、オブジェクトIDとを対応付けて付与情報記憶部3314に記憶させる(ステップS43)。ライフログアプリケーションサーバ3300の表示情報生成部3324は、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けられて付与情報記憶部3314に記憶されている付与区画IDと付与オブジェクトIDとを読み出し、読み出した付与区画IDに対応する区画画像を区画情報記憶部3313から読み出して連結して表示情報を生成する。また、表示情報生成部3324は、読み出した付与オブジェクトIDに対応するオブジェクト画像をオブジェクト情報記憶部3315から読み出し、表示情報において対応する区画の土地に重畳させた表示情報を生成する(ステップS44)。表示情報生成部3324は、生成した表示情報をユーザ端末100に送信する(ステップS45)。
このようにすれば、ライフログ情報である施設情報に応じたオブジェクトが対応付けられた表示情報がユーザ端末100に送信され、表示される。これにより、ライフログアプリケーションサーバ3300は、ユーザ端末100が施設アプリケーションサーバ203に施設情報を送信すると、その施設情報に応じて仮想空間にオブジェクトが対応付けられていく画像をユーザにみせることができる。これにより、ユーザ自身がユーザ端末100を用いてライフログを記録することで、仮想空間が発展していくような楽しみを提供することができる。
なお、上述の例では、施設アプリケーションサーバ203から取得する施設情報には、施設IDと、施設名と、その施設に位置情報が含まれる例を示したが、例えば施設情報には施設IDのみが含まれるものとし、その施設の位置情報は別個に取得するようにしてもよい。
また、本実施形態の構成と、第2の実施形態に示したオブジェクトを成長させる構成とを組み合わせて、施設情報に基づいて区画に対応付けたオブジェクトを成長させるようにしてもよい。例えば、施設情報を取得するたびに、オブジェクトの成長度を加算するようにしてもよい。
<第3の実施形態:変形例3A>
次に、第3の実施形態の変形例(変形例3A)を説明する。本変形例のライフログアプリケーションサーバ3300は、仮想空間上に対応付けられたオブジェクトに、そのオブジェクトに関連付けられたメッセージを対応付けた表示情報を生成してユーザ端末100に送信する。仮想空間に表示させるメッセージとしては、例えば、メッセージアプリケーションサーバ206に記憶されるライフログ情報であるメッセージが適用できる。
図38は、本変形例の施設オブジェクト情報記憶部3316が記憶する施設オブジェクト情報のデータ例を示す図である。施設オブジェクト情報には、施設IDと、施設名と、区画IDと、オブジェクトIDと、メッセージアプリケーションユーザIDとが含まれる。メッセージアプリケーションユーザIDは、メッセージアプリケーションサーバ206が提供するアプリケーションサービスにおけるユーザのユーザIDである。例えば、複数のユーザ間でメッセージを共有するアプリケーションサービスにおいては、店舗等の施設が、顧客とのコミュニケーションや各種情報の告知等のためにアカウントを作成し、メッセージを配信していることがある。このような施設のアカウントを示すメッセージアプリケーションユーザIDと、施設オブジェクト情報に含まれるその施設の施設IDとを予め対応付けておくことで、メッセージ共有のアプリケーションサービスにおいて施設のアカウントが配信したメッセージを、仮想空間上においてその施設を示すオブジェクトに対応付けて表示することができる。
表示情報生成部3324は、仮想空間上に対応付けられたオブジェクトと、そのオブジェクトが示す施設に関連付けられたメッセージとを表示する表示情報を生成する。図39は、仮想空間における施設に関連するメッセージを表示する仮想空間の画像例を示す図である。仮想空間には、その施設に関連するメッセージを初めから表示しているようにしてもよいが、複数の施設のメッセージを全て仮想空間に表示させると、見難くなることが考えられる。そこで、施設からのメッセージが存在する場合、新たなメッセージが存在することを示す「!」の吹き出しを表示させておき、この吹き出しがユーザに選択された場合に、メッセージの全文を表示するように構成することができる。図40は、仮想空間における施設に関連するメッセージの全文を表示する仮想空間の画像例を示す図である。ここでは、メッセージアプリケーションサーバ206が記憶する施設からのメッセージである「今なら¥100⇒¥80!」との告知が表示されている。
図41は、本変形例のライフログアプリケーションシステム3の動作例を示す図である。
ステップS41、ステップS42、ステップS43は、上述の処理と同様である。ライフログ情報取得部3322は、ステップS42において施設アプリケーションサーバ203から送信された施設情報に含まれる施設IDに対応付けられたメッセージアプリケーションユーザIDを、施設オブジェクト情報記憶部3316から読み出す。ライフログ情報取得部3322は、読み出したメッセージアプリケーションユーザIDに対応するメッセージを、メッセージアプリケーションサーバ206から取得する(ステップS46)。表示情報生成部3324は、ライフログ情報取得部3322が取得したメッセージを仮想空間上のオブジェクトに対応付けた表示情報を生成する(ステップS47)。表示情報生成部3324は、生成した表示情報をユーザ端末100に送信する(ステップS48)。
このようにすれば、ライフログ情報である施設情報に応じたオブジェクトと、そのオブジェクトに関連するメッセージとが対応付けられた表示情報がユーザ端末100に送信され、表示される。これにより、ライフログアプリケーションサーバ3300は、ユーザ端末100が施設アプリケーションサーバ203に施設情報を送信すると、その施設情報に関連するメッセージをユーザにみせることができる。
なお、上述の例において、表示情報に表示させる施設に関連付けられたメッセージは、メッセージアプリケーションサーバ206におけるその施設のアカウントのメッセージである例を示したが、メッセージアプリケーションサーバ206における他のユーザのアカウントから、取得したメッセージであってもよい。例えば、その施設に関連する何らかの文字列が含まれるメッセージをメッセージアプリケーションサーバ206から検出して、施設に対応付けて表示するようにしてもよい。あるいは、例えばメッセージに、そのメッセージが送信された位置を示す位置情報が付与されている場合には、その位置情報が施設の位置であるメッセージを取得して表示するようにしてもよい。
<第3の実施形態:変形例3B>
次に、第3の実施形態の他の変形例(変形例3B)を説明する。上述の実施形態では、施設アプリケーションサーバ203から取得した施設情報に基づいて、1つの区画に1つのオブジェクトを対応付ける例を示したが、例えば同じ区画の建物に複数の施設が存在することも考えられる。このように、1つの区画に対応する複数の施設情報を取得した場合、どのようにオブジェクトを対応付けるか問題となると考えられる。例えば、先に取得した施設情報に対応するオブジェクトを削除し、後に取得した施設情報に対応するオブジェクトを対応付けるようなことも考えられるが、ここでは、複数のオブジェクトを対応付けることが可能な複合オブジェクトを区画に対応付け、その複合オブジェクトに、複数の施設情報のそれぞれに対応するオブジェクトを対応付ける例を説明する。
図42は、複合オブジェクトのオブジェクト画像の例を示す図である。本実施形態では、複合オブジェクトとは、複数のオブジェクトを対応付けることが可能なオブジェクトであり、例えば、複数の階を持つビルのオブジェクトである。
図43は、複合オブジェクトではないオブジェクトのオブジェクト画像の例を示す図である。このようなオブジェクトについて、複合オブジェクトに対応付けることが可能な別の複合オブジェクト用画像を予め記憶させておく。例えば、図44は、複合オブジェクトに対応付ける複合オブジェクト用画像の一例である、看板画像の例を示す図である。このような看板画像を、複合オブジェクトの階に対応付ける。図45は、複合オブジェクトに、「A居酒屋」と「Bカフェ」の看板画像を対応付けた例を示す図である。
図46は、本変形例の付与情報記憶部3314が記憶する付与情報のデータ例を示す図である。付与情報には、ユーザIDと、付与区画IDと、付与オブジェクトIDとが含まれる。付与オブジェクトIDには、複合オブジェクトのオブジェクトID(例えば、MOB1)が対応付けられ、複合オブジェクトのオブジェクトIDには、複数のオブジェクトID(例えば、OB28とOB56)が対応付けられている。
図47は、本変形例のオブジェクト情報記憶部3315が記憶するオブジェクト情報のデータ例を示す図である。オブジェクト情報には、オブジェクトIDと、オブジェクト画像と、複合オブジェクト用画像とが含まれる。オブジェクト画像には、図43に示したような画像が対応付けられる。複合オブジェクト用画像には、図44に示したような画像が対応付けられる。オブジェクトIDが「MOB1」であるオブジェクトは複合オブジェクトであり、オブジェクト画像には図42で示したような画像が対応付けられる。複合オブジェクトに対応する複合オブジェクト用画像は「−」(NULL)である。
本変形例におけるオブジェクト制御部3325は、ライフログ情報取得部3322により同一の区画について異なる複数の施設情報が取得されると、複数のオブジェクトを対応付けることが可能な複合オブジェクトを区画に対応付け、その複合オブジェクトに、複数の施設情報のそれぞれに対応するオブジェクトを対応付ける。
図48は、本変形例のライフログアプリケーションシステム3の動作例を示す図である。
ステップS41、ステップS42は、上述の処理と同様である。オブジェクト制御部3325は、ステップS42において施設アプリケーションサーバ203から取得した施設情報に対応する区画IDを施設オブジェクト情報記憶部3316から読み出し、付与情報記憶部3314を参照して、施設情報に対応する区画IDが示す区画にオブジェクトがすでに対応付けられているか否かを判定する(ステップS50)。
オブジェクト制御部3325は、施設情報に対応する区画IDが示す区画に別の施設のオブジェクトが対応付けられていないと判定すると(ステップS50:NO)、ユーザIDと、ステップS42において施設アプリケーションサーバ203から取得した施設情報に対応する区画IDと、オブジェクトIDとを対応付けて付与情報記憶部3314に記憶させる(ステップS51)。一方、オブジェクト制御部3325は、施設情報に対応する区画IDが示す区画に別の施設のオブジェクトがすでに対応付けられていると判定すると(ステップS50:YES)、ユーザIDと、ステップS42において施設アプリケーションサーバ203から取得した施設情報に対応する区画IDと、複合オブジェクトのオブジェクトIDとを対応付けて付与情報記憶部3314に記憶させる(ステップS52)。
そして、オブジェクト制御部3325は、複合オブジェクトに、すでに対応付けられていた別の施設のオブジェクトのオブジェクトIDと、ステップS42において新たに取得した施設情報に対応するオブジェクトのオブジェクトIDとを対応付けて付与情報記憶部3314に記憶させる(ステップS53)。表示情報生成部3324は、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けられて付与情報記憶部3314に記憶されている付与区画IDと付与オブジェクトIDとを読み出し、読み出した付与区画IDに対応する区画画像を区画情報記憶部3313から読み出して連結して表示情報を生成する。また、表示情報生成部3324は、付与情報記憶部3314に記憶されている付与情報に基づいて表示情報を生成する(ステップS54)。表示情報生成部3324は、生成した表示情報をユーザ端末100に送信する(ステップS55)。
以上説明したように、本変形例によれば、1つの区画に対応する複数の施設情報を取得した場合にも、1つの区画に複数のオブジェクトを対応付けることができる。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態について説明する。図49は、第4の実施形態によるライフログアプリケーションシステム4の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム4は、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200と、ライフログアプリケーションサーバ4300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。ユーザ端末100とアプリケーションサーバ200とは、上述の実施形態と同様の構成である。ライフログアプリケーションサーバ4300は、上述の実施形態におけるライフログアプリケーションサーバと同様のアプリケーション制御装置である。
ライフログアプリケーションサーバ4300は、記憶部4310と、制御部4320とを備えている。記憶部4310は、ライフログアプリケーション記憶部4311を備えており、ライフログアプリケーション記憶部4311は、ユーザ情報記憶部4312と、区画情報記憶部4313と、付与情報記憶部4314と、オブジェクト情報記憶部4315とを備えている。制御部4320は、ライフログアプリケーション制御部4321を備えており、ライフログアプリケーション制御部4321は、ライフログ情報取得部4322と、ユーザ区画制御部4323と、表示情報生成部4324と、オブジェクト制御部4325とを備えている。
本実施形態における記憶部4310と、ライフログアプリケーション記憶部4311と、ユーザ情報記憶部4312と、区画情報記憶部4313と、付与情報記憶部4314と、オブジェクト情報記憶部4315と、制御部4320と、ライフログアプリケーション制御部4321と、ライフログ情報取得部4322と、ユーザ区画制御部4323と、表示情報生成部4324と、オブジェクト制御部4325とは、第3の実施形態における記憶部3310と、ライフログアプリケーション記憶部4311と、ユーザ情報記憶部3312と、区画情報記憶部3313と、付与情報記憶部3314と、オブジェクト情報記憶部3315と、制御部3320と、ライフログアプリケーション制御部3321と、ライフログ情報取得部3322と、ユーザ区画制御部3323と、表示情報生成部3324と、オブジェクト制御部3325と同様の構成であるため、以下、第3の実施形態と相違する点について説明する。
本実施形態のライフログアプリケーションサーバ4300は、食物アプリケーションサーバ202から取得する食物情報に基づいて、仮想空間内のオブジェクトを更新する。
ライフログ情報取得部4322は、ライフログ情報である食物情報を食物アプリケーションサーバ202から取得する。
オブジェクト制御部4325は、仮想空間において定められた複数の区画のうちから特定したいずれかの区画にオブジェクトを対応付ける。例えば、オブジェクト制御部4325は、複数の区画からランダムに選択した土地区画を、オブジェクトを対応付ける区画として特定することができる。また、オブジェクト制御部4325は、複数のオブジェクトからランダムに選択したオブジェクトを、特定した区画に対応付けることができる。
表示情報生成部4324は、仮想空間上に対応付けられたオブジェクトを表示する表示情報を生成する。
次に、図面を参照して、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム4の動作例を説明する。図50は、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム4の動作例を示す図である。
ユーザ端末100は、ユーザが食事をする食物の画像情報を食物アプリケーションサーバ202に送信する(ステップS60)。食物アプリケーションサーバ202は、ユーザ端末100から送信された画像情報を解析して食物情報を生成し、生成した食物情報を、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けて記憶する。また、食物アプリケーションサーバ202は、生成した食物情報を、ライフログアプリケーションサーバ4300に送信する。ライフログアプリケーションサーバ4300のライフログ情報取得部4322は、食物アプリケーションサーバ202から送信された施設情報を受信する(ステップS61)。
ライフログアプリケーションサーバ4300のオブジェクト制御部4325は、仮想空間において定められた複数の区画のうちからランダムに区画を特定し、特定した区画の区画IDと、ランダムに特定したオブジェクトIDとを対応付けて付与情報記憶部4314に記憶させる(ステップS62)。ライフログアプリケーションサーバ4300の表示情報生成部4324は、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けられて付与情報記憶部4314に記憶されている付与区画IDと付与オブジェクトIDとを読み出し、読み出した付与区画IDに対応する区画画像を区画情報記憶部4313から読み出して連結して表示情報を生成する。また、表示情報生成部4324は、読み出した付与オブジェクトIDに対応するオブジェクト画像をオブジェクト情報記憶部4315から読み出し、表示情報において対応する区画の土地に重畳させた表示情報を生成する(ステップS63)。表示情報生成部4324は、生成した表示情報をユーザ端末100に送信する(ステップS64)。
なお、本実施形態の構成と、第2の実施形態に示したオブジェクトを成長させる構成とを組み合わせて、食物情報に基づいて区画に対応付けたオブジェクトを成長させるようにしてもよい。例えば、食物情報を取得するたびに、オブジェクトの成長度を加算するようにしてもよい。
また、本実施形態の構成と、第3の実施形態に示した施設情報に応じてオブジェクトを対応付ける成長させる構成とを組み合わせてもよい。この場合、オブジェクト制御部4325が、仮想空間において定められた複数の区画のうちからランダムに特定した区画にオブジェクトを対応付ける際、第3の実施形態における施設オブジェクト情報記憶部3316に記憶されている施設オブジェクト情報に含まれる区画IDが示す区画以外の区画を選択するようにしてもよい。これにより、施設アプリケーションサーバ203から取得する施設情報に基づいてオブジェクトを対応付ける可能性のある区画には、本実施形態によるオブジェクトを対応付けないようにすることができる。あるいは、本実施形態によりオブジェクトを対応付ける区画を予め定めておき、定められた区画にオブジェクトを対応付けるようにしてもよい。
<第4の実施形態:変形例4A>
次に、第4の実施形態の変形例を説明する。本変形例のライフログアプリケーションサーバ4300は、食物アプリケーションサーバ202から取得する食物情報の内容に応じて、異なる種別である1または複数のオブジェクトを、仮想空間上の区画に対応付ける。
本変形例のオブジェクト情報記憶部4315には、図34に示したような複数の種別のオブジェクト情報が記憶されている。
図51は、本変形例による付与情報記憶部4314に記憶される付与情報のデータ例を示す図である。ここでは、例えば、ユーザIDが「U1」であるユーザについて、付与区画IDが「P3」である区画に、オブジェクトIDが「OB256」である3つの植物オブジェクトと、オブジェクトIDが「OB512」である1つの草食動物オブジェクトとが対応付けられた例を示している。
本変形例によるライフログ情報取得部4322が食物アプリケーションサーバ202から取得する食物情報には、上述したように、食物の内容に応じた分類を示す情報が含まれる。食物の内容とは、例えば食物の食品種別や栄養素であり、分類とは、例えば主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物である。食物情報には、このような分類ごとの食事量が含まれる。すなわち、食物情報には、食物に含まれる主食の量を示す情報が含まれる。また、食物情報には、食物に含まれる副菜の量を示す情報が含まれる。また、食物情報には、食物に含まれる主菜の量を示す情報が含まれる。ここでは、上述したように、食事量は、単位をSVとする。
また、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる副菜の量が所定の閾値を超える場合、仮想空間上に表示させるオブジェクトに、植物を示すオブジェクトを加える。閾値は、例えば健康的な望ましい食生活のために定められたSVの指針となる値である。
また、オブジェクト制御部4325は、閾値を超える量の副菜が含まれる食物情報が取得された回数に応じて、仮想空間上に表示させるオブジェクトである植物の量を変化させる。植物の量を変化させるとは、例えば、木であるオブジェクトを追加したり、オブジェクトの成長度を大きくしたりすることをいう。
また、オブジェクト制御部4325は、仮想空間上に表示させるオブジェクトである植物の量が所定の閾値を超える場合、仮想空間上に表示させるオブジェクトに草食動物を加える。例えば所定の閾値はオブジェクト2つであり、植物のオブジェクトが3つになると、草食動物のオブジェクトを加える。図52は、木であるオブジェクトが3つと、草食動物である象のオブジェクトとが対応付けられた場合の画像の例を示す図である。これにより、例えば3本の木によって草食動物を育てることができるといったように演出することができる。
また、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる主菜の量が所定の閾値を超える場合、仮想空間上に表示させるオブジェクトに、肉食動物を示すオブジェクトを加える。また、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超える場合、仮想空間上に表示させるオブジェクトに、雑食動物を示すオブジェクトを加える。
このように、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる分類に応じて、区画に対応付けるオブジェクトを更新する。
次に、図面を参照して、本変形例により区画にオブジェクトを対応付けるライフログアプリケーションサーバ4300の動作例を説明する。この動作例は、上述したステップS62において対応付けるオブジェクトを判定する処理の具体例のひとつである。図53は、本変形例によるライフログアプリケーションサーバ4300の動作例を示す図である。
ライフログ情報取得部4322が、食物アプリケーションサーバ202から食物情報を取得すると、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる副菜の量が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS70)。食物情報に含まれる副菜の量が所定の閾値を超えないと判定すると(ステップS70:NO)、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる主菜の量が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS71)。食物情報に含まれる主菜の量が所定の閾値を超えないと判定すると(ステップS71:NO)、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS72)。
食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えないと判定すると(ステップS72:NO)、オブジェクト制御部4325は、区画にオブジェクトを対応付けずに処理を終了する。この場合は、食物情報に含まれる副菜、主菜、主食の全てが閾値を超えないと判定された場合である。ステップS72において、食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えると判定すると(ステップS72:YES)、オブジェクト制御部4325は、区画に雑食動物のオブジェクトを追加する(ステップS73)。この場合は、食物情報に含まれる副菜、主菜、主食のうち、主食のみが閾値を超えると判定された場合である。
ステップS71において、食物情報に含まれる主菜の量が所定の閾値を超えると判定すると(ステップS71:YES)、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS74)。食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えないと判定すると(ステップS74:NO)、オブジェクト制御部4325は、区画に肉食動物のオブジェクトを追加する(ステップS75)。この場合は、食物情報に含まれる副菜、主菜、主食のうち、主菜のみが閾値を超えると判定された場合である。ステップS74において、食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えると判定すると(ステップS74:YES)、オブジェクト制御部4325は、主菜と主食との分類のうち、食物情報に含まれる量と閾値との差(乖離率)が大きい分類に対応する動物のオブジェクトを追加する(ステップS76)。この場合は、食物情報に含まれる副菜、主菜、主食のうち、主菜と主食とが閾値を超えると判定された場合である。この場合、例えば、主菜の乖離率の方が大きければ肉食動物のオブジェクトを追加し、主食の乖離率の方が大きければ雑食動物のオブジェクトを追加する。
食物情報に含まれる副菜の量が所定の閾値を超えると判定すると(ステップS70:YES)、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる主菜の量が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS77)。食物情報に含まれる主菜の量が所定の閾値を超えないと判定すると(ステップS77:NO)、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS78)。食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えないと判定すると(ステップS78:NO)、オブジェクト制御部4325は、区画に植物のオブジェクトを追加する(ステップS79)。この場合は、食物情報に含まれる副菜、主菜、主食のうち、副菜のみが閾値を超えると判定された場合である。ステップS78において、食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えると判定すると(ステップS78:YES)、オブジェクト制御部4325は、副菜と主食との分類のうち、食物情報に含まれる量と閾値との差(乖離率)が大きい分類に対応する動物のオブジェクトを追加する(ステップS80)。この場合は、食物情報に含まれる副菜、主菜、主食のうち、副菜と主食とが閾値を超えると判定された場合である。この場合、例えば、副菜の乖離率の方が大きければ植物のオブジェクトを追加し、主食の乖離率の方が大きければ雑食動物のオブジェクトを追加する。
食物情報に含まれる主菜の量が所定の閾値を超えると判定すると(ステップS77:YES)、オブジェクト制御部4325は、食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS81)。食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えないと判定すると(ステップS81:NO)、オブジェクト制御部4325は、副菜と主菜との分類のうち、食物情報に含まれる量と閾値との差(乖離率)が大きい分類に対応する動物のオブジェクトを追加する(ステップS82)。この場合は、食物情報に含まれる副菜、主菜、主食のうち、副菜と主菜とが閾値を超えると判定された場合である。この場合、例えば、副菜の乖離率の方が大きければ植物のオブジェクトを追加し、主菜の乖離率の方が大きければ肉食動物のオブジェクトを追加する。
ステップS81において、食物情報に含まれる主食の量が所定の閾値を超えると判定すると(ステップS81:YES)、オブジェクト制御部4325は、副菜と主菜と主食の分類のうち、食物情報に含まれる量と閾値との差(乖離率)が最も大きい分類に対応する動物のオブジェクトを追加する(ステップS83)。この場合は、食物情報に含まれる副菜、主菜、主食の全てが閾値を超えると判定された場合である。この場合、例えば、副菜の乖離率が最も大きければ植物のオブジェクトを追加し、主菜の乖離率が最も大きければ肉食動物のオブジェクトを追加し、主食の乖離率が最も大きければ雑食動物のオブジェクトを追加する。
なお、オブジェクト制御部3325は、ステップS79において区画に植物のオブジェクトを対応付けた場合、その時点で、その区画に対応付けられた植物のオブジェクトが所定の閾値を超えているか否かを判定し、判定結果に応じて草食動物を追加する処理を行ってもよいし、1日に1回、定められた時間(例えば、0時)に、特定の区画に対応付けられた植物のオブジェクトが所定の閾値を超えているか否かを判定し、判定結果に応じて草食動物を追加する処理を行ってもよい。
また、上述の例では、食物情報に含まれる主菜、副菜、主食の量が所定の閾値を超える場合、仮想空間上に表示させるオブジェクトに、分類に応じた動物のオブジェクトを加える例を示したが、閾値以下である場合、種別に応じたオブジェクトを削除するようにしてもよい。あるいは、例えば喫煙アプリケーションサーバ205から喫煙情報を取得した場合には、植物のオブジェクトを削除するような制御を行うこともできる。
あるいは、食物情報が食物アプリケーションサーバ202に送信された時刻(ユーザが食事をとった時刻)に応じて、異なる動物を対応付けるようにしてもよい。例えば、昼の時刻に食物情報が送信された場合、昼行性の動物(例えば、草食動物であればゾウ、キリン、ヤギなど。肉食動物であればチーターなど。雑食動物であればゴリラなど)を対応付け、夜の時刻に食物情報が送信された場合、夜行性の動物(例えば、草食動物であればカバなど。肉食動物であればライオン、オオカミ、トラなど。雑食動物であればサルなど)を対応付けるようにしてもよい。
また、1つの区画に対応付けることができる植物の数の閾値(例えば、9)を定めておき、閾値を超える植物を対応付けないように制御してもよい。また、1つの区画に対応付けることができる動物の数の閾値(例えば、3)を定めておき、閾値以上の動物を対応付けようとする場合には、いずれかの動物を削除するようにしてもよい。例えば、特定の区画に肉食動物を1つ追加する場合、その区画に対応付けられている草食動物または雑食動物のオブジェクトを1つ削除するようにしてもよい。同様に、特定の区画に草食動物を1つ追加する場合、その区画に対応付けられている肉食動物または雑食動物のオブジェクトを1つ削除するようにしてもよい。同様に、特定の区画に雑食動物を1つ追加する場合、その区画に対応付けられている草食動物または雑食動物のオブジェクトを1つ削除するようにしてもよい。またこの際、動物のオブジェクトを削除する区画は、削除対象の動物のオブジェクトが対応付けられている区画を選択することができる。
以上説明したように、本変形例によれば、食物情報の内容に応じた種別のオブジェクトを区画に対応付けることができる。また、食物情報に含まれる副菜、主菜、主食の分類に応じて、それぞれと観念的に関連する植物(草食動物)、肉食動物、雑食動物のオブジェクトを対応付けることができる。これにより、ライフログアプリケーションシステム4は、ユーザ自身の食事内容に応じて、仮想空間が発展していくような楽しみを提供することができる。
<第5の実施形態>
次に、第5の実施形態について説明する。図54は、第5の実施形態によるライフログアプリケーションシステム5の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム5は、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200と、ライフログアプリケーションサーバ5300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。ユーザ端末100とアプリケーションサーバ200とは、上述の実施形態と同様の構成である。ライフログアプリケーションサーバ5300は、上述の実施形態におけるライフログアプリケーションサーバと同様のアプリケーション制御装置である。
ライフログアプリケーションサーバ5300は、記憶部5310と、制御部5320とを備えている。記憶部5310は、ライフログアプリケーション記憶部5311を備えており、ライフログアプリケーション記憶部5311は、ユーザ情報記憶部5312と、区画情報記憶部5313と、付与情報記憶部5314と、オブジェクト情報記憶部5315とを備えている。制御部5320は、ライフログアプリケーション制御部5321を備えており、ライフログアプリケーション制御部5321は、ライフログ情報取得部5322と、ユーザ区画制御部5323と、表示情報生成部5324と、オブジェクト制御部5325と、ユーザ制御部5326とを備えている。
本実施形態における記憶部5310と、ライフログアプリケーション記憶部5311と、ライフログアプリケーション記憶部5311と、ユーザ情報記憶部5312と、区画情報記憶部5313と、付与情報記憶部5314と、オブジェクト情報記憶部5315と、制御部5320と、ライフログアプリケーション制御部5321と、ライフログアプリケーション制御部5321と、ライフログ情報取得部5322と、ユーザ区画制御部5323と、表示情報生成部5324と、オブジェクト制御部5325とは、第4の実施形態における記憶部4310と、ライフログアプリケーション記憶部4311と、ライフログアプリケーション記憶部4311と、ユーザ情報記憶部4312と、区画情報記憶部4313と、付与情報記憶部4314と、オブジェクト情報記憶部4315と、制御部4320と、ライフログアプリケーション制御部4321と、ライフログアプリケーション制御部4321と、ライフログ情報取得部4322と、ユーザ区画制御部4323と、表示情報生成部4324と、オブジェクト制御部4325と同様の構成であるため、以下、第4の実施形態と相違する点について説明する。
本実施形態では、仮想空間上に表示させるオブジェクトには、電灯を有する画像を含むオブジェクトが含まれることとし、ライフログアプリケーションサーバ5300は、アプリケーションサーバ200から取得するライフログ情報に応じて、オブジェクト画像に含まれる電灯の点灯状態と消灯状態とを切り替える。このような形態であれば、複数のアプリケーションサーバ200のうちのいずれのアプリケーションサーバ200から取得したライフログ情報に応じて、オブジェクト画像に含まれる電灯の点灯状態と消灯状態とを切り替えるようにしても良いが、以下の例では、睡眠アプリケーションサーバ204から取得する睡眠情報に応じて、オブジェクト画像に含まれる電灯の点灯状態と消灯状態とを切り替える例を説明する。
例えば、本実施形態における仮想空間には昼夜の状態が存在することとし、昼夜によって仮想空間全体の画像を切り替える。例えば、現実空間の実時間に応じて、5時から18時までは昼状態とし、18時から5時までは夜状態とする。図55は、昼状態の仮想空間の画像例を示す図である。図56は、夜状態の仮想空間の画像例を示す図である。このように、昼状態においては仮想空間全体が明るい画像を表示し、夜状態においては仮想空間全体が暗くなったような画像を表示するように切り替える。本実施形態では、夜状態の仮想空間に含まれるオブジェクト画像の点灯状態と消灯状態とを切り替える。ライフログアプリケーションサーバ5300は、睡眠情報に含まれる睡眠時間に応じて仮想空間における仮想的な電力が貯まり、貯まった電力により仮想空間における電灯を点けるように制御する。図57は、夜状態の仮想空間において点灯状態であるオブジェクト画像の例を示す図である。図58は、夜状態の仮想空間において消灯状態であるオブジェクト画像の例を示す図である。例えば、ライフログアプリケーションサーバ5300は、睡眠時間30分ごとに、夜状態のオブジェクトを点灯状態にするための1時間分の電力が貯まるように制御する。以下、このような本実施形態の構成について詳細に説明する。
ユーザ情報記憶部5312は、ユーザごとの電力量を記憶する。図59は、ユーザ情報記憶部5312が記憶するユーザ情報のデータ例を示す図である。ユーザ情報には、ユーザIDと、ユーザ名と、メールアドレスと、電力量とが含まれる。電力量は、仮想空間における仮想的な電力量(kWh)を示す値であり、ライフログ情報に含まれる睡眠時間に応じて加算される。例えば、睡眠時間(分)に100を乗じた値が、電力量に加算される。この場合、睡眠時間が6時間(360分)であれば、(360×100=)36000の値が電力量に加算される。この電力量を消費して、仮想空間におけるオブジェクトの電灯が点灯される。例えば、仮想空間における全てのオブジェクトの電灯を1時間点灯させた場合の消費電力量を3000(kWh)とし、1時間ごとに電力量を3000(kWh)減算する。この例では、30分の睡眠時間により、1時間分の消費電力量が加算される。
区画情報記憶部5313は、区画ごとに、昼状態の区画画像と夜状態の区画画像とを記憶する。図60は、区画情報記憶部5313が記憶する区画情報のデータ例を示す図である。区画情報には、区画IDと、属性と、範囲位置情報と、状態と、区画画像とが含まれる。状態が昼である区画画像には、昼状態の明るい区画画像が対応付けられる。状態が夜である区画画像には、夜状態の暗い区画画像が対応付けられる。
図61は、オブジェクト情報記憶部5315が記憶するオブジェクト情報のデータ例を示す図である。オブジェクト情報には、オブジェクトIDと、昼状態オブジェクト画像と、点灯状態オブジェクト画像と、消灯状態オブジェクト画像とが対応付けられる。昼状態オブジェクト画像は、昼状態の明るいオブジェクト画像である。点灯状態オブジェクト画像は、夜状態において電灯が点灯したオブジェクト画像である。消灯状態オブジェクト画像は、夜状態において電灯が消灯したオブジェクト画像である。
図62は、付与情報記憶部5314が記憶する付与情報のデータ例を示す図である。付与情報には、ユーザIDと、付与区画IDと、付与オブジェクトIDと、状態とが含まれる。状態は、区画画像およびオブジェクト画像の昼夜状態を示し、夜状態である場合には、オブジェクト画像の点灯状態または消灯状態を示す情報である。
図54に戻り、ライフログ情報取得部5322は、ユーザの睡眠に関する睡眠情報を睡眠アプリケーションサーバ204から取得する。睡眠情報には、睡眠時間を示す情報が含まれる。
ユーザ制御部5326は、ライフログ情報取得部5322が取得した睡眠情報に含まれる睡眠時間に応じた電力量を算出し、ユーザIDに対応付けてユーザ情報記憶部5312に記憶させる。
オブジェクト制御部5325は、ライフログ情報取得部5322が取得した睡眠情報に応じて、仮想空間上に表示させるオブジェクトを更新する。例えば、オブジェクト制御部5325は、睡眠情報に応じてユーザ制御部5326によって算出された電力量に応じて、オブジェクトに含まれる電灯の点灯状態と消灯状態とを切り替える。具体的には、オブジェクト制御部5325は、例えば自身の時計機能から現在時刻を取得し、現在時刻が昼の時間帯(5時〜18時)であるか夜の時間帯(18時〜5時)であるかを判定する。オブジェクト制御部5325は、昼の時間帯であると判定すると、付与情報記憶部5314に記憶されている付与情報の全ての状態に昼を対応付けて記憶させる。
一方、オブジェクト制御部5325は、夜の時間帯であると判定すると、付与情報記憶部5314に記憶されている、付与オブジェクトIDが対応付けられていない全ての付与情報の全ての状態に夜を対応付けて記憶させる。また、オブジェクト制御部5325は、ユーザ情報記憶部5312に記憶されているユーザの電力量を読み出し、読み出した電力量が、1時間の消費電力量以上か否かを判定する。オブジェクト制御部5325は、読み出した電力量が、1時間の消費電力量以上であると判定すると、付与情報記憶部5314に記憶されている、付与オブジェクトIDが対応付けられている全ての付与情報の全ての状態に点灯を対応付けて記憶させる。この場合、ユーザ情報記憶部5312に記憶されている電力量から、1時間分の消費電力量を減算する。一方、オブジェクト制御部5325は、読み出した電力量が、1時間の消費電力量未満であると判定すると、付与情報記憶部5314に記憶されている、付与オブジェクトIDが対応付けられている全ての付与情報の全ての状態に消灯を対応付けて記憶させる。
表示情報生成部5324は、仮想空間上に対応付けられたオブジェクトを表示する表示情報を生成する。
次に、図面を参照して、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム5の動作例を説明する。図63は、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム5の動作例を示す図である。
ユーザ端末100は、睡眠情報を睡眠アプリケーションサーバ204に送信する(ステップS91)。睡眠アプリケーションサーバ204は、ユーザ端末100から送信された睡眠情報を、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けて記憶する。また、睡眠アプリケーションサーバ204は、睡眠情報を、ライフログアプリケーションサーバ5300に送信する。ライフログアプリケーションサーバ5300のライフログ情報取得部5322は、睡眠アプリケーションサーバ204から送信された睡眠情報を受信する(ステップS92)。オブジェクト制御部5325は、ライフログ情報取得部5322が受信した睡眠情報に含まれる睡眠時間に応じて電力量を算出し、算出した電力量をユーザ情報記憶部5312に記憶させる(ステップS93)。
オブジェクト制御部5325は、現在時刻が夜の時間帯になったことを検知すると、ユーザ情報記憶部5312に記憶されているユーザの電力量を読み出し、読み出した電力量が消費電力量以上であるか否かを判定する(ステップS94)。オブジェクト制御部5325は、電力量が消費電力量以上でないと判定すると(ステップS94:NO)、付与情報記憶部5314に記憶されている付与オブジェクトIDの状態に、消灯を対応付けて記憶させる。また、付与情報記憶部5314に記憶されている、付与オブジェクトIDが対応付けられていない付与情報の状態に、夜を対応付けて記憶させる(ステップS96)。
一方、ステップS94において、オブジェクト制御部5325が、電力量は消費電力量以上であると判定すると(ステップS94:YES)、付与情報記憶部5314に記憶されている付与オブジェクトIDの状態に、点灯を対応付けて記憶させる。また、付与情報記憶部5314に記憶されている、付与オブジェクトIDが対応付けられていない付与情報の状態に、夜を対応付けて記憶させる(ステップS95)。表示情報生成部5324は、付与情報記憶部5314に記憶されている付与情報に基づいて表示情報を生成する(ステップS97)。表示情報生成部5324は、生成した表示情報をユーザ端末100に送信する(ステップS98)。
なお、本実施形態では、オブジェクト制御部5325が、現在時刻に応じて付与情報記憶部5314に記憶されている付与情報の状態を切り替えて記憶させる例を示したが、昼状態と夜状態(点灯状態と消灯状態)とを切り替えるものであれば、他のデータ構造、制御方法を適用することもできる。例えば、同一のオブジェクトについて、異なるオブジェクトIDに対応付けて昼状態のオブジェクト画像と夜状態(点灯状態と消灯状態)のオブジェクト画像とをオブジェクト情報記憶部5315に記憶させておく。そして、付与情報記憶部5314には、各状態のオブジェクトIDを対応付けて記憶させておく。表示情報生成部5324は、表示要求された時の時間帯に応じて、昼状態のオブジェクト画像と夜状態(点灯状態と消灯状態)のオブジェクト画像とのいずれを採用して表示情報を生成するかを判断する。
また、本実施形態では、昼の状態と夜の状態との仮想空間の画像を切り替える例を示したが、この他にも、例えば、明け方、昼、夕方、夜のように時間を分けて画像を切り替えるようにしてもよいし、季節や天気等によって異なる画像に切り替えるようにしてもよい。例えば夕方の状態では全体に夕暮れで赤みがかったような画像にしてもよいし、昼の状態であっても雨や雲により全体が暗くなったような画像とし、電灯の点灯状態と消灯状態とを切り替えるようにしてもよい。また、上述の例では、5時から18時までは昼状態とし、18時から5時までは夜状態としたが、昼夜状態の切替時刻は、季節に応じて変化するようにしてもよい。また、上述の例では、夜状態の場合に電灯を有するオブジェクトの画像を点灯状態と消灯状態を切り替える例を示したが、例えば、動物のオブジェクトについて、夜状態の場合には寝ている画像に切り替えるようにしてもよい。
また、本実施形態では、30分の睡眠に応じて1時間分の電力量が貯まる例を示したが、睡眠時間と点灯時間との関係は、管理者が任意に定めてよい。また、ユーザ情報に含まれる電力量が1時間の消費電力量以上であるか否かに応じて、全てのオブジェクトの点灯状態と消費状態とを切り替える例を示したが、電力量が消費電力量に満たない場合でも、区画に対応付けられた複数のオブジェクトのうち、例えば電力量と消費電力量との割合に応じた数のオブジェクトについては点灯状態とし、他のオブジェクトについては消灯状態とするようにしてもよい。また、例えば1分ごとの消費電力量を定め、1分ごとに電力量と1分の消費電力量とを比較する処理を行い、点灯状態と消費状態とを切り替える処理を行ってもよい。
また、消費電力量は、オブジェクトの数に関わらず一律でもよいし、仮想空間に対応付けられたオブジェクトの数に応じて定めるようにしてもよい。ただしこの場合、オブジェクトが増えすぎた場合に全てのオブジェクトの消費電力量を賄うことが不可能であるほどに増えすぎないように、消費電力量の上限値を定めておくようにしてもよい。あるいは、例えば夜の時間帯(例えば、18時から24時と、3時から5時)と深夜の時間帯(例えば、24時から3時)とを定め、深夜の時間帯の消費電力量は、夜の時間帯よりも小さい消費電力量となるようにしてもよい。あるいは、昼の時間帯であっても、夏日であって多数の冷房が駆動されるような状態では、電力が消費されるようにしてもよい。
また、ユーザ情報記憶部5312に記憶されているユーザの電力量は、1日ごとにリセットさせるものとしてもよいし、余った電力は次の日に持ち越せる(蓄電できる)ようにしてもよい。例えば、電力量を1日ごとにリセットする場合、ユーザの電力量は、夜の時間帯が終了する時点(5時)で0とし、その後に、その日の睡眠時間に応じた電力量を算出してユーザ情報記憶部5312に記憶させることができる。電力を次の日に持ち越す場合、新たな睡眠情報を取得した時点で、睡眠情報に含まれる睡眠時間に応じた電力量を算出し、ユーザ情報記憶部5312に記憶されている電力量に加算する。この際、前日から持ち越す分の電力量については、例えば0以上1以下の所定の係数を乗算した分の電力量を持ち越すようにしてもよい。
また、本実施形態では、睡眠情報に応じて電力が貯まる例を示したが、他のライフログ情報、例えば食物情報に含まれる食事量や分類ごとの量に応じて、電力が貯まるようにしてもよい。
<第6の実施形態>
次に、第6の実施形態について説明する。図64は、第6の実施形態によるライフログアプリケーションシステム6の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム6は、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200と、ライフログアプリケーションサーバ6300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。ユーザ端末100とアプリケーションサーバ200とは、上述の実施形態と同様の構成である。ライフログアプリケーションサーバ6300は、上述の実施形態におけるライフログアプリケーションサーバと同様のアプリケーション制御装置である。
ライフログアプリケーションサーバ6300は、記憶部6310と、制御部6320とを備えている。記憶部6310は、ライフログアプリケーション記憶部6311を備えており、ライフログアプリケーション記憶部6311は、ユーザ情報記憶部6312と、区画情報記憶部6313と、付与情報記憶部6314と、オブジェクト情報記憶部6315とを備えている。制御部6320は、ライフログアプリケーション制御部6321を備えており、ライフログアプリケーション制御部6321は、ライフログ情報取得部6322と、ユーザ区画制御部6323と、表示情報生成部6324と、オブジェクト制御部6325とを備えている。
本実施形態における記憶部6310と、ライフログアプリケーション記憶部6311と、ユーザ情報記憶部6312と、区画情報記憶部6313と、付与情報記憶部6314と、オブジェクト情報記憶部6315と、制御部6320と、ライフログアプリケーション制御部6321と、ライフログ情報取得部6322と、ユーザ区画制御部6323と、表示情報生成部6324と、オブジェクト制御部6325とは、第5の実施形態における記憶部5310と、ライフログアプリケーション記憶部5311と、ユーザ情報記憶部5312と、区画情報記憶部5313と、付与情報記憶部5314と、オブジェクト情報記憶部5315と、制御部5320と、ライフログアプリケーション制御部5321と、ライフログ情報取得部5322と、ユーザ区画制御部5323と、表示情報生成部5324と、オブジェクト制御部5325と同様の構成であるため、以下、第5の実施形態と相違する点について説明する。
本実施形態のライフログアプリケーションサーバ6300は、仮想空間における特定の区画の周囲区画に表示させるオブジェクトを、ライフログ情報に応じて更新する。
ライフログアプリケーションサーバ6300は、複数のアプリケーションサーバ200のうちのいずれのアプリケーションサーバ200から取得したライフログ情報に応じて、特定の区画の周囲区画に対応付けるオブジェクトを更新するようにしてもよいが、以下の例では、喫煙アプリケーションサーバ205から取得した喫煙情報に応じて、特定の区画の周囲区画に対応付けるオブジェクトを更新する。
例えば、ライフログアプリケーションサーバ6300は、喫煙アプリケーションサーバ205から、ユーザが喫煙したことを示す喫煙情報を受信すると、仮想空間における複数の区画のうちのいずれかの区画を特定し、特定した区画に工場であるオブジェクトを対応付ける。さらに、その区画の周囲区画のオブジェクトを更新する。図65は、本実施形態により、符号sk1に示す区画に工場のオブジェクトが対応付けられ、その区画の周囲区画である符号sk2と符号sk3とが示す区画に対応付けられたオブジェクトが更新された仮想空間の画像例を示す図である。ここでは、符号sk2が示す区画のビルが黒ずんだようになっており、符号sk3が示す区画にはビルの屋上に炎のオブジェクトが対応付けられている。周囲区画のオブジェクトの更新としては、この他にも、例えば周囲区画がスモッグで見難くなったり、周囲区画の植物が枯れたりするように、オブジェクトを更新する。これにより、喫煙が周囲に影響を与えることを仮想空間上で表現することができる。
オブジェクト情報記憶部6315は、上述したような炎やスモッグのオブジェクトや、黒ずんだビルや枯れた植物等のオブジェクトに関するオブジェクト情報を記憶する。図66は、オブジェクト情報記憶部6315に記憶されるオブジェクト情報のデータ例を示す図である。オブジェクト情報には、オブジェクトIDと、種別と、成長度と、オブジェクト画像とが含まれる。成長度にマイナスの値が対応付けられたオブジェクトには、工場による悪影響を受けたオブジェクト画像が対応付けられる。例えば、種別が施設であり、成長度が「−1」であるオブジェクト画像には、施設が黒ずんだ画像が対応付けられる。成長度が「−2」であるオブジェクト画像には、施設がさらに黒ずんだ画像が対応付けられる。同様に、例えば、種別が植物であれば、成長度がマイナスであるオブジェクト画像には、枯れた画像が対応付けられる。
ライフログ情報取得部6322は、喫煙アプリケーションサーバ205から喫煙情報を取得する。
オブジェクト制御部6325は、仮想空間において定められた複数の区画のうち、いずれかの区画を第1区画として特定する。ここで、オブジェクト制御部6325は、第4の実施形態におけるオブジェクト制御部4325と同様の方法で、例えばランダムに区画を特定することができる。また、オブジェクト制御部6325は、仮想空間において定められた複数の区画のうち、第1区画の周囲の区画である周囲区画を特定する。ここでは、例えば区画情報記憶部6313に図5と同様の隣接区画が含まれる区画情報を記憶させておき、オブジェクト制御部6325は、第1区画の隣接区画を周囲区画として特定することができる。また、オブジェクト制御部6325は、第1区画の隣接区画と、その隣接区画のさらに隣接区画とを、周囲区画として特定することもできる。
また、オブジェクト制御部6325は、ライフログ情報取得部6322が取得するライフログ情報に応じて、周囲区画に表示させるオブジェクトを更新する。具体的には、オブジェクト制御部6325は、周囲区画に表示させるオブジェクトについて、所定のオブジェクトを追加する処理または所定のオブジェクトに変更する処理を行う。例えば、スモッグや炎のオブジェクトを周囲区画に追加する処理や、施設であるオブジェクトの成長度がマイナスになるように変更する処理を行う。
次に、図面を参照して、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム6の動作例を説明する。図67は、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム6の動作例を示す図である。
ユーザ端末100は、ライフログ情報である喫煙情報を喫煙アプリケーションサーバ205に送信する(ステップS101)。喫煙アプリケーションサーバ205は、ユーザ端末100から送信された喫煙情報を、ユーザ端末100のユーザIDに対応付けて記憶する。喫煙アプリケーションサーバ205は、喫煙情報を、ライフログアプリケーションサーバ6300に送信する。ライフログアプリケーションサーバ6300のライフログ情報取得部6322は、喫煙アプリケーションサーバ205から送信された喫煙情報を受信する(ステップS102)。
オブジェクト制御部6325は、区画を特定する(ステップS103)。すなわち、オブジェクト制御部6325は、仮想空間において定められた複数の区画のうちからランダムに区画を選択し、選択した区画を第1区画として特定する。また、特定した第1区画の周囲区画を特定する。また、オブジェクト制御部6325は、喫煙情報に応じて、周囲区画のオブジェクトを更新する(ステップS104)。表示情報生成部6324は、付与情報記憶部6314に記憶されている付与情報に基づいて表示情報を生成する(ステップS105)。表示情報生成部6324は、生成した表示情報をユーザ端末100に送信する(ステップS106)。
以上説明したように、本実施形態によれば、アプリケーションサーバ200から取得するライフログ情報に応じて、仮想空間における特定区画の周囲区画のオブジェクトを更新することが可能となる。
<第6の実施形態:変形例6A>
次に、第6の実施形態の変形例を説明する。本変形例のライフログアプリケーションサーバ6300は、ユーザの喫煙量に応じて、周囲区画に表示させるオブジェクトを更新する。
本変形例におけるライフログ情報取得部6322が取得する喫煙情報には、ユーザの喫煙量が含まれる。
オブジェクト制御部6325は、ライフログ情報取得部6322が取得した喫煙情報に含まれる喫煙量に応じて、周囲区画に表示させるオブジェクトを更新する。具体的には、オブジェクト制御部6325は、喫煙量についての所定の閾値を予め記憶しておき、喫煙情報に含まれる喫煙量が所定の閾値を超える場合、周囲区画に表示させるオブジェクトを更新する。例えば、喫煙情報に含まれる喫煙量が喫煙本数であれば、オブジェクト制御部6325は、予め設定された1日の平均喫煙本数を所定の閾値として記憶しておく。1日の平均喫煙本数とは、例えばユーザから取得した喫煙情報に基づいて算出してもよいし、複数のユーザのユーザ端末100から喫煙アプリケーションサーバ205に送信されてくる喫煙情報に基づいて算出してもよいし、一般的な平均喫煙本数を予め定めたものであってもよい。
すなわち、オブジェクト制御部6325は、喫煙量が所定の閾値を超える場合、周囲区画に表示させるオブジェクトについて、所定のオブジェクトを追加する処理または所定のオブジェクトに変更する処理を行う。例えば、オブジェクト制御部6325は、1日の喫煙本数が、1日の平均喫煙本数を超える場合、所定のオブジェクトを追加する処理または所定のオブジェクトに変更する処理を行う。
なお、上述の例では、喫煙量は喫煙本数である例を示したが、喫煙量は、例えばタール量やニコチン量でもよい。このとき、ユーザの喫煙量であるタール量やニコチン量は、例えば、ライフログアプリケーションサーバ6300が予めユーザが喫煙しているタバコの銘柄等の入力を受け付けて記憶しておき、銘柄と本数に応じて喫煙量を特定してもよい。
<第7の実施形態>
次に、第7の実施形態について説明する。図68は、第7の実施形態によるライフログアプリケーションシステム7の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム7は、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200と、ライフログアプリケーションサーバ7300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。ユーザ端末100とアプリケーションサーバ200とは、上述の実施形態と同様の構成である。ライフログアプリケーションサーバ7300は、上述の実施形態におけるライフログアプリケーションサーバと同様のアプリケーション制御装置である。
ライフログアプリケーションサーバ7300は、記憶部7310と、制御部7320とを備えている。記憶部7310は、ライフログアプリケーション記憶部7311を備えており、ライフログアプリケーション記憶部7311は、ユーザ情報記憶部7312と、区画情報記憶部7313と、付与情報記憶部7314と、オブジェクト情報記憶部7315とを備えている。制御部7320は、ライフログアプリケーション制御部7321を備えており、ライフログアプリケーション制御部7321は、ライフログ情報取得部7322と、ユーザ区画制御部7323と、表示情報生成部7324と、オブジェクト制御部7325と、ユーザ制御部7326と、アバター制御部7327とを備えている。
本実施形態における記憶部7310と、ライフログアプリケーション記憶部7311と、ユーザ情報記憶部7312と、区画情報記憶部7313と、付与情報記憶部7314と、オブジェクト情報記憶部7315と、制御部7320と、ライフログアプリケーション制御部7321と、ライフログ情報取得部7322と、ユーザ区画制御部7323と、表示情報生成部7324と、オブジェクト制御部7325とは、第6の実施形態における記憶部6310と、ライフログアプリケーション記憶部6311と、ユーザ情報記憶部6312と、区画情報記憶部6313と、付与情報記憶部6314と、オブジェクト情報記憶部6315と、制御部6320と、ライフログアプリケーション制御部6321と、ライフログ情報取得部6322と、ユーザ区画制御部6323と、表示情報生成部6324と、オブジェクト制御部6325と同様の構成であるため、以下、第6の実施形態と相違する点について説明する。
本実施形態のライフログアプリケーションサーバ7300は、例えば第1の実施形態において示したように複数のユーザのそれぞれに対して区画を対応付けた場合、同一の区画に複数のユーザが対応付けられていれば、その複数のユーザ間の仮想空間においては互いに他のユーザが表示されるような表示情報を生成する。このようにすれば、仮想空間により多様な変化を与えることができるとともに、ユーザ間のコミュニケーションを促すことが可能となる。
ユーザ情報記憶部7312は、ユーザごとのアバター画像を記憶する。図69は、ユーザ情報記憶部7312が記憶するユーザ情報のデータ例を示す図である。ユーザ情報には、ユーザIDと、ユーザ名と、メールアドレスと、アバター画像とが含まれる。アバター画像は、仮想空間におけるユーザのアバターを示す画像である。図70は、アバター画像の例を示す図である。ここでは、アバターは人の姿である例を示しており、符号ab1に示す頭部と、符号ab2に示す胴体部から構成される。アバター画像には、画像の情報そのものが対応付けられていてもよいし、画像が記憶されている位置を示すリンクが対応付けられていてもよい。
ライフログ情報取得部7322は、位置アプリケーションサーバ201から位置情報を取得する。
ユーザ区画制御部7323は、第1の実施形態と同様に、仮想空間において定められた複数の区画のうち、ライフログ情報取得部7322が取得した位置情報に対応する仮想空間上の区画とユーザ端末100のユーザである第1ユーザとを対応付ける。
ユーザ制御部7326は、第1ユーザに対応付けた区画と同一の区画が対応付けられた他のユーザである第2ユーザを特定する。具体的には、例えば付与情報記憶部7314に図7において示した付与情報が記憶されている場合、ユーザ制御部7326は、付与情報記憶部7314に記憶されている付与情報を読み出し、第1ユーザ(例えば、ユーザIDがU1であるユーザ)に対応付けた区画(例えば、付与区画IDがP3である区画)が対応付けられた他のユーザである第2のユーザ(例えば、ユーザIDがU2であるユーザ)を特定する。
表示情報生成部7324は、第1ユーザに対応付けた区画と、ユーザ制御部7326が特定した第2ユーザを示す画像とを対応付けて表示する表示情報を生成する。ここで、第2ユーザを示す画像とは、例えば第2ユーザに対応付けられてユーザ情報記憶部7312に記憶されているアバター画像である。図71は、表示情報生成部7324が生成する表示情報の例を示す図である。
アバター制御部7327は、ユーザ情報記憶部7312に記憶されているユーザ情報に、アバター画像を対応付けて記憶させる。ユーザ情報記憶部7312に記憶させるアバター画像は、初期状態では全てのユーザに同一のアバター画像を記憶させてもよいし、アバター制御部7327が選択した任意の画像を記憶させてもよいし、ユーザの操作に応じて生成したアバター画像を記憶させてもよい。
次に、図面を参照して、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム7の動作例を説明する。図72は、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム7の動作例を示す図である。この動作例は、上述の実施形態における動作例で説明した表示情報生成処理の具体例のひとつである。
ユーザ端末100に送信する表示情報を生成する際、ユーザ制御部7326は、表示情報を送信するユーザ端末100のユーザIDに対応付けられた他のユーザのユーザ情報を、ユーザ情報記憶部7312から読み出す(ステップS110)。表示情報生成部7324は、付与情報記憶部7314に記憶されている付与情報に基づいて表示情報を生成するとともに、生成した表示情報に、ステップS110において特定したユーザ情報に含まれるアバター画像を対応付けた表示情報を生成する(ステップS111)。
なお、本実施形態では、アバターは人の姿である例を示したが、架空の生物の姿でもよいし、ロボットや動物等の姿でもよい。
また、本実施形態では、仮想空間に表示する他のユーザに関する画像とはアバター画像である例を示したが、アバター画像でなくても、例えば他のユーザのユーザ名やアイコン等を示す画像であってもよい。
以上説明したように、本実施形態のライフログアプリケーションサーバ7300によれば、ユーザは自身と同じ場所に行ったことのある他のユーザに関する画像をみることができ、仮想空間により多様な変化を与えることができる。また、他のユーザのアバター画像について、他のユーザの操作に応じて生成されたアバター画像を表示するようにすれば、ユーザごとに異なるアバター画像が表示されるとともに、アバター画像によりユーザを識別できるようになり、ユーザ間のコミュニケーションを促すことができる。
<第7の実施形態:変形例7A>
次に、第7の実施形態の変形例を説明する。上述の例において、ユーザ制御部7326が、第1ユーザに対応付けた区画と同一の区画が対応付けられた他のユーザである第2ユーザを特定する際、第2ユーザは全てのユーザのうちから特定してもよいが、予め友達関係が定められたユーザのうちから特定するようにしてもよい。
図73は、本変形例におけるユーザ情報記憶部7312が記憶するユーザ情報のデータ例を示す図である。ユーザ情報には、ユーザIDと、ユーザ名と、メールアドレスと、アバター画像と、友達ユーザIDとが含まれる。友達ユーザIDは、例えばユーザからの操作に応じて定められた他のユーザを識別するユーザIDである。ここでは、例えばユーザIDがU1であるユーザに、ユーザIDがU2と、U5と、U18と、U39と、・・・であるユーザが対応付けられている。
ユーザ制御部7326は、複数のユーザのうち、第1ユーザに対応付けた区画と同一の区画が対応付けられ、かつ、ユーザ情報記憶部7312に記憶されたユーザ情報において友達ユーザとして対応付けられた他のユーザのユーザIDを特定する。このようにすれば、複数のユーザのうち、友達関係が定められたユーザのみのユーザ画像が自身の仮想空間に現れるようにすることができる。
友達関係については、例えば、複数のアプリケーションサーバ200のうち、ユーザ間の友達関係を有するアプリケーションサービスを提供するいずれかのアプリケーションサーバ200から友達関係を取得し、取得した友達関係に基づいて、他のユーザを特定するようにしてもよい。
また、例えば第1ユーザのユーザ端末100に表示させた仮想空間内において、他のユーザのアバター画像が選択されると、選択された他のユーザに対応付けられて付与情報記憶部7314に記憶された付与情報に基づいて生成した仮想空間の表示情報を、第1ユーザのユーザ端末100に送信するようにしてもよい。このようにすれば、ライフログアプリケーションサーバ7300は、他のユーザのライフログ情報に基づいて生成される表示情報を見せることができ、新たな楽しみを提供するとともに、ユーザ間のコミュニケーションを促すことができる。
<第8の実施形態>
次に、第8の実施形態について説明する。図74は、第8の実施形態によるライフログアプリケーションシステム8の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム8は、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200と、ライフログアプリケーションサーバ8300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。ユーザ端末100とアプリケーションサーバ200とは、上述の実施形態と同様の構成である。ライフログアプリケーションサーバ8300は、上述の実施形態におけるライフログアプリケーションサーバと同様のアプリケーション制御装置である。
ライフログアプリケーションサーバ8300は、記憶部8310と、制御部8320とを備えている。記憶部8310は、ライフログアプリケーション記憶部8311を備えており、ライフログアプリケーション記憶部8311は、ユーザ情報記憶部8312と、区画情報記憶部8313と、付与情報記憶部8314と、オブジェクト情報記憶部8315と、アバター頭部情報記憶部8317と、アバター胴体部情報記憶部8318とを備えている。制御部8320は、ライフログアプリケーション制御部8321を備えており、ライフログアプリケーション制御部8321は、ライフログ情報取得部8322と、ユーザ区画制御部8323と、表示情報生成部8324と、オブジェクト制御部8325と、アバター制御部8327とを備えている。
本実施形態における記憶部8310と、ライフログアプリケーション記憶部8311と、ユーザ情報記憶部8312と、区画情報記憶部8313と、付与情報記憶部8314と、オブジェクト情報記憶部8315と、制御部8320と、ライフログアプリケーション制御部8321と、ライフログ情報取得部8322と、ユーザ区画制御部8323と、表示情報生成部8324と、オブジェクト制御部8325と、アバター制御部8327とは、第7の実施形態における記憶部8310と、ライフログアプリケーション記憶部8311と、ユーザ情報記憶部8312と、区画情報記憶部8313と、付与情報記憶部8314と、オブジェクト情報記憶部8315と、制御部8320と、ライフログアプリケーション制御部8321と、ライフログ情報取得部8322と、ユーザ区画制御部8323と、表示情報生成部8324と、オブジェクト制御部8325と、アバター制御部8327と同様の構成であるため、以下、第7の実施形態と相違する点について説明する。
本実施形態のライフログアプリケーションサーバ8300は、アプリケーションサーバ200から取得するライフログ情報に応じて、ユーザに対応するアバター画像を更新する。複数のアプリケーションサーバ200のうちのいずれのアプリケーションサーバ200から取得したライフログ情報に応じてアバター画像を更新するようにしてもよいが、本実施形態では、食物アプリケーションサーバ202から取得した食物情報と、運動アプリケーションサーバ207から取得した運動情報とに応じてアバター画像を更新する例を説明する。具体的には、例えば、ライフログアプリケーションサーバ8300は、ユーザごとに、頭部と胴体部とで構成されたアバター画像を記憶しておき、食物アプリケーションサーバ202が取得するユーザの食事内容や運動量と連動させて、アバター画像が示すアバターの体型を変化させる。
図75は、ユーザ情報記憶部8312が記憶するユーザ情報のデータ例を示す図である。ユーザ情報には、ユーザIDと、ユーザ名と、メールアドレスと、アバター画像と、頭部IDと、胴体部IDと、胴体種別とが含まれる。アバター画像は、頭部IDによって特定される頭部画像と、胴体部IDと胴体種別とによって特定される胴体部画像とが連結された画像である。上述したように、例えば図70に示したアバター画像においては、符号ab1に示すアバターの部分が頭部であり、符号ab2に示すアバターの部分が胴体部である。頭部IDは、ユーザによって選択されたアバターの頭部を識別する識別情報である。胴体部IDは、ユーザによって選択されたアバターの胴体部を識別する識別情報である。胴体種別は、同一の胴体部IDに対応する胴体の種別であり、種別に応じて体型が異なる胴体部画像が対応付けられる。
アバター頭部情報記憶部8317は、アバターの頭部に関するアバター頭部情報が記憶される。図76は、アバター頭部情報記憶部8317が記憶するアバター頭部情報のデータ例を示す図である。アバター頭部情報には、頭部IDと、頭部画像とが含まれる。頭部IDは、アバターの頭部を識別する識別情報である。頭部画像は、頭部IDに対応するアバターの頭部の画像である。
アバター胴体部情報記憶部8318は、アバターの胴体部に関するアバター胴体部情報が記憶される。図77は、アバター胴体部情報記憶部8318が記憶するアバター胴体部情報のデータ例を示す図である。アバター胴体部情報には、胴体部IDと、胴体部種別と、胴体部画像とが含まれる。胴体部IDは、アバターの胴体部を識別する識別情報である。胴体種別は、同一の胴体部IDに対応する胴体の種別である。例えば、胴体種別が「大肉」である胴体画像には、太った体型の画像が対応付けられる。胴体種別が「中肉」である胴体画像には、大肉よりやや細い体型の画像が対応付けられる。胴体種別が「やや肉」である胴体画像には、中肉よりやや細い体型の画像が対応付けられる。胴体種別が「痩身」である胴体画像には、やや肉より細く、一般的な体型の画像が対応付けられる。胴体種別が「細マッチョ」である胴体画像には、痩身の体型が筋肉質になったような体型の画像が対応付けられる。胴体種別が「中マッチョ」である胴体画像には、細マッチョの体型から筋肉量が増加したような体型の画像が対応付けられる。胴体種別が「太マッチョ」である胴体画像には、中マッチョの体型から筋肉量が増加したような体型の画像が対応付けられる。ここでは、「大肉」の胴体種別の順位を「−3」とし、「中肉」の胴体種別の順位を「−2」とし、「やや肉」の胴体種別の順位を「−1」とし、「痩身」の胴体種別の順位を「0」とし、「細マッチョ」の胴体種別の順位を「+1」とし、「中マッチョ」の胴体種別の順位を「+2」とし、「太マッチョ」の胴体種別の順位を「+3」として数値により管理することもできる。
ライフログ情報取得部8322は、ユーザの行動履歴を示すライフログ情報を取得する。例えば、ライフログ情報取得部8322は、食物アプリケーションサーバ202から食物情報を取得する。また、ライフログ情報取得部8322は、運動アプリケーションサーバ207から、運動情報を取得する。
アバター制御部8327は、ライフログ情報取得部8322が取得したライフログ情報に応じて、仮想空間上に表示させるユーザに対応するアバター画像を更新する。例えば、アバター制御部8327は、食物情報に含まれる食事量に応じて、アバターの画像を変化させる。具体的には、アバター制御部8327は、例えば食事情報に含まれるカロリー量(エネルギー量)が大きいほど、アバターの胴体部分の胴体種別を、より「大肉」に近い種別に変化させて(順位に1を減算して)ユーザ情報記憶部8312に記憶させる。例えば、アバター制御部8327は、食事情報に含まれるカロリー量と予め記憶する閾値とを比較して、カロリー量が閾値を超えている場合、胴体種別の順位を減算する。
あるいは、アバター制御部8327は、例えば運動情報に含まれる運動量が大きいほど、アバターの胴体部分の胴体種別を、より「太マッチョ」に近い種別に変化させて(順位に1を加算して)ユーザ情報記憶部8312に記憶させる。例えば、アバター制御部8327は、運動情報に含まれる運動量と予め記憶する閾値とを比較して、運動量が閾値を超えている場合、胴体種別の順位を加算する。アバター制御部8327は、このように変化された胴体種別に対応する胴体部IDに対応付けられた胴体画像をアバター胴体部情報記憶部8318から読み出し、頭部IDに対応付けられた頭部画像をアバター頭部情報記憶部8317から読み出し、読み出した胴体部画像と頭部画像とを連結させたアバター画像を生成し、ユーザ情報記憶部8312に記憶させる。
次に、図面を参照して、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム8の動作例を説明する。図78は、本実施形態によるライフログアプリケーションシステム8の動作例を示す図である。
ライフログ情報取得部8322は、アプリケーションサーバ200からライフログ情報を取得する(ステップS120)。アバター制御部8327は、ライフログ情報取得部8322が取得したライフログ情報に応じてアバター画像を生成し、生成したアバター画像をユーザ情報記憶部8312に記憶させる(ステップS121)。
このように生成したアバター画像は、例えばそのユーザがユーザ端末100を用いてライフログアプリケーションサーバ8300にアクセスしてユーザ認証を行った際、そのユーザが参照可能なページに表示させることができる。あるいは、第7の実施形態に示したように、他のユーザの仮想空間に表示させることもできる。このように、他のユーザにアバター画像が表示されるようにすれば、他のユーザに体型の良いアバター画像をみせたいと思うことが考えられ、バランスの良い食事をとってライフログを記録しようという動機や、運動をしてライフログを記録しようという動機をユーザに提供することができる。
このようなアバター画像の更新処理は、ライフログ情報取得部8322がライフログ情報を取得するごとに行ってもよいし、所定期間(例えば1日や1週間)ごとに定期的に行うこともできる。例えば、毎日24時の時点で、その日の食事量と運動量との合計に応じて、胴体種別を更新し、アバター画像を更新することができる。あるいは、例えば毎週日曜の24時の時点で、1週間の食事量と運動量との合計に応じて、胴体種別を更新し、アバター画像を更新することができる。
例えば、1週間ごとにアバターの更新処理を行う場合、1週間の食物情報からカロリー量を算出し、算出したカロリー量と、予め設定しておいた閾値(例えば、20000kcal)とを比較して、カロリー量が閾値を超えている場合、胴体種別の順位に1を減算する。ここでは、アバター制御部8327は、例えば食物情報が送信された時刻が夜の遅い時刻(例えば、22:00以降)である場合、カロリー量に500kcalを加算するようにしてもよい。また、1週間の運動情報から運動量を算出し、算出した運動量と、予め設定しておいた閾値(例えば、回数であれば3回)とを比較して、運動量が閾値を超えている場合、胴体種別の順位に1を加算する。このとき、例えば1週間のカロリー量が閾値以上であり、かつ運動量が閾値未満である場合、胴体種別の順位に1を減算することができる。あるいは、カロリー量が閾値以上であり、かつ運動量が閾値以上である場合、胴体種別の順位を変動しないようにすることができる。あるいは、カロリー量が閾値未満であり、かつ運動量が閾値以上である場合、胴体種別の順位に1を加算することができる。あるいは、カロリー量が閾値未満であり、かつ運動量が閾値未満である場合、胴体種別の順位を変動しないようにすることができる。
なお、本実施形態では、運動アプリケーションサーバ207から取得した運動情報に含まれる運動量に基づいて胴体種別を特定する例を示したが、運動量は、例えば、施設アプリケーションサーバ203からスポーツ施設を示す施設情報を受信した回数により定めるようにしてもよい。例えば、ライフログ情報取得部8322が施設アプリケーションサーバ203からスポーツ施設に関する施設情報を受信すると、ライフログアプリケーションサーバ8300は、第3の実施形態に示したように、スポーツ施設を示すオブジェクトを仮想空間に対応付けるとともに、1回の運動を行った運動情報としてアバター画像を更新する。
また、本実施形態では、7つの順位に応じて体型が異なる胴体部の胴体種別の例を示したが、順位の数はこれに限るものではなく、並び順も上述の順位に限るものではない。
また、本実施形態では、頭部と胴体部との部分を結合してアバター画像を生成する例を示したが、アバター画像は任意の数の部分から構成されてもよい。例えば、頭部が、髪、輪郭、目、鼻、口、耳、等の部分から構成されるようにしてもよいし、胴体部が、手、足、腰等の部分から構成されるようにしてもよい。あるいは、部分にわけずに、すなわちアバター全体が1つの部分から構成されるようにして、順位に応じた画像を特定するようにしてもよい。さらに、メガネやアクセサリー、服、スポーツ道具(例えば、スノーボードの板)等が着脱可能に構成されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、食物情報や運動情報に応じてアバター画像を更新する例を示したが、例えば、他のアプリケーションサーバ200から送信されるライフログ情報に応じてアバター画像を更新することもできる。例えば、喫煙アプリケーションサーバ205から喫煙情報を取得した場合には、アバターがタバコを吸っている画像に更新したり、睡眠アプリケーションサーバ204から睡眠情報を取得した場合には、アバターが寝ている画像に更新したりすることも可能である。あるいは、睡眠情報に含まれる睡眠時間に応じて、アバター画像の背が伸びたような画像に更新することもできる。あるいは、例えば食物情報に基づいてアルコールの摂取量を算出し、アルコールの摂取量が所定の閾値を超えた場合、顔を赤面させたような画像や泥酔させたような画像に更新することもできる。
<他の実施形態、変形例>
なお、上述の各実施形態では、ユーザ端末100の測位部107が、衛星測位システムを用いて自装置の位置を測定する例を示したが、他の方法によりユーザ端末100の位置を測位して位置情報を取得してもよい。例えば、ユーザ端末100と通信可能な基地局のSSID(Service Set Identifier)を用いてユーザ端末100の位置を測定することもできる。
また、上述の各実施形態では、仮想空間における複数の区画のうち、土地区画にオブジェクトを対応付け、道区画にはオブジェクトを対応付けない例を示したが、道区画にオブジェクトを対応付けることもできる。
また、上述の各実施形態では、ユーザ端末100と、複数のアプリケーションサーバ200と、ライフログアプリケーションサーバ300(ライフログアプリケーションサーバ1300、ライフログアプリケーションサーバ2300、ライフログアプリケーションサーバ3300、ライフログアプリケーションサーバ4300、ライフログアプリケーションサーバ5300、ライフログアプリケーションサーバ6300、ライフログアプリケーションサーバ7300、ライフログアプリケーションサーバ8300)とのコンピュータ装置が通信して処理を行う例を示したが、これらのコンピュータ装置が備える各構成は、クラウド環境やネットワーク環境、ユーザ数の規模、ゲーム性、ライフログアプリケーションシステムを構成するために用意されたハードウェアの数やスペック等に応じて、任意の台数のコンピュータ装置に分散または集約して配置することができる。
例えば、図79は、アプリケーション制御装置であるライフログアプリケーションサーバ9300が、複数のアプリケーションサーバ200によって提供されるアプリケーションサービスと同様のサービスを提供する機能部を備えるように構成したライフログアプリケーションシステム9の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム9は、ユーザ端末100と、ライフログアプリケーションサーバ9300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。ユーザ端末100は、上述の実施形態と同様の構成である。記憶部9310は、ライフログアプリケーション記憶部9311を備えており、ライフログアプリケーション記憶部9311は、ユーザ情報記憶部9312と、区画情報記憶部9313と、付与情報記憶部9314とを備えている。各構成は、第1の実施形態において同名の機能部と同様の構成である。
制御部9320は、ライフログアプリケーション制御部9321を備えており、ライフログアプリケーション制御部9321は、ライフログ情報取得部9322と、ユーザ区画制御部9323と、表示情報生成部9324と、位置アプリケーションサービス部9331と、食物アプリケーションサービス部9332と、施設アプリケーションサービス部9333と、睡眠アプリケーションサービス部9334と、喫煙アプリケーションサービス部9335と、メッセージアプリケーションサービス部9336と、運動アプリケーションサービス部9337と、写真アプリケーションサービス部9338とを備えている。ユーザ区画制御部9323と、表示情報生成部9324と、位置アプリケーションサービス部9331と、食物アプリケーションサービス部9332とは、第1の実施形態において同名の機能部と同様の構成である。
位置アプリケーションサービス部9331と、食物アプリケーションサービス部9332と、施設アプリケーションサービス部9333と、睡眠アプリケーションサービス部9334と、喫煙アプリケーションサービス部9335と、メッセージアプリケーションサービス部9336と、運動アプリケーションサービス部9337と、写真アプリケーションサービス部9338とは、それぞれ第1の実施形態における位置アプリケーションサーバ201と、食物アプリケーションサーバ202と、施設アプリケーションサーバ203と、睡眠アプリケーションサーバ204と、喫煙アプリケーションサーバ205と、メッセージアプリケーションサーバ206と、運動アプリケーションサーバ207と、写真アプリケーションサーバ208と同様のアプリケーションサービスを提供する。
ここでは、全てのアプリケーションサーバ200と同様のアプリケーションサービスを提供する機能部をライフログアプリケーション制御部9321が備える例を示したが、ライフログアプリケーション制御部9321は、任意のアプリケーションサーバ200と同様のアプリケーションサービスを提供する機能部を備えるようにしてもよい。
また、ライフログアプリケーション記憶部9311とライフログアプリケーション制御部9321とは、第2から第8の実施形態のそれぞれに示した各機能部を備え、処理するものであってもよい。
あるいは、例えば、図80は、アプリケーション制御装置が備える各部を、ユーザ端末1100が備えるようにしたライフログアプリケーションシステム10の構成を示すブロック図である。ライフログアプリケーションシステム10は、ユーザ端末1100と、複数のアプリケーションサーバ200とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク50を介して接続されている。すなわち、ユーザ端末1100自体がアプリケーション制御装置として動作する。
ユーザ端末1100は、表示部1101および入力部1102であるタッチパネル1103と、記憶部1104と、制御部1105と、通信部1106と、測位部1107と、撮像部1108とを備えている。記憶部1104は、ライフログアプリケーション記憶部1109を備えている。制御部1105は、ライフログアプリケーション制御部1110を備えている。ライフログアプリケーション記憶部1109とライフログアプリケーション制御部1110とは、第1から第8の実施形態のそれぞれにおいて示した各機能部を備え、処理するものであってよい。
また、上述した各実施形態の構成は、任意に組み合わせて構成することができる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりライフログ情報に応じた制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。