JP3732355B2 - プレス機械 - Google Patents

プレス機械 Download PDF

Info

Publication number
JP3732355B2
JP3732355B2 JP12081099A JP12081099A JP3732355B2 JP 3732355 B2 JP3732355 B2 JP 3732355B2 JP 12081099 A JP12081099 A JP 12081099A JP 12081099 A JP12081099 A JP 12081099A JP 3732355 B2 JP3732355 B2 JP 3732355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
press machine
linear motor
press
linear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12081099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000312992A (ja
Inventor
一雄 中元
定男 佐野
孝之 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sodick Co Ltd filed Critical Sodick Co Ltd
Priority to JP12081099A priority Critical patent/JP3732355B2/ja
Publication of JP2000312992A publication Critical patent/JP2000312992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3732355B2 publication Critical patent/JP3732355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/42Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by magnetic means, e.g. electromagnetic

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Linear Motors (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所望によりせん断加工から、曲げ加工、絞り加工、各種成形加工、圧縮加工、及び結合加工を行い得るプレス機械、そして大型大容量機よりは小型高速プレス機械、例えばダイイング形のプレス機械等として構成して好適なもので、ベッドのボルスタに固定された下型に対して往復移動するスライドに上型が固定され、前記スライドの往復移動がリニアモータによって駆動される形式のプレス機械の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
スライドの往復運動をリニアモータによって駆動する形式のプレス機械として、特開平10−202,397号公報に記載のものと、日刊工業新聞社発行「プレス機械」Vol.36、No.9、(8/1998)P66〜71「学習制御を用いたリニアモータ駆動CNCプレスの開発」に記載のものとがある。
【0003】
前者は、そのリニアモータ自体に関する記載内容が判然としていない所があるが、スライドの往復運動をリニアモータによって駆動するために、リニアモータの移動子がスライドの側面に固定されたプレス機械、及び、スライドが機台の上方に配置される少なくとも2個のガイドポストに支持される形式のプレス機ではガイドポストを連結する連結部材にリニアモータを取付ける(アンダドライブ式)こと等、及びこうすることによってクランクシャフト等のない極めてコンパクトで簡単な構造の、製作コストの低減できるプレス機が提供でき、しかもスライドの速度を自在に変化させることが可能で、高性能で十分な推力を発揮できると主張している。そして、この公報によれば、前記スライドが機台に固定されるリンク機構に接続され、このリンク機構によって駆動されるプレス機械も開示されている。
【0004】
前記後者の文献には、前記前者の文献に記載開示のアンダードライブ式リニアモータプレス機につき具体的で詳細な開示がある。これを概略構成を説明するための縦断正面図の図6より説明すると、1は中空箱枠状の機台で、上端と下端の四角枠板1A、1Bには、上端部がスライド2に取付け固定された4本のガイドポスト3が夫々貫挿する、好ましくは、リニアモーションボールベアリングのようなガイド部材4が設けられ、前記上端枠板1Aの上面には、スライド2に取付けられる図示しない上型に対して下型が取付けられるボルスタ5が設けられている。そして、推力が6KN(≒612kgf)のリニアモータ6、7を4個図示の場合左右両側面に各2個、夫々上下方向に推力を作用させ得るように並設されている。即ち、図示の場合6A、7Aは機台1の相対向する左右の内壁面に内側を向いて取付けられた励磁コイル又はヨーク鉄芯と巻回励磁コイルからなる固定子、6B、7Bは前記固定子6A、7Aと微小間隙を隔てて相対向するようにガイドポスト3に連結される磁石板で、永久磁石片が所定個数上下移動方向に接着列設されている。
【0005】
8は、4本のガイドポスト3を相互一体に連結する連結部材で、ガイドポスト3が挿通する上下一対の連結版8Aと、該一対の連結版8Aをガイドポスト3軸方向に所定の間隙を隔てた状態に結合する前記磁石板6B、7Bを張りつける両側面の結合版8Bと、之等をガイドポスト3に固定する結合具8Cとからなり、そして、該連結部材8は、相当の重量を有する所から、該連結部材の重量を打消すバランサを取付け、モータ6、7の駆動力のみがプレス加工に寄与するように工夫されている。
【0006】
また、この開発プレス機には、図示してないが、金型部にリニアスケールの位置検出装置が設けられ、スライドの精密な位置検出を行ない、実際のスライドの位置と設定値との差がなくなるような学習制御を行うことにより、プレス加工時の機械本体の変形、打抜き時のブレークスルーによるスライドの動き、さらに室温変化や機械の昇温による下死点精度劣化など、あらかじめ予測できない動きを補償し、負荷時における正確な下死点精度を実現することをねらっているとしている。
【0007】
そして、この開発プレス機の運動特性として、▲1▼プレス容量として、計算荷重の24KNが得られ、▲2▼低速および高速のストローク数としては、定圧静止負荷で制御に問題があるものの、最低1rpmから、設計値の30mmストローク、100rpm、及び最高で5mm、600rpmまで駆動でき、▲3▼下死点精度は、ブレークスルーが生ずる打抜き加工において、位置検出点で±5μmに入れることができ、この値を長時間運転において維持できるとされる。又、▲4▼スライドストロークの位置及び速度において、任意のプログラム制御ができ、そのストローク位置精度度が工作機械並みであり、そして、▲5▼打抜き音等の加工音以外は殆ど騒音の発生が無く、加工時の速度を下げることにより加工音も大幅に低下させることが出来るとされる。
【0008】
そして、上述した点を含む多くの特徴点を挙げ、従来のプレス機械との比較で、油圧プレスの機能をメカプレスで実現すると共に、「高速性」と「スライド精度」と「制御性」を大幅に向上させているものの、用途開発が未だで、実用に供されていないのが実状のようである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
よって検討するに、上述のリニアモータを搭載したプレス機械の適切な用途開発が行われず、かつ該機械及び技術を普及させられない理由は、大きく分けて技術面と価格面との理由があると思われる。
【0010】
まず、前者の技術面に就いて見ると、折角リニアモータを用い、かつ、「高速性」を特徴として謳いながら、スライド2の移動速度が、充分高速度となっておらず、スライド2の移動が真に高速度になった場合に得られる新規及び/又は有用な効果が得られていないものと思われる。
【0011】
また、プレス機械は、同一推力(6KN)の4個のリニアモータ6、7が、図示の場合左右の各側面に2個ずつ並列され、各リニアモータの電磁石固定子6A、7Aと磁石板可動子6B、7B間の可成強力な磁気吸引力を右側と左側に相殺させてバランスさせてあるので、この磁気吸引力に直角な方向のスライド2の移動に障害を与えないはずであるが、そのためには定格推力12KNと言う大きな容量のリニア交流同期モータにより両側から引張られている可動子側の連結部材8を可成頑丈に造る必要があると思われる。
【0012】
そして、さらに、前述したように、当該プレス機械は、前述連結部材8の重量を打消すバランサーを取り付けけているとしているが、このバランサーが重力の加速度程度、又はそれ以上の加速度で増速するリニアモータの駆動に応答するものか明らかでない。
【0013】
次に、上記した価格面であるが、当プレス機械は、最大上型重量が約30kg前後程度のものと思われる所、可成大容量のリニアモータを4個も登載して居り、ACサーボモータ等に対し、Nd−Fe−B磁石等の超強力磁石や固定子用電磁構造体の使用及び高速移動のための電源及び精密制御の制御装置等を必要とする所から、例えば従来からのACサーボモータのねじ式プレス機械等に比較して高価なものとなり、費用対効果の点からも用途開発は難しいものと思われる。
【0014】
従って本発明は、駆動モータとしてリニアモータを搭載することによりスライドの移動が制御性良く高精度に行われるだけでなく、真に高速度で移動してプレス加工するプレス機械、しかもその搭載するリニアモータを大推力の大容量のものとする必要がない構造のプレス機械で、かつ構造を簡単にしてスライドを含む可動部を軽量に製作でき、安価に製作可能なプレス機械を提供することを目的とする。
【0015】
【発明を解決するための手段】
前述の本発明の目的は、(1)機台のボルスタに固定された下型に対して往復運動するスライドに上型が固定され、前記スライドの往復運動がリニアモータによって駆動されるプレス機械において、
前記スライドに上端側が連結固定され、下方側が機台に設けたガイド部材によって軸方向に案内される複数本のガイドポストと、該ガイドポストの夫々に移動軸方向と直交する方向に互に背向させて永久磁石片を軟磁性板に移動方向に沿って接着列設した一対の磁石板が固定して設けられ、該各磁石板の磁石片面にヨークと巻回励磁コイルとからなる電磁石の固定子が微小間隙を隔てて相対向するように機台に設けられたリニアモータと、前記スライドの機台に対する移動位置を検出するように両者の順次の位置指令を出力する制御装置と、前記位置検出装置の検出位置信号と制御装置の出力位置指令と比較演算してその偏差が所定となるように前記固定子の励磁コイルに励磁電流を出力して前記スライドと共に各ガイドポストを可動子として移動させるリニアモータの駆動装置とを備えて成るプレス機械装置とすることにより、より良く達成される。
【0016】
また、前述本発明の目的は、(2)前記上型を取り付けたスライド部を含む複数のガイドポストと磁石板から成るリニアモータの可動子が、その重量に釣り合う反力を加えるエアバランサによりガイドポスト間の中間位置で移動軸方向に移動自在に機台に保持されて成る前述(1)に記載のプレス機械装置とすることにより、より良く達成される。
【0017】
また、前述本発明の目的は、(3)前記エアバランサに供給する空気圧を調整制御する電空レギュレータを有し、プレス加工の開始に先立って、前記リニアモータの駆動装置からの励磁コイルの励磁電流が実質上零となるように手動調整設定により、または前記励磁電流検出による自動の制御設定装置により前記電空レギュレータの空気圧が調整設定される前述(2)に記載のプレス機械装置とすることにより達成される。
【0018】
また、前述本発明の目的は、(4)前記スライドの移動によるプレス加工動作に関し、予め設定したスライドモーション指令値と、前記リニアエンコーダ位置検出装置による検出位置信号とを全ストローク動作にわたって比較演算し、両者の偏差が予め設定した所定値を越えないように可動子を移動させて位置補正を行う前述(1)に記載のプレス機械装置とすることにより、より良く達成される。
【0019】
また、前述本発明の目的は、(5)前記偏差検出による所定の位置補正の範囲が、スライドの上型が被加工体との接触開始位置から、下死点位置を経由し、被加工体と開離するスライド上昇領域迄とする前述(1)に記載のプレス機械装置とすることにより達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本発明を、フレキシブル基板を高速、高精度に打ち抜くための従来油圧か、またはクランク式のスタンピングプレス機械に適用した場合の実施例の構成説明図で、図1は、前述図6の縦断正面図と同様な縦断正面図、図2は、図1のA−A‘線に沿う横断面平面図である。なお、前述図6に記載説明のものと同一また同一機能物には、出来るだけ同一の符号を付すようにする。
なお、このリニアスタンピングプレス機械のプレス材のフィーダや供給、巻取部等を除くプレス機械部分の大略の仕様を示しておく。
加圧能力(ton) MAX1
ストローク長さ(mm) MAX100
ストローク数(spm) MAX300
ボルスター面積(mm) 320×250
スライド面積(mm) 500×400
オープンハイト(mm) 250
下死点精度(μm) 5
位置決め リニアスケール(1μm)
駆動部 リニア交流同期モータ、油冷却
定格推力4KN(0.5KN×8)
【0021】
図1及び図2に於いて、各ガイドポスト3は下端部に於いて廻り止め板9に固定され一体となるが、各ガイドポスト3には互に独立して各2個のリニアモータ6、7が設けられる。前記リニアモータは、縦長の軟磁性板に永久磁石片を移動方向に所定個数取付けた磁石板6B、6B、7B、7Bを永久磁石片が接着等取り付けてある側の面を互いに背向させ、ガイドポスト3、3を挟着した状態で結合板6D、6D、7D、7D、により結合し、この磁石板6B、7Bを、溶接、又は図示の場合テーパピン6E、7E、によりガイドポスト3に固定し取付け、磁石板6B、7B、ガイドポスト3、3、及びスライド2が一体となってリニアモータの可動子となる。そしてもう一方の固定子は、硅素鋼板を積層したヨーク鉄芯とこれに励磁コイルを所望に巻回した電磁石6A、6A、7A、7Aであって、固定子取付板6C、6C 、7C 、7Cに取付けられると共に油冷却の冷却パイプ等が内装配管してあり、ヨーク鉄芯の界磁面を、磁石板6B、6B 、7B 、7B の、永久磁石片の面に例えば、0.6〜0.8mm前後程度の微小間隙を隔てて相対向するように、前記取付板6C、7Cにより機台1に形成した取付窓等に取付け調整される。即ち、各ガイドポスト3は、上下の機台1に連結固定された中空柱状の固定子取付け枠体1C,1D中に挿通した状態に配設され、該取付け枠体1C,1Dの相対向する両側面に形成された取付け窓1Eに、前記電磁石から成る固定子6A、7Aが嵌め込まれ、位置調整をしてしっかりと固定される。
【0022】
上記のように、一対のリニアモータ6、7の磁石板可動子6B、7Bを、各ガイドポスト3の両側に背向させて直接貼り付ける等の取付け構成として、各ガイドポスト3を直接付設のリニアモータで直接駆動するようにしたから、移動部分を軽量に造ることができ、大推力で大容量のリニアモータを使用する必要がなく、より軽量化が図られ、応答性が良く、高速度で移動させることができるようになる。
【0023】
10はエアバランサで、シリンダ10Aの頂部をボルスタ5下部の機台1に固定し、ピストン10Bに連結されたピストンロッド10Cの先端を前記廻り止め板9中心に連結固定し、図示の場合シリンダ10A下部室に所定圧力の空気をエアレギュレータ等を介して導入することにより、前述スライド2、4本のガイドポスト3、各ガイドポスト3に各2個設けたリニアモータの磁石板6B、7B、及び前記廻り止め板9から成るリニアモータ6、7の可動子を機台1に対して、リニアモータ6、7の励磁電流が零の状態となるように保持させると、下降及び上昇の加速中は重力の加速度の影響を受けるが、上死点と下死点のモータの速度零の停止時には、上死点時に電流が零、成形開始時から下死点時の間はプレス加工に必要な力を発生させる励磁をし、またスライドストロークの下降及び上昇領域におけるほぼ等速の移動時には、その速度を維持する力を発生させる励磁をすれば良い。
【0024】
11は、リニアスケール11Aとセンサ11Bとから成るリニアエンコーダで、図示の場合、スケール11Aが固定部の機台1に、センサ11Bがスライド2に取付けられ、スライド2のスライドストローク上の位置を読み取り検出するもので、図示しないパソコン等を利用したプレス加工用の数値制御装置等の制御装置からのスライドモーション指令に応ずるスライド2の全運動経路に於いて、その位置を検出することができ、制御装置からの指令のスライドモーションの運動パターンと、スライド2の実際の運動パターンとの下死点位置を含む同一座標位置に於ける偏差を検出演算し、その偏差が所定値より大きいか大きくなろうとする場合、または所定値より大きい状態の発生頻度等に応じて補正をすることができ、そして、この補正は常時、かつ運動パターンの所望の一部、または全部において可能となるから、プレス加工の精度を保つことができる。
【0025】
図3は、前記リニアモータ6、7と、エアバランサ10の駆動制御の態様を説明するためのブロックダイアグラム図で、前者の位置、速度、及び推力制御の方から説明する。
12は、NC装置等の制御装置で、図示しないフィードフォワード制御ユニット等が並設されていて、位置制御ユニットと速度制御ユニットを有する位置速度制御部13にスライドモーション位置指令を出力し、位置指令とリニアエンコーダ11からのフィードバック検出位置信号の偏差をとり、該位置偏差に基づいて位置制御ユニットで所定のゲインに応じて演算し、速度指令を出力する。そして、該速度指令に応じて設けられるフィードフォワード制御ユニット位置指令の適宜先読み信号の微分信号が加算され、次いで、リニアエンコーダ11からのフィードバック検出位置信号から生成した速度信号の偏差を取り、該速度偏差に基づいて速度制御ユニットで所定のゲインに応じて演算し、電流指令を出力する。そして、該電流指令に必要に応じて設けられる前記フィードフォワード制御ユニットの位置指令の適宜先読み信号の2回微分信号が加算され、次いで、電流制御部14からリニアモータ6、7に出力した推力発生の励磁電流14Aを検出フィードバックした電流信号の偏差を取り、該電流偏差に基づいて電流制御部14で所定のゲインに応じて演算し、サーボアンプより、前記所定の推力に応じた電流をリニアモータ6、7に出力させ、励磁コイル6A、7Aを励磁する。
【0026】
そして、以上の制御装置12からの位置指令の出力及びリニアエンコーダ11からのフィードバック検出位置信号との演算開始から、電流制御部14から所定に制御された励磁電流が出力して、リニアモータ6、7が所定に作動する迄の一連の制御ループを長くても10msec程度以内、好ましくは約2msec程度の短いサンプリングタイムで、上死点のスタート開始から、下降領域を経て被加工体と接触し始める加工開始点、下死点位置、そして被加工体から開離し、上昇領域を経て上死点位置に戻るまでの間、次々と高速で繰り返して取り込み、そして必要に応じ一時的に記憶し、さらには蓄積して、リニアモータ6、7を高速で制御してスライド2を駆動することにより、該スライド2を、後述エアバランサ10の作動と相俟って、例えば、約1G乃至2Gの加速度で加速して、少なくとも数10m/min程度、またはそれ以上の高速度で移動させてプレス加工が行えるようになる。
【0027】
次に、前述エアバランサ10の供給空気圧の調整設定について説明すると前記エアバランサ10には、コンプレッサ等の加圧空気圧源15から、エアドライア16、フィルタ17及び必要に応じて設けられるアキュミュレータ等のエアタンクを介し、エアレギュレータ18、そしてエアバランサ10への供給空気圧を所望に調整設定する電空レギュレータ19で、該電空レギュレータ19のエアバランサ10供給空気圧を制御決定する電圧信号は、電圧制御ユニット20に於いて生成供給される。
【0028】
スライド2等のリニアモータ6、7の可動子部分を、その重量に釣合う反力を加えて保持し、上死点位置等の適宜の位置で、上記可動子部分が昇降移動せず停止状態にあるとき、リニアモータ6、7の固定子励磁コイル電流が実質零となるように電空レギュレータ19はエアバランサ10への供給空気圧力を調整設定する。而して、このような空気圧の調整設定は、スライド2に取付けられる上型が交換されて可動子部分の重量変化があったときTC、あるいはプレス加工作業のために機械のスイッチをオンにした時PO,あるいはプレス加工開始の時MS等に行えば良いので、そのような時にスイッチ21をオンにして、前述電流制御部14へ入力する電流指令をローパスフィルタ22を介して取り込み、制御装置12から入力する基準電流指令αと加減算部23で演算し、偏差をユニット20に入力する。この電流偏差は、制御装置1により比例ゲインkpが設定してある演算部24と積分ゲインkiが設定してある演算部25に入力するが、後者の演算部25に入力する加減算部23の出力電流偏差は、後向き単一ループのフィードバック系27の挿設により、一回前の制御ループに於ける電流偏差Z−1と加算部26で加算されて入力され、演算され、両演算部24、25の演算出力は加算部28で演算されて電圧指令を生成し、このデジタルの電圧指令をD/A変換機29により変換して制御電圧を電空レギュレータ19に出力し、供給空気圧を調整制御する。
【0029】
以上の制御ループを電流指令が前述約10msec前後、またはそれよりも短い時間間隔で出力して電圧制御ユニット20に入力する毎に繰り返し行われ、通常入力する前記電圧指令が零となり、基準電流指令αも零で、加算部23の演算出力が零となった時、電空レギュレータ19の制御電圧の設定操作終了信号FOを出力する。この場合この終了信号FOは、前記制御装置12に供給され、必要に応じプレス加工開始による電流指令が入力しないようスイッチ21を開放するものであるが、電空レギュレータ19への制御電圧は、保持されて出力し続けるように為されるものである。なお、前記演算部24、25の比例ゲインkpと積分ゲインkiの値は、制御系に遅れがなく、また振動現象を起こさない適宜な値が設定されるものである。
【0030】
前記の制御電圧は、エアバランサ10の下部室に供給充填される空気圧を決定維持し、可動子部分の上死点位置等における停止時には、可動子部分の重量に釣り合う反力を加えて保持し、リニアモータ6、7に対しては、負荷零、したがって励磁コイル6A、7Aの励磁電流が実質零の状態にある訳であるが、スライドモーション指令等に従う可動子部分の下降領域降下中は、図示実施例の場合、上部シリンダ室開放のエアバランサ10は、下部シリンダ室の空気圧を殆ど増大させることなくピストン10Bの下降に電空レギュレータは高速追従して脱気し、逆に上昇領域上昇中は、同下部シリンダ室の空気圧を殆ど低下させることなく電空レギュレータ19は給気するものである。
【0031】
図4は、A図が当初のスライドモーション指令値の時間特性曲線(太実線)と、該指令に基づくスライド2の実移動特性曲線(破線)を、またB図は、前記検出移動特性に応じて変更した指令値の特性曲線(太実線)と、該変更指令値によるスライド2の修正された実移動特性曲線(細実線)とを示すもので、図示の場合は、学習補正エリアを下死点の少し手前から下死点迄設定すると共にモーション経路の許容誤差量を予め設定しておき、破線で示す前記許容誤差量を超える経路変更を検出すると共にこれを所定回数(N回)、記憶積算しておいて、前記所定回数に達したとき、移動特性曲線(細実線)が、最初に予定した指令値特性曲線(A図の実線)と一致するように制御装置12から変更した特性曲線の指令値(B図の太実線)を出力させるようにするものである。
【0032】
図5は、以上のような、目標仕様を有するような構成に製作されると共に、制御作動させられるリニアスタンピングプレス機械のスライド2の一実施例の実移動特性曲線図で、ストローク長さ30mm、及びストローク数300spmの場合で、スライド2の平均移動速度は約28m/min、最高速となるAB間の加工領域では、約30m/min、そして加速度は約1.8Gであって、リニアモータを搭載したことによる高加速度で高速度、そして高応答性のスライドモーションにより、目的とするプレス加工を実行できることが判る。
【0033】
以上は、本発明を図示した実施例を基に説明を加えたが、本発明の精神を逸脱しない範囲で各部に変更を加えて実施が可能なものである。例えば、本発明によれば、各ガイドポスト毎にリニアモータで駆動されるように構成されているが、各ガイドポストにおける2個一対のリニアモータの強力な磁気吸引力は相殺されて平衡していて、他へ影響を与えないので、各ガイドポストにおける一対のリニアモータの配置の方向を図示(図2)の場合の全部左右方向に対して、全部が中心に向う放射方向とか、機台の外周に沿って順次に90°向きを変えた配置としたり、また4組全てを各所望のばらばらの方向に向けて配置することができるだけでなく、電磁石固定子6A、7Aは、固定の機台側に取り付けられるものであるから、図示実施例の中空柱状の取付枠体1C、1Dに替えて、例えば、図2の左端の上下の固定子を取り付ける2つの窓を形成した大きな取付板を機台の上下または前後の壁面に固定して設ける態様で取り付け、他の固定子も2個ずつ同様の態様で取り付けるようにしてもよく、更に左端上下の固定子を取り付けた取付板と右端上下の固定子を取り付けた取付板とを、図2の上下の壁面に沿った連結板によって結合し、また、更に内側の4個の固定子についても同様な結合構成を付与することができるもので、そして、例えば、エアバランサ10についても、図2の中央上下端に2個、または更に中央の左右端に2個の計4個を設ける構成としたり、また更にシリンダ側を可動子側に固定する構成としてもよい。
【0034】
以上詳述したように、本発明によれば、それ程大推力及び大容量のリニアモータ(特に高精度及び高制御性のリニア交流同期モータ(LSM)を使用することが好ましい)を用いることなく、スライド及び磁石板を含む可動子を大重量とすることなく構成して、複数あるガイドポストを別個独立の一対のリニアモータにより同期して同時に駆動するように構成したもので、スライドを真に高加速度及び高速度で昇降作動させられ、リニアモータ搭載の性能を持ったプレス機械とすることができ、更に構成が直線移動で簡単なことから、安価に製作することができ、また、リニアエンコーダによりスライドの全モーション工程にわたり位置検出をしてモーション指令値との偏差を所定値以内に補正維持させることができて、下死点精度のよい、精密なプレス加工ができ、広範囲の使用に適用することができる。また、スライドを含む可動子部分をその重量に釣り合う反力をエアバランサにより加えて保持する構成としたので、リニアモータの推力はプレス加工に必要な大きさであればよくて、リニアモータの作動特性を発揮することができ、高精度のスタンピングプレス機械等として好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の概略構成を説明するための縦断面の正面図である。
【図2】図1に示される装置のA−A’線における横断面の平面図である。
【図3】本発明におけるリニアモータとエアバランサの駆動制御装置の一実施例を説明するための概略のブロックダイアグラム図である。
【図4】スライドモーション時間特性曲線図の一実施例説明図である。
【図5】本発明プレス機械のスライドの一実施例の実移動特性曲線図である。
【図6】一公知例装置の図1と同様な縦断面の正面図である。
【符号の説明】
1,機台
1A,1B,上下端枠板
1C,1D,取付枠体
1E,取付窓
2,スライド
3,ガイドポスト
4,ガイド部材
5,ボルスタ
6,7,リニアモータ
6A,7A,ヨーク及び励磁コイル(固定子)
6B,7B,磁石板(可動子)
6C,7C,固定子取付板
6E,7E,テーパピン
8,連結部材
8A,連結板
8B,結合板
8C,結合具
9,廻り止め板
10,エアバランサ
10A,シリンダ
10B,ピストン
10C,ピストンロッド
11,リニアエンコーダ(位置検出装置)
11A,リニアスケール
11B,センサ
12,制御装置
13,位置速度制御部
14,電流制御部
15,圧縮空気源
16,エアドライヤ
17,エアフィルタ
18,エアレギュレータ
19,電空レギュレータ
20,電圧制御ユニット
21,スイッチ
22,ローパスフィルタ
23,加減算部
24,25,27,演算部
26,28,加算部
28,D/A変換部

Claims (5)

  1. 機台のボルスタに固定された下型に対して往復運動するスライドに上型が固定され、前記スライドの往復運動がリニアモータによって駆動されるプレス機械において、
    前記スライドに上端側が連結固定され、下方側が機台に設けたガイド部材によって軸方向に案内される複数本のガイドポストと、該ガイドポストの夫々に移動軸方向と直交する方向に互に背向させて永久磁石片を軟磁性板に移動方向に沿って接着列設した一対の磁石板が固定して設けられ、該各磁石板の磁石片面にヨークと巻回励磁コイルとからなる電磁石の固定子が微小間隙を隔てて相対向するように機台に設けられたリニアモータと、前記スライドの機台に対する移動位置を検出するように両者の順次の位置指令を出力する制御装置と、前記位置検出装置の検出位置信号と制御装置の出力位置指令と比較演算してその偏差が所定となるように前記固定子の励磁コイルに励磁電流を出力して前記スライドと共に各ガイドポストを可動子として移動させるリニアモータの駆動装置とを備えて成ることを特徴とするプレス機械装置。
  2. 前記上型を取り付けたスライド部を含む複数のガイドポストと磁石板から成るリニアモータの可動子が、その重量に釣り合う反力を加えるエアバランサにより前記ガイドポスト間の中間位置で移動軸方向に移動自在に機台に保持されて成ることを特徴とする請求項1に記載のプレス機械装置。
  3. 前記エアバランサに供給する空気圧を調整制御する電空レギュレータを有し、プレス加工の開始に先立って、前記リニアモータの駆動装置からの励磁コイルの励磁電流が実質上零となるように手動調整設定により、または前記励磁電流検出による自動の制御設定装置により前記電空レギュレータの空気圧が調整設定されるものであることを特徴とする前記請求項2記載のプレス機械装置。
  4. 前記スライドの移動によるプレス加工動作に関し、予め設定したスライドモーション指令値と、前記リニアエンコーダ位置検出装置による検出位置信号とを全ストローク動作にわたって比較演算し、両者の偏差が予め設定した所定値を越えないように可動子を移動させて位置補正を行うことを特徴とする前記請求項1記載のプレス機械装置。
  5. 前記偏差検出による所定の位置補正の範囲が、スライドの上型が被加工体との接触開始位置から、下死点位置を経由し、被加工体と開離するスライド上昇領域迄であることを特徴とする請求項1記載のプレス機械装置。
JP12081099A 1999-04-28 1999-04-28 プレス機械 Expired - Fee Related JP3732355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12081099A JP3732355B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 プレス機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12081099A JP3732355B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 プレス機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000312992A JP2000312992A (ja) 2000-11-14
JP3732355B2 true JP3732355B2 (ja) 2006-01-05

Family

ID=14795548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12081099A Expired - Fee Related JP3732355B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 プレス機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3732355B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003229215A1 (en) * 2002-06-03 2003-12-19 Alcan International Limited Linear drive metal forming machine
JP2007313510A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology スピニング加工装置
JP2008048563A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Murata Mach Ltd リニアモータおよびそれを搭載した工作機械
JP2008048564A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Murata Mach Ltd リニアモータおよびそれを搭載した工作機械
JP5100073B2 (ja) * 2006-09-28 2012-12-19 村田機械株式会社 リニアモータ装置およびそれを搭載した工作機械
US8096156B2 (en) 2006-12-22 2012-01-17 Crown Packaging Technology, Inc. Forming of metal container bodies
JP6005803B2 (ja) * 2014-07-25 2016-10-12 Thk株式会社 リニアモータ装置及び制御方法
KR101596459B1 (ko) * 2015-11-12 2016-02-22 금성산기 주식회사 타정기
KR101596455B1 (ko) * 2015-11-16 2016-02-22 금성산기 주식회사 타정기
CN112895568B (zh) * 2021-01-19 2023-04-11 河南中杰药业有限公司 一种药片生产用旋转式多冲压片装置
CN117161152B (zh) * 2023-11-02 2024-01-05 江苏一澜智能科技有限公司 一种带有纠偏检测的智能全自动液压精整设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000312992A (ja) 2000-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3732355B2 (ja) プレス機械
JP5855631B2 (ja) リニアモータを備えた直線駆動装置を有する工作機械
JP2006507165A (ja) ニップ型加工における加工物上のポイントサイトへの圧縮荷重をシミュレーションするためのプレス
US20040090126A1 (en) Structure for symmetrically disposed linear motor operated tool machine
US5346345A (en) High-force linear motor assembly using tandem axes
JP4443709B2 (ja) プレス方法及びプレス装置
JP5783643B2 (ja) 放電加工装置
JP2002346871A (ja) 工作機械等の送り装置
JP5074308B2 (ja) リニア駆動装置を有する機能ユニットを備えた工作機械及びリニア駆動装置
JP4421605B2 (ja) 除振方法およびその装置
JP4041261B2 (ja) ワイヤ放電加工機
JP2009029040A (ja) 型締装置
JP4152507B2 (ja) 放電加工の送り制御方法及び放電加工の制御方法、並びに放電加工の送り制御装置
US7000537B2 (en) Press and machine tool
Jie et al. Design and simulation of a macro-micro dual-drive high acceleration precision XY-stage for IC bonding technology
US11491531B2 (en) Workpiece conveyance device
JPH01188241A (ja) 移動案内装置
CN109465650B (zh) 气缸式刚度切换装置及使用其的刚柔耦合运动平台和方法
JP3657905B2 (ja) 放電加工の送り装置
JP4118448B2 (ja) リニアモータ駆動放電加工装置の軸送り推力補助方法
JP4256247B2 (ja) カウンタバランス装置を有する機械構造体の送り機構
JP3542508B2 (ja) 放電加工の送り機構
JP2004090031A (ja) 加工装置用の駆動装置及びその駆動装置を利用した加工装置
JP2000218443A (ja) 放電加工の送り装置
JP2016045753A (ja) 加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050427

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081021

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees