JP3732317B2 - 情報処理装置および方法、並びに伝送媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、ならびに伝送媒体に関し、特に、処理の対象となるオブジェクトの情報量を削減し、もって、処理を高速にできるようにした情報処理装置および方法、ならびに伝送媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータゲーム機等の情報処理装置においては、様々な形の3次元図形(オブジェクト)を表現し、そのオブジェクトを様々な状態に変化させることが可能である。図8は、このような情報処理装置の構成例を示すブロック図である。この例においては、CPU11は、座標変換、光源計算、またはベクトル演算等の各種演算を行うとともに、各部を制御するようになされている。また、CPU11には、データ転送を比較的高速に行うメインバス12と、比較的低速に行うサブバス13が接続されており、これらを介してデータの授受を行うことができる。サブバス13には、CD-ROMドライブ14が接続されており、CPU11の命令により、それに装着された記録媒体としてのCD-ROMから各種のデータまたはプログラムを読みだすことができるようになされている。
【0003】
メインバス12には、メインメモリ15、およびGPU(Graphic Processing Unit)16が接続されている。メインメモリ15は、CDROMドライブ14から読みだされたデータや、CPU11の演算結果としてのデータ等を記憶する。GPU16は、メインメモリ15から適宜データを読み出してレンダリング処理を行い、処理されたデータを画素データとしてVRAM(Video Random Access Memory)17に格納する。GPU16はまた、VRAM17に格納されている画素データを読み出し、D/Aコンバータ18に供給する。D/Aコンバータ18は、GPU16から供給される画素データを、デジタル信号からアナログ信号に変換し、ビデオ信号として図示せぬモニタに出力するようになされている。
【0004】
このような情報処理装置においては、トライアングル(3角形)のポリゴンを単位として所定のオブジェクトを表現するようになされている。1つのトライアングルは、3つの頂点から構成されるため、そのトライアングルを表すデータとして、これら3つの頂点の座標データが必要となる。例えば、図9に示すように、トライアングル22-1乃至22-8によりリボン状のオブジェクト21が形成されている場合(この図においては、説明の便宜上、各トライアングルが分離して示されている)、各トライアングルのデータが、Triangle{Pa,Pb,Pc}として表されるものとすると、このオブジェクト21のデータは、Triangle{P0,P1,P2}+Triangle{P1,P2,P3}+Triangle{P2,P3,P4}+Triangle{P3,P4,P5}+Triangle{P4,P5,P6}+Triangle{P5,P6,P7}+Triangle{P6,P7,P8}+Triangle{P7,P8,P9}として表される。
【0005】
このように、N個のトライアングルにより形成されるオブジェクトを規定するのに必要となるデータの個数は、3N個となる。
【0006】
一方、図10に示すように、例えば、頂点P0,P1,P2により最初のトライアングル22-1を形成した後、頂点P3を指定すれば、次のトライアングル22-2の形状を表すことができる。同様に1つずつ頂点P4乃至P9を順次指定していくことにより、後段のトライアングルを表すことができる。即ち、最初のトライアングル22-1を除いて、1つの頂点で1つのトライアングルを表すことができる。このように、トライアングルがリボン状に連結された図形(オブジェクト21)を連続点列として表すデータ形式を、トライアングルストリップ(Triangle Strip)と称し(以下、適宜、ストリップと略記する)、これにより、ストリップとしてのオブジェクト21のデータは、Triangle Strip{P0,P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8,P9}として表すことができる。
【0007】
このように、オブジェクト21を連続点列により規定する場合、必要となるデータは、3+(N−1)=N+2個となり、図9の場合と較べてデータ(情報)量を削減することができる。
【0008】
また、図11に示すように、頂点P0に対して、頂点P1乃至P5を対応させることにより、扇型のオブジェクト31を形成することができる。この場合においても、Triangle Fan{P0,P1,P2,P3,P4,P5}のようにして、1つの頂点で1つのトライアングルを表すことができる。このようなデータ形式をトライアングルファン(Triangle Fan)と称する(以下、適宜、ファンと略記する)。
【0009】
ところで、1つのトライアングルは、3つの頂点の座標、3つの頂点色、および3つの法線ベクトルの各データを用いて描画される。ここで、図12を参照して、例えば、図10に示すオブジェクト21が、個々のトライアングルを単位として描画される処理を説明する。まず、ステップS101において、CPU11は、メインメモリ15から、1つのトライアングルの3つの頂点のうちの所定の頂点に対応する3次元座標データ、色データ、および法線ベクトルを読みだし、ステップS102において、読み込んだ3次元座標データを仮想空間上の座標に変換する。
【0010】
ステップS103において、CPU11は、ステップS102で変換された3次元座標データを2次元座標データに透視変換する。すなわち、仮想空間におかれたトライアングルの3次元の座標が2次元で見た状態(モニタ上で見た状態)の座標に変換される。続いて、ステップS104において、CPU11は、ステップS103で得られた2次元座標データをGPU16に出力する。
【0011】
ステップS105では、CPU11は、仮想空間におかれている光源の位置および方向から、各頂点の輝度を計算し、ステップS106において、ステップS105における計算結果に対応した色データをGPU16に出力する。
【0012】
そして、ステップS107においては、1つのトライアングルの全ての(3つの)頂点に対する処理が終了したか否かが判定され、まだ処理を行っていない頂点が存在すると判定された場合、ステップS101に戻り、次の頂点に対する処理が実行される。ステップS107において、全ての頂点に対する処理が終了したと判定された場合、ステップS108に進み、GPU16の処理に移る。
【0013】
ステップS108において、GPU16は、CPU11から供給される3つ頂点の各データに対応して、その3つの頂点により形成されるトライアングルをグーローシェーディングにより描画する。そして、ステップS109では、全てのトライアングルの描画が終了したか否か(オブジェクト21の描画が終了したか否か)が判定され、まだ描画されていないトライアングルが存在する(オブジェクト21の描画が終了していない)と判定された場合、ステップS101に戻り、図10における他のトライアングルに対して、同様の処理が実行される。
【0014】
ステップS109において、全てのトライアングルの描画が終了した(オブジェクト21の描画が終了した)と判定された場合、処理を終了する。
【0015】
ここで、上記のステップS108におけるGPU16の処理についてさらに説明すると、例えば、処理の対象となるトライアングル61の各頂点A,B,Cにおける法線ベクトル51-1乃至51-3が、図13に示す方向に向いているものとすると、GPU16はこれらの法線ベクトルに基づいて、トライアングル61の中心点Dにおける法線ベクトル51-4を補間する。これにより、トライアングル61は、中心部にかけて膨らみを持つことになる。このため、光源41から照射される光を考慮すると、図14に示すように、トライアングル61の中心部がより明るく、端に近づくにつれてより暗くなるようにグーローシェーディングが行われなければならない。
【0016】
しかしながら、グーローシェーディングは色を補間するだけの処理なので、例えば、各頂点が同色の場合、トライアングル61は、図15に示すように塗りつぶされてしまい、立体としての正確な形状を表すことができない。そこで、図16のフローチャートに示すように、トライアングル61を細分割して描画処理が行われる。
【0017】
まず、ステップS121において、CPU11は、メインメモリ15からトライアングル61のデータを読み込み、図17(A)に示すように、所定の数(いまの場合、16個)のトライアングル(以下、区別のため、サブトライアングルと称する)に細分割し、ステップS122において、法線ベクトル51-1乃至51-3を用いて、新たに生成されたサブトライアングルの各頂点の法線ベクトルを補間する。なお、各頂点とその法線ベクトルのデータは、一旦メインメモリ15に格納されるものとする。
【0018】
次に、ステップS123乃至S130の処理が行われるが、その処理は、図12のステップS101乃至S108の処理に対応しており、その説明は省略する。ステップS123乃至S130までの処理が終了すると、ステップS131に進み、全てのサブトライアングルの描画が終了したか否かが判定され、まだ描画されていないサブトライアングルが存在すると判定された場合、ステップS123に戻り、次のサブトライアングルの処理に移る。
【0019】
ステップS131において、全てのサブトライアングルの描画処理が終了したと判定された場合、処理を終了する。これにより、図17(B)に示すように、トライアングル61のより詳細な形状を表すことができる。
【0020】
図18は、このような方法を、ストリップ71に適用した例を示している。この例においては、ストリップ71を形成するトライアングル81-1乃至81-8が、それぞれ個別に、さらに細かいサブトライアングルに細分割される。そして、各トライアングル(例えば、トライアングル81-1)は、いまの場合、合計16個のサブトライアングルに分割されている。そして、このトライアングル81-1は図19に示すように、サブトライアングルの数がそれぞれ1個、3個、5個、または7個、すなわち頂点数がそれぞれ3個、5個、7個、または9個のサブストリップ(サブトライアングルストリップ)91-1乃至91-4で規定される。
【0021】
ここで、頂点列P0乃至P9のストリップ71の長さNが10であると規定すると、それを構成するトライアングルの数は、N−2=8個であるので、分割後は、長さ3、5、7、または9のサブストリップが、それぞれ8個ずつ生成される。そのため、1つのサブトライアングルを描画するための処理時間をT0、1つのサブストリップに要する初期設定等の時間をT1とすると、1つのストリップを描画するための処理時間Tは、以下のようになる。なお、処理時間T0は、対象となるトライアングルの面積や形状により変化するが、ここでは、説明の便宜上、同じ時間で処理できるものとする。
【0022】
また、いまの場合、1つのトライアングルが有する頂点の数は、15個であるため、長さNのストリップのデータを保存する場合、全ての頂点の情報を記憶する必要があり、必要となるメモリ容量は、15×(N−2)となる。
【0023】
同様に、図20に示すように、長さN(=6)のファン101を細分割する場合においても、ファン101を形成しているトライアングル111-1乃至111-4は、長さ3、5、7、または9のサブストリップにそれぞれ分割されるため、各サブストリップがそれぞれN−2(=4)個できることになる。従って、細分割後のトライアングルファンの処理時間Tについても、(1)式で与えられる。
【0024】
このようにして、所定のオブジェクトに対して細分割が行われる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、細分割後のオブジェクトは情報量が多くなり、その分だけ、処理時間も長くなる課題があった。
【0026】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、処理の対象となるオブジェクトの情報量を削減し、もって、高速に処理できるようにするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報処理装置は、第1の点から第2の点を補間する補間手段と、補間手段により補間された第2の点を、第1の情報の長さ方向に組み合わせて、第2の情報を生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
請求項4に記載の情報処理方法は、第1の点から第2の点を補間する補間ステップと、補間ステップで補間された第2の点を、第1の情報の長さ方向に組み合わせて、第2の情報を生成する生成ステップとを備えることを特徴とする。
【0029】
請求項5に記載の伝送媒体は、第1の点から第2の点を補間する補間ステップと、補間ステップで補間された第2の点を、第1の情報の長さ方向に組み合わせて、第2の情報を生成する生成ステップとを有するプログラムを伝送することを特徴とする。
【0030】
請求項1に記載の情報処理装置、請求項4に記載の情報処理方法、および請求項5に記載の伝送媒体においては、第1の点から第2の点が補間され、第2の点を第1の情報の長さ方向に組み合わせて、第2の情報が生成される。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0032】
請求項1に記載の情報処理装置は、第1の点から第2の点を補間する補間手段(例えば、図1のステップS3)と、補間手段により補間された第2の点を、第1の情報の長さ方向に組み合わせて、第2の情報を生成する生成手段(例えば、図1のステップS4)とを備えることを特徴とする。
【0033】
図1は、本発明を適用した情報処理装置において、ストリップを細分割する処理を説明するフローチャートである。なお、本発明を適用した情報処理装置は、図8に示した場合と同様の構成となるので、その説明は適宜省略する。
【0034】
まず、ステップS1において、CPU11は、メインメモリ15からストリップ1の頂点P0乃至P9の座標データ、色データ、および法線ベクトルを読み出し、ステップS2において、図2に示すように、ストリップ1のより長い頂点列として、頂点列{P1,P3,P5,P7,P9}、および頂点列{P0,P2,P4,P6,P8}を選択する。そして、その隣合う2頂点間を4等分し、新たな頂点を補間する。ここで、頂点列{P1,P3,P5,P7,P9}の各頂点とその隣合う2頂点間に補間された各頂点を、図の左からそれぞれA0乃至A16とし、同様に、頂点列{P0,P2,P4,P6,P8}の各頂点とその隣合う2頂点間に補間された各頂点を図の左からそれぞれB0乃至B16とすると、頂点列A0乃至A16と頂点列B0乃至B16の個々の頂点Aiと頂点Biの式は、それぞれ、次のように表される。
【0035】
Ai={(4−iMOD4)A(i-iMOD4)+(iMOD4)A(i-iMOD4+4)}/4
Bi={(4−iMOD4)B(i-iMOD4)+(iMOD4)B(i-iMOD4+4)}/4
なお、記号αMODβは、α/βの剰余を結果とすることを表している。例えば、5MOD2の結果は1となる。
【0036】
ここで、頂点列A0乃至A16の各頂点は、それぞれ頂点列B0乃至B16の各頂点に対応しているものとする。ステップS3において、CPU11は、頂点A0乃至A16と頂点B0乃至B16の対応する頂点間を4等分し、図3に示すように、さらに新たな頂点C0乃至C16、頂点D0乃至D16、および頂点E0乃至E16を補間する。このとき、個々の頂点を表す式は、それぞれ次のようになる。
【0037】
Ci=0.75Ai+0.25Bi
Di=0.5Ai+0.5Bi
Ei=0.25Ai+0.75Bi
続いて、ステップS4において、CPU11は、各頂点を用いて、ストリップ1の長さ方向(図4において水平方向に)サブストリップ1−1乃至1−4を生成する。これによりストリップ1は、図4に示すように、頂点列A0乃至A16と頂点列C0乃至C16により規定されるサブストリップ1−1、頂点列C0乃至C16と頂点列D0乃至D16により規定されるサブストリップ1−2、頂点列D0乃至D16と頂点列E0乃至E16により規定されるサブストリップ1−3、および頂点列E0乃至E16と頂点列B0乃至B16により規定されるサブストリップ1−4の合計4つのサブストリップに細分割されることになる。
【0038】
そして、ステップS5において、CPU11は、各サブストリップ毎に、サブトライアングル単位で描画処理を実行する(この点の詳細な説明は、図12を参照)。
【0039】
これにより、頂点A0乃至A16と頂点B0乃至B16のデータをメインメモリ15に保存しておけば、以上に示した方法により、4つのサブストリップを順次生成することができる。ここで、頂点列P0乃至P9の長さをN(=10)とすると、補間後の頂点列A0乃至A16と頂点列B0乃至B16の長さMAおよびMBは、
MA=MB={(N/2)−1}×4+1=2×N−3(=17)
となり、細分割のために必要とするメモリ容量Cは、
C=MA+MB=4×N−6(=34)
となる。すなわち従来例に示したように、全ての頂点のデータを保存する必要がないので、必要とするメモリ容量を削減することができる。また、各サブストリップの長さNsも、
Ns=4×N−6(=34)
である。結果として、ストリップ1の処理時間TSは、
TS={T1+T0×(Ns−2)}×4=T1×4+T0×(16N−32)
となり(T1およびT0は、式(1)に示した場合と対応している)、従来例における式(1)に比較して、より高速に処理を行うことが可能となる。
【0040】
なお、例えば、図5(A)に示すストリップ2のように、頂点列X0乃至X3と頂点列Y0乃至Y6の頂点の個数が対応していない場合、CPU11は、図5(B)に示すように、ダミーの頂点X6を付加し、それと頂点X3との間を同様に等分することにより、頂点列X0乃至X6と頂点列Y0乃至Y6を対応させ、補間を行う。
【0041】
次に、図6を参照して、ファンの細分割処理例を説明する。なお、この例においては、CPU11は、ステップS11において、頂点P0乃至P5により形成されるファン5のより長い頂点列として、頂点列P1乃至P5を選択し、さらに、その各頂点間を4等分し、図7(A)に示すように、頂点を補間する。そして、ステップ12において、CPU11は、図7(B)に示すように、頂点P0と各頂点の間をさらに4等分して、新たな頂点を補間することにより、サブストリップ6−1乃至6−3とサブファン(サブトライアングルファン)7を生成する。そして、CPU11は、各サブストリップとサブファン毎に、サブトライアングル単位で描画処理を実行する。
【0042】
このようにして、長さN(=6)のファン5に対して細分割処理を行うと(4等分の補間を行った場合)、長さ8N−14(=34)のサブストリップが3つと、長さ4N−6(=18)のサブファンが1つできることになる。この場合における処理時間TTは、
となり、従来例における式(1)に比較して、より高速に処理を行うことができる。
【0043】
このようにして、ストリップまたはファンの細分割が行われる。なお、本発明の実施の形態においては、頂点の補間を行う際に、頂点間を4等分する例を示したが、他の数に等分してもよい。
【0044】
また、上記したような処理を行うプログラムを伝送する伝送媒体としては、磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載の情報処理装置、請求項4に記載の情報処理方法、および請求項5に記載の伝送媒体によれば、第1の点から第2の点が補間され、補間された第2の点を、第1の情報の長さ方向に組み合わせて、第2の情報が生成されるようにしたので、処理の対象となるオブジェクトの情報量を削減することができ、もって、高速に処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストリップの細分割処理例を説明するフローチャートである。
【図2】ストリップの頂点列において頂点が補間された例を示す図である。
【図3】図2のストリップにおいてさらに新たな頂点が補間された例を示す図である。
【図4】図2および図3において補間された頂点を用いてサブストリップが生成された例を示す図である。
【図5】ストリップにダミーの頂点を付加する処理例を示す図である。
【図6】ファンの細分割処理例を説明するフローチャートである。
【図7】ファンが細分割される様子を示す図である。
【図8】情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図9】トライアングルを単位として形成されるオブジェクトを示す図である。
【図10】ストリップとしてのオブジェクトを示す図である。
【図11】ファンとしてのオブジェクトを示す図である。
【図12】オブジェクトの描画処理を説明するフローチャートである。
【図13】トライアングルのより詳細な状態を説明する図である。
【図14】図13のトライアングルがより正確にグーローシェーディングされた例を示す図である。
【図15】図13のトライアングルが実際にグーローシェーディングされた例を示す図である。
【図16】トライアングルの細分割描画処理の例を説明するフローチャートである。
【図17】トライアングルが細分割されて描画された例を示す図である。
【図18】ストリップが細分割された様子を示す図である。
【図19】図18のストリップを構成するサブトライアングルのうちの1つの構成を示す図である。
【図20】ファンが細分割された例を示す図である。
【符号の説明】
1 ストリップ, 1-1乃至1-4 サブストリップ, 5 ファン, 6-1乃至6-3 サブストリップ, 7 サブファン
Claims (8)
- 三角形のポリゴンを単位として所定のオブジェクトを表現するとともに、前記三角形のポリゴンがリボン状に連結されたオブジェクトを連続点列として表すトライアングルストリップデータ形式でオブジェクトを表現し、更に前記ポリゴンの細分割処理を行う、オブジェクトの情報処理装置であって、
前記トライアングルストリップの長辺の一方側の頂点列と、他方側の頂点列とのそれぞれについて、前記ポリゴンの隣り合う2頂点間を補完して新たな頂点を生成し、前記一方側の補完された頂点を含む頂点と、他方側の補完された頂点を含む頂点と、を対応させ、対応する頂点間を更に補完し、当該更に補完された頂点を前記長辺側に沿ってつないで補完頂点列を生成する補完手段と、
前記トライアングルストリップの長辺の前記一方側の頂点列または前記他方側の頂点列と前記補完頂点列との間で、または、前記補完頂点列どうしの間で前記トライアングルストリップを細分割することで、これらの頂点列同士の間に生成されるトライアングルストリップであるサブトライアングルストリップを生成する生成手段とを有する、情報処理装置。 - 前記生成されたサブトライアングルストリップごとに、当該サブトライアングルストリップを構成する三角形のポリゴン単位で描画処理を実行する、請求項1記載の情報処理装置。
- 前記補完手段は、前記長辺の一方側の頂点列の頂点の個数と、前記他方側の頂点列の頂点の個数とが対応していない場合、頂点の数が少ない方の頂点列の端部から、前記頂点列を前記トライアングルストリップの長辺に沿ってに外挿した延長線上にダミーの頂点を付加し、付加された頂点と前記端部の頂点との間を補完することで、一方側の頂点列の頂点の個数と他方側の頂点列の頂点の個数とを対応させることを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。
- 三角形のポリゴンを単位として所定のオブジェクトを表現するとともに、前記三角形の一つの頂点P0に対して他の頂点P1,P2,P3…を対応させることにより得られる扇形のオブジェクトを連続点列として表すトライアングルファン形式でオブジェクトを表現し、更に前記ポリゴンの細分割処理を行う、オブジェクトの情報処理装置であって、
前記トライアングルファンの頂点列P1,P2,P3について、前記ポリゴンの隣り合う2頂点間を補完して新たな頂点を生成し、一つの頂点P0に対して、前記新たな頂点を含む他の頂点をそれぞれ対応させて、P0と前記新たな頂点を含む他の頂点との間を更に補完し、当該更に補完された頂点を前記長辺側に沿ってつないで補完頂点列を生成する補完手段と、
トライアングルファンの長辺の前記一方側の頂点列又は前記一つの頂点P0と前記補完頂点列間で、または、前記補完頂点列どうしの間で前記トライアングルファンを細分割することで、これらの頂点列同士の間に生成されるトライアングルファンであるサブトライアングルファンを生成する生成手段とを有する、情報処理装置。 - 三角形のポリゴンを単位として所定のオブジェクトを表現するとともに、前記三角形のポリゴンがリボン状に連結されたオブジェクトを連続点列として表すトライアングルストリップデータ形式でオブジェクトを表現し、更に前記ポリゴンの細分割を行う処理を、情報処理装置によって実行する、情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、
前記トライアングルストリップの長辺の一方側の頂点列と、他方側の頂点列とのそれぞれについて、前記ポリゴンの隣り合う2頂点間を補完して新たな頂点を生成し、前記一方側の補完された頂点を含む頂点と、他方側の補完された頂点を含む頂点と、を対応させ、対応する頂点間を更に補完し、当該更に補完された頂点を前記長辺側に沿ってつないで補完頂点列を生成する処理と、
前記トライアングルストリップの長辺の前記一方側の頂点列または前記他方側の頂点列と前記補完頂点列との間で、または、前記補完頂点列どうしの間で前記トライアングルストリップを細分割することで、これらの頂点列同士の間に生成されるトライアングルストリップであるサブトライアングルストリップを生成する処理と、を実行する、情報処理方法。 - 三角形のポリゴンを単位として所定のオブジェクトを表現するとともに、前記三角形の一つの頂点P0に対して他の頂点P1,P2,P3…を対応させることにより得られる扇形のオブジェクトを連続点列として表すトライアングルファン形式でオブジェクトを表現し、更に前記ポリゴンの細分割を行う処理を情報処理装置によって実行する、情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、
前記トライアングルファンの頂点列P1,P2,P3について、前記ポリゴンの隣り合う2頂点間を補完して新たな頂点を生成し、一つの頂点P0に対して、前記新たな頂点を含む他の頂点をそれぞれ対応させて、P0と前記新たな頂点を含む他の頂点との間を更に補完し、当該更に補完された頂点を前記長辺側に沿ってつないで補完頂点列を生成する処理と、
トライアングルファンの長辺の前記一方側の頂点列又は前記一つの頂点P0と前記補完頂点列間で、または、前記補完頂点列どうしの間で前記トライアングルファンを細分割することで、これらの頂点列同士の間に生成されるトライアングルファンであるサブトライアングルファンを生成する生成処理と、を実行する、情報処理方法。 - 三角形のポリゴンを単位として所定のオブジェクトを表現するとともに、前記三角形のポリゴンがリボン状に連結されたオブジェクトを連続点列として表すトライアングルストリップデータ形式でオブジェクトを表現する処理と、
前記トライアングルストリップの長辺の一方側の頂点列と、他方側の頂点列とのそれぞれについて、前記ポリゴンの隣り合う2頂点間を補完して新たな頂点を生成し、前記一方側の補完された頂点を含む頂点と、他方側の補完された頂点を含む頂点と、を対応させ、対応する頂点間を更に補完し、当該更に補完された頂点を前記長辺側に沿ってつないで補完頂点列を生成する処理と、
前記トライアングルストリップの長辺の前記一方側の頂点列または前記他方側の頂点列と前記補完頂点列との間で、または、前記補完頂点列どうしの間で前記トライアングルストリップを細分割することで、これらの頂点列同士の間に生成されるトライアングルストリップであるサブトライアングルストリップを生成する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 三角形のポリゴンを単位として所定のオブジェクトを表現するとともに、前記三角形の一つの頂点P0に対して他の頂点P1,P2,P3…を対応させることにより得られる扇形のオブジェクトを連続点列として表すトライアングルファン形式でオブジェクトを表現する処理と、
前記トライアングルファンの頂点列P1,P2,P3について、前記ポリゴンの隣り合う2頂点間を補完して新たな頂点を生成し、一つの頂点P0に対して、前記新たな頂点を含む他の頂点をそれぞれ対応させて、P0と前記新たな頂点を含む他の頂点との間を更に補完し、当該更に補完された頂点を前記長辺側に沿ってつないで補完頂点列を生成する処理と、
トライアングルファンの長辺の前記一方側の頂点列又は前記一つの頂点P0と前記補完頂点列間で、または、前記補完頂点列どうしの間で前記トライアングルファンを細分割することで、これらの頂点列同士の間に生成されるトライアングルファンであるサブトライアングルファンを生成する生成処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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