JP3731531B2 - スピーカシステム及びこのスピーカシステムを用いたavシステム - Google Patents

スピーカシステム及びこのスピーカシステムを用いたavシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカシステム及びこのスピーカシステムを用いたAV(Audio Video)システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDP(Plasma Display Panel)等のフラットパネルディスプレイが、ブラウン管型テレビに置き換わる次世代型テレビ・ディスプレイとして普及し始めている。かかるフラットパネルディスプレイは、現状のブラウン管型テレビと比較して薄く、さらに同じ画面サイズであればブラウン管型テレビよりも軽い。このため、画面サイズの大型化に適したものとなっている。
【0003】
かかるPDP等のフラットパネルを室内において固定する場合、現状における代表的な手法としては、壁に取付金具を取り付け、該取付金具を介してフラットディスプレイを固定するものがある。また、他の手法としては、取り付け用の部材を有するスタンドに取り付けるものがある。
【0004】
また、上述のフラットパネルディスプレイとは別に、大型かつフラットなディスプレイとして、プロジェクターから出射される映像を映し出すためのプロジェクター用のスクリーンがある。かかるプロジェクター用のスクリーンには、天井に取り付けられるタイプ、床に置くタイプのものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、壁に取付金具を取り付けて、該取付金具を介してフラットパネルディスプレイを取付固定する場合には、壁の強度の面から問題がある。すなわち、通常の家の壁は石膏ボード等で構成されているため、壁につける取付金具では、支持強度が十分に得られず、重量が40kg前後もあるディスプレイを支えるのには強度的に問題がある。また、壁内部の柱等の構造体がある場所に取付金具を固定しようとすると、該構造体は特定の場所にしか存在しないため、取り付け場所が制限されてしまう。
【0006】
さらに、ディスプレイをスタンドに取り付ける場合には、スタンドの足の奥行き分だけスペースを占有するため、フラットパネルディスプレイの薄さによる利点を阻害してしまう。
【0007】
また、プロジェクター用のスクリーンを天井に取り付ける場合には、天井の強度が問題になったり、見た目が邪魔となったりすることがある。
【0008】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、スペース効率が良好であり、十分な強度を有すると共に、フラットパネルディスプレイの支持とスクリーンの収納とを行えるスピーカシステム及びこのスピーカシステムを用いたAVシステムを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明のスピーカシステムは、一対の飾り柱と、一対の飾り柱の内部に組み込まれるスピーカユニットと、飾り柱の夫々に設けられたフラットパネルディスプレイを固定するための柱側固定機構と、を具備するものである。
【0010】
また、他の発明は、上述のスピーカシステムの発明に加えて更に、柱側固定機構は、フラットパネルディスプレイの上側を固定するための上側固定部材と、フラットパネルディスプレイの下側を固定するための下側固定部材と、から構成されており、上側固定部材は該上側固定部材の取付側から離間する端部側が、該上側固定部材の取付側よりも下側に位置すると共に、下側固定部材の取付側から離間する端部側が、該下側固定部材の取付側よりも下側に位置し、さらに下側固定部材の取付側から端部側に向かう傾斜角度が、上側固定部材の取付側から端部側に向かう傾斜角度よりも緩やかとなるように設けられるものである。
【0011】
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、下側固定部材には、フラットディスプレイパネルの取付に供するネジ孔が形成されているものである。
【0012】
また、他の発明は、スピーカシステムに係る発明であり、一対の飾り柱と、一対の飾り柱の内部に組み込まれるスピーカユニットと、飾り柱の夫々に設けられたスクリーンを固定するための柱側固定機構と、を具備するものである。
【0013】
さらに、他の発明は、スピーカシステムに係る発明であり、一対の飾り柱と、一対の飾り柱の内部に組み込まれるスピーカユニットと、一対の飾り柱のうち、一方の飾り柱に取り付けられると共に、スクリーンの収納及び収納状態からの引き出しを可能とするスクリーン内蔵機構と、一対の飾り柱のうち、他方の飾り柱に取り付けられると共に、スクリーン内蔵機構から引き出されたスクリーンを支持するスクリーン支持機構と、を具備するものである。
【0014】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、スクリーン内蔵機構は一方の飾り柱の内部のスクリーン収納部に内蔵されると共に、他方の飾り柱の側面にスクリーン支持機構が設けられるものである。
【0015】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、スクリーン支持機構は、引き出されたスクリーンをマグネット吸着により支持するものである。
【0016】
また、他の発明は、スピーカシステムに係る発明であり、上述の柱側固定機構と、上述のスクリーンとを兼ね備えるものである。
【0017】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、飾り柱の内部には、低音用スピーカユニットが内蔵されているものである。
【0018】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、飾り柱の内部には、低音用スピーカユニットから出力される音が2手に分かれて進行する音響迷路部、及びこの音響迷路を進行した音が出力される出力ポートが設けられており、この音響迷路部のうち、一方の音響迷路に進行した音と他方の音響迷路に進行した音とが、略半波長ずれて出力ポートから出力されるように音響迷路の路長が設定されているものである。
【0019】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、飾り柱の内部には、中高音用スピーカユニットが内蔵されているものである。
【0020】
また、他の発明は、上述のスピーカシステムの各発明を用いたAVシステムの発明であり、柱側固定機構に固定されるフラットディスプレイパネルには、この柱側固定機構に対して取付固定されるディスプレイ側固定機構が設けられていて、これら柱側固定機構とディスプレイ側固定機構とが取付固定されるものである。
【0021】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、ディスプレイ側固定機構は、前記フラットディスプレイパネルの上側に取付固定される上側固定金具と該フラットディスプレイパネルの下側に取付固定される下側固定金具とから構成されていて、このうち上側固定金具は上側固定部材と係合すると共に該上側固定部材の取付側から端部側に向かう傾斜角度に倣うように設けられるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1から図7に基づいて説明する。図1は本発明のスピーカシステムを用いたAVシステム10の構成を示す斜視図であり、スピーカシステムを構成する2つの飾り柱11,12の間にフラットパネルディスプレイ50を固定した状態を示す図である。また、図2は図1のスピーカシステム10において、飾り柱11,12の内部と固定部分の状態を示す図である。また、図3は、図1のスピーカシステム10においてフラットパネルディスプレイ50の取付固定部分の側面図である。
【0023】
図1に示すAVシステム10では、床1から始まって天井2まで届く、2つの飾り柱11,12を有している。なお、飾り柱11,12の長さの一例としては、長手方向の長さ(=高さ)L1が2400mm、幅L2が202mm、奥行きL3が55mmとなっていて、長方体のリサイクル材から構成されている。
【0024】
しかしながら、飾り柱11,12の長さは床1から天井2までのものには限られず、飾り柱11,12の背面を壁面3に取付固定する等によって、床1から所定の長さまでとする等、変形可能である。また、床1から天井2までの長さを補正するために、飾り柱11,12に取り付けられる別途の長さ補正用部材を設けても良く、飾り柱11,12に長さ調整手段を設けるようにしても良い。
【0025】
なお、飾り柱11,12は、奥行き(=厚さ)が、後述するフラットパネルディスプレイ50よりも薄くなるように設けられている。
【0026】
この飾り柱11,12の内部には、空間部(空洞)20が形成されている。そして、この空間部20が適宜の仕切り部材によって区画されることにより、該飾り柱11,12の内部に中高音用スピーカ保持部21、低音用スピーカ保持部22、及び音響迷路部23が形成されている。なお、飾り柱11,12は、図1及び図2における紙面奥側の面が壁面3に固定されることで、この飾り柱11,12が壁面3から前方へ突出するように取り付けられる。
【0027】
飾り柱11,12の設置状態において、向かう合う木口部分である側面11a,12aと反対側の木口部分である側面11b,12bには、長手方向における両端近傍に夫々1つ、及び中央近傍に2つの計4つの通孔24a〜24dが設けられている。通孔24a〜24dは、飾り柱11,12の空間部20に通じるものであり、ここから音の出力を行うものである。また、該飾り柱11,12が互いに向かい合う側面11a,12aには、長手方向の中央近傍で通孔24bの反対側にも通孔24eが設けられている。この通孔24eも、飾り柱11,12の空間部20に通じており、ここから音の出力を行うものである。
【0028】
なお、本実施の形態では、飾り柱11,12の側面11b,12bの長手方向の両端に設けられた夫々2つの通孔24a,24dが、後述する低音用スピーカユニット40から出力される音を空間部20から外部へ出力するための出力ポート25となっている。また、本実施の形態では、飾り柱11,12の側面11b,12bに2つ、側面11a,12aに1つ設けられた、計3つ(2本では計6つ)の通孔24b,24c,24eが、後述する中高音用スピーカユニット30から音を出力させるための開口部26a〜26cとなっている。
【0029】
このうち、開口部26a,26bは、側面11b,12b側に面していて、さらに上から開口部26a、続いて開口部26bと、上下方向に近接配置されている。また、開口部26cは、側面11a,12a側に面していて、開口部26aと対応する高さ位置に設けられている。それによって、開口部26bに対応する高さ位置には中高音用スピーカユニット30が存せず、フラットパネルディスプレイ50と干渉しない構成となる。
【0030】
図2に示すように、中高音用スピーカ保持部21には、AVシステム10の一部である、中高音用スピーカユニット30が夫々上述の開口部26a〜26cからその前面が外部に向かうように配置されている。なお、各中高音用スピーカユニット30は、中高音用スピーカ保持部21内で仕切り部材によってさらに仕切られた小さなスピーカ室31内に配置されている。
【0031】
この中高音用スピーカユニット30は、細長い、いわゆるトラック型のスピーカである。また、中高音用スピーカユニット30は、横方向に隣接する2つの中高音用スピーカユニット30の一方(図2において左側に配置されるもの)がL信号、他方(図2において右側に配置されるもの)がR信号を出力することで、ステレオのLR信号が再生できるように取り付けられている。
【0032】
ここで、中高音用スピーカユニット30は、上下方向においては振動板(図示省略)の幅が比較的長く指向性は狭いが、本実施の形態では、中高音用スピーカユニット30が部屋の高さの中央付近に配置されることで、指向性の問題は生じない。すなわち、部屋の高さの中央付近は、人が椅子に座った部分における耳の高さと略同一である。そのため、中高音用スピーカユニット30から所定距離だけ離れることで、高さ(上下)方向においては室内のどの場所でも、立っても座ってでも、或いは床に寝転んでいても、問題なく中高音域の音を聴取することができる。
【0033】
また、中高音用スピーカユニット30は、図2における紙面手前及び奥行き方向においては振動板の幅が比較的短いため、指向性の幅が広い。そのため、壁面3に沿う方向(水平方向)だけでなく、壁面3の前方へも音が拡がることとなる。
【0034】
また、図2に示すように、飾り柱11,12の空間部20の長手方向における両端近傍(上端近傍及び下端近傍)には、空洞状の低音用スピーカ保持部22が設けられていて、この低音用スピーカ保持部22の内部に、AVシステム10の一部である低音用スピーカユニット40が内蔵される。なお、本実施の形態では、2本の飾り柱11,12の夫々上端及び下端に低音用スピーカユニット40が保持され、計4つの低音用スピーカユニット40が保持されている。
【0035】
低音用スピーカユニット40は、その正面が、壁面3と反対方向、すなわち室内側を向くように内蔵されている。また、この低音用スピーカユニット40は、反発磁気回路を用いたダイレクトドライブ方式のスピーカユニット、すなわちボイスコイル(不図示)にボビンを介さずに直接振動板が接着されたものである。かかる低音用スピーカユニット40の前面円形部の直径は約16cmであり、全体の厚さは25mmである。この低音用スピーカユニット40は、その構成上、振動板の表裏双方に音が出力されるようになっている。
【0036】
上述の低音用スピーカユニット40から出力された音は、図2に示すように、2手に分かれて音響迷路23a,23b内を進行する。音を2手に分けて進行させるため、空間部20内には仕切り壁28が設けられていて、この仕切り壁28によって音響迷路23a,23bが形成されている。すなわち、仕切り壁28は、後述する第1のガイド壁41及び第2のガイド壁42と接続して、ここを始点としている。そして、仕切り壁28は、かかる始点から飾り柱11,12の長手方向に沿って中高音スピーカユニット30側に向かって延伸し、中高音用スピーカユニット30が配置されるスピーカ保持部21の壁との間で所定の間隙を有するようにその延伸部が止められている。
【0037】
また、各音響迷路23a,23bへの音の進行を可能とするために、図4に示すように、低音用スピーカユニット保持部22と音響迷路23a,23bとの間には、第1のガイド壁41及び第2のガイド壁42が設けられている。このうち、第1のガイド壁41は、図2において紙面奥側が開放するように設けられていて、第2のガイド壁42は、図2において紙面手前側が開放するように設けられている。そして、低音用スピーカユニット40の室内側に出力された音は、第2のガイド壁42が存在するため、音響迷路23aには入らず、音響迷路23b側のみに出力される。また、低音用スピーカユニット40の壁側に出力された音は、第1のガイド壁41が存在するため音響迷路23bには入らず、音響迷路23a側のみに出力される。
【0038】
ここで、音響迷路23a側に出力された音は、仕切り壁28とスピーカ保持部21の壁との間の間隙となる折り返し部27を通過して音響迷路23bを進行して出力ポート25に到達する。この場合の音の経路が、図2におけるC1である。また、音響迷路23bへ直接出力された音も、出力ポート25に到達する。この場合の音の経路が、図2におけるC2である。そして、夫々経路C1と経路C2とを進行してきた音は、出力ポート25で増幅されるように、すなわち半波長ずれて位相が合うように各経路の長さが調整されている。
【0039】
なお、本実施の形態では、おおよそ130Hzを中心周波数とすると共に、経路C1と経路C2との経路差が約130cmで、この130cmが130Hzの周波数の半波長となるように設定されている。このとき、経路C1の長さは約160cm、経路C2の長さは約30cmである。
【0040】
このような音響迷路部23の構成により、出力ポート25から出力される低音は、設定された周波数、この実施の形態では130Hzにおいて2倍に増幅され、かつその前後の音をも有効に使えるものとなる。加えて、合成された低音は、上述のように構成された出力ポート25を経てから外部へ出力されるので、出力ポート25とキャビティによる共振周波数(両経路C1,C2の差に基づいて得られる周波数)を、上述の中心周波数に合わせることで、ロスのない低音の出力とすることができる。それと同時に、前後の周波数も付随して出力される。さらに、音響迷路23a,23bを構成する材料による共振も加えられるため、狭いキャビティでも有効に低音が再生できる。
【0041】
上述のような構成の飾り柱11,12には、フラットパネルディスプレイ50が取り付けられる。図2及び図3に示すように、この飾り柱11,12には、両飾り柱11,12が対向する木口部分となる両側面11a,12a間に、柱側固定部材としての、上側固定部材60、及び同じく柱側固定部材としての下側固定部材70が夫々2つ取り付けられている。これら上側固定部材60及び下側固定部材70は、図2に示すように、飾り柱11,12のうち適宜の高さ位置に取り付けられる。なお、この高さ位置は、後述する第2の実施の形態で述べるスクリーンが飾り柱11,12の上方側に位置する場合には、この図に示すように飾り柱11,12の中途部よりも下方にフラットパネルディスプレイ50を位置させるように、上側固定部材60及び下側固定部材70が取り付けられる。
【0042】
上側固定部材60は、例えば金属、樹脂或いは木片等を材質とするブロック体であり、飾り柱11,12への取付を行うための孔部61が夫々2つ貫通して設けられている。また、飾り柱11,12の側面11a,12aには、上側固定用部材60が取り付けられる部位に対応して、ネジ孔62が夫々2つ形成されている。そのため、この孔部61にネジ63を差し込んで、側面11a,12aのネジ孔62にねじ込むことにより、該上側固定用部材60が飾り柱11,12の側面11a,12aに取付固定される。
【0043】
また、下側固定部材70の取付態様も、上述の上側固定部材60の取付態様と同様である。すなわち、下側固定部材70も上側固定部材60と同様のブロック体であり、貫通する孔部71が夫々2つ形成されていて、さらに飾り柱11,12の側面11a,12aには下側固定部材70が取付固定される部位に対応してネジ孔72が夫々2つ形成されている。そして、孔部71にネジ73が差し込まれ、このネジ73がねじ込まれることにより、下側固定部材70が飾り柱11,12に取付固定される。
【0044】
なお、孔部61及び孔部71は、図2においては共に2つずつ形成されており、しかも両者とも同ピッチ、同径に形成されており、ネジ孔62,72の共通化が図られている。しかしながら、ネジ孔62,72を共通化させずに、夫々別途のものとしても良い。また、各部のネジ孔62,72や対応するネジ63,73等を1つ又は3つ以上としても良い。
【0045】
図3に示すように、上側固定部材60はその側面形状が台形状に形成されていて、しかもその上底60a(壁面3に接する部分で、長さが小さいもの)と下底60b(長さが小さいもの)とが、飾り柱11,12の上下方向と略平行となるように取り付けられる。しかも、上側固定部材60のうち、その上面64は、フラットディスプレイパネル50が取り付けられる側が高くなると共に、フラットディスプレイパネル50が存しない側(壁面3側)が低くなるように形成されている。すなわち、上側固定部材60の鋭角部がフラットディスプレイ50側に位置するように取り付けられている。
【0046】
一方、図3に示すように、下側固定部材70もその側面形状が台形状に形成されていて、さらに上述の上側固定部材60と同様に、該台形状の上底70a(フラットディスプレイパネル50側で長さが小さいもの)と下底70b(壁面3側のもの)とが、飾り柱11,12の上下方向と略平行となるように取り付けられている。さらに、下側固定部材70のうち、その下面側は、フラットディスプレイパネル50が取り付けられる側が切り欠かれて高くなると共に、フラットディスプレイパネル50が存しない側(壁面3側)が低くなって下方に突出するように形成されている。すなわち、下側固定部材70の鋭角部が、フラットディスプレイ50が存する側とは反対側に位置するように取り付けられている。
【0047】
なお、図3においては、上側固定部材60の鋭角部は、下側固定部材70の鋭角部よりも、より鋭角となるように設けられている。
【0048】
下側固定部材70には、その下面から上方へ向かうようにネジ孔74が形成されている。ネジ孔74には、ネジ75がねじ込まれて、後述するディスプレイ側固定金具を取付固定するように設けられている。
【0049】
これら上側固定部材60及び下側固定部材70と係合するように、フラットディスプレイパネル50の背面には、ディスプレイ側固定機構としての上側固定金具80及び下側固定金具90が取り付けられている。このうち、上側固定金具80は、図3に示すように、Lを逆さにしかつL字形状により形成される角度を鋭角にした側面形状を為している。この側面形状は、上側固定金具80の長さ方向の全体に亘っている。
【0050】
また、上側固定金具80は、フラットディスプレイパネル50の幅方向の全体に亘るような長さを有している。すなわち、図2に示すように、該上側固定金具80に形成された複数の取付孔81にネジ82をねじ込んで、該フラットディスプレイパネル50の背面に上側固定金具80を取付固定すると、フラットパネルディスプレイ50の幅と上側固定金具80の幅方向長さとが、略等しくなる。なお、上側固定金具80は、その側片80bの部分にてフラットディスプレイパネル50に取付固定される。
【0051】
上側固定金具80がフラットディスプレイパネル50の背面に取り付けられた場合、その上片80aは、側片80bに対して鋭角を為すように形成されている。すなわち、上片80aと側片80bとの接続部分となる付け根の部分から、該上片80aの突出端部(壁面3側)に向かうに従い、下方側に徐々に下がっていくように形成されている。なお、かかる上片80aが側片80bと為す傾斜角度は、上述の上側固定部材60の上面64の傾斜角度(=鋭角部の角度)と略一致するように形成されている。
【0052】
また、下側固定金具90は、その側面形状がL字形状に形成されていて、上述の上側固定金具80と同様に長さ方向の全体に亘って側面形状がL字形状となっている。また、フラットパネルディスプレイ50に対する下側固定金具90の取り付けも、上述の上側固定金具80と同様であり、下側固定金具90の側片90bに形成された複数の取付孔91にネジ92をねじ込んで、該フラットディスプレイパネル50の背面に下側固定金具90を取付固定する。
【0053】
また、上述の下側固定部材70のネジ孔74に対応して、下側固定金具90の下片90aには、挿通孔93が形成されている。この挿通孔93には、下側からネジ75が挿通され、該ネジ75がネジ孔74にねじ込まれる。それによって、下側固定金具90が下側固定部材70に取付固定される。なお、挿通孔93は、下片90aのうち両端側に夫々1つ形成されている。
【0054】
ここで、下側固定金具90がフラットディスプレイパネル50の背面に取付固定された場合、その下片90aは、側片90bに対して略直角を為すように形成されている。このため、図3に示すように下側固定金具90と下側固定部材70との間には、僅かな隙間Sが生じている。しかしながら、下片90aと側片90bとは略垂直のみならず、下側固定部材70の下面に倣う形状にする等、種々変形可能である。なお、上述のように僅かな隙間Sが生ずるように構成すると、フラットパネルディスプレイ50の取付が容易となると共に、ネジ75の締め付け方によって、隙間Sを小さくするように固く締め付けることができ、支え力が向上する。
【0055】
以上のような構成を有する上側固定部材60、及び下側固定部材70を、飾り柱11,12に対して、位置合わせ及び寸法確認をしながら取付固定する。これと共に、フラットパネルディスプレイ50の背面に対して、上側固定金具80及び下側固定金具90を、上述の上側固定部材60及び下側固定部材70との係合が行えるように位置合わせ及び寸法確認しながら、ネジ82,92で取付固定する。
【0056】
その後に、フラットパネルディスプレイ50を持ち上げて、該フラットディスプレイパネル50に取り付けられた上側固定金具80を上側固定部材60に引っ掛ける。その際、フラットパネルディスプレイ50の下側は、上側と比べ壁面3より遠ざけておく。そして、上側固定金具80を上側固定部材60の奥まで押し込みつつ、フラットパネルディスプレイ50を上側固定部材60を支点として回動させて、下側固定金具90を下側固定部材70に近づける。
【0057】
上側固定金具80の側片80bが上側固定部材60に当接する状態に近づくと、下側固定金具90の下片90aの突出側先端部が、下側固定部材70の隅角部(上底70aの下端)よりも低い部位となる。そして、上側固定部材60を支点としてフラットパネルディスプレイ50をさらに回動させると、該下側固定金具90の側片90bが下側固定部材70の上底70aに当接する状態となる。
【0058】
かかる上側固定金具80及び下側固定金具90の当接状態においては、挿通孔93とネジ孔74の位置が合う状態となっている。そして、挿通孔93にネジ75を挿通させ、さらにネジ75をネジ孔74にねじ込むことによって、下側固定金具90と下側固定部材70とが締結される。この場合、上側固定金具80は逆L字を為していて、さらに上片80aが下方に向かって傾斜するように形成されているので、ネジ75を締結固定した場合には、この上片80aが上側固定部材60の上面64に引っ掛かって外れない状態となる。
【0059】
このようにして、フラットパネルディスプレイ50の飾り柱11,12に対する取付固定が為され、以後、フラットパネルディスプレイ50は安定した状態で、飾り柱11,12によって保持される。
【0060】
このような構成のAVシステム10によると、飾り柱11,12によってフラットパネルディスプレイ50を支持する構成のため、該フラットパネルディスプレイ50の支持のために十分な強度を確保できる。すなわち、従来においては、重量が例えば40kg前後もあるフラットパネルディスプレイ50を壁面3に支持させる場合、該壁面3の強度が心配であったが、飾り柱11,12に支持させる構成を採用することで、該壁面3の強度を心配する必要が無くなる。
【0061】
また、従来のように壁面3に支持させる場合においては、柱等の構造体に取付金具を固定する場合が多く、取付場所が制限される、という不具合があった。しかしながら、本実施の形態では飾り柱11,12を用いることによって、取付場所の制限がなくなり、好みの場所にフラットパネルディスプレイ50を設置可能となる。
【0062】
さらに、飾り柱11,12は、フラットパネルディスプレイ50よりも薄くなるように設けられているため、飾り柱11,12の出っ張りはほとんど感じられない。また、飾り柱11,12の壁面3に近い部分に、上側固定部材60と下側固定部材70を設けているので、フラットパネルディスプレイ50の出っ張りを極力抑えることができる。
【0063】
すなわち、従来のように、フラットパネルディスプレイ50を専用のスタンドで支持した場合には、薄いフラットパネルディスプレイ50の利点が阻害されるものとなる。これに対し、本発明では、フラットパネルディスプレイ50の出っ張りは、該フラットパネルディスプレイ50の厚さにほぼ等しい寸法に抑えられる。このため、薄いフラットパネルディスプレイ50の利点を阻害することがない。
【0064】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るAVシステム100について、図5から図7に基いて説明する。なお、本実施の形態では、飾り柱11,12の基本的な構成は上述の第1の実施の形態と共通である。そのため、本実施の形態においては、上述の第1の実施の形態と共通する部分については同一の符号を用いて説明する。
【0065】
本実施の形態の飾り柱11,12は、図5及び図6に示すように、飾り柱11,12のうち上側半分の構成が、上述の第1の実施の形態で述べた構成とは異なる。すなわち、一方の飾り柱11の上側半分には、上述の第1の実施の形態の音響迷路部23に代わって、スクリーン収納部101が設けられている。
【0066】
また、音響迷路部23のみならず、3つの中高音用スピーカユニット30のうち、木口部分となる側面11a,12a側に面する開口部26を有する中高音用スピーカユニット30の高さ位置が、第1の実施の形態の場合とは異なり、下方にずらされている。すなわち、上述の第1の実施の形態では、フラットパネルディスプレイ50が取り付けられた場合に干渉しないように、開口部26cは開口部26aと同じ高さ位置となるように設けられている。しかしながら、本実施の形態では、スクリーン収納部101と干渉しないようにするため、開口部26cは開口部26bと同じ高さ位置となるように設けられている。
【0067】
スクリーン収納部101には、スクリーン内蔵装置としてのスクリーン巻き取り装置102(図6で左端側に配置されている)が収納されている。スクリーン巻き取り装置102は、スクリーン103を巻き取って巻き取り筒104内部に収納するものであり、通常は該スクリーン103に対して巻き取る方向に付勢力を与えるものである。なお、かかるスクリーン103に対して、巻き取り方向へ向かう付勢力を付与するため、巻き取り筒104の内部には、不図示の巻き取り軸が巻き取り方向への回転力を付与された状態で位置保持するように設けられている。
【0068】
また、飾り柱11の側面11aには、スクリーン103の出入に対応した高さ位置に、該スクリーン103よりも幅広のスリット105が形成されている。そして、このスリット105を通過させることで、スクリーン103の出入が可能となる。また、スリット105は、後述する端部固定板110よりは幅狭となるように形成されている。それにより、スクリーン103が巻き取り筒104の内部に収納されている場合には、端部固定板110が飾り柱11内には入り込まず、飾り柱11の外側面に当接した状態となっている。
【0069】
さらに、この巻き取り筒104の内部には、不図示の板バネが設けられている。板バネは、その一端側が巻き取り軸に固定されていると共に、該巻き取り軸に巻回された状態で巻き取り筒104の内部に収納されている。また、板バネの他端側は、スクリーン103に取付固定されている。それにより、スクリーン103を引き出すと、板バネは変形してその径が縮小される状態となる。そして、その縮小状態に抗して板バネは拡がろうとする。かかる拡がりの力によって、引き出されたスクリーン103に、巻き取り方向の付勢力が加えられる。また、スクリーン103が後述するマグネット120によって固定された場合には、板バネの付勢力によってスクリーン103が弛まずに、張られた状態を維持可能となっている。
【0070】
なお、スクリーン103を巻き取るための板バネは、必要に応じて単数個ないし複数個、該巻き取り筒104の内部に配置される。また、板バネの代わりにコイルスプリング等の他の弾性部材を利用したり、モータ等の電動部材を利用するようにしても良い。
【0071】
スクリーン103のうち、巻き取り筒104から離間する引き出し側端部には、端部固定板110が取り付けられている。この端部固定板110は、スクリーン103の幅(=飾り柱11,12の高さ方向)よりも長くなるように設けられると共に、スクリーン103の引き出し側端部を幅方向の全体に亘って取付固定している。また、端部固定板110のうち、スクリーン103が取り付けられている側とは反対側の部位(他方の飾り柱12と向かい合う側)には、磁性材料からなるマグネット受け111が取り付けられている。
【0072】
なお、このマグネット受け111は、端部固定板110の両端の近傍に、一対となるように設けられている。しかしながら、マグネット受け111の個数は、これに限定されるものではない。
【0073】
マグネット受け111に対応して、他方の飾り柱12の対向する側面12aには、スクリーン支持機構としてのマグネット120が取り付けられている。マグネット120は、上述のマグネット受け111を磁力によって吸着するものであり、かかる吸着によってスクリーン103が張られた状態を維持するものである。そのため、マグネット120は、スクリーン103が張られた状態において、マグネット受け111と同程度の高さとなる位置に取り付けられている。また、マグネット120は、マグネット受け111と同じ個数だけ設けられている。
【0074】
なお、このマグネット120の磁性力は、板バネの付勢力に抗してスクリーン103が張られた状態を維持可能な磁性力となっている。
【0075】
以上のような構成のAVシステム100では、スクリーン103の引き出し時には、該端部固定板110をつかんで該スクリーン103を引き出す。十分に引き出した後、マグネット受け111をマグネット120に吸着固定させる。それにより、スクリーン103が張られた状態、すなわち板バネの作用によって該スクリーン103が張られた状態を維持できる。
【0076】
また、スクリーン103を収納する場合には、端部固定板110をつかんでマグネット受け111をマグネット120から引き離す。すると、板バネの作用により、スクリーン103の巻き取り動作が開始される。この巻き取り動作を手でガイドしながら、該端部固定板110を一方の飾り柱11に向けて進行させる。そして、図7に示すように、端部固定板110が飾り柱11の側面11aに当接した状態で、スクリーン103の巻き取り動作が終了する。
【0077】
なお、図7においては、端部固定板110は側面11aと略同一面(わずかに突出している)を形成するように構成されている。すなわち、端部固定板110の肉厚より僅かに少ない厚さに対応した分だけ、側面11aは切り欠かれていて、スクリーン103の不使用時には端部固定板110が側面11aからほとんど突出しない状態で収納される。それにより、飾り柱11の外観がすっきりとしたものとなる。これと共に、僅かな突出でスクリーン103を引き出し易くしている。
【0078】
しかしながら、端部固定版110を側面11aに完全に収納する構成としても良い。このようにすると、飾り柱11の外観が一層すっきりしたものとなる。かかる構成とした場合は、スクリーン103を引き出す際は、マグネット120と同様のマグネットが取り付けられた取り出し部材を使用する等の方法を採用する。
【0079】
このような構成のAVシステム100によると、飾り柱11,12によりスクリーン103を支持する構成のため、天井2の強度を気にすることなく、スクリーン103を使用可能となる。また、スクリーン103を使用する場合には、該スクリーン103が飾り柱11の内部のスクリーン巻き取り装置102から引き出され、マグネット120によって吸着支持される。それにより、スクリーン103の使用時には、簡易にスクリーン103を引き出して使用することが可能となる。
【0080】
また、スクリーン103の不使用時には、スクリーン巻き取り装置102内に、スクリーン103が巻き取られた状態で収納される。それにより、スクリーン103が外部に何等露出することがなく、外観上すっきりした状態となり、スクリーン103の見た目が邪魔になることがなくなる。
【0081】
以上、本発明の第1の実施の形態、及び第2の実施の形態について述べたが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。以下、それについて述べる。
【0082】
上述の第1の実施の形態では、飾り柱11,12に対するフラットパネルディスプレイ50の取付固定を、上側固定部材60、下側固定部材70、上側固定金具80、及び下側固定金具90で行うこととしているが、これら上側固定部材60、下側固定部材70、上側固定金具80、及び下側固定金具90の形状や個数等は特に限定されるものではない。また、フラットパネルディスプレイ50を飾り柱11,12に良好に取付固定可能であれば、柱側固定機構、及びディスプレイ側固定機構は、これら上側固定部材60、下側固定部材70、上側固定金具80、及び下側固定金具90には限定されるものではない。
【0083】
また、上述の第2の実施の形態では、スクリーン巻き取り装置102は一方側の飾り柱11内に収納されるものとしているが、飾り柱11の対向する側面11aに、外部に露出するようにスクリーン巻き取り装置102が取り付けられるものとしても良い。
【0084】
また、上述の第1の実施の形態においては、飾り柱11,12に対して、フラットパネルディスプレイ50を取付固定させる場合について述べ、第2の実施の形態では飾り柱11,12の間でスクリーン103を支持させる場合について述べたが、飾り柱11,12は、フラットパネルディスプレイ50の取付固定と、スクリーン103の支持とを同時に行う構成としても良い。
【0085】
フラットパネルディスプレイ50の取付固定と、スクリーン103の支持とを同時に行う場合には、上述の開口部26c及び対応する中高音用スピーカユニット30が省かれるか、或いはフラットパネルディスプレイ50やスクリーン103の取付位置を変更する等の設計変更により、該フラットパネルディスプレイ50とスクリーン103との間に開口部26c及び対応する中高音用スピーカユニット30を設ける構成となる。
【0086】
また、上述の各実施の形態では、飾り柱11,12の各中高音用スピーカユニット30は、夫々3個としているが、左右対称的に夫々4個の中高音用スピーカユニット30を設けるようにしても良い。また、フラットパネルディスプレイ50やスクリーン103を上下方向にスライド可能に配置できる構造としても良い。
【0087】
【発明の効果】
本発明によれば、飾り柱によってフラットパネルディスプレイを支持するため、フラットパネルディスプレイの支持のために十分な強度を確保可能となる。それにより、壁面の強度を心配する必要が無くなる。また、飾り柱にフラットディスプレイパネルを支持させることで、取付場所が制限されない。さらに、飾り柱は、フラットパネルディスプレイよりも薄くなるように設けられていて、薄いフラットパネルディスプレイの利点を阻害することがない。
【0088】
また、飾り柱によりスクリーンを支持する構成とすると、天井の強度を気にすることなく、スクリーンを気軽に使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るAVシステムの構成を示す斜視図であり、2本の飾り柱の間にフラットディスプレイを固定した状態を示す図である。
【図2】図1のAVシステムにおいて、断面図で示す飾り柱の内部と、フラットパネルディスプレイの取付固定の様子を示すフラットパネルディスプレイ部分の透視図である。
【図3】図1のAVシステムにおいて、飾り柱によるフラットディスプレイパネルの取付固定の様子を示す側断面図である。
【図4】図1のAVシステムにおいて、低音用スピーカユニット保持部と音響迷路部との境界部分を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るAVシステムの構成を示す斜視図であり、スクリーンを飾り柱の間で支持可能な構成を示す図である。
【図6】図5のAVシステムにおいて、断面図で示す飾り柱の内部と、この飾り柱におけるスクリーンの取り付け及び収納の様子を示す透視図である。
【図7】図5のAVシステムにおいて、スクリーンを飾り柱の内部に収納した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…床
2…天井
3…壁面
10,100…AVシステム
11,12…飾り柱
20…空間部
21…中高音用スピーカ保持部
22…低音用スピーカ保持部
23…音響迷路部
25…出力ポート
30…中高音用スピーカユニット
40…低音用スピーカユニット
50…フラットパネルディスプレイ
60…上側固定部材(柱側固定機構の一部)
70…下側固定部材(柱側固定機構の一部)
80…上側固定金具(ディスプレイ側固定機構の一部)
90…下側固定金具(ディスプレイ側固定機構の一部)
101…スクリーン収納部
102…スクリーン巻き取り装置(スクリーン内蔵機構)
103…スクリーン
110…端部固定板
111…マグネット受け
120…マグネット(スクリーン支持機構)

Claims (13)

  1. 一対の飾り柱と、
    上記一対の飾り柱の内部に組み込まれるスピーカユニットと、
    上記飾り柱の夫々に設けられたフラットパネルディスプレイを固定するための柱側固定機構と、
    を具備することを特徴とするスピーカシステム。
  2. 前記柱側固定機構は、前記フラットパネルディスプレイの上側を固定するための上側固定部材と、前記フラットパネルディスプレイの下側を固定するための下側固定部材と、から構成されており、上記上側固定部材は該上側固定部材の取付側から離間する端部側が、該上側固定部材の取付側よりも下側に位置すると共に、上記下側固定部材の取付側から離間する端部側が、該下側固定部材の取付側よりも下側に位置し、さらに上記下側固定部材の取付側から端部側に向かう傾斜角度が、上記上側固定部材の取付側から端部側に向かう傾斜角度よりも緩やかとなるように設けられていることを特徴とする請求項1記載のスピーカシステム。
  3. 前記下側固定部材には、前記フラットディスプレイパネルの取付に供するネジ孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載のスピーカシステム。
  4. 一対の飾り柱と、
    上記一対の飾り柱の内部に組み込まれるスピーカユニットと、
    上記飾り柱の夫々に設けられたスクリーンを固定するための柱側固定機構と、
    を具備することを特徴とするスピーカシステム。
  5. 一対の飾り柱と、
    上記一対の飾り柱の内部に組み込まれるスピーカユニットと、
    上記一対の飾り柱のうち、一方の飾り柱に取り付けられると共に、スクリーンの収納及び収納状態からの引き出しを可能とするスクリーン内蔵機構と、
    上記一対の飾り柱のうち、他方の飾り柱に取り付けられると共に、上記スクリーン内蔵機構から引き出された上記スクリーンを支持するスクリーン支持機構と、
    を具備することを特徴とするスピーカシステム。
  6. 前記スクリーン内蔵機構は前記一方の飾り柱の内部のスクリーン収納部に内蔵されると共に、前記他方の飾り柱の側面に前記スクリーン支持機構が設けられることを特徴とする請求項5記載のスピーカシステム。
  7. 前記スクリーン支持機構は、引き出された前記スクリーンをマグネット吸着により支持することを特徴とする請求項5又は6記載のスピーカシステム。
  8. 請求項1から3のいずれか1項に記載の柱側固定機構を具備すると共に、請求項4から7のいずれか1項に記載のスクリーンを具備することを特徴とするスピーカシステム。
  9. 前記飾り柱の内部には、低音用スピーカユニットが内蔵されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のスピーカシステム。
  10. 前記飾り柱の内部には、前記低音用スピーカユニットから出力される音が2手に分かれて進行する音響迷路部、及びこの音響迷路を進行した音が出力される出力ポートが設けられており、この音響迷路部のうち、一方の音響迷路に進行した音と他方の音響迷路に進行した音とが、略半波長ずれて上記出力ポートから出力されるように音響迷路の路長が設定されていることを特徴とする請求項9記載のスピーカシステム。
  11. 前記飾り柱の内部には、中高音用スピーカユニットが内蔵されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のスピーカシステム。
  12. 前記柱側固定機構に固定されるフラットディスプレイパネルには、この柱側固定機構に対して取付固定されるディスプレイ側固定機構が設けられていて、これら柱側固定機構とディスプレイ側固定機構とが取付固定されていることを特徴とする請求項1,2,3,8,9,10又は11に記載のスピーカシステムを用いたAVシステム。
  13. 前記ディスプレイ側固定機構は、前記フラットディスプレイパネルの上側に取付固定される上側固定金具と該フラットディスプレイパネルの下側に取付固定される下側固定金具とから構成されていて、このうち上側固定金具は前記上側固定部材と係合すると共に該上側固定部材の取付側から端部側に向かう傾斜角度に倣うように設けられていることを特徴とする請求項12記載のスピーカシステムを用いたAVシステム。
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