JP3727414B2 - 燃焼状態検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
内燃機関の燃焼状態を検出する燃焼状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の駆動力は、内燃機関の燃焼室における燃料と燃焼空気の混合ガスの燃焼により得ている。燃焼室に導入された混合ガスの点火は燃焼サイクルの然るべきタイミングで、燃焼室内に設けられた点火プラグの対向電極間に直流高電圧を印加して火花放電を発生することにより行われる。点火プラグで発生した火炎は燃焼室内に広がり大きな爆発エネルギ−が発生する。燃焼状態は車両の走行状態により絶えず変化しているため燃焼状態、特に異常燃焼を検出し、検出結果に基づいて点火プラグの点火時期や空気燃料比等を制御して燃焼状態を良好に保つことが行われている。例えば、ノッキングと称される異常燃焼は、燃焼のタイミングがずれるために駆動力を効率よく取り出せない上、燃焼室内圧力の過昇により内燃機関の故障を起こすおそれがある。これを防止するため燃焼室にノッキングにより発生する異常振動を検出するノッキングセンサを設けてノッキングを検出し点火のタイミングを遅らせる制御が行われている。しかしながら上記ノッキングセンサは、ノッキング以外の原因で起こる振動に対し誤検出する不具合があった。そこで特開昭58−7536号公報にはノッキングによる大きな爆発で燃焼室内に大量の燃焼イオンが発生することに着目し、点火プラグの対向電極間に直流電圧を印加して上記燃焼イオンによる電流を検出して燃焼の強さを検出するようにしたノッキング検出方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、内燃機関には燃費の向上や排気ガスの浄化等の対策がなされている。例えば、燃費を向上する希薄燃焼や排気ガス中の窒素酸化物等を浄化する排気ガス再循環等である。これらの対策は、一方では不安定な燃焼状態を起こしやすく、ノッキングの他、失火や吹き消え等のおそれがあり、上記対策の所期の目的を達するには、燃焼状態の適切な制御を行う必要がある。そのためには燃焼状態のより正確な検出が要請される。
【0004】
しかるに上記ノッキング検出方法では容量素子として作用する電極の充放電電流の影響を受けるため検出対象たる燃焼イオン電流だけを検出するのが困難である。また、直流高電圧を印加するため燃焼イオンが電極に吸収されて消滅するので検出される燃焼イオン電流が減衰し十分な出力が得られない。このため、ノッキングや失火の有無の判定にはある程度の効果を奏するものの検出精度が不足し上記燃焼状態の制御には十分なものではなく、検出精度の高い燃焼状態の検出技術を利用した燃焼状態検出装置が望まれていた。
【0005】
そこで本発明では、上記燃焼イオンの発生を正確に検出して燃焼状態を解析して、燃焼状態を良好に維持するための有効な情報を出力することができる内燃機関の燃焼状態検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、燃焼室に設けた一対の対向電極に交流電圧印加手段が交流電圧を印加するとともに、電流検出手段より出力される電流信号から燃焼イオン電流抽出手段が上記対向電極間に流れる燃焼イオン電流を抽出し、上記燃焼イオン電流抽出手段から出力される燃焼イオン信号の挙動から燃焼状態を解析する燃焼状態解析手段を具備することを特徴とする。
【0007】
上記電流信号には、燃焼イオン電流成分と交流電圧に対応して発生する容量電流成分とが含まれており、燃焼イオン電流抽出手段において、容量電流成分を除去し、燃焼イオン電流成分を抽出する。この結果、交流電圧の印加により燃焼イオン成分が電極に吸収されて消滅することなく燃焼イオン電流が正確に検出される。燃焼イオン電流の増減に寄与する燃焼イオンの量は燃焼状態によって大きさや経時変化の仕方が異なるから、その挙動より燃焼状態解析手段が燃焼状態を解析して、燃焼状態を良好に維持するための有効な情報を出力することができる。
【0008】
請求項2記載の発明では、最大値検出手段が点火から消火までの期間における、上記燃焼イオン信号の最大値を検出し、該最大値を下限比較手段が所定の下限値より小さいと認めると、完全失火判定手段が、燃焼状態を完全失火と判定するように構成することにより、完全失火が正確に判定される。
【0009】
請求項3記載の発明では、燃焼イオン信号が予め設定した所定値まで低下すると、その時点を検出する所定値履歴時点検出手段と、点火してから上記時点までの時間が所定の時間より小さいときに燃焼状態を吹き消えと判定する吹き消え判定手段とを具備することにより、燃焼イオン電流の急速な低下から吹き消えが正確に判定される。
【0010】
請求項4記載の発明では、点火から消火までの期間における、上記燃焼イオン信号の最大値を検出する最大値検出手段と、上記燃焼イオン信号が予め設定した所定値となった時点を検出する所定値履歴時点検出手段と、上記最大値と、点火から上記燃焼イオン信号が上記所定値をとる時点までの時間とからノッキングを判定するノッキング判定手段とを具備することにより、上記最大値を点火から上記燃焼イオン信号が上記所定値をとる時点までの時間で除した除数値が大きければ、燃焼が急激に増大した後、急速に減少するノッキングが発生したものと正確に判定される。
【0011】
請求項5記載の燃焼状態検出装置では、点火から消火までの期間における、上記燃焼イオン信号の最大値を検出する最大値検出手段と、上記最大値を、比較手段により少なくとも1つの所定値と比較し、上記最大値と上記所定値の大小に基づいてノッキングを判定するノッキング判定手段とを具備することにより、ノッキングの有無やその強さを判定できる。
【0012】
請求項6記載の発明では、減衰速度最大値検出手段で検出される上記燃焼イオン信号の減衰速度の最大値がその所定の減衰速度最大値より大きいものと減衰速度最大値比較手段により認められると、ノッキング判定手段がノッキングと判定するように構成することにより、燃焼が急速に減少するノッキングが発生したものと正確に判定される。
【0013】
請求項7記載の発明では、上記燃焼イオン信号のうちノッキング振動成分の周波数域の振動を検出するノッキング振動検出手段と、上記振動の振幅の最大値を検出するノッキング振幅最大値検出手段とを具備することにより、振動の大きさからノッキングの強さを知ることができる。
【0014】
請求項8記載の発明では、燃焼イオン信号のうちノッキング振動成分の周波数域の振動を検出するノッキング振動検出手段と、上記振動のうち振幅が所定の振幅より大きな振動の回数を計数するノッキング振動計数手段とを具備することにより、所定の振幅を超える振幅で振動する上記振動の回数に応じてノッキングの有無と強さを知ることができる。
【0015】
請求項9記載の燃焼状態検出装置では、上記燃焼イオン信号のうちノッキング振動成分の周波数域の振動を検出するノッキング振動検出手段と、予め設定した上限値を越える燃焼イオン信号の有無を検出する上限比較手段と、上記燃焼イオン信号が上記上限値より大きいと認める期間を少なくとも含む期間における上記振動の振幅の最大値を検出するノッキング振幅最大値検出手段と、上記上限比較手段が上記上限値を越える燃焼イオン信号があるものと判定した場合にはノッキングと判定し上記振動の振幅の最大値よりノッキングの強さを判断するノッキング判定手段とを具備することにより、激しく強い燃焼が発生するノッキングの有無が正確に判定されるとともに上記振動の振幅の大きさよりノッキングの強さが正確に判定される。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1の燃焼状態検出装置を図1に示す。内燃機関の燃焼室の点火プラグ1には対向電極11、12が設けてあり、対向電極の一方11には交流電圧印加手段2を構成するトランス21の二次側巻線21bが接続してある。
【0017】
交流電圧印加手段2は、トランス21の一次側巻線21aの一方の端子にはバッテリ22が接続してあり、他方の端子には上記バッテリ22から印加される電圧のON−OFFを行なうスイッチングトランジスタ23のコレクタが接続してある。また周波数30kHz の矩形波信号を発生する発振器25が設けてあり、矩形波信号が2入力のORゲ−ト回路24を介してスイッチングトランジスタ23のベ−スに入力するようにしてある。
【0018】
一方、トランス21の二次側巻線21bの他方の端子と対向電極の他方12の間に対向電極11、12に流れる電流を検出する電流検出手段たる検出抵抗3が設けてあり、検出抵抗3の、トランス21の二次側巻線21b側は燃焼イオン電流抽出手段4Aのサンプルホ−ルド回路41に入力するようにしてある。
【0019】
サンプルホ−ルド回路41は、発振器25から矩形波信号が入力するようにしてあり、矩形波信号のHレベルからLレベルへの変化がトリガーとなって検出抵抗3から出力される電流信号をホールドするようになっている。サンプルホ−ルド回路41の出力は燃焼状態解析手段たる電子制御装置8Aに入力するようにしてある。電子制御装置8Aに入力したサンプルホ−ルド回路41の出力は、最大値検出手段たるピ−クホ−ルドモニタ82に入力するようにしてあり、ピ−クホ−ルドモニタ82はホ−ルド値が1燃焼サイクル開始時にリセットするようにしてある。
【0020】
ピ−クホ−ルドモニタ82の出力は下限比較手段83を構成するコンパレ−タ831の+入力端子に入力するようにしてある。コンパレ−タ831の−入力端子には可変抵抗器833が接続してあり、可変抵抗器833におけるバッテリ832の電圧降下が所定の燃焼イオン電流のピ−ク値の下限値に相当するように予め調整してある。コンパレ−タ831の出力は完全失火判定手段たる電子制御ユニット81Aに入力するようにしてある。
【0021】
上記サンプルホ−ルド回路41の出力はまた所定値履歴時点検出手段たるコンパレ−タ84の+入力端子に入力するようにしてあり、コンパレ−タ84は−入力端子が予め設定した燃焼イオン信号の所定値たる0に対応する接地電圧としてある。コンパレ−タ84の出力は吹き消え判定手段たる電子制御ユニット81Aに入力するようにしてある。上記ピ−クホ−ルドモニタ82の出力はノッキング判定手段たる電子制御ユニット81Aに入力するようにしてある。電子制御ユニット81Aはこれらの入力する信号に基づき、図2に示す手順で作動し燃焼状態を判定するものである。図2に示す作動については後述する。
【0022】
上記点火プラグ1と上記交流電圧印加手段2の一部は上記燃焼室に導入した燃料と燃焼空気の混合ガスに点火する役割も果たしている。ORゲ−ト回路24には電子制御ユニット81Aが接続してあり、電子制御ユニット81Aから点火信号として出力されるHレベル信号がORゲート回路24を介して上記スイッチングトランジスタ23をONし、バッテリ22からイグニッションコイルとしての役割をなすトランス21に点火用エネルギ−が蓄積される。その後、点火信号がHレベルからLレベルに変わると電磁誘導により点火プラグ1の対向電極11、12間に高電圧が印加され対向電極11、12間に火花放電が発生する。該火花放電により上記混合ガスに点火する。
【0023】
次に上記燃焼状態検出装置の作動を説明する。なお電子制御ユニット81Aは、以後吹き消え判定手段として作動するときは81Bと記し、ノッキング判定手段として作動するときは81Cと記すものとする。図1において上記のように混合ガスが点火、燃焼している状態において、発振器25から矩形波信号がORゲ−ト回路24を介してスイッチングトランジスタ23のベ−スに入力すると、これによりトランス21の一次側巻線にバッテリ22電圧のON−OFFが繰り返される。しかして電磁誘導によりトランス21の二次側巻線21bには上記矩形波信号の周波数と同じ周波数の高圧の交流電圧が発生し、点火プラグ1の対向電極11、12間に印加される。図3(A)は発振器25から出力する矩形波信号を示すもので、図3(B)は電極11,12間に印加する交流電圧を示すものである。交流電圧はスイッチングトランジスタ23やトランス21、これらの実装状態における浮遊容量により、矩形波信号とくらべ波形がなまり、かつ位相が矩形波信号に対し約90°遅れる。
【0024】
印加された交流電圧により対向電極11、12に電流が流れる。図3(C)は上記電流のうち容量電流成分を示すもので、上記交流電圧の時間微分に比例した電流となるから交流電圧の周波数が高いほど振幅が大きくなる。また容量電流成分は燃焼イオンの量によらず振幅と交流電圧に対する位相が一定で、トリガーたる上記矩形波信号のHレベルからLレベルへの変化が起きる位相で0となる。図3(D)は、対向電極11,12間に存在する燃焼イオンにより流れる燃焼イオン電流成分を示すもので、実線は燃焼イオンが多い場合を示し、破線は燃焼イオンが少ない場合を示している(以下のタイムチャ−トについても同様とする。)。燃焼イオン電流が正側に比べ負側に微小電流しか流れていないのはマイナスの燃焼イオンがプラスの燃焼イオンよりはるかに存在量が少ないためと認められる。燃焼イオン電流は、振幅が対向電極11,12間に存在してキャリアとなる燃焼イオンの量に比例するとともに、上記交流電圧と同位相で振動し、上記矩形波信号がHレベルからLレベルに変化する位相で最大となる。
【0025】
容量電流と燃焼イオン電流の和が対向電極11、12を流れる電流である。図3(E)は、上記電流を示すもので、燃焼イオンの量が多い場合と少ない場合とで波形が異なるものとなる。電流は検出抵抗3における電圧降下として検出され、電流信号としてサンプルホールド回路41に入力する。サンプルホ−ルド回路41は上記発振器信号がHレベルからLレベルへ変化する時に入力した信号をホ−ルドする。検出抵抗3で検出される電流は同一位相では容量電流成分の大きさが一定で、1周期中では上記発振器信号がHレベルからLレベルへ変化する時に容量電流が0で燃焼イオン電流が正側に流れる時のピ−ク値と等しい。サンプルホ−ルド回路41がホ−ルドした信号は、発振器25から出力される矩形波信号がHレベルからLレベルへ変化する時に入力した信号であるから上記交流電圧による周期的な変化を伴わず、また容量電流成分も含まない燃焼イオン電流のピ−ク値となる。しかして燃焼イオン電流が効率よく抽出される。
【0026】
次に、電子制御装置8Aの作動原理を説明する。図4(A)は1燃焼サイクル中の燃焼室の筒内圧の経時変化を示すもので、実線は正常燃焼を示し、一点鎖線はノッキングが発生した燃焼を示し、破線は吹き消えを示している(図4(B)、図4(C)において同じ)。いずれの燃焼も筒内圧は、点火後上昇し最大値となった後は減衰するという傾向は同じであるが正常燃焼と比較すると、ノッキングが発生している燃焼では強い燃焼が起こるため急上昇して大きな最大値となり急激に減衰する。吹き消えをする場合では燃焼が拡大する途中で減衰、失火するため、筒内圧は上昇する途中で減衰に転じる。
【0027】
図4(B)は上記燃焼サイクル中における燃焼イオン電流の経時変化を示すもので、交流電圧を印加した電流であるから一定の周期で振動している。上記のとおりサンプルホ−ルド回路41(図1)の出力は上記交流電圧による周期的な変化を伴わず、容量電流成分も含まない燃焼イオンの量のみで増減する燃焼イオン電流のピ−ク値である。
【0028】
図4(C)は燃焼の減衰期における燃焼イオン電流ピ−ク値の経時変化の様子を示すものである。完全失火の場合には燃焼が起きないので、燃焼イオン電流ピ−ク値は実質的に0であるから燃焼イオン電流ピ−ク値の最大値Ip がその下限値Irより小さければ電子制御ユニット81Aが完全失火と判定する。吹き消えの場合には正常燃焼に比べて点火から消火するまでの減衰期間TR が短いため正常な燃焼と認められる減衰期間の下限値Tr より短かければ電子制御ユニット81Bが吹き消えと判定する。ノッキングが発生している燃焼の場合には正常燃焼に比べて燃焼イオン電流ピ−ク値最大値が高くかつ上記減衰期間TR が短いから平均の減衰速度である燃焼イオン電流ピ−ク値の最大値Ip を減衰期間TR で除した除数値が正常な燃焼と認められる上記除数値の上限値より大きければ電子制御ユニット81Cがノッキングと判定する。
【0029】
上記作動原理にもとずいて本燃焼状態検出装置の作動を図1と、図2のフロ−チャ−トにより詳細に説明する。電子制御装置8Aが計測開始信号を発すると(ステップ101)と、サンプルホ−ルド回路41から出力される燃焼イオン電流ピ−ク値は点火後上昇するからピ−クホ−ルドモニタ82の出力は更新され燃焼サイクル終了時にはピ−クホ−ルドモニタ82には燃焼イオン電流ピ−ク値の最大値Ip が検出されている(ステップ102)。そしてピ−クホ−ルドモニタ82から出力される最大値Ip はコンパレ−タ831の+入力端子に入力する。コンパレ−タ831の−入力端子には可変抵抗器833から上記Ir の大きさに比例した電圧が入力する。
【0030】
コンパレ−タ831がIp とIr の大小を比較する(ステップ103)。コンパレ−タ831の出力は、燃焼イオン電流ピ−ク値がIr より大きい時にHレベルとなるから燃焼サイクル終了時にはIp がIr より小さい時にLレベルとなり、Lレベルであれば電子制御ユニット81Aが燃焼状態を完全失火と判定する(ステップ109)。
【0031】
上記ステップ103で燃焼イオン電流ピ−ク値の最大値がIr より小さい時にはステップ104に進み、次のように減衰期間TR を計測する。サンプルホ−ルド回路41の出力がコンパレ−タ84の+入力端子に入力し、コンパレ−タ84が燃焼イオン電流ピ−ク値と−入力端子の接地電圧との大小を比較する。サンプルホ−ルド回路41から出力される燃焼イオン電流ピ−ク値は点火後、正の値を取るが消火に至って0となりコンパレ−タ84の出力は、HレベルからLレベルに変化する。この時が燃焼イオン信号が所定値をとる時点である。電子制御ユニット81Bが点火からコンパレ−タ84の出力がHレベルからLレベルに変化した時点までの時間を減衰期間TR として保持する(ステップ104)。次いで電子制御ユニット81Bが、減衰期間TR を予め電子制御ユニット81Bに記憶した所定の時間たるTr と比較し(ステップ105)、TR がTr より小さければ吹き消えと判定する(ステップ110)。
【0032】
ステップ105でTR がTr より大きければ電子制御ユニット81Cが除数値たる減衰速度VR を計算する。計算では燃焼イオン電流ピ−ク値の最大値Ip を上記減衰期間TR で除した数値を求める(ステップ106)。次に上記VR を予め電子制御ユニット81Cに記憶した所定の除数値たるVrと比較する(ステップ107)。VR がVrより大きければ電子制御ユニット81Cがノッキングと判定する(ステップ111)。ステップ107でVR がVrより小さければ正常燃焼と判定する。燃焼状態について判定がされると本フロ−チャ−トは終了し、次の燃焼サイクルにおいて同様の作動がくりかえされる。このように燃焼イオンの増減を正確に反映する燃焼イオン電流を正確に抽出して、燃焼イオン電流信号である燃焼イオン電流ピーク値の挙動から燃焼状態を判定することができる。
【0033】
(第2実施形態)
本発明の第2の燃焼状態検出装置の一部を図5に示す。図5の燃焼状態検出装置は図1に示した燃焼状態検出装置において、電子制御ユニット81Aをノッキング判定手段として作動するときの設定を別の設定としたものであり、また新たにピ−クホ−ルドモニタ82の出力に比較手段85を設けたものである。比較手段85は、ピ−クホ−ルドモニタ82の出力がコンパレ−タ851の+入力端子に入力するようにしてあり、コンパレ−タ851の出力をノッキング判定手段としての電子制御ユニット81Aに入力するようにしてある。以下、ノッキング判定手段として作動する場合は81Dと記すものとする。コンパレ−タ851の−入力端子には可変抵抗器853が接続してあり、可変抵抗器853におけるバッテリ851の電圧降下が燃焼イオン電流のピ−ク値の所定値に相当するように予め調整してある。
【0034】
本燃焼状態検出装置の作動は、図1と同一番号を符した部分については同じ作動をするので説明を省略し、相違点のみ詳細に説明する。上記図2に示したフロ−チャ−トにおいてステップ106およびステップ107が第1実施形態の燃焼状態検出装置の作動と異なっている。
【0035】
第1実施形態のごとく点火後更新されるピ−クホ−ルドモニタ82の出力は燃焼サイクル終了時には燃焼イオン電流ピ−ク値の最大値Ip であり、これがコンパレ−タ851の+入力端子に入力する。コンパレ−タ851の−入力端子には可変抵抗器853から上記所定値Ipmaxに対応した出力が入力する。コンパレ−タ851はIp とIpmaxの大小を比較し、Ip がIpmaxより大きければコンパレ−タ851はHレベルを出力する。Ip がIpmaxより小さければLレベルを出力する。上記所定値は正常燃焼と認められる最大値であり、ノッキングが発生した燃焼では燃焼イオン電流のピ−ク値は所定値を越える。しかして電子制御ユニット81Dはコンパレ−タ851の出力がHレベルであればノッキングと判定し、Lレベルであれば正常燃焼と判定する。このように燃焼イオンの増減を正確に反映する燃焼イオン電流を正確に抽出して、ノッキングが発生した燃焼と正常燃焼とにおける燃焼イオン電流の違いからノッキングの有無を判定することができる。
【0036】
またノッキングが発生した場合、その強さに応じて燃焼イオンの量が異なり強いノッキングほど、大きな燃焼イオン電流が流れる。そこで比較手段85と同様の回路を並列に複数設け、それぞれのコンパレータの−入力端子に接続される可変抵抗器の抵抗値を段階的に設定しておくことにより、コンパレータの出力よりノッキングの有無とノッキングの強さを判断するようにすることもできる。
【0037】
(第3実施形態)
本発明の第3の燃焼状態検出装置の一部を図6に示す。図6の燃焼状態検出装置は図5に示した燃焼状態検出装置において、電子制御ユニット81Aをノッキング判定手段として作動するときの設定を別の設定としたものであり、またサンプルホ−ルド回路41の出力に、比較手段85の代わりに減衰速度最大値検出手段86とその後段に減衰速度最大値比較手段87を設けたものである。
【0038】
サンプルホ−ルド回路41の出力は減衰速度最大値検出手段86を構成する微分回路861を介してピ−クホ−ルドモニタ862に入力するようにしてある。ピ−クホ−ルドモニタ862のホ−ルド値は1燃焼サイクル開始時にリセットするようにしてある。ピ−クホ−ルドモニタ862の出力は減衰速度最大値比較手段87を構成するコンパレ−タ871の+入力端子に入力するようにしてあり、コンパレ−タ871の出力をノッキング判定手段81Aとしての電子制御ユニットに入力するようにしたものである。以後、ノッキング判定手段として作動するときは電子制御ユニット81Eという。コンパレ−タ871の−入力端子には可変抵抗器873が接続してあり、可変抵抗器873におけるバッテリ872の電圧降下が所定の減衰速度最大値Vmaxrに比例するように予め調整してある。
【0039】
本燃焼状態検出装置の作動は、図5と同一番号を符した部分については同じ作動をするので説明を省略し、相違点のみ詳細に説明する。
【0040】
サンプルホ−ルド回路41から出力される燃焼イオン電流ピーク値は微分回路861に入力し、微分回路861は入力した燃焼イオン電流ピーク値を時間微分し燃焼イオン電流のピ−ク値の減衰速度に比例した出力に変換、出力する。出力される燃焼イオン電流のピ−ク値の減衰速度をピ−クホ−ルドモニタ862は減衰速度の変化に応じて最大値を更新または保持し、コンパレ−タ871の+入力端子に出力する。消火時にはコンパレ−タ871の+入力端子は燃焼イオン電流のピ−ク値の減衰速度の最大値VmaxRが入力している。コンパレ−タ871の−入力端子には可変抵抗器873から上記所定の減衰速度最大値Vmaxrに比例した信号が入力する。コンパレ−タ871はVmaxRとVmaxrの大小を比較し、VmaxRがVmaxrより大きければコンパレ−タ871はHレベルを出力し、VmaxRがVmaxrより小さければLレベルを出力する。
【0041】
所定の減衰速度最大値Vmaxrは正常燃焼と認められる最大値であり、ノッキングが発生した燃焼では短時間のうちに大きな燃焼を起こして燃料と燃焼空気を消費するので燃焼イオン電流のピ−ク値の減衰速度は速く、減衰速度は所定の減衰速度最大値を越える。しかして電子制御ユニット81Eはコンパレ−タ871の出力がHレベルであればノッキングと判定し、Lレベルであれば正常燃焼と判定する。このように燃焼イオンの増減を正確に反映する燃焼イオン電流を正確に抽出して、ノッキングが発生した燃焼と正常燃焼における燃焼イオン電流の減衰速度の違いからノッキングの有無を判定することができる。
【0042】
(第4実施形態)
本発明の第4の燃焼状態検出装置の一部を図7に示す。図7の燃焼状態検出装置は図1に示した燃焼状態検出装置において、点火プラグ1と交流電圧印加手段2、検出抵抗3は同一の構成とし、燃焼イオン検出手段4Aを別の構成の燃焼イオン検出手段4Bに代え、別の燃焼イオン信号を出力するようにしたものであり、また電子制御装置8Aを電子制御装置9Aに代えたものである。
【0043】
燃焼イオン検出手段4Bは、検出抵抗3の電圧降下として出力する電流信号がコンパレータ51で構成される信号変換回路5を介して時間計測回路6を構成する積分回路64に入力するようにしてある。時間計測回路6は、積分回路64を構成するコンデンサ65の両端子間にはアナログスイッチ63が設けてあり、積分回路64の積分区間を与えるリセット信号を出力するようになっている。アナログスイッチ63にはアナログスイッチ63を作動する第2の発振器61がカウンタ62を介して入力するようにしてある。積分回路64の出力は反転回路66に入力するようにしてある。反転回路66の出力はサンプルホ−ルド回路7に入力するようにしてあり、サンプルホールド回路7はコンパレ−タ51の出力がHレベルからLレベルに変化すると反転回路66の出力のホ−ルド値を更新するようになっている。
【0044】
サンプルホ−ルド回路7の出力は燃焼イオン信号として電子制御装置9Aを構成するノッキング振動検出手段たるバンドパスフィルタ92に入力するようにしてある。電子制御装置9Aは、バンドパスフィルタ92の出力がノッキング振幅の最大値を検出するノッキング振幅最大値検出手段たるピ−クホ−ルドモニタ93に入力するようにしてあり、ピ−クホ−ルドモニタ93はバンドパスフィルタ92の出力の最大値を更新し、そのホ−ルド値が1燃焼サイクル開始時にリセットするようにしてある。ピ−クホ−ルドモニタ93の出力は電子制御ユニット91Aに入力するようにしてある。
【0045】
本燃焼状態検出装置の作動を説明する。図1と同一の符号を付した部分については同じ作動をするので説明を省略し、相違点のみ詳細に説明する。先ず、燃焼イオン検出手段4Bの作動を図7と、図8のタイムチャ−トにより説明する。
【0046】
図略の発振器から図8(A)に示す矩形波信号が発せられると第1実施形態のごとく図8(D)に示す燃焼イオン電流が流れる。実線は燃焼イオンが多量に発生している場合を示し、破線は燃焼イオンが少ない場合を示している(以下のタイムチャ−トについても同様とする)。図略の対向電極には図8(E)に示す電流が流れる。検出抵抗3には、電流信号として上記電流に比例した電圧降下が発生する。燃焼イオン電流は負側には僅かしか出力されないから、検出抵抗3で検出される電流は、正値を出力している期間が燃焼イオン電流に応じて変化する。本実施形態は電流が正値をとる時間(以下、位相差という)を燃焼イオン信号とするものである。検出抵抗3の電圧降下である電流信号が、信号変換回路5を構成するコンパレ−タ51の+入力端子に入力する。コンパレ−タ51は−入力端子が接地電位としてあるから上記+入力端子に入力する電流信号が正の時にHレベルを出力する。図8(F)はコンパレ−タ51の出力を示すもので、Hレベルを出力している期間が上記位相差と等しい。
【0047】
コンパレ−タ51の出力は、時間計測回路6の積分回路64に入力し、積分回路64はコンパレ−タ51のHレベル信号を積分する。アナログスイッチ63が積分回路64を構成するコンデンサ65をリセットすると積分回路64の出力は0となる。図8(H)は上記第2の発振器61の出力を示すもので、周波数300kHz の矩形波を発生する。図8(I)はカウンタ62の出力を示すもので、上記コンパレ−タ51の出力がLレベルの間、カウンタ62は第2の発振器61の3パルス毎に1パルスのHレベル信号を発し、上記アナログスイッチ63を作動する。
【0048】
しかして積分回路64はコンパレ−タ51がHレベルを出力している時間に比例した負値の鋸波信号を出力する。該鋸波信号を反転回路66が符号を反転し正値とする。図8(J)は反転回路66の出力を示すもので、波高値が位相差に比例する。コンパレ−タ51がHレベルからLレベルに変化するタイミングに、反転回路66の出力を、サンプルホ−ルド回路7がホ−ルドし燃焼イオン信号として出力する。図8(K)はサンプルホ−ルド回路7の出力を示すもので,燃焼イオン電流の増加(図8(D))により検出抵抗3で検出される電流が正から負に変化する時間が遅れるのに比例して増加する。
【0049】
次に、電子制御装置9Aの作動を説明する。図9(A)は燃焼室における筒内圧とクランク角の関係を示すもので,クランク角が進むと筒内圧は上昇してその後一転して減少する傾向を示す。そして図9(B)は上記サンプルホ−ルド回路7の出力すなわち上記位相差とクランク角との関係を示すもので、筒内圧と同様にクランク角が進むと位相差は上昇してその後一転して減少する傾向を示す。筒内圧と位相差の間には対応関係が認められる。図9(A)に示されるようにノッキングによる異常振動が筒内圧が高くなるクランク角で発生していれば燃焼イオン電流もノッキングによる異常振動が生じており、図9(B)に示されるように上記位相差が異常振動する。
【0050】
ノッキング振動である位相差の異常振動は数kHz の周波数域に集中しており、該周波数域の振動をサンプルホ−ルド回路7の出力からバンドパスフィルタ92が分離する。図9(C)はバンドパスフィルタ92の出力を示すもので、バンドパスフィルタ92はノッキング振動成分のみ通過し数kHz の周波数以外の振動成分と直流成分を除去する。バンドパスフィルタ92を通過したノッキング振動成分はピ−クホ−ルドモニタ93に入力し、ピ−クホ−ルドモニタ93は点火時からのノッキング振動の最大値すなわちノッキング振動の振幅の最大値を更新または保持する。燃焼サイクル終了時には1燃焼サイクル中におけるノッキング振動の振幅の最大値(図例ではP2)が電子制御ユニット91Aに入力し、電子制御ユニット91Aは、入力する上記最大値の大きさからノッキングの強さを判定する。
【0051】
(第5実施形態)
本発明の第5の燃焼状態検出装置の一部を図10に示す。図10の燃焼状態検出装置は図7に示した燃焼状態検出装置において、電子制御装置9Aを別の燃焼状態解析手段たる電子制御装置9Bに代えたものである。
【0052】
電子制御装置9Bは、サンプルホ−ルド回路7の出力がノッキング振動検出手段たるバンドパスフィルタ92に入力するようにしてあり、バンドパスフィルタ92を通過したノッキング振動出力θf はノッキング振動計数手段94を構成するコンパレ−タ95の+入力端子に入力するようにしてある。コンパレ−タ95の−入力端子には可変抵抗器97が接続してあり、可変抵抗器97におけるバッテリ96の電圧降下がノッキング振動の所定の振幅に相当するように予め調整してある。またノッキング振動計数手段94は、コンパレ−タ95から出力されるHレベルのパルスをカウントするカウンタ98が設けてあり、カウント結果を電子制御ユニット91Bに出力するようになっている。
【0053】
本燃焼状態検出装置の作動を説明する。図7と同一の符号を付した部分については同じ作動をするので説明を省略し、相違点のみ詳細に説明する。
【0054】
サンプルホ−ルド回路7から出力される上記位相差に比例した燃焼イオン信号は、第4実施形態のごとくバンドパスフィルタ92でノッキング振動成分のみ通過しノッキング振動計数手段94を構成するコンパレ−タ95の+入力端子に入力する。コンパレ−タ95の−入力端子には可変抵抗器97から上記所定の振幅θn に対応した出力が入力する。コンパレ−タ95はθf とθn の大小を比較し、θf がθn より大きければコンパレ−タ95はHレベルを出力する。θf がθn より小さければLレベルを出力する。しかしてコンパレ−タ95の出力は時系列的に複数のHレベルが出力される。
【0055】
上記複数のHレベル信号をカウンタ98がカウントする。図9(C)ではP1、P2、P3がθn を越えているからカウント数は3となる。カウント出力は電子制御ユニット91Bに出力され、電子制御ユニット91Bはカウント数が1以上のときにノッキング発生と判定し、カウント数にθn を乗じた量をノッキングの強さとする。
【0056】
このように本燃焼状態検出装置ではノッキングの強さについて定量的に検出することができる。
【0057】
(第6実施形態)
本発明の第6の燃焼状態検出装置を図11に示す。本実施形態は図1の電子制御装置8Aを別の電子制御装置8Dに代えたもので、図中、同一番号を付したものは実質的に同じ作動をするので説明を省略し第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0058】
サンプルホールド回路41から出力される燃焼イオン電流ピーク値は燃焼状態解析手段たる電子制御装置8Dのノッキング振動検出手段たるバンドパスフィルタ88bに入力せしめてある。バンドパスフィルタ88bは、ノッキング振動成分が集中する6〜8kHzの振動を分離してアナログスイッチ88cを介してノッキング振幅最大値検出手段たるピークホールドモニタ88dに出力するようになっている。ピークホルドモニタ88dは、アナログスイッチ88cがオンのときにバンドパスフィルタ92から出力される振動の最大値を更新または保持する。またそのホ−ルド値は1燃焼サイクル開始時にリセットするようにしてある。ピ−クホ−ルドモニタ88dの出力はノッキング判定手段たる電子制御ユニット81Fに入力するようにしてある。
【0059】
一方サンプルホールド回路41から出力される燃焼イオン電流ピーク値は上限比較手段たるピーク判定回路88aのコンパレータ881の+入力端子に入力せしめてある。コンパレータ881は−入力端子に可変抵抗器882が接続してあり、可変抵抗器882におけるバッテリ883の電圧降下が燃焼イオン電流のピーク値の上限値(以下、第1の所定値という)に相当するように設定してある。第1の所定値は正常燃焼と認められる燃焼イオン電流のピーク値の最大値である。コンパレータ881は、サンプルホールド回路41から入力する燃焼イオン電流のピーク値が第1の所定値より大きいときにHレベルをアナログスイッチ88cに出力し、Hレベルが出力されている間、アナログスイッチ88cはオンするようになっている。
【0060】
上記燃焼状態検出装置の作動を説明する。図12(A)は1燃焼サイクル中における燃焼室の筒内圧(以下燃焼室圧力という)の経時変化を示すもので、正常燃焼時のものである。図12(B)はサンプルホールド回路41から出力される燃焼イオン信号である燃焼イオン電流のピーク値を示しており、火炎面通過により燃焼イオンが大量に発生する時期(以下、火炎面通過期という)と、図12(A)に示されるごとく燃焼室圧力の上昇に応じて燃焼イオン密度が増大する時期(以下、圧力上昇期という)とに大きな値をとるが正常燃焼では、燃焼イオンの発生がノッキング発生時ほど大きくなく、その最大値は可変抵抗器882で設定された第1の設定値(図中、設定値1と記す。以下、同じ)を越えず、アナログスイッチ88cはオフのままでピークホルドモニタ88dは電子制御ユニット81Fにホールド値を出力しない。したがって電子制御ユニット81Fはノッキングは発生していないもの判定する。
【0061】
図12(C)はバンドパスフィルタ88bから出力される振動(図中、燃焼イオン電流ノック周波数成分と記す)である。正常燃焼においてはノッキング振動は起こらないが、火炎面通過期にノッキング振動と同じ周波数域の信号が含まれている場合があり、これがエンジンの高回転域に図のように圧力上昇期まで残る。本発明はノッキングの有無を燃焼イオン電流のピーク値の最大値に基づいて判定するので、ノッキング振動と同じ周波数域の信号により判定が影響されることはない。
【0062】
図13(A)はノッキング発生時における1燃焼サイクル中における燃焼室圧力の経時変化を示すものである。図13(B)はノッキング発生時における燃焼イオン電流のピーク値を示しており、燃焼イオンの大量の発生により圧力上昇期のある期間は第1の所定値を越え、アナログスイッチ88cがオンする。またこの燃焼イオン電流のピーク値には図13(C)のごとくノッキングの強さに応じてノッキング振動成分が含まれており、燃焼イオン電流のピーク値が第1の所定値を越える上記期間にはノッキング振動成分の振幅も大きい。ピークホルドモニタ88dはバンドパスフィルタ88bから出力されるノッキング振動成分の最大値すなわちノッキング振動成分の振幅の最大値を更新または保持し、電子制御ユニット81Fに出力する。電子制御ユニット81Fは、ノッキング振動成分の振幅が入力するとノッキング有りと判定するとともに、ノッキング振動成分の振幅の最大値が第2の設定値を越えるかどうかを判定する。第2の設定値はノッキング振動成分の振幅の最大値を2段階に分類してノッキングの強さの大小を判ずるためのもので、例えばノッキング発生時にフィードバック制御する制御量をノッキングの強さに応じて2段階に設定する場合、ノッキングの強さと制御量とが最適な対応となるような値としておく。
【0063】
ノッキング振動成分の振幅の最大値が第2の設定値を越える場合にはノッキングの強さが大で、越えない場合には小と判定する。
【0064】
図14はノッキングの強さ(図中、ノック強度と記す)と燃焼イオン電流ピーク値の最大値(図中、単に燃焼イオン電流ピーク値と記す)との関係を示すもので、燃焼イオン電流のピーク値の最大値は、ノッキングが発生していれば大きく、ノッキングが発生していなければ小さいという明確な対応関係があり、ノッキングの有無が正確に検出される。
【0065】
図15はノッキングの強さ(図中、ノック強度と記す)と、燃焼イオン電流ピーク値のノッキング振動と同じ周波数域の振動の振幅(図中、燃焼イオン電流ノック周波数成分振幅と記す)との関係を示すもので、これらはノッキング発生時にはよく対応しており、ノッキングの強さが正確に判定できる。なお正常燃焼(図中、ノックなしと記す範囲)時に図12(C)に示した信号(図中、破線で囲んだもの)が現れるがピーク判定回路88aは正常燃焼時にはアナログスイッチ88cをオンしないからノッキングの有無や強さの判定には影響しない。
【0066】
(第7実施形態)
本発明の第7の燃焼状態検出装置を図16に示す。本実施形態は図11の電子制御装置8Dを別の電子制御装置8Eに変えたもので、図中、同一番号を付したものは実質的に同じ作動をするので説明を省略し第6実施形態との相違点を中心に説明する。
【0067】
本実施形態の上限比較手段89は、ピーク判定回路88aの前段にサンプルホールド回路41から出力される燃焼イオン電流ピーク値を入力とするピークホールドモニタ88eが設けてあり、燃焼イオン電流ピーク値の最大値を更新または保持してピーク判定回路88aのコンパレータ881の+入力端子に出力するようになっている。コンパレータ881の出力はノッキング判定手段たる電子制御ユニット81Gに入力せしめてある。またアナログスイッチ88cは省略してバンドパスフィルタ88bはピークホールドモニタ88dと直接接続してある。
【0068】
本実施形態ではアナログスイッチ88cが設けられていないので、ノッキングの有無にかかわらず1燃焼サイクル中におけるノッキング振動成分の周波数域の振動の最大値が電子制御ユニット81Gに入力する。また電子制御ユニット81Gには、燃焼イオン電流ピーク値の最大値が第1の所定値より大きければHレベルが、燃焼イオン電流ピーク値の最大値が第1の所定値より小さければLレベルが入力する。電子制御ユニット81Gはコンパレータ881よりHレベルが入力すると、既出の図13(B)のごとく燃焼イオン電流ピーク値が第1の所定値を越える期間があるのであるからノッキング有りと判定し、Lレベルが入力するとノッキングなしと判定する。そしてノッキング有りと判定された場合には、ピークホールドモニタ88dから出力されるノッキング振動成分の振幅の最大値を第2の所定値と比較して大きければノッキングの強さが大で、小さい場合には小と判定する。
【0069】
(第8実施形態)
図16の電子制御装置8Eはサンプルホールド回路41から出力される燃焼イオン電流のピーク値をA/D変換するインターフェースや、デジタル信号に変換された燃焼イオン電流のピーク値をデジタル信号処理するDSP等で構成した電子制御装置とすることもできる。
【0070】
図17はかかる電子制御装置の作動を示すフローチャートで、燃焼サイクルごとに繰り返される。まずサンプルホールド回路41から出力される燃焼イオン電流のピーク値(図中、イオン電流と記す)を記憶する(ステップ201)。次いでこの中から最大値を取り出し(ステップ202)、第1の所定値と比較する(ステップ203)。最大値が第1の所定値より大きければステップ204に進み、記憶したイオン電流のピーク値から、ノッキング振動が集中する6〜8kHzの周波数成分(以下、ノック周波数成分という)を抽出する。抽出したノック周波数成分の中から最大値を取り出し(ステップ205)、第2の所定値(図中、所定値2と記す)と比較する(ステップ206)。上記最大値が第2の所定値より大きければノッキングの強さを大と判定し(ステップ207)、上記最大値が第2の所定値より小さければノッキングの強さを小と判定する(ステップ209)。
【0071】
なおステップ203において燃焼イオン電流のピーク値の最大値と第1の所定値との比較の結果、最大値が第1の所定値より小さければノッキングなしと判定する(ステップ208)。
【0072】
なお第6〜第8実施形態ではノッキングの強さを2段階に分けたが、3段階以上とすることもでき、より精密にノッキングの強さを知ることができる。
【0073】
また第1〜第3および第6〜第8実施形態は、燃焼イオン信号として燃焼イオン電流のピーク値が得られるようにし、その他の実施形態は燃焼イオン信号として燃焼イオン電流の位相差が得られるようにしたが、各実施形態ともいずれの燃焼イオン信号も採用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の燃焼状態検出装置の回路図である。
【図2】本発明の第1の燃焼状態検出装置の作動を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の第1の燃焼状態検出装置の作動を説明するタイムチャートである。
【図4】(A)は内燃機関の燃焼状態を説明するグラフであり、(B)と(C)は本発明の第1の燃焼状態検出装置の作動を説明するグラフである。
【図5】本発明の第2の燃焼状態検出装置の部分回路図である。
【図6】本発明の第3の燃焼状態検出装置の部分回路図である。
【図7】本発明の第4の燃焼状態検出装置の部分回路図である。
【図8】本発明の第4の燃焼状態検出装置の作動を説明するタイムチャートである。
【図9】(A)は内燃機関の燃焼状態を説明するグラフであり、(B)と(C)は本発明の第4の燃焼状態検出装置の作動を説明するグラフである。
【図10】本発明の第5の燃焼状態検出装置の部分回路図である。
【図11】本発明の第6の燃焼状態検出装置の回路図である。
【図12】(A)は内燃機関の燃焼状態を説明する第1のグラフであり、(B)と(C)は本発明の第6の燃焼状態検出装置の作動を説明する第1、第2のグラフである。
【図13】(A)は内燃機関の燃焼状態を説明する第2のグラフであり、(B)と(C)は本発明の第6の燃焼状態検出装置の作動を説明する第3、第4のグラフである。
【図14】本発明の第6の燃焼状態検出装置の作動を説明する第5のグラフである。
【図15】本発明の第6の燃焼状態検出装置の作動を説明する第6のグラフである。
【図16】本発明の第7の燃焼状態検出装置の部分回路図である。
【図17】本発明の第8の燃焼状態検出装置の作動を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
11,12 対向電極
2 交流電圧印加手段
3 検出抵抗(電流検出手段)
4A,4B 燃焼イオン検出手段
8A,8B,8C,8D,8E,9A,9B 電子制御装置(燃焼状態解析手段)
81A 電子制御ユニット(完全失火判定手段)
81B 電子制御ユニット(吹き消え判定手段)
81C,81D,81E,81F,81G 電子制御ユニット(ノッキング判定手段)
82 ピークホールドモニタ(最大値検出手段)
83 下限比較手段
84 コンパレータ(所定値履歴時点検出手段)
85 比較手段
86 減衰速度最大値検出手段
87 減衰速度最大値比較手段
92,88b バンドパスフィルタ(ノッキング振動検出手段)
93,88d ピークホールドモニタ(ノッキング振幅最大値検出手段)
94 ノッキング振動計数手段
88a,89 上限比較手段

Claims (9)

  1. 内燃機関の燃焼室に設けた一対の対向電極と、該対向電極間に交流電圧を印加する交流電圧印加手段と、上記対向電極を流れる電流を検出し電流信号を出力する電流検出手段と、上記電流信号から上記交流電圧に対応して発生する容量電流成分を除去し、上記対向電極間を流れる燃焼イオン電流成分を抽出して上記対向電極間に存在する燃焼イオンの量の増減に対応した燃焼イオン信号を出力する燃焼イオン検出手段とを具備し、かつ上記燃焼イオン信号の挙動から燃焼状態を解析する燃焼状態解析手段を設けた燃焼状態検出装置。
  2. 請求項1記載の燃焼状態検出装置において、上記燃焼状態解析手段が、点火から消火までの期間における、上記燃焼イオン信号の最大値を検出する最大値検出手段と、該最大値検出手段が検出した最大値を所定の最大値の下限値と比較する下限比較手段と、該下限比較手段が、上記最大値検出手段の検出した最大値が上記下限値より小さいと認めると、燃焼状態を完全失火と判定する完全失火判定手段とを具備する燃焼状態検出装置。
  3. 請求項1記載の燃焼状態検出装置において、上記燃焼状態解析手段が、上記燃焼イオン信号が予め設定した所定値をとる時点を検出する所定値履歴時点検出手段と、点火してから上記燃焼イオン信号が上記所定値をとる時点までの時間が所定の時間より小さいときに燃焼状態を吹き消えと判定する吹き消え判定手段とを具備する燃焼状態検出装置。
  4. 請求項1記載の燃焼状態検出装置において、上記燃焼状態解析手段が、点火から消火までの期間における、上記燃焼イオン信号の最大値を検出する最大値検出手段と、上記燃焼イオン信号が予め設定した所定値をとる時点を検出する所定値履歴時点検出手段と、上記最大値検出手段の検出した最大値を、点火から、上記燃焼イオン信号が上記所定値をとる時点までの時間で除した除数値が所定の除数値より大きいときに燃焼状態をノッキングと判定するノッキング判定手段とを具備する燃焼状態検出装置。
  5. 請求項1記載の燃焼状態検出装置において、上記燃焼状態解析手段が、点火から消火までの期間における、上記燃焼イオン信号の最大値を検出する最大値検出手段と、該最大値検出手段が検出した最大値を、少なくとも1つの予め設定した所定値と比較する比較手段と、該比較手段で比較された上記最大値と上記所定値の大小に基づいてノッキングを判定するノッキング判定手段とを具備する燃焼状態検出装置。
  6. 請求項1記載の燃焼状態検出装置において、上記燃焼状態解析手段が、上記燃焼イオン信号の減衰速度の最大値を検出する減衰速度最大値検出手段と、該減衰速度最大値検出手段が検出した減衰速度の最大値を所定の減衰速度最大値と比較する減衰速度最大値比較手段と、上記減衰速度最大値検出手段で検出された減衰速度の最大値が所定の減衰速度最大値より大きいときにノッキングと判定するノッキング判定手段とを具備する燃焼状態検出装置。
  7. 請求項1記載の燃焼状態検出装置において、上記燃焼状態解析手段が、上記燃焼イオン信号のうちノッキングに応じて振動するノッキング振動成分の周波数域の振動を検出するノッキング振動検出手段と、該ノッキング振動検出手段が検出した振動の振幅の最大値を検出するノッキング振幅最大値検出手段とを具備する燃焼状態検出装置。
  8. 請求項1記載の燃焼状態検出装置において、上記燃焼状態解析手段が、上記燃焼イオン信号のうちノッキングに応じて振動するノッキング振動成分の周波数域の振動を検出するノッキング振動検出手段と、該ノッキング振動検出手段が検出した振動のうち振幅が所定の振幅より大きな振動の回数を計数するノッキング振動計数手段とを具備する燃焼状態検出装置。
  9. 請求項1記載の燃焼状態検出装置において、上記燃焼状態解析手段が、上記燃焼イオン信号のうちノッキングに応じて振動するノッキング振動成分の周波数域の振動を検出するノッキング振動検出手段と、上記燃焼イオン信号を予め設定した燃焼イオン信号の上限値と比較し上限値を越える燃焼イオン信号の有無を検出する上限比較手段と、上記燃焼イオン信号が上記上限値より大きいと認める期間を少なくとも含む期間における上記振動の振幅の最大値を検出するノッキング振幅最大値検出手段と、上記上限比較手段が上記上限値を越える燃焼イオン信号があるものと判定した場合にはノッキングと判定し上記振動の振幅の最大値に基いてノッキングの強さを判定するノッキング判定手段とを具備する燃焼状態検出装置。
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