JP3723928B2 - 機能選択型入出力回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機能選択型入出力回路に係り、特に、信号源からの信号を入力する入力回路または負荷に信号を出力する出力回路のいずれかの機能を選択して使用するに好適な機能選択型入出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車製造ラインなどにおいては、各種の製造ラインを制御するために、リミットスイッチや光電スイッチなどの情報、すなわち信号源からの信号を入力する入力回路と、ランプや電磁バルブなどの負荷に制御情報としての信号を出力する出力回路を内蔵した装置が設けられている。この種の装置においては、4点や8点など少点数分の回路が内蔵されており、ライン上に分散設置されるため、装置の小型化が必要である。また、用途に応じて入力回路と出力回路を組み合わせて使用するため、入力回路のみを内蔵した装置と出力回路のみを実装した装置の2種類を用いるのではなく、1つの装置に入力回路と出力回路の両方を内蔵している装置の方が、使い勝手が良い。その際、入力回路と出力回路の組み合わせパターンは多岐に渡るので、任意の回路を、入力回路または出力回路として、選択して使用できることが望ましい。
【0003】
入力回路または出力回路を選択するに際しては、例えば、特開平11−154296号公報に記載されているように、入力回路または出力回路と絶縁素子とで構成される信号変換器を基板に複数実装し(変換器ユニットと呼ぶ)、これをマザーボートに着脱自在に装着するようにしたものが提案されている。この方法によれば、変換器ユニットを交換することによって入力回路または出力回路を選択することができる。
【0004】
しかし、信号変換器に実装される回路の構成は変更できない。すなわち、入力回路および出力回路の点数は固定であり、そのうちの1点だけ、例えば、入力用途から出力用途への変更はできず、ハードウエアの共通化については考慮されていない。
【0005】
また、特開平5−204417号公報に記載されているように、1点当たり絶縁素子実装領域を2つ設け、各領域をそれぞれ入力用と出力用に割付け、入力用絶縁素子実装領域には入力回路を、出力用絶縁素子実装領域には出力回路を実装し、どちらかの回路を選択して使用する方法が提案されている。しかし、この方法では、各入出力点数に対して倍の実装スペースを必要とするため、実装効率を向上させることが困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、入力回路または出力回路への機能の設定は8点単位で行われるため、1点ごとに機能を設定することはできず、使い勝手が悪い。例えば、6点分の入力回路並びに2点分の出力回路が必要である場合は、8点入力装置と8点出力装置など、装置を2個使用する必要があり、使い勝手の観点からみて不自由である。
【0007】
すなわち、以下の点について配慮されていない。例えば、入力回路および出力回路をそれぞれ8点分内蔵し、8点のうち6点を入力回路として使用し、2点を出力回路として使用したり、また、5点を入力回路として使用し、3点を出力回路として使用したり、さらには8点すべてを入力回路または出力回路として使用することができれば、その装置1種類だけで、入力点数および出力点数のどのような組み合わせにも対応できることになる。当然、これらの使用方法は、利用者が設定できることが望ましい。すなわち、装置に内蔵されている複数の回路を個別に入力回路または出力回路として利用者が選択的に使用できるようにすることで、使い勝手を向上させることができる。
【0008】
本発明の目的は、絶縁回路の向きに応じて入力回路または出力回路として使用することができる機能選択型入出力回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、互いに絶縁された信号入力部と信号出力部とを有し、前記信号入力部に信号が入力されたときに前記信号出力部から信号を出力する絶縁回路と、第1の信号源からの信号を入力して前記絶縁回路に出力しまたは前記絶縁回路からの信号を第1の負荷に出力する入出力一次回路と、第2の信号源からの信号を入力して前記絶縁回路に出力しまたは前記絶縁回路からの信号を第2の負荷に出力する極性選択回路とを備え、前記絶縁回路は、着脱自在に構成されており、前記絶縁回路の向きにより、前記入出力一次回路と前記絶縁回路および前記極性選択回路は入力回路または出力回路を構成してなる機能選択型入出力回路を構成したものである。
【0010】
前記機能選択型入出力回路を構成するに際しては、以下の要素を付加することができる。
【0011】
(1)前記入出力一次回路に第1の信号源が接続され、前記極性選択回路に第2の負荷が接続されたときに、前記絶縁回路を、前記信号入力部が前記入出力一次回路側に、前記信号出力部が前記極性選択回路側になる向きに装着することで、前記入出力一次回路と前記絶縁回路および前記極性選択回路は入力回路を構成し、前記入出力一次回路に第1の負荷が接続され、前記極性選択回路に第2の信号源が接続されたときに、前記絶縁回路を、前記信号入力部が前記極性選択回路側に、前記信号出力部が前記入出力一次回路側になる向きに装着することで、前記入出力一次回路と前記絶縁回路および前記極性選択回路は出力回路を構成してなる。
【0012】
(2)前記絶縁回路の装着向きを検出する装着向き検出手段と、前記装着向き検出手段の検出出力に従って前記入出力一次回路と前記極性選択回路の入力モードまたは出力モードを規定する入出力モード規定手段とを備えてなる。
【0013】
(3)前記絶縁回路を着脱自在に構成し、着脱により装着の向きを変えることに代えて、前記絶縁回路の信号入力部および信号出力部と前記入出力一次回路との接続部、および前記絶縁回路の信号入力部および信号出力部と前記極性選択回路との接続部に、各接続部の接続を切り換える切換手段を設け、該切換手段を切換えて前記絶縁回路の前記信号入力部および前記信号出力部に接続する前記入出力一次回路と前記極性選択回路を切り換える構成にすることができる。
【0014】
前記した手段によれば、入出力一次回路と絶縁回路および極性選択回路を互いに直列接続して配置し、絶縁回路の向きにより、入出力一次回路と絶縁回路および極性選択回路を入力回路または出力回路として構成することができるため、利用者が選択的に絶縁回路の向きを設定することで入力回路または出力回路として用いることができ、使い勝手の向上に寄与することができる。
【0015】
また、複数の入出力回路の場合でも、各入出力回路毎に絶縁回路の装着向きを設定することで、各入出力回路を入力回路または出力回路として用いることができ、使い勝手の向上に寄与することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す図であって、機能選択型入出力回路2をn個並列に並べたときの全体構成を示す(nは2以上の整数)。図1において、入出力回路2、20、……は、入出力一次回路5、絶縁回路3、極性選択回路6を備えて構成されており、極性選択回路6に制御回路15が接続されている。
【0017】
入出力一次回路5は、外部接続端子21を介して外部負荷24または外部接点25を介して電源23に接続されており、電源23と外部接点25を含む第1の信号源からの信号を入力して絶縁回路3に出力し、または絶縁回路3からの信号を第1の負荷としての外部負荷24に出力するようになっている。
【0018】
具体的には、入出力一次回路5は、負荷抵抗(RL)28、トランジスタ7およびスイッチ8で構成される出力回路29、Vbe発生抵抗9を備えて構成されており、トランジスタ7のコレクタが外部接続端子21に接続され、負荷抵抗28がコネクタ4を介して絶縁回路3に接続され、Vbe発生抵抗9がコネクタ4を介して絶縁回路3に接続されている。トランジスタ7のエミッタはスイッチ8、外部接続端子22を介して電源(直流電源)23のマイナス端子に接続されている。
【0019】
そして入出力回路2や20を出力回路として使用する場合には、入出力一次回路5の外部接続端子21に外部負荷24を介して電源23が接続されるようになっている。一方、入出力回路2や20を入力回路として使用する場合には、入出力一次回路5の外部接続端子21には外部接点25を介して電源23が接続されるようになっている。
【0020】
なお、本実施形態においては、外部接続端子22は、入出力回路2、20などに共通な端子として、電源23のマイナス端子に接続されており、電源23を入力回路と出力回路で共通に使用するものとしているが、外部接続端子22を共通とせずに、電源23も個々の回路ごとに設けるような形態も可能である。
【0021】
絶縁回路3は、例えば、フォトMOSカプラで構成されており、4端子がコネクタ4に接続されて着脱自在になっている。なお、本実施形態では、フォトMOSカプラを用いているが、フォトMOSカプラの代わりに、フォトトランジスタカプラ、トランス、リレーを用いることもできる。
【0022】
絶縁回路3にフォトMOSカプラを用いた場合、信号入力部(信号入力側)18としてフォトダイオードが用いられ、信号出力部(信号出力側)19としてフォトMOSトランジスタが用いられている。この絶縁回路3は、信号入力部18と信号出力部19が互いに絶縁され、信号入力部18に信号が入力されたときに、信号入力部18が導通するとともに発光し、信号出力部19が信号入力部18からの光を受光して導通し、信号を出力するようになっている。
【0023】
そして本実施形態においては、入出力回路2は、入出力一次回路5側が信号出力部19側となるような向きに絶縁回路3を装着することで出力回路として機能し、入出力回路20は、入出力一次回路5側が信号入力部18側となるような向きに絶縁回路3を装着することで入力回路として機能することができるようになっている。当然、入出力回路2を入力回路として機能させることも、入出力回路20を出力回路として機能させることも可能であり、絶縁回路3はコネクタ4を介して極性選択回路6に接続されている。
【0024】
極性選択回路 6は、プルアップ抵抗10、トランジスタ30、トライステートバッファ31、プルアップ抵抗32、スイッチ11、プルアップ抵抗12を備えて構成されている。この極性選択回路6は、第2の信号源(図示省略)からの信号を、制御回路15を介して入力して絶縁回路3に出力し、または絶縁回路3からの信号を、制御回路15を介して第2の負荷(図示省略)に出力するようになっている。そしてこの極性選択回路6には、入出力回路2を入力回路として使用する場合の入力信号を受信するトライステートバッファ13と入出力回路2を出力回路として使用する場合の出力信号を送信するトライステートバッファ14からなる制御回路15が接続されている。トライステートバッファ13および14のイネーブル端子16および17には、スイッチ11の状態を入力することで、スイッチの設定により、制御回路15を入力回路または出力回路のいずれで使用するかを決定するようになっている。
【0025】
入出力回路2や20など、特定の入出力回路を入力回路または出力回路として使用するためには、絶縁回路3の装着向きを選択するとともに、スイッチ8および11の設定を行う必要がある。具体的には、スイッチ8および11は、入出力回路2を入力回路として機能させる場合には、共に開状態に、出力回路として機能させる場合には共に閉状態にする。したがって、2極双投スイッチを用いることで、スイッチ8および11を同時に操作することができる。
【0026】
入出力回路2、20などをn個備えている全体回路1は、それぞれの入出力回路ごとに、入力回路または出力回路として使用することができるようになっている。
【0027】
次に、入出力回路20を入力回路として使用する場合の具体的動作を図2にしたがって説明する。
【0028】
入出力回路を入力回路として使用する際しては、絶縁回路3は、入出力一次回路5側が信号入力部18となるような向きに装着され、外部接続端子21と外部接続端子22との間には電源(Vin)23、外部接点25が接続される。そして各スイッチ8、11は共に開の状態にある。このとき外部接点25が閉じると、入力電流(Iin)26が流れる。このときスイッチ8は開状態にあるので、トランジスタ7には電流が流れず、出力回路29は機能しない。入力電流26の値は、負荷抵抗(RL)28、Vbe発生抵抗(RB)9および信号入力部18の電圧降下(VF)27によって定められ、次の(1)式で表される。
【0029】
【数1】
Iin=(Vin−VF)/(RL+RB)・・・(1)
入力電流26を十分に流すことにより、絶縁回路3の信号入力部18がオンになる。これにより信号出力部19が導通する。
【0030】
このとき、極性選択回路6のスイッチ11は開いているため、プルアップ抵抗12を介してトライステートバッファ31のイネーブル端子にHレベルの信号が印加され、トライステートバッファ31の出力はハイ・インピーダンスになる。このため、トランジスタ30のベース端子にはプルアップ抵抗32を介してHレベルの信号が印加され、トランジスタ30は常時オンとなる。すなわち、信号出力部19がオンになると、プルアップ抵抗10からトランジスタ30を介してグラウンド(アース)33に電流が流れ、トライステートバッファ13の入力にはLレベルの信号が印加される。このLレベルの信号をもって外部接点25が閉じていることを検出できる。
【0031】
一方、外部接点25が開いている場合は、トライステートバッファ13の入力にHレベルの信号が印加され、このHレベルの信号をもって外部接点25が開いていることを検出できる。なお、トライステートバッファ14のイネーブル端子17にはHレベルの信号が印加されているため、トライステートバッファ14の出力はハイ・インピーダンス状態になっている。
【0032】
次に、入出力回路2を出力回路として使用するときの動作を図3にしたがって説明する。
【0033】
入出力回路2を出力回路として使用するに際しては、絶縁回路3の信号出力部19は、コネクタ4を介して入出力一次回路5に接続され、信号入力部18はコネクタ4を介して極性選択回路6に接続され、外部接続端子21と22との間には外部接続端子24、電源23が接続され、スイッチ8および11は閉状態になる。スイッチ11が閉じていると、トライステートバッファ31および14のイネーブル端子にはLレベルの信号が印加されるため、トライステートバッファ14の入力レベルはトライステートバッファ31の出力レベルに反映される。そしてトライステートバッファ14の出力がHレベルのときには、トランジスタ30がオンになり、プルアップ抵抗10から信号入力部18を介して電流が流れ、信号出力部19がオンになる。また、トライステートバッファ14の出力がLレベルの場合、トランジスタ30はオフになるため、信号入力部18に電流が流れず、信号出力部19はオフになる。
【0034】
一方、信号出力部19がオンになると、外部接続端子21および22の間に接続される電源23および外部負荷24を介して負荷抵抗28から信号出力部19、Vbe発生抵抗9で構成される回路が閉じるため、Vbe34が発生することで、トランジスタ7がオンになる。このときスイッチ8は閉じているので、電源23および外部負荷24を介してトランジスタ7、スイッチ8で構成される出力回路29が閉じるため、電源(Vin)23と外部負荷(L)24、トランジスタ7の残留電圧Vce35により、次の(2)式で表される出力電流(Iout)36が流れる。
【0035】
【数2】
Iout=(Vin−Vce)/L・・・(2)
なお、信号出力部19がオフになっている場合は、Vbe34は発生しないため、トランジスタ7はオフになる。
【0036】
以上の動作により、トライステートバッファ14の出力がHレベルであれば、トランジスタ7がオンし、Lレベルであればオフすることで、外部負荷27への制御情報を出力することができる。
【0037】
次に、本発明の他の実施形態を図4にしたがって説明する。
【0038】
本実施形態は、絶縁回路3の代わりに、絶縁回路の装着向きを検出する装着向き検出端子(装着向き検出手段)37が付加された装着向き検出端子付き絶縁回路38を用いるとともに、入出力一次回路5のスイッチ8の代わりにフォトMOSカプラ41の信号出力部43を用い、極性選択回路6のスイッチ11を取り除いて、トライステートバッファ13、14、31のイネーブル端子を装着向き検出端子34に接続して接地し、さらに、フォトMOSカプラ41の信号入力部42のカソード側を装置向き検出端子37を介して接地し、信号入力部42のアノード側をプルアップ抵抗39を介して電源に接続するようにしたものであり、他の構成は図1のものと同様である。なお、装着向き検出端子37は、絶縁回路38の内部でグラウンド33に接続されて接地されている。
【0039】
絶縁回路38の信号出力部19が入出力一次回路5側に接続されるような向きに絶縁回路38が装着される場合、プルアップ抵抗39を介して絶縁回路38に供給される装着向き検出信号40はLレベルとなり、絶縁回路38の信号出力部19が極性選択回路6に接続されるような向きに絶縁回路38が装着される場合は、装着向き検出信号40はHレベルとなるようになっている。この信号ラインを、トライステートバッファ13、14および31のイネーブル端子に接続することにより、極性選択回路6および制御回路15の出力/入力モードを自動的に設定することが可能になる。また、スイッチ8の代わりに、フォトMOSカプラ41の信号出力部43を用い、フォトMOSカプラ41の信号入力部42を装着向き検出端子37に接続することにより、入出力回路2を入力回路として使用する場合には、信号出力部42はオフとなり、出力回路として使用する場合にはオンさせることができる。すなわち、絶縁回路38を装着することで、スイッチ8および11の設定なしに、入力回路または出力回路を選択して使用することが可能になる。
【0040】
前記実施形態においては、装着向き検出端子37は、絶縁回路38の内部で接地されているが、装着向き検出端子37の電圧レベルが、絶縁回路38の装着向きによって明示的に変化することが要点であり、接地ではなく、予め定められた基準電圧を出力するような機能を有する場合にも適用することができる。
【0041】
次に、絶縁回路3の着脱方法並びに全体回路1の構成例を図5および図6にしたがって説明する。
【0042】
絶縁回路3の表面には、通常、図6に示すように、極性マーク3’が表示されており、入出力一次回路5と極性選択回路6などとの絶縁距離を確保するために、信号入力部18と信号出力部19のリードは分離されて設けられている。なお、本実施形態においては、極性マーク3’が表示されている側を信号出力部19としている。
【0043】
図5に示す全体回路1の場合には、8点分の入出力回路を実装している。絶縁回路3a、3cおよび3eは、コネクタ4に対して、信号出力部18が入出力一次回路5側に実装されているため、それらを含む入出力回路は入力回路として機能することになる。
【0044】
同様に、絶縁回路3d、および3fは、出力回路として機能する。また絶縁回路3bおよび3gは、絶縁回路をコネクタ4から取外した状態を示している。絶縁回路3bは、極性マーク3’が極性選択回路6側に向いているため、出力回路として機能しているが、これを180度回転させて、極性マーク3’が入出力一次回路5側に向くように実装すれば、入力回路として機能させることができる。また絶縁回路3a〜3fの実装方向を変更するに際しては、スイッチ8および11を図2および図3に示す通りに設定する。
【0045】
また、図4に示す回路を用いるときには、絶縁回路38の装着向き検出端子37が設けられているため、スイッチの設定は不要である。
【0046】
なお、図5に示す実施形態においては、外部接続端子21および22は、端子台44に含まれているが、端子台44の代わりに、コネクタを用いることも可能である。
【0047】
さらに、入出力回路2には、未使用の入出力回路が発生する場合もある。その場合は、4’で示すように、絶縁回路を非実装することにより部品コストが削減でき、経済性を高めることができる。
【0048】
次に、本発明の第3実施形態を図7にしたがって説明する。
【0049】
本実施形態は、入出力一次回路5と絶縁回路3との間および絶縁回路3と極性選択回路6との間に装着向き切換手段としてのスイッチ45を、各コネクタ4に替えて装着してものである。この場合、入力回路として使用するときには、4個のスイッチ45をa側46に設定し、出力回路として使用するときには4個のスイッチ45をb側47に設定する。
【0050】
したがって、本実施形態においては、絶縁回路3の向きを変えることなく、各スイッチ45の切り換えによって入力回路または出力回路として使用することができる。
【0051】
なお、本実施形態においては、絶縁回路3の装着向き切替手段としてスイッチ45を用いているが、このスイッチの代わりに、フォトカプラやフォトMOSやリレー、ジャンパプラグなど、信号をオンオフできる素子であれば他のものを用いることもできる。
【0052】
このように、前記各実施形態によれば、1つの回路を入力または出力として使用する際、絶縁回路と回路の実装スペースが1点当たり1回路で構成できるため、従来技術による入出力混在回路を用いるよりも高密度実装による装置全体の小型化が可能になる。
【0053】
また、用途に応じて1点単位で入出力機能を切替ることが可能になるため、変更作業も容易となり、使い勝手を向上させることができる。
【0054】
用途によっては、例えば、入力回路が多数必要で、出力回路はほとんど必要ないような場合もある。このような場合でも、本発明に係る入出力回路を内蔵する装置であれば、内蔵する回路すべてを入力回路として使用したり、出力回路として使用したりすることが可能であり、入力回路のみの装置や出力回路のみの装置をする必要がなくなる。
【0055】
したがって、入出力装置を構成するハードウエアを単一機種に集約、共用化することが可能となり、量産効果による製造コストの低減が見込まれる他、システム構築においては、設計・検査・作業の単純化、実装効率の向上によるトータルコストの大幅な低減が可能になる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、入出力一次回路と絶縁回路および極性選択回路を互いに直列接続して配置し、絶縁回路の向きにより、入出力一次回路と絶縁回路および極性選択回路を入力回路または出力回路として構成することができるため、利用者が選択的に絶縁回路の向きを設定することで入力回路または出力回路として用いることができ、使い勝手の向上に寄与することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す全体構成図である。
【図2】入出力回路を入力回路として使用するときの動作説明図である。
【図3】入出力回路を出力回路として使用するときの動作説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す全体構成図である。
【図5】全体回路の物理的な構成を説明するための斜視図である。
【図6】絶縁回路の端子割付けと内部回路との対応関係を説明するための図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 全体回路
2 入出力回路
3 絶縁回路
4 コネクタ
5 入出力一次回路
6 極性選択回路
7 トランジスタ
8 スイッチ
9 Vbe発生抵抗
10 プルアップ抵抗
11 スイッチ
12 プルアップ抵抗
13、14 トライステートバッファ
15 制御回路
16、17 イネーブル端子
18 信号入力部
19 信号出力部
20 入出力回路
21、22 外部接続端子
23 電源
24 外部負荷
25 外部接点
28 負荷抵抗
29 出力回路
30 トランジスタ
31 トライステートバッファ
32 プルアップ抵抗
37 装着向き検出端子
38 装着向き検出端子付き絶縁回路
41 フォトMOSカプラ

Claims (2)

  1. 互いに絶縁された信号入力部と信号出力部とを有し、前記信号入力部に信号が入力されたときに前記信号出力部から信号を出力する絶縁回路と、第1の信号源からの信号を入力して前記絶縁回路に出力しまたは前記絶縁回路からの信号を第1の負荷に出力する入出力一次回路と、第2の信号源からの信号を入力して前記絶縁回路に出力しまたは前記絶縁回路からの信号を第2の負荷に出力する極性選択回路とを備え、前記絶縁回路は、着脱自在に構成され、前記絶縁回路の向きにより、前記入出力一次回路と前記絶縁回路および前記極性選択回路は入力回路または出力回路を構成してなり、前記絶縁回路の装着向きを検出する装着向き検出手段と、前記装着向き検出手段の検出出力に従って前記入出力一次回路と前記極性選択回路の前記絶縁回路に対する前記信号の入力モードまたは出力モードを設定する入出力モード設定手段とを備えてなる機能選択型入出力回路。
  2. 前記入出力一次回路に第1の信号源が接続され、前記極性選択回路に第2の負荷が接続されたときに、前記絶縁回路を、前記信号入力部が前記入出力一次回路側に、前記信号出力部が前記極性選択回路側になる向きに装着することで、前記入出力一次回路と前記絶縁回路および前記極性選択回路は入力回路を構成し、前記入出力一次回路に第1の負荷が接続され、前記極性選択回路に第2の信号源が接続されたときに、前記絶縁回路を、前記信号入力部が前記極性選択回路側に、前記信号出力部が前記入出力一次回路側になる向きに装着することで、前記入出力一次回路と前記絶縁回路および前記極性選択回路は出力回路を構成してなることを特徴とする請求項1に記載の機能選択型入出力回路。
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