JP3723630B2 - ケーブル管路穿孔装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ケーブル管路の穿孔装置に関し、特に通電状態にある電力ケーブルが挿通された管路(即ち、ケーブル活線管路)を破砕する場合の準備作業として、管路の断面に穿孔を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ケーブル活線管路を部分的に破砕除去するはつり作業は、作業者がたがねとハンマーとにより破砕する手はつりか、或いはエア駆動式工具を用いる機械はつりが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の手はつりは、作業能率が低く作業者の疲労も大きい。また機械はつりは、手元が狂って管路内部の保護パイプやケーブルシースを損傷するおそれがあると共に、塵埃や騒音が発生する問題もあった。
【0004】
上記のごとき問題点を解決するために、管路に予め下孔を明け、くさびの打込みによって外向きの力が作用する破砕工具を上記下孔に挿入し、その下孔から管路外方への力を加えることにより該下孔を起点としたひび割れを生じさせて破砕する工法が有効であると考えられる。この場合上記の下孔は、ケーブルシース等の損傷を来たさないようにするため、ケーブルと平行にあける必要がある。
【0005】
このためには、管路の途中を前述の手作業や機械作業によって所要長さ破砕除去して作業空間を確保し、そのうえで、前記の下孔を穿孔する作業を行うことになる。この場合作業者が穿孔具を操作して穿孔しようとすると、作業者が前記の作業空間に入って作業を行うに足りる広い空間が必要となる。このため、管路の破砕除去すべき範囲が広くなり、その分だけ作業能率が低下する。
【0006】
そこで、この発明は前記の作業空間に作業者が入ることなく、穿孔具のみを入れるだけで下孔の穿孔ができるようにすることによって、作業空間確保のための管路の破砕除去範囲が少なくてすむようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、この発明は平行2本のX方向ガイドバーの各両端相互間を連結バーにより連結して固定フレームを設け、上記固定フレームに管路に対する固定手段を設け、上記各X方向ガイドバーにX方向のスライドと任意位置における固定が可能なるように支持部材をそれぞれ取付け、上記支持部材相互間にY方向ガイドバーを上記X方向と直角方向のスライドが可能なように取付け、上記Y方向ガイドバーの一端にZ方向ガイドバーを上記XY両方向と直角方向のスライドと任意位置における固定が可能なるように取付け、上記Z方向ガイドバーの一端に穿孔具をY方向内向きに固定し、上記Y方向ガイドバーの送り手段を前記支持部材に設け構成としたものである。
【0008】
【作用】
上記の装置は、管路の破断面に接近して管路の上面に固定フレームを取付けたのち、支持部材をX方向ガイドバーに固定する。次にY方向ガイドバーをその送り手段によりY方向にスライドさせ、穿孔具の先端を管路の破断面に接近させる。更にZ方向ガイドバーを操作して穿孔具のZ方向の位置決めを行ったのち、その位置に固定する。
【0009】
しかるのちに、穿孔具を駆動させると共に、Y方向ガイドバーの送り手段を操作して穿孔具の先端を管路破断面に押し付けて穿孔を行なう。穿孔具からの反力は、Z方向、Y方向、X方向の各ガイドバーを経て管路により受けられる。
【0010】
【実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。説明の便宜のために、図1に示すように、コンクリートの柱状体にケーブル挿通孔1を設けてなる管路2の幅方向をX方向、そのX方向と直交する長さ方向をY方向、更にX、Y方向それぞれ直交する上下方向をZ方向とする。
【0011】
実施形態のケーブル管路穿孔装置は、図1及び図2に示すように、平行2本のX方向ガイドバー3の両端を固定連結バー4と可動連結バー4’とによりそれぞれ連結して四角形の固定フレーム5を設けている。各X方向ガイドバー3にはガイド溝6が形成される。
【0012】
前記の固定連結バー4はX方向ガイドバー3の一端に固着され、可動連結バー4’は、ハンドル7を有するボルト8をガイド溝6に通しそのガイド溝6の下面に嵌めたナット9(図3参照)と螺合することにより取付けられ、その取付け位置を自由に移動させることができる。
【0013】
前記の固定連結バー4側のX方向ガイドバー3の下面にエンドプレート11が固着される(図3参照)。エンドプレート11の下端には調整ねじ12が取付けられる。また前記の可動連結バー4’より内側においてX方向ガイドバー3の下面にアングル形の位置決めプレート13がその一部をガイド溝6に嵌めることによりスライド可能に取付けられる。この位置決めプレート13はハンドル14を有するボルト15により取付けられる。
【0014】
上記位置決めプレート13の下端部にハンドル16を有する締付けねじ17が螺入される。この締付けねじ17と前記の調整ねじ12とにより固定フレーム5を管路2に固定する。
【0015】
前記のX方向ガイドバー3の中程上面には支持部材18がX方向のスライドと、所定位置での固定が可能となるように取付けられる。
【0016】
上記の各支持部材18は、図3及び図4に示すように四角形の枠形をなし、その下面に設けた一対のスライダー19をX方向ガイドバー3のガイド溝6にスライド可能に嵌入すると共に、ハンドル21を有する2本のボルト22を上記各スライダー19に螺入して、任意のスライド位置でX方向ガイドバー3に固定できるようになっている。上記のボルト、22は筒状のスペーサ20に挿入される。
【0017】
上記四角形の枠形の支持部材18の内部には、複数の支持ブロック23を介してY方向ガイドバー24が両方の支持部材18にわたりスライド可能に貫通される。
【0018】
上記のY方向ガイドバー24の一側面にはラック25が全長にわたり設けられる。また一方の支持部材18に上下方向のピニオン軸26が軸受27、27’を介して取付けられる。上記の各軸受27、27’はそれぞれブラケット30、30’に取付けられる(図4参照)。
【0019】
上記のピニオン軸26に取付けられたピニオン28が前記のラック25に噛み合う。ピニオン軸26の上端には、ラチェット付きハンドル29(図3参照)が着脱自在に取付けられ、そのハンドル29を水平面内で回転操作すると、一定の方向に回転する際にピニオン28が駆動され、Y方向ガイドバー24がY方向内方(図1の矢印a参照)に移動する。
【0020】
Y方向ガイドバー24の先端には、取付けベース31が固着され(図2、図4参照)、その取付けベース31にガイド枠32が取付けられる。そのガイド枠32は平面形状が長方形をなしており、その内部に複数のガイドブロック33を介してZ方向ガイドバー34が上下方向に移動できるように挿入される。
【0021】
Z方向ガイドバー34の一側面には、図6及び図7に示すように上下方向のラック35が設けられ、前記のガイド枠32に軸受部材36を介して取付けたピニオン軸37のピニオン39が上記ラック35と噛み合っている。Z方向ガイドバー34は、上下端に連結穴40が設けられ、同様の構造のものを順次上方に嵌合し、連結ピン40’を挿入して全体として適当な長さになるよう必要に応じて連結する。
【0022】
上記のピニオン軸37にはハンドル38が固定され(図6、図7参照)、そのハンドル38を回転操作することによりピニオン39を経てZ方向ガイドバー34が上下動する。また、上記のガイド枠32にはハンドル41を有する固定ねじ42が螺入され、これをZ方向ガイドバー34に押し付けることにより、Z方向ガイドバー34を任意の位置で固定することができる。
【0023】
また、前記ガイド枠32の上部には、図6に示すように取付け部材43を介してストッパー44が前記のラック35と対向して揺動自在に取付けられる。ストッパー44はばね45により付勢され、常時ラック35と噛み合うが、爪片46に指先を掛けて引き戻すと、噛み合いが外れ、Z方向ガイドバー34の上下動を可能にする。このストッパー44はZ方向ガイドバー34が自然落下する危険を防止する。
【0024】
前記のZ方向ガイドバー34の下端には、図8に示すように穿孔具47が固着される。穿孔具47は、本体48の部分が前記のZ方向ガイドバー34の下端に固着される。
【0025】
上記本体48には水平方向(Y方向)のシャフト49が一対の軸受51により回転自在に支持される。該シャフト49の先端には、ドリル52が取付けられ、またシャフト49の後端には、フレキシブルシャフト53が連結され、そのフレキシブルシャフト53を経て駆動力が伝達される。また上記の本体48に冷却用の水道水を供給するためのコック54が取付けられ、そのコック54の出側がシャフト49の軸芯に設けられた水通路55に連通しており、また、コック54の入側にホース56が接続される。
なお、上記の各軸受51の内側にシール部材57が装着される。
【0026】
実施形態の管路穿孔装置に以上のごときものであり、次にその作用について説明する。
【0027】
管路2の途中を、手はつりや機械はつりによって、破砕除去し、穿孔具47の長さより若干長い程度に開放する。この作業により、図1に示すように活線状態のケーブル57が露出する。
【0028】
上記管路2の断面に沿ってその上面に固定枠5を載せ、位置決めプレート13の締付けねじ17を締付けて管路2に固定する。次に、支持部材18をX方向にスライドさせ、所定位置でハンドル21を操作してボルト22によりX方向ガイドバー3に固定する。また、Y方向ガイドバー24をY方向に移動させると共に、Z方向ガイドバー34をZ方向に移動させ、ドリル52の先端を管路2の断面の所定位置に当て、その位置でZ方向ガイドバー34をガイド枠32に固定する。
【0029】
しかるのちに、穿孔具47を駆動し、同時にコック54を開放して水道水を供給しつつ、作業者がドリル52の穿孔速度に合わせてラチェット付きハンドル29を操作する。これによって、Y方向ガイドバー24が内方へ送られ、その移動と共に管路2の断面に穿孔が行われる。
【0030】
一つの断面に所要数の穿孔を行ったのち本装置を取外し、その孔に破砕工具を挿入してジャッキ等で外向きの力を加えて管路2にひび割れを生ぜしめて破砕する。そして、必要に応じて同様の作業を繰り返して、管路2を所要長さの範囲にわたり破砕除去する。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、管路の破砕作業の準備として、穿孔具の長さ程度の狭い作業空間を確保するだけで穿孔作業を行うことができる。従って、手はつりや機械はつりの作業量が減少し、能率的に管路を破砕できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の穿孔状態の斜視図
【図2】同上の平面図
【図3】同上のIII −III 線の一部省略拡大断面図
【図4】同上の一部を示す斜視図
【図5】図2のV−V線の断面図
【図6】図2のVI−VI線の拡大断面図
【図7】図6のVII −VII 線の断面図
【図8】同上の穿孔具部分の一部省略断面図
【符号の説明】
1 ケーブル挿通孔
2 管路
3 X方向ガイドバー
4 固定連結バー
4’ 可動連結バー
5 固定フレーム
6 ガイド溝
7 ハンドル
8 ボルト
9 ナット
11 エンドプレート
12 調整ねじ
13 位置決めプレート
14 ハンドル
15 ボルト
16 ハンドル
17 締付けねじ
18 支持部材
19 スライダー
20 スペーサ
21 ハンドル
22 ボルト
23 支持ブロック
24 Y方向ガイドバー
25 ラック
26 ピニオン軸
27、27’ 軸受
28 ピニオン
29 ラチェット付きハンドル
30、30’ ブラケット
31 取付けベース
32 ガイド枠
33 ガイドブロック
34 Z方向ガイドバー
35 ラック
36 軸受部材
37 ピニオン軸
38 ハンドル
39 ピニオン
40 連結穴
40’ 連結ピン
41 ハンドル
42 固定ねじ
43 取付け部材
44 ストッパー
45 ばね
46 爪片
47 穿孔具
48 本体
49 シャフト
51 軸受
52 ドリル
53 フレキシブルシャフト
54 コック
55 水通路
56 ホース
57 ケーブル

Claims (1)

  1. 平行2本のX方向ガイドバーの各両端相互間を連結バーにより連結して固定フレームを設け、上記固定フレームに管路に対する固定手段を設け、上記各X方向ガイドバーにX方向のスライドと任意位置における固定が可能なるように支持部材をそれぞれ取付け、上記支持部材相互間にY方向ガイドバーを上記X方向と直角方向のスライドが可能なように取付け、上記Y方向ガイドバーの一端にZ方向ガイドバーを上記XY両方向と直角方向のスライドと任意位置における固定が可能なるように取付け、上記Z方向ガイドバーの一端に穿孔具をY方向内向きに固定し、上記Y方向ガイドバーの送り手段を前記支持部材に設けてなるケーブル管路穿孔装置。
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