JP3723040B2 - 端子圧着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は端子圧着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に被覆電線の端末に圧着端子を接続する装置として、端子圧着装置が知られている。
【0003】
通常、端子圧着装置は、端子帯を送給する端子帯送給機構と、送給された端子帯から端子を切り離して電線に圧着するプレス機構とをユニット化したものであり、これら各機構を連動させて、連続的に圧着加工を行うことができるようになっている。
【0004】
これまで、端子帯送給機構とプレス機構とを連動させるために、両機構はカムリンクによって機械的に連結されていた。しかし、その場合には、端子(端子帯)の種類を変更することや、プレス機構に採用されている金型(アンビルやクリンパ)の変更がわずらわしくなる。そのため、近年では、端子帯送給機構とプレス機構とをそれぞれモジュール化し、それぞれ部分的に交換可能に構成して、汎用性を高めるようにしている。
【0005】
例えば、実開昭62−175685号公報には、端子圧着装置の本体に対して着脱可能なアンビルが開示されている。
【0006】
また、特開平10−50450号公報には、端子圧着装置の本体側ブロック部材に対して着脱可能なクリンパユニットが開示されている。
【0007】
さらに特開平11−135225号公報には、端子帯の種類に応じて送給条件を変更可能な可動要素(例えば送り爪や送り爪の送りピッチを端子帯に対応して規定する規定部材)と、この可動要素を駆動するための駆動手段(例えばエアシリンダ)とを有する端子送給機構を開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、プレス機構によるプレス条件(具体的にはアンビルやクリンパの設定条件)を変更した際に、これに対応して端子送給機構を別工程で個別に設定しなければならなかったので、両者の設定条件を調整するための手間がかかるという課題があった。
【0009】
特に、端子送給機構の可動要素は、通常複数である(例えば端子帯を送る際の送給ピッチを変更するための部材、或いは端子帯をガイドするガイド部材)ことから、可動要素の配置や可動範囲も、送給される端子帯の寸法の相違に対応してそれぞれ個別に変更する必要があったので、そのような設定変更に多くの時間を費やしていた。
【0010】
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、端子送給機構の汎用性を図るに当たり、プレス機構の設定条件と端子帯の送給条件とをリンクさせて作業性の向上を図ることのできる端子圧着装置を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、端子を被覆電線に圧着するためのプレス機構と、このプレス機構に端子を供給するために、複数の端子が一定間隔を隔てて並列にキャリアに連続する端子帯を上記プレス機構に送給する端子送給機構と、これらプレス機構および端子送給機構を担持するベースとを備え、上記プレス機構は、圧着される端子の種類に応じて上記ベースに対し交換可能に構成されているとともに、上記端子送給機構は、上記端子帯の種類に応じて送給条件を変更するようにプレス機構に対して相対変位可能な可動要素と、この可動要素を駆動するための駆動手段とを有する端子圧着装置において、上記可動要素は、端子帯の長手方向に沿って往復移動可能に設けられ、当該端子帯に一定間隔を隔てて形成されたパイロット孔に係脱することにより当該端子帯を予め設定されたピッチ毎に送給する送り爪と、上記送り爪を当該端子の長手方向に沿って変位可能に担持するユニットベースと、送り爪およびユニットベースと相対変位可能に設けられ、当該端子帯の浮揚を規制する上ガイドとを少なくとも含み、上記駆動手段による可動要素の設定位置を当該端子帯に対応して位置決めする位置決め手段を上記プレス機構に設けていることを特徴とする端子圧着装置である。
【0012】
この発明では、端子帯の送給条件を変更するに当たり、プレス機構の設定を変更することによって、該プレス機構に設けられた位置決め手段により、端子送給機構の変更要部を自動的に変更することが可能になる。この発明において、「可動要素」としては、端子帯をプレス加工に送るための送り爪や、この送り爪の送給ピッチを規定する規定部材、或いは、送給される端子帯のガイドが例示される。また駆動手段による駆動は、端子送給設定動作としての駆動であってもよく、端子帯を送給する送給動作としての駆動であってもよい。
特に本発明では、より高度な汎用性を持たせることが可能になる。すなわち、端子帯を送給するために管理すべき寸法としては、当該端子の浮揚を規制するために端子帯をガイドするガイド高さと、端子帯のパイロット孔から端子帯を浮揚防止のためにガイドする位置までの距離と、上記パイロット孔の穿孔間隔とがあるが、これら各寸法は、圧着される圧着端子の種類によってまちまちになっている。然るに本発明においては、可動要素として、端子帯を予め設定されたピッチ毎に送給する送り爪と、上記送り爪を当該端子の長手方向に沿って変位可能に担持するユニットベースと、送り爪およびユニットベースと相対変位可能に設けられ、当該端子帯の浮揚を規制する上ガイドとを含んでいるので、これら複数の可動要素の位置決めをプレス機構の位置決め手段で行うことにより、管理対象となる複数の寸法のばらつきを吸収可能にして汎用性を持たせることが可能になる。
【0013】
好ましい態様において、上記プレス機構は、端子を受けるアンビルユニットをその種類に応じて交換可能に有しているものであり、上記位置決め手段は、このアンビルユニットに設けられている。
【0014】
この態様では、プレス機構全体からアンビルユニットのみを変更することができるので、プレス機構の汎用性をより高めることが可能になるとともに、このアンビルユニットに位置決め手段が設けられているので、アンビルユニットを変更した場合においても、端子送給機構の設定変更をこのアンビルユニットに対応して自動的に行うことが可能になる。
【0015】
別の好ましい態様において、上記駆動手段は、交換されたプレス機構をクランプするクランプ手段を兼ねる第1の駆動部材を含むものである。
【0016】
この態様では、単一の駆動部材(例えばエアシリンダ)でプレス機構の着脱工程と、所定の可動要素(例えばガイド部材)の駆動とを同時に行うことができ、より簡素な構成で迅速な設定変更を行うことが可能になる。
【0017】
特に好ましい態様において、上記駆動手段は、第1の駆動部材がクランプしたプレス機構の位置決め手段に対してシーケンシャルに別の可動要素を駆動する後続の駆動部材を含むものである。
【0018】
このようにすると、プレス機構のセッティングを第1の駆動部材で行うに当たり、第1の駆動部材によってセットされたプレス機構に関連して残余の可動要素の位置決めを図ることができるので、複数の可動要素が存在する場合においても、確実に精緻な位置決めを行うことができる。
特に好ましい態様において、上記可動要素は、送り爪を保持する送り爪ホルダと、この送り爪ホルダを介して送り爪の送給ストロークを上記位置決め手段と協働して規定する設定用ブロックをさらに含んでいる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について詳述する。
【0020】
図1は本発明の実施の一形態に係る端子圧着装置の全体構成を示す斜視図である。図2は上記端子圧着装置を示す正面図である。これらの図を参照して図示のプレス装置1は、端子圧着装置10と、この端子圧着装置10を駆動するサーボユニット2と、これらの装置を制御するためのコントロールボックス3とを有しており、図示しない作業者がこのプレス装置1の前で被覆電線Wを供給して端子6を当該被覆電線Wの端部に圧着するようになっている。なお、以下の説明において、この作業者側を仮に前方とする。
【0021】
上記端子圧着装置10は、プレス装置1に装着されるベース11を有しており、このベース11上に端子送給機構100と、プレス機構200とを組み付けたものである(図2参照)。
【0022】
上記サーボユニット2は、サーボモータ2aと、サーボモータ2aに連結された減速機2bを介して該サーボモータ2aに駆動される回転シャフト2cと、回転シャフト2cにリンク2dを介して連結された昇降ラム2eとを有しており、サーボモータ2aのトルクを上記リンク2dで昇降運動に変換して昇降ラム2eに伝達し、昇降ラム2eの下部に取り付けられた上記端子圧着装置10のプレス機構200に設けられているシャンクモジュールMを昇降駆動するようになっている。
【0023】
図示の例では、上記サーボモータ2aにエンコーダ2fが接続されており、このエンコーダ2fが上記コントロールボックス3に接続されて駆動制御されるようになっている。
【0024】
図示通り、上記サーボユニット2の筐体21には、直角に屈曲したアーム22が取り付けられており、このアーム22の自由端に端子帯リール4が取り付けられるようになっている。また、筐体21には、取り付けアーム24を介してガイド板25が保持されている。そして、この端子帯リール4から繰り出された端子帯5が、上記ガイド板25の外側から上記端子圧着装置10の端子送給機構100に繰り出され、当該端子圧着装置10のプレス機構200に送給されるようになっている。
【0025】
図3は図1の実施形態に係る圧着装置10の端子送給機構100の分解斜視図である。
【0026】
図2および図3を参照して、上記端子圧着装置10の端子送給機構100は、ベース11の幅方向に沿って延びるガイドレール12(図2参照)にガイドされて、前後方向に変位可能なユニットベース101と、このユニットベース101に組み付けられる送り爪ブロック102と、送り爪ブロック102の送りピッチを規定する設定用ブロック103と、これら両ブロック102、103の変位を許容した状態で上記ユニットベース101の上部に配置されるユニットプレート104と、ユニットプレート104の上部に取り付けられるブレーキユニット105とを備えている。
【0027】
上記ユニットベース101、送り爪ブロック102、設定用ブロック103は、図示の実施形態において端子送給機構100の可動要素であり、これらの位置を変更することによって後述するように複数種類の端子帯5を送給することができるようになっている。
【0028】
上記ユニットベース101は、ベース11の後部に設けられたスライドシリンダ106によって当該ベース11の幅方向に変位可能に構成されている。これにより、後述する送り状態設定時に上記ユニットベース101をプレス機構200と相対的に変位させて、長さの異なる端子帯5を汎用的に送給することができるようになっている。
【0029】
上記ユニットベース101の当該端子帯送給方向Aの上流端部には、シリンダブロック107が固定されており、このシリンダブロック107には、後述する端子圧着動作時に送り爪ブロック102を端子帯送給方向Aに沿って往復駆動する送りシリンダ110と、後述する送り状態設定時に上記設定用ブロック103を端子帯送給方向Aに沿って往復駆動可能な送り量設定シリンダ111とが取り付けられている。各シリンダ110、111のロッド110a、111aは、対応するブロック102、103に連結されている(図3参照)。これらシリンダ110、111は上記スライドシリンダ106とともに、図示の実施形態において、端子送給機構100の駆動手段を構成するものである。
【0030】
シリンダ110、111は、上記シリンダブロック107に片持ち状に固定されるシリンダカバー109によって上面が覆われている。そして、このシリンダカバー109の上面が、上記端子帯リール4から繰り出された端子帯5を上記ユニットベース101上のユニットプレート104にガイドするガイド部材を兼ねている。ガイドされた端子帯5は、送り爪ブロック102によって、ユニットプレート104にガイドされた状態で間欠的に所定のタイミングで送給されるように構成されている。
【0031】
図4は、図1の実施形態に係る端子送給機構の要部を拡大して示す斜視図である。
【0032】
同図を参照して、一般にこの種の(いわゆるサイド式)端子帯5は、一定の間隔LCを隔てて並列された圧着端子6を帯状のキャリア7に接続したものであり、上記キャリア7には、各圧着端子6に対応して穿孔されたパイロット孔7aが形成されている。そして、上記送り爪ブロック102は、上記パイロット孔7aに対して導入/退避可能な送り爪102aを有しており、この送り爪102aを上記パイロット孔7aに導入し、上記対向間隔Lに対応して送り爪ブロック102全体を上記送りシリンダ110によって端子帯送給方向Aに移動することにより、端子帯5を駆動して圧着端子6をプレス機構に送給することができるようになっている。
【0033】
上記送り爪102aは、図示の通り、端子帯送給方向Aの上流側が下がる三角形状に面取りされているとともに、図示しない弾性部材によって上方に付勢された状態で上下に進退することができるようになっている。したがって、この送り爪102aが上流側から下流側へ移動する場合には、送り爪102aは弾性的にパイロット孔7aに係合して端子帯5を下流側へ駆動することができるとともに、下流側から上流側に戻る際には、上記面取り部分にガイドされることによってパイロット孔7aから退避し、元の送り位置に戻って、上流側に後続するパイロット孔7aに導入することが可能になっている。
【0034】
上記設定用ブロック103は、平面で見てL字型にくぼむことにより、端子帯送給方向Aに対向する規定面103aとこれに直交するガイド面103bとを形成しており、規定面103aによって、送り爪ブロック102の復動時の戻り位置を規定するとともに、ガイド面103bによって送り爪ブロック102の背面を摺動可能にガイドしているように構成されている。
【0035】
図5は図1の実施形態に係る端子送給機構のユニットプレート部分を拡大して示す斜視図である。
【0036】
図3および図5を参照して、上記ユニットプレート104は、上記ブレーキユニット105との間に形成されるキャリア送給溝104aと、このキャリア送給溝104a内にキャリア7が搬送される端子帯5の圧着端子6を受ける板部104bと、上記キャリア送給溝104aの下面部分に形成されて、上記送り爪102aを挿通させる長溝104cと、上記ブレーキユニット105を装着するためのリブ104dとを有しており、端子帯5の圧着端子6は、この板部104b上に並んでプレス機構200に送給されるようになっている。
【0037】
上記ブレーキユニット105は、キャリア送給溝104aの上部を形成するブレーキプレート105aと、このブレーキプレート105aの中央部に形成された長孔105b内に装着されるカムレバー105dとを有しており、上記ブレーキプレート105aで端子帯5のキャリア7を上記キャリア送給溝104aの下面部分に弾性的に押し付けることにより、送り爪102aが端子帯送給方向Aに対して逆送されるのを防止するためのものである。上記ブレーキプレート105aを弾性的に付勢するために、ユニットベース101の両端部前面には、上下に開く矩形の溝101aが形成され、その内部にはコイルばね113が配置されている。このコイルばね113の下方には、矩形のナット114が配置されるとともに、このナット114には、ブレーキプレート105aおよびユニットプレート104を貫通するボルト115がコイルばね113の内周を通った状態で螺合している。したがって、コイルばね113はナット114とユニットプレート104との間で圧縮されることにより、ナット114を下方に押し下げる結果、その付勢力がボルト115の頭部115aからブレーキプレート105aに伝達されるので、ブレーキプレート105aは、当該キャリア送給溝104aを構成する部位がキャリア7を上記ユニットプレート104に弾性的に押し付け、キャリア7の逆送防止機能を奏することができるようになっている。なお上記カムレバー105dは、回動ピン105cによってブレーキプレート105aに取り付けられることにより、図3の実線で示すブレーキ浮揚姿勢と図3の仮想線および図5に示すブレーキ動作姿勢との間で回動可能に構成されている。そしてこのカムレバー105dは、ブレーキ浮揚姿勢においては、ブレーキプレート105aの下方に下部を突出させることにより、上記コイルばね113の付勢力に抗して上記ブレーキプレート105aを浮揚させるとともに、上記ブレーキ動作姿勢においては、上記ブレーキプレート105a内に下部を退避させて、ブレーキプレート105aに上記コイルばね113の付勢力が作用するように構成されている。
【0038】
上記ユニットプレート104上に送給される端子帯5の圧着端子6は、プレス機構200に設けられた上ガイド120によって案内されるように構成されている。
【0039】
まず図3を参照して、上ガイド120は、ガイド板121とこのガイド板121を担持する矩形の棒状のガイドブロック122と、このガイドブロック122の一端部に設けられたスライドブロック123とを有している。
【0040】
上記ガイド板121は、実質的に端子帯5の圧着端子6をガイドするものである。
【0041】
図6は図1の実施形態に係る上ガイドの要部を示す斜視図である。
【0042】
同図を参照して、周知の通り圧着端子6は、被覆電線Wの芯線部W1に圧着されるワイヤーバレル6aと、被覆端部W2に圧着されるインスレーションバレル6bとを接続部6cの前側に有している。そして図示の例においては、上記接続部6cとワイヤーバレル6aとの間に形成されるガイド溝6dに沿って上記ガイド板121のガイド縁121aがガイドすることができるようにガイド板121が屈曲されている。
【0043】
次に図7ないし図10を参照しながら上記上ガイド120の駆動構造について説明する。図7は図1の実施形態に係る圧着装置の一部を省略して示す分解斜視図であり、図8は図1の実施形態に係る圧着装置を背面側から見た斜視図であり、図9は図1の実施形態に係る圧着装置の一部を省略して示す斜視図であり、図10は図1の実施形態に係る圧着装置の要部を拡大して示す斜視図である。
【0044】
これらの図を参照して、上記上ガイド120は、次に説明するプレス機構200の本体201背面に固定されたクランプシリンダ140によって上下に昇降可能に構成されている。図示の通りプレス機構200の本体201は、ベース11に立設される板状のブロック体201aとこのブロック体201aの上部前面に突設される一対のアーム201b、201cとを一体に有しており、上記アーム201b、201c間に、上記サーボユニット2の昇降ラム2e(図1参照)と連結されるクリンパユニット250(図2参照)の昇降空間Sが形成されている(図7参照)。この昇降空間Sに対応して、上記ブロック体201aには、上下に延びる挿通窓202が形成されており、この挿通窓202に上記上ガイド120のスライドブロック123を上下に昇降可能に挿通させているとともに、ブロック体201aの背面に固定されるクランプシリンダ(駆動手段)140のシリンダロッド141に対し、連結部材142を介して取り付けられている。これにより上ガイド120は、スライドブロック123が上記クランプシリンダ140に昇降されることにより、上下に変位する可動要素を構成している。
【0045】
ここで図示の実施形態においては、このスライドブロック123が、昇降空間Sの下方に配置されたアンビルユニット220を固定する固定手段を兼ねている。そして図示の実施形態では、このアンビルユニット220に設けたアンビルホルダ230により、種々の位置決めがなされるように構成されている。
【0046】
図11は図1の実施形態に係る端子搬送機構の汎用性を模式的に示す側面略図である。また、図12は図1の実施形態に係る端子搬送機構の汎用性を模式的に示す平面略図である。
【0047】
まず、図6を参照して、端子帯5を送給するために管理すべき寸法としては、ガイド溝6dの底面から上記上ガイド120のガイド縁121aによるガイド位置までのガイド高さLAと、パイロット孔7aからガイド溝6dまでの距離LBと、キャリア7に形成されたパイロット孔7aの穿孔間隔LCとがある。然るにこれらの各寸法LA、LB、LCは、圧着される圧着端子6の種類によってまちまちになっている。そこで、本実施形態においては、図11(A)(B)および図12(A)(B)に示すように、アンビルユニット220を利用することにより、各寸法LA、LB、LCのばらつきを吸収可能にして汎用性を持たせている。
【0048】
図13は図1の実施形態に係るアンビルユニットの分解斜視図であり、図14は図1の実施形態に係るアンビルユニットの斜視図である。
【0049】
これらの図を参照して、本実施形態に係るアンビルユニット220は、基本的にはプレス機構200の構成要素であり、ブロック体221、ブロック体221に対して上下に進退可能に組み付けられたスライドカッタ222、このスライドカッタ222の背後に連設されるインスレーションアンビル223およびワイヤーアンビル224、並びにスペーサ225を有しており、これらがボルト226で連結されている。さらに、本実施形態に係るアンビルユニット220には、これらの各要素221〜225を一体的に担持するアンビルホルダ230が設けられている。このアンビルホルダ230は、平面視略コの字形に形成されたブロック体であり、その端子帯送給方向下流側側壁が、ベース11に固定された位置決め部材14に案内されるとともに、その背面が上記プレス機構200の本体201前面に当接することにより、後述するクリンパユニット250に対して各アンビル223および244を精緻に位置決めすることができるようになっている。
【0050】
図15は図1の実施形態に係るプレス機構の側面略図である。
【0051】
図14並びに図15を参照して、このアンビルホルダ230には、プレス機構200への組み付け時に上記上ガイド120のスライドブロック123と対向する当接面231が形成されている。このため、上記クランプシリンダ140がスライドブロック123を図15(A)の上昇状態から図15(B)の降下状態に変位させると、このスライドブロック123の下面が上記当接面231に当接し、アンビルユニット220全体をロックすることができるようになっている。
【0052】
さらにこの当接面231の高さHは、組み付けられるアンビル223および244(すなわち圧着されるべき圧着端子6)の種類に対応した高さに対応しており、これによって、アンビルユニット220が変更された場合には、この当接面231の高さHが異なることに対応して上記スライドブロック123が降下時に停止する停止位置(設定位置)を変化させることができ、この上下高さの設定変更によって、当該スライドブロック123に取り付けられている上ガイド120の上下高さの位置を変更することにより、端子帯5のガイド高さLA(図6参照)の自動設定を行うことができる。
【0053】
図16は図1の実施形態に係る端子送給機構の位置決め構造を概略的に示す平面略図である。
【0054】
同図(A)並びに図13および図14を参照して、上記アンビルユニット220のアンビルホルダ230には、その端子帯送給方向上流側に位置決め端面232が形成されている。この位置決め端面232は、当該アンビルユニット220の固定時において、上述したユニットベース101の端子帯送給方向Aの下流側に形成された切欠部108に対向しており、スライドシリンダ106が図16(A)の伸長状態から図16(B)の縮長状態に変位してユニットベース101を後方に引いた際に、上記切欠部108が上記位置決め端面232に当接することにより、ユニットベース101の前後方向の設定位置をアンビルユニット220毎に個別に設定することができるようになる。これにより、上述したパイロット孔7aからガイド溝6dまでの距離LB(図6、図11、図12参照)を圧着される端子に対応して自動設定することが可能になる。
【0055】
図17は図1の実施形態に係る端子送給機構の位置決め構造を概略的に示す平面略図であり、図18は図1の実施形態に係る端子送給機構の位置決め構造を概略的に示す正面略図であり、図19は図1の実施形態に係る端子送給機構の位置設定工程を概略的に示す平面略図である。
【0056】
図13および図14並びに図17ないし図19を参照して、上記アンビルユニット220のアンビルホルダ230には、その端子帯送給方向上流側の側壁に、一対のアジャストボルト233、234が固定されている。これらアジャストボルト233、234は、それぞれ上述した送り爪ブロック102、設定用ブロック103の突出位置(設定位置)を位置決めするものであり、圧着される圧着端子6の種類に応じて、それぞれの頭部233a、234aの突出長さLE、LFがそれぞれ個別に設定されている。そして、図19(A)に示すように、まず、設定用ブロック103を突出させて対応するアジャストボルト234に当接させることにより、図19(B)(C)に示すように、設定用ブロック103の規定面103aとアジャストボルト234の頭部234a端面との間で送り爪ブロック102のストローク範囲LS(すなわち送り爪102aの送給ピッチLC)を個別に自動設定できるようになっている。
【0057】
次に、本実施形態に係るプレス機構200の詳細について説明する。
【0058】
図20は図1の実施形態に係る端子圧着装置の斜視図であり、図21は図1の実施形態に係る端子圧着装置の一部を分解して示す斜視図である。
【0059】
図20および図21を参照して、図示の実施形態に係るプレス機構200は、上記本体201に形成される昇降空間S内にて上下にガイドされるシャンク210を有している。シャンク210は、全体して直方体形状に形成されたブロック状の金属部材であり、その上端部には、後方に開く装着溝211を備えた連結シャンク212が固定されている。そして、図2に示すように、この連結シャンク212の装着溝211にプレス装置1の昇降ラム2e下端に形成されたフランジ2gを装着することにより、シャンク210は、昇降空間S内にて、全体として昇降ラム2eにより上下に駆動されるようになっている。
【0060】
上記昇降空間Sは、上述した一対のアーム201b、201cの間に形成されるものである。各アーム201b、201cの前端面下部には、それぞれガイド板203が片持ち状に固定されており、シャンク210は、ブロック体201aの前面と、これら両アーム201b、201cの内側面と、上記ガイド板203の背面で上下に昇降可能にガイドされる構成になっている。
【0061】
ここで、図示の実施形態に係るプレス機構200の本体部は、その一方のアーム201bに扉260が取り付けられており、この扉260が鉛直線沿いのボルト261に軸支されている。このボルト261は、ブロック体201aの上端面に固定された取り付け板204と、当該アーム201bに対応するガイド板203との間に設けられて上記扉260を支持しているものであり、このボルト261によって、扉260は、図20に示すように、上記昇降空間S内にて上下方向にのみシャンク210が移動するのを許容する閉塞姿勢と、図21に示すように、上記昇降空間Sに対し、各ガイド板203の上方でシャンク210を前後に挿抜することを許容する着脱姿勢との間で変位することができるようになっている。
【0062】
上記扉260の開閉動作を行うために、図示の実施形態では、トグルクランプ270を設けてハンドル操作することができるように構成している。
【0063】
図示の通りトグルクランプ270は、本体201の外側壁に固定されたラッチブロック271と、このラッチブロック271にピン272で軸支される回動ハンドル273と、この回動ハンドル273と上記扉260とを連結する線ばね274とを有しており、ラッチブロック271の前部に形成された斜面に上記回動ハンドル273を沿わせることにより、その姿勢で弾性的に扉260を上記閉塞姿勢にロックすることができるとともに、上記回動ハンドル273をピン272回りに回動させて当該ラッチブロック271の斜面と交差する姿勢に変位させることにより、上記ロック状態を解除して扉260を着脱姿勢に変位させることができるようになっている。
【0064】
具体的には図示してないが、上記回動ハンドル273には、弾性部材とこの弾性部材によって上下に昇降するロック解除部材273aとが設けられており、上記ラッチブロック271に設けた係止部材をロック解除部材273aに係止させることにより、上記ロック状態(図20に示す状態)を維持することができるとともに、ロック解除部材273aを押し込んでこの係止部材との係合を解除することにより上記回動ハンドル273を解除状態(図21の状態)に変位させることができるようになっている。
【0065】
次に上記シャンク210に組み付けられるクリンパユニット250について図22および図23を参照しながら説明する。図22は図1の実施形態に係る加圧ユニットの分解斜視図であり、図23は図1の実施形態に係る加圧ユニットの断面略図である。
【0066】
これらの図を参照して、図示の実施形態に係るクリンパユニット250は、上述したシャンク210と組み付けられることによりシャンクモジュールMを一体的に構成するものである。
【0067】
図示の例において、クリンパユニット250は、裁断パンチ251と、電線押さえ252と、インスレーションクリンパ253と、ワイヤークリンパ254と、第1のリホーマガイド255と、第1のリホーマ256と、第2のリホーマ257と、第2のリホーマガイド258とを複数の加圧部材として、前方からこの順で一体または相対変位可能に組付け、ボルト259で挿通して連結したものである。このボルト259は、シャンク210の収容部214の最奥部にボルト215で固定されるシャンク蓋216のねじ孔217に螺合することにより、上記各部材を連結している。上記各加圧部材(251〜258)は、それ自体は周知のものであり、上記アンビルユニット220の各部材(スライドカッタ222、インスレーションアンビル223、ワイヤーアンビル224、並びにスペーサ225)と協働して、電線押さえ252によって被覆電線を止定し、リホーマ256、256により端子帯5の圧着端子6を矯正し、裁断パンチ251によって端子帯5から圧着端子6を切り離し、クリンパ253、254によって圧着端子6のバレル6a、6b(図6参照)をかしめるものである。図中、SP1、SP2、SP3は、それぞれ第1、第2のリホーマ256、257、電線押さえ252を弾性的に昇降させるためのコイルばねである。
【0068】
ここで、各クリンパ253、254によるクリンプハイトを調整するために、このシャンクモジュールMには、クリンプハイト調整機構300が設けられている。このクリンプハイト調整機構300は、シャンク210に形成された装着孔218内に配置される駆動ロッド301と、この駆動ロッド301の後端部に固定されるハイト用カム302と、このハイト用カム302よりも前方において上記駆動ロッド301上に同心に相対回転可能に配置されるインスレーション用カム303と、インスレーション用カム303の前端部に固定されるインスレーション用ダイアル304と、このインスレーション用ダイアル304の前方において上記駆動ロッド301の前端部に固定されるハイト用ダイアル305とを備えている。
【0069】
さらに、上記シャンク210には、ハイト用カム302に駆動されて上下に変位するハイト調整軸310が設けられているとともに、上記インスレーション用カム303とインスレーションクリンパ253との間には矩形のスペーサ307が設けられている。周知の通り各カム302、303の断面形状は、駆動ロッド301の中心から径方向寸法の異なるカム面を形成する多角体形状に形成されており、上記カム面を変更することにより、このカム面とそれに当接する部材との間で上下方向の高さを変更することができるようになっている。
【0070】
図23に示すように、ワイヤークリンパ254の高さ調整を行うためのハイト用カム302は、シャンク210の上記装着孔218内周面と上記昇降ラム2eのフランジ2g下面との間で上記ハイト用カム302を回動させ、このカム302上にある上記ハイト調整軸310を昇降させて、シャンク210と昇降ラム2eとの装着間隔H1を変更するものである。上述したように、ハイト用カム302は、駆動ロッド301に固定されているとともに、この駆動ロッド301の前端部には、ハイト用ダイアル305が固定されているので、図示の組立状態において、このハイト用ダイアル305を回動することにより上記ハイト調整を行うことが可能になる。なお図示の例では、シャンク210と連結シャンク212との間には板状のハイト調整押さえ308が設けられており、このハイト調整押さえ308によって上記ハイト調整軸310の小径部分をガイドすることにより、ハイト調整軸310のシャンク210からの離脱を図っているとともに、このハイト調整押さえ308と連結シャンク212との間で上記装着間隔H1のばらつきが吸収され、ワイヤークリンパ254を含むシャンクモジュールM全体が上下に昇降することができるようになっている。
【0071】
また、インスレーションクリンパ253の高さ調整を行うためのインスレーション用カム303は、組み付け時に両クリンパ253、254の上方に配置されるとともに、上記スペーサ307を介してインスレーションクリンパ253とのみ連結されている。このインスレーションクリンパ253とのみ連結するために、ワイヤークリンパ254の上部には切欠254aが形成されている(図22参照)。
【0072】
上述したように、インスレーション用カム303は、駆動ロッド301に対して相対回転可能に取り付けられているとともに、このインスレーション用カム303の前端部には、インスレーション用ダイアル304が固定されているので、図示の組立状態において、このインスレーション用ダイアル304を回動することによりインスレーションクリンパ253の高さ調整を行うことが可能になる。このように本実施形態では、シャンク210がプレス機構200の本体201および昇降ラム2eに対して着脱可能に連結されているので、このシャンク210をクリンパユニット250とともにシャンクモジュールMを構成する要素として、本体部分と分離し、圧着される圧着端子6の種類毎に交換可能に構成することが可能になる。この結果、シャンク210毎にクリンプハイトの調整機能(具体的にはクリンプハイト調整機構300)を設定しておいて、クリンパユニット250と一体的に本体部に着脱することが可能になるので、クリンパユニット250の汎用性を図るに当たり、クリンパユニット250の交換後の調整も可及的に容易になる。
【0073】
また、上述した実施形態におけるように、上記クリンパユニット250が、インスレーションクリンパ253とワイヤークリンパ254とを有し、上記シャンク210がクリンプハイト調整機構300を有している場合には、クリンプハイトの調整を予めクリンパユニット250毎に設定しておくことが可能になるとともに、クリンパユニット250の交換後もより精緻にクリンプハイトを調整することが可能になる。
【0074】
次に、上述した端子送給機構100とプレス機構200とを連動させるための連動機構400(連動手段)について図24を参照しながら説明する。本実施形態において、連動機構400(図24参照)は、コントロールボックス3(図1参照)の制御により電気的に端子送給機構100とプレス機構200とを連動制御するものである。
【0075】
図24は図1の実施形態に係る端子圧着装置のブロック図であり、図25は図1の実施形態に係る端子圧着装置のコントロールボックスの正面図である。また、図26は図1の実施形態に係るプレス機構に設けた位置検出手段の検出状態を概略的に示す側面略図である。
【0076】
図1並びに図24および図25を参照して、連動機構400の主要部をなすコントロールボックス3は、筐体30と、筐体30内に実装されている制御ユニット31(制御手段)とを備えており、この制御ユニット31には、上記筐体30のフロントプレート30aに取り付けられた電源ランプ33および異常ランプ34等の表示手段並びに電源スイッチ35(図24では省略)、固定スイッチ36、解放スイッチ37、連続/手動切換スイッチ38、および送りスイッチ39が設けられている。また、外部装置としては、この端子圧着装置を作業者が運転するためのフットスイッチ401が接続されている他、上記プレス装置1のサーボモータ2a、端子送給機構100のスライドシリンダ106、送りシリンダ110、および送り量設定シリンダ111が接続されており、フットスイッチ401の入力によってプレス装置1のサーボモータ2a、および各シリンダ106、110、111が後述する所定のタイミングで操作されるようになっている。
【0077】
ここで、上記端子送給機構100の上記設定用ブロック103には、送り爪ブロック102の相対変位を検出する近接センサ402(送給動作検出手段)が設けられている(図2参照)。この近接センサ402は、設定用ブロック103の規定面103aに上記送り爪ブロック102が当接している状態と送り爪ブロック102が往動することにより、規定面103aから離れて下流側に変位した状態との間でON/OFFし、上記制御ユニット31に信号を出力するものである。
【0078】
さらに図26を参照して、上記プレス機構200の本体201には、近接センサ403(圧着動作検出手段)が取り付けられている。近接センサ403は、本体201のブロック体201aに設けられ、図26(A)に示すように、クリンパユニット250が上支点にあるときにはOFF、図26(B)に示すように、圧着位置に降下したときにはON、そして、図26(B)の圧着位置からある程度まで上昇したときには図26(C)に示すようにOFFとなるように設定されており、そのシーケンスによってシャンクモジュールMの圧着動作を検出し、検出された結果が上記制御ユニット31に入力されるようになっている。
【0079】
次に図27ないし図29を参照しながら上述した端子圧着装置10の動作手順について説明する。図27は図1の実施形態に係る端子圧着装置の動作手順を示すフローチャートであり、図28は図27の動作手順における連続運転モードの動作手順を示すフローチャートであり、図29は図28の動作手順における設定変更モードの動作手順を示すフローチャートである。
【0080】
まず、図1および図27を参照して、電源スイッチ35が操作されて、電源が投入されると、制御ユニット31は、連続/手動切換スイッチ38の状態を見て、自動モードが選択されている場合には連続運転モードのルーチン(ステップS2参照)に移行し、手動モードが選択されている場合には送り運転モードのルーチン(ステップS3参照)に移行し、それぞれのサブルーチンから復帰した後、電源がOFFになるまで上記ステップを繰り返すようになっている(ステップS4参照)。初期状態において、端子帯5は、端子送給機構100に送給可能にセッティングされており、その終端の圧着端子6は、アンビルユニット220の上に圧着可能にセットされている。
【0081】
図1および図28を参照して、連続運転モードのルーチンに移行すると、まず、制御ユニット31は、フットスイッチ401が操作されるのを待機し(ステップS21参照)、フットスイッチ401が操作されていない間には解放スイッチ37が操作されたか否かを判別する(ステップS22参照)。そして、この段階で解放スイッチ37が操作された場合には、後述する設定変更モードS5が選択され、当該圧着端子装置10の各部を変更可能に構成されている。
【0082】
他方、ステップS21において、作業者が、予め皮剥加工のなされた被覆電線Wの端末部をプレス機構200に設定された圧着端子6の上にセットしてフットスイッチ401を操作すると、制御ユニット31は、プレス装置1のサーボモータ2aを駆動し、シャンクモジュールMを降下させ、圧着後に上昇させる(ステップS23参照)ので、この昇降動作によって、近接センサ(圧着検出センサ)403が図26(A)〜(C)の手順でシャンクモジュールMの昇降動作を検出する。この検出動作により、制御ユニット31は、圧着動作の良否を判別し(ステップS24参照)、仮に不良と判別された場合には、異常表示を行って処理を中断する(ステップS25参照)一方、良好と判断された場合には、送りシリンダ110を伸長し、端子帯5を駆動して次の圧着端子6をアンビルユニット220に送給する。この送り動作は、上記近接センサ(送り検出センサ)402のON/OFF動作により判別され、送り動作が良好である場合には元のルーチンに復帰し、不良と判別された場合にはステップS25の異常表示を行って処理を中止する。
【0083】
次に図29を参照して、ステップS5の設定変更モードが選択された場合、制御ユニット31はまず、端子送給機構100のシリンダ106、110、111、130を一斉に解除方向に駆動する。これにより、プレス機構200のアンビルユニット220が交換可能に解除されるとともに、他の可動要素(ユニットベース101、設定用ブロック103、上ガイド120)も一斉に設定変更可能に解放される。この状態で、作業者はプレス機構200の各ユニット(具体的にはシャンクモジュールMとアンビルユニット220)の交換作業を行う(ステップS52参照)。
【0084】
この交換作業において、加圧側の部材を交換する際には、図20および図21で説明した手順で回動ハンドル273を操作し、扉260を開閉することにより、本体201をプレス装置1に装着したまま、クリンパユニット250を交換することが可能になる。
【0085】
また、受圧側の部材を交換する場合においても、モジュール化されたアンビルユニット220の交換作業だけで対応する端子のアンビル223、244等を変更することが可能になる。
【0086】
制御ユニット31は、作業者がコントロールボックス3の固定スイッチ36を操作するのを待機する(ステップS53参照)。そして、固定スイッチ36が操作されると、制御ユニット31は、まずクランプシリンダ140を伸長し、スライドブロック123によってアンビルホルダ230をベース11に押圧する(ステップS54参照)。これにより、アンビルユニット220は、スライドブロック123とベース11との間で挟圧され、堅固に固着される(図15(A)(B)参照)。さらにこの構成により、図11にて上述したように、圧着端子6に対応したガイド高さLA(図11におけるL1、L2)に自動設定することが可能になる。
【0087】
次に、制御ユニット31は、送りシリンダ110を縮長することにより、図16(A)(B)で示すように、クランプされたアンビルユニット220のアンビルホルダ230に対し、ユニットベース101を当接させて位置決めする(ステップS55参照)。これにより、図示の通り、ユニットベース101に担持されている部材全体が後方に下がって位置決めされ、図12に示すように、対応する端子帯5に最適な距離LB(図12におけるL3、L4)の設定を行うことが可能になる。
【0088】
最後に制御ユニット31は図19(A)および(B)に示すように、送り量設定シリンダ111を伸長し、設定用ブロック103を対応するアンビルホルダ230のアジャストボルト234に当接させる(ステップS56参照)。これにより、設定用ブロック103の規定面103aと送り爪ブロック102に対応するアジャストボルト233の対向間隔が自動設定され、送り爪ブロック102はこの対向間隔内で往復移動する(図19(C)参照)ことになるので、図12に示すように、対応する端子帯5に最適な穿孔間隔(すなわち送給ピッチ)LC(図12におけるL5、L6)の設定を行うことが可能になる。
【0089】
そして、この送り量設定シリンダ111の伸長が終了すると、制御ユニット31は、図27のルーチンに復帰する。なお図27において、送り運転モード(ステップS3)が選択された場合には、送りスイッチ39を操作することにより、送りシリンダ110を一回ずつ往復移動させることができるようになっている。これにより、作業者は端子圧着装置の初期設定や送り量の点検等を行うことが可能になる。
【0090】
以上説明したように、本実施形態においては、端子帯5の送給条件を変更するに当たり、プレス機構200の設定(具体的にはアンビルユニット220)を変更することによって、該プレス機構200に設けられた位置決め手段(アンビルホルダ230)により、端子送給機構100の変更要部を自動的に変更することが可能になるので、プレス機構200によるプレス条件を変更した際に、端子送給機構100の調整が飛躍的に容易になり、作業性の向上を図ることができるという顕著な効果を奏する。
【0091】
特に図示の実施形態では、クランプシリンダ140を採用し、このクランプシリンダ140が、交換されたプレス機構(具体的にはアンビルユニット220)をクランプするクランプ手段を兼ねる第1の駆動部材を構成しているので、単一のクランプシリンダ(例えばエアシリンダ)140でアンビルユニット220の着脱工程と、上ガイド120の昇降駆動とを同時に行うことができ、より簡素な構成で迅速な設定変更を行うことが可能になる。
【0092】
また本実施形態に係る駆動手段は、上記クランプシリンダ140がクランプしたアンビルホルダ230に対してシーケンシャルに別の可動要素(ユニットベース101、ブロック102、103)を駆動する後続の駆動部材としてのエアシリンダ(110、111、106)を含んでいる。したがって、アンビルユニット220のセッティングを第1の駆動部材としてのクランプシリンダ140で行うに当たり、このクランプシリンダ140によってセットされたアンビルユニット220に関連して残余の可動要素(ユニットベース101、ブロック102、103)の位置決めを図ることができるので、複数の可動要素が存在する場合においても、確実に精緻な位置決めを行うことができる。
【0093】
さらに上記実施形態においては、シャンク210が本体部201および昇降ラム2eに対して着脱可能に連結されているので、上述したように、このシャンク210を加圧ユニットとしてのクリンパユニット250とともにシャンクモジュールを構成し、このシャンクモジュールMを本体部201と分離し、圧着される端子6の種類毎に交換可能に構成することが可能になる。
【0094】
この結果、シャンク210毎にクリンプハイトの調整機能(クリンプハイト調整機構300)を設定しておいて、クリンパユニット250と一体的に本体部201に着脱することが可能になるので、クリンパユニット250の汎用性を図るに当たり、クリンパユニット250の交換後の調整も可及的に容易になる。
【0095】
特に、上記シャンク210(或いはシャンクモジュールM)にクリンプハイト調整機構300を有しているので、クリンプハイトの調整を予めクリンパユニット250毎に設定しておくことが可能になるとともに、クリンパユニット250の交換後もより精緻にクリンプハイトを調整することが可能になる。
【0096】
さらに本実施形態においては、上記シャンク250の昇降動作を端子送給機構100を連動させる連動手段(連動機構400)を備えているので、シャンク210の昇降動作と端子送給機構100による端子送給動作とを連動させるに当たり、電気的な制御で両者の連動を図り、シャンク210の形状をより簡素なものにし、モジュール化を促進することが可能になる。
【0097】
さらに上述した実施形態では、上記本体部201に扉260(開閉部材)を設け、この扉260の開閉動作を、操作部材としてのトグルクランプ270で行うようにしたので、工具を用いることなくシャンクモジュールMの着脱/交換作業を行うことができる。
【0098】
上述した実施形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施形態に限定されない。
【0099】
例えば、図30に示す変形例を採用することが可能である。図30は、本発明の別の実施形態に係るモジュールの断面略図である。
【0100】
同図に示すように、加圧ユニットとしてのクリンパユニット250に採用されるクリンプハイト調整機構300としては、二本の駆動ロッド301a、301bを上下に有する形態のものを採用してもよい。その場合には、上側の駆動ロッド301aにワイヤークリンパ254の高さ調整機構(加圧ユニット250全体を昇降ラム2eに対して相対変位させるための機構。具体的にはハイト用カム302、ハイト用ダイアル305、調整軸310)をまとめ、下側の駆動ロッド301bにインスレーションクリンパ253の高さ調整機構(インスレーションクリンパ253のみを加圧ユニット250に対して相対的に変位させる機構。具体的にはインスレーション用カム307およびインスレーション用ダイアル304)を行う機構をまとめればよい。なおこの構成を採用する場合には、図22および図23で説明したスペーサ307は省略することが可能になる。
【0101】
また、圧着時の運転制御についても、図31に示す動作手順を採用することが可能である。図31は本発明の別の実施形態に係る連続運転モードの動作手順を示すフローチャートである。同図のステップS211〜S214に示すように、圧着手順としては、まず端子帯の送給動作を行い、ついで圧着動作を行ってもよい。この運転動作は、連動機構400で採用されるセンサの仕様等により、適宜変更可能である。
【0102】
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、端子帯の送給条件を変更するに当たり、プレス機構の設定を変更することによって、該プレス機構に設けられた位置決め手段により、端子送給機構の変更要部を自動的に変更することが可能になるので、プレス機構によるプレス条件を変更した際に、端子送給機構の調整が飛躍的に容易になり、作業性の向上を図ることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る端子圧着装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】 上記端子圧着装置を示す正面図である。
【図3】 図1の実施形態に係る圧着装置の端子送給機構の分解斜視図である。
【図4】 図1の実施形態に係る端子送給機構の要部を拡大して示す斜視図である。
【図5】 図1の実施形態に係る端子送給機構のユニットプレート部分を拡大して示す斜視図である。
【図6】 図1の実施形態に係る上ガイドの要部を示す斜視図である。
【図7】 図1の実施形態に係る圧着装置の一部を省略して示す分解斜視図である。
【図8】 図1の実施形態に係る圧着装置を背面側から見た斜視図である。
【図9】 図1の実施形態に係る圧着装置の一部を省略して示す斜視図である。
【図10】 図1の実施形態に係る圧着装置の要部を拡大して示す斜視図である。
【図11】 図1の実施形態に係る端子搬送機構の汎用性を模式的に示す平面略図である。
【図12】 図1の実施形態に係る端子搬送機構の汎用性を模式的に示す側面略図である。
【図13】 図1の実施形態に係るアンビルユニットの分解斜視図である。
【図14】 図1の実施形態に係るアンビルユニットの斜視図である。
【図15】 図1の実施形態に係るプレス機構の側面略図である。
【図16】 図1の実施形態に係る端子送給機構の位置決め構造を概略的に示す平面略図である。
【図17】 図1の実施形態に係る端子送給機構の位置決め構造を概略的に示す平面略図である。
【図18】 図1の実施形態に係る端子送給機構の位置決め構造を概略的に示す正面略図である。
【図19】 図1の実施形態に係る端子送給機構の位置設定工程を概略的に示す平面略図である。
【図20】 図1の実施形態に係る端子圧着装置の斜視図である。
【図21】 図1の実施形態に係る端子圧着装置の一部を分解して示す斜視図である。
【図22】 図1の実施形態に係る加圧ユニットの分解斜視図である。
【図23】 図1の実施形態に係る加圧ユニットの断面略図である。
【図24】 図1の実施形態に係る端子圧着装置のブロック図である。
【図25】 図1の実施形態に係る端子圧着装置のコントロールボックスの正面図である。
【図26】 図1の実施形態に係るプレス機構に設けた位置検出手段の検出状態を概略的に示す側面略図である。
【図27】 図1の実施形態に係る端子圧着装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図28】 図27の動作手順における連続運転モードの動作手順を示すフローチャートである。
【図29】 図28の動作手順における設定変更モードの動作手順を示すフローチャートである。
【図30】 本発明の別の実施形態に係るモジュールの断面略図である。
【図31】 本発明の別の実施形態に係る連続運転モードの動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2e 昇降ラム
1 プレス装置
3 コントロールボックス
5 端子帯
6 圧着端子
10 端子圧着装置
31 制御ユニット(制御手段)
100 端子送給機構
101 ユニットベース(可動要素)
102 送り爪ブロック(可動要素)
102a 送り爪(可動要素)
103 設定用ブロック(可動要素)
103a 規定面
104 ユニットプレート(可動要素)
106 スライドシリンダ(駆動手段)
110 送りシリンダ(駆動手段)
111 送り量設定シリンダ(駆動手段)
120 上ガイド(可動要素)
140 クランプシリンダ(駆動手段、第1の駆動部材)
200 プレス機構
210 シャンク
220 アンビルユニット
223 インスレーションアンビル
224 ワイヤーアンビル
230 アンビルホルダ(位置決め手段)
231 当接面(位置決め手段)
233 アジャストボルト(位置決め手段)
234 アジャストボルト(位置決め手段)
250 クリンパユニット
270 トグルクランプ
300 クリンプハイト調整機構
400 連動機構
402 近接センサ(送給動作検出手段)
403 近接センサ(圧着動作検出手段)
M シャンクモジュール

Claims (5)

  1. 端子を被覆電線に圧着するためのプレス機構と、
    このプレス機構に端子を供給するために、複数の端子が一定間隔を隔てて並列にキャリアに連続する端子帯を上記プレス機構に送給する端子送給機構と、
    これらプレス機構および端子送給機構を担持するベースと
    を備え、上記プレス機構は、圧着される端子の種類に応じて上記ベースに対し交換可能に構成されているとともに、上記端子送給機構は、上記端子帯の種類に応じて送給条件を変更するようにプレス機構に対して相対変位可能な可動要素と、この可動要素を駆動するための駆動手段とを有する端子圧着装置において、
    上記可動要素は、端子帯の長手方向に沿って往復移動可能に設けられ、当該端子帯に一定間隔を隔てて形成されたパイロット孔に係脱することにより当該端子帯を予め設定されたピッチ毎に送給する送り爪と、上記送り爪を当該端子の長手方向に沿って変位可能に担持するユニットベースと、送り爪およびユニットベースと相対変位可能に設けられ、当該端子帯の浮揚を規制する上ガイドとを少なくとも含み、
    上記駆動手段による可動要素の設定位置を当該端子帯に対応して位置決めする位置決め手段を上記プレス機構に設けていることを特徴とする端子圧着装置。
  2. 請求項1記載の端子圧着装置において、
    上記プレス機構は、端子を受けるアンビルユニットをその種類に応じて交換可能に有しているものであり、上記位置決め手段は、このアンビルユニットに設けられているものであることを特徴とする端子圧着装置。
  3. 請求項1記載の端子圧着装置において、
    上記駆動手段は、交換されたプレス機構をクランプするクランプ手段を兼ねる第1の駆動部材を含むものであることを特徴とする端子圧着装置。
  4. 請求項3記載の端子圧着装置において、
    上記駆動手段は、第1の駆動部材がクランプしたプレス機構の位置決め手段に対してシーケンシャルに別の可動要素を駆動する後続の駆動部材を含むものであることを特徴とする端子圧着装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の端子圧着装置において、
    上記可動要素は、送り爪を保持する送り爪ホルダと、この送り爪ホルダを介して送り爪の送給ストロークを上記位置決め手段と協働して規定する設定用ブロックをさらに含んでいることを特徴とする端子圧着装置。
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