JP3722194B2 - 画像表示システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示システムに関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
従来、アプリケーションソフトウェアの開発段階から当該アプリケーションソフトウェアが使用される環境を意図してプログラミングしなければならなかった。
【0003】
特に、分散環境における画像表示システムにおいては、どの装置がどの描画領域を描画するか意識したソフトウェア設計が必要となり、開発工数の増加の一因となっていた。
【0004】
また、例えば、複数の画像表示装置を用いてリアルタイムに画像を表示する場合等においては、各画像表示装置において画像表示遅れ等のない適切な画像を表示する必要がある。
【0005】
しかし、リアルタイムな画像表示を実現するためには高機能なハードウェアが必要とされたり、種々の機能に対応するために記憶領域の必要量が多くなってしまう。
【0006】
本発明の目的は、快適に分散処理しながら画像を表示することのできる画像表示システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る画像表示システムは、伝送路を介して接続された複数の処理装置間で、仮想機械で変換可能な配信データを送受信し、画像を生成表示する画像表示システムにおいて、
前記複数の処理装置のうち少なくとも2台の処理装置は、それぞれ画像表示装置を含み、
少なくとも1台の画像表示装置は、
前記配信データを画像表示可能なデータ形式に変換するための仮想機械の実装された変換手段と、
他の処理装置から前記配信データを受信するための通信用インタフェース部と、
生成された画像が記憶され、他の処理装置から前記通信用インタフェース部を介してアクセス可能な記憶手段と、
を含み、
前記少なくとも1台の画像表示装置並びに前記変換手段および前記通信用インタフェース部を有する他の画像表示装置は、それぞれ前記記憶手段から前記画像の一部を読み出し、分担して画像を表示することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、記憶領域を共有することにより、複数の画像表示装置で分担して画像を表示することができる。これにより、各画像表示装置での負荷が低減し高速な画像表示が可能となる。
【0010】
また、同一の記憶領域を共有することにより、異なる描画領域を描画する場合でもどの装置がどの描画領域を描画しているか確認しながら描画することができ、特に分散処理において効果的である。
【0011】
ここで、前記伝送路は高速な伝送路であることが好ましい。高速な伝送路を適用することにより各処理装置は、あたかも自分の記憶領域にアクセスするように他の処理装置の記憶領域にアクセスすることが可能になる。
【0012】
このような伝送路としては、例えばIEEE1394バスや、ファイバーチャネル等を適用することが可能である。
【0013】
また、仮想機械を用いることにより、各処理装置間でのデータのやりとりが容易となる。ここで、仮想機械とは、共通のファイルフォーマットを読み、そこで指定されている操作を行うことのできる手段を意味し、具体的には、例えばJAVA仮想機械を適用できる。なお、JAVAは米国SunMicrosystems社の商標である。
【0014】
また、本発明に係る他の画像表示システムは、伝送路を介して接続された複数の処理装置間で仮想機械で変換可能な配信データを送受信し、画像を生成表示する画像表示システムにおいて、
前記複数の処理装置のうち少なくとも2台の処理装置は、それぞれ画像生成装置を含み、
少なくとも1台の画像生成装置は、
前記配信データを画像生成可能なデータ形式に変換するための仮想機械の実装された変換手段と、
他の処理装置から前記配信データを受信するための通信用インタフェース部と、
生成される画像が記憶され、他の処理装置から前記通信用インタフェース部を介してアクセス可能な記憶手段と、
を含み、
前記少なくとも1台の画像生成装置並びに前記変換手段および前記通信用インタフェース部を有する他の画像生成装置は、それぞれ前記記憶手段にアクセスし、分担して画像を生成することを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、記憶領域を共有することにより、複数の画像生成装置で分担して画像処理することができる。これにより、各画像生成装置での負荷が低減し高速な画像生成が可能となる。
【0016】
例えば、処理の重い画像生成は、処理能力の高い画像生成装置で行い、処理の軽い画像生成は、処理能力の低い画像生成装置で行うことにより、画像処理の負荷分散を図ることができる。
【0017】
また、同一の記憶領域を共有することにより、異なる描画領域の画像を生成する場合でも、どの装置がどの描画領域を担当しているか確認しながら画像生成することができ、特に分散処理において効果的である。
【0018】
ここで、前記伝送路は高速な伝送路であることが好ましい。高速な伝送路を適用することにより各処理装置は、あたかも自分の記憶領域にアクセスするように他の処理装置の記憶領域にアクセスすることが可能になる。
【0019】
このような伝送路としては、例えばIEEE1394バスや、ファイバーチャネル等を適用することが可能である。
【0020】
また、仮想機械を用いることにより、各処理装置間でのデータのやりとりが容易となる。ここで、仮想機械とは、共通のファイルフォーマットを読み、そこで指定されている操作を行うことのできる手段を意味し、具体的には、例えばJAVA仮想機械を適用できる。
【0021】
また、本発明に係る他の画像表示システムは、伝送路を介して接続された複数の処理装置間で仮想機械で変換可能な配信データを送受信し、画像を生成表示する画像表示システムにおいて、
前記複数の処理装置のうち少なくとも1台の処理装置は、画像生成装置を含み、
前記複数の処理装置のうち少なくとも1台の処理装置は、画像表示装置を含み、
前記画像表示装置は、
前記配信データを画像表示可能なデータ形式に変換するための仮想機械の実装された変換手段と、
他の処理装置から前記配信データを受信するための通信用インタフェース部と、
を含み、
前記画像生成装置は、
生成した画像に基づき前記変換手段で変換可能な配信データを生成するための手段と、
生成した画像を含む配信データを、前記伝送路を介して前記画像表示装置へ向け送信するための通信用インタフェース部と、
を含み、
前記画像生成装置および前記画像表示装置の少なくとも一方は、生成される画像が記憶され、他の処理装置から前記通信用インタフェース部を介してアクセス可能な記憶手段を含み、
前記画像生成装置および前記画像表示装置は、それぞれ前記記憶手段にアクセスして画像を生成表示することを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、記憶領域を共有することにより、例えば、複数の画像生成装置と、複数の画像表示装置で分担して画像処理することができる。これにより、各処理装置での負荷が低減し高速な画像処理が可能となる。
【0023】
ここで、前記伝送路は高速な伝送路であることが好ましい。高速な伝送路を適用することにより各処理装置は、あたかも自分の記憶領域にアクセスするように他の処理装置の記憶領域にアクセスすることが可能になる。
【0024】
このような伝送路としては、例えばIEEE1394バスや、ファイバーチャネル等を適用することが可能である。
【0025】
また、仮想機械を用いることにより、各処理装置間でのデータのやりとりが容易となる。ここで、仮想機械とは、共通のファイルフォーマットを読み、そこで指定されている操作を行うことのできる手段を意味し、具体的には、例えばJAVA仮想機械を適用できる。
【0026】
また、前記配信データは、画像処理用プログラムの一部を構成する部品オブジェクトを含み、
前記変換手段は、受信した前記部品オブジェクトに基づき、前記表示用データを生成するためのプログラムを生成することが好ましい。
【0027】
これによれば、当該部品オブジェクトを受信した画像表示装置は当該部品オブジェクトを反映した表示用データを迅速に生成することができる。
【0028】
すなわち、当該部品オブジェクトを配信することにより、仕様変更や機能拡張等を動的かつ容易に行える画像表示システムを実現できる。
【0029】
なお、ここで、前記部品オブジェクトとしては、例えばJAVAアプレット等を適用できる。
【0030】
また、前記配信データは、画像データおよび前記画像の表示を制御するための制御用データの少なくとも一方を含み、
前記画像表示装置は、
前記画像データに基づき前記画像を表示するための手段と、
前記制御用データに基づき前記画像の表示を制御するための手段と、
を含むことが好ましい。
【0031】
これによれば、各処理装置間で種々のデータをやりとりできる画像表示システムを実現できる。例えば、制御用データを用いて、表示される文字の一部に下線を引く等の処理が可能となる。
【0032】
また、前記配信データは、生成される画像の元データおよび前記画像の生成を制御するための制御用データの少なくとも一方を含み、
前記画像生成装置は、
前記元データに基づき前記画像を生成するための手段と、
前記制御用データに基づき前記画像の生成を制御するための手段と、
を含むことが好ましい。
【0033】
これによれば、各処理装置間で種々のデータをやりとりできる画像表示システムを実現できる。例えば、制御用データを用いて、表示される画像の一部を強調した画像を生成する等の処理が可能となる。
【0034】
また、前記伝送路は、IEEE1394バスであって、
前記通信用インタフェース部は、IEEE1394バスインタフェースであることが好ましい。
【0035】
これによれば、IEEE1394バスは高速バスであり、各処理装置間でのデータのやりとりが迅速に行える。これにより、例えば、記憶領域の共有等も容易に行うことができる。
【0036】
また、IEEE1394バスインタフェースを用いることにより、通信方式を統一できる。例えば、通信用プロトコルをSBP2(Serial Bus Protocol−2)等に統一してデータの送受信の信頼性を高めることが可能になる。
【0037】
また、前記伝送路を介して複数の前記画像表示装置が互いに接続され、
各画像表示装置が異なる表示領域を分担して表示することが好ましい。
【0038】
これによれば、複数の画像表示装置で異なる表示領域を分担して表示することにより、各画像表示装置の負荷が低減し、高速な表示が可能になる。
【0039】
また、記憶領域を共有することにより、各画像表示装置は、他の画像表示装置の描画領域を判断でき、異なる描画領域であっても適切に分担して表示することができる。
【0040】
なお、ここで、画像表示装置としては、例えば、プロジェクタのほか、CRT(Cathode Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field Emission Display)、EL(Electro Luminescence)、直視型液晶表示装置等のディスプレイ装置等が該当する。
【0041】
また、前記伝送路を介して複数の前記画像表示装置が互いに接続され、
各画像表示装置が同一の表示領域に対して画像を重ね合わせて表示することが好ましい。
【0042】
このような画像を重ね合わせて表示する方式としては、例えば、前景と背景などの前後関係のある表示方式、左目用の画像と右目用の画像を重ね合わせることによる立体表示形式、振動するミラーに画像を反射させて立体画像を見せるバリフォーカルミラー方式の表示方式等を適用することが可能である。
【0043】
これによれば、このような表示方式を実現する場合も負荷分散により、迅速かつ適切に表示することが可能となる。
【0044】
また、前記画像生成装置および前記画像表示装置の少なくとも一方は、プロジェクタを含むことが好ましい。
【0045】
これによれば、上述した機能を実現する汎用性や機能拡張性の高いプロジェクタを実現できる。なお、前記画像生成装置および前記画像表示装置を有するプロジェクタを実現することも可能である。
【0046】
なお、ここで、プロジェクタとしては、例えば、液晶プロジェクタ、CRTプロジェクタ、DMD(Digital Micromirror Device)素子を用いたプロジェクタ等が該当する。
【0047】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、記憶手段を有するコンピュータが読み取り可能なプログラムを記憶した情報記憶媒体において、
伝送路を介して接続された複数の処理装置間で、仮想機械で解釈可能な共通形式の配信データを送受信して画像を分散処理しながら生成表示するために、コンピュータに、前記記憶手段を他の処理装置と共有するための通信用インタフェース部を実装させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0048】
本発明によれば、各処理装置からアクセス可能な記憶手段を提供することができる。このような記憶方式を実現することにより、特に分散処理において効果的である。
【0049】
また、仮想機械を適用し、配信データを共通形式のものに統一することにより、各処理装置は通信相手を意識せずに通信でき、特に分散処理において効果的である。
【0050】
ここで、前記伝送路は、IEEE1394バスであって、前記通信用インタフェース部は、IEEE1394バスインタフェースであることが好ましい。
【0051】
これによれば、各処理装置は、あたかも自装置の記憶領域にアクセスするように当該共有された記憶手段に高速にアクセスすることができる。
【0052】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶した情報記憶媒体において、
伝送路を介して接続された複数の処理装置間で、仮想機械で解釈可能な共通形式の配信データを送受信して画像を分散処理しながら生成表示するために、コンピュータを、
前記共通形式の配信データを生成する手段と、
各処理装置がアクセス可能な記憶手段を有する少なくとも1台の前記処理装置へ向け前記生成した配信データを送信する手段として機能させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0053】
本発明によれば、共通形式の配信データを生成して共有形態の記憶手段に記憶することにより、各処理装置は、当該記憶手段にアクセスして配信データを取得することが可能となり、分散処理において特に効果的である。
【0054】
例えば、配信データとしてJAVAアプレットを適用する場合、複数の処理装置が同時に記憶手段に記憶されたJAVAアプレットをダウンロードでき、仕様変更や機能拡張等を容易に行うことができる。
【0055】
ここで、前記伝送路は、IEEE1394バスであることが好ましい。
【0056】
これによれば、各処理装置は、あたかも自装置の記憶領域にアクセスするように共有された記憶手段に高速にアクセスすることができる。
【0057】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶した情報記憶媒体において、
伝送路を介して接続された複数の処理装置間で、仮想機械で解釈可能な共通形式の配信データを送受信して画像を分散処理しながら生成表示するために、コンピュータを、
各処理装置がアクセス可能であって画像データの記憶された記憶手段を有する少なくとも1台の前記処理装置に対して、前記記憶手段に記憶された前記画像データを読み取る手段と、
読み取った画像データを表示する手段として機能させるためのプログラムを記憶し、
前記画像データを読み取る手段は、
読み取り要求を示す配信データを生成し、前記共通形式の配信データに変換する手段と、
変換した配信データを、前記記憶手段を有する処理装置へ向け送信し、当該処理装置から画像データを含む配信データを受信する手段と、
を含み、
前記画像データを表示する手段は、
前記仮想機械を実装する手段と、
受信した配信データに基づき、前記仮想機械を用いて配信データを変換し、画像を表示する手段と、
を含むことを特徴とする。
【0058】
本発明によれば、共通形式の配信データを用いることにより、OSやメーカーの違いを吸収して画像提供側の装置種別によらずに画像データを受信して表示することができる。
【0059】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶した情報記憶媒体において、
伝送路を介して接続された複数の処理装置間で、仮想機械で解釈可能な共通形式の配信データを送受信して画像を分散処理しながら生成表示するために、コンピュータを、
他の処理装置に対して所定のサービスを要求する手段と、
他の処理装置に対して所定のサービスを提供する手段として機能させるためのプログラムを記憶し、
前記所定のサービスを要求する手段は、
前記所定のサービスの要求を示す配信データを生成し、前記共通形式の配信データに変換する手段と、
変換した配信データを他の処理装置へ向け送信する手段と、
を含み、
前記所定のサービスを提供する手段は、
前記仮想機械を実装する手段と、
他の処理装置からサービス要求を示す配信データを受信し、前記仮想機械を用いて変換する手段と、
変換した配信データに基づき、当該サービスを提供可能かどうか判断する手段と、
当該サービスが提供可能な場合は当該サービスを提供する手段と、
を含むことを特徴とする。
【0060】
本発明によれば、各処理装置は、お互いに情報を交換しながら画像処理を分担して行うことができる。例えば、プロジェクタから印刷サービスを要求すれば、印刷サービスを提供可能なプリンタがこれに応答して印刷が行われる。
【0061】
このような分散処理も仮想機械を用いるとともに配信データを共通形式として各処理装置間でのデータのやりとりを容易にすることにより実現できる。
【0062】
また、前記配信データは、画像データ、画像生成用オブジェクト、画像生成制御用オブジェクト、画像表示用オブジェクト、画像表示制御用オブジェクトのうち少なくとも1つを含むことが好ましい。
【0063】
これによれば、これらのデータやオブジェクトは共通形式に統一されているため、分散処理における各種の画像処理の汎用性を高めることができる。
【0064】
また、前記伝送路は、IEEE1394バスを含んで構成されていることが好ましい。
【0065】
これによれば、各処理装置は、あたかも自装置の記憶領域にアクセスするように上述した共有された記憶手段に高速にアクセスすることができる。また、各処理装置は、上述した情報交換を高速に行うことができ、処理速度を上げることができる。
【0066】
【発明の実施の形態】
一般的に、アプリケーションプログラムの開発段階から当該アプリケーションソフトウェアが使用される環境を意図してプログラミングする必要がある。
【0067】
すなわち、そのプログラムがどのような装置で使用され、どのOS上で使用されるか意識しながらプログラミングする必要がある。
【0068】
また、画像表示システムで送受信される配信データは、動画像のような重いデータであり、かつ、ミーティング等において使用される画像表示システムにおいては、ミーティングが何時間にも及ぶ場合もあり大量のデータが送受信される。
【0069】
このような重くかつ大量のデータを効率よく扱うためには、高速な伝送路とともに各装置で処理負荷を分散する分散処理が必要になる。
【0070】
分散処理が必要な画像表示システムとしては、例えば、複数のプロジェクタを用いた画像表示システム、マルチディスプレイ方式の画像表示システム、バリフォーカルミラー方式等による立体表示用の画像表示システム等がある。
【0071】
以下、本実施の形態では、まず、液晶プロジェクタを用いたプレゼンテーション会場で用いられる画像表示システムを例に採り説明し、次に、複数の画像表示端末を用いた画像表示システムを例に採り説明する。
【0072】
(液晶プロジェクタを用いた画像表示システムの例)
図1は、分散して画像表示を行う場合の画像表示を示す図であり、図1(A)は1台の液晶プロジェクタのみを用いる場合、図1(B)は4台の液晶プロジェクタを用いて画像表示の例を示す。
【0073】
1台の液晶プロジェクタで画像表示を行う場合、液晶プロジェクタに画像データを配信するPCではUXGA表示、すなわち、1600×1200ドットの表示が可能であるが、当該液晶プロジェクタがXGA表示、すなわち、1024×768ドットの表示までしか対応していない状態で、プレゼンターの指示により、ポインタがPCでは表示可能であるが液晶プロジェクタ200では表示不可能な座標(1500、920)を示す場合がある。
【0074】
このような場合、図1(A)に示すように、実際には液晶プロジェクタでは表示できない。このため、プレゼンターは自分の操作通りにポインタが動かないため効果的なプレゼンテーションが行えないことになる事態も生じうる。
【0075】
このような事態を避けるため、図1(B)に示すように、PCで表示対応している表示領域をサポートできるように4台の液晶プロジェクタを用いて、4つの画像1210−1〜4を分担して投射することが可能である。
【0076】
図2は、4台の液晶プロジェクタ200−1〜4を用いて分散して画像表示を行う場合の模式図である。
【0077】
本来は1つの画像を分担して表示する場合、どの装置がどこまでを担当するか決めておく必要がある。4台の液晶プロジェクタを用いて、ある画像を空間的に分割して表示するのは、典型的な並列処理である。画像データを、画像データを生成する処理装置のアプリケーションソフトウェアを用いて生成する段階で、このような並列処理に適する並列構文を記述しておくと処理上好都合である。特開平6−4498は、cobegin、coendに包含される並列実行単位を書いて翻訳する方法を開示しており、本実施形態にも適用可能である。
【0078】
図3は、仮想機械500を用いた場合の通信方式を示す模式図であり、図3(A)は従来の通信方式、図3(B)は本実施の形態に係る通信方式を示す図である。
【0079】
動的な分散処理を行うために単純に仮想機械500をプロジェクタ200に搭載しただけでは、アプリケーションソフトウェア、すなわち、応用層プログラム12を作成する段階でどの液晶プロジェクタ200がどの描画領域を担当するか十分に意識して作成する必要がある。
【0080】
一般に、プログラムのある実行単位が並列に処理されるためには、次の2つの条件を満たす必要がある。まず、第1に、OSを含め、対象プログラムの処理系が、あるプログラム片、言い換えれば、実行単位を平行して実行できる資源を持つことが必要であり、より具体的には、並列化の個数に対応する独立したプロセッサ装置が必要である。第2に、対象プログラム自体が、並列して実行可能な処理単位を持ち、それが処理系に判断出来るように、記述されていることが必要である。
【0081】
なお、本実施形態において「分散実行」とは、並列実行の広い概念であり、ある処理単位を、別の処理系に分散して実行した場合のうち、時間的に平行して処理することが望ましく、結果をある時点で同期する必要がある特別な場合を「並列実行」と呼ぶ。
【0082】
例えば、図3(A)に示すように、2台の液晶プロジェクタ200−5、6をIEEE802.3バス192で接続した場合、イメージ的には、各応用層プログラム12−5、6がお互いを意識した接続が確立されることになる。最初に画像データの解釈を開始する液晶プロジェクタ200−5は、プログラムのステートメント中に自己の表示範囲を超えた部分を検出した場合、その部分を液晶プロジェクタ200−6と分散処理しようと試みる。
【0083】
この時、具体的な動作としては、液晶プロジェクタ200の組み込みOSの伝送制御プログラムを読み取った制御部が、IEEE802.3バス192により液晶プロジェクタ200−6への接続回線を開き、分散処理の対象範囲を伝送する。
【0084】
応用層プログラム12−5は、組み込みOSのサービスルーチンを用いて、ネットワークの接続、回線のオープン、処理部分の伝送という処理を順次実行する必要がある。他方の応用層プログラム12−6は、同じくネットワークの接続、回線のオープンの許容、処理部分の受信というサーバ側の処理を実行することが求められる。
【0085】
複数の液晶プロジェクタを利用するのに、これだけの処理を求められるとしたら、応用層プログラム12−5、6の仕様は複雑なものとなり、毎回実行環境に合わせて専用に書き下すことが必要となる。
【0086】
ここで見る応用層プログラム12とは、実はプレゼンテーション資料作成のための別の応用層プログラムが生成した、原始プレゼンテーションデータである。また、原始プレゼンテーションデータの中身は、仮想機械500が実行する中間言語オブジェクトの命令語の集合である。
【0087】
利用を簡便にするためには、応用層プログラムには、最初からある程度の並列処理を前提に複数の並列構文を交えて記述しておき、実行環境が並列処理を許す場合は、並列実行できるように設計することが必要である。代わりに、仮想機械500が、実行段階において、動的かつ自律的に他の仮想機械と通信しあい、処理を分散してもよい。
【0088】
前者のあらかじめ複数の並列処理構文を記述する手法としては、本出願人による特開平6−4498で開示されている中間言語インタープリタ間の通信方式を実装することが可能である。
【0089】
また、後者の実行段階において、動的かつ自律的に他の仮想機械と通信し合う方式としては、例えば、JAVA仮想機械を用いて実現する手法、マルチエージェントによる手法等を適用できる。なお、JAVAは米国SunMicrosystems社の商標である。
【0090】
このような手法を用いることにより、16台、64台等と液晶プロジェクタの台数を増やしていった場合でも、原始プレゼンテーションデータを再度作り直す必要はない。
【0091】
本実施の形態では、図3(B)に示すように、各ノード間のメモリ資源の遠隔アクセスを実現するIEEE1394バス300を適用する。
【0092】
本出願人による特開平6−4498で開示されている中間言語インタープリタ間の通信方式を実装する方式の場合は、ある液晶プロジェクタ200−1の仮想機械500−1のマスター側インタープリタは、ロード段階において、他の液晶プロジェクタ装置200−2のメモリ空間上で実行されるプロセスであるスレーブ側インタープリタの作業領域に中間言語記述されたオブジェクトコードを読み込み、次にスタック初期化データを読み込み、このデータの指示に従いスタックに初期状態のデータを格納しスタックポインタを設定する。
【0093】
次に、テーブル初期化データを読み込み、実行時ブロック管理テーブル、共有資源管理テーブルの内容を初期設定する一連の動作を行う。こうした動作は、RS232Cシリアル回線等を用いた通信や、UNIX系のOSに普通に見られるネットワークファイルシステムなどのトランスポート層以上に実装した上位層プロトコルの助けを借りて実現する事は不可能ではない。しかし、現実的な処理速度でリモートメモリアクセスを行う上では、IEEE1394のバストランザクションを用いて実装する必要がある。
【0094】
これによって、応用層プログラム12−1、2を作成する際に描画担当領域等を意識せずに作成でき、イメージ的には、応用層プログラム12−1、2から1段下がった仮想機械500同士で仮想的な接続が確立されたようになる。
【0095】
次に、仮想機械500としてJAVA仮想機械を用いた場合の本実施の形態に係る分散処理について詳述する。
【0096】
図4は、本実施の形態に係る分散処理を行う場合の機能ブロック図である。
【0097】
液晶プロジェクタ200−1は、データ配信装置である他の液晶プロジェクタ200−2等から配信される配信データを、生成または再生可能なデータ形式に変換するための仮想機械500の実装された変換部50と、入力装置400から変換部50で変換可能な配信データを受信するための通信用インタフェース部30とを含む。
【0098】
また、液晶プロジェクタ200は、変換部50で変換された配信データに基づき画像データを生成する生成部10と、生成した画像データを記憶部40に他の液晶プロジェクタ200ごとかつ所定単位ごとに管理しながら記憶し、他の液晶プロジェクタ200ごとかつ所定単位ごとに画像データを読み出す制御部90と、読み出された画像データを再生する再生部20とを含む。
【0099】
なお、記憶部40には、プレゼンテーションデータおよび他の処理装置から配信された配信データを含む画像データのほか、制御部90により用いられる管理用デーブル42等が記憶されている。
【0100】
また、記憶部40は、他の液晶プロジェクタ200等から通信用インタフェース部30を介してアクセス可能となっている。
【0101】
次に、本実施の形態で用いられる仮想機械500について説明する。
【0102】
図5は、プロジェクタ200におけるソフトウェア部とハードウェア部の機能ブロック図である。
【0103】
ソフトウェア部は、音声処理用API(Application Programming Interface)および画像処理用APIを有する生成部10と、複数の命令語、命令語へのディスパッチャ、複数のデバイスドライバ、ランタイムライブラリを有する制御部90と、仮想機械500とを含んで構成されている。
【0104】
なお、音声処理用APIや、画像処理用APIに代えて音声処理用クラス、画像処理用クラスを実装してもよい。
【0105】
本実施の形態で用いられる仮想機械500とは、共通のファイルフォーマットを読み、そこで指定されている操作を行うことのできる手段を意味し、具体的には、例えばJAVA仮想機械や、上述した特開平6−4498に開示されている並列処理可能なインタープリタを実装した仮想機械等を適用できる。
【0106】
JAVA仮想機械の実装方式としては、ソフトウェア部で実装するインタプリタ方式、コンパイラ方式、ハードウェア部で実装する専用CPU方式等を適用できるが、本実施の形態ではソフトウェア部に実装している。
【0107】
仮想機械500は、プログラムカウンタ、スタックを1つずつ有する複数のスレッドと、ヒープ領域を含んで構成されている。すなわち、スタック、ヒープ領域は作業領域であり、記憶部40としても機能する。
【0108】
また、スレッドは複数あるため、いわゆるマルチスレッド処理が可能である。これにより、分散処理時の実行性能や、同時実行性を向上させることができる。
【0109】
また、ハードウェア部は、表示部を含む再生部20と、ビデオコントローラを有する制御部90と、ビデオRAM(V−RAM)領域を有する記憶部40と、IEEE1394リンク層とIEEE1394物理層を有する通信用インタフェース部30とを含んで構成されている。
【0110】
次に、複数の液晶プロジェクタ200−1、2を用いた実際の表示処理について説明する。
【0111】
液晶プロジェクタ200−1がマスターとして機能し、液晶プロジェクタ200−2がスレーブとして機能するものとする。
【0112】
液晶プロジェクタ200−1は、画像1210−1、すなわち、座標(0,0)〜座標(1024,768)を描画しているものとする。この描画情報は記憶部40に記憶されている。
【0113】
2台目の液晶プロジェクタ200−2がIEEE1394バス300に接続されると、マスターである液晶プロジェクタ200−1と液晶プロジェクタ200−2が配信データを送受信するようになる。
【0114】
この段階で、液晶プロジェクタ200―2は、液晶プロジェクタ200−1が既に動作していることを判断することができるとともに、液晶プロジェクタ200−1の記憶部40−1の描画情報を参照することにより、液晶プロジェクタ200−1の担当している描画領域を確認できる。
【0115】
液晶プロジェクタ200−2は、この確認後、自分の表示すべき画像情報を液晶プロジェクタ200−1の記憶部40−1から読み出して仮想機械500で自装置で処理可能なデータ形式に変換し、V−RAM領域に書き込み、ビデオコントローラを用いて表示部で表示を行う。
【0116】
上述したように、記憶部40内のスタック領域はスレッドごとに存在する。マルチスレッド処理によってあるスレッド内のスタック領域が使用中であっても、別のスレッドのスタック領域を使うことができるため、記憶部40を共有した場合でも同時実行性はほとんど低下しない。
【0117】
また、IEEE1394バス300およびIEEE1394バスインタフェースを適用することにより、配信データを高速に送受信することができるため、記憶部40を共有した場合でも、各液晶プロジェクタ200は自分の記憶部40を参照するのと同じくらいの速度で他の液晶プロジェクタ200の記憶部40を参照することができる。
【0118】
また、例えば、ある液晶プロジェクタ200はVGA表示、すなわち、640×480ドット表示であり、他の液晶プロジェクタ200はSVGA表示、すなわち、800×600ドット表示であり、さらに他の液晶プロジェクタ200はXGA表示、すなわち、1024×768ドット表示であるといったように表示能力の異なる液晶プロジェクタ200が混在する場合もある。
【0119】
このような場合において、上述した座標(1500、920)を表示しなければいけない場合でも、異なる表示能力を有する液晶プロジェクタ200を相互に接続して表示することができる。例えば、マスターの液晶プロジェクタ200がVGA表示であれば、全部で9台の液晶プロジェクタ200を接続すれば、1920×1440ドットの表示領域をカバーでき、座標(1500、920)も表示することができるようになる。
【0120】
このような場合でも、スレーブである液晶プロジェクタ200がマスターである液晶プロジェクタ200の記憶部40内の描画情報を参照することにより、表示能力を自動で調整することができる。
【0121】
このように、効率的な分散処理によって画像データを生成できるため、重くかつ大量の画像データであっても快適に生成して再生でき、即応性の高い画像表示システムを実現できる。
【0122】
以上説明してきた方式は各液晶プロジェクタ200が異なる表示領域に対して画像を重ね合わせて表示する方式であるが、各液晶プロジェクタ200が同一の表示領域に対して画像を重ね合わせて表示することも可能である。
【0123】
このような画像を重ね合わせて表示する方式としては、例えば、前景と背景などの前後関係のある表示方式、左目用の画像と右目用の画像を重ね合わせることによる立体表示方式、バリフォーカルミラー方式による立体表示方式等を適用することが可能である。
【0124】
これによれば、このような表示方式を実現する場合も負荷分散により、迅速かつ適切に表示することが可能となる。
【0125】
また、画像表示だけでなく、画像生成処理も分散して実行できる。例えば、処理の重い画像生成は、処理能力の高い画像生成装置で行い、処理の軽い画像生成は、処理能力の低い画像生成装置で行うことにより、画像処理の負荷分散を図ることができる。
【0126】
さらに、上述したように、ハードウェア的に解像度変換するのではなく、ソフトウェア的に解像度変換することによりハードウェアの簡略化を実現できる。
【0127】
次に、ソフトウェア的に解像度変換することによるハードウェアの簡略化について図面を用いて説明する。
【0128】
図6は、一般的な液晶プロジェクタの画像処理部分の機能ブロック図である。
【0129】
一般に、液晶プロジェクタにおいては、画像データは、ADコンバータ1610でデジタル信号に変換され、第1のフレームメモリ1620に画像情報が記憶される。
【0130】
その後、画像情報は、デジタルフィルタ回路を含む画像処理回路1630によりコンボリューションされ、第2のフレームメモリ1622に記憶される。
【0131】
そして、液晶コントローラ1642によって液晶ライトバルブに表示するため、第2のフレームメモリ1622内の画像データは一定のサイクルで読み出される。
【0132】
なお、ここで、コンボリューションとは、画像のフィルタリング技術の1つであり、画像の鮮鋭さに応じてタップ係数を変化させ、画質を変化させるためのものである。
【0133】
なお、第1のフレームメモリ1620等へのデータ転送は、画像同期部1650から画像同期信号が入力され、PLL1660によりクロックが調整されるコントローラ1640が行う。
【0134】
これらの駆動回路においては、入力される画像データの違い等により位相差による画像劣化が生じるが、この位相差を少なくするためには、高性能なPLL回路等が必要となる。また、複数台の解像度の異なる液晶プロジェクタを相互に接続することを想定した場合、画像の補完を行うための画像処理によるスケーリング回路が必要となるが、このような画像処理は画像劣化を生じるものである。
【0135】
一方、本実施形態のように、仮想機械500の実装された液晶プロジェクタ200の各部を動作させるアプリケーションソフトウェアを用いて、液晶プロジェクタ200に入力される画像データに対して、液晶の画素数に応じてデータ変換を行うようにすれば、スケーリング回路による画像処理に伴う画像劣化を生じさせることなく、フレームメモリを複数設ける必要もないため、回路構成を簡略化することができる。
【0136】
図7は、本実施の形態に係る液晶プロジェクタ1700の画像処理部分の機能ブロック図である。
【0137】
液晶プロジェクタ1700は、処理装置1800からIEEE1394バス300を介してデータを受信し、IEEE1394バスクラスドライバ等の実装された通信用インタフェース部1730と、仮想機械502の実装されたCPU1710と、RAM1720と、VRAM1722と、液晶コントローラ1742と、DAコンバータ1760と、液晶ライトバルブ1750を含んで構成される。
【0138】
通信用インタフェース部1730によって受信された画像データを含む配信データは、CPU1710内の仮想機械502によって翻訳され、画像データとしてRAM1720に一時的に記憶される。
【0139】
仮想機械502には、液晶の画素数に応じてデータ変換するための機能が組み込まれており、RAM1720に記憶される時点で画像データは、液晶の画素数に合わせた画像データに変換されている。
【0140】
変換後の画像データは、液晶コントローラ1742によってVRAM1722に表示イメージとして展開され、DAコンバータ1760でアナログデータに変換されて液晶ライトバルブに1750に表示される。
【0141】
仮想機械502は、画素数に応じたデータ変換や、機種に応じたデータ変換等を行うための命令語の集合として捉えることができる。すなわち、必要に応じて機能拡張等をソフトウェア的に柔軟に行うことができる。
【0142】
以上のように、画像データ変換処理をソフトウェア的に実行できるため、フレームメモリ等のハードウェアを簡略化することができる。
【0143】
以上、図6、図7を用いてハードウェアの簡略化と柔軟な機能拡張について説明したが、このような特徴を実現するための手法として、サーバ装置からデータを配信してクライアントのNC(ネットワークコンピュータ)で処理を行う手法がある。このような手法に対しても、本発明は有効である。次に、複数のNC形態の画像表示装置と、サーバ装置を含む画像表示システムについて説明する。
【0144】
(複数の画像表示装置とサーバ装置を含む画像表示システムの例)
図8は、本実施の形態の一例に係る画像表示システムの概略図である。
【0145】
画像表示システムは、生成した画像データ等を配信するサーバ装置100と、複数台の画像表示端末400を含んで構成される。
【0146】
このような画像表示端末400として、タッチパネル型マルチメディア情報端末で自動車を表示する場合を想定する。また、画像表示端末400−1で自動車の正面を表示し、画像表示端末400−2で自動車の右側面を表示し、画像表示端末400−3で自動車の断面を表示するというように、各画像表示端末400で異なる表示領域を分担して表示する場合を想定する。
【0147】
画像表示端末400は、液晶画面がタッチパネルとなっており、サーバ装置100から配信される自動車の静止画等の配信データを受信して液晶画面に表示し、ユーザーによるタッチパネルの操作情報をサーバ装置100へ向け送信する。
【0148】
このような一般的な形態においても、アプリケーションソフトウェアやデータの更新はサーバ装置100で行え、画像表示端末400は、必要に応じてデータを取得すればよいため、ハードウェアの簡略化や拡張性の点では優れている。
【0149】
しかし、ユーザーによる操作情報を即座に反映して各画像表示端末400へ向け異なる画像データを配信するといった場合には即応性が要求される。
【0150】
本実施の形態では、上述したように、各処理装置間の接続にIEEE1394バス300を用いてデータ送受信速度を上げるとともに、各処理装置からアクセス可能な記憶領域を提供している。
【0151】
また、一般に、このような画像表示を行うための画像表示システムは、種々の場面に適用される。例えば、大規模な自動車展覧会、自動車の販売会場、自動車のデザインを行う場合等に用いられる。
【0152】
これら種々の場面においては、種々の画像表示装置が用いられる。上述したように、使用される場面や、使用される画像表示装置に合わせてアプリケーションソフトウェアを作っていたのでは開発工数や開発費用がかかってしまう。
【0153】
本実施の形態では共通のファイルフォーマットを有する配信データと、当該ファイルフォーマットを解釈して適切なデータ変換を行える仮想機械を適用することにより、この課題を解決している。
【0154】
図9は、本実施の形態の一例に係る画像表示システムの機能ブロック図である。
【0155】
サーバ装置100は、IEEE1394バス300と接続された通信用インタフェース部130と、ROM140と、配信データ152が記憶されるRAM150と、CPU110と、画像生成IC160、音生成IC170とを含んで構成される。
【0156】
CPU110、画像生成IC160および音生成IC170により画像データ等が生成され、図示しない変換部により仮想機械412で変換可能な共通のファイルフォーマットに変換された配信データ152が生成され、RAM150に記憶される。
【0157】
RAM150に記憶された配信データ152は、通信用インタフェース部130により画像表示端末400へ向け送信される。
【0158】
画像表示端末400は、通信用インタフェース部430と、OS442、ブラウザ444が内蔵されたROM440と、RAM450と、仮想機械412の実装されたCPU410と、DAコンバータ460とを含んで構成される。
【0159】
サーバ装置100から送信され、通信用インタフェース部430によって受信された配信データは、仮想機械412によりデータ変換され、RAM450に記憶される。
【0160】
RAM450に記憶された配信データに含まれる画像データは、DAコンバータ460によりアナログデータに変換され、OS442、ブラウザ444等のソフトウェアにより整形され、ディスプレイ表示される。
【0161】
なお、通信用インタフェース部130、430は、上述した通信用インタフェース部30と同様のものである。
【0162】
一方、ユーザーによるタッチパネルの操作は、図示しないセンサー部により検出され、操作情報に変換されてRAM450に一時記憶される。
【0163】
一般的な処理方式では、クライアントがサーバのデータベース内のデータを更新するためには更新要求を発行し、サーバによりデータ更新処理が行われる。
【0164】
一方、本方式では、他の処理装置からアクセス可能な記憶領域であるRAM150と、高速アクセスを可能とするIEEE1394バス300によって、クライアントである画像表示端末400が操作情報を用いてサーバ100のRAM150内のデータを直接更新できる。
【0165】
すなわち、本方式によれば、RAM150に対して各画像表示端末400がアクセスできるため、即応性に優れた画像表示システムを実現できる。
【0166】
また、仮想機械412を適用することにより、アプリケーションソフトウェアの開発費用等を低減させ、配信データを配信することによる画像表示装置の動的な機能拡張も可能となる。
【0167】
なお、以上説明してきた共有メモリ方式による分散処理の実現方式だけでなく、このような分散処理をオブジェクト配信方式によって行うことも可能である。
【0168】
また、本実施の形態で用いられる上述した配信データは、いわゆるデータファイルと処理とが1つにパッケージ化されたデータであり、仮想機械で変換可能なものである。
【0169】
具体的には、配信データとしては、例えば、生成される画像の元データ、前記画像の生成を制御するための制御用データ、画像データ、前記画像の表示を制御するための制御用データ、画像処理用プログラムの一部を構成する部品オブジェクト等が該当する。
【0170】
例えば、通信用インタフェース部が配信データとして部品オブジェクトを受信すれば、変換部は、受信した前記部品オブジェクトに基づき、前記表示用データを生成するためのプログラムを生成する。
【0171】
これによれば、当該部品オブジェクトを受信した画像表示装置は、当該部品オブジェクトを反映した表示用データを迅速に生成することができる。
【0172】
すなわち、当該部品オブジェクトを配信することにより、仕様変更や機能拡張等を容易に行える画像表示システムを実現できる。
【0173】
また、通信用インタフェース部が配信データとして画像データ、画像表示制御用データを受信すれば、各処理装置間で種々のデータをやりとりできる画像表示システムを実現できる。例えば、画像表示制御用データを用いて、表示される文字の一部に下線を引く、表示される画像の一部を強調した画像を生成する等の処理が可能となる。
【0174】
このような仮想機械で変換可能な配信データの生成手法としては、例えば、仮想機械用のコンパイラでコンパイルする手法等を適用できる。
【0175】
以上、画像表示システムを実現する手法について説明してきたが、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を用いて上述した作用効果を奏する画像表示システムを実現することも可能である。
【0176】
(情報記憶媒体についての説明)
図11は、本実施の形態の一例に係る情報記憶媒体1400の機能ブロック図である。
【0177】
情報記憶媒体1400は、コンピュータ1200に読み取られるための格納情報1410に、上述した種々の機能を実現するための情報を格納している。
【0178】
コンピュータ1200は、他の処理装置1100と通信回線1300を介して通信を行うための送受信部1230と、各種データ、プログラム等を記憶する記憶部1240と、画像処理等を行う処理部1250と、画像表示等のデータ再生を行う表示部1220と、情報記憶媒体1400から情報を読み取る情報読み取り部1290とを含んで構成されている。
【0179】
これら各部のハードウェア構成としては、例えば、送受信部1230としては、IEEE1394インタフェースを有する通信機器、ATMスイッチ等、記憶部1340としては、ROM、RAM等、表示部1220としては、ディスプレイ、モニター、投射機器等、処理部1250としては、CPU、画像処理プロセッサ等を適用できる。
【0180】
また、情報記憶媒体1400としては、例えば、レーザー光により情報を読み取らせるCDROMやDVDROM等、磁気により情報を読み取らせるハードディスクや、メモリ等を適用できる。
【0181】
なお、情報記憶媒体1400を情報読み取り部1290に直接接続するのではなく、通信回線1300を介してサーバ装置にある格納情報1410をコンピュータ1200にダウンロードさせて読み取らせることも可能である。
【0182】
また、伝送路である通信回線1300としては、例えば、IEEE1394バス、光ファイバー等を適用できる。
【0183】
上述した機能を実現するため、例えば格納情報1410を、伝送路である通信回線1300を介して接続された複数の処理装置1100間で、仮想機械500で解釈可能な共通形式の配信データを送受信して画像を分散処理しながら生成表示するための情報として構成する。
【0184】
具体的には、格納情報1410を、記憶部1240を他の処理装置1100と共有するための通信用インタフェース部を実装するための情報を含んで構成する。
【0185】
これによれば、各処理装置1100からアクセス可能な記憶部1240を提供することができる。このような記憶方式を実現することにより、同時実行性が向上し、特に分散処理において効果的である。
【0186】
また、仮想機械500を適用し、配信データを共通形式のものに統一することにより、各処理装置1100とコンピュータ1200は通信相手を意識せずに通信でき、特に分散処理において効果的である。
【0187】
ここで、前記伝送路は、IEEE1394バスであって、前記通信用インタフェース部は、IEEE1394バスインタフェースであることが好ましい。
【0188】
これによれば、各処理装置1100は、あたかも自装置の記憶領域にアクセスするように当該共有された記憶部1240に高速にアクセスすることができる。
【0189】
また、格納情報1410の別の構成としては、格納情報1410を、共通形式の配信データを生成するための情報と、各処理装置1100がアクセス可能な記憶部を有する少なくとも1台の前記処理装置1100へ向け前記生成した配信データを送信するための情報とを含んで構成する。
【0190】
これによれば、共通形式の配信データを生成して共有形態の記憶部に記憶することにより、各処理装置1100は、当該記憶部にアクセスして配信データを取得することが可能となり、分散処理において特に効果的である。
【0191】
例えば、配信データとしてJAVAアプレットを適用する場合、複数の処理装置が同時に記憶部に記憶されたJAVAアプレットをダウンロードでき、仕様変更や機能拡張等を容易に行うことができる。
【0192】
また、格納情報1410の他の構成としては、格納情報1410を、各処理装置1100がアクセス可能であって画像データの記憶された記憶部を有する少なくとも1台の前記処理装置1100に対して、前記記憶部に記憶された前記画像データを読み取るための読み取り用情報と、読み取った画像データを表示するための表示用情報とを含んで構成する。
【0193】
ここで、前記読み取り用情報は、読み取り要求を示す配信データを生成し、前記共通形式の配信データに変換するための情報と、変換した配信データを、前記記憶手段を有する処理装置1100へ向け送信し、当該処理装置1100から画像データを含む配信データを受信するための情報とを含む。
【0194】
また、前記表示用情報は、仮想機械500を実装するための情報と、受信した配信データに基づき、仮想機械500を用いて配信データを変換し、画像を表示するための情報とを含む。
【0195】
これによれば、共通形式の配信データを用いることにより、OSやメーカーの違いを吸収して画像提供側の装置種別によらずに画像データを受信して表示することができる。
【0196】
また、格納情報1410の別の構成としては、格納情報1410を、他の処理装置1100に対して所定のサービスを要求するための要求用情報と、他の処理装置1100に対して所定のサービスを提供するための提供用情報とを含んで構成する。
【0197】
ここで、前記要求用情報は、前記所定のサービスの要求を示す配信データを生成し、前記共通形式の配信データに変換するための情報と、変換した配信データを他の処理装置へ向け送信するための情報とを含む。
【0198】
また、前記提供用情報は、仮想機械500を実装するための情報と、他の処理装置1100からサービス要求を示す配信データを受信し、仮想機械500を用いて変換するための情報と、変換した配信データに基づき、当該サービスを提供可能かどうか判断するための情報と、当該サービスが提供可能な場合は当該サービスを提供するための情報とを含む。
【0199】
これによれば、各処理装置1100およびコンピュータ1200は、お互いに情報を交換しながら画像処理を分担して行うことができる。例えば、プロジェクタから印刷サービスを要求すれば、印刷サービスを提供可能なプリンタがこれに応答して印刷が行われる。
【0200】
このような分散処理も仮想機械500を用いるとともに配信データを共通形式として各処理装置1100およびコンピュータ1200間でのデータのやりとりを容易にすることにより実現できる。
【0201】
また、前記配信データは、画像データ、画像生成用オブジェクト、画像生成制御用オブジェクト、画像表示用オブジェクト、画像表示制御用オブジェクトのうち少なくとも1つを含むことが好ましい。
【0202】
これによれば、これらのデータやオブジェクトは共通形式に統一されているため、分散処理における各種の画像処理の汎用性を高めることができる。
【0203】
(変形例)
なお、本発明の適用は上述した実施例に限られず、種々の変形例に対して適用可能である。
【0204】
例えば、上述した伝送路としては、IEEE1394バス300を適用した例について説明したが、高速な伝送路であれば種々のものを適用できる。具体的には、例えば、ファイバーチャネルや、衛星通信路等を適用できる。
【0205】
また、画像表示システムとしては、液晶プロジェクタを用いたものに限られず、ディスプレイ、モニタ、バリフォーカルミラー方式等による立体表示システム等の各種の画像表示システムに対して適用できる。
【0206】
図10は、本実施の形態の他の一例に係る画像表示システムの概略図である。
【0207】
例えば、図10に示すような3つのディスプレイ1400−1〜3で連続した画像を表示して、運転のシミュレーションを行う画像表示システムに対しても適用可能である。
【0208】
このようなシミュレータに本発明を適用することにより、操作者によるハンドル1450の操作情報を即座に反映することができ、3画面で連続した横長の画像をリアルタイムに表示する場合も高速に画像処理できる画像表示システムを実現できる。
【0209】
また、画像表示装置としては、プロジェクタのほか、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field Emission Display)、EL(Electro Luminescence)、直視型液晶表示装置等のディスプレイ装置等を適用できる。
【0210】
また、プロジェクタとしては、液晶プロジェクタのほか、例えば、CRTプロジェクタ、DMD(Digital Micromirror Device)素子を用いたプロジェクタ等を適用できる。
【0211】
さらに、上述したように、本発明を実現するためのプログラミング言語はJAVAに限られない。仮想機械の機械語を生成でき、プロセッサ資源の利用を多重化する処理を、前記機械語の段階でサポートできる言語は多数存在する。このような言語においては、本発明における上述した描画命令の記述と同様の記述ができる。本発明は、描画命令語を生成するまでに用いられる高級言語レベルの構文、字句解析の仕様に依存することなく各種の言語を用いて実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】分散して画像表示を行う場合の画像表示を示す図であり、(A)は1台の液晶プロジェクタのみを用いる場合、(B)は4台の液晶プロジェクタを用いて画像表示の例を示す図である。
【図2】4台の液晶プロジェクタを用いて分散して画像表示を行う場合の模式図である。
【図3】仮想機械を用いた場合の通信方式を示す模式図であり、(A)は従来の通信方式、(B)は本実施の形態に係る通信方式を示す図である。
【図4】本実施の形態に係る分散処理を行う場合の機能ブロック図である。
【図5】プロジェクタにおけるソフトウェア部とハードウェア部の機能ブロック図である。
【図6】一般的な液晶プロジェクタの画像処理部分の機能ブロック図である。
【図7】本実施の形態に係る液晶プロジェクタの画像処理部分の機能ブロック図である。
【図8】本実施の形態の一例に係る画像表示システムの概略図である。
【図9】本実施の形態の一例に係る画像表示システムの機能ブロック図である。
【図10】本実施の形態の他の一例に係る画像表示システムの概略図である。
【図11】本実施の形態の一例に係る情報記憶媒体の機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 生成部
20 表示部
30 通信用インタフェース部
40 記憶部
50 変換部
90 制御部
300 IEEE1394バス
500 仮想機械
Claims (5)
- 伝送路を介して接続された複数の画像表示装置間で、仮想機械で変換可能な配信データを送受信し、画像を表示する画像表示システムにおいて、
マスターとして機能する画像表示装置は、
自装置の描画領域を示す描画情報と、画像情報とが記憶される記憶手段と、
前記仮装機械で変換可能なフォーマットで、前記描画情報と、前記画像情報とを含む前記配信データを生成する変換部と、
スレーブとして機能する少なくとも1台の他の画像表示装置へ向け、前記配信データを送信するためのマスター側通信用インタフェース部と、
前記描画情報と、前記画像情報とに基づき、自装置の描画領域に画像を表示するマスター側表示手段と、
を含み、
前記他の画像表示装置は、
前記配信データを受信するためのスレーブ側通信用インターフェース部と、
前記配信データを画像表示可能なデータ形式に変換するための前記仮想機械の実装されたスレーブ側変換手段と、
前記スレーブ側変換手段によって変換された前記配信データに含まれる前記描画情報を参照することによって前記マスターとして機能する画像表示装置の描画領域を確認することにより、自装置の担当すべき描画領域を設定する制御手段と、
前記スレーブ側変換手段によって変換された前記配信データに含まれる前記画像情報に基づき、前記自装置の担当すべき描画領域に画像を表示するスレーブ側表示手段と、
を含むことを特徴とする画像表示システム。 - 請求項1において、
前記伝送路は、IEEE1394バスであって、
前記通信用インタフェース部は、IEEE1394バスインタフェースであることを特徴とする画像表示システム。 - 請求項1、2のいずれかにおいて、
前記伝送路を介して前記複数の画像表示装置が互いに接続され、
各画像表示装置が異なる表示領域を分担して表示することを特徴とする画像表示システム。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
各画像表示装置は、プロジェクタとして形成されたことを特徴とする画像表示システム。 - 請求項4において、
前記伝送路を介して各プロジェクタが互いに接続され、
各プロジェクタが同一の表示領域に対して画像を重ね合わせて表示することを特徴とする画像表示システム。
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