JP3722089B2 - 部品整列装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リンク状のゴム製部品等の比較的軽量の部品を整列させて順次供給する部品整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、組立ラインでリング状のゴム製部品を取り出して組み付ける際、部品が多数収納された部品箱の中から一個づつ取り出して組み付けるのでは、部品が部品箱の中で絡み合って取り出し難く、作業性が悪い。一般に、部品の整列化には、振動式のパーツフィーダを利用しているが、リング状のゴム製部品では整列化が困難である。
【0003】
そこで、実公平6−11947号公報や実用新案登録2564295号公報にあるように、このような部品を一個づつ整列させて取り出し易くした装置が知られている。前者の装置では、円筒状の基体の両端を側板で塞ぎ、基体の内周面に対して接線方向に取出口を設けると共に、取出口に向かって空気を送る空気送入口を内周面の接線方向に設けて、部品を空気流により取出口から整列させて取り出すことができるようにしている。
【0004】
また、後者の装置では、回転ドラム内に収納された部品を、回転ドラムの回転に伴って傾斜するテラス部から、整列供給ガイドの壁部に滑落させて、整列供給ガイドに沿って整列させた部品を取り出すことができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来の前者の装置では、接線方向に取り出しているため、基体の幅が狭く、多くの部品を基体に収納できず、頻繁に部品を補給しなければならないという問題があった。また、後者の装置では、ドラムを回転させるための機構が必要となり、装置が大型化するという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、多くの部品を連続的に整列させることができると共に、小型化を図った部品整列装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
部品が投入される密閉された円柱状の収納室を備え、
圧縮気体を前記収納室の内周壁に沿って噴射する噴射ノズルを前記収納室に設け、
前記内周壁に前記円柱状の収納室の軸方向と平行な段部を形成すると共に、前記段部に連接して前記部品が通る排出路を前記円柱状の収納室の軸方向と平行に前記収納室外に開放させて形成し、
前記収納室内に、回転により部品を撹拌する撹拌翼を設けたことを特徴とする部品整列装置がそれである。
【0008】
前記段部は、前記内周壁を窪ませて形成すると共に、前記部品の大きさに対応した平坦面を形成するようにしてもよい。また、前記部品は、リング状のゴム製部品であるものが適する。更に、前記撹拌翼は、前記収納室の下側に溜る前記部品を撹拌すると共に、前記噴射ノズルから噴射される前記圧縮気体の流れを整流するようにしてもよい。また、前記撹拌翼の回転中心は、前記円柱状の収納室の軸方向と平行であることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は部品で、部品1は、本実施形態では、リング状のガスケットであり、ゴム製のものである。その重量は比較的軽く、圧縮気体を吹き付けることにより、部品1を移動させることができる程度のものである。
【0010】
部品1が収納される容器本体2は、円筒部4とその両端を閉塞する側板6,8とを備え、内部に円柱状の収納室10が形成されている。一方の側板6には、投入シュート12が取り付けられており、投入シュート12から図示しないゲートを介して部品1を収納室10内に投入することができるように構成されている。尚、収納室10に部品1を投入した後、ゲートにより収納室10を密閉できるように構成されている。
【0011】
また、側板6には、噴射ノズル14が収納室10側に設けられており、噴射ノズル14からは圧縮気体を噴射できるように構成されている。噴射ノズル14からは収納室10の内周壁16に沿って圧縮気体が噴射されるように配置されている。更に、噴射ノズル14からの圧縮気体は、後述する段部18に向かって噴射され、噴射ノズル14から噴射される圧縮気体の流路が、内周壁16に沿ってスパイラル状に形成されるように構成されている。尚、本実施形態では、圧縮気体として圧縮空気を用いている。
【0012】
段部18は、噴射ノズル14と反対側の内周壁16に、かつ、噴射ノズル14が設けられた側板6と反対側の側板8側の内周壁16を窪ませて形成されている。同時に、1個の部品1が載るだけの大きさの平坦面19が形成されている。段部18は、円柱状の収納室10の軸方向と平行に形成されており、段部18は、1個の部品1が載るだけの段差ができるように形成されている。
【0013】
側板8には、段部18に対応して排出シュート20が円柱状の収納室10の軸方向と平行に取り付けられている。排出シュート20には、排出路22が形成されており、排出路22は、側板8にも形成されて、排出路22の一端は収納室12内に開口されている。
【0014】
排出路22は、段部18と平坦面19とに連接するように形成されており、段部18に載った部品1が、段部18から排出路22に移れるように形成されている。そして、排出路22は、部品1が通ることができる断面形状に形成されている。
【0015】
排出シュート20の先端は、一部が切り欠かれて切欠部20aが形成されており、切欠部20aで排出路22が大気中に開放されており、収納室10内の圧縮気体が排出路22を通って大気中に排気できるように構成されている。また、排出路22を通ってきた部品1が切欠部20aに達すると、部品1の上部が露出されると共に、部品1が切欠部20aで壁に突き当たって留まるように形成されている。切欠部20aに対応して、一対の部品検出センサ24a,24bが設けられており、切欠部20aに部品1があるときに検出信号を出力する。
【0016】
一方、収納室10内には、撹拌翼26が設けられている。撹拌翼26は、図1に示すように、本実施例では、8枚の羽根を備えており、円柱状の収納室10の軸方向と平行に配置され、図示しない専用の噴射ノズルを設置して圧縮空気により回転駆動されるように構成されている。
【0017】
撹拌翼26は、噴射ノズル14から噴射される圧縮気体の内周壁16に沿った流れを整えるように、収納室10のほぼ中央に配置されている。即ち、噴射ノズル14から噴射された圧縮気体は、内周壁16に沿って流れ、収納室10の中央付近では気体の流れは無くなる。回転する撹拌翼26により気体の流れが整流されるように配置される。また、撹拌翼26は、収納室10の下側に溜った部品1をバラバラに撹拌すると共に、部品1を持ち上げて、噴射ノズル14から噴射される圧縮気体により部品1が運ばれ易いようにする。
【0018】
次に、前述した本実施形態の部品整列装置の作動について説明する。
まず、収納室10に部品1が投入シュート12を介して投入された後、図示しないゲートが閉じられて、収納室10が閉塞される。そして、撹拌翼26が回転されると共に、噴射ノズル14から圧縮気体が噴射される。この際、撹拌翼26の回転方向と、噴射ノズル14から噴射される圧縮気体の流れ方向とが同じになるようにされる。
【0019】
撹拌翼26の回転により、部品1が撹拌されるので、部品4同士が接着していても、バラバラにされる。バラバラにされた部品1は、噴射ノズル14から噴射される圧縮気体により、内周壁16に沿って回転される。部品1は、内周壁16に沿って運ばれると共に、一方の側壁6側から他方の側壁8側に、段部18に向かって運ばれる。
【0020】
段部18に達した部品1は、段部18に突き当たって停止し、平坦面19に接触した状態となる。そして、収納室10内の圧力は、外部よりも高いので、圧縮気体は、排出路22を通って外部に排出される。この圧縮気体の流れにより、部品1は段部18から排出路22に導かれて、排出路22を通る。そして、圧縮気体の流れにより、排出路22内を移動して切欠部20aに達する。
【0021】
部品1は、撹拌翼26の回転により、バラバラにされ、噴射ノズル14から噴射される圧縮気体により次々と段部18に運ばれる。そして、圧縮気体の流れにより、排出路22に部品1が整列させられ、切欠部20aでは、1個づつの部品1が取り出されて、組立に使用される。
【0022】
このように、円筒部4を軸方向に長く形成することができるので、数多くの部品1を収納室10に収納することができ、1回の部品1の投入で、多くの部品1を連続的に整列させることができる。また、容器本体2を回転させることなく、部品1を整列させることができるので、装置を小型化できる。
【0023】
部品検出センサ24a,24bにより部品1を検出して、噴射ノズル14から噴射される圧縮気体のタイミングを調整するようにしてもよい。更に、排出路22に整列された部品1の数を図示しないセンサにより検出して、噴射ノズル14から噴射される圧縮気体のタイミングを調整し、整列される部品1の数を一定にするようにしてもよい。
【0024】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の部品整列装置は、軸方向に長く形成することができるので、数多くの部品を収納室に収納することができ、1回の部品の投入で、多くの部品を連続的に整列させることができると共に、装置を小型化できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての部品整列装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の部品整列装置の段部と平坦面との拡大斜視図である。
【図3】本実施形態の部品整列装置の収納室内の圧縮空気の流れを示す説明図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】本実施形態の部品整列装置の収納室内の部品の移動を示す説明図である。
【符号の説明】
1…部品 2…容器本体
4…円筒部 6,8…側板
10…収納室 12…投入シュート
14…噴射ノズル 16…内周壁
18…段部 19…平坦面
20…排出シュート 20a…切欠部
22…排出路
24a,24b…部品検出センサ
26…撹拌翼
Claims (5)
- 部品が投入される密閉された円柱状の収納室を備え、
圧縮気体を前記収納室の内周壁に沿って噴射する噴射ノズルを前記収納室に設け、
前記内周壁に前記円柱状の収納室の軸方向と平行な段部を形成すると共に、前記段部に連接して前記部品が通る排出路を前記円柱状の収納室の軸方向と平行に前記収納室外に開放させて形成し、
前記収納室内に、回転により部品を撹拌する撹拌翼を設けたことを特徴とする部品整列装置。 - 前記段部は、前記内周壁を窪ませて形成すると共に、前記部品の大きさに対応した平坦面を形成したことを特徴とする請求項1記載の部品整列装置。
- 前記部品は、リング状のゴム製部品であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の部品整列装置。
- 前記撹拌翼は、前記収納室の下側に溜る前記部品を撹拌すると共に、前記噴射ノズルから噴射される前記圧縮気体の流れを整流することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の部品整列装置。
- 前記撹拌翼の回転中心は、前記円柱状の収納室の軸方向と平行であることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の部品整列装置。
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