JP3721712B2 - フォークリフト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフォークリフト、特に小型のフォークリフトにおけるエンジンフードの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォークリフト、殊に小型フォークリフトにあっては、図5に例示するように、機台2の後尾に、エンジンルーム1と接するようにカウンタウエイト12が組み付けられている。
前記エンジンルーム1を覆うエンジンフード7は、後端部をエンジンルーム1の後端縁に垂設された左右一対の起立板5,(6)に対しそれぞれヒンジ13,(13)で結合され、エンジンルームとカウンタウエイトとの境界を支点にして後側上方へ開くように設けられている(図6)。
このようなエンジンフードは、予め後端部にヒンジが固着されているエンジンフードを、エンジンルームの上を覆うよう機台に載せ、前記ヒンジを起立板5,(6)に対して後方から挿通したボルト14,14のねじ込みにより取り付け、その後にカウンタウエイト12を組み付けしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
エンジンフードを上方へ回動し、エンジンルームの上方前側部分を開けば、そこからエンジンの調整、点検、簡単な修理を手際よく行うことができる。
しかし大がかりな修理となると、重量のある部材をチェーンブロックで吊り上げたり、特殊な工具や計器類を使用する際にエンジンフードが邪魔になる。
エンジンフードを取り外す場合、従来の構造は、両ヒンジを固着しているボルト14,14の頭がカウンタウエイト12の後に隠れてしまっているため、カウンタウエイト12を一旦降ろさないとヒンジ13を固着しているボルト14,14を回動操作して抜き外すことができない。
ヒンジを起立板に固着するボルトをエンジンルームの内側から挿通して締着するようにすればいちいちカウンタウエイトを外す必要はなくなるが、それでは総てのボルトを抜いてエンジンフードの取り外しが終わるまで、開いたエンジンフードを、ヒンジが起立板の取付部に位置した状態のままずっと支え続けていなければならないため、一人で作業するのは不可能に近い。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エンジンフードの着脱作業を一人で容易に行えるフォークリフトであって、その構成は、エンジンルームの後側にカウンタウエイトが組み付け固定されたフォークリフトにあって、前記エンジンルームの上部を覆うエンジンフードの後部左右を、エンジンルームの後端縁に設けられた左右一対の起立板へヒンジを介して連結し、それら左右一対のヒンジのうち、片方はエンジンルームの内側着脱可能とし、他方はエンジンルームの後側から固着可能とし、少なくとも前記エンジンルームの後側より固着可能とする他方のヒンジは、ばて部材同士を相対的に回動支点の軸方向へずらすことにより分離可能としたことにある。
前記エンジンルームの内側より着脱可能とするヒンジが、機台に対してばて部材をボルトの締着により固着させる手段を利用することができ、いずれのヒンジにも分離型を採用し、両ヒンジを互いに分離方向の異なる組み合わせとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に係るフォークリフトの実施例を、図面に基づいて説明する。
図1において、1は、機台2の後部において、オイルタンクを兼ねた右フレーム3と燃料タンクを兼ねた左フレーム4とで挟まれた位置に形成されたエンジンルームであり、このエンジンルーム1の後端縁には、左右一対の起立板5,6が前後方向に直面して設けられている。
【0006】
7は前記エンジンルーム1の上部を覆うエンジンフードであって、上面の両サイドは緩いカーブで湾曲し、後端縁がヒンジ8,9を介して前記起立板6,7に結合され、前縁部分を持ち上げることで開くことができるように取り付けられる。
前記ヒンジ8,9は、図2に示すように、いずれも一方のばて部材であるU字状のアーム8a(9a)の一端縁から側方に突設された支持軸8b,(9b)を、他方のばて部材である短冊状の連結板8c,(9c)の一端縁に設けられた軸受け部8d,(9d)へ側方より挿入することにより、アーム8a,(9a)と連結板8c,(9c)とが支持軸8b,(9b)を支点として互いに回動自在に組み付けられ、又、アーム8a,(9a)と連結板8c,(9c)とを相対的に支持軸方向(横方向)へずらすことにより、支持軸8b,(9b)が軸受け部8d,(9d)から外れる分離型構造となっている(図3参照)。
そして前記ヒンジ8,9は、支持軸8b,(9b)を軸受け部8d,(9d)に挿入した組み付け状態にて、支持軸8b,(9b)の突出方向を互いに中央に向くように配置し、アーム8a,(9a)の基端側は予めエンジンフード7の内面に固着される。
【0007】
前記ヒンジ8,9には、いずれも連結板8c,(9c)にボルト挿通孔10,10が形成されており、そのうちの片方のヒンジ8は、連結板8cが、軸受け部8dを起立プレート5の厚み分、片面(後)側にせり出した段付き形状になっていて、その段付きのある方の連結板8cは、エンジンルームの1の内側よりボルト挿通孔10,10を貫通させたボルト11,11を、起立板5のボルト挿通孔に同軸配置にて固着されたナット5a,5aにねじ込みし、他方のヒンジ9における連結板9cは、エンジンルーム1の外側から連結板9cのボルト挿通孔10,10を貫通させたボルト11,11を起立板6に固着されたナット6a,6aにねじ込みされる。
エンジンルーム1の後側にはカウンタウエイト12が組み付け固定される。
【0008】
このように形成されるフォークリフトは、エンジンフードを組み付ける場合、支持軸8b,(9b)を軸受け部8d,(9d)に挿入して合体させた状態のヒンジ8,9をそれぞれエンジンフード7の後部に固着し、そのエンジンフード7をエンジンルーム1を覆った状態にセットする(図4のa)。
その状態で先ず後方より固着する他方のヒンジ9を起立板6にボルト11,11にて固着する(図4のb)。
次に、前記固着された他方のヒンジ9を支点として利用し、エンジンフード7を開いてまだ固着されていない片方のヒンジ8を起立板5に対して位置決めした状態を維持し、その間にエンジンルーム1内からもう一方(片方)のヒンジ8をボルト11,11にて固定する(図4のc)。
このとき、エンジンフード7を、例えば片手で支えるなどして維持しておけるから、第三者の助けを借りなくとも一人で取り付け作業を完了させることが可能であるし、ボルトによるヒンジの固着に困難性はない。
最後にエンジンフード7を閉じてカウンタウエイト12を組み付ける(図4のd)。
整備作業などでエンジンフード7が邪魔になるときは、エンジンフード7を後方へ跳ね上げるように回動させて開き、エンジンルーム1の内側より片方のヒンジ8を固着しているボルト10を抜き外すことによってそのヒンジ8における連結板8cを起立板5から離し、エンジンフード7を横方向にスライドさせ、支持軸9bを軸受け部9dから抜くことによって、ヒンジ9のアーム9aと連結板9cとを分離すれば、エンジンフード7を機台2から取り外しできる。
このエンジンフード7を取り外す場合、連結板8cを起立板5から外す際に、エンジンフード7を開いた状態に維持しておく必要があるが、そのとき他側のヒンジ9は有効に機能しているから、開いた状態を維持するのは容易である。
而も取り外しに際し、他側のヒンジ9はボルト11を外さなくても簡単に分離できるから、カウンタウエイト12を降ろす必要もない。
【0009】
実施例のヒンジは、一対の分離型ヒンジを互いに支持軸の突出方向が向き合うように取り付けているが、支持軸が互いに外方向に向くよう取り付けることもでき、このように両ヒンジとも分離型とすれば、例えばエンジンの配置などを考慮し、エンジンルームの内側から固着操作するヒンジを左右いずれにするか自由に選択することができる。
又、一方のみを分離型とし、その分離型のヒンジを後方から固着操作するようにしても差し支えなく、そのようにしても本発明の目的とする機能に影響を及ぼすことはない。
【0010】
尚、本発明において、ヒンジを固定するボルトは一つのヒンジあたり二本に限定されるものでなく、三本以上の複数本でもかまわないし、後方より固着操作するヒンジは起立板から外す必要がないので、そのヒンジにはリベットや溶接などの固着手段を利用できる。
【0011】
又ヒンジは、支持軸を介してプレートの端縁同士を突き合わせ状に組み付けた典型的な蝶番の形態をしたものや、プレートの面同士を密着させ、一方のプレートに突設した支持軸を、他方のプレートに対して面と直交方向へ貫通させる構造など、支持軸を支点としてエンジンフードを回動することができる機能を有するものであれば、ばて部材の形態について問うものではなく、本発明のヒンジを固着する対象となる起立板は、機台と直結された部材、例えば支柱や枠体等の総てを包含するものである。
【0012】
そして本発明は、小型に限らず、大型であってもエンジンフードのすぐ後にカウンタウエイトを備えたフォークリフトに適用できる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、エンジンフードは、ヒンジが起立板に連結されていなくともエンジンルーム上に被せた状態で安定保持されるから、組み付け始めはエンジンフードから手を離し、他方のヒンジを後側より簡単に固着できるし、他方のヒンジを固着させてしまえば、その固着された他方のヒンジを支点にして開き、その開いた状態を維持しておきやすいので、その間に内側より片方のヒンジを固着でき、又、取り外す場合は、エンジンフードを開き、エンジンルームの内側より片方のヒンジを外して横方向へずらすだけで機台から分離できる。
更に、ボルトの締着によって固着するヒンジを使用すれば、着脱操作が容易となるし、両ヒンジとも分離型を採用すれば、後側から固着するヒンジを、左右何れに配置するかの選択、変更ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォークリフトの後部を、エンジンフードを開いた状態にて示した説明図である。
【図2】エンジンフード、ヒンジ、起立板及びカウンタウエイトの相互関係を分離して示した説明図である。
【図3】分割型構造のヒンジを示した説明図である。
【図4】a〜dはエンジンフードの取り外し手順を示した説明図である。
【図5】フォークリフトの全体を示した説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・エンジンルーム、2・・機台、3・・右フレーム、4・・左フレーム、5,6・・起立板、5a,6a・・ナット、7・・エンジンフード、8,9・・ヒンジ、8a,9a・・アーム、8b,9b・・支持軸、、8c,9c・・連結板、8d,9d・・軸受け部、10・・ボルト挿通孔、11・・ボルト、12・・カウンタウエイト、13・・ヒンジ、14・・ボルト。

Claims (3)

  1. エンジンルームの後側にカウンタウエイトが組み付け固定されたフォークリフトにあって、前記エンジンルームの上部を覆うエンジンフードの後部左右を、エンジンルームの後端縁に設けられた左右一対の起立板へヒンジを介して連結し、それら左右一対のヒンジのうち、片方はエンジンルームの内側着脱可能とし、他方はエンジンルームの後側から固着可能とし、少なくとも前記エンジンルームの後側より固着可能とする他方のヒンジは、ばて部材同士を相対的に回動支点の軸方向へずらすことにより分離可能としたフォークリフト。
  2. 前記エンジンルームの内側より着脱可能とするヒンジが、機台に対してばて部材をボルトの締着により固着させる手段を利用したものである請求項1に記載したフォークリフト。
  3. 前記両ヒンジともに分離型を採用し、両ヒンジを互いに分離方向の異なる組み合わせとした請求項1又は2に記載したフォークリフト。
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