JP3721216B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は現金自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
銀行や郵便局等に設置されている従来の現金自動取引装置では、紙幣の取扱い処理で搬送された紙幣の特徴を検出手段で検出して鑑別手段で鑑別処理を行っており、入金時に鑑別手段で紙幣の状態が異常と判定した場合はその紙幣を顧客に返却し、出金時に鑑別手段で紙幣の状態が異常と判定した場合にはその紙幣を異常紙幣収納手段に収納していた。これに対して、特開平4−107797 号公報に開示されているように、紙幣の特徴を示す文字あるいは記号を読取ることにより現金自動取引装置内の紙幣の在高管理が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
銀行や郵便局等に設置されている現金自動取引装置内の紙幣の在高は通常は鑑別手段での鑑別処理によって管理することができるが、出金時に鑑別手段で紙幣の状態が異常であると判定され紙幣が異常紙幣収納手段へ収納された場合には現金自動取引装置内の在高が不確定となるので、紙幣の特徴を示す文字あるいは記号を読取ることにより在高を管理している。しかし、上記従来技術では鑑別手段の判定に拘わらず、出金時の異常に備えて予め入金時に紙幣の特徴を示す文字あるいは記号を読取って記憶し、出金時に紙幣の特徴を示す文字あるいは記号を読取って入金時に記憶した文字あるいは記号と照合していた。このため、通常鑑別手段で行う鑑別処理以外に文字あるいは記号の読取り及び照合処理が付加されるため現金自動取引装置全体の紙幣処理時間が長くなるという問題があった。また、通常の鑑別手段での鑑別処理以外に文字あるいは記号が読取れなかったために異常と判定される紙幣が生じることとなり、この場合の整合性については言及されていなかった。
【0004】
本発明の目的は通常の鑑別処理に影響を与えることなく、現金自動取引装置内の在高を管理することができる現金自動取引装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、搬送された紙幣の特徴を検出する検出手段と検出手段が検出した紙幣の特徴に基づいて搬送された紙幣を鑑別する鑑別手段と鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣を収納する異常紙幣収納手段とを備える紙幣取扱機構を有する現金自動取引装置で、検出手段が検出した紙幣の特徴を記憶する記憶手段と、鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣の枚数を記憶手段に記憶した紙幣の特徴に基づいて演算する演算手段と、鑑別手段と記憶手段と演算手段の処理を制御して異常紙幣収納手段に収納された紙幣の枚数を計数する制御手段を設け、
制御手段は、検出手段が搬送された紙幣の特徴を検出すると、鑑別手段での鑑別処理と演算手段での紙幣枚数の演算処理とが同時に開始され、鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した場合に演算手段での演算処理が終了するまで実行されるように制御するか、もしくは、鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した時点で演算手段での紙幣枚数の演算処理が開始されるように制御するか、もしくは、一連の紙幣の取扱い処理が終了した後に演算手段での紙幣枚数の演算処理が開始されるように制御し、異常紙幣収納手段に収納された紙幣の枚数を計数するとともに、
記憶手段は鑑別手段が状態が正常であると判定した紙幣の特徴は消去し、鑑別手段が状態が異常であると判定した紙幣の特徴を演算手段が演算終了後も記憶するようにしたものである。
【0006】
【作用】
本発明の現金自動取引装置では、記憶手段が検出手段が検出した紙幣の特徴を記憶し、演算手段が鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣の枚数を記憶手段に記憶した紙幣の特徴に基づいて演算し、制御手段が検出手段が搬送された紙幣の特徴を検出すると、鑑別手段での鑑別処理と演算手段での紙幣枚数の演算処理とが同時に開始され、鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した場合に演算手段での演算処理が終了するまで実行されるように制御するか、もしくは、鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した時点で演算手段での紙幣枚数の演算処理が開始されるように制御するか、もしくは、一連の紙幣の取扱い処理が終了した後に演算手段での紙幣枚数の演算処理が開始されるように制御して異常紙幣収納手段に収納された紙幣の枚数を計数するとともに、記憶手段は鑑別手段の状態が正常であると判定した紙幣の特徴は消去し、鑑別手段の状態が異常であると判定した紙幣の特徴を前記演算手段が演算終了後も記憶するので、現金自動取引装置内の在高を正確に管理することができ、この状態を後で管理者が確認することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明を実施例により説明する。図1は本発明を適用した一実施例の現金自動取引装置の斜視図である。現金自動取引装置1は入出金紙幣を取扱う紙幣取扱装置2,各種データを表示する画面及び顧客が入力を行うタッチパネルを有する表示及び入力装置3,カード及び伝票を取扱うカード及び伝票取扱装置4,通帳を取扱う通帳取扱装置5,取扱う内容を表示する取扱内容表示装置6,各装置の制御を行う制御装置7,データを記憶する記憶装置8,紙幣枚数を演算する演算装置9から成る。
【0008】
このように構成される実施例の装置の全体制御のブロック図を図2に示す。制御装置7は制御装置7を制御する制御装置制御部70,紙幣取扱装置2を制御する紙幣取扱装置制御部20,表示及び入力装置3を制御する表示及び入力装置制御部30,カード及び伝票取扱装置4を制御するカード及び伝票取扱装置制御部40,通帳取扱装置5を制御する通帳取扱装置制御部50,取扱内容表示装置6を制御する取扱内容表示装置制御部60,記憶装置8を制御する記憶装置制御部80及び演算装置9を制御する演算装置制御部90から成る。制御装置制御部 70はCPU700及び主メモリ701から成る。CPU700は紙幣取扱装置制御部20,表示及び入力装置制御部30,カード及び伝票取扱装置制御部40,通帳取扱装置制御部50,取扱内容表示装置制御部60,記憶装置制御部80及び演算装置制御部90に接続されており、CPU700が各制御部を制御することにより現金自動取引装置1全体を制御する。
【0009】
このように構成される図1の実施例の装置における出金時に状態が異常な紙幣が出現した場合の動作を図3の紙幣枚数演算処理フローを示す図を用いて説明する。現金自動取引装置1中の紙幣取扱装置2は紙幣集積部と紙幣集積部から繰り出された紙幣を搬送する紙幣搬送路と搬送紙幣の特徴を検出する特徴検出部と検出した紙幣の特徴に基づいて紙幣を鑑別する鑑別部と出金口と鑑別部が状態が異常であると判定した紙幣を収納する異常紙幣収納部からなっている。まず、ステップ100で現金自動取引装置1は顧客が表示及び入力装置3のタッチパネルを用いて出金を選択し、カード及び伝票取扱装置4にカードを挿入し、表示及び入力装置3のタッチパネルを用いて暗証番号を入力すると、カードの取引口座を認識し、使用者が本人であると確認できれば、指定された金額の紙幣を紙幣集積部から繰り出して搬送路を用いて搬送を開始する。搬送された紙幣が特徴検出部に到達すると、ステップ101で特徴検出部が搬送路を搬送された紙幣の特徴を検出する。一般に、紙幣の特徴は搬送路上での位置や姿勢とともに寸法,面積,厚さ、光の反射量や透過量等で計測される。次に、ステップ102で鑑別部が特徴検出部が検出した紙幣の特徴に基づいて搬送紙幣の鑑別を開始し、同時に、特徴検出部で検出された紙幣の特徴はステップ103で記憶手段8に記憶され、ステップ104で演算手段9が記憶手段8に記憶された紙幣の特徴に基づいて搬送された紙幣の枚数の演算を開始する。
【0010】
鑑別部での鑑別が終了し、ステップ105で搬送紙幣の状態が異常であると判定されると、ステップ106で搬送された紙幣は異常紙幣収納部に収納され、演算手段9が演算した紙幣の枚数はステップ107で制御装置7に転送されて異常紙幣収納部内の紙幣枚数が積算される。また、ステップ105で搬送紙幣の状態が正常であると判定されると、ステップ108で演算手段9での枚数の演算は中止され、ステップ109で記憶手段8に記憶した正常であると判定された紙幣の特徴は消去される。正常であると判定された紙幣は出金口に搬送される。ステップ110で次の搬送紙幣が存在すれば、ステップ101からの処理を繰り返し、搬送紙幣を全て処理すると、出金口から紙幣を放出し、カード及び伝票をカード及び伝票装置4から放出し、通帳があれば記帳した後に通帳を通帳取扱装置5から放出して取引を終了する。
【0011】
異常な紙幣1枚分の特徴を計測するためには搬送路の幅全域に対して最大で紙幣の対角線の長さ分の領域をセンシングすればよく、例えば、10枚異常な紙幣が連続すると現金自動取引装置を停止するとして、1画素1バイトの画像として1回に記憶すべき最大容量は搬送路幅178mm×分解能3本/mm×対角線の長さ182mm×分解能3本/mm×10枚=2.92Mバイトとなる。これを100回分記憶するとしても約300Mバイトとなり、画像以外のデータも記憶することを考慮すると、記憶装置8の記憶容量は1Gバイト程度を確保しておけばよい。
【0012】
本実施例によれば、紙幣の鑑別処理と紙幣枚数の演算処理を並行して実行することができるので高速に異常紙幣の枚数を把握することができる。
【0013】
次に、図1の実施例の装置における出金時に状態が異常な紙幣が出現した場合の他の動作を図4の紙幣枚数演算処理フローを示す図を用いて説明する。図3の処理フローと同様にテップ200で現金自動取引装置1は顧客が表示及び入力装置3のタッチパネルを用いて出金を選択し、カード及び伝票取扱装置4にカードを挿入し、表示及び入力装置3のタッチパネルを用いて暗証番号を入力すると、カードの取引口座を認識し、使用者が本人であると確認できれば、指定された金額の紙幣を紙幣集積部から繰り出して搬送路を用いて搬送を開始する。搬送された紙幣が特徴検出部に到達すると、ステップ201で特徴検出部が搬送路を搬送された紙幣の特徴を検出する。次に、ステップ202で鑑別部が特徴検出部が検出した紙幣の特徴に基づいて搬送紙幣の鑑別を開始する。さらに、特徴検出部で検出された紙幣の特徴はステップ203で記憶手段8に記憶する。鑑別部での鑑別が終了し、ステップ204で搬送紙幣の状態が異常であると判定されると、ステップ205で演算手段9が記憶手段8に記憶された紙幣の特徴に基づいて搬送された紙幣の枚数の演算を開始する。ステップ206で搬送された紙幣は異常紙幣収納部に収納され、演算手段9が演算した紙幣の枚数はステップ207で制御装置7に転送されて異常紙幣収納部内の紙幣枚数が積算される。また、ステップ204で搬送紙幣の状態が正常であると判定されると、ステップ208で記憶手段8に記憶した正常であると判定された紙幣の特徴は消去される。正常であると判定された紙幣は出金口に搬送される。ステップ209で次の搬送紙幣が存在すれば、ステップ201からの処理を繰り返し、搬送紙幣を全て処理すると、出金口から紙幣を放出し、カード及び伝票をカード及び伝票装置4から放出し、通帳があれば記帳した後に通帳を通帳取扱装置5から放出して取引を終了する。
【0014】
本実施例によれば、紙幣の鑑別処理終了後に紙幣枚数の演算処理を実行するので鑑別部での計算結果を演算装置9での演算処理に使用することにより演算量を軽減できる。
【0015】
次に、図1の実施例の装置における出金時に状態が異常な紙幣が出現した場合のその他の動作を図5の紙幣枚数演算処理フローを示す図を用いて説明する。図3の処理フローと同様にステップ300で現金自動取引装置1は顧客が表示及び入力装置3のタッチパネルを用いて出金を選択し、カード及び伝票取扱装置4にカードを挿入し、表示及び入力装置3のタッチパネルを用いて暗証番号を入力すると、カードの取引口座を認識し、使用者が本人であると確認できれば、指定された金額の紙幣を紙幣集積部から繰り出して搬送路を用いて搬送を開始する。搬送された紙幣が特徴検出部に到達すると、ステップ301で特徴検出部が搬送路を搬送された紙幣の特徴を検出する。次に、ステップ302で鑑別部が特徴検出部が検出した紙幣の特徴に基づいて搬送紙幣の鑑別を開始する。さらに、特徴検出部で検出された紙幣の特徴はステップ303で記憶手段8に記憶する。鑑別部での鑑別が終了し、ステップ304で搬送紙幣の状態が異常であると判定されると、ステップ305で搬送された紙幣は異常紙幣収納部に収納され、ステップ 304で搬送紙幣の状態が正常であると判定されると、ステップ306で記憶手段8に記憶した正常であると判定された紙幣の特徴は消去される。また、正常であると判定された紙幣は出金口に搬送される。ステップ307で次の搬送紙幣が存在すれば、ステップ301からの処理を繰り返し、搬送紙幣を全て処理すると、出金口から紙幣を放出し、カード及び伝票をカード及び伝票装置4から放出し、通帳があれば記帳した後に通帳を通帳取扱装置5から放出して取引を終了する。次に、ステップ308で演算手段9が記憶手段8に記憶された紙幣の特徴に基づいて搬送された紙幣の枚数の演算を開始する。演算手段9が演算した紙幣の枚数はステップ309で制御装置7に転送されて異常紙幣収納部内の紙幣枚数が積算される。
【0016】
本実施例によれば、紙幣取扱処理終了後に紙幣枚数の演算処理を行うので通常の紙幣取扱処理に影響することなく異常紙幣の枚数を把握することができる。
【0017】
本実施例の図3及び図4に示した処理フローで、演算装置9での演算処理が紙幣の搬送処理よりも時間が必要となった場合は紙幣取扱装置2は演算装置9の演算が終了しなくても通常のタイミングで記憶装置8に紙幣の特徴を記憶しながら紙幣の処理を行い、演算装置9は紙幣取扱装置2とは非同期に記憶装置8から紙幣の特徴を読出して演算を実行することもできる。
【0018】
また、本実施例では出金時の取扱いについてのみ記述したが、入金時の異常紙幣の特徴を記憶装置8に記憶することもできる。この場合は、演算装置の演算が必要なければ行わなくてもよい。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、記憶手段が検出手段が検出した紙幣の特徴を記憶し、演算手段が鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣の枚数を記憶手段に記憶した紙幣の特徴に基づいて演算し、制御手段が鑑別手段と演算手段の処理を制御して異常紙幣収納手段に収納された紙幣の枚数を計数するので、通常の紙幣取扱処理に影響することなく現金自動取引装置内の在高を正確に管理することができる。
【0020】
また、鑑別手段が異常であると判定した紙幣の特徴を記憶手段が記憶しているので、現金自動取引装置の管理者は記憶手段に記憶した内容を基にして紙幣の異常状態を確認することができ、異常状態を防止するための方策を検討することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる一実施例の現金自動取引装置の斜視図。
【図2】実施例の装置の全体制御のブロック図。
【図3】実施例の紙幣枚数演算処理のフローチャート。
【図4】実施例の他の紙幣枚数演算処理のフローチャート。
【図5】実施例のその他の紙幣枚数演算処理のフローチャート。
【符号の説明】
1…現金自動取引装置、2…紙幣取扱装置、3…表示及び入力装置、7…制御装置、8…記憶装置、9…演算装置、20…紙幣取扱装置制御部、30…表示及び入力装置制御部、70…制御装置制御部、80…記憶装置制御部、90…演算装置制御部、700…CPU、701…主メモリ。
Claims (3)
- 搬送された紙幣の特徴を検出する検出手段と前記検出手段が検出した紙幣の特徴に基づいて搬送された紙幣を鑑別する鑑別手段と前記鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣を収納する異常紙幣収納手段とを備える紙幣取扱機構を有する現金自動取引装置において、前記検出手段が検出した紙幣の特徴を記憶する記憶手段と、前記鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣の枚数を前記記憶手段に記憶した紙幣の特徴に基づいて演算する演算手段と、前記鑑別手段と前記記憶手段と前記演算手段の処理を制御して前記異常紙幣収納手段に収納された紙幣の枚数を計数する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記検出手段が搬送された紙幣の特徴を検出すると、前記鑑別手段での鑑別処理と前記演算手段の紙幣枚数の演算処理とが開始され、前記鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した場合に演算手段での演算処理が終了するまで実行されるように制御することを特徴とする現金自動取引装置。 - 搬送された紙幣の特徴を検出する検出手段と前記検出手段が検出した紙幣の特徴に基づいて搬送された紙幣を鑑別する鑑別手段と前記鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣を収納する異常紙幣収納手段とを備える紙幣取扱機構を有する現金自動取引装置において、前記検出手段が検出した紙幣の特徴を記憶する記憶手段と、前記鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣の枚数を前記記憶手段に記憶した紙幣の特徴に基づいて演算する演算手段と、前記鑑別手段と前記記憶手段と前記演算手段の処理を制御して前記異常紙幣収納手段に収納された紙幣の枚数を計数する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した時点で前記演算手段での紙幣枚数の演算処理が開始されるように制御することを特徴とする現金自動取引装置。 - 搬送された紙幣の特徴を検出する検出手段と前記検出手段が検出した紙幣の特徴に基づいて搬送された紙幣を鑑別する鑑別手段と前記鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣を収納する異常紙幣収納手段とを備える紙幣取扱機構を有する現金自動取引装置において、前記検出手段が検出した紙幣の特徴を記憶する記憶手段と、前記鑑別手段が紙幣の状態が異常であると判定した紙幣の枚数を前記記憶手段に記憶した紙幣の特徴に基づいて演算する演算手段と、前記鑑別手段と前記記憶手段と前記演算手段の処理を制御して前記異常紙幣収納手段に収納された紙幣の枚数を計数する制御手段とを備え、
前記制御手段は一連の紙幣の取扱い処理が終了した後に前記演算手段での紙幣枚数の演算処理が開始されるように制御し前記異常紙幣収納手段に収納された紙幣の枚数を計数するとともに、前記記憶手段は前記鑑別手段が状態が正常であると判定した紙幣の特徴は消去し前記鑑別手段が異常であると判定した紙幣の特徴を前記演算手段が演算終了後も記憶することを特徴とする現金自動取引装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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