JP3720928B2 - 中性子検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、中性子を検出する中性子検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の中性子検出装置は、中性子を検出するセンサやセンサに接続された有機ケーブルなどから構成され、原子炉内部などにおける中性子の測定に使用されている。このような構造をした中性子検出装置の場合、センサに接続された有機ケーブルが放射線の照射などで劣化する性質がある。また、有機ケーブルは可撓性が大きいため、有機ケーブルをどこかで支持し、また固定する必要がある。これらの理由から、中性子の測定を行う場合、センサや有機ケーブルなどを、例えばステンレス製のパイプ内に収納し固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の中性子検出装置は、水などの液体中や、空気以外の気体中、あるいは圧力差がある場所など中性子源が複雑な構造部分や狭い構造部分に配置されている場合、ある長さや太さをもつステンレス製パイプを設置するスペースがないため、中性子の測定ができないことがある。また、微小の中性子源を測定する場合、センサ部分などをできるだけ中性子源の近くにもっていく必要がある。しかし、ステンレス製パイプはその長さが長かったり、断面寸法が大きかったりして移動に制約を受け、センサ部分を中性子源に近づけることができないことがある。また、センサやパイプが一体化されているためいずれか一方が寿命になり、破損した場合、両方を同時に取り替えることになる。
【0004】
この発明は、上記した欠点を解決するもので、測定場所の制約が少ない中性子検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の中性子検出装置は、中性子を検出するセンサ部と、前記センサ部で検出された中性子データを伝送する二重同軸ハードケーブルと、前記二重同軸ハードケーブルが接続されフランジ部分を有するたコネクタと、一部に透孔が形成されこの透孔部分に気密に前記フランジ部分が固定されたコネクタボックスとを具備し、前記コネクタボックス内部にガスを送り、前記コネクタボックス内部に送られた前記ガスを取り出す配管を前記コネクタボックスに設けたことを特徴としている。
【0008】
上記した構成によれば、1つの中性子検出装置は、中性子を検出するセンサ部と、絶縁層を挟んだ少なくとも2層の金属被覆で芯線が囲まれ、センサ部で検出された中性子データを伝送する二重同軸ハードケーブルとで構成されている。この場合、二重同軸ハードケーブルは少なくとも2層の金属被覆を有しているため、放射線の照射に強く、また、耐ノイズ性にすぐれ微小電流の測定が可能となっている。したがって、センサ部や二重同軸ハードケーブル部分をステンレス製パイプなどに収納する必要がなくなる。この結果、センサ部は自由に移動でき、中性子の測定場所に対する制約が少ない。
【0009】
また、フランジ部分を利用してコネクタをコネクタボックスに固定している。この場合、センサ部はコネクタボックス外に位置し、コネクタ端子部分はコネクタボックス内に位置している。したがって、センサ部は自由に移動でき、中性子の測定場所に対する制約は少ない。また、水中の中性子源を測定する場合でも、コネクタ端子部分に水等が侵入することがないため、水中などでの測定に有効である。
【0010】
また、コネクタボックス内部にガスを送り、コネクタボックス内部に送られたガスを取り出す配管を設けている。この場合、配管を利用して封入ガスを外部からパージできる。例えば、コネクタボックスは密閉されているため、放射線により内部に収納された有機ケーブルなどが化学反応を起こし、塩素やフッ素等を発生する。そして、発生した塩素やフッ素が金属を劣化させることがある。しかし、この発明では窒素などのガスを循環させているため有害ガスの濃度を低くできる。また、コネクタやソフトケーブルなどに使用されている有機物が放射線によって分解され、フッ素や塩素等の有機ケーブルを破損しやすいガスを発生しても、これらのガスを取り除くことができる。したがって、放射線による有機ケーブルへの影響が少なくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1を参照して説明する。符号11は中性子を検出するセンサーで、センサー11は、検出した中性子データなどの電気信号を伝送するハードケーブル12に接続されている。この場合、ハードケーブル12として二重同軸ハードケーブルが使用されている。二重同軸ハードケーブルは、中心部分から順に、芯線−粉末のアルミナ−金属の内被−粉末のアルミナ−金属の外被という構造になっており、芯線部分は少なくとも2つの金属層で被覆されている。また、ハードケーブル12はコネクタ13に接続されている。コネクタ13はボディ部分13aと端子部分13bから構成され、コネクタ13のボディ部分13aにはフランジ13cが例えば溶接などで気密に接合されている。また、センサー11からコネクタ13のボディ部分13aまでは、外部が例えばステンレスなどで形成され、また、全ての接続部は溶接などで気密に構成されている。
【0012】
上記した構成において、センサー11で中性子が検出される。そして検出された中性子データは例えば電気信号としてハードケーブル12を通して外部の測定機器(図示せず)に伝送され、中性子の測定が行われる。
【0013】
次に、この発明の他の実施形態について図2を参照して説明する。なお、図2では、図1に対応する部分に同一の符号を付し、重複する説明を一部省略している。
【0014】
符号21はコネクタボックスで、この場合、中性子の測定場所が水中であるため、コネクタボックス21は例えば水中に位置している。中性子コネクタボックス21の下壁部分21aには例えば2箇所に透孔22a、22bが設けられている。そして、透孔22a、22b部分にそれぞれコネクタ13のフランジ13cが取り付けられている。一方の透孔22bに固定されているフランジ13c部分は一部が断面で示されており、この断面から分かるように、下壁部分21aとフランジ13cの接触部分に、コネクタ13を囲んでメタルリング23が配置され気密に構成されている。そして、コネクタボックス21とフランジ13cはボルト24で固定されている。また、コネクタ13の端子部分13aに変換コネクタ25が接続され、変換コネクタ25にソフトケーブル26が接続されている。そして、ソフトケーブル26は、コネクタボックス21の上壁部分21bに形成された配管27a、27bの例えばその一方27bを通して外部に延び、水上に位置する測定機器(図示せず)などに接続されている。また、配管27a、27b内部には窒素ガスなどの通路が設けられている。そして、例えば配管27aから窒素ガスをコネクタボックス21内に送り、他方の配管27bから窒素ガスをコネクタボックス21の外に取り出し、窒素ガスが循環できるようになっている。上記した構造によれば、センサ11部分はパイプなどに収納された構造になっていない。また、二重同軸ハードケーブルは可撓性があるため、センサ11は自由に動くことができる。したがって、センサ11部分が入れるスペースがあればどのような場所にでも移動させることができ、例えば、中性子源などに十分近づけることができる。また、センサー11とコネクタ13間を接続するケーブルとして二重同軸ハードケーブルが使用されているため放射線の照射による劣化も少ない。また、コネクタボックス21とフランジ13cを固定するボルト24を緩めれば、フランジ13cを取り外すことができ、センサー11などの交換が容易に行える。
【0015】
なお、上記した実施形態の場合、コネクタボックス21内ではソフトケーブル26が使用されている。しかし、変換コネクタの利用でソフトケーブル26に代えてハードケーブルを使用することもできる。また、コネクタボックス21に2つのセンサ11が接続されているが、センサ11の数は必要に応じて任意に選ぶことができる。
【0016】
また、二重同軸ハードケーブルとして絶縁層を挟んだ少なくとも2層の金属被覆で芯線が囲まれた構造の場合で説明しているが、3層以上の金属被覆で芯線が囲まれた構造のものを用いることもできる。
【0017】
【発明の効果】
この発明によれば、測定場所に対する制約が少ない中性子検出装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明する構造図である。
【図2】本発明の他の実施形態を説明する構造図である。
【符号の説明】
11…センサ
12…ハードケーブル
13…コネクタ
13a…コネクタボディ
13b…コネクタ端子
13c…フランジ
21…コネクタボックス
21a…下壁部分
21b…上壁部分
22a、22b…透孔
23…メタルリング
24…ボルト
25…変換コネクタボルト
26…ソフトケーブル
27a、27b…配管
Claims (1)
- 中性子を検出するセンサ部と、前記センサ部で検出された中性子データを伝送する二重同軸ハードケーブルと、前記二重同軸ハードケーブルが接続されフランジ部分を有するコネクタと、一部に透孔が形成されこの透孔部分に気密に前記フランジ部分が固定されたコネクタボックスとを具備し、前記コネクタボックス内部にガスを送り、前記コネクタボックス内部に送られた前記ガスを取り出す配管を前記コネクタボックスに設けたことを特徴とする中性子検出装置。
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JP27443896A JP3720928B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 中性子検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP27443896A JP3720928B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 中性子検出装置 |
Publications (2)
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JPH10123256A JPH10123256A (ja) | 1998-05-15 |
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Family
ID=17541689
Family Applications (1)
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JP27443896A Expired - Lifetime JP3720928B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 中性子検出装置 |
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JP (1) | JP3720928B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2907138A4 (en) * | 2012-10-09 | 2016-06-08 | Westinghouse Electric Corp | DEVICE AND METHOD FOR SWITCHING BETWEEN ULTRASONIC SIGNALING TRACK IN A FIELD WITH A HIGH RADIATION RATE |
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-
1996
- 1996-10-17 JP JP27443896A patent/JP3720928B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
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EP2907138A4 (en) * | 2012-10-09 | 2016-06-08 | Westinghouse Electric Corp | DEVICE AND METHOD FOR SWITCHING BETWEEN ULTRASONIC SIGNALING TRACK IN A FIELD WITH A HIGH RADIATION RATE |
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