JPH04199012A - 光ファイバの保護構造 - Google Patents

光ファイバの保護構造

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JPH04199012A
JPH04199012A JP2332800A JP33280090A JPH04199012A JP H04199012 A JPH04199012 A JP H04199012A JP 2332800 A JP2332800 A JP 2332800A JP 33280090 A JP33280090 A JP 33280090A JP H04199012 A JPH04199012 A JP H04199012A
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JP
Japan
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optical fiber
tube
slit
protection structure
fiber core
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JP2332800A
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English (en)
Inventor
Takao Shioda
塩田 孝夫
Fumio Wada
和田 史生
Masanori Ishii
石井 雅典
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4479Manufacturing methods of optical cables
    • G02B6/4486Protective covering
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4429Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
    • G02B6/443Protective covering

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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ファイバセンサの検知部を構成する光フ
ァイバを保護管内に収納することにより、該光ファイバ
に機械的強度を付与するとともに該光ファイバを外部の
衝撃から保護することかできる光ファイバの保護構造に
関するものである。
し従来の技術] 従来、通信ケーブルの管路、電カケープルの管路、鉱山
、トンネル、地下街、建物構内、鉄道、道路等において
用いられる災害検知や避難誘導等のための装置としては
、一般に複数の電気的センサと情報伝達手段等から構成
される災害検知装置か知られている。
この災害検知装置は、予め上述した構造物の複数箇所に
それぞれ電気的センサを取り付けておき、上記構造物に
おいて火災や地震等が発生した場合には、これらの電気
的センサが火災や地震等を速やかに検知し、この検知し
た情報を情報伝達手段等により速やかに所定の部署に伝
達す゛るものである。
また、光フアイバ中を伝搬する光の位相、偏波、損失、
あるいは散乱等が温度、圧力、音響、電界、磁界等の外
的要因により変化することから、光ファイバの持つこれ
らの性質をセンサ機能として利用した光ファイバセンサ
も知られている。
例えば、光ファイバを温度センサとして用いたリモート
センシング装置では、光フアイバ内に温度分布があると
入射光はこの温度分布により散乱され、レーリー散乱や
ラマン散乱が発生する。このレーリー散乱やラマン散乱
の大きさを測定する−ことにより、温度分布を高感度で
検出することができる。また、圧力/音圧センサとして
用いた場合においても同様に圧力/音圧を高感度で検出
することができる。
上記の光ファイバセンサを用いたリモートセンシング装
置は、安全性、軽量小型、防爆等の優れた特徴を有する
ことから、最近非常に注目されている装置である。
[発明が解決しようとする課題] ところで上記の災害検知装置では、測定を必要とする個
所に電気的センサをそれぞれ配置した構成であったため
に、測定を要する個所を予め選択・決定する必要があり
、また、測定点が離散的であるために長い距離のものを
連続的に測定することができないという欠点かあった。
したかって、これらの電気的センサが配置されていない
個所において火災等が発生した場合には早期発見か難し
く大事に至る可能性かあり、電気的センサの配置個所を
極力増やす必要があっ1こ。
しかしながら、電気的センサの配置個所を増設した場合
次の様な様々な欠点が生じることとなる。
例えばlkmの長さのトンネルの場合において電気的セ
ンサとしてに型もしくはE型の熱電対を用い、この熱電
対をトンネル内にIn毎に設置したとすると約1000
点の熱電対か必要となり、コストが非常に大きくなると
ともに管理が繁雑になるという欠点がある。また、これ
らの熱電対ては測温個所と計測器の設置場所との距離が
長いのか通例であるから比抵抗の小さな補償導線を長く
配設する必要があり、したがって測定精度が低下すると
いう欠点もある。また、外部の温度勾配の影響を受は易
いために場合によっては寄生熱起電力が発生することも
あり測定誤差を大きくする要因となる。また、トンネル
の長さが10km以上にもなると測定データをトンネル
の外で処理することが難しくなるために、途中にリモー
トステーションを設ける必要が生じ、大きな設備投資が
必要になる。そこで、最近、光ファイバを用いたりモー
トセンシング装置が非常に注目されている。
しかしながら、光ファイバを用いたリモートセンシング
装置においても下記の様な様々な欠点がある。すなわち
、この装置を用いて温度分布、圧力/音圧等を高感度で
検出するためには光ファイバの径を極めて細くする必要
があり、光ファイバの機械的強度を保持することが非常
に困難であるという欠点がある。そこで機械的強度を保
持するために光ファイバをケーブル化し太くすると感度
が低下してしまい光ファイバセンサの特徴を失うことに
なるので、ンースにより光ファイバを被覆することで機
械的強度を付与することが考えられる。しかしながら、
このシース材は一般的に断熱性に優れているものか多く
測定感度を低下させるという欠点かあるために、通常は
ノース構造の光フアイバ心線が用いられている。この構
造は、金属管等からなるノースパイプ内に光ファイノ\
を挿入しシースバイブと光ファイバとの空隙部にンリコ
ンオイル等を充填したもので、外部からの衝撃には比較
的強力であるか光フアイバ自体が極めて細いために布設
工事等により破損や断線が生じる危険性がある。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、以上
の欠点や問題点を有効に解決するとともに該光ファイバ
に機械的強度を付与するとともに該光ファイバを外部の
衝撃から保護することができ、したがって小型化、多点
連続測定、高信頼性等が可能な光ファイバの保護構造を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、この発明は次の様な光ファ
イバの保護構造を採用した。すなわち、請求項1記載の
光ファイバの保護構造としては、光ファイバセ/すの検
知部となる光ファイバを保護管内に収納することにより
、該光ファイバを外部の衝撃から保護する光ファイバの
保護構造であって、前記保護管は屈曲自在に構成される
と共に外周部の一部に該保護管の全長に渡って延在する
開口部が形成され、前記保護管内に前記光ファイバを収
納しこの保護管を縮径させることにより前記開口部を閉
塞させてなることを特徴としている。
また、請求項2記載の光ファイバの保護構造としては、
請求項1記載の光ファイバの保護構造において、前記保
護管は、外周部に網目、複数の孔、1つ以上のスリット
のいずれかを形成してなることを特徴としている。
[作用 ] この発明の請求項1 ii2載の光ファイバの保護構造
では、屈曲自在に構成されると共に外周部の一部に該保
護管の全長に渡って延在する開口部が形成されてなる保
護管内に、前記光ファイバを収納しこの保護管を縮径さ
せて前記開口部を閉塞させることにより、光ファイバの
感度を高感度に保持したままこの光ファイバに機械的強
度を付与し保護する。
また、請求項2記載の光ファイバの保護構造では、前記
保護管の外周部に網目、複数の孔、1つ以上のスリット
のいずれかを形成することにより、光ファイバに機械的
強度を付与し保護するとともに、検知部となる光ファイ
バは通気性を有する保護管を介して直接雰囲気中にさら
された状態を保ちながら高感度の測定を行う。
[実施例コ 以下、この発明の請求項1記載の光ファイバの保護構造
の一実施例について説明する。
まず、第1図に基づきこの発明に係る光ファイバの保護
構造の構成について説明する。
光ファイバの保護構造は、後述する分布型光ファイバセ
ンサの主要な構成要素の一つである光ファイバを外部の
衝撃から守り保護する構造で、光フアイバ心線1と蛇腹
管(保護管)2とから構成されている。
光フアイバ心線1は、光ファイバ11をシースパイプ】
2で被覆したソース構造心線からなるものである。
光ファイバ11はSM石英系もしくはGI石英系の外径
125μMの単一モード光ファイバである。この先ファ
イバ1.1の外周面には、外径250μmになる様にエ
アブロン工法によりエボキソアクリレートが被覆されて
いる。この被覆はヤング率の大きい材料を薄厚に貼着す
ることが好ましく、上記のエボキンアクリレートの他に
ウレタン樹脂等が好適に用いられる。
シースパイプ12は、例えば、外周面にlトの厚みに着
色テフロンが被覆された外径1.On+m、内径0.8
mmの金属製の管からなるものである。
このシースパイプ12の材料としては、上記の金属製の
もの以外にファイバ強化プラスチック(FRP)、カー
ボンファイバ強化ポリエステル(CFRP)、ポリイミ
ド等の硬度の大きなエンジニアリングプラスチック材料
からなるものが好適に用いられる。また、この光フアイ
バ心線1はタイト構造心線のものであっても上記のソー
ス構造心線のものと全く同様に用いることができる。
そして、先ファイバ11とシースパイプ【2との空隙部
13には、光ファイバ11とシースパイプ12の内壁と
の滑りをよくするために、通常シリコンオイル、シェリ
ー等が充填されている。
上記の様に構成された光フアイバ心線lは蛇腹管2内に
挿入されている。
蛇腹管2は、第2図に示す様に外径10mm、内径7 
、5 amの屈曲自在なる金属製の管で、外周面2aの
一部にこの外周面2aの軸方向に沿い、かっ、外周面2
aの全長に渡って一直線状に延在する様に幅2mmのス
リット(開口部)14が形成されている。
このスリット14は、第1図に示す様に蛇腹管2が縮径
された状態では周方向に閉塞されており、スリット14
が閉塞された蛇i管2により上述した光ファイバ心J1
1が保護された構造になっている。
この蛇腹管2の材料としては上記の金属製のもの以外に
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化
ビニル樹脂(PVC)、ナイロン、テトラフルオロエチ
レン(TFE)、フルオロエチレンポリプロピレン(F
EP)等の樹脂が好適に用いられるが、特に耐熱性を要
求される場合にはファイバ強化プラスチック(FRP)
、カーボンファイバ強化ポリエステル(CFRP)、ポ
リイミド、エポキシ樹脂等が好適に用いられる。
上記の光ファイバの保護構造は下記の方法により作成さ
れる。
■ トンネル、地下街、地下坑内、建物構内等の光フア
イバ心線lを配設すべき位置に複数の蛇腹管2,2.・
・・を連続して布設する。
■ 第3図に示す様に、蛇腹管2内に、スリット14か
ら光フアイバ心線1を挿入し、その後適切な器具等を用
いて蛇腹管2を縮径させ、スリット14を周方向に閉塞
させる。
以上の作業を繰り返すことにより、布設された複数の蛇
腹管2,2.・・・のそれぞれのスリット14を順次閉
塞することができる。
以上詳細に説明した様に、上記の一実施例の光ファイバ
の保護構造によれば、外周面2aの一部にこの外周面2
aの軸方向に沿い、かつ、この外周面2aの全長に渡っ
て一直線状に延在する様にスリット14が形成された蛇
腹管2内に、スリット14から先ファイバ心線lを挿入
し、その後蛇腹管2を縮径させてスリットI4を周方向
に閉塞させたので、光フアイバ心線1の検知性能を低下
させずに高感度を保持した状態で光フアイバ心線lに機
械的強度を付与し保護することができ、また、布設工事
等によりこの光フアイバ心線Iに破損や断線等が生じる
危険性がなくなる。
以上の様に、光ファイバセンサの検知部となる光フアイ
バ心線lに機械的強度を付与するとともにこの光フアイ
バ心線1を外部の衝撃から保護することができ、したが
って、小型化、多点連続測定、高信頼性等が可能な光フ
ァイバの保護構造を提供することができる。
第4図は、この発明の請求項2記載の光ファイバの保護
構造を示す図である。
この光ファイバの保護構造が上記実施例の光ファイバの
保護構造と異なる点は、蛇腹管2の替わりに網状管(保
護管)21を用いた点である。
この網状管21は、第5図に示す様に外径1OaI11
、内径7 、5 mmの屈曲自在なる金属製の管で、外
周面21aの一部が軸方向に沿って外周面21aの全長
に渡って一直線状に切断されている。切断により生じた
外周面21aの両端部22.22は、この網状管21の
断面形状が略Ω型状となるように外周面21aから垂直
外方へ折曲され先端が更に外方へ湾曲されている。これ
らの両端部22゜22は突起と呼ばれ、この突起22と
外周面21aとによりU字型の溝23が形成されている
。この溝23は、後述する閉管工具を用いてスリット(
開口部)24を閉塞する際にこの閉管工具のローラを嵌
合させるためのものである。そして、これらの突起22
.23の間には、網状管21内と外方とを連通する幅2
fflIl+のスリット24が一直線状に形成されてい
る。
なお、網状管21の材料としては、上述した蛇腹管2と
同様に上記の金属製のもの以外にポリエチレン(PE)
、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(pvc)
、ナイロン、テトラフルオロエチレン(TFE)、フル
オロエチレンポリプロピレン(PEP)等の樹脂が好適
に用いられ、特に耐熱性を要求される場合にはファイバ
強化プラスチック(PRP)、カーボンファイバ強化ポ
リエステル(CFRP)、ポリイミド、エポキシ樹脂等
が好適に用いられる。
このスリット24は、第4図に示す様に網状管21が縮
径された状態では周方向に閉塞されており、スリット2
4が閉塞された網状管21により上述した光フアイバ心
線lが保護された構造になっている。
次に、第6図に基づいて網状管21を縮径するのに用い
られる閉管工具31について説明する。
閉管工具31は、工具本体32の上部に複数個のローラ
33,33.・・ を略への字状に配列したものである
工具本体32は、肉厚の板体を切截し断面が一端部32
a側から他端部32b側にかけて漸次拡幅する様にU字
型に折曲したもので、台形状の底板34には垂直下方に
延びる板状の支持部35が形成され、底板34から垂直
上方に延びる側板36゜37のそれぞれの上端部36a
、37aには、それぞれ同数個のローラ33,33.・
・・が垂直方向の軸線を中心として回動自在に取り付け
られている。
これらのローラ33.33.・・・は、上端部36aに
取り付けられたものと上端部37aに取り付けられたも
のとがそれぞれ対をなしかつ対称の位置になる様に配設
されている。そして、一端部32a側に配設された一対
のローラ33,33の間隔は縮径された網状管21の溝
23.23間の間隔とほぼ一致しており、この一端部3
2a側から他端部32b側にかけてそれぞれの一対のロ
ーラ33゜33の間隔が順次拡幅される様に配設されて
いる。
上記の光ファイバの保護構造は下記の方法により作成さ
れる。
■ トンネル、地下街、地下坑内、建物構内等の光フア
イバ心線1を配設すべき位置に複数の網状管21.21
.・・・を布設する。
■ 第5図に示す様に、網状管21内に、スリット24
から光フアイバ心線lを挿入する。
■ 閉管工具31の他端部32b側に光フアイバ心線l
を挿入した網状管21を対置させ、他端部32b側の一
対のローラ33,33に網状管21の溝23.23をそ
れぞれ嵌合させ、この網状管21をこれらの一対のロー
ラ33,33間に押し込む様に閉管工具31の内方へ一
直線に移動させる。
網状管21は閉管工具31のローラ33,33゜・・・
により順次縮径され、最後に一端部32a側に配設され
た一対のローラ33,33によりスリット24が周方向
に完全に閉塞される。
以上の作業を繰り返すことにより、布設された複数の網
状管21,21.・・・のそれぞれのスリット24を順
次閉塞することができる。
以上詳細に説明した様に、上記の一実施例の光ファイバ
の保護構造によれば、外周面21aの一部にこの外周面
21aの軸方向に沿い、かつ、この外周面21aの全長
に渡って一直線状に延在する様にスリット24が形成さ
れた網状管21内に、スリット24から光フアイバ心線
lを挿入し、その後網状管21を縮径させてスリット2
4を周方向に閉塞させたので、光フアイバ心線lは通気
性を有する網状管21を介して直接雰囲気中に′さらさ
れた状態を保ちながら検知性能を低下させずに高感度の
測定を行うことができ、この光フアイバ心線1に機械的
強度を付与し保護することができる。また、布設工事等
によりこの光フアイバ心線lに破損や断線等が生じる危
険性がなくなる。
以上の様に、光ファイバセンサの検知部となる光フアイ
バ心線1を直接雰囲気中にさらされた状態を保ちながら
、この光フアイバ心線1に機械的強度を付与するととも
にこの光フアイバ心線lを外部の衝撃から保護すること
ができ、したがって、小型化、多点連続測定、高信頼性
等が可能な光ファイバの保護構造を提供することができ
る。
なお、上記の網状管21は、検知部となる光フアイバ心
線lを直接雰囲気中にさらすことができ、かつ検知性能
を低下させずに高感度の測定を行うことができるもので
あればよく、例えば、第7図に示すように保護管4Iの
外周部42に複数の孔43、・・を形成したもの、また
は第8図に示すように複数のスリット44.・・・を形
成したもの、あるいは第9図に示すように複数の長尺の
スリット45.・・・を形成したもの等、様々な形状に
変更可能である。
次に、この発明の光ファイバの保護構造を適用した光フ
ァイバセンサについて説明する。
第10図は、トンネル内に配設された分布型光ファイバ
センサ51の構成を示す図であって、この分布型光ファ
イバセンサ51の検知部となる光フアイバ心線lにはこ
の発明の光ファイバの保護構造が適用されている。
この分布型光ファイバセンサ51は、光フアイバ心線l
中を伝搬する光がこの光フアイバ心線lに内在する温度
分布、振動、圧力変化、電界、磁界等によりこの光の位
相、偏波、損失、散乱等が変化することを利用した、い
わゆるO T D R(Opt1cal Time D
omain Reflectometry)手法を用い
たセンサであり、光フアイバ心線lにおける光の位相、
偏波、損失、散乱等を高感度で検知し信号処理すること
により、温度、振動、圧力、音響、電界、磁界、放射線
等の種々の物理量の変化を高精度で計測するものである
この分布型光ファイバセンサ51は、上述した光フアイ
バ心線1、光源52、検出部53、信号処理部54、表
示部55、制御機器56から概略構成されている。
光源52は、高出力・狭パルス幅のレーザ光を繰り返し
パルスとして光フアイバ心線l中に照射するもので、Y
AGレーザ等が好適に用いられる。
検出部53は、照射された繰り返しパルスにより光フア
イバ心線l中に生じるラマン散乱光、ブリリアン散乱光
、レーリー散乱光やフレネル反射光を高感度で検出する
ものである。
信号処理部54は、検出部53から出力された信号に、
例えば、繰り返しパルスに対する積分処理等、必要な処
理を行い、この処理されたデータを出力するものである
表示部55は、信号処理部54から出力された測定デー
タや処理結果を表示するもので、アナログ表示装置、デ
ジタル表示装置、X−Yレコーダ等で構成されている。
制御機器56は、信号処理部54から出力されたデータ
に基つき制御を要する各種機器に制御信号を出力したり
、他のシステムに必要な処理や指示を行うものである。
上記の信号処理部54及び表示部55は、通常のパーソ
ナル・コンピュータ(例えば、ディスクトップコンピュ
ータ等)を用いて構成することもできる。
次に、分布型光ファイバセンサ51の作用等について説
明する。
■ 温度分布計測の場合 光源52により、高出力・狭パルス幅のレーザ光を繰り
返しパルスとして光フアイバ心線l中に照射すると、光
フアイバ心線1の構成分子である二酸化ケイ素(S i
Oz)の熱振動により周波数が減少した940mmのス
トークス光と、逆に同じ周波数だけ周波数が増加した8
 70 nmのアンチストークス光とから構成されるラ
マン散乱が生じる。検出部53によりストークス光とア
ンチストークス光それぞれの光強度を検出し、信号処理
部54によりストークス光とアンチストークス光の比を
求め、この比と予め求められた後方ラマン散乱光の特性
表とを比較し、光フアイバ心線l中の長さ方向の温度分
布を求めることができる。
ここで、火災や異常発熱等により光フアイバ心線lの一
部が急激に加熱されると、この光フアイバ心線lの一部
に急峻な温度分布が生じ、アンチストークス光の光強度
が急激に変化する。検出部53によりアンチストークス
光の光強度の異常を検出し、信号処理部54によりスト
−クス光とアンチストークス光の比を求めることにより
、光フアイバ心線l中の長さ方向の温度分布の変化を高
感度でかつ速やかに求めることができる。この計測結果
から火災の発生や異常発熱等を知ることができる。
この分布型光ファイバセンサ51の効果確認実験の結果
について説明する。
高さ4m長さ210mのトンネル内に分布型光ファイバ
センサ51を配設し、このトンネル内の中央に深さ10
cm、50cm角の燃焼皿を置きガソリンを満たし、こ
のガソリンを燃焼させて火災のモデルとした。
ガソリンの燃焼後約45秒で光フアイバ心線1の部分の
温度が約20℃上昇し、火災の発生を検知することがで
きた。このときの分布型光ファイバセンサ51の距離分
解能は1m、温度分解能は4℃、測定時間は5秒であっ
た。
また、比較例として用いた従来の分布型光ファイバセン
サの場合では同一の温度差を検知するのに30秒を要し
、また、ポリエチレン製電線管を保護管として用いた分
布型光ファイバセンサの場合では、同一の温度差を検知
するのに2分25秒を要した。
この実験結果から、この発明の光ファイバの保護構造を
適用した分布型光ファイバセンサ51は、従来のセンサ
と比べて検出感度が格段に向上していることがわかる。
■ 歪分布計測の場合 光源52により、高出力・狭パルス幅のレーザ光を繰り
返しパルスとして光フアイバ心線1中に照射し、光フア
イバ心線1中にブリリアン散乱を生じさせる。このブリ
リアン散乱光の周波数に合わせてプローブパルス光を反
対側から照射し、検出部53によりこの時のブリリアン
散乱光の強度を検出する。ここで、光フアイバ心線l中
に歪分布があれば、この歪分布によりブリリアン散乱光
の周波数が変化する。検出部53によりブリリアン散乱
光の周波数変化を検出し、信号処理部54によりブリリ
アン散乱光の周波数変化に基づき光フアイバ心線1中の
長さ方向の歪の大きさを求めることができる。
ここで、地震が発生し光ファイバ心線!中に急激に歪が
発生すると、この光ファイバ心線I中の歪分布の変動に
よりブリリアン散乱光の周波数が変化し、これを検出部
53が検出し、信号処理部54がこの周波数変化に基づ
き光フアイバ心線l中の長さ方向の歪の大きさを高感度
かつ速やかに求めることにより、地震の発生を知ること
かできる。
[発明の効果] 以上詳細に説明した様に、この発明の請求項1記載の光
ファイバの保護構造によれば、光ファイバセンサの検知
部となる光ファイバを保護管内に収納することにより、
該光ファイバを外部の衝撃から保護する光ファイバの保
護構造であって、前記保護管は屈曲自在に構成されると
共に外周部の一部に該保護管の全長に渡って延在する開
口部が形成され、前記保護管内に前記光ファイバを収納
しこの保護管を縮径させることにより前記開口部を閉塞
させてなることとしたので、光ファイバの検知性能を低
下させずに高感度を保持した状態で光ファイバに機械的
強度を付与し保護することができ、また、布設工事等に
よりこの光ファイバに破損や断線等が生じる危険性がな
くなる。
また、請求項2記載の光ファイバの保護構造によれば、
請求項1記載の光ファイバの保護構造において、前記保
護管は、外周部に網目、複数の孔、1つ以上のスリット
のいずれかを形成してなることとしたので、光ファイバ
は通気性を有する保護管を介して直接雰囲気中にさらさ
れた状態を保ちながら検知性能を低下させずに高感度の
測定を行うことができ、この光ファイバに機械的強度を
付与し保護することができる。また、布設工事等により
この光ファイバに破損や断線等が生じる危険性がなくな
る。
以上の様に、光ファイバセンサの検知部となる光ファイ
バに機械的強度を付与するとともにこの光ファイバを外
部の衝撃から保護することができ、したがって小型化、
多点連続測定、高信頼性等が可能な光ファイバの保護構
造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の請求項1記載の光ファ
イバの保護構造の図であって、第1図は光ファイバの保
護構造の部分斜視図、第2図は蛇腹管の部分斜視図、第
3図は蛇腹管内に光フアイバ心線を挿入した状態を示す
斜視図、第4図ないし第9図はこの発明の請求項2記載
の光ファイバの保護構造の図であって、第4図は光ファ
イバの保護構造の部分斜視図、第5図は網状管内に光フ
アイバ心線を挿入した状態を示す斜視図、第6図は閉管
工具の斜視図、第7図ないし第9図は保護管の様々な変
形例の斜視図、第10図はこの発明の光ファイバの保護
構造を適用した分布型光ファイバセンサの概略構成図で
ある。 1 ・・ ・ 光フアイバ心線、 2 ・−・・ 蛇腹管、    2a・・・・・ 外周
面、11  ・・ ・ 光ファイバ、 12 ・・・・・・ シースバイブ、 14 ・・ ・・・ スリット、 21 ・・・・・・網状管、  21a・・・・・・外
周面、22 ・・・・ 突起、   23 ・・・  
溝、24 ・・・ ・・・ スリット、 31 ・・・・・閉管工具、 32 ・・・・・・工具本体、  33 ・・・・・・
 ローラ、41 ・・・・・・保護管、 42 ・・・
・・・外周部、43 ・・・・・・孔、    44 
・・・・・スリット、45 ・・ ・・・ スリット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光ファイバセンサの検知部となる光ファイバを保
    護管内に収納することにより、該光ファイバを外部の衝
    撃から保護する光ファイバの保護構造であって、 前記保護管は屈曲自在に構成されると共に外周部の一部
    に該保護管の全長に渡って延在する開口部が形成され、 前記保護管内に前記光ファイバを収納しこの保護管を縮
    径させることにより、前記開口部を閉塞させてなること
    を特徴とする光ファイバの保護構造。
  2. (2)前記保護管は、外周部に網目、複数の孔、1つ以
    上のスリットのいずれかを形成してなることを特徴とす
    る請求項1記載の光ファイバの保護構造。
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