JP2537029Y2 - ガス絶縁電力機器のガス中超音波センサ - Google Patents

ガス絶縁電力機器のガス中超音波センサ

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JP2537029Y2
JP2537029Y2 JP2817491U JP2817491U JP2537029Y2 JP 2537029 Y2 JP2537029 Y2 JP 2537029Y2 JP 2817491 U JP2817491 U JP 2817491U JP 2817491 U JP2817491 U JP 2817491U JP 2537029 Y2 JP2537029 Y2 JP 2537029Y2
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gas
ultrasonic sensor
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ultrasonic
power equipment
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克秋 仙波
石川  浩
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はガス絶縁電力機器の予測
保全装置に係り、特にガス絶縁電力機器のガス中超音波
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁電力機器の予測保全用センサ
は、電力機器の信頼性がセンサにより低下することがな
いよう、タンクの外に配置するのが一般的である。しか
し電力機器のタンクの外からでは十分な故障前の情報を
ノイズと区別してセンサから得るには限度がある。そこ
で信頼性の高いセンサをガス中に配設することが必要に
なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ガス絶縁電力機器内に
超音波センサを配設してガスコロナ放電、金属パーティ
クルの運動又は絶縁物表面への付着、導体の接触不良を
検出する為には、例えば超音波センサを金属ケース内に
入れて電磁、静電によるノイズの混入を防ぎ、金属ケー
スから伝搬してくる超音波振動を吸音材で防ぐ必要があ
る。吸音材として例えばポリウレタンフォームを使用す
ると、長時間高温状態で使用した場合、寸法が劣化によ
り変化してくる。その為パイプ状の吸音材は、内径を超
音波センサの外径より小さくし外径は金属ケースより大
きくしないと、吸音材の収縮により接着部分が剥がれた
り、引っ張られて吸音材に亀裂が入ったりして超音波検
出性能の低下を招く。
【0004】本考案は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、超音波の吸音性能を高めて超音波検出機能
を向上せしめたガス絶縁電力機器のガス中超音波センサ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、ガス絶縁電力
機器のタンクに設けられたハンドホール内に超音波セン
サを配設し、該センサで検出した超音波信号に基づいて
部分放電を監視する装置において、前記超音波センサ
を、金属ケース内にセラミック繊維を介して配設したこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】前記セラミック繊維は、直径が極めて細く形状
が綿状でガス空間を有しているので超音波の吸音性能が
良い。また低温時に素材が硬くなり吸音性能が低下する
ことが無い。このため超音波センサの超音波検出機能は
著しく向上する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案の一実施例
を説明する。図1はガス絶縁電力機器内に設けられる超
音波センサ部を示している。図1において、一端に金網
1を取り付けた円筒の金属ケース2内に超音波センサ3
を収納し、その周囲を綿状のセラミック繊維4で囲み、
金属ケース2の他端をガスシールフランジ5に取り付け
ている。超音波センサ3のリード線6はセラミック板7
に取り付けられた端子8に接続されている。9はOリン
グ溝である。このように構成された超音波センサ部は例
えば図2のようにガス絶縁電力機器内に設けられる。図
2において11はガス絶縁電力機器のタンクであり、こ
のタンク11にはハンドホール12が設けられている。
前記ハンドホール12内には、ガスシールコネクタ13
によって図1の構成の超音波センサ部が配設されてい
る。超音波センサ部のリード線はタンク11の外に引き
出されアンプ14に接続されている。部分放電監視装置
15は前記アンプ14を介して導かれる超音波信号に基
づいてコロナ放電等を検出する。
【0008】上記のように構成された装置において、タ
ンク11内でコロナ放電が発生すると、超音波が生じて
多方向に伝搬する。この超音波は超音波センサ3に到達
して検出される。この場合、雨風によりタンク壁に超音
波が生じていても、絶縁ガス中に伝搬しにくい上、超音
波センサ3の周囲のセラミック繊維4により吸収され
る。このため超音波の検出により部分放電が適確に検出
される。
【0009】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、超音波セ
ンサを、金属ケース内にセラミック繊維を介して配設し
たので、次のような優れた効果が得られる。
【0010】(1)セラミック繊維は、直径が数μmと
細く、形状が綿状でガス空間を有しているので、超音波
の吸音性能が良い。
【0011】(2)セラミック繊維は耐化学侵蝕性(耐
酸、耐アルカリ性)が良いので、SF6分解ガスが多く
発生するガスしゃ断器に使用することができる(ガラス
繊維では使用できない)。
【0012】(3)セラミック繊維はプラスチックと異
なり、低温時に素材が硬くなり吸音性能が低下すること
がない。
【0013】(4)セラミック繊維は軽量であるので、
超音波センサ部分を軽量に構成することができる。
【0014】(5)絶縁物のセラミック繊維を用いるこ
とで超音波センサを金属ケースと絶縁することができ、
ケースのシールドにより電気シールドができ、センサの
耐ノイズ性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成図。
【図2】実施例の超音波センサをガス絶縁電力機器のタ
ンク内に設けたときの構成図。
【符号の説明】
1…金網、2…金属ケース、3…超音波センサ、4…綿
状のセラミック繊維、5…ガスシールフランジ、11…
タンク、12…ハンドホール、13…ガスシールコネク
タ、14…アンプ、15…部分放電監視装置。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁電力機器のタンクに設けられた
    ハンドホール内に超音波センサを配設し、該センサで検
    出した超音波信号に基づいて部分放電を監視する装置に
    おいて、前記超音波センサを、金属ケース内にセラミッ
    ク繊維を介して配設したことを特徴とするガス絶縁電力
    機器のガス中超音波センサ。
JP2817491U 1991-04-24 1991-04-24 ガス絶縁電力機器のガス中超音波センサ Expired - Lifetime JP2537029Y2 (ja)

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JPH04124476U JPH04124476U (ja) 1992-11-12
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