JPH04289715A - 原子炉のmiケーブル取付け構造 - Google Patents

原子炉のmiケーブル取付け構造

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Publication number
JPH04289715A
JPH04289715A JP3052288A JP5228891A JPH04289715A JP H04289715 A JPH04289715 A JP H04289715A JP 3052288 A JP3052288 A JP 3052288A JP 5228891 A JP5228891 A JP 5228891A JP H04289715 A JPH04289715 A JP H04289715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
mounting seat
plug
reactor vessel
detector
Prior art date
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Pending
Application number
JP3052288A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Jinbo
雅一 神保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3052288A priority Critical patent/JPH04289715A/ja
Publication of JPH04289715A publication Critical patent/JPH04289715A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばガス冷却型原子炉
の原子炉内中性子検出装置等、原子炉容器内に設置され
た検出器の電気信号をMIケーブルにより原子炉容器外
に取出すための原子炉のMIケーブル取付け構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に原子炉の起動、停止、及び運転時
に原子炉の核分裂の状態を知るために、核分裂反応によ
って生成する中性子の量を測定している。原子炉内での
核分裂反応が多くなるに従って出力は上昇するが、その
核分裂反応の度合いは中性子量を測定することによって
知ることができる。原子炉の運転状態を知るために中性
子の量を測定し、これを原子炉の出力制御,起動,停止
等に利用している。
【0003】核分裂反応が盛んに起こり、中性子の生成
量が多い出力の高い状態では、原子炉容器の外側から中
性子を測定することはできる。しかしながら、原子炉の
起動時や原子炉の停止を確認する場合等、中性子量の少
ない状態では原子炉容器内で測定する必要がある。この
ため、一般に、中性子検出器は原子炉容器内と原子炉容
器外の両方に設置されている。
【0004】このうち、例えばガス冷却型原子炉の原子
炉内中性子検出装置は図2に示すごとく構成されている
。すなわち、図2において、原子炉容器1の内部には黒
鉛ブロック,核分裂性物質等からなる燃料等により構成
される炉心2が設置され、この炉心2内に放射線検出器
3として例えば中性子検出器(以下、検出器3と記す)
が設置されている。原子炉容器1の内部はヘリウム等の
ガスによって満たされており、炉心2はこのガスによっ
て冷却されている。検出器3はその内部に反応物質とし
て例えばホウ素,ウラン235 等が設けられており、
中性子が検出器3内に入射した際、これらの反応物質と
の反応で生じる 4He,核分裂片等の電離作用によっ
て電気信号に変換している。すなわち、検出器3は中性
子が入射すると、電気信号を発信する仕組みになってい
る。
【0005】この電気信号はMIケーブル4により原子
炉容器1の外部に取出される。MIケーブル4は原子炉
容器1に取付けられたスタンドパイプ5の頂部のプラグ
6を貫通して原子炉容器1外へ引き回されている。MI
ケーブル4は原子炉容器1内の炉心2の近傍の高温部を
通過するため、図3に示す金属被覆管7で導線8を被覆
したMIケーブル4を使用している。すなわち、MIケ
ーブル4は耐熱金属等を細長い円筒状に加工した被覆管
7の中心に電気信号を伝える導線8を配し、被覆管7と
導線8の間に絶縁材9を充填した構造となっている。M
Iケーブル4がプラグ6を貫通する部分を拡大して図4
に示す。原子炉容器1の内側は一次冷却材で満たされて
おり、外部に一次冷却材が漏洩しないように気密構造に
する必要があるため、MIケーブル4の被覆管7をプラ
グ6に溶接して取付けている。一般には、被覆管7は薄
く溶接が難しいため、溶接時の取扱性を考慮して一旦被
覆管7を取付座10に溶接部11aで溶接した後、取付
座10をプラグ6に溶接部11bで溶接して取付けてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成ではMIケ
ーブル4の被覆管7は気密構造をとるために取付座10
に貫通孔を設け、この貫通孔内をMIケーブル4を挿通
して取付座10に気密溶接している。そのため、被覆管
7と取付座10とは接触しており、取付座10はプラグ
6と接触している。プラグ6はスタンドパイプ5と接触
しており、スタンドパイプ5は原子炉容器1に取付けら
れている。ここで、被覆管7は耐熱性を必要とするため
金属で形成し、取付座10も被覆管7との溶接を必要と
するため金属である。また、スタンドパイプ5,原子炉
容器1も一般に鉄を主体とする金属であり、いずれも導
電性の材料である。従って、被覆管7から原子炉容器1
までの間は電気的に接触した状態になっている。原子炉
容器1の周辺には他の電気品による電気的雑音や、炉心
での核分裂に起因する電気的雑音等多数の雑音が発生し
ており、被覆管7が原子炉容器1と電気的に接触してい
る状態のため、これらの電気的雑音が原子炉容器1を通
じて被覆管7に侵入するのを避けることはできない課題
がある。 同時に、被覆管7の電気的雑音は相互誘導等により、導
線8を通じ信号処理系に伝搬し、あるいは被覆管7をア
ースとして利用する型の装置では直接信号処理系に伝搬
されていた。
【0007】ここで、検出器3からの信号は、前述のよ
うに核分裂片等の電離作用によるものであり、微弱な電
気信号であるため、原子炉容器等を伝わって侵入してき
た電気的雑音と重なった場合、検出器3の出力信号の信
頼性が低下するという課題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、検出器を電気的にアースから浮かせ、原子炉
容器からの電気的雑音を低減し、中性子検出器等の原子
炉内に設置された放射線検出器からの電気的出力信号の
信頼性を高める原子炉のMIケーブル取付け構造を提供
するものである。 [発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は原子炉容器内に
設置された検出器からの電気信号を該原子炉容器外に取
出すMIケーブルと、このMIケーブルが挿通して気密
に取付けられる取付座と、この取付座が電気的絶縁物を
介してボルト締めで固定される前記原子炉容器に設けら
れたプラグと、このプラグと対向する前記取付座の対向
面に設けられる電気的絶縁物とからなることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】このように構成された原子炉のMIケーブル取
付け構造では、原子炉容器近傍で発生した電気的雑音が
原子炉容器,スタンドパイプ,プラグを伝搬してきた場
合、プラグと取付座の間に設置した絶縁材によりプラグ
と取付座の間が電気的に絶縁されるので、取付座及び被
覆管に電気的雑音が伝搬することはない。従って、検出
器からの出力信号に原子炉容器からの電気的雑音が重畳
されることなく、より信頼性の高い出力信号を信号処理
系へ取出すことが可能となる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照して説明する
。なお、図4に示したものと同一部分には同一符号を付
して説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例を適用したガス冷
却型原子炉の検出器3の出力信号を取出すMIケーブル
4を原子炉容器から取出す部分の縦断面図を示すもので
ある。本実施例において、検出器3の出力信号を取出す
MIケーブル4は取付座10の貫通孔を挿通し、気密を
保つように溶接部11で取付座10に溶接されている。 取付座10はその突出部10aがプラグ6の貫通孔12
内に挿入され、ボルト16締めによってプラグ6に固定
されている。 取付座10とプラグ6との間には電気的絶縁を行う、例
えばセラミック等を材料とする絶縁板13が、またボル
ト16と取付座10の間には電気的絶縁を行う、例えば
セラミック等を材料とする絶縁リング14、同絶縁座金
15及びバネ座金18がそれぞれ介在されている。さら
に、取付座10と絶縁板13、並びに絶縁板13とプラ
グ6の間の気密を保つためシールリング17が設けられ
ている。また、プラグ6と対向する取付座10の対向面
の突出部10aには電気的絶縁物の絶縁スリーブ19が
設けられている。ここで、プラグ6とボルト16、取付
座10と被覆管7は電気的に接触しているが、絶縁板1
3と絶縁リング14,絶縁座金15により取付座10と
プラグ6,ボルト16の間は電気的に絶縁されている。 従って、検出器3はアースから浮いた状態となり、被覆
管7はプラグ6と電気的に接触している原子炉容器と電
気的絶縁状態を保つ構造となっている。また、原子炉容
器内の気密は取付座10と絶縁板13並びにプラグ6と
絶縁板13の間に設置したシールリング17によって保
たれる構造となっている。なお、図中20はMIケーブ
ル4に接続されたコネクタを示している。検出器3とし
ては放射線検出器だけでなく、原子炉容器内に設置され
る他の検出器にも適用できることはもちろんである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、検出器を電気的にアー
スから浮かせ、原子炉容器と検出器及び出力信号取出し
用MIケーブル間の絶縁を保つことができる。従って、
電気的雑音が少なく信頼性の高い電気信号を原子炉内に
設置した検出器から取出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る原子炉のMIケーブル取付
け構造の一実施例を示す縦断面図。
【図2】従来の原子炉のMIケーブル取付け構造の概略
を示す縦断面図。
【図3】図2におけるMIケーブルを拡大して示す縦断
面図。
【図4】図2におけるA部を拡大して示す縦断面図。
【符号の説明】
1…原子炉容器、2…炉心、3…放射線検出器、4…M
Iケーブル、5…スタンドパイプ、6…プラグ、7…被
覆管、8…導線、9…無機絶縁材、10…取付座、11
…溶接部、12…貫通孔、13…絶縁板、14…絶縁リ
ング、15…絶縁座金、16…ボルト、17…シールリ
ング、18…バネ座金、19…絶縁スリーブ、20…コ
ネクタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原子炉容器内に設置された検出器から
    の電気信号を該原子炉容器外に取出すMIケーブルと、
    このMIケーブルが挿通して気密に取付けられる取付座
    と、この取付座が電気的絶縁物を介してボルト締めで固
    定される前記原子炉容器に設けられたプラグと、このプ
    ラグと対向する前記取付座の対向面に設けられる電気的
    絶縁物とからなることを特徴とする原子炉のMIケーブ
    ル取付け構造。
JP3052288A 1991-03-18 1991-03-18 原子炉のmiケーブル取付け構造 Pending JPH04289715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3052288A JPH04289715A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 原子炉のmiケーブル取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3052288A JPH04289715A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 原子炉のmiケーブル取付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04289715A true JPH04289715A (ja) 1992-10-14

Family

ID=12910617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3052288A Pending JPH04289715A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 原子炉のmiケーブル取付け構造

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JP (1) JPH04289715A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022508764A (ja) * 2018-10-15 2022-01-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 高パワーレーザシステムにおける熱インタフェース材料のポンピングの対処のためのシステム及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022508764A (ja) * 2018-10-15 2022-01-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 高パワーレーザシステムにおける熱インタフェース材料のポンピングの対処のためのシステム及び方法

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