JP3720881B2 - 自動取引装置の資金量推移予測方式 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、現金自動支払機や現金自動預出金機など、金融機関における自動取引装置の取引データから、自動取引装置に格納されている資金量の推移を複数の日にまたがって時刻レベルで予測する自動取引装置の資金量推移予測方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、銀行などの金融機関における自動取引装置(現金自動支払機、現金自動預出金機など)には、大量の現金が格納されており、この格納に必要な資金の量は、各支店などにおいて現金を準備すべき量と密接に関わる重要な事項である。自動取引装置に格納する現金が少なすぎれば、現金切れが生じて著しいサービス低下を招くし、逆に現金を多くしすぎると、資金運用上の効率が下がって収益の低下を招く。
【0003】
そこで、必要な資金量を予測し、適切な量の現金を自動取引装置に格納しておこうという考えが提案されている。そのためには、必要な資金量の予測が必要であり、既に、そうした資金量予測装置の開発がなされている。そして、それらの予測の多くは、予測日と曜日や日付などの環境条件が同じ日の取引データを過去から持ってきて、若干の補正を加える方式を取っている。したがって、その予測は必然的に1日単位になっている。
【0004】
しかしながら、実際の銀行業務においては、自動取引装置に資金を格納するのは、何も朝一番に限るものではなく、また、本店などから輸送する現金の量を決めるのは前日であったりする。すなわち、たとえば、明日の11時にいくら現金を自動取引装置に格納する予定にすればよいとか、といったことを予測できる必要がある。
【0005】
このように、たとえば、明日の昼間にいくら現金を格納するかを指示するには、従来のように1日単位の必要資金量を予測するだけでは不充分である。連続する複数日数に渡って、かつ、時刻レベルで資金量がどのように推移していくかが予測できていなければならないことになる。
【0006】
従来の方式で複数日数、たとえば、今日の午後2時から明日の午前11時までの予測を行なおうとすると、今日と明日と連続2日間をまとめて1つの環境条件を考えて、それと同じ環境条件を持つ連続2日間を過去から探してくることが考えられる。この場合、2日間をまとめて1つの環境条件として、同じ環境条件の取引データを過去から探すには、過去の取引データも大量でないと発見できない可能性がある。
【0007】
さらに、もっと長く、たとえば、3日間、4日間といった長さの予測を行なおうとすると、過去に同じ環境条件の連続した3日間、4日間があったかどうかは疑わしくなってくる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の方式にあっては、必要な資金量の予測が1日単位で行なわれるものであった。このため、たとえば、翌日や翌々日の昼間などに現金を輸送する量を決めるなどの計画を立てる支援としては不充分であった。実際の本店と支店との間の現金輸送などは、様々な時間に行なわれるので、今後、数日にわたる必要な資金量の推移の様子を予測することが望ましいのに、それが難しいという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、金融機関における現金の準備量や輸送の計画を立てるための支援となるべく、今後数日に渡って自動取引装置の必要資金量の推移の様子を時刻レベルで予測することができる自動取引装置の資金量推移予測方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動取引装置の資金量推移予測方式は、自動取引装置に格納されている資金量の推移を予測するものであって、予測しようとする対象期間を設定する予測期間設定手段と、この予測期間設定手段で設定された予測対象期間に含まれる各日に応じて対応する日付、曜日などの環境条件を生成する環境条件生成手段と、この環境条件生成手段で生成された環境条件に応じた各日の1日の資金量の推移を予測する1日推移予測手段と、この1日推移予測手段で予測された資金量推移の予測結果を連結して、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の複数日全体に渡る資金量の推移データを生成する予測連結手段と、この予測連結手段で生成された資金量の推移データを出力する出力手段とを具備している。
【0011】
また、本発明の自動取引装置の資金量推移予測方式は、自動取引装置に格納されている資金量の推移を予測するものであって、自動取引装置の取引データの時系列データや日付、曜日などの環境条件データを記憶した取引データ記憶手と、予測しようとする対象期間を設定する予測期間設定手段と、この予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日に応じて対応する日付、曜日などの環境条件を生成する環境条件生成手段と、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日それぞれに対して、前記環境条件生成手段で生成された環境条件を持つ日を1つ選択する選択手段と、この選択手段で選択された1日の取引データを前記取引データ記憶手段から取出す取引データ取出手段と、この取引データ取出手段で取出された複数の日の取引データを連結して1つの取引時系列データを生成する取引データ連結手段と、この取引データ連結手段で生成された取引時系列データから資金量推移データを生成する資金量推移生成手段と、この資金量推移生成手段で生成された資金量推移データを出力する出力手段とを具備している。
【0012】
さらに、本発明の自動取引装置の資金量推移予測方式は、自動取引装置に格納されている資金量の推移を予測するものであって、自動取引装置の取引データの時系列データや日付、曜日などの環境条件データを記憶した取引データ記憶手段と、予測しようとする対象期間を設定する予測期間設定手段と、この予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日に応じて対応する日付、曜日などの環境条件を生成する環境条件生成手段と、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日それぞれに対して、前記環境条件生成手段で生成された環境条件を持つ日を複数選択する選択手段と、この選択手段で選択された各日の取引データを前記取引データ記憶手段から取出す取引データ取出手段と、この取引データ取出手段で取出された取引データから、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日それぞれに対応する仮想的な取引データを生成する仮想1日取引データ生成手段と、この仮想1日取引データ生成手段で生成された取引データを連結して1つの取引時系列データを生成する取引データ連結手段と、この取引データ連結手段で生成された取引時系列データから資金量推移データを生成する資金量推移生成手段と、この資金量推移生成手段で生成された資金量推移データを出力する出力手段とを具備している。
【0013】
上記手段によれば、予測を行なうための環境条件は1日単位で保持しておいても、それを用いて引き出された予測推移や取引データを連結するので、複数日数の時刻レベルでの資金量推移予測を行なうことが可能になる。これにより、今後数日に渡っての現金輸送量や時刻を決めるための強力な支援が実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態は、現金自動預出金機などの自動取引装置内の資金量の推移を2日以上に渡って時刻レベルで予測することを一例として説明する。
【0015】
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成図である。まず、全体の処理の流れと各部の働きについて説明する。なお、ここでは、簡単のため、資金量の推移を自動取引装置内の1万円札の数で表すこととする。
【0016】
予測期間設定部11は、予測しようとする対象期間を設定するものである。ここでは、たとえば、1995年6月5日〜6月6日の2日間を予測することとする。予測期間設定部11で設定された対象期間データは、環境条件生成部12に送られ、その対象期間の各日に対応した環境条件が生成される。ここに、環境条件とは、日付や曜日など、その日の環境を表すもので、たとえば、図4に示すようなデータが生成される。なお、図4では、日付が「5」、曜日が「月」で、各種フラグは立っていないという環境条件が表されている。
【0017】
こうした環境条件が生成されると、1日推移予測部13は、当該環境条件の日の1日の資金量推移を予測する。この予測方法については、後で例を上げて詳細に説明する。1日の資金量推移が予測されると、予測された結果は、記憶手段としての1日推移データベース(DB)14に、図5に示すような形式で格納される。なお、図5のデータは、番号「001」の自動取引装置(ATM)に関して、1995年6月5日と6月6日のそれぞれについて、朝の最初の資金量を「0」とした場合に15分ごとに資金量がどう推移していくかを示している。
【0018】
次に、予測連結部15は、1日推移データベース14内のデータから、6月5日と6月6日の各データを連結して、2日間に渡る推移予測データを生成する。この生成した推移予測データの一例が図6である。
【0019】
こうして予測ができあがると、出力部16は、その連結したデータを図7に示すようなグラフに変換して表示出力する。ここに、図8は、1日推移データベース14における各日の推移の様子を一緒に表したものであり、これを予測連結部15が連結したものが図7である。なお、出力部16は、CRT表示装置(あるいは、液晶表示装置)やプリンタなどによって構成されている。
【0020】
次に、1日推移予測部13の予測処理について説明する。図2および図3の点線内部は、それぞれ、1日推移予測部13の概略構成図である。
まず、図2では、環境条件生成部12から送られた環境条件に対応して、予測データ取出部21は、記憶手段としての推移予測データベース22に格納されている該当データを取出す。推移予測データベース22に格納されているデータ例を示したのが図9であり、環境条件ごとに1日の推移予測データが格納されている。
【0021】
したがって、予測データ取出部21が、環境条件生成部12が生成した環境条件に応じた推移予測データを推移予測データベース22から取出せば、1日の推移予測となる。なお、推移予測データベース22に格納する推移予測データは、たとえば、後述するような手法で、あらかじめ取引データから生成して格納しておけばよい。
【0022】
次に、図3では、図2のように、あらかじめ環境条件ごとに推移予測を生成して格納してあるのではない場合を示している。取引データ取出部31は、環境条件生成部12から送られた環境条件に応じて、当該環境条件に当たる日の取引データを、記憶手段としての取引データベース32から取出す。1日予測推論部33は、この取出された取引データから1日の推移予測を推論する。
【0023】
取引データベース32のデータ例を示したのが図10である。図10の取引データは、データの始めに環境条件が示されており、次に、具体的な自動取引装置番号(ATM番号)と日付、そして1日の全取引が示されている。また、各取引について通番、時刻、種別、金額の4つの項目がしるされている。
【0024】
取引データ取出部31が、取引データベース32から当該環境条件の日のデータだけを取出すと、1日予測推論部33は、まず、各取引データから、1日の資金量推移を計算する。そうすると、同じ環境条件の日の推移がいくつか生成されることとなる。その後、その複数の推移を平均すると、当該環境条件の日の1日の推移予測とすることができる。これにより、1日予測推論部33は、1日の推移予測を生成し、1日推移データベース14に格納することが可能となる。
【0025】
以上説明した第1の実施の形態によれば、資金量推移予測そのものは1日ごとに行なうので、2日連続してまとめて同じ環境条件のデータを探す必要はない。したがって、月日の離れた複数の日から連続した資金量推移予測を行なうことが可能になる。
【0026】
次に、第2の実施の形態について説明する。
図11は、第2の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成図である。第2の実施の形態も、上述した第1の実施の形態と同じ目的のシステムである。
【0027】
すなわち、環境条件生成部12が環境条件を生成すると、取引データ1日選択取出部41は、取引データベース32から当該環境条件の日を1日選んで取出してくる。予測期間設定部11で設定された各日について、同じ環境条件の日を1日選んで取引データベース32から取出したら、その取引データを取引データ連結部42へ送る。
【0028】
取引データ連結部42は、送られた別々の日の各取引データを、予測期間に合わせて連続した日の取引であると扱って、各取引データを連結し、それを資金量推移生成部43に送る。資金量推移生成部43は、取引データ連結部42で連結された取引データを資金量の推移に変換して、出力部16に送る。出力部16は、その変換結果を表示出力する。
【0029】
ここで、取引データベース32には、同じ環境条件を持つ日の取引データがいくつも格納されているので、どの日を選んで取出すかが問題になるが、最も最近の日を選んで取出すことが可能であるし、最も取引の多い日を選んで取出すことも可能である。同じ環境条件の日の中でも最近の方が、より状況が似ていると考えるならば、最近の日を選択するようにすればよいし、また、取引データとしての利用価値は、取引数が多い方が高いと考えるならば、最も取引の多い日を選択するようにすればよい。
【0030】
このようにすれば、予測としての性能は落ちるものの、取引データベースを持っておくだけで、1日の資金量推移を予測することなく、簡易に複数日に渡る資金量推移予測を生成することが可能となる。
【0031】
次に、第3の実施の形態について説明する。
図12は、第3の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成図である。第3の実施の形態も、前述した第1の実施の形態と同じ目的のシステムである。
【0032】
すなわち、環境条件生成部12で環境条件が生成されると、取引データ複数取出部51は、当該環境条件の日の各取引データを全て取引データベース32から取出す。取出された各取引データは、仮想1日取引データ生成部52に送られ、ここで同じ環境条件を持つ複数の日の取引データから仮想的な1日取引データを生成する。
【0033】
仮想1日取引データ生成部52で生成された仮想的な取引データは、取引データ連結部42に送られ、ここで連結されて連続する仮想的な取引データとなり、資金量推移生成部43に送られる。資金量推移生成部43は、取引データ連結部42で連結された取引データを資金量の推移に変換して、出力部16に送る。出力部16は、その変換結果を表示出力する。
【0034】
仮想1日取引データ生成部52が生成する仮想的な1日取引データは次のような方法で生成できる。すなわち、まず、同じ環境条件を持つ日全部の全取引データを一緒にして時刻順に並べる。そして、取引金額をデータの日の数で割る。たとえば、同じ環境条件を持つ日が3日あり、その全ての取引データを集めて時刻順に並べたら、全ての取引金額を「3」で割る。これにより、仮想的な1日取引データが生成できる。
【0035】
このようにすれば、例外的に大きな金額の取引があった場合の影響が小さくなるなど、より平均的な資金量推移予測に結び付くことが期待できる。しかも、用いるデータは取引データのみであり、1日ごとの予測を行なうわけではないので、簡易性も備えている。
【0036】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、連続する複数の日にわたって自動取引装置に格納されている資金量の推移を時刻レベルで予測することが可能となる。これにより、今後数日で、どの時刻あたりに資金需要が厳しくなるかなども予想がつき、店舗として資金を受取ったり送出したりするタイミングや量を決定するための大きな支援となる。しかも、そうした予想が過去の取引データのみからでも簡易的に可能であり、実用上多大なる効果が期待できる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、金融機関における現金の準備量や輸送の計画を立てるための支援となるべく、今後数日に渡って自動取引装置の必要資金量の推移の様子を時刻レベルで予測することができる自動取引装置の資金量推移予測方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成を示すブロック図。
【図2】1日推移予測部の概略構成を示すブロック図。
【図3】1日推移予測部の別の概略構成を示すブロック図。
【図4】生成される環境条件の一例を示す図。
【図5】1日推移データベースに格納されているデータの一例を示す図。
【図6】予測連結部が連結したデータの一例を示す図。
【図7】連結したデータをグラフで表示した一例を示す図。
【図8】連結前のデータをグラフで表示した一例を示す図。
【図9】推移予測データベースに格納されているデータの一例を示す図。
【図10】取引データベースに格納されているデータの一例を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成を示すブロック図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11……予測期間設定部、12……環境条件生成部、13……1日推移予測部、14……1日推移データベース、15……予測連結部、16……出力部、21……予測データ取出部、22……推移予測DBデータベース、31……取引データ取出部、32……取引データベース、33……1日予測推論部、41……取引データ1日選択取出部、42……取引データ連結部、43……資金量推移生成部、51……取引データ複数取出部、52……仮想1日取引データ生成部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、現金自動支払機や現金自動預出金機など、金融機関における自動取引装置の取引データから、自動取引装置に格納されている資金量の推移を複数の日にまたがって時刻レベルで予測する自動取引装置の資金量推移予測方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、銀行などの金融機関における自動取引装置(現金自動支払機、現金自動預出金機など)には、大量の現金が格納されており、この格納に必要な資金の量は、各支店などにおいて現金を準備すべき量と密接に関わる重要な事項である。自動取引装置に格納する現金が少なすぎれば、現金切れが生じて著しいサービス低下を招くし、逆に現金を多くしすぎると、資金運用上の効率が下がって収益の低下を招く。
【0003】
そこで、必要な資金量を予測し、適切な量の現金を自動取引装置に格納しておこうという考えが提案されている。そのためには、必要な資金量の予測が必要であり、既に、そうした資金量予測装置の開発がなされている。そして、それらの予測の多くは、予測日と曜日や日付などの環境条件が同じ日の取引データを過去から持ってきて、若干の補正を加える方式を取っている。したがって、その予測は必然的に1日単位になっている。
【0004】
しかしながら、実際の銀行業務においては、自動取引装置に資金を格納するのは、何も朝一番に限るものではなく、また、本店などから輸送する現金の量を決めるのは前日であったりする。すなわち、たとえば、明日の11時にいくら現金を自動取引装置に格納する予定にすればよいとか、といったことを予測できる必要がある。
【0005】
このように、たとえば、明日の昼間にいくら現金を格納するかを指示するには、従来のように1日単位の必要資金量を予測するだけでは不充分である。連続する複数日数に渡って、かつ、時刻レベルで資金量がどのように推移していくかが予測できていなければならないことになる。
【0006】
従来の方式で複数日数、たとえば、今日の午後2時から明日の午前11時までの予測を行なおうとすると、今日と明日と連続2日間をまとめて1つの環境条件を考えて、それと同じ環境条件を持つ連続2日間を過去から探してくることが考えられる。この場合、2日間をまとめて1つの環境条件として、同じ環境条件の取引データを過去から探すには、過去の取引データも大量でないと発見できない可能性がある。
【0007】
さらに、もっと長く、たとえば、3日間、4日間といった長さの予測を行なおうとすると、過去に同じ環境条件の連続した3日間、4日間があったかどうかは疑わしくなってくる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の方式にあっては、必要な資金量の予測が1日単位で行なわれるものであった。このため、たとえば、翌日や翌々日の昼間などに現金を輸送する量を決めるなどの計画を立てる支援としては不充分であった。実際の本店と支店との間の現金輸送などは、様々な時間に行なわれるので、今後、数日にわたる必要な資金量の推移の様子を予測することが望ましいのに、それが難しいという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、金融機関における現金の準備量や輸送の計画を立てるための支援となるべく、今後数日に渡って自動取引装置の必要資金量の推移の様子を時刻レベルで予測することができる自動取引装置の資金量推移予測方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動取引装置の資金量推移予測方式は、自動取引装置に格納されている資金量の推移を予測するものであって、予測しようとする対象期間を設定する予測期間設定手段と、この予測期間設定手段で設定された予測対象期間に含まれる各日に応じて対応する日付、曜日などの環境条件を生成する環境条件生成手段と、この環境条件生成手段で生成された環境条件に応じた各日の1日の資金量の推移を予測する1日推移予測手段と、この1日推移予測手段で予測された資金量推移の予測結果を連結して、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の複数日全体に渡る資金量の推移データを生成する予測連結手段と、この予測連結手段で生成された資金量の推移データを出力する出力手段とを具備している。
【0011】
また、本発明の自動取引装置の資金量推移予測方式は、自動取引装置に格納されている資金量の推移を予測するものであって、自動取引装置の取引データの時系列データや日付、曜日などの環境条件データを記憶した取引データ記憶手と、予測しようとする対象期間を設定する予測期間設定手段と、この予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日に応じて対応する日付、曜日などの環境条件を生成する環境条件生成手段と、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日それぞれに対して、前記環境条件生成手段で生成された環境条件を持つ日を1つ選択する選択手段と、この選択手段で選択された1日の取引データを前記取引データ記憶手段から取出す取引データ取出手段と、この取引データ取出手段で取出された複数の日の取引データを連結して1つの取引時系列データを生成する取引データ連結手段と、この取引データ連結手段で生成された取引時系列データから資金量推移データを生成する資金量推移生成手段と、この資金量推移生成手段で生成された資金量推移データを出力する出力手段とを具備している。
【0012】
さらに、本発明の自動取引装置の資金量推移予測方式は、自動取引装置に格納されている資金量の推移を予測するものであって、自動取引装置の取引データの時系列データや日付、曜日などの環境条件データを記憶した取引データ記憶手段と、予測しようとする対象期間を設定する予測期間設定手段と、この予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日に応じて対応する日付、曜日などの環境条件を生成する環境条件生成手段と、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日それぞれに対して、前記環境条件生成手段で生成された環境条件を持つ日を複数選択する選択手段と、この選択手段で選択された各日の取引データを前記取引データ記憶手段から取出す取引データ取出手段と、この取引データ取出手段で取出された取引データから、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日それぞれに対応する仮想的な取引データを生成する仮想1日取引データ生成手段と、この仮想1日取引データ生成手段で生成された取引データを連結して1つの取引時系列データを生成する取引データ連結手段と、この取引データ連結手段で生成された取引時系列データから資金量推移データを生成する資金量推移生成手段と、この資金量推移生成手段で生成された資金量推移データを出力する出力手段とを具備している。
【0013】
上記手段によれば、予測を行なうための環境条件は1日単位で保持しておいても、それを用いて引き出された予測推移や取引データを連結するので、複数日数の時刻レベルでの資金量推移予測を行なうことが可能になる。これにより、今後数日に渡っての現金輸送量や時刻を決めるための強力な支援が実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態は、現金自動預出金機などの自動取引装置内の資金量の推移を2日以上に渡って時刻レベルで予測することを一例として説明する。
【0015】
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成図である。まず、全体の処理の流れと各部の働きについて説明する。なお、ここでは、簡単のため、資金量の推移を自動取引装置内の1万円札の数で表すこととする。
【0016】
予測期間設定部11は、予測しようとする対象期間を設定するものである。ここでは、たとえば、1995年6月5日〜6月6日の2日間を予測することとする。予測期間設定部11で設定された対象期間データは、環境条件生成部12に送られ、その対象期間の各日に対応した環境条件が生成される。ここに、環境条件とは、日付や曜日など、その日の環境を表すもので、たとえば、図4に示すようなデータが生成される。なお、図4では、日付が「5」、曜日が「月」で、各種フラグは立っていないという環境条件が表されている。
【0017】
こうした環境条件が生成されると、1日推移予測部13は、当該環境条件の日の1日の資金量推移を予測する。この予測方法については、後で例を上げて詳細に説明する。1日の資金量推移が予測されると、予測された結果は、記憶手段としての1日推移データベース(DB)14に、図5に示すような形式で格納される。なお、図5のデータは、番号「001」の自動取引装置(ATM)に関して、1995年6月5日と6月6日のそれぞれについて、朝の最初の資金量を「0」とした場合に15分ごとに資金量がどう推移していくかを示している。
【0018】
次に、予測連結部15は、1日推移データベース14内のデータから、6月5日と6月6日の各データを連結して、2日間に渡る推移予測データを生成する。この生成した推移予測データの一例が図6である。
【0019】
こうして予測ができあがると、出力部16は、その連結したデータを図7に示すようなグラフに変換して表示出力する。ここに、図8は、1日推移データベース14における各日の推移の様子を一緒に表したものであり、これを予測連結部15が連結したものが図7である。なお、出力部16は、CRT表示装置(あるいは、液晶表示装置)やプリンタなどによって構成されている。
【0020】
次に、1日推移予測部13の予測処理について説明する。図2および図3の点線内部は、それぞれ、1日推移予測部13の概略構成図である。
まず、図2では、環境条件生成部12から送られた環境条件に対応して、予測データ取出部21は、記憶手段としての推移予測データベース22に格納されている該当データを取出す。推移予測データベース22に格納されているデータ例を示したのが図9であり、環境条件ごとに1日の推移予測データが格納されている。
【0021】
したがって、予測データ取出部21が、環境条件生成部12が生成した環境条件に応じた推移予測データを推移予測データベース22から取出せば、1日の推移予測となる。なお、推移予測データベース22に格納する推移予測データは、たとえば、後述するような手法で、あらかじめ取引データから生成して格納しておけばよい。
【0022】
次に、図3では、図2のように、あらかじめ環境条件ごとに推移予測を生成して格納してあるのではない場合を示している。取引データ取出部31は、環境条件生成部12から送られた環境条件に応じて、当該環境条件に当たる日の取引データを、記憶手段としての取引データベース32から取出す。1日予測推論部33は、この取出された取引データから1日の推移予測を推論する。
【0023】
取引データベース32のデータ例を示したのが図10である。図10の取引データは、データの始めに環境条件が示されており、次に、具体的な自動取引装置番号(ATM番号)と日付、そして1日の全取引が示されている。また、各取引について通番、時刻、種別、金額の4つの項目がしるされている。
【0024】
取引データ取出部31が、取引データベース32から当該環境条件の日のデータだけを取出すと、1日予測推論部33は、まず、各取引データから、1日の資金量推移を計算する。そうすると、同じ環境条件の日の推移がいくつか生成されることとなる。その後、その複数の推移を平均すると、当該環境条件の日の1日の推移予測とすることができる。これにより、1日予測推論部33は、1日の推移予測を生成し、1日推移データベース14に格納することが可能となる。
【0025】
以上説明した第1の実施の形態によれば、資金量推移予測そのものは1日ごとに行なうので、2日連続してまとめて同じ環境条件のデータを探す必要はない。したがって、月日の離れた複数の日から連続した資金量推移予測を行なうことが可能になる。
【0026】
次に、第2の実施の形態について説明する。
図11は、第2の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成図である。第2の実施の形態も、上述した第1の実施の形態と同じ目的のシステムである。
【0027】
すなわち、環境条件生成部12が環境条件を生成すると、取引データ1日選択取出部41は、取引データベース32から当該環境条件の日を1日選んで取出してくる。予測期間設定部11で設定された各日について、同じ環境条件の日を1日選んで取引データベース32から取出したら、その取引データを取引データ連結部42へ送る。
【0028】
取引データ連結部42は、送られた別々の日の各取引データを、予測期間に合わせて連続した日の取引であると扱って、各取引データを連結し、それを資金量推移生成部43に送る。資金量推移生成部43は、取引データ連結部42で連結された取引データを資金量の推移に変換して、出力部16に送る。出力部16は、その変換結果を表示出力する。
【0029】
ここで、取引データベース32には、同じ環境条件を持つ日の取引データがいくつも格納されているので、どの日を選んで取出すかが問題になるが、最も最近の日を選んで取出すことが可能であるし、最も取引の多い日を選んで取出すことも可能である。同じ環境条件の日の中でも最近の方が、より状況が似ていると考えるならば、最近の日を選択するようにすればよいし、また、取引データとしての利用価値は、取引数が多い方が高いと考えるならば、最も取引の多い日を選択するようにすればよい。
【0030】
このようにすれば、予測としての性能は落ちるものの、取引データベースを持っておくだけで、1日の資金量推移を予測することなく、簡易に複数日に渡る資金量推移予測を生成することが可能となる。
【0031】
次に、第3の実施の形態について説明する。
図12は、第3の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成図である。第3の実施の形態も、前述した第1の実施の形態と同じ目的のシステムである。
【0032】
すなわち、環境条件生成部12で環境条件が生成されると、取引データ複数取出部51は、当該環境条件の日の各取引データを全て取引データベース32から取出す。取出された各取引データは、仮想1日取引データ生成部52に送られ、ここで同じ環境条件を持つ複数の日の取引データから仮想的な1日取引データを生成する。
【0033】
仮想1日取引データ生成部52で生成された仮想的な取引データは、取引データ連結部42に送られ、ここで連結されて連続する仮想的な取引データとなり、資金量推移生成部43に送られる。資金量推移生成部43は、取引データ連結部42で連結された取引データを資金量の推移に変換して、出力部16に送る。出力部16は、その変換結果を表示出力する。
【0034】
仮想1日取引データ生成部52が生成する仮想的な1日取引データは次のような方法で生成できる。すなわち、まず、同じ環境条件を持つ日全部の全取引データを一緒にして時刻順に並べる。そして、取引金額をデータの日の数で割る。たとえば、同じ環境条件を持つ日が3日あり、その全ての取引データを集めて時刻順に並べたら、全ての取引金額を「3」で割る。これにより、仮想的な1日取引データが生成できる。
【0035】
このようにすれば、例外的に大きな金額の取引があった場合の影響が小さくなるなど、より平均的な資金量推移予測に結び付くことが期待できる。しかも、用いるデータは取引データのみであり、1日ごとの予測を行なうわけではないので、簡易性も備えている。
【0036】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、連続する複数の日にわたって自動取引装置に格納されている資金量の推移を時刻レベルで予測することが可能となる。これにより、今後数日で、どの時刻あたりに資金需要が厳しくなるかなども予想がつき、店舗として資金を受取ったり送出したりするタイミングや量を決定するための大きな支援となる。しかも、そうした予想が過去の取引データのみからでも簡易的に可能であり、実用上多大なる効果が期待できる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、金融機関における現金の準備量や輸送の計画を立てるための支援となるべく、今後数日に渡って自動取引装置の必要資金量の推移の様子を時刻レベルで予測することができる自動取引装置の資金量推移予測方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成を示すブロック図。
【図2】1日推移予測部の概略構成を示すブロック図。
【図3】1日推移予測部の別の概略構成を示すブロック図。
【図4】生成される環境条件の一例を示す図。
【図5】1日推移データベースに格納されているデータの一例を示す図。
【図6】予測連結部が連結したデータの一例を示す図。
【図7】連結したデータをグラフで表示した一例を示す図。
【図8】連結前のデータをグラフで表示した一例を示す図。
【図9】推移予測データベースに格納されているデータの一例を示す図。
【図10】取引データベースに格納されているデータの一例を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成を示すブロック図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る自動取引装置の資金量推移予測方式が適用されるシステムの概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11……予測期間設定部、12……環境条件生成部、13……1日推移予測部、14……1日推移データベース、15……予測連結部、16……出力部、21……予測データ取出部、22……推移予測DBデータベース、31……取引データ取出部、32……取引データベース、33……1日予測推論部、41……取引データ1日選択取出部、42……取引データ連結部、43……資金量推移生成部、51……取引データ複数取出部、52……仮想1日取引データ生成部。
Claims (5)
- 自動取引装置に格納されている資金量の推移を予測するものであって、
予測しようとする対象期間を設定する予測期間設定手段と、
この予測期間設定手段で設定された予測対象期間に含まれる各日に応じて対応する日付、曜日などの環境条件を生成する環境条件生成手段と、
この環境条件生成手段で生成された環境条件に応じた各日の1日の資金量の推移を予測する1日推移予測手段と、
この1日推移予測手段で予測された資金量推移の予測結果を連結して、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の複数日全体に渡る資金量の推移データを生成する予測連結手段と、
この予測連結手段で生成された資金量の推移データを出力する出力手段と、
を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金量推移予測方式。 - 前記1日推移予測手段は、環境条件ごとに1日の資金量推移予測データを記憶した資金量推移予測データ記憶手段と、前記環境条件生成手段で生成された環境条件に応じた資金量推移予測データを前記資金量推移予測データ記憶手段から取出す予測データ取出手段とからなることを特徴とする請求項1記載の自動取引装置の資金量推移予測方式。
- 前記1日推移予測手段は、自動取引装置の取引データの時系列データや日付、曜日などの環境条件データを記憶した取引データ記憶手段と、前記環境条件生成手段で生成された環境条件に応じて、当該環境条件に対応する日の取引データを前記取引データ記憶手段から取出す取引データ取出手段と、この取引データ取出手段で取出された取引データから1日の資金量推移予測データを生成する1日予測推論手段とからなることを特徴とする請求項1記載の自動取引装置の資金量推移予測方式。
- 自動取引装置に格納されている資金量の推移を予測するものであって、
自動取引装置の取引データの時系列データや日付、曜日などの環境条件データを記憶した取引データ記憶手段と、
予測しようとする対象期間を設定する予測期間設定手段と、
この予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日に応じて対応する日付、曜日などの環境条件を生成する環境条件生成手段と、
前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日それぞれに対して、前記環境条件生成手段で生成された環境条件を持つ日を1つ選択する選択手段と、
この選択手段で選択された1日の取引データを前記取引データ記憶手段から取出す取引データ取出手段と、
この取引データ取出手段で取出された複数の日の取引データを連結して1つの取引時系列データを生成する取引データ連結手段と、
この取引データ連結手段で生成された取引時系列データから資金量推移データを生成する資金量推移生成手段と、
この資金量推移生成手段で生成された資金量推移データを出力する出力手段と、
を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金量推移予測方式。 - 自動取引装置に格納されている資金量の推移を予測するものであって、
自動取引装置の取引データの時系列データや日付、曜日などの環境条件データを記憶した取引データ記憶手段と、
予測しようとする対象期間を設定する予測期間設定手段と、
この予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日に応じて対応する日付、曜日などの環境条件を生成する環境条件生成手段と、
前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日それぞれに対して、前記環境条件生成手段で生成された環境条件を持つ日を複数選択する選択手段と、
この選択手段で選択された各日の取引データを前記取引データ記憶手段から取出す取引データ取出手段と、
この取引データ取出手段で取出された取引データから、前記予測期間設定手段で設定された予測対象期間の各日それぞれに対応する仮想的な取引データを生成する仮想1日取引データ生成手段と、
この仮想1日取引データ生成手段で生成された取引データを連結して1つの取引時系列データを生成する取引データ連結手段と、
この取引データ連結手段で生成された取引時系列データから資金量推移データを生成する資金量推移生成手段と、
この資金量推移生成手段で生成された資金量推移データを出力する出力手段と、
を具備したことを特徴とする自動取引装置の資金量推移予測方式。
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