JP3720722B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送、特にMPEG(Moving Picture Experts Group )システムを用いた地上波デジタル放送の受信に適する受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地上波放送では、複数の送信源を用い、各送信源がカバーする放送エリアを隙間なく敷き詰めることによって、広域放送を実現している。
【0003】
図6は、この地上波放送の放送エリアの模式図を示す。
地上波放送では、各送信源(例えば東京タワーのような放送塔)B1,B2,B3,B4からそれぞれの放送エリアA1,A2,A3,A4に対して同一周波数帯内の互いに異なる周波数で放送を提供している。
【0004】
各放送エリアA1,A2,A3,A4は、それぞれの送信源B1,B2,B3,B4を中心に、円状に分布している。そこで、隙間なく放送を行うため、隣り合う放送エリア同士はある程度の重複部分Cをもって設計され、例えば図6に示す放送エリアA1の場合は、隣り合う放送エリアA2,A3とある程度の重複部分C12,C13を形成するように設計されている。
【0005】
一般的に、この放送エリアA1,A2,A3が重なり合う地域C12,C13では、隣り合う送信源B1,B2,B3同士が異なる周波数で放送を提供するようになっているため、各放送波F1,F2,F3間の混信が避けられるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この放送エリアA1,A2の重複部分C12では、少なくとも2つの送信源B1,B2から送られてきた放送波F1,F2を受信することができる。
そこで、アナログ放送の場合は、受信を希望するチャンネルの周波数を、ユーザ自身が受信装置に設定しておきさえすれば、全ての受信可能な放送を受信することができる。
【0007】
この結果、アナログ放送では、放送エリアA1,A2の境界部分C12では、複数の送信源B1,B2から送信される別々の番組を、別々のチャンネルで受信することができる。
ところが、変復調や情報符号化にデジタル技術を用いたいわゆるデジタル放送の場合、上記アナログ放送とは異なり、1キャリア当たり複数の番組を伝送することが可能となっている。
【0008】
例えば,MPEGシステムを基本とするデジタル放送の受信装置においては、放送チャンネルの周波数の設定は、複数の番組を時分割多重して伝送するトランスポート・ストリーム(Transport Stream、以下、TSと称する)で使用されるTSパケットの中のNIT(Network Information Table)に記載されており、選局はこのNIT情報にしたがって機械的に行われる。
そのため、MPEGシステムを基本とするデジタル放送の受信装置では、このNITに記載されていないチャンネル周波数は受信されない。
【0009】
したがって、例えば前述のような放送エリアA1,A2,A3が重なり合う地域C12,C13では、仮に受信装置が放送エリアA1の送信源B1からのデジタル放送波F1を受信し、その放送波F1のTSで使用されるTSパケットからNIT情報NIT-f1を取得した場合は、放送チャンネルの周波数の設定は放送エリアA1の送信源B1からだけのものに限られてしまい、当該NIT情報NIT-f1に記載されていない、放送エリアA2の送信源B2又は放送エリアA3の送信源B3から放送される放送チャンネルの周波数F2,F3の設定は行われず、送信源B2,B3から放送されるデジタル放送のNIT情報nit-f2,nit-f3は、受信装置によって取得される機会はない。
【0010】
図7は、このMPEGシステムを基本とする従来のデジタル放送受信装置で用いられていたNIT情報の保存方法を説明するフローチャートである。
TSはTSパケットが連続したもので、TSパケットは、4バイトの固定長のヘッダー部と、184バイトの固定長のデータ部とから構成される。
受信装置は、ステップS101でTSパケットを受信すると、ステップS102でヘッダー部に含まれているパケット識別子PID(Packet Identifier:13ビットのバイナリデータ)からTSパケットのデータ部の内容を判定する。
【0011】
ここで、データ部の中身としては、時分割多重して放送する各番組の映像・音声データからなる番組情報データと、PAT(Program Association Table)情報,PMT(Program Map Table)情報,及びNIT情報等といったプログラム仕様情報データPSI(Program Specific Information)とがある。これら各情報にはそのヘッダー部にそれぞれ異なるパケット識別子PIDが予め割り当てられている。
【0012】
特にPAT情報については、システム規格によって、そのパケット識別子PIDには所定のバイナリデータが固定的に付されており、NIT情報の判定は、それ以前のTSパケットの受信段階で判定されるPAT情報に記載されている、NIT情報が記載されているTSパケットのパケット識別子PIDに基づいて行われる(ステップS102)。
【0013】
この結果、当該TSパケットのデータ部の内容が、そのパケット識別子PIDからNIT情報nitであると判定された場合は(ステップS103)、データ部の内容は解析部に渡され、必要な項目が抽出される(ステップS104)。
ここで、解析部においてNIT情報nitから抽出される必要な項目としては、当該NITのバージョン情報VIや、当該NITが属する放送内に存在するチャンネルの周波数(チャンネル情報)CIや、当該NITが含まれているTSのID番号等である。
そして、この解析部で抽出されたNITのバージョン情報VIは、既に取得済のNITのバージョン情報VIと比較される(ステップS105)。
【0014】
この比較の結果、今回取得したNITのバージョン情報VIが既に取得済のNITのバージョン情報VIよりも新しいと判断されると(ステップS106)、今回取得したNIT情報を既に取得済のNIT情報に代えてメモリに保存し(ステップS107)、新たにチャンネルリストを作成して(ステップS108)、この作成したリストをメモリに保存しておくようになっている(ステップS109)。これに対して、今回取得したNITのバージョン情報VIが既に取得済のNITのバージョン情報VIと同じか又は古いと判断されると(ステップS106)、今回取得したNITのバージョン情報VIのメモリへの保存や、新たにチャンネルリストの作成等は行わない。
【0015】
しかしながら、この種の従来の受信装置は、特開平10−79935号公報等に記載されているように、地上波と、BS(放送衛星)やCS(通信衛星)との間等のように、異なるネットワークに属するNITはネットワーク毎におのおの区別できるので、それぞれのNITをネットワーク別に管理することが可能であった。
【0016】
ところが、地上波デジタル放送における各放送波F1,F2,F3のように、同一のネットワークに属するNITの場合は、異なる放送エリアA1,A2,A3の情報であったとしても、NITには放送エリアA1,A2,A3を識別する機能がないため、既に受信した放送エリアA-m以外の放送エリアA-not(m)のNITは無視されるか、既に受信した放送エリアA-mのNIT情報nit-fmに新たに受信した放送エリアのNIT情報nit-fnot(m)を上書きしてしまうことになる。
【0017】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、複数のNIT情報を保存し、これらのNIT情報に基づく番組を全て受信し、視聴者に提供できるようにした地上波デジタル放送の受信に適する受信装置を提供することを目的とする。
さらに、おのおののNIT情報を個別に管理することによって、NIT情報の更新や、放送エリア毎のチャンネルリストの作成を可能にした受信装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の受信装置は、地上波デジタル放送ネットワークに属する送信源から送信される放送波を受信する受信手段と、該受信手段によって受信放送波から当該放送波に含まれるNIT情報を分離して取得するNIT情報取得手段と、該NIT情報取得手段によって取得されたNIT情報を複数保存できる記憶手段と、前記NIT情報取得手段によって新たに取得したNIT情報の放送波の送信源が、該記憶手段に既に保存されているNIT情報を取得した放送波の送信源と同じであるか否かを判別し、送信源が同じである場合は、両NIT情報のバージョンを比較した上で、前記NIT情報取得手段によって新たに取得されたNIT情報のバージョンが該記憶手段に既に保存されているNIT情報のバージョンよりも新しい場合にのみ、該記憶手段に既に保存されているNIT情報に代えて前記NIT情報取得手段によって新たに取得されたNIT情報を該記憶手段に保存して更新する一方、送信源が異なっている場合には、該記憶手段に既に保存されているNIT情報に加えて前記NIT情報取得手段によって新たに取得されたNIT情報を該記憶手段に追加して新たに保存する保存制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、同一の地上波デジタル放送ネットワークに属する番組を全てを受信し、視聴者に提供できるようになる。
【0019】
また、本発明の受信装置においては、前記保存制御手段は、前記NIT情報取得手段によって新たに取得したNIT情報の放送波の送信源が、該記憶手段に既に保存されているNIT情報を取得した放送波の送信源と同じであるか否かの判別は、前記NIT情報取得手段が新たにNIT情報を取得するに際して前記受信手段が受信した放送波のチャンネル周波数と、該記憶手段に既に保存されているNIT情報に基づくチャンネル周波数とを比較し、前記受信手段が受信した放送波のチャンネル周波数が該記憶手段に既に保存されているNIT情報に基づくチャンネル周波数と同じであるか否かにより判別することを特徴とする。
これにより、NIT情報取得手段によって新たに取得したNIT情報の放送波の送信源が、記憶手段に既に保存されているNIT情報を取得した放送波の送信源と同じであるか否かの判別を、両NIT情報から抽出されるチャンネル周波数同士の比較によって正確に行える。
【0020】
また、本発明の受信装置においては、前記記憶手段に保存されているNIT情報に基づくチャンネル周波数を、NIT情報毎に対応させてチャンネルリストとして保存するチャンネルリスト記憶手段を備えていることを特徴とする。
これにより、各チャンネルリストをNIT情報毎に順次切替えて個別に表示することができ、選局作業が容易になる。
【0021】
また、本発明の受信装置においては、NIT情報毎のチャンネルリスト及び当該NIT情報毎のチャンネルリストから得られる全放送波のチャンネルリストの内のいずれか一方のチャンネルリストを表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする。
これにより、視聴者は、選局作業の際、所望のチャンネルリストを使用して選局作業が容易に行える。
【0022】
また、本発明の受信装置においては、前記表示手段にいずれか一方のチャンネルリストを選択的に表示させるための操作手段をさらに備えることを特徴とする。
これにより、チャンネルリストの表示切替えが容易になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る受信装置1(10)の構成を示すブロック図である。
【0024】
地上波デジタル放送の放送波Fは、アンテナ2を介して同調部3に入力され、同調部3で復調された信号が、解析部4に入力される構成となっている。この解析部4では、TSパケットのデータ部の内容をパケット識別子PIDに基づき解析し、番組を構成する映像や音声の番組情報データを映像音声処理部5へ出力するための分離や、選局に必要な情報やユーザへ提示する番組情報等のプログラム仕様情報データを分離する構成となっている。
CPU6は、これらの情報をメモリ7に貯えるとともに、前述した同調部3及び解析部4の各部を制御する。
【0025】
解析部4によって分離された番組情報データや、CPU6によってメモリ7に貯えられていた番組情報データ等は、CPU6からの制御に基づいて、映像音声処理部5に供給され、ここで映像と音声信号が再生されるようになっている。なお、CPU6には、ユーザが選局等の各種設定を行う操作部8も接続されている。
このように構成される受信装置1において、CPU6は、地上波デジタル放送のTSの受信に関連し、同調部3及び解析部4等を次のように制御する構成となっている。
【0026】
図2は、本発明の一の実施の形態に係る受信装置1の動作を説明するフローチャートである。
ステップS11で、受信装置1がある地上波デジタル放送のTSパケットを受信すると、ステップS12で、受信装置1は、そのヘッダー部に含まれているパケット識別子PIDから、当該受信したTSパケットのデータ部の内容を判別する。
【0027】
ここで、当該受信したTSパケットのデータ部の内容がそのパケット識別子PIDによってNITと判定された場合は(ステップS13)、そのNIT情報nit-fと既に取得済のNIT情報nit-1〜nit-nとを比較し(ステップS14)、そのNIT情報が既に取得済のNIT情報nit-1〜nit-nと同じ放送エリアに属するものであるか否かを判別する(ステップS15)。
【0028】
この判別は、受信装置1のメモリ7のNIT情報保存記憶部NMに記憶されている既に取得済のNIT情報nit-1〜nit-nの中に、例えば、ステップS11で当該NIT情報nit-fを受信したチャンネル周波数と同じチャンネル周波数がNIT情報nit-m(1≦m≦n)から作成されたチャンネルリストの中に存在するか否かによって行われる。
【0029】
ステップS15で、ステップS11で受信した当該NIT情報nit-fが既に取得済のNIT情報nit-1〜nit-nと同じ放送エリアA-1〜A-nに属するものであると判別された場合は、このステップS11で新たに取得したNIT情報nit-f は、そのデータ部の内容が解析部4に渡され、解析部4は必要な項目としてそのバージョン情報VI-fや、そのチャンネル情報(チャンネル周波数等)CI-fを抽出する(ステップS16)。
【0030】
その上で、受信装置1は、NIT情報保存記憶部NMに既に取得済のNIT情報nit-mのバージョン情報VI-mと、ステップS13で新たに取得したNIT情報nit-fのバージョン情報VI-fとを比較する(ステップS17)等して、いずれのNIT情報nit-f,nit-mが新しいバージョンであるかを判定する(ステップS18)。
【0031】
この結果、ステップS18で、今回新たに取得したNIT情報nit-fのバージョン情報VI-fが、既に取得済のNIT情報nit-mのバージョン情報VI-mよりも新しくなっていると判定された場合は、既に取得済のNIT情報nit-mに代えて、今回新たに取得したNIT情報nit-fを、既に取得済のNIT情報nit-mに上書きして、新たなNIT情報nit-mとしてメモリ7のNIT情報保存記憶部NMに保存し、NIT情報nit- m を更新する(ステップS19)。
そして、受信装置1は、更にこの更新したNIT情報nit-mのチャンネルリストCLmを更新し(ステップS20)、この更新したチャンネルリストCLmをメモリ7のチャンネルリスト記憶部LMに更新記憶する(ステップS21)。
【0032】
図3は、本実施の形態に係る受信装置1のチャンネルリスト記憶部LMに記憶されているチャンネルリストCLの構成例を示したものである。
なお、前記ステップS18で、今回新たに取得したNIT情報nit-fのバージョン情報VI-fが、既に取得済のNIT情報nit-mのバージョン情報VI-mと同じである場合は、ステップS11で受信したNIT情報nit-fに関する処理を終了し、次回のステップS11によるTSパケットの受信処理に備える。この場合は、NIT情報保存記憶部NM及びチャンネルリスト記憶部LMの記憶内容は更新されない。
【0033】
また、ステップS15で、ステップS11で受信した当該NIT情報nit-fがNIT情報保存記憶部NMの取得済のNIT情報nit-1〜nit-nにない新規のものであると判別された場合は、受信装置1は、ステップS17,S18に示すバージョン情報VI-fに関する確認処理を行うことなく、前述したステップS16及びステップS19〜20に示した処理を行うことによって、NIT情報nit-fについてNIT情報nit-n+1としてNIT情報保存記憶部NMに対する新規登録処理、及びチャンネルリストCLn+1についてのチャンネルリスト記憶部LMに対する新規登録処理を行う。
【0034】
さらにまた、ステップS11で受信したTSパケットがそのパケット識別子PIDからNIT以外のものであるとステップS13で判定されたときには、当該パケット識別子が表す、番組情報,PAT情報,PMT情報プログラムといった仕様情報データ番組情報PSIの種別に応じた処理が、受信装置1によって行われる(図示略)。
【0035】
本実施の形態の地上波デジタル放送の受信装置1は、以上のように構成されるが、本受信装置1によれば、同じネットワークに属する複数のNIT情報を取得し、これらを放送エリア毎にNIT情報保存記憶部NMに保存し、必要に応じて更新することが可能になる。
【0036】
この結果、ユーザが受信装置1の操作部8を操作して、別の放送エリアの地上波デジタル放送のTSパケットを同調部3を作動させて新たに受信する毎に、受信装置1には、当該放送エリアのNIT情報が随時新たに追加されるので、より多くの地上波デジタル放送の放送チャンネルを受信できるようになる。
【0037】
図4は、本発明の他の実施の形態に係る受信装置10の動作を説明するフローチャートである。
受信装置10には、前述した実施の形態の受信装置1に対し、図1に破線で示すように、同調部3に、電源投入時や、予め設定されている特定の時間帯等といった所定時になると、受信周波数帯域全域を走査し、受信可能なTSの周波数を順次検索して同調をとっていく自動同調手段30が付加されている点が異なる。
【0038】
この自動同調手段30は、例えば所定時になると、受信帯域全域(f-min〜f-max)の最低周波数f-minに受信周波数の同調をとり、そのときにおける受信信号レベル等に基づき、当該周波数f-minにおいてTSが復号可能に受信されているか否かを受信判定部31で判断し、当該周波数f-minにおいてTSが復調可能に受信されていると判定される場合には、図4において示したステップS51以降の処理を行わせる一方、また、当該周波数f-minにおいてTSが受信されていない、又はTSが復号可能に受信されていないと判定された場合には、走査部32を駆動して現在の受信周波数f-minを受信帯域全域の最高周波数f-max側に予め定められている単位周波数分fbだけ上昇させ、上述した受信判定部31による処理を行い、受信帯域全域(f-min〜f-max)に渡って順次繰り返し行う構成となっている。
【0039】
そして、受信装置10は、自動同調手段30の受信判定部31によって、当該周波数fm(f-min≦fm≦f-max)においてTSが復号可能に受信されていると判定されたときには、その判定出力を受けて図4に示したステップS51以降の処理を行う。
【0040】
すなわち、ステップS51で、自動同調手段30の受信判定部31によって、当該周波数fm(f-min≦fm≦f-max)においてTSが復号可能に受信されていると判定されたときには、当該周波数fmのTSパケットを受信する。
そして、ステップS52で当該TSパケットのヘッダー部に含まれているパケット識別子PIDからTSパケットのデータ部の内容を判定する。
【0041】
ここで、当該受信したTSパケットのデータ部の内容がそのパケット識別子PIDからNITと判定された場合は(ステップS53)、自動同調手段30の走査部32から当該NITを取得している周波数、すなわち現在受信中の周波数fmを獲得し、既に取得されているNIT情報nit-1〜nから作成されたNIT情報チャンネルリストCL-1〜nの中に、当該受信中周波数fmが含まれているか否かが比較判別される(ステップS54-1)。
【0042】
この比較判別の結果、例えばこのチャンネルリストCL-1〜nのうちの、チャンネルリストCL-1に記載されているチャンネル情報CI-CL1(すなわち、チャンネル周波数fCL1-1〜n)の中に、当該受信中周波数fmと同じチャンネル周波数fCL1-m(1≦m≦n)があった場合は(ステップS55-1)、この周波数fmのTSパケットの受信で取得したNIT情報nit-fmは、そのデータ部の内容が解析部4に渡され、解析部4では必要な項目としてそのバージョン情報VI-fmと、そのチャンネル情報(チャンネル周波数等)CI-fm とを抽出する(ステップS56-1)。
【0043】
その上で、受信装置10は、NIT情報保存記憶部NMに既に取得済のNIT情報nit-1のバージョン情報VI-CL1と、ステップS56-1で新たに取得したNIT情報nit-fmのバージョン情報VI- fmとを比較し(ステップS57-1)、いずれのNIT情報、すなわち、nit-1又はnit-fmのいずれが新しいバージョンであるかを判定する(ステップS58-1)。
【0044】
この結果、ステップS58-1で、今回新たに取得したNIT情報nit-fmのバージョン情報VI-fmが、既に取得済のNIT情報nit-1のバージョン情報VI-CL1よりも新しくなっていることが判定された場合は、今回新たに取得したNIT情報nit-fmを、既に取得済のNIT情報nit-1に代え、NIT情報保存記憶部NMに保存する(ステップS59-1)。
【0045】
そして、今回新たに取得したNIT情報nit-fmからチャンネルリストCL-fmを作成し(ステップS60-1)、これを、既に取得済のNIT情報nit-1のチャンネルリストCL1に上書きし、NIT情報nit-1のチャンネルリストCL1の最新バージョンとして、NIT情報保存記憶部NMの既に取得済のNIT情報nit-1の内容を更新する(ステップS61-1)。
【0046】
これに対し、上記ステップS55-1で、受信中周波数fmと同じチャンネル周波数fがリストCL1になかった場合は、NIT情報保存記憶部NMに既に取得済の次のNIT情報nit-2について、上記したステップS54-1以降と同様な処理(ステップS54-2,S55-2,)を行い、当該受信中周波数fmと同じチャンネル周波数fmを含む既に作成済のリストCLmがチャンネルリスト記憶部LMにないことが確認されるまで、全リストCL1〜CLnについての確認が行われる。
【0047】
この結果、当該受信中周波数fmと同じチャンネル周波数が作成済の全リストCL1〜CLnに含まれていない場合は、受信装置10は、ステップS57-1,58-1に示すのと同様なバージョン情報VIに関する確認処理を行うことなく、前述したステップS56-1及びステップS59-1〜S61-1に示すのと同様な処理を行うことによって、NIT情報nit-fmについてNIT情報nit-n+1としてNIT情報保存記憶部NMに対する新規登録処理、及びチャンネルリストCLn+1のチャンネルリスト記憶部LMに対する新規登録処理を行う。
【0048】
図5は、本実施の形態に係る受信装置10のチャンネルリスト記憶部LMに記憶されているチャンネルリストCLの構成例を示したものである。
チャンネルリストCLには、前述した図3に示した受信装置1のチャンネルリストCLと同様に、各チャンネルのID番号の他、そのチャンネル周波数fや、TSのID番号等が各NIT情報毎に対応づけて記憶され、各NIT情報毎に管理できるようになっている。
【0049】
これにより、従来の受信装置では、チャンネルリストが一つしか保存されていなかったので、リスト表示も当然一つだけであったが、本実施の形態に係る受信装置10は、複数の受信可能なチャンネルリストCL1〜CLnを保存しているので、これらを全て視聴するができる。
【0050】
そのため、ユーザによる視聴の際の選局作業は、本実施の形態に係る受信装置10では、このチャンネルリストCL1〜CLnの受信装置10の画面上への表示方法を、受信装置10に設けられている操作部8の所定操作に応じて切替えて、所望の表示方法で行えるようになっている。
【0051】
すなわち、受信装置10は、操作部8の所定操作によって、チャンネルリスト記憶部LMに接続されている切換表示制御手段(図示略)を作動させて、画面に表示するチャンネルリストCLmをチャンネルリスト記憶部LMに記憶されているチャンネルリストCL1〜CLn間で切替え、各チャンネルリスト毎個別に画面上に表示する。さらに、受信装置10の場合は、操作部8の所定操作によって、チャンネルリスト記憶部LMに接続されているチャンネルリスト編集手段(図示略)を作動させて、周波数順や、TSのID番号、チャンネル番号等で各チャンネルリストCL1〜CLnの個別項目データをソートし、各チャンネルリストCL1〜CLnの情報を統合して一つの統合チャンネルリストCLtとして再構築し、全チャンネルリストCL1〜CLnからなる統合チャンネルリストCLtや、各チャンネルリストCL1〜CLnの中から選択された所望のチャンネルだけからなる統合チャンネルリストCLtを、画面上に一括して表示する。
【0052】
そして、このために受信装置10には、操作部8の操作信号に基づき切換表示制御手段とチャンネルリスト編集手段とを選択的に作動させる作動制御手段が、CPU6によって構成されており、ユーザによる操作部8の所定操作を受けて、作動制御手段が切換表示制御手段又はチャンネルリスト編集手段を選択的に作動させることによって、個別チャンネルリストCLmと統合チャンネルリストCLtとの間の表示切替えも、容易に行える構成になっている。
【0053】
また、操作部8も、リモコンや、本体ケーシング,画面上に装備される構成となっており、この操作部8に設けられた1乃至複数の所定のボタン、又はこの所定のボタンに替わる操作手段で、ユーザのチャンネル切替えの利便性を向上させることができるようになっている。
したがって、以上のように構成される本実施の形態の受信装置10によれば、自動的に受信帯域内の受信可能なチャンネル全てを選局し、ユーザは、受信可能なチャンネルであれば容易に視聴することが可能になる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明の受信装置によれば、同じ受信帯域全域に存在する全ての放送チャンネルを受信し、そこに含まれる複数のNIT情報を個別に選局可能に保存しているので、より広範にデジタル放送番組の提供ができるようになる。そして、おのおののNIT情報を個別に管理することによって、NIT情報の更新や、放送エリア毎のチャンネルリストの作成を可能にした地上波デジタル放送の受信装置を提供することができ、視聴者の利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る受信装置1(10)の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係る受信装置1の動作を説明するフローチャートである。
【図3】図2の実施の形態に係る受信装置1のチャンネルリスト記憶部LMに記憶されているチャンネルリストCLの構成例を示したものである。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る受信装置10の動作を説明するフローチャートである。
【図5】図4の実施の形態に係る受信装置10のチャンネルリスト記憶部LMに記憶されているチャンネルリストCLの構成例を示したものである。
【図6】地上波放送の放送エリアの模式図を示す。
【図7】MPEGシステムを基本とする従来のデジタル放送受信装置で用いられていたNIT情報の保存方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 受信装置
2 アンテナ
3 同調部
4 解析部
5 映像音声処理部
6 CPU
7 メモリ
8 操作部
10 受信装置
30 自動同調手段
NM NIT情報保存記憶部
LM チャンネルリスト記憶部
CL チャンネルリスト
CLm 個別チャンネルリスト
CLt 統合チャンネルリスト

Claims (5)

  1. 地上波デジタル放送ネットワークに属する送信源から送信される放送波を受信する受信手段と、
    該受信手段によって受信した放送波から当該放送波に含まれるNIT情報を分離して取得するNIT情報取得手段と、
    NIT情報取得手段によって取得されたNIT情報を複数保存できる記憶手段と、
    前記NIT情報取得手段によって新たに取得したNIT情報の放送波の送信源が、該記憶手段に既に保存されているNIT情報を取得した放送波の送信源と同じであるか否かを判別し、送信源が同じである場合は、両NIT情報のバージョンを比較した上で、前記NIT情報取得手段によって新たに取得されたNIT情報のバージョンが該記憶手段に既に保存されているNIT情報のバージョンよりも新しい場合にのみ、該記憶手段に既に保存されているNIT情報に代えて前記NIT情報取得手段によって新たに取得されたNIT情報を該記憶手段に保存して更新する一方、送信源が異なっている場合には、該記憶手段に既に保存されているNIT情報に加えて前記NIT情報取得手段によって新たに取得されたNIT情報を該記憶手段に追加して新たに保存する保存制御手段と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記保存制御手段は、前記NIT情報取得手段によって新たに取得したNIT情報の放送波の送信源が、該記憶手段に既に保存されているNIT情報を取得した放送波の送信源と同じであるか否かの判別は、前記NIT情報取得手段が新たにNIT情報を取得するに際して前記受信手段が受信した放送波のチャンネル周波数と、該記憶手段に既に保存されているNIT情報に基づくチャンネル周波数とを比較し、前記受信手段が受信した放送波のチャンネル周波数が該記憶手段に既に保存されているNIT情報に基づくチャンネル周波数と同じであるか否かにより判別する
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記記憶手段に保存されているNIT情報に基づくチャンネル周波数を、NIT情報毎に対応させてチャンネルリストとして保存するチャンネルリスト記憶手段
    を備えていることを特徴とする請求項2記載の受信装置。
  4. NIT情報毎のチャンネルリスト及び当該NIT情報毎のチャンネルリストから得られる全放送のチャンネルリストの内のいずれか一方のチャンネルリストを表示する表示手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の受信装置。
  5. 前記表示手段にいずれか一方のチャンネルリストを選択的に表示させるための操作手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の受信装置。
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