JP3719883B2 - 車体屈折式車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として運転席が前車体に設けられているトラクタやダンプトラック等の車体屈折(アーティキュレート)式車両の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車体屈折式車両としては、前輪を備えた前車体と、後輪を備えて前車体の後側に縦方向の屈折軸に依り屈折可能に設けられた後車体と、前車体に前向きに設けられた運転席と、から構成されたものが知られている。
而して、この様なものは、運転席に座ったオペレータがハンドルを操作する事に依り前車体に対して後車体が屈折されて所謂換向される様になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この様なものは、運転席が前車体に設けられていたので、運転席に座ったオペレータがハンドルを操作して換向しても、運転席の前側には換向に関する相対物がない為に、後を振り向くかミラーを見なければ、自分が今どのくらい換向しているのか判断がし難いという難点があった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、運転席に座ったオペレータが容易に換向角度を知得できる様にした車体屈折式車両を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の車体屈折式車両は、基本的には、前輪を備えた前車体と、後輪を備えて前車体の後側に縦方向の屈折軸に依り屈折可能に設けられた後車体と、前車体に前向きに設けられた運転席と、運転席の前側に設けられて前車体に対する後車体の換向角度を表示し得る換向角度表示装置と、から構成した事に特徴が存する。
【0005】
運転席に座ったオペレータがハンドルを操作すると、前車体に対して後車体が屈折軸を中心に屈折されて所謂換向される。
前車体に対して後車体が屈折されると、運転席の前側に設けられた換向角度表示装置に依り前車体に対する後車体の換向角度が表示される。
従って、運転席に座ったオペレータは、この換向角度表示装置に依る換向角度を目視する事に依り現在の換向方向及び換向角度を知得する事ができる。
【0006】
換向角度表示装置は、屈折軸を通る車体中心線に沿って設けられた運転席と、車体中心線に沿って設けられて前端に指針部が形成されて運転席の前方に位置されると共に後端寄りが前車体に縦方向の旋動軸に依り旋動可能に設けられたレベルアームと、車体中心線に沿って設けられて後端が後車体に固定されていると共に前端が屈折軸より前側に突出されてレベルアームの後端に縦方向の枢軸に依り遊動可能に枢結されている支持アームとで構成されているのが好ましい。この様にすれば、運転席が車体中心線に沿って設けられている場合には、構造が簡単でそれでいて換向角度を的確に表示する事ができる。
【0007】
換向角度表示装置は、屈折軸を通る車体中心線に平行な中心線に沿って設けられた運転席と、運転席の中心線に沿って設けられて前端に指針部が形成されて運転席の前方に位置されると共に後端寄りが前車体に縦方向の旋動軸に依り旋動可能に設けられたレベルアームと、車体中心線に沿って設けられて後端が後車体に固定されていると共に前端が屈折軸より前側に突出された支持アームと、レベルアームの後端と支持アームの前端に夫々縦方向の枢軸に依り枢結された連結アームとで構成されているのが好ましい。この様にすれば、運転席が車体中心線に平行な中心線に沿って設けられている場合には、構造が簡単でそれでいて換向角度を的確に表示する事ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一例に係る車体屈折式車両の概要を示す平面図。図2は、図1の側面図。図3は、図1の正面図。図4は、換向状態を示す図1と同様図である。
【0011】
車体屈折式車両1は、前車体2、後車体3、運転席4、換向角度表示装置5からその主要部が構成されている。
【0012】
前車体2は、前輪6を備えたもので、この例では、前側下部に前輪6が横(左右方向)軸廻りに回転可能に設けられている。
【0013】
後車体3は、後輪7を備えて前車体2の後側に縦方向の屈折軸8に依り屈折可能に設けられたもので、この例では、後側下部に後輪7が横軸廻りに回転可能に設けられている。前車体2の後部と後車体3の前部は、車体中心線(前車体2及び後車体3から成る車体の中心線)Aを通る縦方向の屈折軸8に依り枢結されている。
而して、図略しているが、前車体2と後車体3との間には、左右一対の換向(ステアリング、略してステア)シリンダが介設されて居り、運転席4の前側に設けられたハンドルを操作する事に依りこれらが伸縮作動され、前車体2に対して後車体3が屈折軸8を中心に屈折される様になっている。
【0014】
運転席4は、前車体2に前向きに設けられたもので、この例では、前車体2に設けられた運転室9の内部に設けられて居り、これの前側には、フロントガラス10が設けられている。
而して、運転席4及び運転室9は、屈折軸8を通る車体中心線Aに沿って設けられている。
【0015】
換向角度表示装置5は、運転席4の前側に設けられて前車体2に対する後車体3の換向角度を表示し得るもので、この例では、屈折軸8を通る車体中心線Aに沿って設けられた運転席4と、車体中心線Aに沿って設けられて前端に指針部11が形成されて運転席4の前方に位置されると共に後端寄りが前車体2に縦方向の旋動軸12に依り旋動可能に設けられたレベルアーム13と、車体中心線Aに沿って設けられて後端が後車体3に固定されていると共に前端が屈折軸8より前側に突出されてレベルアーム13の後端に縦方向の枢軸14に依り遊動可能に枢結されている支持アーム15とで構成されている。
レベルアーム13は、略L型を呈し、運転室9の上側に位置して後端寄りが運転室9に旋動軸12に依り枢支された水平片と、これの前端から垂下して運転室9のフロントガラス10の前側に位置する垂直片とから成り、垂直片の下部を尖らせて指針部11にしてある。
支持アーム15は、略L型を呈し、下端が後車体3に固定された垂直片と、これの上端から屈折軸8上を通って前側に延出されてその前端がレベルアーム13の後端に枢軸14に依り遊動可能に枢結された水平片とから成っている。つまり、レベルアーム13の後端には、長穴が穿設されて居り、支持アーム15の前端に設けられた枢軸14が長穴に沿って移動可能に嵌合されている。
而して、旋動軸12からレベルアーム13の指針部11までの距離、旋動軸12から枢軸14までの距離、屈折軸8から枢軸14までの距離等は、前車体2に対する後車体3の換向角度とレベルアーム13の旋動角度とを考慮して適宜設定されている。
前記レベルアーム13は、所謂機械式表示器を為していると共に、支持アーム15は、所謂運動伝達手段を為している。
【0016】
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
運転室9内の運転席4に座ったオペレータがハンドルを操作すると、換向シリンダが伸縮作動され、前車体2に対して後車体3が屈折軸8を中心に屈折されて所謂換向される。
図4に示す如く、前車体2に対して後車体3が屈折されると、この屈折運動が換向角度表示装置5の支持アーム15に依りレベルアーム13に伝達されてこれが旋動軸12を中心に旋動され、その指針部11が運転室9のフロントガラス10の前側で左右方向に移動されて屈折度合いに応じた換向角度が表示される。
従って、運転室9内の運転席4に座ったオペレータは、運転室9のフロントガラス10越しにレベルアーム13の指針部11の位置を目視する事に依り現在の換向方向及び換向角度を知得する事ができる。
【0017】
次に、本発明の第二例を、図5及び図6に基づいて説明する。
第二例は、換向角度表示装置5を、屈折軸8を通る車体中心線Aに平行な中心線Bに沿って設けられた運転席4と、運転席4の中心線Bに沿って設けられて前端に指針部11が形成されて運転席4の前方に位置されると共に後端寄りが前車体2に縦方向の旋動軸12に依り旋動可能に設けられたレベルアーム13と、車体中心線Aに沿って設けられて後端が後車体3に固定されていると共に前端が屈折軸8より前側に突出された支持アーム15と、レベルアーム13の後端と支持アーム15の前端に夫々縦方向の枢軸16,17に依り枢結された連結アーム18とで構成したものである。
前記レベルアーム13は、所謂機械式表示器を為していると共に、支持アーム15と連結アーム18は、所謂運動伝達手段を為している。
而して、車体屈折式車両1が換向しない場合は、図5に示す如く、連結アーム18がレベルアーム13と支持アーム15に対して直交する様にされている。又、旋動軸12からレベルアーム13の指針部11までの距離、旋動軸12から枢軸16までの距離、屈折軸8から枢軸17までの距離、枢軸16から枢軸17までの距離等は、前車体2に対する後車体3の換向角度とレベルアーム13の旋動角度とを考慮して適宜設定されている。
この様なものも、第一例と同様に、運転室9内の運転席4に座ったオペレータは、運転室9のフロントガラス10越しにレベルアーム13の指針部11の位置を目視する事に依り現在の換向方向及び換向角度を知得する事ができる。
【0020】
尚、運転席4は、先の例では、運転室9内に設けたが、これに限らず、例えば運転室9を割愛しても良い。
換向角度表示装置5は、第一例では、レベルアーム13と支持アーム15を枢軸14で遊動可能に枢結したが、これに限らず、例えば第二例の様にこれらの間を連結アームで連結しても良い。
換向角度表示装置5は、第一,二例では、レベルアーム13が旋動可能であったが、これに限らず、例えばレベルアーム13が直線移動可能であっても良い。 換向角度表示装置5は、第一,二例では、レベルアーム13に指針部11を設けただけであったが、これに限らず、例えば換向角度を表記した目盛を運転室9のフロントガラス10等に設けても良い。
【0021】
【発明の効果】
以上、既述した如く、本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 前車体、後車体、運転席、換向角度表示装置とで構成し、とりわけ運転席の前側に設けられて前車体に対する後車体の換向角度を表示し得る換向角度表示装置を設けたので、運転席に座ったオペレータが容易に換向角度を知得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一例に係る車体屈折式車両の概要を示す平面図。
【図2】 図1の側面図。
【図3】 図1の正面図。
【図4】 換向状態を示す図1と同様図。
【図5】 本発明の第二例に係る車体屈折式車両の概要を示す平面図。
【図6】 換向状態を示す図5と同様図。
【符号の説明】
1…車体屈折式車両、2…前車体、3…後車体、4…運転席、5…換向角度表示装置、6…前輪、7…後輪、8…屈折軸、9…運転室、10…フロントガラス、11…指針部、12…旋動軸、13…レベルアーム、14,16,17…枢軸、15…支持アーム、18…連結アーム、A…車体中心線、B…中心線。

Claims (2)

  1. 前輪を備えた前車体と、後輪を備えて前車体の後側に縦方向の屈折軸に依り屈折可能に設けられた後車体と、前車体に前向きに設けられた運転席と、運転席の前側に設けられて前車体に対する後車体の換向角度を表示し得る換向角度表示装置と、から構成し、換向角度表示装置は、屈折軸を通る車体中心線に沿って設けられた運転席と、車体中心線に沿って設けられて前端に指針部が形成されて運転席の前方に位置されると共に後端寄りが前車体に縦方向の旋動軸に依り旋動可能に設けられたレベルアームと、車体中心線に沿って設けられて後端が後車体に固定されていると共に前端が屈折軸より前側に突出されてレベルアームの後端に縦方向の枢軸に依り遊動可能に枢結されている支持アームとで構成されている事を特徴とする車体屈折式車両。
  2. 前輪を備えた前車体と、後輪を備えて前車体の後側に縦方向の屈折軸に依り屈折可能に設けられた後車体と、前車体に前向きに設けられた運転席と、運転席の前側に設けられて前車体に対する後車体の換向角度を表示し得る換向角度表示装置と、から構成し、換向角度表示装置は、屈折軸を通る車体中心線に平行な中心線に沿って設けられた運転席と、運転席の中心線に沿って設けられて前端に指針部が形成されて運転席の前方に位置されると共に後端寄りが前車体に縦方向の旋動軸に依り旋動可能に設けられたレベルアームと、車体中心線に沿って設けられて後端が後車体に固定されていると共に前端が屈折軸より前側に突出された支持アームと、レベルアームの後端と支持アームの前端に夫々縦方向の枢軸に依り枢結された連結アームとで構成されている事を特徴とする車体屈折式車両。
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