JP3719507B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、特に紫外線ランプを備えた除湿機等の空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の空気調和機においては、例えば特開平1−234729号公報や特公平6−72703号公報に開示されているように、殺菌や脱臭のための紫外線ランプが用いられている。これら空気調和機では、紫外線ランプが機内の中央部に配置されていた。なお、このような空気調和機では、紫外線ランプの運転中に機械内部を開放すると、紫外線が放射され人体に危険を及ぼすので、紫外線ランプの運転表示ランプを必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような運転表示ランプは、面発光させるものではなかった。また、面発光をデザイン的に取り入れる場合には、構造、コスト面で不都合が多かった。また、紫外線ランプと表示ランプとは別部品となるので、表示灯回路の故障に対する保証回路や安全回路を必要としていた。なお、紫外線ランプによる発光をデザイン効果に利用することについては、従来全く検討されていなかった。
【0004】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、殺菌を行うための紫外線ランプの発光を利用して、紫外線ランプ自身の運転表示及び本体ケース外観のデザイン向上を行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するため、機械本体の本体ケースの内面近傍に配置された紫外線ランプと、紫外線ランプ前面側の本体ケースの一部に形成された前面カバーとを有し、この前面カバーは、光輝性顔料を配合した透明又は半透明性樹脂材料から形成され、前記紫外線ランプは、前面カバー側の面を可視光発光面とし、機械本体内面の面を紫外線発光面とする平板状紫外線ランプであり、前記紫外線発光面が機内空気通路に面するように、かつ、前記可視光発光面から放射される可視光が前記前面カバーに投射されるように本体ケース内に設けられ、前記紫外線ランプと前記前面カバーとの間に可視光を側方に拡散させるためのレンズを設けているものである。
【0006】
このように構成すると、紫外線ランプを使用して空気通路内を通過する空気の殺菌を行っている時間帯においては、常に、紫外線ランプから可視光が面発光され、前面カバーが広範囲で明るくなる。これにより、使用者は紫外線ランプの運転を容易かつ確実にすることができる。また、紫外線ランプの運転表示のために別光源の運転表示ランプを使用しないので、別光源の故障に対する保証回路や安全回路を必要としない。さらに、前面カバーを構成する樹脂材料には光輝性顔料が配合されているので、可視光が拡散され視認性及びデザイン効果が良好となる。また、紫外線ランプは一面が可視光発光面であり他方の面が紫外線発光面となる平板状紫外線ランプであるので、紫外線ランプを組み込む場合の配置場所や保持方法の選択性が拡がり、取付構造を簡略化することができる。さらに、レンズにより紫外線ランプから放射された可視光を側方に拡散することができ、側面部からの視認性が向上する。
【0007】
また、前記前面カバーは、本体ケースの前面側から本体ケースの側面側に跨る形状に形成してもよい。
このように構成すると、前面カバー内における可視光の伝搬により紫外線ランプから放射される可視光が側方にも放射される。したがって、紫外線ランプの運転表示を正面ばかりでなく側方からも視認することができる。
【0008】
また、前記前面カバーは、本体ケースの前面側を構成する部分に配合される光輝性顔料の配合量が本体ケースの側面側を構成する部分に含有される光輝性顔料の配合量より多いものとしてもよい。なお、この場合、製作を容易にするために、本体ケースの前面側を構成する部分と本体ケースの側面側を構成する部分とを別体として形成し接合するようにしてもよい。
このように構成すると、本体ケースの側面側を構成する部分における光の拡散性が向上し、側面部への光の拡散性が向上する。
【0010】
また、前記レンズは、左右方向の中心部から側方に向かって機械本体内側に湾曲する形状に形成され、かつ、側方に行くに従い厚さが薄くなるように形成されたものとしてもよい。
このように構成すると、レンズ内の側方部における反射光が増加し、可視光の側方への拡散性がさらに改善される。
【0011】
また、前記レンズは、機械本体内側の表面が粗面に形成されているものとしてもよい。
このように構成すると、機械本体内側のレンズの表面部において、レンズ内を伝搬する可視光が反射する場合及び紫外線ランプからの可視光がレンズ内に入射する場合に、可視光が乱反射されるので、光輝感が向上し、デザイン効果を向上させることができる。
【0012】
また、前記レンズは、ポリスチレンを原材料とするのが好ましい。
このように構成すると、レンズの透明性が良好となるとともに、レンズ内部での表面反射が良好となり、可視光の側方への拡散性が向上する。
【0013】
また、前記レンズは、左右方向の中心部位に所定幅で直線的に機械本体の高さ方向に延びる突出部が形成され、前記前面カバーは、この突出部を貫通させるための開口部を備えているものとしてもよい。
このように構成すると、突出部から機外へ直接可視光が放射されるので、突出部分は突出部分の周囲に対し明るくなる。この結果、この突出部と突出部の左右部分との間に照度差を生じさせることができ、デザイン効果を向上させることができる。
【0014】
また、前記空気調和機は、機内に吸入した空気を冷却除湿する蒸発器と、この蒸発器で除湿した水を貯留する排水タンクとを備え、この排水タンクは、その一部が機械本体の前部において前面及び左右両側面に露出されているとともに、水位透視可能な透明又は半透明材料から形成されているものとしてもよい。
このように構成すると、排水タンクの一部が機械本体前部において、前面及び両側面に露出しているので、前、左、右の3方向から排水タンクの貯水量を確認することができる。
【0015】
また、前記機械本体の前部において、前面及び左右両側面に露出されている排水タンクの一部は、前記前面カバーに連続するような形状とされるとともに、光輝性顔料が配合された水位透視可能な透明又は半透明材料から形成されているものとしてもよい。
このように構成すると、前面カバーと排水タンクの露出部との形状の連続性により、可視光の伝搬性が期待できる。これにより排水タンクも光らせることができ、デザイン効果を向上させることができる。
【0016】
また、前記排水タンクは、機械本体の外部から透視することのできる水位表示部を備えているものとしてもよい。
これにより、使用者は、排水タンクに貯水されている量を把握し易くなる。
【0017】
また、前記水位表示部は、排水タンクにおける平面形状の変形部分に配置された水平の補強リブにより形成されているものとしてもよい。
このように構成すると、特別の水位表示部を設ける必要が無く、部品の構成を簡略化することができる。
【0018】
また、前記補強リブは、高さ方向に均等間隔で複数配置されているものとしてもよい。
このように構成すると、貯水されている水の量をより把握し易くなる。
【0019】
また、前記補強リブは、最上位のものが排水タンクの満杯を表示するものとしてもよい。
このように構成すると、使用者は、排水タンクの満水時期を予測することが可能となり、使用者の便宜を図ることができる。
【0020】
また、前記光輝性顔料は、ガラスフレーク又は塊状フレークを母材とし、この母材表面を金属又は金属酸化物をコートしたものとすることが好ましい。
金属又は金属酸化物のコート方法としては、ガラスフレーク又は塊状フレークの母材上に金属を無電解メッキする方法、ガラスフレーク又は塊状フレークの母材上にルチル形二酸化チタンを液相法によって均一に被覆する方法などがある。
このように構成すると、光輝性顔料母材の表面での可視光の高反射を得ることができ、前面カバーの光輝感が良好となる。すなわち、従来の光輝性顔料を配合した樹脂としては、樹脂材料に銀、ニッケル等の金属箔、金属粉末を配合したものがあるが、これらのものに比べ、上記のガラスフレーク又は塊状フレークに金属又は金属酸化物をコートしたものは、軽量であるため樹脂材料中にランダムに配合され易く、広範囲の光輝感が得られる。また、本発明に係る光輝性顔料を配合した樹脂は、樹脂成型品のそり、収縮防止効果があり、成型作業が容易になる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を除湿機に具体化した実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
本実施の形態に係る除湿機は、図4の外観斜視図に示すように、機械本体の本体ケース1が前後方向に長い形状とされ前部上面に操作部1aが形成されている。
本体ケース1内の上部側には、図1の上面側から見た要部構成図に示すように、幅方向に空気調和手段として冷凍サイクルの熱交換器を構成する蒸発器2、凝縮器3、送風機4が機内空気流れの方向に順次配列されている。送風機4は、モータ5、羽根車6、上下吹出形ファンハウジング7等から構成され、上下に吹出可能に構成されている。
【0023】
また、本体ケース1内の下部側には、図2の正面側から見た要部構成図及び図3の左側面側から見た要部構成図に示すように、本体ケース1内の後側(図3の下部左側)に蒸発器2や凝縮器3と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機8、アキュムレータ8aが取り付けられ、本体ケース1内の前側(図3の下部右側)に、蒸発器2で結露して滴下する除湿水を貯留する排水タンク9が配置されている。
排水タンク9は、機械本体の前面から引き出し式に本体ケース1内に着脱自在に収納され、収納状態において前面側部分が本体ケース1外に露出している。そして、この露出部分は、機械本体の外側輪郭の一部を形成している。
【0024】
また、本体ケース1上部の前面部分の内面側には、紫外線ランプユニット10が組み込まれている。さらに、本体ケース1における紫外線ランプユニット10の前面側には、前面カバー11が着脱可能に取り付けられている。
前面カバー11は、機械本体の外側輪郭の一部を形成するが、両側端部において本体ケース1との間に隙間が形成され、この隙間が空気を吸い込む幅狭の吸気口12、13として形成されている(図1参照)。なお、前面カバー11の内面側と紫外線ランプユニット10との間には、平面視略山形のエアーフィルター12aが介在されており、吸気口12、13から吸入される空気は、このエアーフィルター12aを介して機内に吸い込むように構成されている。
【0025】
本実施の形態に係る除湿機の吸気口は、上記吸気口12、13以外に、本体ケース1の後面及び右側面の後部にグリル構造の吸気口14、15が形成されている(図1参照)。このように機械本体の前部両側面や機械本体の後部背面及び右側面に吸気口12、13、14、15を設ける理由は、吸気口を多数個所に設けることにより、押し入れの側壁と蒲団との隙間や家具と家具との隙間等、幅の狭いスペースに設置した場合に、一部の吸気口が塞がれても他の吸気口が開放されたまま残るようにしたものである。例えば、押し入れの側壁や蒲団、家具等により右側面の吸気口12及び15が塞がれても、左側面の吸気口13及び後面の吸気口14が開放されたまま残るようにしたものであって、このように構成することにより、吸気量の減少による除湿能力の低下を防ぐことができるようにしたものである。
【0026】
一方、この除湿機の吹出口として、本体ケース1の上面部に上部吹出口17が形成され、左側面の下部に下部吹出口18が形成されている(図2参照)。そして、上部吹出口17には、右端を支軸として回転式に開閉される蓋17aが、また、下部吹出口18には上下スライド式に開閉される蓋18aが取り付けられている(図2、図4参照)。
なお、本体ケース1の上面中央部には、上部吹出口17の反対側に倒して収納される取手1bが取り付けられている。
【0027】
前記送風機4は、図2及び図3に示すように、羽根車6の図2における右側部分のファンハウジング7a部分が上吹出用ハウジングに形成され、羽根車6の図2における左側部分のファンハウジング7b部分が下吹出用ハウジングに形成されて機械本体内に収納されている。そして、前記上部吹出口17が送風機4の上吹出用ハウジング7aに連通され、前記下部吹出口18が送風機4の下吹出用ハウジング7bに連通されている。
【0028】
機内空気通路は、吸気口12、13、14、15→エアーフィルター12a、14a→蒸発器2→凝縮器3→送風機4→上部吹出口17及び下部吹出口18の経路を経るように形成されているが、吸気口13から吸入された空気は、蒸発器2へ行く前に紫外線ランプユニット10内の空気通路10aを通過するように構成されている。
【0029】
そして、紫外線ランプユニット10内の空気通路10aを通過した空気は、紫外線ランプユニット10の背面側に形成された格子状吸気孔19から蒸発器2側に吸い込まれるようになっている。なお、格子状吸気孔19は、前面カバー11を外した図5の斜視図に一部が見えるように、紫外線ランプユニット10の背両側略全体に対し形成されているが、送風機4側は上下吹出形ファンハウジング7等により遮られているので、吸気口13から吸い込まれた空気は、全て紫外線ランプユニット10内の空気通路10aを通って前面カバー11の反対側の格子状吸気孔19から蒸発器2側に流通する。
【0030】
紫外線ランプユニット10は、図6の機械本体上面から見た詳細構成図、図7の機械本体左側面側から見た詳細構成図、図8の機械本体内側から見た詳細構成図などから分かるように、平板状紫外線ランプ20、収納ケースを構成する樹脂製ケース30、エラストマー製パッキン40、樹脂製ケース30と協働して収納ケースを構成するアルミ製ケース50、光触媒フィルター60、制御基板70、機器カバー71、ビス72、光センサー73等から構成されている。なお、この紫外線ランプユニット10の前面には可視光を側方に分散させるレンズ80が取り付けられている。
【0031】
上記平板状紫外線ランプ20は、平面発光ランプで、本体ケース1側(前面側)からは452nmの波長の可視光を放射できるように、また、機械本体内側(光触媒フィルター60側)からは殺菌効果が最大となる253.7nmの波長の紫外線を放射できるように構成されている。
【0032】
図10に上記平板状紫外線ランプ20の基本的構成と原理を示す。
平板状紫外線ランプ20は、一面側(機械本体内側)が紫外線を透過するUV透過ガラス(バリューム−ソーダーガラス)21で形成され、他面側が上記紫外線を透過させずに可視光を透過させる通常のソーダーガラス23で形成されている。なお、ソーダーガラス23の内面側には蛍光体22が塗布されている。平板状紫外線ランプ20は、UV透過ガラス21、通常のソーダーガラス23等で形成された容器内に、水銀蒸気とアルゴンガスが封入され、両側に放電電極24a、24bが配置されている。放電電極24a、24b間にグロー放電が生じると、放電電極24a、24b間を流れる電子25がアルゴン原子26や水銀原子27と衝突する。水銀原子27と衝突することにより発生した紫外線28は、一面側のUV透過ガラス21を透過し、他面側(ソーダーガラス23側)では蛍光体22に当たって可視光29を発生させる。
【0033】
可視光29は、蛍光体22の発光色となるので、所望の色で発光する蛍光体22を用いることもできる。なお、通常の蛍光灯などに用いられる白色蛍光体を用い、上記レンズ80を例えば一般に殺菌中をイメージさせる青色に着色すれば、紫外線ランプユニット10及びレンズ80を安価にすることができる。
【0034】
このように構成された平板状紫外線ランプ20は、UV透過ガラス(バリューム−ソーダーガラス)21側が紫外線発光面20aとなり、ソーダーガラス23側が可視光発光面20bとなる。また、平板状紫外線ランプ20は、可視光発光面20bが機械本体前面側(前面カバー11側)を向き、紫外線発光面20aが機械本体内側、すなわち、樹脂製ケース30内の空気通路10aに晒されるように取り付けられている。
【0035】
平板状紫外線ランプ20を収納するための収納ケースは、上述のように樹脂製ケース30とアルミ製ケース50とから構成されている。
樹脂製ケース30は、樹脂成形された中空基材からなるものであって、上方部が浅い皿状の機器取付部31、下方部が平断面形状を略コの字形としたランプ取付部32として形成されている。
ランプ取付部32は、図6から良く分かるように、機械本体内側に開放したコの字形をなしている。このランプ取付部32は、図11に示すように、当初平面的な形状で樹脂成形され、コの字形のコーナ部分を薄肉部32aとされている。そして、その後に薄肉部32aで図12のように折り曲げられて、コの字形に形成されている。
【0036】
ランプ取付部32のコの字形の側壁には、吸気口13から吸入された空気をこの紫外線ランプユニット10内の空気通路10aに流通させるための通風口が設けられている。
この通風口は、平板状紫外線ランプ20から放射される紫外線28の漏洩を防止しつつ吸気口13から吸入された空気をこの紫外線ランプユニット10内の空気通路10aに流通させるために、後方外側に向かって(図9における下方向に向かって)傾斜する鎧格子33により形成されている。
【0037】
このように通風可能に構成されたランプ取付部32の中央面部(断面コの字形部分の機械本体前面側にある中央面部)には、可視光放出穴34が形成され、その内側が平板状紫外線ランプ20を収納する収納スペースとされている。
この収納スペースには、平板状紫外線ランプ20の可視光発光面20bが可視光放出穴34に面するように平板状紫外線ランプ20が収納されている。なお、平板状紫外線ランプ20は、可視光放出穴34を備えた面に対し、紫外線28の漏れ防止用シール材としてのエラストマー製パッキン40を介して取り付けられている。
【0038】
樹脂製ケース30のランプ取付部32の内面は、紫外線28が照射され、樹脂製ケース30を形成する樹脂そのものが劣化する可能性があるので、真空蒸着によりアルミ層が施されている。このアルミ層は、アルミテープを貼り付けることにより形成することもできるが、真空蒸着により形成すれば、樹脂製ケース30をデザイン上の都合などから複雑な形状、構造に形成した場合でも、表面全体に渡り均一な厚みのアルミ層を形成することができる。したがって、前記アルミ層を真空蒸着により形成する場合は、前記通風口を鎧格子33により形成しても容易にアルミ層を形成することができる。
【0039】
樹脂製ケース30のランプ取付部32内には、収納ケースを構成するもう一方のアルミ製ケース50が挿入されている。
アルミ製ケース50は、紫外線28が紫外線ランプユニット10の外部に漏れないようにするために、樹脂製ケース30のランプ取付部32の機械本体内側に取り付けられるリフレクターである。アルミ製ケース50は、アルミ材料により、一面開放の箱型に形成されている。そして、コの字形のランプ取付部32の開放部と、アルミ製ケース50の箱形の開放部とが互いに向き合うように、アルミ製ケース50が樹脂製ケース30内に挿入されている。
【0040】
また、アルミ製ケース50は、箱形の底面部と、樹脂製ケース30の側面部に重なる側面部とに、紫外線28の漏れを防止しながら空気を紫外線ランプユニット10内に流通させるように鎧格子51、52が形成されている。なお、この側面の鎧格子52は、アルミ製ケース50を樹脂製ケース30のランプ取付部32内に収納することが可能となり、かつ、ランプ取付部32との協働による紫外線28の漏れ防止効果を向上させるために、ランプ取付部32内の内側方向かつ機械本体内側(背面側)に向かって傾斜させている。また、アルミ製ケース50の底面(機械本体背面側)の鎧格子51は、紫外線ランプユニット10の外側に突出しないようにし、紫外線ランプユニット10を格子状吸気孔19に密着させて取り付けることが可能となるように形成されている。
【0041】
アルミ製ケース50の底面部の内面(後面側)には、光触媒フィルター60が配置されている。したがって、平板状紫外線ランプ20と光触媒フィルター60とは対向する位置に平行に配置されている。
光触媒フィルター60は、図13のような多数の通風孔61を有する平板状の触媒担持体に、アナタース形結晶構造をもつ二酸化チタン(TiO2)を担持させたものである。また、通風孔61は、図14の断面図に示すように、平板状の平面部に対し傾斜した孔として形成されている。このような光触媒フィルター60に対し、バンドキャップ約3.5eVを超える値、波長でいうならば波長約400nm以下の紫外線28を当てると、主に一般的な臭いの源であるアンモニア等の臭気成分が紫外線28の光エネルギーで励起され、酸化分解されて脱臭される。このように、光触媒フィルター60は、吸着された臭気成分が酸化分解されて再生(リフレッシュ)されるので、交換せずに半永久的に使用することができる。
【0042】
機器取付部31には、機器カバー71により制御基板70が固定されている。また、機器取付部の下方部に光センサー73が取り付けられ、機器カバー71によりカバーされている。そして、この機器カバー71が取り付けられることにより、光シールドされた構造物内に光センサー73を取り付ける光センサー取付部74が構成されている。なお、機器カバー71に対し、機器取付部31及びレンズ80を介しビス72をビス穴71aにねじ込むことにより、機器取付部31に機器カバー71が固定され、紫外線ランプユニット10に対しレンズ80が固定されている。
【0043】
レンズ80は、平板状紫外線ランプ20の可視光発光面20bから放射される可視光29を側方に拡がらせるためのものであり、さらには、幅方向の中心部を前面カバー11の外部に露出させてデザイン効果を演出するためのものである。
レンズ80は、透明性を良好とするとともに、レンズ80内部での表面反射を良好とするためにポリスチレンから形成されている。レンズ80は、縦長で正面から見た形状は長方形をなしているが、上方から見た形状は、機械本体内側に湾曲した円弧状をなし、側方に行くに従い薄肉となるように形成されている。
【0044】
レンズ80の幅方向の中心線部分における外側には、一定幅で高さ方向に延び、かつ、機械本体前面側に突出する突出部81が形成されている。一方、本体ケース1の前面カバー11には、この突出部81と対向する位置に縦長の開口部11aが形成されている(図15参照)。そして、突出部81が開口部11aから機械本体前面側に突出するように、レンズ80が紫外線ランプユニット10に取り付けられている。
【0045】
また、レンズ80の幅方向の中心線部分における内側には、前記突出部81に対向するように平断面円弧状の凹部82が形成されている。この凹部82によりレンズ80内に可視光29が入りやすいようにし、レンズ80から機械外部に投射される可視光量を増大させるようにしている。
【0046】
なお、レンズ80は、上記のように紫外線ランプユニット10に装着しているが、特にこのような構造に限定されるものではなく、前面カバー11に取り付けるようにしてもよい。
【0047】
排水タンク9は、前面カバー11と同様の半透明又は透明樹脂材料により成型されたものであって、機械本体前部において、前面及び左右両側面に露出されるように機械本体前部の下方部に配置される。また、排水タンク9の前部91は、前面カバー11の形状が延長されるような前面形状とされている。また、排水タンク9の後部92は、本体ケース1内に収納されるように、前部に比し幅が狭く形成されている(図16〜図18参照)。
そしてこの平面形状の変形部分に水平方向の補強リブ93、94、95が形成されている。補強リブ93、94、95は、高さ方向に均等間隔に形成されており(図17参照)、機械本体側方から透視できるように形成されている。最上段の補強リブ93は、排水タンク9の満杯位置に形成されており、満杯表示を兼ねている。
【0048】
以上の構成において、この除湿機を押し入れの側壁と蒲団の間等の狭いスペースに設置して運転すると、押し入れ内の湿気を多く含んだ空気は送風機4の回転によって、図1に矢印で示すように吸気口12、13、14、15から吸い込まれる。吸気口13から吸入された空気は、紫外線ランプユニット10で殺菌され、少なくともその一部は光触媒フィルター60を通過して脱臭される。また、吸気口12、13、14、15から吸入された空気は、蒸発器2を通過することで冷却除湿される。蒸発器2で冷却除湿された空気は、凝縮器3を通過することによりその熱で加熱され、乾燥空気となって、送風機4の作用により上部吹出口17及び下部吹出口18から室内に吹き出される。
【0049】
蒸発器2において除湿された空気中の水分は、蒸発器2の下方に設けられた排水タンク9内に溜まる。この排水タンク9に溜まった水は、排水タンク9を前方に引き出して取り出すことにより、排出することができる。
また、排水タンク9貯水量は、排水タンク9の前部91が機械本体前部の前面及び左右両側面に露出しているので、前、左、右の3方向から確認することができる。また、この貯水量が満杯に対しどの程度になっているかは、補給リブ93、94、95が水位目印となるので容易に知ることができる。このように、補給リブ93、94、95は、排水タンク9の水位表示を兼ねるので、他に特別の水位表示部を設ける必要がない。
なお、排水タンク9の水位が最上位の目印表示である補強リブ93の位置近辺まで到達したときは、他に搭載されている満水検知装置が作動し、除湿機の運転が停止される。
【0050】
平板状紫外線ランプ20は、除湿機運転中において紫外線ランプスイッチ(図示しない)が投入されているときのみ通電される。平板状紫外線ランプ20は、通電により紫外線発光面20aから紫外線28を放射し、可視光発光面20bから可視光29を放射する。
【0051】
可視光29は、一部は突出部81から直接機外に放射され、他の一部は前面カバー11を通過して機外に放射される。可視光29が前面カバー11を透過することにより前面カバー11が面発光する。これにより、使用者は平板状紫外線ランプ20の運転を確実、かつ、簡単に知ることができる。また、前面カバー11は、機械本体前面から機械本体側面に跨る形状とされているので、前面カバー11内の可視光29の伝搬により、機械本体側方からも平板状紫外線ランプ20の運転を知ることができる。また、前面カバー11は、光輝性顔料が含まれているので、可視光29が拡散され視認性及び光輝感が良好となり、デザイン効果も優れたものとなる。また、この光輝性顔料は、ガラスフレーク又は塊状フレークを母材とし、この母材表面に金属又は金属酸化物をコートしたものであるので、光輝性顔料の母材表面における反射が大きくなり、前面カバー11の光輝感が良好となる。すなわち、従来の光輝性顔料を配合した樹脂としては、樹脂材料に銀、ニッケル等の金属箔、金属粉末を配合したものがあるが、これらのものに比べ、上記のガラスフレーク又は塊状フレークに金属又は金属酸化物をコートしたものは、軽量であるため樹脂材料中にランダムに配合され易く、広範囲の光輝感が得られる。また、本発明に係る光輝性顔料を配合した樹脂は、樹脂成型品のそり、収縮防止効果があり、成型作業が容易になる。
【0052】
また、可視光29は、前述のように、機械本体の前面側に放射されるに際し、一部は突出部81から直接放射され、また、他部は光を側方に拡散させるためのレンズ80を通過し、前面カバー11を介して機外に放出されるので、突出部81の部分はその周囲に対し明るくなり、照度に変化を持たせることが可能となり、デザインに多様性を持たせることができる。なお、レンズ80により、前面カバー11の側方部の照度が高く維持される。
【0053】
また、紫外線ランプ20からレンズ80の中央部へ放射される可視光29は、レンズ80に入射する際、レンズ80の中央部に凹部82が形成されていることにより、表面での反射光が減少し、レンズ80の側方部への入射光が増加する。また、レンズ80に入射した可視光29は、レンズ80が湾曲状をなし、側方が薄く形成されていることにより、レンズ80内の側方における反射光が増加し、可視光29の側方への拡散が良好となり、機械本体側方からの視認性がより良好となる。
【0054】
前面カバー11で拡散された光の一部は、前記排水タンク9の前部91の形状が前面カバー11の形状と連続性を持たせるように形成されているので、排水タンク9の前部にも伝搬され、排水タンク9を光らせることができる。
【0055】
一方、紫外線発光面20aから放射された紫外線28は、紫外線ランプユニット10内の空気通路10aを通過する空気を殺菌する。このとき、紫外線ランプ20を収納する収納ケースの内面がアルミで形成されていることにより、紫外線は乱反射され、殺菌効果が向上する。また、紫外線28が光触媒フィルター60に照射されることにより、光触媒が活性化し、この光触媒フィルター60を通過する空気中の臭気成分が酸化分解され、機内循環される空気が脱臭される。
なお、平板状紫外線ランプ20がエラストマー製パッキン40を介して樹脂製ケース30に取り付けられていること、樹脂製ケース30側面の通風口として鎧格子33が設けられていること、さらには、アルミ製ケース50の空気流通口に鎧格子51、52が設けられていることにより、紫外線発光面20aから放射された紫外線28が紫外線ランプユニット10の外側に漏れることが防止されている。なお、エラストマー製パッキン40は、弾性に富み、紫外線28にも侵されないので、良好な紫外線シールパッキンを得ることができる。
【0056】
また、以上の本実施の形態による場合は、別光源の紫外線ランプ運転表示ランプを使用する必要がないので、別光源の紫外線ランプ運転表示ランプの故障に対する保証回路や安全回路を設ける必要はない。
また、レンズ80は、ポリスチレンを原材料として構成しているので、レンズ80の透明性が良好となり、さらに、レンズ80内表面での反射が良好になり、可視光29の側方への拡散が良好になる。
また、平板状紫外線ランプ20は、平板状として形成されているため、平板状紫外線ランプ20の取付構造、紫外線28の照射構造、可視光29利用の構造などを簡略化し易くなる。
【0057】
また、紫外線ランプユニット10の収納ケースは、樹脂製ケース30とアルミ製ケース50とから構成されているので、複雑な形状部分を樹脂製ケース30とすることにより、空気調和機との構成上の調整を容易に行うことができる。
また、紫外線ランプユニット10の樹脂製ケース30は、内表面にアルミ層が形成されているため、紫外線ランプ20から発生される熱が放出され易くなる、また、この内表面のアルミ層により、紫外線28による樹脂の劣化が防止される。また、このアルミ層は真空蒸着により形成されるので、樹脂製ケース30が鎧格子33などを備えた複雑な形状、構造であっても、全表面に渡り均一な厚みのアルミ層が形成される。
【0058】
また、紫外線ランプユニット10は、機内空気流路における上流側に配置されているので、下流側の蒸発器2、凝縮器3及び送風機4等に雑菌や臭気成分が付着するのが抑制され、衛生的で、メンテナンスも容易になる。
【0059】
変形例
以下に、上記実施の形態に対する変形例を記載する。
(1) 前面カバー11は、中央部の光輝性顔料の配合量を側方部の光輝性顔料の配合量に比し大きくしてもよい。このように形成すると、前面カバー11の側方への可視光29の伝搬が良好となる。なお、この場合において、前面カバー11を一体成型することが困難な場合は、機械本体前面側の部分と機械本体側面側の部分とを別体で成型し成型後に結合するようにしてもよい。
(2) 紫外線ランプユニット10の樹脂製ケース30は、上記実施の形態では内面のみアルミ蒸着で被覆していたが、外表面をもアルミ蒸着で被覆してもよい。このように構成すれば、レンズ80側への光の反射量が増加し、前面カバー11の照度を向上させることができる。
(3) 上記実施の形態では、脱臭機能を持たせるために光触媒フィルター60を備えたものについて示したが、殺菌機能のみであれば光触媒フィルター60を除いた構成とすることができる。なお、このように構成しても、機械前面側からの運転表示及びデザイン効果に影響がないことは勿論のこと、紫外線ランプユニット10の殺菌機能に関しても前記実施の形態と同様な作用効果が得られる。(4) レンズ80の機械本体内側の表面を粗面としてもよい。このように構成すると、機械本体内側のレンズ80の表面部において、レンズ80内を伝搬する可視光29が反射する場合及び紫外線ランプ20からの可視光29がレンズ80内に入射する場合に、可視光29が乱反射されるので、光輝感が向上し、デザイン効果を向上させることができる。
(5) 上記実施の形態では、本発明を除湿機に適用した場合について説明したが、エアコンなどの空気調和機にも適用可能である。
【0060】
【発明の効果】
本発明は、次のような効果を奏することができる。
請求項1記載の発明によれば、紫外線ランプから面発光される可視光により前面カバーが広範囲で明るくなるので、紫外線ランプの運転を容易かつ確実に知ることができる。したがって、別光源の運転表示ランプを使用する必要がない。また、前面カバーを構成する樹脂材料に光輝性顔料が配合されているので、可視光が拡散され視認性及び光輝感が良好となる。また、紫外線ランプは一面が可視光発光面であり他方の面が紫外線発光面となる平板状紫外線ランプであるので、紫外線ランプを組み込む場合の配置場所や保持方法の選択性が拡がり、取付構造を簡略化することができる。さらに、紫外線ランプと前面カバーとの間に可視光を側方に拡散させるためのレンズが設けられているので、紫外線ランプから放射された可視光がレンズにより側方に拡散することができ、機械本体側面部からの視認性が向上する。
【0061】
また、請求項2記載の発明によれば、前面カバーが本体ケースの前面側から本体ケースの側面側に跨る形状に形成されているので、前面カバー内における可視光の伝搬により紫外線ランプから放射される可視光が側方にも放射される。したがって、紫外線ランプの運転表示を正面ばかりでなく側方からも視認することができる。
【0062】
また、請求項3記載の発明によれば、前面カバーは、本体ケースの前面側を構成する部分に配合される光輝性顔料の配合量が本体ケースの側面側を構成する部分に含有される光輝性顔料の配合量より多いので、本体ケースの側面側を構成する部分における光の拡散性が向上し、側面部への光の拡散性が向上させることができる
【0064】
また、請求項記載の発明によれば、レンズが機械本体内側に湾曲する形状に形成され、かつ、側方に行くに従い厚さが薄くなるように形成されているので、レンズ内の側方部に於ける反射光が増加し、可視光の側方への拡散性がさらに改善される。
【0065】
また、請求項記載の発明によれば、レンズの機械本体内側の表面が粗面に形成されているので、機械本体内側のレンズの表面部において、レンズ内を伝搬する可視光が反射する場合及び紫外線ランプからの可視光がレンズ内に入射する場合に、可視光が乱反射されるので、光輝感が向上し、デザイン効果を向上させることができる。
【0066】
また、請求項記載の発明によれば、ポリスチレンを原材料としてレンズが形成されているので、レンズの透明性が良好となるとともに、レンズ内部での表面反射が良好となり、可視光の側方への拡散性が向上する。
【0067】
また、請求項記載の発明によれば、レンズ中央部の突出部がレンズカバーを貫通しているので、この突出部から機外へ直接可視光が放射され、突出部分が突出部分の周囲より明るくなる。この結果、この突出部と突出部の左右部分との間に照度差を生じさせることができ、デザイン効果を向上させることができる。
【0068】
また、請求項記載の発明によれば、空気調和機は、一部が機械本体の前部において前面及び左右両側面に露出されているとともに、透明又は半透明材料から形成されている排水タンクを備えているので、前、左、右の3方向から排水タンクの貯水量を確認することができる。
【0069】
また、請求項記載の発明によれば、上記のように、機械本体の前部に露出する排水タンクの一部分が、前面カバーから連続するような形状とされているので、前面カバーから排水タンクへの可視光の伝搬性が期待できる。これにより排水タンクも光らせることができ、デザイン効果を向上させることができる。
【0070】
また、請求項10記載の発明によれば、排水タンクに機械本体の外部から透視することのできる水位表示部が設けられているので、貯水されている水の量を容易に把握することができる。
【0071】
また、請求項11記載の発明によれば、排水タンクに於ける平面形状の変形部分に配置された水平の補強リブにより水位表示部が形成されているので、特別の水位表示部を形成する必要が無く、部品の構成簡略化を図ることができる。
【0072】
また、請求項12記載の発明によれば、水位表示部を兼ねる補強リブが高さ方向に均等間隔で複数配置されているので、使用者は貯水されている水の量をより把握しやすくなる。
【0073】
また、請求項13記載の発明によれば、最上位の補強リブが排水タンクの満杯を表示するので、使用者は、排水タンクの満水時期を予測することが可能となり、使用者の便宜を図ることができる。
【0074】
また、請求項14記載の発明によれば、前面カバーの樹脂材料に配合される光輝性顔料が、ガラスフレーク又は塊状フレークを母材とし、この母材表面に金属又は金属酸化物をコートしたものであるので、光輝性顔料母材の表面での可視光の高反射を得ることができ、前面カバーの光輝感が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態係る空気調和機の内部構成を上面側から見た要部構成図。
【図2】上記空気調和機の内部構成を正面側から見た要部構成図。
【図3】上記空気調和機の内部構成を左側面側から見た要部構成図。
【図4】上記空気調和機の外観斜視図。
【図5】上記空気調和機の、前面カバー及びエアーフィルターを取り外した状態の外観斜視図。
【図6】上記空気調和機における紫外線ランプユニットを機械本体上面側からから見た詳細構成図。
【図7】上記空気調和機における紫外線ランプユニットを機械本体左側面側から見た詳細構成図。
【図8】上記空気調和機における紫外線ランプユニットを機械本体内側から見た詳細構成図。
【図9】上記紫外線ランプユニットにおける基板ホルダーの斜視図。
【図10】上記紫外線ランプユニットにおける平板状紫外線ランプの発光原理説明図。
【図11】上記紫外線ランプユニットにおけるランプ取付部の樹脂成形直後の状態図。
【図12】上記ランプ取付部の折り曲げ工程説明図。
【図13】上記紫外線ランプユニットにおける光触媒フィルターの平面図。
【図14】上記光触媒フィルターのXIVーXIV断面図。
【図15】上記紫外線ランプユニットにおける前面カバーの斜視図。
【図16】上記空気調和機における排水タンクの斜視図。
【図17】上記排水タンクの左側面図。
【図18】上記排水タンクの平面図。
【符号の説明】
1 本体ケース
10 紫外線ランプユニット
10a (紫外線ランプユニット内の)空気通路
11 前面カバー
11a 開口部
12 吸気口
12a エアーフィルター
13 吸気口
14 吸気口
15 吸気口
17 上部吹出口
18 下部吹出口
20 平板状紫外線ランプ
20a 紫外線発光面
20b 可視光発光面
28 紫外線
29 可視光
80 レンズ
81 突出部
82 凹部
93 (最上段の)補強リブ
94 補強リブ
95 補給リブ

Claims (14)

  1. 機械本体の本体ケースの内面近傍に配置された紫外線ランプと、紫外線ランプ前面側の本体ケースの一部に形成された前面カバーとを有し、
    この前面カバーは、光輝性顔料を配合した透明又は半透明性樹脂材料から形成され、
    前記紫外線ランプは、前面カバー側の面を可視光発光面とし、機械本体内面の面を紫外線発光面とする平板状紫外線ランプであり、前記紫外線発光面が機内空気通路に面するように、かつ、前記可視光発光面から放射される可視光が前記前面カバーに投射されるように本体ケース内に設けられ
    前記紫外線ランプと前記前面カバーとの間に可視光を側方に拡散させるためのレンズを設けた空気調和機。
  2. 前記前面カバーは、本体ケースの前面側から本体ケースの側面側に跨る形状に形成されている請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記前面カバーは、本体ケースの前面側を構成する部分に配合される光輝性顔料の配合量が本体ケースの側面側を構成する部分に含有される光輝性顔料の配合量より多い請求項2記載の空気調和機。
  4. 前記レンズは、左右方向の中心部から側方に向かって機械本体内側に湾曲する形状に形成され、かつ、側方に行くに従い厚さが薄くなるように形成されている請求項記載の空気調和機。
  5. 前記レンズは、機械本体内側の表面が粗面に形成されている請求項記載の空気調和機。
  6. 前記レンズは、ポリスチレンを原材料とする請求項記載の空気調和機。
  7. 前記レンズは、左右方向の中心部位に所定幅で直線的に機械本体の高さ方向に延びる突出部が形成され、前記前面カバーは、この突出部を貫通させるための開口を備えている請求項記載の空気調和機。
  8. 前記空気調和機は、機内に吸入した空気を冷却除湿する蒸発器と、この蒸発器で除湿した水を貯留する排水タンクとを備え、この排水タンクは、その一部が機械本体の前部において前面及び左右両側面に露出されているとともに、水位透視可能な透明又は半透明材料から形成されている請求項記載の空気調和機。
  9. 前記機械本体の前部において、前面及び左右両側面に露出されている排水タンクの一部は、前記前面カバーに連続するような形状とされるとともに、光輝性顔料が配合された水位透視可能な透明又は半透明材料から形成されている請求項記載の空気調和機。
  10. 前記排水タンクは、機械本体の外部から透視することのできる水位表示部を備えている請求項記載の空気調和機。
  11. 前記水位表示部は、排水タンクにおける平面形状の変形部分に配置された水平の補強リブにより形成されている請求項10記載の空気調和機。
  12. 前記補強リブは、高さ方向に均等間隔で複数配置されている請求項11記載の空気調和機。
  13. 前記補強リブは、最上位のものが排水タンクの満杯を表示する請求項12記載の空気調和機。
  14. 前記光輝性顔料は、ガラスフレーク又は塊状フレークを母材とし、この母材表面に金属又は金属酸化物をコートしたものである請求項記載の空気調和機。
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