JP3719076B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着脱可能な画像形成ユニットを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来のプリンタ装置(画像形成装置)の概観斜視図である。同図において、プリンタ装置1は装置本体上部であるルーフ2と装置本体下部3で構成されている。ルーフ2には、その上面に用紙が排紙される排紙口5、及び排紙された用紙が積載される排紙トレイ6が設けられ、装置本体下部3には、その前面に開閉可能なフロントカバー7及び装置本体下部3より着脱自在の用紙カセット8が配設され、その右側面に装置本体下部3に収納可能なMPFトレイ9(マルチペーパーフィーダー:汎用給紙トレイ)が配設され、その上面右側にプリンタ装置1への情報入力やプリンタ装置1の状態表示を行う操作表示部4が設けられている。
【0003】
このプリンタ装置1において、ジャム処理やメンテナンス等の作業を行う際には、回転軸Aを中心に、ルーフ2を矢印B方向に開成する。図12は、上述のプリンタ装置1を開成した際の断面構成を示し、またその内部構造を示す。同図に示すように、プリンタ装置1は、着脱自在の用紙カセット8、この用紙カセット8内に積載収納された用紙を順次給送する給紙ロール12、給送されてきた用紙を一旦待機させ所定のタイミングで画像形成ユニット11へ送り出す待機ロール対13、トナー像を用紙上に定着させる定着器14、定着済みの用紙を装置外へ排出する排紙ロール対18(駆動ロール18a及び従動ロール18b)、及びプリンタ装置1への各種設定や状態表示等を行う前述の操作表示部4を備える。
【0004】
また、画像形成ユニット11において、帯電器25は感光体ドラム23の周表面を一様な電荷に帯電させ、印字ヘッド26は、印刷データに基づいて、感光体ドラム23の周面に選択的に露光を行い、その露光による低電位部を形成し、初期帯電電位と露光低電位部からなる静電潜像を感光体ドラム23周面上に記録する。現像器27は、現像ロール27aを介して内部のトナーを感光体ドラム23の低電位部に転移させ、静電潜像を顕像化(現像)する。転写器28は搬送されてくる用紙の紙面に感光体ドラム23上のトナー像を逆極性の電界によって転写する。
【0005】
尚、画像形成ユニット11の内、感光体ドラム23、帯電器25、現像器27、転写器28、クリーナ24、等については装置本体下部3に備えられ、印字ヘッド26は装置本体上部であるルーフ2に備えられている。
【0006】
ここで、ルーフ2は装置本体下部3に対しヒンジ部15を支点に矢印B方向へ開閉自在に構成される。このとき、上述の印字ヘッド26及び従動ロール18bはルーフ2と一体となって開閉される。同図中の実線に示すルーフ2は閉成状態を示し、点線に示すルーフ2は開成状態を示す。
【0007】
一方、画像形成ユニット11の大部分は、装置本体下部3に対し着脱自在なカートリッジCを構成し、これは感光体ドラム23及びクリーナ24等が一体化されてなる第1のカートリッジC1と、現像器7等が一体化されてなる第2のカートリッジC2とに分割及び合体が可能であり、これらカートリッジC1、C2はルーフ2を開成した状態で装置本体下部3の所定の装着部に対し着脱自在となり、例えば、感光体の劣化やトナーの消耗等により、これらカートリッジの交換や消耗品の補給等の保守点検作業等のメンテナンスが行われる。
【0008】
また、今日、カラープリンタ装置(カラー画像形成装置)が広く使用され、カラー印刷の方式も各種方法が採用されている。例えば、一つの感光体ドラムの周面近傍に複数の現像器を配設し、順次ドラム面にトナー像を形成する方式がある((イ)の方式)。また、ドラム状の中間転写媒体を使用する方式もあり((ロ)の方式)、更には複数の画像形成ユニットを所定方向に配設し、用紙に直接トナー像を形成する方式(いわゆるタンデム方式)も存在する。
【0009】
この中で上記(イ)の方式では形状の大きな感光体ドラムを使用する必要があり、印刷速度が低下する。また、(ロ)の方式では中間転写媒体を使用するため、形状が大きくなる。そこで、印刷速度が優れ、形状の面でも問題が少ないタンデム方式のカラープリンタが有望である。そして、この方式のプリンタ装置では、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像形成ユニットを使用する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記画像形成ユニット11は、消耗品であり、定期的に交換する必要がある。この場合、上記従来の画像形成装置では、例えば上記画像形成ユニット11を構成する第1のカートリッジC1のみを交換する場合でも(カートリッジC2とは寿命が異なるので)、まず、上記画像形成ユニット11を(カートリッジC1、C2が合体した状態のまま)装置本体から取り外し、これをカートリッジC1とC2とに分割し、このうちカートリッジC2を残し、これと新品のカートリッジC1とを合体させて成る画像形成ユニット11を、装置本体に装着するという手間が掛る作業が必要であった。
【0011】
本発明の課題は、ユニット交換作業に掛かる手間を軽減できる画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は請求項1記載の発明によれば、装置本体が開閉自在に上部機体と下部機体に分割され、開成時に該上部機体に、装置の構成の一部がユニット化されて成る画像形成ユニットを構成する第1の副ユニットと第2の副ユニットを挿脱可能な画像形成装置であって、前記画像形成装置本体において、前記第1の副ユニット、第2の副ユニットを各々独立に略水平方向に挿脱させる副ユニット挿脱手段を備え、該副ユニット挿脱手段の一部に被緩挿部を設け、前記第1の副ユニットと第2の副ユニットとを装置本体に挿入後に相互に連結させる連結手段を備え、該連結手段により前記第1の副ユニットと第2の副ユニットとを相互に連結させる操作に伴って該連結手段の一部が前記被緩挿部に緩挿する構成の画像形成装置を提供することによって達成できる。
【0013】
上記画像形成装置は、装置本体が開閉自在に上部機体と下部機体に分割可能な構成となっている。また、装置の構成の一部がユニット化されて成るユニットは、例えば像担持体を含むドラムセット(第1の副ユニット)や、現像ロールやトナーを収納するトナーセット(第2の副ユニット)であり、ドラムセット及びトナーセット共に上部機体に配設されており、上部機体開成時には装置本体に対し略水平方向に挿脱できる。これにより、ユニットの交換時には、ドラムセットやトナーセットを手前に引き抜くことにより交換することができ、メンテナンス性にすぐれている。
【0014】
更に、第1の副ユニットと第2の副ユニットを装置本体に挿入後、連結手段により両者を連結するが、これに伴って連結手段の一部が被緩挿部に緩挿することにより第1の副ユニットと第2の副ユニットが装置本体に固定される構成としたことにより、第1の副ユニットと第2の副ユニットとを装置本体に固定する構成を別途設ける必要がなくなり、また両者を連結する作業に伴ってこれらを装置本体に固定できるので、両者を装置本体に固定する作業が必要なくなる分、作業工程が軽減される。
【0015】
請求項2記載の画像形成装置は、上記請求項1記載の発明において、副ユニット挿脱手段はレール形状を有し、前記被緩挿部は該レールの一部を切り欠いて設け、前記連結手段は該連結手段の操作部が廻動操作されると前記第1の副ユニットと第2の副ユニットとを相互に連結すると共に該操作部の一部が前記レールの切り欠き部に緩挿して該第1の副ユニットと第2の副ユニットを抜き出しできなくする構成である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置であり、所謂タンデム方式のカラープリンタの例である。また、本例の画像形成装置は両面印刷用のプリンタである。同図において、プリンタ装置31は、不図示のケーブルによってパーソナルコンピュータ等のホスト機器に接続されている。
【0017】
プリンタ装置31は装置本体上部32と装置本体下部33によって構成され、装置本体上部2にはオペレーションパネル34が配設され、またその上面には印字用紙の排紙部35も形成されている。オペレーションパネル34は複数のキーが配設されたキー操作部34aと、不図示のCPUから出力される表示情報に基づき表示を行う液晶ディスプレイ34bで構成されている。また、排紙部35には、排紙ロール36の回動によって後述する画像形成ユニットにより作成された印刷出力が排出され、排紙部35上に順次積載される。
【0018】
また、装置本体下部33には、後述する両面印刷用搬送ユニットや給紙カセットが配設され、例えばプリンタ装置31の側面に設けられた不図示の蓋を開放することによって、後述する両面印刷用搬送ユニットを着脱できる構成である。また、装置本体下部33には、その前面に開閉可能なフロントカバー37及び装置本体下部33より着脱自在な給紙カセット38が設けられ、例えばフロントカバー37はジャム処理やメンテナンス等において開放される。
【0019】
また、装置本体下部33の右側面には、MPFトレイ(マルチペーパーフィーダートレイ)の装着部39、及びカバー40が設けられている。但し、図1において上記装着部39にMPFトレイは装着されていない。また、カバー40は後述する用紙搬送路確認用のカバーであり、本形態ではこのカバー40を開放して、用紙詰まり等のメンテナンスを行う。
【0020】
図2は上記フロントカバー37及びカバー40を開放した状態を示すプリンタ装置31の外観図である。また、本例のプリンタ装置31の最下段には前述のように給紙カセット38が収納され、給紙カセット38に用紙を補給する際、例えば取手38aを手前に引くことによって、給紙カセット38を矢印方向に引き出すことができる。
【0021】
図3は上記外観を有するプリンタ装置31の内部構成を説明する断面図である。同図において、プリンタ装置31は画像形成部41、両面印刷用搬送ユニット42、及び給紙部43で構成されている。ここで、画像形成部41は4個の画像形成ユニット44〜47を矢印方向に並設した構成であり、同図の紙面右側から左側に向かってマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に配設されている。また、この中のマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の画像形成ユニット44〜46は減法混色によりカラー印刷を行う構成であり、ブラック(K)の画像形成ユニット47はモノクロ印刷に使用する。
【0022】
ここで、上記各画像形成ユニット44〜46はそれぞれドラムセットC1とトナーセットC2(これらは画像形成ユニットを構成する副ユニットともいう)で構成され、現像容器に収納された現像剤(の色)を除き同じ構成である。したがって、イエロー(Y)用の画像形成ユニット46を例にして構成を説明する。ドラムセットC1には感光体ドラム50、帯電器51a、クリーナ51eが収納され、またドラムセットC1の上方には印字ヘッド51bが配置されている。トナーセットC2には現像ロール51cやトナーが収納されている。感光体ドラム50は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成され、感光体ドラム50の周面近傍には、帯電器51a、印字ヘッド51b、現像ロール51c、転写器51d、クリーナ51eが順次配設されている。感光体ドラム50は矢印方向に回動し、先ず帯電器51aからの電荷付与により、感光体ドラム50の周面を一様に帯電する。そして、印字ヘッド51bからの印字情報に基づく光書き込みにより、感光体ドラム50の周面に静電潜像を形成し、現像ロール51cによる現像処理によりトナー像を形成する。この時、感光体ドラム50の周面に形成されるトナー像は、現像容器51cに収納したイエロー(Y)色のトナーによる。このようにして感光体ドラム50の周面に形成されるトナー像は、感光体ドラム50の矢印方向の回動に伴って転写ロール51dの位置に達し、感光体ドラム50の直下を矢印方向に移動する用紙に転写される。
【0023】
また、上記各画像形成ユニット44〜46を構成するドラムセットC1、トナーセットC2は、それぞれ装置本体に対し着脱自在に構成される。これは、ユニット装着部63により挿脱自在となるものであり、ユニット装着部63は、その一部に、ドラムセットC1、トナーセットC2を、それぞれ、略水平方向にスライドさせつつ挿脱させる為のレール形状を有している。また、印字ヘッド51bは、位置的に、ユニット装着部63内部の空間に配置されている。
【0024】
一方、用紙の搬送は、前述の給紙部43を構成する給紙カセット38、待機ロール52、搬送ベルト53、駆動ロール54等で構成され、給紙コロ55の回動によって給紙カセット38から搬出された用紙は、待機ロール52まで送られ、更にトナー像に一致するタイミングで搬送ベルト53上に送られ、転写部51dに達する。そして、転写部51dにおいてトナー像が転写され、トナー像が転写された用紙は搬送ベルト53の移動に従って、搬送ベルト53上を矢印方向に移動し、定着ユニット56において熱定着処理が施される。
【0025】
また、用紙の上面には、上記イエロー(Y)のトナー像のみならず、ドラムセットC1によって転写されたマゼンダ(M)、及びシアン(C)のトナー像も転写され、前述の減法混色に従った色の印刷が行われる。
【0026】
尚、上述の用紙は給紙カセット38から搬出される用紙のみならず、MPFトレイ39’から供給される用紙も含まれ、この場合には用紙は給紙コロ39aによって搬入され、前述の経路によって印刷処理が行われる。
【0027】
また、上記定着ユニット56は熱ロール56a、56b、及びクリーニングロール56cで構成され、用紙Pが上述の熱ロール56aと56b間を挟持搬送される間、用紙に転写された例えば複数色のトナー像は溶融して用紙Pに熱定着する。また、クリーニングロール56cは熱ロール56a周面に離型性オイルを塗布すると共に熱ロール56aに残るトナーを除去する機能を有する。尚、定着ユニット56によってトナー像が定着された用紙は切換板61を介して上方、又は紙面左方向に搬送される。
【0028】
一方、両面印刷用搬送ユニット42は装置本体に対して着脱自在に構成され、本例のプリンタ装置31によって両面印刷を行う際装着するユニットであり、内部に複数の搬送ロール60a〜60eが配設されている。両面印刷の場合には、上記切換板61によって一旦上方に用紙が送られ、例えば用紙の後端が搬送ロール62に達した時、用紙の搬送を停止し、更に用紙を逆方向に搬送する。この制御によって、用紙は点線で示す位置に設定された切換部61の左側を下方に搬送され、両面印刷用搬送ユニット42の用紙搬送路に搬入され、搬送ロール60a〜60eによって用紙が送られ、待機ロール52に達し、前述と同様トナー像と一致するタイミングで転写部に送られ、トナー像が用紙の裏面に転写される。
【0029】
尚、図3には、装置本体上部32を装置本体下部33に対し略水平に開閉するための機構の一部であるFRフレーム(カラープリンタ31の左右にそれぞれ設けられるFRフレーム65a、65b)の位置のみを示している。
【0030】
本例のプリンタ装置31においては、装置本体上部32を装置本体下部33に対し略水平に開閉して、メンテナンス作業等を行う。
図4は、装置本体上部32を開成した状態を示す図である。同図に示すように、装置本体上部32は、装置本体下部33に対し略水平を保ったまま開成される。
【0031】
次に、この状態においてドラムセットC1を交換する場合には、図5に示すようにドラムセットC1を手前に抜き出し、新たなドラムセットC1を挿入する。また、トナーセットC2を交換する場合も同様に、図6に示すように、トナーセットC2を手前に抜き出し、新たなトナーセットC2を挿入する。
【0032】
このように、本実施形態の画像形成装置においては、ドラムセットC1、トナーセットC2をそれぞれ独立に装置本体に着脱可能となる。これによって、例えばトナーセットC2を交換する際にはトナーセットC2のみを取り外して交換すればよくなり、上述した従来のような余計な手間が掛ることがなくなり、メンテナンス等の作業効率の向上が図れる。
【0033】
ところで、その際、ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体に挿入後、両者を連結する必要がある。すなわち、ドラムセットC1とトナーセットC2は、相互連結機構(後述するドラムセットC1側の第1の連結部とトナーセットC2側の第2の連結部)によって相互に連結することで機能する廃トナー回収機構を備えている。これにより、ドラムセットC1は、印刷後に感光体ドラム50の周面上に残留するトナー(廃トナー)を取り除いた後、この廃トナーをトナーセットC2側に渡し回収させることができる。このように、ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体に挿入後、両者を連結する必要がある。上記相互連結機構は、ドラムセットC1及びトナーセットC2の構成上、図7、図8等に示すように、その長手方向の両端のうちの一方に設けられており、更にトナーセットC2側の第2の連結部は、ドラムセットC1の挿脱の邪魔にならないように、図7(a)〜(c)に示すように可動式(回動自在)になっている。
【0034】
これについて、以下、詳しく説明する。
まず、ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体に挿入直後(または、ドラムセットC1やトナーセットC2を装置本体から抜き出すために両者の連結を解除したとき)は、図7(a)に示す状態になっている。トナーセットC2の可動連結機構70は、回動連結部71(ベアリング、リング等)によりトナーセットC2本体と回動自在(紙面、矢印で示す方向に回動自在)に連結されており、ドラムセットC1との連結を解除しているときには(不図示のバネの付勢力により)図7(a)に示すようにドラムセットC1の挿脱の邪魔にならない位置に回動している(以下、開成位置という)。可動連結機構70は、上記第2の連結部等を有し、第2の連結部は大別してTSシャッター操作部72とジョイント部73とより成る。例えば作業者等が手により上記バネの付勢力に抗して可動連結機構70を図7(a)に示す位置から図7(b)に示す位置へ回動させると、ジョイント部73がドラムセットC1のDSシャッター69の一部と嵌合する。この状態で更に作業者等が手によりTSシャッター操作部72を時計廻り方向に約90度程度廻すと、図7(c)に示す状態となる。このようにすると、特に図示しないが、DSシャッター69に設けられる廃トナー排出口及びジョイント部73に設けられる廃トナー受取口が開き、ドラムセットC1側からトナーセットC2側へのトナー搬送路が開通する構成となっている。廃トナーは、上記廃トナー排出口及び廃トナー受取口を通り、更にトナー搬送チューブ74内を通って、不図示のトナー回収袋まで搬送される。また、ドラムセットC1側には略1/4 円形状のU字溝を有するガイド64が設けられており、一方TSシャッター操作部72の構成の一部にはこのガイドのU字溝と掛合する掛合爪72aがあり、上記図7(b)に示す状態からTSシャッター操作部を時計廻り方向に廻し始めると、掛合爪72aがU字溝に掛合しつつガイド64に沿って(上記略 1/4円形に沿って)移動していく。そして、図7(c)に示す位置まで廻すとロック状態となり、ドラムセットC1とトナーセットC2との連結が完了する。
【0035】
ところで、上述した作業によりドラムセットC1とトナーセットC2とは連結されるが、これらは装置本体には未だ固定されておらず、この状態ではドラムセットC1及びトナーセットC2を一緒に装置本体から抜き出すことが可能である。すなわち、ドラムセットC1を装置本体に装着するには、作業者等が、ドラムセットC1の突出部66a及びDSステー67を、上記ユニット装着部63の有するレールに緩挿して、レール上を略水平方向に摺動させるように押込んでいく。トナーセットC2も同様に、その突出部75a、75bをユニット装着部63の有するレールに乗せて、突出部66aがレール上を略水平方向に摺動するようにして押込んでいく。よって、上述した作業によりドラムセットC1とトナーセットC2とを連結して画像形成ユニットを構成しただけでは、未だ、両者一緒であればレール上を略水平方向に摺動可能である。この為、このままでは画像形成ユニットの位置が確定せず、印刷ズレが起こる可能性や、あるいは装置本体上部32を閉成する際に一部が装置本体下部33に接触する可能性がある。よって、ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体側の所定位置に固定する為のロック機構を設ける必要があるが、本例では、作業工程を更に減らす為に、上述したTSシャッター操作部72の操作によって、ドラムセットC1とトナーセットC2とを連結すると同時にこれらが装置本体側に固定されるようにするロック機構を提案する。
【0036】
これについて、以下、詳細に説明する。
図8は、ドラムセットC1を装置本体に挿入した状態を装置正面から見た図である。
【0037】
同図において、装置本体側の構成として、上記ユニット装着部63の一部と印字ヘッド51bを示してある。ユニット装着部63は、上記の通り、その一部に、ドラムセットC1、トナーセットC2を、それぞれ、略水平方向にスライドさせつつ挿脱させる為のレール形状を有している。同図においてはドラムセットC1を挿脱する構成のみを示しており、ドラムセットC1を略水平方向にスライドさせつつ挿脱させる為のレール部63a、63bを示している。
【0038】
このユニット装着部63によりドラムセットC1を装置本体に挿入させる際には、まず、作業者等がドラムセットC1を持ちながら、このドラムセットC1の突出部66aとDSステー67が、同図に示すように上記レール部63a、63bに対応する位置となるように位置合わせする。そして、そのまま、ドラムセットC1を略水平方向に(紙面における手前から奥へ)押していくと、上記突出部66aとDSステー67が、レール部63a、63bに掛かった状態でレール部上を摺動しつつ奥へ移動していき、ドラムセットC1の先端が装置本体側の不図示の発検エンコーダにより検出されると、挿入完了となる。
【0039】
ここで、同図には、レール部63aの入口付近(紙面、手前)の形状を斜視図として示してある。図示のように、レール部63aには幅L1 の切り欠き部68が設けられている。この切り欠き部68を設ける位置は、TSシャッター操作部72を図7(c)の位置まで廻したときに、TSシャッター操作部72の一部が切り欠き部68に緩挿するようになる位置である。また、切り欠き部68の幅L1 は、当然、少なくとも上記TSシャッター操作部72の一部の厚み(後述するL2 )より大きい。
【0040】
図9は、ドラムセットC1とトナーセットC2との連結に伴う装置本体との接続を説明する為の図(その1)である。
同図において、上記TSシャッター操作部72は、掛合爪72a、つまみ72b、レール係合部72cより成る。掛合爪72aは、上記の通り、ドラムセットC1側に設けられるガイドに掛合しつつTSシャッター操作部72を廻すための構成である。つまみ72bは、作業者等がTSシャッター操作部72を操作する際に手でつまむ突起である。レール係合部72cは、同図に示すようにTSシャッター操作部72の一部が半扇形の形状で突出した構成であり、後に図10に示すようにTSシャッター操作部72を時計廻り方向に約90度程度廻す操作を行うと、このレール係合部72cが装置本体側のレール部63aの切り欠き部68にはまるようになっている。尚、このレール係合部72cの厚さをL2 とすると、上記の通り、切り欠き部の幅L1 >L2 となるように構成する。また、TSシャッター操作部72は、更に、切欠き部72dを有しているが、これは上記可動連結機構70を図7(a)に示す位置から図7(b)に示す位置へ回動させる際に、TSシャッター操作部72の一部がレール部63aに突き当たってしまう場合は、この部分を削って、レール部63aに当たらないようにしているからであり、必ずしも必要とは限らない。
【0041】
図10は、ドラムセットC1とトナーセットC2との連結に伴う装置本体との接続を説明する為の図(その2)である。
TSシャッター操作部72を図7(c)の位置まで廻したとき、図10に示すようにそのレール係合部72cが装置本体側のレール部63aの切り欠き部にはまり、これによってドラムセットC1、トナーセットC2を、略水平方向に摺動させつつ抜き出そうとしても、レール係合部72cが引っ掛かり、阻止される。
【0042】
尚、この状態では、ドラムセットC1、トナーセットC2は装置本体に完全に固定されているわけではないので多少ガタつくが、装置本体上部32を閉成すれば自然に固定される構成になっている。
【0043】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば画像形成装置において画像形成ユニットの交換作業等のメンテナンス作業を簡単に行うことができ、特に画像形成ユニットを構成するドラムユニットとトナーユニット間の連結に伴って画像形成ユニットを装置本体に固定でき、作業工程を更に削減できるので、上記交換作業等のメンテナンス作業を更に簡単に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像形成装置であり、所謂タンデム方式のカラープリンタの例である。
【図2】フロントカバー等を開放した状態を示すプリンタ装置の外観図である。
【図3】プリンタ装置の内部構成を説明する断面図である。
【図4】装置本体上部を開成した状態を示す図である。
【図5】装置本体上部を開成した状態でのドラムセットの交換を説明する図である。
【図6】装置本体上部を開成した状態でのトナーセットの交換を説明する図である。
【図7】(a)、(b)、(c)は、ドラムセット、トナーセットを装置本体に挿入し相互に連結する手順を説明する為の図である。
【図8】ドラムセットC1を装置本体に挿入した状態を装置正面から見た図である。
【図9】ドラムセットC1とトナーセットC2との連結に伴う装置本体との接続を説明する為の図(その1)である。
【図10】ドラムセットC1とトナーセットC2との連結に伴う装置本体との接続を説明する為の図(その2)である。
【図11】従来例のプリンタ装置の外観斜視図である。
【図12】従来例のプリンタ装置の内部構成図である。
【符号の説明】
31 プリンタ装置
32 装置本体上部
33 装置本体下部
34 オペレーションパネル
34a キー操作部
34b 液晶ディスプレイ
35 排紙部
36 排紙ロール
37 フロントカバー
38 給紙カセット
39 MPFトレイ
40 カバー
41 画像形成部
42 両面印刷用搬送ユニット
43 給紙部
44〜47 画像形成ユニット
50 感光体ドラム
51a 帯電器
51b 印字ヘッド
51c 現像ロール
51d 転写器
51e クリーナ
50f ドラム軸
52 待機ロール
53 搬送ベルト
54 駆動ロール
55 給紙コロ
56 定着ユニット
56a、56b 熱ロール
56c クリーニングロール
60a〜60e 搬送ロール
61 切換板
62 搬送ロール
63 ユニット装着部
63a レール部
63b レール部
64 ガイド
65 FRフレーム
66 DSカバー
66a 突出部
67 DSステー
68 切り欠き部
69 DSシャッター
70 可動連結機構
71 回動連結部
72 TSシャッター操作部
72a 掛合爪
72b つまみ
72c レール係合部
72d 切欠き部
73 ジョイント部
74 トナー搬送チューブ
75a、75b 突出部

Claims (2)

  1. 装置本体が開閉自在に上部機体と下部機体に分割され、開成時に該上部機体に、装置の構成の一部がユニット化されて成る画像形成ユニットを構成する第1の副ユニットと第2の副ユニットを挿脱可能な画像形成装置であって、
    前記画像形成装置本体において、前記第1の副ユニット、第2の副ユニットを各々独立に略水平方向に挿脱させる副ユニット挿脱手段を備え、該副ユニット挿脱手段の一部に被緩挿部を設け、
    前記第1の副ユニットと第2の副ユニットとを装置本体に挿入後に相互に連結させる連結手段を備え、該連結手段により前記第1の副ユニットと第2の副ユニットとを相互に連結させる操作に伴って該連結手段の一部が前記被緩挿部に緩挿することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記副ユニット挿脱手段はレール形状を有し、前記被緩挿部は該レールの一部を切り欠いて設け、
    前記連結手段は該連結手段の操作部が廻動操作されると前記第1の副ユニットと第2の副ユニットとを相互に連結すると共に該操作部の一部が前記レールの切り欠き部に緩挿して該第1の副ユニットと第2の副ユニットの略水平方向への摺動を阻止することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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