JP3718705B2 - プレス式塵芥収集車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵芥収容箱に押込まれた塵芥が、塵芥投入箱へ逆戻りするのを防止したプレス式塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】
塵芥投入箱内に配設されたパッカープレートとプレスプレートの協働作用によって、塵芥を破砕圧縮して塵芥収容箱内に押込むいわゆるプレス式塵芥収集車は広く利用されている。塵芥投入箱は、キャビン後方のシャシー上に搭載された塵芥収容箱の後部開口に開閉自在に取付けられていて、塵芥収容箱が塵芥で満杯になると、ゴミ処理場などで塵芥投入箱を開放して塵芥収容箱の後部開口から塵芥を排出するようにしている。
【0003】
前記パッカープレートは、塵芥投入箱の内部において斜め方向に上下動可能に配設されている。また、プレスプレートは、パッカープレートの下端部において前後方向に揺動可能に配設されている。そして、塵芥投入箱に後部投入口から箱内に塵芥が投入されると、プレスプレートが後方へ反転され、この状態でパッカープレートが下降されてプレスプレートによって塵芥を一次圧縮させ、続いてプレスプレートが前方へ揺動されて塵芥を二次圧縮させ、この後パッカープレートが上昇されてプレスプレートによって破砕圧縮された塵芥を後部開口から塵芥収容箱内に押込むようにしている。なお、塵芥収容箱内には、前後方向に移動可能な排出板が配設され、この排出板との間で塵芥を塵芥を圧縮して押込むようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のプレス式塵芥収集車では、塵芥収容箱に塵芥を排出板との間で圧縮しながら押込むため、一旦塵芥を塵芥収容箱内に押込んでプレスプレートを後方へ反転させて次の塵芥の押込みを行なおうとするとき、直前に塵芥収容箱に押込まれた塵芥の一部が弾性復元力によって塵芥投入箱へ逆戻りすることがある。このように塵芥が逆戻りすると、一回に塵芥投入箱内へ投入する塵芥の量が少なくなり、作業効率の低下につながるという問題がある。
【0005】
本発明は、従来の前記問題に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、塵芥を塵芥投入箱へ逆戻りすることなく押込むことができるプレス式塵芥収集車を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した目的を達成するため、次のような構成を採用したことを特徴とする。
【0007】
即ち、本発明は、パッカープレートの下端部に、塵芥の塵芥投入箱への逆戻りを規制する規制板を、パッカープレートの下端部より下方に突出させた状態で数箇所に配設すると共に、プレスプレートに前記規制板を相補する形のスリットを形成してプレスプレートの前後揺動を妨げないようにした。
【0008】
このような構成のものであれば、一旦塵芥を塵芥収容箱内に押込んでプレスプレートを後方へ反転させて次の塵芥の押込みを行なおうとするときに、規制板によって直前に塵芥収容箱に押込んだ塵芥の一部が弾性復元力によって塵芥投入箱へ逆戻りするのを防止する。
【0009】
また、前記塵芥投入箱の前面にその前面開口の上方部分を遮蔽するように配設される遮蔽板の前面部に、その横幅方向に塵芥の塵芥投入箱への逆戻りを規制する規制横桟を配設し、かつ、前記遮蔽板の下方における前記塵芥投入箱の左右側板の内側に、塵芥の塵芥投入箱への逆戻りを規制する規制部材を配設した。
【0010】
これにより、塵芥投入箱への塵芥の逆戻りが規制横桟および規制部材によって更に防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本発明のプレス式塵芥収集車の荷台部分を示す。
【0013】
図1において、1はキャビン後方のシャシー上に搭載された直方体形状の塵芥収容箱で、テレスコピックシリンダ2によって前後移動可能な排出板3が内蔵され、かつ、後部開口4には塵芥投入箱5が取付けられている。この塵芥投入箱5はその上端部がヒンジ6によって塵芥収容箱1の後端上部に連結され、ヒンジ6を中心として上下方向に開閉自在とされている。
【0014】
塵芥投入箱5の内部には、従来と同様に、パッカープレート7とプレスプレート8が配設されている。パッカープレート7は、両側端面に複数のガイドローラ9を回転自在に取付け、このガイドローラを塵芥投入箱5の左右側板5aに斜め上下方向に配設されるレール(図示せず)に嵌装させて斜め方向に上下動可能に配設されている。プレスプレート8は、パッカープレート7の下端部に枢軸10を介して枢着されて前後方向に揺動可能に配設されている。パッカープレート7は、塵芥投入箱5との間に設けられたパッカーシリンダ11によって斜め方向に上下動し、プレスプレート8は、パッカープレート7との間に設けられたプレスシリンダ(図示せず)によって前後方向に揺動する。そして、塵芥投入箱5内に塵芥が投入されると、プレスシリンダを駆動してプレスプレート8を後方へ反転させ、この状態でパッカーシリンダ11を駆動してパッカープレート7を下降させてプレスプレート8によって塵芥を一次圧縮し、続いてプレスシリンダを駆動してプレスプレート7を前方へ揺動させて塵芥を二次圧縮し、この後パッカーシリンダ11を駆動してパッカープレート7を上昇させてプレスプレート8によって破砕圧縮された塵芥を後部開口4から塵芥収容箱1内に押込むようにしている。以後、前記と同様の操作を繰り返して塵芥収容箱1内に塵芥を連続的に押込む。なお、塵芥を塵芥収容箱1内に押込むと、塵芥収容箱1内の圧力が高まり、この圧力が均等するように、排出板3が所定距離だけ自動的に車両前方へ後退する。
【0015】
本実施形態のプレス式塵芥収集車は、パッカープレート7の下端部に、塵芥の塵芥投入箱5への逆戻りを規制する規制板12を配設した点に特徴がある。規制板12は、略半円形状に形成されて規制端面12aを有し、この規制端面12aを塵芥収容箱1の後部開口4と対向させ、かつ、パッカープレート7の下端部より下方に突出させた状態で、図2に示すように、パッカープレート7の下端部の数箇所、例えば2箇所に固設されている。一方、プレスプレート8には、図2に示すように、規制板12を相補する形のスリット13が形成され、前後揺動時に規制板12が干渉しないようになっている。
【0016】
本実施形態のプレス式塵芥収集車によれば、一旦塵芥を塵芥収容箱1内に押込んでプレスプレート8を後方へ反転させて次の塵芥の押込みを行なおうとするとき、直前に塵芥収容箱1に押込んだ塵芥の一部が弾性復元力によって塵芥投入箱5へ逆戻りしようとするが、規制板12によって塵芥投入箱5内への塵芥の逆戻りが防止される。
【0017】
また、パッカープレート7を下降させてプレスプレート8によって塵芥を一次圧縮させるとき、規制板12によって塵芥を破砕圧縮する効果があり、塵芥を大幅減容した状態で塵芥収容箱1に押込むことができる。
【0018】
図3〜図5は、本発明の他の実施形態を示すもので、これは規制板12に加えて、塵芥投入箱5の前面にその前面開口の上方部分を遮蔽するように配設される遮蔽板14の前面部に、塵芥の逆戻りを規制する規制横桟15を配設し、かつ、遮蔽板14の下方において塵芥投入箱5の左右側板5aの内側に、塵芥の逆戻りを規制する規制部材16を配設した点に特徴がある。規制横桟15は、図4に示すように、∠形状に折曲形成されて規制面15aを有し、この規制面15aを斜め上方に向けた状態で、遮蔽板14の前面部にその横幅方向に上下数列、例えば2列にボルト17、ナット18および補強部材19を介して固設されている。規制部材16は、図5に示すように、∠形状に折曲形成されて規制面16aを有し、この規制面16aを斜め上方に向けた状態で、遮蔽板14の下方で、かつ、塵芥投入箱5の左右側板5aの内側に上下数個ずつ、例えば2個ずつ溶接により固設されている。
【0019】
本実施形態によれば、塵芥投入箱5への塵芥の逆戻りが規制横桟15および規制部材16によって更に防止されることが期待できる。
【0020】
なお、本実施形態では、規制横桟15は遮蔽板14にボルト17、ナット18および補強部材19を介して固設されているが、遮蔽板14に直接溶接するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、塵芥収容箱に押込んだ塵芥が塵芥投入箱に逆戻りしないようにパッカープレートの下端部に塵芥の逆戻りを規制する規制板を配設したから、塵芥投入箱内へ塵芥が逆戻りせず、作業効率の大幅向上が期待できる。更に、邪魔板によって塵芥を大幅減容することができるから、塵芥収容能力のさらなる向上が期待できる。
【0022】
また、パッカープレートの下端部に配設した規制板に加えて、遮蔽板の前面部に規制横桟を配設し、かつ、遮蔽板の下方における塵芥投入箱の左右側板の内側に規制部材を配設したから、塵芥投入箱への塵芥の逆戻りを規制横桟および規制部材によって更に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス式塵芥収集車の荷台部分の側面図である。
【図2】図1に示す実施形態におけるパッカープレートとプレスプレートの夫々の背面図である。
【図3】本発明の他の実施形態のプレス式塵芥収集車の荷台部分の側面図である。
【図4】図3におけるA部の拡大詳細図である。
【図5】図3におけるB−B線の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 塵芥収容箱
5 塵芥投入箱
7 パッカープレート
8 プレスプレート
11 パッカーシリンダ
12 規制板
13 スリット
14 遮蔽板
15 規制横桟
16 規制部材
Claims (2)
- 塵芥収容箱の後部開口に開閉自在に取付けられる塵芥投入箱の内部に、斜め方向に上下動するパッカープレートと、このパッカープレートの下端部に前後に揺動可能に取付けられたプレスプレートとが配設され、塵芥投入箱に投入された塵芥をパッカープレートの降下によってプレスプレートで一次圧縮させ、プレスプレートの揺動によって二次圧縮させ、パッカープレートの上昇によってプレスプレートで後部開口から塵芥収容箱内に押込ませるプレス式塵芥収集車において、
前記パッカープレートの下端部に、塵芥の塵芥投入箱への逆戻りを規制する規制板を、前記パッカープレートの下端部より下方に突出させた状態で数箇所に配設すると共に、前記プレスプレートに前記規制板を相補する形のスリットを形成して前記プレスプレートの前後揺動を妨げないようにしたことを特徴とするプレス式塵芥収集車。 - 前記塵芥投入箱の前面にその前面開口の上方部分を遮蔽するように配設される遮蔽板の前面部に、その横幅方向に塵芥の塵芥投入箱への逆戻りを規制する規制横桟を配設し、かつ、前記遮蔽板の下方における前記塵芥投入箱の左右側板の内側に、塵芥の塵芥投入箱への逆戻りを規制する規制部材を配設したことを特徴とする請求項1のプレス式塵芥収集車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13032196A JP3718705B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | プレス式塵芥収集車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13032196A JP3718705B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | プレス式塵芥収集車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09315512A JPH09315512A (ja) | 1997-12-09 |
JP3718705B2 true JP3718705B2 (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=15031548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13032196A Expired - Lifetime JP3718705B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | プレス式塵芥収集車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3718705B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP13032196A patent/JP3718705B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09315512A (ja) | 1997-12-09 |
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