JP3717971B2 - 認識文字とイメージデータの対応的表示方法及び文字認識装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、表示装置に表示される情報の対応的表示方法に関し、特に、文字認識装置において、文字認識処理により得た認識文字と原稿イメージの文字データ(以下、イメージデータ)を表示装置に表示して行う、認識文字とイメージデータの対応的表示方法及び文字認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示装置に表示される情報(例えば、文字、記号、図形)の対応的表示方法としては、ある表示情報列と他の表示情報列を位置的に対応させる方法や、表示情報列中の特定の表示情報をブリンクさせたり、反転させたり、高輝度表示するなどの方法や、特定の記号(例えば、数字)と対応させて表示させるなどの方法があるが、近年では、ウインドウ上に文字認識により得た認識結果とイメージデータを表示し、認識結果に誤りがある場合に認識結果を修正する際の認識文字とイメージデータを対応的に表示する表示方式がある。
【0003】
文字認識装置、特に光学的文字認識装置(OCR)は原稿に記入された文字を読取って電気的に変換したイメージデータを得て、1文字ずつ切出して認識処理を行い、コード化した認識文字(認識結果)を得るが、誤読文字のない完全な認識結果を得ることは、曖昧な記入文字,濃淡の差,誤記入,原稿の汚れ、,等の原稿側の原因、読取り時の原稿セットの誤り等、操作時の原因、読取り装置側の精度に起因する原因、等により現状では困難であり、使用者による修正作業を要している。
【0004】
以下、従来の文字認識装置において認識結果を修正する際、ウインドウ技術をもちいて認識結果と原稿イメージとの対応的表示方法の例について述べる。
(イ) 第1の例としては、認識結果表示ウインドウとは別の(画面上の)固定の場所、或いは特開昭61−131082号に開示されているような着目している文字の近傍にウインドウを開いて、使用者が現在着目している文字の切出しイメージを表示することでイメージデータと認識結果との対比を行なう方式がある。
(ロ) 第2の例としては、特開平5−120472号,特開平5−298474号に開示されているような、行フィールド毎に認識結果とその行に対応するイメージデータの行を認識結果ウインドウとは別の固定の場所、或いは着目している行の下に並べて交互に表示することでイメージデータと認識結果の対比を行う方式がある。
(ハ) 第3の例としては、特開平2−257258号に開示されているような、認識結果表示ウインドウとは別に、ウインドウを用意して着目している認識結果に対応する行イメージを表示し、認識結果に対応する部分にカーソルを位置させ反転表示して、他のイメージ部分とは区別して認識結果と関係付けるようにし、さらに、認識結果のカーソル移動に連動させてイメージ表示ウインドウ内のイメージの表示範囲およびイメージカーソルを移動させることでイメージデータと認識結果のとの対比を行う方式がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
複数のウインドウに表示された情報を対応的表示する場合に従来の方法では使用者があるウインドウに表示された特定の情報と他のウインドウの情報とを対応づける位置的関係を見比べたり、ブリンク表示されている情報や反転表示されている情報や高輝度表示されている情報とカーソル点とを見比べたり、特定の記号(例えば、数字)と対応させて表示されている情報についてはその対応関係を意識してから見比べたりする必要があり、使用者の視点移動が著しく疲労の原因になり、また、使用者による見落しの発生を防止できないという問題点があった。
【0006】
従来の方式により認識結果とイメージデータを対応的に表示する文字認識の場合においても、第1の例の対比表示方式では1文字の切出しが失敗した場合に完全なイメージデータを確認することができないので、その場合は読取った原稿を使用者が目で見て確認する必要が生じるという問題点があった。
【0007】
また、第2の例の対比表示方式では、上記第1の例の場合と異なり、1文字の切出しが失敗した場合でもイメージデータの確認ができるが、認識結果の修正に際しては使用者が原稿イメージからだけではなく、前後の認識結果から正しい文字を推測できる場合もあるので、このように前後の認識結果から正しい文字を推測する場合に、行フィールド毎に認識結果とその行に対応するイメージデータの行を交互に表示する第2の例のような対比表示方式では、認識結果を順次確認しようとする使用者にとってその視点移動を増大させるので、眼精の疲労が著しくなるという問題点があった。
【0008】
なお、第3の例の対比表示方式では、その前後のイメージデータが常に表示されているので1文字の切出しが失敗した場合でも読取った原稿イメージの文字の確認ができ、また、認識結果も行毎に途切れることなく連続して表示され第2の例の場合に比べて使用者の目の疲労も少なく、認識結果とイメージデータとの対比が容易であるが、イメージ表示ウインドウ中の該当部分を探し出すために特別の注意を払う必要がある。
【0009】
上記いずれの例においても行の切出しが失敗した場合には、完全なイメージデータを確認することができないので、使用者は読取った原稿をみて認識結果の修正を行う必要性が残るという問題点があり、しかも、この場合に原稿上該当文字を見つけ出すための文字位置確認には認識結果の表示されている行を見て前後関係から位置を探り出す以外方法がないという不都合があった。
【0010】
そして、このような問題点に対し使用者側からは、従来の対比表示方式より認識結果に対応するイメージデータの確認が容易であり、より目の疲労が少ない、認識結果とイメージデータの対比表示方式が求められていた。
【0011】
本発明は、上記従来技術の問題点並びに上記要請に基づいてなされたものであり、文字認識により得た認識文字に誤りがあるか否かを確認する際に認識文字とイメージデータの対比が従来より簡単にできる、認識文字とイメージデータの対応的表示方法及び文字認識装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明の認識文字とイメージデータの対応的表示方法は、原稿上の文字を読み取ってイメージデータを得て文字認識処理により認識文字を得る文字認識装置において、文字認識処理により得た認識文字と原稿イメージの文字データを表示装置に表示する認識文字とイメージデータの対応的表示方法であって、認識文字に誤りがあるか否かを確認する際に文字認識装置の表示部に、認識文字群を表示する第1のウインドウと該認識文字群のうち指定された認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群を表示する第2のウインドウとを開くステップと、第1のウインドウに文字認識処理により得た複数の認識文字からなる認識文字群を表示するステップと、認識文字のうちの任意の認識文字を指定するステップと、指定された認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群を第2のウインドウに表示するステップと、指定された認識文字の近傍に該認識文字に対応するイメージデータを表示するサブウインドウを開くステップと、第2のウインドウに表示されているイメージデータ群中の指定された認識文字に対応するイメージデータをサブウインドウに表示するステップと、指定された認識文字に対応するイメージデータとサブウインドウを対応付ける補助線を描画することを特徴とする。
【0013】
また、第2の発明は、上記第1の発明の認識文字とイメージデータの対応的表示方法において、補助線はサブウインドウの左端から出発して指定された認識文字に対応するイメージデータの外接矩形の左下、左上、右上、右下を順次線分で結び最後にサブウインドウの右端に結ぶ線からなることを特徴とする。
【0014】
また、第3の発明は、上記第1又は第2の発明の認識文字とイメージデータの対応的表示方法において、サブウインドウは指定された認識文字1字に対応するイメージデータを表示する1文字サブウインドウであることを特徴とする。
【0015】
また、第4の発明の文字認識装置は、表示部を備え、原稿上の文字を読み取ってイメージデータを得て文字認識処理を行う文字認識装置であって、表示部に、文字認識処理によって得た認識文字群を表示する第1のウインドウと認識文字群のうち指定された認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群を表示する第2のウインドウとを開くウインドウ表示手段と、第1のウインドウに文字認識処理により得た複数の認識文字からなる認識文字群を表示する第1の表示制御手段と、第1のウインドウに表示された認識文字のうちの任意の認識文字を指定する文字指定手段と、文字指定手段によって指定された認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群を第2のウインドウに表示する第2の表示制御手段と、文字指定手段によって指定された認識文字の近傍に該認識文字に対応するイメージデータを表示するサブウインドウを開くサブウインドウ表示手段と、第2のウインドウに表示されているイメージデータ群中のイメージデータであって文字指定手段によって指定された認識文字に対応するイメージデータをサブウインドウに表示するイメージデータ表示制御手段と、指定された認識文字に対応するイメージデータとサブウインドウを対応付ける補助線を描画する補助線描画手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】
第1の発明の認識文字とイメージデータの対応的表示方法では、第1のウインドウに表示されている認識文字を指定すると、第2のウインドウに指定した認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群が表示されると共に、指定した認識文字に対応するイメージデータを表示するサブウインドウが開かれ、更に、指定された認識文字に対応するイメージデータとサブウインドウを対応付ける補助線が描画される。
【0017】
第2の発明の認識文字とイメージデータの対応的表示方法では、サブウインドウと指定された認識文字に対応するイメージデータは、ブウインドウの左端から出発して指定された認識文字に対応するイメージデータの外接矩形の左下、左上、右上、右下を順次線分で結び最後にサブウインドウの右端に結ぶ補助線で対応付けられる。
【0018】
第3の発明の認識文字とイメージデータの対応的表示方法では、サブウインドウには指定された認識文字1字に対応する1文字分のイメージデータが表示される。
【0019】
第4の発明の文字認識装置では、文字認識処理後に第1のウインドウに表示さる認識文字を指定すると、第2のウインドウに指定した認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群が表示されると共に、指定した認識文字に対応するイメージデータを表示するサブウインドウが開かれ、更に、指定された認識文字に対応するイメージデータとサブウインドウを対応付ける補助線が描画される。
【0020】
【実施例】
図1は本発明の複数のウインドウに表示された情報の対応的表示方法の1実施例としての認識文字とイメージデータの対応的表示方法を適用し得る文字認識装置20の構成例を示すブロック図である。
【0021】
図1で、1は原稿、2は画像読取装置、3はキー入力デバイス、4はポインティングデバイス、5はディスプレイ、6は入力デバイス管理部、7は文字列抽出部、8は文字認識部、9は修正処理部、10は表示制御部、11は画像データ格納部、12は認識辞書、13は修正結果格納部である。
【0022】
以下、文字認識装置20の動作を説明する。原稿1上の文字データは画像読取装置2により光学的に読取られ、電気信号に変換され、デジタルデータ化されて画像データとして画像データ格納部11に格納される。文字列抽出部7は画像データ格納部11に格納されている画像データから文字列の左上、右下座標を判別し、座標データを文字認識部8へ渡す。なお、本実施例における座標として画像データの左上を原点とした直交座標系を用いる。また、座標系の距離単位を400dpiで読み取った場合のdot数で示している。
【0023】
文字認識部8では全文字列に対して画像データ格納部11の画像データと文字列の座標から1文字単位の切り出し、大きさの正規化等の前処理、特徴抽出、認識辞書との比較を行い、類似度の高い順に複数個の候補文字コードおよび一文字単位の切出しの際に求めた文字の外接矩形の左上、右下(すなわち、その文字の切出し座標)を認識結果として修正処理部9に渡す。修正処理部9は認識結果と画像データ格納部11の画像データを元に表示制御部10を介して修正画面を表示すると共に、カーソル移動手段,かな漢字変換による文字の上書き、挿入、候補文字による置き換え手段、文字の削除手段等表示データの修正・編集に必要な手段を有する編集手段により、修正画面に表示された認識文字の修正・編集を行う。
【0024】
図2は本発明に基づく初期修正画面表示のフローチャートであり、図4は本発明に基づき認識結果とイメージデータを対応表示した初期修正画面であり、図5〜図8は図4の初期修正画面上の認識結果の編集手段による対応的表示の説明図である。
【0025】
なお、図4〜図8に共通して、21はベースウインドウ、22は文字認識による認識結果を枠内に表示する表示窓としての認識結果表示ウインドウ(第1のウインドウ)、23は原稿イメージデータを枠内に表示する表示窓としての原稿イメージウインドウ(第2のウインドウ)、24は認識結果表示ウインドウ22に表示された認識結果のうちの任意に指定された認識結果(1文字)を表示する1文字イメージウインドウ(サブウインドウ)、25は原稿イメージウインドウ23上での文字(イメージデータ)位置またはその近傍と1文字ウインドウ24またはその近傍を結ぶ補助線、26は認識結果のうちの任意の1認識結果の位置を示すカーソル、27はマウス等のポインティングデバイス4用の修正処理終了ボタン、28はカーソル26で示された1認識結果を1文字イメージウインドウ24に表示するかしないかの切換えボタンである。
【0026】
以下、図2および図4〜図8に基づいて画像認識装置20における認識結果(認識文字)とイメージデータの対応的表示を一例として、本発明の対応的表示方法について説明する。
【0027】
図2で、修正処理部9は、先ず、ディスプレイ5の画面上にベースウインドウ21を開いてボタン27,28を設け(S101)、次に、ベースウインドウ21上に重畳させて認識結果表示ウインドウ22および原稿イメージウインドウ23を開き(S102,S103)、認識結果表示ウインドウ22に認識結果候補文字の中で最も類似度の高い文字を表示し(S104)、認識結果の最初の文字(第1行の最左端の文字位置)にカーソルを表示する。修正処理部9は、次に、カーソルのある文字(認識結果)の切出し座標を包含するような原稿イメージ上の座標を算出し(S106)、原稿イメージウインドウ23上に原稿イメージデータを表示する(S107)。
【0028】
図4の例では、原稿イメージウインドウ23の上下幅やイメージデータの拡大率によって1行分の幅しか表示してないが、ウインドウの大きさやイメージデータの拡大率を変更して数行分の原稿イメージを表示するようにしてもよい。又、使用者の指示でイメージデータの拡大率を何段階かに変更できるようにしてもよい。また、実施例では原稿イメージの表示座標はウインドウ23の中央に1文字イメージの部分が表示されるように算出している。ただし、この場合、文字が原稿の端にある場合には原稿の端がウインドウ23の4辺のいずれかに接するようにして表示する。
【0029】
原稿イメージデータの表示が終ると、修正処理部9は認識結果表示ウインドウ22上でカーソル26の近傍に1文字イメージウインドウ24を開き(S108)、認識結果の切出し座標に基づいて1文字イメージを表示する(S109)。なお、この場合、カーソルの1文字右、2行下に1文字イメージウインドウ22の左上が位置するよう1文字イメージウインドウ24を開き、カーソル26の位置以降の行に表示されている認識結果を確認できるようにしている。
【0030】
次に、修正処理部9は1文字イメージウインドウ24の左上を始点とし、切出し座標より原稿イメージウインドウ23上で対比する文字の外接矩形の左下、左上、右上、右下を順次線で結び、最後に1文字イメージウインドウ24の右上と結んで補助線25を描画し(S110)初期修正画面の表示を終了する。
【0031】
初期修正画面の表示が終ると、修正処理部9は入力デバイス管理部6を介してキー入力部3或いはポインティングデバイス4からの指示を待つ。本実施例では修正処理部9は前述したように編集手段としてカーソル移動手段,かな漢字変換による文字の上書き、挿入、候補文字による置き換え手段、文字の削除手段等表示データの修正・編集に必要な手段を有しており、この中で、候補文字による置き換え手段はポインティングデバイス4で任意の認識結果をポイントする(指し示す)とポイントされた認識結果の位置にカーソル26が移動し、候補文字を表示したウインドウが開き、ポインティングデバイス4によるポイント操作で任意の候補文字への置き換えができるように構成されている。
【0032】
図3は、カーソル移動手段を起動した場合の修正処理部9による処理のフローチャートであり、図2で説明した初期修正画面の表示が終了した後、使用者が認識結果表示ウインドウ22に表示されている認識結果の修正作業を行う場合の編集手段の1つとして選択し起動することにより実行を開始する。また、図5は図4の画面でカーソル26を移動した場合の画面を示す図である。
【0033】
図5に示すようにカーソル26を移動した場合、図3でカーソル26の移動先に認識結果があるか否かを判定し(S201)、認識結果がある場合にはステップS203に移行し、認識結果がない場合には認識結果をスクロールさせて(S202)からカーソル26を移動する(S203)。次に、1文字イメージウインドウ24を閉じ(S204)、補助線25を消去する(S205)。
【0034】
ステップS206でカーソル26のある認識結果の切出し座標と原稿イメージウインドウ23に表示されているイメージデータの開始座標及び終了座標とを比較して原稿イメージ内にその文字のイメージデータが完全に含まれているか否かを判定し、含まれている場合にはステップS209に移行し、含まれていない場合にはイメージデータの表示座標を算出しなおして(S207)算出された表示座標に基づいてイメージデータを原稿イメージウインドウ23に再描画してから(S208)、1文字イメージウインドウ24を前述の位置に開き(S209)、カーソル26のある認識結果の切出し座標を元にその1文字分のイメージデータを表示し(S210)、原稿イメージウインドウ23内の当該1文字分のイメージデータと1文字イメージウインドウ24の間に補助線25を描画する(S211)。
【0035】
なお、実施例では原稿イメージウインドウ23の表示文字数は認識結果表示ウインドウ22に表示される文字数より少ないが、原稿イメージウインドウ23は左右にスクロールするよう構成してあるので、図6に示すように現在カーソル26が位置する認識結果「に」に対応する文字イメージが原稿イメージウインドウ23上に表示されていない場合でも、例えば、図7に示すようにカーソル26をつぎの認識結果に移動させると上述したステップS207で原稿イメージ座標を算出して、ステップS208で原稿イメージウインドウ23上で文字列を左にスクロールし、認識結果に対応する文字イメージ「お」を1文字イメージウインドウ24に表示するとともにその間に補助線が描画される。
【0036】
また、1文字イメージウインドウ24は使用者の指示により任意に閉じることができ、本実施例ではベースウインドウ21上のボタン28をマウスでポイントすることにより1文字イメージウインドウ表示を行うか行わないかを選択できる。図4〜図8で画面に表示されているボタン28には1文字イメージ表示が選択されているかいなかの結果が表示される。
【0037】
1文字イメージウインドウ24を閉じる際には補助線25は消去され、認識結果のカーソル26の左上を始点、右上を終点として対応する1文字分のイメージデータとの間に再び補助線25を消去する(図8)。ここで、再びボタン28をポイントすると補助線28は消去され、1文字イメージウインドウが開かれて再び1文字分のイメージが表示され、補助線25が描画される(図7)。
【0038】
以上、実施例では原稿を認識しながら修正する場合について述べたが、これに限られず、認識結果を一旦格納装置に格納し、所望の時期に読み出して表示装置に表示して読み出した認識結果の修正を行う場合にも適用できる。また、横書き原稿に限られず、縦書き原稿の場合についても同様に適用できる。
【0039】
また、文字原稿に限られず、図形や図表等の修正の場合等、複数のウインドウに表示される情報の対応的表示の場合に本発明の表示方法を適用できる。また、サブウインドウは実施例では1文字イメージを表示する1文字イメージウインドウとしたが、複数の情報を表示するように構成してもよく、情報の対比は1文字に限られず、複数の文字等、情報列または情報群の場合について適用できる。なお、サブウインドウを設けることなく対応する文字(或いは、情報)またはそれらの近傍を線で結ぶように描画してもよく、対応する文字同士を反転表示させる等して他の文字等と弁別可能にして線で結ぶようにしてもよい。また、描画する線は直線に限られず、例えば曲線或いは波線でもよく、実線に限られず、例えば破線或いは一点鎖線でもよい。
【0040】
更に、実施例では情報を表示するウインドウが2つの場合について述べたが、情報を表示するウインドウは3つ以上でもよく、その場合は第1のウインドウの情報と第2のウインドウの情報との間を線で結び、第2のウインドウの情報と第3のウインドウの情報との間を線で結び、・・・,第n−1のウインドウの情報と第nのウインドウの情報との間を線で結ぶようにしてもよく、或いは、第1のウインドウの情報と第nのウインドウの情報、第2のウインドウの情報と第nのウインドウの情報と、・・・、というように各ウインドウの情報を所定のルールで結ぶよう線を描画するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、文字認識処理により得た認識文字とイメージデータを表示部に表示し、認識文字を指定するとその近くにサブウインドウが開かれ、指定した認識文字に対応するイメージデータがそのサブウインドウに表示されるので、指定した認識文字とそれに対応するイメージデータをすぐ近くで見比べることができることから、従来の技術に比べ文字認識装置の使用者(オペレ−タ)の目の疲労が少なくなる。また、サブウインドウと指定した認識文字に対応するイメージデータを視覚的に対応付ける線が描かれるので、指定した認識文字を含む行とその認識文字に対応するイメージデータを 含む行との対応付けが従来の技術より簡単にできるので確認がしやすく読み落としや誤読がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複数のウインドウに表示された情報の対応的表示方法の1実施例としての認識文字とイメージデータの対応的表示方法を適用し得る文字認識装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】 初期修正画面表示のフローチャートである。
【図3】 使用者がカーソル移動手段を起動した場合の修正処理部による処理フローチャートである。
【図4】 初期修正画面の例である。
【図5】 編集手段による対応的表示の説明図である。
【図6】 編集手段による対応的表示の説明図である。
【図7】 編集手段による対応的表示の説明図である。
【図8】 編集手段による対応的表示の説明図である。
【符号の説明】
5 ディスプレイ(表示部)
9 修正処理部(ウインドウ表示手段、第1の表示制御手段、第2の表示制御手段、サブウインドウ表示手段、イメージデータ表示制御手段、補助線描画手段)
20 文字認識装置
22 認識結果表示ウインドウ(第1のウインドウ)
23 原稿イメージウインドウ(第2のウインドウ)
24 1文字イメージウインドウ(サブウインドウ)
25 補助線
26 カーソル(文字指定手段)
Claims (4)
- 原稿上の文字を読み取ってイメージデータを得て文字認識処理により得た認識文字と原稿イメージの文字データを表示装置に表示する認識文字とイメージデータの対応的表示方法であって、
認識文字に誤りがあるか否かを確認する際に前記文字認識装置の表示部に、認識文字群を表示する第1のウインドウと該認識文字群のうち指定された認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群を表示する第2のウインドウとを開くステップと、
前記第1のウインドウに前記文字認識処理により得た複数の認識文字からなる認識文字群を表示するステップと、
前記認識文字のうちの任意の認識文字を指定するステップと、
前記指定された認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群を第2のウインドウに表示するステップと、
前記指定された認識文字の近傍に該認識文字に対応するイメージデータを表示するサブウインドウを開くステップと、
前記第2のウインドウに表示されているイメージデータ群中の前記指定された認識文字に対応するイメージデータを前記サブウインドウに表示するステップと、
前記指定された認識文字に対応するイメージデータと前記サブウインドウを対応付ける補助線を描画するステップと、
を備えたことを特徴とする認識文字とイメージデータの対応的表示方法。 - 前記補助線は前記サブウインドウの左端から出発して前記指定された認識文字に対応するイメージデータの外接矩形の左下、左上、右上、右下を順次線分で結び最後に前記サブウインドウの右端に結ぶ線からなることを特徴とする請求項1に記載の認識文字とイメージデータの対応的表示方法。
- 前記サブウインドウは、前記指定された認識文字1字に対応するイメージデータを表示する1文字サブウインドウであることを特徴とする請求項1又は2に記載の認識文字とイメージデータの対応的表示方法。
- 表示部を備え、原稿上の文字を読み取ってイメージデータを得て文字認識処理を行う文字認識装置であって、
前記表示部に、文字認識処理によって得た認識文字群を表示する第1のウインドウと前記認識文字群のうち指定された認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群を表示する第2のウインドウとを開くウインドウ表示手段と、
前記第1のウインドウに前記文字認識処理により得た複数の認識文字からなる認識文字群を表示する第1の表示制御手段と、
前記第1のウインドウに表示された認識文字のうちの任意の認識文字を指定する文字指定手段と、
前記文字指定手段によって指定された認識文字に対応するイメージデータを含むイメージデータ群を前記第2のウインドウに表示する第2の表示制御手段と、
前記文字指定手段によって指定された認識文字の近傍に該認識文字に対応するイメージデータを表示するサブウインドウを開くサブウインドウ表示手段と、
前記第2のウインドウに表示されているイメージデータ群中のイメージデータであって前記文字指定手段によって指定された認識文字に対応するイメージデータを前記サブウインドウに表示するイメージデータ表示制御手段と、
前記指定された認識文字に対応するイメージデータと前記サブウインドウを対応付ける補助線を描画する補助線描画手段と、
を備えたことを特徴とする文字認識装置。
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