JPH08314675A - 複数のウインドウに表示された情報の対応的表示方法 - Google Patents

複数のウインドウに表示された情報の対応的表示方法

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JPH08314675A
JPH08314675A JP7149551A JP14955195A JPH08314675A JP H08314675 A JPH08314675 A JP H08314675A JP 7149551 A JP7149551 A JP 7149551A JP 14955195 A JP14955195 A JP 14955195A JP H08314675 A JPH08314675 A JP H08314675A
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Tamaki Nakada
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のウインドウに表示された各情報の視覚
的対応付けを行うことにより、使用者とって特別の注意
を払う必要のない、複数のウインドウ間の表示情報の対
応的表示方法の提供。 【構成】 画面上にウインドウ22およびウインドウ2
3を開き、ウインドウ22に認識結果文字(情報群)を
表示する。カーソル26を任意の文字位置に移動する
と、カーソルのある文字の切出し座標を包含するような
原稿イメージ上の座標を算出してから、ウインドウ23
上に原稿イメージデータを表示する。次に、ウインドウ
22上でカーソル26の近傍に1文字イメージウインド
ウ(サブウインドウ)24を開き、認識結果の切出し座
標に基づいて1文字分のイメージデータを表示する。更
に、サブウインドウ24の左上を始点とし、切出し座標
よりウインドウ23上での文字の外接矩形の左下、左
上、右上、右下を順次線で結び、最後にサブインドウ2
4の右上と結んで補助線25を描画する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置に表示される
情報の対応的表示方法に関し、特に、複数のウインドウ
に表示された情報の対応的表示方法に関する。また、具
体的利用分野の一例として、文字認識により得た認識結
果と原稿イメージの文字データ(以下、イメージデー
タ)を表示装置に表示し、認識結果に誤りがある場合に
認識結果を修正する際の、認識文字とイメージデータの
対応的表示方式がある。
【0002】
【従来の技術】表示装置に表示される情報(例えば、文
字、記号、図形)の対応的表示方法としては、ある表示
情報列と他の表示情報列を位置的に対応させる方法や、
表示情報列中の特定の表示情報をブリンクさせたり、反
転させたり、高輝度表示するなどの方法や、特定の記号
(例えば、数字)と対応させて表示させるなどの方法が
あるが、近年では、ウインドウ上に文字認識により得た
認識結果とイメージデータを表示し、認識結果に誤りが
ある場合に認識結果を修正する際の認識文字とイメージ
データを対応的に表示する表示方式がある。
【0003】文字認識装置、特に光学的文字認識装置
(OCR)は原稿に記入された文字を読取って電気的に
変換したイメージデータを得て、1文字ずつ切出して認
識処理を行い、コード化した認識文字(認識結果)を得
るが、誤読文字のない完全な認識結果を得ることは、曖
昧な記入文字,濃淡の差,誤記入,原稿の汚れ、,等の
原稿側の原因、読取り時の原稿セットの誤り等、操作時
の原因、読取り装置側の精度に起因する原因、等により
現状では困難であり、使用者による修正作業を要してい
る。
【0004】以下、従来の文字認識装置において認識結
果を修正する際、ウインドウ技術をもちいて認識結果と
原稿イメージとの対応的表示方法の例について述べる。 第1の例としては、認識結果表示ウインドウとは別
の(画面上の)固定の場所、或いは特開昭61−131
082号に開示されているような着目している文字の近
傍にウインドウを開いて、使用者が現在着目している文
字の切出しイメージを表示することでイメージデータと
認識結果との対比を行なう方式がある。 第2の例としては、特開平5−120472号,特
開平5−298474号に開示されているような、行フ
ィールド毎に認識結果とその行に対応するイメージデー
タの行を認識結果ウインドウとは別の固定の場所、或い
は着目している行の下に並べて交互に表示することでイ
メージデータと認識結果の対比を行う方式がある。 第3の例としては、特開平2−257258号に開
示されているような、認識結果表示ウインドウとは別
に、ウインドウを用意して着目している認識結果に対応
する行イメージを表示し、認識結果に対応する部分にカ
ーソルを位置させ反転表示して、他のイメージ部分とは
区別して認識結果と関係付けるようにし、さらに、認識
結果のカーソル移動に連動させてイメージ表示ウインド
ウ内のイメージの表示範囲およびイメージカーソルを移
動させることでイメージデータと認識結果のとの対比を
行う方式がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数のウインドウに表
示された情報を対応的表示する場合に従来の方法では使
用者があるウインドウに表示された特定の情報と他のウ
インドウの情報とを対応づける位置的関係を見比べた
り、ブリンク表示されている情報や反転表示されている
情報や高輝度表示されている情報とカーソル点とを見比
べたり、特定の記号(例えば、数字)と対応させて表示
されている情報についてはその対応関係を意識してから
見比べたりする必要があり、使用者の視点移動が著しく
疲労の原因になり、また、使用者による見落しの発生を
防止できないという問題点があった。
【0006】従来の方式により認識結果とイメージデー
タを対応的に表示する文字認識の場合においても、第1
の例の対比表示方式では1文字の切出しが失敗した場合
に完全なイメージデータを確認することができないの
で、その場合は読取った原稿を使用者が目で見て確認す
る必要が生じるという問題点があった。
【0007】また、第2の例の対比表示方式では、上記
第1の例の場合と異なり、1文字の切出しが失敗した場
合でもイメージデータの確認ができるが、認識結果の修
正に際しては使用者が原稿イメージからだけではなく、
前後の認識結果から正しい文字を推測できる場合もある
ので、このように前後の認識結果から正しい文字を推測
する場合に、行フィールド毎に認識結果とその行に対応
するイメージデータの行を交互に表示する第2の例のよ
うな対比表示方式では、認識結果を順次確認しようとす
る使用者にとってその視点移動を増大させるので、眼精
の疲労が著しくなるという問題点があった。
【0008】なお、第3の例の対比表示方式では、その
前後のイメージデータが常に表示されているので1文字
の切出しが失敗した場合でも読取った原稿イメージの文
字の確認ができ、また、認識結果も行毎に途切れること
なく連続して表示され第2の例の場合に比べて使用者の
目の疲労も少なく、認識結果とイメージデータとの対比
が容易であるが、イメージ表示ウインドウ中の該当部分
を探し出すために特別の注意を払う必要がある。
【0009】上記いずれの例においても行の切出しが失
敗した場合には、完全なイメージデータを確認すること
ができないので、使用者は読取った原稿をみて認識結果
の修正を行う必要性が残るという問題点があり、しか
も、この場合に原稿上該当文字を見つけ出すための文字
位置確認には認識結果の表示されている行を見て前後関
係から位置を探り出す以外方法がないという不都合があ
った。
【0010】そして、このような問題点に対し使用者側
からは、従来の対比表示方式より認識結果に対応するイ
メージデータの確認が容易であり、より目の疲労が少な
い、認識結果とイメージデータの対比表示方式が求めら
れていた。
【0011】本発明は、上記従来技術の問題点並びに上
記要請に基づいてなされたものであり、複数のウインド
ウに表示された各情報の視覚的対応付けを行うことによ
り、各情報を対応づけて見る場合に使用者による特別の
注意を払う必要のない、複数のウインドウ間の表示情報
の対応的表示方法の提供を目的とする。
【0012】本発明はまた、上記複数のウインドウ間の
表示情報の対応的表示方法の具体的適用例として、文字
認識により得た認識結果とイメージデータを表示装置に
表示し、認識結果に誤りがある場合に認識結果を修正す
る際の認識文字とイメージデータの対応的表示方式にお
いて、従来の技術より使用者による認識文字とイメージ
データの対比が簡単にでき、目の疲労が少ない、認識結
果とイメージデータの対応的表示方法の提供を目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明の複数のウインドウに表示された情報
の対応的表示方法は、画像表示装置において、複数のウ
インドウを開設し、該複数のウインドウ中の少なくとも
2つのウインドウにそれぞれ情報群を表示し、情報群を
表示した各ウインドウのそれぞれの情報群のなかの部分
情報群に関し、あるウインドウのある部分情報群または
その近傍と、前記ある部分情報群と対応する他のウイン
ドウの部分情報群またはその近傍とを繋ぐ線を描画する
ことを特徴とする。
【0014】第2の発明の複数のウインドウに表示され
た情報の対応的表示方法は、画像表示装置において、複
数のウインドウを設け、該複数のウインドウ中の少なく
とも2つのウインドウにそれぞれ情報群を表示し、情報
群を表示した各ウインドウのそれぞれの情報群のなかの
ある部分情報群をその他の部分群と弁別可能に表示し、
あるウインドウのなかで弁別可能に表示されている部分
情報群またはその近傍と、他のウインドウのなかで弁別
可能に表示されている部分情報群またはその近傍とを繋
ぐ線を描画することを特徴とする。
【0015】第3の発明の複数のウインドウに表示され
た情報の対応的表示方法は、画像表示装置において、複
数のウインドウを設け、該複数のウインドウ中の少なく
とも2つのウインドウにそれぞれ情報群を表示し、情報
群を表示したあるウインドウの情報群のなかのある部分
情報群に対応する他のウインドウの情報群のなかの部分
情報群を表示するためのサブウインドウを設け、前記他
のウインドウの前記部分情報群を前記サブウインドウに
表示し、前記サブウインドウまたはその近傍と前記他の
ウインドウの前記部分情報群またはその近傍とを繋ぐ線
を描画することを特徴とする。
【0016】第4の発明の認識文字とイメージデータの
対応的表示方法は、文字認識装置の画像表示装置におい
て、(1) 少なくとも2つのウインドウを設け、
(2) 第1のウインドウに文字認識処理による認識結
果を表示し、(3) 原稿イメージデータのなかで前記
認識結果のうちの指定された認識結果に対応するイメー
ジデータを含むイメージデータ群を第2のウインドウに
表示し、(4) 前記指定された認識結果またはその近
傍と該認識結果に対応するイメージデータまたはその近
傍とを繋ぐ線を描画する、ことを特徴とする。
【0017】第5の発明の認識文字とイメージデータの
対応的表示方法は、文字認識装置の画像表示装置におい
て、(1) 少なくとも2つのウインドウを設け、
(2) 第1のウインドウに文字認識処理による認識結
果を表示し、(3) 原稿イメージデータのなかで前記
認識結果のうちの指定された認識結果に対応するイメー
ジデータを含むイメージデータ群を第2のウインドウに
表示し、(4) 第2のウインドウに表示されている前
記指定された認識結果に対応するイメージデータを表示
するためのサブウインドウを第2のウインドウ以外の画
面領域に設け、(5) 前記指定された認識結果に対応
するイメージデータを前記サブウインドウに表示し、
(6) 前記指定された認識結果に対応するイメージデ
ータまたはその近傍と前記サブウインドウまたはその近
傍とを繋ぐ線を描画する、ことを特徴とする。
【0018】第6の発明の認識文字とイメージデータの
対応的表示方法は、文字認識装置の画像表示装置におい
て、(1) 少なくとも、2つのウインドウを設け、
(2) 第1のウインドウに文字認識処理による認識結
果を表示し、(3) 原稿イメージデータのなかで前記
認識結果のうちカーソル位置にある認識結果に対応する
イメージデータを含むイメージデータ群を第2のウイン
ドウに表示し、(4) 第2のウインドウに表示されて
いる前記指定された前記カーソル位置にある認識結果に
対応するイメージデータを表示するためのサブウインド
ウを第2のウインドウ以外の画面領域に設け、(5)
前記カーソル位置にある認識結果に対応するイメージデ
ータを前記サブウインドウに表示するか否かを判定し、
(6) 前記イメージデータを前記サブウインドウに表
示する場合には、前記イメージデータまたはその近傍と
前記サブウインドウまたはその近傍とを繋ぐ線を描画す
る、ことを特徴とする。
【0019】
【作用】第1の発明の複数のウインドウに表示された情
報の対応的表示方法は、複数のウインドウ中の少なくと
も2つのウインドウにそれぞれ情報群を表示し、情報群
を表示した各ウインドウのそれぞれの情報群のなかの部
分情報群に関し、あるウインドウのある部分情報群また
はその近傍と、前記ある部分情報群と対応する他のウイ
ンドウの部分情報群またはその近傍とを繋ぐ線を描画す
る。
【0020】第2の発明の複数のウインドウに表示され
た情報の対応的表示方法は、更に、該複数のウインドウ
に表示されたそれぞれの情報群のなかのある部分情報群
をその他の部分群と弁別可能に表示してから、あるウイ
ンドウのなかで弁別可能に表示されている部分情報群ま
たはその近傍と、他のウインドウのなかで弁別可能に表
示されている部分情報群またはその近傍とを繋ぐ線を描
画する。
【0021】第3の発明の複数のウインドウに表示され
た情報の対応的表示方法は、更に、サブウインドウにあ
るウインドウの部分情報群を表示し、サブウインドウま
たはその近傍とそのウインドウの部分情報群またはその
近傍とを繋ぐ線を描画する。
【0022】第4の発明の認識文字とイメージデータの
対応的表示方法は、文字認識装置の画像表示装置におい
て、複数のウインドウ中の第1のウインドウに文字認識
処理による認識結果を表示し、原稿イメージデータのな
かで第1のウインドウに表示された認識結果のうちの指
定された認識結果に対応するイメージデータを含むイメ
ージデータ群を第2のウインドウに表示し、指定された
認識結果またはその近傍と該認識結果に対応するイメー
ジデータまたはその近傍とを繋ぐ線を描画する。
【0023】第5の発明の認識文字とイメージデータの
対応的表示方法は、更に、指定された認識結果に対応す
るイメージデータをサブウインドウに表示し、指定され
た認識結果に対応するイメージデータまたはその近傍と
サブウインドウまたはその近傍とを繋ぐ線を描画する。
【0024】第6の発明の認識文字とイメージデータの
対応的表示方法は、更に、原稿イメージデータのなかで
前記認識結果のうちカーソル位置にある認識結果に対応
するイメージデータを含むイメージデータ群を第2のウ
インドウに表示し、カーソル位置にある認識結果に対応
するイメージデータをサブウインドウに表示するか否か
を判定し、イメージデータをサブウインドウに表示する
場合には、イメージデータまたはその近傍とサブウイン
ドウまたはその近傍とを繋ぐ線を描画する。
【0025】
【実施例】図1は本発明の複数のウインドウに表示され
た情報の対応的表示方法の1実施例としての認識文字と
イメージデータの対応的表示方法を適用し得る文字認識
装置20の構成例を示すブロック図である。
【0026】図1で、1は原稿、2は画像読取装置、3
はキー入力デバイス、4はポインティングデバイス、5
はディスプレイ、6は入力デバイス管理部、7は文字列
抽出部、8は文字認識部、9は修正処理部、10は表示
制御部、11は画像データ格納部、12は認識辞書、1
3は修正結果格納部である。
【0027】以下、文字認識装置20の動作を説明す
る。原稿1上の文字データは画像読取装置2により光学
的に読取られ、電気信号に変換され、デジタルデータ化
されて画像データとして画像データ格納部11に格納さ
れる。文字列抽出部7は画像データ格納部11に格納さ
れている画像データから文字列の左上、右下座標を判別
し、座標データを文字認識部8へ渡す。なお、本実施例
における座標として画像データの左上を原点とした直交
座標系を用いる。また、座標系の距離単位を400dp
iで読み取った場合のdot数で示している。
【0028】文字認識部8では全文字列に対して画像デ
ータ格納部11の画像データと文字列の座標から1文字
単位の切り出し、大きさの正規化等の前処理、特徴抽
出、認識辞書との比較を行い、類似度の高い順に複数個
の候補文字コードおよび一文字単位の切出しの際に求め
た文字の外接矩形の左上、右下(すなわち、その文字の
切出し座標)を認識結果として修正処理部9に渡す。修
正処理部9は認識結果と画像データ格納部11の画像デ
ータを元に表示制御部10を介して修正画面を表示する
と共に、カーソル移動手段,かな漢字変換による文字の
上書き、挿入、候補文字による置き換え手段、文字の削
除手段等表示データの修正・編集に必要な手段を有する
編集手段により、修正画面に表示された認識文字の修正
・編集を行う。
【0029】図2は本発明に基づく初期修正画面表示の
フローチャートであり、図4は本発明に基づき認識結果
とイメージデータを対応表示した初期修正画面であり、
図5〜図8は図4の初期修正画面上の認識結果の編集手
段による対応的表示の説明図である。
【0030】なお、図4〜図8に共通して、21はベー
スウインドウ、22は文字認識による認識結果を枠内に
表示する表示窓としての認識結果表示ウインドウ(第1
のウインドウ)、23は原稿イメージデータを枠内に表
示する表示窓としての原稿イメージウインドウ(第2の
ウインドウ)、24は認識結果表示ウインドウ22に表
示された認識結果のうちの任意に指定された認識結果
(1文字)を表示する1文字イメージウインドウ(サブ
ウインドウ)、25は原稿イメージウインドウ23上で
の文字(イメージデータ)位置またはその近傍と1文字
ウインドウ24またはその近傍を結ぶ補助線、26は認
識結果のうちの任意の1認識結果の位置を示すカーソ
ル、27はマウス等のポインティングデバイス4用の修
正処理終了ボタン、28はカーソル26で示された1認
識結果を1文字イメージウインドウ24に表示するかし
ないかの切換えボタンである。
【0031】以下、図2および図4〜図8に基づいて画
像認識装置20における認識結果(認識文字)とイメー
ジデータの対応的表示を一例として、本発明の対応的表
示方法について説明する。
【0032】図2で、修正処理部9は、先ず、ディスプ
レイ5の画面上にベースウインドウ21を開いてボタン
27,28を設け(S101)、次に、ベースウインド
ウ21上に重畳させて認識結果表示ウインドウ22およ
び原稿イメージウインドウ23を開き(S102,S1
03)、認識結果表示ウインドウ22に認識結果候補文
字の中で最も類似度の高い文字を表示し(S104)、
認識結果の最初の文字(第1行の最左端の文字位置)に
カーソルを表示する。修正処理部9は、次に、カーソル
のある文字(認識結果)の切出し座標を包含するような
原稿イメージ上の座標を算出し(S106)、原稿イメ
ージウインドウ23上に原稿イメージデータを表示する
(S107)。
【0033】図4の例では、原稿イメージウインドウ2
3の上下幅やイメージデータの拡大率によって1行分の
幅しか表示してないが、ウインドウの大きさやイメージ
データの拡大率を変更して数行分の原稿イメージを表示
するようにしてもよい。又、使用者の指示でイメージデ
ータの拡大率を何段階かに変更できるようにしてもよ
い。また、実施例では原稿イメージの表示座標はウイン
ドウ23の中央に1文字イメージの部分が表示されるよ
うに算出している。ただし、この場合、文字が原稿の端
にある場合には原稿の端がウインドウ23の4辺のいず
れかに接するようにして表示する。
【0034】原稿イメージデータの表示が終ると、修正
処理部9は認識結果表示ウインドウ22上でカーソル2
6の近傍に1文字イメージウインドウ24を開き(S1
08)、認識結果の切出し座標に基づいて1文字イメー
ジを表示する(S109)。なお、この場合、カーソル
の1文字右、2行下に1文字イメージウインドウ22の
左上が位置するよう1文字イメージウインドウ24を開
き、カーソル26の位置以降の行に表示されている認識
結果を確認できるようにしている。
【0035】次に、修正処理部9は1文字イメージウイ
ンドウ24の左上を始点とし、切出し座標より原稿イメ
ージウインドウ23上で対比する文字の外接矩形の左
下、左上、右上、右下を順次線で結び、最後に1文字イ
メージウインドウ24の右上と結んで補助線25を描画
し(S110)初期修正画面の表示を終了する。
【0036】初期修正画面の表示が終ると、修正処理部
9は入力デバイス管理部6を介してキー入力部3或いは
ポインティングデバイス4からの指示を待つ。本実施例
では修正処理部9は前述したように編集手段としてカー
ソル移動手段,かな漢字変換による文字の上書き、挿
入、候補文字による置き換え手段、文字の削除手段等表
示データの修正・編集に必要な手段を有しており、この
中で、候補文字による置き換え手段はポインティングデ
バイス4で任意の認識結果をポイントする(指し示す)
とポイントされた認識結果の位置にカーソル26が移動
し、候補文字を表示したウインドウが開き、ポインティ
ングデバイス4によるポイント操作で任意の候補文字へ
の置き換えができるように構成されている。
【0037】図3は、カーソル移動手段を起動した場合
の修正処理部9による処理のフローチャートであり、図
2で説明した初期修正画面の表示が終了した後、使用者
が認識結果表示ウインドウ22に表示されている認識結
果の修正作業を行う場合の編集手段の1つとして選択し
起動することにより実行を開始する。また、図5は図4
の画面でカーソル26を移動した場合の画面を示す図で
ある。
【0038】図5に示すようにカーソル26を移動した
場合、図3でカーソル26の移動先に認識結果があるか
否かを判定し(S201)、認識結果がある場合にはス
テップS203に移行し、認識結果がない場合には認識
結果をスクロールさせて(S202)からカーソル26
を移動する(S203)。次に、1文字イメージウイン
ドウ24を閉じ(S204)、補助線25を消去する
(S205)。
【0039】ステップS206でカーソル26のある認
識結果の切出し座標と原稿イメージウインドウ23に表
示されているイメージデータの開始座標及び終了座標と
を比較して原稿イメージ内にその文字のイメージデータ
が完全に含まれているか否かを判定し、含まれている場
合にはステップS209に移行し、含まれていない場合
にはイメージデータの表示座標を算出しなおして(S2
07)算出された表示座標に基づいてイメージデータを
原稿イメージウインドウ23に再描画してから(S20
8)、1文字イメージウインドウ24を前述の位置に開
き(S209)、カーソル26のある認識結果の切出し
座標を元にその1文字分のイメージデータを表示し(S
210)、原稿イメージウインドウ23内の当該1文字
分のイメージデータと1文字イメージウインドウ24の
間に補助線25を描画する(S211)。
【0040】なお、実施例では原稿イメージウインドウ
23の表示文字数は認識結果表示ウインドウ22に表示
される文字数より少ないが、原稿イメージウインドウ2
3は左右にスクロールするよう構成してあるので、図6
に示すように現在カーソル26が位置する認識結果
「に」に対応する文字イメージが原稿イメージウインド
ウ23上に表示されていない場合でも、例えば、図7に
示すようにカーソル26をつぎの認識結果に移動させる
と上述したステップS207で原稿イメージ座標を算出
して、ステップS208で原稿イメージウインドウ23
上で文字列を左にスクロールし、認識結果に対応する文
字イメージ「お」を1文字イメージウインドウ24に表
示するとともにその間に補助線が描画される。
【0041】また、1文字イメージウインドウ24は使
用者の指示により任意に閉じることができ、本実施例で
はベースウインドウ21上のボタン28をマウスでポイ
ントすることにより1文字イメージウインドウ表示を行
うか行わないかを選択できる。図4〜図8で画面に表示
されているボタン28には1文字イメージ表示が選択さ
れているかいなかの結果が表示される。
【0042】1文字イメージウインドウ24を閉じる際
には補助線25は消去され、認識結果のカーソル26の
左上を始点、右上を終点として対応する1文字分のイメ
ージデータとの間に再び補助線25を消去する(図
8)。ここで、再びボタン28をポイントすると補助線
28は消去され、1文字イメージウインドウが開かれて
再び1文字分のイメージが表示され、補助線25が描画
される(図7)。
【0043】以上、実施例では原稿を認識しながら修正
する場合について述べたが、これに限られず、認識結果
を一旦格納装置に格納し、所望の時期に読み出して表示
装置に表示して読み出した認識結果の修正を行う場合に
も適用できる。また、横書き原稿に限られず、縦書き原
稿の場合についても同様に適用できる。
【0044】また、文字原稿に限られず、図形や図表等
の修正の場合等、複数のウインドウに表示される情報の
対応的表示の場合に本発明の表示方法を適用できる。ま
た、サブウインドウは実施例では1文字イメージを表示
する1文字イメージウインドウとしたが、複数の情報を
表示するように構成してもよく、情報の対比は1文字に
限られず、複数の文字等、情報列または情報群の場合に
ついて適用できる。なお、サブウインドウを設けること
なく対応する文字(或いは、情報)またはそれらの近傍
を線で結ぶように描画してもよく、対応する文字同士を
反転表示させる等して他の文字等と弁別可能にして線で
結ぶようにしてもよい。また、描画する線は直線に限ら
れず、例えば曲線或いは波線でもよく、実線に限られ
ず、例えば破線或いは一点鎖線でもよい。
【0045】更に、実施例では情報を表示するウインド
ウが2つの場合について述べたが、情報を表示するウイ
ンドウは3つ以上でもよく、その場合は第1のウインド
ウの情報と第2のウインドウの情報との間を線で結び、
第2のウインドウの情報と第3のウインドウの情報との
間を線で結び、・・・,第n−1のウインドウの情報と
第nのウインドウの情報との間を線で結ぶようにしても
よく、或いは、第1のウインドウの情報と第nのウイン
ドウの情報、第2のウインドウの情報と第nのウインド
ウの情報と、・・・、というように各ウインドウの情報
を所定のルールで結ぶよう線を描画するようにしてもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のウインドウに表示されたある情報とそれに対応する
情報との間に線を描画して結ぶことにより視覚的対応付
けを行っていつので、各情報を対応づけて見る場合に使
用者による特別の注意を払う必要がなく、使用者の目な
ど疲労を低減できる。
【0047】また、本発明を文字認識により得た認識結
果とイメージデータを表示装置に表示し、認識結果に誤
りがある場合に認識結果を修正する際の認識文字とイメ
ージデータの対応的表示方式に適用した場合には、従来
の技術より使用者による認識文字とイメージデータの対
比が簡単にでき、目の疲労が少なくなると共に読み落と
しや使用者による誤読がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複数のウインドウに表示された情報の
対応的表示方法の1実施例としての認識文字とイメージ
データの対応的表示方法を適用し得る文字認識装置の構
成例を示すブロック図である。
【図2】初期修正画面表示のフローチャートである。
【図3】使用者がカーソル移動手段を起動した場合の修
正処理部による処理フローチャートである。
【図4】初期修正画面の例である。
【図5】編集手段による対応的表示の説明図である。
【図6】編集手段による対応的表示の説明図である。
【図7】編集手段による対応的表示の説明図である。
【図8】編集手段による対応的表示の説明図である。
【符号の説明】
22 認識結果表示ウインドウ(第1のウインドウ) 23 原稿イメージウインドウ(第2のウインドウ) 24 1文字イメージウインドウ(サブウインドウ) 25 補助線(線) 26 カーソル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示装置において、複数のウインド
    ウを開設し、該複数のウインドウ中の少なくとも2つの
    ウインドウにそれぞれ情報群を表示し、情報群を表示し
    た各ウインドウのそれぞれの情報群のなかの部分情報群
    に関し、あるウインドウのある部分情報群またはその近
    傍と、前記ある部分情報群と対応する他のウインドウの
    部分情報群またはその近傍とを繋ぐ線を描画することを
    特徴とする、複数のウインドウに表示された情報の対応
    的表示方法。
  2. 【請求項2】 画像表示装置において、複数のウインド
    ウを設け、該複数のウインドウ中の少なくとも2つのウ
    インドウにそれぞれ情報群を表示し、情報群を表示した
    各ウインドウのそれぞれの情報群のなかのある部分情報
    群をその他の部分群と弁別可能に表示し、あるウインド
    ウのなかで弁別可能に表示されている部分情報群または
    その近傍と、他のウインドウのなかで弁別可能に表示さ
    れている部分情報群またはその近傍とを繋ぐ線を描画す
    ることを特徴とする、複数のウインドウに表示された情
    報の対応的表示方法。
  3. 【請求項3】 画像表示装置において、複数のウインド
    ウを設け、該複数のウインドウ中の少なくとも2つのウ
    インドウにそれぞれ情報群を表示し、情報群を表示した
    あるウインドウの情報群のなかのある部分情報群に対応
    する他のウインドウの情報群のなかの部分情報群を表示
    するためのサブウインドウを設け、前記他のウインドウ
    の前記部分情報群を前記サブウインドウに表示し、前記
    サブウインドウまたはその近傍と前記他のウインドウの
    前記部分情報群またはその近傍とを繋ぐ線を描画するこ
    とを特徴とする、複数のウインドウに表示された情報の
    対応的表示方法。
  4. 【請求項4】 文字認識装置の画像表示装置において、
    (1) 少なくとも2つのウインドウを設け、(2)
    第1のウインドウに文字認識処理による認識結果を表示
    し、(3) 原稿イメージデータのなかで前記認識結果
    のうちの指定された認識結果に対応するイメージデータ
    を含むイメージデータ群を第2のウインドウに表示し、
    (4) 前記指定された認識結果またはその近傍と該認
    識結果に対応するイメージデータまたはその近傍とを繋
    ぐ線を描画する、ことを特徴とする、認識文字とイメー
    ジデータの対応的表示方法。
  5. 【請求項5】 文字認識装置の画像表示装置において、
    (1) 少なくとも2つのウインドウを設け、(2)
    第1のウインドウに文字認識処理による認識結果を表示
    し、(3) 原稿イメージデータのなかで前記認識結果
    のうちの指定された認識結果に対応するイメージデータ
    を含むイメージデータ群を第2のウインドウに表示し、
    (4) 第2のウインドウに表示されている前記指定さ
    れた認識結果に対応するイメージデータを表示するため
    のサブウインドウを第2のウインドウ以外の画面領域に
    設け、(5) 前記指定された認識結果に対応するイメ
    ージデータを前記サブウインドウに表示し、(6) 前
    記指定された認識結果に対応するイメージデータまたは
    その近傍と前記サブウインドウまたはその近傍とを繋ぐ
    線を描画する、ことを特徴とする、認識文字とイメージ
    データの対応的表示方法。
  6. 【請求項6】 文字認識装置の画像表示装置において、
    (1) 少なくとも、2つのウインドウを設け、(2)
    第1のウインドウに文字認識処理による認識結果を表
    示し、(3) 原稿イメージデータのなかで前記認識結
    果のうちカーソル位置にある認識結果に対応するイメー
    ジデータを含むイメージデータ群を第2のウインドウに
    表示し、(4) 第2のウインドウに表示されている前
    記指定された前記カーソル位置にある認識結果に対応す
    るイメージデータを表示するためのサブウインドウを第
    2のウインドウ以外の画面領域に設け、(5) 前記カ
    ーソル位置にある認識結果に対応するイメージデータを
    前記サブウインドウに表示するか否かを判定し、(6)
    前記イメージデータを前記サブウインドウに表示する
    場合には、前記イメージデータまたはその近傍と前記サ
    ブウインドウまたはその近傍とを繋ぐ線を描画する、こ
    とを特徴とする、認識文字とイメージデータの対応的表
    示方法。
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