JP3717908B2 - パン及び洋菓子の缶詰 - Google Patents

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Description

本発明はパン及び洋菓子の缶詰に係り、缶の内部に収容して焼成するパン・ケーキを缶の内部から取り出し、パン・ケーキの周面から剥して焼き具合を確認できる内部型紙でパンを包んでなるパン及び洋菓子の缶詰に関する。
従来、この種のパン・ケーキの缶詰に関する技術として、例えば、特開平10−72021号がある。これは、缶の内壁面を耐火性の薄葉紙で被い、該薄葉紙は缶の高さより長めに形成してあるため、その内側に生地を入れて缶内で醗酵させ、缶の内部に収容した状態で焼き上げ、缶内を滅菌すると共に脱気してから缶の上部に缶蓋を巻き締め密封することによりパン・ケーキの缶詰を形成している(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、パン・ケーキの缶詰に関する技術として、例えば、特開2000−184850号がある。これは、缶の内部に配した耐熱性のカップ紙の内部に生地を入れ、該カップ紙が缶の内径寸法より小さな直径寸法の底板とこの底板の外周を取り囲む周面とでカップ状に形成して缶の内周面との間に隙間を設け、該カップ紙が生地を焼き上げた後も缶の内周面との間に隙間を設けた当初のカップの形状を保持した状態のパン・ケーキの缶詰を形成している(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、前者のパン・ケーキの缶詰は缶の内壁面との間を仕切ってある薄葉紙を缶の高さより長めに形成し、その内部にパン・ケーキの生地を入れた状態で焼成し、該薄葉紙の余長部分が缶蓋と缶底の双方側または一方側に折畳み、開缶時にはパン・ケーキの表面に折り畳まれている薄葉紙の先端を伸ばし、この先端部を指先で摘んで引張り上げて薄葉紙と一緒にパン・ケーキを缶内から取り出すことができる。しかし、缶の中でパン・ケーキが膨張して缶の内壁面を押圧し、底面の薄葉紙と内壁面の薄葉紙とが別々になっているのでパンなどの底面部の角周辺部分が崩れる場合があった。さらに、該薄葉紙の余長部分の上下を折畳む工程を必要とし、手間がかかるという問題点を有していた。
後者のパン・ケーキの缶詰は耐熱用カップ紙を使用し、缶の内径寸法より小さな直径寸法の底板と該底板の外周を取り囲む周面とでカップ状に形成し、缶の内周面とカップ紙との間に隙間を設けて配され、該カップ紙は生地を焼き上げた後も缶の内周面との間に隙間を設けた当初のカップの形状を保持したパン・ケーキの形状を保持している。そして、底板と周面部とからなるカップ紙は、缶の内部からパン・ケーキを取り出す場合に指先で保持する部分を有しないので、パン・ケーキの上部を直接指先で摘んで取り出すか、または、缶を手で持って逆さにしなければならないため取り出しに手間がかかったり、さらには、汚れた手でパン・ケーキに触れてしまう等の問題点を有していた。
特開平10−72021号 特開2000−184850号
缶の高さより長くて有底の円筒状をした薄葉紙の内部にパン・ケーキの生地を包み込んで缶の内部に入れ、缶及び薄葉紙の上部を開いた状態で焼成し、焼成の途中で任意の缶を取り出して焼き具合を確認する場合、パン・ケーキの上面は露出しているので直接見ることができるが、周面は該薄葉紙で包まれているので直接見ることはできな勝った。さらにまた、やや厚手の耐熱紙からなるカップ紙を用いて缶の内径寸法より小さな直径寸法をした底板と該底板の外周を取り囲む周面部とで形成したカップ紙の内部にパン・ケーキの生地を収容して焼成する場合、上面は露出しているため見ることができるが、周面はカップ紙で包まれているので焼き具合を見ることができなかった。
一般にパン・ケーキの焼成は、その生地や焼成温度が一定でもその時々の温度、湿度などの焼成条件が相違し、また、目的に合うパン・ケーキの生地、具材などによってそれぞれの特徴を有するため、その日の天候によっては焼き具合が変ってしまい一様に焼き上げることが困難であった。そのため、焼成の途中で任意の缶を取り出して焼き具合を確認することができれば、焼き加減を調整して良好に焼くことができる。しかるに、前記した薄葉紙やカップ紙は、パン・ケーキの周囲からその一部を剥して焼成面を直接見ることができないため、周面の焼き具合を見るためには該薄葉紙やカップ紙の周面部を切り開く必要があり、そうするとサンプリングした缶詰は商品として不良品になってしまうという問題点を有している。
本発明は、缶の内面とパン・ケーキの生地との間に一枚紙からなる内部型紙を位置し、該型紙の底面部の周面に位置させて互いに切り離して立上げ可能に設けた第1立上片と第2立上片を設け、その内側にパン生地を収容して焼成する途中で釜の中から任意の缶を取り出し、一辺の立上片を周面から剥して焼き具合を確認し、その後、該立上片を元に戻してから缶の内部に戻して焼成を続けるもので、内部型紙を何ら破損させずに焼成することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためのもので、上端が開口した缶1の内部に耐熱性の内部型紙10を収容し、該型紙の内側にパン・ケーキの生地30を入れて発酵、焼成させた後、缶の上端に缶蓋7を巻き締めて密封するパン及び洋菓子の缶詰であって、前記内部型紙10は一枚紙からなり缶の内底面と略同径に形成した円軌跡11の内部に設けた底面部12の周囲に、4ケの第1立上片13,13と高さのやや低い4ケの第2立上片15,15とをそれぞれ交互に配して前記底面部12と該底面部の外側に位置する前記第1立上片13および第2立上片15とを前記円軌跡11上に設けた細巾の連結部13a,15aで折曲可能に連結し、該底面部12の両側に位置する第1立上片13b,13bの端部に折目22,22を介して把手片21,21を一体に形成し、前記内部型紙10を缶の胴部2内に収容して立ち上げられた両立上片13,15を折目22,22から折り曲げて、前記生地を包み込むようにそれぞれ重合させ、焼き上がったパン・ケーキ32の上面に折畳まれた前記把手片21,21上に脱酸素剤52を載置させてなることを特徴とする。また、底部3を有した前記胴部2の上部内壁面に中心方向に突出させて環状の突出部4を設け、該突出部にほぼ接して配した缶蓋7の周囲を巻き締めてある。さらに、前記内部型紙10は、紙の繊維が高密度で折曲可能な厚さであって強度を有したグラシン紙で形成してある。
上記したように、耐熱性を有する内部型紙10は1枚紙からなりその中心に缶の内径と略同径に形成した円軌跡11に沿った外側に一定間隔ごとに外形が略円形をした4ケの第1立上片13、13と、各第1立上片13の間にそれぞれ高さのやや低い4ケの第2立上片15,15を配して該立上片13,15を交互に形成し、各第1立上片13と底面部12とは連結部13aで連結し、また、各第2立上片15と底面部12とは連結部15aで連結し、隣接する両連結部13aと15aの間に切取線16,16を設けてあるので第1、2立上片13、15の連結部13a,15aは折り曲げ易くしてある。この内部型紙の底面部12の両側に位置した対をなす第1立上片13b,13bの端部に折目22,22を介して連続して設けた把手片21,21は、パン・ケーキの上面に折畳んである。
内部型紙10の中央に位置する底面部12を缶1の中央に位置させると、底面部12の外周に設けた円軌跡11は缶の内底面の内径と略同じであって該内部型紙を1枚紙で形成してあるから、底面部12が缶の内底面から少し位置がずれて収容されても前記生地の底面及び周面部を包み込むことができ何ら支障はない。この底面部12の周囲に設けた円軌跡11上には一定間隔ごとに細巾の連結部13a及び15aを交互に設けてあり、さらに両連結部の間には前記円軌跡に沿って切取線16,16を設けてあるため、該底面部12を缶1の内部に挿入させると該底面部の外周に設けてある第1立上片13及び第2立上片15は、前記胴部2の内壁面2に案内されて立ち上げられ、連結部13a,15aから上方に折り曲げられる。
内部型紙10の周縁に位置して立ち上げられた第1立上片13と第2立上片15の両側部分は、互いに重合されるもので該型紙10の内部に収容した生地30が直接缶の胴部2の内壁面に接しないよう該生地の周面を包み込むようにしてある。第1立上片13は第2立上片より高く位置してあるので、一辺の第1立上片13を摘んでパン・ケーキの周面から剥して焼き具合を確認することができる。周面を包んでいる第1立上片13と第2立上片15はそれぞれ分離して構成してあるので、一辺の第1立上片13を周面から剥して焼き具合を確認しても他の立上片は剥れない。パン・ケーキの周面の焼き具合を確認した後、再び該立上片13をパン・ケーキの周面に当接し缶の内部に戻して不足の焼成を行う。
以上の如く、本発明は一枚紙からなる内部型紙10の中心に設けた底面部12の周面に交互に設けた第1立上片13と第2立上片15とでパン・ケーキの生地を包み込むため、周面の焼き具合を確認する場合は釜に入った状態の缶を取り出し、型紙10に包まれたパン・ケーキを缶の中から取り出して一辺の立上片13を剥せば、その周面の焼き具合を確認することができる。焼き具合は、天候の変化やパンに入れる具材の種類に応じて焼成の環境が変わるが、それに対応して良好に焼くことができ、周面から該立上片を剥しても隣接する他の立上片と離して構成してあるため他の立上片を破損させることなく、商品が不良品になることはない。
本発明の実施の形態を図面に基いて説明すると、図1はパン及び洋菓子の缶詰の平面図、図2は図1のA−A線方向縦断面図、図3は缶の要部拡大断面図、図4は内部型紙の平面図、図5は内部型紙の第2立上片を立上げた状態の斜視図、図6は内部型紙の第1及び第2立上片を立上げた状態の斜視図、図7は缶に収容した内部型紙内に生地を収容した状態の断面図、図8は焼成途中に缶から取り出して1枚の第1立上片を周面から剥した状態の斜視図である。1は高さの低い通常の形をした缶で、底部3を固着させた胴部2の上部内壁面に、中心方向に向って突出させた環状の突出部4を設けてある。この缶1は、例えば、高さが略70mm、外径が略90mmの形状をしており、胴部2及ぶ底部3は電気メッキしたブリキ材、缶蓋7はアルミ材で形成したプルトップ缶であって、胴部及び底部の内面は公知の樹脂塗装をして内部型紙やパン・ケーキの剥離性を良好にしてある。そして、胴部2の上部内周面には表面が円弧状をして突出部4を設けてあり、該突出部に接近して位置させたアルミ材からなる缶蓋7の周縁部分を胴部2の上端に巻き締めて封缶してある。
缶蓋7の上面に具えたプルトップ片6の把手6aを上方に引き起こして缶蓋7を切り取ると、図3に示すように、胴部2の上端に固着させた缶蓋の周縁部7aに連なる缶蓋7の周縁部分に残存した切取開口7bの端部は尖っている。そのため、従来のプルトップ缶は缶蓋7を切り取ると、中身のパン・ケーキを取り出す際に該切取開口に触れて負傷することがあった。しかし、本発明の缶蓋7は、胴部2の上部に設けた突出部4の上部に近接して取り付けてあるので、缶蓋7を切り取った後の鋭いエッジを有する切取開口7bは、前記突出部4に接して胴部の内壁面に接して位置するため、缶の内部に手先を挿入すると前記切取開口7bに触れる前に前記突出部4によってガードされ、該切取開口7bのエッジ部分による負傷を防止できる。特に、災害時には短時間に多数の人にパン及び洋菓子の缶詰を配給し、非力な老人や病人や子供に代わって缶蓋を開いてパンを取り出して食べさせる際に、切取開口7bによる負傷を防いで配給・給食作業を短時間に行うことができる。
缶1の内部には、内部型紙10と該型紙の中央に位置する底面部2上に載置させたパン・ケーキの生地30の周面が該内部型紙によって包み込まれるため、胴部2の内壁面に生地30が触れることはない。缶1の内部に収容した状態で生地30を醗酵、焼成し、焼きあがった後に冷却、滅菌処理を行って脱気し、プルトップ片6を具えた缶蓋7を該突出部4に接近させた状態で巻き締めて封缶する。
10は一枚紙からなる内部型紙で、耐熱性を有して特殊DP解加工を施した紙の繊維が高密度で油・水は通しにくく強くて破れにくい性質を有しており、さらに適度に蒸気を通し、両面にシリコン加工を施して剥離性を高め、容易に折り曲げることができる例えばグラシン紙などからなる。該型紙10の中心部に、缶の底部3の内底面と略等しい径をした底面部12を設け、該底面部の周囲に設けた円軌跡11に沿った外側に一定間隔ごとに外形が略円形をした4ケの第1立上片13、13をそれぞれ形成してある。第1立上片13の高さは、胴部2の上部に設けた突出部4の下方、即ち、焼き上がったパン・ケーキの上面と略等しい高さに形成し、各第1立上片13の間には両側がやや凹んだ形で高さのやや低い4ケの第2立上片15,15を前記円軌跡11に沿った外側に一定間隔ごとに形成してあり、両立上片13、15を交互に配してある。
円軌跡11に沿って外側に設けた各第1立上片13と内側に設けた底面部12とを細巾の連結部13aで連結し、また、各第2立上片15と該底面部12とを細巾の連結部15aで連結してある。隣接する両連結部13aと15aの間は、前記円軌跡11上に設けた切取線16,16で連結し、第1、2立上片13、15の底部に夫々細巾の連結部13a、15aを設けて折り曲げ易くし、缶の内部に収容された内部型紙10の両立上片は缶の胴部内壁面に案内されて立上げられるように構成してある。
第1立上片13および第2立上片15の両側下方部分は、第1立上片13の円形輪郭に沿って設けた弧状の切取線18,18によって互いに切り離され、第1立上片13の両側に設けた切通線18の上部と第2立上片15の上方部分の両側に設けた立上線19,19との間に生じる三角空間部20,20を切り取ってある。この三角空間部20は必ずしも設ける必要はなく、第1,2立上片13,15を切取線18で切り離した構造でも良い。
第1立上片13の下部両側に切欠凹部13c、13cを設けて細巾の連結部13aを形成し、また、第2立上片15の下部両側には、前記円軌跡16上に切取線16を夫々設け、中央部に残存して設けた細巾の連結部15aを形成してある。そして、内部型紙の底面部12の両側に位置した対をなす第1立上片13b,13bの外方端部には、夫々略方形をして該立上片13の高さと略同じ長さにするか、またはやや短じかく形成した把手片21,21を一体に設けてある。この把手片21、21は立上げた立上片13b、13bの上部にミシン線や折線などの折目22,22を介して一体に設けてあり、焼き上がったパン・ケーキの上面に互いに向い合わせて折畳むと互いに重合できる長さに形成してある。この把手片21、21はパン・ケーキを缶の外に取り出す際の把手の作用を有し、また、脱酸素剤52を缶の内部に収容する場合、パンの上に直接載せないで重合した把手片21、21上に載置することができる。
第1立上片13及び第2立上片15は、型紙10が缶の内部挿入されると胴部2の内壁面によって案内されて前記連結部13a,15aから折り曲げられ、且つ、円周方向に立上げられて曲面状に整形される。この場合、立上片13及び該立上片15と連結部13a、15aと底面部12とは一体に形成してあり、該連結部13a、15aに無理な力が加わらないので該連結部13a,15aから切断することはない。
図4において、略円形をした第1立上片13に、任意の図形、写真、文字、記号、紋章などを白黒又は目立つカラー色で印刷することにより、有名な観光地や公園や大型遊園地でのみ販売するお土産としての特徴を出す場合には、略円形をした第1立上片13の表面に、独特のデザインをした絵、記号、図形、文字を描くことによって商品に特徴をもたせる場合に,この第1立上片13を利用することができる。その上、この商品は長期の保存性を有するため、災害が生じた場合の非常食としての利点がる。即ち、このパン・ケーキの缶詰は、食する場合にお湯などを沸かす必要がなく、単に缶蓋を開けるだけで直ちに食することができるものである。
本実施形態の作用について説明すると、内部型紙10の中央に位置する底面部12を缶1の中央に位置させ、底面部12の外周に設けた円軌跡11は缶の内底面の内径と略同じであるから、内部型紙10は缶1の内部に容易に収容できる。内部型紙10は1枚紙で形成していて強度を有しており、該型紙の底面部12が缶の内底面から少し位置がずれてモ殆ど支障はなく、前記生地30の底面及び周面を包み込める構成を有している。
底部3の周囲に設けた円軌跡11上に一定間隔ごとに細巾の連結部13a及び15aを交互に設け、さらに両連結部の間には前記円軌跡11に沿って切取線16,16を設けてあるため、該底面部12を缶1の内部に収容すると、底面部の外周に設けた第1立上片13及び第2立上片15を連結する連結部13a,15は折り曲げられて缶の内底面の角部分に接する。この底面部12は缶の内底面上に位置し、また、両立上片13,15は立ち上げられて缶の内壁面に案内されて各両側部分は互いに重合する。この場合、内部型紙10の丈がやや高い第1立上片13は外側、また、高さのやや低い第2立上片15は内側に位置させるのが好ましいが必ずしもそれに限ることはない。この第1立上片13は第2立上片15より高く位置するので摘み易く、且つ、該立上片13とパン・ケーキ32の上面と略同じ高さであるから該立上片13の上部を摘んで剥しやすい利点がある。
内部型紙10の周縁部分に位置して立ち上げられた第1立上片13と第2立上片15の関係について説明すると、缶の内部に収容された内部型紙は図6(パン生地は省略)に示すように、第1立上片13と第2立上片15の両側部分は互いに重合した状態となり、該型紙10の内部に収容した生地30を包み込むため直接缶の胴部2の内壁面に接しない。図5は参考のため第2立上片15を立ち上げた状態を示している。
第2立上片13の両側下部は、前記切取り線18,18によって底面部12から切り離されており、第2立上片の両側下部にはそれぞれ突出片15b,15bを設けてあるため、型紙10を缶内に収容すると、前記胴部2の内壁面により案内されて立ち上げられた第2立上片の下部両側に設けた突出片15b,15bは、第1立上片13の両側下部に設けた切欠空間部13c、13cを介して該第1立上片13の内側に進入し易くなる。
図4に示すように、内部型紙10の第1立上片13は第2立上片15より丈を高く形成してあり、焼き上がったパン・ケーキの上面は、図2に示すように、第1立上片13と略等しいかやや低く形成してある。即ち、第1立上片13,13の上部は缶蓋7の下面にほぼ接する高さか、該パン・ケーキ32の上面と略等しい高さに形成するのが好ましい。該立上片13の上部に余った余長部分はパン・ケーキを包み込むように折り曲げても、また、立上げたままでもよい。また両側に対をなして位置する第1立上片13b、13bに連続して設けた把手片21,21を水平に折り曲げてパン・ケーキ32の上面に位置させてある。このため、缶を開いて内部のパン・ケーキを取り出す際には、パン・ケーキの上面の重合し、把手片21、21を手で持って引きあげれば該パン・ケーキを缶の外に容易に取り出すことができる。また、脱酸素剤52を把手片21の重合部上に載置させることによりパン・ケーキの上面に直接置かないですむ利点がある。
パン・ケーキを焼成する場合、その日の天候が不順な日において、焼き具合を確認するには、図7に示すように、缶の内部に折目22,22から折り曲げた前記把手片21,21を手で保持して、生地30から焼き上げたパン・ケーキ32を缶の外部に取り出す。ついで、図8に示すように、周面を包んでいる一辺の第1立上片13を下方に引張って周面から剥して焼き具合を直接見て確認できる。図6、8に示すように、周面を囲んで包んでいる第1立上片13と第2立上片15は互いに両側部分が重合し、それぞれ別体に構成してあるので、任意の第1立上片13を下方に引張って周面から剥しても、隣接する他の立上片15,15を破損させることはなく焼き具合を直接観察することができる。
焼き具合を確認した後は、再び該立上片13をその周面に接着させて缶の内部に戻し、不足する焼成を行う。パン・ケーキ32が焼き上がったら冷却して滅菌し、両把手片21、21をパン・ケーキの上面に重ねるように折り曲げ、脱酸素剤52を該重合部上において缶の上部に缶蓋7を巻き締めて密封する。立上片13を周面から剥して焼き具合を確認しても、該立上片13は隣接する第2立上片15とは切込線18,18を介して互いに離して形成してあるので、該内部型紙10を破いたり切り離す必要がないので不良品となることはない。
本発明に係るパン・ケーキの缶詰の製造方法を図13に基いて説明すると、生地製造工程40は、缶1に収容する原材料を撹拌混合してペースト状の生地を製造し、之を一定量ずつ分割してそれぞれ缶1に入れやすくするため略円形状に形成して発酵、ガス抜きを行う。ついで、生地抱込工程41は、前工程でそれぞれ一定量に分割した生地30を、内部型紙10の中央に位置する底面部12上に載せ、生地と内部型紙10を一緒に缶の胴部2内に収容する(図7)。この場合、前もって内部型紙10のみを缶の内部に収容し、ついで、缶の内部に位置する内部型紙10内に収容してもよいが、生地30と内部型紙10を同時に缶の内部に収容した方が一操作ですみ、作業能率が向上する。
底面部12上に生地30を載せた内部型紙10を缶の開口に合わせて挿入すると、該底面部の外周面に切取線18、18を介して設けた第1立上片13および第2立上片15は、底面部12に連続した細巾の連結部13a,15aが前記円軌跡11に沿って折り曲げられ、胴部2の内壁面に案内されて立ち上げられる。この第1立上片13と第2立上片15は、互いに切取線18、18で切り離されているため、両立上片13、15はそれぞれスムーズに立ち上げられ、また、各立上片の両側部分は夫々重合して周面部分の余分な長さを重合させることにより吸収して該周面部をきれいに整えることができる。
底面部12上に、缶の内部に生地30を斤量して収容し、図7に示すように、第1立上片13b,13bの上部に折目22,22を介して連続する把手片21、21を缶の開口上面部に略水平に位置するように折り曲げて缶の内部に収容し、缶の上部に天板47を蓋して焼き上げると、パンの上面に接する把手片21,21は缶の内部に収容してあるので、該把手片が燃えることはない。缶の上部を天板47で蓋することにより、このパンの上部で,且つ、缶の内部に存する空間部50は生地の上方への膨張を抑制することができる。尚,天板45の周縁部分は斜め上方に折り曲げて係止部46を形成してあるので、天板45の上に任意間隔に置いた複数の缶は、天板45を少し位斜めにしても係止部の斜め部分によって天板45から落下するのを防いで作業性を向上させることができる。
缶1に収容した内部型紙10内に生地30を収容し、天板47及び天板45によって缶の内部に収容したパン・ケーキの生地30を上下から加熱すると、内部型紙10は該生地によって半径方向に膨張して缶の内壁面に接して熱の吸収を高め、缶の上下に位置させた天板45、47により缶内の生地30を均一にこんがりと焼き上げることができ、従来のようにパンの底部が良く焼けてしまうということはない。
第1立上片13は略円形をして両側部分を幅広に形成し、該立上片の連結部13aの両側には夫々両側から食い込ませて該連結部13aを細巾に設けてあるので、胴部2の内壁面に案内されて鋭角的に折り曲げられ、連結部13aは折り曲げられて内底面の角部分に接する。また、各第1立上片の両側に位置する第2立上片15は前記弟1立上片13よりやや低く形成し、且つ、底部には前記円軌跡11上に位置して細巾の第2連結部15aを設けてある。この第2連結部15aと第1連結部13aとを連結した円弧状の切込線16、16は前記円軌跡11に設けてあるので、第1立上片13と同様に第2立上片15も缶の胴部の内壁面に案内されて立ち上げられ、前記円軌跡11に設けた第2連結部15aは折り曲げられる。この場合、第2立上片15の下部両側には、前記第1立上片の両側下部に切欠凹部13c、13cを設けて突出部片15b、15bを形成してあるので、該突出部片が切欠凹部13c、13cを介して第1立上片13の内側に進入し、第1、2立上片13a、15aは胴部2の内壁面に案内されて立ち上げられる。
焼成確認工程42は、図11に示すように方形をした天板45上に適宜間隔毎に複数の缶1を載置させ、この缶の上部に天板47を載置させて釜の中に入れて上下から均一の温度で加熱して焼成する。両天板45,47の間に位置させた缶は図7に示した状態である。即ち、缶1の内部に内部型紙10と生地30を収容し、第1及び第2立上片13,15は胴部2の内壁面により案内されて立上げられ,両側に位置する対をなす第1立上片13b,13bの端部に折目22、22を介して連結した把手片21,21は缶の内側に折返し、缶の内部に収容した生地30を所定時間醗酵させた後、各缶の内部に収容した生地30の上方の空間部50は、該缶の上部を天板47で蓋する。この折目22は焼成されるパンの上面と略等しい高さに位置して設けてある。
缶を天板45上に一定又は任意間隔ごとに載置させた複数の缶の上部に天板47を載せて両天板を加熱して焼成すると、この生地30の上方の空間部50は上部天板47で蓋をして一定以上にパン・ケーキの上面が膨張して上昇するのを防止し、上面が平坦に整えた状態で焼成することができる。また、両立上片の両側部分は重合するため、該生地の周面を包み込んであるので缶の内壁面に該生地が触れないように焼成することができる。缶の上面を天板47で蓋しないまま生地を焼くと、図8に示すように、生地30が缶の開口上部から飛び出して缶蓋7を巻き締めできなくなる。
図10に示すように、缶の上面に天板47を蓋した状態でパン・ケーキ32を焼成すると、缶内部の空間部50の上方に膨張しすぎるのを防ぎ、パン・ケーキの上面を平坦に成形し、且つ、缶の内周面に膨張するようにして焼成される。缶内部に収容されたパン・ケーキ32の上面2位置する空間部50内のパン・ケーキがむやみに上方に膨張して天板47に近づきすぎるのを防止し、一定の距離を残存させることによりパン・ケーキの上面の焼きすぎを防いで全体を均一に焼成することができる。
焼き具合を確認する場合は、天板45,47の間から取り出した缶1から把手片21,21を手で保持して取出し、ついで、いずれか一辺の第1立上片13を剥して周面の焼き具合を直接見て確認する。その後再び該立上片13を周面に当接し、缶の内部に戻して不足する焼きを継続して焼き上げる。この場合、各立上片13はそれぞれ離して形成してあるので、周面から剥した立上片は破損しないのでサンプリングしたパン及び洋菓子の缶詰が不良品にはならない。また、周面の焼き具合を見て、例えば焼き過ぎなどの不具合があることが判明した場合は、その釜内の缶は殆ど不具合である可能性が高いので不良品として処分すれば、不具合の缶が市場が出回るのを確実に防止できる効果を有する。
脱気密封工程43について説明すると、パン・ケーキを焼成した後冷却してから滅菌し、この缶の上部に缶蓋7を載置して脱気すると共に巻き締めて封缶し、その後に缶の外周にラベルを取り付けて商品化するものである。
パン生地の材料としては、強力粉、イースト、イーストフード、水のみであり、該材料の5割程度の生地を捏ね上げ、その生地を室温25−30℃、好ましくは28℃で、湿度は60−80%、好ましくは75%で2〜3時間、好ましくは2時間30分程度放置して一次醗酵させる。この生地(中種)と、前記した残り5割の小麦粉、上記材料を入れて捏ね上げる。捏ね上げた生地は、室温20−28℃、好ましくは23−25℃の範囲であって24℃が最も好ましい温度である。ついで、該生地の状態により20−25分間放置して寝かせ、該生地を落ちつかせて成型しやすくする。その後、成型機(モルダー)にかけて該生地のガス抜きを行い、該生地を前記内部型紙10の中央に位置する底面部12上に位置させて缶1の内部に収容し、室温30−40℃,好ましくは38℃であって、湿度85%で30−60分、好ましくは40分間放置して二次醗酵させてから焼成する。
焼成温度は150−250℃、好ましくは200℃で10−30分間、好ましくは18分間焼き上げてパンを焼成する。この場合、焼き上げに必要な時間の約8割程度で、釜の中からサンプリングして取り出した缶1の中から、把手片21,21をもって内部型紙10とパン・ケーキ32を取り出し、ついで、一辺の第1立上片13を周面から剥してパンの周面部分を直接見て焼き具合を判断する。このように、パン・ケーキの周面の焼き具合を直接見て確認することにより、焼き時間を調整して最適な焼き具合のパン・ケーキを焼き上げることができる。このように焼き上がる前に、任意の缶を取り出して内部のパン・ケーキの焼き具合を確認するが焼きすぎる場合もあるが、その場合には釜の中の缶は全て不良品として処理できるので不良品が市場に出回って消費者に迷惑をかけることがなく、品質を維持できる作用を有している。
ケーキの場合について説明すると、パン工程との違いは、生地に寝かせ時間がないこと、中種がないこと、イーストの醗酵と相違してベーキンパウダーの醗酵なのでほぼ自然発酵に近いものである。焼成においては、生地の大小により違いはあるが、焼成時間は約180℃であり,その焼成時間は約25分が最適である。
本発明にかかるパン・ケーキの缶詰の平面図である。 図1のA−A線方向縦断面図である。 缶の要部拡大断面図である。 内部型紙の平面図である。 内部型紙の第2立上片を立上げた状態の斜視図である。 内部型紙の第1及び第2立上片を立上げた状態の斜視図である。 缶の内部に内部型紙とパン・ケーキの生地を収容して把手片を折畳んだ状態の断面図である。 焼成途中に内部型紙ごと缶の中からパン・ケーキを取出して第1立上片を周面から剥した状態の斜視図である。 従来の製法でパン・ケーキを焼いた場合を示すもので、パン・ケーキが膨張しすぎて缶の外部に飛び出した状態の断面図である。 本発明の方法でパン・ケーキを焼成する状態を示す断面図である。 2つの天板の間に複数の缶を配して焼成する状態を示す平面図である。 図11のB−B線方向断面図である。 パン・ケーキの製法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 缶
2 胴部
3 底部
4 突出部
7 缶蓋
10 内部型紙
11 円軌跡
12 底面部
13 第1立上片
13a 連結部
13b 両側に位置する第1立上片
15 第2立上片
15a 連結部
16 切取線
18 切取線
21 把手片
30 パン・ケーキの生地
32 パン・ケーキ

Claims (3)

  1. 上端が開口した缶(1)の内部に耐熱性の内部型紙(10)を収容し、該型紙の内側にパン・ケーキの生地(30)を入れて発酵、焼成させた後、缶の上端に缶蓋(7)を巻き締めて密封するパン及び洋菓子の缶詰であって、
    前記内部型紙(10)は一枚紙からなり缶の内底面と略同径に形成した円軌跡(11)の内部に設けた底面部(12)の周囲に、4ケの第1立上片(13,13)と高さのやや低い4ケの第2立上片(15,15)とをそれぞれ交互に配して前記底面部(12)と該底面部の外側に位置する前記第1立上片(13)及び第2立上片(15)とを前記円軌跡(11)上に設けた細巾の連結部(13a,15a)で折曲可能に連結し、
    該底面部(12)の両側に位置する第1立上片(13b,13b)の端部に折目(22,22を介して把手片(21,21)を一体に形成し、
    前記内部型紙(10)を缶の胴部(2)内に収容して立ち上げられた両立上片(13,15)を折目(22,22)から折り曲げて、前記生地(30)を包み込むようにそれぞれ重合し、
    焼き上がったパン・ケーキ(32)の上面に折畳まれた前記把手片(21,21)上に脱酸素剤(52)を載置させてなることを特徴とするパン及び洋菓子の缶詰。
  2. 底部(3)を有した前記胴部(2)の上部内壁面に中心方向に突出させて環状の突出部(4)を設け、該突出部にほぼ接して配した缶蓋(7)の周囲を巻き締めてなることを特徴とする請求項1記載のパン及び洋菓子の缶詰。
  3. 前記内部型紙(10)は、紙の繊維が高密度で折曲可能な厚さであって強度を有したグラシン紙であることを特徴とする請求項1記載のパン及び洋菓子の缶詰。
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